説明

放射性弗素化

本発明は、18Fのために適切な又は18Fによりすでに放射性ラベルされた新規化合物、そのような化合物の製造方法、及びそのような化合物の診断イメージングのためへの使用に関する。そのようなラベルされた化合物は、式II(式中、F, R1, R2, B1,2、Y1,2、Z1,2及びEは明細書及び請求項において定義されるような意味を有する)により特徴づけられる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記一般化学式I:
【化1】

[式中、Xは、水素及びOR3を含んで成る群から選択された、弗素化のために適切な脱離基を表わし、ここでR3は、水素、C1-C10アルキル、C2-C10アルケニル、C2-C10アルキニル、アリール、ヘテロアリール又はアラルキルを表わし、
R1及びR2は、独立して、水素、直鎖又は枝分れ鎖のC1-C10アルキル、アリール、ヘテロアリール及びアラルキルを含んで成る群から選択され、
-B1-は、-[CH2]m ―D ―[CH2]n ―A-を含んで成る群から選択され、ここでn及びmは独立して、0〜5のいずれかの整数であり、ここで-D-は、結合、-S-、 -O-又は-NR4-を表わし、ここでR4は水素、C1-C10アルキル、アリール、ヘテロアリール又はアラルキルを表わし、Aは、アルキル、置換されていないかもしくは置換されたアリール又はヘテロアリールを表わし、
E-Z1-Y1-は、EO − C(=O)-、ENR5 − C(=O)-、EC(=O)− O-、EC(=O)− NR5-、ENR5- SO2-、 ESO2-NR5-、E-O-、E− (S)p-、E− NR5-、ENR6C(=O)− NR7-、ENR6- C(=O)NR7-、ENR6C(=S)− NR7-、ENR6- C(=S)NR7-、EO- C(=0)0-、EOC(=O)− 0-、EOC(=S)− O-、EO- C(=S)O-(ここで、前記式において明白に示される長い単結合は、Z1とY1との間の結合である)、及び下記式:
【化2】

(ここで、上記式において示される矢印は、Z1とY1との間の結合を示す)を含んで成る群から選択される成分を表わし、R5、 R6及びR7は独立して、水素、直鎖もしくは枝分れ鎖のC1-C10アルキル、アリール、ヘテロアリール又はアラルキルを表わし、pは1〜3のいずれかの整数であり、そしてE-Z1−は標的化剤基であり、そしてE-は生体分子であり、又は
-B2-は、C1-C10アルキル−、置換されていないかもしくは置換された−アリール−又は置換されていないかもしくは置換された−ヘテロアリールを表わし、
-Y2-は、結合、-C(=0)-、-SO2-、-C(=O)-(CH2)d-、-S(=0)-、-C(=O)-C≡C-、 -C(=O)-[CH2]m-D-[CH2]n-、-SO2-[CH2]m-D-[CH2]n-、-0-C(=0)-、-NR10-、-0-、-(S)p-、-NR12-C(=O)-、-NR12-C(=S)-、-O-C(=S)-、-C1-C10-シクロアルキル-、-アルケニル-、 -ヘテロシクロアルキル-、置換されていないかもしくは置換された-アリール-,置換されていないかもしくは置換された−ヘテロアリール、−アラルキル−、−ヘテロアラルキル−、−アルキルオキシ−、アリールオキシ−、アラルコキシ、-NR13-SO2-、-SO2-NR13-、-O-C(=O)-NR13-、 -NR12-C(=O)-NR13-、-NH-NH-又は-O-NH-を含んで成る群から選択され、ここでdは1〜6の整数であり、m及びnは独立して、0〜5のいずれかの整数であり、-D-は、結合、-S-, -O-, 又は-NR9-を表わし、ここでR9は、水素、C1-C10アルキル、アリール、ヘテロアリール又はアラルキルを表わし、pは1〜3の整数であり、R10及びR12は独立して、水素、置換されていないかもしくは置換された、直鎖もしくは枝分れ鎖のC1-C10アルキル、アリール、ヘテロアリール又はアラルキルを含んで成る群から選択され、そしてR13は、水素、置換されていないかもしくは置換された、直鎖もしくは枝分れ鎖のC1-C10アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、アラルキル又はヘテロアラルキルを表わし、E-Z2-は標的化剤基であり、Eは生体分子であり、そしてZ2は結合及びスペーサーを含んで成る群から選択された成分を表わし、ここでスペーサーは天然又は非天然のアミノ酸配列又は非アミノ酸基である]
を有する化合物、あるいはその無機又は有機酸の医薬的に許容できる塩、その水和物、錯体、エステル、アミド、溶媒化合物あるいはプロドラッグ。
【請求項2】
下記式:
【化3】

[式中、X、R1、 R2、B及びE-Z1 -Y1は請求項1記載の式Iにおけるのと同じ意味を有する]
が、下記式IA:
【化4】

[式中、X、R1、R2、A、 n、m、D 及びE-Z1 -Y1は、請求項1記載の式Iにおけるのと同じ意味を有し、そして
E-Z1は標的化剤基であり、そしてE−は生体分子である]
である請求項1記載の化合物。
【請求項3】
下記式:
【化5】

[式中、X、E、Z2、Y2、B2、R1及びR2は請求項1記載の式Iにおけるのと同じ意味を有する]が、下記式:
E--Z2--Y2--L--X IB
[式中、E、Z2及びXは、請求項1記載の式Iにおけるのと同じ意味を有し、
-L-が、下記式:
【化6】

(式中、R1及びR2は、独立して、水素、直鎖又は枝分れ鎖のC1-C10アルキル、アリール、ヘテロアリール及びアラルキルを含んで成る群から選択され、
Aは、C1-C10アルキル、置換されていないかもしくは置換されたアリール又は置換されていないかもしくは置換されたヘテロアリールを意味する)で表わされ、そして
-Y2-は、官能基、又は-L-を-Z2-に結合する官能基を含む鎖であり、そして結合、-C(=O)-、 -SO2-、-C(=O)-(CH2)d-、-SO-、-C(=O)-C≡C-、-C(=O)-[CH2]m-D-[CH2]n-、-SO2-[CH2]m-D-[CH2]n-、 -O-C(=O)-、-NR10-、-O-、-(S)p-、-NR12-C(=O)-、-NR12-C(=S)-、 -O-C(=S)-、-C1-C6 シクロアルキル-、-NR13SO2-、-SO2NR13-、OC(=O)-NR13-、-NR12C(=O)NR13-、-NH-NH-及び-O-NH-を含んで成る群から選択され、dは1〜6の整数であり、m及びnは独立して、0〜5のいずれかの整数であり、-D-は結合、-S-, -O-又は-NR9を表わし、R9は水素、C1-C10アルキル、アリール、ヘテロアリール又はアラルキルを表わし、pは1〜3のいずれかの整数であり、R10及びR12は独立して、水素、置換されていないかもしくは置換された、又は枝分れ鎖もしくは直鎖のC1-C10アルキル、アリール、ヘテロアリール及びアラルキルを含んで成る群から選択され、そしてR13は水素、置換されていないかもしくは置換された、直鎖もしくは枝分れ鎖のC1-C6アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、アラルキル又はヘテロアラルキルを表わす]
である請求項1記載の化合物。
【請求項4】
前記脱離基、すなわちXが、水素又はOR3から成る群から選択され、ここでR3は水素、(C1-C10)アルキル、C1-C10アルケニル又はC1-C10アルキニルである請求項1〜3のいずれか1項記載の化合物。
【請求項5】
R3が水素、C1-C6アルキル、C1-C6アルケニル又はC1-C6アルキニルである請求項1〜4のいずれか1項記載の化合物。
【請求項6】
R3が水素又はC1-C6アルキルである請求項1〜5のいずれか1項記載の化合物。
【請求項7】
R1及びR2が独立して、枝分れ鎖のC2-C5アルキルである請求項1〜6のいずれか1項記載の化合物。
【請求項8】
R1及びR2が、イソプロピル、tert-ブチル及びイソブチルを含んで成る群から選択される請求項1〜7のいずれか1項記載の化合物。
【請求項9】
-Y1,2-が、-C=(0)-及び-SO2-を含んで成る群から選択される請求項1〜8のいずれか1項記載の化合物。
【請求項10】
-Z2-が、2〜20個のアミノ酸残基を含んで成るアミノ酸配列である請求項1〜9のいずれか1項記載の化合物。
【請求項11】
-Z2-が、Arg-Ser、Arg-Ava、Lys(Me)2-β-ala、Lys(Me)2-ser、Arg-β-ala、Ser-Ser、Ser-Thr、 Arg-Thr、S-アルキルシステイン、システイン酸、チオアルキルシステイン (S-S-アルキル)、又は下記式:
【化7】

[式中、k及びlは0〜4である]
である請求項1〜10のいずれか1項記載の化合物。
【請求項12】
-Z2-が、-C(=O)-(CH2)P-NH-(pは2〜10の整数である)、及び- C(=O)-(CH2-CH2-O)q-CH2-CH2-NH-(gは0〜5の整数である)、-NH-シクロアルキル-CO-(シクロアルキルは、C5-C8シクロアルキル、より好ましくは、C6原子のシクロアルキルから選択される)、及び-NH-ヘテロシクロアルキル-(CH2)v-CO-(ヘテロシクロアルキルは、炭素原子、及び1,2,3又は4個の酸素、窒素又は硫黄へテロ原子を含むC5-C8へテロシクロアルキルから選択され、そしてvは1〜4の整数である)を含んで成る群から選択された非アミノ酸成分である請求項1〜11のいずれか1項記載の化合物。
【請求項13】
前記生体分子Eが、ペプチド、ペプチド疑似体、小分子及びオリゴヌクレオチドを含んで成る群から選択される請求項1〜12のいずれか1項記載の化合物。
【請求項14】
前記標的化剤基-Z1-Eが、-NR1- ペプチド、-NR'-(CH2)n- ペプチド、-NR'- 小分子、 -NR'-(CH2)n- 小分子、-NR'-オリゴヌクレオチド又は-NR'-(CH2)n- オリゴヌクレオチドであり、ここでRは水素及びアルキルを含んで成る基から選択され、そしてnは1〜6である請求項1〜13のいずれか1項記載の化合物。
【請求項15】
前記生体分子Eが、4〜100個のアミノ酸を含んで成るペプチドである請求項1〜14のいずれか1項記載の化合物。
【請求項16】
前記生体分子Eが、ソマトスタチン及びその誘導体及び関連するペプチド、ソマトスタチン受容体特異的ペプチド、神経ペプチドY及びその類似体及び関連するペプチド、神経ペプチドY1及びその類似体、ボンベシン及びその誘導体及び関連するペプチド、ガストリン、ガストリン放出ペプチド及びその誘導体及び関連するペプチド、上皮成長因子(種々の起源のEGF)、インスリン成長因子(IGF)及びIGF-1、インテグリン(α3β1、αvβ3、αvβ5、allb3)、LHRHアゴニスト及びアンタゴニスト、形質転換成長因子、特にTGF−α;アンギオテンシン;コレシストキニン受容体ペプチド、コレシストキニン(CCK)及びその類似体;ニューロテンシン及びその類似体、甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン、下垂体アデニル酸シクラーゼ活性化ペプチド(PACAP)及びその関連ペプチド、ケモカイン、細胞表面マトリックスメタロプロティナーゼのための基質及びインヒビター、プロラクチン及びその類似体、腫瘍壊死因子、インターロイキン(IL-1, IL-2, IL-4, 又はIL-6)、インターフェロン、血管作動性小腸ペプチド(VIP)及びその関連するペプチドを含んで成る群から選択される請求項1〜15のいずれか1項記載の化合物。
【請求項17】
前記生体分子Eが、ボンベシン、ソマトスタチン又はニューロペプチドY1及びそれらの類似体である請求項1〜16のいずれか1項記載の化合物。
【請求項18】
前記生体分子Eが、下記配列III 又はIV:
AA1-AA2-AA3-AA4-AA5-AA6-AA7-AA8-NT1T2(タイプA)III 、
[T1 = T2 =H、 T1 = H1、T2 = OH、 T1 = CH3、 T2 = OH
AA1 = Gln、 Asn、 Phe(4-CO-NH2)
AA2 = Trp、 D-Trp
AA3 = Ala、 Ser、 Val
AA4 = Val、 Ser、Thr
AA5 = GIy、 (N-Me)Gly
AA6 = His、 His(3-Me)、 (N-Me)His、 (N-Me)His(3-Me)
AA7 = Sta、スタチン類似体及び異性体、 4-Am、 5-MeHpA、 4-Am、 5-MeHxA 及びy- 置換されたアミノ酸
AA8 = Leu、 Cpa、 Cba、 CpnA、 Cha、 t-buGly、 tBuAla、 Met、 NIe、 iso-Bu-Gly]、あるいは
AA1-AA2-AA3-AA4-AA5-AA6-AA7-AA8-NT1T2(タイプB)IV:
[T1 = T2 =H、 T1 = H1、T2 = OH、 T1 = CH3、 T2 = OH
AA1 = GlnAsn、 Phe(4-CO-NH2)
AA2 = Trp、 D-Trp
AA3 = Ala、 Ser、 Val
AA4 = Val、 Ser、Thr、
AA5=βAla, β2-及びβ3-下記式:
【化8】

(式中、SCはタンパク質形成アミノ酸及びその相同体に見出される側鎖を表わす)により示されるようなアミノ酸、
AA6 = His、 His(3-Me)、 (N-Me)His、 (N-Me)His(3-Me)
AA7 = Phe、 Tha、 Nal、
AA8 = Leu、 Cpa、 Cba、 CpnA、 Cha、 t-buGly、 tBuAla、 Met、 NIe、 イソ-Bu-Gly]
を有するボンベシン類似体を含んで成る請求項1〜17のいずれか1項記載の化合物。
【請求項19】
下記式:
【化9】

から選択される請求項1〜18のいずれか1項記載の化合物。
【請求項20】
下記一般化学式II:
【化10】

[式中、B1,2、Y1,2、E、R1及びR2は、式Iにおけるのと同じ意味を有し、
Fは、弗素同位体であり、ここでFは、放射性又は非放射性同位体から選択される]
を有する化合物、及びその無機又は有機酸の医薬的に許容できる塩、その水和物、錯体、エステル、アミド、溶媒化合物及びプロドラッグ。
【請求項21】
下記式II:
【化11】

[式中、B1,2、Y1,2、E、R1及びR2は、式Iにおけるのと同じ意味を有し、
Fは、弗素同位体であり、ここでFは、放射性又は非放射性同位体から選択される]が、下記式IIA:
【化12】

[式中、Fは、弗素同位体であり、ここでFは、放射性又は非放射性同位体から選択され、
R1、R2、A、 n、m、D 及びE-Z1 -Y1は、請求項1記載の式Iにおけるのと同じ意味を有し、そして
E-Z1は標的化剤基であり、そしてE−は生体分子である]
である請求項20記載の化合物。
【請求項22】
下記式:
【化13】

[式中、B1,2、Y1,2、E、R1及びR2は、式Iにおけるのと同じ意味を有し、
Fは、弗素同位体であり、ここでFは、放射性又は非放射性同位体から選択される]が、下記式:
E--Z2--Y2--L--F IIB
[式中、Fは、弗素同位体であり、ここでFは、放射性又は非放射性同位体から選択され、
-L-は、下記式:
【化14】

(式中、R1及びR2は、独立して、水素、直鎖もしくは枝分れ鎖のC1-C10アルキル、アリール、ヘテロアリール及びアラルキルを含んで成る群から選択され、
Aは、アルキル、置換されていないかもしくは置換されたアリール又は置換されていないかもしくは置換されたヘテロアリールを意味する)で表わされ、そして
-Y2-は、官能基、又は-L-を-Z2-に結合する官能基を含む鎖であり、そして結合、-C(=O)-、 -SO2-、-C(=O)-(CH2)d-、-SO-、-C(=O)-C≡C-、-C(=O)-[CH2]m-D-[CH2]n-、-SO2-[CH2]m-D-[CH2]n-、 -O-C(=O)-、-NR10-、-O-、-(S)p-、-NR12-C(=O)-、-NR12-C(=S)-、 -O-C(=S)-、-C1-C6 シクロアルキル-、-アルケニル-、-ヘテロシクロアルキル-、置換されていないかもしくは置換されたアリール-、置換されていないかもしくは置換されたヘテロアリール-、-アラルキル-、-ヘテロアラリキル-、-アルキルオキシ-、-アリールオキシ-、-アラルキルオキシ-、-アリール-、-NR13SO2-、-SO2NR13-、OC(=O)-NR13-、-NR12C(=O)NR13-、-NH-NH-及び-O-NH-を含んで成る群から選択され、dは1〜6の整数であり、m及びnは独立して、0〜5のいずれかの整数であり、-D-は結合、-S-, -O-又は-NR9を表わし、R9は水素、C1-C10アルキル、アリール、ヘテロアリール又はアラルキルを表わし、pは1〜3のいずれかの整数であり、R10及びR12は独立して、水素、置換されていないかもしくは置換された、又は枝分れ鎖もしくは直鎖のC1-C10アルキル、アリール、ヘテロアリール及びアラルキルを含んで成る群から選択され、そしてR13は水素、置換されていないかもしくは置換された、直鎖もしくは枝分れ鎖のC1-C6アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、アラルキル又はヘテロアラルキルを表わし、
E-Z2-は、標的化剤基であり、ここでEは標的化剤であり、そしてZ2は結合及びスペーサーを含んで成る群から選択された成分であり、ここで前記スペーサーは天然又は非天然のアミノ酸又は非アミノ酸基であり、
Eは、生体分子である]
である請求項20記載の化合物。
【請求項23】
Fが、18Fである請求項20〜22のいずれか1項記載の化合物。
【請求項24】
・ IIA-c-2: 18F-Si(tBu)2-C6H4-CH2-CO-AVa-Gln-Trp-Ala-Val-NMeGly-HiS(3Me)-4-Am15- MeHpA-Cpa-NH2
・IIB-c-1:19F-Si(iPr)2-C6H4-CH2-CO-AVa-Gln-Trp-Ala-Val-Gly-His(3Me)-4-Am1S-MeHpA- Leu-NH2
・IIB-c-2:19F-Si(tBu)2-C6H4-CH2-CO-Ava-Gln-Trp-Ala-Val-NMeGly-HiS(3Me)-4-Am1S- MeHpA-Cpa-NH2
【化15】

[4-(フルオロ- ジ−イソ -プロピル-シラニル)-フェニル]-酢酸、
2-[4-(フルオロ-ジ−イソ-プロピル-シラニル)-フェニル]-エタノール、
4-(フルオロ-ジ−イソ-プロピル-シラニル)-安息香酸、
[4-(フルオロ-ジ−イソ-プロピル-シラニル)-フェニル]-メタノール、
3-[4-(フルオロ-ジ−イソ-プロピル-シラニル)-フェニル]-プロパン-1−オール、
3-[4-(フルオロ-ジ−イソ-プロピル-シラニル)-フェニル]-プロピオン酸、
3-[3-(フルオロ-ジ−イソ-プロピル-シラニル)-フェニル]-プロパン-1−オール、
3-[3-(フルオロ-ジ−イソ-プロピル-シラニル)-フェニル]-プロピオン酸、
2-[3-(フルオロ-ジ−イソ-プロピル-シラニル)-フェニル]-エタノール、
[3-(フルオロ-ジ−イソ-プロピル-シラニル)-フェニル]-酢酸、
[4-(フルオロ-ジ−イソ-ブチル-シラニル)-フェニル]-酢酸、及び
4-(フルオロ-ジ−イソ-ブチル-シラニル)-安息香酸から選択され、ここでフルオロは18F又は19Fである請求項20〜23のいずれか1項記載の化合物。
【請求項25】
下記一般化学式III :
【化16】

[式中、FG1-は、-OH、-Hal、-N3、-CO2R8、-NHR5、-N=C=O、-O=C=N、-S=C=N、-N=C=S、-O-SO2-アリール、-O-SO2-アルキル、-SO2-Hal、-S3H、-SH、-O-C(=O)-Hal、-O-C(=S)-Hal、下記式:
【化17】

(式中、Halはハロゲン原子を表わす)を表わし、そしてR8は、水素、C1-C10アルキル、C2-C10アルケニル、アラルキル、又は下記式:
【化18】

を表わし、そして
X、R1、R2及びB1,2は、式Iにおけるのと同じ意味を有する]
を有する化合物。
【請求項26】
下記式III :
【化19】

[式中、X、R1及びR2は式IAにおけるのと同じ意味を有し、そして
FG1は、式III におけるのと同じ意味を有する]
が、下記式III A:
【化20】

[式中、X、R1、R2、A、D、m及びnは、式IAにおけるのと同じ意味を有し、そして
FG1は、式III におけるのと同じ意味を有する]
である請求項25記載の化合物。
【請求項27】
・ (ジ-tert-ブチル-ヒドロキシ-シラニル)-酢酸
・ [4-(ヒドロキシ-ジイソプロピル-シラニル)-フェニル]-酢酸
・ [4-(ヒドロキシ-ジイソプロピル-シラニル)-フェニル]-酢酸
・ (4-ジイソプロピルシラニル-フェニル)-酢酸
・ (4-ジイソプロピルシラニル-フェニル)-酢酸 2,5-ジオキソ-ピロリジン-1-イルエステル
・ [4-(ヒドロキシ-ジイソプロピル-シラニル)-フェニル]-酢酸 2,5-ジオキソ-ピロリジン-1-イルエステル
・ 4-ジイソプロピルシラニル-安息香酸
・ 4-(ヒドロキシ-ジイソプロピル-シラニル)-安息香酸
・ 4-ジイソプロピルシラニル-安息香酸 2,5-ジオキソ-ピロリジン-1-イルエステル
・ 4-(ヒドロキシ-ジイソプロピル-シラニル)-安息香酸 2,5-ジオキソ-ピロリジン-1-イルエステル
・ 3-(4-ジイソプロピルシラニル-フェニル)-プロピオン酸
・ 3-(4-ジイソプロピルシラニル-フェニル)-プロピオン酸 2,5-ジオキソ-ピロリジン-1-イルエステル
・ 3-(3-ジイソプロピルシラニル-フェニル)-プロピオン酸
・ 3-(3-ジイソプロピルシラニル-フェニル)-プロピオン酸 2,5-ジオキソ-ピロリジン-1-イルエステル
・ (3-ジイソプロピルシラニル-フェニル)-酢酸
・ (3-ジイソプロピルシラニル-フェニル)-酢酸 2,5-ジオキソ-ピロリジン-1-イルエステル
・ (4-ジイソブチルシラニル-フェニル)-酢酸
・ (4-ジイソブチルシラニル-フェニル)-酢酸 2,5-ジオキソ-ピロリジン-1-イルエステル
・ [4-(ヒドロキシ-ジイソブチルシラニル)-フェニル]-酢酸 2,5-ジオキソ-ピロリジン-1-イルエステル
・ [4-(ヒドロキシ-ジイソブチルシラニル)-フェニル]-酢酸
・ 4-ジイソブチルシラニル-安息香酸
・ 4-(ヒドロキシ-ジイソブチルシラニル)-安息香酸
・ 4-ジイソブチルシラニル-安息香酸 2,5-ジオキソ-ピロリジン-1-イルエステル
・ 4-(ヒドロキシ-ジイソブチルシラニル)-安息香酸 2,5-ジオキソ-ピロリジン-1-イルエステル
・ 4-[3-(エトキシ-ジイソプロピル-シラニル)-プロピルカルバモイル]-酪酸
・ 4-[3-(エトキシ-ジイソプロピル-シラニル)-プロピルカルバモイル]-酪酸 2,5-ジオキソ-ピロリジン-1-イルエステル
・ 5-[ジイソブチル(4-フェニル-ブトキシ)-シラニル]-ペンタン酸 2,5-ジオキソ-ピロリジン-1-イルエステル
・ 5-[(4-ポリスチレン-メトキシベンジルオキシ)-ジイソブチルシラニル]-ペンタン酸 2,5-ジオキソ- ピロリジン-1-イルエステル
・ 5-(ポリスチレン-メトキシジイソブチルシラニル)-ペンタン酸 2,5-ジオキソ-ピロリジン-1-イルエステル
・ 5-(ポリスチレン-エトキシ-ジイソブチルシラニル)-ペンタン酸 2,5-ジオキソ-ピロリジン-1-イルエステル
から選択される化合物。
【請求項28】
請求項1〜19のいずれか1項記載の一般化学式Iを有する化合物の生成方法であって、請求項25〜27のいずれか1項記載の一般式III の化合物と、下記一般式IV:
E-FG2 IV
[式中、FG2は、上記FG1について記載されるような意味を有し、そしてEは、請求項1〜19のいずれか1項記載のと同じ意味を有する]の化合物とを反応せしめる方法。
【請求項29】
請求項20〜24のいずれか1項記載の一般式II(式中、XはF、例えば弗素同位体である)を有する化合物の生成方法であって、一般化学式Iを有する化合物と、弗素化剤とを反応せしめる段階を含んで成る方法。
【請求項30】
前記は反応段階が、80℃又はそれ以下の反応温度で存在する請求項29記載の方法。
【請求項31】
前記反応温度が、50℃又はそれ以下である請求項30記載の方法。
【請求項32】
・ [4-([18F]フルオロ-ジ-イソ-プロピル-シラニル)-フェニル]-酢酸;
・ 2-[4-([18F]フルオロ-ジ-イソ-プロピル-シラニル)-フェニル]-エタノール;
・ 4-([18F]フルオロ-ジ-イソ-プロピル-シラニル)-安息香酸;
・ [4-([18F]フルオロ-ジ-イソ-プロピル-シラニル)-フェニル]-メエタノール;
・ 3-[4-([18F]フルオロ-ジ-イソ-プロピル-シラニル)-フェニル]-プリパン-1-オール;
・ 3-[4-([18F]フルオロ-ジ-イソ-プロピル-シラニル)-フェニル]-プロピオン酸;
・ 3-[3-([18F]フルオロ-ジ-イソ-プロピル-シラニル)-フェニル]-プリパン-1-オール;
・ 3-[3-([18F]フルオロ-ジ-イソ-プロピル-シラニル)-フェニル]-プロピオン酸;
・ 2-[3-([18F]フルオロ-ジ-イソ-プロピル-シラニル)-フェニル]-エタノール;
・ [3-([18F]フルオロ-ジ-イソ-プロピル-シラニル)-フェニル]-酢酸;
・ [4-([18F]フルオロ-ジ-イソ-ブチル-シラニル)-フェニル]-酢酸;
・ 4-([18F]フルオロ-ジ-イソ-ブチル-シラニル)-安息香酸;
・ N-(3-([18F]フルオロ-ジメチルシリル)プロピル)ビフェニル-4-カルボキサミド;
・ N-(3-([18F]フルオロ-ジ-イソ-プロピルシリル)プロピル)ビフェニル-4-カルボキサミド;
・ [18F]フルオロ-ジ-イソ-プロピル-{4-[2-(テトラヒドロ-ピラン-2-イルオキシ)-エチル]-フェニル}-シラン;
・ [18F]フルオロ-ジ-イソ-プロピル-{4-[2-(テトラヒドロ-ピラン-2-イルオキシ)-エチル]-フェニル}-シラン;
・ 2-[4-([18F]フルオロ-ジ-イソ-プロピル-シラニル)-フェニル]-アセチル-Val-βAla-Phe-Gly-NH2;
・ 3-[3-([18F]フルオロ-ジ-イソ-プロピル-シラニル)-フェニル]-プロパニル-Val-βAla-Phe-Gly-NH2;
・ 2-[4-([18F]フルオロ-ジ-イソ-プロピル-シラニル)-フェニル]-アセチル-Ala-Gln-Trp-Gly-His(3-Me)- FA1010-Leu-NH2;
・ ベンジル 2-(ジ- tert -ブチル-[18F]フルオロシリル)アセテート;
・ ベンジル 2-(ジ- tert -ブチル-[18F]フルオロシリル)アセテート;
・ 1-(ジ- tert -ブチルフルオロシリル)アセチル -Val-βAla-Phe-Gly-NH2;
・ N-ベンジル-2-(4-(ジ- tert -ブチル[18F]フルオロシリル)フェニル)アセトアミド;
・ N-ベンジル-2-(4-(ジ-tert-ブチル[18F]フルオロシリル)フェニル)アセトアミド;
・ 2-(4-(ジ- tert -ブチル[18F]フルオロシリル)フェニル)アセチル-Ala-Gln-Trp-Gly-His(3-Me)-FA1010-Leu- NH2から選択される化合物。
【請求項33】
一般化学式I又はIIを有する化合物、その無機又は有機酸の医薬的に許容できる塩、その水和物、錯体、エステル、アミド、溶媒化合物及びプロドラッグを含んで成る組成物。
【請求項34】
医薬的に許容できるキャリヤー、希釈剤、アジュバント又は賦形剤をさらに含んで成る請求項33記載の組成物。
【請求項35】
検出できる量の請求項20〜24のいずれか1項記載の一般化学式IIを有する、ラベルされた化合物、又はその無機又は有機酸の医薬的に許容できる塩、その水和物、錯体、エステル、アミド、溶媒化合物及びプロドラッグを、患者に導入し、そして前記患者をイメージングする段階を含んで成る、イメージング方法。
【請求項36】
予定された量の請求項1〜19のいずれか1項記載の一般化学式Iを有する化合物、又はその無機又は有機酸の医薬的に許容できる塩、その水和物、錯体、エステル、アミド、溶媒化合物及びプロドラッグを含むバイアルを含んで成るキット。
【請求項37】
薬剤として使用するための、請求項1〜24のいずれか1項記載の一般化学式I又はIIを有する化合物、又はその無機又は有機酸の医薬的に許容できる塩、その水和物、錯体、エステル、アミド、溶媒化合物及びプロドラッグ。
【請求項38】
診断用イメージング剤として使用するための、請求項20〜24のいずれか1項記載の一般化学式IIを有する化合物、又はその無機又は有機酸の医薬的に許容できる塩、その水和物、錯体、エステル、アミド、溶媒化合物及びプロドラッグ。
【請求項39】
陽電子射出断層撮影のためのイメージング剤として使用するための、請求項20〜24のいずれか1項記載の一般化学式IIを有する化合物、又はその無機又は有機酸の医薬的に許容できる塩、その水和物、錯体、エステル、アミド、溶媒化合物及びプロドラッグ。
【請求項40】
薬剤の製造のためへの、請求項1〜24のいずれか1項記載の一般化学式I又はIIを有する化合物、又はその無機又は有機酸の医薬的に許容できる塩、その水和物、錯体、エステル、アミド、溶媒化合物及びプロドラッグの使用。
【請求項41】
診断用イメージング剤の製造のためへの、請求項1〜24のいずれか1項記載の一般化学式I又はIIを有する化合物、又はその無機又は有機酸の医薬的に許容できる塩、その水和物、錯体、エステル、アミド、溶媒化合物及びプロドラッグの使用。
【請求項42】
診断用イメージング剤が、陽電子射出断層撮影のためである請求項41記載の使用。
【請求項43】
イメージング剤を用いて標的部位での組織をイメージングするための診断用イメージング剤の製造のためへの請求項41記載の使用。
【請求項44】
腫瘍のイメージング、炎症性及び/又は神経変性疾患、例えば多発性硬化症又はアルツハイマー病のイメージング、又は脈管形成関連患者、例えば固形腫瘍の増殖、及びリウマチ様関節炎のイメージングのためへの請求項41〜43のいずれか1項記載の使用。

【公表番号】特表2010−505776(P2010−505776A)
【公表日】平成22年2月25日(2010.2.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−530773(P2009−530773)
【出願日】平成19年9月7日(2007.9.7)
【国際出願番号】PCT/EP2007/008044
【国際公開番号】WO2008/040441
【国際公開日】平成20年4月10日(2008.4.10)
【出願人】(300049958)バイエル・シエーリング・ファーマ アクチエンゲゼルシャフト (357)
【Fターム(参考)】