説明

携帯電話

【課題】より使用のしやすい携帯電話を提供する。
【解決手段】振動源の振動を携帯電話の外壁表面に伝達するとともに耳輪への接触なしに外壁表面を外耳道入口部周辺の耳軟骨の少なくとも一部に接触させたとき、非接触状態に比べ、外耳道内における音圧がボリューム変更なしに少なくとも10dB増加する。接触圧を変化させれば音圧がボリューム変更なしに少なくとも5dB変化する。外耳道入口部の閉鎖により、非接触状態に比べ外耳道内における音圧がボリューム変更なしに少なくとも20dB増加する。静かな部屋において非接触でボリュームを最小にして発生させた純音がマスクされる狭帯域雑音レベルから雑音レベルを上げてもボリューム変更なしに純音を聞くことができる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
外壁表面と、前記外壁表面よりも内側に配置される振動源とを有し、前記振動源の振動を前記外壁表面に伝達するとともに、耳輪への接触なしに前記外壁表面を外耳道入口部周辺の耳軟骨の少なくとも一部に接触させたとき、非接触状態に比べ、外耳道入口部から1cm奥の外耳道内における音圧が少なくとも10dB増加することを特徴とする携帯電話。
【請求項2】
耳輪への接触なしに前記外壁表面を外耳道入口部周辺の耳軟骨の少なくとも一部に接触させたとき、接触圧の変化によって外耳道入口部から1cm奥の外耳道内における音圧が少なくとも5dB変化することを特徴とする請求項1記載の携帯電話。
【請求項3】
前記耳輪への接触なしに前記外壁表面を外耳道入口部周辺の耳軟骨の少なくとも一部に接触させることにより外耳道入口部を閉鎖したとき、非接触状態に比べ、外耳道入口部から1cm奥の外耳道内における音圧が少なくとも20dB増加することを特徴とする請求項1または2記載の携帯電話。
【請求項4】
前記音圧は、1000Hzにおけるものであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の携帯電話。
【請求項5】
前記音圧の増加もしくは変化は、前記振動源の出力を変化させない状態におけるものであることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の携帯電話。
【請求項6】
前記耳輪への接触なしに前記外壁表面を外耳道入口部周辺の耳軟骨の少なくとも一部に接触させる状態は、前記外壁表面を耳珠外側に接触させる状態であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の携帯電話。
【請求項7】
前記耳輪への接触なしに前記外壁表面を外耳道入口部周辺の耳軟骨の少なくとも一部に接触させたとき非接触状態に比べ外耳道入口部から1cm奥の外耳道内における音圧が少なくとも10dB増加する状態は、耳珠外側への前記外壁表面の接触圧が250gのときのものであることを特徴とする請求項6記載の携帯電話。
【請求項8】
前記振動源はその振動が外壁角部の表面に伝達されるよう配置されるとともに、前記耳輪への接触なしに前記外壁表面を外耳道入口部周辺の耳軟骨の少なくとも一部に接触させる状態は、前記外壁角部の表面を耳珠外側に接触させる状態であることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の携帯電話。
【請求項9】
前記外壁角部は、外壁の他の部分と異なる材料で構成されることを特徴とする請求項8記載の携帯電話。
【請求項10】
前記振動源は前記外壁角部における外壁の内側に保持されることを特徴とする請求項8または9記載の携帯電話。
【請求項11】
前記振動源は前記外壁角部の内部に保持されることを特徴とする請求項8または9記載の携帯電話。
【請求項12】
外壁表面と、前記外壁表面よりも内側に配置される振動源とを有し、前記振動源の振動を前記外壁表面に伝達するとともに、耳輪への接触なしに前記外壁表面を外耳道入口部周辺の耳軟骨の少なくとも一部に接触させたとき、接触圧の変化によって外耳道入口部から1cm奥の外耳道内における音圧が少なくとも5dB変化することを特徴とする携帯電話。
【請求項13】
外壁表面と、前記外壁表面よりも内側に配置される振動源とを有し、前記振動源の振動を前記外壁表面に伝達するとともに、耳輪への接触なしに前記外壁表面を外耳道入口部周辺の耳軟骨の少なくとも一部に接触させることにより外耳道入口部を閉鎖したとき、非接触状態に比べ、外耳道入口部から1cm奥の外耳道内における音圧が少なくとも20dB増加することを特徴とする携帯電話。
【請求項14】
前記音圧の増加もしくは変化は、前記振動源の出力を変化させない状態におけるものであることを特徴とする請求項12または13記載の携帯電話。
【請求項15】
外壁表面と、前記外壁表面よりも内側に配置される振動源と、ボリューム調整手段とを有し、前記振動源の振動を前記外壁表面に伝達するとともに、耳輪への接触なしに前記外壁表面を外耳道入口部周辺の耳軟骨の少なくとも一部に接触させることにより音を聞く携帯電話であって、騒音レベル(A特性音圧レベル)が45dB以下の静かな部屋において外耳道入口部に近接して前記外壁表面を非接触で設置し、前記ボリュームを最小にして1000Hzの純音を前記振動源から発生させるとともに外耳道入口部から1m離れた位置のラウドスピーカから前記1000Hzの純音がマスクされて聞こえなくなる限界レベルの1000Hz狭帯域雑音(1/3オクターブバンドノイズ)を発生させ、次いで、1000Hz狭帯域雑音を前記限界レベルから10dB上げたとき耳輪への接触なしに前記外壁表面を外耳道入口部周辺の耳軟骨の少なくとも一部に接触させることによりボリューム調整手段の調整変更なしに前記1000Hzの純音を聞くことができることを特徴とする携帯電話。
【請求項16】
1000Hz狭帯域雑音を前記限界レベルから20dB上げたとき耳輪への接触なしに前記外壁表面を外耳道入口部周辺の耳軟骨の少なくとも一部に接触させて外耳道入口部を閉鎖することによりボリューム調整手段の調整変更なしに前記1000Hzの純音を聞くことができることを特徴とする請求項15記載の携帯電話。
【請求項17】
外壁表面と、前記外壁表面よりも内側に配置される振動源と、ボリューム調整手段とを有し、前記振動源の振動を前記外壁表面に伝達するとともに、耳輪への接触なしに前記外壁表面を外耳道入口部周辺の耳軟骨の少なくとも一部に接触させることにより音を聞く携帯電話であって、騒音レベル(A特性音圧レベル)が45dB以下の静かな部屋において外耳道入口部に近接して前記外壁表面を非接触で設置し、前記ボリュームを最小にして1000Hzの純音を前記振動源から発生させるとともに外耳道入口部から1m離れた位置のラウドスピーカから前記1000Hzの純音がマスクされて聞こえなくなる限界レベルの1000Hz狭帯域雑音(1/3オクターブバンドノイズ)を発生させ、次いで、1000Hz狭帯域雑音を前記限界レベルから20dB上げたとき耳輪への接触なしに前記外壁表面を外耳道入口部周辺の耳軟骨の少なくとも一部に接触させて外耳道入口部を閉鎖することによりボリューム調整手段の調整変更なしに前記1000Hzの純音を聞くことができることを特徴とする携帯電話。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51】
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【図52】
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【図53】
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【図54】
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【図55】
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【図56】
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【図57】
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【図58】
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【図59】
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【図60】
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【図61】
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【図62】
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【図63】
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【図64】
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【図65】
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【図66】
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【図67】
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【図68】
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【図69】
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【図70】
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【図71】
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【図72】
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【図73】
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【図74】
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【図75】
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【図76】
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【図77】
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【図78】
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【図79】
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【図80】
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【公開番号】特開2013−81047(P2013−81047A)
【公開日】平成25年5月2日(2013.5.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−219638(P2011−219638)
【出願日】平成23年10月3日(2011.10.3)
【出願人】(500216628)
【出願人】(000116024)ローム株式会社 (3,539)
【Fターム(参考)】