説明

撮像装置

【課題】複数の記録媒体を同時に挿入できる撮像装置において、生成された画像データの保存に要する時間を短縮した撮像装置を提供する。
【解決手段】複数の記録媒体を挿入できる撮像装置において、予め記録媒体の書き込み速度を計測・比較(#603)しておき、撮影設定から推測される書き込み速度の需要にあわせて保存先の記録媒体を決定(#609または#610)することで画像データの書き込みに要する時間を短縮できる構成を有する撮像装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置に関し、特に複数の記録媒体を挿入できるインターフェイスを備えたデジタルカメラに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、撮影した静止画または動画等の画像データをメモリカード等の記録媒体に記録するデジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラが普及している。特に近年は、撮像素子の高画素化に伴う画像データの肥大化や、デジタルスチルカメラにおける連写速度の向上、デジタルビデオカメラにおいて高解像度かつ長時間の動画撮影に伴って、生成される画像データは増加の一途をたどっている。
【0003】
とりわけデジタルスチルカメラにおいては、画像データをカメラ内で一時的に保存するバッファーの大容量化と、機械的な性能の向上によって、連写速度が飛躍的に向上している。
【0004】
また、撮影画像の保存手段である記録媒体も大容量化と書き込み速度の大幅な向上が進んでいる。半導体製造技術の進歩に伴い、大容量の記録媒体が安価で提供されている。
【0005】
しかし、依然として、撮影画像の書き込みは連写速度向上における律速段階となっており、他の方法によって書き込み速度の向上を図ることが求められている。
【0006】
特許文献1には撮影状態の良否を評価し、評価の高い画像のみ選択的に保存する技術が示されている。この技術を用いれば保存する画像を削減することができるので、結果的に書き込み終了までの時間を短縮することができる。
【0007】
ところで、一般的に記録媒体を挿入できるスロットはカメラにひとつであるが、特に書き込み速度が求められるカメラや、特殊な機能が求められるカメラにおいて、複数のインターフェイス(メモリーカードスロット)を持つカメラが知られている。
【0008】
とりわけ業務用デジタルスチルカメラにおいて、ふたつのスロット、いわゆるデュアルスロットを有するカメラが知られている。デュアルスロットを有するカメラは、一般的に、ふたつのスロットを持つという構成上の優位点を用いた特有の機能を有する。
【0009】
例えば、撮影した画像データをその形式の違いに応じて別々の記録媒体に振り分ける機能がある。形式の異なる画像データを別々の記録媒体に保存することにより、撮影後の画像データの整理を容易にする。
【0010】
また、一方の記録媒体に保存した画像データを撮影後にまとめてもう一方の記録媒体にコピーする機能が知られている。この機能を用いれば、コンピュータを必要とせずに、カメラ単独で画像データを納めた記録媒体を作成できる。
【0011】
その他、記録媒体の故障等により画像データが失われることを懸念して、同一の画像データを同時にふたつの記録媒体に保存する機能も知られている。
【0012】
さらに、特許文献2には、本来画像データの保存に供する記録媒体を、バッファーとして使用する技術が示されている。これにより、一時的にバッファーの大容量化を図り、連写枚数の増加を図ることができる。
【0013】
【特許文献1】特開平11−136557号公報
【0014】
【特許文献2】特開平5−49000号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
しかしながら、デュアルスロットを有するカメラは上述したような様々な機能を有し、書き込み速度の向上にも貢献し得るものの、さらなる書き込み速度の向上は図れないと目されていた。
【0016】
そこで本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、デュアルスロットに代表されるような複数の記録媒体を接続できるスロットを搭載した撮像装置において、予め各記録媒体の書き込み速度を計測し、書き込み速度の優劣を判別しておき、書き込み速度の必要に応じて撮影データを書き込む記録媒体を切り替えることが可能な撮像装置を提供することを目的とする。
【0017】
本発明がなされた前提には、記録媒体の書き込み速度に個体差があるという事実がある。記録媒体の組み合わせによっては、双方の書き込み速度に大きな差が生じることもある。
【0018】
また、本発明がなされた前提には、撮影モードによって書き込み速度の需要に差があるという事実がある。例えば、デジタルスチルカメラにおいて連写時には高い書き込み速度が求められる一方、単写時やバルブ撮影時においては書き込み速度に対する需要が低いという実情がある。
【0019】
そこで本発明は、書き込み速度の需要にあわせて書き込みに使用する記録媒体を選択し、書き込み速度を高く維持することで、撮影者にスムースな撮影環境を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0020】
本発明は、上述した課題を解決すべくなされたもので、本発明による撮像装置においては、被写体を撮像して、記録媒体に書き込み可能な形で画像データを出力する撮像手段と、接続された記録媒体の通信速度を計測する計測手段と、前記計測手段によって得られた計測結果を計測した記録媒体に保存する計測結果保存手段と、前期計測結果を参照して同時に接続された複数の記録媒体の通信速度を比較する比較手段と、前記比較手段の結果に基づいて複数の記録媒体のうち最も通信速度の速い記録媒体を決定する決定手段と、撮影設定を判別する判別手段と、前記判別手段の判別結果に応じて、前記決定手段によって決定された記録媒体を前記撮像手段によって出力された画像データを保存する記録媒体に供するよう制御する制御手段と、前記制御手段によって選択された記録媒体に前記撮像手段によって出力された画像データを書き込む書き込み手段とを具備することを特徴とする。
【0021】
これにより、書き込み速度を必要とする撮影設定がなされているときに優先的に書き込み速度に優れる記録媒体を使用することができ、書き込み速度を必要としない撮影設定がなされているときには書き込み速度が劣る記録媒体を使用することができるので、書き込み速度の需要に応じた記録媒体への書き込みが可能になる。
【0022】
また、本発明による撮像装置の一態様例においては、前記計測手段は、前記撮像装置に対する撮影者の操作によって開始されることを特徴とする。これにより、撮影者が任意で計測手段を発動することができる。
【0023】
また、本発明による撮像装置の一態様例においては、前記計測手段は、前記撮像装置へ記録媒体が挿入されるのに応じて開始されることを特徴とする。これにより、撮像装置へ記録媒体が挿入されると自動的に計測手段が発動し、書き込み速度を考慮した画像データの保存動作に備えることができる。
【0024】
また、本発明による撮像装置の一態様例においては、前記計測手段は、撮像装置内における記録媒体の初期化動作と同時に行われることを特徴とする。これにより、記録媒体の初期化がなされると自動的に計測手段が発動し、書き込み速度を考慮した画像データの保存動作に備えることができる。
【発明の効果】
【0025】
従来であれば、保存する記録媒体の選択は撮影者によって行われるため、書き込み速度の需要に即した記録媒体の選択を間違えるおそれがある。また、記録媒体によっては書き込み速度が表示されているものもあるが、製品の個体差、製造者によって異なる測定方法、または撮像装置との相性によって、実際の書き込み速度は判断できない。
本発明によれば、挿入された記録媒体の書き込み速度を実際に計測することで、精度が高い書き込み速度の情報を記録媒体の選択に用い、撮影設定に応じて書き込み速度の需要を判別して記録媒体の書き込み速度を有効に利用して画像データの保存ができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下に、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。
【0027】
本発明の実施形態における撮像装置として、挿入された記録媒体の書き込み速度を計測し、書き込み速度の情報を比較して記録媒体選択に用い、撮影設定に応じて書き込み速度の需要を判別して画像データを保存する記録媒体を選択し、撮影した画像データを保存できることが可能なデジタルカメラ(撮像装置)100について説明する。
【0028】
図1は、本発明の第1の実施形態におけるデジタルカメラ(撮像装置)の概略構成を示す図である。図1において、100は、本実施形態におけるデジタルカメラであり、撮影した画像データを記録媒体112Aまたは112Bに保存する。デジタルカメラ100は、撮像素子101、撮影レンズ102、エレクトロフラッシュ103、操作部104、上面液晶表示部105、AEユニット106、AFユニット107、背面液晶表示部108、CPU(中央演算処理装置)109、DSP(デジタル信号処理装置)110、記録媒体I/F(インターフェイス)A111A、記録媒体I/F(インターフェイス)B111B、記録媒体A112A、記録媒体B112Bから構成される。
【0029】
撮像素子101は撮影レンズ102を通して入射した光を電気信号に変換する。エレクトロフラッシュ103は内蔵ないし外付けのエレクトロフラッシュである。操作部104は撮影者の操作をカメラに入力する。上面液晶表示部105はカメラの撮影設定を表示して撮影者に伝える。AEユニット106は自動露出制御機構であり、AFユニット107は自動焦点調節機構である。背面液晶表示部108はカメラの撮影設定を表示する他、撮影中または撮影後に撮影画像を表示する。CPU(中央演算処理装置)109はカメラ全体の制御を行う。DSP(デジタル信号処理装置)110は撮像素子101から入力された電気信号を処理し、画像データとして記録可能な形式で出力する。
【0030】
記録媒体I/F(インターフェイス)A111A、記録媒体I/F(インターフェイス)B111B、記録媒体A112A、記録媒体B112Bから構成される。記録媒体I/F(インターフェイス)A111A、記録媒体I/F(インターフェイス)B111B、記録媒体A112A、および記録媒体B112BはDSP(デジタル信号処理装置)110から出力された画像データを適切に振り分けて記録する。
【0031】
記録媒体A112Aないし記録媒体B112Bは、xDピクチャーカード(登録商標)、コンパクトフラッシュ(登録商標)、SDメモリカード(登録商標)またはメモリスティック(登録商標)等の書換え可能な記録媒体のいずれかが装填可能となるように構成され、デジタルカメラ100に対して記録媒体I/F(インターフェイス)A111Aないし記録媒体I/F(インターフェイス)B111Bを介して着脱自在となっている。その他、通信接点を介してハードディスクを接続可能に構成してもよい。
【0032】
すなわち、有線無線を問わず接続された外部記録媒体に対しても同様に、通信速度を計測比較することで保存先を切り替える構成としても良い。
【0033】
次に、書き込み速度の計測(ベンチマークの測定)動作について述べる。
【0034】
図2は、書き込み速度の計測がメニューからのマニュアル操作によって行われる場合に、撮影者に提示される操作画面表示の一例である。撮影者は操作画面に連携した操作ボタンや操作画面に直接触れて操作するタッチパネル式操作画面等を用いて、デジタルカメラ100に挿入された記録媒体112Aないし記録媒体112Bの書き込み速度の計測をデジタルカメラ100に指示することが出来る。
【0035】
書き込み速度の計測は、予め定めた量のデータを実際に記録媒体に書き込み、その所要時間を計測することで算出される。より具体的には、Xバイトのデータを書き込むのに要した時間がT秒であったとき、記録媒体の書き込み速度Vは式(A)によって求められる。
(A) V=X/T
【0036】
次に、複数の記録媒体の書き込み速度の比較方法について述べる。ここでは一例として記録媒体が2つあった時を想定する。2つの記録媒体である記録媒体1および記録媒体2が撮像装置に挿入されており、計測された各々の書き込み速度がVとVであるとき、これらの書き込み速度差ΔVは式(B)によって求められる。書き込み速度VおよびVに関する情報は、予め撮像装置によって計測され、各記録媒体内に生成された書き込み速度情報を収めたファイルを読み込むことで行う。
(B) ΔV=V−V
【0037】
ここでΔVが正または0の値を取るとき、記録媒体1が書き込み速度に優れると判断し、ΔVが負の値を取るとき、記録媒体2が書き込み速度に優れると判断する。
【0038】
図3は、書き込み速度の計測(ベンチマークの測定)がメニューからのマニュアル操作によって行われる場合のフローチャートである。撮影者による前述の指示によって、このフローチャートが開始する。ステップ#301において記録媒体112Aないし記録媒体112Bの書き込み速度が計測される。ステップ#302において書き込み速度の計測結果を記録媒体に記録する。
【0039】
書き込み速度の計測を記録媒体の挿入に応じて行われる場合のフローチャートは図3と同様である。記録媒体が挿入されることによって、このフローチャートが開始する。ステップ#301において記録媒体112Aないし記録媒体112Bの書き込み速度が計測される。ステップ#302において書き込み速度の計測結果を記録媒体に記録する。
【0040】
図4は、書き込み速度の計測が記録媒体の初期化(フォーマット)に応じて行われる場合に、撮影者に提示されるメニュー画面の画面表示の一例である。撮影者は操作画面に連携した操作ボタンや操作画面に直接触れて操作するタッチパネル式操作画面等を用いて、デジタルカメラ100に挿入された記録媒体112Aないし記録媒体112Bの初期化をデジタルカメラ100に指示することが出来る。
【0041】
図5は、書き込み速度の計測を記録媒体の初期化に応じて行われる場合のフローチャートである。撮影者による記録媒体を初期化する旨の指示によって、このフローチャートが開始する。ステップ#501において記録媒体112Aないし記録媒体112Bの初期化が行われる。初期化の動作はデジタルカメラに通常搭載される機能と同様に行われる。ステップ#502において記録媒体112Aないし記録媒体112Bの書き込み速度が計測される。ステップ#503において書き込み速度の計測結果を記録媒体に記録する。
【0042】
続いて、記録媒体の書き込み速度を計測された後、カメラに挿入された複数の記録媒体の書き込み速度を比較し、最も書き込み速度が速い記録媒体を決定し、書き込み速度の速い記録媒体(FAST)と書き込み速度の遅い記録媒体(SLOW)とを決定し、カメラの撮影設定によって画像データを保存する記録媒体を適宜切り替え、通常の露光動作と画像データの保存動作を行う一連の動作について、図6のフローチャートを用いて詳述する。ここでは説明を容易にするために、記録媒体を2枚(記録媒体1および記録媒体2)用いる、いわゆるデュアルスロットを備えたデジタルカメラについて述べる。本事例は一例であり、スロットの数をさらに増やした場合においても、同様の処理を行うことが出来る。
【0043】
記録媒体が挿入されることによって、このフローチャートが開始する。
【0044】
ステップ#601において記録媒体が2枚挿入されているか否かの判定を行う。判定の結果、記録媒体が2枚挿入されている場合には、ステップ#602において速度情報の有無を判定する。判定の結果、記録媒体が2枚挿入されていない場合には、2枚の記録媒体の書き込み速度を比較するステップには進まず、露光動作に進む。
【0045】
ステップ#602において速度情報が記録媒体自体に記録されているか判定を行う。判定の結果、速度情報が記録されている場合はステップ#603において記録媒体の速度情報を比較する。判定の結果、速度情報が記録されていない場合には、記録媒体の速度情報の比較は行わず、露光動作に移行する。
【0046】
ステップ#603において記録媒体の書き込み速度の差ΔVが負の値を取るとき、すなわち前述の速度情報の比較において記録媒体2が書き込み速度に勝るとき、記録媒体1をSLOWカード(書き込み速度が劣る記録媒体)、記録媒体2をFASTカード(書き込み速度が勝る記録媒体)と決定し、以後用いる。
【0047】
ステップ#603においてΔVが正または0の値を取るとき、すなわち前述の速度情報の比較において記録媒体1が書き込み速度に勝るか同じであるとき、記録媒体1をFASTカード、記録媒体2をSLOWカードと決定し、以後用いる。
【0048】
ステップ#606において記録媒体が2枚挿入されているか否かの判定を行う。判定の結果、記録媒体が2枚挿入されている場合には、ステップ#607において撮影モードを判定する。判定の結果、記録媒体が2枚挿入されていない場合には、撮影モードに応じた記録媒体の選択は行わず、露光動作に進む。
【0049】
ステップ#607において、カメラの撮影設定が連写になっているか判定を行う。判定の結果、連写になっている場合、ステップ#610においてFASTカードに書き込みすることを決定する。判定の結果、連写になっていない場合、ステップ#609においてSLOWカードに書き込みすることを決定する。
【0050】
ステップ#608において、カメラの撮影設定がブラケット撮影に設定されているか判定を行う。判定の結果、ブラケット撮影に設定されている場合、ステップ#610においてFASTカードに書き込みすることを決定する。判定の結果、ブラケット撮影に設定されていない場合、ステップ#610においてSLOWカードに書き込みすることを決定する。
【0051】
ステップ#607およびステップ#608において、撮影設定の違いによりFASTカードとSLOWカードとの使い分けを行う例を示した。ステップ#607およびステップ#608において示した条件は一例であるから、条件を変更したり条件数を増やしたりすることができる。また、撮影者による操作にとって、任意に条件を変えても良い。
【0052】
ステップ#611において露光動作を行う。露光動作は撮影者によるレリーズ釦の操作によって開始され、撮像面にて露光され、デジタルスチルカメラにおいては様々な処理を受けた後、記録媒体に保存可能な形式の画データが生成される。
【0053】
ステップ#612において、ステップ#609またはステップ#610において決定された記録媒体に取得した画像データを保存する。
【0054】
ステップ#613において、記録媒体の残容量の有無を判定する。残容量が0であった場合はフローチャートが終了し、露光動作を行うことが出来なくなる。残容量が0でなかった場合はステップ#606において記録媒体が2枚あるか否か判定を行う。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】第1の実施形態におけるデジタルカメラ(撮像装置)の概略構成を示す図である。
【図2】書き込み速度の計測がメニューからのマニュアル操作によって行われる場合に撮影者に提示される操作画面表示を示す図である。
【図3】書き込み速度の計測(ベンチマークの測定)がメニューからのマニュアル操作によって行われる場合のフローチャートである。
【図4】書き込み速度の計測が記録媒体の初期化(フォーマット)に応じて行われる場合に撮影者に提示されるメニュー画面の画面表示を示す図である。
【図5】書き込み速度の計測を記録媒体の初期化に応じて行われる場合のフローチャートである。
【図6】複数の記録媒体の書き込み速度の比較、最も書き込み速度が速い記録媒体の決定、カメラの撮影設定によって画像データを保存する記録媒体の切り替え、露光動作、保存動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0056】
100 デジタルカメラ
101 撮像素子
102 撮影レンズ
103 エレクトロフラッシュ
104 操作部
105 上面液晶表示部
106 AEユニット
107 AFユニット
108 背面液晶表示部
109 CPU(中央演算処理装置)
110 SP(デジタル信号処理装置)
111A 記録媒体I/F(インターフェイス)A
111B 記録媒体I/F(インターフェイス)B
112A 記録媒体A
112B 記録媒体B

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被写体を撮像して、記録媒体に書き込み可能な形で画像データを出力する撮像手段と、
接続された記録媒体の通信速度を計測する計測手段と、
前記計測手段によって得られた計測結果を計測した記録媒体に保存する計測結果保存手段と、
前期計測結果を参照して同時に接続された複数の記録媒体の通信速度を比較する比較手段と、
前記比較手段の結果に基づいて複数の記録媒体のうち最も通信速度の速い記録媒体を決定する決定手段と、
撮影設定を判別する判別手段と、
前記判別手段の判別結果に応じて、前記決定手段によって決定された記録媒体を前記撮像手段によって出力された画像データを保存する記録媒体に供するよう制御する制御手段と、
前記制御手段によって選択された記録媒体に前記撮像手段によって出力された画像データを書き込む書き込み手段と
を有することを特徴とする撮像装置。
【請求項2】
前記計測手段は、前記撮像装置に対する撮影者の操作によって開始されることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
【請求項3】
前記計測手段は、前記撮像装置へ記録媒体が挿入されるのに応じて開始されることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
【請求項4】
前記計測手段は、撮像装置内における記録媒体の初期化動作と同時に行われることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2011−97448(P2011−97448A)
【公開日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−250890(P2009−250890)
【出願日】平成21年10月30日(2009.10.30)
【出願人】(000131326)株式会社シグマ (167)
【Fターム(参考)】