説明

摂取可能な物質中の不要な化学物質の非視覚的表示

食品または飲料などの摂取可能な物質中の望ましくない物質の存在を検出し、表示するための方法及びシステムを提供する。より具体的には、飲料および/または食品中の不要なまたは望ましくない薬物の存在を非視覚的かつ隠すことができるように検出し、表示するための方法およびシステムに関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2009年10月19日に出願された、「Methods and Systems for Performing a Concealed Test to Determine the Presence of an Unwanted Drug in a Beverage」と題する米国特許仮出願番号第61/253,048の権利を主張するものであり、その開示内容は参照によりここに組み込まれる。
【0002】
本発明は、食品または飲料などの摂取可能な物質中の望ましくない物質の存在を検出および表示する方法およびシステムに関する。より具体的には、本発明は、飲料または食品中の不要なまたは望ましくない薬物を非視覚的かつ隠すことができるように表示及び検出するシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0003】
特定の薬物(「デートレイプ薬」とも称される)が、無防備な被害者への性的暴行を手助けするために使用されている。典型的には、薬物が被害者の飲料または食品中にひそかに混入される。この類の薬物は一般的に、狙われた被害者によって検出され得る薬物入り物質において、色の変化、臭い、またはフレーバーの変化をほとんどまたは全く与えず、その存在をほとんどまたは全く示さないため、このやり方は比較的容易である。摂取すると、この目的に使用される薬物は典型的に、被害者に衰弱、混乱、および/または意識喪失を引き起こし、被害者は通常、薬物を摂取している間に起こったことの記憶を有さない。これらの薬物の中には、アルコール摂取と組み合わせると、さらに顕著な鎮静効果を呈するものもある。
【0004】
被害者が意識不明または失見当識状態の間、薬物を混入させた人によって、性的暴行、盗難、または他の虐待を受けることがある。
【0005】
デートレープ薬として使用されてきた薬剤のいくつかとして、フルニトラゼパム(商標名ROHYPNOL、俗称「ルーフィ(roofie)」)、ガンマヒドロキシ酪酸(またはGHB)、およびケタミンが挙げられる。クロナゼパム(商標名KLONOPIN(米国)およびRIVOTRIL(メキシコ))と、アルプラゾラム(商標名XANAX)と、テマゼパム(商標名RESTORIL)およびミダゾラムを含むその他のベンゾジアゼピン系薬などの、同様に作用する薬物もまたデートレープ薬として使用され得る。
【0006】
このような薬物を検出するために現在可能な試験は、薬物の存在を示す可視指標を作り出すことに集中している。選択される試験法およびシステムは、(a)米国特許第4,992,296号、第5,457,054号、第6,153,147号、第6,703,216号、第6,713,306号、および第7,238,533号、(b)米国特許出願公開第2001/0046710号、第2003/0026731号、第2003/0224474号、第2004/0146429号、第2007/0065338号、第2007/0099300号、第2008/0006600号、第2008/0102482号、第2009/0196675号、(c)PCT特許出願国際公開第2005/059541号、ならびに(d)英国特許第2436362号に記載されており、これらの全ては参照によりここに組み込まれる。
【0007】
上記の種類の試験は、液体にさらされると、液体中に対象の薬物が存在する場合に目に見える色変化を呈する試験装置を含む。例えば米国特許第7,238,533号には塗布されたマニキュア液の色変化が開示されており、米国特許出願公開第2004/0146429号には、カクテルナプキン、コースター、テーブルマット、メニュー、紙マッチ、ドリンクホルダ、チラシ、クーポン、個人の検査キットまたは名刺として使用される多孔質材料に埋め込まれたいわゆる比色指標が開示されており、米国特許出願公開第2007/0099300号には、ストローの色変化が開示されている。しかし、これらの試験は、試験結果を決定するために視覚分析が必要であるため、容易に隠すことができない。したがって、試験の機会は、人前、および不要な薬物を飲料中に混入させる疑いのある人がいる前に限定され得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】米国特許第4,992,296号明細書
【特許文献2】米国特許第5,457,054号明細書
【特許文献3】米国特許第6,153,147号明細書
【特許文献4】米国特許第6,703,216号明細書
【特許文献5】米国特許第6,713,306号明細書
【特許文献6】米国特許第7,238,533号明細書
【特許文献7】米国特許出願公開第2001/0046710号明細書
【特許文献8】米国特許出願公開第2003/0026731号明細書
【特許文献9】米国特許出願公開第2003/0224474号明細書
【特許文献10】米国特許出願公開第2004/0146429号明細書
【特許文献11】米国特許出願公開第2007/0065338号明細書
【特許文献12】米国特許出願公開第2007/0099300号明細書
【特許文献13】米国特許出願公開第2008/0006600号明細書
【特許文献14】米国特許出願公開第2008/0102482号明細書
【特許文献15】米国特許出願公開第2009/0196675号明細書
【特許文献16】国際公開第2005/059541号
【特許文献17】英国特許第2436362号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
したがって、食品または飲料に異物を混入しようとする容疑者に疑われていることを知らせないために、視覚評価を必要とせずに、食品または飲料中の対象薬物の有無を評価できる試験システムが必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
1実施形態では、本発明は、摂取可能な物質を選択するステップと、選択された摂取可能な物質に検出器を使用するステップと、摂取可能な物質中の対象物質の有無を非視覚的に表示するステップと、を含む非視覚的検証方法を含む。
【0011】
別の実施形態では、本発明は、摂取可能な物質を選択するステップと、選択された摂取可能な物質中の対象物質の有無を非視覚的に表示するための検出器を作製するステップと、検出器を作動し、摂取可能な物質中の対象物質の有無を非視覚的に表示するステップと、を含む非視覚的検証方法を含む。
【0012】
さらに別の実施形態では、本発明は、ユーザーに認識され得る非視覚的指標を与えることによって摂取可能な物質中の対象薬物の有無を検証するように構成された非視覚的検知機構を備える非視覚的検証システムを特徴とする。
【0013】
さらに別の実施形態では、本発明は、ユーザーに認識され得る非視覚的指標を与えることによって摂取可能な物質中の対象薬物の有無を検証するように構成された非視覚的検知部材を備える非視覚的検証装置を特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の選択された実施形態による非視覚的検証方法を示すフローチャートである。
【図2】本発明の別の選択された実施形態による非視覚的検証方法を示すフローチャートである。
【図3】本発明のさらに別の選択された実施形態による非視覚的検証システムの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明は、摂取可能な物質中の対象物質の存在を決定する非視覚的試験を実施するためのシステムおよび方法を含む。特に、本発明は、摂取可能な物質中の対象物質の存在を決定する非視覚的試験を実施するシステムおよび方法において、対象物質を非視覚的かつ隠すことができるように表示することができるシステムおよび方法を含む。
【0016】
本方法の第1実施形態を図1にフローチャート10として示す。該方法は、摂取可能な物質を選択するステップ(12)と、選択された摂取可能な物質に検出器を使用するステップ(14)と、摂取可能な物質中の対象物質の有無を非視覚的に表示するステップ(16)と、を含む。
【0017】
本方法の第2実施形態を図2にフローチャート18として示す。図2の方法は、摂取可能な物質を選択するステップ(20)と、選択された摂取可能な物質中の対象物質の有無を非視覚的に表示する検出器を作製するステップ(22)と、検出器を作動し、摂取可能な物質中の対象物質の有無を非視覚的に表示するステップ(24)と、を含む。
【0018】
開示された方法は、図3に概略的に示されるような、非視覚的検証システム26を使用して実施され得る。非視覚的検証システムは、検知部材28と、表示部材32と、を含む。非視覚的検証システムは選択的にプロセッサ30をさらに含む。これについて以下で説明する。
【0019】
非視覚的検証システムは、1つまたは複数の特定の対象物質に対して、摂取前に、摂取可能な物質を試験するために使用され得る。対象物質は典型的に、薬物または毒などの不要なまたは望ましくない物質である。より具体的には、対象物質は、摂取する人を混乱または鎮静させるように意図された薬物とすることができる。選択された実施形態における対象物質として、これらに限定されるものではないが、フルニトラゼパム、ガンマヒドロキシ酪酸、ケタミン、クロナゼパム、アルプラゾラム、テマゼパム、およびミダゾラムが挙げられる。
【0020】
非視覚的検証システムは典型的に、隠すことができるように対象物質に対して摂取可能な物質が試験され得るように構成される。ここで使用されるように、試験は、近くにいる人または仲間に試験が行われていることを警戒させず、また試験の結果を明らかにすることなく、摂取可能な物質が対象物質に対して試験され得るにように、隠して行われる。
【0021】
非視覚的検証システムは、検知部材を含み、そこで、選択された摂取可能な物質がシステムと接触する。検知部材は、対象物質に結合することで直接的または間接的な非視覚的反応がもたらされるように、対象物質に相補的な1つまたは複数の結合サイトを包含する、分子または分子配列程度の単純なものとすることができる。
【0022】
試験される摂取可能な物質は、経口摂取が意図された任意の固体、半固体、または液体とすることができる。摂取可能な物質は、食品または飲料とすることもできる。本発明の1態様では、摂取可能な物質は、化学的または物理的相互作用による対象物質の検出を容易にするために、液体または半液体である。摂取可能な物質は、チューイングガム、歯磨き粉、および口内に入れることができるが飲み込むことを意図されていないその他の物質もまた含み得る。
【0023】
非視覚的検証システムは典型的に、非視覚的表示によって、選択された対象物質の存在を表示することが可能な表示部材を含む。1実施形態では、表示部材は、例えば分子認識によって、検知部材に直接結合され、そこで対象物質の結合が分子修飾を引き起こし、例えばフレーバー、臭い、または感触の変化によって所望の非視覚的表示をもたらす。
【0024】
特定の実施形態では、非視覚的検証システムは、対象物質に関して選択的に反応性を有し(検知部材)、対象物質の存在下で特定可能なフレーバーの化合物を生成する(表示部材)、指標物質に対応し得る。好ましくは、このような物質は、選択性および特異性の両方で所望の対象物質と反応するため、偽陽性を防ぐ。例えば、指標物質と対象物質との間の相互作用は、特定の結合対と類似であり得る。指標物質は、対象物質との結合によって指標物質の分子再配列が引き起こされ、特異的なフレーバー変化を生じさせるように設計され得る。代替として、または加えて、対象物質との結合によって、フレーバーまたは臭いによって検出可能な1つまたは複数の小分子の放出が引き起こされ得る。
【0025】
このような指標物質は、ユーザーの口内に配置するか、または指標物質を含む非視覚的検証システムの部材をユーザーの口内に配置することによって利用され得る。選択された実施形態における指標物質は、苦味、またはその他の特定可能な味をユーザーに与え得る。指標物質は、1つ以上の構成要素を含んでよく、対象物質との反応によってそのような特定可能な味または苦味を生成するのに適した任意の構成、元素、材料、試薬もしくは溶液、またはこれらの組み合わせに相当し得る。1実施形態では、非視覚的検証システムは、複数の指標物質を含み、各々が1つまたは複数の対象物質と選択的に反応してさまざまな個別に特定可能なフレーバーを生成するように構成される。このような複数対象システムは、複数の対象を同時に検知するのに有用である。
【0026】
表示部材が非視覚的表示、つまりフレーバーを生成するように設計されている場合、表示部材は、紙片、可溶性材料片、唾液中で溶ける材料、またはチューイングガムタイプの材料上に存在してよく、ユーザーは摂取可能な物質を経口摂取する前に口内にこれらを入れることができる。ユーザーが液体添加物の液滴を飲料または食品に入れることができるように、物質は、スポイト/ピペットなどのディスペンサを有する小さな容器内に包まれる液体添加物として作製することも可能である。
【0027】
対象物質と接触したときに特定可能な味または苦味を形成するように構成された指標物質は、錠剤、容易に溶解する錠剤、または液体などの適当な形態でユーザーに与えられ得る。指標物質は、ガム、ブレスミント、ミント、TIC TAC(登録商標)の下で販売されているキャンディなどの、一般的な飲料または食品に類似した任意のチュアブルまたは食用品目とすることもでき、またはそれらの中に含浸され得る。したがって、飲料または食品中の不要な薬物の存在をユーザーが試験していることを他人に気付かれないやり方で、物質を使用することができる。代替的に、物質を飲料または食品自体に添加して特定可能な味および/または苦味を生成させることも可能である。
【0028】
いくつかの実施形態では、試験は、検出物質を自身の口内に配置し、問題となる飲料を飲むかまたは食品を食べる人を含み得る。検出物質は、ユーザーに所定の指標味をもたらし得る。例えば、ユーザーは、可溶性材料片を口内に配置し、湿潤および/または溶解させることによって物質を解放することができる。物質は、味蕾を含む、ユーザーの口内の全てまたは一部を被覆し得るため、続いて疑わしい飲料または食品を少量飲む、経口摂取する、または味わうことによって試験を実施することができる。したがって、試験の結果は、他人から完全に隠され、ユーザーのみが認識できる。
【0029】
ここに開示される全ての構成、物質、および方法は、本開示を考慮して過度の実験を行うことなく作製および実行することができる。本開示の構成、物質、および方法は好ましい実施形態の点から説明されているが、ここに開示される構成/物質、および方法のステップまたは一連のステップは、本開示の概念、精神および範囲を逸脱することなく変更され得ることが当業者に明らかである。より具体的には、ここに開示される物質を化学的かつ生理学的に関連する特定の物質と代えることができ、それにより同一または類似の結果が得られることが明らかである。このような当業者に明らかな全ての類似の置換および変更は、本開示の精神、範囲、および概念の範囲内であると認められるべきである。
【0030】
代替の実施形態では、非視覚的検証システムは、検知部材および表示部材を含む装置に相当し得る。この実施形態では、検知部材は、サンプルチャンバまたは容器を含んでよく、そこに、一定量の試験されるべき摂取可能な物質が検知用に挿入され得る。代替として、検査棒、試験片、または毛細管など、検知部材は、摂取可能な物質中に挿入されるように構成され得る。1実施形態では、検知部材は、非視覚的検証システムから除去され、対象の摂取可能な物質の一定量を回収するために使用されるように構成される除去可能なサンプルコレクタを含み得る。サンプルコレクタはその後、分析のために、非視覚的検証システムに再装着または再挿入され得る。代替として、非視覚的検証システムは、水または他の溶媒、1つまたは複数の試薬を添加し、対象物質の検出を促進するために選択的に浸軟または混合する、1つまたは複数のサンプル処理台を含み得る。
【0031】
検知部材は、様々な化学センサ、電気化学センサ、分光センサ、pHセンサ、および類似のものを含み得る。選択された対象物質と特に結合する酵素結合抗体を使用し、次いで酵素反応によって検出可能な反応を生じさせる(例えば酵素免疫測定法(ELISA)を使用して)ことによって、高度に選択的な検出が達成され得る。検知部材は、1種のみの化学センサを含んでよく、または1つを超える対象物質の検出を可能にするために複数の化学センサを含んでもよい。
【0032】
代替として、検知部材は、対象物質に対して摂取可能な物質を分析するために、1つまたは複数のマイクロ流体システムを利用することができる。マイクロ流体システムは、約100nmから数百μm程度の直径を有するマイクロ流体チャネルを使用することによって、極度に少量の分析物の操作を可能にする。マイクロ流体法は、広範囲の分析法を含むため、「ラボオンチップ(labs−on−a−chip)」と呼ばれる。
【0033】
非視覚的検証システムが個別のセンサおよび表示部材を含む場合、非視覚的検証システムは、図3に示すように、プロセッサ30をさらに含み得る。プロセッサは、1つまたは複数のチップ、トランジスタ、および検知部材からのデータを受信するように構成された処理ユニットに対応することができ、検知データを評価し、適当な非視覚的表示をもたらす指標部材を作動させる。
【0034】
表示部材がプロセッサからの指示に反応する物理的指標を含む場合、表示部材は、臭い、感触、および音を含む、様々な非視覚的表示を生成し得る。例えば、表示部材は、特定の対象物質を検出すると、適当な香りを放出するように構成され得る。代替として、表示部材は、非視覚的検証システムに取り付けられているかまたはリモートで使用するように構成された、触覚指標部分を含み得る。触覚指標は、例えば振動、ユーザーの皮膚へのわずかな電気ショックの投与、または局所的加熱によってユーザーに警告するように構成され得る。リモートで使用する場合、触覚指標は、例えば衣服の下など、ユーザーの皮膚に着脱可能に取り付けることができ、非視覚的検証システムによって作動させることができるパッチまたは接着ボタンの形態をとり得る。非視覚的検証システムと触覚指標との間のリモート通信は、いくつかの方法の中で特に、無線伝送を使用して実現され得る。例えば化学反応に応答して音を発することによって、摂取可能な物質中の対象物質の存在を示唆する音指標を使用することも可能である。
【0035】
本発明は、前述の動作原理、および好ましい実施形態を参照して示され、説明されたが、発明の精神および範囲を逸脱することなく、形態および詳細について様々な変更がなされ得ることは当業者に明らかである。本発明は、添付の特許請求の範囲に含まれる、代替、修正、および変更などの全てを包含することが意図される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
摂取可能な物質を選択するステップと、
前記選択された摂取可能な物質に検出器を使用するステップと、
前記摂取可能な物質中の対象物質の有無を非視覚的に表示するステップと、を含む非視覚的検証方法。
【請求項2】
前記表示ステップが、前記摂取可能な物質中の対象物質の有無を非視覚的かつ隠すことができるように表示するステップである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記使用ステップが、味検出器の使用を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記使用ステップが、味検出器の使用を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記使用ステップが、触覚検出器の使用を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記使用ステップが、触覚検出器の使用を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項7】
前記使用ステップが、臭い検出器の使用を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記使用ステップが、音検出器の使用を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
摂取可能な物質を選択するステップと、
前記選択された摂取可能な物質中の対象物質の有無を非視覚的に表示するための検出器を作製するステップと、
前記検出器を作動し、前記摂取可能な物質中の対象物質の有無を非視覚的に表示するステップと、を含む非視覚的検証方法。
【請求項10】
前記作製ステップが、前記選択された摂取可能な物質中の対象物質の有無を非視覚的かつ隠すことができるように表示するための検出器を作製するステップを含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記作動および表示ステップが、前記検出器を作動し、前記摂取可能な物質中の対象物質の有無を非視覚的かつ隠すことができるように表示することを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記作製ステップが、味検出器の作製を含む、請求項9に記載の方法。
【請求項13】
前記作製ステップが、味検出器の作製を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記作製ステップが、触覚検出器の作製を含む、請求項9に記載の方法。
【請求項15】
前記作製ステップが、触覚検出器の作製を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項16】
前記作製ステップが、臭い検出器の作製を含む、請求項9に記載の方法。
【請求項17】
前記作製ステップが、音検出器の作製を含む、請求項9に記載の方法。
【請求項18】
ユーザーに認識され得る非視覚的指標を与えることによって摂取可能な物質中の対象薬物の有無を検証するように構成された非視覚的検知機構を備える非視覚的検証システム。
【請求項19】
他人による前記指標の観察をユーザーが制限することができるように、前記検知機構が隠すことができるようにも構成されている、請求項18に記載のシステム。
【請求項20】
前記検知機構がユーザーに味指標を与えるように構成されている、請求項18に記載のシステム。
【請求項21】
前記検知機構がユーザーに味指標を与えるように構成されている、請求項19に記載のシステム。
【請求項22】
前記検知機構がユーザーに触覚指標を与えるように構成されている、請求項18に記載のシステム。
【請求項23】
前記検知機構がユーザーに触覚指標を与えるように構成されている、請求項19に記載のシステム。
【請求項24】
前記検知機構がユーザーに臭い指標を与えるように構成されている、請求項18に記載のシステム。
【請求項25】
前記検知機構がユーザーに音指標を与えるように構成されている、請求項19に記載のシステム。
【請求項26】
ユーザーに認識され得る非視覚的指標を与えることによって摂取可能な物質中の対象薬物の有無を検証するように構成された非視覚的検知部材を備える非視覚的検証装置。
【請求項27】
他人による前記指標の観察をユーザーが制限することができるように、前記検知部材が隠すことができるようにも構成されている、請求項26に記載の装置。
【請求項28】
前記検知部材がユーザーに味指標を与えるように構成されている、請求項26に記載の装置。
【請求項29】
前記検知部材がユーザーに味指標を与えるように構成されている、請求項27に記載の装置。
【請求項30】
前記検知部材がユーザーに触覚指標を与えるように構成されている、請求項26に記載の装置。
【請求項31】
前記検知部材がユーザーに触覚指標を与えるように構成されている、請求項27に記載の装置。
【請求項32】
前記検知部材がユーザーに臭い指標を与えるように構成されている、請求項26に記載の装置。
【請求項33】
前記検知部材がユーザーに音指標を与えるように構成されている、請求項27に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2013−508726(P2013−508726A)
【公表日】平成25年3月7日(2013.3.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−535317(P2012−535317)
【出願日】平成22年10月19日(2010.10.19)
【国際出願番号】PCT/US2010/053274
【国際公開番号】WO2011/050004
【国際公開日】平成23年4月28日(2011.4.28)
【出願人】(512102184)