説明

改善された低温油脂洗浄のための液体洗剤組成物

改善された低温油脂洗浄を提供する、中分枝(mid-branched)アミンオキシド類及びC10〜C14アルキル若しくはヒドロキシルのスルフェート又はスルホネート界面活性剤類を有する液体洗剤組成物。液体洗剤組成物による食器類の洗浄方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、改善された低温油脂洗浄を提供する、中分枝(mid-branched)アミンオキシド類及びアルキル若しくはヒドロキシアルキルスルフェート又はスルホネート界面活性剤類を含む液体洗剤組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
液体洗剤による油脂洗浄は、消費者にとって継続的な問題をもたらす。軽質液体食器洗い洗剤組成物として液体洗剤を利用する消費者は、グラス類及び平皿のようなより洗浄しやすいものを洗浄した後、油っぽく洗浄しにくいものを洗い物の最後に洗う傾向がある。大多数の消費者は、洗い物を始めるときに、約40℃〜約45℃の範囲の温水を使う。しかし洗い物の最後で、油っぽく洗浄しにくいものを習慣的に洗う時点では、水の温度は典型的には約30℃〜約35℃に低下する。このようなより低い温度(すなわち、30℃〜35℃)では、とりわけ牛脂、鶏脂のような油脂汚れは、より高い温度(40℃〜45℃)での同じ油脂汚れと比べてより高い割合の固形脂肪を含有する。このことが、油脂汚れの粘度をより高め、洗浄されている表面により強く吸着させることになる。
【0003】
同様に、油脂洗浄は布地に関しても消費者にとって継続的な問題である。液体洗濯洗剤を利用する消費者は、より低い洗浄温度を使用するので、より高い粘度の油脂汚れをもたらし、これらの油脂汚れを洗浄することが難しくなる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
洗い物の最後に油っぽい表面を洗浄する習慣又は望ましい低い洗浄温度を維持しながら、消費者によってこの高い粘度の油脂汚れを取り除くことが望まれている。
【0005】
軽質液体食器洗い洗剤組成物は、油脂洗浄をもたらしながら、高い特性が必要とされる。また驚くべきことに、本発明は改善された油脂洗浄を低温で与え、同時に、液体食器洗い洗剤組成物でそのような洗浄と泡立ち特性の総量の許容されるレベルを維持することが見出されている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書は、界面活性剤系を有する液体洗剤組成物であって、(a)前記組成物の約0.1重量%〜約15重量%中分枝(mid-branched)アミンオキシド界面活性剤であって、n1個の炭素原子を有する1つのアルキル部分及びn2個の炭素原子を有する1つのアルキル分枝を有し、前記アルキル分枝が窒素からのβ炭素に位置し、1つのアルキル部分の炭素原子の数と1つのアルキル分枝の炭素原子の数が対称となるようにn1とn2の総合計が10〜24個の炭素原子であり、前記中分枝(mid-branched)アミンオキシドがC1-3アルキル、C1-3ヒドロキシアルキル基、又は平均で約1〜約3個のエチレンオキシド基を含有するポリエチレンオキシド基から独立して選択される2つの部分を更に含むものである中分枝(mid-branched)アミンオキシド界面活性剤、及び(b)前記組成物の約10重量%〜約40重量%のアルキル若しくはヒドロキシアルキルスルフェート又はスルホネート、を含むことを特徴とする液体洗剤組成物に関する。
【0007】
本発明は、更に、液体洗剤組成物による食器類の洗浄方法に関する。
【0008】
引用される全ての文献は、関連部分において、参考として本明細書に組み込まれるが、いかなる文献の引用も、それが本発明に関する従来の技術であることの容認として解釈されるべきではない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明の液体洗剤組成物は、驚くべきことに、改善された油脂洗浄を低温で提供し、同時に、液体食器洗い洗剤組成物でそのような洗浄及び泡立ち特性の総量の許容されるレベルを維持する。
【0010】
本明細書で使用するとき、「油脂」は、少なくとも一部(すなわち、油脂の少なくとも0.5重量%)に飽和及び不飽和の脂肪類及び油類、好ましくは牛肉及び/又は鶏肉のような動物性原料に由来する油類及び脂肪類を含んでいる物質を意味する。
【0011】
本明細書で使用するとき、「起泡プロファイル」とは、本発明の液体洗剤組成物を使用することによってもたらされる、洗浄過程全体における泡立ちの良さ及び泡立ちの持続性を意味する。消費者は泡立ちの良さを液体洗剤組成物の性能の指標として用いるため、起泡プロファイルは特に重要である。更に消費者は、洗浄液にまだ有効な洗剤成分が含まれていることの指標として起泡特性を用いる。消費者は、通常、泡立ちがなくなったときに洗浄液を補給する。そのため、低起泡製剤は、その低い泡立ち量故に、消費者により必要以上に頻繁に取替えられる傾向がある。
【0012】
本明細書で使用するとき、「付着物」は、表面に付着している油脂を意味し、食器類、グラス、深鍋類、平鍋類、パン焼き皿類、平皿又は布地などの表面に付着している油脂の面積又は量には限定されない。
【0013】
本明細書で使用するとき、「軽質液体食器洗い洗剤組成物」は、手動で(すなわち手で)食器を洗うのに用いられる組成物を意味する。そのような組成物は、一般に、実質的に高い起泡性又は発泡性がある。
【0014】
本明細書で使用するとき、「洗濯洗剤組成物」は、衣類及び他の布地を洗浄するのに用いられる組成物、及び希釈された形態の組成物を含有するあらゆる溶液を意味する。そのような組成物は、一般に、実質的に低い起泡性又は発泡性がある。
【0015】
本明細書に明確に記載されているかのように本明細書に組み込まれ、包含されるものは、「X〜Y」又は「約X〜約Y」の形式で記載されるときの全範囲の数である。本明細書の全体にわたって提示されるあらゆる制限は、場合によっては、そのようなより低い又はより高い限界が本明細書に明確に記載されているかのように包含する。本明細書全体にわたって提示されるあらゆる範囲は、そのようなより広い範囲内に入るあらゆるより狭い範囲を、そのようなより狭い範囲が全て本明細書に明確に記載されているかのように包含する。
【0016】
指示がない限り、重量百分率は液体洗剤組成物の重量百分率に関する。指示がない限り、温度は全て摂氏で示される。
【0017】
中分枝(mid-branched)アミンオキシド界面活性剤
本明細書の液体洗剤組成物は、中分枝(mid-branched)アミンオキシド界面活性剤を液体洗剤組成物の約0.1重量%〜約15重量%で含む。本明細書で使用するとき、「中分枝(mid-branched)」は、アミンオキシドが、n2個の炭素原子を有する1つのアルキル分枝とともに、n1個の炭素原子を有する1つのアルキル部分を有することを意味する。アルキル分枝は、窒素からのβ炭素に位置している。n1とn2の総合計は、10〜24個の炭素原子、好ましくは12〜20個、より好ましくは10〜14個である。1つのアルキル部分の炭素原子の数(n1)は、1つのアルキル部分と1つのアルキル分枝が対称であるように、1つのアルキル分枝の炭素原子の数(n2)とほぼ同じであるべきである。本明細書で使用するとき、「対称」は、本明細書で用いられる中分枝(mid-branched)アミンオキシド類の少なくとも25重量%、少なくとも40重量%、少なくとも45重量%、少なくとも50重量%、より好ましくは少なくとも75重量%〜100重量%において、|n1−n2|が、5個以下の炭素原子となることを意味する。窒素からのβ原子に位置する1つのアルキル分枝は、好ましくは、炭素原子が4個未満の|n1−n2|を有する。
【0018】
当業者は、1つのアルキル部分のアルコキシル化が、既知の方法により達成されてもよいことを認識する。好ましくは、アルコキシル化は、窒素と1つのアルキル部分との間にブロックアルコキシル化をもたらす。そのような場合、上記で記載された「窒素原子からのβ炭素」は、1つのアルキル部分の炭素原子のみが指され、アミンオキシドのアルコキシ部分の炭素原子は指されない。好ましいものは、アルコキシル化のための、エトキシ、プロポキシ及びブトキシである。
【0019】
理論に束縛されることなく、中分枝(mid-branched)アミンオキシドの対称構造は、非対称分枝状アミンオキシド類と比べて、より低い洗浄温度で表面から油脂付着物の除去を助ける、アミンオキシドの表面濡れ能力を改善すると考えられる。本明細書で使用するとき、「非対称」は、|n1−n2|が5個を超える炭素原子を意味する。
【0020】
アミンオキシドは、C1〜3アルキル、C1〜3ヒドロキシアルキル基、又は平均で約1〜約3個のエチレンオキシド基を含有するポリエチレンオキシド基から独立して選択される2個の部分を更に含む。好ましくは、2個の部分は、C1〜3アルキルから選択され、より好ましくは、両方が、C1アルキルとして選択される。
【0021】
一つの実施形態において、式(I)で示されるように、1つのアルキル分枝としてのR1は、1つのアルキル部分と1つのアルキル分枝が対称であるように、1つのアルキル部分であるR2と同様又は同一の炭素数で選択される。
【0022】
【化1】

式中、式(I)のR1及びR2が、窒素とR1及びR2との間の2個の炭素原子をも加えて、10〜24個の炭素原子を有する。
【0023】
理論に束縛されることなく、式(I)の対称R1及びR2は、非対称R1及びR2と比べて、より低い洗浄温度で表面から油脂付着物の除去を助ける、界面活性剤の表面濡れ能力を改善すると考えられる。
【0024】
別の疎水性物質供給源は、サソール(Sasol)からのイソフォール(ISOFOL)(登録商標)又はイサルケム(ISALCHEM)(登録商標)アルコール類のような、ゲルベット(Guerbet)及び他のアルドール(Aldol)アルコール類である。これらのアルコール類は、処理されて第三級アミン類を生成し、これは過酸化水素により更に酸化されて、式(I)で示されるもののような、中分枝(mid-branched)アミンオキシド類を生成する。
【0025】
更なる疎水性物質供給源は内部オレフィン類である。臭化水素処理、塩化水素処理又はヨウ化水素処理のようなハロゲン水素処理プロセスを使用して第三級アミン類を生成することができ、これは更に酸化されて、式(I)で示されるもののような中分枝(mid-branched)アミンオキシド類を生成する。同時係属米国特許出願60/627980(ケネアリー(Kenneally)ら(代理人整理番号9810P)、2004年11月15日出願)を参照すること。あるいは、アミノメチル化プロセスを介した内部オレフィン類を使用して第三級アミン類を生成することができ、これは更に酸化されて、式(I)で示されるもののような中分枝(mid-branched)アミンオキシド類を生成する。同時係属米国仮出願60/627959(ケネアリー(Kenneally)ら(代理人整理番号9831P)、2004年11月15日出願)を参照すること。 水性液体キャリア
本明細書の液体食器洗い洗剤組成物は、更に、約30%〜80%の水性液体キャリアを含有し、その中には、他の必須及び任意の組成物の構成成分が溶解、分散又は懸濁している。より好ましくは、水性液体キャリアは、本明細書の組成物の約45%〜約70%、より好ましくは約45%〜約65%含む。
【0026】
水性液体キャリアの1つの好ましい構成成分は水である。しかし、水性液体キャリアは、室温(20℃〜25℃)で液体であるか又は液体キャリアに溶解する他の物質であって、不活性な充填剤の機能に加えて幾つかの他の機能を果たす可能性もある他の物質を含有してもよい。そのような物質には、例えば、ヒドロトロープ類及び溶媒類が挙げられ、下記でより詳細に考察される。本発明の液体洗剤組成物を使用する地域に応じて、水性液体キャリア中の水は、約0.03g/L(2gpg)〜0.5g/L(30gpg)の硬度レベルを有することができる(「gpg」は、当業者には周知の水の硬度の測度であって、「グレイン・パー・ガロン(grains per gallon)」を表す)。
【0027】
組成物のpH
液体洗剤組成物は、いかなる好適なpHをも有してもよい。好ましくは、組成物のpHは4〜14に調整される。より好ましくは、組成物は、6〜13、最も好ましくは6〜10のpHを有する。組成物のpHは、当該技術分野において既知のpH調節成分を使用して調整できる。
【0028】
組成物の増粘(Thickness)
本発明の組成物は、好ましくは増粘され、20℃で測定されたとき、一つの実施形態では0.08Pa・s(80cps)〜0.15Pa・s(150cps)、別の実施形態では0.7Pa・s(700cps)を超える粘度を有する。より好ましくは、組成物の粘度は、北米及び欧州地域で利用されるとき、0.7Pa・s(700cps)〜1.1Pa・s(1100cps)である。より好ましくは、組成物の粘度は、アジア地域で利用されるとき、0.08Pa・s(80cps)〜0.15Pa・s(150cps)である。本発明は、マイクロエマルションの形態の組成物を除外する。
【0029】
界面活性剤類
本発明の液体洗剤組成物は、上記で考察された中分枝(mid-branched)アミンオキシド、C10〜14アルキル若しくはヒドロキシアルキルスルフェート又はスルホネート、ジアルキルスルホスクシネート、及び直鎖アミンオキシド界面活性剤類以外の界面活性剤類を更に含んでもよく、これらは、非イオン性、アニオン性、カチオン性界面活性剤類、両性、双極性イオン、半極性非イオン性界面活性剤類、及びこれらの混合物から選択される。任意の界面活性剤類は、存在する場合、本発明の液体洗剤組成物の約0.01重量%〜約50重量%、好ましくは液体洗剤組成物の約1重量%〜約50重量%含んでもよい。任意の界面活性剤類の非限定例が下記で考察される。
【0030】
アニオン性界面活性剤類
10〜14アルキル若しくはヒドロキシアルキルスルフェート又はスルホネート
10〜14アルキル若しくはヒドロキシアルキルスルフェート又はスルホネート界面活性剤は、液体洗剤組成物の少なくとも10重量%、より好ましくは20重量%〜40重量%、最も好ましくは20重量%〜30重量%のレベルで存在する。
【0031】
本明細書の組成物で使用するのに好適なC10〜14アルキル若しくはヒドロキシアルキルスルフェート又はスルホネート界面活性剤類は、C10〜C14アルキル若しくはヒドロキシアルキルスルフェート又はスルホネート類の水溶性塩類又は酸類が挙げられる。好適な対イオンには、水素、アルカリ金属カチオン又はアンモニウム若しくは置換アンモニウムが挙げられるが、好ましくはナトリウムである。
【0032】
ヒドロカルビル鎖が分枝状の場合、好ましくはC1〜4アルキルの分枝単位を含む。C10〜14アルキル若しくはヒドロキシアルキルスルフェート又はスルホネート界面活性剤の平均分枝率は、総ヒドロカルビル鎖の好ましくは30%以上、より好ましくは35%〜80%、最も好ましくは40%〜60%である。
【0033】
アルキル若しくはヒドロキシアルキルスルフェート又はスルホネート界面活性剤類は、C11〜C18アルキルベンゼンスルホネート類(LAS);C10〜C20第一級、分枝鎖及びランダムアルキルサルフェート類(AS);C10〜C18第二級(2,3)アルキルサルフェート類;C10〜C18アルキルアルコキシサルフェート類(AExS)であって、好ましくはxが1〜30であるもの;好ましくは1〜5個のエトキシ単位を含む、C10〜C18アルキルアルコキシカルボキシレート類;米国特許第6,020,303号及び米国特許第6,060,443号で考察されている中鎖分枝状アルキルサルフェート類;米国特許第6,008,181号及び米国特許第6,020,303号で考察されている中鎖分枝状アルキルアルコキシサルフェート類;PCT国際公開特許WO99/05243、同WO99/05242、同WO99/05244、同WO99/05082、同WO99/05084、同WO99/05241、同WO99/07656、同WO00/23549、及び同WO00/23548で考察されている変性アルキルベンゼンスルホネート(MLAS);メチルエステルスルホネート(MES);並びにα−オレフィンスルホネート(AOS)から選択されてもよい。
【0034】
ジアルキルスルホスクシネート類
本発明の液体洗剤組成物で使用される任意成分は、ジアルキルスルホスクシネート類である。ジアルキルスルホスクシネート類は、C6〜15直鎖又は分枝鎖ジアルキルスルホスクシネートであってもよい。アルキル部分は、対称(すなわち、同じアルキル部分)又は非対称(すなわち、異なるアルキル部分)であってもよい。好ましくは、アルキル部分は対称である。理論に束縛されるものではないが、ジアルキルスルホスクシネート類の使用は、疎水性及び濡れ能力を改善し、それによって油及び/又はデンプン汚れに対するより良好な洗浄をもたらす。ジアルキルスルホスクシネート類のClogPは2.0を超える。ClogPは、本発明のジアルキルスルホスクシネート類のような好適なスルホスクシネート類を識別するために使用できる。ClogPの好ましい範囲は、2.0〜6.0、より好ましくは3.0〜5.5である。これに対し、モノアルキルスルホスクシネート類のClogPは約1.0である。
【0035】
CLogP値は、物質のオクタノール/水分配係数に関する。具体的には、オクタノール/水分配係数(P)は、平衡状態におけるオクタノール中と水中の特定のポリマーの濃度の比率の測度である。分配係数は、10を底とする対数(すなわち、logP)として報告される。多くの物質のlogP値が報告されており、デイライト・ケミカル・インフォメーション・システムズ社(Daylight Chemical Information Systems, Inc.)から入手可能なPomona92データベースを含む様々な方法で計算してもよく、また、ClogP(又はLogKow)を計算するのに使用できるWindows用推定プログラムインターフェース(Estimation Programs Interface)(EPI−Win)が米国環境保護局から入手可能である。好ましい計算ツールは、ポリマー構造に基づいてClogP又はLogKowを計算するEPI−Winモデルである。
【0036】
一つの実施形態において、ジアルキルスルホスクシネートは、好ましくは分枝状であり、より好ましくは、アルキル部分の中央部(アルキル部分のα又はβ炭素ではない)にC1〜C3アルキル分枝を有しており、最も好ましくは、ジブチルヘキサノール及びジオクチルヘキサノールが挙げられるが、それらには限定されない第二級アルコール供給源からのものである。このアルキル部分(アルキル部分のα又はβ炭素ではない)への分枝の配置は、「中鎖」分枝と呼ばれてもよい。
【0037】
好ましいジアルキル部分は、C6〜13直鎖又は分枝鎖ジアルキルスルホスクシネート類から選択される。非限定例には、直鎖ジヘキシルスルホスクシネート、分枝状ジオクチルスルホスクシネート及び直鎖ビス(トリデシル)スルホスクシネートが挙げられる。
【0038】
ジアルキルスルホスクシネート類は、組成物の約0.5重量%〜約10重量%で液体洗剤組成物に存在してもよい。一つの実施形態において、ジアルキルスルホスクシネート類は、好ましくは組成物の約2重量%〜約5重量%で液体洗剤組成物に存在する。別の実施形態において、ジアルキルスルホスクシネート類は、好ましくは組成物の約1重量%〜約10重量%で液体洗剤組成物に存在する。
【0039】
非イオン性界面活性剤類
任意に、非イオン性界面活性剤は、組成物中に存在する場合、有効量、より好ましくは液体洗剤組成物の0.1重量%〜20重量%、更により好ましくは0.1重量%〜15重量%、なお更により好ましくは0.5重量%〜10重量%で存在する。
【0040】
好適な非イオン性界面活性剤類には、脂肪族アルコール類と1〜25モルのエチレンオキシドとの縮合生成物が挙げられる。脂肪族アルコールのアルキル鎖は、直鎖状又は分枝状、第一級又は二級のいずれかであることができ、一般に8〜22個の炭素原子を含有する。特に好ましいものは、10〜20個の炭素原子を含有するアルキル基を有するアルコール類と、アルコールの1モルあたり2〜18モルのエチレンオキシドとの縮合生成物である。また好適なものは、式:R2O(Cn2nO)t(グリコシル)x(式(II))を有するアルキルポリグリコシド類であり、式中、式(II)のR2は、アルキル、アルキルフェニル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルキルフェニル、及びこれらの混合物から成る群から選択され、ここで前記アルキル基は10〜18個、好ましくは12〜14個の炭素原子を含有し、式(II)のnは、2又は3、好ましくは2であり、そして式(IV)のtは、0〜10、好ましくは0であり、式(II)のxは、1.3〜10、好ましくは1.3〜3、最も好ましくは1.3〜2.7である。グリコシルは好ましくはグルコースから誘導される。それらの化合物を調製するには、初めにアルコール又はアルキルポリエトキシ(alkylpolyethoy)アルコールを形成し、次にグルコース又はグルコース源と反応させて、グルコシドを形成する(1位で結合)。次に追加のグリコシル単位が、それらの1位と先行のグリコシル単位の2、3、4及び/又は6位、好ましくは主に2位との間に結合できる。
【0041】
また好ましいものは、式(III)を有する脂肪酸アミド界面活性剤類であり、
【0042】
【化2】

式中、式(III)のR6は、7〜21個、好ましくは9〜17個の炭素原子を含有するアルキル基であり、そして式(III)のR7は、それぞれ、水素、C1〜C4アルキル、C1〜C4ヒドロキシアルキル、及び−(C24O)xHから成る群から選択され、ここで式(III)のxは、1〜3に変わる。好ましいアミド類は、C8〜C20アンモニアアミド類、モノエタノールアミド類、ジエタノールアミド類、及びイソプロパノールアミド類である。
【0043】
他の直鎖アミンオキシド界面活性剤類
本発明の液体洗剤組成物で使用される任意成分は、直鎖アミンオキシド類である。本明細書で任意に用いられるアミンオキシド類には、1つの直鎖C8〜18アルキル部分と、C1〜3アルキル基及びC1〜3ヒドロキシアルキル基から成る群から選択される2つの部分とを含有する水溶性直鎖アミンオキシド類、1つの直鎖C10〜18アルキル部分と、C1〜3アルキル基及びC1〜3ヒドロキシアルキル基から成る群から選択される2つの部分とを含有する水溶性ホスフィンオキシド類、並びに1つの直鎖C10〜18アルキル部分と、C1〜3アルキル及びC1〜3ヒドロキシアルキル部分から成る群から選択される1つの部分とを含有する水溶性スルホキシド類が挙げられる。
【0044】
好ましいアミンオキシド界面活性剤類は、式(IV)を有し、
【0045】
【化3】

式中、式(IV)のR3は、直鎖C8〜22アルキル、直鎖C8〜22ヒドロキシアルキル、C8〜22アルキルフェニル基、及びこれらの混合物であり、式(IV)のR4は、C2〜3アルキレン若しくはC2〜3ヒドロキシアルキレン基又はこれらの混合物であり、xは、0〜約3であり、そして式(IV)のR5は、それぞれ、C1〜3アルキル若しくはC1〜3ヒドロキシアルキル基、又は平均で約1〜約3個のエチレンオキシド基を含有するポリエチレンオキシド基である。式(IV)のR5基は、例えば酸素又は窒素原子を介して互いに結合されて、環状構造を形成してもよい。
【0046】
これらのアミンオキシド界面活性剤類には、特に、C10〜C18アルキルジメチルアミンオキシド類、及びC8〜C12アルコキシエチルジヒドロキシエチルアミンオキシド類が挙げられる。好ましいアミンオキシドには、C10、C10〜C12、及びC12〜C14アルキルジメチルアミンオキシド類が挙げられる。
【0047】
存在する場合、少なくとも1つのアミンオキシドは、組成物の約0.1重量%〜約15重量%、より好ましくは少なくとも約0.2重量%〜約12重量%で液体洗剤組成物に存在する。一つの実施形態において、アミンオキシドは、組成物の約5重量%〜約12重量%で液体洗剤組成物に存在する。別の実施形態において、アミンオキシドは、組成物の約3重量%〜約8重量%で液体洗剤組成物に存在する。
【0048】
両性界面活性剤類
本発明において任意であるその他の好適な両性洗剤界面活性剤類の非限定例には、アミドプロピルベタイン類及び脂肪族又は複素環式二級及び三級(ternary)アミン類の誘導体が挙げられ、脂肪族部分は直鎖又は分枝状であることができ、ここで脂肪族置換基の1つは、8〜24個の炭素原子を含有し、少なくとも1つの脂肪族置換基はアニオン性水溶性基を含有する。
典型的には、両性界面活性剤類は、存在する場合、液体洗剤組成物の約0.01重量%〜約20重量%、好ましくは約0.5重量%〜約10重量%含む。
【0049】
マグネシウムイオン
任意に存在するマグネシウムイオンは、二価イオンをほとんど含有しない軟水中で前記組成物が使用されるときに、洗剤組成物中で使用されてもよい。使用される場合、マグネシウムイオンは、好ましくは水酸化物、塩化物、酢酸塩、硫酸塩、蟻酸塩、酸化物又は硝酸塩として本発明の組成物に添加される。
【0050】
含まれる場合、マグネシウムイオンは、液体洗剤組成物の0.01重量%〜1.5重量%、好ましくは0.015重量%〜1重量%、より好ましくは0.025重量%〜0.5重量%の活性レベルで存在する。
【0051】
溶媒
本発明の液体洗剤組成物は、任意に溶媒を含んでもよい。好適な溶媒には、C4〜14エーテル類及びジエーテル類、グリコール類、アルコキシル化グリコール類、C6〜C16グリコールエーテル類、アルコキシル化芳香族アルコール類、芳香族アルコール類、脂肪族分枝鎖アルコール類、アルコキシル化脂肪族分枝鎖アルコール類、アルコキシル化直鎖C1〜C5アルコール類、直鎖C1〜C5アルコール類、アミン類、C8〜C14アルキル及びシクロアルキル炭化水素類及びハロ炭化水素類、並びにこれらの混合物が挙げられる。
【0052】
好ましい溶媒は、メトキシオクタデカノール、エトキシエトキシエタノール、ベンジルアルコール、2−エチルブタノール及び/又は2−メチルブタノール、1−メチルプロポキシエタノール及び/又は2−メチルブトキシエタノール、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノールのような直鎖C1〜C5アルコール類、ブチルジグリコールエーテル(BDGE)、ブチルトリグリコールエーテル、第三級アミルアルコール、グリセロール、並びにこれらの混合物から選択される。本明細書で使用できる特に好ましい溶媒は、ブトキシプロポキシプロパノール、ブチルジグリコールエーテル、ベンジルアルコール、ブトキシプロパノール、プロピレングリコール、グリセロール、エタノール、メタノール、イソプロパノール、及びこれらの混合物である。
【0053】
本明細書で用いるのに好適な他の溶媒には、n−ブトキシプロパノール又はn−ブトキシプロポキシプロパノ−ルのようなプロピレングリコール誘導体、水溶性カルビトールR(CARBITOL R)(登録商標)溶媒、又は水溶性セロソルブR(CELLOSOLVE R)(登録商標(Registered Treadmark))溶媒が挙げられる。水溶性カルビトールR(CARBITOL R)(登録商標(Registered Treadmark))溶媒は、2−(2−アルコキシエトキシ)エタノールの部類の化合物であり、ここでアルコキシ基はエチル、プロピル又はブチルから誘導され、好ましい水溶性カルビトール(CARBITOL)(登録商標(Registered Treadmark))は、ブチルカルビトール(BUTYL CARBITOL)(登録商標(Registered Treadmark))としても知られている、2−(2−ブトキシエトキシ)エタノールである。水溶性セロソルブR(CELLOSOLVE R)(登録商標(Registered Treadmark))溶媒は、2−アルコキシエトキシエタノールの部類の化合物であり、2−ブトキシエトキシエタノールを有するものが好まれている。他の好適な溶媒には、ベンジルアルコール、並びに2−エチル−1,3−ヘキサンジオール及び2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールのようなジオール類、並びにこれらの混合物が挙げられる。本明細書で用いられる幾つかの好ましい溶媒は、n−ブトキシプロポキシプロパノール、2−(2−ブトキシエトキシ)エタノール及びこれらの混合物である。
【0054】
溶媒は、モノ−、ジ−、及びトリ−エチレングリコールのエーテル誘導体、ブチレングリコールエーテル類、並びにこれらの混合物を含む化合物群から選択することもできる。これらの溶媒の重量平均分子量は、好ましくは350未満、より好ましくは100〜300、更により好ましくは115〜250である。好ましい溶媒の例には、例えば、モノエチレングリコールn−ヘキシルエーテル、モノプロピレングリコールn−ブチルエーテル、及びトリプロピレングリコールメチルエーテルが挙げられる。エチレングリコール及びプロピレングリコールエーテル類は、商標名ドワノール(DOWANOL)(登録商標(Registered Treadmark))でダウ・ケミカル社(Dow Chemical Company)から、商標名アルコソルブ(ARCOSOLV)(登録商標(Registered Treadmark))でアルコ・ケミカル社(Arco Chemical Company)から市販されている。モノ−及びジ−エチレングリコールn−ヘキシルエーテルを含む他の好ましい溶媒は、ユニオンカーバイド社(Union Carbide Corporation)から入手可能である。
【0055】
存在する場合、液体洗剤組成物は、溶媒を液体洗剤組成物の0.01重量%〜20重量%、好ましくは0.5重量%〜20重量%、より好ましくは1重量%〜10重量で含有する。これらの溶媒は、水のような水性液体キャリアと組み合わせて使用されてもよく、又は提示されているいかなる水性液体キャリアなしに使用されてもよい。
【0056】
ヒドロトロープ
本発明の液体洗剤組成物は、液体洗剤組成物が水に適切に相溶するように、有効量のヒドロトロープを任意に含んでもよい。「水に適切に溶解する」とは、製品が、洗浄習慣と使用条件の両方に応じて十分に素早く水に溶解することを意味する。水に素早く溶解しない製品は、全般的な油脂及び/若しくは洗浄、泡立ち、食器類/グラス類などの表面からの製品のすすぎやすさ、又は洗浄後の表面上への製品の残留性に関して、性能に欠点をもたらす可能性がある。ヒドロトロープを含めることは、文献や先行技術で良く知られているように、製品の安定性及び配合性を改善する役割も果たす。
【0057】
本明細書で使用するのに好適なヒドロトロープ類には、アニオン型のヒドロトロープ類、特にキシレンスルホン酸ナトリウム、キシレンスルホン酸カリウム、及びキシレンスルホン酸アンモニウム、トルエンスルホン酸ナトリウム、トルエンスルホン酸カリウム及びトルエンスルホン酸アンモニウム、クメンスルホン酸ナトリウム、クメンスルホン酸カリウム(sodium potassium)及びクメンスルホン酸アンモニウム、及びこれらの混合物、並びに米国特許第3,915,903号に開示されている関連する化合物が挙げられる。
【0058】
本発明の液体洗剤組成物は、典型的には、ヒドロトロープ、又はその混合物を液体洗剤組成物の0重量%〜15重量%、好ましくは1重量%〜10重量%、最も好ましくは3重量%〜6重量%で含む。
【0059】
疎水性ブロックポリマー
本発明の液体洗剤組成物は、任意に、アルキレンオキシド部分及び少なくとも500であるが、好ましくは10,000未満、より好ましくは1000〜5000、最も好ましくは1500〜3000の重量平均分子量を有する疎水性ブロックポリマーを含んでもよい。好適な疎水性ポリマー類は、25℃で、ポリマーの約1重量%未満、好ましくは約0.5重量%未満、より好ましくは約0.1重量%未満の水溶性を有している。
【0060】
本明細書で使用するとき、「ブロックポリマー類」は、結合されて単一のポリマー構造を形成する2つ以上の異なるホモポリマー及び/又はモノマー単位を含むポリマー類を包含することを意味する。好ましいコポリマー類は、モノマー単位の一つとしてエチレンオキシドを含む。より好ましいコポリマー類は、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドとのものである。そのような好ましいポリマー類のエチレンオキシド含有量は、約5重量%超、より好ましくは約8重量%超であるが、約50重量%未満で、より好ましくは約40重量%未満である。好ましいポリマーは、商標名プルロニックL81(PLURONIC L81)(登録商標(Registered Treadmark))又はプルロニックL43(登録商標(Registered Treadmark))でBASF社(BASF)より入手可能なエチレンオキシド/プロピレンオキシドコポリマーである。
【0061】
本発明の液体洗剤組成物は、任意に、1つ以上の疎水性ブロックポリマーを液体洗剤組成物の0重量%〜15重量%、好ましくは1重量%〜10重量%、最も好ましくは3重量%〜6重量%で含む。
【0062】
増粘剤
本明細書の液体洗剤組成物は、増粘剤も液体洗剤組成物の約0.2重量%〜5重量%で含有することができる。より好ましくは、そのような増粘剤は、本明細書の液体洗剤組成物の約0.5重量%〜2.5重量%含む。増粘剤は、典型的には、セルロース誘導体の部類から選択される。好適な増粘剤には、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、クアトリソフト(QUATRISOFT)(登録商標(Registered Treadmark))LM200としてアマコール社(Amerchol Corporation)から入手可能なカチオン性の疎水変性ヒドロキシエチルセルロースなどが挙げられる。好ましい増粘剤は、ヒドロキシプロピルメチルセルロースである。
【0063】
高分子泡安定剤
本発明の液体洗剤組成物は、任意に高分子泡安定剤を含有してもよい。これらの高分子泡安定剤類は、液体洗剤組成物の起泡量や起泡持続時間の増大をもたらす。これらの高分子泡安定剤類は、(N,N−ジアルキルアミノ)アルキルエステル類及び(N,N−ジアルキルアミノ)アルキルアクリレートエステル類のホモポリマー類から選択されてもよい。高分子泡増進剤類の重量平均分子量は、従来のゲル浸透クロマトグラフィーで決定され、1,000〜2,000,000、好ましくは5,000〜1,000,000、より好ましくは10,000〜750,000、より好ましくは20,000〜500,000、更により好ましくは35,000〜200,000である。高分子泡安定剤は、任意に、無機又は有機の塩のどちらかの塩の形態で存在することができ、例えば、(N,N−ジメチルアミノ)アルキルアクリレートエステルのクエン酸塩、硫酸塩、又は硝酸塩である。
【0064】
1つの好ましい高分子泡安定剤は、(N,N−ジメチルアミノ)アルキルアクリレートエステル類、すなわち、式(V)で表されるアクリレートエステルである。
【0065】
【化4】

【0066】
組成物中に存在する場合、高分子泡増進剤は、0.01重量%〜15重量%、好ましくは0.05重量%〜10重量%、より好ましくは0.1重量%〜5重量%で組成物中に存在してもよい。
【0067】
ジアミン
本発明による組成物の別の任意成分はジアミンである。液体洗剤組成物のユーザーの習慣及びやり方は著しいばらつきを示すので、組成物は、好ましくは少なくとも1つのジアミンを前記組成物の0重量%〜約15重量%、好ましくは約0.1重量%〜約15重量%、好ましくは約0.2重量%〜約10重量%、より好ましくは約0.25重量%〜約6重量%、より好ましくは約0.5重量%〜約1.5重量%で含有する。
【0068】
好ましい有機ジアミン類は、pK1及びpK2が8.0〜11.5の範囲、好ましくは8.4〜11の範囲、更により好ましくは8.6〜10.75にあるものである。好ましい物質には、1,3−ビス(メチルアミン)−シクロヘキサン(pKa=10〜10.5)、1,3−プロパンジアミン(pK1=10.5、pK2=8.8)、1,6−ヘキサンジアミン(pK1=11、pK2=10)、1,3−ペンタンジアミン(ダイテックEP(DYTEK EP)(登録商標))(pK1=10.5、pK2=8.9)、2−メチル−1,5−ペンタンジアミン(ダイテックA(登録商標))(pK1=11.2、pK2=10.0)が挙げられる。他の好ましい物質には、C4からC8までの範囲のアルキレンスペーサーを有する第一級/一級ジアミン類が挙げられる。一般に、第一級ジアミン類は、第二級及び第三級ジアミン類より好ましいと考えられている。
【0069】
pK1及びpK2の定義−本明細書で使用するとき、「pKa1」及び「pKa2」は、当業者には「pKa」という総称で知られている種類の量である。本明細書ではpKaは、化学の当業者に周知のものと同様に使用される本明細書で参照される値は、スミス(Smith)及びマーテル(Martel)著、「臨界安定度定数:第2巻、アミン類(Critical Stability Constants:Volume2、Amines)」(プレナムプレス(Plenum Press)、ニューヨーク及びロンドン、1975年)のような文献から得ることができる。pKaに関する追加的な情報は、ジアミン類の供給元であるデュポン(DUPONT)(登録商標(Registered Treadmark))により提供される情報のような、関連する会社の文献から得ることができる。本明細書における実用的な定義として、ジアミン類のpKaは、25℃で全水溶液において、0.1〜0.5Mのイオン強度で規定される。
【0070】
カルボン酸
本発明による液体洗剤組成物は、組成物のすすぎの感触を向上させるために、直鎖若しくは環式カルボン酸又はその塩を含んでもよい。アニオン性界面活性剤類の存在は、特に組成物の15〜35重量%の範囲でより多量に存在する場合、ユーザーの手及び食器類にぬるりとした感触を与える組成物になる。このぬるりとした感触は、本明細書で定義されるカルボン酸類を用いると減少する、すなわちすすぎの感触が抵抗のあるものになる。
【0071】
本明細書で有用なカルボン酸類には、C1〜6直鎖の又は少なくとも3個の炭素を含有する環状の酸類が挙げられる。カルボン酸又はその塩の直鎖又は環状炭素含有鎖は、ヒドロキシル、エステル、エーテル、1〜6個、より好ましくは1〜4個の炭素原子を有する脂肪族基、及びそれらの混合物から成る群から選択される置換基で置換されていてもよい。
【0072】
好ましいカルボン酸類は、サリチル酸、マレイン酸、アセチルサリチル酸、3−メチルサリチル酸、4−ヒドロキシイソフタル酸、ジヒドロキシフマル酸、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、ペンタン酸、及びこれらの塩、並びにそれらの混合物から成る群から選択される。カルボン酸が塩の形態で存在する場合、塩のカチオンは、好ましくはアルカリ金属、アルカリ土類金属、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、又はトリエタノールアミン、及びそれらの混合物から選択される。
【0073】
カルボン酸又はその塩は、存在する場合、好ましくは0.1%〜5%、より好ましくは0.2%〜1%、最も好ましくは0.25%〜0.5%の濃度で存在する。
【0074】
ビルダー
本発明による組成物は、更にビルダー系を含んでもよい。ビルダーを使用するのが望ましい場合には、従来のいかなるビルダー系も本明細書で用いるのに好適であり、アルミノシリケート物質、シリケート類、ポリカルボキシレート類及び脂肪酸類、エチレン−ジアミン四酢酸のような物質、アミノポリホスホネート類、とりわけエチレンジアミンテトラメチレンホスホン酸及びジエチレントリアミンペンタメチレン−ホスホン酸のような金属イオン封鎖剤が挙げられる。明らかな環境的理由からあまり好ましくはないが、ホスフェートビルダー類も本明細書において使用できる。
【0075】
本明細書に用いるのに好適なポリカルボキシレートビルダー類には、クエン酸、好ましくは水溶性塩の形態のクエン酸、式(VI)
R−CH(COOH)CH2(COOH)のコハク酸の誘導体が挙げられ、式中、式(VI)のRは、C10〜20アルキル又はアルケニルであり、好ましくはC12〜16であるか、又は式(VI)のRは、ヒドロキシル、スルホ、スルホキシル若しくはスルホン置換基で置換されうる。具体例には、ラウリルスクシネート、ミリスチルスクシネート、パルミチルスクシネート、2−ドデセニルスクシネート、2−テトラデセニルスクシネートが挙げられる。スクシネートビルダー類は、好ましくはナトリウム、カリウム、アンモニウム、及びアルカノールアンモニウム塩類を含むこれらの水溶性塩の形態で使用される。
【0076】
他の好適なポリカルボキシレート類は、オキソジスクシネート類、及び米国特許第4,663,071号に記載されているようなタータラートモノコハク酸とタータラート二コハク酸の混合物である。
【0077】
本明細書に用いるのに好適な脂肪酸ビルダー類は、飽和又は不飽和C10〜18の脂肪酸類、並びに対応する石鹸類である。好ましい飽和種はアルキル鎖に12〜16個の炭素原子を有する。好ましい不飽和脂肪酸はオレイン酸である。液体組成物のための他の好ましいビルダー系は、ドデセニルコハク酸及びクエン酸に基づいている。
【0078】
洗浄性ビルダー塩類が包含される場合、それらは組成物の0.5重量%〜50重量%、好ましくは液体洗剤組成物の0.5重量%〜25重量%、より好ましくは0.5重量%〜5重量%の量で包含されてもよい。
【0079】
酵素
本発明の洗剤組成物は、更に、クリーニング性能の利益を提供する1つ以上の酵素を任意に含んでもよい。前記酵素類には、セルラーゼ類、ヘミセルラーゼ類、ペルオキシダーゼ類、プロテアーゼ類、グルコ−アミラーゼ類、アミラーゼ類、リパーゼ類、クチナーゼ類、ペクチナーゼ類、キシラナーゼ類、レダクターゼ類、オキシダーゼ類、フェノールオキシダーゼ類、リポキシゲナーゼ類、リグニナーゼ類、プルラナーゼ類、タンナーゼ類、ペントサナーゼ類、マラナーゼ類、β−グルカナーゼ類、アラビノシダーゼ類、又はそれらの混合物から選択される酵素類が挙げられる。
【0080】
好ましい組み合わせは、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、クチナーゼ及び/又はセルラーゼのような従来の適用可能な酵素類のカクテルを有する洗剤組成物である。組成物中に存在する場合、酵素類は、洗剤組成物の0.0001重量%〜5重量%の活性酵素。したがって、好ましいタンパク質分解酵素類は、サビナーゼ(SAVINASE)(登録商標(Registered Treadmark))、マクサターゼ(MAXATASE)(登録商標(Registered Treadmark))、マクサカル(MAXACAL)(登録商標(Registered Treadmark))、マクサペン15(MAXAPEM 15)(登録商標(Registered Treadmark))、サブチリシンBPN及びBPN’、プロテアーゼ(Protease)B、プロテアーゼA、プロテアーゼD(ジェネンコア(Genencor))、プライマーゼ(PRIMASE)(登録商標(Registered Treadmark))、デュラジム(DURAZYM)(登録商標(Registered Treadmark))、オプティクリーン(OPTICLEAN)(登録商標(Registered Treadmark))、及びオプティマーゼ(OPTIMASE)(登録商標(Registered Treadmark))、及びアルカラーゼ(ALCALASE)(登録商標(Registered Treadmark))(ノボインダストリー社(Novo Industri A/S))、並びにこれらの混合物から成る群から選択される。プロテアーゼ(Protease)Bが最も好ましい。好ましいアミラーゼ酵素類には、ターマミル(TERMAMYL)(登録商標(Registered Treadmark))、デュラミル(DURAMYL)(登録商標(Registered Treadmark))、並びにPCT国際公開特許WO94/18314(ジェネンコア・インターナショナル(Genencor International))及びPCT国際公開特許WO94/02597(ノボ(Novo))に記載されているアミラーゼ酵素類が挙げられる。
【0081】
キレート剤類
本明細書の洗剤組成物は、また、1つ以上の鉄及び/又はマンガンキレート化剤を任意に含有してもよい。そのようなキレート剤は、アミノカルボキシレート類、アミノホスホネート類、多官能置換芳香族キレート剤及びそれらの混合物から成る群から選択することができ、これらは全て本明細書以下で定義される。
【0082】
任意のキレート剤として有用なアミノカルボキシレート類には、エチレンジアミンテトラアセテート類、N−ヒドロキシエチルエチレンジアミントリアセテート類、ニトリロ−トリ−アセテート類、エチレンジアミンテトラプロプリオネート類、トリエチレンテトラアミンヘキサアセテート類、ジエチレントリアミンペンタアテート類、及びエタノールジグリシン類、これらのアルカリ金属塩、アンモニウム塩及び置換アンモニウム塩、並びにそれらの混合物が挙げられる。
【0083】
洗剤組成物において少なくとも低濃度の総リンが許容される場合、アミノホスホネート類も本発明の組成物におけるキレート剤として用いるのに適しており、デクエスト(DEQUEST)(登録商標(Registered Treadmark))の商標名で入手可能なエチレンジアミンテトラキス(メチレンホスホネート類)が挙げられる。6個を超える炭素原子を有するアルキル又はアルケニル基を含有しないアミノホスホネート類が好ましい。多官能置換芳香族キレート剤も、本明細書の液体洗剤組成物に有用であり、好ましくは酸の形態である。米国特許第3,812,044号(コナー(Connor)ら、1974年5月21日発行)を参照すること。好ましい化合物には、1,2−ジヒドロキシ−3,5−ジスルホベンゼンのようなジヒドロキシジスルホベンゼン類が挙げられる。本明細書に用いるのに好ましい生分解性キレート化剤は、エチレンジアミンジスクシネート(「EDDS」)であり、特に、米国特許第4,704,233号(ハートマン(Hartman)及びパーキンス(Perkins)、1987年11月3日発行)に記載されている[S,S]異性体である。本明細書の液体洗剤組成物は、また、キレート剤又は補助ビルダーとして、水溶性メチルグリシン二酢酸(MGDA)塩類(又は酸の形態)を含有してもよい。同様に、クエン酸塩のような、いわゆる「弱」ビルダー類もキレート剤として使用できる。
【0084】
使用される場合、キレート剤は、本明細書の液体洗剤組成物の0.00015重量%〜15重量%で含んでもよい。より好ましくは、使用される場合、キレート剤は、そのような組成物の0.0003重量%〜3.0重量%で含む。
【0085】
好ましくは、本明細書の液体洗剤組成物は、透明な液体組成物として配合される。「透明な」とは、安定且つ透明であることを意味する。透明な組成物を得るために、溶媒類及びヒドロトロープ類を使用することは、軽質液体食器洗い組成物の技術分野に精通している者には良く知られている。本発明による好ましい液体洗剤組成物は、透明な単相液体であるが、本発明は、米国特許第5,866,529号(エリリ(Erilli)ら)、及び米国特許第6,380,150号(トゥーサン(Toussaint)ら)に記載されているビーズ類又はパール類のような分散相を含有する透明及び不透明な製品も、そのような製品が貯蔵中に物理的に安定的である(すなわち、分離しない)のであれば、包含する。
【0086】
本発明の液体洗剤組成物は、液体洗剤組成物を使用時に送達するのに好適なあらゆるパッケージで包装されてもよい。パッケージは、ガラス又はプラスチック製の透明なパッケージが好ましい。
【0087】
他の任意成分
本明細書の液体洗剤組成物は、液体洗剤組成物での使用に好適な幾つかのその他の任意成分、例えば香料、染料、不透明化剤、及び本明細書の液体洗剤組成物が一般に4〜14、好ましくは6〜13、最も好ましくは6〜10のpHを有することができるようにpH緩衝手段を更に含むことができる。液体洗剤組成物、とりわけ軽質液体洗剤組成物での使用に好適な許容可能な任意成分の更なる考察は、米国特許第5,798,505号で見出される可能性がある。
【0088】
使用方法
本発明の方法態様では、汚れた食器類が、水で希釈された本発明の液体洗剤組成物の有効量、典型的には(処理される食器25個あたり)約0.5mL〜約20mL、好ましくは約3mL〜約10mLと接触する。使用される液体洗剤組成物の実際の量は、ユーザーの判断に基づき、典型的には、組成物中の活性成分の濃度を包含する組成物の特定の製品処方、洗浄される汚れた食器類の数、食器類の汚れの程度などのような要因に左右される。また、具体的な製品処方は、組成物製品が意図される市場(すなわち、米国、ヨーロッパ、日本など)のような多数の要因に左右されることになる。好適な例は、下記の表Iで見られることができる。
【0089】
一般に、約0.01mL〜約150mL、好ましくは約3mL〜約40mLの本発明の液体洗剤組成物が、約1000mL〜約20000mL、より典型的には約5000mL〜約15000mLの範囲の容積容量を有する流しの中の、約2000mL〜約20000mL、より典型的には約5000mL〜約15000mLの水と組み合わされる。汚れた食器類は、そのようにして得られた希釈組成物を含有する流しに浸され、そこで食器の汚れた表面を食器類を洗浄する布、スポンジ、又は同様の物品と接触させる。布、スポンジ、又は同様の物品は、食器表面と接触する前に洗剤組成物と水との混合物に浸されてよく、典型的には、約1〜約10秒間の範囲にわたって食器表面と接触するが、実際の時間は、それぞれの用途及びユーザーによって異なる。布、スポンジ、又は類似の物品を食器表面に接触させることは、好ましくは食器表面を擦るのと同時に達成される。
【0090】
別の使用方法は、汚れた食器類を、いかなる液体食器洗い洗剤もない水槽に浸けることが含まれる。スポンジのような、液体食器洗い洗剤を吸収する道具が、別の量の非希釈の液体食器洗い組成物中に、典型的には約1〜約5秒間の範囲にわたって直接入れられる。次に、吸収道具、ひいては非希釈の液体食器洗い組成物が、汚れた食器類のそれぞれの表面の一つ一つに接触して、前記汚れを除去する。吸収道具は、典型的には、約1〜約10秒間の範囲にわたってそれぞれの食器表面と接触するが、実際の適用時間は、食器の汚れの程度などの要因に左右されることになる。吸収道具と食器表面とを接触させることは、擦ることと同時に達成させるのが好ましい。
【0091】
試験方法
粘度試験方法
本発明の組成物の粘度は、ブルックフィールド(Brookfield)粘度計モデル#LVDVII+を用いて20℃で測定する。これらの測定に使用されるスピンドルは、異なる粘度の製品を測定するために適切な速度を持つS31であり、例えば、1Pa・s(1000cps)より大きい粘度の製品を測定するためには、75rad/秒(12rpm)、0.5Pa・s(500cps)〜1Pa・s(1000cps)の粘度を持つ製品を測定するためには、188rad/秒(30rpm)、0.5Pa・s(500cps)未満の粘度を有する製品を測定するためには、377rad/秒(60rpm)である。
【0092】
【表1】

1:平均0.6個のエトキシ基を含有するC12〜13アルキルエトキシスルホネート。
2:非イオン性は、9個のエトキシ基を含有するC11アルキルエトキシ化界面活性剤のいずれかであってもよい。
3:ポリ(オキシエチレン−オキシプロピレン−オキシエチレン)ABA型三元ブロックコポリマー(例えば、プルロニックL81(PLURONIC L81)(登録商標(Registered Treadmark))又はプルロニックL43(登録商標(Registered Treadmark)))
4:1,3−BACは、1,3−ビス(メチルアミン)−シクロヘキサンである。
5:(N,N−ジメチルアミノ)エチルメタクリレートホモポリマー
【0093】
【表2】

1.1つ以上の本発明の中分枝(mid-branched)アミンオキシド
2.1つ以上の米国特許第4,891,160号(バンダーミーア(VanderMeer)ら)によるポリマー
3.1つ以上のPCT国際公開特許WO00/105923(プライス(Price)ら)によるポリマー
【0094】
本発明の特定の実施形態が例示され記載されてきたが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を実施できることが、当業者には自明であろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのような全ての変更及び修正を、添付の特許請求の範囲で扱うものとする。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
界面活性剤系を有する液体洗剤組成物であって、
a)前記組成物の約0.1重量%〜約15重量%の中分枝アミンオキシド界面活性剤であって、n1個の炭素原子を有する1つのアルキル部分及びn2個の炭素原子を有する1つのアルキル分枝を有し、前記アルキル分枝が窒素からのβ炭素に位置し、1つのアルキル部分の炭素原子の数と1つのアルキル分枝の炭素原子の数が対称となるようにn1とn2の総合計が10〜24個、好ましくは12〜20個、より好ましくは10〜16個の炭素原子であり、前記中分枝アミンオキシドがC1〜3アルキル、C1〜3ヒドロキシアルキル基、又は平均で約1〜約3個のエチレンオキシド基を含有するポリエチレンオキシド基から独立して選択される2つの部分を更に含むものである中分枝アミンオキシド界面活性剤、及び
b)前記組成物の約10重量%〜約40重量%のアルキル若しくはヒドロキシアルキルスルフェート又はスルホネートであって、好ましくは直鎖アルキルスルホネート、アルキルアルコキシル化スルフェート、及びこれらの混合物から選択されるアルキル若しくはヒドロキシアルキルスルフェート又はスルホネート、
を含むことを特徴とする液体洗剤組成物。
【請求項2】
請求項1に記載の液体洗剤組成物であって、前記中分枝アミンオキシドの少なくとも35重量%、より好ましくは少なくとも50重量%、最も好ましくは75重量%〜100重量%において、前記1つのアルキル部分の炭素原子の数と前記アルキル分枝の炭素原子の数につき、|n1−n2|が5個以下の炭素原子、好ましくは0〜4個の炭素原子となることを特徴とする液体洗剤組成物。
【請求項3】
請求項1に記載の液体洗剤組成物であって、前記中分枝アミンオキシドが、式(I)を有し、
【化1】

式中、式(I)のR1及びR2が、窒素からのα及びβ炭素をも加えて、10〜24個の炭素原子を有することを特徴とする液体洗剤組成物。
【請求項4】
請求項1に記載の液体洗剤組成物であって、水性液体キャリアを前記液体洗剤組成物の30重量%〜80重量%で更に含み、好ましくは、溶媒を前記液体洗剤組成物の0.01重量%〜20重量%及びヒドロトロープを前記液体洗剤組成物の0重量%〜15重量で更に含むことを特徴とする液体洗剤組成物。
【請求項5】
請求項1に記載の液体組成物であって、前記組成物がC6〜C14直鎖又は分枝鎖ジアルキルスルホスクシネートを、前記組成物の2重量%〜5重量%で更に含むことを特徴とする液体洗剤組成物。
【請求項6】
請求項1に記載の液体洗剤組成物であって、非イオン性界面活性剤、好ましくは、1〜25モルのエチレンオキシドを有するC8〜C22脂肪族アルコール類、アルキルポリグリコシド類、脂肪酸アミド界面活性剤類、及びこれらの混合物の群から選択される非イオン性界面活性剤を、前記液体洗剤組成物の0.1重量%〜20重量%で更に含むことを特徴とする液体洗剤組成物。
【請求項7】
請求項1に記載の液体洗剤組成物であって、増泡ポリマー、高分子泡安定剤、又はこれらの混合物を、液体洗剤組成物の0.01重量%〜15重量%で更に含むことを特徴とする液体洗剤組成物。
【請求項8】
請求項1に記載の液体洗剤組成物であって、疎水性ブロックポリマーを、液体洗剤組成物の0.01重量%〜15重量%で更に含むことを特徴とする液体洗剤組成物。
【請求項9】
請求項1に記載の液体洗剤組成物による食器類の洗浄方法であって、0.01mL〜150mLの前記液体洗剤組成物が、2000mL〜20000mLの水に希釈され、食器類が、このようにして得られた希釈組成物に浸され、食器の汚れた表面を布、スポンジ又は同様の物品に接触させることによって洗浄されることを特徴とする食器類の洗浄方法。
【請求項10】
食器類の洗浄方法であって、水槽に食器類を浸けながら、請求項1に記載の液体洗剤組成物の有効量を道具上に吸収させ、液体洗剤組成物を吸収させた該道具を汚れた各食器類の表面に個々に接触させることを特徴とする食器類の洗浄方法。

【公表番号】特表2008−520766(P2008−520766A)
【公表日】平成20年6月19日(2008.6.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−541444(P2007−541444)
【出願日】平成17年11月14日(2005.11.14)
【国際出願番号】PCT/US2005/041382
【国際公開番号】WO2006/055569
【国際公開日】平成18年5月26日(2006.5.26)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WINDOWS
【出願人】(590005058)ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー (2,280)
【Fターム(参考)】