説明

摩擦材の強度評価試験装置

【課題】摩擦材に対して圧縮荷重とせん断荷重とを同時に付与して評価試験を行うことが可能とされ、当該摩擦材の使用条件と評価試験時の条件とを合致させてその評価を精度よく行わせることができる摩擦材の強度評価試験装置を提供する。
【解決手段】摩擦材Wを所定角度で載置する載置面2が形成された第1保持手段1と、載置面2と略同一角度とされて当該載置面2と対峙した挟持面7が形成され、当該挟持面7と載置面2との間に摩擦材Wを挟持させて当該摩擦材Wを保持可能な第2保持手段6と、第1保持手段1と第2保持手段6とで摩擦材Wを保持した状態で当該第1保持手段1及び第2保持手段6とが互いに離間する方向へ荷重を付与し、当該摩擦材Wに対して圧縮荷重と同時にせん断荷重を付与可能な駆動手段4、9とを備えたものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の動力伝達手段に用いられる摩擦材の評価試験を行うための摩擦材の強度評価試験装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
車両等の輸送機器における動力伝達手段に使用される摩擦材(摩擦紙)は、繰り返し圧縮及びせん断負荷を受けることによって破損してしまうことは一般に知られている。然るに、摩擦材は車両の動力伝達手段に配設されて使用される際、圧縮荷重とせん断荷重との両者を受けることとなるため、従来、当該摩擦材の評価試験を行うには、摩擦材に対し専ら圧縮荷重を付与する圧縮荷重付与試験と、専らせん断荷重を付与するせん断荷重付与試験との両方の試験を順次行っていた。尚、かかる先行技術は、文献公知発明に係るものでないため、記載すべき先行技術文献情報はない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記従来の摩擦材の強度評価試験装置は、摩擦材に対して圧縮荷重とせん断荷重とが別々に付与されていたため、その試験結果が実際の車両の動力伝達手段に用いられた場合の評価と著しく相違してしまう虞があった。即ち、実際の動力伝達手段に適用された場合、摩擦材には圧縮荷重と同時にせん断荷重が付与されるのに対し、従来技術においては、これら圧縮荷重による評価試験とせん断荷重による評価試験とを別個に行うこととなり、精度のよい評価を行うことができない場合があった。然るに、クラッチ等、動力伝達手段用の摩擦材においては、通常、種々の繊維を樹脂で結合させた一種の複合材料であることから、その破壊挙動は極めて複雑であり、従来よりその疲労特性についての試験及び研究は不十分なものとなっていた。
【0004】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、摩擦材に対して圧縮荷重とせん断荷重とを同時に付与して評価試験を行うことが可能とされ、当該摩擦材の使用条件と評価試験時の条件とを合致させてその評価を精度よく行わせることができる摩擦材の強度評価試験装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1記載の発明は、車両の動力伝達手段に用いられる摩擦材の評価試験を行うための摩擦材の強度評価試験装置において、摩擦材を所定角度で載置する載置面が形成された第1保持手段と、前記載置面と略同一角度とされて当該載置面と対峙した挟持面が形成され、当該挟持面と前記載置面との間に前記摩擦材を挟持させて当該摩擦材を保持可能な第2保持手段と、前記第1保持手段と第2保持手段とで摩擦材を保持した状態で当該第1保持手段及び第2保持手段とが互いに離間する方向へ荷重を付与し、当該摩擦材に対して圧縮荷重と同時にせん断荷重を付与可能な駆動手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の摩擦材の強度評価試験装置において、前記第1保持手段の載置面及び第2保持手段の挟持面の角度は、任意調整可能とされたことを特徴とする。
【0007】
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の摩擦材の強度評価試験装置において、前記駆動手段は、その駆動形態が、第1保持手段と第2保持手段とで保持された摩擦材が破壊されるまで荷重を付与する圧縮せん断強度試験用制御と、第1保持手段と第2保持手段とを所定の振動数で振動させる圧縮せん断疲労試験用制御とで任意選択可能とされたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
請求項1の発明によれば、摩擦材に対して圧縮荷重と同時にせん断荷重を付与可能な駆動手段を具備したので、摩擦材に対して圧縮荷重とせん断荷重とを同時に付与して評価試験を行うことが可能とされ、当該摩擦材の使用条件と評価試験時の条件とを合致させてその評価を精度よく行わせることができる。
【0009】
請求項2の発明によれば、第1保持手段の載置面及び第2保持手段の挟持面の角度は、任意調整可能とされたので、摩擦材に付与すべき圧縮荷重とせん断荷重との割合を種々変更することができ、適用される動力伝達手段における使用条件や摩擦材の特性に応じた評価試験を行うことができる。
【0010】
請求項3の発明によれば、駆動手段は、その駆動形態が、第1保持手段と第2保持手段とで保持された摩擦材が破壊されるまで荷重を付与する圧縮せん断強度試験用制御と、第1保持手段と第2保持手段とを所定の振動数で振動させる圧縮せん断疲労試験用制御とで任意選択可能とされたので、圧縮せん断強度試験と圧縮せん断疲労試験とを任意選択して所望の評価試験を行わせることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係る摩擦材の強度評価試験装置は、二輪車や自動車等の車両の動力伝達手段(クラッチ装置)に用いられる摩擦材の評価試験を行うためのもので、図1〜3に示すように、第1保持手段1と、第2保持手段6と、第1保持手段1に連結された駆動手段4及び第2保持手段6に連結された駆動手段9とから主に構成されている。
【0012】
評価対象の摩擦材Wは、所謂「乾式」のものから成り、平面視が矩形状とされた厚さ0.5±0.02(mm)のものから成る。かかる摩擦材Wは、例えばアラミド繊維、セルロース繊維、フィラー及び炭素繊維等の材料を抄紙法によりペーパー状のものとし、さらにフェノール樹脂を用いて硬化させたものから成るものとされ、アルミニウム平板から成るタブ5、10にて表面Wa及び裏面Wbが挟持されつつ所定の接着剤にて固定されている。尚、評価対象の摩擦材として、湿式(潤滑オイル存在下)のものを用いてもよい。
【0013】
第1保持手段1は、タブ5、10で挟持された摩擦材Wを所定角度で載置する載置面2が形成されたもので、全体として「く」の字形状とされている。かかる第1保持手段1は、アーム部1aが延設された基端部1ab(図2参照)と、アーム1bが延設された基端部1aa(図3参照)とを組み付けて成るものであり、基端部1aaには基端部1baを挿通させ得る切欠きEが形成されている。
【0014】
アーム部1aには、タブ5、10で挟持された摩擦材Wを載置させる載置面2が形成されるとともに、アーム部1bには、駆動手段4を連結させるための連結ピン3が形成されている。而して、基端部1aaの切欠きEに基端部1baを挿通させた状態とするとともに、孔C及び孔Aに軸L1を挿通させつつ複数の孔D及びそれと対応する複数の孔Bにボルト(不図示)を挿通させナット(不図示)で固定させれば、基端部1aaと基端部1abとが所定角度を有しつつ連結した状態とされる。
【0015】
ここで、複数の孔Dと孔Bとを選択的に対応させて基端部1aaと基端部1abとを固定させることにより、アーム部1aの延設方向が任意調整されることとなり、これにより載置面2上の摩擦材Wが所望の角度(図4、5においては、角度θ1)で載置されることとなる。アーム部1aの延設方向は、上述の如く基端部1aaと基端部1abとの固定角度により調整可能とされ、これにより載置面2の角度が調整可能とされているのである。
【0016】
第2保持手段6は、第1保持手段1の載置面2と略同一角度とされて当該載置面2と対峙した挟持面7が形成され、当該挟持面7と載置面2との間にタブ5、10で挟持された摩擦材Wを挟持させて当該摩擦材Wを保持可能なものである。かかる第2保持手段6は、第1保持手段1と同様、アーム部6aが延設された基端部6abと、アーム6bが延設された基端部6aaとを組み付けて成るものであり、アーム部6aに挟持面7が形成されている。尚、アーム部6bには、連結ピン3と同様の連結ピン8が形成されている。
【0017】
然るに、基端部6aaの切欠きEに基端部6baを挿通させた状態とするとともに、孔C及び孔Aに軸L2を挿通させつつ複数の孔D及びそれと対応する複数の孔Bにボルト(不図示)を挿通させナット(不図示)で固定させれば、基端部6aaと基端部6abとが所定角度を有しつつ連結した状態とされる。アーム部6aの延設方向は、既述の如く基端部6aaと基端部6abとの固定角度により調整可能とされるのである。かかる構成により、第1保持手段1の載置面2及び第2保持手段6の挟持面7の角度は、任意調整可能とされ、例えば図6で示す如く角度θ2(角度θ1より小さい角度)や図7で示す角度θ3(角度θ1より大きい角度)とすることができる。
【0018】
本実施形態においては、第1保持手段1及び第2保持手段6が略同一形状のものとされているため、それぞれの保持手段を具備するものに比べ、製造コストを低減させることができる。また、これら第1保持手段1及び第2保持手段6は、通常は金型用に使用される材料であるSMC435とされ、熱処理(例えば、850℃にて1時間半保持、油冷、580℃にて1時間半保持、水冷の順で行われる熱処理工程)が施されている。
【0019】
駆動手段4、9は、第1保持手段1と第2保持手段6とで摩擦材Wを保持した状態で当該第1保持手段1及び第2保持手段6とが互いに離間する方向(図1においては、駆動手段4は上方、駆動手段9は下方)へ連結ピン3、8を介して荷重を付与し、当該摩擦材Wに対して圧縮荷重と同時にせん断荷重を付与可能なものである。而して、第1保持手段1及び第2保持手段6を同時に離間する方向(図中、上下方向)へ荷重Pで引っ張ることにより、図5に示すように、その間に保持された摩擦材Wに対して荷重Pの分力である圧縮荷重Pσ、及びせん断荷重Pτを同時に生じさせることができるのである。
【0020】
また、駆動手段4、9は、その駆動形態が、第1保持手段1と第2保持手段6とで保持された摩擦材Wが破壊されるまで荷重を付与する圧縮せん断強度試験用制御と、第1保持手段1と第2保持手段6とを所定の振動数で振動させる圧縮せん断疲労試験用制御とで任意選択可能とされている。即ち、駆動手段4、9の駆動形態を不図示の操作手段等で選択することにより、圧縮せん断強度試験(静的一発破壊)と、圧縮せん断疲労試験(繰り返し疲労破壊)との両方を行うことができるのである。
【0021】
圧縮せん断強度試験用制御においては、主に第1保持手段1及び第2保持手段6の変位及び離間速度(クロスヘッドスピード)が制御され、摩擦材Wが破壊(摩擦材Wがタブ5、10から剥離)した時点の荷重(破壊荷重)を検出及び記録し得るものである。例えば、本実施形態においては、室温大気中条件下、0.5(mm/min)の離間速度(クロスヘッドスピード)となるよう制御される。
【0022】
また、圧縮せん断疲労試験用制御においては、第1保持手段1及び第2保持手段6を振動させる際の振動数(繰り返し速度)や応力比(応力比R=Pmin/Pmax)等が制御され、繰り返し疲労破壊特性(繰り返し荷重が付与された際の疲労によって摩擦材Wがタブ5、10から剥離する特性)を評価することができる。例えば、本実施形態においては、室温大気中条件下、振動数(繰り返し速度)が10(Hz)、応力比が0.1の正弦波荷重を付与するよう制御される。
【0023】
上記実施形態によれば、摩擦材Wに対して圧縮荷重と同時にせん断荷重を付与可能な駆動手段4、9を具備したので、摩擦材Wに対して圧縮荷重とせん断荷重とを同時に付与して評価試験を行うことが可能とされ、当該摩擦材Wの使用条件(適用されるクラッチ等の動力伝達手段における使用条件)と評価試験時の条件とを合致させてその評価を精度よく行わせることができる。
【0024】
また、第1保持手段1の載置面2及び第2保持手段6の挟持面7の角度は、任意調整可能とされたので、摩擦材Wに付与すべき圧縮荷重とせん断荷重との割合を種々変更することができ、適用されるクラッチ等の動力伝達手段における使用条件や摩擦材の特性に応じた評価試験を行うことができる。更に、駆動手段は4、9、その駆動形態が、圧縮せん断強度試験用制御と圧縮せん断疲労試験用制御とで任意選択可能とされたので、圧縮せん断強度試験と圧縮せん断疲労試験とを任意選択して所望の評価試験を行わせることができる。
【0025】
次に、本実施形態に係る摩擦材の強度評価試験装置にて摩擦材の評価試験を行った際の実験結果について説明する。
以下の表1に示す如き配合の摩擦材A、C、AF、AFCfを用意し、これらを第1保持手段1と第2保持手段6とで保持させるとともに、各摩擦材が破壊されるまで荷重を付与する圧縮せん断強度試験用制御にて強度評価試験を行った。その結果を図8(σ−τ線図)に示す。尚、同図において、16°、32°、49°は、それぞれθを示している。
【0026】
【表1】

【0027】
上記実験結果によれば、どの摩擦材も角度θが増すほど(即ち、圧縮成分が大きくなるほど)破壊強度が高くなっていることが分かるが、少なくともセルロース繊維を含む摩擦材Cは、せん断応力の比率が高い場合でも破壊強度が高くなっていることが分かる。一方、アラミド繊維を含むA、AF、AFCf材の強度は、せん断応力が支配的な領域においては低いものの、圧縮成分が大きくなるにつれ急激に高くなっていることが分かる。
【0028】
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば第1保持手段1又は第2保持手段6の何れか一方のみ駆動させつつ他方を固定させるものとしてもよい。この場合であっても、1保持手段1と第2保持手段6とで摩擦材Wを保持した状態で当該第1保持手段1及び第2保持手段6とが互いに離間する方向へ荷重を付与し、当該摩擦材Wに対して圧縮荷重と同時にせん断荷重を付与可能とされる。
【0029】
また、第1保持手段1の載置面2及び第2保持手段6の挟持面7の角度は、他の構成及び手段によって任意調整可能とされたものであってもよく、例えば無段階調整のものとしてもよい。更には、当該角度が調整されず第1保持手段1の載置面2及び第2保持手段6の挟持面7の角度が一定とされたものであってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0030】
第1保持手段と第2保持手段とで摩擦材を保持した状態で当該第1保持手段及び第2保持手段とが互いに離間する方向へ荷重を付与し、当該摩擦材に対して圧縮荷重と同時にせん断荷重を付与可能な駆動手段を具備した摩擦材の強度評価試験装置であれば、外観形状が異なるもの或いは他の機能が付加されたものにも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の実施形態に係る摩擦材の強度評価試験装置を示す全体模式図
【図2】同摩擦材の強度評価試験装置における第1保持手段(第2保持手段も同様)の構成部品を示す正面図及び側面図
【図3】同摩擦材の強度評価試験装置における第1保持手段(第2保持手段も同様)の他の構成部品を示す正面図及び側面図
【図4】同摩擦材の強度評価試験装置における第1保持手段と第2保持手段とで挟持されて保持された状態の摩擦材を示す拡大模式図
【図5】同摩擦材の強度評価試験装置における第1保持手段と第2保持手段とで挟持されて保持された状態の摩擦材であって付与される荷重を示す拡大模式図
【図6】同摩擦材の強度評価試験装置において第1保持手段の載置面及び第2保持手段の挟持面の角度がθ2に調整された状態を示す模式図
【図7】同摩擦材の強度評価試験装置において第1保持手段の載置面及び第2保持手段の挟持面の角度がθ3に調整された状態を示す模式図
【図8】同摩擦材の強度評価試験装置における実験結果を示すグラフ
【符号の説明】
【0032】
1…第1保持手段
2…載置面
3…連結ピン
4…駆動手段
5…タブ
6…第2保持手段
7…挟持面
8…連結ピン
9…駆動手段
10…タブ
W…摩擦材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両の動力伝達手段に用いられる摩擦材の評価試験を行うための摩擦材の強度評価試験装置において、
摩擦材を所定角度で載置する載置面が形成された第1保持手段と、
前記載置面と略同一角度とされて当該載置面と対峙した挟持面が形成され、当該挟持面と前記載置面との間に前記摩擦材を挟持させて当該摩擦材を保持可能な第2保持手段と、
前記第1保持手段と第2保持手段とで摩擦材を保持した状態で当該第1保持手段及び第2保持手段とが互いに離間する方向へ荷重を付与し、当該摩擦材に対して圧縮荷重と同時にせん断荷重を付与可能な駆動手段と、
を備えたことを特徴とする摩擦材の強度評価試験装置。
【請求項2】
前記第1保持手段の載置面及び第2保持手段の挟持面の角度は、任意調整可能とされたことを特徴とする請求項1記載の摩擦材の強度評価試験装置。
【請求項3】
前記駆動手段は、その駆動形態が、第1保持手段と第2保持手段とで保持された摩擦材が破壊されるまで荷重を付与する圧縮せん断強度試験用制御と、第1保持手段と第2保持手段とを所定の振動数で振動させる圧縮せん断疲労試験用制御とで任意選択可能とされたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の摩擦材の強度評価試験装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−71774(P2010−71774A)
【公開日】平成22年4月2日(2010.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−238911(P2008−238911)
【出願日】平成20年9月18日(2008.9.18)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第1項適用申請有り 発行社者「社団法人 日本材料学会」、刊行物名「第57期 学術講演会講演論文集」、発行年月日「平成20年5月23日」
【出願人】(304023318)国立大学法人静岡大学 (416)
【出願人】(000128175)株式会社エフ・シー・シー (109)
【Fターム(参考)】