説明

撮像装置

【課題】ケーブルを細径化して装置の小型化を図る。
【解決手段】被写体を撮影するために電力を必要とする複数の電力素子7,8a,9aと、各電力素子7,8a,9aへの電力供給を切り替える電力切替部11とを備えるカメラユニット2と、電力切替部11の切替指令を出力するとともに、カメラユニット2への電力供給を制御するコントロールユニット3と、該コントロールユニット3とカメラユニット2とを接続するケーブル4とを備える撮像装置1を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、顕微鏡等の撮像装置に装着されて使用されるカメラであって、外部に配置されたコントローラからの電源供給および指令信号により作動させられるものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−187265号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示されているように外部装置からの電源供給によりカメラを作動させる場合に、動力を必要とする素子がカメラ内に多数存在する場合には、外部装置と各素子とをケーブルによって個別に接続したのでは、ケーブルが多芯化して装置が大型になるという不都合がある。例えば、カメラ内には、オートフォーカス等のために光学系を作動させるモータや、撮像素子を冷却するペルチェ素子等の比較的大きな電力を必要とする素子が多数存在する場合がある。
【0005】
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、ケーブルを細径化して装置の小型化を図ることができる撮像装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明は、被写体を撮影するために電力を必要とする複数の電力素子と、各電力素子への電力供給を切り替える電力切替部とを備えるカメラユニットと、前記電力切替部の切替指令を出力するとともに、前記カメラユニットへの電力供給を制御するコントロールユニットと、該コントロールユニットと前記カメラユニットとを接続するケーブルとを備える撮像装置を提供する。
【0007】
本発明によれば、カメラユニットに備えられたいずれかの電力素子を作動させるには、コントロールユニットからの切替指令に応じてカメラユニット内の電力切替部が作動させられて、電力供給先となる電力素子が切り替えられ、コントロールユニットからケーブルを介してカメラユニットに電力供給が行われる。カメラユニット内に設けられた電力切替部により作動させる電力素子に電力供給が行われるので、全ての電力素子に対して別々の電線が不要であり、ケーブルを細径化して装置の小型化を図ることができる。
【0008】
上記発明においては、前記電力素子が、冷却装置を有する撮像素子および該撮像素子に光を導く光学系を移動させる駆動素子を含んでいてもよい。
撮影に際しては、駆動素子を作動させて光学系を移動させた後に、撮像素子に備えられた冷却装置に電力を供給し、撮像素子を作動させる。その際に、まず、電力切替部により電力供給先を駆動素子に設定して駆動素子を作動させ、次いで、電力切替部により電力供給先を撮像素子に設定して撮影が行われる。これにより、撮像素子および駆動素子に別々に電線を設けずに済み、ケーブルを細径化して装置の小型化を図ることができる。
【0009】
また、上記発明においては、前記電力切替部が、前記電力素子の作動に先だって電力供給を切り替えてもよい。
このようにすることで、電力素子の作動準備が完了した後に確実に電力素子を作動させることができる。
【0010】
また、上記発明においては、前記電力切替部が、電力供給の切替先の前記電力素子の総消費電力量および負荷容量の少なくとも一方に基づいて設定された時間差分だけ、前記電力素子の作動に先だって電力供給を切り替えてもよい。
このようにすることで、電力素子の総消費電力量および負荷容量の少なくとも一方に基づいて、電力切替のタイミングと電力素子の作動のタイミングとの間に時間差を設け、ケーブルへの突入電力を分散させて、許容値を超えることを防止することができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、ケーブルを細径化して装置の小型化を図ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の一実施形態に係る撮像装置を示す全体構成図である。
【図2】図1の撮像装置の動作を説明するタイムチャートである。
【図3】図1の撮像装置の変形例を示す模式的な全体構成図であり、(a)電源接続スイッチのみ閉成状態、(b)電源接続スイッチおよび電源スイッチの両方が閉成状態となっている図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の一実施形態に係る撮像装置1について、図面を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る撮像装置1は、図1に示されるように、カメラユニット2と、コントロールユニット3と、これらを接続するカメラケーブル4と、モニタ5とを備えている。
【0014】
カメラユニット2は、被写体からの光Aを集光する光学素子(光学系)6と、該光学素子6を駆動するモータ(駆動素子)7と、光学素子6により集光された光Aを撮影する第1の撮像素子8および第2の撮像素子9と、各撮像素子8,9により取得された画像信号を処理する信号処理部10と、これらを制御する制御部(電力切替部)11とを備えている。
【0015】
光学素子6は、例えば、モータ7により揺動させられるミラーである。
モータ7は、光学素子6を移動させることにより、被写体からの光Aを2つの撮像素子8,9のいずれかに入射させる位置に、択一的に光学素子6を配置するようになっている。
2つの撮像素子8,9は、各撮像素子8,9を冷却する第1のペルチェ素子(冷却装置)8a、第2のペルチェ素子(冷却装置)9aをそれぞれ備えている。ここで、例えば、第1の撮像素子8と第1のペルチェ素子8aとで1つの電力素子を構成している。
【0016】
モータ7にはモータ制御部7aが設けられるとともに、該モータ制御部7aへの電源供給を切り替えるモータ電源スイッチ7bが設けられている。
また、ペルチェ素子8a,9aには、該ペルチェ素子8a,9aへの電源供給を切り替える第1のペルチェ電源スイッチ8bおよび第2のペルチェ電源スイッチ9bが設けられている。
【0017】
また、信号処理部10は、例えば、各撮像素子8,9に接続される第1のADコンバータ12および第2のADコンバータ13であって、ADコンバータ12,13への電源供給を切り替える第1のAD電源スイッチ12aおよび第2のAD電源スイッチ13aがそれぞれ設けられている。
【0018】
制御部11は、コントロールユニット3からの指令信号を受けて、2つのペルチェ電源スイッチ8b,9b、2つのAD電源スイッチ12a,13aおよびモータ電源スイッチ7bのオンオフを切り替えるようになっている。
【0019】
コントロールユニット3は、カメラユニット2の外部に配置され、カメラユニット2への電源供給を行う電源供給部14と、該電源供給部14からの電源供給のモータ7への接続を切り替えるモータ電源接続スイッチ15と、電源供給部14からの電源供給のペルチェ素子8,9への接続を切り替えるペルチェ電源接続スイッチ16と、これらスイッチ15,16を制御するとともにカメラユニット2内の制御部11への指令信号を出力するスイッチ制御部17と、信号処理部10から送られてくる画像信号を処理して画像を生成する画像処理部18とを備えている。画像処理部により生成された画像はモニタ5に表示されるようになっている。
【0020】
カメラケーブル4は、一端が、コントロールユニット3内の並列接続された上記モータ電源接続スイッチ15およびペルチェ電源接続スイッチ16を介して電源供給部14に接続され、他端が、カメラユニット2内のモータ電源スイッチ7bおよびペルチェ電源スイッチ8b,9bに接続された電源ケーブル4aを備えている。すなわち、電源供給部14から第1のペルチェ素子8aへの電源供給路、電源供給部14から第2のペルチェ素子9aへの電源供給路および電源供給部14からモータ7への電源供給路は、電源ケーブル4aを共用している。また、カメラユニット2内のADコンバータ12,13とコントロールユニット3内の画像処理部18とは信号ケーブル4bにより接続されている。また、カメラユニット2内の制御部11と、コントロールユニット3内のスイッチ制御部17とも信号ケーブル4cによって接続されている。
【0021】
コントロールユニット3内のスイッチ制御部17およびカメラユニット2内の制御部11は、以下のように作動する。
まず、一方の撮像素子8(9)による被写体の撮影時には、スイッチ制御部17がペルチェ電源接続スイッチ16をON状態として電源ケーブル4aを介したカメラユニット2への電源供給を行った後に、スイッチ制御部17から制御部11に対して、ペルチェ電源接続スイッチ16をON状態とした旨の信号が信号ケーブル4cを介して出力されるようになっている。
【0022】
ペルチェ電源接続スイッチ16がON状態となった旨の信号を受けたカメラユニット2内の制御部11は、所定時間経過後に、作動させる撮像素子8(9)に設けられているペルチェ素子8a(9a)に設けられたペルチェ電源スイッチ8b(9b)をON状態としてペルチェ素子8(9)に電源供給を行うようになっている。作動させる撮像素子8(9)については、光学素子6が配置されている光路上の撮像素子8(9)が選択されるようになっている。
【0023】
撮像素子8(9)は、ペルチェ素子8a(9a)に電源供給が行われた後の所定時間経過後に作動させられるようになっている。
撮像素子8(9)の作動により被写体の画像が取得されると、取得された画像信号はADコンバータ12(13)に送られてディジタル信号に変換され、信号ケーブル4bを介してコントロールユニット3内の画像処理部18に送られ、画像処理部18によって生成された画像がモニタ5に表示されるようになっている。
【0024】
また、撮像素子8(9)が作動させられて被写体の画像が取得された後に、撮像素子8(9)の作動が停止すると、その所定時間経過後に、制御部11はペルチェ電源スイッチ8b(9b)をOFF状態としてペルチェ素子8a(9a)への電源供給を停止し、その旨を信号ケーブル4cを介してコントロールユニット3内のスイッチ制御部17に送信するようになっている。
【0025】
スイッチ制御部17は、ペルチェ電源スイッチ8b(9b)がOFF状態となった旨の信号を受信すると、その所定時間経過後にペルチェ電源接続スイッチ16をOFF状態に切り替えるようになっている。
そして、スイッチ制御部17は、ペルチェ電源接続スイッチ16がOFF状態となった後、所定時間経過後にモータ電源接続スイッチ15をON状態として、光学素子6の移動による光路切替を行うようになっている。
【0026】
光路切替は、他方の撮像素子9(8)による撮影を行うために、当該撮像素子9(8)の光軸上に光学素子6を配置するように、モータ7を作動させて光学素子6を移動させるようになっている。
まず、スイッチ制御部17が、モータ電源接続スイッチ15をON状態として、電源ケーブル4aを介したカメラユニット2への電源供給を行った後に、スイッチ制御部17から制御部11に対してモータ電源接続スイッチ15をON状態とした旨の信号が信号ケーブル4cを介して出力されるようになっている。
【0027】
モータ電源接続スイッチ15がON状態となった旨の信号を受けたカメラユニット2内の制御部11は、所定時間経過後に、モータ7に設けられたモータ電源スイッチ7bをON状態としてモータ制御部7aを作動させ、モータ7aに電源供給を行うようになっている。また、制御部11は、モータ制御部7aに制御信号を送ることにより、光学素子6が、次に撮影を行う撮像素子9(8)の光路上に配置されるようになっている。
【0028】
光学素子6が所望の位置に配置された後には、制御部11はモータ7を停止し、その所定時間後にモータ電源スイッチ7bをOFF状態とし、その旨を信号ケーブル4cを介してコントロールユニット3内のスイッチ制御部17に送信するようになっている。スイッチ制御部17は、モータ電源スイッチ7bがOFF状態となった旨の信号を受信すると、その所定時間経過後にモータ電源接続スイッチ15をOFF状態に切り替えるようになっている。
この後は、上述した一方の撮像素子8(9)による撮影と同様に、他方の撮像素子9(8)による撮影が行われるようになっている。
【0029】
このように構成された本実施形態に係る撮像装置1の作用について以下に説明する。
本実施形態に係る撮像装置1を用いて被写体の撮影を行うには、図2に示されるように、コントロールユニット3内のスイッチ制御部17によりコントロールユニット3内のペルチェ電源接続スイッチ16がON状態に切り替えられ、その後、カメラユニット2内の制御部11が一方の撮像素子8(9)に備えられたペルチェ電源スイッチ8b(9b)をON状態に切り替えてから撮像素子8(9)を作動させる。
【0030】
これにより、一方の撮像素子8(9)により被写体の画像が取得される。この場合において、撮像素子8(9)の作動前にペルチェ素子8a(9a)に電源供給されて撮像素子8(9)が冷却されるので、一方の撮像素子8(9)の作動時における発熱が緩和され、温度差による結露の発生を防止しつつ撮影を行うことができる。
【0031】
撮影が終了した後には、カメラユニット2内の制御部11が撮像素子8(9)の作動を停止させてから、ペルチェ電源スイッチ8b(9b)をOFF状態に切り替える。
次いで、他方の撮像素子9(8)により被写体の撮影を行うには、コントロールユニット3内のスイッチ制御部17が、カメラユニット2内の制御部11から一方の撮像素子8(9)による撮影が終了した旨の信号を受信した後に、コントロールユニット3内のペルチェ電源接続スイッチ16をOFF状態とし、その後、モータ電源接続スイッチ15をON状態とする。
【0032】
そして、その後、カメラユニット2内の制御部11がモータ電源スイッチ7bをON状態に切り替えることにより、モータ7が作動させられて光学素子6が所望の位置まで移動させられる。ここで、モータ7が作動している間、ペルチェ素子8a,9aの作動は停止している。光学素子6の移動終了によりモータ7が停止させられると、モータ電源スイッチ7bがOFFに切り替えられた後、コントロールユニット3内のモータ電源接続スイッチ16がOFF状態に切り替えられる。
【0033】
この後に、コントロールユニット3内のスイッチ制御部17によりコントロールユニット3内のペルチェ電源接続スイッチ15が再度ON状態に切り替えられ、その後、カメラユニット2内の制御部11が他方の撮像素子9(8)に備えられたペルチェ電源スイッチ9b(8b)をON状態に切り替えてから撮像素子9(8)を作動させる。
【0034】
これにより、他方の撮像素子9(8)により被写体の画像が取得される。この場合において、撮像素子9(8)の作動前にペルチェ素子9a(8a)に電力供給されて撮像素子9(8)が冷却されるので、他方の撮像素子9(8)の作動時における発熱が緩和され、温度差による結露の発生を防止しつつ撮影を行うことができる。
【0035】
撮影が終了した後には、カメラユニット2内の制御部11が撮像素子9(8)の作動を停止させてから、ペルチェ電源スイッチ9a(8a)をOFF状態に切り替える。その後、コントロールユニット3内のスイッチ制御部17が、ペルチェ電源接続スイッチ16をOFF状態に切り替える。
【0036】
このように、本実施形態に係る撮像装置1によれば、撮像素子8,9による被写体の撮影と、撮像素子8,9間における光学素子6の移動とを同一の電源ケーブル4aを用いて切り替えて行うので、電力を必要とする複数の撮像素子8,9のペルチェ素子8a,9a用および光学素子6を駆動するモータ7用に別々の電源ケーブルを用意しなくて済み、カメラケーブル4を細径化して撮像装置1を小型化することができるという利点がある。
【0037】
また、各ペルチェ素子8a,9aの作動およびモータ7の作動に先立って、ペルチェ素子8a,9aあるいはモータ7への電源供給を行うので、突入電流を低減して電源ケーブル4aの許容電流を低減し、さらにカメラケーブル4を細径化することができる。
【0038】
なお、本実施形態においては、図3に示されるように、各ペルチェ素子8a,9aあるいはモータ7のような電力素子と並列にコンデンサ(容量素子)19を配置することにしてもよい。このようにすることで、例えば、ペルチェ電源接続スイッチ16の導通後にペルチェ電源スイッチ8b(9b)を導通させるシーケンスを行うことにより、電源ケーブル4aに流れる電流を低減することができるという利点がある。
【0039】
すなわち、ペルチェ電源接続スイッチ16をON状態として電源供給部14からペルチェ素子8a(9a)に電源供給すると、図3(a)に示されるように、ペルチェ電源スイッチ8b(9b)がOFF状態では、ペルチェ素子8a(9a)に並列接続されたコンデンサ19に充電される。次いで、図3(b)に示されるように、ペルチェ電源スイッチ8b(9b)をON状態とすると、電源ケーブル4aを介して送られてくる電源およびコンデンサ19に充電された電荷がペルチェ素子8a(9a)に流入する。ペルチェ素子8a(9a)の必要電力は定まっているので、電源ケーブル4aを介して送られてくる電力は少なくて済むという利点がある。モータ7に対しても同様に機能する。
【0040】
また、本発明は、上述した本実施形態の構成や形状に限定されるものではなく、適宜修正あるいは変更が可能である。
例えば、光Aを撮像素子8,9へ入射させる光学素子6としては、ミラーに代えてプリズムを用いてもよい。また、撮像素子8,9を冷却するペルチェ素子8a,9aに加えて、ペルチェ素子8a,9aの放熱を促すファン(図示略)を併用してもよい。
また、カメラユニット2に供給する電源は、光路切替後に、ペルチェ素子8a,9aに限らず、画像シフト手段や対物レンズ移動手段に、択一的に供給してもよい。
【0041】
また、本実施形態においては、ペルチェ電源接続スイッチ16あるいはモータ電源接続スイッチ15をON状態としてから所定時間経過後にペルチェ電源スイッチ8b,9bあるいはモータ電源スイッチ7bをON状態に切り替え、ペルチェ電源スイッチ8b,9bあるいはモータ電源スイッチ7bがOFF状態となってから所定時間経過後にペルチェ電源接続スイッチ16あるいはモータ電源接続スイッチ15をOFF状態に切り替えることとしたが、各所定時間については、各ペルチェ素子8a,9aあるいはモータ7の負荷容量に応じて設定することが好ましい。
【0042】
このようにすることで、スイッチ7b,8b,9bの閉成時あるいは遮断時に、大きな電流が連続して電源ケーブル4aに流れることを抑制し、電源供給部14の負荷やカメラケーブル4における負荷を低減することができるという利点がある。その結果、電源ケーブル4aに流れる最大電流を低減することができ、カメラケーブル4をさらに細径化することができる。
【符号の説明】
【0043】
1 撮像装置
2 カメラユニット
3 コントロールユニット
4 カメラケーブル(ケーブル)
6 光学素子(光学系)
7 モータ(駆動素子、電力素子)
8,9 撮像素子
8a,9a ペルチェ素子(冷却装置、電力素子)
11 制御部(電力切替部)
19 コンデンサ(容量素子)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被写体を撮影するために電力を必要とする複数の電力素子と、各電力素子への電力供給を切り替える電力切替部とを備えるカメラユニットと、
前記電力切替部の切替指令を出力するとともに、前記カメラユニットへの電力供給を制御するコントロールユニットと、
該コントロールユニットと前記カメラユニットとを接続するケーブルとを備える撮像装置。
【請求項2】
前記電力素子が、冷却装置を有する撮像素子および該撮像素子に光を導く光学系を移動させる駆動素子を含む請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記電力切替部が、前記電力素子の作動に先だって電力供給を切り替える請求項1または請求項2に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記電力切替部が、電力供給の切替先の前記電力素子の総消費電力量および負荷容量の少なくとも一方に基づいて設定された時間差分だけ、前記電力素子の作動に先だって電力供給を切り替える請求項1から請求項3のいずれかに記載の撮像装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate