操作抵抗を具備する燃料サプライシステム
【課題】複数のバルブ要素を含む燃料サプライと、燃料サプライの装着および/または離脱に対して操作抵抗を増大させた燃料供給装置を提供する。
【解決手段】カートリッジ725はスライドゲート746を具備し、これがバルブ要素726またはセンサ/突起740あるいは双方を覆うように構成される。ゲート746はバネ748によりバネ荷重されいて、ゲート746を被覆位置にバイアスし、ゲート746は、カートリッジ725が容器730に挿入される前に、開位置に移動可能になり、これによりバルブ要素726またはセンサ/突起740を露出させる。ゲート746はユーザによって、あるいは、他の力、例えば、磁気または電気力により開とすることが可能である。
【解決手段】カートリッジ725はスライドゲート746を具備し、これがバルブ要素726またはセンサ/突起740あるいは双方を覆うように構成される。ゲート746はバネ748によりバネ荷重されいて、ゲート746を被覆位置にバイアスし、ゲート746は、カートリッジ725が容器730に挿入される前に、開位置に移動可能になり、これによりバルブ要素726またはセンサ/突起740を露出させる。ゲート746はユーザによって、あるいは、他の力、例えば、磁気または電気力により開とすることが可能である。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この出願は、「燃料カートリッジのバルブ」という名称で2004年11月1日に出願された本出願人の出願に係る特許出願10/978,949の一部継続出願であり、その出願は、「結合バルブを具備する燃料カートリッジ」という名称で2003年6月29日に出願された本出願人の出願に係る特許出願10/629,006の一部継続出願である。'949出願および'006出願の開示内容は参照してここに組み入れる。
【0002】
この発明は、一般には、種々の燃料電池用の燃料サプライシステムに関し、より具体的には、この発明は、操作抵抗をより大きくした燃料サプライシステムに関する。
【背景技術】
【0003】
燃料電池は、反応物質、すなわち燃料および酸素の化学エネルギを直流(DC)電気に直接変換する装置である。多くの漸増している用途において、燃料電池は、化石燃料の燃焼などの従来の発電よりも効率的であり、リチウムイオンバッテリーなどの携帯型蓄電池より効率的である。
【0004】
一般に、燃料電池技術はアルカリ燃料電池、高分子電解質燃料電池、りん酸燃料電池、溶融炭酸塩燃料電池、固体酸化物燃料電池、および酵素燃料電池のような様々な異なった燃料電池を含む。今日のより重要な燃料電池は、3つのカテゴリ、すなわち、(i)圧縮水素(H2)を燃料として利用する燃料電池、(ii)水素燃料に改質されるメタノール(CH3OH)、水素化ホウ素ナトリウム(NaBH4)、炭化水素(例えばブタン)又は他の燃料を利用する陽子交換膜(PEM)燃料電池、および、(iii)直接に非水素燃料を消費できるPEM燃料電池すなわち直接酸化燃料電池に分けることができる。最も一般的な直接酸化燃料電池は、ダイレクトメタノール燃料電池すなわちDMFCである。他の直接酸化燃料電池は、ダイレクトエタノール燃料電池およびダイレクトテトラメチルオルトカーボネート燃料電池を含む。
【0005】
圧縮された水素は一般に、高い圧力の下で保たれ、そのため、扱いが難しい。その上、大きい貯蔵タンクが通常必要で、消費者向け電子製品用に十分小さくすることができない。従来の改質燃料電池は、燃料を水素に変換させて燃料電池内で酸素と反応させるために改質材や気化および補助システムを必要とする。最近の進歩により、改質材または改質燃料電池が消費者向け電子製品に有望になっている。DMFCでは、メタノールが直接に燃料電池中で酸素と反応し、このDMFCは、最も簡単で可能性としては最も小さくなる燃料電池であり、消費者向け電子製品用の電力供給に最も有望である。
【0006】
比較的大きな供給に用いるDMFCは、酸化剤、典型的には空気または酸素を陰極に供給するファンまたはコンプレッサ、水/メタノール混合物を陽極に供給するポンプ、および膜電極アッセンブリ(MEA)を有する。電気を発生させる化学反応は燃料電池のそれぞれのタイプごとに異なる。DMFCでは、各電極での化学電気反応と燃料電池に関する総合的な反応は以下の通り記述される:
【0007】
陽極での半反応:
CH3OH + H2O → CO2 + 6H+ + 6e−
陰極での半反応:
O2 + 4H+ + 4e− → 2H2O
全体の燃料電池反応:
CH3OH + 1.5O2 → CO2 + 2H2O
【0008】
PEMを通る水素イオン(H+)が陽極から陰極を通り抜けてマイグレーションするために、また、自由電子(e−)がPEMを通り抜けられないため、電子は外部回路を通って流れなければならず、外部回路を通して電流を生じさせる。この外部回路は、モバイルすなわちセル電話、計算機、パーソナルデジタツアシスタンツ、ラップトップコンピュータ、電力ツールなどの有益な消費者向けの電子製品であってよい。
【0009】
DMFCは、特許文献1および特許文献2に開示されており、詳細はこれらに記載のとおりである。一般に、PEMはNafion(商標)などの高分子から作られており、DuPontから入手可能であり、厚さが約0.05mm〜約0.50mmの範囲のペルフルオ化合物材料、その他である。陽極は、典型的には、白金ルテニウムなどの触媒の薄層によってサポートされたテフロン(Teflonized)のカーボン紙から製造される。陰極は、典型的には、白金粒子が膜の一面に接着されるガス拡散電極である。
【0010】
金属水素化物、例えば、水素化ホウ素ナトリウム、改質燃料電池の他の燃料電池反応は、以下のようなものである:
NaBH4+2H2O→(加熱または触媒)→4(H2)+(NaBO2)
陽極での半反応:
H2→2H++2e−
陰極での半反応:
2(2H++2e−)+O2→2H2O
適切な触媒は白金およびルテニウム、その他である。水素化ホウ素ナトリウムを改質して生成された水素燃料は燃料電池中で、酸化剤例えばO2と反応させられ、電気(すなわち電子の流れ)および水の副産物を生成する。ホウ酸ナトリウム(NaBO2)の副産物も改質プロセスで生成される。水素化ホウ素ナトリウム燃料電池は特許文献3に検討されており、参照してここに組み入れる。
【0011】
直接水素化ホウ素燃料電池(DBFC)では、以下のような反応である:
陽極での半反応:
BH4−+8OH-→BO2-+6H2O+8e−
陰極での半反応:
2O2+4H2O+8e−→8OH−
【0012】
燃料電池アプリケーションのための最も重要な特徴の1つは燃料格納である。別の重要な特徴は燃料カートリッジから燃料電池に燃料の搬送を調整することである。DMFCシステムなどの燃料電池には、商業的に役に立つように、消費者の通常な用法を満足させることができるくらいの燃料を格納する能力がなければならない。例えば、モバイルすなわちセル電話、ノートコンピュータ、および個人的なデジタルアシスタント(PDA)のために、燃料電池は、少なくとも現行のバッテリと同等の間、好ましくは、はるかに長時間、これら装置に給電できなければならない。さらに、燃料電池は、容易に取替え可能、または詰め替え可能な燃料タンクを具備して、現行の再充電可能なバッテリに必要な長時間の再充電を最小化または省略するべきである。
【0013】
バルブが、燃料カートリッシ、燃料電池および/または燃料補給装置の間で燃料を輸送するのに必要である。公知文献は、特許文献4、特許文献5、特許文献6および特許文献7に開示されるような種々のバルブおよび流れ制御装置を開示している。
【0014】
燃料カートリッジに格納されて、バルブを通して輸送される燃料が苛性である場合があるので、ユーザによる意図しないバルブ操作に耐える燃料供給装置が要請される。
【特許文献1】米国特許第5,992,008号
【特許文献2】米国特許第5,945,231号
【特許文献3】米国特許第4,261,956号
【特許文献4】米国特許第6,506,513号
【特許文献5】米国特許第5,723,229号
【特許文献6】米国特許出願公開US2003/0082427A1
【特許文献7】米国特許出願公開US2002/0197522A1
【発明の概要】
【0015】
この発明は、ユーザによる意図しない操作を阻止する、より高い操作上の抵抗を伴う燃料電池用の燃料供給装置に向けられる。
【0016】
この発明の1つの側面によると、バルブには、2つの要素がある。1つは燃料供給に取り付けできて、もう片方が燃料電池か電子装置のどちらかに取り付けできる。第1および第2のバルブ要素は、相互に対して少なくとも2つの方向に移動可能であって、流路を形成でき、あるいは、単一の方向により大きな力の下で移動可能である。好ましくは、少なくとも2つの方向は、ユーザに、予め定められたレベルの認識能力および/または物理的な特性を保持するように要求して、意図しない操作の可能性を減少させる。そのような燃料供給装置は例えば、図1〜15および図17〜24、その他に示される。また図26〜41にあるような容器に対して燃料サプライの2つの動きを必要とする種々の他の実施例はこのタイプである。他の実施例は、図93〜96に示すように、接続するのに複数の動作を必要とし、取り外すのに単一の動作しか必要としない。他の実施例は、回転するシールプランジャが動かされるまで、例えば回転させられるまで、好ましくは開かない第1のバルブ要素と、第1のバルブ要素中でシールプランジャを動作、すなわち回転させることが可能な装置を具備する第2のバルブ要素を有しており、これを図97〜99に示す。また、以下に示されるようにこれらのシステムは分類することができる。これらのカテゴリは互いに排他的でない。
【0017】
他のタイプの燃料供給装置は第1のバルブ要素と、この第1のバルブ要素に接続可能な第2のバルブ要素を含む。第1のバルブ要素またはノズルが燃料供給の一部であり、第2のバルブ要素または出口が容器の一部である。容器は、燃料電池FC、補給装置または電子装置に係合可能である。また、容器には、逆止め弁などの内部のシールがあるかもしれない。この燃料供給装置はバルブ要素の1つのための作動装置を含むかもしれない。1実施例において、燃料サプライがノズルおよび容器の出口の間で選択的に流路を形成するように容器に取り外し可能に接続可能であり、アクチュエータがノズルを選択に開いて流路を形成する。アクチュエータは、図26〜27、および33〜34に示すような、静止したくさび部、図33〜39に示すような、ノズルを収容する回転可能な連結部材、図36〜37、42に示すようなピボット動作可能なアクチュエータであってよく、これは以下参照されたい。
【0018】
意図していないユーザへの操作上の抵抗を実現するために、他の燃料供給装置は、図25、28〜29に示すような、ノズルへのアクセスを制限するシールド、図42〜47に示すような、ノズルへのアクセスを制限するカバー、図30に示すような、カートリッジ保持組立体、図47、53〜59、65〜79に示すような、アクチュエータを阻止する種々のストップまたはラッチ部材を採用してよい。いくつかのカバーを取り除くには、図42bに示されるようにノズルにアクセスすることが可能となる前に、複数の動作を必要とする。図47に示されるようにいくつかのラッチは容器に位置付けることができ、いくつかのアクチュエータが図48〜50に示されるように燃料サプライに対して可動である。いくつかのラッチ部材が図65〜79に示されるようにピボット動作可能な場合があり、いくつかは、少なくとも図76〜79に示されるようにラッチメンバーの位置に依存して種々の作動力のうちの少なくとも1つを必要とする多モードかもしれない。いくつかのラッチは図71〜75に示すように複数の部品を有してよい。他のいくつかのラッチは図54〜59に示すように複数の動作で移動可能である必要がある。
【0019】
他のタイプの燃料供給装置は、容器、燃料電池または電子装置から燃料供給を取り外すために複数の動作、例えば少なくとも2つの方向の動きを必要とするかもしれない。取り外し操作は挿入動作と同じでもよいし、異なってもよい。別のタイプの燃料供給は、図45〜46に示されるように、例えば、少なくとも約2.25kgまたは3kgの大きな挿入力および/または引き抜き力を、単一または複数の動作として、接続のために必要としてよい。他の燃料システムは、図93〜96に示すように、単一の挿入操作と複数の取り外し動作を必要とし、または複数の挿入操作と単一の取り外し動作を必要とするかもしれない。他の燃料システムは挿入、取り外しまたは両方のために2本の手か2本の指を必要とするかもしれない。別の燃料供給装置は操作に閾値認識能力を必要とする。しかし、別の燃料供給装置は接続のために他の大きさが所定のものであることを必要とする。他の燃料供給装置は、接続するために図80〜81に示されるように視覚的に整列され、および/または音響的に確認されることを必要とする。他のシステムは、図82〜83に示すように、バルブを遮蔽するカバーすなわちゲートを有し、これらのゲートはバルブが接続のために露出される時間を制限するかもしれない。他の燃料システムは図85〜87に示されるように燃料へのアクセスを制御するON/OFFの機械的または電子的スイッチを有している。これらスイッチは図85−87に示すように開成のために複数の方向に移動し、図88に示すようにバイアスされてよい。図88bに示されるように大人のユーザのパルプによっていくつかのスイッチは接触して動かすことができる。スイッチは燃料供給が引っ込められるとき、自動的にオフにすることができるか、燃料供給が容器に挿入されるとき、自動的なオンするかもしれない。燃料供給のノズルまたはバルブ要素は図80〜81および91に示されるように燃料供給のセンタラインに対して偏芯して位置することができる。
【0020】
添付図面は明細書の一部を形成し、明細書との関連において理解されるべきであり、種々の図において類似の参照番号は類似の部分を示すために用いられる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】例示的な電子ホストデバイスに挿入される、図6〜16のバルブ要素が装着される燃料サプライを示す。
【図2】例示的な電子ホストデバイスに挿入される、図6〜16のバルブ要素が装着される燃料サプライを示す。
【図3】例示的な電子ホストデバイスに挿入される、図6〜16のバルブ要素が装着される燃料サプライを示す。
【図4】例示的な電子ホストデバイスに挿入される、図6〜16のバルブ要素が装着される燃料サプライを示す。
【図5】図6〜16のバルブ要素が装着される燃料サプライの代替的な実施例を示す。
【図6】この発明の他の側面に従う第1の連結バルブ要素の分解斜視図である。
【図7】初期位置のプランジャと組み立てられた状態における、図6のバルブ要素の拡大断面図である。
【図8】図7のバルブ要素の表面に使用される代替的な溝の拡大平面図である。
【図9】図9は図6のバルブ要素のプランジャの拡大斜視図である。
【図10】図6の第1のバルブ要素とともに使用されるのに適した第2の連結バルブ要素の分解斜視図である。
【図11】初期位置のプランジャと組み立てられた状態における、図10のバルブ要素の拡大断面図である。
【図12】図6および図10の第1および第2のバルブ要素の、当該要素が非連結で、接触していない場合の拡大断面図である。
【図13】図12のバルブ要素の、要素が結合されプランジャが初期位置にある場合の、拡大断面図である。
【図14】図13のバルブ要素のプランジャについての初期位置における、拡大斜視図である。
【図15】図13のバルブ要素を、当該要素が結合されプランジャが最終位置にあり燃料が流れるようにする状態で示す、拡大断面図である。
【図16】図11に示される第2のバル具要素の代替的な実施例の拡大断面図である。
【図17】この発明に従ったバルブアセンブリを伴う燃料カートリッジの斜視図である。
【図18】図17のバルブアセンブリの拡大断面図である。
【図18A】図17の燃料カートリッジのバルブ部分の拡大模式図であり、ネック部分の概要を示す。
【図19】図17のカートリッジとともに使用する容器の好ましい実施例の斜視図である。
【図20】図19の容器の線20−20に沿う断面図である;
【図20A】複数の保持リブ451を示すチャンネル450の正面図である。
【図21】図17の燃料カートリッジおよび図19の容器を、燃料カートリッジが初期の、非取り付け位置おいて示す斜視図である。
【図22】図21の燃料カートリッジおよび容器を、燃料カートリッジが部分的に挿入され中間的な取り付け位置にあり、燃料カートリッジバルブが閉状態である場合で示す、線22−22に沿う断面図である。
【図23】図21の燃料カートリッジおよび容器を、燃料カートリッジが作動位置にあり、燃料カートリッジバルブが開状態である場合で示す、斜視図である。
【図24】図23の燃料カートリッジおよび容器を、燃料カートリッジバルブが十分に挿入されて開上程である場合で示す、線24−24に沿う断面図である。
【図25】燃料カートリッジの代替的な好ましい実施例の斜視図である。
【図26】図25の燃料カートリッジ、および容器を、燃料カートリッジおよびバルブアセンブリが中間的な状態で取り付けられた状態で示す、断面図である。
【図27】図25の燃料カートリッジ、および容器を、燃料カートリッジおよびバルブアセンブリが十分に取り付けられた状態で示す、断面図である。
【図28】図25のカートリッジの平面図である;
【図29】図26のカートリッジおよび当該カートリッジのバルブに係合する容器の一部を示す平面図である。
【図30】カートリッジ保持アセンブリにおける図26のカートリッジの底面図である。
【図31A】図28のカートリッジの代替実施例の平面図である。
【図31B】図31Aのカートリッジの別の実施例の斜視図である。
【図32】ノズルの代替的な実施例、および図26のカートリッジとともに使用する修正された容器を示す拡大立面図である。
【図33】図25の燃料カートリッジおよび連結部材付きの修正された容器を、燃料カートリッジおよび容器が非装着状態である場合で示す、断面図である。
【図34】図25の燃料カートリッジおよび連結部材付きの修正された容器を、燃料カートリッジおよび容器が装着状態である場合で示す、断面図である。
【図35】図33の容器の連結部材の断面図である。
【図36】修正された燃料カートリッジおよび修正された容器を、燃料カートリッジおよび容器が非装着状態である場合で示す、断面図である。
【図37】修正された燃料カートリッジおよび修正された容器を、燃料カートリッジおよび容器が装着状態である場合で示す、断面図である。
【図38】修正されたシールドおよび修正された連結部材を、非装着状態で示す部分断面図である。
【図39】修正されたシールドおよび修正された連結部材を、装着状態で示す部分断面図である。
【図40】修正されたノズルおよび修正された連結部材を具備する燃料カートリッジを、燃料カートリッジが非装着位置にある場合で示す、部分断面図である。
【図41】図40の変更された連結部材の斜視図である。
【図42A】ピボット動作可能なアクチュエータおよびカバーの斜視図である。
【図42B】図42Aのカートリッジおよびカバーをロックチャンネルを伴って示す斜視図である。
【図43】図42の燃料カートリッジおよびカバーと容器とを、燃料カートリッジおよび容器が非装着状態である場合で示す、断面図である。
【図44】図42の燃料カートリッジおよびカバーと容器とを、燃料カートリッジおよび容器が装着状態である場合で示す、断面図である。
【図45】他のカバーおよび容器を伴う図42の燃料カートリッジを、燃料カートリッジおよび容器が非装着状態である場合で示す、断面図である。
【図46】他のカバーおよび容器を伴う図42の燃料カートリッジを、燃料カートリッジおよび容器が非装着状態である場合で示す、断面図である。
【図47】カバーおよび修正された容器を伴う図42の燃料カートリッジを、燃料カートリッジおよび容器が非装着状態である場合で示す、断面図である。
【図48】修正された燃料カートリッジの一部断面した平面図である。
【図49】図48のバルブアクチュエータの平面図である。
【図50】図48のカートリッジとともに使用される修正されたバルブ弁アクチュエータの平面図である。
【図51】修正された燃料カートリッジを、燃料カートリッジおよび容器が非装着状態の場合で示す、一部を断面下平面図である。
【図52】修正された燃料カートリッジを、燃料カートリッジおよび容器が装着状態の場合で示す、一部を断面下平面図である。
【図53】容器およびこれとともに使用する取り外し可能なラッチ部材を、取り外し可能なラッチ部材をブロックおよび非ブロック位置出ある場合で示す一部断面した平面図である。
【図54】修正された燃料カートリッジを移動可能ラッチまたはブロック部材とともに示す斜視図である。
【図55】図54のバルブアクチュエータおよびラッチ部材の拡大斜視図である。
【図56A】図54の燃料カートリッジと変更された容器を、燃料カートリッジが非装着位置にある場合で示す断面図である。
【図56B】起伏を伴う他の修正された容器を示す正面図である。
【図57】他の移動可能のラッチ部材を具備する修正された燃料カートリッジを、燃料カートリッジおよび容器が非装着状態である場合で示す一部断面した平面図である。
【図58】他の移動可能のラッチ部材を具備する修正された燃料カートリッジを、燃料カートリッジおよび容器が装着状態である場合で示す一部断面した平面図である。
【図59A】図57の燃料カートリッジの一部とラッチ部材を示す断面図である。
【図59B】図57の燃料カートリッジの一部とラッチ部材を示す断面図である。
【図59C】図57の燃料カートリッジの一部とラッチ部材を示す断面図である。
【図60】大きな力のバネを具備する修正された燃料カートリッジおよび大きな力のバネを具備する修正された容器を、燃料カートリッジおよびバルブアセンブリが非装着位置にある場合で示す一部断面図である。
【図61】大きな力のバネを具備する修正された燃料カートリッジおよび大きな力のバネを具備する修正された容器を、燃料カートリッジおよびバルブアセンブリが装着位置にある場合で示す一部断面図である。
【図62】回転可能カムを伴う修正された燃料カートリッジを、燃料カートリッジおよびバルブアセンブリがブロック位置にある場合で示す一部断面した平面図である。
【図63】回転可能カムを伴う修正された燃料カートリッジを、燃料カートリッジおよびバルブアセンブリが非ブロック位置にある場合で示す一部断面した平面図である。
【図64】図62のカムの平面図である。
【図65】ピボット移動可能なラッチ部材を伴う修正された燃料カートリッジおよび容器を、燃料カートリッジおよびバルブアセンブリが非装着位置にある場合で示す平面図である。
【図66】ピボット移動可能なラッチ部材を伴う修正された燃料カートリッジおよび容器を、燃料カートリッジおよびバルブアセンブリが非装着位置にある場合で示す平面図である。
【図67】修正されたピボット移動可能なラッチ部材を伴う修正された燃料カートリッジおよび容器を、燃料カートリッジおよびバルブアセンブリが非装着位置にあり、ラッチ部材がブロック位置にある場合で示す平面図である。
【図68】図67のラッチ部材および容器を示す平面図である。
【図69】図67の燃料カートリッジおよび容器を、燃料カートリッジが部分的に取り付けられ、ラッチ部材が中間的なラッチ位置にある場合で示す一部断面した平面図である。
【図70】図67の燃料カートリッジおよび容器を、燃料カートリッジが取り付け位置にあり、バルブアクチュエータが作動され、ラッチ部材が、当該ラッチを非ロック位置に固定する第2のラッチ位置にある場合で示す一部断面した平面図である。
【図71】2つの運動のピボット移動可能なラッチ部材および容器を、ラッチ部材がロック位置にある場合で示す一部断面した平面図である。
【図72】2つの運動のピボット移動可能なラッチ部材および容器を、ラッチ部材がロック位置から非ロック位置に移行する場合で示す一部断面した平面図である。
【図73】2つの運動のピボット移動可能なラッチ部材および容器を、ラッチ部材が非ロック位置にある場合で示す一部断面した平面図である。
【図74】他の2つの運動のピボット移動可能なラッチ部材を伴う他の修正された燃料カートリッジおよび容器を、ラッチがロック位置にある場合で示す一部断面した平面図である。
【図75】他の2つの運動のピボット移動可能なラッチ部材を伴う他の修正された燃料カートリッジおよび容器を、ラッチが非ロック位置にある場合で示す一部断面した平面図である。
【図76】他の2つの運動のピボット移動可能なラッチ部材を伴う修正された多重モード燃料カートリッジおよび容器を、当該カートリッジが緩衝位置にある場合で示す一部断面した平面図である。
【図77】他の2つの運動のピボット移動可能なラッチ部材を伴う修正された多重モード燃料カートリッジおよび容器を、当該カートリッジが作動位置にある場合で示す一部断面した平面図である。
【図78】代替的なピボット移動可能なラッチ部材を伴う修正された燃料カートリッジおよび容器を、当該カートリッジが緩衝位置にある場合で示す一部断面した平面図である。
【図79】代替的なピボット移動可能なラッチ部材を伴う修正された燃料カートリッジおよび容器を、当該カートリッジが非緩衝位置にある場合で示す一部断面した平面図である。
【図80】この発明の他のカートリッジ、および燃料電池の電子装置内の対応する容器を示す部分斜視図である。
【図81】この発明の他のカートリッジ、および燃料電池の電子装置内の対応する容器を示す部分斜視図である。
【図82A】スライドゲートを具備するカートリッジの前面斜視図である。
【図82B】スライドゲートを具備するカートリッジの前面斜視図である。
【図83】カートリッジが容器から引き抜かれるときにゲートを開位置から開放してゲートを閉位置に復帰させる戻り止めを具備する容器の前面斜視図である。
【図84】時間遅延ゲートを具備するカートリッジ燃料電池または装置の模式的な平面図である。
【図84A】時間遅延ゲートを具備するカートリッジ燃料電池または装置の図である。
【図84B】時間遅延ゲートを具備するカートリッジ燃料電池または装置の図である。
【図85】ON/OFFスイッチおよびバルブまたはゲートを具備する、この発明のカートリッジの部分斜視図である。
【図86A】例示的なスイッチ構造を示す図である。
【図86B】例示的なスイッチ構造を示す図である。
【図86C】例示的なスイッチ構造を示す図である。
【図86D】例示的なスイッチ構造を示す図である。
【図87】図85のカートリッジの実現可能な位置および接続を示す模式的な回路図である。
【図88A】バネバイアスのスイッチの部分断面図である。
【図88B】バネバイアスのスイッチの部分断面図である。
【図89A】装置から引き抜かれた図85または図87のカートリッジの模式的な側面図である。
【図89B】装置に挿入された図85または図87のカートリッジの模式的な側面図である。
【図90】カートリッジが引き抜かれるときにOFF位置へスイッチを復帰させるように構成された図89Aに示される斜面の比較用の側面図である。
【図91】カートリッジおよび対応する磁気バルブを具備する容器の部分模式図である。
【図92】図91の磁気バルブの断面図である。
【図93A】この発明に従う他の容器の模式図である。
【図93B】この発明に従う他の容器の模式図である。
【図93C】この発明に従う他の容器の模式図である。
【図93D】図93A−Cの容器の代替的な実施例の模式図である。
【図93E】図93A−Cの容器の代替的な実施例の模式図である。
【図93F】図93A−Eの容器とともに使用可能なカートリッジの部分側面図である。
【図94A】この発明のカートリッジと容器の他の実施例の模式図である。
【図94B】この発明のカートリッジと容器の他の実施例の模式図である。
【図95】図10−11のバルブ要素の修正されたハウジングの分解図である。
【図96】図95の修正されたバルブハウジングを具備する図15に示されるバルブの断面図である。
【図97】この発明に従う他のバルブの断面図である。
【図98A】図97中の線98aに沿う断面図である。
【図98B】図97中の線98bに沿う断面図である。
【図99A】図97中の線99aに沿う断面図である。
【図99B】図97中の線99bに沿う断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
添付図面に例示され、以下で詳細に説明されるように、この発明は、燃料電池用の燃料、例えば、メタノールおよび水、メタノール/水混合物、種々の濃度または純粋なメタノールのメタノール/水混合物を貯蔵する燃料サプライに向けられている。メタノールは多くの種類の燃料電池、例えば、DMFC、酵素燃料電池、および改質燃料電離、その他に利用できる。燃料サプライは、他の種類の燃料電池燃料、例えば、エタノールまたはアルコール、水素化ホウ素ナトリウムのような金属水素化物、水素に改質できる他の化学物質、または、燃料電池の性能を改善する他の化学物質を含んでよい。燃料は、水酸化カリウム(KOH)電解質を含み、これが金属燃料電池またはアルカリ燃料電池とともに使用でき、燃料サプライ中に貯蔵できる。金属燃料電池に対しては、燃料はKOH電解質反応溶液に浸漬された液体担持亜鉛粒子の形態をしており、電池空洞中の陽極は亜鉛粒子からなる粒状陽極である。KOH電解質溶液は、「1または複数の負荷に電力供給するように構成された燃料電池システムの使用方法」という題名で2003年4月24日に公開された米国公開特許出願2003/0077493に開示されており、参照してここに組みこむ。燃料は、また、メタノール、過酸化水素、および硫酸の混合物を含み、これはシリコンチップ状に形成された触媒を通過して流れ燃料電池反応を生成する。燃料は、また、メタノール、水素化ホウ素ナトリウム、電解質、および他の化合物、例えば、米国特許第6,554,877号、同第6,562,497号、および同第6,758,871号に説明されているもののブレンドまたは混合物を含み、これらは参照してその内容をここに組みこむ。燃料は、また、米国特許第6,773,470号に説明されている、溶媒中に部分的に溶解し、部分的に懸濁するもの、ならびに、米国公開特許出願2002/076602に説明されている、液体燃料および固体燃料を含むものを含み、これらは参照してその内容をここに組みこむ。
【0023】
燃料は、また、上述のように、水素化ホウ素ナトリウム(NaBH4)のような金属水素化物および水を含み、反応により低圧力、低温度しか生成されない。燃料は、さらに、炭化水素燃料を含み、炭化水素燃料は、これに限定されないが、ブタン、灯油、アルコール、および天然ガスを含み、これは、「液体ヘテロインタフェース燃料電池デバイス」という題名で、2003年5月22日に公開された米国公開特許出願2003/0096150に開示されており、参照してここに組みこむ。燃料は、また、燃料と反応する液体酸化物を含む。したがって、この発明は、サプライ中に含有され、また、その他、燃料電池システムにより使用される、任意のタイプの燃料、電解質溶液、酸化物溶液または液体または固体に制約されない。ここで使用される用語「燃料」は、燃料電池または燃料サプライ中で反応することができるすべての燃料を含み、また、上述の適切な燃料、電解質溶液、酸化物溶液、液体、固体および/または化学物質ならびにこれらの混合物のすべてを含むが、これに限定されない。
【0024】
ここで使用される用語「燃料サプライ」は、これに限定されないが、使い捨てカートリッジ、再充填可能/再使用可能カートリッジ、電子製品内に配置されるカートリッジ、電子製品の外部に配置されるカートリッジ、燃料タンク、燃料リザーバ、燃料再充填タンク、燃料を貯蔵する他のコンテナ、および、燃料タンク、コンテナ、燃料電池または燃料電池が給電する電子製品に結合された管材を含む。1のカートリッジがこの発明の例示的な実施例との関連で以下に説明されるが、これら実施例は他の燃料サプライにも適用可能であり、この発明は燃料サプライのいかなる特定のタイプにも限定されないことに留意されたい。
【0025】
この発明の燃料サプライは、燃料電池で使用されない燃料を貯蔵するのに使用しても良い。これらの用途は、これに限定されないが、シリコンチップ上に構築されたマイクロガスタービン用の炭化水素および水素燃料を貯蔵することであり、"Here Come the Microengines"、The Industrial Physicist(2001年12月/2002年1月)、pp.20−25に検討されている。この出願の目的に関し、「燃料電池」はこれらマイクロエンジンも含む。他の用途は、内燃機関エンジン用の伝統的な燃料や、ポケットおよび実用ライター用の炭化水素例えばブタンおよび液体プロパンを貯蔵することである。
【0026】
ここで使用される用語「容器」は、これに限定されないが、燃料サプライまたは燃料サプライからのバルブを収容する任意の機構または要素を含む。この用語は、さらに、電子装置または燃料電池のキャビティやそこからの突起を形成し、またそのフェースを構成する装置または要素を含む。例示的な容器は、バルブ、整列機構、保持機構、および電子インタフェースを含む。
【0027】
適切な燃料サプライは、本出願人の2003年1月31日出願に係る米国特許出願10/356793、「燃料電池用の燃料カートリッジ」に開示されているものを含む。この出願の開示内容は参照してここに組み入れる。
【0028】
広くは、この発明の燃料サプライシステムは協力関係にあるバルブ要素を含む。燃料を含む燃料カートリッジに1つのバルブ要素は噛み合わせることができて、燃料電池FC、補給装置または燃料電池により給電される電子装置にもう片方のバルブ要素は噛み合わせることができる。一般に、この発明はいくつかのタイプの燃料サプライシステムに適用される。1つのタイプの燃料サプライシステムが第1のバルブ要素と、この第1のバルブ要素に接続可能で当該第1の要素と第2のバルブ要素を介して流路を形成する第2のバルブ要素とを含む。ここで使用されるように、「バルブ要素」は。これに限定されないが、シールを具備するバルブ要素、例えば逆止めバルブ、カモノハシバルブ、電気バルブ(例えば、電磁弁)、磁気バルブおよび閉止されたスリットを具備するワッシャー(隔壁としても知られる)、シールを伴わないバルブ要素、例えば、オープンチューブ、出口、またはピアス針を含む。少なくともバルブ要素の1つには、内部のシールがあるべきである。例えば、適当なバルブは、内部シールを具備する1つのバルブ要素と開放した導管を具備する他のバルブ要素とを有して、内部シールが開くと流路がそこで確立されるようにしてよい。適切なバルブ要素は親出願、'006親出願、および米国公開特許出願2003/0082427において検定されており、その内容は参照してここに組み入れる。
【0029】
適当な燃料電池カートリッジの実施例は図1に示される。カートリッジまたは燃料サプライ1は上述のように任意のタイプの燃料電池燃料も含んでよい。
【0030】
図1〜5を参照すると、燃料サプライ1は、バルブ要素140または240の1つがあって、電子ホスト装置2はもう片方のバルブ要素を備えている。まず最初に燃料サプライ1が装置2に対して配置されて、バルブ要素140および240が互いに整列される(図1に示される)。次に、燃料サプライ1および/または電子装置2が互いに対して並進方向Tに沿って動かされ、バルブ要素140、240は互いに挿入される。その後、燃料サプライ1および装置2が相互に対して軸Aの回りを方向Rに回動して、バルブ要素140、240中のカム面176、276(図7および10に示す)が相互に作用してバルブ要素140および240の間に流体連通を形成する。方向Rに回転して後の燃料サプライ1が図3および4に示される。ここ時点で、燃料はポンプその他により装置2内の燃料電池FCに送ることができる。並進運動と回転運動が図1−3に例示されているけれども、電子ホスト装置2、または、燃料電池FCに燃料サプライ1を接続するのに2つ以上の動きのどのような組み合わせも使うことができることに留意されたい。例えば、順不同な2つの並進運動、2つの回転運動、または1つの並進運動と1つの回転運動を採用できる。さらに、燃料サプライ1をリリースするためにここで検討したのと異なった要素、操作、または運動を必要とする、種々のロックまたはロック解除メカニズムを、燃料サプライ1と電子装置2のために設計したり、または実装できるであろう。
【0031】
また、オプションとして、燃料サプライ1はラッチ3をその表面に具備して、流体連通がバルブ要素140、240の間で確立された後に当該ラッチ3が電子ホスト装置2上の対応するでっぱり4と係合して、適所で燃料サプライ1を保持するようにできる。ラッチ3が燃料サプライ1に回転式に取り付けられ、一端で引っかけられてでっぱり4にロックされるように示されるけれども、ラッチ3はどのような構造を具備して良く、また任意の態様で燃料サプライ1に結合または保持されてよい。例えば、ラッチ3は、燃料サプライ1に一体に接続されたアームであって、モーメントがアームに印加されるときアームが曲がってでっぱり4にロックするようになっていてもよい。
【0032】
図5に示される代替実施例では、燃料サプライ1には、バルブ要素140または240の1つがあって、電子ホスト装置2はもう片方のバルブ要素を備えている。まず燃料サプライ1が装置2に対して配置され、バルブ要素140と240が整合される。次に、燃料サプライ1および/または電子装置2が相互に対して並進方向Dlに沿って動かされ、バルブ要素140、240は互いに挿入される。その後、燃料サプライ1および装置2が相互に対してカートリッジ軸Lcの回りを方向Rに動かされ、バルブ要素140および240中のカム面176、276(図7および10に示す)が相互に作用してバルブ要素140および240の間を流体連通させる。この時点で、燃料はポンプ等により燃料サプライ1から装置2中の燃料電池へと搬送可能になる。
【0033】
カートリッジ軸Lcは図5に示されるように軸Aと同軸でも良いし、図10に示されるカートリッジ軸Lcと非同軸でもよい。カートリッジLcは軸Aに対して実質的に垂直である。
【0034】
図6は、第1のバルブ要素140の1実施例を示し、これが第2のバルブ要素240とともに、Vで示される(図12参照)連結バルブを形成する。これを図10に示す。第1のバルブ要素140は、カートリッジ1または燃料電池、または補給装置または電子装置と係合可能であり、これは図1に示すとおりである。
【0035】
第1のバルブ要素140は段差つき室部144を形成する主ハウジング142を含む。プランジャ146、スプリング148、およびエンドキャップ150の一部が室部144の中に収容される。プランジャ146は室部144中で主ハウジング142に対して長さ方向Lに移動可能である。ただし、エンドキャップ150は取り外し可能または取り外し不可能な態様で主ハウジング142に固定される。好ましい1実施例では、エンドキャップ150はスナップフィット、または超音波溶着で主ハウジング142に取り付けられて良い。代替的には、粘着性のボンディング、超音波ボンディング、溶接、スピン溶接、無線周波数溶接、ヒートシール、その他でこれらの部品を接合することができる。エンドキャップ150は、燃料がそれを通して流れるように図7に示されるように多くの開口152を形成する。
【0036】
図6および7を参照すると、主ハウジング142は、室部144を外側室部部分144aおよび内側チャンバ部分144bに分割する、径方向内側に伸びる壁154をさらに有する。壁154は、外部と内側および外側室部部分144aおよび144bの間の流体連通を実現する開口156を含む。外部Oリング136は径方向の壁154の外部側に配置される。代わりに、Oリング136はバルブ要素240に配置することができる。
【0037】
主ハウジング142の内部表面158が、第1の端部142aの近傍で、溝160(仮想線で示す)を含み、これが長さ方向に伸びるセクション160a(仮想線で示す)および周方向に伸びるセクション160b(仮想線で示す)を具備する。望ましくは、セクション160aとセクション160bの第1の部分との間の角度θは図7に示されるように約90°である。代替的な実施例では、図8に示されるように、セクション160aとセクション160b'の最初の部分との間の角度θは約90°よりも大きい。図8の構成の利点について以下で検討する。
【0038】
主ハウジング142の内部表面158は、第1の端部142bの近くで、長さ方向に伸びる溝162を有する(仮想線で示す)。主ハウジング142は、第2の端部142bの近傍で、さらに周方向に伸びる凹み164(仮想線で示す)を含む。
【0039】
図6〜9を参照すると、プランジャ146は、直径を大きくした直径部分146aと直径を小さくした部分146bとを含む。拡大した部分146aは、長さ方向に伸びるロッド166を含み、これがチャンバ168により周方向に包囲される。ロッド166は自由端166aを含む。直径が大きな部分146aの外側の表面は、長さ方向に伸びる突起リブ170を含む。拡大した部分146aの径方向に伸びる表面172は内側Oリング174を収容する。
【0040】
直径が減少している部分146bは表面178から突出するカム表面176を含む。カム面176と表面178の自由端176aの間の距離をd3で示す。カム面176はさらにランプ部分176bを含む。図6を参照すると、エンドキャップ150は壁182から突出する外側リング180を含む。エンドキャップ150は、さらに、壁182から突出して、リング180と同軸に配されて中央に位置するロッド184を含む。ロッド184は自由端184aを含む。
【0041】
図6〜9を参照すると、プランジャ146が主ハウジング142中に位置するときにプランジャ146のリブ170が主ハウジングの溝162中に収容されて、プランジャ146が主ハウジング142に確実に整合させる。プランジャ146の直径が拡大した部分146aは主ハウジング142の内側室部部分144b内に収容され、プランジャ146の直径が減少している部分146bは開口156を介して外に伸びている。次に、スプリング148はロッド166を囲むプランジャの内側室部168の中で取り付けられる。そして、エンドキャップ150が主ハウジング142に結合され、スプリング148がエンドキャップロッド184を囲み、リング180が主ハウジング142の凹み164に収容されるようになる。
【0042】
バルブ要素140の部品は、当初位置、すなわちシール位置でスプリング148がプランジャ146をバイアスして、この結果、内側O−リング174が径方向の壁154に対してシール係合状態となる。また、当初位置すなわちシール位置では、プランジャ146がエンドキャップ150から離間され、距離dlがプランジャロッド自由端166aとエンドキャップロッド自由端184aの間を伸びる。
【0043】
図10を参照すると、第2のバルブ要素240は室部244を形成する主ハウジング242を含む。プランジャ246、スプリング248、およびエンドキャップ250の一部は室部244の中に収容される。プランジャ246は、室部244の中でハウジング242に対して長さ方向Lに移動可動である。ただし、エンドキャップ250は取り外し可能に、あるいは取り外し不可能な態様でハウジング242に固定される。好ましい1実施例では、エンドキャップ250は超音波溶着により主ハウジング242に溶接される。代わりに、粘着性のボンディング、超音波ボンディング、スナップフィット、溶接、無線周波数溶接、ヒートシール、その他でこれらの部品を接合してよい。エンドキャップ250は、燃料が通り抜けるために図11に示されるように多くの開口252を形成する。
【0044】
図10〜11を参照すると、主ハウジングは、さらに、径方向内側に伸びる壁254を含み、これが室部244を分割する外側室部部分244aおよび内側室部部分244bに分割する。壁254は、外側および内側の室部部分244a,bとの間に流体連通を実現するために開口256を含む。ハウジング242は、内側表面258および第1の端部242aを含む。主ハウジング142の内側表面158は第2の端部242bの近傍で長さ方向に伸びる溝262(仮想線で示す)を含む。主ハウジング242の内部は第2の端部242bの近傍でさらに周方向に伸びる凹み264(仮想線で示す)を含む。突出したピン265は主ハウジング242の外側の表面259から伸びている。2以上はピン265および対応する溝260があってよい。
【0045】
プランジャ246はプランジャ146と同様で、直径が拡大している部分246aと直径が減少している部分246bを含む。直径が拡大している部分246aは、長さ方向に伸びるロッド266を含み、これが内側の室部268により周方向に包囲されている。ロッド266は自由端266aを含む。直径が拡大している部分246aの外側の表面は、長さ方向に伸びる突起リブ270を含む。拡大した部分246aの径方向に伸びる表面272は内側O−リング274を収容する。
【0046】
直径が減少している部分246bは表面278から突出するカム表面276を含む。カム面276と表面272の自由端276aの間の距離はd3で示される。カム面276はさらにランプ部分276bを含む。図10を参照すると、エンドキャップ250は壁282から突出する外側リング280を含む。エンドキャップ250はさらに壁282から突出するロッド284を含み、これは、中央に配置され、リング280と整合される。ロッド284は自由端284aを含む。
【0047】
主ハウジング242の中にプランジャ246があるとき、リブ270は溝262に収容され、プランジャ246が適切に主ハウジング242と整合するようになす。プランジャ246の拡大した部分246aは主ハウジング242の内側室部部分244b内に収容され、プランジャ246の減少した直径部分246bは開口256を介して伸びる。次に、スプリング248は、ロッド266を囲むプランジャの内側室部268の中に挿入される。そして、エンドキャップ250が主ハウジング242に結合され、スプリング248がエンドキャップロッド284を囲み、リング280が主ハウジングの凹み264に収容されるようになる。
【0048】
図11を参照すると、バルブ要素240の部品は、初期位置で、スプリング248がプランジャ246をバイアスしてO−リングが径方向の壁254とシール係合するように、構成される。また、初期位置またはシール位置で、プランジャ246がエンドキャップ250から離間されて、距離d2はプランジャロッド自由端266aとエンドキャップロッド自由端284aの間に距離d2が形成される。
【0049】
図7、11および14を参照して、バルブVの動作を検討する。以下に示すように、バルブ要素240は燃料電池または装置に結合され、バルブ要素140はカートリッジに結合される。ただし、配置は逆にすることができる。以下のテーブルはバルブVの操作を要約である:
【表1】
【0050】
上の表を詳細に検討する。バルブ要素140および240が連結のために相互に近づくとき(図12参照)、外側室部部分144aが要素240の第1の端部242aを収容して要素240の一部が要素140に収容される。要素240の端部242aが外側のOリング136に接触して要素間シールを形成する。要素140および240を適切に整合するために、バルブ要素240上のピン265がバルブ要素140の溝部分160aに収容される。ピン265が溝部分160aの端部に到達するとき、カム面の自由端176aおよび276aは接触せずに隣り合い、これは図14に最も良く示される。これがステップ1の長さ方向の挿入動作である。距離d1およびd2は挿入時には変わらず、プランジャ146および246はそれぞれの初期位置すなわちシール位置にあり、これは図13に示す。この結果、バルブ要素240の長さ方向の移動が終了すると、内側のOリング174および274のシールにより要素140および240の間の燃料の流れが阻止されてバルブ要素240およびバルブ要素140は閉じられる。
【0051】
図7および15を参照すると、ステップ2において、ハウジング242が部分的に回転してピン265が周方向の溝部分160bに沿って2つのカム面176および276が相互に接触するまで移動する。さらに、Oリング136が圧縮されてバルブ要素140および240の間の要素間シールを確立する。
【0052】
ステップS3において、1実施例ではバネ248がバネ148より弱くなっており、要素240が回転するときに、カム面の斜面分176bおよび276bが接触して弱いバネ248によりバイアスされているプランジャ246のみが端部キャップ250へと移動して距離d2を減少させる。ただし、d1は実質的に不変である。この回転移動により、内部のOリング274におけるシールが開放されるが、内部Oリング174におけるシールは閉成状態のままである。このステップの間、d2がゼロに近づき第2の要素240のピン265が溝部分160bの端に到達しない。
【0053】
ステップS4において、主ハウジング242はさらに回転させられ、プランジャ246が溝部分160bの端に到達し、このさらなる移動(d2がゼロになる)によりバネ148に抗して、プランジャ146が移動して距離d1を減少させる。このさらなる回転運動により、内部Oリング174のシールが開成され、この結果、要素140および240の間に燃料の流れFが生成される(図15に示す)。要素140、240、および距離d1、d2、およびd3は、上述した動作シーケンスが起こるように構成される。
【0054】
主ハウジング242が逆方向に回転させられバルブ要素140から外されると、シーケンスが反転してプランジャ146がバネの力を借りて初期位置に戻りバルブ要素140を閉成し、その後、プランジャ246がバネ248の力を借りて初期位置に戻りバルブ240を閉成する。図8を参照すると、セクション160a,bの間の角θを90°を越える角度まで増加させることにより、プランジャ246がステップ2−4において外部Oリング136により大きな力を加える。
【0055】
図11および12−15を参照する。代替的な実施例のバルブ要素240において、内部Oリング274を、プランジャ246が距離d2を減少させて移動するときに拡張して要素240をシールし続ける材料から製造できる。この代替的な実施例では、動作のシーケンスは以下の表に示される。
【表2】
【0056】
このような実施例において、バネ248はバネ148より弱く、バルブ要素140は先に検討したように動作する。ただし、バルブ要素240は、Oリング274を具備し、これが、ステップ2および3において、主ハウジング242が距離d2がゼロの点に回転するまで、拡張してシールを継続する。この時点で、拡張するOリング274はもはや要素240をシールすることがなく、さらに主ハウジング242が回転すると、プランジャ546が548に抗して移動してd1を減少させてバルブ要素140および240を介した流路を開成する。
【0057】
シーケンスが反転すると、プランジャ146はバネ148の力を借りて初期位置に復帰し、バルブ要素140を閉成する。この後、プランジャ246がバネ248の力を借りて初期位置に復帰してバルブ240を閉成する。
【0058】
図12−16を参照する。さらに他の実施例において、バルブ要素340をバネ248および内部のOリング274(図10および16参照)を伴うことなしに、また、距離d2をゼロにするように、製造できる。この結果、プランジャ246が移動できず、バルブ要素340は常に開成している。この代替的な実施例では、動作ノーシーケンスは下記の表に示される。
【表3】
【0059】
このような実施例では、バルブ要素340はステップ1−4において常に開成している。ピン265が上述したように溝160bの端部に到達すると、バルブ要素140が閉成状態から開成状態に移動して要素140および340の間の流路を形成する。
【0060】
シーケンスが反転すると、プランジャ146はバネ148の力を借りて初期位置に復帰し、バルブ要素140を閉成する。
【0061】
再度、図10、6および12−15を参照する。さらに他の実施例において、この代替的なバルブ要素は、リブ270およびピン265を伴うことなしに製造できる点を除いて、バルブ要素240と類似する。換言すると、バルブ要素240においては、プランジャ246は主ハウジング242に対して長さ方向および回転方向に移動可能であるけれども、バルブ要素140においては、プランジャ146は主ハウジング142に対して長さ方向にのみ移動可能である。この構成は逆でもよい。この結果、バルブVを形成させるためにバルブ要素240を回転移動させる必要がない。好ましくは、この実施例で用いられるOリングは図7に示される弾性ゴムと同様に十分な厚さを有し、使用されるバネは捩じれサポートを実現して、係合が外れたときに、プランジャをその閉成位置に復帰させる。この代替的な実施例では、動作のシーケンスは以下の表のとおりである。
【表4】
【0062】
このような実施例において、バネ248は先に検討したようにバネ148より弱い。バルブ要素240は、バルブVを開成するために長さ方向に移動してバルブ要素140に入り込むだけでよい。バルブ要素240の最初の挿入時に(ステップ1)、バネ248はバネ148より先に屈伏してバルブ要素240が開成する。ただし、バルブ要素140はステップ2を通じて閉のままである。カム面176、276のために、また、リブ270および溝262を除去しているため、主ハウジング242が長さ方向に移動するとプランジャ246がプランジャ146に対して回転する。ただし、バネ148は、主ハウジング242が予め定められた距離だけ移動するまでは、屈伏しない。ステップ3において、主ハウジング242が相対的に移動すると、プランジャ146が閉状態から開状態に移動して要素140および240の間の燃料流が形成されるまで、プランジャ246がプランジャ146を移動させる。この結果、バルブVを2−動作起動バルブ(図12に示すようなもの)から上述した1−動作起動バルブへと変換できる。
【0063】
シーケンスが反転すると、プランジャ146はバネ148の力を借りて初期位置に戻りバルブ要素を閉成し、その後、プランジャ246がバネ248の力を借りて初期位置に戻る。先のシーケンスは主ハウジング242の移動に関連して説明したが、必要なことはバルブ要素間の相対的な動作である。
【0064】
図17を参照すると、電子ホスト装置2、燃料電池FCまたは補給装置とともに使用される燃料カートリッジ400が示される。燃料カートリッジ400は格納ハウジング402、接続部分404、および第1のバルブ要素すなわちバルブアセンブリ406を含む。格納ハウジング402は、燃料を内包するための室部を含む(図示しない)。ハウジング402は、燃料ブラダーまたは燃料ライナー(図示しない)を収容するような構造およびサイズを有して良い。燃料ライナーは、本出願人の出願に係る、2003年7月29日出願の「柔らかなライナーを具備する燃料カートリッジ」というタイトルの米国特許出願10/629,004に十分に開示されている。その出願の内容は参照してここに組み入れる。室部またはライナーが流体的にバルブアセンブリ406に接続される。接続部分404は、底の拡大した部分408と、先端の拡大した部分410と、その間に配されたネック412とを含む。トップ部分410はキーまたは突起416を含む。ネック412は全体として平行な径方向に対向する平坦部418を含む。
【0065】
図17−18Aを参照すると、先端の拡大した部分410の距離D1は最も大きな距離であり、キー部分416を含む。トップ部分410の距離D3はその直径であり、キー416を除く。図18aに例示されるように、ネック412の距離D2はスロット418の表面の間に伸び、ネック412内で最も小さな距離である。ネック412の距離D4はその直径であり、スロット418を除いており、距離D4が距離D4と実質的に同じである。距離D4は距離D2よりも大きい。
【0066】
接続部分404はさらに中央の第1の穴420を含み、これがハウジング402の燃料室部に接続されている。接続部分404は、さらに、中央の第2の穴422を含み、これが第1の穴420と接続されている。バルブアセンブリ406はエンドキャップ424、プランジャ426、バネ428、O−リングシール430、およびガスケット432を含む。エンドキャップ424は、取り外し可能または取り外しできない態様で接続部分404の下側端部に固定される。好ましい1実施例では、エンドキャップ424がスナップフィットまたは超音波溶着により接続部分404に接続できる。代わりに、粘着性のボンディング、超音波ボンディング、溶接、スピン溶接、無線周波数溶接、ヒートシール、その他によりこれらの部品を接合することができる。エンドキャップ424は、燃料がそれを通して流れるように多くの開口434を形成する。また、エンドキャップ424は、燃料がカートリッジ402から第1の穴420、例えば平坦部を具備する円形(図18aに示されるものと類似する)へ流れ、これにより燃料が平坦部により形成された空間を通じて流れるようになし、また、エンドキャップ424がスプリング428を適宜の位置に保持するのに十分な表面面積を有する。
【0067】
プランジャ426がベース436、および、そこから伸びる先端部分438を含む。ベース436は、第1の穴420内にスライド可能に収容されて燃料を流すためのギャップgを形成し、そこにバネ428を収容するような構造および寸法を有する。先端部分438は、第2の穴422内にスライド可能に収容できるような構造および寸法を有する。Oリングシール430は第1の穴420の中でベース436の上流に配置される。また、ガスケット432は接続部分404の上側端部内に配置され、カートリッジ400と容器442の間に圧縮シールを付与される。以下で検討するように直立シールドをカートリッジ400に付加してプランジャ426へのアクセスを制限してよい。
【0068】
図19および20を参照すると、燃料カートリッジ400は、容器442に接続するために適合させられる、これが電子装置2、燃料電池FC、別の燃料サプライ、または補給装置と結合される。一般に容器442が、接続部分404を収容するための前面壁の鍵穴444、オプションとしての側壁のスロット446、448、および背面壁の出口450を含む。容器442は燃料電池FCか電子装置2と一体に構成してよい。鍵穴444は、拡大部分452と減少部分454を含む。距離D5は拡大部分452の直径であり、トップ部分410の直径D3より若干大きいけれども、直径Dlより小さい。これにより、カートリッジ400の向きに応じて燃料カートリッジを鍵穴444の拡大部分452に挿入できる。これは、キー部分416が減少部分454と整合されているからである。減少部分454の距離D6はネック412の大きな距離D4よりも小さいけれども、距離D2( 図18A参照)よりも大きい。また、これにより、カートリッジ400の向きに応じて燃料カートリッジ400を鍵穴444の減少直径部分454に挿入できる。
【0069】
図19および20を参照すると、容器442内の中間的な表面456は、凹んだ表面部分458、カム面部分すなわちアクチュエータ460およびシール面部分462を含む。凹んでいる表面部分458により、燃料カートリッジ400上で接続部分404の一部が、バルブ406のシールを開口することなしに、容器442内に挿入可能になる。カム面部分460は凹んでいる表面部分458とシール面部分462の間で角度を付される。シール面部分462は燃料出口450に整合される。望ましくは、出口450は図20Aに示されるように多くの保持リブ451を含んでいる。保持リブ451は、それを通して燃料を流すように離間して配置され、プランジャ426と隣接してそれが出口450に入らないように設計されている。保持リブ451は任意の形状を採用でき、これは出口450内の十字を形成するリブを含む。
【0070】
挿入過程において、カートリッジ400が当初の未実装の位置(図21に示す)にあるとき、バルブアセンブリ406は閉成状態のままである。挿入するために、トップ拡大部分410を拡大部分452に整合させてキー416がチャンネル454に整合するようになす。次に、カートリッジ400は方向I1に並進移動させられ、カートリッジ400のトップ拡大部分410は鍵穴444の拡大部分452にフィットする。
【0071】
図22に示すように、一旦挿入されると、トップ拡大部分410が表面456と緩衝するので、プランジャ426は凹んだ表面部分458と接触せず、バルブアセンブリ406を閉成状態に維持する。減少したチャンネル454に沿って移動させるために、カートリッジ400を方向R1すなわち反対方向に約90°回転させ、ネック412の小さな距離D2をチャネル454の距離D6に整合させ、この後これを方向I2に移動させる。
【0072】
1実施例において、容器442は、鍵穴444の上方にスロット446を形成し、下方には対応するスロットを含まず、カートリッジ400のみが時計回り方向R1に回転することができるようになっている。また、カートリッジ400の回転により、カートリッジ400を容器442にロックさせる。なぜならば、キー416がもはやチャンネル454と正号されていないからである。
【0073】
図22−24に最も良く示されるように、燃料カートリッジ400が、つぎに、並進方向I2に移動させられる。カートリッジ400が方向I2に移動するときに、プランジャ426の先端部分438はカム面部分460に乗り上げ、シール位置から遠ざかる。したがって、カム面部分460の動作により、カートリッジ400のバルブアセンブリ406が開く。ガスケット432がシール面462に接触するとき、それはカートリッジ400と容器442の間にシールを生成する。燃料カートリッジ400が鍵穴444の端部およびシール面462に到達すると、ガスケット432は、出口450を囲み、また、圧縮されてカートリッジ400を容器442に対してシールする。
【0074】
これら部品は、バスケット432およびシール面440の間にシールが形成されるまでバルブアセンブリ406が開成されないような構造および寸法を有する。これは、比較的厚くて弾力があるOリング430を具備することによって実現できる。
【0075】
これにより、燃料が、カートリッジ400の室部からの流路に沿って、バルブアセンブリ406を通じ、また、出口450を通じて流れるようになる。出口450は、燃料電池FC( 図1参照)、補給装置または電子装置と流体連通して、その結果、燃料がそれへと流れるようになる。また、出口450は、燃料を濾過し、またプランジャ438を開成位置に保つスクリーンを保持して良い。また、出口450はバルブ406と類似の逆止めバルブアセンブリを具備してよく、これがバルブ406と協働して、それを通しる流路を確率する。燃料電池に燃料を搬送するためにフレキシブルな燃料チューブは出口450に取り付けることができる。
【0076】
したがって、この実施例では、最大4つの独立の運動はカートリッジ400を容器442に連結するために必要であろう。すなわち、きー416をチャンネル454に整合させる第1の回転運動、コネクタ404をチャンネル454の拡大部分452へ挿入させるための第2の並進運動、ネック412の薄いセクションをコネクタ404に適宜に整合させてロックするための第3の回転運動、および、ネック412をチャンネル454に沿って巣零度させてバルブ406を開成させるための第4の並進運動である。
【0077】
容器442からカートリッジ400を取り外すために、取り付け時の運動の系列が反転され、カートリッジが方向I2と逆方向に動かされ、方向R1と逆の方向に回転させられてロック解除され、そののち、方向I1と反対方向に取り外される。カートリッジ400を方向I2と逆方向に移動させると、スプリング428が自動的にバルブアセンブリを閉成し、こののち、カートリッジ400が鍵穴444の拡大部分452に到達する。
【0078】
代替的な実施例では、一定のより少ない直径D2でカートリッジ400のネック412を形成できる。その結果、カートリッジ400の方向I2の並進移動は方向に依存しなくなり、方向I1の移動の後にカートリッジ400を第3の回転を伴うことなく実現可能である。この変更された実施例では、カートリッジ400の接続は2つの運動、すなわち、並進方向I1の挿入および並進または長さ方向I2の移動しか必要でない。キー416を取り除くことによってカートリッジ400の操作はさらに簡素化することができるので、方向I1の挿入はカートリッジ400の特定の配向を必要としない。
【0079】
図25−27を参照すると、この発明の燃料カートリッジの別の実施例が示される。カートリッジ500は、格納ハウジング502、バルブアセンブリ504および垂直なシールド506、507を含む。格納ハウジング502は燃料を含むための室部508を含む。ハウジング502は、燃料ブラダーまたは燃料ライナー(図示しない)を収容するような構造およびサイズを有してよく、これは先に件手押したとおりである。さらに、ハウジング502は、オプションとして、外側表面部分509を含み、これがカートリッジ500を把持する構成を有してよい。把持強化には、ギザギザ、鋸歯、ゴムラップ等の径庭を採用できる。
【0080】
バルブアセンブリ504は部屋508からの燃料のリリースを制御する。好ましい実施例では、バルブアセンブリ504が常閉バルブであり、バルブ504が通常時にカートリッジ500をシールする。常閉バルブは、これに限定されないが、図6−24に示すバネバイアスバルブ、'006出願および'949親出願に開示されたバルブ、ポペットまたは逆止めバルブ、米国特許第6,746,234号、同第5,957,680号、および同第5,854,530号に開示されている通常の技術において知られているものを含む。バルブアセンブリ504はハウジング502から突出するノズル510を含む。ノズル510は肩部512を含んで、軸513を通してバルブアセンブリ504の残りに接続される。また、他の常閉バルブ構成もこの発明に適切である。
【0081】
シールド506、507は、ノズル510を部分的に包囲する周方向に伸びる離間した壁であり、ノズル510に対し所定距離だけ上に伸びてノズルを遮蔽する。カートリッジ500は、容器514に結合するように設計され、容器514は電子装置2、燃料電池FC、別の燃料サプライ、または補給装置の一部を構成する。容器514は、開口516、アクチュエータすなわちくさび部分518、Oリングシール520、オプションの第2のバルブ要素、および出口522を含む。第2のバルブ要素はシールを実現でき、このシールがカートリッジ500からの燃料が装置に注ぐことが可能となる前に開き、また、これが出口522の中に配置されて良い。
【0082】
図26−29を参照すると、くさび部分518はノズル510の下にステム513を収容するためのU形成スロット524を含む。くさび部分518は、さらに斜角を付けられたカム面526を含む。Oリングシール520は出口522に整合される。カートリッジ500が初期位置および未装着位置(図26に示す)にあるとき、バルブアセンブリ504は、閉じた状態にある。容器514に燃料カートリッジ500を動作可能に噛み合わせて燃料を流し始めるために、シールド506、507が整合されてくさび部分518がそこから伸びることができるようになす。したがって、カートリッジ500の挿入はカートリッジ500の向きに影響を受ける。この向きは、並進方向I1の移動の前後に実現できる。カートリッジ500が方向I1に動かされるので、ノズル510は開口516の中に挿入される。この挿入の後に、図26に示されるように、バルブアセンブリ504は閉じた状態のままである。カートリッジ500は、つぎに、並進方向I2に移動して肩部512がくさび部分518と接触し、さらに肩部512がくさび部分518のカム面部分526に沿って移動する。に沿ってくさび部分518の526を動かす。これにより、望ましくは、ノズル510がOリング520と接触してノズル510を出口522に対してシールしたのちに、ノズル510が開成する。部品は、望ましくは、このシーリングがノズル510およびOリングの間で確立されるまでバルブアセンブリ504が開成しないような構造および寸法を有する。これにより、燃料を室部508からバルブアセンブリ504および出口522を介して燃料電池FC、補給装置、別の燃料サプライ、または電子装置2へと流すことができる。
【0083】
容器514からカートリッジ500を取り外すために、操作の順番が逆にされる。ノズル510が方向I2と逆の方向に移動されると、ノズル510がカム面526を下降するときにバルブアセンブリ504が自動的に閉成する。オプションのカートリッジ保持アセンブリと共にカートリッジ500を使用でき、これを図26、27および30に示す。カートリッジ保持アセンブリ528は複数のバネクリップ532、533を支持するためのベース530を含む。リアバネクリップ533はサイドバネクリップ532より大きなバネ力を有し、カートリッジ500をサイドバネ532の間に挿入するのに必要な力より大きな力が、リアバネクリップ533に抗してカートリッジ500を挿入するのに必要である。バネクリップ532、533は、望ましくは、クリップ532、533の間にカートリッジ500を挿入するための予め定められた挿入力が、不意のユーザおよび/または動作により通常得られないような構造および寸法を有する。さらに、一旦、カートリッジ500がクリップ532、533の中に入ると、バネクリップ532、533がカートリッジ500にバイアス力を加え、カートリッジ500をそこから取り外すのに予め定められた取り外し力を必要とし、こらは、通常、不意のユーザおよび/または動作により通常得られない。
【0084】
代替的な実施例では、カートリッジ500はバネクリップ532、533と整合する凹み(例えば、図25に示されるグリップ509と同じ位置)を含んでよい。これらの凹みは、バネクリップ532、533と協働して配向ガイドとして採用でき、カートリッジ500を確実に適切な向きに配向するようになす。これら配向ガイドはここで説明する他のカートリッジ保持アセンブリと一緒に採用できる。オプションとして、ベース530を固定的または往復動可能に容器514に結合でき、あるいは、ベース530を容器514と別に構成しても良い。付加的な案内機構をハウジング502、ベース530、および/または容器514に付加して、ハウジング502およびノズル510が適切に容器514へ挿入されるように案内および整合を確実にしてもよい。
【0085】
図31aを参照すると、シールド506および507を、ノズル510を保護する寸法および形状を有する単一のシールド536に置き換えることができる。シールド536は、図示のとおり、開口を形成し、くさび518ノズル510に接触して上昇させることが可能となる。また、シールド506は、図31bに示されるように、周方向にノズル510を覆うことができ、下側開口505を形成してノズルへのアクセスを許容する。開口505は、1またはそれ以上のバネ荷重ゲート、例えば、バネ支持ゲートまたはライブジョイント付きのゲートによって覆われていても良いし、開口505はアクチュエータ例えばくさび518をノズルにアクセス可能にするスリットを具備するポリマーまたは弾性他のシートまたはフィルムにより覆われても良い。
【0086】
図32を参照すると、ノズル510の代替的な実施例が示される。ノズル510は傾けられた肩部540とスロット542を含む。肩部540は、図示の通り、斜面を具備する。方向I2に沿った運動の間、傾けられた肩部540は、ノズル510を持ちあげてバルブ504を開くためにくさび518に乗り上げる。代替的には、くさび518は、斜面を有し、傾けられた肩部540がくさび518の斜面上を移動する。また、並進運動I2の代わりに、ノズル510が回転して、バルブ504が開く前にノズル510がOリング520に対してシール接触を行うまで、傾斜した肩部540が上方に移動しても良い。例えば、カートリッジ500は、図30に示すように、並進運動に対して、バネクリップ532および533で保持可能であり、そののち、カートリッジ500を回転させてノズル510をくさび518により持ちあげる。
【0087】
また、図33および34を参照すると、容器514は、拡大した開口516内に配置されるピボット運動可能な結合部材560を含んでよい。ピボット運動可能な結合部材560は、ピボット運動可能な連結部材560を容器514に取り付けるためにピン562(図35参照)を含む。代替的には、ピン562は容器514上に配置して良い。さらに連結部材560は、その内部を貫通する穴564およびオプションとしてのOリングシール566を含む。さらに、カートリッジ500から燃料電池まで燃料を搬送するために穴564が柔らかな管563に連結されて良い。カートリッジ500を挿入するために、図33に示すように、連結部材560は上方に傾斜されノズル510を収容する。この位置において、ノズル510は並進方向I1に移動してOリングシール566と接触し、この際、ノズル510にくさび518が作用する必要がない。そして、カートリッジ500が矢印R1に示すように下向きに回転し、くさび518がノズル510と噛み合い、バルブアセンブリ504を開く。バルブアセンブリ504は図34において開位置で示される。カートリッジ500がこのような取り付け位置および作動位置にあるとき、ノズル510はOリングシール566とシール係合しており、連結部材560はOリングシール520とシール係合している。さらに、この位置では、燃料がノズル510および穴564を介して出口522に流れてよい。
【0088】
代替的な実施例では、連結部材560は、この連結部材560を図33の傾いた上向きの位置へとバイアスするバネを含んでよい。例えば、一方または双方のピン562の回りに配されたねじりばねを採用して良い。その結果、カートリッジ500が取り外された後に、そのような修正された連結部材が傾いた上向きの位置に自動的に復帰してつぎのカートリッジの挿入に備える。他方、操作をより困難にするために、カートリッジ500が挿入可能となる前にユーザが連結部材を図33の傾けられた上向きの位置に正しく整合させなければならないように、連結部材560を当該位置から離すようにバイアスしてよい。ユーザは、カートリッジを挿入している間、正しい上向きの位置に連結部材を保持する必要がある。これにより、ユーザは同時に両手を使用しなければならない。代わりに、容器514および連結部材560は、片手でカートリッジの挿入を実行することができるように正しい上向きの位置に連結部材を保持する、相応の戻り止めを具備して良い。以降説明されるピボット状連結部材と伴う他の同様の実施例において、当該修正されたバネおよび修正された戻り止めを採用できる。
【0089】
この発明の別の実施例が図36−37に例示される。この実施例では、カートリッジ500は常閉バルブ504または常開バルブ572のどちらかを持っている。常開バルブは通常に開位置にバイアスされてカートリッジから燃料を排出させるバルブである。常開バルブは、オン動作のため、すなわち、閉位置にバルブを押し下げるために、アクチュエータ、好ましくはバネ荷重のアクチュエータを必要とする。この実施例では、常開バルブ572がノズル510を具備し、バネ荷重ピボット状アクチュエータ574により作動されてノズル510をカートリッジに押しつけてバルブ572を閉じ続ける。カートリッジ500が方向I1に沿って容器514に挿入されて、図33−34で検討された実施例と同様の方向R1に沿って回転する。ただし、常開バルブ572ではくさび518は省略される。代わりに、アクチュエータ574が、連結部材560状の壁に接触し、方向I1と逆の方向に押されて、燃料がバルブを通って流れるようになす。望ましくは、アクチュエータ574は、ノズルがOリング520に対してシールされる前で燃料を放出するのに十分なほどには押し下げられない。代わりに、アクチュエータ574は、カートリッジの反対側部に配されて、カートリッジが回転されノズル510がシールされるまで開成しないようにしてよい。さらに、回転は図33と同様の直角回転よりも小さくしてよく、柔軟な管接続がシール520の代わりに採用してよい。これを図33−34に示す。あるいは、柔軟な管563を道管522に接続してよい。常開バルブおよびバネバイアスのピボット状アクチュエータは通常の文献において知られており、また上述の'234特許、'680特許、および'530特許において検討されている。他の常開バルブは当業者に知られている。これらの内容は参照してここに組み入れる。
【0090】
図38−39はカートリッジ500を連結部材560に結合させるための代替的な手法を示す。ノズル510を完全に覆うシールド506、507、またはシールド536またはシールドはおねじ578をその上に形成させてよい。連結部材560は、スレッド578に対応するめねじ582がその上に形成される外側壁580を具備している。方向I1に沿った挿入の間、カートリッジ500は、スレッド582にスレッド578を噛み合わせるために、方向R2に回転または捩じられる。シールド506および507あるいは536はチャンネル584に収容される。カートリッジ500が連結部材560に固定された後に、双方が方向R1に回転されて出口522にチャンネル564を整合させる。これは図37に示される実施例と同様である。シールド506、507、536または周方向のシールドはバヨネットマウントで連結部材に取り付けてよい。容器514またはバルブアクチュエータ574の上にくさび518を設けてノズル510を開けてよい。
【0091】
図40および41に示すように、連結部材560は、挿入中にシールド506、507または536に抗してバイアスするスプリング586を具備しても良い。シールドはピン588を外側の表面に配列させて、連結部材560は内面にL−形のチャンネル590を具備する。挿入の間、ピン588はチャンネル590の第1の脚部592に沿って方向I1に移動して、つぎに、チャンネル590の第2の脚部594に沿って回転して移動する。スプリング586は方向I1の挿入に抗するようにバイアスを行ない、挿入の困難性のレベルを増加させ、ピン588が第2の脚部594に挿入された後にピン588をより強固にロックする。
【0092】
上述または後述の実施例では、常閉バルブ504および常開バルブ572は互いに交換可能に使用することができる。バイアスまたは非バイアスのピボット状アクチュエータ574を常閉バルブ504および常開バルブ572の双方に採用できる。また、同様に、常閉および常開バルブの双方を作動させるためにくさび518を使用できる。くさび518は、典型的には、カム面を具備し、このカム面はノズルを引いて開とし、またノズルを押して閉とするように配向できる。例えば、図24では、カム面460は常閉バルブを押し開くようになっており、図33および34では、くさび518がカム面を具備してこのカム面が常閉バルブを引いて開とする。また、カム面は、常開バルブを開および閉とするように構成されても良い。また、上述のとおり、常閉バルブは、通常時には、シールされて、作動時に会となって流体を流すバルブであり、これに限定されないが、逆止めバルブまたはポペットバルブを含む。
【0093】
図42−47は、カバーを採用するカートリッジの種々の実施例を示す。カバーは取り外し可能または固定的にカートリッジに取り付けることができる。カバーは、意図しないユーザおよび/または意図的でない行為によってノズルへのアクセスを制限する。
【0094】
図42aを参照すると、カートリッジ500は離間されたシールド506および507を具備し、この実施例では、これらがさらにノズル510およびピボット状の支持アクチュエータ574から離間している。ノズル510に接続されたバルブは常閉バルブでも常開バルブでもよく、アクチュエータ574は、ノズル510を持ちあげて常閉または常開バルブを開とし、あるいは、ノズル510を押し下げて常開バルブを閉とすることができる。アクチュエータ574は、典型的には、押しボタン575の下のバネ577(図43参照)によりバイアスされる。アクチュエータ574の他端は端部596であり、ノズル510に対して作動する。カートリッジ500は、さらに、戻り止めアーム598を含み、これがその上側表面から伸びてカバー600を保持するようになっている。他の多くの方法がカバーをカートリッジに取り付けるために利用可能である。図42aを参照すると、防護カバー600が取り外し可能にカートリッジ500に取り付けられる。カバー600が、図43に示されるように、カートリッジ500と結合される前では、予め定められた力が、カートリッジ500からカバー600を取り外すのに必要である。カートリッジ500の上にカバー600があるとき、それは発動からアクチュエータおよびバルブを隔離する。カバー600はオプションとして把持部材602を含んでよい。
【0095】
図42bを参照すると、カバー600は少なくとも1つの突起601を具備し、当該突起が、カートリッジの本体状に形成された少なくとも1つのチャンネル603に入るようになっている。望ましくは、チャンネル603は、ねじれている経路、例えばL−チャンネルを伴い、これは図示のとおりである。このカバー600がカートリッジ500の上に置かれるとき突起601がL−チャンネル603の中に配置され、カバー600はしっかりとカートリッジ500に支えられる。望ましくは、カートリッジ500は、それがカートリッジから取り外し可能になるまえに、少なくとも、2つの方向、すなわち、L形状チャンネル603に沿って移動される。代替的には、カバー600は、突起601を具備する内側のカバー部材と外側のカバー部材とを含んでよい。内側のカバー部材と外側のカバー部材は相互に対して移動および/または回転可能であり、ユーザは十分な力を外側カバー部材に加え、さらに、この力を内側カバー部材に伝達して突起601をチャンネル603から分離させる必要があるこのため、さらに、カバー600をそのままにするための困難性のレベルが大きくなる。他の適切なカバーは薬子供が操作できない薬剤ボトルや化学または溶媒容器に用いられるキャップを含む。容器604はカートリッジ500を収容するように構成され、カートリッジ500を収容するための開口608を形成する外部表面606を含む。外部表面606は、さらに、外側に伸びるプランジャ610、および、連結部材612を含む。
【0096】
連結部材612は出口616と流体連通された穴614を含む。穴614または出口616は、バルブ406と類似のバルブアセンブリを含んで内部シール、例えば、'006親出願および'949出願に開示されているバルブを形成して良い。プランジャ610はスプリング荷重であってよく、またスプリングであってよい。さらに、プランジャ610または他のアクチュエータは出口616と連結され、または一体に形成されて良く、ここで検討するように、出口616はバルブ要素を含んでよい。
【0097】
図42a、42b、および43を参照すると、カートリッジ500はカバー600が連結された状態でユーザに供給される。カートリッジ500を使用するために、ユーザは予め定められた圧縮力Fをカバー600に加えてカバー600を戻り止め598から取り外さなければならない。すなわちカバー600を複数の動作で移動させてカートリッジからカバー600を分離しなければならない。
【0098】
燃料カートリッジ500を容器604に取り付け、燃料を流し始めるため、すなわち流路を形成するために、カートリッジ500が並進移動してカートリッジ500が開口608で配置され、ノズル510が穴614の中に配置されて連結部材604とシール係合する。カートリッジ500が引き続き移動すると、プランジャ610はアクチュエータ574の押しボタン575に係合して、バネ577を圧縮する。この結果、図44に示されるように、アクチュエータ574がピボット運動してノズル510を開位置に移動させる。これにより、燃料がカートリッジ500からバルブアセンブリ504、572および出口616を介して燃料電池FC、補給装置、別の燃料サプライおよび/または電子装置へと送ることができる。逆方向を引きつけることによって、カートリッジ500ははずすことができる。容器604は、さらに、カートリッジ500を保有するために図30に示されるようにカートリッジ保持アセンブリ528を含んでよい。図45および46で示されるように、カバー600はその頂部状に開口618および620を具備する。この実施例では、カバー600は固くカートリッジ500に様々な既知の方法によって取り付けられる。カバー600は柔らかくて、フレキシブルでもよいし、相対的に堅固で構造を支持できてもよい。開口618および620は、挿入の間、それぞれ連結部材612およびプランジャ610を収容する寸法および形状を有する。また、容器604はリアバネクリップ533の代わりに力の大きなコイルばね622を含んでよい。容器604はさらにサイドバネクリップ532を含んでよい。ここで用いられるように、大きな力のバネ、堅固なバネ、またはバネ定数が大きなバネは、カートリッジを押し下げ、または挿入するために単純な、すなわち一体の運動で、少なくとも約3kgの力を必要とし、より好ましくは、少なくとも4kgの力を必要とし、最も好ましくは少なくとも約5kgの力を必要とする。この力はおよそ2.25kgか2.5kgと同じくらい低くてもよい。このような大きな力はバネまたは戻り止めにより実現できる。
【0099】
図47を参照すると、容器604はさらに付加的な保持機構を含んでよい。この保持機構はバネ626を具備する少なくとも1つの戻り止めアーム624を含み、バネはアーム624をカートリッジ方向へバイアスする。望ましくは、バネ626によって供給されるバネ力はバネ622によるバネ力よりかなり小さい。バネ626によりバイアスされる戻り止めアーム624はカートリッジ500を適切な向きに整合させて保持するのに貢献する。さらに、カートリッジ500は、戻り止めアーム624の先端を収容するための凹み628を含んでよい。オプションとして、アーム624は、図示のとおり、ピボットで支持されて後方に伸びてよい。その末端において、アーム624は、指作動部625を具備して、ユーザがアーム624を方向Rに回転させてアーム624をカートリッジから係合解除し、カートリッジを容器604から外すようになしてよい。
【0100】
また、図48を参照すると、カートリッジ500は、挿入時に、付加的な運動を付け加えるスライドアクチュエータを具備しても良い。この実施例におけるバルブアクチュエータ574はピボット運動可能およびスライド運動可能にシールド506、507と結合される。アクチュエータ574は一端に押しボタン575を具備し、畳んで開口630を具備する。図49を参照すると、開口630は、拡大部分632および減少部分634を含む。この実施例におけるノズル510は常閉バルブに接続される。初めに、ノズル510は開口630の拡大部分632を通って伸びる。拡大部分632の直径はノズル510の直径より大きく、押しボタン575をピボット運動させてもノズル510が移動、すなわち開にならない。したがって、この位置では、アクチュエータ574が作動可能にノズル510と関連づけられない。カートリッジ500はさらにバネ636を含み、これが止め部638をバルブアクチュエータ574の一部に結合させる。バネ636はバルブアクチュエータ574をバイアスさせて拡大部分632に整合させる。バネ636はバルブアクチュエータ574をカートリッジ500の他の部分、例えば、シールド506、507に結合させてよい。
【0101】
図49に示すように、適切にカートリッジ500を挿入するために、ユーザは方向指示Pl方向に押しボタン575を用いて押してノズル510が開口630の減少部分634に動くように、ボタン575へと押し込まれるようになす。この位置では、アクチュエータ574が作動可能にノズル510と関連づけられる。そして、ユーザは先に検討したようにカートリッジ500を容器604に取り付ける。L−形のプッシュボタン575は容器604のプランジャ610と協働してアクチュエータ574を係合位置に保持する。ユーザがカートリッジ500を取り外すとき、バルブアクチュエータ574は、バネ636により、その当初の非係合位置に復帰する。
【0102】
代替的には、図50に示すように、拡大部分632および減少部分634の位置を逆にでき、バルブアクチュエータ574がまず方向P2に移動して、その後、カートリッジ500が容器604に挿入される。また、容器604は戻り止め、または他の機構を具備して良く、これが、カートリッジが挿入されている間に、バルブアクチュエータ574を係合位置に保持できる。
【0103】
図51を参照すると、容器604は滑動可能なプランジャを具備して良い。カートリッジ500が先に検討したように方向I1に沿って挿入されたのち、プランジャ610は、押しボタン575を押し下げてバルブを開くために方向12に沿ってスライドする。代替的には、作動位置にプランジャ610を移動させるのに、並進および回転を含む複数の動作が必要とされて良い。これらの動作は、カートリッジまたは容器上の外観、マーク、および/または指示により案内されて良い。
【0104】
図53−59および65−79は、意図しないユーザおよび/または意図しない動作に対して操作上の抵抗を実現するための止め部、ラッチまたはロック部材を含むカートリッジの種々の実施例を示す。図53を参照すると、先に検討したように、カートリッジ500および容器604は取り外し可能なラッチ部材640を伴うものとして示されている。ユーザは、クリップをブロッキング位置に復帰させることによって、クリップ640を再利用できる。代替的には、この実施例におけるラッチ640は使い捨て品目として意図されており、分離可能な断片またはクリップであってよい。さらに、クリップ640は、クリップを取り外すのに複数の動作が必要となるように設計されて良い。この実施例では、ラッチ部材640はC−形状をして押しボタン575の回りにフィットして位置P1における作動を禁止する。バルブ504、572を作動させるために、ラッチ部材640は位置P2に示されるようにアクチュエータ574との係合から外れる。
【0105】
図54−56に例示されるように、カートリッジ500は他のラッチまたはブロック部材640とともに使用されてよい。この実施例では、ラッチ640はカートリッジの中に位置し、アクチュエータ574は、ノッチ642を形成してラッチ640を非緩衝または非ブロック位置に保持する。ラッチ部材640と変更バルブアクチュエータは、米国特許第5,487,657号に十分に開示されており、その内容は参照してここに組み入れる。カートリッジ500の中でしっかりとラッチ640を保有する拡張部644、646がラッチ部材640に設けられる。また、止め部648がラッチ部材640に設けられる。ラッチ640に、指作動部分650を設けてよく、これが、滑らないようにしたリッジ面を含んでよい。この実施例のラッチ640は、柔軟な材料、例えばポリマー矢「金属から製造したときにはバネである。バネ/ラッチ640は、指作動部分650を止め部648へと移動させて圧縮できる。ラッチ640は、指作動部分650への力が解除されたときに、自動的に非圧縮状態に復帰する。
【0106】
通常の位置において、指作動部分650は押しボタン575の直下に置かれ、バルブ504、572を開にするアクチュエータによる動作を補足する。作動可能にするには、指作動部分650を止め部648へと方向Rに沿って移動させる。指差王部分650をこの位置に保持すると、指作動部分650は方向Iに沿って移動して指作動部分650がノッチ642に係止される。この時点で、カートリッジは容器604に挿入でき、プランジャ610はアクチュエータ574を押し下げて燃料を放出させる。
【0107】
図56を参照すると、先に検討したように、この実施例のカートリッジ500はカバー600を具備して良く、容器604と共に使用できる。カートリッジ500を挿入するために、指作動部分650は手動で作動位置まで、すなわち方向Rおよび方向Iに背負って移動させて良い。代替的には、容器604は、指作動部分650を自動的に方向Rに沿って作動位置まで移動させるような形状および寸法を有する傾斜面652を具備して良い。傾斜面652は指作動部分650を作動位置に保持し、この実施例では、方向Iに沿う移動は不要となる。引き抜くときには、バネ動作により、指作動部分650がブロック位置に復帰する。さらに、押しボタン575を押し下げると、すなわち、カートリッジ500が挿入された後には、指作動部分はIと逆の方向に移動させられ、また、押しボタン575およびアクチュエータ574が閉位置に復帰すると、すなわち、カートリッジが引き抜かれると、指作動部分650はRと逆の方向に沿って自動的に移動してブロック位置に復帰する。
【0108】
図56bを参照すると、容器604は起伏部611を具備して良く、指作動部分650が起伏部611と整合する非緩衝位置に移動させられたときのみカートリッジ500を挿入できるようになす。カートリッジ500は、上述のように、ノッチを具備して指作動部分650を保持し、または、ユーザが手動で指作動部分650を保持し、挿入の間、これを起伏部611に整合させてよい。
【0109】
図57−58はラッチ640の別の実施例を例示する。図57は、容器604への挿入の前にはカバー600を伴うカートリッジ500を示す。この実施例では、ラッチ640は比較的堅固であり、図59A−59Cに示されるように、バネ654によりバイアスされる。図59Aのブロック位置では、ラッチ640が押しボタン575とカートリッジ500の外側の壁との間に配置される。ノズル510はほとんど動かせないので、ラッチと押しボタンの間の干渉によりバルブ504、572の作動が阻止される。押しボタン575を作動させるために、ラッチ640を内側方向I2に少なくとも内側に非緩衝位置まで移動させる。またラッチ640を方向T2に沿って上方に移動させてラッチ640を非緩衝位置に保持することができ、これを図59Bに示す。ラッチ640が非緩衝位置にあるときには、押しボタン575は図59Cに示すように押し下げ可能であり、ノズル510が移動してバルブ504、572を作動させることができる。
【0110】
取り付けの前に、ユーザは、ラッチ640を方向I2およびT2ni沿って移動させてラッチ640を非緩衝位置に置いてよい。代替的には、ユーザは、ラッチ640の操作を伴うことなく、直接にカートリッジ500を容器604に挿入してよい。図57および58に示すように、容器604はバイアスされたバネ656を具備し、これが撓んで、ラッチ640上の力を要することなく、カートリッジ500の通過を許容し、それを非緩衝位置に移動させる。バルブの作動の後、またはカートリッジが容器から取り外されたとき、押しボタン575は初期位置に復帰してバネ654がラッチ640をバイアスして非緩衝位置に戻す。このラッチは米国特許第5,584,682号に十分に説明されており、その内容は参照してここに組み入れる。
【0111】
図60−61を参照すると、容器604は、また、バネ660を具備して良く、これがカートリッジ500の挿入の間押し下げられる。望ましくは、バネ660は大きな力のバネ622と類似であり、大きなバネ定数を有してカートリッジの挿入をより困難にさせる。代替的には、押しボタン575をバイアスするバネ577はより堅固に構成されて意図しない挿入を阻止するようになしてよい。大きな力のバネは米国特許第5,854,530号に開示されており、その内容は参照してここに組み入れる。また、図47のバイアスされた保持アーム624をこの実施例でも使用できる。さらに、ノズル510は、力/移動およびカートリッジ上の容器604に対する位置の誤差に起因して、シールを確実にするために延長して良く、プランジャ610をバネ荷重としてアクチュエータ574が確実に押し下げられるようにしてよい。
【0112】
図62−64はカートリッジ500の別の実施例を例示する。ここで、ノズル510は上向きにバネ662によってバイアスされる。また、バネ662は同じ方向にピボット状バルブアクチュエータ574を押す。ブロック位置では、カム664がアクチュエータ574の反対の端部に位置して、バネ662の駆動する方向にバルブアクチュエータ574が移動するのを阻止させる。カム664は、より長い側部と、より短い側部を具備する楕円形をしている。カム664の短い側部が押しボタン575の下にくるまで回転させてカム664を非緩衝位置に移動さてよく、これにより、バルブアクチュエータが移動可能になり、バネ662によりノズル510が開とされる。図64に最も良く示すように、カム664は、指作動部分666とスピンドルを介して連結可能させてよい。ユーザは、指作動部分666をひねって664を回転させて良く、これが燃料電池または電子装置のハウジングから伸びて突出してユーザが利用可能になる。容器604はカム664が非干渉位置へと回転されるまでカートリッジ500の完全な挿入を阻止するプランジャ610を保有してよい。望ましくは、常閉バルブ504はこの実施例と共に使用される。
【0113】
図65および66を参照すると、ラッチ640が668でピボット状にカートリッジ500に結合されてよい。この実施例では、ピボット状のラッチ640は、全体として細長く、片端にブロッキング部分670を具備する。もう一方の端に、ラッチ640は指作動部分672を具備する。ラッチ640は例えばバネ674および/またはピボット668に実装されるひねりバネにより、図65に示すように、ブロッキング部分へとバイアスされる。ラッチ640は、ユーザが図66に示すように指作動部分672うぃ方向I2へと押すときに、非ブロック位置へと移動できる。この実施例では、有利なことに、指作動部分672が押しボタン575から離れており、双方の部品を同時に操作してバルブを作動させるには双方の手が必要になる。したがって、これによりカートリッジ500においてバルブを操作するのが一層困難になる。
【0114】
カートリッジ500を容器604へ差し込むために、ユーザは、差し込むに前、または差し込んでいる間、指作動部分672を押し下げてよい。代替的には、容器604は、側壁676を有してよく、これが、差し込んでいる間、指作動部分676を押圧しており、これを図66に示す。カートリッジ650が容器604で保有される間、壁676は非ブロック位置にラッチ640を保持する。さらに、第2のラッチ640がアクチュエータ574の他端を選択的にブロックでき、これが第1のラッチ640に対抗して設けられて、ユーザが2本の指を用いて指作動部分672を押すようにできる。
【0115】
図67−70は、ピボット状のラッチ640を非緩衝位置に維持し、しかも容器604の内部の配置する他の手法を示す。ここでは、ラッチ640は、ノブ678付きのブロック端670を有し、これが容器604と協同してラッチ640を非緩衝位置に維持するようになっている。プランジャ610に加えて、容器604はノッチ682を形成するロッド680を具備する。ノッチ682は、ラッチ640のノブ678を収容して保持するようになっている。ユーザが作動部分672を押圧するとき、端670がアクチュエータ574に関連して非緩衝位置に移動する。プランジャ610が押しボタン575/バルブアクチュエータ574を押し下げるとき、ノッチ682およびノブ678が相互に整合する。つぎにユーザが指作動部分672を離し、ノブ678がノッチ682に保持され、ピボット上のラッチ640が容器604によって非緩衝位置に維持される。カートリッジ500を取り外すために、カートリッジ500を容器から取り外す前およびその間、ユーザは指作動部分672を押圧する。また、図69に示すように、指作動部分672は十分に押圧されてラッチ640の反対端部がノッチ682をクリアーし、カートリッジ500を十分に挿入するようになっていなければならない。
【0116】
また、図71−73に示されるように、図65−66のピボット状ラッチ部材は他の態様で非緩衝位置、または非ブロック位置に維持されてよい。この実施例では、ラッチ640は、ラッチ640に往復動可能に配置される、バイアスされた保持部材684を具備する。保持部材684は、保持部材684がラッチ640に対してスライド可能なように、バネ686によりバイアスされる。カートリッジ500の本体は、止め部690を具備し、こらが、緩衝位置またはブロック位置において、ラッチが緩衝位置から非緩衝位置へと移動するのを阻止するように配置される。干渉位置では、ラッチ640が、アクチュエータ574が押圧されるのを阻止する。ラッチ640を非緩衝位置に移動させるために、ユーザが、まず、保持部材684をバネ686のバイアス力に抗して移動させ保持部材684がもはや止め部690と整合しないようになす。これを図72に示す。その後、上述し図73に示されるように、ピボット状のラッチ640が非干渉位置に移動可能になる。この位置では、保持部材684が止め部690に抗してバネ686により押圧され、ラッチ640が非干渉位置に保持される。オプションとして、保持部材684および止め部690が対応する戻り止め691を具備してラッチ640を非緩衝位置に保持してよい。カートリッジ500を取り外すためにユーザが止め部690をバネ686に抗して押すと、ストップ690および保持部材684の間の接触が開放される。ラッチ640は、バネ674および/またはピボット668の周りのねじりバネの力によりブロック位置に復帰する。代替的には、図73に示すように、容器604が開放戻り止め669を具備し、カートリッジ500が挿入されるとき、開放戻り止め669がラッチ640の一旦を押してラッチを機転させて保持部材684を止め部停止690から開放させてよい容器604の中にカートリッジ500がある限り、カートリッジ500が引っ込められるまで、ラッチ640は干渉位置に戻らない。図71−73に示されるラッチは、本出願人の出願医係る米国特許出願10/389,975に開示されており、その内容は参照してここに組み入れる。
【0117】
別のピボット状ラッチ640は図74−75に示される。ここに、ラッチ640の下側の端692は、カム面として機能するように傾けられる。また、カートリッジ500は指作動部分694を具備し、これが傾斜した上側端696を具備し、これが、下側カム面692と協働するカム面として働く。指作動部分694がカートリッジ500の本体に抗してバネ698によりバイアスされる。
【0118】
カートリッジ500が容器604に挿入される前にユーザが指作動部分694をバネ698に抗してラッチ640へと移動させると、傾斜した面692および698が相互作用してラッチ640が非緩衝位置へとピボット移動し、これを図75に示す。次に、カートリッジ500は上述のように挿入されて、作動する。カートリッジ500の挿入、指作動部分694がバネ698の力により、通常、当初位置へ復帰する。カートリッジ500の取り外し、およびラッチ部材640のリリースのときに、ラッチ部材は図74に示されるようにその初期のロックされた位置へと戻るようにバイアスされる。図74−75に示されるラッチは、本出願人の出願に係る米国特許出願10/647,505に開示されており、その内容は参照してここに組み入れる。
【0119】
図76−77を参照すると、図65−66のピボット状のラッチ640は複数のモードで動作可能である。ピボット状ラッチ640は、先に図65−66を参照して説明した態様で操作することができる。別のモードで、ラッチ640はバネ荷重長さ部分700を具備して良く、これが大きな力の端670およびピボット端668の間に配される。長さ部分700は外側の部分704の中で配された内側部分702を含む。外側の部分704はバネ706により内側部分702に支持される。望ましくは、バネ706は堅固で、すなわち大きなバネ定数を有して圧縮に抗する。大きな予め定められたレベルを超える力が押しボタン575に作用しなければ、長さ部分700が圧縮されてバルブを作動しない。多モードラッチは、本出願人に係る米国特許第6,488,492B2号および同第6,726,469B2号に開示されており、その内容は参照してここに組み入れる。さらに別のモードで、バイアスバネ674も堅固で、すなわち大きなバネ定数を有し圧縮に抗してよい。
【0120】
別の多重モードラッチ640は図78−79に例示される。バネ荷重の望遠鏡長さ部分700に代えて、ピボット状のラッチ640が方向I1に沿う並進運動を制約されてよく、これは、ラッチ640上の細長いスロット710注に配されたカートリッジの本体上のピン708によって実現される。この実施例の大きなバネ定数のバネ706はラッチ640のアーム712とカートリッジ500の本体上の止め部714との間に配される。この実施例における、多モードラッチの操作は、図76−77の多モードラッチ640の操作と同様である。すなわち、ラッチ640を非干渉位置へと回転させて、あるいは、予め定められたレベルより大きな力を加えて、アクチュエータ574は作動することができる。さらに、この実施例に図76−77の実施例の特徴は組み入れることができる。例えば、図78−79の実施例に、堅固なバネ674および/または望遠鏡のアーム700を組み入れてよい。
【0121】
さらに、図78に示されるように、ラッチ640はさらにノッチ718付きのアーム716を具備して良く、これが止め部714上のピン720と協同するようになっており、ピボット状のラッチ640を非緩衝位置に保持し、これは図示の通りである。カートリッジ500のバルブの作動を一層困難にするために、バルブアクチュエータ574をバイアスするバネ577をより堅固にして圧縮に抗するようにしてよい。
【0122】
この発明の他の実施例では、燃料サプライシステムの操作上の抵抗は意図されたユーザの認識的な能力をあてにする。図80では、カートリッジ725は偏芯したバルブ要素726を具備し、これが、バルブ要素728を介する流路を容器730中に形成するようになっている。容器730は電気装置731中に配され、これが燃料電池FCにより給電され、あるいは、燃料電池FCに結合される。カートリッジ725は実質的に円形であるが、他の形状を採用できる。バルブ要素726および728の少なくとも1つが内部シールを有し、望ましくはバルブ要素の双方が内部シールを有し、これは先に検討した。流路が確率される前に2つのバルブ要素の間の要素間シールが確立されてよい。内部シールをもったバルブ要素は'006親出願に十分に検討されている。
【0123】
望ましくは、カートリッジ725と容器730が適切に並べられない場合、バルブ要素726および728の間のどんな流路も確立できない。バルブ要素は通常目に見えないので、突き合わせマーカ732および734が整列を補助するために設けられる。容器中深くにあるバルブ要素の位置と関連させてマーカ732および734を整合させるには、意図しないユーザが確実に保持しない認識能力を必要とする。さらに、容器730は、カートリッジ725が挿入されるときにカートリッジ725の上のチャンネル738にはまり込むように設計された少なくとも1つの戻り止め736を具備してよい。戻り止め736とチャンネル738は、係合時に、フィードバック、例えばスナップ御またはクリックを実現する。戻り止め736とチャンネル738は、これらが係合したときに、バルブ要素726および728が離間して(たとえ整合していても)、あるいは非整合状態であるように配置される。ここに、意図しないユーザは完全な挿入が終了したと思って、さらに中にカートリッジを押さないだろう。例えば小冊子や製品差し入れ物により指示されて、意図的なユーザは、バルブ要素が係合するまでさらにカートリッジを押す。さらに、バルブ要素726および728が係合するときに、他のスナップ御やクリックが実現されてカートリッジが完全かつ適切に挿入されていることを知らせる。
【0124】
図81に示される別の実施例では、バルブ要素726および728はカートリッジと容器の中心線に沿って位置する。この場合、カートリッジ725は、偏芯して配置されるセンサ740を具備し、容器730は、対応する偏芯配置のセンサ742を具備する。センサ740および742が整合しない場合、バルブ要素の間でどんな流路も確立できない。1つの例では、センサ740および742は、整合されていると制御装置からの要求時に信号を返すことができる電気的または磁気センサであってよい。正しい信号が受信されるならば、制御装置がバルブ部品728を開いて燃料路を開とする。バルブはソレノイドバルブであってよい。あるいは、制御装置はバルブ要素728の下流の他の流れ抵抗を開としてよい。代替的には、センサ740および742は突起と、この突起を収容するようになっているキャビティであってよい。突起とキャビティが整合されて、突起がキャビティに収容されるまで、バルブ要素726および728は離間されて係合しない。この突起はカートリッジの上、または、容器の上にあってよい。したがって、カートリッジ725と容器730が適切に並べられない場合、この実施例では、バルブ要素は電気的か空間的に非係合状態にできる。
【0125】
この実施例の別の特徴は、カートリッジが容器に結合されていないと、カートリッジ725の上のバルブ要素726がバルブチャンネル744の底またはその近傍に位置してバルブ要素726、その結果、カートリッジ中の燃料へのアクセスを制限することである。この場合、バルブ要素728は、容器730の内部表面から直立していて、バルブチャンネルの内部に収容されてバルブ要素726と係合するようになっている。意図しないユーザによるアクセスを一層制約するために、バルブチャンネル744の直径を小さくして良く、これは、'006出願に開示されている。例えば、バルブチャンネル744の直径はおよそ10mmであり、より望ましくはおよそ5mmよりも小さい。また、バルブ要素726はバルブチャンネル744の開口から、好ましくは少なくとも約2mm、より好ましくは少なくとも5mmの位置にある。
【0126】
この発明の別の側面によると、カートリッジ725は、バルブ要素726、センサ/突起740、および、カートリッジ725が接続されないとき、バルブ要素またはセンサ/突起のいずれかへのアクセスを制約するためにそこに配置された可動ゲートを具備する。図82aおよび82bに示されるように、カートリッジ725にはスライドゲート746を具備し、これがバルブ要素726またはセンサ/突起740あるいは双方を覆うように構成される。ゲート746はバネ748によりバネ荷重されてよく、ゲート746を被覆位置にバイアスし、ゲート746は、カートリッジ725が容器730に挿入される前に、開位置に移動可能になり、これによりバルブ要素726またはセンサ/突起740を露出させる。ゲート746はユーザによって、あるいは、他の力、例えば、磁気または電気力により開とすることが可能である。
【0127】
スライドゲート746が移動可能な軌道は、戻り止め750を含み、これがノッチ752と係合してゲート746を開位置に維持するようになっていてよい。図83に示されるように、容器730は突き合わせ用のバルブ要素728および突き合わせ用のセンサ/突起742を具備している。バルブ要素726、728とセンサまたは突起/キャビティ740は図80−81を参照して先に説明された。また、容器730は、開放斜面754があってよい。カートリッジが挿入された後に、開放斜面754は空間756に入り、戻り止め750とノッチ752の間の把持力に打ち勝つ。そして、バネ748はゲート746をバイアスして、係合中のバルブ要素726/728または係合中のセンサまたは突起/キャビティ740/742のどちらかに接触させる。これらの部品が係合すると、ゲージ746は止められて、閉じることはできない。しかしながら、カートリッジが容器から取り外されるとき、これらのコンポーネントははずされて、ゲート746は自動的に図82aに示される閉位置に返される。ゲート746は、また、容器730の開口全体を覆うような寸法および形状を有してよく、ゲート746は2またはそれ以上のゲートを有して良い。
【0128】
別の実施例では、ピボット状カートリッジ725にゲート746がピボット動作可能に接続されて良い。例えば、ゲート746はカートリッジの前面に対する1つの角でピボット動作可能であってよく、ひねりバネがゲートを閉位置にバイアスしてよい。
【0129】
別の実施例において、バネ荷重のゲート746は、それが閉じる前の予め定められた時間、開であってよく、これにより意図的なユーザにカートリッジ725を容器730に挿入するための固定時間を与える。この時間の期間は、意図的でないユーザには一般に挿入することができるくらいに十分ではないように予め定められる。図84に示されるように、バネ荷重のゲート747は、よりダンパー758に結合されている。ゲート746が図示のとおり開位置に動かされた後に、バネ748は閉位置へとゲート746に力を加える。ダンパー758は遅くするが、通常、ゲート746の動きを止めることができない。機械的ダンパーは当業界では周知である。事例的なダンパーの1つはバネ荷重のドアに結合されてドアが閉じるのを遅くする。これらのダンパーには、典型的には、例えば、流体、例えばガス(空気)または液体(油)の密封された容器と板を具備する。板は流体の粘性に抗してバネにより押される。上に述べられるように、ゲート746はカートリッジの上、または、FCの上、または、装置の上に設けて良い。代替的には、ダンパーは金属バネにより置き換えて良く、この金属バネは、圧縮可能であり、バネが非圧縮長へと戻るまえに、短い時間間隔、例えば数秒、圧縮状態に維持できる。そのようなバネは典型的には子供のポップアップ式のおもちゃで使用される。
【0130】
さらに、図84aおよび84bに例示されるように、ダンパーは、バネ、例えばバネ748の上に配される吸気キャップ747に置き換えて良い。ゲート746が開かれるとき、吸気カップ747は吸気によって表面749に付けられて、そのバネ748を圧縮する。表面749が忠実に平たんではないので、吸気キャップおよび表面尾間の吸気はバネ748によるバイアス力に比較的短い時間、例えば数秒しか抗しきれず、そののち、バネ748が吸気力に打ち勝って、ゲート746を閉位置に復帰させる。
【0131】
別の実施例では、燃料サプライシステムはオン/オフスイッチ760を具備する。スイッチ760は電源、例えばバッテリーまたは燃料電池に動作可能に接続され、この電源がソレノイドアクチュエータ762に接続されている。図85および87で例示されるように、それぞれの電源、スイッチおよび/またはソレノイドアクチュエータはカートリッジまたは燃料サプライ725の上、または、燃料電池FCの上、または、装置の上に配置できる。スイッチ760が閉じられ、すなわちON位置にあると、ソレノイドアクチュエータが駆動されてゲート746を開とし、開位置に維持し、ゲート746により先に被覆されたバルブ要素726またはセンサ740を露出させる。代替的には、ソレノイドアクチュエータ762およびバルブ要素726は一体にでき、すなわち、ソレノイドバルブで置換でき、スイッチ760がON位置にあるとき、電源がバルブ要素726を開とし、スイッチ760がOFF位置にあるとき、バルブ要素726を閉とする。さらに、図87に示されるシステムはオプションとしてスイッチ761を具備して良く、これがゲート746の開および閉を別個に制御する。この構成で、スイッチ760が閉じられるとき、ゲート746はすぐに、開かれない。したがって、ユーザは、カートリッジ725を装置に挿入でき、あるいはカートリッジ725を燃料電池に結合できる。そして、装置または燃料電池が、制御装置を介してスイッチ761を閉じ、ゲート746を開く。代替的には、容器は、部品、例えば磁石を具備して良く、これが、挿入時にスイッチ761を閉じ、ゲート746を開け、この後挿入が完了し、バルブ726および/またはセンサ740が露出されて挿入を完了させる。
【0132】
この実施例では、有利なことに、電源が燃料電池または当該燃料電池が給電する電子装置の上に配置され、カートリッジ725がそれらから切り離され、バルブ要素726および/またはゲート746が開くことができず、カートリッジに含まれる燃料が隔離される。オプションのゲート761を含むと、有利なことに、ユーザはゲート746を開とすることなしにスイッチ760を駆動でき、このため、カートリッジが装置または燃料電池の外にある間、バルブ726、740へのアクセスを制約できる。
【0133】
ユーザによって指作動部分764を移動可能にしてスイッチ760をOFF位置からON位置へと移動させる事例的な経路が図86a−dに示される。よりねじれている経路は意図的でないユーザに対して、より多くの操作抵抗として働く。他の経路は選択することができる。直接または真っ直ぐ経路は図86aに示される。指作動部分764の少なくとも2つの動作を必要とする経路が図86bに示される。曲線の経路は図86dに示される。複数のOFF位置を伴う経路は図86cに例示される。この経路は、指作動部分が異なった位置で開始でき、そのつどON位置への実際の経路が異なって良い。この多重経路アプローチでは、有利なことに、故意でないユーザが、意図したユーザを見て、あるいは試行錯誤により、特定のON位置への経路を習得することができない。したがって、図86cの燃料サプライシステムの操作は、より高い認識的な能力を要求する。
【0134】
スイッチ760は、図88aに模式的に例示されるようにOFF位置にバイアスできる。そのようなバイアスされたスイッチ760がカートリッジの上に配置されるとき、容器730は図89aに示されるように復帰斜面766をその上に配置させることができる。復帰斜面766は図示の通り傾いているので、カートリッジ725が矢印に示される方向に引き抜かれるとき、指作動部分764は斜面に沿って下降してON位置から遠ざかる。そして、バイアス力はスイッチをOFF位置に復帰させることができる。復帰斜面766の例示的な直立のプロフィールが指作動部分764の直立なプロフィールと比較して図90に示される。指作動部分764が復帰斜面766に乗っているとき、当該斜面は当該部分764と係合するに足るほど高く、当該部分764がOFF位置に復帰した後は、当該斜面は十分に低く、スイッチを含むカートリッジを引き抜くのに足る空隙を形成する。斜面766は図示のように鋸歯状プロフィールを伴って良く、また矩形波のプロフィールを伴ってよい。
【0135】
図88bを参照すると、指作動部分764は、カートリッジ、燃料電池または装置の側壁よりも低くなるような寸法および形状を有してよい。指作動部分764を後退させると、有利なことに、子供より肉付きの多い指を持っている大人のユーザがその指の平を押して指作動部分764に接触させてスイッチ760を動かせる。より幼い子供は、後退したスイッチにアクセスすることができない。同様に、指作動部分672(図65−66、69−73)、および、指作動部分694(図74−75、76−79)も後退構造に製造でき、燃料サプライを操作する操作上の困難をより増加させることができる。
【0136】
図88のバイアスされたスイッチ760および斜面766は、カートリッジ725が図89bに示されるように適切に挿入されている間、スイッチ760を自動的にオンにするように再構築してよい。この実施例では、望ましくは、スイッチ760にONおよびOFF位置の双方にバイアスされる。すなわち、バイアスバネが直角チャンネルに対して対角線の方向にバイアスされ、スイッチがチャンネルの湾曲または肘を超えて動かされたのち、指作動部分764が、斜面766との相互作用に応じて、ONまたはOFF位置にバイアスされる。カートリッジ725が挿入されるに従って、斜面766はスイッチ760をOFF位置からON位置まで押す。
【0137】
また、図85および86で示されるように、スイッチ760は機械的なスイッチ、すなわち図87に例示される電気回路に電気的または磁気的に接続されていないものであってよい。ON位置で、スイッチ760の指作動部分764が装置、燃料電池の起伏またはチャンネルと整合して当該部分764が装置または燃料電池の壁と緩衝しない。OFF位置では、指作動部分764が起伏またはチャンネルと整合せず、このため、装置または燃料電池の壁と緩衝する。したがって、OFF位置では、カートリッジは挿入できない。指作動部分の装置状の突起との整合は上述のとおり図56bを参照して例示される。
【0138】
さらに、磁気材料を含むバルブ要素を用いて燃料サプライシステムの操作上の抵抗を増加させてよい。図91に示される実施例は、バルブ要素726と728が偏芯して配置される点で、図80の実施例と類似している。1つの違いは、これらのバルブ要素が、流路を開くために、物理的に互いに接触する必要がなく、また、好ましくは、それらの間の物理的な接触がその間で流路を形成しないという点である。図92に示すように、バルブ要素の少なくとも1つは逆止めバルブである。すなわち、これはO−リングおよびシール面とのシール関係を形成するようにバイアスされるバネ荷重プランジャ768、770を具備する。この場合、プランジャ768、770は磁気材料から作られる。バルブ要素726および728の磁力は互いに反発するように選択される。この実施例では、2つのバルブ要素が互い適切に対向するように配列され、磁力がバネに抗して相互に反発してバルブ要素を介して流路を開とする。
【0139】
この発明のさらに他の実施例では、カートリッジまたはカートリッジ状のラッチが多数の方向に移動された後に、カートリッジが燃料電池または装置の上の容器に挿入できる。他方では、カートリッジを取り外すためにユーザはカートリッジまたはラッチを1方向に移動するだけでよい。この実施例の1つの例が図93a−fに例示され、これは図17−24に示される実施例と類似している。容器772は鍵付き入口774を具備し、これが、カートリッジ778の合致する鍵付きコネクタ776を収容するようになっている。図93aに示されるように、鍵付きコネクタ776は正号されて鍵付き入口774に挿入される。鍵付きコネクタ776はバルブ780および他の電気および機械的結合を具備して良い。挿入の後に、カートリッジ778は図93bに示す方向に回転され容器772にカートリッジ778を固定する。ロック位置において、鍵付きコネクタ776は、鍵付きコネクタ776とバネ荷重ラッチ782の間に干渉によってこの位置に保持される。したがって、少なくとも2つの運動がカートリッジを挿入するのに必要である。すなわち、整列/挿入および固定のための回転が必要である。容器からカートリッジを取り外すために、ラッチ782は図93cに示されるように押し下げられる。鍵付きコネクタ776とカートリッジはこの時点で取り外すことができる。望ましくは容器772は、鍵付きコネクタ776が挿入されるとき圧縮されるバネを具備し、ラッチ782が押し下げられると、圧縮されたバネがカートリッジを押し出す。代わりに、図93dと93eに示されるように、バネ荷重ラッチ782がピボット移動されて、干渉位置から回転されてよい。1つの運動だけが、カートリッジを取り外すのに必要である。
【0140】
この概念の別の例は図94a−bに示される。カートリッジ784は、図示のとおり、前面端に鍵786を具備し、その背面端にノッチ788を具備する。容器790は、バネバイアスされた前板792を具備し、この板が前面入口エントリ794を具備する。容器790はさらに背面入口796を具備し、これが好ましくは前面入口と異なる角度で配向される。カートリッジ鍵786は、板792上の前面入口エントリ794に収容される寸法および形状を有し、前面入口794は背面入口796により収容される寸法および形状を有する。挿入するには、鍵786および794が相互に整合するようにカートリッジ784を配置しなければならない。次に、カートリッジが図示のとおり回転されて鍵794および796が整合される。カートリッジ784が完全に挿入された後に、ラッチ798がノッチ788に挿入されてカートリッジを保持可能となす。望ましくは、ラッチ798は保持位置への脱入のために回転可能である。カートリッジは、ラッチ798をノッチ798から遠ざけるように移動させることにより取り外すことができる。バネ800は、挿入時に圧縮され開店されており、これが、蓄積されているエネルギーを放出してカートリッジ784を容器790から押す(回転させる)。図93に示される例と同様で、挿入は多重ステップ(カートリッジの整合、挿入、および回転、ラッチの回転)と、単一の開放運動(ラッチの逆回転)を必要とする。
【0141】
図6−15に例示されるバルブの実施例は、また、接続に多重運動を要し、引き抜きに単一運動を要するように修正できる。図12、13および15に最もよく示されるように、バルブ要素240をバルブ要素140に連結するために、2つのバルブ要素が線形線に沿って一緒にされて、突出したピン265が溝セクション160aに収容される。次に、2つのバルブ要素が互いに対して回転して、突出したピン265が溝セクション160bに収容される。これらの2つのバルブ要素の分離には逆方向の動きを必要とする。
【0142】
図95に例示されるように、バルブ要素240'の修正された主ハウジング242'は3つの同芯のスリーブ:外側のスリーブ242a、中央スリーブ242bおよび内側のスリーブ242cを有する。すべての3個のスリーブは、図96に例示されるように、互いの中で同芯的にフィットするような寸法および形状を有する。この実施例では、突出したピン265が修正されて自由な球265'、例えばボールベアリングやBBペレットなどとされる。中央スリーブ242bは肩部802を形成し、これが球265'を収容するようになっている。中央スリーブ242bはエンドキャップ250に硬く取り付けられ簡単に把持できる。中央スリーブ242bが外側のスリーブ242aに完全に挿入されるとき、球265'が部分的に外側スリーブ242aの穴804からはみ出て、穴804により保持される。変更されたバルブ要素240'の挿入は、図12、13および15において説明したものと類似であり、すなわち、長さ方向内側の運動と、その後の回転である。2つのバルブ要素を外すために、ユーザは終わりのキャップ250を引っ張り、これが中央スリーブ242bを外側に引く。中央スリーブ242bの端部が球265'を通過するとすぐに、球はもはや支持されなくて、外側のスリーブ242aと内側のスリーブ242cの間に形成された空隙に落ちる。球265'がもはや溝160に接触しなくなり、また、バルブ要素140および240'は容易に切り離すことができる。望ましくは、エンドキャップ250を引き続けて2つのバルブ要素を完全に切り離すべきである。代わりに、肩部802がチャンネル802で置き換えられて良く、これは球265'を穴804へ案内する寸法および形状を有する。
【0143】
さらに他の実施例において、この発明のバルブは対応するバルブ要素806および808を有する。これらのバルブ要素は、'006および'949の親出願において検討された協働的なバルブ要素と類似し、また上述した対応するバルブ要素140および240と類似しており、それは、それぞれのバルブ要素はバイアスされたシールプランジャを具備し、これが通常はシール面に抗して押され、プランジャがシール面から離れていくときに、バルブ要素が開となる点による。この実施例では、少なくとも1つのバルブ要素806、808がプランジャを具備し、例えば、このプランジャが、ロック解除、例えば、プランジャを、所定量、回転させることにより最初にロック解除されるまで、当該プランジャがシール面から離れることがない。望ましくは、このバルブ要素は燃料サプライに結合され、燃料サプライが電子装置、または、燃料電池に取り付けられないときに、この燃料サプライの中の燃料にアクセスするのが、より難しいようになっている。
【0144】
図97を参照すると、バルブ要素808は外側のハウジング810と、その中に往復動自在に配置されたプランジャ812とを有する。プランジャ812は図示のとおりシール面に抗してバネによりバイアスされる。バネがプランジャ812を長さ方向にバイアスされ、同様に、長さ方向の回りに回転方向に通常位置へとバイアスされる。通常位置では、図98aに最もよく示されるように、プランジャ812がロックされてシール面から移動するのが阻止される。これは、ハウジング810上の止め部814がプランジャ812と緩衝するからである。バルブ部品808を開くために、ノッチ816が止め部814に整合するまで、プランジャ812を回転させなければならない。これは図98bに最もよく示される。プランジャ812をバイアスするバネは、ノッチ816が止め部814に整合するまで、プランジャをシール位置に保持し、その後、プランジャ812はシール面から後退する。バルブ要素808を開くのに必要である回転の量は、対応する止め部814とノッチ816の数に左右される。望ましくは、バルブ要素808は燃料サプライに取り付けられる。代わりに、止め部814をプランジャ812上に配置して良く、ノッチ816をハウジング810上に配置してよい。
【0145】
プランジャ812はその先端上に鍵818を具備し、この鍵が、対向するバルブ要素806のプランジャ822上の対応する鍵826と適合する寸法および形状を有する。これを図97に示す。望ましくは、プランジャ822は、プランジャ812が回転して開となる間、回転せず、アンカーをなす。このため、プランジャ822はそこにチャンネル825を形成させ、バルブ要素806のハウジング820はリッジ824を具備し、これがチャンネル825内にフィットして、2つのプランジャが係合しているときには、822が回転しないようになっている。これは図99aおよび99bに最も良く示される。リッジ824は図示のとおりチャンネル825の長さだけ伸びる必要がなく、著しく短いことに留意されたい。
【0146】
2つのプランジャが係合されるとき、2つのバルブ要素のハウジングは相互に移動可能であり、ノッチ816を止め部814に整合させる。バルブ要素のプランジャ822はハウジング820に対して長さ方向に移動可能であり、バルブ要素806を開とする。好ましくは、バルブ要素806は燃料電池、または、燃料電池が給電する装置の上に取り付けられる。バルブ要素806および808が切り離されるとき、より具体的には、プランジャ812および822が互いから係合解除されるとき、バネバイアスのプランジャ812は回転してロック位置に復帰する。さらに、バルブ要素802が非回転の鍵826を具備する限り、バルブ要素806はシールを具備せず、従って常に開であってよいことに留意されたい。
【0147】
上で説明した実施例と同様に、バルブ要素806および808が相互を結合するために、互いに対して少なくとも2つの方向に可動である。より具体的には、これら2つのバルブ要素が相互に対して長さ方向に移動させられ、相互に対して少なくとも回転させられて、ロック解除され、この後、バルブ要素が接続されてその間に流路を形成する。さらに、長さ方向の運動は、回転運動の後に行われてバルブ要素を開いて良く、そのまえにロック解除される。
【0148】
さらに、予定されたレベルを超える力がそれに適用されるときに止め部814がこれに屈するように修正されて良い。したがって、プランジャ812を、ロック解除することなく、移動させてバルブ要素808を開としてよい。止め部814は屈曲可能な材料、例えばポリマーかれ製造して良く、また止め部814は大きな力のバネであってよく、これは先に説明してものと類似である。この実施例では、バルブ要素は、プランジャ812を回転させることによって、または、止め部814に打ち勝つ大きな力を加えることにより、開にできる。
【0149】
ここに開示された発明の例示的な実施例がこの発明の目的を達成することは明らかであるが、当業者が種々の変形や他の実施例を構成できることは容易に理解できる。さらに、任意の実施例の特徴および/または要素を、単独で、または他の実施例の特徴および/または要素と組み合わせて使用できる。
【0150】
さらに、特許文献や商業製品に開示されている通常の子供が操作できないようにする技術のいずれもこの発明に組み入れることができる。このような子供が操作できないようにする通常の特許文献は、これに限定されないが、本出願人に係る以下の特許文献を含む。
4,758,152/ 5,427,522/ 5,642,993/ 6,046,528/ 4,773,849/ 5,431,558/
5,655,902/ 6,065,958/ 4,830,603/ 5,435,719/ 5,735,294/ 6,077,069/
4,889,482/ 5,427,522/ 5,769,098/ 6,077,070/ 5,002,482/ 5,445,518/
5,823,765/ 6,095,799/ 5,092,764/ 5,456,598/ 5,833,448/ 6,206,689/
5,096,414/ 5,483,978/ 5,854,530/ 6,382,960/ 5,120,215/ 5,487,657/
5,927,962/ 6,386,860/ 5,125,829/ 5,520,197/ 5,934,895/ 6,488,492/
5,215,458/ 5,584,682/ 5,957,680/ 6,491,515/ 5,262,697/ 5,628,627/
5,980,239/ 6,527,546/ 5,417,563/ 5,636,979/ 6,045,354/ 6,726,469
【0151】
また、子供が操作できないものに関する他の出願人に係る通常の特許もこの発明に採用して適切である。このような適切な特許の非制約的な例は以下を含む。
【0152】
5,531,591/ 5,368,473/ 4,784,602/ 5,634,787/ 5,458,482/ 5,240,408/
4,784,601/ 5,607,295/ 5,437,549/ 5,186,618/ 4,904,180/ 5,788,474/
5,409,372/ 5,145,358/ 5,971,748/ 5,288,226/ 5,401,163/ 4,859,172/
5,868,561
【0153】
これら参照文献のすべての、子供が操作できなくする機構は参照してここに組み入れる。
【0154】
さらに、危険なクリーニングコンテナまたは薬ボトルのキャップからの子供が操作できないようにする機構をこの発明とともに使用して良く、これら子供が操作できなくするキャップについては参照してここに組み入れる。
【0155】
なお、以下に、上述実施例の技術的な特徴を列挙する。
[技術的特徴1]
燃料サプライと、
燃料電池と動作可能に関連づけられ、上記燃料サプライを上記燃料サプライに貯蔵されている燃料を上記燃料電池に搬送するように収容するように構成された装置と、
上記燃料装置の上記装置に対する着脱の操作抵抗を増大させる手段とを有することを特徴とする燃料電池システム。
[技術的特徴2]
上記装置は上記燃料サプライを収容するように構成された容器を有する技術的特徴1記載の燃料電池システム。
[技術的特徴3]
上記装置はバルブ要素を有し、上記燃料サプライは対応するバルブ要素を有し、上記バルブ要素は、結合されたときに、上記燃料を上記燃料電池から上記燃料サプライへ搬送する流路を形成する技術的特徴1記載の燃料電池システム。
[技術的特徴4]
燃料サプライまたは燃料電池の一方に結合可能な第1のバルブ要素と、上記燃料サプライまたは上記燃料電池の他方に結合可能で、上記第1のバルブ要素に連結可能な第2のバルブ要素とを有し、上記第1および第2のバルブ要素を通じて流路が形成され、上記第1および第2のバルブ要素が相互に連結するために相対的に少なくとも2つの方向に移動可能であり、上記2つのバルブ要素の少なくとも1つが、上記流路が形成される前にシールを形成することを特徴とする燃料電池システム。
[技術的特徴5]
各バルブ要素がシールを有する技術的特徴4記載の燃料電池システム。
[技術的特徴6]
上記流路が形成される前に要素間のシールが形成される技術的特徴4記載の燃料電池システム。
[技術的特徴7]
上記第1のバルブ要素は、上記流路を形成するために、上記第2のバルブ要素に対して少なくとも1つの方向に移動可能である技術的特徴4記載の燃料電池システム。
[技術的特徴8]
上記第2のバルブ要素は、上記流路を形成するために、上記第1のバルブ要素に対して少なくとも1つの方向に移動可能である技術的特徴4記載の燃料電池システム。
[技術的特徴9]
上記少なくとも2つの方向のうちの1つは、上記バルブ要素のうちの1つの長さ方向の軸に実質的に沿う技術的特徴4記載の燃料電池システム。
[技術的特徴10]
上記1つの方向は上記バルブ要素の双方の長さ方向の軸の回りの回転である技術的特徴4記載の燃料電池システム。
[技術的特徴11]
上記少なくとも2つの方向のうちの1つは、上記バルブ要素のうちの1つの長さ方向の軸に実質的に沿う技術的特徴4記載の燃料電池システム。
[技術的特徴12]
上記少なくとも2つの方向のうちの1つは、上記バルブ要素のうちの1つの長さ方向の軸に実質的に直交する技術的特徴4記載の燃料電池システム。
[技術的特徴13]
上記少なくとも2つの方向のうちの1つは、上記2つのバルブ要素が相互に結合されるときの接近線に実質的に沿う技術的特徴4記載の燃料電池システム。
[技術的特徴14]
上記第1の方向は、上記2つのバルブ要素が相互に結合されるときの接近線に実質的に沿い、上記第2の方向は上記接近線に実質的に直交する技術的特徴4記載の燃料電池システム。
[技術的特徴15]
上記第1の方向は、上記2つのバルブ要素が相互に結合されるときの接近線に実質的に沿い、上記第2の方向は上記接近線に実質的に直交する軸の回りの回転である技術的特徴4記載の燃料電池システム。
[技術的特徴16]
上記第1の方向は、上記2つのバルブ要素が相互に結合されるときの接近線に実質的に沿い、上記第2の方向は上記接近線の回りの回転である技術的特徴4記載の燃料電池システム。
[技術的特徴17]
第1の方向の移動の後、要素間シールが上記2つのバルブ要素の間で形成される技術的特徴4記載の燃料電池システム。
[技術的特徴18]
上記流体の流路は上記第1の移動の後に形成される技術的特徴4記載の燃料電池システム。
[技術的特徴19]
上記流体の流路は第2の移動の後に形成される技術的特徴4記載の燃料電池システム。
[技術的特徴20]
上記バルブ要素の少なくとも1つは、シール面に抗してバイアスされる移動可能な本体を有し、第2の方向の移動の後に上記移動可能な本体が上記シール面から離れるように移動される技術的特徴4記載の燃料電池システム。
[技術的特徴21]
上記他のバルブ要素は、シール面に抗してバイアスされる移動可能な本体を有し、第2の方向の移動の後に上記移動可能な本体が上記シール面から離れるように移動される技術的特徴20記載の燃料電池システム。
[技術的特徴22]
上記2つの移動可能な本体はそれぞれカム面を有する技術的特徴21記載の燃料電池システム。
[技術的特徴23]
上記少なくとも2つの方向の移動の後、2つの上記カム面が相互に作用して上記シール面から少なくとも1つのバルブ要素において相互の移動可能な本体を離間させるように移動させる技術的特徴22記載の燃料電池システム。
[技術的特徴24]
上記少なくとも2つの方向の移動の後、上記バルブ要素の双方において上記移動可能な本体が上記シール面から遠ざかるように移動する技術的特徴23記載の燃料電池システム。
[技術的特徴25]
上記他のバルブ要素はカム面を有する技術的特徴20記載の燃料電池システム。
[技術的特徴26]
上記カム面は上記移動可能な本体を上記シール面から遠ざけるように移動させる技術的特徴25記載の燃料電池システム。
[技術的特徴27]
上記バルブ要素の1つはチャンネルを有し、上記他のバルブ要素は上記チャンネルに収容されるように構成された突起を有する技術的特徴4記載の燃料電池システム。
[技術的特徴28]
上記チャンネルは少なくとも2つのセグメントを有する技術的特徴27記載の燃料電池システム。
[技術的特徴29]
上記2つのセグメントは相互に実質的に直交する技術的特徴28記載の燃料電池システム。
[技術的特徴30]
上記第1および第2のバルブ要素は、他方から分離するためにお互いに少なくとも1つの方向に移動可能である技術的特徴4記載の燃料電池システム。
[技術的特徴31]
上記バルブ要素の1つが2つのセグメントを具備するチャンネルを有し、上記バルブ要素の他方が上記チャンネルに収容されるように構成された突起を有し、連結過程で上記突起が上記セグメントに沿って移動する技術的特徴30記載の燃料電池システム。
[技術的特徴32]
分離過程で上記突起が上記チャンネルから取り外される技術的特徴31記載の燃料電池システム。
[技術的特徴33]
上記突起は、上記他方のバルブ要素のハウジング部材に取り外し可能に結合されて、上記分離過程において上記ハウジングから分離される自由部材を有する技術的特徴32記載の燃料電池システム。
[技術的特徴34]
上記第1および第2のバルブ要素は相互に対して第3の方向にも移動可能である技術的特徴4記載の燃料電池システム。
[技術的特徴35]
上記方向の少なくとも1つは並進である技術的特徴34記載の燃料電池システム。
[技術的特徴36]
少なくとも2つの方向が並進である技術的特徴34記載の燃料電池システム。
[技術的特徴37]
上記3つの方向が並進である技術的特徴34記載の燃料電池システム。
[技術的特徴38]
上記方向の少なくとも1つが回転である技術的特徴34記載の燃料電池システム。
[技術的特徴39]
少なくとも2つの方向が回転である技術的特徴34記載の燃料電池システム。
[技術的特徴40]
上記第1および第2のバルブ要素は相互に対して第4の方向にも移動可能である技術的特徴34記載の燃料電池システム。
[技術的特徴41]
少なくとも3つの方向が回転である技術的特徴40記載の燃料電池システム。
[技術的特徴42]
少なくとも3つの方向が並進である技術的特徴40記載の燃料電池システム。
[技術的特徴43]
2つの方向が回転であり、2つの方向が並進である技術的特徴40記載の燃料電池システム。
[技術的特徴44]
流体に関し燃料電池に結合される出口を具備する容器と、
アクチュエータと、
バルブを含む燃料サプライとを有し、
流路が上記バルブと上記出口の間に選択的に形成されるように上記燃料サプライは上記容器に取り外し可能に接続でき、上記アクチュエータが上記バルブを選択的に開として流路を形成することを特徴とする燃料電池システム。
[技術的特徴45]
上記燃料サプライは、上記バルブへのアクセスを制限する直立の少なくとも1つのシールドをさらに含む技術的特徴44記載の燃料電池システム。
[技術的特徴46]
上記燃料サプライは上記バルブを包囲する2つの離間した直立のシールドを含む技術的特徴45記載の燃料電池システム。
[技術的特徴47]
上記直立のシールドはC形状である技術的特徴45記載の燃料電池システム。
[技術的特徴48]
上記解く率のシールドは上記バルブの周囲に週報項に配置される技術的特徴45記載の燃料電池システム。
[技術的特徴49]
上記シールドは、上記アクチュエータが上記バルブを開とすることを可能にする開口を形成する技術的特徴48記載の燃料電池システム。
[技術的特徴50]
上記開口は移動可能なゲートにより被覆される技術的特徴48記載の燃料電池システム。
[技術的特徴51]
上記ゲートはバネにより閉位置にバイアスされる技術的特徴48記載の燃料電池システム。
[技術的特徴52]
上記ゲートは開となるために屈曲可能である技術的特徴48記載の燃料電池システム。
[技術的特徴53]
上記アクチュエータは上記容器上のカム面である技術的特徴44記載の燃料電池システム。
[技術的特徴54]
上記容器は、少なくとも2つのセクションを具備する開口を形成する技術的特徴44記載の燃料電池システム。
[技術的特徴55]
上記バルブまたは上記容器の少なくとも1つは鍵付き部分を含み、上記鍵付き部分が、上記バルブまたは上記容器の他方に形成された開口に収容されるように構成される技術的特徴44記載の燃料電池システム。
[技術的特徴56]
上記開口は上記容器状に配置される技術的特徴55記載の燃料電池システム。
[技術的特徴57]
上記開口は第1の開口および第2の開口を具備し、上記第2の開口が上記バルブを収容するように構成される技術的特徴56記載の燃料電池システム。
[技術的特徴58]
上記第2の開口は上記第2の開口より大きい技術的特徴57記載の燃料電池システム。
[技術的特徴59]
上記バルブが上記容器上の上記開口に挿入された後に上記バルブが回転させられて上記燃料サプライを上記容器に保持させる技術的特徴57記載の燃料電池システム。
[技術的特徴60]
上記燃料サプライはさらに上記容器に対して移動させられて上記バルブを開となす技術的特徴59記載の燃料電池システム。
[技術的特徴61]
上記燃料サプライは上記容器に対して並進移動する技術的特徴60記載の燃料電池システム。
[技術的特徴62]
上記バルブはシール面に対してバイアスされる移動可能本体を有する技術的特徴53記載の燃料電池システム。
[技術的特徴63]
上記容器上のカム面が上記バイアスされた移動可能本体に接触して上記バルブを開となす技術的特徴62記載の燃料電池システム。
[技術的特徴64]
上記燃料サプライは上記容器に対して移動可能で、上記カム面を上記バイアスされた移動可能本体に接触させて上記バルブを開となす技術的特徴63記載の燃料電池システム。
[技術的特徴65]
上記出口は上記バイアスされた移動可能本体を開位置に保持する保持部材を有する技術的特徴62記載の燃料電池システム。
[技術的特徴66]
上記カム面はくさび部の表面に配される技術的特徴53記載の燃料電池システム。
[技術的特徴67]
上記バルブは、傾斜した肩部を具備するノズルを有する技術的特徴66記載の燃料電池システム。
[技術的特徴68]
上記くさび部分は上記傾斜された肩部と動作可能に関連づけられる技術的特徴67記載の燃料電池システム。
[技術的特徴69]
上記燃料サプライは上記バルブを包囲するカバーを有する技術的特徴44記載の燃料電池システム。
[技術的特徴70]
上記カバーは上記燃料サプライから取り外し可能である技術的特徴69記載の燃料電池システム。
[技術的特徴71]
上記カバーは上記燃料サプライから取り外し可能とするために少なくとも2つの方向に移動可能である技術的特徴70記載の燃料電池システム。
[技術的特徴72]
上記カバーは上記バルブへのアクセスのための少なくとも1つの開口を形成する技術的特徴70記載の燃料電池システム。
[技術的特徴73]
上記容器は、穴を貫通させたピボット移動可能な連結部材をさらに含み、上記ピボット移動可能な連結部材は第1の位置および第2の位置の間を移動可能であり、上記第1の位置で、上記穴は上記出口と流体連通せず、上記第2の位置で、上記穴は上記出口と流体連通し、上記燃料サプライは上記連結部材取り外し可能に固着されて上記バルブを上記ボアと流体連通させる技術的特徴44記載の燃料電池システム。
[技術的特徴74]
上記燃料サプライおよび上記結合部材は、上記燃料サプライを上記結合部材に対して回転させることによって一体に結合される技術的特徴73記載の燃料電池システム。
[技術的特徴75]
上記連結部材は上記第1の位置にバイアスされる技術的特徴73記載の燃料電池システム。
[技術的特徴76]
上記連結部材は上記第2の位置にバイアスされる技術的特徴73記載の燃料電池システム。
[技術的特徴77]
燃料管が上記出口に結合される技術的特徴73記載の燃料電池システム。
[技術的特徴78]
燃料サプライは上記結合部材に結合するために少なくとも2つの方向に移動可能である技術的特徴73記載の燃料電池システム。
[技術的特徴79]
上記燃料サプライはバヨネット結合により上記結合部材に結合される技術的特徴78記載の燃料電池システム。
[技術的特徴80]
バネが上記結合部材内に配置され、上記燃料サプライは、挿入の間、上記バネを押す技術的特徴78記載の燃料電池システム。
[技術的特徴81]
上記容器は、ピボット移動可能な連結部材で上記出口と流体連通されたものをさらに含み、第1の位置および第2の位置の間を移動可能であり、上記第1の位置で、上記結合部材は上記燃料サプライを収容する位置にあり、上記第2の位置で、上記結合部材は上記燃料サプライを収容する位置から離れる技術的特徴44記載の燃料電池システム。
[技術的特徴82]
上記バルブは通常は開であり、上記バルブに作用する力により上記バルブを閉位置に保持する技術的特徴44記載の燃料電池システム。
[技術的特徴83]
上記バルブは通常は閉であり、上記バルブに作用する力により上記バルブを開とする技術的特徴44記載の燃料電池システム。
[技術的特徴84]
上記バルブは磁力により開にできる技術的特徴44記載の燃料電池システム。
[技術的特徴85]
上記バルブは電気力により開にできる技術的特徴44記載の燃料電池システム。
[技術的特徴86]
上記アクチュエータは上記燃料サプライにピボット移動可能に連結され上記バルブと動作可能に関連づけられる技術的特徴44記載の燃料電池システム。
[技術的特徴87]
上記アクチュエータが第1の端部で押圧されたときに上記アクチュエータの第2の端部が上記バルブと係合する技術的特徴86記載の燃料電池システム。
[技術的特徴88]
上記容器は上記バルブを数要するように構成された連結部材をさらに有し、上記アクチュエータは、挿入の間、上記容器によって押圧される技術的特徴87記載の燃料電池システム。
[技術的特徴89]
上記連結部材は上記容器にピボット移動可能に連結される技術的特徴88記載の燃料電池システム。
[技術的特徴90]
上記容器は、上記燃料サプライが上記容器中へ挿入されるときに、上記アクチュエータを上記第1の端部で押圧するプランジャを有する技術的特徴87記載の燃料電池システム。
[技術的特徴91]
上記プランジャはバネによりバイアスされる技術的特徴90記載の燃料電池システム。
[技術的特徴92]
上記プランジャはバネを有する技術的特徴90記載の燃料電池システム。
[技術的特徴93]
上記プランジャは上記第1の端部と係合するために上記容器に対して往復動可能である技術的特徴90記載の燃料電池システム。
[技術的特徴94]
上記アクチュエータは上記バルブと係合するために上記燃料サプライに対して往復動可能である技術的特徴86記載の燃料電池システム。
[技術的特徴95]
上記燃料サプライを上記容器に挿入する際の困難性のレベルを増大させるための大きな力のバネをさらに有し、少なくとも約3kgの力が加えられて上記バネを克服して上記燃料サプライを挿入する技術的特徴44記載の燃料電池システム。
[技術的特徴96]
上記力は少なくとも約4kgである技術的特徴95記載の燃料電池システム。
[技術的特徴97]
上記力は少なくとも約5kgである技術的特徴95記載の燃料電池システム。
[技術的特徴98]
上記大きな力のバネは上記容器の表面に配置される技術的特徴95記載の燃料電池システム。
[技術的特徴99]
上記大きな力のバネは上記燃料サプライの表面に配置される技術的特徴95記載の燃料電池システム。
[技術的特徴100]
上記大きな力のバネは上記燃料サプライおよび上記容器の間に配置される技術的特徴95記載の燃料電池システム。
[技術的特徴101]
上記アクチュエータと動作可能に関連づけられ、緩衝位置および非緩衝位置の間を移動可能なラッチをさらに有し、上記緩衝位置で、上記アクチュエータはバルブの作動の困難性を増大させ、上記非緩衝位置で上記アクチュエータは上記バルブを作動させるために移動可能である燃料電池システム。
[技術的特徴102]
上記ラッチは上記燃料サプライに取り外し可能に結合され、上記非緩衝位置で、上記燃料サプライから離れる技術的特徴101記載の燃料電池システム。
[技術的特徴103]
上記ラッチは上記燃料サプライから離れるために少なくとも2つの方向に移動可能である技術的特徴1記載の燃料電池システム。
[技術的特徴104]
上記ラッチは上記緩衝位置および上記非緩衝位置の間を移動するために少なくとも1つの方向に移動可能である技術的特徴101記載の燃料電池システム。
[技術的特徴105]
上記方向は上記燃料サプライの長さ方向に実質的に平行である技術的特徴104記載の燃料電池システム。
[技術的特徴106]
上記方向は上記燃料サプライの長さ方向に実質的に直交する技術的特徴104記載の燃料電池システム。
[技術的特徴107]
上記方向は上記燃料サプライの長さ方向の軸に実質的に平行な線と実質的に直交する技術的特徴104記載の燃料電池システム。
[技術的特徴108]
上記ラッチは上記緩衝位置および上記非緩衝位置の間を移動するために少なくとも2つの方向に移動可能であ技術的特徴1記載の燃料電池システム。
[技術的特徴109]
上記2つの方向の1つは上記燃料サプライの長さ方向に実質的に沿う方向である技術的特徴108記載の燃料電池システム。
[技術的特徴110]
上記2つの方向の1つは上記燃料サプライの長さ方向に実質的に直交する方向である技術的特徴108記載の燃料電池システム。
[技術的特徴111]
上記方向は上記燃料サプライの長さ方向の軸に実質的に平行な線と実質的に直交す技術的特徴110記載の燃料電池システム。
[技術的特徴112]
第1の方向は上記長さ方向に実質的に直交し、第2の方向は上記燃料サプライの上記長さ方向に実質的に沿う技術的特徴108記載の燃料電池システム。
[技術的特徴113]
上記第1の方向は上記燃料サプライの長さ方向の軸に実質的に向かう技術的特徴112記載の燃料電池システム。
[技術的特徴114]
上記第1の方向は上記燃料サプライの長さ方向に実質的に平行な線と実質的に直交し、上記第2の方向は上記燃料サプライの上記長さ方向に実質的に沿う技術的特徴108記載の燃料電池システム。
[技術的特徴115]
上記方向は軸の周りの回転である技術的特徴104記載の燃料電池システム。
[技術的特徴116]
上記方向は軸のまわりのピボット運動である技術的特徴104記載の燃料電池システム。
[技術的特徴117]
上記方向は並進方向である技術的特徴104記載の燃料電池システム。
[技術的特徴118]
上記ラッチは上記緩衝位置へとバイアスされる技術的特徴101記載の燃料電池システム。
[技術的特徴119]
上記ラッチはライブジョイントを有し、非緩衝位置へと屈曲される技術的特徴118記載の燃料電池システム。
[技術的特徴120]
上記ラッチはバネにより支持される技術的特徴118記載の燃料電池システム。
[技術的特徴121]
上記ラッチはカムを有する技術的特徴101記載の燃料電池システム。
[技術的特徴122]
上記ラッチは上記燃料サプライにピボット運動可能に結合される技術的特徴101記載の燃料電池システム。
[技術的特徴123]
上記ラッチは上記燃料サプライ内に少なくとも部分的に配置される技術的特徴101記載の燃料電池システム。
[技術的特徴124]
上記ラッチは上記燃料サプライのハウジングの表面に少なくとも部分的に配置される技術的特徴101記載の燃料電池システム。
[技術的特徴125]
上記ラッチは、上記アクチュエータの作動部分から離れたユーザ作動部分を有し、上記ラッチのユーザ作動部分および上記アクチュエータの作動部分を同時に作用させるために双方の手が必要となる技術的特徴44記載の燃料電池システム。
[技術的特徴126]
第2のラッチをさらに有し、各ラッチが、上記アクチュエータの作動部分から離れたユーザ作動部分を有し、上記2つのユーザ作動部分を同時に押して上記2つのラッチを非乾燥位置に移動させるために2つの指が必要となる技術的特徴101記載の燃料電池システム。
[技術的特徴127]
上記ラッチは第1の部分および第2の部分を有し、上記第1の部分がユーザ作動部分を有し、上記第2の部分が上記緩衝位置および上記非緩衝位置の間を移動可能である技術的特徴122記載の燃料電池システム。
[技術的特徴128]
ユーザは上記第1のラッチ部分を作動させ、上記第2のラッチ部分が上記非緩衝位置に保持される技術的特徴127記載の燃料電池システム。
[技術的特徴129]
ユーザが上記第1のラッチ部分を作動させた後、上記第2のラッチ部分が上記非緩衝位置に保持される技術的特徴128記載の燃料電池システム。
[技術的特徴130]
上記ラッチは上記アクチュエータの作動に抗する大きな力のバネを有し、上記緩衝位置において、少なくとも約3kgの力が上記アクチュエータに加わるときに上記アクチュエータが上記バルブを開位置に移動可能であるようになす技術的特徴101記載の燃料電池システム。
[技術的特徴131]
上記力は少なくとも約4kgである技術的特徴130記載の燃料電池システム。
[技術的特徴132]
上記力は少なくとも約5kgである技術的特徴131記載の燃料電池システム。
[技術的特徴133]
上記燃料サプライを上記容器に挿入するまえにユーザが上記ラッチを上記非緩衝位置に移動させる技術的特徴101記載の燃料電池システム。
[技術的特徴134]
上記燃料サプライが上記容器に収容されるときに、上記容器が上記ラッチに作用して上記ラッチを上記非緩衝位置に移動させる技術的特徴101記載の燃料電池システム。
[技術的特徴135]
上記容器は、上記燃料サプライが上記容器に挿入されるときに、上記ラッチを上記非緩衝位置に移動させるための戻り止めを有する技術的特徴134記載の燃料電池システム。
[技術的特徴136]
上記戻り止めはスプリング荷重である技術的特徴1記載の燃料電池システム。
[技術的特徴137]
上記ラッチは、上記燃料サプライが上記容器から引き抜かれるときに、上記緩衝位置へ自動的に移動する技術的特徴101記載の燃料電池システム。
[技術的特徴138]
上記容器は、上記燃料サプライが上記容器から引き抜かれるときに、上記ラッチを上記緩衝位置に移動させるための戻り止めを有する技術的特徴101記載の燃料電池システム。
[技術的特徴139]
上記燃料サプライは上記容器と結合するために少なくとも2つの方向に移動可能である技術的特徴44記載の燃料電池システム。
[技術的特徴140]
上記燃料サプライは上記容器から外れるために少なくとも1つの方向に移動可能である技術的特徴139記載の燃料電池システム。
[技術的特徴141]
上記燃料サプライは上記容器から外れるために少なくとも1つの方向に移動可能である技術的特徴44記載の燃料電池システム。
[技術的特徴142]
上記容器は、上記燃料サプライを上記容器に保持するための上記バルブの上記鍵付き部分を保持する移動可能な止め部を有する技術的特徴59記載の燃料電池システム。
[技術的特徴143]
上記止め部は、上記燃料サプライを上記容器から外すために少なくとも1つの方向に移動可能である技術的特徴142記載の燃料電池システム。
[技術的特徴144]
上記燃料サプライは上記容器に結合するために少なくとも2つの方向に移動可能であり、上記燃料サプライは上記容器から外れるために少なくとも1つの方向に移動可能である技術的特徴142記載の燃料電池システム。
[技術的特徴145]
上記止め部は鍵付き部分を保持する位置にバイアスされる技術的特徴143記載の燃料電池システム。
[技術的特徴146]
上記容器は、上記サプライが上記容器に結合されるときに圧縮されるバネを有する技術的特徴142記載の燃料電池システム。
[技術的特徴147]
上記圧縮されたバネは上記燃料サプライが上記容器から外れるのを支援する技術的特徴146記載の燃料電池システム。
[技術的特徴148]
上記容器は第1の鍵および第2の鍵を有し、バネが上記第1および第2の鍵の間に配置され、上記燃料サプライが第3の鍵を有し、上記燃料サプライが上記容器に結合されるときに上記第3の鍵が上記第2の鍵の中にフィットし、上記第2の鍵が上記第1の鍵の中にフィットする技術的特徴44記載の燃料電池システム。
[技術的特徴149]
上記燃料サプライが上記容器に結合されていないときに上記第1の鍵および上記第2の鍵が相互に結合しない技術的特徴148記載の燃料電池システム。
[技術的特徴150]
上記結合過程において、上記第3の鍵が上記第2の鍵に挿入され、つぎに上記燃料サプライが回転されて上記バネに圧縮するように押され上記第2の鍵を上記第3の鍵に挿入する技術的特徴149記載の燃料電池システム。
[技術的特徴151]
上記容器は、上記燃料サプライを上記容器に保持する保持部材をさらに有する技術的特徴150記載の燃料電池システム。
[技術的特徴152]
上記保持部材は上記燃料を上記容器から取り外すために移動可能である技術的特徴151記載の燃料電池システム。
[技術的特徴153]
上記燃料サプライは上記容器と結合するために少なくとも2つの方向に移動可能であり、上記燃料サプライは上記容器から外れるために少なくとも1つの方向に移動可能である技術的特徴151記載の燃料電池システム。
[技術的特徴154]
上記圧縮されたバネは上記燃料サプライを上記容器から外すのを支援する技術的特徴151記載の燃料電池システム。
[技術的特徴155]
抵抗機構、および、燃料電池に流体的に連結された第1のバルブ要素を具備する容器と、
第2のバルブ要素を含む燃料サプライとを有し、
上記燃料サプライが、上記第1のバルブ要素および上記第2のバルブ要素の間に流路が選択的に形成されるように上記容器に取り外し可能に連結可能であり、少なくとも約3kgの力が、上記燃料サプライを上記容器に結合または上記容器から離して上記流路を形成するのに必要であることを特徴とする燃料電池システム。
[技術的特徴156]
上記抵抗はバネを有する技術的特徴155記載の燃料電池システム。
[技術的特徴157]
上記抵抗は戻り止めを有する技術的特徴155記載の燃料電池システム。
[技術的特徴158]
上記力は少なくとも約4kgである技術的特徴155記載の燃料電池システム。
[技術的特徴159]
上記力は少なくとも約5kgである技術的特徴158記載の燃料電池システム。
[技術的特徴160]
上記抵抗は上記容器の表面に配置される技術的特徴155記載の燃料電池システム。
[技術的特徴161]
上記抵抗は燃料サプライの表面に配置される技術的特徴155記載の燃料電池システム。
[技術的特徴162]
上記抵抗は上記燃料サプライおよび上記容器の間に配置される技術的特徴155記載の燃料電池システム。
[技術的特徴163]
上記抵抗は上記燃料サプライの内部に配置される技術的特徴155記載の燃料電池システム。
[技術的特徴164]
燃料電池に流体的に結合された第1のバルブ要素を具備する容器と、
第2のバルブ要素を含む燃料サプライとを有し、
上記燃料サプライが、上記第1のバルブ要素および上記第2のバルブ要素の間に流路が選択的に形成されるように上記容器に取り外し可能に連結可能であり、上記バルブ要素の双方が、上記燃料サプライの中心と上記容器の中心とを結ぶ線から離れて配置されることを特徴とする燃料電池システム。
[技術的特徴165]
上記容器は実質的に円形である技術的特徴164記載の燃料電池システム。
[技術的特徴166]
上記燃料サプライは実質的に円形である技術的特徴164記載の燃料電池システム。
[技術的特徴167]
挿入時に、上記バルブ要素の双方を整合させるのを支援する視覚ガイドをさらに有する技術的特徴164記載の燃料電池システム。
[技術的特徴168]
上記連結過程において上記ユーザに対してフィードバックが生成される技術的特徴164記載の燃料電池システム。
[技術的特徴169]
上記フィードバックは音響を有する技術的特徴168記載の燃料電池システム。
[技術的特徴170]
上記フィードバックは振動を有する技術的特徴168記載の燃料電池システム。
[技術的特徴171]
上記フィードバックは突起がチャンネル内に収容されることにより生成される技術的特徴168記載の燃料電池システム。
[技術的特徴172]
上記突起または上記チャンネルの一方が上記容器の表面に配置され、他方が上記燃料サプライの表面に配置される技術的特徴171記載の燃料電池システム。
[技術的特徴173]
上記フィードバックが生成されるときには流路が形成されない技術的特徴168記載の燃料電池システム。
[技術的特徴174]
上記燃料サプライがさらに上記容器に挿入されるときに上記流路が形成される技術的特徴173記載の燃料電池システム。
[技術的特徴175]
燃料電池に流体的に結合された第1のバルブ、および、第1のセンサを具備する容器と、
第2のバルブ要素および第2のセンサを含む燃料サプライとを有し、
上記両センサが上記燃料サプライの中心と上記容器の中心とを結ぶ線から離れて配置され、上記燃料サプライは、上記両センサが相互に動作可能に関係づけられたときに、上記第1のバルブ要素および上記第2のバルブ要素の間に流路が選択的に形成されるように上記容器に取り外し可能に連結可能であることを特徴とする燃料電池システム。
[技術的特徴176]
上記センサは電気センサを有する技術的特徴175記載の燃料電池システム。
[技術的特徴177]
上記センサは磁気センサを有する技術的特徴175記載の燃料電池システム。
[技術的特徴178]
上記センサは機械センサを有する技術的特徴175記載の燃料電池システム。
[技術的特徴179]
上記機械センサは突起および当該突起を収容するように構成されたキャビティを有する技術的特徴178記載の燃料電池システム。
[技術的特徴180]
制御装置をさらに有し、上記制御装置が上記センサに問い合わせて、上記燃料電池の動作を開始する前に上記センサが相互に動作可能に関係づけられているかどうかを判別する技術的特徴176記載の燃料電池システム。
[技術的特徴181]
挿入時に上記バルブ要素が整合させるのを支援する視覚ガイドをさらに有する技術的特徴175記載の燃料電池システム。
[技術的特徴182]
燃料電池に流体的に連結される第1のバルブ要素を具備する容器と、
第2のバルブ要素を具備する燃料サプライと、
ゲートとを有し、
上記燃料サプライは、上記第1のバルブ要素および上記第2のバルブ要素の間に流路が選択的に形成されるように上記容器に取り外し可能に連結可能であり、上記カバーは上記バルブ要素のうちの1つの少なくとも一部を被覆し、上記ゲートが、上記燃料サプライを上記容器に結合するのに先だって、上記部分的に被覆された位置から非被覆の位置へと移動可能であることを特徴とする燃料電池システム。
[技術的特徴183]
上記ゲートは上記部分的に被覆された位置から上記非被覆の位置へスライド可能である技術的特徴182記載の燃料電池システム。
[技術的特徴184]
上記ゲートは上記部分的に被覆された位置から上記非被覆の位置へ回転可能である技術的特徴182記載の燃料電池システム。
[技術的特徴185]
上記ゲートは上記被覆位置へバイアスされている技術的特徴182記載の燃料電池システム。
[技術的特徴186]
上記ゲートおよびその支持部材が上記ゲートを上記非被覆位置に保持するための対応する保持部材をそれぞれ有する技術的特徴182記載の燃料電池システム。
[技術的特徴187]
上記ゲートを上記保持された非被覆位置から移動させることができる開放部材をさらに有する技術的特徴186記載の燃料電池システム。
[技術的特徴188]
上記ゲートは上記第1のバルブ要素を被覆する技術的特徴182記載の燃料電池システム。
[技術的特徴189]
上記ゲートは上記容器に配される技術的特徴188記載の燃料電池システム。
[技術的特徴190]
上記ゲートは上記第2のバルブ要素を被覆する技術的特徴182記載の燃料電池システム。
[技術的特徴191]
上記ゲートは上記燃料サプライに配される技術的特徴190記載の燃料電池システム。
[技術的特徴192]
上記バイアスされたゲートはダンパーに動作可能に結合される技術的特徴185記載の燃料電池システム。
[技術的特徴193]
上記ダンパーは、予め定められた時間、上記ゲートを上記被覆された位置から離す技術的特徴192記載の燃料電池システム。
[技術的特徴194]
上記ゲートをバイアスするバイアス部材は吸引部材と動作可能に結合される技術的特徴185記載の燃料電池システム。
[技術的特徴195]
上記ゲートが上記非被覆位置へ移動させられるときに、上記吸引部材は、上記バイアス部材が上記吸引力に打ち勝つまでの期間、上記ゲートを上記非被覆位置に保持する技術的特徴195記載の燃料電池システム。
[技術的特徴196]
上記ゲートはソレノイドアクチュエータにより作動される技術的特徴182記載の燃料電池システム。
[技術的特徴197]
上記ソレノイドアクチュエータは、ON位置およびOFF位置の間を移動可能なスイッチに結合される技術的特徴196記載の燃料電池システム。
[技術的特徴198]
上記スイッチは上記ON位置および上記OFF位置の間を少なくとも2つの方向に移動可能である技術的特徴197記載の燃料電池システム。
[技術的特徴199]
上記スイッチは上記ON位置および上記OFF位置の間を少なくとも3つの方向に移動可能である技術的特徴197記載の燃料電池システム。
[技術的特徴200]
上記スイッチは上記ON位置および上記OFF位置の間を曲線経路において移動可能である技術的特徴199記載の燃料電池システム。
[技術的特徴201]
上記スイッチは上記燃料サプライの表面に配置される技術的特徴199記載の燃料電池システム。
[技術的特徴202]
上記容器は、引き抜き時に上記スイッチと係合して上記スイッチをOFF位置に移動させる開放斜面を有する技術的特徴201記載の燃料電池システム。
[技術的特徴203]
上記スイッチは上記OFF位置へバイアスされる技術的特徴197記載の燃料電池システム。
[技術的特徴204]
上記容器は、挿入時に上記スイッチと係合して上記スイッチをON位置に移動させる開放斜面を有する技術的特徴201記載の燃料電池システム。
[技術的特徴205]
上記スイッチは上記ON位置にバイアスされる技術的特徴204記載の燃料電池システム。
[技術的特徴206]
燃料電池に流体的に連結される第1のバルブ要素、および第1のセンサを具備する容器と、
第2のバルブ要素および第2のセンサを具備する燃料サプライと、
ゲートとを有し、
上記燃料サプライは、上記第1のバルブ要素および上記第2のバルブ要素の間に流路が選択的に形成されるように上記容器に取り外し可能に連結可能であり、上記カバーは上記センサのうちの1つの少なくとも一部を被覆し、上記ゲートが、上記燃料サプライを上記容器に結合するのに先だって、上記部分的に被覆された位置から非被覆の位置へと移動可能であることを特徴とする燃料電池システム。
[技術的特徴207]
上記センサは電気センサを有する技術的特徴206記載の燃料電池システム。
[技術的特徴208]
上記センサは磁気センサを有する技術的特徴206記載の燃料電池システム。
[技術的特徴209]
上記センサは機械センサを有する技術的特徴206記載の燃料電池システム。
[技術的特徴210]
上記機械センサは突起および当該突起を収容するように構成されたキャビティを有する技術的特徴209記載の燃料電池システム。
[技術的特徴211]
制御装置をさらに有し、上記制御装置が上記センサに問い合わせて、上記燃料電池の動作を開始する前に上記センサが相互に動作可能に関係づけられているかどうかを判別する技術的特徴206記載の燃料電池システム。
[技術的特徴212]
上記ゲートは上記部分的に被覆された位置から上記非被覆の位置へスライド可能である技術的特徴206記載の燃料電池システム。
[技術的特徴213]
上記ゲートは上記部分的に被覆された位置から上記非被覆の位置へ回転可能である技術的特徴206記載の燃料電池システム。
[技術的特徴214]
燃料電池に流体的に連結される第1のバルブ要素を具備する容器と、
第2のバルブ要素を含む燃料サプライと、
ゲートとを有し、
上記燃料サプライは、上記第1のバルブ要素から上記第2のバルブ要素へと流路が選択的に形成されるように上記容器に取り外し可能に連結可能であり、上記バルブ要素の少なくとも1つが電気バルブであることを特徴とする燃料電池システム。
[技術的特徴215]
上記電気バルブはソレノイドバルブである技術的特徴214記載の燃料電池システム。
[技術的特徴216]
制御装置をさらに有し、上記制御装置が上記ソレノイドバルブを選択的に開として上記流路を形成する技術的特徴214記載の燃料電池システム。
[技術的特徴217]
上記ソレノイドバルブは、ON位置およびOFF位置の間を移動可能なスイッチに結合される技術的特徴214記載の燃料電池システム。
[技術的特徴218]
上記スイッチは上記ON位置および上記OFF位置の間を少なくとも2つの方向に移動可能である技術的特徴217記載の燃料電池システム。
[技術的特徴219]
上記スイッチは上記ON位置および上記OFF位置の間を少なくとも3つの方向に移動可能である技術的特徴217記載の燃料電池システム。
[技術的特徴220]
上記スイッチは上記ON位置および上記OFF位置の間を曲線経路において移動可能である技術的特徴217記載の燃料電池システム。
[技術的特徴221]
上記スイッチは上記燃料サプライの表面に配置される技術的特徴217記載の燃料電池システム。
[技術的特徴222]
上記容器は、引き抜き時に上記スイッチと係合して上記スイッチをOFF位置に移動させる開放斜面を有する技術的特徴217記載の燃料電池システム。
[技術的特徴223]
技術的特徴1記載の燃料電池システム。
[技術的特徴224]
燃料電池に流体的に連結される第1のバルブ要素を具備する容器と、
第2のバルブ要素を含む燃料サプライと、
ゲートとを有し、
上記燃料サプライは、上記第1のバルブ要素から上記第2のバルブ要素へと流路が選択的に形成されるように上記容器に取り外し可能に連結可能であり、上記バルブ要素の少なくとも1つが磁気バルブであることを特徴とする燃料電池システム。
[技術的特徴225]
上記バルブ要素の1つが磁気本体を具備し、バイアスされてシール位置および開位置の間を移動可能であり、他の磁気バルブ要素は、上記2つのバルブ要素が相互に近接して配置されて流れのチャンネルを形成するときに、上記磁気本体を排斥する磁気特性を有する技術的特徴224記載の燃料電池システム。
[技術的特徴226]
上記他の磁気バルブ要素は、シール位置および開位置の間を移動可能なバイアスされた磁気本体を有する技術的特徴225記載の燃料電池システム。
[技術的特徴227]
上記磁気バルブ要素の双方は上記燃料サプライの中心および上記容器の中心を結ぶ線から離れて配置される技術的特徴226記載の燃料電池システム。
[技術的特徴228]
第1のバルブ要素と、上記第1のバルブ要素に結合可能な第2のバルブ要素とを有し、上記第1のバルブ要素および上記第2のバルブ要素を通じて流路が形成されるようになし、上記第1のバルブ要素は通常時はシール位置にロックされるプランジャを有し、上記プランジャは当該プランジャがロック解除された後に上記シール位置から離れるように移動可能であることを特徴とするバルブ。
[技術的特徴229]
上記第2のバルブ要素はシールを具備する技術的特徴228記載のバルブ。
[技術的特徴230]
上記第1のバルブ要素は燃料サプライに結合可能である技術的特徴228記載のバルブ。
[技術的特徴231]
上記プランジャは上記シール位置にバイアスされる技術的特徴228記載のバルブ。
[技術的特徴232]
上記プランジャ、および上記第1のバルブのハウジングは、ノッチおよび止め部を具備し、ロック位置において、上記ノッチおよび上記止め部が整合しない技術的特徴228記載のバルブ。
[技術的特徴233]
ロック解除位置において、上記ノッチおよび上記止め部が整合する技術的特徴232記載のバルブ。
[技術的特徴234]
上記第1のバルブ要素の上記プランジャが、上記第2のバルブ要素の表面の突き合わせ鍵に対応する鍵を具備し、上記鍵の双方が整合したときに上記プランジャが上記ロック解除位置に移動可能になる技術的特徴228記載のバルブ。
[技術的特徴235]
上記プランジャは上記シール位置にバイアスされる技術的特徴228記載のバルブ。
[技術的特徴236]
ON位置およびOFF位置の間を移動可能なスイッチと、
燃料電池に流体的に結合可能な第1のバルブ要素を具備する容器と、
第2のバルブ要素を具備する燃料サプライとを有し、
上記燃料サプライは、上記第1のバルブ要素から上記第2のバルブ要素へと流路が選択的に形成されるように上記容器に取り外し可能に連結可能であり、スイッチは外側表面から後退して上記スイッチがユーザの指の肉付き部分により移動可能であることを特徴とする燃料電池システム。
[技術的特徴237]
上記スイッチは上記燃料サプライの表面に配置される技術的特徴236記載の燃料電池システム。
[技術的特徴238]
上記スイッチは上記容器の近傍に配置される技術的特徴236記載の燃料電池システム。
[技術的特徴239]
上記スイッチはラッチの少なくとも一部を有する技術的特徴236記載の燃料電池システム。
[技術的特徴240]
上記OFF位置は緩衝位置を有し、上記燃料サプライが上記容器に連結できないようにする技術的特徴236記載の燃料電池システム。
[技術的特徴241]
上記ON位置は非緩衝位置を有し上記燃料サプライが上記容器に接続できる技術的特徴236記載の燃料電池システム。
【符号の説明】
【0156】
1 燃料サプライ
2 電子ホスト装置
3 ラッチ
【技術分野】
【0001】
この出願は、「燃料カートリッジのバルブ」という名称で2004年11月1日に出願された本出願人の出願に係る特許出願10/978,949の一部継続出願であり、その出願は、「結合バルブを具備する燃料カートリッジ」という名称で2003年6月29日に出願された本出願人の出願に係る特許出願10/629,006の一部継続出願である。'949出願および'006出願の開示内容は参照してここに組み入れる。
【0002】
この発明は、一般には、種々の燃料電池用の燃料サプライシステムに関し、より具体的には、この発明は、操作抵抗をより大きくした燃料サプライシステムに関する。
【背景技術】
【0003】
燃料電池は、反応物質、すなわち燃料および酸素の化学エネルギを直流(DC)電気に直接変換する装置である。多くの漸増している用途において、燃料電池は、化石燃料の燃焼などの従来の発電よりも効率的であり、リチウムイオンバッテリーなどの携帯型蓄電池より効率的である。
【0004】
一般に、燃料電池技術はアルカリ燃料電池、高分子電解質燃料電池、りん酸燃料電池、溶融炭酸塩燃料電池、固体酸化物燃料電池、および酵素燃料電池のような様々な異なった燃料電池を含む。今日のより重要な燃料電池は、3つのカテゴリ、すなわち、(i)圧縮水素(H2)を燃料として利用する燃料電池、(ii)水素燃料に改質されるメタノール(CH3OH)、水素化ホウ素ナトリウム(NaBH4)、炭化水素(例えばブタン)又は他の燃料を利用する陽子交換膜(PEM)燃料電池、および、(iii)直接に非水素燃料を消費できるPEM燃料電池すなわち直接酸化燃料電池に分けることができる。最も一般的な直接酸化燃料電池は、ダイレクトメタノール燃料電池すなわちDMFCである。他の直接酸化燃料電池は、ダイレクトエタノール燃料電池およびダイレクトテトラメチルオルトカーボネート燃料電池を含む。
【0005】
圧縮された水素は一般に、高い圧力の下で保たれ、そのため、扱いが難しい。その上、大きい貯蔵タンクが通常必要で、消費者向け電子製品用に十分小さくすることができない。従来の改質燃料電池は、燃料を水素に変換させて燃料電池内で酸素と反応させるために改質材や気化および補助システムを必要とする。最近の進歩により、改質材または改質燃料電池が消費者向け電子製品に有望になっている。DMFCでは、メタノールが直接に燃料電池中で酸素と反応し、このDMFCは、最も簡単で可能性としては最も小さくなる燃料電池であり、消費者向け電子製品用の電力供給に最も有望である。
【0006】
比較的大きな供給に用いるDMFCは、酸化剤、典型的には空気または酸素を陰極に供給するファンまたはコンプレッサ、水/メタノール混合物を陽極に供給するポンプ、および膜電極アッセンブリ(MEA)を有する。電気を発生させる化学反応は燃料電池のそれぞれのタイプごとに異なる。DMFCでは、各電極での化学電気反応と燃料電池に関する総合的な反応は以下の通り記述される:
【0007】
陽極での半反応:
CH3OH + H2O → CO2 + 6H+ + 6e−
陰極での半反応:
O2 + 4H+ + 4e− → 2H2O
全体の燃料電池反応:
CH3OH + 1.5O2 → CO2 + 2H2O
【0008】
PEMを通る水素イオン(H+)が陽極から陰極を通り抜けてマイグレーションするために、また、自由電子(e−)がPEMを通り抜けられないため、電子は外部回路を通って流れなければならず、外部回路を通して電流を生じさせる。この外部回路は、モバイルすなわちセル電話、計算機、パーソナルデジタツアシスタンツ、ラップトップコンピュータ、電力ツールなどの有益な消費者向けの電子製品であってよい。
【0009】
DMFCは、特許文献1および特許文献2に開示されており、詳細はこれらに記載のとおりである。一般に、PEMはNafion(商標)などの高分子から作られており、DuPontから入手可能であり、厚さが約0.05mm〜約0.50mmの範囲のペルフルオ化合物材料、その他である。陽極は、典型的には、白金ルテニウムなどの触媒の薄層によってサポートされたテフロン(Teflonized)のカーボン紙から製造される。陰極は、典型的には、白金粒子が膜の一面に接着されるガス拡散電極である。
【0010】
金属水素化物、例えば、水素化ホウ素ナトリウム、改質燃料電池の他の燃料電池反応は、以下のようなものである:
NaBH4+2H2O→(加熱または触媒)→4(H2)+(NaBO2)
陽極での半反応:
H2→2H++2e−
陰極での半反応:
2(2H++2e−)+O2→2H2O
適切な触媒は白金およびルテニウム、その他である。水素化ホウ素ナトリウムを改質して生成された水素燃料は燃料電池中で、酸化剤例えばO2と反応させられ、電気(すなわち電子の流れ)および水の副産物を生成する。ホウ酸ナトリウム(NaBO2)の副産物も改質プロセスで生成される。水素化ホウ素ナトリウム燃料電池は特許文献3に検討されており、参照してここに組み入れる。
【0011】
直接水素化ホウ素燃料電池(DBFC)では、以下のような反応である:
陽極での半反応:
BH4−+8OH-→BO2-+6H2O+8e−
陰極での半反応:
2O2+4H2O+8e−→8OH−
【0012】
燃料電池アプリケーションのための最も重要な特徴の1つは燃料格納である。別の重要な特徴は燃料カートリッジから燃料電池に燃料の搬送を調整することである。DMFCシステムなどの燃料電池には、商業的に役に立つように、消費者の通常な用法を満足させることができるくらいの燃料を格納する能力がなければならない。例えば、モバイルすなわちセル電話、ノートコンピュータ、および個人的なデジタルアシスタント(PDA)のために、燃料電池は、少なくとも現行のバッテリと同等の間、好ましくは、はるかに長時間、これら装置に給電できなければならない。さらに、燃料電池は、容易に取替え可能、または詰め替え可能な燃料タンクを具備して、現行の再充電可能なバッテリに必要な長時間の再充電を最小化または省略するべきである。
【0013】
バルブが、燃料カートリッシ、燃料電池および/または燃料補給装置の間で燃料を輸送するのに必要である。公知文献は、特許文献4、特許文献5、特許文献6および特許文献7に開示されるような種々のバルブおよび流れ制御装置を開示している。
【0014】
燃料カートリッジに格納されて、バルブを通して輸送される燃料が苛性である場合があるので、ユーザによる意図しないバルブ操作に耐える燃料供給装置が要請される。
【特許文献1】米国特許第5,992,008号
【特許文献2】米国特許第5,945,231号
【特許文献3】米国特許第4,261,956号
【特許文献4】米国特許第6,506,513号
【特許文献5】米国特許第5,723,229号
【特許文献6】米国特許出願公開US2003/0082427A1
【特許文献7】米国特許出願公開US2002/0197522A1
【発明の概要】
【0015】
この発明は、ユーザによる意図しない操作を阻止する、より高い操作上の抵抗を伴う燃料電池用の燃料供給装置に向けられる。
【0016】
この発明の1つの側面によると、バルブには、2つの要素がある。1つは燃料供給に取り付けできて、もう片方が燃料電池か電子装置のどちらかに取り付けできる。第1および第2のバルブ要素は、相互に対して少なくとも2つの方向に移動可能であって、流路を形成でき、あるいは、単一の方向により大きな力の下で移動可能である。好ましくは、少なくとも2つの方向は、ユーザに、予め定められたレベルの認識能力および/または物理的な特性を保持するように要求して、意図しない操作の可能性を減少させる。そのような燃料供給装置は例えば、図1〜15および図17〜24、その他に示される。また図26〜41にあるような容器に対して燃料サプライの2つの動きを必要とする種々の他の実施例はこのタイプである。他の実施例は、図93〜96に示すように、接続するのに複数の動作を必要とし、取り外すのに単一の動作しか必要としない。他の実施例は、回転するシールプランジャが動かされるまで、例えば回転させられるまで、好ましくは開かない第1のバルブ要素と、第1のバルブ要素中でシールプランジャを動作、すなわち回転させることが可能な装置を具備する第2のバルブ要素を有しており、これを図97〜99に示す。また、以下に示されるようにこれらのシステムは分類することができる。これらのカテゴリは互いに排他的でない。
【0017】
他のタイプの燃料供給装置は第1のバルブ要素と、この第1のバルブ要素に接続可能な第2のバルブ要素を含む。第1のバルブ要素またはノズルが燃料供給の一部であり、第2のバルブ要素または出口が容器の一部である。容器は、燃料電池FC、補給装置または電子装置に係合可能である。また、容器には、逆止め弁などの内部のシールがあるかもしれない。この燃料供給装置はバルブ要素の1つのための作動装置を含むかもしれない。1実施例において、燃料サプライがノズルおよび容器の出口の間で選択的に流路を形成するように容器に取り外し可能に接続可能であり、アクチュエータがノズルを選択に開いて流路を形成する。アクチュエータは、図26〜27、および33〜34に示すような、静止したくさび部、図33〜39に示すような、ノズルを収容する回転可能な連結部材、図36〜37、42に示すようなピボット動作可能なアクチュエータであってよく、これは以下参照されたい。
【0018】
意図していないユーザへの操作上の抵抗を実現するために、他の燃料供給装置は、図25、28〜29に示すような、ノズルへのアクセスを制限するシールド、図42〜47に示すような、ノズルへのアクセスを制限するカバー、図30に示すような、カートリッジ保持組立体、図47、53〜59、65〜79に示すような、アクチュエータを阻止する種々のストップまたはラッチ部材を採用してよい。いくつかのカバーを取り除くには、図42bに示されるようにノズルにアクセスすることが可能となる前に、複数の動作を必要とする。図47に示されるようにいくつかのラッチは容器に位置付けることができ、いくつかのアクチュエータが図48〜50に示されるように燃料サプライに対して可動である。いくつかのラッチ部材が図65〜79に示されるようにピボット動作可能な場合があり、いくつかは、少なくとも図76〜79に示されるようにラッチメンバーの位置に依存して種々の作動力のうちの少なくとも1つを必要とする多モードかもしれない。いくつかのラッチは図71〜75に示すように複数の部品を有してよい。他のいくつかのラッチは図54〜59に示すように複数の動作で移動可能である必要がある。
【0019】
他のタイプの燃料供給装置は、容器、燃料電池または電子装置から燃料供給を取り外すために複数の動作、例えば少なくとも2つの方向の動きを必要とするかもしれない。取り外し操作は挿入動作と同じでもよいし、異なってもよい。別のタイプの燃料供給は、図45〜46に示されるように、例えば、少なくとも約2.25kgまたは3kgの大きな挿入力および/または引き抜き力を、単一または複数の動作として、接続のために必要としてよい。他の燃料システムは、図93〜96に示すように、単一の挿入操作と複数の取り外し動作を必要とし、または複数の挿入操作と単一の取り外し動作を必要とするかもしれない。他の燃料システムは挿入、取り外しまたは両方のために2本の手か2本の指を必要とするかもしれない。別の燃料供給装置は操作に閾値認識能力を必要とする。しかし、別の燃料供給装置は接続のために他の大きさが所定のものであることを必要とする。他の燃料供給装置は、接続するために図80〜81に示されるように視覚的に整列され、および/または音響的に確認されることを必要とする。他のシステムは、図82〜83に示すように、バルブを遮蔽するカバーすなわちゲートを有し、これらのゲートはバルブが接続のために露出される時間を制限するかもしれない。他の燃料システムは図85〜87に示されるように燃料へのアクセスを制御するON/OFFの機械的または電子的スイッチを有している。これらスイッチは図85−87に示すように開成のために複数の方向に移動し、図88に示すようにバイアスされてよい。図88bに示されるように大人のユーザのパルプによっていくつかのスイッチは接触して動かすことができる。スイッチは燃料供給が引っ込められるとき、自動的にオフにすることができるか、燃料供給が容器に挿入されるとき、自動的なオンするかもしれない。燃料供給のノズルまたはバルブ要素は図80〜81および91に示されるように燃料供給のセンタラインに対して偏芯して位置することができる。
【0020】
添付図面は明細書の一部を形成し、明細書との関連において理解されるべきであり、種々の図において類似の参照番号は類似の部分を示すために用いられる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】例示的な電子ホストデバイスに挿入される、図6〜16のバルブ要素が装着される燃料サプライを示す。
【図2】例示的な電子ホストデバイスに挿入される、図6〜16のバルブ要素が装着される燃料サプライを示す。
【図3】例示的な電子ホストデバイスに挿入される、図6〜16のバルブ要素が装着される燃料サプライを示す。
【図4】例示的な電子ホストデバイスに挿入される、図6〜16のバルブ要素が装着される燃料サプライを示す。
【図5】図6〜16のバルブ要素が装着される燃料サプライの代替的な実施例を示す。
【図6】この発明の他の側面に従う第1の連結バルブ要素の分解斜視図である。
【図7】初期位置のプランジャと組み立てられた状態における、図6のバルブ要素の拡大断面図である。
【図8】図7のバルブ要素の表面に使用される代替的な溝の拡大平面図である。
【図9】図9は図6のバルブ要素のプランジャの拡大斜視図である。
【図10】図6の第1のバルブ要素とともに使用されるのに適した第2の連結バルブ要素の分解斜視図である。
【図11】初期位置のプランジャと組み立てられた状態における、図10のバルブ要素の拡大断面図である。
【図12】図6および図10の第1および第2のバルブ要素の、当該要素が非連結で、接触していない場合の拡大断面図である。
【図13】図12のバルブ要素の、要素が結合されプランジャが初期位置にある場合の、拡大断面図である。
【図14】図13のバルブ要素のプランジャについての初期位置における、拡大斜視図である。
【図15】図13のバルブ要素を、当該要素が結合されプランジャが最終位置にあり燃料が流れるようにする状態で示す、拡大断面図である。
【図16】図11に示される第2のバル具要素の代替的な実施例の拡大断面図である。
【図17】この発明に従ったバルブアセンブリを伴う燃料カートリッジの斜視図である。
【図18】図17のバルブアセンブリの拡大断面図である。
【図18A】図17の燃料カートリッジのバルブ部分の拡大模式図であり、ネック部分の概要を示す。
【図19】図17のカートリッジとともに使用する容器の好ましい実施例の斜視図である。
【図20】図19の容器の線20−20に沿う断面図である;
【図20A】複数の保持リブ451を示すチャンネル450の正面図である。
【図21】図17の燃料カートリッジおよび図19の容器を、燃料カートリッジが初期の、非取り付け位置おいて示す斜視図である。
【図22】図21の燃料カートリッジおよび容器を、燃料カートリッジが部分的に挿入され中間的な取り付け位置にあり、燃料カートリッジバルブが閉状態である場合で示す、線22−22に沿う断面図である。
【図23】図21の燃料カートリッジおよび容器を、燃料カートリッジが作動位置にあり、燃料カートリッジバルブが開状態である場合で示す、斜視図である。
【図24】図23の燃料カートリッジおよび容器を、燃料カートリッジバルブが十分に挿入されて開上程である場合で示す、線24−24に沿う断面図である。
【図25】燃料カートリッジの代替的な好ましい実施例の斜視図である。
【図26】図25の燃料カートリッジ、および容器を、燃料カートリッジおよびバルブアセンブリが中間的な状態で取り付けられた状態で示す、断面図である。
【図27】図25の燃料カートリッジ、および容器を、燃料カートリッジおよびバルブアセンブリが十分に取り付けられた状態で示す、断面図である。
【図28】図25のカートリッジの平面図である;
【図29】図26のカートリッジおよび当該カートリッジのバルブに係合する容器の一部を示す平面図である。
【図30】カートリッジ保持アセンブリにおける図26のカートリッジの底面図である。
【図31A】図28のカートリッジの代替実施例の平面図である。
【図31B】図31Aのカートリッジの別の実施例の斜視図である。
【図32】ノズルの代替的な実施例、および図26のカートリッジとともに使用する修正された容器を示す拡大立面図である。
【図33】図25の燃料カートリッジおよび連結部材付きの修正された容器を、燃料カートリッジおよび容器が非装着状態である場合で示す、断面図である。
【図34】図25の燃料カートリッジおよび連結部材付きの修正された容器を、燃料カートリッジおよび容器が装着状態である場合で示す、断面図である。
【図35】図33の容器の連結部材の断面図である。
【図36】修正された燃料カートリッジおよび修正された容器を、燃料カートリッジおよび容器が非装着状態である場合で示す、断面図である。
【図37】修正された燃料カートリッジおよび修正された容器を、燃料カートリッジおよび容器が装着状態である場合で示す、断面図である。
【図38】修正されたシールドおよび修正された連結部材を、非装着状態で示す部分断面図である。
【図39】修正されたシールドおよび修正された連結部材を、装着状態で示す部分断面図である。
【図40】修正されたノズルおよび修正された連結部材を具備する燃料カートリッジを、燃料カートリッジが非装着位置にある場合で示す、部分断面図である。
【図41】図40の変更された連結部材の斜視図である。
【図42A】ピボット動作可能なアクチュエータおよびカバーの斜視図である。
【図42B】図42Aのカートリッジおよびカバーをロックチャンネルを伴って示す斜視図である。
【図43】図42の燃料カートリッジおよびカバーと容器とを、燃料カートリッジおよび容器が非装着状態である場合で示す、断面図である。
【図44】図42の燃料カートリッジおよびカバーと容器とを、燃料カートリッジおよび容器が装着状態である場合で示す、断面図である。
【図45】他のカバーおよび容器を伴う図42の燃料カートリッジを、燃料カートリッジおよび容器が非装着状態である場合で示す、断面図である。
【図46】他のカバーおよび容器を伴う図42の燃料カートリッジを、燃料カートリッジおよび容器が非装着状態である場合で示す、断面図である。
【図47】カバーおよび修正された容器を伴う図42の燃料カートリッジを、燃料カートリッジおよび容器が非装着状態である場合で示す、断面図である。
【図48】修正された燃料カートリッジの一部断面した平面図である。
【図49】図48のバルブアクチュエータの平面図である。
【図50】図48のカートリッジとともに使用される修正されたバルブ弁アクチュエータの平面図である。
【図51】修正された燃料カートリッジを、燃料カートリッジおよび容器が非装着状態の場合で示す、一部を断面下平面図である。
【図52】修正された燃料カートリッジを、燃料カートリッジおよび容器が装着状態の場合で示す、一部を断面下平面図である。
【図53】容器およびこれとともに使用する取り外し可能なラッチ部材を、取り外し可能なラッチ部材をブロックおよび非ブロック位置出ある場合で示す一部断面した平面図である。
【図54】修正された燃料カートリッジを移動可能ラッチまたはブロック部材とともに示す斜視図である。
【図55】図54のバルブアクチュエータおよびラッチ部材の拡大斜視図である。
【図56A】図54の燃料カートリッジと変更された容器を、燃料カートリッジが非装着位置にある場合で示す断面図である。
【図56B】起伏を伴う他の修正された容器を示す正面図である。
【図57】他の移動可能のラッチ部材を具備する修正された燃料カートリッジを、燃料カートリッジおよび容器が非装着状態である場合で示す一部断面した平面図である。
【図58】他の移動可能のラッチ部材を具備する修正された燃料カートリッジを、燃料カートリッジおよび容器が装着状態である場合で示す一部断面した平面図である。
【図59A】図57の燃料カートリッジの一部とラッチ部材を示す断面図である。
【図59B】図57の燃料カートリッジの一部とラッチ部材を示す断面図である。
【図59C】図57の燃料カートリッジの一部とラッチ部材を示す断面図である。
【図60】大きな力のバネを具備する修正された燃料カートリッジおよび大きな力のバネを具備する修正された容器を、燃料カートリッジおよびバルブアセンブリが非装着位置にある場合で示す一部断面図である。
【図61】大きな力のバネを具備する修正された燃料カートリッジおよび大きな力のバネを具備する修正された容器を、燃料カートリッジおよびバルブアセンブリが装着位置にある場合で示す一部断面図である。
【図62】回転可能カムを伴う修正された燃料カートリッジを、燃料カートリッジおよびバルブアセンブリがブロック位置にある場合で示す一部断面した平面図である。
【図63】回転可能カムを伴う修正された燃料カートリッジを、燃料カートリッジおよびバルブアセンブリが非ブロック位置にある場合で示す一部断面した平面図である。
【図64】図62のカムの平面図である。
【図65】ピボット移動可能なラッチ部材を伴う修正された燃料カートリッジおよび容器を、燃料カートリッジおよびバルブアセンブリが非装着位置にある場合で示す平面図である。
【図66】ピボット移動可能なラッチ部材を伴う修正された燃料カートリッジおよび容器を、燃料カートリッジおよびバルブアセンブリが非装着位置にある場合で示す平面図である。
【図67】修正されたピボット移動可能なラッチ部材を伴う修正された燃料カートリッジおよび容器を、燃料カートリッジおよびバルブアセンブリが非装着位置にあり、ラッチ部材がブロック位置にある場合で示す平面図である。
【図68】図67のラッチ部材および容器を示す平面図である。
【図69】図67の燃料カートリッジおよび容器を、燃料カートリッジが部分的に取り付けられ、ラッチ部材が中間的なラッチ位置にある場合で示す一部断面した平面図である。
【図70】図67の燃料カートリッジおよび容器を、燃料カートリッジが取り付け位置にあり、バルブアクチュエータが作動され、ラッチ部材が、当該ラッチを非ロック位置に固定する第2のラッチ位置にある場合で示す一部断面した平面図である。
【図71】2つの運動のピボット移動可能なラッチ部材および容器を、ラッチ部材がロック位置にある場合で示す一部断面した平面図である。
【図72】2つの運動のピボット移動可能なラッチ部材および容器を、ラッチ部材がロック位置から非ロック位置に移行する場合で示す一部断面した平面図である。
【図73】2つの運動のピボット移動可能なラッチ部材および容器を、ラッチ部材が非ロック位置にある場合で示す一部断面した平面図である。
【図74】他の2つの運動のピボット移動可能なラッチ部材を伴う他の修正された燃料カートリッジおよび容器を、ラッチがロック位置にある場合で示す一部断面した平面図である。
【図75】他の2つの運動のピボット移動可能なラッチ部材を伴う他の修正された燃料カートリッジおよび容器を、ラッチが非ロック位置にある場合で示す一部断面した平面図である。
【図76】他の2つの運動のピボット移動可能なラッチ部材を伴う修正された多重モード燃料カートリッジおよび容器を、当該カートリッジが緩衝位置にある場合で示す一部断面した平面図である。
【図77】他の2つの運動のピボット移動可能なラッチ部材を伴う修正された多重モード燃料カートリッジおよび容器を、当該カートリッジが作動位置にある場合で示す一部断面した平面図である。
【図78】代替的なピボット移動可能なラッチ部材を伴う修正された燃料カートリッジおよび容器を、当該カートリッジが緩衝位置にある場合で示す一部断面した平面図である。
【図79】代替的なピボット移動可能なラッチ部材を伴う修正された燃料カートリッジおよび容器を、当該カートリッジが非緩衝位置にある場合で示す一部断面した平面図である。
【図80】この発明の他のカートリッジ、および燃料電池の電子装置内の対応する容器を示す部分斜視図である。
【図81】この発明の他のカートリッジ、および燃料電池の電子装置内の対応する容器を示す部分斜視図である。
【図82A】スライドゲートを具備するカートリッジの前面斜視図である。
【図82B】スライドゲートを具備するカートリッジの前面斜視図である。
【図83】カートリッジが容器から引き抜かれるときにゲートを開位置から開放してゲートを閉位置に復帰させる戻り止めを具備する容器の前面斜視図である。
【図84】時間遅延ゲートを具備するカートリッジ燃料電池または装置の模式的な平面図である。
【図84A】時間遅延ゲートを具備するカートリッジ燃料電池または装置の図である。
【図84B】時間遅延ゲートを具備するカートリッジ燃料電池または装置の図である。
【図85】ON/OFFスイッチおよびバルブまたはゲートを具備する、この発明のカートリッジの部分斜視図である。
【図86A】例示的なスイッチ構造を示す図である。
【図86B】例示的なスイッチ構造を示す図である。
【図86C】例示的なスイッチ構造を示す図である。
【図86D】例示的なスイッチ構造を示す図である。
【図87】図85のカートリッジの実現可能な位置および接続を示す模式的な回路図である。
【図88A】バネバイアスのスイッチの部分断面図である。
【図88B】バネバイアスのスイッチの部分断面図である。
【図89A】装置から引き抜かれた図85または図87のカートリッジの模式的な側面図である。
【図89B】装置に挿入された図85または図87のカートリッジの模式的な側面図である。
【図90】カートリッジが引き抜かれるときにOFF位置へスイッチを復帰させるように構成された図89Aに示される斜面の比較用の側面図である。
【図91】カートリッジおよび対応する磁気バルブを具備する容器の部分模式図である。
【図92】図91の磁気バルブの断面図である。
【図93A】この発明に従う他の容器の模式図である。
【図93B】この発明に従う他の容器の模式図である。
【図93C】この発明に従う他の容器の模式図である。
【図93D】図93A−Cの容器の代替的な実施例の模式図である。
【図93E】図93A−Cの容器の代替的な実施例の模式図である。
【図93F】図93A−Eの容器とともに使用可能なカートリッジの部分側面図である。
【図94A】この発明のカートリッジと容器の他の実施例の模式図である。
【図94B】この発明のカートリッジと容器の他の実施例の模式図である。
【図95】図10−11のバルブ要素の修正されたハウジングの分解図である。
【図96】図95の修正されたバルブハウジングを具備する図15に示されるバルブの断面図である。
【図97】この発明に従う他のバルブの断面図である。
【図98A】図97中の線98aに沿う断面図である。
【図98B】図97中の線98bに沿う断面図である。
【図99A】図97中の線99aに沿う断面図である。
【図99B】図97中の線99bに沿う断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
添付図面に例示され、以下で詳細に説明されるように、この発明は、燃料電池用の燃料、例えば、メタノールおよび水、メタノール/水混合物、種々の濃度または純粋なメタノールのメタノール/水混合物を貯蔵する燃料サプライに向けられている。メタノールは多くの種類の燃料電池、例えば、DMFC、酵素燃料電池、および改質燃料電離、その他に利用できる。燃料サプライは、他の種類の燃料電池燃料、例えば、エタノールまたはアルコール、水素化ホウ素ナトリウムのような金属水素化物、水素に改質できる他の化学物質、または、燃料電池の性能を改善する他の化学物質を含んでよい。燃料は、水酸化カリウム(KOH)電解質を含み、これが金属燃料電池またはアルカリ燃料電池とともに使用でき、燃料サプライ中に貯蔵できる。金属燃料電池に対しては、燃料はKOH電解質反応溶液に浸漬された液体担持亜鉛粒子の形態をしており、電池空洞中の陽極は亜鉛粒子からなる粒状陽極である。KOH電解質溶液は、「1または複数の負荷に電力供給するように構成された燃料電池システムの使用方法」という題名で2003年4月24日に公開された米国公開特許出願2003/0077493に開示されており、参照してここに組みこむ。燃料は、また、メタノール、過酸化水素、および硫酸の混合物を含み、これはシリコンチップ状に形成された触媒を通過して流れ燃料電池反応を生成する。燃料は、また、メタノール、水素化ホウ素ナトリウム、電解質、および他の化合物、例えば、米国特許第6,554,877号、同第6,562,497号、および同第6,758,871号に説明されているもののブレンドまたは混合物を含み、これらは参照してその内容をここに組みこむ。燃料は、また、米国特許第6,773,470号に説明されている、溶媒中に部分的に溶解し、部分的に懸濁するもの、ならびに、米国公開特許出願2002/076602に説明されている、液体燃料および固体燃料を含むものを含み、これらは参照してその内容をここに組みこむ。
【0023】
燃料は、また、上述のように、水素化ホウ素ナトリウム(NaBH4)のような金属水素化物および水を含み、反応により低圧力、低温度しか生成されない。燃料は、さらに、炭化水素燃料を含み、炭化水素燃料は、これに限定されないが、ブタン、灯油、アルコール、および天然ガスを含み、これは、「液体ヘテロインタフェース燃料電池デバイス」という題名で、2003年5月22日に公開された米国公開特許出願2003/0096150に開示されており、参照してここに組みこむ。燃料は、また、燃料と反応する液体酸化物を含む。したがって、この発明は、サプライ中に含有され、また、その他、燃料電池システムにより使用される、任意のタイプの燃料、電解質溶液、酸化物溶液または液体または固体に制約されない。ここで使用される用語「燃料」は、燃料電池または燃料サプライ中で反応することができるすべての燃料を含み、また、上述の適切な燃料、電解質溶液、酸化物溶液、液体、固体および/または化学物質ならびにこれらの混合物のすべてを含むが、これに限定されない。
【0024】
ここで使用される用語「燃料サプライ」は、これに限定されないが、使い捨てカートリッジ、再充填可能/再使用可能カートリッジ、電子製品内に配置されるカートリッジ、電子製品の外部に配置されるカートリッジ、燃料タンク、燃料リザーバ、燃料再充填タンク、燃料を貯蔵する他のコンテナ、および、燃料タンク、コンテナ、燃料電池または燃料電池が給電する電子製品に結合された管材を含む。1のカートリッジがこの発明の例示的な実施例との関連で以下に説明されるが、これら実施例は他の燃料サプライにも適用可能であり、この発明は燃料サプライのいかなる特定のタイプにも限定されないことに留意されたい。
【0025】
この発明の燃料サプライは、燃料電池で使用されない燃料を貯蔵するのに使用しても良い。これらの用途は、これに限定されないが、シリコンチップ上に構築されたマイクロガスタービン用の炭化水素および水素燃料を貯蔵することであり、"Here Come the Microengines"、The Industrial Physicist(2001年12月/2002年1月)、pp.20−25に検討されている。この出願の目的に関し、「燃料電池」はこれらマイクロエンジンも含む。他の用途は、内燃機関エンジン用の伝統的な燃料や、ポケットおよび実用ライター用の炭化水素例えばブタンおよび液体プロパンを貯蔵することである。
【0026】
ここで使用される用語「容器」は、これに限定されないが、燃料サプライまたは燃料サプライからのバルブを収容する任意の機構または要素を含む。この用語は、さらに、電子装置または燃料電池のキャビティやそこからの突起を形成し、またそのフェースを構成する装置または要素を含む。例示的な容器は、バルブ、整列機構、保持機構、および電子インタフェースを含む。
【0027】
適切な燃料サプライは、本出願人の2003年1月31日出願に係る米国特許出願10/356793、「燃料電池用の燃料カートリッジ」に開示されているものを含む。この出願の開示内容は参照してここに組み入れる。
【0028】
広くは、この発明の燃料サプライシステムは協力関係にあるバルブ要素を含む。燃料を含む燃料カートリッジに1つのバルブ要素は噛み合わせることができて、燃料電池FC、補給装置または燃料電池により給電される電子装置にもう片方のバルブ要素は噛み合わせることができる。一般に、この発明はいくつかのタイプの燃料サプライシステムに適用される。1つのタイプの燃料サプライシステムが第1のバルブ要素と、この第1のバルブ要素に接続可能で当該第1の要素と第2のバルブ要素を介して流路を形成する第2のバルブ要素とを含む。ここで使用されるように、「バルブ要素」は。これに限定されないが、シールを具備するバルブ要素、例えば逆止めバルブ、カモノハシバルブ、電気バルブ(例えば、電磁弁)、磁気バルブおよび閉止されたスリットを具備するワッシャー(隔壁としても知られる)、シールを伴わないバルブ要素、例えば、オープンチューブ、出口、またはピアス針を含む。少なくともバルブ要素の1つには、内部のシールがあるべきである。例えば、適当なバルブは、内部シールを具備する1つのバルブ要素と開放した導管を具備する他のバルブ要素とを有して、内部シールが開くと流路がそこで確立されるようにしてよい。適切なバルブ要素は親出願、'006親出願、および米国公開特許出願2003/0082427において検定されており、その内容は参照してここに組み入れる。
【0029】
適当な燃料電池カートリッジの実施例は図1に示される。カートリッジまたは燃料サプライ1は上述のように任意のタイプの燃料電池燃料も含んでよい。
【0030】
図1〜5を参照すると、燃料サプライ1は、バルブ要素140または240の1つがあって、電子ホスト装置2はもう片方のバルブ要素を備えている。まず最初に燃料サプライ1が装置2に対して配置されて、バルブ要素140および240が互いに整列される(図1に示される)。次に、燃料サプライ1および/または電子装置2が互いに対して並進方向Tに沿って動かされ、バルブ要素140、240は互いに挿入される。その後、燃料サプライ1および装置2が相互に対して軸Aの回りを方向Rに回動して、バルブ要素140、240中のカム面176、276(図7および10に示す)が相互に作用してバルブ要素140および240の間に流体連通を形成する。方向Rに回転して後の燃料サプライ1が図3および4に示される。ここ時点で、燃料はポンプその他により装置2内の燃料電池FCに送ることができる。並進運動と回転運動が図1−3に例示されているけれども、電子ホスト装置2、または、燃料電池FCに燃料サプライ1を接続するのに2つ以上の動きのどのような組み合わせも使うことができることに留意されたい。例えば、順不同な2つの並進運動、2つの回転運動、または1つの並進運動と1つの回転運動を採用できる。さらに、燃料サプライ1をリリースするためにここで検討したのと異なった要素、操作、または運動を必要とする、種々のロックまたはロック解除メカニズムを、燃料サプライ1と電子装置2のために設計したり、または実装できるであろう。
【0031】
また、オプションとして、燃料サプライ1はラッチ3をその表面に具備して、流体連通がバルブ要素140、240の間で確立された後に当該ラッチ3が電子ホスト装置2上の対応するでっぱり4と係合して、適所で燃料サプライ1を保持するようにできる。ラッチ3が燃料サプライ1に回転式に取り付けられ、一端で引っかけられてでっぱり4にロックされるように示されるけれども、ラッチ3はどのような構造を具備して良く、また任意の態様で燃料サプライ1に結合または保持されてよい。例えば、ラッチ3は、燃料サプライ1に一体に接続されたアームであって、モーメントがアームに印加されるときアームが曲がってでっぱり4にロックするようになっていてもよい。
【0032】
図5に示される代替実施例では、燃料サプライ1には、バルブ要素140または240の1つがあって、電子ホスト装置2はもう片方のバルブ要素を備えている。まず燃料サプライ1が装置2に対して配置され、バルブ要素140と240が整合される。次に、燃料サプライ1および/または電子装置2が相互に対して並進方向Dlに沿って動かされ、バルブ要素140、240は互いに挿入される。その後、燃料サプライ1および装置2が相互に対してカートリッジ軸Lcの回りを方向Rに動かされ、バルブ要素140および240中のカム面176、276(図7および10に示す)が相互に作用してバルブ要素140および240の間を流体連通させる。この時点で、燃料はポンプ等により燃料サプライ1から装置2中の燃料電池へと搬送可能になる。
【0033】
カートリッジ軸Lcは図5に示されるように軸Aと同軸でも良いし、図10に示されるカートリッジ軸Lcと非同軸でもよい。カートリッジLcは軸Aに対して実質的に垂直である。
【0034】
図6は、第1のバルブ要素140の1実施例を示し、これが第2のバルブ要素240とともに、Vで示される(図12参照)連結バルブを形成する。これを図10に示す。第1のバルブ要素140は、カートリッジ1または燃料電池、または補給装置または電子装置と係合可能であり、これは図1に示すとおりである。
【0035】
第1のバルブ要素140は段差つき室部144を形成する主ハウジング142を含む。プランジャ146、スプリング148、およびエンドキャップ150の一部が室部144の中に収容される。プランジャ146は室部144中で主ハウジング142に対して長さ方向Lに移動可能である。ただし、エンドキャップ150は取り外し可能または取り外し不可能な態様で主ハウジング142に固定される。好ましい1実施例では、エンドキャップ150はスナップフィット、または超音波溶着で主ハウジング142に取り付けられて良い。代替的には、粘着性のボンディング、超音波ボンディング、溶接、スピン溶接、無線周波数溶接、ヒートシール、その他でこれらの部品を接合することができる。エンドキャップ150は、燃料がそれを通して流れるように図7に示されるように多くの開口152を形成する。
【0036】
図6および7を参照すると、主ハウジング142は、室部144を外側室部部分144aおよび内側チャンバ部分144bに分割する、径方向内側に伸びる壁154をさらに有する。壁154は、外部と内側および外側室部部分144aおよび144bの間の流体連通を実現する開口156を含む。外部Oリング136は径方向の壁154の外部側に配置される。代わりに、Oリング136はバルブ要素240に配置することができる。
【0037】
主ハウジング142の内部表面158が、第1の端部142aの近傍で、溝160(仮想線で示す)を含み、これが長さ方向に伸びるセクション160a(仮想線で示す)および周方向に伸びるセクション160b(仮想線で示す)を具備する。望ましくは、セクション160aとセクション160bの第1の部分との間の角度θは図7に示されるように約90°である。代替的な実施例では、図8に示されるように、セクション160aとセクション160b'の最初の部分との間の角度θは約90°よりも大きい。図8の構成の利点について以下で検討する。
【0038】
主ハウジング142の内部表面158は、第1の端部142bの近くで、長さ方向に伸びる溝162を有する(仮想線で示す)。主ハウジング142は、第2の端部142bの近傍で、さらに周方向に伸びる凹み164(仮想線で示す)を含む。
【0039】
図6〜9を参照すると、プランジャ146は、直径を大きくした直径部分146aと直径を小さくした部分146bとを含む。拡大した部分146aは、長さ方向に伸びるロッド166を含み、これがチャンバ168により周方向に包囲される。ロッド166は自由端166aを含む。直径が大きな部分146aの外側の表面は、長さ方向に伸びる突起リブ170を含む。拡大した部分146aの径方向に伸びる表面172は内側Oリング174を収容する。
【0040】
直径が減少している部分146bは表面178から突出するカム表面176を含む。カム面176と表面178の自由端176aの間の距離をd3で示す。カム面176はさらにランプ部分176bを含む。図6を参照すると、エンドキャップ150は壁182から突出する外側リング180を含む。エンドキャップ150は、さらに、壁182から突出して、リング180と同軸に配されて中央に位置するロッド184を含む。ロッド184は自由端184aを含む。
【0041】
図6〜9を参照すると、プランジャ146が主ハウジング142中に位置するときにプランジャ146のリブ170が主ハウジングの溝162中に収容されて、プランジャ146が主ハウジング142に確実に整合させる。プランジャ146の直径が拡大した部分146aは主ハウジング142の内側室部部分144b内に収容され、プランジャ146の直径が減少している部分146bは開口156を介して外に伸びている。次に、スプリング148はロッド166を囲むプランジャの内側室部168の中で取り付けられる。そして、エンドキャップ150が主ハウジング142に結合され、スプリング148がエンドキャップロッド184を囲み、リング180が主ハウジング142の凹み164に収容されるようになる。
【0042】
バルブ要素140の部品は、当初位置、すなわちシール位置でスプリング148がプランジャ146をバイアスして、この結果、内側O−リング174が径方向の壁154に対してシール係合状態となる。また、当初位置すなわちシール位置では、プランジャ146がエンドキャップ150から離間され、距離dlがプランジャロッド自由端166aとエンドキャップロッド自由端184aの間を伸びる。
【0043】
図10を参照すると、第2のバルブ要素240は室部244を形成する主ハウジング242を含む。プランジャ246、スプリング248、およびエンドキャップ250の一部は室部244の中に収容される。プランジャ246は、室部244の中でハウジング242に対して長さ方向Lに移動可動である。ただし、エンドキャップ250は取り外し可能に、あるいは取り外し不可能な態様でハウジング242に固定される。好ましい1実施例では、エンドキャップ250は超音波溶着により主ハウジング242に溶接される。代わりに、粘着性のボンディング、超音波ボンディング、スナップフィット、溶接、無線周波数溶接、ヒートシール、その他でこれらの部品を接合してよい。エンドキャップ250は、燃料が通り抜けるために図11に示されるように多くの開口252を形成する。
【0044】
図10〜11を参照すると、主ハウジングは、さらに、径方向内側に伸びる壁254を含み、これが室部244を分割する外側室部部分244aおよび内側室部部分244bに分割する。壁254は、外側および内側の室部部分244a,bとの間に流体連通を実現するために開口256を含む。ハウジング242は、内側表面258および第1の端部242aを含む。主ハウジング142の内側表面158は第2の端部242bの近傍で長さ方向に伸びる溝262(仮想線で示す)を含む。主ハウジング242の内部は第2の端部242bの近傍でさらに周方向に伸びる凹み264(仮想線で示す)を含む。突出したピン265は主ハウジング242の外側の表面259から伸びている。2以上はピン265および対応する溝260があってよい。
【0045】
プランジャ246はプランジャ146と同様で、直径が拡大している部分246aと直径が減少している部分246bを含む。直径が拡大している部分246aは、長さ方向に伸びるロッド266を含み、これが内側の室部268により周方向に包囲されている。ロッド266は自由端266aを含む。直径が拡大している部分246aの外側の表面は、長さ方向に伸びる突起リブ270を含む。拡大した部分246aの径方向に伸びる表面272は内側O−リング274を収容する。
【0046】
直径が減少している部分246bは表面278から突出するカム表面276を含む。カム面276と表面272の自由端276aの間の距離はd3で示される。カム面276はさらにランプ部分276bを含む。図10を参照すると、エンドキャップ250は壁282から突出する外側リング280を含む。エンドキャップ250はさらに壁282から突出するロッド284を含み、これは、中央に配置され、リング280と整合される。ロッド284は自由端284aを含む。
【0047】
主ハウジング242の中にプランジャ246があるとき、リブ270は溝262に収容され、プランジャ246が適切に主ハウジング242と整合するようになす。プランジャ246の拡大した部分246aは主ハウジング242の内側室部部分244b内に収容され、プランジャ246の減少した直径部分246bは開口256を介して伸びる。次に、スプリング248は、ロッド266を囲むプランジャの内側室部268の中に挿入される。そして、エンドキャップ250が主ハウジング242に結合され、スプリング248がエンドキャップロッド284を囲み、リング280が主ハウジングの凹み264に収容されるようになる。
【0048】
図11を参照すると、バルブ要素240の部品は、初期位置で、スプリング248がプランジャ246をバイアスしてO−リングが径方向の壁254とシール係合するように、構成される。また、初期位置またはシール位置で、プランジャ246がエンドキャップ250から離間されて、距離d2はプランジャロッド自由端266aとエンドキャップロッド自由端284aの間に距離d2が形成される。
【0049】
図7、11および14を参照して、バルブVの動作を検討する。以下に示すように、バルブ要素240は燃料電池または装置に結合され、バルブ要素140はカートリッジに結合される。ただし、配置は逆にすることができる。以下のテーブルはバルブVの操作を要約である:
【表1】
【0050】
上の表を詳細に検討する。バルブ要素140および240が連結のために相互に近づくとき(図12参照)、外側室部部分144aが要素240の第1の端部242aを収容して要素240の一部が要素140に収容される。要素240の端部242aが外側のOリング136に接触して要素間シールを形成する。要素140および240を適切に整合するために、バルブ要素240上のピン265がバルブ要素140の溝部分160aに収容される。ピン265が溝部分160aの端部に到達するとき、カム面の自由端176aおよび276aは接触せずに隣り合い、これは図14に最も良く示される。これがステップ1の長さ方向の挿入動作である。距離d1およびd2は挿入時には変わらず、プランジャ146および246はそれぞれの初期位置すなわちシール位置にあり、これは図13に示す。この結果、バルブ要素240の長さ方向の移動が終了すると、内側のOリング174および274のシールにより要素140および240の間の燃料の流れが阻止されてバルブ要素240およびバルブ要素140は閉じられる。
【0051】
図7および15を参照すると、ステップ2において、ハウジング242が部分的に回転してピン265が周方向の溝部分160bに沿って2つのカム面176および276が相互に接触するまで移動する。さらに、Oリング136が圧縮されてバルブ要素140および240の間の要素間シールを確立する。
【0052】
ステップS3において、1実施例ではバネ248がバネ148より弱くなっており、要素240が回転するときに、カム面の斜面分176bおよび276bが接触して弱いバネ248によりバイアスされているプランジャ246のみが端部キャップ250へと移動して距離d2を減少させる。ただし、d1は実質的に不変である。この回転移動により、内部のOリング274におけるシールが開放されるが、内部Oリング174におけるシールは閉成状態のままである。このステップの間、d2がゼロに近づき第2の要素240のピン265が溝部分160bの端に到達しない。
【0053】
ステップS4において、主ハウジング242はさらに回転させられ、プランジャ246が溝部分160bの端に到達し、このさらなる移動(d2がゼロになる)によりバネ148に抗して、プランジャ146が移動して距離d1を減少させる。このさらなる回転運動により、内部Oリング174のシールが開成され、この結果、要素140および240の間に燃料の流れFが生成される(図15に示す)。要素140、240、および距離d1、d2、およびd3は、上述した動作シーケンスが起こるように構成される。
【0054】
主ハウジング242が逆方向に回転させられバルブ要素140から外されると、シーケンスが反転してプランジャ146がバネの力を借りて初期位置に戻りバルブ要素140を閉成し、その後、プランジャ246がバネ248の力を借りて初期位置に戻りバルブ240を閉成する。図8を参照すると、セクション160a,bの間の角θを90°を越える角度まで増加させることにより、プランジャ246がステップ2−4において外部Oリング136により大きな力を加える。
【0055】
図11および12−15を参照する。代替的な実施例のバルブ要素240において、内部Oリング274を、プランジャ246が距離d2を減少させて移動するときに拡張して要素240をシールし続ける材料から製造できる。この代替的な実施例では、動作のシーケンスは以下の表に示される。
【表2】
【0056】
このような実施例において、バネ248はバネ148より弱く、バルブ要素140は先に検討したように動作する。ただし、バルブ要素240は、Oリング274を具備し、これが、ステップ2および3において、主ハウジング242が距離d2がゼロの点に回転するまで、拡張してシールを継続する。この時点で、拡張するOリング274はもはや要素240をシールすることがなく、さらに主ハウジング242が回転すると、プランジャ546が548に抗して移動してd1を減少させてバルブ要素140および240を介した流路を開成する。
【0057】
シーケンスが反転すると、プランジャ146はバネ148の力を借りて初期位置に復帰し、バルブ要素140を閉成する。この後、プランジャ246がバネ248の力を借りて初期位置に復帰してバルブ240を閉成する。
【0058】
図12−16を参照する。さらに他の実施例において、バルブ要素340をバネ248および内部のOリング274(図10および16参照)を伴うことなしに、また、距離d2をゼロにするように、製造できる。この結果、プランジャ246が移動できず、バルブ要素340は常に開成している。この代替的な実施例では、動作ノーシーケンスは下記の表に示される。
【表3】
【0059】
このような実施例では、バルブ要素340はステップ1−4において常に開成している。ピン265が上述したように溝160bの端部に到達すると、バルブ要素140が閉成状態から開成状態に移動して要素140および340の間の流路を形成する。
【0060】
シーケンスが反転すると、プランジャ146はバネ148の力を借りて初期位置に復帰し、バルブ要素140を閉成する。
【0061】
再度、図10、6および12−15を参照する。さらに他の実施例において、この代替的なバルブ要素は、リブ270およびピン265を伴うことなしに製造できる点を除いて、バルブ要素240と類似する。換言すると、バルブ要素240においては、プランジャ246は主ハウジング242に対して長さ方向および回転方向に移動可能であるけれども、バルブ要素140においては、プランジャ146は主ハウジング142に対して長さ方向にのみ移動可能である。この構成は逆でもよい。この結果、バルブVを形成させるためにバルブ要素240を回転移動させる必要がない。好ましくは、この実施例で用いられるOリングは図7に示される弾性ゴムと同様に十分な厚さを有し、使用されるバネは捩じれサポートを実現して、係合が外れたときに、プランジャをその閉成位置に復帰させる。この代替的な実施例では、動作のシーケンスは以下の表のとおりである。
【表4】
【0062】
このような実施例において、バネ248は先に検討したようにバネ148より弱い。バルブ要素240は、バルブVを開成するために長さ方向に移動してバルブ要素140に入り込むだけでよい。バルブ要素240の最初の挿入時に(ステップ1)、バネ248はバネ148より先に屈伏してバルブ要素240が開成する。ただし、バルブ要素140はステップ2を通じて閉のままである。カム面176、276のために、また、リブ270および溝262を除去しているため、主ハウジング242が長さ方向に移動するとプランジャ246がプランジャ146に対して回転する。ただし、バネ148は、主ハウジング242が予め定められた距離だけ移動するまでは、屈伏しない。ステップ3において、主ハウジング242が相対的に移動すると、プランジャ146が閉状態から開状態に移動して要素140および240の間の燃料流が形成されるまで、プランジャ246がプランジャ146を移動させる。この結果、バルブVを2−動作起動バルブ(図12に示すようなもの)から上述した1−動作起動バルブへと変換できる。
【0063】
シーケンスが反転すると、プランジャ146はバネ148の力を借りて初期位置に戻りバルブ要素を閉成し、その後、プランジャ246がバネ248の力を借りて初期位置に戻る。先のシーケンスは主ハウジング242の移動に関連して説明したが、必要なことはバルブ要素間の相対的な動作である。
【0064】
図17を参照すると、電子ホスト装置2、燃料電池FCまたは補給装置とともに使用される燃料カートリッジ400が示される。燃料カートリッジ400は格納ハウジング402、接続部分404、および第1のバルブ要素すなわちバルブアセンブリ406を含む。格納ハウジング402は、燃料を内包するための室部を含む(図示しない)。ハウジング402は、燃料ブラダーまたは燃料ライナー(図示しない)を収容するような構造およびサイズを有して良い。燃料ライナーは、本出願人の出願に係る、2003年7月29日出願の「柔らかなライナーを具備する燃料カートリッジ」というタイトルの米国特許出願10/629,004に十分に開示されている。その出願の内容は参照してここに組み入れる。室部またはライナーが流体的にバルブアセンブリ406に接続される。接続部分404は、底の拡大した部分408と、先端の拡大した部分410と、その間に配されたネック412とを含む。トップ部分410はキーまたは突起416を含む。ネック412は全体として平行な径方向に対向する平坦部418を含む。
【0065】
図17−18Aを参照すると、先端の拡大した部分410の距離D1は最も大きな距離であり、キー部分416を含む。トップ部分410の距離D3はその直径であり、キー416を除く。図18aに例示されるように、ネック412の距離D2はスロット418の表面の間に伸び、ネック412内で最も小さな距離である。ネック412の距離D4はその直径であり、スロット418を除いており、距離D4が距離D4と実質的に同じである。距離D4は距離D2よりも大きい。
【0066】
接続部分404はさらに中央の第1の穴420を含み、これがハウジング402の燃料室部に接続されている。接続部分404は、さらに、中央の第2の穴422を含み、これが第1の穴420と接続されている。バルブアセンブリ406はエンドキャップ424、プランジャ426、バネ428、O−リングシール430、およびガスケット432を含む。エンドキャップ424は、取り外し可能または取り外しできない態様で接続部分404の下側端部に固定される。好ましい1実施例では、エンドキャップ424がスナップフィットまたは超音波溶着により接続部分404に接続できる。代わりに、粘着性のボンディング、超音波ボンディング、溶接、スピン溶接、無線周波数溶接、ヒートシール、その他によりこれらの部品を接合することができる。エンドキャップ424は、燃料がそれを通して流れるように多くの開口434を形成する。また、エンドキャップ424は、燃料がカートリッジ402から第1の穴420、例えば平坦部を具備する円形(図18aに示されるものと類似する)へ流れ、これにより燃料が平坦部により形成された空間を通じて流れるようになし、また、エンドキャップ424がスプリング428を適宜の位置に保持するのに十分な表面面積を有する。
【0067】
プランジャ426がベース436、および、そこから伸びる先端部分438を含む。ベース436は、第1の穴420内にスライド可能に収容されて燃料を流すためのギャップgを形成し、そこにバネ428を収容するような構造および寸法を有する。先端部分438は、第2の穴422内にスライド可能に収容できるような構造および寸法を有する。Oリングシール430は第1の穴420の中でベース436の上流に配置される。また、ガスケット432は接続部分404の上側端部内に配置され、カートリッジ400と容器442の間に圧縮シールを付与される。以下で検討するように直立シールドをカートリッジ400に付加してプランジャ426へのアクセスを制限してよい。
【0068】
図19および20を参照すると、燃料カートリッジ400は、容器442に接続するために適合させられる、これが電子装置2、燃料電池FC、別の燃料サプライ、または補給装置と結合される。一般に容器442が、接続部分404を収容するための前面壁の鍵穴444、オプションとしての側壁のスロット446、448、および背面壁の出口450を含む。容器442は燃料電池FCか電子装置2と一体に構成してよい。鍵穴444は、拡大部分452と減少部分454を含む。距離D5は拡大部分452の直径であり、トップ部分410の直径D3より若干大きいけれども、直径Dlより小さい。これにより、カートリッジ400の向きに応じて燃料カートリッジを鍵穴444の拡大部分452に挿入できる。これは、キー部分416が減少部分454と整合されているからである。減少部分454の距離D6はネック412の大きな距離D4よりも小さいけれども、距離D2( 図18A参照)よりも大きい。また、これにより、カートリッジ400の向きに応じて燃料カートリッジ400を鍵穴444の減少直径部分454に挿入できる。
【0069】
図19および20を参照すると、容器442内の中間的な表面456は、凹んだ表面部分458、カム面部分すなわちアクチュエータ460およびシール面部分462を含む。凹んでいる表面部分458により、燃料カートリッジ400上で接続部分404の一部が、バルブ406のシールを開口することなしに、容器442内に挿入可能になる。カム面部分460は凹んでいる表面部分458とシール面部分462の間で角度を付される。シール面部分462は燃料出口450に整合される。望ましくは、出口450は図20Aに示されるように多くの保持リブ451を含んでいる。保持リブ451は、それを通して燃料を流すように離間して配置され、プランジャ426と隣接してそれが出口450に入らないように設計されている。保持リブ451は任意の形状を採用でき、これは出口450内の十字を形成するリブを含む。
【0070】
挿入過程において、カートリッジ400が当初の未実装の位置(図21に示す)にあるとき、バルブアセンブリ406は閉成状態のままである。挿入するために、トップ拡大部分410を拡大部分452に整合させてキー416がチャンネル454に整合するようになす。次に、カートリッジ400は方向I1に並進移動させられ、カートリッジ400のトップ拡大部分410は鍵穴444の拡大部分452にフィットする。
【0071】
図22に示すように、一旦挿入されると、トップ拡大部分410が表面456と緩衝するので、プランジャ426は凹んだ表面部分458と接触せず、バルブアセンブリ406を閉成状態に維持する。減少したチャンネル454に沿って移動させるために、カートリッジ400を方向R1すなわち反対方向に約90°回転させ、ネック412の小さな距離D2をチャネル454の距離D6に整合させ、この後これを方向I2に移動させる。
【0072】
1実施例において、容器442は、鍵穴444の上方にスロット446を形成し、下方には対応するスロットを含まず、カートリッジ400のみが時計回り方向R1に回転することができるようになっている。また、カートリッジ400の回転により、カートリッジ400を容器442にロックさせる。なぜならば、キー416がもはやチャンネル454と正号されていないからである。
【0073】
図22−24に最も良く示されるように、燃料カートリッジ400が、つぎに、並進方向I2に移動させられる。カートリッジ400が方向I2に移動するときに、プランジャ426の先端部分438はカム面部分460に乗り上げ、シール位置から遠ざかる。したがって、カム面部分460の動作により、カートリッジ400のバルブアセンブリ406が開く。ガスケット432がシール面462に接触するとき、それはカートリッジ400と容器442の間にシールを生成する。燃料カートリッジ400が鍵穴444の端部およびシール面462に到達すると、ガスケット432は、出口450を囲み、また、圧縮されてカートリッジ400を容器442に対してシールする。
【0074】
これら部品は、バスケット432およびシール面440の間にシールが形成されるまでバルブアセンブリ406が開成されないような構造および寸法を有する。これは、比較的厚くて弾力があるOリング430を具備することによって実現できる。
【0075】
これにより、燃料が、カートリッジ400の室部からの流路に沿って、バルブアセンブリ406を通じ、また、出口450を通じて流れるようになる。出口450は、燃料電池FC( 図1参照)、補給装置または電子装置と流体連通して、その結果、燃料がそれへと流れるようになる。また、出口450は、燃料を濾過し、またプランジャ438を開成位置に保つスクリーンを保持して良い。また、出口450はバルブ406と類似の逆止めバルブアセンブリを具備してよく、これがバルブ406と協働して、それを通しる流路を確率する。燃料電池に燃料を搬送するためにフレキシブルな燃料チューブは出口450に取り付けることができる。
【0076】
したがって、この実施例では、最大4つの独立の運動はカートリッジ400を容器442に連結するために必要であろう。すなわち、きー416をチャンネル454に整合させる第1の回転運動、コネクタ404をチャンネル454の拡大部分452へ挿入させるための第2の並進運動、ネック412の薄いセクションをコネクタ404に適宜に整合させてロックするための第3の回転運動、および、ネック412をチャンネル454に沿って巣零度させてバルブ406を開成させるための第4の並進運動である。
【0077】
容器442からカートリッジ400を取り外すために、取り付け時の運動の系列が反転され、カートリッジが方向I2と逆方向に動かされ、方向R1と逆の方向に回転させられてロック解除され、そののち、方向I1と反対方向に取り外される。カートリッジ400を方向I2と逆方向に移動させると、スプリング428が自動的にバルブアセンブリを閉成し、こののち、カートリッジ400が鍵穴444の拡大部分452に到達する。
【0078】
代替的な実施例では、一定のより少ない直径D2でカートリッジ400のネック412を形成できる。その結果、カートリッジ400の方向I2の並進移動は方向に依存しなくなり、方向I1の移動の後にカートリッジ400を第3の回転を伴うことなく実現可能である。この変更された実施例では、カートリッジ400の接続は2つの運動、すなわち、並進方向I1の挿入および並進または長さ方向I2の移動しか必要でない。キー416を取り除くことによってカートリッジ400の操作はさらに簡素化することができるので、方向I1の挿入はカートリッジ400の特定の配向を必要としない。
【0079】
図25−27を参照すると、この発明の燃料カートリッジの別の実施例が示される。カートリッジ500は、格納ハウジング502、バルブアセンブリ504および垂直なシールド506、507を含む。格納ハウジング502は燃料を含むための室部508を含む。ハウジング502は、燃料ブラダーまたは燃料ライナー(図示しない)を収容するような構造およびサイズを有してよく、これは先に件手押したとおりである。さらに、ハウジング502は、オプションとして、外側表面部分509を含み、これがカートリッジ500を把持する構成を有してよい。把持強化には、ギザギザ、鋸歯、ゴムラップ等の径庭を採用できる。
【0080】
バルブアセンブリ504は部屋508からの燃料のリリースを制御する。好ましい実施例では、バルブアセンブリ504が常閉バルブであり、バルブ504が通常時にカートリッジ500をシールする。常閉バルブは、これに限定されないが、図6−24に示すバネバイアスバルブ、'006出願および'949親出願に開示されたバルブ、ポペットまたは逆止めバルブ、米国特許第6,746,234号、同第5,957,680号、および同第5,854,530号に開示されている通常の技術において知られているものを含む。バルブアセンブリ504はハウジング502から突出するノズル510を含む。ノズル510は肩部512を含んで、軸513を通してバルブアセンブリ504の残りに接続される。また、他の常閉バルブ構成もこの発明に適切である。
【0081】
シールド506、507は、ノズル510を部分的に包囲する周方向に伸びる離間した壁であり、ノズル510に対し所定距離だけ上に伸びてノズルを遮蔽する。カートリッジ500は、容器514に結合するように設計され、容器514は電子装置2、燃料電池FC、別の燃料サプライ、または補給装置の一部を構成する。容器514は、開口516、アクチュエータすなわちくさび部分518、Oリングシール520、オプションの第2のバルブ要素、および出口522を含む。第2のバルブ要素はシールを実現でき、このシールがカートリッジ500からの燃料が装置に注ぐことが可能となる前に開き、また、これが出口522の中に配置されて良い。
【0082】
図26−29を参照すると、くさび部分518はノズル510の下にステム513を収容するためのU形成スロット524を含む。くさび部分518は、さらに斜角を付けられたカム面526を含む。Oリングシール520は出口522に整合される。カートリッジ500が初期位置および未装着位置(図26に示す)にあるとき、バルブアセンブリ504は、閉じた状態にある。容器514に燃料カートリッジ500を動作可能に噛み合わせて燃料を流し始めるために、シールド506、507が整合されてくさび部分518がそこから伸びることができるようになす。したがって、カートリッジ500の挿入はカートリッジ500の向きに影響を受ける。この向きは、並進方向I1の移動の前後に実現できる。カートリッジ500が方向I1に動かされるので、ノズル510は開口516の中に挿入される。この挿入の後に、図26に示されるように、バルブアセンブリ504は閉じた状態のままである。カートリッジ500は、つぎに、並進方向I2に移動して肩部512がくさび部分518と接触し、さらに肩部512がくさび部分518のカム面部分526に沿って移動する。に沿ってくさび部分518の526を動かす。これにより、望ましくは、ノズル510がOリング520と接触してノズル510を出口522に対してシールしたのちに、ノズル510が開成する。部品は、望ましくは、このシーリングがノズル510およびOリングの間で確立されるまでバルブアセンブリ504が開成しないような構造および寸法を有する。これにより、燃料を室部508からバルブアセンブリ504および出口522を介して燃料電池FC、補給装置、別の燃料サプライ、または電子装置2へと流すことができる。
【0083】
容器514からカートリッジ500を取り外すために、操作の順番が逆にされる。ノズル510が方向I2と逆の方向に移動されると、ノズル510がカム面526を下降するときにバルブアセンブリ504が自動的に閉成する。オプションのカートリッジ保持アセンブリと共にカートリッジ500を使用でき、これを図26、27および30に示す。カートリッジ保持アセンブリ528は複数のバネクリップ532、533を支持するためのベース530を含む。リアバネクリップ533はサイドバネクリップ532より大きなバネ力を有し、カートリッジ500をサイドバネ532の間に挿入するのに必要な力より大きな力が、リアバネクリップ533に抗してカートリッジ500を挿入するのに必要である。バネクリップ532、533は、望ましくは、クリップ532、533の間にカートリッジ500を挿入するための予め定められた挿入力が、不意のユーザおよび/または動作により通常得られないような構造および寸法を有する。さらに、一旦、カートリッジ500がクリップ532、533の中に入ると、バネクリップ532、533がカートリッジ500にバイアス力を加え、カートリッジ500をそこから取り外すのに予め定められた取り外し力を必要とし、こらは、通常、不意のユーザおよび/または動作により通常得られない。
【0084】
代替的な実施例では、カートリッジ500はバネクリップ532、533と整合する凹み(例えば、図25に示されるグリップ509と同じ位置)を含んでよい。これらの凹みは、バネクリップ532、533と協働して配向ガイドとして採用でき、カートリッジ500を確実に適切な向きに配向するようになす。これら配向ガイドはここで説明する他のカートリッジ保持アセンブリと一緒に採用できる。オプションとして、ベース530を固定的または往復動可能に容器514に結合でき、あるいは、ベース530を容器514と別に構成しても良い。付加的な案内機構をハウジング502、ベース530、および/または容器514に付加して、ハウジング502およびノズル510が適切に容器514へ挿入されるように案内および整合を確実にしてもよい。
【0085】
図31aを参照すると、シールド506および507を、ノズル510を保護する寸法および形状を有する単一のシールド536に置き換えることができる。シールド536は、図示のとおり、開口を形成し、くさび518ノズル510に接触して上昇させることが可能となる。また、シールド506は、図31bに示されるように、周方向にノズル510を覆うことができ、下側開口505を形成してノズルへのアクセスを許容する。開口505は、1またはそれ以上のバネ荷重ゲート、例えば、バネ支持ゲートまたはライブジョイント付きのゲートによって覆われていても良いし、開口505はアクチュエータ例えばくさび518をノズルにアクセス可能にするスリットを具備するポリマーまたは弾性他のシートまたはフィルムにより覆われても良い。
【0086】
図32を参照すると、ノズル510の代替的な実施例が示される。ノズル510は傾けられた肩部540とスロット542を含む。肩部540は、図示の通り、斜面を具備する。方向I2に沿った運動の間、傾けられた肩部540は、ノズル510を持ちあげてバルブ504を開くためにくさび518に乗り上げる。代替的には、くさび518は、斜面を有し、傾けられた肩部540がくさび518の斜面上を移動する。また、並進運動I2の代わりに、ノズル510が回転して、バルブ504が開く前にノズル510がOリング520に対してシール接触を行うまで、傾斜した肩部540が上方に移動しても良い。例えば、カートリッジ500は、図30に示すように、並進運動に対して、バネクリップ532および533で保持可能であり、そののち、カートリッジ500を回転させてノズル510をくさび518により持ちあげる。
【0087】
また、図33および34を参照すると、容器514は、拡大した開口516内に配置されるピボット運動可能な結合部材560を含んでよい。ピボット運動可能な結合部材560は、ピボット運動可能な連結部材560を容器514に取り付けるためにピン562(図35参照)を含む。代替的には、ピン562は容器514上に配置して良い。さらに連結部材560は、その内部を貫通する穴564およびオプションとしてのOリングシール566を含む。さらに、カートリッジ500から燃料電池まで燃料を搬送するために穴564が柔らかな管563に連結されて良い。カートリッジ500を挿入するために、図33に示すように、連結部材560は上方に傾斜されノズル510を収容する。この位置において、ノズル510は並進方向I1に移動してOリングシール566と接触し、この際、ノズル510にくさび518が作用する必要がない。そして、カートリッジ500が矢印R1に示すように下向きに回転し、くさび518がノズル510と噛み合い、バルブアセンブリ504を開く。バルブアセンブリ504は図34において開位置で示される。カートリッジ500がこのような取り付け位置および作動位置にあるとき、ノズル510はOリングシール566とシール係合しており、連結部材560はOリングシール520とシール係合している。さらに、この位置では、燃料がノズル510および穴564を介して出口522に流れてよい。
【0088】
代替的な実施例では、連結部材560は、この連結部材560を図33の傾いた上向きの位置へとバイアスするバネを含んでよい。例えば、一方または双方のピン562の回りに配されたねじりばねを採用して良い。その結果、カートリッジ500が取り外された後に、そのような修正された連結部材が傾いた上向きの位置に自動的に復帰してつぎのカートリッジの挿入に備える。他方、操作をより困難にするために、カートリッジ500が挿入可能となる前にユーザが連結部材を図33の傾けられた上向きの位置に正しく整合させなければならないように、連結部材560を当該位置から離すようにバイアスしてよい。ユーザは、カートリッジを挿入している間、正しい上向きの位置に連結部材を保持する必要がある。これにより、ユーザは同時に両手を使用しなければならない。代わりに、容器514および連結部材560は、片手でカートリッジの挿入を実行することができるように正しい上向きの位置に連結部材を保持する、相応の戻り止めを具備して良い。以降説明されるピボット状連結部材と伴う他の同様の実施例において、当該修正されたバネおよび修正された戻り止めを採用できる。
【0089】
この発明の別の実施例が図36−37に例示される。この実施例では、カートリッジ500は常閉バルブ504または常開バルブ572のどちらかを持っている。常開バルブは通常に開位置にバイアスされてカートリッジから燃料を排出させるバルブである。常開バルブは、オン動作のため、すなわち、閉位置にバルブを押し下げるために、アクチュエータ、好ましくはバネ荷重のアクチュエータを必要とする。この実施例では、常開バルブ572がノズル510を具備し、バネ荷重ピボット状アクチュエータ574により作動されてノズル510をカートリッジに押しつけてバルブ572を閉じ続ける。カートリッジ500が方向I1に沿って容器514に挿入されて、図33−34で検討された実施例と同様の方向R1に沿って回転する。ただし、常開バルブ572ではくさび518は省略される。代わりに、アクチュエータ574が、連結部材560状の壁に接触し、方向I1と逆の方向に押されて、燃料がバルブを通って流れるようになす。望ましくは、アクチュエータ574は、ノズルがOリング520に対してシールされる前で燃料を放出するのに十分なほどには押し下げられない。代わりに、アクチュエータ574は、カートリッジの反対側部に配されて、カートリッジが回転されノズル510がシールされるまで開成しないようにしてよい。さらに、回転は図33と同様の直角回転よりも小さくしてよく、柔軟な管接続がシール520の代わりに採用してよい。これを図33−34に示す。あるいは、柔軟な管563を道管522に接続してよい。常開バルブおよびバネバイアスのピボット状アクチュエータは通常の文献において知られており、また上述の'234特許、'680特許、および'530特許において検討されている。他の常開バルブは当業者に知られている。これらの内容は参照してここに組み入れる。
【0090】
図38−39はカートリッジ500を連結部材560に結合させるための代替的な手法を示す。ノズル510を完全に覆うシールド506、507、またはシールド536またはシールドはおねじ578をその上に形成させてよい。連結部材560は、スレッド578に対応するめねじ582がその上に形成される外側壁580を具備している。方向I1に沿った挿入の間、カートリッジ500は、スレッド582にスレッド578を噛み合わせるために、方向R2に回転または捩じられる。シールド506および507あるいは536はチャンネル584に収容される。カートリッジ500が連結部材560に固定された後に、双方が方向R1に回転されて出口522にチャンネル564を整合させる。これは図37に示される実施例と同様である。シールド506、507、536または周方向のシールドはバヨネットマウントで連結部材に取り付けてよい。容器514またはバルブアクチュエータ574の上にくさび518を設けてノズル510を開けてよい。
【0091】
図40および41に示すように、連結部材560は、挿入中にシールド506、507または536に抗してバイアスするスプリング586を具備しても良い。シールドはピン588を外側の表面に配列させて、連結部材560は内面にL−形のチャンネル590を具備する。挿入の間、ピン588はチャンネル590の第1の脚部592に沿って方向I1に移動して、つぎに、チャンネル590の第2の脚部594に沿って回転して移動する。スプリング586は方向I1の挿入に抗するようにバイアスを行ない、挿入の困難性のレベルを増加させ、ピン588が第2の脚部594に挿入された後にピン588をより強固にロックする。
【0092】
上述または後述の実施例では、常閉バルブ504および常開バルブ572は互いに交換可能に使用することができる。バイアスまたは非バイアスのピボット状アクチュエータ574を常閉バルブ504および常開バルブ572の双方に採用できる。また、同様に、常閉および常開バルブの双方を作動させるためにくさび518を使用できる。くさび518は、典型的には、カム面を具備し、このカム面はノズルを引いて開とし、またノズルを押して閉とするように配向できる。例えば、図24では、カム面460は常閉バルブを押し開くようになっており、図33および34では、くさび518がカム面を具備してこのカム面が常閉バルブを引いて開とする。また、カム面は、常開バルブを開および閉とするように構成されても良い。また、上述のとおり、常閉バルブは、通常時には、シールされて、作動時に会となって流体を流すバルブであり、これに限定されないが、逆止めバルブまたはポペットバルブを含む。
【0093】
図42−47は、カバーを採用するカートリッジの種々の実施例を示す。カバーは取り外し可能または固定的にカートリッジに取り付けることができる。カバーは、意図しないユーザおよび/または意図的でない行為によってノズルへのアクセスを制限する。
【0094】
図42aを参照すると、カートリッジ500は離間されたシールド506および507を具備し、この実施例では、これらがさらにノズル510およびピボット状の支持アクチュエータ574から離間している。ノズル510に接続されたバルブは常閉バルブでも常開バルブでもよく、アクチュエータ574は、ノズル510を持ちあげて常閉または常開バルブを開とし、あるいは、ノズル510を押し下げて常開バルブを閉とすることができる。アクチュエータ574は、典型的には、押しボタン575の下のバネ577(図43参照)によりバイアスされる。アクチュエータ574の他端は端部596であり、ノズル510に対して作動する。カートリッジ500は、さらに、戻り止めアーム598を含み、これがその上側表面から伸びてカバー600を保持するようになっている。他の多くの方法がカバーをカートリッジに取り付けるために利用可能である。図42aを参照すると、防護カバー600が取り外し可能にカートリッジ500に取り付けられる。カバー600が、図43に示されるように、カートリッジ500と結合される前では、予め定められた力が、カートリッジ500からカバー600を取り外すのに必要である。カートリッジ500の上にカバー600があるとき、それは発動からアクチュエータおよびバルブを隔離する。カバー600はオプションとして把持部材602を含んでよい。
【0095】
図42bを参照すると、カバー600は少なくとも1つの突起601を具備し、当該突起が、カートリッジの本体状に形成された少なくとも1つのチャンネル603に入るようになっている。望ましくは、チャンネル603は、ねじれている経路、例えばL−チャンネルを伴い、これは図示のとおりである。このカバー600がカートリッジ500の上に置かれるとき突起601がL−チャンネル603の中に配置され、カバー600はしっかりとカートリッジ500に支えられる。望ましくは、カートリッジ500は、それがカートリッジから取り外し可能になるまえに、少なくとも、2つの方向、すなわち、L形状チャンネル603に沿って移動される。代替的には、カバー600は、突起601を具備する内側のカバー部材と外側のカバー部材とを含んでよい。内側のカバー部材と外側のカバー部材は相互に対して移動および/または回転可能であり、ユーザは十分な力を外側カバー部材に加え、さらに、この力を内側カバー部材に伝達して突起601をチャンネル603から分離させる必要があるこのため、さらに、カバー600をそのままにするための困難性のレベルが大きくなる。他の適切なカバーは薬子供が操作できない薬剤ボトルや化学または溶媒容器に用いられるキャップを含む。容器604はカートリッジ500を収容するように構成され、カートリッジ500を収容するための開口608を形成する外部表面606を含む。外部表面606は、さらに、外側に伸びるプランジャ610、および、連結部材612を含む。
【0096】
連結部材612は出口616と流体連通された穴614を含む。穴614または出口616は、バルブ406と類似のバルブアセンブリを含んで内部シール、例えば、'006親出願および'949出願に開示されているバルブを形成して良い。プランジャ610はスプリング荷重であってよく、またスプリングであってよい。さらに、プランジャ610または他のアクチュエータは出口616と連結され、または一体に形成されて良く、ここで検討するように、出口616はバルブ要素を含んでよい。
【0097】
図42a、42b、および43を参照すると、カートリッジ500はカバー600が連結された状態でユーザに供給される。カートリッジ500を使用するために、ユーザは予め定められた圧縮力Fをカバー600に加えてカバー600を戻り止め598から取り外さなければならない。すなわちカバー600を複数の動作で移動させてカートリッジからカバー600を分離しなければならない。
【0098】
燃料カートリッジ500を容器604に取り付け、燃料を流し始めるため、すなわち流路を形成するために、カートリッジ500が並進移動してカートリッジ500が開口608で配置され、ノズル510が穴614の中に配置されて連結部材604とシール係合する。カートリッジ500が引き続き移動すると、プランジャ610はアクチュエータ574の押しボタン575に係合して、バネ577を圧縮する。この結果、図44に示されるように、アクチュエータ574がピボット運動してノズル510を開位置に移動させる。これにより、燃料がカートリッジ500からバルブアセンブリ504、572および出口616を介して燃料電池FC、補給装置、別の燃料サプライおよび/または電子装置へと送ることができる。逆方向を引きつけることによって、カートリッジ500ははずすことができる。容器604は、さらに、カートリッジ500を保有するために図30に示されるようにカートリッジ保持アセンブリ528を含んでよい。図45および46で示されるように、カバー600はその頂部状に開口618および620を具備する。この実施例では、カバー600は固くカートリッジ500に様々な既知の方法によって取り付けられる。カバー600は柔らかくて、フレキシブルでもよいし、相対的に堅固で構造を支持できてもよい。開口618および620は、挿入の間、それぞれ連結部材612およびプランジャ610を収容する寸法および形状を有する。また、容器604はリアバネクリップ533の代わりに力の大きなコイルばね622を含んでよい。容器604はさらにサイドバネクリップ532を含んでよい。ここで用いられるように、大きな力のバネ、堅固なバネ、またはバネ定数が大きなバネは、カートリッジを押し下げ、または挿入するために単純な、すなわち一体の運動で、少なくとも約3kgの力を必要とし、より好ましくは、少なくとも4kgの力を必要とし、最も好ましくは少なくとも約5kgの力を必要とする。この力はおよそ2.25kgか2.5kgと同じくらい低くてもよい。このような大きな力はバネまたは戻り止めにより実現できる。
【0099】
図47を参照すると、容器604はさらに付加的な保持機構を含んでよい。この保持機構はバネ626を具備する少なくとも1つの戻り止めアーム624を含み、バネはアーム624をカートリッジ方向へバイアスする。望ましくは、バネ626によって供給されるバネ力はバネ622によるバネ力よりかなり小さい。バネ626によりバイアスされる戻り止めアーム624はカートリッジ500を適切な向きに整合させて保持するのに貢献する。さらに、カートリッジ500は、戻り止めアーム624の先端を収容するための凹み628を含んでよい。オプションとして、アーム624は、図示のとおり、ピボットで支持されて後方に伸びてよい。その末端において、アーム624は、指作動部625を具備して、ユーザがアーム624を方向Rに回転させてアーム624をカートリッジから係合解除し、カートリッジを容器604から外すようになしてよい。
【0100】
また、図48を参照すると、カートリッジ500は、挿入時に、付加的な運動を付け加えるスライドアクチュエータを具備しても良い。この実施例におけるバルブアクチュエータ574はピボット運動可能およびスライド運動可能にシールド506、507と結合される。アクチュエータ574は一端に押しボタン575を具備し、畳んで開口630を具備する。図49を参照すると、開口630は、拡大部分632および減少部分634を含む。この実施例におけるノズル510は常閉バルブに接続される。初めに、ノズル510は開口630の拡大部分632を通って伸びる。拡大部分632の直径はノズル510の直径より大きく、押しボタン575をピボット運動させてもノズル510が移動、すなわち開にならない。したがって、この位置では、アクチュエータ574が作動可能にノズル510と関連づけられない。カートリッジ500はさらにバネ636を含み、これが止め部638をバルブアクチュエータ574の一部に結合させる。バネ636はバルブアクチュエータ574をバイアスさせて拡大部分632に整合させる。バネ636はバルブアクチュエータ574をカートリッジ500の他の部分、例えば、シールド506、507に結合させてよい。
【0101】
図49に示すように、適切にカートリッジ500を挿入するために、ユーザは方向指示Pl方向に押しボタン575を用いて押してノズル510が開口630の減少部分634に動くように、ボタン575へと押し込まれるようになす。この位置では、アクチュエータ574が作動可能にノズル510と関連づけられる。そして、ユーザは先に検討したようにカートリッジ500を容器604に取り付ける。L−形のプッシュボタン575は容器604のプランジャ610と協働してアクチュエータ574を係合位置に保持する。ユーザがカートリッジ500を取り外すとき、バルブアクチュエータ574は、バネ636により、その当初の非係合位置に復帰する。
【0102】
代替的には、図50に示すように、拡大部分632および減少部分634の位置を逆にでき、バルブアクチュエータ574がまず方向P2に移動して、その後、カートリッジ500が容器604に挿入される。また、容器604は戻り止め、または他の機構を具備して良く、これが、カートリッジが挿入されている間に、バルブアクチュエータ574を係合位置に保持できる。
【0103】
図51を参照すると、容器604は滑動可能なプランジャを具備して良い。カートリッジ500が先に検討したように方向I1に沿って挿入されたのち、プランジャ610は、押しボタン575を押し下げてバルブを開くために方向12に沿ってスライドする。代替的には、作動位置にプランジャ610を移動させるのに、並進および回転を含む複数の動作が必要とされて良い。これらの動作は、カートリッジまたは容器上の外観、マーク、および/または指示により案内されて良い。
【0104】
図53−59および65−79は、意図しないユーザおよび/または意図しない動作に対して操作上の抵抗を実現するための止め部、ラッチまたはロック部材を含むカートリッジの種々の実施例を示す。図53を参照すると、先に検討したように、カートリッジ500および容器604は取り外し可能なラッチ部材640を伴うものとして示されている。ユーザは、クリップをブロッキング位置に復帰させることによって、クリップ640を再利用できる。代替的には、この実施例におけるラッチ640は使い捨て品目として意図されており、分離可能な断片またはクリップであってよい。さらに、クリップ640は、クリップを取り外すのに複数の動作が必要となるように設計されて良い。この実施例では、ラッチ部材640はC−形状をして押しボタン575の回りにフィットして位置P1における作動を禁止する。バルブ504、572を作動させるために、ラッチ部材640は位置P2に示されるようにアクチュエータ574との係合から外れる。
【0105】
図54−56に例示されるように、カートリッジ500は他のラッチまたはブロック部材640とともに使用されてよい。この実施例では、ラッチ640はカートリッジの中に位置し、アクチュエータ574は、ノッチ642を形成してラッチ640を非緩衝または非ブロック位置に保持する。ラッチ部材640と変更バルブアクチュエータは、米国特許第5,487,657号に十分に開示されており、その内容は参照してここに組み入れる。カートリッジ500の中でしっかりとラッチ640を保有する拡張部644、646がラッチ部材640に設けられる。また、止め部648がラッチ部材640に設けられる。ラッチ640に、指作動部分650を設けてよく、これが、滑らないようにしたリッジ面を含んでよい。この実施例のラッチ640は、柔軟な材料、例えばポリマー矢「金属から製造したときにはバネである。バネ/ラッチ640は、指作動部分650を止め部648へと移動させて圧縮できる。ラッチ640は、指作動部分650への力が解除されたときに、自動的に非圧縮状態に復帰する。
【0106】
通常の位置において、指作動部分650は押しボタン575の直下に置かれ、バルブ504、572を開にするアクチュエータによる動作を補足する。作動可能にするには、指作動部分650を止め部648へと方向Rに沿って移動させる。指差王部分650をこの位置に保持すると、指作動部分650は方向Iに沿って移動して指作動部分650がノッチ642に係止される。この時点で、カートリッジは容器604に挿入でき、プランジャ610はアクチュエータ574を押し下げて燃料を放出させる。
【0107】
図56を参照すると、先に検討したように、この実施例のカートリッジ500はカバー600を具備して良く、容器604と共に使用できる。カートリッジ500を挿入するために、指作動部分650は手動で作動位置まで、すなわち方向Rおよび方向Iに背負って移動させて良い。代替的には、容器604は、指作動部分650を自動的に方向Rに沿って作動位置まで移動させるような形状および寸法を有する傾斜面652を具備して良い。傾斜面652は指作動部分650を作動位置に保持し、この実施例では、方向Iに沿う移動は不要となる。引き抜くときには、バネ動作により、指作動部分650がブロック位置に復帰する。さらに、押しボタン575を押し下げると、すなわち、カートリッジ500が挿入された後には、指作動部分はIと逆の方向に移動させられ、また、押しボタン575およびアクチュエータ574が閉位置に復帰すると、すなわち、カートリッジが引き抜かれると、指作動部分650はRと逆の方向に沿って自動的に移動してブロック位置に復帰する。
【0108】
図56bを参照すると、容器604は起伏部611を具備して良く、指作動部分650が起伏部611と整合する非緩衝位置に移動させられたときのみカートリッジ500を挿入できるようになす。カートリッジ500は、上述のように、ノッチを具備して指作動部分650を保持し、または、ユーザが手動で指作動部分650を保持し、挿入の間、これを起伏部611に整合させてよい。
【0109】
図57−58はラッチ640の別の実施例を例示する。図57は、容器604への挿入の前にはカバー600を伴うカートリッジ500を示す。この実施例では、ラッチ640は比較的堅固であり、図59A−59Cに示されるように、バネ654によりバイアスされる。図59Aのブロック位置では、ラッチ640が押しボタン575とカートリッジ500の外側の壁との間に配置される。ノズル510はほとんど動かせないので、ラッチと押しボタンの間の干渉によりバルブ504、572の作動が阻止される。押しボタン575を作動させるために、ラッチ640を内側方向I2に少なくとも内側に非緩衝位置まで移動させる。またラッチ640を方向T2に沿って上方に移動させてラッチ640を非緩衝位置に保持することができ、これを図59Bに示す。ラッチ640が非緩衝位置にあるときには、押しボタン575は図59Cに示すように押し下げ可能であり、ノズル510が移動してバルブ504、572を作動させることができる。
【0110】
取り付けの前に、ユーザは、ラッチ640を方向I2およびT2ni沿って移動させてラッチ640を非緩衝位置に置いてよい。代替的には、ユーザは、ラッチ640の操作を伴うことなく、直接にカートリッジ500を容器604に挿入してよい。図57および58に示すように、容器604はバイアスされたバネ656を具備し、これが撓んで、ラッチ640上の力を要することなく、カートリッジ500の通過を許容し、それを非緩衝位置に移動させる。バルブの作動の後、またはカートリッジが容器から取り外されたとき、押しボタン575は初期位置に復帰してバネ654がラッチ640をバイアスして非緩衝位置に戻す。このラッチは米国特許第5,584,682号に十分に説明されており、その内容は参照してここに組み入れる。
【0111】
図60−61を参照すると、容器604は、また、バネ660を具備して良く、これがカートリッジ500の挿入の間押し下げられる。望ましくは、バネ660は大きな力のバネ622と類似であり、大きなバネ定数を有してカートリッジの挿入をより困難にさせる。代替的には、押しボタン575をバイアスするバネ577はより堅固に構成されて意図しない挿入を阻止するようになしてよい。大きな力のバネは米国特許第5,854,530号に開示されており、その内容は参照してここに組み入れる。また、図47のバイアスされた保持アーム624をこの実施例でも使用できる。さらに、ノズル510は、力/移動およびカートリッジ上の容器604に対する位置の誤差に起因して、シールを確実にするために延長して良く、プランジャ610をバネ荷重としてアクチュエータ574が確実に押し下げられるようにしてよい。
【0112】
図62−64はカートリッジ500の別の実施例を例示する。ここで、ノズル510は上向きにバネ662によってバイアスされる。また、バネ662は同じ方向にピボット状バルブアクチュエータ574を押す。ブロック位置では、カム664がアクチュエータ574の反対の端部に位置して、バネ662の駆動する方向にバルブアクチュエータ574が移動するのを阻止させる。カム664は、より長い側部と、より短い側部を具備する楕円形をしている。カム664の短い側部が押しボタン575の下にくるまで回転させてカム664を非緩衝位置に移動さてよく、これにより、バルブアクチュエータが移動可能になり、バネ662によりノズル510が開とされる。図64に最も良く示すように、カム664は、指作動部分666とスピンドルを介して連結可能させてよい。ユーザは、指作動部分666をひねって664を回転させて良く、これが燃料電池または電子装置のハウジングから伸びて突出してユーザが利用可能になる。容器604はカム664が非干渉位置へと回転されるまでカートリッジ500の完全な挿入を阻止するプランジャ610を保有してよい。望ましくは、常閉バルブ504はこの実施例と共に使用される。
【0113】
図65および66を参照すると、ラッチ640が668でピボット状にカートリッジ500に結合されてよい。この実施例では、ピボット状のラッチ640は、全体として細長く、片端にブロッキング部分670を具備する。もう一方の端に、ラッチ640は指作動部分672を具備する。ラッチ640は例えばバネ674および/またはピボット668に実装されるひねりバネにより、図65に示すように、ブロッキング部分へとバイアスされる。ラッチ640は、ユーザが図66に示すように指作動部分672うぃ方向I2へと押すときに、非ブロック位置へと移動できる。この実施例では、有利なことに、指作動部分672が押しボタン575から離れており、双方の部品を同時に操作してバルブを作動させるには双方の手が必要になる。したがって、これによりカートリッジ500においてバルブを操作するのが一層困難になる。
【0114】
カートリッジ500を容器604へ差し込むために、ユーザは、差し込むに前、または差し込んでいる間、指作動部分672を押し下げてよい。代替的には、容器604は、側壁676を有してよく、これが、差し込んでいる間、指作動部分676を押圧しており、これを図66に示す。カートリッジ650が容器604で保有される間、壁676は非ブロック位置にラッチ640を保持する。さらに、第2のラッチ640がアクチュエータ574の他端を選択的にブロックでき、これが第1のラッチ640に対抗して設けられて、ユーザが2本の指を用いて指作動部分672を押すようにできる。
【0115】
図67−70は、ピボット状のラッチ640を非緩衝位置に維持し、しかも容器604の内部の配置する他の手法を示す。ここでは、ラッチ640は、ノブ678付きのブロック端670を有し、これが容器604と協同してラッチ640を非緩衝位置に維持するようになっている。プランジャ610に加えて、容器604はノッチ682を形成するロッド680を具備する。ノッチ682は、ラッチ640のノブ678を収容して保持するようになっている。ユーザが作動部分672を押圧するとき、端670がアクチュエータ574に関連して非緩衝位置に移動する。プランジャ610が押しボタン575/バルブアクチュエータ574を押し下げるとき、ノッチ682およびノブ678が相互に整合する。つぎにユーザが指作動部分672を離し、ノブ678がノッチ682に保持され、ピボット上のラッチ640が容器604によって非緩衝位置に維持される。カートリッジ500を取り外すために、カートリッジ500を容器から取り外す前およびその間、ユーザは指作動部分672を押圧する。また、図69に示すように、指作動部分672は十分に押圧されてラッチ640の反対端部がノッチ682をクリアーし、カートリッジ500を十分に挿入するようになっていなければならない。
【0116】
また、図71−73に示されるように、図65−66のピボット状ラッチ部材は他の態様で非緩衝位置、または非ブロック位置に維持されてよい。この実施例では、ラッチ640は、ラッチ640に往復動可能に配置される、バイアスされた保持部材684を具備する。保持部材684は、保持部材684がラッチ640に対してスライド可能なように、バネ686によりバイアスされる。カートリッジ500の本体は、止め部690を具備し、こらが、緩衝位置またはブロック位置において、ラッチが緩衝位置から非緩衝位置へと移動するのを阻止するように配置される。干渉位置では、ラッチ640が、アクチュエータ574が押圧されるのを阻止する。ラッチ640を非緩衝位置に移動させるために、ユーザが、まず、保持部材684をバネ686のバイアス力に抗して移動させ保持部材684がもはや止め部690と整合しないようになす。これを図72に示す。その後、上述し図73に示されるように、ピボット状のラッチ640が非干渉位置に移動可能になる。この位置では、保持部材684が止め部690に抗してバネ686により押圧され、ラッチ640が非干渉位置に保持される。オプションとして、保持部材684および止め部690が対応する戻り止め691を具備してラッチ640を非緩衝位置に保持してよい。カートリッジ500を取り外すためにユーザが止め部690をバネ686に抗して押すと、ストップ690および保持部材684の間の接触が開放される。ラッチ640は、バネ674および/またはピボット668の周りのねじりバネの力によりブロック位置に復帰する。代替的には、図73に示すように、容器604が開放戻り止め669を具備し、カートリッジ500が挿入されるとき、開放戻り止め669がラッチ640の一旦を押してラッチを機転させて保持部材684を止め部停止690から開放させてよい容器604の中にカートリッジ500がある限り、カートリッジ500が引っ込められるまで、ラッチ640は干渉位置に戻らない。図71−73に示されるラッチは、本出願人の出願医係る米国特許出願10/389,975に開示されており、その内容は参照してここに組み入れる。
【0117】
別のピボット状ラッチ640は図74−75に示される。ここに、ラッチ640の下側の端692は、カム面として機能するように傾けられる。また、カートリッジ500は指作動部分694を具備し、これが傾斜した上側端696を具備し、これが、下側カム面692と協働するカム面として働く。指作動部分694がカートリッジ500の本体に抗してバネ698によりバイアスされる。
【0118】
カートリッジ500が容器604に挿入される前にユーザが指作動部分694をバネ698に抗してラッチ640へと移動させると、傾斜した面692および698が相互作用してラッチ640が非緩衝位置へとピボット移動し、これを図75に示す。次に、カートリッジ500は上述のように挿入されて、作動する。カートリッジ500の挿入、指作動部分694がバネ698の力により、通常、当初位置へ復帰する。カートリッジ500の取り外し、およびラッチ部材640のリリースのときに、ラッチ部材は図74に示されるようにその初期のロックされた位置へと戻るようにバイアスされる。図74−75に示されるラッチは、本出願人の出願に係る米国特許出願10/647,505に開示されており、その内容は参照してここに組み入れる。
【0119】
図76−77を参照すると、図65−66のピボット状のラッチ640は複数のモードで動作可能である。ピボット状ラッチ640は、先に図65−66を参照して説明した態様で操作することができる。別のモードで、ラッチ640はバネ荷重長さ部分700を具備して良く、これが大きな力の端670およびピボット端668の間に配される。長さ部分700は外側の部分704の中で配された内側部分702を含む。外側の部分704はバネ706により内側部分702に支持される。望ましくは、バネ706は堅固で、すなわち大きなバネ定数を有して圧縮に抗する。大きな予め定められたレベルを超える力が押しボタン575に作用しなければ、長さ部分700が圧縮されてバルブを作動しない。多モードラッチは、本出願人に係る米国特許第6,488,492B2号および同第6,726,469B2号に開示されており、その内容は参照してここに組み入れる。さらに別のモードで、バイアスバネ674も堅固で、すなわち大きなバネ定数を有し圧縮に抗してよい。
【0120】
別の多重モードラッチ640は図78−79に例示される。バネ荷重の望遠鏡長さ部分700に代えて、ピボット状のラッチ640が方向I1に沿う並進運動を制約されてよく、これは、ラッチ640上の細長いスロット710注に配されたカートリッジの本体上のピン708によって実現される。この実施例の大きなバネ定数のバネ706はラッチ640のアーム712とカートリッジ500の本体上の止め部714との間に配される。この実施例における、多モードラッチの操作は、図76−77の多モードラッチ640の操作と同様である。すなわち、ラッチ640を非干渉位置へと回転させて、あるいは、予め定められたレベルより大きな力を加えて、アクチュエータ574は作動することができる。さらに、この実施例に図76−77の実施例の特徴は組み入れることができる。例えば、図78−79の実施例に、堅固なバネ674および/または望遠鏡のアーム700を組み入れてよい。
【0121】
さらに、図78に示されるように、ラッチ640はさらにノッチ718付きのアーム716を具備して良く、これが止め部714上のピン720と協同するようになっており、ピボット状のラッチ640を非緩衝位置に保持し、これは図示の通りである。カートリッジ500のバルブの作動を一層困難にするために、バルブアクチュエータ574をバイアスするバネ577をより堅固にして圧縮に抗するようにしてよい。
【0122】
この発明の他の実施例では、燃料サプライシステムの操作上の抵抗は意図されたユーザの認識的な能力をあてにする。図80では、カートリッジ725は偏芯したバルブ要素726を具備し、これが、バルブ要素728を介する流路を容器730中に形成するようになっている。容器730は電気装置731中に配され、これが燃料電池FCにより給電され、あるいは、燃料電池FCに結合される。カートリッジ725は実質的に円形であるが、他の形状を採用できる。バルブ要素726および728の少なくとも1つが内部シールを有し、望ましくはバルブ要素の双方が内部シールを有し、これは先に検討した。流路が確率される前に2つのバルブ要素の間の要素間シールが確立されてよい。内部シールをもったバルブ要素は'006親出願に十分に検討されている。
【0123】
望ましくは、カートリッジ725と容器730が適切に並べられない場合、バルブ要素726および728の間のどんな流路も確立できない。バルブ要素は通常目に見えないので、突き合わせマーカ732および734が整列を補助するために設けられる。容器中深くにあるバルブ要素の位置と関連させてマーカ732および734を整合させるには、意図しないユーザが確実に保持しない認識能力を必要とする。さらに、容器730は、カートリッジ725が挿入されるときにカートリッジ725の上のチャンネル738にはまり込むように設計された少なくとも1つの戻り止め736を具備してよい。戻り止め736とチャンネル738は、係合時に、フィードバック、例えばスナップ御またはクリックを実現する。戻り止め736とチャンネル738は、これらが係合したときに、バルブ要素726および728が離間して(たとえ整合していても)、あるいは非整合状態であるように配置される。ここに、意図しないユーザは完全な挿入が終了したと思って、さらに中にカートリッジを押さないだろう。例えば小冊子や製品差し入れ物により指示されて、意図的なユーザは、バルブ要素が係合するまでさらにカートリッジを押す。さらに、バルブ要素726および728が係合するときに、他のスナップ御やクリックが実現されてカートリッジが完全かつ適切に挿入されていることを知らせる。
【0124】
図81に示される別の実施例では、バルブ要素726および728はカートリッジと容器の中心線に沿って位置する。この場合、カートリッジ725は、偏芯して配置されるセンサ740を具備し、容器730は、対応する偏芯配置のセンサ742を具備する。センサ740および742が整合しない場合、バルブ要素の間でどんな流路も確立できない。1つの例では、センサ740および742は、整合されていると制御装置からの要求時に信号を返すことができる電気的または磁気センサであってよい。正しい信号が受信されるならば、制御装置がバルブ部品728を開いて燃料路を開とする。バルブはソレノイドバルブであってよい。あるいは、制御装置はバルブ要素728の下流の他の流れ抵抗を開としてよい。代替的には、センサ740および742は突起と、この突起を収容するようになっているキャビティであってよい。突起とキャビティが整合されて、突起がキャビティに収容されるまで、バルブ要素726および728は離間されて係合しない。この突起はカートリッジの上、または、容器の上にあってよい。したがって、カートリッジ725と容器730が適切に並べられない場合、この実施例では、バルブ要素は電気的か空間的に非係合状態にできる。
【0125】
この実施例の別の特徴は、カートリッジが容器に結合されていないと、カートリッジ725の上のバルブ要素726がバルブチャンネル744の底またはその近傍に位置してバルブ要素726、その結果、カートリッジ中の燃料へのアクセスを制限することである。この場合、バルブ要素728は、容器730の内部表面から直立していて、バルブチャンネルの内部に収容されてバルブ要素726と係合するようになっている。意図しないユーザによるアクセスを一層制約するために、バルブチャンネル744の直径を小さくして良く、これは、'006出願に開示されている。例えば、バルブチャンネル744の直径はおよそ10mmであり、より望ましくはおよそ5mmよりも小さい。また、バルブ要素726はバルブチャンネル744の開口から、好ましくは少なくとも約2mm、より好ましくは少なくとも5mmの位置にある。
【0126】
この発明の別の側面によると、カートリッジ725は、バルブ要素726、センサ/突起740、および、カートリッジ725が接続されないとき、バルブ要素またはセンサ/突起のいずれかへのアクセスを制約するためにそこに配置された可動ゲートを具備する。図82aおよび82bに示されるように、カートリッジ725にはスライドゲート746を具備し、これがバルブ要素726またはセンサ/突起740あるいは双方を覆うように構成される。ゲート746はバネ748によりバネ荷重されてよく、ゲート746を被覆位置にバイアスし、ゲート746は、カートリッジ725が容器730に挿入される前に、開位置に移動可能になり、これによりバルブ要素726またはセンサ/突起740を露出させる。ゲート746はユーザによって、あるいは、他の力、例えば、磁気または電気力により開とすることが可能である。
【0127】
スライドゲート746が移動可能な軌道は、戻り止め750を含み、これがノッチ752と係合してゲート746を開位置に維持するようになっていてよい。図83に示されるように、容器730は突き合わせ用のバルブ要素728および突き合わせ用のセンサ/突起742を具備している。バルブ要素726、728とセンサまたは突起/キャビティ740は図80−81を参照して先に説明された。また、容器730は、開放斜面754があってよい。カートリッジが挿入された後に、開放斜面754は空間756に入り、戻り止め750とノッチ752の間の把持力に打ち勝つ。そして、バネ748はゲート746をバイアスして、係合中のバルブ要素726/728または係合中のセンサまたは突起/キャビティ740/742のどちらかに接触させる。これらの部品が係合すると、ゲージ746は止められて、閉じることはできない。しかしながら、カートリッジが容器から取り外されるとき、これらのコンポーネントははずされて、ゲート746は自動的に図82aに示される閉位置に返される。ゲート746は、また、容器730の開口全体を覆うような寸法および形状を有してよく、ゲート746は2またはそれ以上のゲートを有して良い。
【0128】
別の実施例では、ピボット状カートリッジ725にゲート746がピボット動作可能に接続されて良い。例えば、ゲート746はカートリッジの前面に対する1つの角でピボット動作可能であってよく、ひねりバネがゲートを閉位置にバイアスしてよい。
【0129】
別の実施例において、バネ荷重のゲート746は、それが閉じる前の予め定められた時間、開であってよく、これにより意図的なユーザにカートリッジ725を容器730に挿入するための固定時間を与える。この時間の期間は、意図的でないユーザには一般に挿入することができるくらいに十分ではないように予め定められる。図84に示されるように、バネ荷重のゲート747は、よりダンパー758に結合されている。ゲート746が図示のとおり開位置に動かされた後に、バネ748は閉位置へとゲート746に力を加える。ダンパー758は遅くするが、通常、ゲート746の動きを止めることができない。機械的ダンパーは当業界では周知である。事例的なダンパーの1つはバネ荷重のドアに結合されてドアが閉じるのを遅くする。これらのダンパーには、典型的には、例えば、流体、例えばガス(空気)または液体(油)の密封された容器と板を具備する。板は流体の粘性に抗してバネにより押される。上に述べられるように、ゲート746はカートリッジの上、または、FCの上、または、装置の上に設けて良い。代替的には、ダンパーは金属バネにより置き換えて良く、この金属バネは、圧縮可能であり、バネが非圧縮長へと戻るまえに、短い時間間隔、例えば数秒、圧縮状態に維持できる。そのようなバネは典型的には子供のポップアップ式のおもちゃで使用される。
【0130】
さらに、図84aおよび84bに例示されるように、ダンパーは、バネ、例えばバネ748の上に配される吸気キャップ747に置き換えて良い。ゲート746が開かれるとき、吸気カップ747は吸気によって表面749に付けられて、そのバネ748を圧縮する。表面749が忠実に平たんではないので、吸気キャップおよび表面尾間の吸気はバネ748によるバイアス力に比較的短い時間、例えば数秒しか抗しきれず、そののち、バネ748が吸気力に打ち勝って、ゲート746を閉位置に復帰させる。
【0131】
別の実施例では、燃料サプライシステムはオン/オフスイッチ760を具備する。スイッチ760は電源、例えばバッテリーまたは燃料電池に動作可能に接続され、この電源がソレノイドアクチュエータ762に接続されている。図85および87で例示されるように、それぞれの電源、スイッチおよび/またはソレノイドアクチュエータはカートリッジまたは燃料サプライ725の上、または、燃料電池FCの上、または、装置の上に配置できる。スイッチ760が閉じられ、すなわちON位置にあると、ソレノイドアクチュエータが駆動されてゲート746を開とし、開位置に維持し、ゲート746により先に被覆されたバルブ要素726またはセンサ740を露出させる。代替的には、ソレノイドアクチュエータ762およびバルブ要素726は一体にでき、すなわち、ソレノイドバルブで置換でき、スイッチ760がON位置にあるとき、電源がバルブ要素726を開とし、スイッチ760がOFF位置にあるとき、バルブ要素726を閉とする。さらに、図87に示されるシステムはオプションとしてスイッチ761を具備して良く、これがゲート746の開および閉を別個に制御する。この構成で、スイッチ760が閉じられるとき、ゲート746はすぐに、開かれない。したがって、ユーザは、カートリッジ725を装置に挿入でき、あるいはカートリッジ725を燃料電池に結合できる。そして、装置または燃料電池が、制御装置を介してスイッチ761を閉じ、ゲート746を開く。代替的には、容器は、部品、例えば磁石を具備して良く、これが、挿入時にスイッチ761を閉じ、ゲート746を開け、この後挿入が完了し、バルブ726および/またはセンサ740が露出されて挿入を完了させる。
【0132】
この実施例では、有利なことに、電源が燃料電池または当該燃料電池が給電する電子装置の上に配置され、カートリッジ725がそれらから切り離され、バルブ要素726および/またはゲート746が開くことができず、カートリッジに含まれる燃料が隔離される。オプションのゲート761を含むと、有利なことに、ユーザはゲート746を開とすることなしにスイッチ760を駆動でき、このため、カートリッジが装置または燃料電池の外にある間、バルブ726、740へのアクセスを制約できる。
【0133】
ユーザによって指作動部分764を移動可能にしてスイッチ760をOFF位置からON位置へと移動させる事例的な経路が図86a−dに示される。よりねじれている経路は意図的でないユーザに対して、より多くの操作抵抗として働く。他の経路は選択することができる。直接または真っ直ぐ経路は図86aに示される。指作動部分764の少なくとも2つの動作を必要とする経路が図86bに示される。曲線の経路は図86dに示される。複数のOFF位置を伴う経路は図86cに例示される。この経路は、指作動部分が異なった位置で開始でき、そのつどON位置への実際の経路が異なって良い。この多重経路アプローチでは、有利なことに、故意でないユーザが、意図したユーザを見て、あるいは試行錯誤により、特定のON位置への経路を習得することができない。したがって、図86cの燃料サプライシステムの操作は、より高い認識的な能力を要求する。
【0134】
スイッチ760は、図88aに模式的に例示されるようにOFF位置にバイアスできる。そのようなバイアスされたスイッチ760がカートリッジの上に配置されるとき、容器730は図89aに示されるように復帰斜面766をその上に配置させることができる。復帰斜面766は図示の通り傾いているので、カートリッジ725が矢印に示される方向に引き抜かれるとき、指作動部分764は斜面に沿って下降してON位置から遠ざかる。そして、バイアス力はスイッチをOFF位置に復帰させることができる。復帰斜面766の例示的な直立のプロフィールが指作動部分764の直立なプロフィールと比較して図90に示される。指作動部分764が復帰斜面766に乗っているとき、当該斜面は当該部分764と係合するに足るほど高く、当該部分764がOFF位置に復帰した後は、当該斜面は十分に低く、スイッチを含むカートリッジを引き抜くのに足る空隙を形成する。斜面766は図示のように鋸歯状プロフィールを伴って良く、また矩形波のプロフィールを伴ってよい。
【0135】
図88bを参照すると、指作動部分764は、カートリッジ、燃料電池または装置の側壁よりも低くなるような寸法および形状を有してよい。指作動部分764を後退させると、有利なことに、子供より肉付きの多い指を持っている大人のユーザがその指の平を押して指作動部分764に接触させてスイッチ760を動かせる。より幼い子供は、後退したスイッチにアクセスすることができない。同様に、指作動部分672(図65−66、69−73)、および、指作動部分694(図74−75、76−79)も後退構造に製造でき、燃料サプライを操作する操作上の困難をより増加させることができる。
【0136】
図88のバイアスされたスイッチ760および斜面766は、カートリッジ725が図89bに示されるように適切に挿入されている間、スイッチ760を自動的にオンにするように再構築してよい。この実施例では、望ましくは、スイッチ760にONおよびOFF位置の双方にバイアスされる。すなわち、バイアスバネが直角チャンネルに対して対角線の方向にバイアスされ、スイッチがチャンネルの湾曲または肘を超えて動かされたのち、指作動部分764が、斜面766との相互作用に応じて、ONまたはOFF位置にバイアスされる。カートリッジ725が挿入されるに従って、斜面766はスイッチ760をOFF位置からON位置まで押す。
【0137】
また、図85および86で示されるように、スイッチ760は機械的なスイッチ、すなわち図87に例示される電気回路に電気的または磁気的に接続されていないものであってよい。ON位置で、スイッチ760の指作動部分764が装置、燃料電池の起伏またはチャンネルと整合して当該部分764が装置または燃料電池の壁と緩衝しない。OFF位置では、指作動部分764が起伏またはチャンネルと整合せず、このため、装置または燃料電池の壁と緩衝する。したがって、OFF位置では、カートリッジは挿入できない。指作動部分の装置状の突起との整合は上述のとおり図56bを参照して例示される。
【0138】
さらに、磁気材料を含むバルブ要素を用いて燃料サプライシステムの操作上の抵抗を増加させてよい。図91に示される実施例は、バルブ要素726と728が偏芯して配置される点で、図80の実施例と類似している。1つの違いは、これらのバルブ要素が、流路を開くために、物理的に互いに接触する必要がなく、また、好ましくは、それらの間の物理的な接触がその間で流路を形成しないという点である。図92に示すように、バルブ要素の少なくとも1つは逆止めバルブである。すなわち、これはO−リングおよびシール面とのシール関係を形成するようにバイアスされるバネ荷重プランジャ768、770を具備する。この場合、プランジャ768、770は磁気材料から作られる。バルブ要素726および728の磁力は互いに反発するように選択される。この実施例では、2つのバルブ要素が互い適切に対向するように配列され、磁力がバネに抗して相互に反発してバルブ要素を介して流路を開とする。
【0139】
この発明のさらに他の実施例では、カートリッジまたはカートリッジ状のラッチが多数の方向に移動された後に、カートリッジが燃料電池または装置の上の容器に挿入できる。他方では、カートリッジを取り外すためにユーザはカートリッジまたはラッチを1方向に移動するだけでよい。この実施例の1つの例が図93a−fに例示され、これは図17−24に示される実施例と類似している。容器772は鍵付き入口774を具備し、これが、カートリッジ778の合致する鍵付きコネクタ776を収容するようになっている。図93aに示されるように、鍵付きコネクタ776は正号されて鍵付き入口774に挿入される。鍵付きコネクタ776はバルブ780および他の電気および機械的結合を具備して良い。挿入の後に、カートリッジ778は図93bに示す方向に回転され容器772にカートリッジ778を固定する。ロック位置において、鍵付きコネクタ776は、鍵付きコネクタ776とバネ荷重ラッチ782の間に干渉によってこの位置に保持される。したがって、少なくとも2つの運動がカートリッジを挿入するのに必要である。すなわち、整列/挿入および固定のための回転が必要である。容器からカートリッジを取り外すために、ラッチ782は図93cに示されるように押し下げられる。鍵付きコネクタ776とカートリッジはこの時点で取り外すことができる。望ましくは容器772は、鍵付きコネクタ776が挿入されるとき圧縮されるバネを具備し、ラッチ782が押し下げられると、圧縮されたバネがカートリッジを押し出す。代わりに、図93dと93eに示されるように、バネ荷重ラッチ782がピボット移動されて、干渉位置から回転されてよい。1つの運動だけが、カートリッジを取り外すのに必要である。
【0140】
この概念の別の例は図94a−bに示される。カートリッジ784は、図示のとおり、前面端に鍵786を具備し、その背面端にノッチ788を具備する。容器790は、バネバイアスされた前板792を具備し、この板が前面入口エントリ794を具備する。容器790はさらに背面入口796を具備し、これが好ましくは前面入口と異なる角度で配向される。カートリッジ鍵786は、板792上の前面入口エントリ794に収容される寸法および形状を有し、前面入口794は背面入口796により収容される寸法および形状を有する。挿入するには、鍵786および794が相互に整合するようにカートリッジ784を配置しなければならない。次に、カートリッジが図示のとおり回転されて鍵794および796が整合される。カートリッジ784が完全に挿入された後に、ラッチ798がノッチ788に挿入されてカートリッジを保持可能となす。望ましくは、ラッチ798は保持位置への脱入のために回転可能である。カートリッジは、ラッチ798をノッチ798から遠ざけるように移動させることにより取り外すことができる。バネ800は、挿入時に圧縮され開店されており、これが、蓄積されているエネルギーを放出してカートリッジ784を容器790から押す(回転させる)。図93に示される例と同様で、挿入は多重ステップ(カートリッジの整合、挿入、および回転、ラッチの回転)と、単一の開放運動(ラッチの逆回転)を必要とする。
【0141】
図6−15に例示されるバルブの実施例は、また、接続に多重運動を要し、引き抜きに単一運動を要するように修正できる。図12、13および15に最もよく示されるように、バルブ要素240をバルブ要素140に連結するために、2つのバルブ要素が線形線に沿って一緒にされて、突出したピン265が溝セクション160aに収容される。次に、2つのバルブ要素が互いに対して回転して、突出したピン265が溝セクション160bに収容される。これらの2つのバルブ要素の分離には逆方向の動きを必要とする。
【0142】
図95に例示されるように、バルブ要素240'の修正された主ハウジング242'は3つの同芯のスリーブ:外側のスリーブ242a、中央スリーブ242bおよび内側のスリーブ242cを有する。すべての3個のスリーブは、図96に例示されるように、互いの中で同芯的にフィットするような寸法および形状を有する。この実施例では、突出したピン265が修正されて自由な球265'、例えばボールベアリングやBBペレットなどとされる。中央スリーブ242bは肩部802を形成し、これが球265'を収容するようになっている。中央スリーブ242bはエンドキャップ250に硬く取り付けられ簡単に把持できる。中央スリーブ242bが外側のスリーブ242aに完全に挿入されるとき、球265'が部分的に外側スリーブ242aの穴804からはみ出て、穴804により保持される。変更されたバルブ要素240'の挿入は、図12、13および15において説明したものと類似であり、すなわち、長さ方向内側の運動と、その後の回転である。2つのバルブ要素を外すために、ユーザは終わりのキャップ250を引っ張り、これが中央スリーブ242bを外側に引く。中央スリーブ242bの端部が球265'を通過するとすぐに、球はもはや支持されなくて、外側のスリーブ242aと内側のスリーブ242cの間に形成された空隙に落ちる。球265'がもはや溝160に接触しなくなり、また、バルブ要素140および240'は容易に切り離すことができる。望ましくは、エンドキャップ250を引き続けて2つのバルブ要素を完全に切り離すべきである。代わりに、肩部802がチャンネル802で置き換えられて良く、これは球265'を穴804へ案内する寸法および形状を有する。
【0143】
さらに他の実施例において、この発明のバルブは対応するバルブ要素806および808を有する。これらのバルブ要素は、'006および'949の親出願において検討された協働的なバルブ要素と類似し、また上述した対応するバルブ要素140および240と類似しており、それは、それぞれのバルブ要素はバイアスされたシールプランジャを具備し、これが通常はシール面に抗して押され、プランジャがシール面から離れていくときに、バルブ要素が開となる点による。この実施例では、少なくとも1つのバルブ要素806、808がプランジャを具備し、例えば、このプランジャが、ロック解除、例えば、プランジャを、所定量、回転させることにより最初にロック解除されるまで、当該プランジャがシール面から離れることがない。望ましくは、このバルブ要素は燃料サプライに結合され、燃料サプライが電子装置、または、燃料電池に取り付けられないときに、この燃料サプライの中の燃料にアクセスするのが、より難しいようになっている。
【0144】
図97を参照すると、バルブ要素808は外側のハウジング810と、その中に往復動自在に配置されたプランジャ812とを有する。プランジャ812は図示のとおりシール面に抗してバネによりバイアスされる。バネがプランジャ812を長さ方向にバイアスされ、同様に、長さ方向の回りに回転方向に通常位置へとバイアスされる。通常位置では、図98aに最もよく示されるように、プランジャ812がロックされてシール面から移動するのが阻止される。これは、ハウジング810上の止め部814がプランジャ812と緩衝するからである。バルブ部品808を開くために、ノッチ816が止め部814に整合するまで、プランジャ812を回転させなければならない。これは図98bに最もよく示される。プランジャ812をバイアスするバネは、ノッチ816が止め部814に整合するまで、プランジャをシール位置に保持し、その後、プランジャ812はシール面から後退する。バルブ要素808を開くのに必要である回転の量は、対応する止め部814とノッチ816の数に左右される。望ましくは、バルブ要素808は燃料サプライに取り付けられる。代わりに、止め部814をプランジャ812上に配置して良く、ノッチ816をハウジング810上に配置してよい。
【0145】
プランジャ812はその先端上に鍵818を具備し、この鍵が、対向するバルブ要素806のプランジャ822上の対応する鍵826と適合する寸法および形状を有する。これを図97に示す。望ましくは、プランジャ822は、プランジャ812が回転して開となる間、回転せず、アンカーをなす。このため、プランジャ822はそこにチャンネル825を形成させ、バルブ要素806のハウジング820はリッジ824を具備し、これがチャンネル825内にフィットして、2つのプランジャが係合しているときには、822が回転しないようになっている。これは図99aおよび99bに最も良く示される。リッジ824は図示のとおりチャンネル825の長さだけ伸びる必要がなく、著しく短いことに留意されたい。
【0146】
2つのプランジャが係合されるとき、2つのバルブ要素のハウジングは相互に移動可能であり、ノッチ816を止め部814に整合させる。バルブ要素のプランジャ822はハウジング820に対して長さ方向に移動可能であり、バルブ要素806を開とする。好ましくは、バルブ要素806は燃料電池、または、燃料電池が給電する装置の上に取り付けられる。バルブ要素806および808が切り離されるとき、より具体的には、プランジャ812および822が互いから係合解除されるとき、バネバイアスのプランジャ812は回転してロック位置に復帰する。さらに、バルブ要素802が非回転の鍵826を具備する限り、バルブ要素806はシールを具備せず、従って常に開であってよいことに留意されたい。
【0147】
上で説明した実施例と同様に、バルブ要素806および808が相互を結合するために、互いに対して少なくとも2つの方向に可動である。より具体的には、これら2つのバルブ要素が相互に対して長さ方向に移動させられ、相互に対して少なくとも回転させられて、ロック解除され、この後、バルブ要素が接続されてその間に流路を形成する。さらに、長さ方向の運動は、回転運動の後に行われてバルブ要素を開いて良く、そのまえにロック解除される。
【0148】
さらに、予定されたレベルを超える力がそれに適用されるときに止め部814がこれに屈するように修正されて良い。したがって、プランジャ812を、ロック解除することなく、移動させてバルブ要素808を開としてよい。止め部814は屈曲可能な材料、例えばポリマーかれ製造して良く、また止め部814は大きな力のバネであってよく、これは先に説明してものと類似である。この実施例では、バルブ要素は、プランジャ812を回転させることによって、または、止め部814に打ち勝つ大きな力を加えることにより、開にできる。
【0149】
ここに開示された発明の例示的な実施例がこの発明の目的を達成することは明らかであるが、当業者が種々の変形や他の実施例を構成できることは容易に理解できる。さらに、任意の実施例の特徴および/または要素を、単独で、または他の実施例の特徴および/または要素と組み合わせて使用できる。
【0150】
さらに、特許文献や商業製品に開示されている通常の子供が操作できないようにする技術のいずれもこの発明に組み入れることができる。このような子供が操作できないようにする通常の特許文献は、これに限定されないが、本出願人に係る以下の特許文献を含む。
4,758,152/ 5,427,522/ 5,642,993/ 6,046,528/ 4,773,849/ 5,431,558/
5,655,902/ 6,065,958/ 4,830,603/ 5,435,719/ 5,735,294/ 6,077,069/
4,889,482/ 5,427,522/ 5,769,098/ 6,077,070/ 5,002,482/ 5,445,518/
5,823,765/ 6,095,799/ 5,092,764/ 5,456,598/ 5,833,448/ 6,206,689/
5,096,414/ 5,483,978/ 5,854,530/ 6,382,960/ 5,120,215/ 5,487,657/
5,927,962/ 6,386,860/ 5,125,829/ 5,520,197/ 5,934,895/ 6,488,492/
5,215,458/ 5,584,682/ 5,957,680/ 6,491,515/ 5,262,697/ 5,628,627/
5,980,239/ 6,527,546/ 5,417,563/ 5,636,979/ 6,045,354/ 6,726,469
【0151】
また、子供が操作できないものに関する他の出願人に係る通常の特許もこの発明に採用して適切である。このような適切な特許の非制約的な例は以下を含む。
【0152】
5,531,591/ 5,368,473/ 4,784,602/ 5,634,787/ 5,458,482/ 5,240,408/
4,784,601/ 5,607,295/ 5,437,549/ 5,186,618/ 4,904,180/ 5,788,474/
5,409,372/ 5,145,358/ 5,971,748/ 5,288,226/ 5,401,163/ 4,859,172/
5,868,561
【0153】
これら参照文献のすべての、子供が操作できなくする機構は参照してここに組み入れる。
【0154】
さらに、危険なクリーニングコンテナまたは薬ボトルのキャップからの子供が操作できないようにする機構をこの発明とともに使用して良く、これら子供が操作できなくするキャップについては参照してここに組み入れる。
【0155】
なお、以下に、上述実施例の技術的な特徴を列挙する。
[技術的特徴1]
燃料サプライと、
燃料電池と動作可能に関連づけられ、上記燃料サプライを上記燃料サプライに貯蔵されている燃料を上記燃料電池に搬送するように収容するように構成された装置と、
上記燃料装置の上記装置に対する着脱の操作抵抗を増大させる手段とを有することを特徴とする燃料電池システム。
[技術的特徴2]
上記装置は上記燃料サプライを収容するように構成された容器を有する技術的特徴1記載の燃料電池システム。
[技術的特徴3]
上記装置はバルブ要素を有し、上記燃料サプライは対応するバルブ要素を有し、上記バルブ要素は、結合されたときに、上記燃料を上記燃料電池から上記燃料サプライへ搬送する流路を形成する技術的特徴1記載の燃料電池システム。
[技術的特徴4]
燃料サプライまたは燃料電池の一方に結合可能な第1のバルブ要素と、上記燃料サプライまたは上記燃料電池の他方に結合可能で、上記第1のバルブ要素に連結可能な第2のバルブ要素とを有し、上記第1および第2のバルブ要素を通じて流路が形成され、上記第1および第2のバルブ要素が相互に連結するために相対的に少なくとも2つの方向に移動可能であり、上記2つのバルブ要素の少なくとも1つが、上記流路が形成される前にシールを形成することを特徴とする燃料電池システム。
[技術的特徴5]
各バルブ要素がシールを有する技術的特徴4記載の燃料電池システム。
[技術的特徴6]
上記流路が形成される前に要素間のシールが形成される技術的特徴4記載の燃料電池システム。
[技術的特徴7]
上記第1のバルブ要素は、上記流路を形成するために、上記第2のバルブ要素に対して少なくとも1つの方向に移動可能である技術的特徴4記載の燃料電池システム。
[技術的特徴8]
上記第2のバルブ要素は、上記流路を形成するために、上記第1のバルブ要素に対して少なくとも1つの方向に移動可能である技術的特徴4記載の燃料電池システム。
[技術的特徴9]
上記少なくとも2つの方向のうちの1つは、上記バルブ要素のうちの1つの長さ方向の軸に実質的に沿う技術的特徴4記載の燃料電池システム。
[技術的特徴10]
上記1つの方向は上記バルブ要素の双方の長さ方向の軸の回りの回転である技術的特徴4記載の燃料電池システム。
[技術的特徴11]
上記少なくとも2つの方向のうちの1つは、上記バルブ要素のうちの1つの長さ方向の軸に実質的に沿う技術的特徴4記載の燃料電池システム。
[技術的特徴12]
上記少なくとも2つの方向のうちの1つは、上記バルブ要素のうちの1つの長さ方向の軸に実質的に直交する技術的特徴4記載の燃料電池システム。
[技術的特徴13]
上記少なくとも2つの方向のうちの1つは、上記2つのバルブ要素が相互に結合されるときの接近線に実質的に沿う技術的特徴4記載の燃料電池システム。
[技術的特徴14]
上記第1の方向は、上記2つのバルブ要素が相互に結合されるときの接近線に実質的に沿い、上記第2の方向は上記接近線に実質的に直交する技術的特徴4記載の燃料電池システム。
[技術的特徴15]
上記第1の方向は、上記2つのバルブ要素が相互に結合されるときの接近線に実質的に沿い、上記第2の方向は上記接近線に実質的に直交する軸の回りの回転である技術的特徴4記載の燃料電池システム。
[技術的特徴16]
上記第1の方向は、上記2つのバルブ要素が相互に結合されるときの接近線に実質的に沿い、上記第2の方向は上記接近線の回りの回転である技術的特徴4記載の燃料電池システム。
[技術的特徴17]
第1の方向の移動の後、要素間シールが上記2つのバルブ要素の間で形成される技術的特徴4記載の燃料電池システム。
[技術的特徴18]
上記流体の流路は上記第1の移動の後に形成される技術的特徴4記載の燃料電池システム。
[技術的特徴19]
上記流体の流路は第2の移動の後に形成される技術的特徴4記載の燃料電池システム。
[技術的特徴20]
上記バルブ要素の少なくとも1つは、シール面に抗してバイアスされる移動可能な本体を有し、第2の方向の移動の後に上記移動可能な本体が上記シール面から離れるように移動される技術的特徴4記載の燃料電池システム。
[技術的特徴21]
上記他のバルブ要素は、シール面に抗してバイアスされる移動可能な本体を有し、第2の方向の移動の後に上記移動可能な本体が上記シール面から離れるように移動される技術的特徴20記載の燃料電池システム。
[技術的特徴22]
上記2つの移動可能な本体はそれぞれカム面を有する技術的特徴21記載の燃料電池システム。
[技術的特徴23]
上記少なくとも2つの方向の移動の後、2つの上記カム面が相互に作用して上記シール面から少なくとも1つのバルブ要素において相互の移動可能な本体を離間させるように移動させる技術的特徴22記載の燃料電池システム。
[技術的特徴24]
上記少なくとも2つの方向の移動の後、上記バルブ要素の双方において上記移動可能な本体が上記シール面から遠ざかるように移動する技術的特徴23記載の燃料電池システム。
[技術的特徴25]
上記他のバルブ要素はカム面を有する技術的特徴20記載の燃料電池システム。
[技術的特徴26]
上記カム面は上記移動可能な本体を上記シール面から遠ざけるように移動させる技術的特徴25記載の燃料電池システム。
[技術的特徴27]
上記バルブ要素の1つはチャンネルを有し、上記他のバルブ要素は上記チャンネルに収容されるように構成された突起を有する技術的特徴4記載の燃料電池システム。
[技術的特徴28]
上記チャンネルは少なくとも2つのセグメントを有する技術的特徴27記載の燃料電池システム。
[技術的特徴29]
上記2つのセグメントは相互に実質的に直交する技術的特徴28記載の燃料電池システム。
[技術的特徴30]
上記第1および第2のバルブ要素は、他方から分離するためにお互いに少なくとも1つの方向に移動可能である技術的特徴4記載の燃料電池システム。
[技術的特徴31]
上記バルブ要素の1つが2つのセグメントを具備するチャンネルを有し、上記バルブ要素の他方が上記チャンネルに収容されるように構成された突起を有し、連結過程で上記突起が上記セグメントに沿って移動する技術的特徴30記載の燃料電池システム。
[技術的特徴32]
分離過程で上記突起が上記チャンネルから取り外される技術的特徴31記載の燃料電池システム。
[技術的特徴33]
上記突起は、上記他方のバルブ要素のハウジング部材に取り外し可能に結合されて、上記分離過程において上記ハウジングから分離される自由部材を有する技術的特徴32記載の燃料電池システム。
[技術的特徴34]
上記第1および第2のバルブ要素は相互に対して第3の方向にも移動可能である技術的特徴4記載の燃料電池システム。
[技術的特徴35]
上記方向の少なくとも1つは並進である技術的特徴34記載の燃料電池システム。
[技術的特徴36]
少なくとも2つの方向が並進である技術的特徴34記載の燃料電池システム。
[技術的特徴37]
上記3つの方向が並進である技術的特徴34記載の燃料電池システム。
[技術的特徴38]
上記方向の少なくとも1つが回転である技術的特徴34記載の燃料電池システム。
[技術的特徴39]
少なくとも2つの方向が回転である技術的特徴34記載の燃料電池システム。
[技術的特徴40]
上記第1および第2のバルブ要素は相互に対して第4の方向にも移動可能である技術的特徴34記載の燃料電池システム。
[技術的特徴41]
少なくとも3つの方向が回転である技術的特徴40記載の燃料電池システム。
[技術的特徴42]
少なくとも3つの方向が並進である技術的特徴40記載の燃料電池システム。
[技術的特徴43]
2つの方向が回転であり、2つの方向が並進である技術的特徴40記載の燃料電池システム。
[技術的特徴44]
流体に関し燃料電池に結合される出口を具備する容器と、
アクチュエータと、
バルブを含む燃料サプライとを有し、
流路が上記バルブと上記出口の間に選択的に形成されるように上記燃料サプライは上記容器に取り外し可能に接続でき、上記アクチュエータが上記バルブを選択的に開として流路を形成することを特徴とする燃料電池システム。
[技術的特徴45]
上記燃料サプライは、上記バルブへのアクセスを制限する直立の少なくとも1つのシールドをさらに含む技術的特徴44記載の燃料電池システム。
[技術的特徴46]
上記燃料サプライは上記バルブを包囲する2つの離間した直立のシールドを含む技術的特徴45記載の燃料電池システム。
[技術的特徴47]
上記直立のシールドはC形状である技術的特徴45記載の燃料電池システム。
[技術的特徴48]
上記解く率のシールドは上記バルブの周囲に週報項に配置される技術的特徴45記載の燃料電池システム。
[技術的特徴49]
上記シールドは、上記アクチュエータが上記バルブを開とすることを可能にする開口を形成する技術的特徴48記載の燃料電池システム。
[技術的特徴50]
上記開口は移動可能なゲートにより被覆される技術的特徴48記載の燃料電池システム。
[技術的特徴51]
上記ゲートはバネにより閉位置にバイアスされる技術的特徴48記載の燃料電池システム。
[技術的特徴52]
上記ゲートは開となるために屈曲可能である技術的特徴48記載の燃料電池システム。
[技術的特徴53]
上記アクチュエータは上記容器上のカム面である技術的特徴44記載の燃料電池システム。
[技術的特徴54]
上記容器は、少なくとも2つのセクションを具備する開口を形成する技術的特徴44記載の燃料電池システム。
[技術的特徴55]
上記バルブまたは上記容器の少なくとも1つは鍵付き部分を含み、上記鍵付き部分が、上記バルブまたは上記容器の他方に形成された開口に収容されるように構成される技術的特徴44記載の燃料電池システム。
[技術的特徴56]
上記開口は上記容器状に配置される技術的特徴55記載の燃料電池システム。
[技術的特徴57]
上記開口は第1の開口および第2の開口を具備し、上記第2の開口が上記バルブを収容するように構成される技術的特徴56記載の燃料電池システム。
[技術的特徴58]
上記第2の開口は上記第2の開口より大きい技術的特徴57記載の燃料電池システム。
[技術的特徴59]
上記バルブが上記容器上の上記開口に挿入された後に上記バルブが回転させられて上記燃料サプライを上記容器に保持させる技術的特徴57記載の燃料電池システム。
[技術的特徴60]
上記燃料サプライはさらに上記容器に対して移動させられて上記バルブを開となす技術的特徴59記載の燃料電池システム。
[技術的特徴61]
上記燃料サプライは上記容器に対して並進移動する技術的特徴60記載の燃料電池システム。
[技術的特徴62]
上記バルブはシール面に対してバイアスされる移動可能本体を有する技術的特徴53記載の燃料電池システム。
[技術的特徴63]
上記容器上のカム面が上記バイアスされた移動可能本体に接触して上記バルブを開となす技術的特徴62記載の燃料電池システム。
[技術的特徴64]
上記燃料サプライは上記容器に対して移動可能で、上記カム面を上記バイアスされた移動可能本体に接触させて上記バルブを開となす技術的特徴63記載の燃料電池システム。
[技術的特徴65]
上記出口は上記バイアスされた移動可能本体を開位置に保持する保持部材を有する技術的特徴62記載の燃料電池システム。
[技術的特徴66]
上記カム面はくさび部の表面に配される技術的特徴53記載の燃料電池システム。
[技術的特徴67]
上記バルブは、傾斜した肩部を具備するノズルを有する技術的特徴66記載の燃料電池システム。
[技術的特徴68]
上記くさび部分は上記傾斜された肩部と動作可能に関連づけられる技術的特徴67記載の燃料電池システム。
[技術的特徴69]
上記燃料サプライは上記バルブを包囲するカバーを有する技術的特徴44記載の燃料電池システム。
[技術的特徴70]
上記カバーは上記燃料サプライから取り外し可能である技術的特徴69記載の燃料電池システム。
[技術的特徴71]
上記カバーは上記燃料サプライから取り外し可能とするために少なくとも2つの方向に移動可能である技術的特徴70記載の燃料電池システム。
[技術的特徴72]
上記カバーは上記バルブへのアクセスのための少なくとも1つの開口を形成する技術的特徴70記載の燃料電池システム。
[技術的特徴73]
上記容器は、穴を貫通させたピボット移動可能な連結部材をさらに含み、上記ピボット移動可能な連結部材は第1の位置および第2の位置の間を移動可能であり、上記第1の位置で、上記穴は上記出口と流体連通せず、上記第2の位置で、上記穴は上記出口と流体連通し、上記燃料サプライは上記連結部材取り外し可能に固着されて上記バルブを上記ボアと流体連通させる技術的特徴44記載の燃料電池システム。
[技術的特徴74]
上記燃料サプライおよび上記結合部材は、上記燃料サプライを上記結合部材に対して回転させることによって一体に結合される技術的特徴73記載の燃料電池システム。
[技術的特徴75]
上記連結部材は上記第1の位置にバイアスされる技術的特徴73記載の燃料電池システム。
[技術的特徴76]
上記連結部材は上記第2の位置にバイアスされる技術的特徴73記載の燃料電池システム。
[技術的特徴77]
燃料管が上記出口に結合される技術的特徴73記載の燃料電池システム。
[技術的特徴78]
燃料サプライは上記結合部材に結合するために少なくとも2つの方向に移動可能である技術的特徴73記載の燃料電池システム。
[技術的特徴79]
上記燃料サプライはバヨネット結合により上記結合部材に結合される技術的特徴78記載の燃料電池システム。
[技術的特徴80]
バネが上記結合部材内に配置され、上記燃料サプライは、挿入の間、上記バネを押す技術的特徴78記載の燃料電池システム。
[技術的特徴81]
上記容器は、ピボット移動可能な連結部材で上記出口と流体連通されたものをさらに含み、第1の位置および第2の位置の間を移動可能であり、上記第1の位置で、上記結合部材は上記燃料サプライを収容する位置にあり、上記第2の位置で、上記結合部材は上記燃料サプライを収容する位置から離れる技術的特徴44記載の燃料電池システム。
[技術的特徴82]
上記バルブは通常は開であり、上記バルブに作用する力により上記バルブを閉位置に保持する技術的特徴44記載の燃料電池システム。
[技術的特徴83]
上記バルブは通常は閉であり、上記バルブに作用する力により上記バルブを開とする技術的特徴44記載の燃料電池システム。
[技術的特徴84]
上記バルブは磁力により開にできる技術的特徴44記載の燃料電池システム。
[技術的特徴85]
上記バルブは電気力により開にできる技術的特徴44記載の燃料電池システム。
[技術的特徴86]
上記アクチュエータは上記燃料サプライにピボット移動可能に連結され上記バルブと動作可能に関連づけられる技術的特徴44記載の燃料電池システム。
[技術的特徴87]
上記アクチュエータが第1の端部で押圧されたときに上記アクチュエータの第2の端部が上記バルブと係合する技術的特徴86記載の燃料電池システム。
[技術的特徴88]
上記容器は上記バルブを数要するように構成された連結部材をさらに有し、上記アクチュエータは、挿入の間、上記容器によって押圧される技術的特徴87記載の燃料電池システム。
[技術的特徴89]
上記連結部材は上記容器にピボット移動可能に連結される技術的特徴88記載の燃料電池システム。
[技術的特徴90]
上記容器は、上記燃料サプライが上記容器中へ挿入されるときに、上記アクチュエータを上記第1の端部で押圧するプランジャを有する技術的特徴87記載の燃料電池システム。
[技術的特徴91]
上記プランジャはバネによりバイアスされる技術的特徴90記載の燃料電池システム。
[技術的特徴92]
上記プランジャはバネを有する技術的特徴90記載の燃料電池システム。
[技術的特徴93]
上記プランジャは上記第1の端部と係合するために上記容器に対して往復動可能である技術的特徴90記載の燃料電池システム。
[技術的特徴94]
上記アクチュエータは上記バルブと係合するために上記燃料サプライに対して往復動可能である技術的特徴86記載の燃料電池システム。
[技術的特徴95]
上記燃料サプライを上記容器に挿入する際の困難性のレベルを増大させるための大きな力のバネをさらに有し、少なくとも約3kgの力が加えられて上記バネを克服して上記燃料サプライを挿入する技術的特徴44記載の燃料電池システム。
[技術的特徴96]
上記力は少なくとも約4kgである技術的特徴95記載の燃料電池システム。
[技術的特徴97]
上記力は少なくとも約5kgである技術的特徴95記載の燃料電池システム。
[技術的特徴98]
上記大きな力のバネは上記容器の表面に配置される技術的特徴95記載の燃料電池システム。
[技術的特徴99]
上記大きな力のバネは上記燃料サプライの表面に配置される技術的特徴95記載の燃料電池システム。
[技術的特徴100]
上記大きな力のバネは上記燃料サプライおよび上記容器の間に配置される技術的特徴95記載の燃料電池システム。
[技術的特徴101]
上記アクチュエータと動作可能に関連づけられ、緩衝位置および非緩衝位置の間を移動可能なラッチをさらに有し、上記緩衝位置で、上記アクチュエータはバルブの作動の困難性を増大させ、上記非緩衝位置で上記アクチュエータは上記バルブを作動させるために移動可能である燃料電池システム。
[技術的特徴102]
上記ラッチは上記燃料サプライに取り外し可能に結合され、上記非緩衝位置で、上記燃料サプライから離れる技術的特徴101記載の燃料電池システム。
[技術的特徴103]
上記ラッチは上記燃料サプライから離れるために少なくとも2つの方向に移動可能である技術的特徴1記載の燃料電池システム。
[技術的特徴104]
上記ラッチは上記緩衝位置および上記非緩衝位置の間を移動するために少なくとも1つの方向に移動可能である技術的特徴101記載の燃料電池システム。
[技術的特徴105]
上記方向は上記燃料サプライの長さ方向に実質的に平行である技術的特徴104記載の燃料電池システム。
[技術的特徴106]
上記方向は上記燃料サプライの長さ方向に実質的に直交する技術的特徴104記載の燃料電池システム。
[技術的特徴107]
上記方向は上記燃料サプライの長さ方向の軸に実質的に平行な線と実質的に直交する技術的特徴104記載の燃料電池システム。
[技術的特徴108]
上記ラッチは上記緩衝位置および上記非緩衝位置の間を移動するために少なくとも2つの方向に移動可能であ技術的特徴1記載の燃料電池システム。
[技術的特徴109]
上記2つの方向の1つは上記燃料サプライの長さ方向に実質的に沿う方向である技術的特徴108記載の燃料電池システム。
[技術的特徴110]
上記2つの方向の1つは上記燃料サプライの長さ方向に実質的に直交する方向である技術的特徴108記載の燃料電池システム。
[技術的特徴111]
上記方向は上記燃料サプライの長さ方向の軸に実質的に平行な線と実質的に直交す技術的特徴110記載の燃料電池システム。
[技術的特徴112]
第1の方向は上記長さ方向に実質的に直交し、第2の方向は上記燃料サプライの上記長さ方向に実質的に沿う技術的特徴108記載の燃料電池システム。
[技術的特徴113]
上記第1の方向は上記燃料サプライの長さ方向の軸に実質的に向かう技術的特徴112記載の燃料電池システム。
[技術的特徴114]
上記第1の方向は上記燃料サプライの長さ方向に実質的に平行な線と実質的に直交し、上記第2の方向は上記燃料サプライの上記長さ方向に実質的に沿う技術的特徴108記載の燃料電池システム。
[技術的特徴115]
上記方向は軸の周りの回転である技術的特徴104記載の燃料電池システム。
[技術的特徴116]
上記方向は軸のまわりのピボット運動である技術的特徴104記載の燃料電池システム。
[技術的特徴117]
上記方向は並進方向である技術的特徴104記載の燃料電池システム。
[技術的特徴118]
上記ラッチは上記緩衝位置へとバイアスされる技術的特徴101記載の燃料電池システム。
[技術的特徴119]
上記ラッチはライブジョイントを有し、非緩衝位置へと屈曲される技術的特徴118記載の燃料電池システム。
[技術的特徴120]
上記ラッチはバネにより支持される技術的特徴118記載の燃料電池システム。
[技術的特徴121]
上記ラッチはカムを有する技術的特徴101記載の燃料電池システム。
[技術的特徴122]
上記ラッチは上記燃料サプライにピボット運動可能に結合される技術的特徴101記載の燃料電池システム。
[技術的特徴123]
上記ラッチは上記燃料サプライ内に少なくとも部分的に配置される技術的特徴101記載の燃料電池システム。
[技術的特徴124]
上記ラッチは上記燃料サプライのハウジングの表面に少なくとも部分的に配置される技術的特徴101記載の燃料電池システム。
[技術的特徴125]
上記ラッチは、上記アクチュエータの作動部分から離れたユーザ作動部分を有し、上記ラッチのユーザ作動部分および上記アクチュエータの作動部分を同時に作用させるために双方の手が必要となる技術的特徴44記載の燃料電池システム。
[技術的特徴126]
第2のラッチをさらに有し、各ラッチが、上記アクチュエータの作動部分から離れたユーザ作動部分を有し、上記2つのユーザ作動部分を同時に押して上記2つのラッチを非乾燥位置に移動させるために2つの指が必要となる技術的特徴101記載の燃料電池システム。
[技術的特徴127]
上記ラッチは第1の部分および第2の部分を有し、上記第1の部分がユーザ作動部分を有し、上記第2の部分が上記緩衝位置および上記非緩衝位置の間を移動可能である技術的特徴122記載の燃料電池システム。
[技術的特徴128]
ユーザは上記第1のラッチ部分を作動させ、上記第2のラッチ部分が上記非緩衝位置に保持される技術的特徴127記載の燃料電池システム。
[技術的特徴129]
ユーザが上記第1のラッチ部分を作動させた後、上記第2のラッチ部分が上記非緩衝位置に保持される技術的特徴128記載の燃料電池システム。
[技術的特徴130]
上記ラッチは上記アクチュエータの作動に抗する大きな力のバネを有し、上記緩衝位置において、少なくとも約3kgの力が上記アクチュエータに加わるときに上記アクチュエータが上記バルブを開位置に移動可能であるようになす技術的特徴101記載の燃料電池システム。
[技術的特徴131]
上記力は少なくとも約4kgである技術的特徴130記載の燃料電池システム。
[技術的特徴132]
上記力は少なくとも約5kgである技術的特徴131記載の燃料電池システム。
[技術的特徴133]
上記燃料サプライを上記容器に挿入するまえにユーザが上記ラッチを上記非緩衝位置に移動させる技術的特徴101記載の燃料電池システム。
[技術的特徴134]
上記燃料サプライが上記容器に収容されるときに、上記容器が上記ラッチに作用して上記ラッチを上記非緩衝位置に移動させる技術的特徴101記載の燃料電池システム。
[技術的特徴135]
上記容器は、上記燃料サプライが上記容器に挿入されるときに、上記ラッチを上記非緩衝位置に移動させるための戻り止めを有する技術的特徴134記載の燃料電池システム。
[技術的特徴136]
上記戻り止めはスプリング荷重である技術的特徴1記載の燃料電池システム。
[技術的特徴137]
上記ラッチは、上記燃料サプライが上記容器から引き抜かれるときに、上記緩衝位置へ自動的に移動する技術的特徴101記載の燃料電池システム。
[技術的特徴138]
上記容器は、上記燃料サプライが上記容器から引き抜かれるときに、上記ラッチを上記緩衝位置に移動させるための戻り止めを有する技術的特徴101記載の燃料電池システム。
[技術的特徴139]
上記燃料サプライは上記容器と結合するために少なくとも2つの方向に移動可能である技術的特徴44記載の燃料電池システム。
[技術的特徴140]
上記燃料サプライは上記容器から外れるために少なくとも1つの方向に移動可能である技術的特徴139記載の燃料電池システム。
[技術的特徴141]
上記燃料サプライは上記容器から外れるために少なくとも1つの方向に移動可能である技術的特徴44記載の燃料電池システム。
[技術的特徴142]
上記容器は、上記燃料サプライを上記容器に保持するための上記バルブの上記鍵付き部分を保持する移動可能な止め部を有する技術的特徴59記載の燃料電池システム。
[技術的特徴143]
上記止め部は、上記燃料サプライを上記容器から外すために少なくとも1つの方向に移動可能である技術的特徴142記載の燃料電池システム。
[技術的特徴144]
上記燃料サプライは上記容器に結合するために少なくとも2つの方向に移動可能であり、上記燃料サプライは上記容器から外れるために少なくとも1つの方向に移動可能である技術的特徴142記載の燃料電池システム。
[技術的特徴145]
上記止め部は鍵付き部分を保持する位置にバイアスされる技術的特徴143記載の燃料電池システム。
[技術的特徴146]
上記容器は、上記サプライが上記容器に結合されるときに圧縮されるバネを有する技術的特徴142記載の燃料電池システム。
[技術的特徴147]
上記圧縮されたバネは上記燃料サプライが上記容器から外れるのを支援する技術的特徴146記載の燃料電池システム。
[技術的特徴148]
上記容器は第1の鍵および第2の鍵を有し、バネが上記第1および第2の鍵の間に配置され、上記燃料サプライが第3の鍵を有し、上記燃料サプライが上記容器に結合されるときに上記第3の鍵が上記第2の鍵の中にフィットし、上記第2の鍵が上記第1の鍵の中にフィットする技術的特徴44記載の燃料電池システム。
[技術的特徴149]
上記燃料サプライが上記容器に結合されていないときに上記第1の鍵および上記第2の鍵が相互に結合しない技術的特徴148記載の燃料電池システム。
[技術的特徴150]
上記結合過程において、上記第3の鍵が上記第2の鍵に挿入され、つぎに上記燃料サプライが回転されて上記バネに圧縮するように押され上記第2の鍵を上記第3の鍵に挿入する技術的特徴149記載の燃料電池システム。
[技術的特徴151]
上記容器は、上記燃料サプライを上記容器に保持する保持部材をさらに有する技術的特徴150記載の燃料電池システム。
[技術的特徴152]
上記保持部材は上記燃料を上記容器から取り外すために移動可能である技術的特徴151記載の燃料電池システム。
[技術的特徴153]
上記燃料サプライは上記容器と結合するために少なくとも2つの方向に移動可能であり、上記燃料サプライは上記容器から外れるために少なくとも1つの方向に移動可能である技術的特徴151記載の燃料電池システム。
[技術的特徴154]
上記圧縮されたバネは上記燃料サプライを上記容器から外すのを支援する技術的特徴151記載の燃料電池システム。
[技術的特徴155]
抵抗機構、および、燃料電池に流体的に連結された第1のバルブ要素を具備する容器と、
第2のバルブ要素を含む燃料サプライとを有し、
上記燃料サプライが、上記第1のバルブ要素および上記第2のバルブ要素の間に流路が選択的に形成されるように上記容器に取り外し可能に連結可能であり、少なくとも約3kgの力が、上記燃料サプライを上記容器に結合または上記容器から離して上記流路を形成するのに必要であることを特徴とする燃料電池システム。
[技術的特徴156]
上記抵抗はバネを有する技術的特徴155記載の燃料電池システム。
[技術的特徴157]
上記抵抗は戻り止めを有する技術的特徴155記載の燃料電池システム。
[技術的特徴158]
上記力は少なくとも約4kgである技術的特徴155記載の燃料電池システム。
[技術的特徴159]
上記力は少なくとも約5kgである技術的特徴158記載の燃料電池システム。
[技術的特徴160]
上記抵抗は上記容器の表面に配置される技術的特徴155記載の燃料電池システム。
[技術的特徴161]
上記抵抗は燃料サプライの表面に配置される技術的特徴155記載の燃料電池システム。
[技術的特徴162]
上記抵抗は上記燃料サプライおよび上記容器の間に配置される技術的特徴155記載の燃料電池システム。
[技術的特徴163]
上記抵抗は上記燃料サプライの内部に配置される技術的特徴155記載の燃料電池システム。
[技術的特徴164]
燃料電池に流体的に結合された第1のバルブ要素を具備する容器と、
第2のバルブ要素を含む燃料サプライとを有し、
上記燃料サプライが、上記第1のバルブ要素および上記第2のバルブ要素の間に流路が選択的に形成されるように上記容器に取り外し可能に連結可能であり、上記バルブ要素の双方が、上記燃料サプライの中心と上記容器の中心とを結ぶ線から離れて配置されることを特徴とする燃料電池システム。
[技術的特徴165]
上記容器は実質的に円形である技術的特徴164記載の燃料電池システム。
[技術的特徴166]
上記燃料サプライは実質的に円形である技術的特徴164記載の燃料電池システム。
[技術的特徴167]
挿入時に、上記バルブ要素の双方を整合させるのを支援する視覚ガイドをさらに有する技術的特徴164記載の燃料電池システム。
[技術的特徴168]
上記連結過程において上記ユーザに対してフィードバックが生成される技術的特徴164記載の燃料電池システム。
[技術的特徴169]
上記フィードバックは音響を有する技術的特徴168記載の燃料電池システム。
[技術的特徴170]
上記フィードバックは振動を有する技術的特徴168記載の燃料電池システム。
[技術的特徴171]
上記フィードバックは突起がチャンネル内に収容されることにより生成される技術的特徴168記載の燃料電池システム。
[技術的特徴172]
上記突起または上記チャンネルの一方が上記容器の表面に配置され、他方が上記燃料サプライの表面に配置される技術的特徴171記載の燃料電池システム。
[技術的特徴173]
上記フィードバックが生成されるときには流路が形成されない技術的特徴168記載の燃料電池システム。
[技術的特徴174]
上記燃料サプライがさらに上記容器に挿入されるときに上記流路が形成される技術的特徴173記載の燃料電池システム。
[技術的特徴175]
燃料電池に流体的に結合された第1のバルブ、および、第1のセンサを具備する容器と、
第2のバルブ要素および第2のセンサを含む燃料サプライとを有し、
上記両センサが上記燃料サプライの中心と上記容器の中心とを結ぶ線から離れて配置され、上記燃料サプライは、上記両センサが相互に動作可能に関係づけられたときに、上記第1のバルブ要素および上記第2のバルブ要素の間に流路が選択的に形成されるように上記容器に取り外し可能に連結可能であることを特徴とする燃料電池システム。
[技術的特徴176]
上記センサは電気センサを有する技術的特徴175記載の燃料電池システム。
[技術的特徴177]
上記センサは磁気センサを有する技術的特徴175記載の燃料電池システム。
[技術的特徴178]
上記センサは機械センサを有する技術的特徴175記載の燃料電池システム。
[技術的特徴179]
上記機械センサは突起および当該突起を収容するように構成されたキャビティを有する技術的特徴178記載の燃料電池システム。
[技術的特徴180]
制御装置をさらに有し、上記制御装置が上記センサに問い合わせて、上記燃料電池の動作を開始する前に上記センサが相互に動作可能に関係づけられているかどうかを判別する技術的特徴176記載の燃料電池システム。
[技術的特徴181]
挿入時に上記バルブ要素が整合させるのを支援する視覚ガイドをさらに有する技術的特徴175記載の燃料電池システム。
[技術的特徴182]
燃料電池に流体的に連結される第1のバルブ要素を具備する容器と、
第2のバルブ要素を具備する燃料サプライと、
ゲートとを有し、
上記燃料サプライは、上記第1のバルブ要素および上記第2のバルブ要素の間に流路が選択的に形成されるように上記容器に取り外し可能に連結可能であり、上記カバーは上記バルブ要素のうちの1つの少なくとも一部を被覆し、上記ゲートが、上記燃料サプライを上記容器に結合するのに先だって、上記部分的に被覆された位置から非被覆の位置へと移動可能であることを特徴とする燃料電池システム。
[技術的特徴183]
上記ゲートは上記部分的に被覆された位置から上記非被覆の位置へスライド可能である技術的特徴182記載の燃料電池システム。
[技術的特徴184]
上記ゲートは上記部分的に被覆された位置から上記非被覆の位置へ回転可能である技術的特徴182記載の燃料電池システム。
[技術的特徴185]
上記ゲートは上記被覆位置へバイアスされている技術的特徴182記載の燃料電池システム。
[技術的特徴186]
上記ゲートおよびその支持部材が上記ゲートを上記非被覆位置に保持するための対応する保持部材をそれぞれ有する技術的特徴182記載の燃料電池システム。
[技術的特徴187]
上記ゲートを上記保持された非被覆位置から移動させることができる開放部材をさらに有する技術的特徴186記載の燃料電池システム。
[技術的特徴188]
上記ゲートは上記第1のバルブ要素を被覆する技術的特徴182記載の燃料電池システム。
[技術的特徴189]
上記ゲートは上記容器に配される技術的特徴188記載の燃料電池システム。
[技術的特徴190]
上記ゲートは上記第2のバルブ要素を被覆する技術的特徴182記載の燃料電池システム。
[技術的特徴191]
上記ゲートは上記燃料サプライに配される技術的特徴190記載の燃料電池システム。
[技術的特徴192]
上記バイアスされたゲートはダンパーに動作可能に結合される技術的特徴185記載の燃料電池システム。
[技術的特徴193]
上記ダンパーは、予め定められた時間、上記ゲートを上記被覆された位置から離す技術的特徴192記載の燃料電池システム。
[技術的特徴194]
上記ゲートをバイアスするバイアス部材は吸引部材と動作可能に結合される技術的特徴185記載の燃料電池システム。
[技術的特徴195]
上記ゲートが上記非被覆位置へ移動させられるときに、上記吸引部材は、上記バイアス部材が上記吸引力に打ち勝つまでの期間、上記ゲートを上記非被覆位置に保持する技術的特徴195記載の燃料電池システム。
[技術的特徴196]
上記ゲートはソレノイドアクチュエータにより作動される技術的特徴182記載の燃料電池システム。
[技術的特徴197]
上記ソレノイドアクチュエータは、ON位置およびOFF位置の間を移動可能なスイッチに結合される技術的特徴196記載の燃料電池システム。
[技術的特徴198]
上記スイッチは上記ON位置および上記OFF位置の間を少なくとも2つの方向に移動可能である技術的特徴197記載の燃料電池システム。
[技術的特徴199]
上記スイッチは上記ON位置および上記OFF位置の間を少なくとも3つの方向に移動可能である技術的特徴197記載の燃料電池システム。
[技術的特徴200]
上記スイッチは上記ON位置および上記OFF位置の間を曲線経路において移動可能である技術的特徴199記載の燃料電池システム。
[技術的特徴201]
上記スイッチは上記燃料サプライの表面に配置される技術的特徴199記載の燃料電池システム。
[技術的特徴202]
上記容器は、引き抜き時に上記スイッチと係合して上記スイッチをOFF位置に移動させる開放斜面を有する技術的特徴201記載の燃料電池システム。
[技術的特徴203]
上記スイッチは上記OFF位置へバイアスされる技術的特徴197記載の燃料電池システム。
[技術的特徴204]
上記容器は、挿入時に上記スイッチと係合して上記スイッチをON位置に移動させる開放斜面を有する技術的特徴201記載の燃料電池システム。
[技術的特徴205]
上記スイッチは上記ON位置にバイアスされる技術的特徴204記載の燃料電池システム。
[技術的特徴206]
燃料電池に流体的に連結される第1のバルブ要素、および第1のセンサを具備する容器と、
第2のバルブ要素および第2のセンサを具備する燃料サプライと、
ゲートとを有し、
上記燃料サプライは、上記第1のバルブ要素および上記第2のバルブ要素の間に流路が選択的に形成されるように上記容器に取り外し可能に連結可能であり、上記カバーは上記センサのうちの1つの少なくとも一部を被覆し、上記ゲートが、上記燃料サプライを上記容器に結合するのに先だって、上記部分的に被覆された位置から非被覆の位置へと移動可能であることを特徴とする燃料電池システム。
[技術的特徴207]
上記センサは電気センサを有する技術的特徴206記載の燃料電池システム。
[技術的特徴208]
上記センサは磁気センサを有する技術的特徴206記載の燃料電池システム。
[技術的特徴209]
上記センサは機械センサを有する技術的特徴206記載の燃料電池システム。
[技術的特徴210]
上記機械センサは突起および当該突起を収容するように構成されたキャビティを有する技術的特徴209記載の燃料電池システム。
[技術的特徴211]
制御装置をさらに有し、上記制御装置が上記センサに問い合わせて、上記燃料電池の動作を開始する前に上記センサが相互に動作可能に関係づけられているかどうかを判別する技術的特徴206記載の燃料電池システム。
[技術的特徴212]
上記ゲートは上記部分的に被覆された位置から上記非被覆の位置へスライド可能である技術的特徴206記載の燃料電池システム。
[技術的特徴213]
上記ゲートは上記部分的に被覆された位置から上記非被覆の位置へ回転可能である技術的特徴206記載の燃料電池システム。
[技術的特徴214]
燃料電池に流体的に連結される第1のバルブ要素を具備する容器と、
第2のバルブ要素を含む燃料サプライと、
ゲートとを有し、
上記燃料サプライは、上記第1のバルブ要素から上記第2のバルブ要素へと流路が選択的に形成されるように上記容器に取り外し可能に連結可能であり、上記バルブ要素の少なくとも1つが電気バルブであることを特徴とする燃料電池システム。
[技術的特徴215]
上記電気バルブはソレノイドバルブである技術的特徴214記載の燃料電池システム。
[技術的特徴216]
制御装置をさらに有し、上記制御装置が上記ソレノイドバルブを選択的に開として上記流路を形成する技術的特徴214記載の燃料電池システム。
[技術的特徴217]
上記ソレノイドバルブは、ON位置およびOFF位置の間を移動可能なスイッチに結合される技術的特徴214記載の燃料電池システム。
[技術的特徴218]
上記スイッチは上記ON位置および上記OFF位置の間を少なくとも2つの方向に移動可能である技術的特徴217記載の燃料電池システム。
[技術的特徴219]
上記スイッチは上記ON位置および上記OFF位置の間を少なくとも3つの方向に移動可能である技術的特徴217記載の燃料電池システム。
[技術的特徴220]
上記スイッチは上記ON位置および上記OFF位置の間を曲線経路において移動可能である技術的特徴217記載の燃料電池システム。
[技術的特徴221]
上記スイッチは上記燃料サプライの表面に配置される技術的特徴217記載の燃料電池システム。
[技術的特徴222]
上記容器は、引き抜き時に上記スイッチと係合して上記スイッチをOFF位置に移動させる開放斜面を有する技術的特徴217記載の燃料電池システム。
[技術的特徴223]
技術的特徴1記載の燃料電池システム。
[技術的特徴224]
燃料電池に流体的に連結される第1のバルブ要素を具備する容器と、
第2のバルブ要素を含む燃料サプライと、
ゲートとを有し、
上記燃料サプライは、上記第1のバルブ要素から上記第2のバルブ要素へと流路が選択的に形成されるように上記容器に取り外し可能に連結可能であり、上記バルブ要素の少なくとも1つが磁気バルブであることを特徴とする燃料電池システム。
[技術的特徴225]
上記バルブ要素の1つが磁気本体を具備し、バイアスされてシール位置および開位置の間を移動可能であり、他の磁気バルブ要素は、上記2つのバルブ要素が相互に近接して配置されて流れのチャンネルを形成するときに、上記磁気本体を排斥する磁気特性を有する技術的特徴224記載の燃料電池システム。
[技術的特徴226]
上記他の磁気バルブ要素は、シール位置および開位置の間を移動可能なバイアスされた磁気本体を有する技術的特徴225記載の燃料電池システム。
[技術的特徴227]
上記磁気バルブ要素の双方は上記燃料サプライの中心および上記容器の中心を結ぶ線から離れて配置される技術的特徴226記載の燃料電池システム。
[技術的特徴228]
第1のバルブ要素と、上記第1のバルブ要素に結合可能な第2のバルブ要素とを有し、上記第1のバルブ要素および上記第2のバルブ要素を通じて流路が形成されるようになし、上記第1のバルブ要素は通常時はシール位置にロックされるプランジャを有し、上記プランジャは当該プランジャがロック解除された後に上記シール位置から離れるように移動可能であることを特徴とするバルブ。
[技術的特徴229]
上記第2のバルブ要素はシールを具備する技術的特徴228記載のバルブ。
[技術的特徴230]
上記第1のバルブ要素は燃料サプライに結合可能である技術的特徴228記載のバルブ。
[技術的特徴231]
上記プランジャは上記シール位置にバイアスされる技術的特徴228記載のバルブ。
[技術的特徴232]
上記プランジャ、および上記第1のバルブのハウジングは、ノッチおよび止め部を具備し、ロック位置において、上記ノッチおよび上記止め部が整合しない技術的特徴228記載のバルブ。
[技術的特徴233]
ロック解除位置において、上記ノッチおよび上記止め部が整合する技術的特徴232記載のバルブ。
[技術的特徴234]
上記第1のバルブ要素の上記プランジャが、上記第2のバルブ要素の表面の突き合わせ鍵に対応する鍵を具備し、上記鍵の双方が整合したときに上記プランジャが上記ロック解除位置に移動可能になる技術的特徴228記載のバルブ。
[技術的特徴235]
上記プランジャは上記シール位置にバイアスされる技術的特徴228記載のバルブ。
[技術的特徴236]
ON位置およびOFF位置の間を移動可能なスイッチと、
燃料電池に流体的に結合可能な第1のバルブ要素を具備する容器と、
第2のバルブ要素を具備する燃料サプライとを有し、
上記燃料サプライは、上記第1のバルブ要素から上記第2のバルブ要素へと流路が選択的に形成されるように上記容器に取り外し可能に連結可能であり、スイッチは外側表面から後退して上記スイッチがユーザの指の肉付き部分により移動可能であることを特徴とする燃料電池システム。
[技術的特徴237]
上記スイッチは上記燃料サプライの表面に配置される技術的特徴236記載の燃料電池システム。
[技術的特徴238]
上記スイッチは上記容器の近傍に配置される技術的特徴236記載の燃料電池システム。
[技術的特徴239]
上記スイッチはラッチの少なくとも一部を有する技術的特徴236記載の燃料電池システム。
[技術的特徴240]
上記OFF位置は緩衝位置を有し、上記燃料サプライが上記容器に連結できないようにする技術的特徴236記載の燃料電池システム。
[技術的特徴241]
上記ON位置は非緩衝位置を有し上記燃料サプライが上記容器に接続できる技術的特徴236記載の燃料電池システム。
【符号の説明】
【0156】
1 燃料サプライ
2 電子ホスト装置
3 ラッチ
【特許請求の範囲】
【請求項1】
燃料電池バルブ要素と流体的に連通される燃料電池と、
燃料サプライバルブ要素を具備し、燃料を内包する燃料サプライとを有し、
上記燃料サプライバルブ要素が上記燃料電池バルブ要素に連結されるときに、2つの上記バルブ要素の間で流路が形成されて上記燃料が上記燃料サプライから上記燃料電池に搬送されて電気エネルギーに変換される燃料電池システムにおいて、
上記燃料電池システムは、さらに、
上記燃料サプライの上記燃料電池に対する着脱の操作抵抗を増大させる抵抗システムを有し、
上記抵抗システムは、上記バルブ要素の各々に関連づけられたオプションセンサを有し、
上記抵抗システムは、ゲートを有し、このゲートが、2つの上記バルブ要素のうちの少なくとも1つのバルブ要素の少なくとも一部を被覆し、または上記2つのバルブ要素の中の少なくとも1つのバルブ要素に関連づけられた上記オプションセンサを被覆し、上記ゲートは非被覆位置に移動可能であり、
上記ゲートは被覆位置にバイアスされることを特徴とする燃料電池システム。
【請求項2】
上記センサが存在し、当該センサは電気、磁気、または機械センサである請求項1記載の燃料電池システム。
【請求項3】
上記センサが存在し、さらに上記燃料電池システムは上記センサの整合を問い合わせるコントローラを有する請求項1記載の燃料電池システム。
【請求項4】
上記抵抗システムは、さらに、上記ゲートを非被覆位置に保持するリテーナを有する請求項1記載の燃料電池システム。
【請求項5】
上記抵抗システムは、さらに、上記ゲートを上記非被覆位置から開放する開放部材を有する請求項4記載の燃料電池システム。
【請求項6】
上記ゲートは、ダンパーまたは吸引部材に結合され、上記ダンパーまたは吸引部材は、予め定められた時間の間、上記ゲートを上記被覆位置から遠ざけて保持するようになっている請求項1記載の燃料電池システム。
【請求項7】
2つの上記バルブ要素のうちの1つのバルブ要素または上記ゲートがソレノイドバルブで駆動され、2つの上記バルブ要素のうちの上記1つのバルブ要素が電気式または磁気式である請求項1記載の燃料電池システム。
【請求項8】
上記ソレノイドバルブはON/OFFスイッチにより制御される請求項7記載の燃料電池システム。
【請求項9】
上記スイッチは少なくとも2つの方向に沿ってON位置からOFF位置に移動可能であり、上記方向は直線又は曲線の動きを含む請求項8記載の燃料電池システム。
【請求項10】
上記スイッチは複数のOFF位置を有する請求項9記載の燃料電池システム。
【請求項11】
上記抵抗システムは、さらに、斜面を有し、この斜面が上記スイッチと係合して連結時に上記スイッチをON位置に移動させる請求項8記載の燃料電池システム。
【請求項12】
上記抵抗システムは、さらに、斜面を有し、この斜面が上記スイッチと係合して分離時に上記スイッチをOFF位置に移動させる請求項8記載の燃料電池システム。
【請求項13】
さらに、上記燃料サプライを収容する内部受け口を有する請求項1記載の燃料電池システム。
【請求項1】
燃料電池バルブ要素と流体的に連通される燃料電池と、
燃料サプライバルブ要素を具備し、燃料を内包する燃料サプライとを有し、
上記燃料サプライバルブ要素が上記燃料電池バルブ要素に連結されるときに、2つの上記バルブ要素の間で流路が形成されて上記燃料が上記燃料サプライから上記燃料電池に搬送されて電気エネルギーに変換される燃料電池システムにおいて、
上記燃料電池システムは、さらに、
上記燃料サプライの上記燃料電池に対する着脱の操作抵抗を増大させる抵抗システムを有し、
上記抵抗システムは、上記バルブ要素の各々に関連づけられたオプションセンサを有し、
上記抵抗システムは、ゲートを有し、このゲートが、2つの上記バルブ要素のうちの少なくとも1つのバルブ要素の少なくとも一部を被覆し、または上記2つのバルブ要素の中の少なくとも1つのバルブ要素に関連づけられた上記オプションセンサを被覆し、上記ゲートは非被覆位置に移動可能であり、
上記ゲートは被覆位置にバイアスされることを特徴とする燃料電池システム。
【請求項2】
上記センサが存在し、当該センサは電気、磁気、または機械センサである請求項1記載の燃料電池システム。
【請求項3】
上記センサが存在し、さらに上記燃料電池システムは上記センサの整合を問い合わせるコントローラを有する請求項1記載の燃料電池システム。
【請求項4】
上記抵抗システムは、さらに、上記ゲートを非被覆位置に保持するリテーナを有する請求項1記載の燃料電池システム。
【請求項5】
上記抵抗システムは、さらに、上記ゲートを上記非被覆位置から開放する開放部材を有する請求項4記載の燃料電池システム。
【請求項6】
上記ゲートは、ダンパーまたは吸引部材に結合され、上記ダンパーまたは吸引部材は、予め定められた時間の間、上記ゲートを上記被覆位置から遠ざけて保持するようになっている請求項1記載の燃料電池システム。
【請求項7】
2つの上記バルブ要素のうちの1つのバルブ要素または上記ゲートがソレノイドバルブで駆動され、2つの上記バルブ要素のうちの上記1つのバルブ要素が電気式または磁気式である請求項1記載の燃料電池システム。
【請求項8】
上記ソレノイドバルブはON/OFFスイッチにより制御される請求項7記載の燃料電池システム。
【請求項9】
上記スイッチは少なくとも2つの方向に沿ってON位置からOFF位置に移動可能であり、上記方向は直線又は曲線の動きを含む請求項8記載の燃料電池システム。
【請求項10】
上記スイッチは複数のOFF位置を有する請求項9記載の燃料電池システム。
【請求項11】
上記抵抗システムは、さらに、斜面を有し、この斜面が上記スイッチと係合して連結時に上記スイッチをON位置に移動させる請求項8記載の燃料電池システム。
【請求項12】
上記抵抗システムは、さらに、斜面を有し、この斜面が上記スイッチと係合して分離時に上記スイッチをOFF位置に移動させる請求項8記載の燃料電池システム。
【請求項13】
さらに、上記燃料サプライを収容する内部受け口を有する請求項1記載の燃料電池システム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図18A】
【図19】
【図20】
【図20A】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31A】
【図31B】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
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【図43】
【図44】
【図45】
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【図95】
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【図98A】
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【図99A】
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【図5】
【図6】
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【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
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【図41】
【図42A】
【図42B】
【図43】
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【図46】
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【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
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【図55】
【図56A】
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【図57】
【図58】
【図59A】
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【図59C】
【図60】
【図61】
【図62】
【図63】
【図64】
【図65】
【図66】
【図67】
【図68】
【図69】
【図70】
【図71】
【図72】
【図73】
【図74】
【図75】
【図76】
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【図78】
【図79】
【図80】
【図81】
【図82A】
【図82B】
【図83】
【図84】
【図84A】
【図84B】
【図85】
【図86A】
【図86B】
【図86C】
【図86D】
【図87】
【図88A】
【図88B】
【図89A】
【図89B】
【図90】
【図91】
【図92】
【図93A】
【図93B】
【図93C】
【図93D】
【図93E】
【図93F】
【図94A】
【図94B】
【図95】
【図96】
【図97】
【図98A】
【図98B】
【図99A】
【図99B】
【公開番号】特開2013−84616(P2013−84616A)
【公開日】平成25年5月9日(2013.5.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−280130(P2012−280130)
【出願日】平成24年12月21日(2012.12.21)
【分割の表示】特願2007−556119(P2007−556119)の分割
【原出願日】平成17年2月16日(2005.2.16)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.テフロン
【出願人】(501436665)ソシエテ ビック (73)
【氏名又は名称原語表記】SOCIETE BIC
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年5月9日(2013.5.9)
【国際特許分類】
【出願日】平成24年12月21日(2012.12.21)
【分割の表示】特願2007−556119(P2007−556119)の分割
【原出願日】平成17年2月16日(2005.2.16)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.テフロン
【出願人】(501436665)ソシエテ ビック (73)
【氏名又は名称原語表記】SOCIETE BIC
【Fターム(参考)】
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