説明

操作パネル及び画像形成装置

【課題】液晶表示器のタッチパネル部の操作性・視認性が操作パネルカバーで阻害されるおそれがなく、タッチパネル部の操作を行ない易くすることができる操作パネル、及び該操作パネルを有する画像形成装置を提供する。
【解決手段】開口部13を有する操作パネルカバー10と、操作パネルカバー10の開口部13にその表示面30aを露出させて装着された液晶表示器30と、液晶表示器30の表示面30a側に設けられたタッチパネル部31とを有する操作パネルにおいて、操作パネルカバー10の開口部13の縁部14におけるタッチパネル部31に隣接する位置に、該縁部14の表面を凹ませた凹み部15を形成した。縁部14は、表示面30aよりも高くなっており、凹み部15は、タッチパネル部30に向かって下降する傾斜面状の凹部からなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示面にタッチパネル部を有する液晶表示器を備えた操作パネル、及び該操作パネルを備えた画像形成装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、複写機やファクシミリ装置やプリンタなどの画像形成装置には、特許文献1に示すように、画像形成装置を操作するための操作パネルが設置されている。このような操作パネルには、表示面にタッチパネル部を有する液晶表示器を備えたものがある。この種の操作パネルは、液晶表示器の表示部の表示内容に従って指でタッチパネル部に触れることで、諸情報の入力操作が行えるようになっている。
【特許文献1】特開2001−238013号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、上記のような操作パネルには、液晶表示器の表示面を露出させる開口部を備えた操作パネルカバーが装着されている。一方で、タッチパネル部が液晶表示器の表示面内の端辺に近い位置に形成されていると、このタッチパネル部は、操作パネルカバーの開口部の縁部に隣接した位置に配置される。このような操作パネルでは、操作パネルカバーの開口部の縁部が表示面よりも高くなっていると、タッチパネル部に指で触れる際に、開口部の縁部に指が当たるなどして邪魔になり、タッチパネル部の良好な操作が行ない難くなるおそれがあった。
【0004】
また、表示面を囲む開口部の縁部が表示面よりも高くなっていると、操作パネルを斜め上方位置から見た場合に、タッチパネル部の一部が開口部の縁部で隠れて見えづらいことがある。このように、操作パネルカバーによってタッチパネル部の視認性が阻害されるおそれもあった。
【0005】
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、液晶表示器のタッチパネル部の操作性・視認性が操作パネルカバーで阻害されるおそれがなく、タッチパネル部の操作を行ない易くすることができる操作パネル、及び該操作パネルを備えた画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため本願の請求項1に記載の発明は、開口部を有する操作パネルカバーと、前記操作パネルカバーの開口部にその表示面を露出させて装着された液晶表示器と、前記液晶表示器の表示面側に設けられたタッチパネル部とを有する操作パネルにおいて、前記操作パネルカバーの開口部の縁部における前記タッチパネル部に隣接する位置に、該縁部の表面を凹ませた凹み部を形成したことを特徴とする。
【0007】
本願の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の操作パネルにおいて、前記操作パネルカバーの開口部の縁部が前記液晶表示器の表示面よりも高くなっており、前記凹み部は、前記縁部に形成した前記タッチパネル部に向かって下降する傾斜面状の凹部からなることを特徴とする。
【0008】
本願の請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の操作パネルにおいて、前記凹み部の前記タッチパネル部側の端部が、前記液晶表示器の表示面と略同一の高さ位置に配置されていることを特徴とする。
【0009】
本願の請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の操作パネルにおいて、前記凹み部の表面の摩擦抵抗が、前記操作パネルカバーの他の部分の表面の摩擦抵抗よりも小さくなるように構成したことを特徴とする。
【0010】
本願の請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の操作パネルにおいて、前記表示面には複数のタッチパネル部が形成されており、前記凹み部が各タッチパネル部に対応して複数形成されていることを特徴とする。
【0011】
本願の請求項6に記載の発明は、開口部を有する操作パネルカバーと、前記操作パネルカバーの開口部にその表示面を露出させて装着された液晶表示器と、前記液晶表示器の表示面側に設けられたタッチパネル部とを有する操作パネルを備えた画像形成装置において、前記操作パネルに、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の操作パネルを用いたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本願の請求項1に記載の発明によれば、操作パネルカバーの開口部の縁部におけるタッチパネル部に隣接する位置に、該縁部の表面を凹ませた凹み部を形成したので、タッチパネル部に指で触れて操作する際に、タッチパネル部に隣接する縁部が邪魔にならずに済み、タッチパネル部の操作性を良好にすることができる。また、操作パネルカバーの凹み部を設けた方向の斜め上方位置から表示面を見た場合に、タッチパネル部が縁部で隠れずに済むので、タッチパネル部を操作する際のタッチパネル部の視認性を良好にすることができる。さらに、タッチパネル部とそれに隣接する縁部の凹み部との一体感が生じるため、そのことによっても、タッチパネル部の操作性と視認性を良好にする効果が望める。
【0013】
本願の請求項2に記載の発明によれば、操作パネルカバーの開口部の縁部が液晶表示器の表示面よりも高くなっており、凹み部は、縁部に形成したタッチパネル部に向かって下降する傾斜面状の凹部からなるので、タッチパネル部に指で触れて操作する際に、傾斜面状の凹み部に沿って指がタッチパネル部へ案内されるため、タッチパネル部の操作性をさらに良好にすることができる。
【0014】
本願の請求項3に記載の発明によれば、凹み部のタッチパネル部側の端部が、液晶表示器の表示面と略同一の高さ位置に配置されているので、凹み部で案内される指がスムーズにタッチパネル部に導かれるようになって、タッチパネル部の操作性をさらに良好にすることができる。
【0015】
本願の請求項4に記載の発明によれば、凹み部の表面の摩擦抵抗が、操作パネルカバーの他の部分の表面の摩擦抵抗よりも小さくなるように構成したので、凹み部で案内される指がスムーズにタッチパネル部に導かれるようになって、タッチパネル部の操作性をさらに良好にすることができる。
【0016】
本願の請求項5に記載の発明によれば、表示面には複数のタッチパネル部が形成されており、凹み部が各タッチパネル部に対応して複数形成されているので、各タッチパネル部の操作の独立性を高めることができ、その操作をさらに行い易くすることができる。また、各タッチパネル部とそれに対応する各凹み部とに生じる一体感によって、各タッチパネル部の独立した視認性や操作性を良好にする効果が望める。
【0017】
本願の請求項6に記載の発明によれば、画像形成装置の操作パネルに請求項1乃至5のいずれか1項に記載の操作パネルを用いたので、タッチパネル部の操作性が良好な画像形成装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。まず、本発明の実施形態にかかる操作パネルを備えた画像形成装置の全体構成について説明する。図1は、画像形成装置100を示す斜視図である。本発明にかかる画像形成装置としては、タッチパネル部付きの液晶表示器を備えた操作パネルを有する画像形成装置であれば、コピー機やファクシミリ装置やプリンタ或いはこれらの機能を兼ね備えたいわゆる複合機のうちのいずれであっても良い。同図に示す画像形成装置100は、下段側に配置した記録部101と、上段側に配置した読取部102とを備えている。記録部101には、記録装置103と給紙カセット104及び記録紙排出トレイ105が内装され、給紙カセット104内に収容されている用紙を記録装置103へ給紙し、該記録装置103で用紙への記録を行った後、用紙を記録紙排出トレイ105へ排出するように構成されている。
【0019】
一方、読取部102は、読取ケース106内に読取装置(図示せず)を収納しており、読取ケース106の上面側に設置したプラテンガラス(図示せず)上に載置された原稿を、読取装置で走査して読み取るようになっている。また、読取ケース106の上部には、その一辺を中心に開閉可能に取り付けられた原稿押えカバー107が配置され、該原稿押えカバー107でプラテンガラス上に載置された原稿を上方から押えるように構成している。さらに、原稿押えカバー107の一端部には、原稿を自動的に搬送する自動原稿搬送装置(ADF装置)108が付設されている。この自動原稿搬送装置108は、原稿供給トレイ109に載置された原稿を一枚ずつピックアップして、搬送装置(図示せず)で読取ケース106上面の一端部に設けられたADF読取部(図示せず)へ搬送し、静止状態の読取装置で原稿を読み取った後、原稿押えカバー107の上面に設けた原稿排出トレイ110へ排出するようになっている。このように、読取部102は、読取装置を走査させて静止原稿を読み取るフラットベッドタイプのスキャナとしても、読取装置の位置を固定して原稿を給送しながら読み取りを行うシートフィードタイプのスキャナとしても用いることができるように構成されている。
【0020】
そして、読取ケース106の一方の側部(画像形成装置100の前面側の側部)には、操作パネル1が設置されている。図2は、操作パネル1の外観構成を示す斜視図である。この操作パネル1には、該操作パネル1の上面側を覆う操作パネルカバー10が装着されている。操作パネルカバー10の上面10aの略中央位置には、画像形成装置100の動作状態や設定状態などの各種情報を表示する表示部3が設けられている。また、表示部3の周囲には、各種操作キー2やランプ点灯部4が配列されている。各種操作キー2には、原稿内容のファクシミリ送信やコピーを開始するためのスタートキー2aや、ファクシミリ送信先へダイヤルしたりコピー枚数を設定したりするためのテンキー2bや、画像形成装置100の各種設定や先に入力した操作内容をリセットするためのリセットキー2cや、表示部3の表示濃度を調節するための表示調節キー2dなどがある。
【0021】
また操作パネルカバー10の上面10aの一方の側部には、ワンタッチキー配列部5が設けられている。このワンタッチキー配列部5には開閉カバー5aが取り付けられ、図示は省略するが、開閉カバー5aの下側に複数のワンタッチキーが配列されている。ワンタッチキーは、ファクシミリ送信の相手先を予め登録しておき、ワンタッチ操作で当該相手先へのファクシミリ送信を行える機能などを備えた操作キーである。
【0022】
ここで、表示部3及びその周囲の操作パネルカバー10の構成について詳細に説明する。操作パネルカバー10は樹脂製の成形品で、操作パネル1の上側全体を覆う略長方形の平板状に形成されている。そして、その表示部3に対応する位置に、液晶表示器30の表示面30aを露出させる略矩形の開口部13が形成されていて、各種操作キー2に対応する位置には、各種操作キー2を挿通する貫通穴(図示せず)が形成されている。また、操作パネルカバー10の上面10aの表示部3と各種操作キー2の周囲には、文字や記号や図柄が印刷形成された透明又は半透明のオーバーレイシート20が取り付けられている。
【0023】
図3及び図4は、表示部3の構成を示す図で、図3は、図2のA−A部分の概略断面図で、図4は、表示部3の平面図である。図3に示すように、操作パネルカバー10の開口部13の下側には液晶表示器30が設置されている。この液晶表示器30は、図4に示すように、表示面30aの一部にタッチパネル部(タッチボタン部)31を備えた表示装置である。タッチパネル部31は、その表面に指で触れることで情報の入力操作が行えるように構成された部位で、従来から各種電子機器の液晶表示器に採用されている抵抗膜方式のタッチパネルで構成することが可能である。また、抵抗膜方式以外にも、静電容量方式や電磁誘導方式などの各種方式のタッチパネルで構成しても良い。
【0024】
図4に示すように、本実施形態の操作パネル1では、上記のタッチパネル部31が、液晶表示器30の表示面30a内で複数個に分割されて(即ち、タッチパネルの認識区分が複数のタッチパネル部31に分割されて)設けられている。また、各タッチパネル部31は、いずれも表示面30aの下端辺(操作パネル1の手前側の辺)32(図3参照)の近傍位置に形成されていて、該下端辺32に沿って所定間隔で並べて配置されている。なお、上記のタッチパネルの認識区分は、画像形成装置100の運転モードによって変更できるように構成することも可能である。例えば、ファクシミリモードでは、図4に示すように3分割の区分とし、コピーモードでは、図示は省略するが、4分割の区分となるようにすることができる。即ち、タッチパネルの認識区分は、画像形成装置100で実行するプログラムの内容に応じて適宜変更され得るものである。
【0025】
一方、操作パネルカバー10の開口部13の周囲には、該開口部13を囲む縁部14が設けられている。この縁部14は、図3に示すように、その上面14aが操作パネルカバー10の上面10aよりも若干隆起した土手形状に形成されていて、該上面14aが液晶表示器30の表示面30aよりも高くなっている。そして、この開口部13を囲む縁部14のうち、表示面30aの下端辺32に沿う部分の各タッチパネル部31に隣接する位置に、該縁部14の表面を凹ませた凹み部15が形成されている。この凹み部15は、各図に示すように、その表面15aがタッチパネル部31を操作する指の腹に沿う湾曲面形状に形成されている。またこの凹み部15の表面15aは、図3に示すように、タッチパネル部31に向かって次第に下降する傾斜面状になっている。さらに、詳細な図示は省略するが、この凹み部15の表面15aには、該表面15aを滑らかに仕上げる表面加工が施されていて、該表面15aの摩擦抵抗が操作パネルカバー10の他の部分の表面の摩擦抵抗よりも小さくなるように構成されている。
【0026】
図5は、本実施形態の操作パネル1におけるタッチパネル部31の操作手順を説明するための図である。本実施形態の操作パネル1では、上記のように、操作パネルカバー10の縁部14に、タッチパネル部31に向かって下降する傾斜面状の凹部からなる凹み部15を形成しているので、同図(a)に示すように、タッチパネル部31に指で触れて操作する際に、操作パネルカバー10の縁部14が邪魔にならずに済むばかりか、同図(b)に示すように、傾斜面状の凹み部15の表面15aに沿って指がタッチパネル部31へスムーズに案内されるようになるので、タッチパネル部31の操作性を良好にすることができる。また、凹み部15の表面15aの摩擦抵抗が、操作パネルカバー10の他の部分の表面の摩擦抵抗よりも小さいことで、凹み部15で案内される指がスムーズにタッチパネル部31に導かれるので、それによっても、タッチパネル部31の操作性を良好にすることができる。
【0027】
また、凹み部15を形成したことにより、操作パネルカバー10の凹み部15を設けた方向(本実施形態では操作パネル1の手前側方向)の斜め上方位置から表示面30aを見下ろした場合に、タッチパネル部31の全体又はその一部が操作パネルカバー10の縁部14で隠れずに済むようになる。これにより、操作パネル1の前に立っている操作者の目線で、タッチパネル部31が隠れることなく確実に見えるので、操作者によるタッチパネル部31の視認性を良好にすることができる。また、操作パネル1の手前側の縁部14に凹み部15を設けていることで、操作パネル1の前に立っている操作者がタッチパネル部31を操作し易くなる。
【0028】
また、凹み部15は、タッチパネル部31に隣接してタッチパネル部31と連続するように形成されているので、タッチパネル部31と凹み部15に外観上の一体感が生じる。これにより、タッチパネル部31の操作性が良好になるだけでなく、タッチパネル部31を目立たせることもできるので、そのことによっても、タッチパネル部31の視認性を良好にする効果が望める。
【0029】
本実施形態の操作パネル1では、図4に示すように、表示面30aに複数のタッチパネル部31が形成されているが、凹み部15が各タッチパネル部31に対応して複数形成されているので、凹み部15で案内された指がタッチパネル部31に導かれることで、目的のタッチパネル部31を確実に操作できるようになるので、各タッチパネル部31の操作の独立性を高めることができる。また、各タッチパネル部31とそれに対応する凹み部15に生じる一体感によって、各タッチパネル部31の独立した視認性や操作性を良好にする効果も望める。
【0030】
図6は、操作パネルカバー10に形成した凹み部15の他の構成例を示す図である。同図に示すように、凹み部15の表面15aのタッチパネル部31側の端部16を、液晶表示器30の表示面30aと略同一の高さ位置になるように形成することも可能である。このようにすれば、凹み部15によって案内される指がさらにスムーズにタッチパネル部31に導かれるようになるので、タッチパネル部31の操作性をより良好にすることができる。また、タッチパネル部31と凹み部15の外観上の一体感もさらに増す。
【0031】
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書、図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお、直接明細書及び図面に記載のない何れの形状・構造・材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば、上記実施形態の操作パネル1におけるタッチパネル部31及び凹み部15の具体的な個数や形状や配置などはいずれも一例であり、タッチパネル部31及び凹み部15は、本実施形態に示す以外の個数や形状や配置としても良い。特に、上記実施形態では、凹み部15を各タッチパネル部31(タッチパネルの分割された各認識区分)に対応して別個に形成した場合を示したが、これ以外にも、図示は省略するが、一の凹み部15を、複数のタッチパネル部31に隣接するような大きさ・形状に形成することで、該一の凹み部15を複数のタッチパネル部31で共用することも可能である。また、凹み部15は、その表面15aが湾曲面状以外の他の形状であっても良く、例えば、タッチパネル部31に向かって下降する傾斜平面状に形成されていても良い。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の一実施形態にかかる操作パネル1を備えた画像形成装置100の概略全体構成を示す斜視図である。
【図2】操作パネル1の外観構成を示す斜視図である。
【図3】表示部3の詳細構成を示す図で、図2のA−A部分の概略断面図である。
【図4】表示部3の平面図である。
【図5】本実施形態の操作パネル1におけるタッチパネル部31の操作手順を説明するための図である。
【図6】操作パネルカバー10に形成した凹み部15の他の構成例を示す図である。
【符号の説明】
【0033】
1 操作パネル
2 各種操作キー
3 表示部
4 ランプ点灯部
5 ワンタッチキー配列部
10 操作パネルカバー
10a 上面
13 開口部
14 縁部
14a 上面
15 凹み部
15a 表面
20 オーバーレイシート
30 液晶表示器
30a 表示面
31 タッチパネル部
32 下端辺
100 画像形成装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
開口部を有する操作パネルカバーと、前記操作パネルカバーの開口部にその表示面を露出させて装着された液晶表示器と、前記液晶表示器の表示面側に設けられたタッチパネル部とを有する操作パネルにおいて、
前記操作パネルカバーの開口部の縁部における前記タッチパネル部に隣接する位置に、該縁部の表面を凹ませた凹み部を形成したことを特徴とする操作パネル。
【請求項2】
請求項1に記載の操作パネルにおいて、
前記操作パネルカバーの開口部の縁部が前記液晶表示器の表示面よりも高くなっており、
前記凹み部は、前記縁部に形成した前記タッチパネル部に向かって下降する傾斜面状の凹部からなることを特徴とする操作パネル。
【請求項3】
請求項2に記載の操作パネルにおいて、
前記凹み部の前記タッチパネル部側の端部が、前記液晶表示器の表示面と略同一の高さ位置に配置されていることを特徴とする操作パネル。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の操作パネルにおいて、
前記凹み部の表面の摩擦抵抗が、前記操作パネルカバーの他の部分の表面の摩擦抵抗よりも小さくなるように構成したことを特徴とする操作パネル。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の操作パネルにおいて、
前記表示面には複数のタッチパネル部が形成されており、前記凹み部が各タッチパネル部に対応して複数形成されていることを特徴とする操作パネル。
【請求項6】
開口部を有する操作パネルカバーと、前記操作パネルカバーの開口部にその表示面を露出させて装着された液晶表示器と、前記液晶表示器の表示面側に設けられたタッチパネル部とを有する操作パネルを備えた画像形成装置において、
前記操作パネルに、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の操作パネルを用いたことを特徴とする画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−77508(P2008−77508A)
【公開日】平成20年4月3日(2008.4.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−257849(P2006−257849)
【出願日】平成18年9月22日(2006.9.22)
【出願人】(000006297)村田機械株式会社 (4,916)
【Fターム(参考)】