説明

改札システムおよび自動改札装置

【課題】ICカード機能を内蔵していない携帯端末装置においても装備されている中距離無線通信機能を使用して出改札処理を行なうことができる改札システムおよび自動改札装置を提供する。
【解決手段】購入乗車券の乗車券情報を乗車券購入装置から入場側の自動改札装置へ送っておき、入場時、その乗車券情報に基づき入場可否の判定を行なうとともに、当該乗車券情報を入場側の自動改札装置から携帯端末装置に送って保持させる。出場時、出場側の自動改札装置において、中距離無線通信により携帯端末装置から保持されている乗車券情報を取得し、この取得した乗車券情報に基づき出場可否の判定を行なう。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、たとえば、空港機関や鉄道機関において利用者が所持する携帯端末装置を用いて出改札処理を行なう改札システムおよびこの改札システムに用いられる自動改札装置に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、たとえば、鉄道機関において、利用者が所持するICカード(Felica(登録商標))やICカード機能を内蔵した携帯可能電話機を用いて出改札処理を行なう改札システムが開発され、実際に稼動している。
【0003】
しかしながら、使用されているICカードは、日本国内以外では普及しておらず、たとえば、海外からの旅行客は旅行のためだけにICカードの購入を行なう必要があるという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第3761505号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、実施形態は、ICカード機能を内蔵していない携帯端末装置においても装備されている中距離無線通信機能を使用して出改札処理を行なうことができる改札システムおよび自動改札装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態に係る改札システムは、利用者が所持し、中距離無線通信機能を有する携帯端末装置と、利用者が乗車券を購入する乗車券購入装置と、前記携帯端末装置と中距離無線通信を行なうことにより改札処理を行なう入場側および出場側の自動改札装置とから構成される改札システムであって、前記乗車券購入装置において、乗車券購入操作を行なう利用者から当該利用者固有の利用者識別情報および当該購入乗車券の乗車券情報を取得する第1の手段と、この第1の手段により取得された利用者識別情報および乗車券情報を対応させて前記入場側の自動改札装置へ送信し保持させる第2の手段と、前記携帯端末装置において、前記利用者識別情報を対応するバーコード情報に変換して表示する第3の手段と、前記入場側の自動改札装置において、前記携帯端末装置に表示されたバーコード情報が提示されると、当該バーコード情報を読取る第4の手段と、この第4の手段により読取られたバーコード情報に基づき、前記乗車券購入装置から送信された乗車券情報の中から対応する利用者識別情報を持つ乗車券情報を取得し、この取得した乗車券情報に基づき当該利用者の入場可否を判定する第5の手段と、前記第4の手段により読取られたバーコード情報に基づき中距離無線通信用識別情報を生成し、この生成した中距離無線通信用識別情報を用いて前記バーコード情報を読取った携帯端末装置との間で中距離無線通信を行なうことにより、前記取得した乗車券情報を当該携帯端末装置に送信し保持させる第6の手段と、前記出場側の自動改札装置において、前記携帯端末装置に表示されたバーコード情報が提示されると、当該バーコード情報を読取る第7の手段と、この第7の手段により読取られたバーコード情報に基づき中距離無線通信用識別情報を生成し、この生成した中距離無線通信用識別情報を用いて前記バーコード情報を読取った携帯端末装置との間で中距離無線通信を行なうことにより、当該携帯端末装置に保持された乗車券情報を取得し、この取得した乗車券情報に基づき当該利用者の出場可否を判定する第8の手段とを具備している。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】実施形態に係る改札システムの構成を概略的に示す模式図。
【図2】携帯端末装置の構成を概略的に示すブロック図。
【図3】自動券売機の構成を概略的に示すブロック図。
【図4】自動改札装置の構成を概略的に示すブロック図。
【図5】自動券売機において普通乗車券を購入する場合の動作を説明するフローチャート。
【図6】自動券売機において特急券を購入する場合の動作を説明するフローチャート。
【図7】乗車券情報が携帯端末装置内に保持されている場合の入場処理の動作を説明するフローチャート。
【図8】乗車券情報が入場側の自動改札装置内に保持されている場合の入場処理の動作を説明するフローチャート。
【図9】出場処理の動作を説明するフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、実施形態について図面を参照して説明する。
なお、以下の説明では、鉄道機関において出改札処理を行なう改札システムに適用した場合について説明するが、これに限定されるものではなく、たとえば、空港の搭乗ゲートや到着ゲート等において出改札処理を行なう改札システムにも同様に適用可能である。
【0009】
図1は、本実施形態に係る改札システムの構成を概略的に示すものである。この改札システムは、たとえば、鉄道機関において利用者が所持する携帯端末装置を用いて出改札処理を行なうもので、利用者が所持し、携帯電話機能および中距離無線通信機能を有する携帯端末装置(たとえば、スマートフォン、携帯電話機等)11、中距離無線通信機能を有し、利用者が乗車券(たとえば、入場券、定期券、普通乗車券、料金券、特急券SFバリュー券等)を購入する乗車券購入装置としての自動券売機12、乗車券の販売管理(乗車券のオンライン販売や予約販売、自動改札装置への乗車券情報の配信処理等)を行なうセンタホスト装置(以降、単にホスト装置と言う)13、中距離無線通信機能を有し、携帯端末装置11と中距離無線通信を行なうことにより改札処理を行なう入場側の自動改札装置14、および出場側の自動改札装置15から構成されている。なお、ホスト装置13は、本実施形態では後述するように乗車券購入装置としても機能する。
【0010】
携帯端末装置11は、公衆回線16を介してホスト装置13と通信を行なうことにより、本改札システムを利用するためのアプリケーション(以降、これを出改札アプリケーションと称す)をダウンロードしたり、乗車券の予約購入が可能となっている。
【0011】
自動券売機12は、通信回線17を介してホスト装置13と通信を行なうことにより、販売した乗車券の乗車券情報をホスト装置13へ送信したり、携帯端末装置11との間で中距離無線通信による通信を行なうことにより、販売した乗車券の乗車券情報を携帯端末装置11へ送信したりする。
【0012】
ホスト装置13は、携帯端末装置11との間で公衆回線16を介して通信を行なうことにより、予約販売した乗車券の乗車券情報を携帯端末装置11へ送信したり、通信回線18を介して入場側の自動改札装置14と通信を行なうことにより、自動券売機12から受取った乗車券情報や予約販売した乗車券の乗車券情報を入場側の自動改札装置14へ送信したりする。
【0013】
入場側の自動改札装置14は、携帯端末装置11との間で中距離無線通信による通信を行なうことにより、ホスト装置13から受取った乗車券情報に基づき入場可否の判定を行なったり、当該携帯端末装置11から乗車券情報を受取って入場可否の判定を行なったりする。
また、入場側の自動改札装置14は、通信回線18を介してホスト装置13と通信を行なうことにより、処理情報等をホスト装置13へ送信する。
【0014】
出場側の自動改札装置15は、携帯端末装置11との間で中距離無線通信による通信を行なうことにより、当該携帯端末装置11から乗車券情報を受取って出場可否の判定を行なう。
また、出場側の自動改札装置15は、通信回線18を介してホスト装置13と通信を行なうことにより、処理情報等をホスト装置13へ送信する。
【0015】
図2は、携帯端末装置11の構成を概略的に示すものである。この携帯端末装置11は、たとえば、スマートフォンと称されるもので、操作部21、表示部22、送話部23、受話部24、送受信用のアンテナ部25、中距離無線通信用の通信部26、携帯電話通信用の通信部27、各種情報を記憶するメモリ28、これら全体の制御を司る主制御部29、および、各部に動作電圧を供給する電池電源部30により構成されている。
【0016】
操作部21は、携帯電話機として用いる際の種々の設定を行なったり、電話番号の入力を行なったり、携帯端末装置として用いる場合の各種設定を行なったり、モード設定の変更を指示したりするものである。
表示部22は、種々の操作案内を行なったり、後述するQRコード(2次元バーコード)を表示したりする。
【0017】
送話部23は、マイク等により構成され、携帯電話機として用いる際に利用者により発せられた言葉を音声データに変換して出力する。
受話部24は、スピーカ等により構成され、他の機器から供給された受信した音声データを再生してスピーカから出力する。
【0018】
中距離無線通信用の通信部26は、アンテナ部25に接続されていて、本改札システムを利用する際、自動券売機12や自動改札装置15との間で中距離無線通信(たとえば、本実施形態では無線LAN通信)を行なう。
【0019】
携帯電話通信用の通信部27は、アンテナ部25に接続されていて、携帯電話機として利用する際、公衆回線16を介してホスト装置13と通信を行なう。
【0020】
なお、通信部26,27は、携帯電話機として用いられる際と、本改札システムを利用する際とは、メモリ28に格納されている別々のアプリケーションにより制御されるようになっている。
【0021】
メモリ28は、当該携帯端末装置11を所持する利用者固有の利用者識別情報(以降、ユーザIDと称す)があらかじめ格納されているユーザIDエリア28a、本改札システムを利用するための出改札アプリケーション、すなわち、ユーザIDエリア28a内のユーザIDをバーコード情報としてのQRコードに変換して表示部22に表示するための処理プログラム、および、中距離無線通信機能(無線LAN通信機能)を実現するための処理プログラムが格納される追加プログラムエリア28bを有している。
なお、上記ユーザIDは、あらかじめ付与される利用者固有の会員番号、あるいは、乗車券の発行時に発番される発行番号、あるいは、特急券の予約購入時に発番される予約番号等を用いることが可能である。
【0022】
また、追加プログラムエリア28bに格納される出改札アプリケーションは、公衆回線16を介してホスト装置13と通信を行なうことによりダウンロードされるようになっている。
【0023】
図3は、自動券売機12の構成を概略的に示すものである。この自動券売機12は、たとえば、乗車券の購入操作を行なったり各種操作案内を表示したりする操作表示部31、指定された乗車券を発行する券売部32、ホスト装置13との間で通信回線17を介して通信を行なうインタフェイス33、送受信用のアンテナ部34、中距離無線通信用の通信部35、バーコードリーダ(読取手段)36、および、これら全体の制御を司る主制御部37により構成されている。
【0024】
通信部35は、アンテナ部34に接続されていて、携帯端末装置11を用いて改札処理を行なう際、携帯端末装置11との間で中距離無線通信(無線LAN通信)を行なう。
【0025】
バーコードリーダ36は、携帯端末装置11の表示部22に表示されたQRコードが翳されると、そのQRコードを光学的に読取るもので、たとえば、図1に示すように操作表示部31の操作部31aに設けられている。
【0026】
図4は、自動改札装置14,15の構成を概略的に示すものである。この自動改札装置14,15は、たとえば、利用者(通行者)や駅員などに対して各種案内を行なう表示部41、通行者の通行を制御する開閉動作可能なドア(図示しない)を駆動するドア機構部42、ホスト装置13との間で通信回線18を介して通信を行なうインタフェイス43、送受信用のアンテナ部44、中距離無線通信用の通信部45、バーコードリーダ(読取手段)46、および、これら全体の制御を司る主制御部47により構成されている。
【0027】
通信部45は、アンテナ部44に接続されていて、携帯端末装置11を用いて改札処理を行なう際、携帯端末装置11との間で中距離無線通信(無線LAN通信)を行なう。
【0028】
バーコードリーダ46は、携帯端末装置11の表示部22に表示されたQRコードが翳されると、そのQRコードを光学的に読取るもので、たとえば、図1に示すように自動改札装置14,15の本体の上面14a,15aに設けられている。
【0029】
主制御部47は、ホスト装置13から送信される乗車券情報を保持(記憶)する内部メモリ47aを有している。
【0030】
次に、上記のような構成において本実施形態に係る改札システムの動作について説明する。
【0031】
まず、利用者は、本改札システムを利用するに当たり、携帯端末装置11を、公衆回線16を介してホスト装置13と接続することにより、本改札システムを利用するための出改札アプリケーション(ユーザIDをバーコード情報としてのQRコードに変換して表示するための処理プログラム、および、中距離無線通信機能を実現するための処理プログラム)をメモリ28の追加プログラムエリア28bにダウンロードする。
また、これと同時に、外部装置との通信用暗号鍵をもホスト装置13から取得し、メモリ28の追加プログラムエリア28bにダウンロードするものとする。
なお、本実施形態において通信用暗号鍵を用いて暗号化を行なう暗号化方式は、たとえば、WPA2−PSK(Pre−Shared Keyを使用したAES暗号)とする。
【0032】
以下、自動券売機12において普通乗車券を購入する場合について図5に示すフローチャートを参照して説明する。
【0033】
利用者は、自動券売機12の操作表示部31において、購入希望乗車券の乗車区間を指定し(ステップS1)、現金またはクレジットカードにより料金の支払を行なう(ステップS2)。
【0034】
自動券売機12は、指定された乗車区間に基づき乗車券情報(発駅、着駅、経由駅等)を取得し(ステップS3)、操作表示部31に「QRコードをかざしてください」と表示する(ステップS4)。
【0035】
利用者は、所持する携帯端末装置11において、出改札アプリケーションを起動することにより、メモリ28のユーザIDエリア28a内のユーザIDをQRコードに変換して表示部22に表示し、この表示されたQRコードを自動券売機12のバーコードリーダ36に翳す(ステップS5)。
【0036】
自動券売機12は、バーコードリーダ36に翳されたQRコードを読取り、この読取られたQRコードに基づき中距離無線通信用識別情報(この実施形態の場合、無線LAN用識別ID(ESS−ID))を生成し、この生成した中距離無線通信用識別情報を用いて、当該QRコードを読取った携帯端末装置11との中距離無線通信の設定を行なう(ステップS6)。
【0037】
次に、自動券売機12は、ステップS3で取得した乗車券情報を中距離無線通信の設定を行なった携帯端末装置11へ送信する(ステップS7)。このとき、自動券売機12は、あらかじめホスト装置13から配信される通信用暗号鍵を用いて乗車券情報を暗号化して携帯端末装置11へ送信する。
【0038】
携帯端末装置11は、自動券売機12から送信された乗車券情報を受信し、この受信した乗車券情報を復号化してメモリ28に格納(保持)する(ステップS8)。
【0039】
次に、自動券売機12において特急券を購入する場合について図6に示すフローチャートを参照して説明する。
【0040】
利用者は、自動券売機12の操作表示部31において、購入希望特急券の料金区間、列車名、指定席等を指定し(ステップS11)、現金またはクレジットカードにより料金の支払を行なう(ステップS12)。
【0041】
自動券売機12は、指定された内容に基づき特急券情報(料金区間、列車名、指定席等)を取得し(ステップS13)、操作表示部31に「QRコードをかざしてください」と表示する(ステップS14)。
【0042】
利用者は、所持する携帯端末装置11において、出改札アプリケーションを起動することにより、メモリ28のユーザIDエリア28a内のユーザIDをQRコードに変換して表示部22に表示し、この表示されたQRコードを自動券売機12のバーコードリーダ36に翳す(ステップS15)。
【0043】
自動券売機12は、バーコードリーダ36に翳されたQRコードを読取り、この読取られたQRコードからユーザIDを取得する(ステップS16)。
【0044】
次に、自動券売機12は、ステップS13で取得した特急券情報およびステップS16で取得したユーザIDを対応させてホスト装置13へ送信する(ステップS17)。このとき、自動券売機12は、あらかじめホスト装置13から配信される通信用暗号鍵を用いて特急券情報およびユーザIDを暗号化してホスト装置13へ送信する。
【0045】
ホスト装置13は、自動券売機12から送信された特急券情報およびユーザIDを受信し、この受信した特急券情報およびユーザIDを、復号化して内部に保持するとともに、復号化しないで入場側の自動改札装置14へ送信する(ステップS18)。
【0046】
入場側の自動改札装置14は、ホスト装置13から送信された特急券情報およびユーザIDを復号化して受信し、この受信した特急券情報およびユーザIDを対応させて内部メモリ47aに格納(保持)する(ステップS19)。
【0047】
なお、上記説明は、自動券売機12において特急券を購入する場合であるが、従来から公知の予約購入も可能である。すなわち、利用者は、所持する携帯端末装置11を、公衆回線16を介してホスト装置13と接続することにより、ユーザIDおよび予約購入希望特急券の料金区間、列車名、指定席等を指定してホスト装置13へ送信し、クレジットカードによる料金の支払決済を行なう。
【0048】
ホスト装置13は、指定された内容に基づきユーザIDおよび特急券情報(料金区間、列車名、指定席等)を取得し、この取得した特急券情報およびユーザIDを内部に保持するとともに入場側の自動改札装置14へ送信する。
【0049】
入場側の自動改札装置14は、ホスト装置13から送信された特急券情報およびユーザIDを受信し、この受信した特急券情報およびユーザIDを対応させて内部メモリ47aに格納(保持)する。
【0050】
次に、乗車券情報が携帯端末装置11内に保持されている場合の入場処理について図7に示すフローチャートを参照して説明する。
【0051】
利用者は、所持する携帯端末装置11において、出改札アプリケーションを起動することにより、メモリ28のユーザIDエリア28a内のユーザIDをQRコードに変換して表示部22に表示し、この表示されたQRコードを入場側の自動改札装置14のバーコードリーダ46に翳す(ステップS21)。
【0052】
入場側の自動改札装置14は、バーコードリーダ46に翳されたQRコードを読取り、この読取られたQRコードに基づき中距離無線通信用識別情報(この実施形態の場合、無線LAN用識別ID(ESS−ID))を生成し、この生成した中距離無線通信用識別情報を用いて、当該QRコードを読取った携帯端末装置11との中距離無線通信の設定を行なう(ステップS22)。
【0053】
携帯端末装置11は、メモリ28に保持している乗車券情報を中距離無線通信の設定を行なった入場側の自動改札装置14へ送信する(ステップS23)。このとき、携帯端末装置11は、あらかじめメモリ28の追加プログラムエリア28bに格納された通信用暗号鍵を用いて乗車券情報を暗号化して入場側の自動改札装置14へ送信する。
【0054】
入場側の自動改札装置14は、携帯端末装置11から送信された乗車券情報を受信し、この受信した乗車券情報を復号化して入場可否の判定を行なう(ステップS24)。
【0055】
次に、入場側の自動改札装置14は、入場可否の判定結果を携帯端末装置11へ送信する(ステップS25)。このとき、入場側の自動改札装置14は、あらかじめホスト装置13から配信される通信用暗号鍵を用いて入場可否の判定結果を暗号化して携帯端末装置11へ送信する。
【0056】
また、入場側の自動改札装置14は、このときの入場情報(入場可否の判定結果、乗車券情報等)をホスト装置13へ送信する。この場合も、入場側の自動改札装置14は、あらかじめホスト装置13から配信される通信用暗号鍵を用いて入場情報を暗号化してホスト装置13へ送信する。
【0057】
携帯端末装置11は、入場側の自動改札装置14から送信された入場可否の判定結果を受信し、この受信した入場可否の判定結果を復号化して、対応する乗車券情報に対応させてメモリ28に格納(保持)する(ステップS26)。
【0058】
次に、乗車券情報が入場側の自動改札装置14内に保持されている場合の入場処理について図8に示すフローチャートを参照して説明する。
【0059】
利用者は、所持する携帯端末装置11において、出改札アプリケーションを起動することにより、メモリ28のユーザIDエリア28a内のユーザIDをQRコードに変換して表示部22に表示し、この表示されたQRコードを入場側の自動改札装置14のバーコードリーダ46に翳す(ステップS31)。
【0060】
入場側の自動改札装置14は、バーコードリーダ46に翳されたQRコードを読取り、この読取られたQRコードに基づき中距離無線通信用識別情報(この実施形態の場合、無線LAN用識別ID(ESS−ID))を生成し、この生成した中距離無線通信用識別情報を用いて、当該QRコードを読取った携帯端末装置11との中距離無線通信の設定を行なう(ステップS32)。
【0061】
次に、入場側の自動改札装置14は、読取ったQRコードに基づき、内部メモリ47aに保持している乗車券情報(特急券情報)の中から対応するユーザIDを持つ乗車券情報を検索し、この検索した乗車券情報を用いて出場可否の判定を行なう(ステップS33)。
【0062】
次に、入場側の自動改札装置14は、入場可否の判定結果を含む乗車券情報(特急券情報)を携帯端末装置11へ送信する(ステップS34)。このとき、入場側の自動改札装置14は、あらかじめホスト装置13から配信される通信用暗号鍵を用いて入場可否の判定結果を含む乗車券情報を暗号化して携帯端末装置11へ送信する。
【0063】
また、入場側の自動改札装置14は、このときの入場情報(入場可否の判定結果、乗車券情報等)をホスト装置13へ送信する。この場合も、入場側の自動改札装置14は、あらかじめホスト装置13から配信される通信用暗号鍵を用いて入場情報を暗号化してホスト装置13へ送信する。
【0064】
携帯端末装置11は、入場側の自動改札装置14から送信された入場可否の判定結果を含む乗車券情報を受信し、この受信した入場可否の判定結果を含む乗車券情報を復号化してメモリ28に格納(保持)する(ステップS35)。
【0065】
次に、出場処理について図9に示すフローチャートを参照して説明する。
【0066】
利用者は、所持する携帯端末装置11において、出改札アプリケーションを起動することにより、メモリ28のユーザIDエリア28a内のユーザIDをQRコードに変換して表示部22に表示し、この表示されたQRコードを出場側の自動改札装置15のバーコードリーダ46に翳す(ステップS41)。
【0067】
出場側の自動改札装置15は、バーコードリーダ46に翳されたQRコードを読取り、この読取られたQRコードに基づき中距離無線通信用識別情報(この実施形態の場合、無線LAN用識別ID(ESS−ID))を生成し、この生成した中距離無線通信用識別情報を用いて、当該QRコードを読取った携帯端末装置11との中距離無線通信の設定を行なう(ステップS42)。
【0068】
携帯端末装置11は、メモリ28に保持している乗車券情報およびこれに対応する入場可否の判定結果を中距離無線通信の設定を行なった出場側の自動改札装置15へ送信する(ステップS43)。このとき、携帯端末装置11は、あらかじめメモリ28の追加プログラムエリア28bに格納された通信用暗号鍵を用いて乗車券情報および入場可否の判定結果を暗号化して出場側の自動改札装置15へ送信する。
【0069】
出場側の自動改札装置15は、携帯端末装置11から送信された乗車券情報および入場可否の判定結果を受信し、この受信した乗車券情報および入場可否の判定結果を復号化して出場可否の判定を行なう(ステップS44)。
【0070】
次に、出場側の自動改札装置15は、出場可否の判定結果を携帯端末装置11へ送信する(ステップS45)。このとき、出場側の自動改札装置15は、あらかじめホスト装置13から配信される通信用暗号鍵を用いて出場可否の判定結果を暗号化して携帯端末装置11へ送信する。
【0071】
また、出場側の自動改札装置15は、このときの出場情報(出場可否の判定結果、乗車券情報等)をホスト装置13へ送信する。この場合も、出場側の自動改札装置15は、あらかじめホスト装置13から配信される通信用暗号鍵を用いて出場情報を暗号化してホスト装置13へ送信する。
【0072】
携帯端末装置11は、出場側の自動改札装置15から送信された出場可否の判定結果を受信し、この受信した出場可否の判定結果を復号化して、対応する乗車券情報に対応させてメモリ28に格納(保持)する(ステップS46)。
【0073】
以上説明したように上記実施形態によれば、ユーザIDをQRコードに変換して駅務機器(自動券売機、自動改札装置)に渡し、受取った駅務機器が当該ユーザIDを使用して接続する携帯端末装置を特定し、駅務機器と中距離無線通信(無線LAN)で乗車券情報等の授受を行なうことで、出改札処理を行なうことにより、ICカード機能を内蔵していない携帯端末装置においても装備されている中距離無線通信機能を使用して出改札処理を行なうことができる。
【0074】
従来、無線LANは、中距離無線通信であり、本人を特定して処理を行なう改札システムには向かないので、Felica(登録商標)のような近距離無線通信を行なうシステムが用いられてきた。これに対し、本実施形態では、ユーザIDをQRコードに変換して駅務機器(自動券売機、自動改札装置)に渡し、受取った駅務機器が当該ユーザIDを使用して接続する携帯端末装置を特定することにより、駅務機器を利用している利用者以外の携帯端末装置と通信を行なってしまうことを防止できるので、駅務機器は処理すべき携帯端末装置を誤認識することなく確実に特定することができ、携帯端末装置と駅務機器とが中距離無線通信(無線LAN)で通信することができる。
【0075】
なお、前記実施形態では、バーコード情報として2次元バーコード(QRコード)を用いた場合について説明したが、これに限らず、たとえば、1次元バーコードを用いた場合も同様に適用可能である。
【符号の説明】
【0076】
11…携帯端末装置、12…自動券売機(乗車券購入装置)、13…センタホスト装置(乗車券購入装置)、14…入場側の自動改札装置、15…出場側の自動改札装置、16…公衆回線、17,18…通信回線。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者が所持し、中距離無線通信機能を有する携帯端末装置と、利用者が乗車券を購入する乗車券購入装置と、前記携帯端末装置と中距離無線通信を行なうことにより改札処理を行なう入場側および出場側の自動改札装置とから構成される改札システムであって、
前記乗車券購入装置において、乗車券購入操作を行なう利用者から当該利用者固有の利用者識別情報および当該購入乗車券の乗車券情報を取得する第1の手段と、
この第1の手段により取得された利用者識別情報および乗車券情報を対応させて前記入場側の自動改札装置へ送信し保持させる第2の手段と、
前記携帯端末装置において、前記利用者識別情報を対応するバーコード情報に変換して表示する第3の手段と、
前記入場側の自動改札装置において、前記携帯端末装置に表示されたバーコード情報が提示されると、当該バーコード情報を読取る第4の手段と、
この第4の手段により読取られたバーコード情報に基づき、前記乗車券購入装置から送信された乗車券情報の中から対応する利用者識別情報を持つ乗車券情報を取得し、この取得した乗車券情報に基づき当該利用者の入場可否を判定する第5の手段と、
前記第4の手段により読取られたバーコード情報に基づき中距離無線通信用識別情報を生成し、この生成した中距離無線通信用識別情報を用いて前記バーコード情報を読取った携帯端末装置との間で中距離無線通信を行なうことにより、前記取得した乗車券情報を当該携帯端末装置に送信し保持させる第6の手段と、
前記出場側の自動改札装置において、前記携帯端末装置に表示されたバーコード情報が提示されると、当該バーコード情報を読取る第7の手段と、
この第7の手段により読取られたバーコード情報に基づき中距離無線通信用識別情報を生成し、この生成した中距離無線通信用識別情報を用いて前記バーコード情報を読取った携帯端末装置との間で中距離無線通信を行なうことにより、当該携帯端末装置に保持された乗車券情報を取得し、この取得した乗車券情報に基づき当該利用者の出場可否を判定する第8の手段と、
を具備したことを特徴とする改札システム。
【請求項2】
利用者が所持し、中距離無線通信機能を有する携帯端末装置と、利用者が乗車券を購入する乗車券購入装置と、前記携帯端末装置と中距離無線通信を行なうことにより改札処理を行なう入場側および出場側の自動改札装置とから構成される改札システムであって、
前記乗車券購入装置において、利用者が行なう乗車券購入操作に基づき当該購入乗車券の乗車券情報を取得する第1の手段と、
前記携帯端末装置との通信により前記第1の手段により取得された乗車券情報を前記携帯端末装置へ送信し保持させる第2の手段と、
前記携帯端末装置において、当該携帯端末装置を所持する利用者固有の利用者識別情報を対応するバーコード情報に変換して表示する第3の手段と、
前記入場側の自動改札装置において、前記携帯端末装置に表示されたバーコード情報が提示されると、当該バーコード情報を読取る第4の手段と、
この第4の手段により読取られたバーコード情報に基づき中距離無線通信用識別情報を生成し、この生成した中距離無線通信用識別情報を用いて前記バーコード情報を読取った携帯端末装置との間で中距離無線通信を行なうことにより、当該携帯端末装置に保持された乗車券情報を取得し、この取得した乗車券情報に基づき当該利用者の入場可否を判定する第5の手段と、
前記出場側の自動改札装置において、前記携帯端末装置に表示されたバーコード情報が提示されると、当該バーコード情報を読取る第6の手段と、
この第6の手段により読取られたバーコード情報に基づき中距離無線通信用識別情報を生成し、この生成した中距離無線通信用識別情報を用いて前記バーコード情報を読取った携帯端末装置との間で中距離無線通信を行なうことにより、当該携帯端末装置に保持された乗車券情報を取得し、この取得した乗車券情報に基づき当該利用者の出場可否を判定する第7の手段と、
を具備したことを特徴とする改札システム。
【請求項3】
利用者が所持し、中距離無線通信機能を有する携帯端末装置と、利用者が乗車券を購入する乗車券購入装置と、前記携帯端末装置と中距離無線通信を行なうことにより改札処理を行なう入場側および出場側の自動改札装置とから構成される改札システムであって、
前記乗車券購入装置は、
乗車券購入操作を行なう利用者から当該利用者固有の利用者識別情報および当該購入乗車券の乗車券情報を取得する情報取得手段と、
この情報取得手段により取得された利用者識別情報および乗車券情報を対応させて前記入場側の自動改札装置へ送信する第1の送信手段とを具備し、
前記携帯端末装置は、
利用者識別情報を対応するバーコード情報に変換する変換手段と、
この変換手段により変換されたバーコード情報を表示する表示手段とを具備し、
前記入場側の自動改札装置は、
前記乗車券購入装置から送信された利用者識別情報および乗車券情報を対応させて保持する第1の保持手段と、
前記携帯端末装置に表示されたバーコード情報が提示されると、当該バーコード情報を読取る第1の読取手段と、
この第1の読取手段により読取られたバーコード情報に基づき、前記第1の保持手段に保持された乗車券情報の中から対応する利用者識別情報を持つ乗車券情報を取得し、この取得した乗車券情報に基づき当該利用者の入場可否を判定する第1の判定手段と、
前記第1の読取手段により読取られたバーコード情報に基づき中距離無線通信用識別情報を生成し、この生成した中距離無線通信用識別情報を用いて前記バーコード情報を読取った携帯端末装置との間で中距離無線通信を行なうことにより、前記第1の判定手段において取得した乗車券情報を当該携帯端末装置に送信する第2の送信手段とを具備し、
前記携帯端末装置は、さらに、
前記入場側の自動改札装置から送信された乗車券情報を保持する第2の保持手段を具備し、
前記出場側の自動改札装置は、
前記携帯端末装置に表示されたバーコード情報が提示されると、当該バーコード情報を読取る第2の読取手段と、
この第2の読取手段により読取られたバーコード情報に基づき中距離無線通信用識別情報を生成し、この生成した中距離無線通信用識別情報を用いて前記バーコード情報を読取った携帯端末装置との間で中距離無線通信を行なうことにより、前記第2の保持手段に保持された乗車券情報を取得し、この取得した乗車券情報に基づき当該利用者の出場可否を判定する第2の判定手段とを具備したことを特徴とする改札システム。
【請求項4】
利用者が所持し、中距離無線通信機能を有する携帯端末装置と、利用者が乗車券を購入する乗車券購入装置と、前記携帯端末装置と中距離無線通信を行なうことにより改札処理を行なう入場側および出場側の自動改札装置とから構成される改札システムであって、
前記乗車券購入装置は、
利用者が行なう乗車券購入操作に基づき当該購入乗車券の乗車券情報を取得する情報取得手段と、
前記携帯端末装置との通信により前記情報取得手段により取得された乗車券情報を前記携帯端末装置へ送信する第1の送信手段とを具備し、
前記携帯端末装置は、
前記入場側の自動改札装置から送信された乗車券情報を保持する保持手段と、
当該携帯端末装置を所持する利用者固有の利用者識別情報を対応するバーコード情報に変換する変換手段と、
この変換手段により変換されたバーコード情報を表示する表示手段とを具備し、
前記入場側の自動改札装置は、
前記携帯端末装置に表示されたバーコード情報が提示されると、当該バーコード情報を読取る第1の読取手段と、
この第1の読取手段により読取られたバーコード情報に基づき中距離無線通信用識別情報を生成し、この生成した中距離無線通信用識別情報を用いて前記バーコード情報を読取った携帯端末装置との間で中距離無線通信を行なうことにより、前記保持手段に保持された乗車券情報を取得し、この取得した乗車券情報に基づき当該利用者の入場可否を判定する第1の判定手段とを具備し、
前記出場側の自動改札装置は、
前記携帯端末装置に表示されたバーコード情報が提示されると、当該バーコード情報を読取る第2の読取手段と、
この第2の読取手段により読取られたバーコード情報に基づき中距離無線通信用識別情報を生成し、この生成した中距離無線通信用識別情報を用いて前記バーコード情報を読取った携帯端末装置との間で中距離無線通信を行なうことにより、前記保持手段に保持された乗車券情報を取得し、この取得した乗車券情報に基づき当該利用者の出場可否を判定する第2の判定手段とを具備したことを特徴とする改札システム。
【請求項5】
利用者が所持し、中距離無線通信機能を有する携帯端末装置と、利用者が乗車券を購入する乗車券購入装置と、前記携帯端末装置と中距離無線通信を行なうことにより改札処理を行なう入場側および出場側の自動改札装置とから構成される改札システムに使用される入場側の自動改札装置であって、
前記乗車券購入装置から送信される、乗車券購入操作を行なう利用者から取得した当該利用者固有の利用者識別情報および当該利用者が購入した乗車券の乗車券情報を対応させて保持する保持手段と、
前記携帯端末装置において利用者識別情報を変換して表示されたバーコード情報が提示されると、当該バーコード情報を読取る読取手段と、
この読取手段により読取られたバーコード情報に基づき、前記保持手段に保持された乗車券情報の中から対応する利用者識別情報を持つ乗車券情報を取得し、この取得した乗車券情報に基づき当該利用者の入場可否を判定する判定手段と、
前記読取手段により読取られたバーコード情報に基づき中距離無線通信用識別情報を生成し、この生成した中距離無線通信用識別情報を用いて前記バーコード情報を読取った携帯端末装置との間で中距離無線通信を行なうことにより、前記判定手段において取得した乗車券情報を当該携帯端末装置に送信する送信手段と、
を具備したことを特徴とする入場側の自動改札装置。
【請求項6】
利用者が乗車券を購入する乗車券購入装置と、利用者が所持し、かつ、前記乗車券購入装置で購入した乗車券の乗車券情報を保持し、中距離無線通信機能を有する携帯端末装置と、この携帯端末装置と中距離無線通信を行なうことにより改札処理を行なう入場側および出場側の自動改札装置とから構成される改札システムに使用される入場側の自動改札装置であって、
前記携帯端末装置において利用者固有の利用者識別情報を変換して表示されたバーコード情報が提示されると、当該バーコード情報を読取る読取手段と、
この読取手段により読取られたバーコード情報に基づき中距離無線通信用識別情報を生成し、この生成した中距離無線通信用識別情報を用いて前記バーコード情報を読取った携帯端末装置との間で中距離無線通信を行なうことにより、当該携帯端末装置に保持された乗車券情報を取得する乗車券情報取得手段と、
この乗車券情報取得手段により取得された乗車券情報に基づき当該利用者の入場可否を判定する判定手段と、
を具備したことを特徴とする入場側の自動改札装置。
【請求項7】
利用者が乗車券を購入する乗車券購入装置と、利用者が所持し、かつ、前記乗車券購入装置で購入した乗車券の乗車券情報を保持し、中距離無線通信機能を有する携帯端末装置と、前記携帯端末装置と中距離無線通信を行なうことにより改札処理を行なう入場側および出場側の自動改札装置とから構成される改札システムに使用される出場側の自動改札装置であって、
前記携帯端末装置において利用者固有の利用者識別情報を変換して表示されたバーコード情報が提示されると、当該バーコード情報を読取る読取手段と、
この読取手段により読取られたバーコード情報に基づき中距離無線通信用識別情報を生成し、この生成した中距離無線通信用識別情報を用いて前記バーコード情報を読取った携帯端末装置との間で中距離無線通信を行なうことにより、当該携帯端末装置に保持された乗車券情報を取得する乗車券情報取得手段と、
この乗車券情報取得手段により取得された乗車券情報に基づき当該利用者の出場可否を判定する判定手段と、
を具備したことを特徴とする出場側の自動改札装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−118592(P2012−118592A)
【公開日】平成24年6月21日(2012.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−265048(P2010−265048)
【出願日】平成22年11月29日(2010.11.29)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.QRコード
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】