説明

改善されたアポE類似体群およびそれらの使用方法

【課題】CNS炎症、外傷性脳損傷、炎症性腸疾患(クローン病または潰瘍性結腸炎としても知られる)、脳虚血、アテローム性動脈硬化症、敗血症、多発性硬化症および関節疾患、アルツハイマー病、および他の脳疾患を含む疾患を治療するために有用である、新規アポEペプチド誘導体およびアポEタンパク質導入ドメインコンジュゲートを提供する。
【解決手段】アポEの残基133−149から成る切断ペプチドであるCOG133の類似体および誘導体。この切断アポEペプチドは、COG133(LRVRLASHLRKLRKRLL)と呼ばれ、脳虚血または脳炎症の治療または軽減に有用である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
【表1】

【表2】

からなる群から選択される配列を含有する化合物。
【請求項2】
ペプチドAc−ASHLRKL−Aib−KRLL−NH(配列番号6)。
【請求項3】
ペプチドAc−AS−Aib−LRKL−Aib−KRLL−NH(配列番号7)
【請求項4】
請求項1に記載の化合物を含む医薬組成物。
【請求項5】
Ac−ASHLRKL−Aib−KRLL−NH(配列番号6)を含む医薬組成物。
【請求項6】
Ac−AS−Aib−LRKL−Aib−KRLL−NH(配列番号7)を含む医薬組成物。
【請求項7】
請求項1に記載の化合物または請求項2もしくは3に記載のペプチドをそれを必要とする対象に投与することによってCNS炎症、外傷性脳損傷、脳虚血、または脳浮腫を治療する方法。
【請求項8】
請求項1に記載の化合物または請求項2もしくは3に記載のペプチドをそれを必要とする対象に投与することによってグリア活性化、ミクログリア活性化、または神経細胞死を軽減する方法。
【請求項9】
グリア細胞またはミクログリア細胞に結合する請求項1に記載の化合物または請求項2もしくは3に記載のペプチドをそれを必要とする対象に投与することによって、グルタミン酸興奮毒性またはN−メチル−D−アスパラギン酸(NMDA)曝露と関係した神経細胞死を軽減する方法。
【請求項10】
請求項1に記載の化合物または請求項2もしくは3に記載のペプチドをそれを必要とする対象に投与することによって、アテローム性動脈硬化症を治療する、またはアテローム斑の形成を軽減する方法。
【請求項11】
請求項1に記載の化合物または請求項2もしくは3に記載のペプチドをそれを必要とする対象に投与することによって細菌性敗血症の症状を治療、予防、または改善する方法。
【請求項12】
請求項1に記載の化合物または請求項2もしくは3に記載のペプチドをそれを必要とする対象に投与することによって多発性硬化症の症状を治療、予防、または改善する方法。
【請求項13】
請求項1に記載の化合物または請求項2もしくは3に記載のペプチドをそれを必要とする対象に投与することによって関節リウマチ、乾癬性関節炎、強直性脊椎炎、または多関節性若年性関節リウマチを治療、予防、または改善する方法。
【請求項14】
請求項1に記載の化合物または請求項2もしくは3に記載のペプチドをそれを必要とする対象に投与することによって炎症性腸疾患(IBD)、クローン病、または潰瘍性結腸炎の症状を治療、予防、または改善する方法。
【請求項15】
アポE類似体にコンジュゲートしたPTDを含む化合物。
【請求項16】
前記アポE類似体が残基133〜149からのアポEの類似体である請求項15に記載の化合物。
【請求項17】
前記アポE類似体が
【表3】

【表4】

【表5】

からなる群から選択される請求項15に記載の化合物。
【請求項18】
前記PTDコンジュゲートが
【表6】

からなる群から選択される請求項15に記載の化合物。
【請求項19】
RQIKIWFQNRRMKWKK−LRVRLASHLRKLRKRLL(配列番号57)である化合物。
【請求項20】
請求項15、16、17、18、または19に記載の化合物を含む医薬組成物。
【請求項21】
前記方法が、請求項15、16、17、18、または19に記載の化合物、または請求項20に記載の組成物をそれを必要とする対象に投与するステップを含む、外傷性脳損傷を治療、予防、または改善する方法。
【請求項22】
前記外傷性脳損傷がCNS炎症またはCNS浮腫である請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記外傷性脳損傷が前記対象において神経学的欠損を引き起こす請求項21に記載の方法。
【請求項24】
前記治療が神経学的回復を含む請求項21に記載の方法。
【請求項25】
前記治療が認知的機能の改善である請求項21に記載の方法。
【請求項26】
放射線の少なくとも1つの作用から、それを必要とする対象を保護するための方法であって、保護に必要な量のアポEまたは少なくとも1つのアポE類似ペプチドを前記対象に投与するステップを含む、方法。
【請求項27】
前記放射線が全身照射(TBI)である請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記対象が移植を受ける請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記移植が血液または骨髄移植である請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記放射線が放射線療法である請求項26に記載の方法。
【請求項31】
前記放射線療法が癌の治療用である請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記癌が、脳腫瘍、頭部および頸部癌、肺癌、乳癌、前立腺癌、皮膚癌、直腸癌、頸および子宮癌、リンパ腫、および肉腫からなる群から選択される請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記投与が少なくとも1つのサイトカインの放射線誘発性産生を阻止、または軽減する、請求項26に記載の方法。
【請求項34】
前記少なくとも1つのサイトカインが、腫瘍壊死因子アルファ(TNFα)、インターロイキン−1アルファ(IL1α)、インターロイキン−1ベータ(IL1β)、およびインターロイキン−6(IL6)からなる群から選択される請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記投与が、放射線誘発性神経毒性を阻止、または軽減する請求項26に記載の方法。
【請求項36】
前記投与が、遅延性放射線誘発性脳壊死を阻止、または軽減する請求項26に記載の方法。
【請求項37】
前記投与が、放射線誘発性軟組織または血管損傷を阻止し、または軽減する請求項26に記載の方法。
【請求項38】
前記軟組織損傷が、皮膚萎縮、放射線性膀胱炎(膀胱の炎症)、直腸炎(直腸および肛門の炎症)、および喉頭の損傷からなる群から選択される請求項37に記載の方法。
【請求項39】
前記投与が放射線誘発性口内乾燥を阻止し、または軽減する請求項26に記載の方法。
【請求項40】
前記口内乾燥が急性である請求項38に記載の方法。
【請求項41】
前記アポE類似ペプチドが、配列番号1−34からなる群から選択される配列を含む請求項26に記載の方法。
【請求項42】
前記ペプチドが、配列番号1(COG133)の配列を含む請求項41に記載の方法。
【請求項43】
前記ペプチドが、配列番号7(COG1410)の配列を含む請求項41に記載の方法。
【請求項44】
前記ペプチドがタンパク質導入ドメイン(PTD)にコンジュゲートしている請求項26に記載の方法。
【請求項45】
前記PTDが、ポリリシン、ポリアルギニン、およびβ−ホモリシンオリゴマーからなる群から選択される請求項44に記載の方法。
【請求項46】
前記PTDは、前記コンジュゲートペプチドに脳を標的とさせる請求項44に記載の方法。
【請求項47】
前記PTDは、配列番号50−56からなる群から選択される配列を含む請求項46に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11A】
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【図11B】
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【図11C】
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【図11D】
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【図11E】
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【図12】
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【図13A】
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【図13B】
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【図13C】
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【図14A】
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【図14B】
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【図14C】
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【図14D】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【公開番号】特開2011−256192(P2011−256192A)
【公開日】平成23年12月22日(2011.12.22)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−169719(P2011−169719)
【出願日】平成23年8月3日(2011.8.3)
【分割の表示】特願2007−530422(P2007−530422)の分割
【原出願日】平成17年9月2日(2005.9.2)
【出願人】(504111462)コグノッシ, インコーポレイテッド (5)
【Fターム(参考)】