説明

撮像装置、制御方法及びプログラム

【課題】通信手段が利用できない場合や予めメタデータを登録していない場合においても、撮像装置の設定によりメタデータを自動的に付加する
【解決手段】撮像装置は、画像を撮影し、位置情報を取得し、ユーザ操作に応じて設定されたユーザのスケジュール情報を記憶し、スケジュール情報に紐付く予定名と同名のフォルダを生成し、撮影された画像が記憶されたスケジュール情報に一致するか否かを判定を行い、画像が記憶されたスケジュール情報に一致すると判定された場合、スケジュール情報に紐付く予定名を画像の画像データに付加し、スケジュール情報の予定名が付加された画像を、予定名と同名のフォルダに格納する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置で撮影される画像への情報付加方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年の撮像データのデジタル化に伴い、撮像装置では、撮像した撮像データ以外に、撮影設定情報やGPS(Global Positioning System)による位置データ等のメタデータが撮像データに付加され、記録されるようになっている。このメタデータは、撮像データを検索する場合や、撮像データを分類する場合にも利用される。したがって、このメタデータを撮像データに効率よく簡単に付加できるような情報付加装置が所望されている。メタデータとは、データに関するデータの意味で、特に静止画像や動画像においては、被写体に関する情報や撮影に関する情報などを意味する。被写体に関する情報としては、例えば、人名、地名、イベント名、などの情報が挙げられる。
【0003】
デジタル化に伴い、写真撮影は、銀塩フイルムによる撮影から、デジタル化が進み、大容量の記録媒体を用いて大量枚数の画像を撮影し、保存することが可能になっている。この大量枚数の画像を管理・分類するためには、画像データに対して属性情報を付加する方法が一般的となっている。この属性情報は、主に、撮影日時や、機種情報など、普遍的なものが常である。特許文献1および特許文献2では、画像ファイルに対してメタデータを簡単に登録できるシステムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−257471号
【特許文献2】特開2008−270975号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1および特許文献2では、サーバや撮像装置本体に予めメタデータを登録していない場合および撮影時刻に紐づくメタデータがない場合、自動的にメタデータを撮影データに付加できない問題がある。
【0006】
デジタルカメラの普及により、記録媒体の容量の範囲内であれば大量枚数の画像を記憶できるようになったため、銀塩フイルムのカメラで撮影する場合と比べて、定期的に撮影した画像その管理および整理を行わなければならない。その際には、ユーザがいつどこでどんなシチュエーションにおいて画像を撮影したかを瞬時に判断できることが望ましい。
【0007】
特に、旅行先等など、一日多くの予定が詰まっている日に撮影をする場合においては、撮影をした場所の情報だけでは足らず、その日の午前中、昼、夕方、夜など、時間帯に応じて異なる位置若しくは異なる予定が入っていることが予想されるため、より詳細に画像を分類できる方法が望まれていた。
【0008】
そこで、本発明の目的は、通信手段が利用できない場合や予めメタデータを登録していない場合においても、撮像装置の設定によりメタデータを自動的に付加する仕組みを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
即ち、本発明の撮像装置は、画像を撮影する撮像手段と、位置情報を取得する位置情報取得手段を備える撮像装置において、ユーザ操作に応じて設定されたユーザのスケジュール情報を記憶するスケジュール情報記憶手段と、前記スケジュール情報に紐付く予定名と同名のフォルダを生成するフォルダ生成手段と、前記撮像手段で撮影された画像が、前記前記スケジュール記憶手段で記憶されたスケジュール情報に一致するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段で、前記画像が前記スケジュール情報記憶手段で記憶されたスケジュール情報に一致すると判定された場合、前記スケジュール情報に紐付く予定名を前記画像の画像データに付加する付加手段と、前記付加手段で前記スケジュール情報の予定名が付加された画像を、前記フォルダ生成手段で生成されたフォルダのうち、該予定名と同名のフォルダに格納する格納手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の撮像装置において、前記判定手段は、前記画像の撮影時刻が、前記スケジュール情報記憶手段で記憶されたスケジュール情報のうち、予定時間の範囲内であり、かつ、画像撮影時に位置情報取得手段で取得した位置情報が、該スケジュール情報の場所情報から所定の範囲内である場合に、前記スケジュール情報に一致すると判定することを特徴とする。
また、本発明の撮像装置において、前記判定手段で、前記画像が、前記前記スケジュール記憶手段で記憶されたスケジュール情報に一致しないと判定された場合に、前記スケジュール情報の予定時間から、前後所定の時間内であり、該スケジュール情報の場所情報から所定の範囲内であれば、前記スケジュール情報の画像であることを特定する特定手段を更に備えることを特徴する。
また、本発明の撮像装置において、前記判定手段および前記特定手段で、前記スケジュール情報記憶手段で記憶されたスケジュール情報のうち、いずれのスケジュール情報の範囲内にも該当しないと場合に、前記画像を通常設定で定められているフォルダに格納することを特徴とする。
また、本発明の撮像装置において、前記特定手段で、前記スケジュール情報記憶手段で記憶されたスケジュール情報のうち、複数のスケジュール情報の範囲内に該当すると特定された場合に、前記該当するスケジュール情報を表示部に表示して選択を受け付けるスケジュール情報選択受付手段を更に備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、本発明の目的は、通信手段が利用できない場合や予めメタデータを登録していない場合においても、撮像装置の設定によりメタデータを自動的に付加することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明を実現する撮像装置のハードウエア構成を示す図である。
【図2】本発明を実現する撮像装置のスケジュール設定時のフローチャートである。
【図3】本発明を実現する撮像装置の表示・出力部に表示される画面構成例を示す図である。
【図4】本発明を実現する撮像装置の表示・出力部に表示される画面構成例を示す図である。
【図5】本発明を実現する撮像装置の表示・出力部に表示される画面構成例を示す図である。
【図6】本発明を実現する撮像装置の記憶部で記憶するマスタテーブルの構成例である。
【図7】本発明を実現する撮像装置の画像撮影時のフローチャートである。
【図8】本発明を実現する撮像装置の表示・出力部に表示される画面構成例を示す図である。
【図9】本発明を実現する撮像装置で撮影される画像のファイルデータの構成例を示す図である。
【図10】本発明を実現する撮像装置で撮影する画像の格納先の構造例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1は、本発明の第1の実施形態に係る撮影装置の概略構成を示すブロック図である。
図1において、撮影装置は、いわゆるデジタルカメラから成り、撮影用の光学系101、撮像素子(以下、「CCD」と称する)102、アナログ−デジタルコンバータ(以下、「ADC」と称する)103、画像処理部104、コントローラ110、バッファメモリ111、フラッシュROM112、インターフェース回路(以下、「I/F回路」と称する)113、カードホルダ114、記録媒体115、ディスプレイドライバ116、および操作部120を備える。
【0013】
図1は、本実施形態に係る情報付加装置を適用した撮像装置の構成を示す図である。撮像装置は、光学系(レンズ)101と、撮像素子(CCD)102と、カメラ信号処理部103と、画像処理部104と、記録媒体115と、レンズ制御部127と、システムコントローラ110と、操作部120とを含んで構成される。
【0014】
光学系101は、レンズ等であり、対物レンズ、ズームレンズ、およびフォーカスレンズなどで構成される。ズームレンズおよびフォーカスレンズについては、不図示の駆動機構により光軸方向へ駆動される。
【0015】
撮像素子102は、光学系101から入射した撮像光をを結像し、電気信号(アナログ信号)に変換するして出力するCCDイメージセンサで構成される。
【0016】
カメラ信号処理部(ADC)103は、撮像素子102から受けた電気信号にデジタル変換やホワイトバランス調整などの信号処理を行なって、デジタル信号に変換する機能を有する。
【0017】
コントローラ110は、画像処理部104、バッファメモリ111、フラッシュROM112、I/F回路113、ディスプレイドライバ116、USBドライバ118、および操作部120に接続されている
【0018】
画像処理部104は、前処理部105、YC処理部106、電子ズーム処理部107、圧縮部108、および伸長部109を備え、カメラ信号処理部103から出力されるデジタル信号から画像データを生成し、各種画像処理を行う機能を有する。 前処理部105は、入力される画像データに基づく画像のホワイトバランスを調整するホワイトバランス処理や画像のガンマ補正処理を行う機能を有する。ホワイトバランス処理は、画像の色合いを、実物の色合いに近くなるように調整したり、光源(蛍光灯や太陽光など)に合った適正な色に調整したりする処理である。ガンマ補正処理は、画像のコントラストを調整する処理である。なお、前処理部105は、ホワイトバランス処理およびガンマ補正処理以外の画像処理を実行することも可能である。
【0019】
YC処理部106は、入力される画像データに基づく画像を、輝度情報「Y」と、輝度信号と青色の色差情報「Cb」と、輝度信号と赤色の色差情報「Cr」とに分離する機能を有する。電子ズーム処理部107は、画像の一部(例えば中央部)を所定の大きさでトリミングし、トリミングした画像を信号処理で元画像の大きさに拡大する機能を有する。電子ズーム処理部107は、例えば、撮影された1600×1200ドットの画像から中央の1024×768ドットの画像を切り出し、データ補間を行いながら1600×1200ドットのサイズに拡大することができる。
【0020】
圧縮部108は、画像データをJPEG(Joint Photographic Expert Group)方式などの圧縮形式によって圧縮する機能を有する。伸長部109は、圧縮されている画像データを伸長する機能を有する。例えば、画像データをJPEG方式で圧縮する場合、まず、画像データの高周波成分と低周波成分の割合を数値化する離散コサイン変換処理が行われる(DCT処理)。次に、画像の階調やグラデーションを表現する段階を数値(量子化ビット数)で表現する量子化処理が行われる。最後に、ハフマン符号化処理で画像データが圧縮される。具体的には、画像データの信号文字列が一定のビット毎に区切られ、出現頻度が高い文字列に対してより短い符号が与えてられてゆく。なお、圧縮処理を行わないで画像データを記録する方式の場合は、圧縮部108および伸長部109を省略することができる。また、画像データの圧縮形式は、JPEG方式に限らず、GIF(Graphical Interchange Format)形式などであっても、同様に処理を行うことができる。
【0021】
コントローラ110は、画像処理部104、バッファメモリ111、フラッシュROM112、I/F回路113、ディスプレイドライバ116、USBドライバ118、および操作部120に接続されている。
【0022】
バッファメモリ111には、画像処理部104において画像処理が行われる際に、一時的に画像データが保存される。フラッシュROM112には、撮影装置の各種設定情報や、後述するユーザ認証情報が保存される。I/F回路113は、コントローラ110から出力される画像データを、記録媒体115に記録可能なデータ形式に変換する。また、I/F回路113は、記録媒体115から読み出された画像データ等を、コントローラ110で処理可能なデータ形式に変換する。
【0023】
カードホルダ114は、記憶媒体である記録媒体115を撮影装置に着脱可能にする機構を備えると共に、記録媒体115との間でデータ通信が可能な電気接点を備える。また、カードホルダ114は、撮影装置で利用される記憶媒体の種類に応じた構造を有する。記録媒体115は、フラッシュメモリなどの半導体記憶素子を内蔵し、カードホルダ114に着脱可能なカード型の記憶媒体である。記録媒体115には、撮影装置で撮影された画像データを記録することができる。
【0024】
ディスプレイドライバ116は、コントローラ110から出力される画像データを液晶ディスプレイ117で表示可能な信号に変換する。具体的には、ディスプレイドライバ116は、コントローラ110から出力されるデジタルの画像データをアナログ画像信号に変換する処理を行い、次に画像サイズを液晶ディスプレイ117の表示可能エリアのサイズに適したサイズに変換する処理を行う。
【0025】
操作部120は、電源スイッチ121、モードダイヤル122、撮影ボタン123、カーソルキー124、ズームボタン125、および閲覧(再生)ボタン126を備え、ユーザからの操作入力を受け付けて、操作内容に応じた信号をコントローラ110に出力する。なお、操作部120には、図示の操作ボタン以外の操作ボタン類も含まれるが、それらの説明は省略する。
【0026】
モードダイヤル(選択ボタン)122は、撮影動作のモードを切り替えるための回転可能なダイヤルである。ユーザはモードダイヤル122を操作することで、複数の撮影動作モードを選択することが可能である。
【0027】
閲覧ボタン126は、撮影した画像データを閲覧する閲覧モード(再生モード)に切り替えるためのボタンである。閲覧ボタン126が押下されると、撮影モードから閲覧モードに移行する。なお、閲覧モードへの切替方法については、閲覧ボタン126の押下に限定されず、液晶ディスプレイ117上のタッチパネル(不図示)などによる移行方法であってもよい。
【0028】
閲覧モードでは、コントローラ110が、I/F回路113を介して、カードホルダ114に装着されている記録媒体115から設定情報と画像データを読み出す。設定情報は、現在装着されている記録媒体115に記録されている画像の枚数および記録されている画像データの容量などである。読み出される画像データは、例えば、画像1枚分の画像データまたはサムネイルデータである。なお、記録媒体115から読み出される画像データは、上述したように所定の圧縮形式で圧縮されている。
【0029】
記録媒体115から読み出された画像データは、I/F回路113およびコントローラ110を介して、ディスプレイドライバ116へ入力される。ディスプレイドライバ116は、入力された画像データを液晶ディスプレイ117に表示させる。
【0030】
カーソルキー124は、ユーザが撮影装置に対する所定の指示や機能選択を行うためのキーである。ユーザは、カーソルキー124により、撮影装置に対する各種設定情報やユーザ認証情報などの操作入力を行うことができる。また、カーソルキー124により、液晶ディスプレイ117にメニュー画面を表示させたり、撮影装置が有する所定の機能を選択することができる。さらに、カーソルキー124により、撮影装置で撮影された画像データを液晶ディスプレイ117上にレビュー表示させることができる。
【0031】
レンズ制御部127は、光学系101のレンズに対して、ズーム、フォーカス、絞り等の制御を行う。また、撮影装置は、被写体を撮像して画像データを得る撮影モードと当該撮影モードで得た画像データを表示する閲覧(再生)モードとを備える。
【0032】
また、システムコントローラ110は、機能構成として、撮影情報取得部110−1と、メタデータ付加部110−2と、メタデータ設定記憶部110−3と、メタデータ候補抽出部110−4とを含んで構成される。
【0033】
撮影情報取得手段としての撮影情報取得部110−1は、撮影時における撮影情報を取得する。より具体的に説明すると、撮影情報取得部110−1は、不図示の時計から撮影を行う日時等の撮影情報を取得したり、カメラ信号処理部103やレンズ制御部127からゲイン及び絞り値等の撮影条件を取得したりする。
【0034】
メタデータ付加手段としてのメタデータ付加部110−2は、記録する撮影データにメタデータを付加する。
【0035】
メタデータ設定記憶部110−3は、ユーザが付加したいメタデータと、このメタデータに属するメタデータ属性情報とを設定してシステムコントローラ110の記憶手段であるメモリに記憶する。なお、メタデータ設定記憶部110−3は、記録媒体115に記憶してもよい。この場合、記録媒体115が記憶手段を構成する。
【0036】
メタデータ抽出手段としてのメタデータ候補抽出部110−4は、撮影操作、撮影条件、及び撮影情報等の撮影状態に関連付けられたメタデータ属性情報から、撮影データに付加するメタデータの候補を抽出する。
【0037】
操作手段としての操作部120は、ユーザが撮影装置に対して撮影操作や各種設定を行うためのボタン、スイッチ、及びリモコンとを含んで構成される。また、操作部は、機能構成として、メタデータ付加選択部と、メタデータ設定部とを含んで構成される。なお、撮影操作とは、例えば、撮影の開始、撮影の終了、及びズームなどの操作が含まれる。撮影の開始の撮影操作により、撮像データと撮像データに付加されるメタデータとが記録媒体115に記録される。
【0038】
メタデータ付加選択部は、メタデータ候補抽出部110−4で抽出されたメタデータの候補の中から、実際に付加するメタデータをユーザに選択させる選択部である。なお、メタデータ付加選択部は、独立したボタンでなくてもよいが、撮影操作に関するボタン等とは独立していることが好ましい。メタデータ付加選択部によって選択されたメタデータは、メタデータ付加部110−2が記録する撮影データに付加する。また、ここで設定されたものは、設定変更があるまで記憶され、常に設定として使用する。
【0039】
メタデータ設定部は、メタデータ設定記憶部110−3がメモリに記憶するメタデータ及びメタデータ属性情報を、ユーザに設定操作させる操作部である。
【0040】
表示出力手段としての表示出力処理部は、圧縮伸長処理部104からの出力映像の信号やシステムコントローラ110からのメニュー表示信号等を受け、ビューファインダや液晶パネル等の表示・出力部(ディスプレイ)117へ表示する。また、表示出力処理部は、各種インタフェースに応じた信号を出力する。なお、表示・出力部117が、タッチパネル式となっている場合には、操作部120と表示・出力部117とを共通にしてもよい。
【0041】
なお、音声についてはマイクやスピーカを用いることで、撮像装置と同様に記録、及び再生が可能である。また、映像(動画)記録時には、通常音声記録も同時に行われ、圧縮伸長処理部104において、映像と音声が多重化される。
【0042】
以下、図2〜図8を用いて本発明の撮像措置のスケジュール登録方法について説明をする。図2は、本発明の撮像装置が、スケジュールを登録する際の動作処理を示すフローチャートである。
【0043】
まず、撮像装置の電源投入指示を受け付けて、撮像装置の電源制御部は、撮像装置を起動させ、スタンバイ状態となる。ステップS201おいて、撮像装置はユーザにより操作指示されたイベントの判定を行う。イベント判定により、スケジュール登録の指示がなされたと判定された場合には、ステップS202に進み、撮像装置の表示・出力部に図3の「スケジュール設定しますか?」のメッセージ画面を表示する。それ以外の操作指示を受け付けた場合には、ステップS203で、指示に応じた制御を実行する。例えば、撮影モードが選択された場合には、撮像装置は撮影スタンバイになり、再生モードが選択されれば、撮像装置は、記録媒体に記録されている画像の再生を実行する。
【0044】
スケジュール設定する場合は、図4のスケジュール編集画面を表示し、予定名、日時、位置情報などの設定入力を受け付ける(ステップS204、ステップS205)。予定名、日時の情報については、撮像装置に組み込まれているソフトウエアキーボード等を用いて入力を受け付ける。また、撮影場所の情報については、撮像装置が記憶している地図情報を用いて、撮影場所を選択する。また、撮像装置が無線でのネットワーク通信機能を備えている機器であれば、ステップS205において、地図情報を取得してから撮影場所の選択を行うことが可能である。選択後、自動的に場所名が入力されるものとする。
【0045】
図4の画面UIの詳細な説明をする。撮像装置の表示・出力部(ディスプレイ117)には、スケジュール設定画面が表示されている。スケジュール設定画面は、予定名の入力テキストボックス12、予定名を付加する予約日時の情報13、および撮影場所の入力テキストボックス14を備えている。また、撮影場所情報の入力を受け付ける際に、地図情報を取得できる撮像装置であれば、地図取得ボタン15が表示されていて、地図取得ボタン15の押下を受け付けることにより、GPS情報から地図をディスプレイ117に表示して、場所を選択させるようにしてもよい。
【0046】
引き続き、図2の説明に戻る。ステップS206において、撮像装置は、設定確認画面(図5)を表示する。図5は、撮像装置のディスプレイ117に表示される設定確認画面の一例を示す図であり、画面には、先述のステップS204およびステップS205で受け付けたスケジュール設定の内容が表示される。ステップS204およびステップS205で設定を受け付けた内容の確認を行い、ステップS207で、設定された内容で正しければ図5のOKボタン51の押下を受け付けて、設定したスケジュールを記憶部に記憶させる(ステップS208)。また、図5の修正ボタン52が押下された場合には、ステップS202のスケジュール設定画面(図4)を再び表示し、スケジュールの再登録を促す。
【0047】
ステップS209において、撮像装置は、ステップS208で記憶したスケジュールの予定名と同名のフォルダを生成する。このフォルダには、当該スケジュールの間に撮影された画像を記憶格納する。
【0048】
図10は、本発明の撮像装置の記憶部に生成される、撮影した画像を記憶格納するためのフォルダ構造を示す図である。
【0049】
撮像装置の記憶部には、画像を記憶するためのルートフォルダの階層下に、例えば、デフォルトフォルダ1001と、予定別フォルダ1002を備えている。デフォルトフォルダは、日毎にフォルダが生成されて、撮影日時情報に対応する日のフォルダに格納される。デフォルトフォルダ生成のタイミングとしては、例えば、撮像装置の時刻設定で、毎日“午前0:00”になった時点でフォルダが生成されるものとする。この、デフォルトフォルダへは、後述の図7のS313で、撮影画像に対応する予定名(スケジュール)がないと判定された場合に、画像が格納される。
【0050】
なお、本実施例において、デフォルトフォルダは日毎に生成される設定となっているが、あくまでも一例であり、例えば、撮像装置が備えているシーンに応じて適切な撮影設定に制御するシーン別撮影モードのシーン毎に格納する方法も考えられる。よって、デフォルトフォルダへの画像格納方法は、本実施例に記載の方法に限定されない。
【0051】
予定別フォルダは、先述のステップS207で確定したスケジュール設定を基に、ステップS209で、スケジュールの予定名と同名のフォルダが生成される。そして、撮影時に、スケジュール設定に該当した画像を、対応するフォルダに格納する。
【0052】
次に、図7を用いて、本発明の撮像装置が、写真の撮影を実行した時に設定されたスケジュールに基づいて、撮影した画像データに予定名のメタデータ(スケジュール設定の予定名)を付加する処理を説明する。
【0053】
ステップS301において、撮像装置のユーザにより操作指示されたイベントの判定を行う。イベント判定により、撮影モード起動の指示がなされたと判定された場合には、ステップS302において、撮像装置は、撮影モードを起動してスタンバイ状態となる。また、撮影モード起動以外の指示がなされたと判定した場合には、ステップS315でその時々の指示に応じた制御を実行する。
【0054】
ステップS302でスタンバイ状態となっている撮像装置のシャッター押下受付により、撮像装置は、画像の撮影を行う(ステップS303)。また、この時に、画像撮影時の位置情報をGPS通信により取得し、また撮影時の時刻情報も取得する(ステップS304、ステップS305)。
【0055】
位置情報の取得はGPS通信より実行され(緯度,経度)を取得する。その後、取得した(緯度,経度)の情報を中心に、近隣の建物、スポット情報を取得する。位置情報は、画像が、スケジュール設定テーブルに記憶された予定名に紐付く位置情報の範囲内で撮影されたか否かの判断材料となるが、スケジュール設定テーブルに記憶された位置情報とほぼ同一の位置情報を取得することは難しく、範囲に幅を持たせる必要があるため、近隣のスポット情報も併せて取得し、取得したスポット情報内に、スケジュール設定テーブルに記憶された場所が含まれていれば、当該画像は、スケジュール設定の範囲内で撮影されたと判断することができる。
【0056】
位置情報および、撮影時刻の取得が実行されると、記憶部に記憶されている、スケジュール設定テーブル(図6)を読み込む(ステップS306)。撮像装置は、ステップS304で取得した撮影時刻と、ステップS305で取得した位置情報をもちいて、スケジュール設定テーブルに記憶されているスケジュールのうち、当該撮影時間、当該位置情報で予約されているスケジュールがあるか否かを判断する(ステップS307)。
【0057】
ステップS307において、スケジュール設定テーブルに一致するスケジュールが記憶されている場合は、ステップS311に進み、画像のメタデータに、スケジュール設定テーブルに登録されている予定名を画像のメタデータとして付加する。
【0058】
また、ステップS307において、スケジュール設定テーブルに一致するスケジュールがない場合は、S308の判定処理に進む。ステップS308において、撮像装置は、当該判定処理中のの画像の撮影時刻の前後所定時間の間に予約されたスケジュール設定が存在し、かつ、そのスケジュール設定の「場所」から所定の距離範囲内で撮影された画像であるか否かを判定する。
【0059】
具体例を挙げる。ステップS303で撮影された画像は、「2010年月11日21 15:30」に撮影された画像であり、GPS通信により、位置情報(N43,E141)を取得している。ステップS307の判定の時点では、スケジュール設定テーブルの「Fくん結婚式」の時間に達していないため、ステップS308に進む。ここで、撮影した画像の撮影時刻は「Fくん結婚式」の30分前であり、場所で設定されている「T阪帝都ホテル」の周辺にいると判定される。ここで、例えば、ステップS308で設定されている“所定時間”が「1時間以内」であれば、撮像装置は、「Fくん結婚式」のスケジュールに入ったと判断し、ステップS311に進んで、スケジュール設定テーブルに登録されている予定名をメタデータとして付加する。
【0060】
しかし、ステップS308でも、画像の撮影時刻が所定時間外(本実施例では1時間以内とする)、もしくは、位置情報がスケジュール設定テーブルに登録されている場所から離れている場合には、ステップS309に進む。
【0061】
ステップS309において、撮像装置は、当該判定処理中のの画像の撮影時刻の前後所定時間の間に予約されたスケジュール設定が存在し、かつ、そのスケジュール設定の「場所」から所定の距離範囲内で撮影された画像であるか否かを判定する。
【0062】
具体例を挙げる。ステップS303で撮影された画像は、「2010年月11日21 13:30」に撮影された画像であり、GPS通信により、位置情報(N43,E141)を取得している。ステップS307および、ステップS308の判定の時点では、スケジュール設定テーブルに登録されているレコードのうち、該当するスケジュールがないため、(「Fくん結婚式」の時間に達していないため)、ステップS309に進む。ここで、撮影した画像の撮影時刻は「Fくん結婚式」の2時間30分前であり、GPS通信により取得した位置情報から、スケジュール「Fくん結婚式」場所で設定されている「T阪帝都ホテル」の周辺にいると判定される。ここで、例えば、ステップS309で設定されている“所定時間”が「3時間以内」であれば、撮像装置は、「Fくん結婚式」のスケジュールに入ったと判断し、ステップS311に進んで、スケジュール設定テーブルに登録されている予定名をメタデータとして付加する。
【0063】
ステップS309の条件に当てはまるスケジュール設定が複数存在する場合には、ステップS310でそれらのうちどの予定名を付加するかを選択させるための選択画面(図8)を撮像装置の表示・出力部に表示し、ユーザの選択指示を受け付けて、ステップS311に進む。ステップS310で、条件に当てはまるスケジュール設定が存在しない場合には、ステップS312に進む。
【0064】
図8は、ステップS310で撮像装置の表示・出力部に表示される予定名選択画面の一例である。表示・出力部に表示される予定名選択画面の予定名から、ユーザの選択指示を受け付けて、OKボタンの押下を受け付けると、選択された予定名がステップS311で画像のメタデータに付加されることとなる。
【0065】
ステップS312において、撮像装置は、撮影された画像に予定名のデータが付加されているか否かを判定する。ステップS307、ステップS308およびステップS309のうちいずれかで条件に当てはまるスケジュールがあると判定された場合には、ステップS311で予定名のメタデータが付加されているので、ステップS314で、予定名と同名のフォルダに画像を格納する。記憶部のフォルダ構造は、先述の図10の部分で説明をした通りである。また、ステップS311に進まず、画像に予定名のメタデータが付加されなかった場合には、ステップS312で予定名なしと判定され、ステップS313において、画像をデフォルトフォルダに格納する。
【0066】
図9は、本発明を実現する撮像装置で撮像された画像のデータ構造を示す図である。撮像装置で撮影される画像は、EXIF(Excangeable Image File Format)やCIFF(Camera Image File Format)といった既知の技術で開示されているファイル記録フォーマットで構成されており、ヘッダ部、サムネイル画像、実画像データを備えているものとする。ヘッダ部には、画像の画素数、圧縮モード、撮影日時、撮影をした撮像装置の機種名などの情報とともに、先述のステップS311で付加された、「予定名901」の属性情報が付加されている。
【0067】
この「予定名901」の属性情報が付加されることにより、従来、日付毎などの規則的なカテゴリ方法で記憶されている画像を、よりユーザのプライベートに則したカテゴリ方法で記憶することが可能になる。
【0068】
以上で、本発明の撮像装置で実行する処理の説明を終える。なお、本発明の実施形態では、撮像装置のディスプレイ117が、タッチパネル機能を有しているものであれば、ユーザからの指示受付は、操作部のカーソルキー124などを用いることなく、ディスプレイ117への押下を直接受け付けることにより、制御を実行することが可能である。
【0069】
以上、本発明によれば、通信手段が利用できない場合や予めメタデータを登録していない場合においても、撮像装置の設定によりメタデータを自動的に付加することが可能となる。具体的には、撮像装置は、画像を撮影する撮像手段と、GPS通信により位置情報を取得する位置情報取得手段と、ユーザ操作に応じて設定されたユーザのスケジュール情報を記憶するスケジュール情報記憶手段(図6)と、前記スケジュール情報に紐付く予定名と同名のフォルダを生成するフォルダ生成手段(図10、図2のステップS209)と、前記撮像手段で撮影された画像が、前記前記スケジュール記憶手段で記憶されたスケジュール情報に一致するか否かを判定する判定手段(図7のステップS307)と、前記判定手段で、前記画像が前記スケジュール情報記憶手段で記憶されたスケジュール情報に一致すると判定された場合、前記スケジュール情報に紐付く予定名を前記画像の画像データに付加する付加手段(図7のステップS311)と、前記付加手段で前記スケジュール情報の予定名が付加された画像を、前記フォルダ生成手段で生成されたフォルダのうち、該予定名と同名のフォルダに格納する格納手段(図7のステップS314)とを備える。
【0070】
なお、本発明では、ユーザ毎のプライベートなスケジュールに応じたフォルダ生成と、同スケジュール内で撮影された画像へのメタデータ付加、および画像の格納先について言及しているが、スケジュール設定テーブルに記憶されたスケジュール情報は、予定時間を経過すると、自動的にテーブルから削除されていき、その都度スケジュール設定テーブルを更新するように制御し、記憶部を圧迫することなくスケジュール設定の登録を実現することもできる。但し、スケジュール設定テーブルの更新頻度およびタイミングについては、特に限定をせず、毎日定時にスケジュール設定テーブルの更新を実行してもよい。
【0071】
以上説明したように、本発明におけるプログラムは、図2および図7に示すフローチャートの処理に従って撮像装置としてコンピュータが実行可能なプログラムであり、本発明の記憶媒体は図2および図7の処理方法を撮像装置が実行可能なプログラムを記憶されている。なお、本発明におけるプログラムは図2および図7の各装置の処理方法ごと、別の独立したプログラムであってもよい。
【0072】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0073】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリコンディスク等を用いることができる。
【0074】
また、撮像装置が読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0075】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0076】
また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0077】
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ,データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
【0078】
また上記のソフトウェアで実現する各処理を、ファームウェアやハードウェア構成にして、各処理を各手段として実現することも可能であり、本発明の技術的範囲はこのようなファームウェアやハードウェア構成による実現も含むものである。
【符号の説明】
【0079】
101 光学系(レンズ)
102
110 システムコントローラ
115 メモリーカード
117 液晶ディスプレイ
120 操作部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像を撮影する撮像手段と、位置情報を取得する位置情報取得手段を備える撮像装置において、
ユーザ操作に応じて設定されたユーザのスケジュール情報を記憶するスケジュール情報記憶手段と、
前記スケジュール情報に紐付く予定名と同名のフォルダを生成するフォルダ生成手段と、
前記撮像手段で撮影された画像が、前記前記スケジュール記憶手段で記憶されたスケジュール情報に一致するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段で、前記画像が前記スケジュール情報記憶手段で記憶されたスケジュール情報に一致すると判定された場合、前記スケジュール情報に紐付く予定名を前記画像の画像データに付加する付加手段と、
前記付加手段で前記スケジュール情報の予定名が付加された画像を、前記フォルダ生成手段で生成されたフォルダのうち、該予定名と同名のフォルダに格納する格納手段と
を備えることを特徴とする撮像装置。
【請求項2】
前記判定手段は、前記画像の撮影時刻が、前記スケジュール情報記憶手段で記憶されたスケジュール情報のうち、予定時間の範囲内であり、かつ、画像撮影時に位置情報取得手段で取得した位置情報が、該スケジュール情報の場所情報から所定の範囲内である場合に、前記スケジュール情報に一致すると判定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記判定手段で、前記画像が、前記前記スケジュール記憶手段で記憶されたスケジュール情報に一致しないと判定された場合に、前記スケジュール情報の予定時間から、前後所定の時間内であり、該スケジュール情報の場所情報から所定の範囲内であれば、該スケジュール情報の画像であることを特定する特定手段を更に備えることを特徴する請求項1または2に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記判定手段および前記特定手段で、前記スケジュール情報記憶手段で記憶されたスケジュール情報のうち、いずれのスケジュール情報の範囲内にも該当しないと場合に、前記画像を通常設定で定められているフォルダに格納することを特徴とする請求項1乃至3に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記特定手段で、前記スケジュール情報記憶手段で記憶されたスケジュール情報のうち、複数のスケジュール情報の範囲内に該当すると特定された場合に、前記該当するスケジュール情報を表示部に表示して選択を受け付けるスケジュール情報選択受付手段を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
【請求項6】
ユーザ操作に応じて設定されたユーザのスケジュール情報を記憶するスケジュール情報記憶手段と、画像を撮影する撮像手段と、位置情報を取得する位置情報取得手段を備える撮像装置の制御方法であって、
前記撮像装置のフォルダ生成手段が、前記スケジュール情報に紐付く予定名と同名のフォルダを生成するフォルダ生成ステップと、
前記撮像装置の判定手段が、前記撮像手段で撮影された画像が、前記前記スケジュール記憶手段で記憶されたスケジュール情報に一致するか否かを判定する判定ステップと、
前記撮像装置の付加手段が、前記判定ステップで、前記画像が前記スケジュール情報記憶手段で記憶されたスケジュール情報に一致すると判定された場合、前記スケジュール情報に紐付く予定名を前記画像の画像データに付加する付加ステップと、
前記撮像装置の格納手段が、前記付加ステップで前記スケジュール情報の予定名が付加された画像を、前記フォルダ生成手段で生成されたフォルダのうち、該予定名と同名のフォルダに格納する格納ステップと
を備えることを特徴とする制御方法。
【請求項7】
ユーザ操作に応じて設定されたユーザのスケジュール情報を記憶するスケジュール情報記憶手段と、画像を撮影する撮像手段と、位置情報を取得する位置情報取得手段を備える撮像装置を制御するプログラムであって、
前記撮像装置において、
前記スケジュール情報に紐付く予定名と同名のフォルダを生成するフォルダ生成手段と、
前記撮像手段で撮影された画像が、前記前記スケジュール記憶手段で記憶されたスケジュール情報に一致するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段で、前記画像が前記スケジュール情報記憶手段で記憶されたスケジュール情報に一致すると判定された場合、前記スケジュール情報に紐付く予定名を前記画像の画像データに付加する付加手段と、
前記付加手段で前記スケジュール情報の予定名が付加された画像を、前記フォルダ生成手段で生成されたフォルダのうち、該予定名と同名のフォルダに格納する格納手段
とを備えることを特徴とするコンピュータで読み取り実行可能なプログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate


【公開番号】特開2012−84052(P2012−84052A)
【公開日】平成24年4月26日(2012.4.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−231496(P2010−231496)
【出願日】平成22年10月14日(2010.10.14)
【出願人】(390002761)キヤノンマーケティングジャパン株式会社 (656)
【出願人】(312000206)キヤノンMJアイティグループホールディングス株式会社 (259)
【出願人】(301015956)キヤノンソフトウェア株式会社 (364)
【Fターム(参考)】