説明

改良された純度を有するでんぷん懸濁液およびでんぷんペーストを製造する方法,およびでんぷん生成物

本開示では、改良された純度を有するでんぷん懸濁液およびでんぷんペーストを製造する方法を提供する。また、改良された純度を有するでんぷん生成物を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、改良された純度を有するでんぷん懸濁液およびでんぷんペーストを製造する方法,およびでんぷん生成物を提供することに関する。
【背景技術】
【0002】
慣用のコーン湿式磨砕プロセスから得られたでんぷんを精製することは良く知られている。例えば、でんぷんは、液体サイクロンを使用して水を用いて向流様式で洗浄することによって精製される。典型的には,精製されたでんぷんは、全タンパク質0.30-0.35%を含有することが予想される。このタイプの精製に関する一層の詳細は、Corn Chemistry and Technology, Watson and Ramstad, International Standard Book Number: 0-913250-48-1, pages 385-386に見出される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
でんぷん懸濁液および/またはでんぷんペーストを精製する改良された方法を提供することが、継続している要望である。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示は、改良された純度を有するでんぷん懸濁液および/またはでんぷんペーストを製造する方法に関する。方法は、不純物をでんぷん懸濁液および/またはでんぷんペーストの表面に浮揚させる成分をでんぷん懸濁液および/またはでんぷんペースト中に組み込み,そしてでんぷん懸濁液および/またはでんぷんペーストから不純物を除去することを含む。成分は、空気のようなガス,ガス放出用化学薬品,または密度が1.0 g/ccより小さい化学薬品であってよい。一実施態様では、空気のようなガスを第一圧力下で組み込むことによって、でんぷん懸濁液および/またはでんぷんペーストを加圧し,そして次いで、でんぷん懸濁液および/またはでんぷんペースト を減圧して第一圧力より低い第二圧力にし,それにより、不純物をでんぷん懸濁液および/またはでんぷんペーストの表面に浮揚させ,および次いで、不純物を除去する。本明細書中で用いる通りの不純物なる用語は、純物質の化学的および/または物理的性質を変える溶解されたまたは懸濁された任意の物質と定義する。でんぷん懸濁液および/またはでんぷんペースト中の不純物の例は、下記を含み,それらに限定されない:タンパク質,微細繊維(fine fiber),およびメタノール抽出分。
【0005】
開示は、また、改良された純度を有するでんぷん懸濁液および/またはでんぷんペーストに関する。その上に,開示は、改良された純度を有する所定のコーンでんぷん生成物に関する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本開示は、改良された純度を有するでんぷん懸濁液および/またはでんぷんペーストを製造する方法に関する。でんぷん懸濁液および/またはでんぷんペーストを製造するのに、任意のでんぷんを使用してよい。本開示では、例えば、でんぷんの適した源は、デントコーンでんぷん,ワキシーコーンでんぷん,ジャガイモでんぷん,タピオカでんぷん,小麦でんぷん,サゴでんぷん,米でんぷん,ソルガムでんぷん,サツマイモでんぷん,等を含む。
【0007】
方法は、不純物をでんぷん懸濁液および/またはでんぷんペーストの表面に浮揚させる成分をでんぷん懸濁液および/またはでんぷんペースト中に組み込み,そしてでんぷん懸濁液および/またはでんぷんペーストから不純物を除去することを含む。成分は、空気のようなガス,ガス放出用化学薬品,または密度が1.0 g/ccより小さい化学薬品であってよい。一実施態様では、空気のようなガスを第一圧力下で組み込むことによって、でんぷん懸濁液および/またはでんぷんペーストを加圧し,そして次いで、でんぷん懸濁液および/またはでんぷんペーストを減圧して第一圧力より低い第二圧力にし,それにより、不純物をでんぷん懸濁液および/またはでんぷんペーストの表面に浮揚させ,そして次いで、不純物を除去する。
【0008】
開示は、また、改良された純度を有するでんぷん懸濁液および/またはでんぷんペーストにも関する。その上に,開示は、改良された純度を有する所定のコーンでんぷん生成物に関する。本明細書中で用いる通りの不純物なる用語は、純物質の化学的および/または物理的性質を変える溶解されたまたは懸濁された任意の物質と定義する。でんぷん懸濁液および/またはでんぷんペースト中の不純物の例は、下記を含み,それらに限定されない:タンパク質,微細繊維,およびメタノール抽出分。
【0009】
一層詳細には,改良された純度を提供するために処理するでんぷん懸濁液は、でんぷん固形分を約 1%〜約 45重量%の量で含む。懸濁液は、水性であってもまたは非水性であってもよい。
【0010】
不純物をでんぷん懸濁液の表面に浮揚させるでんぷん懸濁液中に組み込む成分は、不純物の浮揚を引き起こすことになる任意の成分を含む。成分は、当分野において知られている任意の様式ででんぷん懸濁液中に組み込んでよい。例えば、成分は、加圧下でででんぷん懸濁液中に注入してよい。
【0011】
でんぷん懸濁液の精製において成分として使用するために適しているのは、下記を含み,それらに限定されない:ガス,ガス放出用化学薬品,または密度が1.0 g/ccより小さい化学薬品。本発明で使用するために適しているのは、空気,酸素,窒素,二酸化炭素,オゾン,フッ素,塩素,水素,ヘリウム,ネオン,アルゴン,クリプトン,キセノン,ラドン,およびそれらの混合物である。本発明で使用するために適している ガス放出用化学薬品は、無機カーボネートの塩; 無機ペルカーボネートの塩,無機ペルスルフェートの塩,無機フルオリドの塩,無機クロリドの塩,無機クロライトの塩,無機クロレートの塩,無機ペルクロレートの塩,有機カーボネート,アジド,ペルオキシド,過酸,およびそれらの混合物である。典型的には,ガス放出用化学薬品は、ナトリウムカーボネートまたはカルシウムカーボネートのような無機カーボネートの金属塩であっても,あるいはエチレンカーボネートまたはプロピレンカーボネートのような有機 カーボネートであってもよい。密度が1.0 g/ccより小さい適している化学薬品は、アルカン,脂肪酸,脂肪エステル,ポリエーテル,等のような炭化水素である。適している典型的なアルカンは、ペンタン,ヘキサン,イソ-ヘキサン,等である。適している典型的な脂肪酸は、パルミチン酸,オレイン酸,リノール酸,等である。適している典型的な脂肪エステルは、脂質,レシチン,植物油,等である。典型的なポリエーテルは、エチレンオキシドのポリマー,プロピレンオキシドのポリマー,ブチレンオキシドのポリマー,それらの混合物,等を含む。
【0012】
改良された純度を有するでんぷん懸濁液を製造する本方法では、不純物がでんぷん懸濁液の表面に浮揚するように、成分を組み込む。浮揚する間に,浮揚性の不純物を、浮揚する間に,連続液体媒体から除く。利用する成分が空気のようなガスである実施態様では、浮揚する間に,助剤が、不純物を含有する液体を通って泡立って不純物を自由な表面に浮揚させる。次いで、浮揚された不純物を表面からすくい取りそして任意の適している手段によって除去してよい。
【0013】
本方法の実施態様では、空気のようなガスを第一圧力下で組み込むことによって、でんぷん懸濁液を加圧し,そして次いで、ガスを含有するでんぷん懸濁液を減圧して第一圧力より低い第二圧力にする。これは、不純物をでんぷん懸濁液の表面に浮揚させ,そして次いで、任意の手段によって除去してよい。更なる実施態様では、でんぷん懸濁液を加圧してでんぷん懸濁液中でのガスの飽和を達成しおよび次いで、でんぷん懸濁液を減圧して第一圧力より低い第二圧力にし、それにより、不純物をでんぷん懸濁液の表面に浮揚させ,その後に、不純物を除去してよい。
【0014】
更なる実施態様では、でんぷん懸濁液中に組み込む成分は、密度が1.0 g/ccより小さい化学薬品である。この例では,密度が1.0 g/ccより小さい化学薬品を含む生成したでんぷん懸濁液を、空気のようなガスを第一圧力下で組み込むことによって加圧してよく,そしてs次いで、でんぷん懸濁液を減圧して第一圧力より低い第二圧力にし、それにより、不純物をでんぷん懸濁液の表面に浮揚させる。その後に、不純物を任意の手段によって除去する。
【0015】
改良された純度を有するでんぷん懸濁液を製造する方法の更なる実施態様では、任意の慣用の添加剤を、所望の通りに、組み込んでよい。典型的な添加剤は、酸,塩基,洗浄剤,界面活性剤,発泡剤,酵素,およびそれらの混合物を含む。適している酸は、塩酸,硫酸,リン酸,等を含むことができる。適している塩基は、ナトリウムヒドロキシド,カリウムヒドロキシド,ナトリウムカーボネート,マグネシウムカーボネート,カルシウムカーボネート,等を含むことができる。適している酵素は、アルファアミラーゼ,プロテアーゼ,ホスホリラーゼ,リパーゼ,等を含むことができる。添加剤は、種々の目的で入れてよく,および乾燥基準で、約 0.001〜約 20 重量%の範囲の量で組み込むことができる。好ましくは,添加剤は、乾燥基準で、約 0.1〜約 10 重量%の範囲の量で組み込むことができる。例えば、不純物の浮揚性は、発泡剤を使用して高められると予想される。不純物を浮揚させる成分が空気のようなガスである場合に、でんぷん懸濁液の精製のレベルを向上させるプロセスに添加剤を組み込むことが好適である。
【0016】
純度を向上させるために処理することができるでんぷん懸濁液は、でんぷん固形分を約 1%〜約 45重量%の量で含む。でんぷん懸濁液は、でんぷん固形分を約 20%〜約 40重量%含むことが好適である。
【0017】
でんぷん懸濁液の精製のレベルを向上させるプロセスに組み込む成分は、でんぷん懸濁液の不純物をでんぷん懸濁液の表面に浮揚させる量で利用する。プロセスに組み込む成分がガスである場合に、利用する成分の量は、でんぷん懸濁液の約 0.001%〜約 99.999容量% の範囲であり,および約 1%〜約 99容量%の範囲であるのが好ましい。成分がガス放出用化学薬品,または密度が1.0 g/ccより小さい化学薬品,またはそれらの混合物である場合に、成分は、乾燥基準で、約 0.001〜約 99.999 重量% の範囲の量で,および 好ましくは約 1〜約90 重量%の範囲の量ででんぷん懸濁液中に組み込む。
【0018】
本開示は、また、でんぷん懸濁液を処理して精製のレベルを向上させる際に利用するプロセスから生じる改良された純度のでんぷん生成物にも関する。
【0019】
別の実施態様では、本開示は、本明細書中に記載する通りにでんぷん懸濁液を処理して精製のレベルを向上させることから生じるコーンでんぷん生成物に関する。生成したコーンでんぷん生成物は、乾燥基準で、微細繊維約 0.001〜約 0.005 重量%、および乾燥基準で、メタノール抽出分約 0.20〜約0.30 重量%を含むと特性表示される。コーンでんぷん生成物は、微細繊維約 0.004 重量%,およびメタノール抽出分約 0.28 重量%を含むのが好ましい。pH が約 6.0である精製プロセスでは、更に、タンパク質のレベルを更に減少させたコーンでんぷん生成物を製造することができることを見出した。そのような例では,生成したコーンでんぷん生成物は、乾燥基準で、タンパク質約 0.20〜約 0.30 重量%、乾燥基準で、微細繊維約 0.001〜約 0.005 重量%、および乾燥基準で、メタノール抽出分約 0.20〜約 0.30 重量%を含むと特性表示される。コーンでんぷん生成物は、タンパク質約 0.25 重量%,微細繊維約 0.004 重量%,およびメタノール抽出分約 0.28 重量%を含むのが好ましい。タンパク質,微細繊維,およびメタノール抽出分値は、本明細書中に記載する試験手順によって求める。
【0020】
改良された純度を有する本開示のでんぷん懸濁液は、でんぷん懸濁液をあらかじめ利用していた目的のすべてで使用してよい。でんぷん懸濁液を使用することができる代表的なそのような用途は、ソース,ドレッシング,パイ詰め物,飲料,等そのような食品用途,および水処理,製紙,油掘削,紙コーティンのようなグコーティングおよび ペイント,等のような産業用途を含む。
【0021】
別の実施態様では、本開示は、でんぷんペーストを処理してでんぷんペーストの精製のレベルを向上させることに関する。でんぷんペーストの純度を向上させる方法は、不純物をでんぷんペーストの表面に浮揚させる成分をでんぷんペースト中に組み込み,そしてでんぷんペーストから不純物を除去し,それにより、純度の改良されたレベルを有するでんぷんペーストを提供することを含むのが普通である。
【0022】
でんぷんペーストの精製では,乾燥基準で、でんぷん約 1〜約 45 重量%を含むでんぷんペーストをでんぷんペーストとして利用する。でんぷんペーストは、でんぷんを約 5〜約 30 重量%含むのが好ましい。でんぷんペーストは、水性であってもまたは非水性であってもよい。
【0023】
本発明で利用するでんぷんペーストは、当分野において知られている任意の様式を使用して製造してよい。例えば、でんぷん懸濁液を、ゼラチン化点に,典型的には80 ℃を超えて,でんぷんペーストを発生する程の期間加熱する。
【0024】
改良された純度を有するでんぷんペーストを製造する方法では、でんぷん懸濁液中の不純物を懸濁液の表面に浮揚させるように、成分をでんぷん懸濁液中に組み込む。任意の慣用の技術を使用して、でんぷんペーストから不純物を除去し,それにより、純度の改良されたレベルを有するでんぷんペーストを提供する。
【0025】
でんぷん懸濁液中に組み込みそしてでんぷんペースト中の不純物をでんぷんペーストの表面に浮揚させる成分は、不純物の浮揚を引き起こすことになる任意の成分を含む。成分は、当分野において知られている任意の様式ででんぷんペースト中に組み込んでよい。例えば、成分を、加圧下ででんぷんペースト中に注入してよい。
【0026】
でんぷんペーストの精製において成分として使用するために適しているのは、下記を含み,それらに限定されない:ガス,ガス放出用化学薬品,または密度が1.0 g/ccより小さい化学薬品。本発明で使用するために適しているのは、空気,酸素,窒素,二酸化炭素,オゾン,フッ素,塩素,水素,ヘリウム,ネオン,アルゴン,クリプトン,キセノン,ラドン,およびそれらの混合物である。本発明で使用するために適している ガス放出用化学薬品は、無機カーボネートの塩; 無機ペルカーボネートの塩,無機ペルスルフェートの塩,無機フルオリドの塩,無機クロリドの塩,無機クロライトの塩,無機クロレートの塩,無機ペルクロレートの塩,有機カーボネート,アジド,ペルオキシド,過酸,およびそれらの混合物である。典型的には,ガス放出用化学薬品は、ナトリウムカーボネートまたはカルシウムカーボネートのような無機カーボネートの金属塩であって,あるいはエチレンカーボネートまたはプロピレンカーボネートのような有機カーボネートであってもよい。密度が1.0 g/ccより小さい適している化学薬品は、アルカン,脂肪酸,脂肪エステル,ポリエーテル,等のような炭化水素である。使用してよい適しているアルカンは、ペンタン,ヘキサン,イソ-ヘキサン,等である。使用してよい適している脂肪酸は、パルミチン酸,オレイン酸,リノール酸,等である。使用してよい適している脂肪 エステルは、脂質,レシチン,植物油,等である。適しているポリエーテルは、エチレンオキシドのポリマー,プロピレンオキシドのポリマー,ブチレンオキシドのポリマー,それらの混合物,等を含む。
【0027】
改良された純度を有するでんぷんペーストを製造する本方法では、不純物がでんぷん懸濁液の表面に浮揚するように、成分を組み込む。浮揚性の不純物を、浮揚する間に,連続液体媒体から除く。利用する成分が空気のようなガスである例では、浮揚する間に,ガスを、不純物を含有する液体を通して泡立てて不純物を自由な表面に浮揚させる。次いで、浮揚された不純物を表面からすくい取りそして任意の適している手段によって除去してよい。
【0028】
本方法の実施態様では、空気のようなガスを第一圧力下で組み込むことによって、でんぷんペーストを加圧し,そして次いで、ガスを含有するでんぷんペーストを減圧して第一圧力より低い第二圧力にする。これは、不純物をでんぷんペーストの表面に浮揚させ,そして次いで、任意の手段によって除去してよい。更なる実施態様では、でんぷんペーストを加圧してでんぷんペースト中でのガスの飽和を達成してよくそして次いで、でんぷんペーストを減圧して第一圧力より低い第二圧力にし、それにより、不純物をでんぷんペーストの表面に浮揚させ,その後に、不純物を除去する。
【0029】
更なる実施態様では、でんぷんペースト中に組み込む成分は、密度が1.0 g/ccより小さい化学薬品である。この例では,密度が1.0 g/ccより小さい化学薬品を含む生成したでんぷんペーストを、空気のようなガスを第一圧力下で組み込むことによって加圧してよく,そして次いで、でんぷんペーストを減圧して第一圧力より低い第二圧力にし、それにより、不純物をでんぷんペーストの表面に浮揚させる。その後に、不純物を任意の手段によって除去する。
【0030】
更なる実施態様では、でんぷんペースト中に組み込む成分は、密度が1.0 g/ccより小さい化学薬品である。この例では,密度が1.0 g/ccより小さい化学薬品を含む生成したでんぷんペーストを、空気のようなガスを第一圧力下で組み込むことによって加圧してよく,および次いで、でんぷんを減圧して第一圧力より低い第二圧力にし、それにより、不純物をでんぷんペーストの表面に浮揚させる。その後に、不純物を任意の手段によって除去する。
【0031】
改良された純度を有するでんぷんペーストを製造する方法の更なる実施態様では、任意の慣用の添加剤を、所望の通りに、組み込んでよい。適している添加剤は、酸,塩基,洗浄剤,界面活性剤,発泡剤,酵素,およびそれらの混合物を含む。適している酸は、塩酸,硫酸,リン酸,等を含むことができる。適している塩基は、ナトリウムヒドロキシド,カリウムヒドロキシド,ナトリウムカーボネート,マグネシウムカーボネート,カルシウムカーボネート,等を含むことができる。適している酵素は、アルファアミラーゼ,プロテアーゼ,ホスホリラーゼ,リパーゼ,等を含むことができる。添加剤は、種々の目的で入れてよく,および乾燥基準で、約 0.001〜約 20 重量%の範囲の量で組み込むことができる。好ましくは,添加剤は、乾燥基準で、約 0.1〜約 10 重量%の範囲の量で組み込むことができる。例えば、不純物の浮揚性は、発泡剤を使用して高められると予想される。不純物を浮揚させる成分が空気のようなガスである場合に、改良された純度を有するでんぷんペーストを提供するプロセスに添加剤を組み込むことが好適である。
【0032】
本開示は、また、本開示の精製方法によって製造されるでんぷんペースト生成物にも関する。
【0033】
改良された純度を有する本開示のでんぷんペーストは、でんぷんペーストをあらかじめ利用していた目的のすべてで使用してよい。でんぷんペーストを使用することができる代表的なそのような用途は、ソース,ドレッシング,パイ詰め物,飲料,等そのような食品用途,および水処理,製紙,油掘削,紙コーティンのようなグコーティングおよび ペイント,等のような産業用途を含む。
【0034】
開示は、下記の例を参照することによって、一層容易に理解されるものと思う。一旦本発明を十分に開示したら,当業者にとって自明になる開示の多数の他の形態があるのはもちろんのことであり、およびよって、これらの例が、単に例示のために挙げ、この開示の範囲をいささかも制限すると解釈されるべきでないことは認識されるものと思う。
【実施例】
【0035】
試験手順
【0036】
タンパク質%
下記の方法 は、でんぷん懸濁液またはでんぷんペースト中の全タンパク質の量を定量するために用いる。この方法では,LECO CORPORATIONから入手し得る,はかり,ニッケルライナーを備えた燃焼ボート,および プリンターを装備したLECO Model FP-2000 窒素分析計を利用した。
【0037】
方法は、下記の他は、製造業社の測定器マニュアルに従って、たどった:全タンパク質%定量において、でんぷんスラリー1.5g を使用した。
【0038】
微細繊維%
でんぷん懸濁液中の微細繊維の量を定量するために、下記の方法を使用した。
1.下記の表から乾燥物質(DS) g /でんぷん懸濁液10mlによって表す通りの乾燥でんぷん含有率を見出すために、でんぷん懸濁液500mlのボーメおよび温度を測定する。
【0039】
【表1】

【0040】
温度補正
【0041】
【表2】

2.でんぷん懸濁液500m1 を325-メッシュ篩いを通して注ぎ,それ以上の物質が篩いを通過しなくなるまで、水の細流 (fine stream) で十分に洗浄する。
3.篩い上に残された物質(微細繊維)を乾燥した風袋を計った蒸発皿に定量的に移し,脱イオン水を有する洗浄ボトルを使用して皿の中の物質をすすぐ。
4.皿を強制通風炉内で 100 ℃において4 時間または重量が一定になるまで、乾燥させる。
5.炉から皿を取り出しそしてデシケーター内で冷却し,そして次いで、皿を再秤量する。
【0042】
下記の式を使用して、微細繊維の量を計算する:
微細繊維%=微細繊維の重量X2
DSでんぷんg / 10ml
【0043】
メタノール抽出分%
でんぷん中のメタノール抽出分の量を定量するために、下記の方法を使用した。抽出を用いてでんぷん中の脂肪および油のようなメタノール可溶性不純物を定量した。方法は、FOSS INSTRUMENTS,INC. 製のソックレー 抽出系 SOXTEC 系2045を利用した。方法は、下記の他は、製造業社の測定器マニュアルに従って、たどった:メタノールを抽出溶媒として使用した。
【0044】
例 1 - ガス成分を使用した改良された純度を有するデントコーンでんぷん懸濁液の製造
コーン粉砕作業から、でんぷん固形分約 34%を含むデントコーンでんぷん懸濁液を得た。pH 3.6を有するでんぷん懸濁液を,Komline-Sanderson,Inc.から入手し得るDissolved Air Flotation Unit Model-15 中にポンプ輸送した。DAF ユニットは、浮揚面積約 13.5 平方フィートを有する。DAF ユニットの空気溶解系は、循環ポンプ,加圧された飽和タンク,浮揚された物質用の除去/捕集機構,およびその他の制御装置からなる。
【0045】
でんぷん懸濁液を、DAF ユニットの浮揚領域中に速度毎分約 22 ガロンでポンプ輸送した。懸濁液がユニット内の高さ約 30% レベルに達した時に、でんぷん懸濁液をDAF ユニット中に導入し続けながら、空気溶解系の循環ポンプを始動した。循環ポンプを使用してでんぷん懸濁液を浮揚領域の底部から加圧された飽和タンク中にポンプ輸送した。飽和タンク圧を約 60-70 ポンド/平方インチに維持した。同時に、飽和タンクへの空気供給バルブを開いた。飽和タンク内のでんぷん懸濁液をタンク内の高さ約 50% レベルに維持した。循環速度毎分約 20 ガロンを維持した。
【0046】
空気で飽和された循環されるでんぷん懸濁液に、更なる浮揚タンクの底部に流入する更なるでんぷん懸濁液を混合した。循環されるでんぷん懸濁液から放出される空気気泡は、不純物を浮揚タンクの頂部に上昇させた。不純物のレベルが減少したでんぷん懸濁液は、調節可能なオーバーフローせきを越えて流れた。連続スキマー羽根を使用して浮揚領域の頂部に浮揚した不純物をすくい取り、そして不純物を砂利板(beaching plate)を越えて除いて排出物タンクに入れた。スキマーの流量は、毎分約 1-2 ガロンであった。
【0047】
次いで、本発明の方法によって得られた生成したでんぷん懸濁液を、分析してでんぷん懸濁液の純度のレベルを求めた。本発明の方法によって処理する前のでんぷん懸濁液の不純物のレベル,および処理した後のでんぷん懸濁液の不純物のレベルを表 1に報告する。
【0048】
【表3】

上記のデータから、本発明の方法によって処理したでんぷん懸濁液が、不純物のレベルの顕著な減少を有することを特徴とすることが観測される。
例 2 - ガス成分および添加剤を使用した改良された純度を有するデントコーンでんぷん懸濁液の製造
本例では、改良された純度を有するでんぷんペーストを製造する方法に、添加剤を組み込むことの効果を開示する。
【0049】
本例では、2% ナトリウムヒドロキシド溶液を加える他は、例 1のプロセスをたどった。ナトリウムヒドロキシド溶液を供給タンクに加えた後に、浮揚ユニットにポンプ輸送した。ナトリウムヒドロキシドを加えた結果、でんぷん懸濁液のpHは、約 6.0になった。DAF プロセスから、生成したでんぷん懸濁液を回収しそして分析した。結果を表 2 に示す。
【0050】
【表4】

上記のデータから、でんぷん懸濁液の純度のレベルがなお更に高められることが観測される。データは、でんぷん懸濁液から除かれた抽出分および微細繊維のレベルが例 1 と同じでありそして加えて,タンパク質のレベルもまた、顕著に減少されることを示した。
【0051】
例 3 - ガス放出用化学薬品成分を使用した改良された純度を有するでんぷん懸濁液の製造
本例では、ガス放出用化学薬品成分によって、でんぷん懸濁液の純度を改良するプロセスを提供する。
【0052】
でんぷん固形分35% の未修飾のでんぷん懸濁液 5000g に、ナトリウムサルフェート90g を加えて混合することによって、ヒドロキシエチルコーンでんぷんを製造した。5% ナトリウムヒドロキシド溶液を攪拌しているでんぷん懸濁液に滴下して加えて,pH 11.3 のでんぷん懸濁液を達成した。エチレンオキシド50g をでんぷん懸濁液 に加えそして密封容器内で、懸濁液を14 時間40 ℃に加熱した。次いで、反応されたエチレンオキシドでんぷん懸濁液に、20% 硫酸を加えてpH 1.0 にした。酸性にしたでんぷん懸濁液を10 時間反応させてヒドロキシエチルコーンでんぷんをもたらした。
【0053】
20% ナトリウムカーボネートをでんぷん懸濁液に滴下して加えた。ナトリウムカーボネートの添加は、酸性にしたでんぷん懸濁液中でガス状二酸化炭素を発生した。ガス状二酸化炭素は、でんぷん懸濁液不純物がでんぷん懸濁液の表面に浮揚するのを容易にする。次いで、でんぷん懸濁液表面からスキミングによって、浮揚された不純物を除去することができる。
【0054】
ガス放出用化学薬品浮揚プロセスから製造された生成したでんぷん懸濁液が、改良されたでんぷん純度のヒドロキシエチルでんぷん生成物をもたらすことになることが予想される。
【0055】
例 4 - ガス放出用化学薬品成分を使用した改良された純度を有する蒸煮された(cooked)でんぷんペーストの製造
本例では、ガス放出用化学成分を使用した改良された純度を有する蒸煮されたでんぷんペーストを製造するプロセスを提供する。
【0056】
このプロセスにおいて使用した蒸煮されたでんぷんペーストは、Cargill's FILM FLEX 70ヒドロキシエチルでんぷんであった。FILM FLEX 70 でんぷん1000g を水5000g 中に分散させてでんぷん固形分レベル15%を達成した。次いで、懸濁液を攪拌しながら加熱して,ゼラチン化されたでんぷんペーストを達成する程の温度にした。60% カルシウムカーボネート懸濁液750g をゼラチン化されたでんぷんペーストに加えた後に,37% 塩酸50 ml を加えた。カルシウムカーボネートを含有するでんぷんペーストのpH を下げて、ガス状二酸化炭素を発生するpHにし,ガス状二酸化炭素は、不純物をでんぷんペースト表面に浮揚させた。次いで、不純物をでんぷんペーストの表面からすくって 精製されたでんぷんペーストを得た。次いで、残留するカルシウムカーボネートを含有するでんぷんペーストを紙シートに適用した。生成した着色された糊付け紙 シートは、次の紙表面コーティングのための改良された表面を含有することになることが予想される。
【0057】
本明細書中の開示の形態が、単に例示に過ぎずそして開示の範囲を限定することを意図しないことは、明瞭に理解されるべきである。本開示は、請求の範囲内に入るすべての変更を含む。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記:
a.第一でんぷん懸濁液を準備し,
b.不純物を第一でんぷん懸濁液の表面に浮揚させる成分を第一でんぷん懸濁液中に組み込み、そして,
c.第一でんぷん懸濁液から不純物を除去し、それにより、改良された純度を有する第二でんぷん懸濁液を提供する
ことを含む改良された純度を有する第二でんぷん懸濁液を製造する方法。
【請求項2】
第一でんぷん懸濁液がでんぷん固形分を約 1%〜約 45重量%の量で含む、請求項1記載の方法。
【請求項3】
第一でんぷん懸濁液がでんぷん固形分を約 20%〜約 40重量%の量で含む、請求項2記載の方法。
【請求項4】
成分を、ガス,ガス放出用化学薬品,および密度が1.0 g/ccより小さい化学薬品,およびそれらの混合物からなる群より選択する、請求項1記載の方法。
【請求項5】
成分が、空気,酸素,窒素,二酸化炭素,オゾン,フッ素,塩素,水素,ヘリウム,ネオン,アルゴン,クリプトン,キセノン,ラドン,およびそれらの混合物からなる群より選択するガスである、請求項4記載の方法。
【請求項6】
ガスを、空気,酸素,窒素,二酸化炭素,およびそれらの混合物からなる群より選択する、請求項5記載の方法。
【請求項7】
ガスが空気である、請求項6記載の方法。
【請求項8】
成分が、無機カーボネートの塩,無機ペルカーボネートの塩,無機ペルスルフェートの塩,無機フルオリドの塩,無機クロリドの塩,無機クロライトの塩,無機クロレートの塩,無機ペルクロレートの塩,有機カーボネート,アジド,ペルオキシド,過酸,およびそれらの混合物からなる群より選択するガス放出用化学薬品である、請求項4記載の方法。
【請求項9】
ガス放出用化学薬品を、無機カーボネートの塩,無機クロレートの塩,ペルオキシド,および それらの混合物からなる群より選択する、請求項8記載の方法。
【請求項10】
成分が、密度が1.0 g/ccより小さい化学薬品であり,および炭化水素である、請求項4記載の方法。
【請求項11】
炭化水素を、アルカン,脂肪酸,脂肪エステル,ポリエーテル,およびそれらの混合物からなる群より選択する、請求項10記載の方法。
【請求項12】
成分がガスでありおよびガスを、第一でんぷん懸濁液の約 0.001〜約 99.999容量% の範囲の量で組み込む、請求項4記載の方法。
【請求項13】
量が、第一でんぷん懸濁液の約 1〜約 99 容量%の範囲の量である、請求項12記載の方法。
【請求項14】
成分を、ガス放出用化学薬品,密度が1.0 g/ccより小さい化学薬品,およびそれらの混合物からなる群より選択し,そして成分を、乾燥でんぷん基準で、約 0.001〜約 99.999 重量% の範囲の量で組み込む、請求項1記載の方法。
【請求項15】
成分を、乾燥でんぷん基準で、約 1〜約 99 重量%の範囲の量で組み込む、請求項14記載の方法。
【請求項16】
更に、任意の慣用の添加剤を組み込んだ後に、不純物を除去することを含む、請求項1記載の方法。
【請求項17】
添加剤を、酸,塩基,洗浄剤,界面活性剤,発泡剤,酵素,およびそれらの混合物からなる群より選択する、請求項16記載の方法。
【請求項18】
成分がガスであり,ガスを第一圧力下で組み込むことによって第一でんぷん懸濁液を加圧し,そして次いで、第一でんぷん懸濁液を減圧して第一圧力より低い第二圧力にした後に、第一でんぷん懸濁液から不純物を除去する、請求項1記載の方法。
【請求項19】
ガスが空気である、請求項18記載の方法。
【請求項20】
第一でんぷん懸濁液 を加圧して第一でんぷん懸濁液中のガスの飽和を達成する、請求項18記載の方法。
【請求項21】
成分が、密度が1.0 g/ccより小さい化学薬品あり,およびガスを第一圧力下で組み込むことによって、生成した密度が1.0 g/ccより小さい化学薬品を含む第一でんぷん懸濁液を加圧し,そして次いで、密度が1.0 g/ccより小さい化学薬品を含む第一でんぷん懸濁液を減圧して第一圧力より低い第二圧力にした後に、第一でんぷん懸濁液から不純物を除去する、請求項4記載の方法。
【請求項22】
ガスが空気である、請求項21記載の方法。
【請求項23】
乾燥基準で、タンパク質約 0.20〜約 0.30 重量%、乾燥基準で、微細繊維約 0.001〜約 0.005 重量%、および乾燥基準で、メタノール抽出分約 0.20〜約 0.30 重量%を含むコーンでんぷん生成物。
【請求項24】
タンパク質の含有率が約 0.25 重量%であり,微細繊維の含有率が約 0.004 重量%であり,およびメタノール抽出分の含有率が約 0.28 重量%である、請求項23記載のコーンでんぷん生成物。
【請求項25】
請求項1記載の方法によって製造される生成物。
【請求項26】
請求項18記載の方法によって製造される生成物。
【請求項27】
下記:
a. 第一でんぷんペーストを準備し,
b.不純物を第一でんぷんペーストの表面に浮揚させる成分を第一でんぷんペースト中に組み込み、そして,
c. 第一でんぷんペーストから不純物を除去し、それにより、改良された純度を有する第二でんぷんペーストを提供する
ことを含む改良された純度を有する第二でんぷんペーストを製造する方法。
【請求項28】
第一でんぷんペーストが、乾燥基準で、でんぷんを約 1%〜約 45重量%の量で含む、請求項27記載の方法。
【請求項29】
第一でんぷんペーストが、乾燥基準で、でんぷんを約 20%〜約40重量%の量で含む、請求項28記載の方法。
【請求項30】
成分を、ガス,ガス放出用化学薬品,および密度が1.0 g/ccより小さい化学薬品,およびそれらの混合物からなる群より選択する、請求項27記載の方法。
【請求項31】
成分が、空気,酸素,窒素,二酸化炭素,オゾン,フッ素,塩素,水素,ヘリウム,ネオン,アルゴン,クリプトン,キセノン,ラドン,およびそれらの混合物からなる群より選択するガスである、請求項30記載の方法。
【請求項32】
ガスを、空気,酸素,窒素,二酸化炭素,およびそれらの混合物からなる群より選択する、請求項31記載の方法。
【請求項33】
ガスが空気である、請求項32記載の方法。
【請求項34】
成分が、無機カーボネートの塩,無機ペルカーボネートの塩,無機ペルスルフェートの塩,無機フルオリドの塩,無機クロリドの塩,無機クロライトの塩,無機クロレートの塩,無機ペルクロレートの塩,有機カーボネート,アジド,ペルオキシド,過酸,およびそれらの混合物からなる群より選択するガス放出用化学薬品である、請求項30記載の方法。
【請求項35】
ガス放出用化学薬品を、無機カーボネートの塩,無機クロレートの塩,ペルオキシド,およびそれらの混合物からなる群より選択する、請求項34記載の方法。
【請求項36】
成分が、密度が1.0 g/ccより小さい化学薬品であり,および炭化水素である、請求項30記載の方法。
【請求項37】
炭化水素を、アルカン,脂肪酸,脂肪エステル,ポリエーテル,およびそれらの混合物からなる群より選択する、請求項36記載の方法。
【請求項38】
成分がガスでありそしてガスを、第一でんぷんペーストの約 0.001〜約 99.999 容量% の範囲の量で組み込む、請求項30記載の方法。
【請求項39】
量が、第一でんぷんペーストの約 1〜約 99 容量%の範囲である、請求項38記載の方法。
【請求項40】
成分を、ガス放出用化学薬品,密度が1.0 g/ccより小さい化学薬品,およびそれらの混合物からなる群より選択し,そして成分を、乾燥基準で、約 0.001〜約 99.999 重量% の範囲の量で組み込む、請求項40記載の方法。
【請求項41】
成分が、乾燥基準で、約 1〜約 90 重量%の範囲である、請求項40記載の方法。
【請求項42】
更に、任意の慣用の添加剤を組み込んだ後に、不純物を除去することを含む、請求項27記載の方法。
【請求項43】
添加剤を、酸,塩基,洗浄剤,界面活性剤,発泡剤,酵素,およびそれらの混合物からなる群より選択する、請求項42記載の方法。
【請求項44】
成分がガスであり,およびガスを第一圧力下で組み込むことによって第一でんぷんペーストを加圧し,そして次いで、でんぷんペーストを減圧して第一圧力より低い第二圧力にした後に、第一でんぷんペーストから不純物を除去する、請求項30記載の方法。
【請求項45】
ガスが空気である、請求項44記載の方法。
【請求項46】
第一でんぷんペーストを加圧して第一でんぷんペースト中のガスの飽和を達成する、請求項44記載の方法。
【請求項47】
成分が、密度が1.0 g/ccより小さい化学薬品あり,およびガスを第一圧力下で組み込むことによって生成した密度が1.0 g/ccより小さい化学薬品を含む第一でんぷんペーストを加圧し,そして次いで、密度が1.0 g/ccより小さい化学薬品を含む第一でんぷんペーストを減圧して第一圧力より低い第二圧力にした後に、第一でんぷんペーストから不純物を除去する、請求項30記載の方法。
【請求項48】
ガスが空気である、請求項47記載の方法。
【請求項49】
請求項27記載の方法によって製造される生成物。
【請求項50】
請求項44記載の方法によって製造される生成物。

【公表番号】特表2008−540810(P2008−540810A)
【公表日】平成20年11月20日(2008.11.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−512512(P2008−512512)
【出願日】平成18年5月18日(2006.5.18)
【国際出願番号】PCT/US2006/019287
【国際公開番号】WO2006/125104
【国際公開日】平成18年11月23日(2006.11.23)
【出願人】(397058666)カーギル インコーポレイテッド (60)
【Fターム(参考)】