説明

改善された薬剤候補およびその調製法

【課題】純度が高く、有毒副産物の可能性が低く、例えばアミロイドーシス治療のために薬学的に有用である、スルホン酸誘導体化合物、例えば3-アミノ-1-プロパンスルホン酸および1,3-プロパンジスルホン酸2ナトリウム塩の新規な調製法を提供する。
【解決手段】下記の式によって表される、スルトン環を求核剤で開環する段階を含むスルホン酸誘導体化合物の調製法。


(式中、n=1または2であり;Nuは求核剤であり;Mは水素または塩形成基であり;R1、R2、R3、R4、R5、およびR6は独立に水素、または置換もしくは無置換アルキル基である。)


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
スルホン酸誘導体化合物の大量調製法であって、
スルホン酸誘導体化合物が大量に生成されるように、スルトン環を求核剤で開環する段階
を含む方法。
【請求項2】
薬学的に有用なスルホン酸誘導体化合物の調製法であって、
薬学的に有用なスルホン酸誘導体化合物が生成されるように、スルトン環を求核剤で開環する段階
を含む方法。
【請求項3】
薬学的に有用なスルホン酸誘導体化合物が純度90%以上である、請求項2記載の方法。
【請求項4】
薬学的に有用なスルホン酸誘導体化合物が純度95%以上である、請求項2記載の方法。
【請求項5】
薬学的に有用なスルホン酸誘導体化合物が純度96%以上である、請求項2記載の方法。
【請求項6】
薬学的に有用なスルホン酸誘導体化合物が純度97%以上である、請求項2記載の方法。
【請求項7】
薬学的に有用なスルホン酸誘導体化合物が純度98%以上である、請求項2記載の方法。
【請求項8】
薬学的に有用なスルホン酸誘導体化合物が純度99%以上である、請求項2記載の方法。
【請求項9】
薬学的に有用なスルホン酸誘導体化合物が純度99.5%以上である、請求項2記載の方法。
【請求項10】
薬学的に有用なスルホン酸誘導体化合物が純度99.9%以上である、請求項2記載の方法。
【請求項11】
高純度の薬剤候補の調製法であって、
高純度のスルホン酸誘導体薬剤候補が生成されるように、スルトン環を求核剤で開環する段階
を含む方法。
【請求項12】
高純度の薬剤候補が5%以下の副産物を含む、請求項11記載の方法。
【請求項13】
高純度の薬剤候補が4%以下の副産物を含む、請求項11記載の方法。
【請求項14】
高純度の薬剤候補が3%以下の副産物を含む、請求項11記載の方法。
【請求項15】
高純度の薬剤候補が2%以下の副産物を含む、請求項11記載の方法。
【請求項16】
高純度の薬剤候補が1%以下の副産物を含む、請求項11記載の方法。
【請求項17】
高純度の薬剤候補が0.5%以下の副産物を含む、請求項11記載の方法。
【請求項18】
高純度の薬剤候補が0.1%以下の副産物を含む、請求項11記載の方法。
【請求項19】
高純度の薬剤候補が著しく少ない有機副産物を含む、請求項11記載の方法。
【請求項20】
高純度の薬剤候補が5%以下の有機副産物を含む、請求項11記載の方法。
【請求項21】
高純度の薬剤候補が4%以下の有機副産物を含む、請求項11記載の方法。
【請求項22】
高純度の薬剤候補が3%以下の有機副産物を含む、請求項11記載の方法。
【請求項23】
高純度の薬剤候補が2%以下の有機副産物を含む、請求項11記載の方法。
【請求項24】
高純度の薬剤候補が1%以下の有機副産物を含む、請求項11記載の方法。
【請求項25】
高純度の薬剤候補が0.5%以下の有機副産物を含む、請求項11記載の方法。
【請求項26】
高純度の薬剤候補が0.1%以下の有機副産物を含む、請求項11記載の方法。
【請求項27】
高純度の薬剤候補が著しく少ない窒素含有有機副産物を含む、請求項11記載の方法。
【請求項28】
高純度の薬剤候補が5%以下の窒素含有有機副産物を含む、請求項11記載の方法。
【請求項29】
高純度の薬剤候補が4%以下の窒素含有有機副産物を含む、請求項11記載の方法。
【請求項30】
高純度の薬剤候補が3%以下の窒素含有有機副産物を含む、請求項11記載の方法。
【請求項31】
高純度の薬剤候補が2%以下の窒素含有有機副産物を含む、請求項11記載の方法。
【請求項32】
高純度の薬剤候補が1%以下の窒素含有有機副産物を含む、請求項11記載の方法。
【請求項33】
高純度の薬剤候補が0.5%以下の窒素含有有機副産物を含む、請求項11記載の方法。
【請求項34】
高純度の薬剤候補が0.1%以下の窒素含有有機副産物を含む、請求項11記載の方法。
【請求項35】
高純度の薬剤候補が著しく少ない無機副産物を含む、請求項11記載の方法。
【請求項36】
高純度の薬剤候補が5%以下の無機副産物を含む、請求項11記載の方法。
【請求項37】
高純度の薬剤候補が4%以下の無機副産物を含む、請求項11記載の方法。
【請求項38】
高純度の薬剤候補が3%以下の無機副産物を含む、請求項11記載の方法。
【請求項39】
高純度の薬剤候補が2%以下の無機副産物を含む、請求項11記載の方法。
【請求項40】
高純度の薬剤候補が1%以下の無機副産物を含む、請求項11記載の方法。
【請求項41】
高純度の薬剤候補が0.5%以下の無機副産物を含む、請求項11記載の方法。
【請求項42】
高純度の薬剤候補が0.1%以下の無機副産物を含む、請求項11記載の方法。
【請求項43】
スルホン酸誘導体化合物の調製法であって、
スルホン酸誘導体化合物が生成されるように、スルトン環を求核剤で開環し、ただしスルホン酸誘導体化合物は1,3-プロパンジスルホン酸2ナトリウム塩、1,4-ブタンジスルホン酸2ナトリウム塩、3-アミノ-1-プロパンスルホン酸、3-アミノ-1-プロパンスルホン酸ナトリウム塩、3-(ジメチルアミノ)-1-プロパンスルホン酸、3-(1,2,3,6-テトラヒドロピリジニル)-1-プロパンスルホン酸、3-(1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリニル)-1-プロパンスルホン酸、3-(4-シアノ-4-フェニルピペリジン-1-イル)-1-プロパンスルホン酸、3-[4-(4-フルオロフェニル)-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-1-イル]-1-プロパンスルホン酸、3-[4-(4-ブロモフェニル)-4-ヒドロキシピペリジン-1-イル]-1-プロパンスルホン酸、3-[4-(4-クロロフェニル)-4-ヒドロキシピペリジン-1-イル]-1-プロパンスルホン酸、3-(4-アセチル-4-フェニルピペリジン-1-イル)-1-プロパンスルホン酸、3-[4-(4-クロロフェニル)-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-1-イル]-1-プロパンスルホン酸、3-トリプタミノ-1-プロパンスルホン酸、3-(1,2,3,4-テトラヒドロ-ナフチルアミノ)-1-プロパンスルホン酸、3-(1-アダマンチルアミノ)-1-プロパンスルホン酸、3-(2-ノルボルニルアミノ)-1-プロパンスルホン酸、3-(2-アダマンチルアミノ)-1-プロパンスルホン酸、3-(4-(ヒドロキシ-2-ペンチル)アミノ)-1-プロパンスルホン酸、および3-(t-ブチルアミノ)-1-プロパンスルホン酸からなる群より選択される段階
を含む方法。
【請求項44】
スルホン酸誘導体化合物の調製法であって、
スルホン酸誘導体化合物が生成されるように、スルトン環を求核剤で開環し、ただしスルホン酸誘導体化合物は表2、表3、または表4に記載の化合物からなる群より選択される段階
を含む方法。
【請求項45】
スルホン酸誘導体化合物の調製法であって、
スルホン酸誘導体化合物が生成されるように、スルトン環を求核剤で開環し、ただしスルホン酸誘導体化合物は3-アミノ-1-プロパンスルホン酸である段階
を含む方法。
【請求項46】
スルホン酸誘導体化合物の調製法であって、
スルホン酸誘導体化合物が生成されるように、スルトン環を求核剤で開環し、ただしスルホン酸誘導体化合物は1,3-プロパンジスルホン酸2ナトリウム塩である段階
を含む方法。
【請求項47】
スルホン酸誘導体化合物の調製法であって、
スルホン酸誘導体化合物が生成されるように、スルトン環を求核剤で開環し、ただしスルホン酸誘導体化合物は3-(t-ブチル)アミノ-1-プロパンスルホン酸である段階
を含む方法。
【請求項48】
スルホン酸誘導体化合物の調製法であって、
スルホン酸誘導体化合物が生成されるように、スルトン環を求核剤で開環し、ただしスルホン酸誘導体化合物は3-(1-アダマンチルアミノ)-1-プロパンスルホン酸である段階
を含む方法。
【請求項49】
スルホン酸誘導体化合物の調製法であって、
スルホン酸誘導体化合物が生成されるように、スルトン環を求核剤で開環し、ただしスルホン酸誘導体化合物は3-(2-アダマンチルアミノ)-1-プロパンスルホン酸である段階
を含む方法。
【請求項50】
スルホン酸誘導体化合物の調製法であって、
スルホン酸誘導体化合物が生成されるように、スルトン環を求核剤で開環し、ただしスルホン酸誘導体化合物は3-ノニルアミノ-1-プロパンスルホン酸である段階
を含む方法。
【請求項51】
スルホン酸誘導体化合物が大量に生成される、請求項43または44記載の方法。
【請求項52】
スルホン酸誘導体化合物が薬学的に有用なスルホン酸誘導体化合物である、請求項43または44記載の方法。
【請求項53】
スルホン酸誘導体化合物が高純度スルホン酸塩薬剤候補である、請求項43または44記載の方法。
【請求項54】
化合物を精製する段階をさらに含む、請求項1、2、11、43および44のいずれか一項記載の方法。
【請求項55】
スルトン環開環反応が下記の式によって表される、請求項1、2、11、43および44のいずれか一項記載の方法:

式中、n=1または2であり;Nuは求核剤であり;Mは水素または塩形成基であり;R1、R2、R3、R4、R5、およびR6は独立に水素、または置換もしくは無置換アルキル基である。
【請求項56】
スルトン環開環反応が下記の式によって表される、請求項1、2、11、43および44のいずれか一項記載の方法:

式中、n=1または2であり、Nuは求核剤である。
【請求項57】
求核剤が陰イオン求核剤、窒素含有求核剤、酸素含有求核剤、および硫黄含有求核剤からなる群より選択される、請求項56記載の方法。
【請求項58】
求核剤が亜硫酸ナトリウム、気体アンモニア、水酸化アンモニウム、ジメチルアミン、アジド、ベンジルジメチルアミン、1,2,3,6-テトラヒドロピリジン、1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン、4-シアノ-4-フェニルピペリジン、4-(4-フルオロフェニル)-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン、4-(4-ブロモフェニル)-4-ピペリジノール、4-(4-クロロフェニル)-4-ピペリジノール、4-アセチル-4-フェニルピペリジン、4-(4-クロロフェニル)-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン、トリプタミン、1,2,3,4-テトラヒドロ-1-ナフチルアミン、1-アダマンタンアミン、2-アミノノルボルナン、2-アミノアダマンタン、2-アミノ-1-ペンタノール、リン酸、亜リン酸塩、およびtert-ブチルアミンからなる群より選択される、請求項57記載の方法。
【請求項59】
求核剤が亜硫酸陰イオンである、請求項57記載の方法。
【請求項60】
有益な反応特性(BRP)を有する、請求項1、2、11、43および44のいずれか一項記載の方法。
【請求項61】
BRPが出発原料の安全性、反応時間、エネルギーコスト、反応の安全性、生成物量のバランス(廃棄物の減量)、反応の清浄度、廃棄物、処理量、硫酸塩レベル/後処理、全工程時間、および標的生成物の全コストから選択される、請求項60記載の方法。
【請求項62】
薬剤候補および薬学的に許容される担体を含む薬学的組成物の調製法であって、
スルトン環を求核剤で開環して薬剤候補を得る段階;
薬剤候補を薬学的に許容される担体と混合する段階;および
薬学的組成物を形成する段階
を含む方法。
【請求項63】
薬剤候補を精製する段階をさらに含む、請求項62記載の方法。
【請求項64】
薬剤候補を修飾する段階をさらに含む、請求項62記載の方法。
【請求項65】
スルトン環開環反応が下記の式によって表される、請求項62記載の方法:

式中、n=1または2であり;Nuは求核剤であり;Mは水素または塩形成基であり;R1、R2、R3、R4、R5、およびR6は独立に水素、または置換もしくは無置換アルキル基である。
【請求項66】
スルトン環開環反応が下記の式によって表される、請求項62記載の方法:

式中、n=1または2であり、Nuは求核剤である。
【請求項67】
求核剤が陰イオン求核剤、窒素含有求核剤、酸素含有求核剤、および硫黄含有求核剤からなる群より選択される、請求項62または66記載の方法。
【請求項68】
求核剤が亜硫酸陰イオンである、請求項67記載の方法。
【請求項69】
薬剤候補が対象においてアミロイド沈着を阻害するのに有用である、請求項62記載の方法。
【請求項70】
薬剤候補が対象においてアミロイドーシスを治療するのに有用である、請求項62記載の方法。
【請求項71】
薬剤候補が対象においてアミロイド関連疾患を治療または予防するのに有用である、請求項62記載の方法。
【請求項72】
アミロイド関連疾患がアルツハイマー病、脳アミロイド血管症、封入体筋炎、黄斑変性症、AAアミロイドーシス、ALアミロイドーシス、ダウン症候群、軽度認知障害、II型糖尿病、および遺伝性脳出血からなる群より選択される、請求項71記載の方法。
【請求項73】
有益な反応特性(BRP)を有する、請求項62記載の方法。
【請求項74】
BRPが出発原料の安全性、反応時間、エネルギーコスト、反応の安全性、生成物量のバランス(廃棄物の減量)、反応の清浄度、廃棄物、処理量、硫酸塩レベル/後処理、および全工程時間から選択される、請求項73記載の方法。
【請求項75】
対象においてアミロイド沈着を阻害するのに有用である薬剤候補および薬学的に許容される担体を含む薬学的組成物の調製法であって、
スルトン環を求核剤で開環して薬剤候補を得る段階;
薬剤候補を薬学的に許容される担体と混合する段階;および
薬学的組成物を形成する段階
を含む方法。
【請求項76】
薬剤候補を精製する段階をさらに含む、請求項75記載の方法。
【請求項77】
対象においてアミロイドーシスを治療するのに有用である薬剤候補および薬学的に許容される担体を含む薬学的組成物の調製法であって、
スルトン環を求核剤で開環して薬剤候補を得る段階;
薬剤候補を薬学的に許容される担体と混合する段階;および
薬学的組成物を形成する段階
を含む方法。
【請求項78】
薬剤候補を精製する段階をさらに含む、請求項77記載の方法。
【請求項79】
対象においてアミロイド関連疾患を治療または予防するのに有用である薬剤候補および薬学的に許容される担体を含む、薬学的組成物の調製法であって、
スルトン環を求核剤で開環して薬剤候補を得る段階;
薬剤候補を薬学的に許容される担体と混合する段階;および
薬学的組成物を形成する段階
を含む方法。
【請求項80】
薬剤候補を精製する段階をさらに含む、請求項79記載の方法。
【請求項81】
アミロイド関連疾患がアルツハイマー病、脳アミロイド血管症、封入体筋炎、黄斑変性症、AAアミロイドーシス、ALアミロイドーシス、ダウン症候群、軽度認知障害、II型糖尿病、および遺伝性脳出血からなる群より選択される、請求項79記載の方法。
【請求項82】
1,3-プロパンジスルホン酸化合物の調製法であって、1,3-プロパンジスルホン酸化合物が生成されるように、亜硫酸陰イオンである求核剤でスルトン環を開環する段階を含む方法。
【請求項83】
3-アミノ-1-プロパンスルホン酸化合物の調製法であって、3-アミノ-1-プロパンスルホン酸化合物が生成されるように、スルトン環を求核剤で開環し、ただし該求核剤はアンモニアである段階を含む方法。
【請求項84】
3-アミノ-1-プロパンスルホン酸化合物の調製法であって、3-アミノ-1-プロパンスルホン酸化合物が生成されるように、スルトン環を求核剤で開環し、ただし該求核剤はアジドである段階と、アジドをアミノ基に還元する段階とを含む方法。
【請求項85】
3-アミノ-1-プロパンスルホン酸化合物の調製法であって、3-アミノ-1-プロパンスルホン酸化合物が生成されるように、スルトン環を求核剤で開環し、ただし該求核剤はベンジルアミンである段階と、開環したスルトンを脱ベンジルする段階を含む方法。
【請求項86】
請求項1〜42のいずれか一項記載の方法によって生成される化合物。
【請求項87】
請求項55記載の方法よって生成される1,3-プロパンジスルホン酸化合物。
【請求項88】
請求項55記載の方法よって生成される3-アミノ-1-プロパンスルホン酸化合物。
【請求項89】
スルホン酸誘導体化合物が生成されるように、スルトン環を求核剤で開環してスルホン酸誘導体化合物を得、ただし該求核剤は亜硫酸塩である段階を含む方法によって調製されるスルホン酸誘導体化合物。
【請求項90】
スルホン酸誘導体化合物が生成されるように、スルトン環を求核剤で開環してスルホン酸誘導体化合物を得、ただし該求核剤はアミンである段階を含む方法によって調製されるスルホン酸誘導体化合物。
【請求項91】
対象においてアミロイド沈着を阻害するのに有用な薬剤候補(PDC)および薬学的に許容される担体を含む薬学的組成物の調製法であって、
スルトン環を求核剤で開環してあらかじめ選択された薬剤候補を得、ただしPDCは対象においてアミロイド沈着を阻害する能力であらかじめ選択されている段階;
薬剤候補を薬学的に許容される担体と混合する段階;および
薬学的組成物を形成する段階
を含む方法。
【請求項92】
対象においてアミロイドーシスを治療するのに有用な薬剤候補および薬学的に許容される担体を含む薬学的組成物の調製法であって、
スルトン環を求核剤で開環して薬剤候補を得、ただしPDCは対象においてアミロイドーシスを治療する能力であらかじめ選択されている段階;
薬剤候補を薬学的に許容される担体と混合する段階;および
薬学的組成物を形成する段階
を含む方法。
【請求項93】
対象においてアミロイド関連疾患を治療または予防するのに有用な薬剤候補および薬学的に許容される担体を含む薬学的組成物の調製法であって、
スルトン環を求核剤で開環して薬剤候補を得、ただしPDCは対象においてアミロイド関連疾患を治療または予防する能力であらかじめ選択されている段階;
薬剤候補を薬学的に許容される担体と混合する段階;および
薬学的組成物を形成する段階
を含む方法。
【請求項94】
薬剤候補を精製する段階をさらに含む、請求項91、92、または93記載の方法。
【請求項95】
スルホン酸誘導体化合物の高処理量製造法であって、
スルホン酸誘導体化合物の高い処理量が得られるように、スルトン環を求核剤で開環する段階
を含む方法。
【請求項96】
装填容量が2%以上である、請求項95記載の方法。
【請求項97】
装填容量が3%以上である、請求項95記載の方法。
【請求項98】
装填容量が4%以上である、請求項95記載の方法。
【請求項99】
装填容量が5%以上である、請求項95記載の方法。
【請求項100】
装填容量が6%以上である、請求項95記載の方法。
【請求項101】
装填容量が7%以上である、請求項95記載の方法。
【請求項102】
装填容量が8%以上である、請求項95記載の方法。
【請求項103】
装填容量が9%以上である、請求項95記載の方法。
【請求項104】
装填容量が10%以上である、請求項95記載の方法。
【請求項105】
装填容量が11%以上である、請求項95記載の方法。
【請求項106】
装填容量が12%以上である、請求項95記載の方法。
【請求項107】
装填容量が13%以上である、請求項95記載の方法。
【請求項108】
装填容量が15%以上である、請求項95記載の方法。
【請求項109】
請求項95記載の方法によって生成される化合物。
【請求項110】
副産物が著しく少ないスルホン酸誘導体化合物を含む、高純度の薬剤候補。
【請求項111】
2%以下の副産物を含む、請求項110記載の高純度の薬剤候補。
【請求項112】
1.5%以下の副産物を含む、請求項110記載の高純度の薬剤候補。
【請求項113】
1.25%以下の副産物を含む、請求項110記載の高純度の薬剤候補。
【請求項114】
1%以下の副産物を含む、請求項110記載の高純度の薬剤候補。
【請求項115】
.5%以下の副産物を含む、請求項110記載の高純度の薬剤候補。
【請求項116】
0.2%以下の副産物を含む、請求項110記載の高純度の薬剤候補。
【請求項117】
0.1%以下の副産物を含む、請求項110記載の高純度の薬剤候補。
【請求項118】
著しく少ない有機副産物を含む、請求項110記載の高純度の薬剤候補。
【請求項119】
2%以下の有機副産物を含む、請求項110記載の高純度の薬剤候補。
【請求項120】
1.75%以下の有機副産物を含む、請求項110記載の高純度の薬剤候補。
【請求項121】
1.5%以下の有機副産物を含む、請求項110記載の高純度の薬剤候補。
【請求項122】
1%以下の有機副産物を含む、請求項110記載の高純度の薬剤候補。
【請求項123】
0.75%以下の有機副産物を含む、請求項110記載の高純度の薬剤候補。
【請求項124】
0.5%以下の有機副産物を含む、請求項110記載の高純度の薬剤候補。
【請求項125】
0.1%以下の有機副産物を含む、請求項110記載の高純度の薬剤候補。
【請求項126】
著しく少ない窒素含有有機副産物を含む、請求項110記載の高純度の薬剤候補。
【請求項127】
2%以下の窒素含有有機副産物を含む、請求項110記載の高純度の薬剤候補。
【請求項128】
1.75%以下の窒素含有有機副産物を含む、請求項110記載の高純度の薬剤候補。
【請求項129】
1.50%以下の窒素含有有機副産物を含む、請求項110記載の高純度の薬剤候補。
【請求項130】
1%以下の窒素含有有機副産物を含む、請求項110記載の高純度の薬剤候補。
【請求項131】
0.5%以下の窒素含有有機副産物を含む、請求項110記載の高純度の薬剤候補。
【請求項132】
0.2%以下の窒素含有有機副産物を含む、請求項110記載の高純度の薬剤候補。
【請求項133】
0.175%以下の窒素含有有機副産物を含む、請求項110記載の高純度の薬剤候補。
【請求項134】
著しく少ない無機副産物を含む、請求項110記載の高純度の薬剤候補。
【請求項135】
2%以下の無機副産物を含む、請求項110記載の高純度の薬剤候補。
【請求項136】
1.75%以下の無機副産物を含む、請求項110記載の高純度の薬剤候補。
【請求項137】
1.5%以下の無機副産物を含む、請求項110記載の高純度の薬剤候補。
【請求項138】
1%以下の無機副産物を含む、請求項110記載の高純度の薬剤候補。
【請求項139】
0.5%以下の無機副産物を含む、請求項110記載の高純度の薬剤候補。
【請求項140】
0.2%以下の無機副産物を含む、請求項110記載の高純度の薬剤候補。
【請求項141】
0.1%以下の無機副産物を含む、請求項110記載の高純度の薬剤候補。
【請求項142】
スルホン酸誘導体化合物が1,3-プロパンジスルホン酸またはそのエステルもしくは塩であり、硫酸塩含有量が1.5%以下であり、任意の他の副産物の含有量がそれぞれ0.5%未満である、請求項110記載の高純度の薬剤候補。
【請求項143】
スルホン酸誘導体化合物が3-アミノ-1-プロパンスルホン酸またはそのエステルもしくは塩であり、硫酸塩含有量が0.2%以下であり、亜硫酸塩含有量が0.2%以下であり、ナトリウム含有量が1.0%以下であり、塩化物含有量が0.2%以下であり、全副産物含有量が2.0%未満である、請求項110記載の高純度の薬剤候補。
【請求項144】
薬学的組成物中での使用に適した、純度98%以上のスルホン酸誘導体化合物を含む、薬学的に有用な薬剤候補。
【請求項145】
薬学的に有用なスルホン酸誘導体化合物が純度98.2%以上である、請求項144記載の薬学的に有用な薬剤候補。
【請求項146】
薬学的に有用なスルホン酸誘導体化合物が純度98.4%以上である、請求項144記載の薬学的に有用な薬剤候補。
【請求項147】
薬学的に有用なスルホン酸誘導体化合物が純度98.6%以上である、請求項144記載の薬学的に有用な薬剤候補。
【請求項148】
薬学的に有用なスルホン酸誘導体化合物が純度98.8%以上である、請求項144記載の薬学的に有用な薬剤候補。
【請求項149】
薬学的に有用なスルホン酸誘導体化合物が純度98.9%以上である、請求項144記載の薬学的に有用な薬剤候補。
【請求項150】
薬学的に有用なスルホン酸誘導体化合物が純度99%以上である、請求項144記載の薬学的に有用な薬剤候補。
【請求項151】
薬学的に有用なスルホン酸誘導体化合物が純度99%以上である、請求項144記載の薬学的に有用な薬剤候補。
【請求項152】
薬学的に有用なスルホン酸誘導体化合物が純度99.1%以上である、請求項144記載の薬学的に有用な薬剤候補。
【請求項153】
薬学的に有用なスルホン酸誘導体化合物が純度99.2%以上である、請求項144記載の薬学的に有用な薬剤候補。
【請求項154】
薬学的に有用なスルホン酸誘導体化合物が純度99.3%以上である、請求項144記載の薬学的に有用な薬剤候補。
【請求項155】
薬学的に有用なスルホン酸誘導体化合物が純度99.4%以上である、請求項144記載の薬学的に有用な薬剤候補。
【請求項156】
薬学的に有用なスルホン酸誘導体化合物が純度99.5%以上である、請求項144記載の薬学的に有用な薬剤候補。
【請求項157】
薬学的に有用なスルホン酸誘導体化合物が純度99.6%以上である、請求項144記載の薬学的に有用な薬剤候補。
【請求項158】
薬学的に有用なスルホン酸誘導体化合物が純度99.7%以上である、請求項144記載の薬学的に有用な薬剤候補。
【請求項159】
薬学的に有用なスルホン酸誘導体化合物が純度99.8%以上である、請求項144記載の薬学的に有用な薬剤候補。
【請求項160】
薬学的に有用なスルホン酸誘導体化合物が純度99.9%以上である、請求項144記載の薬学的に有用な薬剤候補。
【請求項161】
スルホン酸誘導体化合物の調製法であって、スルホン酸誘導体化合物が生成されるように、スルトン環を求核剤で開環し、ただしスルホン酸誘導体化合物は3-(ジメチルアミノ)-1-プロパンスルホン酸である段階を含む方法。
【請求項162】
1,3-プロパンジスルホン酸またはその塩を含む高純度の薬剤候補であって、臭化物を含まない薬剤候補。
【請求項163】
1,3-プロパンジスルホン酸またはその塩を含む高純度の薬剤候補であって、ナトリウムを含まない薬剤候補。
【請求項164】
1,3-プロパンジスルホン酸またはその塩を含む高純度の薬剤候補であって、硫酸塩含有量が1.4%未満である薬剤候補。
【請求項165】
硫酸塩含有量が1.0%未満である、請求項164記載の高純度の薬剤候補。
【請求項166】
硫酸塩含有量が0.9%未満である、請求項164記載の高純度の薬剤候補。
【請求項167】
硫酸塩含有量が0.8%未満である、請求項164記載の高純度の薬剤候補。
【請求項168】
硫酸塩含有量が0.7%未満である、請求項164記載の高純度の薬剤候補。
【請求項169】
硫酸塩含有量が0.6%未満である、請求項164記載の高純度の薬剤候補。
【請求項170】
硫酸塩含有量が0.5%未満である、請求項164記載の高純度の薬剤候補。
【請求項171】
硫酸塩含有量が0.4%未満である、請求項164記載の高純度の薬剤候補。
【請求項172】
硫酸塩含有量が0.3%未満である、請求項164記載の高純度の薬剤候補。
【請求項173】
硫酸塩含有量が0.2%未満である、請求項164記載の高純度の薬剤候補。
【請求項174】
硫酸塩含有量が0.1%未満である、請求項164記載の高純度の薬剤候補。
【請求項175】
硫酸塩含有量が0.05%未満である、請求項164記載の高純度の薬剤候補。
【請求項176】
1,3-プロパンジスルホン酸またはその塩を含む高純度の薬剤候補であって、1,3-プロパンジオール、3-ブロモ-プロパン-1-オール、1,3-ジブロモプロパン、および3-ブロモ-プロパンスルホン酸塩からなる群より選択される副産物の少なくとも一つを含まない薬剤候補。
【請求項177】
1,3-プロパンジオール、3-ブロモ-プロパン-1-オール、1,3-ジブロモプロパン、および3-ブロモ-プロパンスルホン酸塩からなる群より選択される副産物の少なくとも二つを含まない、請求項176記載の高純度の薬剤候補。
【請求項178】
1,3-プロパンジオール、3-ブロモ-プロパン-1-オール、1,3-ジブロモプロパン、および3-ブロモ-プロパンスルホン酸塩からなる群より選択される副産物の少なくとも三つを含まない、請求項176記載の高純度の薬剤候補。
【請求項179】
1,3-プロパンジオール、3-ブロモ-プロパン-1-オール、1,3-ジブロモプロパン、および3-ブロモ-プロパンスルホン酸塩からなる群より選択される四つの副産物を含まない、請求項176記載の高純度の薬剤候補。
【請求項180】
3-アミノ-1-プロパンスルホン酸またはその塩を含む高純度の薬剤候補であって、塩化物を含まない薬剤候補。
【請求項181】
3-アミノ-1-プロパンスルホン酸またはその塩を含む高純度の薬剤候補であって、ナトリウムを含まない薬剤候補に関する。
【請求項182】
3-アミノ-1-プロパンスルホン酸またはその塩を含む高純度の薬剤候補であって、3-CPAを含まない薬剤候補。
【請求項183】
スルホン酸誘導体化合物を含む薬剤候補であって、純度95%以上であり、臭化物および塩化物を含まない薬剤候補。
【請求項184】
スルトン環開環反応が下記の式によって表され、さらに水素ガス雰囲気下、炭素担持パラジウムを用いてベンジル部分を除去して3-(ジメチルアミノ)-1-プロパンスルホン酸を生成する、請求項161記載の方法:

式中、n=1であり、Nuはベンジルジメチルアミノである。

【公開番号】特開2012−176963(P2012−176963A)
【公開日】平成24年9月13日(2012.9.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−104999(P2012−104999)
【出願日】平成24年5月2日(2012.5.2)
【分割の表示】特願2006−516612(P2006−516612)の分割
【原出願日】平成16年6月21日(2004.6.21)
【出願人】(506365038)ベルス ヘルス (インターナショナル) リミティッド (4)
【Fターム(参考)】