説明

携帯電話装置

【課題】 メールを送信できない状況であるにもかかわらず、無駄な送信動作を行うことを回避する。
【解決手段】 メール送信指示があった際に(S3ステップ)圏外であると(S4ステップ)、メール送信を行わず、予約送信指示があると(S9ステップ)、圏内になった時点でメール送信を行う(S14〜S16ステップ)。圏内になってからのメール送信が3回失敗すると(S19ステップ)、所定の電界強度になってからメール送信を行う(S20〜S21ステップ)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、メール機能を有する携帯電話装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年の携帯電話装置にはメールの送受信機能が装備されている。このメール機能に関するさまざまな技術が提案されており、例えば、1つの電子メールを複数の宛先に同報送信する技術が開示されている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2005−190110号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の携帯電話装置や、上記特許文献1記載の技術では、作成したメールを送信する際に、携帯電話装置が基地局からの電波の届く範囲内にいなければ、メールを基地局へ送ることができない。
【0004】
この為、従来では、ユーザが表示部のアンテナマークを見て、圏外でないことを確かめてからメール送信の操作を行っていた。これでは、携帯電話装置が圏内になるまでユーザが表示部をチェックする必要があり、非常に手間がかかっていた。
【0005】
又、ユーザが圏外表示を見落とし、圏外が表示されているにもかかわらずメールの送信操作を行ってもメールが基地局へ届かない為に、メールの送信操作が無駄となってしまう。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願発明は、このような課題を解決する為のものであり、請求項1記載の携帯電話装置は、所定以上の電界強度になると自動的にメールを送信することを特徴とする。
請求項2記載の携帯電話装置は、電界強度の強さをアンテナマークの本数で表示する表示部を有し、前記アンテナマークの本数が所定の数になると自動的にメールを送信することを特徴とする。
請求項3記載の携帯電話装置は、電界強度の強さをアンテナマークの本数で表示する表示部を有し、前記アンテナマークの本数が表示可能な最多の数になると自動的にメールを送信することを特徴とする。
請求項4記載の携帯電話装置は、入力手段と、メール送受信手段と、電界強度検出手段と、前記入力手段からメール送信指示がある際に、前記電界強度検出手段が所定未満の電界強度であると検出するとメール送信をせず、続いて前記電界強度検出手段が所定以上の電界強度であると検出すると自動的に前記メールを送信するように前記メール送受信手段を制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
請求項5記載の携帯電話装置は、入力手段と、メール送受信手段と、電界強度検出手段と、制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記入力手段からメール送信指示がある際に、前記電界強度検出手段が予め定められた第1の電界強度以上を検出しなければメール送信をせず、続いて前記電界強度検出手段が前記第1の電界強度以上を検出すると自動的に前記メールを送信するように前記メール送受信手段を制御し、前記第1の電界強度を検出して前記メールを送信し、送信の失敗回数が予め定められた回数になると、前記第1の電界強度より大きい第2の電界強度を閾値として自動的にメールを送信するように制御することを特徴とする。
請求項6記載の携帯電話装置は、入力手段と、メール送受信手段と、電界強度検出手段と、前記入力手段から、前記メール送受信手段を用いてメールを送信するように指示があった際に、前記電界強度検出手段が所定以上の電界強度を検出していなければ、前記メール送受信手段を用いてメール送信することを禁止するよう制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
請求項7記載の携帯電話装置は、入力手段と、メール送受信手段と、電界強度の強さをアンテナマークの本数で表示する表示部と、前記入力手段から、前記メール送受信手段を用いてメールを送信するように指示があった際に、前記表示部に表示される前記アンテナマークの本数が所定の数になっていなければ、前記メール送受信手段を用いてメール送信することを禁止するよう制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、作成したメールをメモリに記憶しておき、メール送信可能な電波状態になると、自動的にメモリに記憶したメールを送信する為、ユーザが一々メール送信操作を行う必要がない。
請求項1記載の発明によれば、所定以上の電界強度になると自動的にメールを送信するため、ユーザが一々メール送信操作を行う必要がない。
請求項2記載の発明によれば、アンテナマークの本数が所定の数になると自動的にメールを送信するため、ユーザが一々メール送信操作を行う必要がない。
請求項3記載の発明によれば、アンテナマークの本数が表示可能な最多の数になると自動的にメールを送信するため、ユーザが一々メール送信操作を行う必要がない。
【0008】
請求項4記載の発明によれば、メール送信指示があった際に所定未満の電界強度であるとメール送信を行わないため、ユーザが無駄なメール送信操作を行う必要がない。又、電界強度が所定以上となれば自動的にメールを送信するため、ユーザが一々メール送信操作を行う必要がない。
【0009】
請求項5記載の発明によれば、メール送信指示があった際に、第1の電界強度でなければメール送信を行わないため、ユーザが無駄なメール送信を行う必要がない。又、メール送信を行うのに第1の電界強度であれば自動的にメールを送信するため、ユーザが一々メール送信操作を行う必要がない。
【0010】
請求項6記載の発明によれば、電界強度検出手段が所定の電界強度を検出していなければメール送信を行わない為、無駄なメール送信を行うことがない。
【0011】
請求項7記載の発明によれば、アンテナマークが所定の本数となっていなければ、メール送信を行わない為、無駄なメール送信を行うことがない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
次に、本発明の一実施形態に係る携帯電話装置について、図面を参照して説明する。
【0013】
図1は本実施例装置である携帯電話装置のブロック図である。図1に示すように、携帯電話装置10は、アンテナ16と接続された通信部12を備えている。この通信部12は、後述のベースバンド部14からの信号をアンテナ16を介して基地局へ発信し、あるいはアンテナ16を介して基地局からの電波を受信する。
【0014】
また、通信部12は、ベースバンド部14と接続されている。ベースバンド部14は、CDMA処理回路18と、音声コーデック20と、を有している。ここで、CDMA処理回路18は、符号分割多元接続、スクランブル、誤り制御、タイミング検出を行う。また、音声コーデック20は、音声を圧縮(符号化)、伸張(復号化)したり、アナログとデジタルの変換を行ったり、内部の増幅回路(図示省略)により受話音量やマイクロホンの感度を変更する。
【0015】
また、ベースバンド部14には、切替回路22が接続されている。この切替回路22には、増幅回路24を介して第1スピーカ26が接続されている。この第1スピーカ26は、増幅回路24で増幅されたベースバンド部14の電気信号を音声に変換する。この第1スピーカ26は、ユーザの耳にあてて通話に使用される。
【0016】
また、切替回路22には、増幅回路28を介してマイクロホン30が接続されている。このマイクロホン30は、通話に使用され、音声を電気信号に変換する。マイクロホン30により出力された電気信号は、増幅回路28で増幅されてベースバンド部14に出力される。
【0017】
また、切替回路22には、増幅回路32を介して第2スピーカ34が接続されている。この第2スピーカ34は、増幅回路32で増幅されたベースバンド部14の電気信号を音声に変換する。この第2スピーカ34は、受話音を周囲の人にも聞かせるための拡声用のスピーカである。また、第2スピーカ34は、着信報知の鳴動も行う。なお、これらの3つの増幅回路24、28、32は、ゲインを固定しており、第1スピーカ26及び第2スピーカ34の音量やマイクロホン30の感度を変更することはできないようになっている。
【0018】
この切替回路22は、ベースバンド部14との接続を、第1スピーカ26用の増幅回路24とマイクロホン30用の増幅回路28側にするか、あるいは拡声用の第2スピーカ34用の増幅回路32とマイクロホン30用の増幅回路28側にするかを切り替える。
【0019】
また、通信部12、ベースバンド部14、切替回路22には、制御回路(制御部)36がそれぞれ接続されている。この制御回路36の制御により上述した切替回路22による切り替えが行われる。また、制御回路36によりベースバンド部14の音声コーデック20が制御され、音声コーデック20により第1スピーカ26及び第2スピーカ34の音量やマイクロホン30の感度が変更される。制御回路36には、ROM37が接続されており、ROM37に格納されているシステムプログラムに基づき各部を制御する。
【0020】
また、制御回路36には、入力部44が接続されている。この入力部44は、電話番号の入力やメール作成等を行う為のテンキー48と、通話の開始を操作する通話キー50と、通話を切るための切キー52と、機能キー54とを有している。
【0021】
RAM(Randum Access Memory)38は、入力部44からの入力操作により作成されたメールが格納され、例えば、メールタイトル、メール本文、メール送信先のメールアドレス等からなるメールが複数件分格納される。又、RAM38には電話帳データも格納され、相手先の氏名、電話番号、メールアドレス等からなる相手先情報が複数件分格納される。送信メールの相手先のメールアドレスは、この電話帳データから選択することも可能である。又、予約送信フラグとカウンタを有しており、予約送信フラグは、携帯電話装置が圏外から圏内に移動した際に自動的にメールを送信するか否かを設定する為のフラグである。一方、カウンタは、圏内になり自動的にメールを送信したが、失敗した回数をカウントするカウンタである。
【0022】
本実施例装置はこのような構成である。次に、本実施例装置の動作について以下に説明する。
【0023】
先ず、第1実施例について以下に説明する。
【0024】
第1実施例では、メール作成後、メール送信指示がある際に携帯電話装置が圏外にいる場合には、ユーザが送信予約指示をすることにより、携帯電話装置が圏内に入ると自動的に作成したメールを送信するものである。又、圏内に入ってメール送信したにもかかわらずメール送信に失敗した場合には、所定の電界強度になるまで待ち、所定の電界強度になるとメールを送信するものである。
【0025】
図2のS1ステップでは、入力部44からの入力によりメールが作成され、続くS2ステップにおいて、作成されたメールはRAM38に一時的に格納される。尚、作成されたメールは、バッファメモリのようなものに一時的に格納しても良いし、メール送信フォルダのように、送信メールを複数格納するフォルダのようなものに格納しても良い。
【0026】
S3ステップでは、制御回路36は、入力部44からメール送信指示があると判定すると、S4ステップへ処理を進める。尚、この時、ディスプレイ42には、図3(a)に示すようにメール送信するか否かの問い合わせ表示が行われる。
【0027】
S4ステップでは、制御回路36は、ベースバンド部14が計測した電界強度に基づいて、圏外(携帯電話装置が基地局からの電波が届かない位置にいる、或いは送受信できるほどの電界強度がない状態)であると判定すると、S7ステップへ処理を進め、そうでなければS5ステップへ処理を進める。尚、この時、ディスプレイ42には、図3(b)に示すように圏外であることを示す表示が行われる。
【0028】
S5ステップでは、制御回路36は、電話通信部12及びベースバンド部14を制御することにより、前記S1及びS2ステップで作成しRAM38に格納したメール本文を送信させ、S6ステップへ処理を進める。
【0029】
S6ステップでは、制御回路36は、送信に成功したと判定すると、処理を終了し、そうでなければ、S3ステップへ処理を戻す。
【0030】
S7ステップでは、制御回路36は、ディスプレイ42を制御することにより、ディスプレイ42に「圏外」と表示させる。例えば、ディスプレイ42のアンテナマークの表示位置に「圏外」という文字を表示させ、S8ステップへ処理を進める。
【0031】
S8ステップでは、制御回路36は、前記S3ステップにおけるメール送信指示の受付を拒否し、メール送信を行わないように制御し、S9ステップへ処理を進める。
【0032】
S9ステップでは、制御回路36は、入力部44から予約送信指示があると判定すると、S10ステップへ処理を進め、そうでなければ、S11ステップへ処理を進める。尚、この時、ディスプレイ42には、図3(c)に示すように予約送信するか否かの問い合わせ表示が行われる。
【0033】
S10ステップでは、制御回路36は、RAM38に格納されている予約送信フラグをオンし、即ち、圏内になると自動的にメールを送信する状態にし、S11ステップへ処理を進める。
【0034】
S11ステップでは、制御回路36は、RAM38に格納されている予約送信フラグがオンであると判定すると、S15ステップへ処理を進め、そうでなければ、S12ステップへ処理を進める。
【0035】
S12ステップでは、制御回路36は、入力部44からメール送信指示があると判定すると、S13ステップへ処理を進め、そうでなければ、S9ステップへ処理を戻す。
【0036】
S13ステップでは、制御回路36は、電話通信部12及びベースバンド部14を制御することにより、前記S1及びS2ステップで作成しRAM38に格納したメール本文を送信させ、S14ステップへ処理を進める。
【0037】
S14ステップでは、制御回路36は、送信に成功したと判定すると、処理を終了し、そうでなければ、S3ステップへ処理を戻す。
【0038】
S15ステップでは、制御回路36は、ベースバンド部14が計測した電界強度に基づいて、圏内(携帯電話装置が基地局から電波の届く位置にあるか或いは送受信できるほどの電界強度がある状態)であると判定すると、S16ステップへ処理を進め、そうでなければS12ステップへ処理を進める。尚、この時、ディスプレイ42には、図3(d)に示すように圏内になったのでメール送信する旨の表示が行われる。
【0039】
S16ステップでは、制御回路36は、S11ステップと同様に、RAM38に格納されているメールを送信する。
【0040】
S17ステップでは、制御回路36は、メールが正常に送信できたと判定すると処理を終了し、そうでなければ、S18ステップへ処理を進める。
【0041】
S18ステップでは、制御回路36は、RAM38に格納されているカウンタのカウントアップを行い、S19ステップへ処理を進める。
【0042】
S19ステップでは、制御回路36は、RAM38に格納されているカウンタが3回をカウントしたと判定すると、S20ステップへ処理を進め、そうでなければ、S11ステップへ処理を戻す。
【0043】
S20ステップでは、制御回路36は、ベースバンド部14が計測した電界強度に基づいて、予め定められた所定の電界強度(例えば、メールを送受信できるには十分な電界強度であり、ディスプレイ42に表示されるアンテナが例えば4本表示される構成であれば、アンテナが4本全て表示されることに対応する電界強度)であると判定すると、S21ステップへ処理を進める。尚、この時、ディスプレイ42には、図3(e)に示すような表示が行われる。又、この所定の電界強度は、ユーザが設定可能であっても良いし、工場出荷時に既に設定されている値でも良い。又、電界強度は、アンテナが4本全て表示されることに対応する電界強度でなくともよく、アンテナが2本、或いは3本表示されることに対応する電界強度でも良い。
【0044】
又、S20ステップで所定の電界強度でなければ、ユーザのメール送信指示に基づいてメールを送信する構成にしても良い。
【0045】
S21ステップでは、制御回路36は、S13ステップと同様にメール送信制御を行い、S22ステップへ処理を進める。
【0046】
S22ステップでは、制御回路36は、メールが正常に送信されたと判定すると処理を終了し、そうでなければ、S20ステップへ処理を戻す。
【0047】
このように、第1実施例装置では、メール送信指示があった際に圏外であると、メール送信を行わないようにしている。続いて、携帯電話装置が圏内に入ると、自動的にメールを送信する構成としている。この為、無駄なメール送信を行わなくて済む。又、携帯電話装置が圏外から圏内に入った際に、自動的にメールを送信する為、ユーザが一々メール送信操作を行う必要がない。更に、圏内に入ってからメール送信の失敗が所定回数を行われると、所定の電界強度(例えば、アンテナが最大数まで表示されている状態)になると、自動的にメールを送信する為、メールを送信できない状態で無駄なメール送信が行われることを回避することが可能である。
【0048】
次に、第2実施例装置について説明する。第1実施例と第2実施例との違いは、図2のS3〜S8ステップと、図4のS3〜S7ステップの部分にある。他の部分は同じ動作を行うため説明を省略する。
【0049】
図4のS1ステップでメールが作成され、S2ステップで作成されたメールがRAM38に格納されると、S3ステップでは、制御回路36は、ベースバンド部14が計測した電界強度に基づいて、圏外(携帯電話装置が基地局からの電波が届かない位置にいる、或いは送受信できるほどの電界強度がない状態)であると判定すると、S7ステップへ処理を進め、そうでなければS4ステップへ処理を進める。尚、この時、ディスプレイ42には、図3(b)に示すように圏外であることを示す表示が行われる。
【0050】
S4ステップでは、制御回路36は、入力部44からメール送信指示があると判定するとS5ステップへ処理を進める。
【0051】
続くS5ステップでは、制御回路36は、電話通信部12及びベースバンド部14を制御することにより、前記S1及びS2ステップで作成しRAM38に格納したメール本文を送信させ、S6ステップへ処理を進める。
【0052】
S6ステップでは、制御回路36は、送信に成功したと判定すると、処理を終了し、そうでなければ、S3ステップへ処理を戻す。
【0053】
S7ステップでは、制御回路36は、ディスプレイ42を制御することにより、ディスプレイ42に「圏外」と表示させる。例えば、ディスプレイ42のアンテナマークの表示位置に「圏外」という文字を表示させ、S8ステップへ処理を進める。
【0054】
以下続くS8ステップ〜S21ステップは、図2のS9ステップ〜S22ステップに対応する為、説明を省略する。
【0055】
このように、第2実施例装置では、メール作成後電界強度が圏外レベルであった場合には、ユーザの予約送信指示に基づいて、電界強度が圏内レベルになるまで待機し、電界強度が圏内レベルになるとRAM38に格納していたメールを自動的に送信する為、ユーザが何度もメール送信指示操作を行なう必要がない。又、電界強度が圏内レベルであるにもかかわらず、所定の回数メール送信に失敗すれば、アンテナマークが4つ表示されているのに対応する電界強度になった際に、メール送信を行う、即ち、携帯電話装置にとって最適なメール送信環境になった時にメールを送信する為、無駄なメール送信を回避することが可能である。
【0056】
尚、本実施例では、ディスプレイ42に「圏外」表示からアンテナマークの表示に切り替わると、メールを送信する構成としたが、メールを送信可能なレベルの電界強度になった時点や、予め設定した電界強度になった時点や、ディスプレイ42に表示されるアンテナマークが所定の本数となった時点や、アンテナマークがディスプレイ42に表示される最大の数になった時点でメールを送信する構成としても良い。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】本実施例装置のブロック図である。
【図2】本実施例装置の第1実施例の動作を示すフロー図である。
【図3】ディスプレイ42の表示形態を示す図である。
【図4】本実施例装置の第2実施例の動作を示すフロー図である。
【符号の説明】
【0058】
12 電話通信部
14 ベースバンド部
36 制御回路
38 RAM
44 入力部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定以上の電界強度になると自動的にメールを送信することを特徴とする携帯電話装置。
【請求項2】
電界強度の強さをアンテナマークの本数で表示する表示部を有し、前記アンテナマークの本数が所定の数になると自動的にメールを送信することを特徴とする携帯電話装置。
【請求項3】
電界強度の強さをアンテナマークの本数で表示する表示部を有し、前記アンテナマークの本数が表示可能な最多の数になると自動的にメールを送信することを特徴とする携帯電話装置。
【請求項4】
入力手段と、メール送受信手段と、電界強度検出手段と、
前記入力手段からメール送信指示がある際に、前記電界強度検出手段が所定未満の電界強度であると検出するとメール送信をせず、続いて前記電界強度検出手段が所定以上の電界強度であると検出すると自動的に前記メールを送信するように前記メール送受信手段を制御する制御手段と、を有することを特徴とする携帯電話装置。
【請求項5】
入力手段と、メール送受信手段と、電界強度検出手段と、制御手段と、を有し、
前記制御手段は、前記入力手段からメール送信指示がある際に、前記電界強度検出手段が予め定められた第1の電界強度以上を検出しなければメール送信をせず、続いて前記電界強度検出手段が前記第1の電界強度以上を検出すると自動的に前記メールを送信するように前記メール送受信手段を制御し、前記第1の電界強度を検出して前記メールを送信し、送信の失敗回数が予め定められた回数になると、前記第1の電界強度より大きい第2の電界強度を閾値として自動的にメールを送信するように制御することを特徴とする携帯電話装置。
【請求項6】
入力手段と、メール送受信手段と、電界強度検出手段と、
前記入力手段から、前記メール送受信手段を用いてメールを送信するように指示があった際に、前記電界強度検出手段が所定以上の電界強度を検出していなければ、前記メール送受信手段を用いてメール送信することを禁止するよう制御する制御手段と、を有することを特徴とする携帯電話装置。
【請求項7】
入力手段と、メール送受信手段と、電界強度の強さをアンテナマークの本数で表示する表示部と、
前記入力手段から、前記メール送受信手段を用いてメールを送信するように指示があった際に、前記表示部に表示される前記アンテナマークの本数が所定の数になっていなければ、前記メール送受信手段を用いてメール送信することを禁止するよう制御する制御手段と、を有することを特徴とする携帯電話装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−110584(P2007−110584A)
【公開日】平成19年4月26日(2007.4.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−301281(P2005−301281)
【出願日】平成17年10月17日(2005.10.17)
【出願人】(000001889)三洋電機株式会社 (18,308)
【出願人】(000214892)鳥取三洋電機株式会社 (1,582)
【Fターム(参考)】