説明

改変されたペプチドYYおよびそれらの結合体

【課題】治療用ペプチドを改変して、これらをペプチダーゼ活性から保護し、そしてインビボでの作用のより長い持続時間を提供し、一方で低い毒性を維持し、なお改変されたペプチドの治療の利点を保持するための方法を提供する。
【解決手段】改変された治療用ペプチドであって、その治療用ペプチドは、ペプチダーゼ安定化治療用ペプチド結合体を形成し得、そのペプチドは、カルボキシ末端アミノ酸、アミノ末端アミノ酸、構造活性関係分析によって同定される治療的活性な領域およびより低い治療的活性な領域を含む。そのペプチドは、それが、アミノ酸のそのより低い治療的活性な領域に位置するアミノ酸に結合される反応性基を有する、ペプチドYY、あるいはそれらの誘導体を含む。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
改変されたペプチドであって、以下:
ペプチド;および
必要に応じて連結基を介して該ペプチドに結合された、マレイミドまたはマレイミド含有反応性基
を含有し、
該改変されたペプチドは、該反応性基の反応により、インビボまたはインビトロで血液成分の官能基と共有結合を形成し得、
該ペプチドは、以下:
副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)、成長ホルモンペプチド、メラニン細胞刺激ホルモン(MSH)、オキシトシン、バソプレシン、コルチコトロピン放出因子(CRF)、CRF関連ペプチド、ゴナドトロピン放出ホルモン関連ペプチド(GAP)、成長ホルモン放出因子(GRF)、黄体形成ホルモン放出ホルモン(LH−RH)、オレキシン、プロラクチン放出ペプチド(PRP)、ソマトスタチン、サイロトロピン放出ホルモン(THR)、THRアナログ、カルシトニン(CT)、CT前駆体ペプチド、カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)、上皮小体ホルモン(PTH)、上皮小体ホルモン関連タンパク質(PTHrP)、アミリン、グルカゴン、インスリン、インスリン様ペプチド、神経ペプチドY、膵臓ポリペプチド(PP)、ペプチドYY、コレシストキニン(CCK)、CCK関連ペプチド、ガストリン放出ペプチド(GRP)、ガストリン、ガストリン関連ペプチド、ガストリン阻害ペプチド、モチリン、セクレチン、血管作用性腸ポリペプチド(VIP)、VIP関連ペプチド、心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)、脳ナトリウム利尿ペプチド(BNP)、C型ナトリウム利尿ペプチド(CNP)、タキキニン、アンギオテンシン、レニン基質、レニンインヒビター、エンドセリン、エンドセリン関連ペプチド、オピオイドペプチド、胸腺ペプチド、アドレノメデュリンペプチド(AM)、アラトスタチンペプチド、アミロイドβタンパク質フラグメント、抗菌ペプチド、抗酸化ペプチド、アポトーシス関連ペプチド、嚢細胞ペプチド(BCP)、ボンベシン、骨Glaタンパク質ペプチド、コカインおよびアンフェタミン調節転写物(CART)ペプチド、細胞接着ペプチド、走化性ペプチド、補体インヒビター、コルチスタチンペプチド、フィブロネクチンフラグメント、フィブリン関連ペプチド、FMRF、FMRFアミド関連ペプチド(FaRP)、ガラニン、ガラニン関連ペプチド、増殖因子,増殖因子関連ペプチド、G治療用ペプチド結合タンパク質フラグメント、グアニリン、ウログアニリン、インヒビンペプチド、インターロイキン(IL)、インターロイキンレセプタータンパク質、ラミニンフラグメント、レプチンフラグメントペプチド、ロイコキニン、下垂体アデニル酸シクラーゼ活性化ポリペプチド(PACAP)、パンクレアスタチン、ポリペプチドの反復性の鎖、シグナル伝達試薬、トロンビンインヒビター、毒素、トリプシンインヒビター、ウイルス関連ペプチド、アジュバントペプチドアナログ、α接合因子、抗不整脈ペプチド、食欲不振誘発性ペプチド、α−1抗トリプシン、ウシ松果体抗生殖ペプチド、バルシン、C3ペプチドP16、カドヘリンペプチド、クロモグラニンAフラグメント、避妊テトラペプチド、コナントキンG、コナントキンT、甲殻類心臓作用ペプチド、C−テロペプチド、チトクロムb588ペプチド、デコルシン、デリシャスペプチド、δ睡眠誘導ペプチド、ジアゼパム結合インヒビターフラグメント、一酸化窒素シンターゼ遮断ペプチド、OVAペプチド、血小板カルパインインヒビター(P1)、プラスミノーゲン活性化因子インヒビター1、リギン、精神分裂病関連ペプチド、ナトリウムカリウムA治療ペプチダーゼインヒビター−1、スペラクト、精子活性化ペプチド、システミン、トロンビンレセプターアゴニスト、ツフシン、アジポキニンホルモン、尿毒症ペンタペプチド、凍結防止ペプチド、腫瘍壊死因子、ヒル[Des Asp10]Decorsin、L−オル、P−アミノフェニルアセチルツフシン、Ac−Glu−Glu−Val−Val−AIa−Cys−pNA、Ac−Ser−Asp−Lys−Pro、Ac−rfwink−NH2、Cys−Gly−Tyr−Gly−Pro−Lys−Lys−Lys−Arg−Lys−Val−Gly−Gly、D−AIa−Leu、D−D−D−D−D、D−D−D−D−D−D、N−P−N−A−N−P−N−A、V−A−l−T−V−L−V−K、V−G−V−R−V−R、V−I−H−S、V−P−D−P−R、Val−Thr−Cys−Gly、R−S−R、ウニ精子活性化ペプチド、SHU−9119アンタゴニスト、MC3−R、MC4Rアンタゴニスト、グラスピモド、HP−228、α−2−プラスミンインヒビター、APC腫瘍抑制因子、初期妊娠因子、γインターフェロン、腺カリクレインN−1、胎盤リボヌクレアーゼインヒビター、サルコレシン結合タンパク質、界面活性タンパク質D、ウィルムス腫瘍抑制因子、ウィルムス腫瘍抑制因子、GABAB 1bレセプターペプチド、プリオン関連ペプチド(iPrP13)、コリン結合タンパク質フラグメント、テロメラーゼインヒビター、カルジオスタチンペプチド、エンドスタチン誘導ペプチド、プリオン阻害ペプチド、N−メチルD−アスパラギン酸レセプターアンタゴニストおよびC−ペプチドアナログ
からなる群より選択される、改変されたペプチド。
【請求項2】
前記血液成分がアルブミンである、請求項1に記載の改変されたペプチド。
【請求項3】
前記血液成分上の官能基が、アミノ基、ヒドロキシル基またはチオール基である、請求項1に記載の改変されたペプチド。
【請求項4】
(a)必要に応じてリンカーを介してマレイミドまたはマレイミド含有反応性基に結合されたペプチド、を
(b)血液成分、と
該反応性基と該血液成分上の官能基との共有結合によって結合体化することによって形成される結合体であって、
該ペプチドは、以下:
副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)、成長ホルモンペプチド、メラニン細胞刺激ホルモン(MSH)、オキシトシン、バソプレシン、コルチコトロピン放出因子(CRF)、CRF関連ペプチド、ゴナドトロピン放出ホルモン関連ペプチド(GAP)、成長ホルモン放出因子(GRF)、黄体形成ホルモン放出ホルモン(LH−RH)、オレキシン、プロラクチン放出ペプチド(PRP)、ソマトスタチン、サイロトロピン放出ホルモン(THR)、THRアナログ、カルシトニン(CT)、CT前駆体ペプチド、カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)、上皮小体ホルモン(PTH)、上皮小体ホルモン関連タンパク質(PTHrP)、アミリン、グルカゴン、インスリン、インスリン様ペプチド、神経ペプチドY、膵臓ポリペプチド(PP)、ペプチドYY、コレシストキニン(CCK)、CCK関連ペプチド、ガストリン放出ペプチド(GRP)、ガストリン、ガストリン関連ペプチド、ガストリン阻害ペプチド、モチリン、セクレチン、血管作用性腸ポリペプチド(VIP)、VIP関連ペプチド、心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)、脳ナトリウム利尿ペプチド(BNP)、C型ナトリウム利尿ペプチド(CNP)、タキキニン、アンギオテンシン、レニン基質、レニンインヒビター、エンドセリン、エンドセリン関連ペプチド、オピオイドペプチド、胸腺ペプチド、アドレノメデュリンペプチド(AM)、アラトスタチンペプチド、アミロイドβタンパク質フラグメント、抗菌ペプチド、抗酸化ペプチド、アポトーシス関連ペプチド、嚢細胞ペプチド(BCP)、ボンベシン、骨Glaタンパク質ペプチド、コカインおよびアンフェタミン調節転写物(CART)ペプチド、細胞接着ペプチド、走化性ペプチド、補体インヒビター、コルチスタチンペプチド、フィブロネクチンフラグメント、フィブリン関連ペプチド、FMRF、FMRFアミド関連ペプチド(FaRP)、ガラニン、ガラニン関連ペプチド、増殖因子,増殖因子関連ペプチド、G治療用ペプチド結合タンパク質フラグメント、グアニリン、ウログアニリン、インヒビンペプチド、インターロイキン(IL)、インターロイキンレセプタータンパク質、ラミニンフラグメント、レプチンフラグメントペプチド、ロイコキニン、下垂体アデニル酸シクラーゼ活性化ポリペプチド(PACAP)、パンクレアスタチン、ポリペプチドの反復性の鎖、シグナル伝達試薬、トロンビンインヒビター、毒素、トリプシンインヒビター、ウイルス関連ペプチド、アジュバントペプチドアナログ、α接合因子、抗不整脈ペプチド、食欲不振誘発性ペプチド、α−1抗トリプシン、ウシ松果体抗生殖ペプチド、バルシン、C3ペプチドP16、カドヘリンペプチド、クロモグラニンAフラグメント、避妊テトラペプチド、コナントキンG、コナントキンT、甲殻類心臓作用ペプチド、C−テロペプチド、チトクロムb588ペプチド、デコルシン、デリシャスペプチド、δ睡眠誘導ペプチド、ジアゼパム結合インヒビターフラグメント、一酸化窒素シンターゼ遮断ペプチド、OVAペプチド、血小板カルパインインヒビター(P1)、プラスミノーゲン活性化因子インヒビター1、リギン、精神分裂病関連ペプチド、ナトリウムカリウムA治療ペプチダーゼインヒビター−1、スペラクト、精子活性化ペプチド、システミン、トロンビンレセプターアゴニスト、ツフシン、アジポキニンホルモン、尿毒症ペンタペプチド、凍結防止ペプチド、腫瘍壊死因子、ヒル[Des Asp10]Decorsin、L−オル、P−アミノフェニルアセチルツフシン、Ac−Glu−Glu−Val−Val−AIa−Cys−pNA、Ac−Ser−Asp−Lys−Pro、Ac−rfwink−NH2、Cys−Gly−Tyr−Gly−Pro−Lys−Lys−Lys−Arg−Lys−Val−Gly−Gly、D−AIa−Leu、D−D−D−D−D、D−D−D−D−D−D、N−P−N−A−N−P−N−A、V−A−l−T−V−L−V−K、V−G−V−R−V−R、V−I−H−S、V−P−D−P−R、Val−Thr−Cys−Gly、R−S−R、ウニ精子活性化ペプチド、SHU−9119アンタゴニスト、MC3−R、MC4Rアンタゴニスト、グラスピモド、HP−228、Α−2−プラスミンインヒビター、APC腫瘍抑制因子、初期妊娠因子、γインターフェロン、腺カリクレインN−1、胎盤リボヌクレアーゼインヒビター、サルコレシン結合タンパク質、界面活性タンパク質D、ウィルムス腫瘍抑制因子、ウィルムス腫瘍抑制因子、GABAB 1bレセプターペプチド、プリオン関連ペプチド(iPrP13)、コリン結合タンパク質フラグメント、テロメラーゼインヒビター、カルジオスタチンペプチド、エンドスタチン誘導ペプチド、プリオン阻害ペプチド、N−メチルD−アスパラギン酸レセプターアンタゴニストおよびC−ペプチドアナログ
からなる群より選択される、結合体。
【請求項5】
以下の式:
【化1】

に記載の、請求項4に記載の結合体であって、
上記式において、Xは、前記血液成分のアミノ酸のS、OもしくはNHであり;
Lは存在するかまたは存在せず、そして、存在する場合、−NH(CHNH−、−[C(O)−CH(CHNH]−および−[C(O)−CH−O−(CH−O(CHNH]−からなる群より選択され;
Zは、以下:
副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)、成長ホルモンペプチド、メラニン細胞刺激ホルモン(MSH)、オキシトシン、バソプレシン、コルチコトロピン放出因子(CRF)、CRF関連ペプチド、ゴナドトロピン放出ホルモン関連ペプチド(GAP)、成長ホルモン放出因子(GRF)、黄体形成ホルモン放出ホルモン(LH−RH)、オレキシン、プロラクチン放出ペプチド(PRP)、ソマトスタチン、サイロトロピン放出ホルモン(THR)、THRアナログ、カルシトニン(CT)、CT前駆体ペプチド、カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)、上皮小体ホルモン(PTH)、上皮小体ホルモン関連タンパク質(PTHrP)、アミリン、グルカゴン、インスリン、インスリン様ペプチド、神経ペプチドY、膵臓ポリペプチド(PP)、ペプチドYY、コレシストキニン(CCK)、CCK関連ペプチド、ガストリン放出ペプチド(GRP)、ガストリン、ガストリン関連ペプチド、ガストリン阻害ペプチド、モチリン、セクレチン、血管作用性腸ポリペプチド(VIP)、VIP関連ペプチド、心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)、脳ナトリウム利尿ペプチド(BNP)、C型ナトリウム利尿ペプチド(CNP)、タキキニン、アンギオテンシン、レニン基質、レニンインヒビター、エンドセリン、エンドセリン関連ペプチド、オピオイドペプチド、胸腺ペプチド、アドレノメデュリンペプチド(AM)、アラトスタチンペプチド、アミロイドβタンパク質フラグメント、抗菌ペプチド、抗酸化ペプチド、アポトーシス関連ペプチド、嚢細胞ペプチド(BCP)、ボンベシン、骨Glaタンパク質ペプチド、コカインおよびアンフェタミン調節転写物(CART)ペプチド、細胞接着ペプチド、走化性ペプチド、補体インヒビター、コルチスタチンペプチド、フィブロネクチンフラグメント、フィブリン関連ペプチド、FMRF、FMRFアミド関連ペプチド(FaRP)、ガラニン、ガラニン関連ペプチド、増殖因子,増殖因子関連ペプチド、G治療用ペプチド結合タンパク質フラグメント、グアニリン、ウログアニリン、インヒビンペプチド、インターロイキン(IL)、インターロイキンレセプタータンパク質、ラミニンフラグメント、レプチンフラグメントペプチド、ロイコキニン、下垂体アデニル酸シクラーゼ活性化ポリペプチド(PACAP)、パンクレアスタチン、ポリペプチドの反復性の鎖、シグナル伝達試薬、トロンビンインヒビター、毒素、トリプシンインヒビター、ウイルス関連ペプチド、アジュバントペプチドアナログ、α接合因子、抗不整脈ペプチド、食欲不振誘発性ペプチド、α−1抗トリプシン、ウシ松果体抗生殖ペプチド、バルシン、C3ペプチドP16、カドヘリンペプチド、クロモグラニンAフラグメント、避妊テトラペプチド、コナントキンG、コナントキンT、甲殻類心臓作用ペプチド、C−テロペプチド、チトクロムb588ペプチド、デコルシン、デリシャスペプチド、δ睡眠誘導ペプチド、ジアゼパム結合インヒビターフラグメント、一酸化窒素シンターゼ遮断ペプチド、OVAペプチド、血小板カルパインインヒビター(P1)、プラスミノーゲン活性化因子インヒビター1、リギン、精神分裂病関連ペプチド、ナトリウムカリウムA治療ペプチダーゼインヒビター−1、スペラクト、精子活性化ペプチド、システミン、トロンビンレセプターアゴニスト、ツフシン、アジポキニンホルモン、尿毒症ペンタペプチド、凍結防止ペプチド、腫瘍壊死因子、ヒル[Des Asp10]Decorsin、L−オル、P−アミノフェニルアセチルツフシン、Ac−Glu−Glu−Val−Val−AIa−Cys−pNA、Ac−Ser−Asp−Lys−Pro、Ac−rfwink−NH2、Cys−Gly−Tyr−Gly−Pro−Lys−Lys−Lys−Arg−Lys−Val−Gly−Gly、D−AIa−Leu、D−D−D−D−D、D−D−D−D−D−D、N−P−N−A−N−P−N−A、V−A−l−T−V−L−V−K、V−G−V−R−V−R、V−I−H−S、V−P−D−P−R、Val−Thr−Cys−Gly、R−S−R、ウニ精子活性化ペプチド、SHU−9119アンタゴニスト、MC3−R、MC4Rアンタゴニスト、グラスピモド、HP−228、Α−2−プラスミンインヒビター、APC腫瘍抑制因子、初期妊娠因子、γインターフェロン、腺カリクレインN−1、胎盤リボヌクレアーゼインヒビター、サルコレシン結合タンパク質、界面活性タンパク質D、ウィルムス腫瘍抑制因子、ウィルムス腫瘍抑制因子、GABAB 1bレセプターペプチド、プリオン関連ペプチド(iPrP13)、コリン結合タンパク質フラグメント、テロメラーゼインヒビター、カルジオスタチンペプチド、エンドスタチン誘導ペプチド、プリオン阻害ペプチド、N−メチルD−アスパラギン酸レセプターアンタゴニストおよびC−ペプチドアナログからなる群より選択されるペプチドであり;
mは、1、2もしくは3である、
結合体。
【請求項6】
Lが存在する、請求項5に記載の結合体。
【請求項7】
Zが、Zのアミノ酸のNHを介してLに共有結合される、請求項6に記載の結合体。
【請求項8】
Lがポリエトキシアミノ酸である、請求項6に記載の結合体。
【請求項9】
前記ポリエトキシアミノ酸が、以下の式:
−[C(O)−CH−O−(CH−NH]
に従い、該式において、mは1、2もしくは3である、請求項8に記載の結合体。
【請求項10】
前記ポリエトキシアミノ酸が、以下の式:
−[C(O)−CH−O−(CH−O−(CH−NH]
に従い、該式において、mは1、2もしくは3である、請求項8に記載の結合体。
【請求項11】
XがSである、請求項5に記載の結合体。
【請求項12】
前記血液成分がアルブミンである、請求項5に記載の結合体。
【請求項13】
前記SがヒトアルブミンのCys−34のSである、請求項12に記載の結合体。
【請求項14】
請求項1または2に記載の改変されたペプチドと、薬理学的に受容可能な媒体とを含有する、薬学的組成物。
【請求項15】
改変されたペプチドを合成する方法であって、該方法は、以下の工程:
(a)該ペプチドがシステインを含まない場合、カルボキシ末端アミノ酸から該ペプチドを合成し、そして、該カルボキシ末端アミノ酸に反応性基を付加するか、または、カルボキシ末端アミノ酸に末端リジンを持つ該ペプチドを合成し、かつ該反応性基を該末端リジンに付加する工程;
(b)該ペプチドが1つのシステインのみを含む場合、該反応性基を該アミノ酸に付加する前に、保護基と該システインとを反応させる工程;
(c)該ペプチドがジスルフィド架橋として2つのシステインを含む場合、該2つのシステインを酸化し、そして該反応性基を該アミノ末端アミノ酸、または該カルボキシ末端アミノ酸、または該ペプチドの該カルボキシ末端アミノ酸と該アミノ末端アミノ酸との間に位置するアミノ酸に付加する工程;および
(d)該ペプチドが、ジスルフィド架橋として2より多くのシステインを含む場合、該ジスルフィド架橋における該システインを連続的に酸化し、そして、該反応性基の該カルボキシ末端アミノ酸への付加の前に該ペプチドを精製する工程;
を包含し、該ペプチドは、以下:
副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)、成長ホルモンペプチド、メラニン細胞刺激ホルモン(MSH)、オキシトシン、バソプレシン、コルチコトロピン放出因子(CRF)、CRF関連ペプチド、ゴナドトロピン放出ホルモン関連ペプチド(GAP)、成長ホルモン放出因子(GRF)、黄体形成ホルモン放出ホルモン(LH−RH)、オレキシン、プロラクチン放出ペプチド(PRP)、ソマトスタチン、サイロトロピン放出ホルモン(THR)、THRアナログ、カルシトニン(CT)、CT前駆体ペプチド、カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)、上皮小体ホルモン(PTH)、上皮小体ホルモン関連タンパク質(PTHrP)、アミリン、グルカゴン、インスリン、インスリン様ペプチド、神経ペプチドY、膵臓ポリペプチド(PP)、ペプチドYY、コレシストキニン(CCK)、CCK関連ペプチド、ガストリン放出ペプチド(GRP)、ガストリン、ガストリン関連ペプチド、ガストリン阻害ペプチド、モチリン、セクレチン、血管作用性腸ポリペプチド(VIP)、VIP関連ペプチド、心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)、脳ナトリウム利尿ペプチド(BNP)、C型ナトリウム利尿ペプチド(CNP)、タキキニン、アンギオテンシン、レニン基質、レニンインヒビター、エンドセリン、エンドセリン関連ペプチド、オピオイドペプチド、胸腺ペプチド、アドレノメデュリンペプチド(AM)、アラトスタチンペプチド、アミロイドβタンパク質フラグメント、抗菌ペプチド、抗酸化ペプチド、アポトーシス関連ペプチド、嚢細胞ペプチド(BCP)、ボンベシン、骨Glaタンパク質ペプチド、コカインおよびアンフェタミン調節転写物(CART)ペプチド、細胞接着ペプチド、走化性ペプチド、補体インヒビター、コルチスタチンペプチド、フィブロネクチンフラグメント、フィブリン関連ペプチド、FMRF、FMRFアミド関連ペプチド(FaRP)、ガラニン、ガラニン関連ペプチド、増殖因子,増殖因子関連ペプチド、G治療用ペプチド結合タンパク質フラグメント、グアニリン、ウログアニリン、インヒビンペプチド、インターロイキン(IL)、インターロイキンレセプタータンパク質、ラミニンフラグメント、レプチンフラグメントペプチド、ロイコキニン、下垂体アデニル酸シクラーゼ活性化ポリペプチド(PACAP)、パンクレアスタチン、ポリペプチドの反復性の鎖、シグナル伝達試薬、トロンビンインヒビター、毒素、トリプシンインヒビター、ウイルス関連ペプチド、アジュバントペプチドアナログ、α接合因子、抗不整脈ペプチド、食欲不振誘発性ペプチド、α−1抗トリプシン、ウシ松果体抗生殖ペプチド、バルシン、C3ペプチドP16、カドヘリンペプチド、クロモグラニンAフラグメント、避妊テトラペプチド、コナントキンG、コナントキンT、甲殻類心臓作用ペプチド、C−テロペプチド、チトクロムb588ペプチド、デコルシン、デリシャスペプチド、δ睡眠誘導ペプチド、ジアゼパム結合インヒビターフラグメント、一酸化窒素シンターゼ遮断ペプチド、OVAペプチド、血小板カルパインインヒビター(P1)、プラスミノーゲン活性化因子インヒビター1、リギン、精神分裂病関連ペプチド、ナトリウムカリウムA治療ペプチダーゼインヒビター−1、スペラクト、精子活性化ペプチド、システミン、トロンビンレセプターアゴニスト、ツフシン、アジポキニンホルモン、尿毒症ペンタペプチド、凍結防止ペプチド、腫瘍壊死因子、ヒル[Des Asp10]Decorsin、L−オル、P−アミノフェニルアセチルツフシン、Ac−Glu−Glu−Val−Val−AIa−Cys−pNA、Ac−Ser−Asp−Lys−Pro、Ac−rfwink−NH2、Cys−Gly−Tyr−Gly−Pro−Lys−Lys−Lys−Arg−Lys−Val−Gly−Gly、D−AIa−Leu、D−D−D−D−D、D−D−D−D−D−D、N−P−N−A−N−P−N−A、V−A−l−T−V−L−V−K、V−G−V−R−V−R、V−I−H−S、V−P−D−P−R、Val−Thr−Cys−Gly、R−S−R、ウニ精子活性化ペプチド、SHU−9119アンタゴニスト、MC3−R、MC4Rアンタゴニスト、グラスピモド、HP−228、Α−2−プラスミンインヒビター、APC腫瘍抑制因子、初期妊娠因子、γインターフェロン、腺カリクレインN−1、胎盤リボヌクレアーゼインヒビター、サルコレシン結合タンパク質、界面活性タンパク質D、ウィルムス腫瘍抑制因子、ウィルムス腫瘍抑制因子、GABAB 1bレセプターペプチド、プリオン関連ペプチド(iPrP13)、コリン結合タンパク質フラグメント、テロメラーゼインヒビター、カルジオスタチンペプチド、エンドスタチン誘導ペプチド、プリオン阻害ペプチド、N−メチルD−アスパラギン酸レセプターアンタゴニストおよびC−ペプチドアナログ
からなる群より選択される、方法。
【請求項16】
前記反応性基がマレイミドまたはマレイミド含有基である、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記反応性基がスクシンイミドまたはスクシンイミド含有基である、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
結合体を調製する方法であって、該方法は、以下:
請求項1に記載の改変されたペプチドと血液成分との間で結合体を形成するのに適した条件下で該改変されたペプチドを該血液成分に接触させる工程
を包含する、方法。
【請求項19】
前記改変されたペプチドの前記反応性基がマレイミド含有基である、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記血液成分がアルブミンである、請求項18に記載の方法。
【請求項21】
前記改変されたペプチドが、ヒトアルブミンのCys−34に結合体化される、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記接触させる工程がインビトロで行われる、請求項18に記載の方法。
【請求項23】
被験体における障害または疾患を処置するための組成物であって、請求項1に記載の改変されたペプチドの治療上有効な量を含有する、組成物。
【請求項24】
被験体における障害または疾患を処置するための組成物であって、請求項5に記載の結合体の治療上有効な量を含有する、組成物。

【公開番号】特開2009−79048(P2009−79048A)
【公開日】平成21年4月16日(2009.4.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−246982(P2008−246982)
【出願日】平成20年9月25日(2008.9.25)
【分割の表示】特願2000−618316(P2000−618316)の分割
【原出願日】平成12年5月17日(2000.5.17)
【出願人】(507340636)コンジュケム バイオテクノロジーズ インコーポレイテッド (18)
【Fターム(参考)】