説明

撮影メモ作成装置

【構成】CPU30は、撮影画像データに現れた人物の名称を人物辞書DIC1を参照して検出し、同じ撮影画像データに現れた人物と異なる物体の名称を物体辞書DIC2を参照して検出し、そして撮影が行われたスポットの名称をGPS装置42の出力と地図データとに基づいて検出する。CPU30はその後、検出された人物の名称を表す人物メモまたは検出された物体の名称を表す物体メモのいずれか一方を記述し、さらに検出されたスポットの名称を表すスポットメモを記述したアルバムメモを作成する。このとき、アルバムメモにおいてスポットメモに付すべき助詞は、人物メモおよび物体メモの記述態様に応じて異なる要領で指定される。また、アルバムメモにおいて人物メモに付すべき助詞は、人物メモに表れる名称の数に応じて異なる要領で指定される。
【効果】アルバムメモの体裁を整える性能が向上する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、撮影メモ作成装置に関し、特に撮影画像に付加されるメモを作成する、撮影メモ作成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の装置の一例が、特許文献1に開示されている。この背景技術によれば、CPUは、複数の画像データを含むクラスタを生成し、FATデータまたはExifデータに基づく第1クラスタ名候補および第2クラスタ名候補とユーザによって入力された第3クラスタ名候補とを有するスライドショウテーブルを作成する。画像表示画面は、画像データの内容を示唆するクラスタ名として、第1クラスタ名候補,第2クラスタ名候補および第3クラスタ名候補のいずれか2つを結合して一覧表示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許4416836号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、第1クラスタ名候補,第2クラスタ名候補および第3クラスタ名候補の中から選択された2つのクラスタ名候補は画面上に並列表示されるに留まり、表示されたクラスタ名つまり撮影メモの体裁が良好であるとは言えない。
【0005】
それゆえに、この発明の主たる目的は、撮影メモの体裁を整える性能を高めることができる、撮影メモ作成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に従う撮影メモ作成装置(10:実施例で相当する参照符号。以下同じ)は、撮影画像に現れた人物の名称を検出する第1検出手段(S43~S61)、撮影画像に現れた人物と異なる物体の名称を検出する第2検出手段(S65~S69, S49~S61)、撮影が行われたスポットの名称を検出する第3検出手段(S75)、第1検出手段によって検出された名称を表す人物メモおよび第2検出手段によって検出された名称を表す物体メモのいずれか一方と第3検出手段によって検出された名称を表すスポットメモとが記述された撮影メモを作成する作成手段(S115~S117, S131~S137, S141, S145~S47)、作成手段によって作成される撮影メモにおいてスポットメモに付すべき助詞を人物メモおよび物体メモの記述態様に応じて異なる要領で指定する第1指定手段(S119~S129)、および作成手段によって作成される撮影メモにおいて人物メモに付すべき助詞を人物メモに表れる名称の数に応じて異なる要領で指定する第2指定手段(S131~S133, S139, S143)を備える。
【0007】
好ましくは、名称が各々に割り当てられた1または2以上の人物の特徴量を保持する第1保持手段(DIC1)、および名称が各々に割り当てられた1または2以上の物体の特徴量を保持する第2保持手段(DIC2)がさらに備えられ、第1検出手段は第1保持手段によって保持された特徴量を参照して人物の名称を検出し、第2検出手段は第2保持手段によって保持された特徴量を参照して物体の名称を検出する。
【0008】
好ましくは、現在位置を測定する測定手段(42)、および地図データを保持する保持手段(46)がさらに備えられ、第2検出手段は測定手段によって測定された位置と保持手段によって保持された地図データとを参照してスポットの名称を検出する。
【0009】
さらに好ましくは、作成手段によって作成された撮影メモ上のスポットメモを編集操作に応答して更新する第1更新手段(S173~S175)、および保持手段によって保持された地図データ上の名称を第1更新手段によって更新されたスポットメモを参照して更新する第2更新手段(S183~S185)がさらに備えられる。
【0010】
好ましくは、作成手段は人物メモを物体メモに優先して撮影メモに記述する記述調整手段(S131~S135)を含む。
【0011】
好ましくは、第1検出手段の検出対象は特定人物の名称を含み、作成手段は特定人物の名称を排除して人物メモを作成する人物メモ作成手段(S137, S141)を含む。
【0012】
さらに好ましくは、特定人物は撮影メモ作成装置の所有者に相当する。
【0013】
好ましくは、シーンを捉える撮像手段(16)、および撮像手段の出力に基づいて撮影画像を作成する作成手段(20)がさらに備えられる。
【0014】
この発明に従う撮影メモ作成プログラムは、撮影メモ作成装置(10)のプロセッサ(30)に、撮影画像に現れた人物の名称を検出する第1検出ステップ(S43~S61)、撮影画像に現れた人物と異なる物体の名称を検出する第2検出ステップ(S65~S69, S49~S61)、撮影が行われたスポットの名称を検出する第3検出ステップ(S75)、第1検出ステップによって検出された名称を表す人物メモおよび第2検出ステップによって検出された名称を表す物体メモのいずれか一方と第3検出ステップによって検出された名称を表すスポットメモとが記述された撮影メモを作成する作成ステップ(S115~S117, S131~S137, S141, S145~S47)、作成ステップによって作成される撮影メモにおいてスポットメモに付すべき助詞を人物メモおよび物体メモの記述態様に応じて異なる要領で指定する第1指定ステップ(S119~S129)、および作成ステップによって作成される撮影メモにおいて人物メモに付すべき助詞を人物メモに表れる名称の数に応じて異なる要領で指定する第2指定ステップ(S131~S133, S139, S143)を実行させるための、撮影メモ作成プログラムである。
【0015】
この発明に従う撮影メモ作成方法は、撮影メモ作成装置(10)によって実行される撮影メモ作成方法であって、撮影画像に現れた人物の名称を検出する第1検出ステップ(S43~S61)、撮影画像に現れた人物と異なる物体の名称を検出する第2検出ステップ(S65~S69, S49~S61)、撮影が行われたスポットの名称を検出する第3検出ステップ(S75)、第1検出ステップによって検出された名称を表す人物メモおよび第2検出ステップによって検出された名称を表す物体メモのいずれか一方と第3検出ステップによって検出された名称を表すスポットメモとが記述された撮影メモを作成する作成ステップ(S115~S117, S131~S137, S141, S145~S47)、作成ステップによって作成される撮影メモにおいてスポットメモに付すべき助詞を人物メモおよび物体メモの記述態様に応じて異なる要領で指定する第1指定ステップ(S119~S129)、および作成ステップによって作成される撮影メモにおいて人物メモに付すべき助詞を人物メモに表れる名称の数に応じて異なる要領で指定する第2指定ステップ(S131~S133, S139, S143)を備える。
【0016】
この発明に従う外部制御プログラムは、メモリ(46)に保存された内部制御プログラムに従う処理を実行するプロセッサ(30)を備える撮影メモ作成装置に供給される外部制御プログラムであって、撮影画像に現れた人物の名称を検出する第1検出ステップ(S43~S61)、撮影画像に現れた人物と異なる物体の名称を検出する第2検出ステップ(S65~S69, S49~S61)、撮影が行われたスポットの名称を検出する第3検出ステップ(S75)、第1検出ステップによって検出された名称を表す人物メモおよび第2検出ステップによって検出された名称を表す物体メモのいずれか一方と第3検出ステップによって検出された名称を表すスポットメモとが記述された撮影メモを作成する作成ステップ(S115~S117, S131~S137, S141, S145~S47)、作成ステップによって作成される撮影メモにおいてスポットメモに付すべき助詞を人物メモおよび物体メモの記述態様に応じて異なる要領で指定する第1指定ステップ(S119~S129)、および作成ステップによって作成される撮影メモにおいて人物メモに付すべき助詞を人物メモに表れる名称の数に応じて異なる要領で指定する第2指定ステップ(S131~S133, S139, S143)を内部制御プログラムと協働してプロセッサに実行させるための、外部制御プログラムである。
【0017】
この発明に従う撮影メモ作成装置(10)は、外部制御プログラムを取り込む取り込み手段(48)、および取り込み手段によって取り込まれた外部制御プログラムとメモリ(46)に保存された内部制御プログラムとに従う処理を実行するプロセッサ(30)を備える撮影メモ作成装置であって、外部制御プログラムは、撮影画像に現れた人物の名称を検出する第1検出ステップ(S43~S61)、撮影画像に現れた人物と異なる物体の名称を検出する第2検出ステップ(S65~S69, S49~S61)、撮影が行われたスポットの名称を検出する第3検出ステップ(S75)、第1検出ステップによって検出された名称を表す人物メモおよび第2検出ステップによって検出された名称を表す物体メモのいずれか一方と第3検出ステップによって検出された名称を表すスポットメモとが記述された撮影メモを作成する作成ステップ(S115~S117, S131~S137, S141, S145~S47)、作成ステップによって作成される撮影メモにおいてスポットメモに付すべき助詞を人物メモおよび物体メモの記述態様に応じて異なる要領で指定する第1指定ステップ(S119~S129)、および作成ステップによって作成される撮影メモにおいて人物メモに付すべき助詞を人物メモに表れる名称の数に応じて異なる要領で指定する第2指定ステップ(S131~S133, S139, S143)を内部制御プログラムと協働して実行するプログラムに相当する。
【発明の効果】
【0018】
この発明によれば、撮影メモには、スポットメモが記述され、かつ人物メモまたは物体メモが記述される。ここで、スポットメモに付される助詞は、人物メモおよび物体メモの記述態様に応じて異なる。また、人物メモが撮影メモに記述される場合、人物メモに付される助詞は人物メモに表れる名称の数に応じて異なる。これによって、撮影メモの体裁を整える性能が向上する。
【0019】
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】この発明の一実施例の基本的構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の一実施例の構成を示すブロック図である。
【図3】(A)は人物辞書の構成の一例を示す図解図であり、(B)は物体辞書の構成の一例を示す図解図である。
【図4】人物レジスタおよび物体レジスタの各々の構成の一例を示す図解図である。
【図5】(A)はLCDモニタに表示されるスルー画像の一例を示す図解図であり、(B)はLCDモニタに表示されるスルー画像の他の一例を示す図解図である。
【図6】(A)はLCDモニタに表示されるスルー画像のその他の一例を示す図解図であり、(B)はLCDモニタに表示されるスルー画像のさらにその他の一例を示す図解図である。
【図7】(A)はLCDモニタに表示されるスルー画像の他の一例を示す図解図であり、(B)はLCDモニタに表示されるスルー画像のその他の一例を示す図解図である。
【図8】(A)はLCDモニタに表示される再生画像および撮影メモの一例を示す図解図であり、(B)はLCDモニタに表示される再生画像および撮影メモの他の一例を示す図解図である。
【図9】(A)はLCDモニタに表示される再生画像および撮影メモのその他の一例を示す図解図であり、(B)はLCDモニタに表示される再生画像および撮影メモのさらにその他の一例を示す図解図である。
【図10】(A)はLCDモニタに表示される再生画像および撮影メモの他の一例を示す図解図であり、(B)はLCDモニタに表示される再生画像および撮影メモのその他の一例を示す図解図である。
【図11】図2実施例に適用されるCPUの動作の一部を示すフロー図である。
【図12】図2実施例に適用されるCPUの動作の他の一部を示すフロー図である。
【図13】図2実施例に適用されるCPUの動作のその他の一部を示すフロー図である。
【図14】図2実施例に適用されるCPUの動作のさらにその他の一部を示すフロー図である。
【図15】図2実施例に適用されるCPUの動作の他の一部を示すフロー図である。
【図16】図2実施例に適用されるCPUの動作のその他の一部を示すフロー図である。
【図17】図2実施例に適用されるCPUの動作のさらにその他の一部を示すフロー図である。
【図18】図2実施例に適用されるCPUの動作の他の一部を示すフロー図である。
【図19】図2実施例に適用されるCPUの動作のその他の一部を示すフロー図である。
【図20】図2実施例に適用されるCPUの動作のさらにその他の一部を示すフロー図である。
【図21】図2実施例に適用されるCPUの動作の他の一部を示すフロー図である。
【図22】この発明の他の実施例の構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、この発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
[基本的構成]
【0022】
図1を参照して、この実施例の撮影メモ作成装置は、基本的に次のように構成される。第1検出手段1は、撮影画像に現れた人物の名称を検出する。第2検出手段2は、撮影画像に現れた人物と異なる物体の名称を検出する。第3検出手段3は、撮影が行われたスポットの名称を検出する。作成手段4は、第1検出手段1によって検出された名称を表す人物メモおよび第2検出手段2によって検出された名称を表す物体メモのいずれか一方と第3検出手段3によって検出された名称を表すスポットメモとが記述された撮影メモを作成する。第1指定手段5は、作成手段4によって作成される撮影メモにおいてスポットメモに付すべき助詞を人物メモおよび物体メモの記述態様に応じて異なる要領で指定する。第2指定手段6は、作成手段4によって作成される撮影メモにおいて人物メモに付すべき助詞を人物メモに表れる名称の数に応じて異なる要領で指定する。
【0023】
撮影メモには、スポットメモが記述され、かつ人物メモまたは物体メモが記述される。ここで、スポットメモに付される助詞は、人物メモおよび物体メモの記述態様に応じて異なる。また、人物メモが撮影メモに記述される場合、人物メモに付される助詞は人物メモに表れる名称の数に応じて異なる。これによって、撮影メモの体裁を整える性能が向上する。
[実施例]
【0024】
図2を参照して、この実施例のディジタルカメラ10は、ドライバ18aおよび18bによってそれぞれ駆動されるフォーカスレンズ12および絞りユニット14を含む。これらの部材を経た光学像は、イメージャ16の撮像面に照射され、光電変換を施される。
【0025】
カメラモードが選択されると、CPU30は、動画取り込み処理を実行するべく、ドライバ18cに露光動作および電荷読み出し動作の繰り返しを命令する。ドライバ18cは、周期的に発生する垂直同期信号Vsyncに応答して、イメージャ16の撮像面を露光し、かつ撮像面で生成された電荷をラスタ走査態様で読み出す。イメージャ16からは、読み出された電荷に基づく生画像データが周期的に出力される。
【0026】
信号処理回路20は、イメージャ16から出力された生画像データに白バランス調整,色分離,YUV変換などの処理を施す。これによって生成されたYUV形式の画像データ(以下では、「撮影画像データ」という)は、メモリ制御回路22を通してSDRAM24のYUV画像エリア24aに書き込まれる。LCDドライバ26は、YUV画像エリア24aに格納された撮影画像データをメモリ制御回路22を通して繰り返し読み出し、読み出された撮影画像データに基づいてLCDモニタ28を駆動する。この結果、撮像面で捉えられたシーンを表すリアルタイム動画像(スルー画像)がモニタ画面に表示される。
【0027】
CPU30は、既定条件を満足する部分画像を撮影画像データから探索する探索処理を、上述の動画取り込み処理と並列して繰り返し実行する。ここで、“既定条件を満足する部分画像”とは、人物辞書DIC1に収められた1または2以上の人物画像および物体辞書DIC2に収められた1または2以上の物体画像(物体画像:人物と異なる物体を表す画像)のいずれか1つと符合する部分画像に相当する。
【0028】
人物辞書DIC1および物体辞書DIC2はいずれも、フラッシュメモリ46に保存される。また、人物辞書DIC1は図3(A)に示す要領で構成され、物体辞書DIC2は図3(B)に示す要領で構成される。図3(A)によれば、3人の人物の顔を表す画像の特徴量が人物辞書DIC1に収められる。この3つの特徴量には、識別番号“1”,“2”および“3”と人物名“アキコ”,“ヒロシ”および“ミユキ”が割り当てられる。また、図3(B)によれば、3つの物体を表す画像の特徴量が物体辞書DIC2に収められる。この3つの特徴量には、識別番号“1”,“2”および“3”と物体名“ケーキ”,“オレンジ”および“ティーカップ”が割り当てられる。
【0029】
探索処理ではまず、人物辞書DIC1が参照辞書として指定され、図4に示す人物レジスタRGST1が登録先レジスタとして指定され、そして変数Kが“1”〜“Kmax”(Kmax:参照辞書に収められた辞書画像の総数)の各々に順に設定される。変数Kが“3”に達すると、参照辞書および登録先辞書が物体辞書DIC2および図4に示す物体レジスタRGST2に変更され、変数Kが再度“1”〜“Kmax”の各々に順次設定される。
【0030】
YUV画像エリア24aに格納された撮影画像データからは、参照辞書に収められたK番目の辞書画像に符合する部分画像が探索される。参照画像が人物辞書DIC1であれば、K番目の人物画像に符合する部分画像が探索される。また、参照画像が物体辞書DIC2であれば、K番目の物体画像に符合する部分画像が探索される。
【0031】
所望の部分画像が探知されると、探知された部分画像の位置およびサイズが登録先レジスタに登録される。また、探知された部分画像の名称が参照辞書から読み出され、読み出された名称が登録先レジスタに登録される。
【0032】
こうして既定条件を満足する1または2以上の部分画像が探知されると、CPU30は、探知された1または2以上の部分画像を覆う一部のエリアを評価エリアとして設定する。CPU30はさらに、探知された1または2以上の部分画像をそれぞれ指向する1または2以上の検出枠キャラクタの表示をキャラクタジェネレータ32に命令する。
【0033】
キャラクタジェネレータ32は、命令に従うキャラクタデータを作成し、作成したキャラクタデータをLCDドライバ26に与える。LCDドライバ26は、与えられたキャラクタデータに基づいてLCDモニタ28を駆動する。検出枠キャラクタは、指定された部分画像のサイズに相当するサイズを有して、指定された部分画像を囲う位置に表示される。
【0034】
一方、既定条件を満足する部分画像が1つも探知されなければ、CPU30は、撮像面の中央の既定エリアを評価エリアとして設定し、検出枠キャラクタの非表示をキャラクタジェネレータ32に命令する。キャラクタジェネレータ32はキャラクタデータの出力を中断し、これによって検出枠キャラクタが消失する。
【0035】
したがって、図5(A)に示すシーンが捉えられたときは、“ヒロシ”の顔画像を囲うように検出枠キャラクタDT1が表示される。また、人物レジスタRGST1の1番目のカラムには、検出枠キャラクタDT1の位置およびサイズと人物名“ヒロシ”とが登録される。
【0036】
図5(B)に示すシーンが捉えられたときは、“アキコ”の顔画像を囲うように検出枠キャラクタDT1が表示され、“ヒロシ”の顔画像を囲うように検出枠キャラクタDT2が表示される。人物レジスタRGST1の1番目のカラムには、検出枠キャラクタDT1の位置およびサイズと人物名“アキコ”とが登録される。また、人物レジスタRGST1の2番目のカラムには、検出枠キャラクタDT2の位置およびサイズと人物名“ヒロシ”とが登録される。
【0037】
図6(A)に示すシーンが捉えられたときは、“ヒロシ”の顔画像を囲うように検出枠キャラクタDT1が表示され、“ミユキ”の顔画像を囲うように検出枠キャラクタDT2が表示される。人物レジスタRGST1の1番目のカラムには、検出枠キャラクタDT1の位置およびサイズと人物名“ヒロシ”とが登録される。また、人物レジスタRGST1の2番目のカラムには、検出枠キャラクタDT2の位置およびサイズと人物名“ミユキ”とが登録される。
【0038】
図6(B)に示すシーンが捉えられたときは、“アキコ”の顔画像を囲うように検出枠キャラクタDT1が表示され、“ヒロシ”の顔画像を囲うように検出枠キャラクタDT2が表示され、そして“ミユキ”の顔画像を囲うように検出枠キャラクタDT3が表示される。
【0039】
人物レジスタRGST1の1番目のカラムには、検出枠キャラクタDT1の位置およびサイズと人物名“アキコ”とが登録される。また、人物レジスタRGST1の2番目のカラムには、検出枠キャラクタDT2の位置およびサイズと人物名“ヒロシ”とが登録される。さらに、人物レジスタRGST1の3番目のカラムには、検出枠キャラクタDT3の位置およびサイズと人物名“ミユキ”とが登録される。
【0040】
図7(A)に示すシーンが捉えられたときは、ケーキを表す画像を囲うように検出枠キャラクタDT1が表示される。物体レジスタRGST2の1番目のカラムには、検出枠キャラクタDT1の位置およびサイズと物体名“ケーキ”とが登録される。
【0041】
図7(B)に示すシーンが捉えられたときは、“アキコ”の顔画像を囲うように検出枠キャラクタDT1が表示され、ケーキを表す画像を囲うように検出枠キャラクタDT2が表示され、そしてティーカップを表す画像を囲うように検出枠キャラクタDT3が表示される。
【0042】
人物レジスタRGST1の1番目のカラムには、検出枠キャラクタDT1の位置およびサイズと人物名“アキコ”とが登録される。また、物体レジスタRGST2の1番目のカラムには、検出枠キャラクタDT2の位置およびサイズと物体名“ケーキ”とが登録される。さらに、物体レジスタRGST2の2番目のカラムには、検出枠キャラクタDT3の位置およびサイズと物体名“ティーカップ”とが登録される。
【0043】
図2に戻って、信号処理回路20によって作成された撮影画像データを形成するYデータは、CPU30にも与えられる。CPU30は、与えられたYデータのうち上述の要領で設定された評価エリアに属する一部のYデータにAE処理を施して適正EV値を算出し、算出された適正EV値を定義する絞り量および露光時間をドライバ18bおよび18cにそれぞれ設定する。これによって、評価エリアに属する画像の明るさが適正値を示すようにスルー画像の品質が調整される。
【0044】
キー入力装置40に設けられたシャッタボタン40shが半押しされると、CPU30は、評価エリアに属するYデータに厳格AE処理を施して最適EV値を算出する。算出された最適EV値を定義する絞り量および露光時間は、上述と同様、ドライバ18bおよび18cにそれぞれ設定される。この結果、評価エリアに属する画像の明るさが最適値をしめすようにスルー画像の品質が調整される。
【0045】
CPU30はまた、評価エリアに属するYデータの高周波成分にAF処理を施す。これによってフォーカスレンズ12が合焦点に配置され、評価エリアに属する画像の鮮鋭度が向上するようにスルー画像の品質が調整される。
【0046】
シャッタボタン40shが全押しされると、CPU30は、静止画取り込み処理を実行する。シャッタボタン40shが全押しされた時点のシーンを表す撮影画像データは、静止画取り込み処理によってYUV画像エリア24aから静止画像エリア24bに退避される。
【0047】
退避が完了すると、CPU30は、時計回路44が示す現在の日時,GPS装置42によって測定された現在の位置,人物レジスタDIC1に登録された人物名,および物体レジスタDIC2に登録された物体名が記述されたファイルヘッダを作成する。作成されたファイルヘッダは、メモリ制御回路22を通してSDRAM24のワークエリア24cに書き込まれる。
【0048】
CPU30はその後、静止画像エリア24bに退避された撮影画像データとワークエリア24cに格納されたファイルヘッダとを記録するべく、対応する命令をメモリI/F36に与える。メモリI/F36は、ワークエリア24cに格納されたファイルヘッダおよび静止画像エリア24bに格納された撮影画像データをメモリ制御回路22を通して読み出し、読み出されたファイルヘッダおよび撮影画像データを収めた画像ファイルを記録媒体38に記録する。
【0049】
アルバムメモ設定はメニュー操作によってオン/オフされ、アルバムメモ設定がオン状態であればアルバムメモ作成処理が以下の要領で実行される。
【0050】
まず、アルバムメモの作成対象となる画像ファイルに収められたファイルヘッダが、メモリI/F36を通して記録媒体38から取得される。次に、上述の要領で記述された位置がファイルヘッダから検出され、検出された位置の名称つまり撮影スポット名がフラッシュメモリ46に保存された地図データMP1を参照して探索される。これによって探知された撮影スポット名は、撮影スポットメモとしてアルバムメモ上に記述される。
【0051】
続いて、人物名および物体名が同じファイルヘッダから探索される。物体名および人物名のうち物体名のみが検出されたときは、撮影スポットメモに続く助詞が“の”に決定される。また、物体名に加えて人物名が検出されたものの、検出された人物名がカメラ所有者の名称のみであれば、撮影スポットメモに続く助詞は“の”に決定される。これに対して、物体名に加えてカメラ所有者の名称以外の人物名が検出されたときは、撮影スポットメモに続く助詞が“にて”に決定される。また、物体名および人物名のいずれも検出されなければ、撮影スポットメモに続く助詞は“にて”に決定される。
【0052】
なお、カメラ所有者情報は、フラッシュメモリ46に予め記憶されている。注目する人物名がカメラ所有者の名称であるか否かは、フラッシュメモリ46に記憶されたカメラ所有者情報に基づいて判別される。
【0053】
カメラ所有者の名称を除く1または2以上の人物名が検出されたときは、検出された人物名が人物メモとしてアルバムメモ上に記述される。また、記述された人物名の数が1つであれば、人物メモに続く助詞は“と”に決定される。これに対して、記述された人物名の数が“2”以上であれば、人物メモに続く助詞は“たちと”に決定される。
【0054】
カメラ所有者の名称を除く人物名は検出されないものの、1または2以上の物体名が検出されたときは、検出された物体名のいずれか1つが物体メモとしてアルバムメモ上に記述される。このとき、記述された物体メモに続く助詞は省略される。
【0055】
こうして撮影スポットメモおよび人物メモ/物体メモが作成され、かつこれらのメモに付すべき助詞が決定されると、CPU30は、ファイルヘッダに記述された日時をさらに記述してアルバムメモを完成する。完成したアルバムメモは、同じファイルヘッダに追記される。
【0056】
したがって、図5(A)または図5(B)に示すシーンを表す撮像画像データを収めた画像ファイルに対してアルバムメモ作成処理が実行された場合、アルバムメモはたとえば“2011年3月5日 XXX寺院にて ヒロシと。”となる。また、図6(A)または図6(B)に示すシーンを表す撮像画像データを収めた画像ファイルに対してアルバムメモ作成処理が実行された場合、アルバムメモはたとえば“2011年4月13日 遊園地YYYにて ヒロシ、ミユキたちと。”となる。さらに、図7(A)または図7(B)に示すシーンを表す撮像画像データを収めた画像ファイルに対してアルバムメモ作成処理が実行された場合、アルバムメモはたとえば“2011年5月25日 洋菓子店ZZZのケーキ。”となる。
【0057】
再生モードが選択されると、CPU30は、記録媒体38に記録された最新の画像ファイルを指定し、指定された画像ファイルに注目した再生処理の実行をメモリI/F36およびLCDドライバ26に命令する。メモリI/F36は、指定された画像ファイルの撮影画像データを記録媒体38から読み出し、読み出された撮影画像データをメモリ制御回路22を通してSDRAM24の静止画像エリア24bに書き込む。
【0058】
LCDドライバ26は、静止画像エリア24bに格納された撮影画像データをメモリ制御回路22を通して読み出し、読み出された撮影画像データに基づいてLCDモニタ28を駆動する。この結果、撮影画像がLCDモニタ28に表示される。
【0059】
アルバムメモが指定画像ファイルのヘッダに記述されていれば、CPU30は、ファイルヘッダに記述されたアルバムメモをメモリI/F36を通して読み出し、読み出されたアルバムメモの表示をキャラクタジェネレータ32に命令する。
【0060】
キャラクタジェネレータ32は、命令に従うキャラクタデータを作成し、作成されたキャラクタデータをLCDドライバ26に与える。LCDドライバ26は、与えられたキャラクタデータに基づいてLCDモニタ28を駆動する。この結果、アルバムメモがOSD態様でLCDモニタ28に表示される。
【0061】
キー入力装置40の送り/戻しボタン40frが操作されると、CPU30は、後続の画像ファイルまたは先行する画像ファイルを指定する。指定された画像ファイルは上述と同様の再生処理を施され、これによってLCDモニタ28の表示が更新される。上述の要領で作成された撮影画像データおよびアルバムメモは、図8(A),図8(B),図9(A),図9(B),図10(A)および図10(B)に示す要領で再生される。
【0062】
アルバムメモが記述されていない画像ファイルが再生されている状態でキー入力装置40のアルバムメモボタン40albmが押されると、上述したアルバムメモ作成処理が実行される。これに対して、アルバムメモが記述された画像ファイルが再生されている状態でアルバムメモボタン40albmが押されると、アルバムメモ編集処理が以下の要領で実行される。
【0063】
CPU30はまず、キーボードを表すキャラクタを表示するべく、対応する命令をキャラクタジェネレータ32に与える。キャラクタジェネレータ32は、命令に従うキャラクタデータを作成し、作成したキャラクタデータをLCDドライバ26に与える。LCDドライバ26は、与えられたキャラクタデータに基づいてLCDモニタ28を駆動する。この結果、キーボードを表すキャラクタがOSD態様でLCDモニタ28に表示される。
【0064】
表示されたキーボード上での編集操作および/または終了操作は、タッチセンサ34によって検知される。編集操作が行われると、CPU30は、LCDモニタ28に表示されたアルバムメモを編集する。アルバムメモの編集の後に終了操作が行われると、CPU30は、指定画像ファイルのヘッダに記述されたアルバムメモを編集後のアルバムメモによって更新する。
【0065】
編集対象がアルバムメモ上の撮像スポット名であれば、フラッシュメモリ46に保存された地図データ上の対応するスポット名が変更後の撮影スポット名と同じ名称に更新される。編集対象がアルバムメモ上の人物名であれば、人物辞書DIC1に収められた対応する人物の名称が変更後の人物名と同じ名称に変更される。編集対象がアルバムメモ上の物体名であれば、物体辞書DIC2に収められた対応する物体の名称が変更後の物体名と同じ名称に変更される。
【0066】
CPU30はその後、キーボードを表すキャラクタの非表示をキャラクタジェネレータ32に命令する。キャラクタジェネレータ32はキャラクタデータの出力を中断し、これによってキーボードを表すキャラクタが消失する。
【0067】
CPU30は、カメラモードが選択されたときに図11〜図12に示す撮像タスクを実行し、再生モードが選択されたときに図19に示す再生タスクを実行する。CPU30はまた、撮像タスクの下で図13〜図14に示す探索処理および図15〜図18に示すアルバムメモ作成処理を実行し、再生タスクの下で図15〜図18に示すアルバムメモ作成処理および図20〜図21に示すアルバムメモ編集処理を実行する。なお、これらのタスクに対応する制御プログラムは、フラッシュメモリ46に記憶される。
【0068】
図11を参照して、ステップS1では動画取り込み処理を実行し、ステップS3では探索処理を実行する。動画取り込み処理の結果、スルー画像がLCDモニタ30に表示される。また、探索処理の結果、人物辞書DIC1に収められた複数の人物画像のいずれか1つに符合する部分画像が探索され、物体辞書DIC2に収められた複数の物体画像のいずれか1つに符合する部分画像が探索される。
【0069】
人物辞書DIC1を参照して探知された部分画像については、この部分画像の位置およびサイズと符合人物画像の名称とが人物レジスタRGST1に登録される。また、物体辞書DIC2を参照して探知された部分画像については、この部分画像の位置およびサイズと符合物体画像の名称とが物体レジスタRGST2に登録される。このような登録処理が実行されると、探知を表明するべくFLGhtが“0”から“1”に更新される。
【0070】
ステップS5ではフラグFLGhtが“1”を示すか否かを判別し、判別結果がYESであればステップS7〜S9の処理を経てステップS15に進む一方、判別結果がNOであればステップS11〜S13の処理を経てステップS15に進む。
【0071】
ステップS7では、探知された1または2以上の部分画像を覆う一部のエリアを評価エリアとして設定する。ステップS9では、ステップS7で探知された1または2以上の部分画像をそれぞれ指向する1または2以上の検出枠キャラクタの表示をキャラクタジェネレータ32に命令する。
【0072】
キャラクタジェネレータ32は、命令に従うキャラクタデータを作成し、作成したキャラクタデータをLCDドライバ26に与える。LCDドライバ26は、与えられたキャラクタデータに基づいてLCDモニタ28を駆動する。検出枠キャラクタは、指定された部分画像のサイズに相当するサイズを有して、指定された部分画像を囲う位置に表示される。
【0073】
ステップS11では撮像面の中央の既定エリアを評価エリアとして設定し、ステップS13では検出枠キャラクタの非表示をキャラクタジェネレータ32に命令する。キャラクタジェネレータ32はキャラクタデータの出力を中断し、これによって検出枠キャラクタが消失する。
【0074】
ステップS15ではシャッタボタン40shが半押しされたか否かを判別し、判別結果がNOであればステップS19で簡易AE処理を実行する。簡易AE処理は評価エリアに属するYデータを参照して実行され、これによって評価エリアに属する画像の明るさが適正値を示すようにスルー画像の品質が調整される。ステップS19の処理が完了すると、ステップS3に戻る。
【0075】
シャッタボタン40shが半押しされると、ステップS17で厳格AE処理を実行し、ステップS19でAF処理を実行する。厳格AE処理およびAF処理もまた、評価エリアに属するYデータおよびその高周波成分に基づいて実行され、これによって評価エリアに属する画像の明るさおよび鮮鋭度が最適値を示すようにスルー画像の品質が調整される。
【0076】
ステップS23ではシャッタボタン40shが全押しされたか否かを判別し、ステップS25ではシャッタボタン40shの操作が解除されたか否かを判別する。ステップS25の判別結果がYESであればステップS3に戻り、ステップS23の判別結果がYESであればステップS27で静止画取り込み処理を実行する。ステップS27の処理の結果、シャッタボタン40shが全押しされた時点のシーンを表す撮影画像データがYUV画像エリア24aから静止画像エリア24bに退避される。
【0077】
ステップS29では、時計回路44が示す現在の日時,GPS装置42によって測定された現在の位置,人物レジスタDIC1に登録された人物名,および物体レジスタDIC2に登録された物体名が記述されたファイルヘッダを作成する。作成されたファイルヘッダは、メモリ制御回路22を通してSDRAM24のワークエリア24cに書き込まれる。
【0078】
ステップS31では、ステップS27で退避された撮影画像データとステップS29で作成されたファイルヘッダとを記録するべく、メモリI/F36に対応する命令を与える。メモリI/F36は、ワークエリア24cに格納されたファイルヘッダおよび静止画像エリア24bに格納された撮影画像データをメモリ制御回路22を通して読み出し、読み出されたファイルヘッダおよび撮影画像データを収めた画像ファイルを記録媒体38に記録する。
【0079】
ステップS33ではアルバムメモ設定がオン状態であるか否かを判別し、判別結果がNOであればそのままステップS3に戻る一方、判別結果がYESであればステップS35でアルバムメモ作成処理を実行してからステップS3に戻る。アルバムメモ作成処理はファイルヘッダに記述された日時,位置,人物名および物体名に基づいて実行され、これによって作成されたアルバムメモはファイルヘッダに追記される。
【0080】
図11に示すステップS3の探索処理は、図13〜図14に示すサブルーチンに従って実行される。まずステップS41でフラグFLGhtを“0”に設定し、ステップS43で人物辞書DIC1を参照辞書として指定し、そしてステップS45で人物レジスタRGST1を登録先レジスタとして指定する。指定が完了すると、ステップS47で変数Kを“1”に設定する。
【0081】
ステップS49では、参照辞書に収められたK番目の辞書画像に符合する部分画像をYUV画像エリア24aに格納された撮影画像データから探索する。参照画像が人物辞書DIC1であれば、K番目の人物画像に符合する部分画像が探索される。また、参照画像が物体辞書DIC2であれば、K番目の物体画像に符合する部分画像が探索される。
【0082】
ステップS51では所望の部分画像が探知されたか否かを判別し、判別結果がNOであればそのままステップS59に進む一方、判別結果がYESであればステップS53〜S57の処理を経てステップS59に進む。ステップS53ではフラグFLGhtを“1”に更新し、ステップS55では探知された部分画像の位置およびサイズを登録先レジスタに登録する。ステップS57では、探知された部分画像の名称を参照辞書から読み出し、読み出された名称を登録先レジスタに登録する。
【0083】
ステップS59では、変数Kが最大値Kmax(=参照辞書に登録された辞書画像の総数)に達したか否かを判別する。判別結果がNOであれば、ステップS61で変数Kをインクリメントし、その後にステップS49に戻る。これに対して、判別結果がYESであれば、参照辞書が物体辞書DIC2であるか否かをステップS63で判別する。
【0084】
判別結果がNOであれば、ステップS65で参照辞書を物体辞書DIC2に変更し、ステップS67で登録先レジスタを物体レジスタRGST2に変更し、ステップS69で変数Kを“1”に戻し、その後にステップS49に戻る。一方、判別結果がYESであれば上階層のルーチンに復帰する。
【0085】
図12に示すステップS35および図19に示すステップS167(後述)のアルバムメモ作成処理は、図15〜図18に示すサブルーチンに従って実行される。
【0086】
ステップS71ではアルバムメモの作成対象となる画像ファイルからファイルヘッダを取得し、ステップS73では取得されたファイルヘッダに位置が記述されているか否かを判別する。判別結果がNOであれば、ステップS81でフラグFLGsptを“0”に設定する。判別結果がYESであればステップS75に進み、ファイルヘッダに記述された位置の名称つまり撮影スポット名をフラッシュメモリ46に保存された地図データMP1を参照して探索する。ステップS77では撮影スポット名が探知されたか否かを判別し、判別結果がYESであればステップS79でフラグFLGsptを“1”に設定する一方、判別結果がNOであればステップS81でフラグFLGsptを“0”に設定する。
【0087】
ステップS79またはS81の処理が完了すると、ステップS71で取得されたファイルヘッダに人物名が記述されているか否かをステップS83で判別する。判別結果がNOであれば、ステップS87でフラグFLGprsnを“0”に設定し、ステップS107に進む。判別結果がYESであれば、ステップS85でフラグFLGprsnを“1”に設定し、ステップS89に進む。
【0088】
ステップS89では、ファイルヘッダに記述された人物名がカメラ所有者の名称を含むか否かを、フラッシュメモリ46に登録されたカメラ所有者情報を参照して判別する。判別結果がYESであればステップS91でフラグFLGownerを“1”に設定する一方、判別結果がNOであればステップS93でフラグFLGownerを“0”に設定する。
【0089】
ステップS91またはS93の処理が完了すると、ファイルヘッダに記述された人物名がカメラ所有者以外の人物の名称を含むか否かを判別する。ここでも、フラッシュメモリ46に登録されたカメラ所有者情報が参照される。判別結果がYESであれば、ステップS97でフラグFLGotherを“1”に設定し、その後にステップS101に進む。一方、判別結果がNOであれば、ステップS99でフラグFLGotherを“0”に設定し、その後にステップS107に進む。
【0090】
ステップS101では、ファイルヘッダの記述された人物名のうちカメラ所有者以外の人物名の数が“2”以上であるか否かを判別する。判別結果がYESであればステップS103でフラグFLGplrを“1”に設定する一方、判別結果がNOであればステップS105でフラグFLGplrを“0”に設定する。ステップS103またはS105の処理が完了すると、ステップS107に進む。
【0091】
ステップS107では、ステップS71で取得されたファイルヘッダに物体名が記述されているか否かを判別する。判別結果がNOであれば、ステップS113でフラグFLGobjを“0”に設定する。これに対して、判別結果がYESであれば、ステップS109でフラグFLGobjを“1”に設定し、ファイルヘッダに記述された1または2以上の物体名のいずれか1つをステップS111で指定する。
【0092】
ステップS111またはS113の処理が完了すると、フラグFLGsptが“1”を示すか否かをステップS115で判別する。判別結果がNOであればそのままステップS131に進み、判別結果がYESであればステップS117〜S129の処理を経てステップS131に進む。
【0093】
ステップS117では、ステップS75の処理によって探知された撮影スポット名を撮影スポットメモとして記述する。ステップS119ではフラグFLGobjが“1”であるか否かを判別し、ステップS121ではフラグFLGprsnが“0”であるか否かを判別し、そしてステップS125ではフラグFLGownerおよびFLGotherがそれぞれ“1”および“0”を示すという論理積条件が満足されるか否かを判別する。
【0094】
ステップS119の判別結果がNOであればステップS121に進み、撮影スポット名に続く助詞を“にて”に決定する。ステップS119の判別結果がYESでかつステップS123の判別結果またはステップS125の判別結果がYESであれば、ステップS127に進み、撮影スポット名に続く助詞を“の”に決定する。ステップS119の判別結果がYESでかつステップS123の判別結果およびステップS125の判別結果のいずれもがNOであれば、ステップS129に進み、ステップS121と同様、撮影スポット名に続く助詞を“にて”に決定する。
【0095】
ステップS131では、フラグFLGprsn,FLGplrおよびFLGotherがそれぞれ“1”,“0”および“1”を示すという論理積条件が満足されるか否かを判別する。ステップS133では、フラグFLGprsn,FLGplrおよびFLGotherがいずれも“1”を示すという論理積条件が満足されるか否かを判別する。ステップS135では、フラグFLGobjが“1”を示すか否かを判別する。
【0096】
ステップS131の判別結果がYESであればステップS137に進み、人物レジスタRGST1に登録された人物名(=カメラ所有者以外の単一の人物の名称)を人物メモとしてアルバムメモ上に記述する。ステップS139では人物メモに続く助詞を“と”に決定し、その後にステップS147に進む。
【0097】
ステップS131の判別結果がNOである一方、ステップS133の判別結果がYESであれば、ステップS141に進む。ステップS141では、人物レジスタRGST1に登録された複数の人物名(=カメラ所有者以外の複数の人物の名称)を人物メモとしてアルバムメモ上に記述する。ステップS143では人物メモに続く助詞を“たちと”に決定し、その後にステップS147に進む。
【0098】
ステップS131の判別結果およびステップS133の判別結果がNOでかつステップS135の判別結果がYESであれば、ステップS145に進む。ステップS145では、上述のステップS111で指定された単一の物体名を物体メモとしてアルバムメモ上に記述する。記述が完了すると、ステップS147に進む。なお、ステップS131の判別結果,ステップS133の判別結果およびステップS135の判別結果のいずれもがNOであれば、そのままステップS147に進む。
【0099】
ステップS147では、ステップS71で取得されたファイルヘッダに記述された日時を参照して、アルバムメモを完成する。ステップS149では、完成したアルバムメモを作成先の画像ファイルのヘッダに追記する。追記が完了すると、上階層のルーチンに復帰する。
【0100】
図19を参照して、ステップS151では記録媒体38に記録された最新の画像ファイルを指定し、ステップS153では指定画像ファイルに注目した再生処理をメモリI/F36およびLCDドライバ26に命令する。
【0101】
メモリI/F36は、指定画像ファイルに収められた撮影画像データを記録媒体38から読み出し、読み出された撮影画像データをメモリ制御回路22を通してSDRAM24の静止画像エリア24bに書き込む。LCDドライバ26は、静止画像エリア24bに格納された撮影画像データをメモリ制御回路22を通して読み出し、読み出された撮影画像データに基づいてLCDモニタ28を駆動する。この結果、撮影画像がLCDモニタ28に表示される。
【0102】
ステップS155ではアルバムメモが指定画像ファイルのヘッダに記述されているか否かを判別し、判別結果がNOであればそのままステップS159に進む一方、判別結果がYESであればステップS157の処理を経てステップS159に進む。ステップS157では、ファイルヘッダに記述されたアルバムメモをメモリI/F36を通して読み出し、読み出されたアルバムメモの表示をキャラクタジェネレータ32に命令する。
【0103】
キャラクタジェネレータ32は、命令に従うキャラクタデータを作成し、作成されたキャラクタデータをLCDドライバ26に与える。LCDドライバ26は、与えられたキャラクタデータに基づいてLCDモニタ28を駆動する。この結果、アルバムメモがOSD態様でLCDモニタ28に表示される。
【0104】
ステップS159では、送り/戻しボタン40frが操作されたか否かを判別する。判別結果がYESであればステップS161に進み、記録媒体38に記録された次の画像ファイルまたは前の画像ファイルを指定する。指定処理が完了すると、ステップS153に戻る。この結果、別の撮影画像(およびアルバムメモ)がLCDモニタ28に表示される。
【0105】
ステップS159の判別結果がNOであれば、アルバムメモボタン40albmが押されたか否かをステップS163で判別する。判別結果がNOであればステップS159に戻る一方、判別結果がYESであればステップS165に進む。ステップS165では、アルバムメモが指定画像ファイルに既に存在するか否かを判別する。判別結果がYESであれば、ステップS167でアルバムメモ作成処理を実行し、その後にステップS159に戻る。一方、判別結果がNOであれば、ステップS169でアルバムメモ編集処理を実行し、その後にステップS159に戻る。
【0106】
ステップS169のアルバムメモ編集処理は、図20〜図21に示すサブルーチンに従って実行される。
【0107】
ステップS171では、キーボードを表すキャラクタを表示するべく、対応する命令をキャラクタジェネレータ32に与える。キャラクタジェネレータ32は、命令に従うキャラクタデータを作成し、作成したキャラクタデータをLCDドライバ26に与える。LCDドライバ26は、与えられたキャラクタデータに基づいてLCDモニタ28を駆動する。この結果、キーボードを表すキャラクタがOSD態様でLCDモニタ28に表示される。
【0108】
ステップS173では、表示されたキーボード上で編集操作が行われたか否かをタッチセンサ34の出力に基づいて判別する。ステップS177では、表示されたキーボード上で終了操作が行われたか否かを同じタッチセンサ34の出力に基づいて判別する。ステップS173の判別結果がYESであれば、LCDモニタ28に表示されたアルバムメモを編集する。ステップS177の判別結果がYESであれば、ステップS175の編集処理が実行されたか否かをステップS179で判別する。判別結果がNOであれば上階層のルーチンに復帰し、判別結果がYESであればステップS181に進む。
【0109】
ステップS181では、指定画像ファイルのヘッダに記述されたアルバムメモをステップS175で編集されたアルバムメモによって更新する。ステップS183ではアルバムメモ上の撮像スポット名が変更されたか否かを判別し、ステップS187ではアルバムメモ上の人物名が変更されたか否かを判別し、そしてステップS191ではアルバムメモ上の物体名が変更されたか否かを判別する。
【0110】
ステップS183の判別結果がYESであればステップS185に進み、フラッシュメモリ46に保存された地図データ上の対応するスポット名を変更後の撮影スポット名と同じ名称に更新する。ステップS187の判別結果がYESであればステップS189に進み、人物辞書DIC1に収められた対応する人物の名称を変更後の人物名と同じ名称に変更する。
【0111】
ステップS191の判別結果がYESであればステップS193に進み、物体辞書DIC2に収められた対応する物体の名称を変更後の物体名と同じ名称に変更する。ステップS191でNOと判断されるか或いはステップS193の処理が完了すると、ステップS195に進み、キーボードを表すキャラクタの非表示をキャラクタジェネレータ32に命令する。キャラクタジェネレータ32はキャラクタデータの出力を中断し、これによってキーボードを表すキャラクタが消失する。ステップS195の処理が完了すると、上階層のルーチンに復帰する。
【0112】
以上の説明から分かるように、CPU30は、撮影画像データに現れた人物の名称を人物辞書DIC1を参照して検出し(S43~S61)、同じ撮影画像データに現れた人物と異なる物体の名称を物体辞書DIC2を参照して検出する(S65~S69, S49~S61)。CPU30はまた、撮影が行われたスポットの名称をGPS装置42の出力と地図データとに基づいて検出する(S75)。CPU30はその後、検出された人物の名称を表す人物メモまたは検出された物体の名称を表す物体メモのいずれか一方を記述し、さらに検出されたスポットの名称を表すスポットメモを記述したアルバムメモ(撮影メモ)を作成する(S115~S117, S131~S137, S141, S145~S47)。ただし、CPU30は、アルバムメモにおいてスポットメモに付すべき助詞を人物メモおよび物体メモの記述態様に応じて異なる要領で指定し(S119~S129)、アルバムメモにおいて人物メモに付すべき助詞を人物メモに表れる名称の数に応じて異なる要領で指定する(S131~S133, S139, S143)。
【0113】
このように、アルバムメモには、スポットメモが記述され、かつ人物メモまたは物体メモが記述される。ここで、スポットメモに付される助詞は、人物メモおよび物体メモの記述態様に応じて異なる。また、人物メモがアルバムメモに記述される場合、人物メモに付される助詞は人物メモに表れる名称の数に応じて異なる。これによって、アルバムメモの体裁を整える性能が向上する。
【0114】
なお、この実施例では、人物レジスタDIC1に登録された名称をそのままアルバムメモに記述するようにしているが、敬称付加設定機能を追加し、この機能のオン/オフに従って人物名への敬称の付加/排除を制御するようにしてもよい。また、この実施例では、アルバムメモボタン40albmの操作に応答してアルバムメモ作成処理またはアルバムメモ編集処理を実行するようにしているが、メニュー操作に応答してこれらの処理を実行するようにしてもよい。
【0115】
また、この実施例では、マルチタスクOSおよびこれによって実行される複数のタスクに相当する制御プログラムは、フラッシュメモリ46に予め記憶される。しかし、図22に示すように通信I/F48をディジタルカメラ10に設け、一部の制御プログラムを内部制御プログラムとしてフラッシュメモリ46に当初から準備する一方、他の一部の制御プログラムを外部制御プログラムとして外部サーバから取得するようにしてもよい。この場合、上述の動作は、内部制御プログラムおよび外部制御プログラムの協働によって実現される。
【0116】
さらに、この実施例では、CPU30によって実行される処理を上述の要領で複数のタスクに区分するようにしている。しかし、各々のタスクをさらに複数の小タスクに区分してもよく、さらには区分された複数の小タスクの一部を他のタスクに統合するようにしてもよい。また、各々のタスクを複数の小タスクに区分する場合、その全部または一部を外部サーバから取得するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0117】
10 …ディジタルカメラ
16 …イメージャ
20 …信号処理回路
24 …SDRAM
30 …CPU
32 …キャラクタジェネレータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮影画像に現れた人物の名称を検出する第1検出手段、
前記撮影画像に現れた人物と異なる物体の名称を検出する第2検出手段、
撮影が行われたスポットの名称を検出する第3検出手段、
前記第1検出手段によって検出された名称を表す人物メモおよび前記第2検出手段によって検出された名称を表す物体メモのいずれか一方と前記第3検出手段によって検出された名称を表すスポットメモとが記述された撮影メモを作成する作成手段、
前記作成手段によって作成される撮影メモにおいて前記スポットメモに付すべき助詞を前記人物メモおよび前記物体メモの記述態様に応じて異なる要領で指定する第1指定手段、および
前記作成手段によって作成される撮影メモにおいて前記人物メモに付すべき助詞を前記人物メモに表れる名称の数に応じて異なる要領で指定する第2指定手段を備える、撮影メモ作成装置。
【請求項2】
名称が各々に割り当てられた1または2以上の人物の特徴量を保持する第1保持手段、および
名称が各々に割り当てられた1または2以上の物体の特徴量を保持する第2保持手段をさらに備え、
前記第1検出手段は前記第1保持手段によって保持された特徴量を参照して前記人物の名称を検出し、
前記第2検出手段は前記第2保持手段によって保持された特徴量を参照して前記物体の名称を検出する、請求項1記載の撮影メモ作成装置。
【請求項3】
現在位置を測定する測定手段、および
地図データを保持する保持手段をさらに備え、
前記第2検出手段は前記測定手段によって測定された位置と前記保持手段によって保持された地図データとを参照して前記スポットの名称を検出する、請求項1または2記載の撮影メモ作成装置。
【請求項4】
前記作成手段によって作成された撮影メモ上のスポットメモを編集操作に応答して更新する第1更新手段、および
前記保持手段によって保持された地図データ上の名称を前記第1更新手段によって更新されたスポットメモを参照して更新する第2更新手段をさらに備える、請求項3記載の撮影メモ作成装置。
【請求項5】
前記作成手段は前記人物メモを前記物体メモに優先して前記撮影メモに記述する記述調整手段を含む、請求項1ないし4のいずれかに記載の撮影メモ作成装置。
【請求項6】
前記第1検出手段の検出対象は特定人物の名称を含み、
前記作成手段は前記特定人物の名称を排除して前記人物メモを作成する人物メモ作成手段を含む、請求項1ないし5のいずれかに記載の撮影メモ作成装置。
【請求項7】
前記特定人物は前記撮影メモ作成装置の所有者に相当する、請求項6記載の撮影メモ作成装置。
【請求項8】
シーンを捉える撮像手段、および
前記撮像手段の出力に基づいて前記撮影画像を作成する作成手段をさらに備える、請求項1ないし7のいずれかに記載の撮影メモ作成装置。
【請求項9】
撮影メモ作成装置のプロセッサに、
撮影画像に現れた人物の名称を検出する第1検出ステップ、
前記撮影画像に現れた人物と異なる物体の名称を検出する第2検出ステップ、
撮影が行われたスポットの名称を検出する第3検出ステップ、
前記第1検出ステップによって検出された名称を表す人物メモおよび前記第2検出ステップによって検出された名称を表す物体メモのいずれか一方と前記第3検出ステップによって検出された名称を表すスポットメモとが記述された撮影メモを作成する作成ステップ、
前記作成ステップによって作成される撮影メモにおいて前記スポットメモに付すべき助詞を前記人物メモおよび前記物体メモの記述態様に応じて異なる要領で指定する第1指定ステップ、および
前記作成ステップによって作成される撮影メモにおいて前記人物メモに付すべき助詞を前記人物メモに表れる名称の数に応じて異なる要領で指定する第2指定ステップを実行させるための、撮影メモ作成プログラム。
【請求項10】
撮影メモ作成装置によって実行される撮影メモ作成方法であって、
撮影画像に現れた人物の名称を検出する第1検出ステップ、
前記撮影画像に現れた人物と異なる物体の名称を検出する第2検出ステップ、
撮影が行われたスポットの名称を検出する第3検出ステップ、
前記第1検出ステップによって検出された名称を表す人物メモおよび前記第2検出ステップによって検出された名称を表す物体メモのいずれか一方と前記第3検出ステップによって検出された名称を表すスポットメモとが記述された撮影メモを作成する作成ステップ、
前記作成ステップによって作成される撮影メモにおいて前記スポットメモに付すべき助詞を前記人物メモおよび前記物体メモの記述態様に応じて異なる要領で指定する第1指定ステップ、および
前記作成ステップによって作成される撮影メモにおいて前記人物メモに付すべき助詞を前記人物メモに表れる名称の数に応じて異なる要領で指定する第2指定ステップを備える、撮影メモ作成方法。
【請求項11】
メモリに保存された内部制御プログラムに従う処理を実行するプロセッサを備える撮影メモ作成装置に供給される外部制御プログラムであって、
撮影画像に現れた人物の名称を検出する第1検出ステップ、
前記撮影画像に現れた人物と異なる物体の名称を検出する第2検出ステップ、
撮影が行われたスポットの名称を検出する第3検出ステップ、
前記第1検出ステップによって検出された名称を表す人物メモおよび前記第2検出ステップによって検出された名称を表す物体メモのいずれか一方と前記第3検出ステップによって検出された名称を表すスポットメモとが記述された撮影メモを作成する作成ステップ、
前記作成ステップによって作成される撮影メモにおいて前記スポットメモに付すべき助詞を前記人物メモおよび前記物体メモの記述態様に応じて異なる要領で指定する第1指定ステップ、および
前記作成ステップによって作成される撮影メモにおいて前記人物メモに付すべき助詞を前記人物メモに表れる名称の数に応じて異なる要領で指定する第2指定ステップを前記内部制御プログラムと協働して前記プロセッサに実行させるための、外部制御プログラム。
【請求項12】
外部制御プログラムを取り込む取り込み手段、および
前記取り込み手段によって取り込まれた外部制御プログラムとメモリに保存された内部制御プログラムとに従う処理を実行するプロセッサを備える撮影メモ作成装置であって、
前記外部制御プログラムは、
撮影画像に現れた人物の名称を検出する第1検出ステップ、
前記撮影画像に現れた人物と異なる物体の名称を検出する第2検出ステップ、
撮影が行われたスポットの名称を検出する第3検出ステップ、
前記第1検出ステップによって検出された名称を表す人物メモおよび前記第2検出ステップによって検出された名称を表す物体メモのいずれか一方と前記第3検出ステップによって検出された名称を表すスポットメモとが記述された撮影メモを作成する作成ステップ、
前記作成ステップによって作成される撮影メモにおいて前記スポットメモに付すべき助詞を前記人物メモおよび前記物体メモの記述態様に応じて異なる要領で指定する第1指定ステップ、および
前記作成ステップによって作成される撮影メモにおいて前記人物メモに付すべき助詞を前記人物メモに表れる名称の数に応じて異なる要領で指定する第2指定ステップを前記内部制御プログラムと協働して実行するプログラムに相当する、撮影メモ作成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【公開番号】特開2013−12933(P2013−12933A)
【公開日】平成25年1月17日(2013.1.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−144730(P2011−144730)
【出願日】平成23年6月29日(2011.6.29)
【出願人】(000001889)三洋電機株式会社 (18,308)
【Fターム(参考)】