説明

操作端末

【課題】映像処理システムにおいて指示装置11と接続されるとともにデコーダ側(デコーダ制御装置12及びデコーダ13)と接続された操作端末1において、指示装置11からの指示に関する処理やJOGコントローラ2からの指示に関する処理を迅速に実行する。
【解決手段】映像処理システムにおいて指示装置11と接続されるとともにデコーダ側と接続された操作端末1において、操作端末1の外部又は内部にJOGコントローラ2が設けられ、また、操作端末1は、指示装置11に関する処理及びJOGコントローラ2に関する処理を実行するリアルタイムOS22と、他の処理を実行する非リアルタイムOS21を備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、指示装置からの指示に関する処理とJOGコントローラからの指示に関する処理を行う操作端末に関し、特に、指示装置からの指示に関する処理やJOGコントローラからの指示に関する処理を迅速に実行する操作端末に関する。
【背景技術】
【0002】
図5には、放送に関する映像処理システムの構成例を示してある。
本例の映像処理システムは、操作端末101、JOG(ジョグ)コントローラ102、指示装置111、デコーダ制御装置112、デコーダ113、サーバ114を備えている。
なお、操作端末101、指示装置111、デコーダ制御装置112、デコーダ113、サーバ114は、それぞれ、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)を用いて構成される。
【0003】
JOGコントローラ102と操作端末101とが接続されており、指示装置111と操作端末101とが接続されており、操作端末101とデコーダ制御装置112とが例えばRS422の回線を介して接続されており、デコーダ制御装置112とデコーダ113とが例えばRS422の回線を介して接続されており、デコーダ113とサーバ114とが例えば制御信号等を通信するLAN(Local Area Network)や映像信号を通信する高速LANを介して接続されている。
【0004】
JOGコントローラ102は、例えば、キーボード、マウス、タッチパネルなどのように、オペレータ(人)による操作を受け付ける操作部を有しており、例えば、GUI(Graphical User Interface)を利用する。なお、本例では、JOGコントローラ102は、操作端末101と別体で設けられているが、他の構成例として、操作端末101と一体で構成されてもよい。
操作端末101は、非リアルタイムOS(Operating System)121を有している。
デコーダ制御装置112は、リアルタイムOS131を有している。
デコーダ113は、リアルタイムOS141を有している。
サーバ114は、映像のファイルを記憶する記憶部151を有している。
【0005】
本例の映像処理システムにおいて行われる動作の一例を示す。
指示装置111は放送に関する指示の信号を操作端末101へ送信し、操作端末101は指示装置111から受信した指示信号に対応した処理を非リアルタイムOS121により実行する。
一例として、指示装置111は放送すべき映像を特定する情報(例えば、映像番号1、2、3など)を指示する信号を操作端末101へ送信し、これに応じて操作端末101はそれを指示する信号をデコーダ制御装置112を介してデコーダ113へ送信する。そして、それを指示する信号がデコーダ113からサーバ114へ送信され、これに応じてサーバ114の記憶部151に記憶された該当する映像ファイルが読み出されてデコーダ113を介して外部へ出力される。
【0006】
JOGコントローラ102はオペレータによる操作に応じて各種の指示の信号を操作端末101へ送信し、操作端末101はJOGコントローラ102から受信した指示信号に対応した処理を非リアルタイムOS121により実行する。
一例として、JOGコントローラ102はサーバ114から取得すべき映像を特定する情報(例えば、映像番号1、2、3など)を指示する信号を操作端末101へ送信し、これに応じて操作端末101はそれを指示する信号をデコーダ制御装置112を介してデコーダ113へ送信する。そして、それを指示する信号がデコーダ113からサーバ114へ送信され、これに応じてサーバ114の記憶部151に記憶された該当する映像ファイルが読み出されてデコーダ113、デコーダ制御装置112を介して操作端末101に入力されて取得される。
【0007】
また、操作端末101の画面に取得された映像が表示される際に、JOGコントローラ102は操作端末101に対して再生、停止、早送り、コマ送り等の指示の信号を送信し、これに応じて操作端末101はその指示に応じた処理を実行する。
【0008】
ここで、操作端末101は、JOGコントローラ102からの指示信号に対応した処理を実行するときに、デコーダ制御装置112と通信する場合には、例えば、デコーダ制御装置112へそれを指示する信号(JOG制御コマンドの信号)を送信してデコーダ制御装置112からそのACKの信号を受信する処理や、デコーダ制御装置112から応答の信号を受信してデコーダ制御装置112へそのACKの信号を送信する処理を実行する。なお、デコーダ制御装置112とデコーダ113との間でも例えば同様な通信が行われる。
【0009】
操作端末101では、指示装置111からの指示信号に対応した処理やJOGコントローラ102からの指示信号に対応した処理を実行する際に、非リアルタイムOS121の負荷に影響を受け、例えば、非リアルタイムOS121に高負荷がかかるようなときに、JOG制御コマンドの送信やACK応答などの処理に遅延が発生してしまう可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開2007−124069号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
上述のように、上記のような映像処理システムでは、例えば、指示装置111やJOGコントローラ102についてオペレータが操作に慣れている非リアルタイムOS121を使用する場合、リアルタイム性のないOS上にてJOG制御コマンドの通信などを行う必要があった。
また、制御の容易性からJOGコントローラ102を送出端末(操作端末101)に接続する場合、高解像度デコーダ(デコーダ113)まで2段階の通信を要するため、JOG制御のリアルタイム性が懸念されるという問題があった。
【0012】
本発明は、このような従来の事情に鑑み為されたもので、例えば、指示装置からの指示に関する処理とJOGコントローラからの指示に関する処理を行う場合に、指示装置からの指示に関する処理やJOGコントローラからの指示に関する処理を迅速に実行することができる操作端末を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記目的を達成するため、本発明では、映像処理システムにおいて指示装置と接続されるとともにデコーダ側と接続された操作端末において、次のような構成とした。
すなわち、当該操作端末の外部又は内部に、JOGコントローラが設けられる。そして、当該操作端末は、前記指示装置に関する処理及び前記JOGコントローラに関する処理を実行するリアルタイムOSと、他の処理を実行する非リアルタイムOSを備えた。
【0014】
従って、端末装置では、例えば、指示装置からの指示に関する処理とJOGコントローラからの指示に関する処理を行う場合に、指示装置からの指示に関する処理やJOGコントローラからの指示に関する処理を迅速に実行することができる。
【0015】
ここで、映像処理システムとしては、種々なものが用いられてもよい。
また、指示装置としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、映像の放送スケジュールに関する指示などの情報を操作端末との間で通信する装置が用いられる。
また、JOGコントローラとしては、種々なものが用いられてもよく、例えば、映像の取得や映像の再生、停止等の指示などの情報を操作端末との間で通信する装置が用いられる。
また、JOGコントローラは、例えば、操作端末の外部に設けられてもよく、或いは、操作端末の内部に一体として設けられてもよい。
また、デコーダ側としては、例えば、デコーダ制御装置及びデコーダを有する処理部が用いられ、他の構成例として、デコーダを有するがデコーダ制御装置を有しないような処理部が用いられてもよい。
【0016】
また、操作端末において、リアルタイムOSにより実行される処理と、非リアルタイムOSにより実行される処理は、例えば、予め設定される。また、これらの処理は、例えば、任意の態様で設定されてもよく、他の構成例として、指示装置に関する処理をリアルタイムOSにより実行する一方、他の処理(JOGコントローラに関する処理を含む)を非リアルタイムOSにより実行する態様や、或いは、JOGコントローラに関する処理をリアルタイムOSにより実行する一方、他の処理(指示装置に関する処理を含む)を非リアルタイムOSにより実行する態様が用いられてもよい。
また、リアルタイムOSや非リアルタイムOSとしては、それぞれ、種々なものが用いられてもよい。
【発明の効果】
【0017】
以上説明したように、本発明に係る操作端末によると、非リアルタイムOSとリアルタイムOSを併用することにより、例えば、指示装置からの指示に関する処理とJOGコントローラからの指示に関する処理を行う場合に、指示装置からの指示に関する処理やJOGコントローラからの指示に関する処理を迅速に実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の一実施例に係る映像処理システムの構成例を示す図である。
【図2】非リアルタイムOSとリアルタイムOSのサイクルタイムの一例を示す図である。
【図3】操作端末における非リアルタイムOSとリアルタイムOSの具体例を示す図である。
【図4】非リアルタイムOSとリアルタイムOSの耐負荷性能の一例を示す図である。
【図5】映像処理システムの構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明に係る実施例を図面を参照して説明する。
図1には、本発明の一実施例に係る放送に関する映像処理システムの構成例を示してある。
本例の映像処理システムは、操作端末1、JOG(ジョグ)コントローラ2、指示装置11、デコーダ制御装置12、デコーダ13、サーバ14を備えている。
なお、操作端末1、指示装置11、デコーダ制御装置12、デコーダ13、サーバ14は、それぞれ、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)を用いて構成される。
【0020】
JOGコントローラ2と操作端末1とが接続されており、指示装置11と操作端末1とが接続されており、操作端末1とデコーダ制御装置12とが例えばRS422の回線を介して接続されており、デコーダ制御装置12とデコーダ13とが例えばRS422の回線を介して接続されており、デコーダ13とサーバ14とが例えば制御信号等を通信するLANや映像信号を通信する高速LANを介して接続されている。
【0021】
JOGコントローラ2は、例えば、キーボード、マウス、タッチパネルなどのように、オペレータ(人)による操作を受け付ける操作部を有しており、例えば、GUIを利用する。なお、本例では、JOGコントローラ2は、操作端末1と別体で設けられているが、他の構成例として、操作端末1と一体で構成されてもよい。
操作端末1は、非リアルタイムOS21と、リアルタイムOS22を有している。
デコーダ制御装置12は、リアルタイムOS31を有している。
デコーダ13は、リアルタイムOS41を有している。
サーバ14は、映像のファイルを記憶する記憶部51を有している。
【0022】
本例の映像処理システムにおいて行われる動作の一例を示す。
ここで、本例の映像処理システムにおける構成や動作は、例えば図5に示されるものと比べて、操作端末1が非リアルタイムOS21だけでなくリアルタイムOS22も有している点を除いては、同様であるため、本例では、主に相違する点について説明し、同様な点については詳しい説明を省略する。
【0023】
指示装置11は放送に関する指示の信号を操作端末1へ送信し、操作端末1は指示装置11から受信した指示信号に対応した処理をリアルタイムOS22により実行する。
JOGコントローラ2はオペレータによる操作に応じて各種の指示の信号を操作端末1へ送信し、操作端末1はJOGコントローラ2から受信した指示信号に対応した処理をリアルタイムOS22により実行する。
【0024】
ここで、操作端末1では、指示装置11からの指示信号に対応した処理やJOGコントローラ2からの指示信号に対応した処理をリアルタイムOS22により実行する際に、非リアルタイムOS21の負荷に影響を受けず、例えば、他の処理により非リアルタイムOS21に高負荷がかかるときにおいても、JOG制御コマンドの送信やACK応答などの処理に遅延が発生せずに、処理を迅速に実行することができる。
【0025】
このように、例えば、図5に示される操作端末101のように非リアルタイムOS121上で指示装置111やJOGコントローラ102に関する通信制御などを行って非リアルタイムOS121の負荷に対して影響を受けるような場合と比べて、本例の操作端末1では、サイクルタイムが早いリアルタイムOS22を非リアルタイムOS21と併用することにより、非リアルタイムOS21に負荷を与えても、リアルタイムOS22による通信制御などには影響しないことが実現される。これにより、本例の操作端末1では、例えば、JOG制御コマンドを発行する端末からデコーダまで2段階の通信を必要とする場合においても、安定した通信制御が可能となる。
【0026】
図2には、非リアルタイムOSとリアルタイムOSのサイクルタイムの一例を示してある。図2に示されるように、リアルタイムOSの方がサイクルタイムが短い。
なお、本例の操作端末1では、リアルタイムOS22は非リアルタイムOS21と実質的に分離されている。
【0027】
図3には、本例の操作端末1における非リアルタイムOS21とリアルタイムOS22の具体例を示してある。
なお、本例では、非リアルタイムOS21としてWindows(登録商標)を使用しており、リアルタイムOS22としてそこにインストールしたインタイム(商標)を使用している。
また、CPU(Central Processing Unit)としては、1つ又は複数設けられる。CPUとしては、例えば、Intel(登録商標)のものが用いられる。
【0028】
本例の操作端末1では、リアルタイムOS22が、指示装置11に関する処理及びJOGコントローラ2に関する処理をリアルタイムで実行し、また、非リアルタイムOS21が、それ以外の処理(指示装置11に関する処理及びJOGコントローラ2に関する処理とは別の処理)を実行する。
非リアルタイムOS21におけるデバイスドライバは、例えば、キーボードやUSB(Universal Serial Bus)などに関するものであり、ハードディスクドライブ(HDD)を実際に制御しているドライバである。
リアルタイムOS22では、例えば、RS422インタフェースボードやUSBなどに関する処理を実行する。
【0029】
図4には、非リアルタイムOSとリアルタイムOSの耐負荷性能の一例を示してある。横軸はサンプル数を示しており、縦軸は時間[ms]を示している。
図4に示されるように、例えば、図5に示されるように非リアルタイムOS121上で通信制御などを行うとOSの負荷に対して影響を受けるが、本例のように、リアルタイムOS22を併用することで、非リアルタイムOS21に負荷を与えても通信制御などには影響しないことが実現される。
【0030】
以上のように、本例の映像処理システムにおける操作端末1では、非リアルタイムOS21を備えるとともにリアルタイムOS22を備えて、リアルタイムOS22により、指示装置11やJOGコントローラ2に関する処理を実行する。
【0031】
具体例として、本例の操作端末1では、完成した映像ファイルを送出する送出サービスの機能において、リアルタイムOS22により、送出用デコーダ(デコーダ13)に対してリアルタイムに指示を出す。
具体例として、本例の操作端末1では、リアルタイムOS22により、送出設備(指示装置11)からの台本情報セット通知(制御情報)にリアルタイムに対応する。ここで、台本情報セット通知は、指示装置11から操作端末1へ送られてくる例えば「映像番号1、2、3の映像を放送する」といった指示のことである。また、台本情報とは、放送のタイムテーブルなどのスケジュールを表す。
【0032】
具体例として、本例の操作端末1では、端末の操作性を維持するためにリアルタイムOSではない非リアルタイムOS21を使用する端末で、リアルタイム制御を必要とする場合にリアルタイムOS22を使用するようにした。
具体例として、本例の操作端末1では、完成した映像ファイルを送出する送出サービスの機能において、送出設備(指示装置11)から台本情報セット通知を受け付けるワークフロー管理サービスから指示を受けて素材を受け付け、タイムテーブルに従って放送用に送出するようにする。この場合に、本例の操作端末1では、リアルタイムOS22により、送出サービスの状況を即時に画面表示するために、受け付けたタイムテーブルの指示などをリアルタイムに制御する。
【0033】
具体例として、本例の操作端末1では、例えばJOGコントローラを送出用デコーダに直接接続してJOGコントローラ制御する方式が困難な場合であって端末に接続する方式が制御し易い場合に、非リアルタイムOS21を使用する端末でリアルタイム制御する必要がある場合にリアルタイムOS22を使用する。
具体例として、本例の操作端末1では、例えば非リアルタイムOSだけだとリアルタイムOSではないために負荷がかかるとリアルタイム制御を行いたい処理に影響が出てしまうが、リアルタイムOS22を併用することで非リアルタイムOS21の影響を受けずにリアルタイム制御処理が可能である。
【0034】
具体例として、本例の操作端末1では、一定時間以内に制御コマンドを処理したい場合に、リアルタイムOS22により処理を実行する。
具体例として、本例の操作端末1では、リアルタイムOS22により、映像取得のための指示の処理を実行する。
【0035】
このように、本例の映像処理システムにおける操作端末1では、例えば、オペレータが操作に慣れている非リアルタイムOS21の使い勝手を残しつつ、JOG制御などのリアルタイム化を行うために、リアルタイムOS22を併用している。これにより、操作端末1では、リアルタイムOS22により、指示装置11やJOGコントローラ2に関する各種の処理を迅速に実行することができ、例えば、操作端末1の画面にスケジュール等に関する情報の表示を即時に行うようなことも可能となる。
また、本例では、JOGコントローラ2を操作端末1に接続することで高解像度デコーダ(デコーダ13)まで2段階の通信を要することからJOG制御などのリアルタイム性が懸念されるという問題を解消することができる。
また、本例は、例えば、LAN接続などを使用して大規模なシステムを構築するような場合に適用することも可能である。
【0036】
具体例として、一般に、非リアルタイムOSの環境下では、通信処理が安定せず、OSに負荷を与えると著しく処理速度が低下する。また、オペレータが操作する端末は、一般に、デファクトスタンダードとなっている非リアルタイムOSを使用することを求められる。しかしながら、非リアルタイムOSでは、JOG制御などのように処理速度が安定していることが必要な通信においては、不向きである。具体的には、JOG制御コマンドなどについて、OSの負荷によって、処理速度が不安定となると、デコーダ制御が遅れて、オペレータの操作に追従した映像素材操作などが実現されないという懸念が想定される。
そこで、本例の操作端末1では、非リアルタイムOS21にリアルタイムOS22を併用することで、通信処理が安定して処理速度が安定する。そして、本例の操作端末1では、例えば、オペレータが操作する端末に求められる非リアルタイムOS21(例えば、デファクトスタンダードのOS)と、非リアルタイムOSの欠点を補うリアルタイムOS22を併用することで、操作性と通信制御の安定を両立させることが可能となる。
【0037】
ここで、本発明に係るシステムや装置などの構成としては、必ずしも以上に示したものに限られず、種々な構成が用いられてもよい。また、本発明は、例えば、本発明に係る処理を実行する方法或いは方式や、このような方法や方式を実現するためのプログラムや当該プログラムを記録する記録媒体などとして提供することも可能であり、また、種々なシステムや装置として提供することも可能である。
また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用することが可能なものである。
また、本発明に係るシステムや装置などにおいて行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがROM(Read Only Memory)に格納された制御プログラムを実行することにより制御される構成が用いられてもよく、また、例えば当該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウエア回路として構成されてもよい。
また、本発明は上記の制御プログラムを格納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD(Compact Disc)−ROM等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体や当該プログラム(自体)として把握することもでき、当該制御プログラムを当該記録媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実行させることにより、本発明に係る処理を遂行させることができる。
【符号の説明】
【0038】
1、101・・操作端末、 2、102・・JOGコントローラ、 11、111・・指示装置、 12、112・・デコーダ制御装置、 13、113・・デコーダ、 14、114・・サーバ、 21、121・・非リアルタイムOS、 22、31、41、131、141・・リアルタイムOS、 51、151・・記憶部、

【特許請求の範囲】
【請求項1】
映像処理システムにおいて指示装置と接続されるとともにデコーダ側と接続された操作端末であって、
当該操作端末の外部又は内部に、JOGコントローラが設けられ、
当該操作端末は、前記指示装置に関する処理及び前記JOGコントローラに関する処理を実行するリアルタイムOSと、他の処理を実行する非リアルタイムOSを備えた、
ことを特徴とする操作端末。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−259130(P2011−259130A)
【公開日】平成23年12月22日(2011.12.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−130873(P2010−130873)
【出願日】平成22年6月8日(2010.6.8)
【出願人】(000001122)株式会社日立国際電気 (5,007)
【Fターム(参考)】