説明

撮像装置

【目的】 構図としての線画が描かれたデザインテンプレートをビューカメラのフォーカシングプレートに手作業で重ねる作業を必要とせず、比較的短時間に印刷用の原画に対応する画像信号を得る。
【構成】 LCD29上に合成信号S6に基づく画像、すなわち、映像信号S2に基づく被写体像と参照画用信号S5に基づく参照画像(通常、線画)とが同時に表示される。したがって、LCD29上の画像を見ながら、被写体像が参照画像に合うように被写体11の位置などを移動させることで、被写体11の構図を参照画の構図に容易に合わせることができる。このため、デザインテンプレート6を手作業で重ねる作業が不要になり、比較的短時間に印刷用の原画に対応する画像信号(フレームメモリ23に記憶されている)を得ることができる。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、商業印刷用電子スチルカメラに適用して好適な撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、新聞紙に折り込まれる折り込み広告などの商業印刷物を作成する際には、印刷用の原画としての商業写真が必要とされる。
【0003】従来、この印刷用の原画となる商業写真は、銀塩フィルムを利用するビューカメラで、必要とされる被写体を撮影して得るようにしていた。
【0004】図2に従来の技術による撮像装置の構成を示す。図2において、ビューカメラ1の前方の背景用部材12上に被写体11が配置されている。ビューカメラ1の本体部中、後部にはフォーカシングスクリーンとしてのすりガラス3が取り付けられている。
【0005】被写体11を撮影する際には、まず、すりガラス3に映された被写体11に対応した画像4が所定の構図になっているかどうかを確認するために、参照画としてのいわゆるデザインテンプレート6をすりガラス3に映された被写体2の画像4上に重ねる。デザインテンプレート6は、透明フィルム上に所定構図(レイアウト)の線画5が描かれたものである。
【0006】そしてこのデザインテンプレート6に描かれた線画5の構図(参照画)に合うように被写体11の位置、および必要であればビューカメラ1の位置またはあおりを調整する。これらの調整作業は、ビューカメラ1と被写体11とが離れた位置にあるために、通常、カメラマンとそのカメラマンの指示によって被写体11の配置を行う補助者の少くとも2人で行われている。
【0007】被写体11の配置がデザインテンプレート6に描かれた線画5の構図に一致した場合、次に、すりガラス3のところに即時フィルム(撮像後、現像機を必要としないで現像が行われ、一体となった印画紙に画像が形成されるフィルム)を配し図示しないストロボを発光させて試し撮りを行う。
【0008】試し撮りの結果が良好であれば、すりガラス3のところに乾板を配して本撮影を行うことで、その後の現像・定着処理により印刷用の原画となる商業写真を得ることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように上記従来のビューカメラを使用する撮像装置では、例えば、商業写真を得るまでに相当の手間と時間がかかっていた。
【0010】本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、構図としての線画が描かれたデザインテンプレートを手作業で重ねる作業を必要とせず、比較的短時間に印刷用の原画に対応する画像信号を得ることのできる撮像装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、例えば、図1に示すように、被写体11を撮像して映像信号S2を形成するカメラ本体部13と、映像信号S3(映像信号S2のデジタル信号)を記憶する第1の記憶手段23と、参照画用信号S5を記憶する第2の記憶手段24と、第1および第2の記憶手段23,24に記憶されている映像信号S3と参照画用信号S5とを合成して合成信号S6を出力する合成手段25と、合成信号S6に基づく画像を表示する表示手段27(29)とを備えるものである。
【0012】
【作用】本発明によれば、表示手段27(29)上に合成信号S6に基づく画像、すなわち、映像信号S2に基づく被写体像と参照画用信号S5に基づく参照画像とが同時に表示される。したがって、表示手段27(29)上の画像を見ながら、被写体像が参照画像に合うように被写体位置などを移動させることで、被写体11の構図を参照画の構図に容易に合わせることができる。
【0013】したがって、デザインテンプレートを手作業で重ねる作業が不要になり、比較的短時間に印刷用の原画に対応する画像信号(第1の記憶手段23に記憶されている)を得ることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明撮像装置の一実施例について図面を参照して説明する。なお、以下に参照する図面において、上記の図2に示したものに対応するものには同一の符号を付けている。
【0015】図1は本実施例による撮像装置の構成を示している。図1において、11は被写体である。この実施例において、被写体11は、3本のジュース缶であり、缶の側壁には文字「J」が印刷されている。被写体11は、背景用部材12上に配置されている。
【0016】被写体1の画像情報を有する光Lがカメラ本体部13のレンズ部を通じて固体撮像素子であるCCDエリアセンサ(図示していない)に供給される。カメラ本体部13には、静止画取り込み用の手動のシャッタ14が付けられている。シャッタ14の手動動作によりシャッタ信号S0が発生し、そのシャッタ信号S0は、CPU40に取り込まれる。なお、シャッタ14は、外部からの制御信号S1(シャッタトリガ)により自動的にも切られるようになっている。
【0017】カメラ本体部13内のCCDエリアセンサにより形成された撮像信号に基づきカメラ本体部13内で映像信号S2が形成され、その映像信号S2が信号処理部20を構成するA/D変換回路21に供給される。
【0018】A/D変換回路21によりデジタル信号にされた映像信号S3が、スイッチ31の固定接点31b、フレームメモリ23および参照画用メモリ24に供給される。フレームメモリ23および参照画用メモリ24は、ともにデジタルICであるフレームメモリ用ICを使用している。
【0019】スイッチ31は、固定接点31b以外に固定接点31cと可動接点31aとを有している。固定接点31cは無接続であり、可動接点31aは、いわゆるスーパーインポーズ回路である合成回路25の第1の入力端子に接続されている。
【0020】フレームメモリ23の出力信号であってデジタル信号である映像信号S4が、スイッチ32の固定接点32bおよび可動接点32aを通じて合成回路25の第2の入力端子に供給される。スイッチ32の固定接点32cも無接続である。
【0021】参照画用メモリ24の出力信号であってデジタル信号である参照画用信号S5は、スイッチ33の固定接点33bおよび可動接点33aを通じて合成回路25の第3の入力端子に供給される。スイッチ33の固定接点33cも無接続である。
【0022】合成回路25の出力信号であるデジタルの合成映像信号S6は、D/A変換回路26を通じてアナログの合成映像信号S7に変換される。その合成映像信号S7は、表示手段である、例えば、14インチのCRTモニタ27に供給されるとともに、いわゆるリターンビデオ信号S8(S7と同一の信号)としてカメラ本体部13にもどされる。カメラ本体部13にもどされたリターンビデオ信号S8は、そのカメラ本体部13を経由しケーブル28を介して、携帯可能な表示手段である、例えば、4〜6インチ程度の液晶表示装置(以下、LCDという)29に供給される。このLCD29は、使用者である、例えば、カメラマン30が片手で携帯しながらその画面を見ることができる。
【0023】フレームメモリ23および参照画用メモリ24の読み書き制御は、ダイレクトメモリアクセス用コントローラ(以下、DMAという)35により直接制御される。このDMA35の制御信号S9は、外部装置であるホストコンピュータ36からインタフェースコントローラ37を通じて供給される。ホストコンピュータ36からの制御信号は、インタフェースコントローラ37を通じてCPU40に制御信号S10としても供給される。なお、ホストコンピュータ36は、例えば、コンピュータ本体とモニタおよびキーボード等の入力装置を有するパーソナルコンピュータでもよく、また、操作性の向上のために、ホストコンピュータ36に代替して入力ボタン(キースイッチ)数の少ない専用の入出力装置にしてもよい。ホストコンピュータ36は、プリンタ38に接続されている。
【0024】上記したシャッタトリガとしての制御信号S1は、CPU40からカメラ本体部13に供給されるとともに、ストロボドライバ41とスイッチ34の可動接点34aに供給される。スイッチ34の可動接点34aに供給された制御信号S1は、固定接点34bまたは固定接点34cを通じてフレームメモリ23または参照画用メモリ24に供給される。
【0025】ストロボドライバ41は、制御信号S1をトリガとしてストロボ信号S15を発生し、このストロボ信号15をストロボ電源43に供給する。ストロボ信号S15が供給されている間、ストロボ装置44を構成する光源45が発光する。光源45からの発光光LSは、直接または反射体46に反射されて被写体11に照射される。
【0026】電子スイッチであるスイッチ31〜34の各制御端子には、CPU40からスイッチ切り替えの制御信号S11〜S14がそれぞれ供給される。
【0027】次に上記実施例の動作について次のA〜Cの順序で説明する。
A.参照画用メモリ24を使用しない基本動作B.参照画用メモリ24に記憶される参照画用信号S5をカメラ本体部13から供給した場合の動作C.参照画用メモリ24に記憶される参照画用信号S5をホストコンピュータ36から供給した場合の動作
【0028】A.参照画用メモリ24を使用しない基本動作の説明まず、ホストコンピュータ36の入力装置(図示していない)の操作により、スイッチ31を閉じ、かつスイッチ32,33を開き、さらにスイッチ34の可動接点34aを固定接点34b側、すなわちフレームメモリ23側に接続する。
【0029】このような設定のもとで、被写体11の画像情報を有する光Lがカメラ本体部13を通じて映像信号S2に変換され、この映像信号S2が、A/D変換回路21、スイッチ31、合成回路25およびD/A変換回路26を通じてCRTモニタ27に合成映像信号S7として供給されるとともに、リターンビデオ信号S8としてカメラ本体部13を経由してLCD29に供給される。したがって、カメラ本体部13で撮像された被写体11に対応する画像がCRTモニタ27の画面およびLCD29の画面に連続的に、いわゆるカメラスルーの状態で動画として表示される。
【0030】このため、カメラマン30は、CRTモニタ27上の画面表示またはLCD29上の画面表示を見ると同時に、透明フィルム上に描かれた所定構図の線画5を有するデザインテンプレート6を見ながら、そのデザインテンプレート6に描かれた線画5の構図(参照画)に合うように被写体11の位置および必要であれば、カメラ本体部13の位置、絞りなどを調整することができる。
【0031】そして、被写体11の配置がデザインテンプレート6に描かれた線画5の構図に一致した場合、シャッタ14を切ることで、シャッタ信号S0がCPU40を通じてDMA35に供給され、DMA35の制御のもとに、シャッタ14を切った時点における映像信号S3がフレームメモリ23に記録される。なお、シャッタ14を切ることで、ストロボドライバ41が起動され、同時にストロボ装置44の光源45が発光する。なお、シャッタ14の作動はこのように手動で行ってもよく、ホストコンピュータ36からの指令である制御信号S1により自動で行ってもよい。
【0032】このA例によれば、従来の技術に示したように、ビューカメラ1のフォーカシングプレートであるすりガラス3のところで、すりガラス3に映された被写体2に対応する画像4上にデザインテンプレート6を重ねる必要がなく、例えば、被写体11の近くにCRTモニタ27を配置してそのCRTモニタ27上の画像を確認するか、または携帯用LCD29上の画像を確認するだけで、被写体11とデザインテンプレート6との対比が可能になる。したがって、例えば、補助者を必要とせず、カメラマン30の1人だけでも、従来の技術に比較して短時間かつ容易に撮影を行うことができる。
【0033】なお、フレームメモリ23に記憶された映像信号S4についての再生画像である静止画は、合成回路25およびD/A変換回路26を通じてCRTモニタ27および(または)LCD29上で確認することができる。また、フレームメモリ23に記憶された映像信号S4をDMA35、インタフェースコントローラ37およびホストコンピュータ36を通じてプリンタ38に供給することでプリンタ38から印刷用原画を得ることができる。また、映像信号S4 をホストコンピュータ36の外部記憶装置(図示していない)に転送し画像信号として記憶しておくこともできる。
【0034】B.参照画用メモリ24に記憶される参照画用信号S5をカメラ本体部13から供給した場合の動作説明参照画用メモリ24に記憶される参照画用信号S5を得る際に、まず、被写体11を線画5の描かれたデザインテンプレート6に代替する。
【0035】そして、ホストコンピュータ36の入力装置により、スイッチ31を閉じ、スイッチ32,33を開き、さらに、スイッチ34を参照画用メモリ24側(固定接点34C側)に閉じる。
【0036】この状態において、被写体であるデザインテンプレート6に対応する画像の画枠などをカメラスルーでCRTモニタ27またはLCD29上で確認した後、シャッタ14を切ることで、上記したのと同様に、ストロボ装置44の光源45が発光され、その時点における映像信号S3がDMA35の動作制御のもとに参照画用信号S5として参照画用メモリ24に記憶される。
【0037】次に、ホストコンピュータ36の入力装置により、スイッチ33を開いた状態から閉じた状態にするとともに、デザインテンプレート6を被写体11に交換する。そして、被写体としてのデザインテンプレート6をカメラ本体部13により撮影する。
【0038】そうすると、この状態において、参照画用信号S5とカメラスルーの映像信号S3とが合成回路35で合成、すなわち電気的にスーパーインポーズされることになるので、CRTモニタ27上およびLCD29上には、参照画用信号S5に応じた静止画像、すなわち、上述のデザインテンプレート6の線画5の静止画像上に被写体11のカメラスルー画像とが重ねられて表示されることになる。
【0039】したがって、カメラマン30は、被写体11の近くで、LCD29上に表示されたこれらの画像(被写体11のカメラスルー画像とデザインテンプレート6の線画5の静止画像)を見ながら、そのデザインテンプレート6の線画5の構図、いわゆるレイアウトと画枠に合うように、被写体11の位置を調整することで、被写体11の構図を参照画である線画5の構図に容易にかつ短時間に合わせることができる。なお、図1に示したデザインテンプレート6上の線画5のジュース缶には、模様としての文字「J」を描いていないが、これを描いておいて被写体11の位置を合わせるようにしてもよい。
【0040】被写体11の構図が参照画である線画5に合わせられた後には、上記したのと同様にシャッタ14を切ることで、ストロボ装置44の光源45が発光され、被写体11の画像が映像信号S3としてフレームメモリ23に記憶される。フレームメモリ23に記憶された映像信号S3に基づき、上述のように、プリンタ38により印刷用原画を作成することができる。
【0041】したがって、このB例によっても、従来の技術の項に示したように、ビューカメラ1のすりガラス3のところで、すりガラス3に映された被写体2に対応する画像4上にデザインテンプレート6を重ねる必要がない。このため、例えば、補助者を必要とせず、カメラマン30の1人だけでも、従来の技術に比較して短時間かつ容易に撮影を行うことができる。
【0042】なお、参照画用メモリ24に記憶された参照画信号S5をDMA35、インタフェースコントローラ37を通じてホストコンピュータ36の外部記憶装置(図示していない)に記憶することで、デザインテンプレート6に対応する画像を保存しておくことができる。もちろん、フレームメモリ23に記憶された映像信号S4を上記外部記憶装置に保存しておくこともできる。
【0043】また、このB例においては、デザインテンプレート6を撮影する際に、予め、カメラ本体部13の位置などの調整が終了しているので、被写体11の構図を決定する際には、カメラ本体部13の位置などの調整は必要ではなくて、被写体11の位置調整を行うだけでよい。
【0044】C.参照画用メモリ24に記憶される参照画用信号S5をホストコンピュータ36から供給した場合の動作この場合には、例えば、ホストコンピュータ36を利用してデザインテンプレートとしての線画を作成し、その作成した線画データをDMA35を介して参照画用メモリ24に参照画用信号S5として供給する。
【0045】参照画用信号S5を参照画用メモリ24に記憶した後の動作は、上記したB例と同様であるので、省略する。
【0046】このC例によれば、実際に、透明フィルムを利用したデザインテンプレート6を作成することなく、比較的に短時間に印刷用の原画に対応する画像信号S4を得ることができる。
【0047】このように上記したB例、C例によれば、表示手段であるCRTモニタ27および(または)LCD29上に合成信号S6に基づく画像、すなわち、映像信号S3に基づく被写体11の画像と、参照画用信号S5に基づく参照画像とが同時に表示される。したがって、カメラマンは、CRTモニタ27および(または)LCD29上の画像を見ながら、被写体11の画像が参照画像に合うように被写体11の位置などを移動させることで、被写体11の構図および画枠を参照画の構図および画枠に容易に合わせることができる。
【0048】特に、携帯用のLCD29を使用した場合には、例えば、被写体11を、いわゆるハイアングルで撮影しようとする場合、従来の技術においては、高所に設置されたビューカメラの所まで、カメラマンなどが脚立を利用して登り降りして位置などの調整をしなければならないことに比較して著しく作業性が向上される。
【0049】なお、上記したすべての実施例において、フレームメモリ23および参照画用メモリ24としてデジタルICであるフレームメモリ用ICを使用した方式で説明しているが、これに限らず、磁気テープまたはフロッピィディスクなどの磁気記録媒体に記録する方式に代替してもよい。
【0050】また、本発明は上記の実施例に限らず本発明の要旨を逸脱することなく種々の構成を採り得ることはもちろんである。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、表示手段上に合成信号に基づく画像、すなわち、映像信号に基づく被写体像と参照画用信号に基づく参照画像とが同時に表示される。
【0052】したがって、表示手段上の画像を見ながら、被写体像が参照画像に合うように被写体位置などを移動させることで、被写体の構図を参照画の構図に容易に合わせることができるという効果が得られる。
【0053】その結果、デザインテンプレートを手作業で重ねる作業が不要になり、比較的短時間に印刷用の原画に対応する画像信号(第1の記憶手段に記憶されている)を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による撮像装置の一実施例の構成を示す線図である。
【図2】従来の技術による撮像装置の構成を示す線図である。
【符号の説明】
11 被写体
13 カメラ本体部
20 信号処理部
23 フレームメモリ
24 参照画用メモリ
25 合成回路
27 CRTモニタ
29 LCD
S6 合成信号

【特許請求の範囲】
【請求項1】 被写体を撮像して映像信号を形成するカメラ本体部と、上記映像信号を記憶する第1の記憶手段と、参照画用信号を記憶する第2の記憶手段と、上記第1および第2の記憶手段に記憶されている映像信号と参照画用信号とを合成して合成信号を出力する合成手段と、上記合成信号に基づく画像を表示する表示手段とを備えることを特徴とする撮像装置。
【請求項2】 上記第2の記憶手段に記憶される参照画用信号は、外部装置から供給される参照画用信号または上記被写体を参照画用被写体としたときの上記カメラ本体部から供給される映像信号のうちいずれか一方の信号であることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
【請求項3】 上記表示手段が携帯可能な表示手段であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の撮像装置。
【請求項4】 被写体を撮像して映像信号を形成するカメラ本体部と、上記映像信号を記憶する第1の記憶手段と、参照画用信号を記憶する第2の記憶手段と、上記第1および第2の記憶手段に記憶されている映像信号と参照画用信号とを合成して合成信号を出力する合成手段と、上記合成信号に基づく画像を表示する表示手段と、上記カメラ本体部と上記第1及び第2の記憶手段とに接続される制御手段とを備え、上記制御手段からシャッタトリガを送出して上記第1の記憶手段に上記映像信号を記憶するようにしたことを特徴とする撮像装置。

【図1】
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【図2】
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