放射性物質対策インナーマスク
【課題】人物の顔に装着されたマスクの通気性を有する布状の部材の内側にそれを装着し、その装着者の顔が正面を向いており、その装着者が吸気を行うとその装着者の鼻腔入口から上の高さに在る空気が前記布状の部材の繊維状の網の目の隙間を通ってその装着者の鼻腔入口、又は口に送られることになる。
【解決手段】放射性物質対策インナーマスク1が正面を向いている人物に装着されている状態は、その人物、即ち、装着者の鼻腔入口から上の高さて在る上面34だけが空気が出入り出来る状態となる略筒状の部分32となっており、その放射性物質対策インナーマスク1を装着した者が吸気を行うとその放射性物質対策インナーマスク1のインナーマスク本体に風船状の物体が装着されたもの10を覆う状態となっている布状の部材本体3の繊維状の網の目から入った空気は前記上面34から前記略筒状の部分の中に入り、その装着者の鼻腔入口、または口まで運ばれる。
【解決手段】放射性物質対策インナーマスク1が正面を向いている人物に装着されている状態は、その人物、即ち、装着者の鼻腔入口から上の高さて在る上面34だけが空気が出入り出来る状態となる略筒状の部分32となっており、その放射性物質対策インナーマスク1を装着した者が吸気を行うとその放射性物質対策インナーマスク1のインナーマスク本体に風船状の物体が装着されたもの10を覆う状態となっている布状の部材本体3の繊維状の網の目から入った空気は前記上面34から前記略筒状の部分の中に入り、その装着者の鼻腔入口、または口まで運ばれる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は地表から飛散し、空気中に存在している放射性物質の人体に取り込む量を従来のマスクを装着した時よりも少くすることが出来る構造をした放射性物質対策インナーマスクに関する。
【背景技術】
【0002】
現在世の中で使用されているマスクは、ガスマスクや防塵マスクのような特殊なマスクを除けば、左右に存在する耳かけとなるひも状の部分40を挟んで中央に存在する長方形の繊維状の部分が人物の顔に装着された時はその人物の鼻口部を覆うような図2のような状態となる図1のようなマスクと、そして、前記長方形の繊維状の部分39が人物の顔に装着された時は、その人物の鼻口部の前にくる部分が図4のような前側にふくらんでいる図3のような立体マスクかそれらに近い形状をしたマスクが殆どを占める。
【0003】
しかし、それらのマスクを装着して吸気を行った場合、それらのマスクの空気取り入れ口となる部分は、その装着者が鼻で吸気を行った場合は、その装着者の鼻腔入口の前の繊維状の部分を中心とする部分、また、その装着者が口で吸気を行った場合はその装着者の口の前の繊維状の部分を中心とする部分と云うことになる。
【0004】
つまり、図1や図3のマスクを装着した人物の顔が正面を向き、その顔が正面を向いた状態でその人物が例えば、鼻腔入口から吸気を行った場合、殆どの人物の鼻腔入口はその人物の顔が正面を向いている場合は、前方斜め下の方向かま下を向いている状態になっているので、その装着者の前側に在る空気のいくらかが、その装着者の鼻腔入口を横から見た場合のその鼻腔入口と直角になるところに在る空気、即ち、鼻腔入口の斜め前下かま下に在る空気を中心に上下左右から前記空気取り入れ口に集まって装着者の鼻腔入口に入ると云う流れが発生する。
【0005】
なお本発明に関する公知技術として次の特許文献2を挙げることができる。
【0006】
【特許文献1】特開2000−210388
【特許文献2】特開2004−49356
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
地表に存在している放射性物質は、風等の影響で空気中に飛散するのは間違いなく、そして、その空気中に飛散している放射性物質の空気中の密度は地面、即ち地表に近ければ近いほど高くなっている筈である。
【0008】
〔0002〕で説明している図1や図3のような従来のマスクを人物が装着し、その人物が鼻腔入口で吸気を行った場合に発生する装着者の顔の前に在る空気の流れを〔0004〕で説明している状態にするのではなく、顔が正面を向いた装着者が鼻腔入口又は口で吸気を行った場合は、その装着者の鼻腔入口から上の高さに存在する装着者の顔の前に在る空気が空気取り入れ口を通じてその装着者の鼻腔入口に入ると云う空気の流れをつくることが出来るマスクが在るとすれば、そのマスクを装着して鼻腔入口等で吸気を行った場合は、図1や図3のマスクを装着して吸気を行った時よりも、無風の状態の時は人体に取り込む空気中に存在する放射性物質の量を少くすることが出来る。
【課題を解決するための手段】
【0009】
人物の顔に装着された時は袋状の形をしたマスク2が有するその人物、即ち装着者の鼻口部を覆う状態となっている布状の部材本体3の内側に、耳かけの部分の大部分を形成するひも状の部材29の大半の部分以外の全ての部分が存在している形となっている放射性物質対策インナーマスクであって、その放射性物質対策インナーマスク1が有するインナーマスク本体を垂直、または垂直に近い状態にして上から見ると後面側に凹となる状態で略U字型、または略コ字型をなして、そして上下方向に延びており、その放射性物質対策インナーマスク1が人物の顔に装着された場合は、前記インナーマスク本体11の壁状の部分13と装着者の口とその口の周りの皮膚とで略筒状の部分32が形成され、そして、その放射性物質対策インナーマスクを装着した者が吸気を行った場合、空気取り入れ口となるところは前記略筒状の部分32の上面になることを特微とする。
【0010】
前記放射性物質対策インナーマスク1を垂直にした場合、その垂直にされた放射性物質対策インナーマスク1が有する前記インナーマスク本体11の前記壁状の部分13の上面は水平になっていることを特微とする。
【0011】
前記インナーマスク本体11が、人物の顔に今直ぐ装着されても良い状態の前記放射性物質対策インナーマスク1の主要部となっている時には、そのインナーマスク本体の壁状の部分の下を向いた面の中の何も無いところ、即ち、略筒状の部分になった時にその略筒状の部分の下面になるところを含むそのインナーマスク本体の下部には、非通気性の伸縮性のある袋状の物体12が、そのインナーマスク本体の下部に被さる状態で装着されていることを特微とする。
【0012】
前記放射性物質対策インナーマスク1が有する前記インナーマスク本体11の下部表面には凸部が存在していることを特微とする。
【0013】
前記インナーマスク本体11の下部表面に存在する前記凸部は複数存在していることを特微とする。
【0014】
前記インナーマスク本体11を垂直にした場合、その垂直になったインナーマスク本体下部の表面に存在する前記複数の凸部23、24の全ての凸部は、それら凸部の上辺となって見える部分42、及び下辺となって見える部分43は、水平の状態となって外側に突き出た状態となっていることを特微とする。
【0015】
略U字型の外周を有するインナーマスク本体11の下部表面から出ている複数の凸部の内のそのインナーマスク本体のUの字の曲がっているところから出ている凸部、即ち、つけ根の部分にそのインナーマスク本体のUの字の曲がっている部分が入り込んでいる部分45を有する凸部を除けば、同じインナーマスク本体11から出ている全ての凸部は同じ形状であり同じ大きさであり、そのような凸部を有するインナーマスク本体11を垂直にして、その垂直にしたインナーマスク本体11を正面、または横から見た場合、そのインナーマスク本体下部表面に存在する前記複数の凸部23、24は横に並んで存在しているわけであるが、それら凸部の同じところ、例えば外側先端であり、上先端でもあるところどうしを線でつないだ場合は、それらをつなぐことによって生じるインナーマスク本体の周囲を周る線は水平になることを特微とする。
【0016】
〔0015〕で書かれている同じところを線でつないだとすれば水平の線の状態となる前記複数の凸部23、24は、前記インナーマスク本体の下部の表面に数段階の高さに別れて存在していることを特微とする。
【0017】
前記非通気性の伸縮性のある袋状の物体12は、その先端に伸縮性が強い輪状の部分28を有しているが、垂直になったインナーマスク本体にその袋状の物体12が装着されている状態は、その袋状の物体12の輪状の部分28が上端となる状態で水平、または、ほぼ水平となっており、そのインナーマスク本体下部表面に装着されている袋状の物体の輪状の部分28の高さは、変えることが出来ることを特微とする。
【0018】
前記非通気性の伸縮性のある袋状の物体12はインナーマスク本体に取り付けること、及び、インナーマスク本体から取り外すことが可能であることを特微とする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
【0020】
放射性物質対策インナーマスク1は人物の顔に装着された時は、袋状の形をしたマスク2が有する伸縮性と通気性を有する布状の部材本体3の内側に耳かけの部分4の一部となっているひも状の部材29の全体の役八割の部分以外の前記放射線物質対策インナーマスク1の全体が存在する状態となっている。(図33、図40参照)
【0021】
前記袋状の形をしたマスク2は、上の〔0020〕で説明しているように前記放射性物質対策インナーマスク1を内側にして人物の顔に装着した時、その状態をま横から見た場合は、その袋状の形をしたマスク2の前先端部となっているところが、縦の直線状となっているところに在るか、または、その縦の直線状となっている部分の中段付近の高さのところの前にせり出したところの最前部となっているものが在る。(図10、図12参照)
【0022】
前記袋状の形をしたマスク2が上述のように人物の顔に装着された状態を、その装着者の顔を省いた状態で、その袋状の形をしたマスクのま後ろから見た場合、その袋状の形をしたマスク2の大部分となった状態で存在する前記布状の部材本体3の後ろ端の状態となっている上下左右の四辺の部分7、8、9の角から二本の伸縮性のあるひも状の部材5がその四辺の左右の縦の辺9の上端と下端をつなぐ形で、その袋状の形をしたマスクの左右二対の耳かけ部分となって存在しているが、前記袋状の形をしたマスク2は、その布状の部材本体3と耳かけの部分となった前記ひも状の部材5とで構成されている。(図31参照)
【0023】
そして、その布状の部材本体3の四辺の部分7、8、9とその付近は、その袋状の形をしたマスク2が人物の顔に装着された時にその布状の部材本体3の内側となる方向に折り込まれて、さらにその上から糸等によってぬい付けられている状態となっている関係で後に説明されるマジックテープが存在する部分を除いた他の布状の部材本体3の部分よりも厚くなっている。(図6、図35、図36参照)
【0024】
前記袋状の形をしたマスク2の前記布状の部材本体3の四辺の部分7、8、9は人物がその袋状の形をしたマスク2を装着した時には、その四辺の部分7、8、9の内の上辺7は装着者の目の下の鼻の上部の皮膚とその鼻の上部の皮膚の左右の皮膚、下辺8は、装着者の顎の下を向いた面とその顎の下を向いた面の左右に在る横頬下部の皮膚、そして、左右の縦の辺9は、装着者の横頬の皮膚と密着、またはほぼ密着する形で前記布状の部材本体3の内側に存在する前記放射性物質対策インナーマスク1のインナーマスク本体11に風船状の物体12を取り付けたもの10をその布状の部材本体3がすっぽりと覆う形で存在している。(図10、図11、図12、図41参照)
【0025】
前記布状の部材本体3の、前記袋状の形をしたマスク2が人物の顔に装着された時に内側となる面即ち布状の部材本体の内側の面には、極めて細い糸状の部材で縦方向にぬい付けられた数体、または十数体のマジックテープが存在しており、それらマジックテープは、前記袋状の形をしたマスク2が、前記放射性物質対策インナーマスク1の殆どの部分を縁側にして、人物の顔に装着された時には、前記放射性物質対策インナーマスクが有する前記インナーマスク本体の壁状の部分13のの表面に貼られているマジックテープと密着している状態となっている。(図12、図13、図15、図31参照)
【0026】
人物の顔に装着された時に前記袋状の形をしたマスク2の布状の部材本体3の内側に前記風船状の物体12が取り付けられたインナーマスク本体11が存在する形となる放射性物質対策インナーマスク1は前記のインナーマスク本体11、前記風船状の物体12、そして、左右一対の耳かけの部分14となっているひも状の部材29によって構成されている。(図8、図16、図19、図25、図29、図30参照)
【0027】
前記放射性物質対策インナーマスク1が正面を向いた人物の顔に装着された時に、その放射性物質対策インナーマスク1が有する非通気性のインナーマスク本体11の前記壁状の部分13の左右上部の後ろ側には、その壁状の部分と比べて柔らかい状態の縦長長方形の頬当ての部分15が在るが、前記壁状の部分13とその頬当ての部分15との境目でもあるその頬当ての部分の前端縦辺16から下に続く前記壁状の部分の後ろ端の縦の辺、即ちインナーマスクの本体の壁状の部分の後ろ端の縦の辺17、又は前記頬当ての部分の後ろ端の縦の辺18が前記頬当ての部分15が上になっている状態、即ち放射性物質対策インナーマスク又は、放射性物質対策インナーマスクが有するインナーマスク本体11が、正面を向いた人物の顔に放射性物質対策インナーマスクが装着されているのと同じ姿勢で垂直になっている状態を放射性物質対策インナーマスクが垂直になった状態、インナーマスク本体11が垂直になった状
【0028】
前記放射性物質対策インナーマスク1の前記インナーマスク本体11を垂直にして横から見た場合、その縦長の略長方形に見えるインナーマスク本体の前先端部は、全体が垂直の縦の線状となって見えるものと、その垂直の線のほぼ中央にあたる高さのところが前へ突き出たカーブの前先端部となり、その前へ突き出たカーブの前先端部がインナーマスク本体11の前先端部となる形状のものが在る。(図8、図32参照)
【0029】
やはり前記インナーマスク本体11を垂直にしてま横からみた場合、そのインナーマスク本体11の壁状の部分13の上面19と下の面20は、ともに左右の部分は同じ高さであり、前記壁状の部分の上面19と下の面20は水平となっている。(図32、図38参照)
【0030】
そして、やはり、そのインナーマスク本体11の壁状の部分13の上部の後ろ側には、その壁状の部分13と比べれば柔らかな硬度を有する上の横辺21をその壁状の部分の上面から続く延長線上とする縦長長方形の前記頬当ての部分15が在る。(図8、図14、図29、図30参照)
【0031】
そして、その垂直にしたインナーマスク本体11の頬当ての部分15の下の横辺22は、水平であり、その水平になった下の横辺22の前の延長線上の下、即ちインナーマスク本体下部表面には複数の凸部23、24が存在しておりそれら凸部は略U字型の外周を有するインナーマスク本体11の下部表面から出ている複数の凸部の内のそのインナーマスク本体のUの字の曲がっているところから出ている凸部、即ち、つけ根の部分にそのインナーマスク本体のUの字の曲がっている部分が入り込んでいる部分45を有する凸部を除けば、同じインナーマスク本体から出ている全ての凸部は同じ形状であり同じ大きさであり、そのような凸部を有するインナーマスク本体11を垂直にして、その垂直にしたインナーマスク本体11を正面、または横から見た場合、それら凸部の上辺となって見える部分42、及び下辺となって見える部分43は水平の状態となって外側に突き出た状態となっており、そして、それら凸部23、24は、数段階の高さに分かれて存在しており、そのそれぞれの高さのところに在る凸部の同じところ、例えば、外側先端であり、上先端であるところどうしを横線でつないだ場合は、それらをつなぐことによって生じるインナーマスク本体の周囲を周る線は水平となっている。(図29、図30、図32、図38、図39、図42参照)
【0032】
前記インナーマスク本体11の表面から外側に突き出た凸部23、24は略円柱状と略板状の二種類あり、前記インナーマスクの本体11は前記略円柱状の凸部のみを有するものと前記略板状の凸部のみを有するものがあり、そして、それぞれの凸部23、24特に略板状の凸部24はそのインナーマスク本体11の表面周囲を囲むように存在する一枚ではなく複数に別れて存在している理由は、そのインナーマスク本体11の壁状の部分13の左右の後ろ端を弱い力でも左右に広げやすくするためである。(図8、図25、図29、図32、図42参照)
【0033】
そして、前記インナーマスク本体11の壁状の部分表面の前の部分の上部には、そのインナーマスク本体11の前部中央の縦の線41を中央とする状態のマジックテープが貼られている。(図25、図29参照)
【0034】
そのインナーマスク本体11の壁状の部分13の左右側面の表面からは、左右側面ともに同じ位置、即ちそれぞれが左右対称となる位置に、そのインナーマスク本体11を垂直にしてま横から見た場合、上の部分が下の部分よりも前になる位置関係で上下となって存在するひも状の部材を取り付ける部分25が片面に二体、左右側面に計四体存在しており、それら、そのインナーマスク本体側面表面から外側に突き出た状態で存在する略長方形のひも状の部材を取り付ける部分25は、四体ともに前記インナーマスク本体側面表面に近いところは他の左右の表面の部分と比べて内側に凹んだ凹となっている部分37となっている(図5、図18、図37参照)
【0035】
前記インナーマスク本体11の壁状の部分13の表面から外側に向って出ている略円柱状、または略板状の複数の凸部23、24は、伸縮性を有する非通気性の袋状の物体、即ち、風船状の物体12をそのインナーマスク本体11の下部に取り付けた時に、そのインナーマスク本体に取り付けられているその風船状の物体12が、そのインナーマスク本体の下部の位置から下面の方向にずれること、または、インナーマスク本体11から前記風船状の物体12が脱落することを防止するためのものである。(図8、図25、図29、図30、図32、図33参照)
【0036】
その風船状の物体12は、他の部分と比べて厚くなっている輪状の部分28を有しており、その輪状の部分28の横断切断面は略円状の外周で、その外周の中は他の部分と同じ素材のビニール状の物質、又はゴム状の物質が詰まったもの、または、輪の外側、または、内側に向って巻いた渦巻き状となったものが在る。(図21、図22、図23、図24参照)
【0037】
前記インナーマスク本体11に前記風船状の物体12を装着する方法は極めて簡単であり、その方法は、例えば、その風船状の物体12を下側に輪状の部分が来ている状態にして、そして、その輪状の部分の輪の中に、その輪の下から両手の甲が左右外側に向いた状態の親指以外の全ての指を入れて、そして、その親指以外の全ての指先が上を向くようにその四本の指を内側に曲げ、そして、その四本の指を外側に開いて、その四本の指を外側に開いたまま左右外側に引けば前記輪状の部分28の輪が大きくなり、その大きくなった輪の部分28を、机等の平らな面に、下面、即ち略筒状の部分となった時に下面となるところ26が上になる状態で逆さに立てておいた前記インナーマスク本体11の上となった下面から覆いかぶせるようにしてその下面も含めたインナーマスク本体11の下部を覆う状態で装着する。(図27、図38参照)
【0038】
そして、その風船状の物体12が前記インナーマスク本体11に取り付けられている時の、その風船状の物体の輪状の部分28の高さを変える方法は、極めて簡単であり、そうするためには、インナーマスク本体に取り付けられている風船状の物体を取り外す作業を先に行う必要がある。
【0039】
放射性物質対策インナーマスクから前記風船状の物体12を取り外す方法は極めて簡単であり、それは、その風船状の物体の輪状の部分28の中の輪をインナーマスク本体の外周よりも二回りほど大きくすればほぼ解決するのであるが、その状態にするための第一段階をつくる方法として、放射性物質対策インナーマスク1のインナーマスク本体11の風船状の物体が覆っていない部分以外のところを片手で持ち、もう片方の手をその風船状の物体12の輪状の部分28の中に手を入れて、その手を引く等して輪状の部分28の中の輪を広げてみるのも一つの方法である。(図30参照)
【0040】
そして、〔0037〕の要領でインナーマスク本体に風船状の物体を装着する時に、風船状の物体の輪状の部分28を数段に別れて、インナーマスク本体11の現在は上の状態になっている下部表面に在る凸部の横列どうしの何処の間に置くか、または、人物が放射性物質対策インナーマスク1を装着した時には最上部の凸部23、24の横列となる現在は最下段となっている凸部23、24の横列の下側に置くかでインナーマスク本体11に取り付けられた時の風船状の物体12の輪状の部分28の高さが変わってくる。また、インナーマスク本体11に装着されている風船状の物体12をそのインナーマスク本体から取り外さなくても、そのインナーマスク本体11に装着されている風船状の物体12の輪状の部分28を伸ばせば、輪状の部分28の高さを変えることが出来る。(図27、図30図38参照)
【0041】
そして、垂直にしたインナーマスク本体11を上から見た場合は、そのインナーマスク本体11の壁状の部分13は、略コ字型と略U字型の大きく分けるとその二種類であるが、そして、その略U字型と略コ字型の壁状の部分13には、前先端部が垂直になっているものと、前先端部が前に出ているカーブの先端部となる状態のものが在り、それら全ての垂直となったインナーマスク本体11は、それら11の中央を縦に切断した場合は、左右対称となる形になっている。(図8、図15、図14、図32、図33参照)
【0042】
先にも述べているように前記インナーマスク本体11の前記頬当ての部分15は、前記壁状の部分13と比べれば硬度は非常に柔らかく、その頬当ての部分15は、垂直にしたインナーマスク本体を上から見た場合、左右対称に外側へ同じ角度、即ち、前に在る前記壁状の部分の後部の見えない後ろの延長線から約1度〜20度の角度で外側に開いており、例えば、地面から垂直に出ている平状の壁の表面に、前記インナーマスク本体11をそのインナーマスク本体11の前記左右の頬当ての部分15が軽く当たるようにし、そして、インナーマスク本体前側表面に指を当て、そして、その平状の壁の表面に向って力を加えると、前記左右の頬当ての部分15は前記平状の壁の表面と平行となり、その時の前記頬当ての部分15の前に位置する前記壁状の部分の後部は、前記平状の壁の表面と直角であり、そして、その平状の壁の表面に向って力を加えている指にさらに力を加えると、そのインナーマスク本体11は、その指で押す圧力と平状の壁の表面から来る圧力だけで空中に浮く状態となるが、そのインナーマスク本体の壁状の部分13は、上述のようにインナーマスク本体が空中に浮く状態になった直後でも形状を変えない硬度を有している。(図29、図32、図34参照)
【0043】
また、前先端部が前にふくらんでいるインナーマスク本体ではなく、垂直になった状態を横から見た場合、垂直の縦の線の状態となる前先端部を有するインナーマスク本体の下部に前記風船状の物体12を被せたものを垂直にしてそれをま下から見た場合、その風船状の物体12とそのインナーマスク本体が有する頬当ての部分15とひも状の部材を取り付ける部分25が見える状態となり、また、そのインナーマスク本体下部に装着された前記風船状の物体12の前記輪状の部分28がそのインナーマスク本体下部に数段階の高さに分かれてそれぞれ同じ部分をつないだ横線が水平の状態となって存在する凸部どうしをつないだ線と線の間に在る場合は上記で示しているインナーマスク本体に前記風船状の物体を装着したものをま下から見た場合に見える状態となる部分に加えて、その輪状の部分28から上の凸部の一部が見える状態になることもある。(図7参照)
【0044】
人物の顔に装着され、垂直の状態となった放射性物質対策インナーマスク1をま横から見た場合、その壁状の部分の上面19は、装着者の鼻腔入口よりも上、その下面20は、装着者の顎の下先端あたりかそれよりも下の位置にあり、云い方を変えれば上記の状態となる放射性物質対策インナーマスク1を人物はした方が良いと云うことである。(図33参照)
【0045】
上の〔0044〕の状態となった放射性物質対策インナーマスク1が有する風船状の物体12は、後ろ側、即ち装着者側を向いている部分の輪状の部分28がその装着者の口の下の顎の前を向いた面と密着し、そして、その輪状の部分の下の部分は、装着者の顎の前を向いた面、または、顎の前を向いた面と顎の下を向いた面と密着している。(図26、図33参照)
【0046】
前記放射性物質対策インナーマスク1が人物の顔に装着されている時は、その人物、即ち、装着者の口とその口の周りの皮膚を面とする部分と前記インナーマスク本体11と前記風船状の物体12とによってつくられる略筒状の部分を形成している状態となっているが、人物の顔に装着された放射性物質対策インナーマスク1を横から見た場合の内部の様子は、その装着者の鼻の前先端部とその鼻の前先端部の前に位置する壁状の部分の内面のところ31とは必ず隙間を有している。(図28、図33参照)
【0047】
そして、人物の顔に装着され、垂直になった放射性物質対策インナーマスク1を正面から見た場合、前記インナーマスク本体11の壁状の部分13の上面19は装着者の鼻腔入口よりも必ず上の位置にあり、そして、その壁状の部分が水平の場合は、その壁状の部分の上面と同じ高さのところを水平の状態で上先端とする前記頬当ての部分15は放射線物質対策インナーマスクが人物の顔に装着されていない時よりも開いて装着者の頬と密着しており、頬当ての部分15がその装着者の頬と密着している様子は、その頬当ての部分15の縦となっている内側の端、即ち、壁状の部分と頬当ての部分との境目の部分16も含む壁状の部分13は、装着者の口の左右の端よりも外側の皮膚と、そして、その頬当ての部分15の後ろ端の縦の辺18は、装着者の横頬から外にはみ出していない状態で装着者の頬と密着している。(図26、図28、図29、図33参照)
【0048】
そして、人物の顔に装着され、垂直になった放射性物質対策インナーマスク1を正面から見た場合の前記風船状の物体12に覆われた状態の、その放射性物質対策インナーマスクの下面30は、装着者の顎の下先端かその付近、または、顎の下先端よりも下の高さで水平となって存在している。(図15、図33、図40参照)
【0049】
上の〔0048〕の状態となった放射性物質対策インナーマスクが有する前記風船状の物体12の後ろ側、即ち装着者側となっている部分の様子は、その輪状の部分28は、水平、または水平に近い状態でその装着者の口から下の顎の前を向いた部分の皮膚と密着しており、そして、その輪状の部分の下の部分は顎の前を向いた面と、または顎の前を向いた面と顎の下を向いた面の両方の皮膚と密着している状態となっている。(図26、図33、図40参照)
【0050】
そして、人物の顔に装着されて垂直になった放射性物質対策インナーマスクを上から見た場合は、前記インナーマスク本体11の壁状の部分の内面31は、その装着者の鼻の表面の皮膚とは全く触れていないように見える。(図28、図33、図40参照)
【0051】
放射性物質対策インナーマスク1は、上述の状態となって人物の顔に装着されることで、その放射性物質対策インナーマスク1が有する前記インナーマスク本体11の前記壁状の部分13と装着者の口とその口のまわりの皮膚とで略筒状の部分32を形成することが出来、そして、その略筒状の部分32を形成するインナーマスク本体の壁状の部分13の略筒状の部分の下面となるところ26も含めたその壁状の部分の下部を覆っている非通気性の風船状の物体12の装着者側となっている部分全体を装着者の口の下の皮膚と密着している状態をつくることで、その略筒状の部分の下面33も含めたその略筒状の部分の下部からは外気が入ることは出来ず、装着者が吸気を行った時に空気取り入れ口となるところは、その略筒状の部分の上面34のみとなり、そして、上述の如く、その略筒状の部分の上面34は、装着者が正面を向いてその装着者が装着しているその放射線物質対策インナーマスク1が垂直の場合は、その装着者の鼻腔入口よりも上に在る状態となる。(図15、図25、図26、図33、図40参照)
【0052】
今迄述べているように人物の顔に装着された状態の垂直になった放射性物質対策インナーマスク1は、水平になった状態の空気取り入れ口の役目を果たすところは、前記略筒状の部分の上面34で、その略筒状の部分の上面34は、装着者の鼻腔入口よりも上に在ることで、例えば、装着者が鼻腔入口から吸気を行うと、その装着者の顎の下先端付近の高さのところの装着者の前に在る空気が一旦上がってその空気取り入れ口付近で下へ折れ曲がって装着者の鼻腔入口に入ると云うことは考えにくくよって放射性物質対策インナーマスク1は、装着した人物が吸気を行った時に空気取り入れ口の前に在る上下左右の空気がその空気取り入れ口から入ると云う構造をしている図1や図3の従来のマスクよりも空気中に存在する放射性物質を体内に取り込む量を少くすることが出来る構造をしている。(図1、図3、図33、図40参照)
【0053】
上の〔0052〕につけ加えて述べると、地表に放射性物質が存在している場合、当然のことながら空気中に漂う放射性物質の濃度は、その地表に存在している放射性物質が風等で舞い上がる関係で地面に近ければ近いほど濃くなるので、図1や図3の従来のマスクと放射性物質対策インナーマスクを比較した場合、当然放射性物質対策インナーマスク1を装着して吸気を行った方が人体に良いことは明らかである。
【0054】
そして、放射性物質対策インナーマスク1を人物の顔に装着する方法は極めて簡単であり、その方法はまず最初に、その放射性物質対策インナーマスクが有するインナーマスの本体11の頬当ての部分15の、インナーマスク本体が垂直ならば水平となる上辺、即ち、上の横辺21が正面を向いた状態のその装着者の顔の鼻腔入口の高さよりも上で目の下の高さにくるようにし、そして、左右の頬当ての部分15を両手で広げて広い角度にし、その広い角度になった頬当ての部分15を装着者の頬に密着させ、そして、その頬当ての部分の前端縦辺16、即ち壁状の部分と頬当ての部分の境目の縦の辺が口の両端が触れる見えない縦の線46よりも外側の皮膚、そして、その頬当ての部分の後ろ側の縦の辺18が装着者の横頬の外側にはみ出さない状態で皮膚と密着するようにし、そして、その頬当ての部分15が上で述べているような状態となった時に、その装着者の鼻の前先端部とその鼻の前先端部の前に在る壁状の部分13の内面のところ31の間に隙間が在ることを確認する。(図14、図15、図26、図28、図33、図40参照)
【0055】
また、インナーマスク本体11の前記壁状の部分13の左右の後ろ端の縦の辺17どうしを最短で結んだ直線の距離が装着者の口の横幅の長さよりも短くその壁状の部分13を有する放射性物質対策インナーマスク1の頬当ての部分15を装着者の顔に押し当てた場合、その装着者の口の両端が触れる見えない縦の線46に前記頬当ての部分の前端縦辺16が触れるかその見えない縦の線の内側に入る場合は、その放射性物質対策インナーマスク1のインナーマスク本体の壁状の部分13の左右の後ろ端の縦の辺17を左右に広げて上の〔0054〕の状態にすれば良い。(図26、図28、図14、図45参照)
【0056】
そして、放射性物質対策インナーマスク1を装着者の顔に押し当てた場合、前記頬当ての部分の後ろ端の縦の辺18が装着者の横頬の外に出て、その放射性物質対策インナーマスク1がその装着者の顔の後ろ側にずれる恐れがある場合は、上の〔0054〕の状態となる放射性物質対策インナーマスク1が〔0055〕の大きさの放射性物質対策インナーマスク1に取り替えれば良い。
【0057】
そして、〔0054〕の状態になった時に前記インナーマスクの本体の下部に装着されている前記風船状の物体12の装着者側に在るところの輪状の部分28は装着者の口の下の顎の下を向いた面と密着しており、そして、その装着者側に在る輪状の部分28の下となっている部分は装着者の顎の前を向いた面、または顎の前を向いた面と顎の下を向いた面の両方の面と密着している状態となっている。(図26、図33、図40参照)
【0058】
人物が放射性物質対策インナーマスク1を装着しようとした時に、その放射性物質対策インナーマスク1が有する前記頬当ての部分15が〔0054〕の状態となり、その頬当ての部分が〔0054〕の状態となった時にその放射性物質対策インナーマスク1が有する前記風船状の物体12が〔0057〕の状態とならない時、即ち、その風船状の物体12の装着者側となっている輪状の部分28が装着者の口に触れるような状態となる時は、〔0040〕で示しているようにその風船状の物体12の高さを変えれば良いのであるが、その風船状の物体の位置を変えても〔0057〕の状態にならない時は、〔0054〕となった時に〔0057〕の状態となる放射性物質対策インナーマスク1に替えてその人物が装着すれば良い。
【0059】
放射性物質対策インナーマスク1の後ろ側となるところを人物の顔に押し付け、〔0054〕と〔0057〕の状態になったら、前記インナーマスク本体11の側面から伸びている左右一対の耳かけの部分14の伸縮性のあるひも状の部材29を左右の耳にかければ放射性物質対策インナーマスクを人物の顔に装着する作業は完了であり、その人物に装着された放射性物質対策インナーマスク1の上から、前記袋状の形をしたマスク2をかぶせ、その袋状の形をしたマスク2が有する布状の部材本体3の内側に在る数体、または十数体のマジックテープとインナーマスク本体の表面に在るマジックテープを、その布状の部材本体の表面を内側に向って指で押す等して密着させ、そして、前記布状の部材3から伸びている左右一対の耳かけの部分4のひも状の部材5を人物の両耳にかければ、その状態で装着者が吸気を行えば前記袋状の形をしたマスク2が有する前記布状の部材本体3の繊維状の網の目から入った空気は、放射性物質対策インナーマスク1の空気取り入れ口34から入ると云う現象が起きる。(図10、図11、図12、図13、図15、図25、図26、図33、図40参照)
【0060】
また、放射性物質対策インナーマスクのインナーマスク本体が有するひも状の部材を取り付ける部分25から出ている前記ひも状の部材29を交換、即ち前記ひも状の部材を取り付ける部分25から出ている前記ひも状の部材29を取り外すこと、または、前記ひも状の部材を取り付ける部分25に新しいひも状の部材を取り付けることは出来るがそれらの方法は極めて簡単であり、今からそれらの方法について説明することにする。
【0061】
前記左右の耳かけの部分を形成する前記ひも状の部材29は伸縮性があり、それらひも状の部材29の両端の部分35は小さな輪状となっている。(図16、図19参照)
【0062】
放射性物質対策インナーマスク1の左右一対の耳かけの部分の一部となったそれらひも状の部材29の前記両端の部分35とその両端の部分付近の部分は、前記インナーマスク本体11の側面に、そのインナーマスク本体11が垂直になったのを横から見た場合、上の部分が下の部分よりも前になって位置する形で存在する左右二対の、インナーマスク本体側面表面に近い部分が他の部分と比べて幅の挟い略長方形となってそのインナーマスク本体側面表面から出ている前記ひも状の部材を取り付ける部分25を締め付ける形で取り付けられている。(図15、図18、図37参照)
【0063】
前記ひも状の部材29の両端の部分35とその付近は、前記ひも状の部材を取り付ける部分25のインナーマスク本体側面表面に近い他の部分よりも幅の挟いところ、即ち、左右両端から内側に凹んだ凹となった部分37を締め付ける形で取り付けられている。(図18、図37参照)
【0064】
前記ひも状の部材29を前記インナーマスク本体11が有する前記ひも状の部材を取り付ける部分25から取り外す方法は、そのひも状の部材を取り付ける部分の凹となった部分37の外側周りにその凹となった部分37を締め付ける状態で位置しているそのひも状の部材の端の輪状の部分35かその付近のところをラジオペンチ等でつまみ手前に引き寄せる。(図16、図17参照)
【0065】
〔0064〕のようにすると、前記ひも状の部材の端の輪状の部分を根元とする小さな輪状の部分を根元とする輪状の部分36の輪が大きくなり、即ちひも状の部材を取り付ける部分25は、今迄自身25を締め付けていた今迄よりも大きくなった状態の小さな輪状の部分を根元とする輪状の部分36の輪の中に充分な隙間を有して存在している状態となるので、そのひも状の部材29は、前記ひも状の部材を取り付ける部分25、即ち、インナーマスク本体から簡単に取り外すことが出来る。(図17参照)
【0066】
そして、そのひも状の部材29をインナーマスク本体11に取り付ける方法は、まず前記ひも状の部材11の両端の小さな輪状の部分35のひも状のところを指でつまんで輪をつくり、その指でつまんでつくった輪の先端、即ち、指でつまんでいるところと最も遠い距離に在ると思われる輪の部分を鋭角にし、その鋭角になった部分38の鋭角状の先端を前記ひも状の部材の端の輪状の部分35の輪の中に入れ、即ち挿入して、そして、その挿入した鋭角状の先端がさらに奥に入るようにして、前記小さな輪状の部分を根元とする輪状の部分36をつくり、その小さな輪状の部分を根元とする輪状の部分36の輪の中に前記ひも状の部材を取り付ける部分25がくるようにして、そしてその輪を段々と小さくしてゆき、そして、最後にそのひも状の部材を取り付ける部分の凹となった部分37をそのひも状の部材で締め付け、その作業を四回行い、インナーマスク本体11と前記ひも状の部材を図8や図15のような状態にすればインナーマスク本体にひも状の部材を取り付ける作業は完了である。(図16、図18、図19、図5、図43、図44参照)
【産業上の利用可能性】
【0067】
本発明は人物の顔に装着されている時は布状の部材3の内側に存在する形となる放射性物質対策インナーマスクであって上述のように人物の顔に装着してその人物が吸気を行えば、その人物、即ち装着者の顔が正面を向いた状態でその放射性物質対策インナーマスクが垂直の場合で無風の状態であれば、主にその装着者の鼻腔入口から上でその装着者の顔の前に在る空気が前記布状の部材の繊維状の網の目を通って装着者の鼻腔入口、又は口まで運ばれる。
【図面の簡単な説明】
【0068】
【図1】左右の耳かけの部分の中央に横長長方形の繊維状の部分を有する従来のマスクの斜視図である。
【図2】図1のマスクを人物の顔に装着された様子をその人物の左横から視た図である。
【図3】立体マスクの斜視図である。
【図4】図3のマスクを装着した人物の顔をその人物の左横から視た図である。
【図5】ひも状の部材を取り付ける部分が有する凹となった部分にひも状の部材を取り付けようとしている図である。
【図6】袋状の形をしたマスクの布状の部材本体の後ろ四辺の内のいづれか一辺の内側に折り込まれる部分を内側に折り込み、その内側に折り込まれる部分が糸と針により縫われる様子を現した図である。
【図7】垂直になった前側がふくらんでいない略U字型の外周を有するインナーマスク本体に風船状の物体が装着されたものをま下から視た図である。
【図8】数段在る凸部の横となって見える列の内の最上段と上から二段目の間に輪状の部分が在る状態で風船状の物体が装着されている垂直となった放射性物質対策インナーマスクを、その放射性物質対策インナーマスクの左横から視た図である。
【図9】正面を向いた人物の顔に垂直になった状態で装着された前側がふくらんでいない略U字型の外周を有する放射性物質対策インナーマスクをま下から見た図である。
【図10】正面を向いた人物の顔に装着された、内側に前側がふくらんでいる放射性物質対策インナーマスクを存在させている袋状の形をしたマスクをその人物の左横から視た図である。
【図11】正面を向いた人物の顔に装着された、放射性物質対策インナーマスクを内側に存在させている状態の袋状の形をしたマスクを正面から視た図である。
【図12】正面を向いた人物の顔に装着された、内側に前側がふくらんでいない状態の放射性物質対策インナーマスクを存在させている袋状の形をしたマスクをその人物の左横から視た図である。
【図13】人物の顔に装着された袋状の形をしたマスクとその袋状の形をしたマスクの内側に存在する放射性物質対策インナーマスクの、それぞれが有するマジックテープどうしが密着している布状の部材本体とインナーマスク本体の前部の縦切断面の図である。
【図14】放射性物質対策インナーマスクが有する左右の頬当ての部分を両手で外側に開いて人物が自分の顔にその放射性物質対策インナーマスクの頬当ての部分を当てようとするその人物が自分身身の顔に放射性物質対策インナーマスクを装着しようとする初期動作を上から視た図である。
【図15】人物の顔に装着された前側がふくらんでいない放射性物質対策インナーマスクをその人物の左横の方向から視た図である。
【図16】放射線物質インナーマスクのインナーマスク本体に装着されるひも状の部材の小さな輪状の部分を根元とする輪状の部分とその他の部分の図である。
【図17】放射性物質対策インナーマスクが有するインナーマスク本体が有するひも状の部材を取り付ける部分に取り付けられているひも状の部材を取り外そうとしている図である。
【図18】ひも状の部材を取り付ける部分の凹となった部分にひも状の部材を取り付けようとしている図である。
【図19】放射性物質対策インナーマスクの一部となるひも状の部材の図である。
【図20】袋状の形をしたマスクの一部となるひも状の部材の図である。
【図21】風船状の物体の、内側に巻いている状態の輪状の部分とその付近の横断切断面である。
【図22】輪状の部分が上になった状態の風船状の物体を外から視た図である。
【図23】風船状の物体の中が詰まった状態の輪状の部分とその付近の横断切断面である。
【図24】風船状の物体の、外側に巻いた状態の輪状の部分の横断切断面の図である。
【図25】放射性物質対策インナーマスクのみを装着した人物の正面を向いた顔をその人物の正面から視た図である。
【図26】正面を向いた人物の顔に装着された放射性物質対策インナーマスクの前後幅の中央を横断切断して、その横断切断したところを前から見る状態にしてその放射性物質対策インナーマスクの中の様子とその人物の口や鼻等の位置を示した図である。
【図27】〔図38〕になった状態の風船状の物体の引き伸ばされた輪状の部分の様子をその輪状の部分を水平、または水平に縦断切断することで現した図である。
【図28】人物の顔に装着された前側がふくらんでいない略コ字型の外周を有する垂直になった放射性物質対策インナーマスクのその装着者の鼻の前先端部よりもほんの少し上のところを水平に切断したところを上から視た図である。
【図29】略板状の凸部を有する前側がふくらんでいない略U字型の外周を有するインナーマスク本体の前斜め左上からそのインナーマスク本体を視た図である。
【図30】ひも状の部材が取り付けられている前側がふくらんでいないインナーマスク本体に風船状の物体を取り付けようとしているかそのインナーマスク本体から風船状の物体を取り外そうとしているか、または、そのインナーマスク本体に取り付けられている風船状の物体の輪状の部分の高さを変えようとしている図である。
【図31】内側に人類の顔に装着された放射性物質対策インナーマスクが存在する状態の人類の顔に装着された袋状の形をしたマスクを上記の状態、即ち形状を保ったまま、その人物の顔と放射性物質対策インナーマスクを省いた状態にして後ろ側から視た図である。
【図32】地面から垂直に伸びた平面状の壁に、前側がふくらんでいるインナーマスク本体にそのインナーマスク本体の前側から後ろに指で力を加える形でそのインナーマスク本体を平面状の壁に押し当てる形で空中に浮かしている形を横から見た図である。
【図33】人物の顔に装着された前側がふくらんでいない放射性物質対策インナーマスクの内部の様子をその人物の左横から見る角度で現した図である。
【図34】〔図32〕の状態を上から視た図である。
【図35】袋状の形をしたマスクの布状の部材本体のひも状の部材が縫い付けられている部分の縫い目の状態を現した図である。
【図36】袋状の形をしたマスクの布状の部材本体の後ろ四辺の部分の内側に折り込まれる部分が内側に折り込まれていない状態を現した図である。
【図37】インナーマスク本体側面に存在するひも状の部材を取り付ける部分を横から見た図である。
【図38】平らな面の上に置かれた逆さになった前側がふくらんでいない状態のひも状の部材が取り付けられたインナーマスク本体の現在は上になっている下面の上からそのインナーマスク本体下部に風船状の物体を被せようとしている図である。
【図39】垂直にした略板状の凸部を有する前側がふくらんでいないインナーマスク本体の最下段の凸部の上のところを水平にした切断面を上から視た図である。
【図40】袋状の形をしたマスクの内側に存在する形で人物の顔に装着されている前側がふくらんでいない放射性物質対策インナーマスクの内部の様子をその人物の左横から視る角度で現した図である。
【図41】人物の顔に装着された前側がふくらんでいな略U字型の外周を有する放射性物質対策インナーマスクの上から装着された袋状の形をしたマスクを垂直にして、その袋状の形をしたマスクをま下から視た図である。
【図42】前側がふくらんでいない垂直にされたインナーマスク本体の壁状の部分から出ている一つの略円柱状の凸部を斜め上から視た図である。
【図43】放射性物質対策インナーマスクに装着されるひも状の部材のひも状の部分に輪をつくりその輪の鋭角になった部分をそのひも状の部材の端の輪状の部分に入れようとしている図である。
【図44】〔図43〕で説明している鋭角の部分がひも状の部材の端の輪状の部分の輪の中に入り、小さな輪状の部分を根元とする輪状の部分が出来はじめた図である。
【図45】放射性物質対策インナーマスクの左右の頬当ての部分を両手でつまみ、その頬当ての部分と、その頬当ての部分の下に在る壁状の部分の後ろ端の縦の辺を左右外側に広げている様子を上から視た図である。
【符号の説明】
【0069】
1、放射性物質対策インナーマスク
2、袋状の形をしたマスク
3、袋状の形をしたマスクの布状の部材本体
4、袋状の形をしたマスクの耳かけの部分
5、袋状の形をしたマスクの耳かけの部分となるひも状の部材
6 袋状の形をしたマスクの耳かけの部分となるひも状の部材の端の部分
7、袋状の形をしたマスクの布状の部材本体の人物の顔に装着された時に上辺となる部分
8、袋状の形をしたマスクの布状の部材本体の人物の顔に装着された時に下辺となる部分
9、袋状の形をしたマスクの布状の部材本体の人物の顔に装着された時に左右の縦の辺となる部分
10 インナーマスク本体に風船状の物体を取り付けたもの
11、インナーマスク本体
12、風船状の物体
13、インナーマスク本体の壁状の部分
14、放射性物質対策のインナーマスクの耳かけの部分
15、頬当ての部分
16、頬当ての部分の前端縦辺
17、インナーマスク本体の壁状の部分の後ろ端の縦の辺
18、頬当ての部分の後ろ端の縦の辺
19、インナーマスク本体の壁状の部分の上面
20、インナーマスク本体の壁状の部分の下面
21、頬当ての部分の上の横辺
22、頬当ての部分の下の横辺
23、略円柱状の凸部
24、略板状の凸部
25、ひも状の部材を取り付ける部分
26、インナーマスク本体の、人物が放射性物質対策インナーマスクを装着した時の下面となるところ。略筒状の部分の下面となるところ
27、インナーマスク本体の、人物が放射性物質対策インナーマスクを装着した時の上面となるところ。略筒状の部分の上面となるところ
28、風船状の物体の輪状の部分
29、放射性物質対策インナーマスクのひも状の部材
30、放射性物質対策インナーマスクの下面
31、インナーマスク本体の壁状の部分の内面
32、略筒状の部分
33、略筒状の部分の下面
34、略筒状の部分の上面
35、放射性物質対策インナーマスクのひも状の部材の両端の輪状の部分
36、小さな輪状の部分を根元とする輪状の部分
37、ひも状の部材を取り付ける部分の凹となった部分
38、放射性物質対策インナーマスクのひも状の部材の鋭角になった部分
39、従来のマスクの繊維状の部分
40、従来のマスクのひも状の部材
41、インナーマスク本体の前部中央の縦の線
42、凸部の、インナーマスク本体が垂直になった場合に上辺となって見える部分
43 凸部の、インナーマスク本体が垂直になった場合に下辺となって見える部分
44、袋状の形をしたマスクの布状の部材本体の後ろ四辺の部分の内側に折り込まれる部分
45、凸部の根元に、略U字型の外周を有するインナーマスク本体のUの字の曲がっている部分が入り込んでいる部分
46、口の両端が触れる見えない縦の線
【技術分野】
【0001】
本発明は地表から飛散し、空気中に存在している放射性物質の人体に取り込む量を従来のマスクを装着した時よりも少くすることが出来る構造をした放射性物質対策インナーマスクに関する。
【背景技術】
【0002】
現在世の中で使用されているマスクは、ガスマスクや防塵マスクのような特殊なマスクを除けば、左右に存在する耳かけとなるひも状の部分40を挟んで中央に存在する長方形の繊維状の部分が人物の顔に装着された時はその人物の鼻口部を覆うような図2のような状態となる図1のようなマスクと、そして、前記長方形の繊維状の部分39が人物の顔に装着された時は、その人物の鼻口部の前にくる部分が図4のような前側にふくらんでいる図3のような立体マスクかそれらに近い形状をしたマスクが殆どを占める。
【0003】
しかし、それらのマスクを装着して吸気を行った場合、それらのマスクの空気取り入れ口となる部分は、その装着者が鼻で吸気を行った場合は、その装着者の鼻腔入口の前の繊維状の部分を中心とする部分、また、その装着者が口で吸気を行った場合はその装着者の口の前の繊維状の部分を中心とする部分と云うことになる。
【0004】
つまり、図1や図3のマスクを装着した人物の顔が正面を向き、その顔が正面を向いた状態でその人物が例えば、鼻腔入口から吸気を行った場合、殆どの人物の鼻腔入口はその人物の顔が正面を向いている場合は、前方斜め下の方向かま下を向いている状態になっているので、その装着者の前側に在る空気のいくらかが、その装着者の鼻腔入口を横から見た場合のその鼻腔入口と直角になるところに在る空気、即ち、鼻腔入口の斜め前下かま下に在る空気を中心に上下左右から前記空気取り入れ口に集まって装着者の鼻腔入口に入ると云う流れが発生する。
【0005】
なお本発明に関する公知技術として次の特許文献2を挙げることができる。
【0006】
【特許文献1】特開2000−210388
【特許文献2】特開2004−49356
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
地表に存在している放射性物質は、風等の影響で空気中に飛散するのは間違いなく、そして、その空気中に飛散している放射性物質の空気中の密度は地面、即ち地表に近ければ近いほど高くなっている筈である。
【0008】
〔0002〕で説明している図1や図3のような従来のマスクを人物が装着し、その人物が鼻腔入口で吸気を行った場合に発生する装着者の顔の前に在る空気の流れを〔0004〕で説明している状態にするのではなく、顔が正面を向いた装着者が鼻腔入口又は口で吸気を行った場合は、その装着者の鼻腔入口から上の高さに存在する装着者の顔の前に在る空気が空気取り入れ口を通じてその装着者の鼻腔入口に入ると云う空気の流れをつくることが出来るマスクが在るとすれば、そのマスクを装着して鼻腔入口等で吸気を行った場合は、図1や図3のマスクを装着して吸気を行った時よりも、無風の状態の時は人体に取り込む空気中に存在する放射性物質の量を少くすることが出来る。
【課題を解決するための手段】
【0009】
人物の顔に装着された時は袋状の形をしたマスク2が有するその人物、即ち装着者の鼻口部を覆う状態となっている布状の部材本体3の内側に、耳かけの部分の大部分を形成するひも状の部材29の大半の部分以外の全ての部分が存在している形となっている放射性物質対策インナーマスクであって、その放射性物質対策インナーマスク1が有するインナーマスク本体を垂直、または垂直に近い状態にして上から見ると後面側に凹となる状態で略U字型、または略コ字型をなして、そして上下方向に延びており、その放射性物質対策インナーマスク1が人物の顔に装着された場合は、前記インナーマスク本体11の壁状の部分13と装着者の口とその口の周りの皮膚とで略筒状の部分32が形成され、そして、その放射性物質対策インナーマスクを装着した者が吸気を行った場合、空気取り入れ口となるところは前記略筒状の部分32の上面になることを特微とする。
【0010】
前記放射性物質対策インナーマスク1を垂直にした場合、その垂直にされた放射性物質対策インナーマスク1が有する前記インナーマスク本体11の前記壁状の部分13の上面は水平になっていることを特微とする。
【0011】
前記インナーマスク本体11が、人物の顔に今直ぐ装着されても良い状態の前記放射性物質対策インナーマスク1の主要部となっている時には、そのインナーマスク本体の壁状の部分の下を向いた面の中の何も無いところ、即ち、略筒状の部分になった時にその略筒状の部分の下面になるところを含むそのインナーマスク本体の下部には、非通気性の伸縮性のある袋状の物体12が、そのインナーマスク本体の下部に被さる状態で装着されていることを特微とする。
【0012】
前記放射性物質対策インナーマスク1が有する前記インナーマスク本体11の下部表面には凸部が存在していることを特微とする。
【0013】
前記インナーマスク本体11の下部表面に存在する前記凸部は複数存在していることを特微とする。
【0014】
前記インナーマスク本体11を垂直にした場合、その垂直になったインナーマスク本体下部の表面に存在する前記複数の凸部23、24の全ての凸部は、それら凸部の上辺となって見える部分42、及び下辺となって見える部分43は、水平の状態となって外側に突き出た状態となっていることを特微とする。
【0015】
略U字型の外周を有するインナーマスク本体11の下部表面から出ている複数の凸部の内のそのインナーマスク本体のUの字の曲がっているところから出ている凸部、即ち、つけ根の部分にそのインナーマスク本体のUの字の曲がっている部分が入り込んでいる部分45を有する凸部を除けば、同じインナーマスク本体11から出ている全ての凸部は同じ形状であり同じ大きさであり、そのような凸部を有するインナーマスク本体11を垂直にして、その垂直にしたインナーマスク本体11を正面、または横から見た場合、そのインナーマスク本体下部表面に存在する前記複数の凸部23、24は横に並んで存在しているわけであるが、それら凸部の同じところ、例えば外側先端であり、上先端でもあるところどうしを線でつないだ場合は、それらをつなぐことによって生じるインナーマスク本体の周囲を周る線は水平になることを特微とする。
【0016】
〔0015〕で書かれている同じところを線でつないだとすれば水平の線の状態となる前記複数の凸部23、24は、前記インナーマスク本体の下部の表面に数段階の高さに別れて存在していることを特微とする。
【0017】
前記非通気性の伸縮性のある袋状の物体12は、その先端に伸縮性が強い輪状の部分28を有しているが、垂直になったインナーマスク本体にその袋状の物体12が装着されている状態は、その袋状の物体12の輪状の部分28が上端となる状態で水平、または、ほぼ水平となっており、そのインナーマスク本体下部表面に装着されている袋状の物体の輪状の部分28の高さは、変えることが出来ることを特微とする。
【0018】
前記非通気性の伸縮性のある袋状の物体12はインナーマスク本体に取り付けること、及び、インナーマスク本体から取り外すことが可能であることを特微とする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
【0020】
放射性物質対策インナーマスク1は人物の顔に装着された時は、袋状の形をしたマスク2が有する伸縮性と通気性を有する布状の部材本体3の内側に耳かけの部分4の一部となっているひも状の部材29の全体の役八割の部分以外の前記放射線物質対策インナーマスク1の全体が存在する状態となっている。(図33、図40参照)
【0021】
前記袋状の形をしたマスク2は、上の〔0020〕で説明しているように前記放射性物質対策インナーマスク1を内側にして人物の顔に装着した時、その状態をま横から見た場合は、その袋状の形をしたマスク2の前先端部となっているところが、縦の直線状となっているところに在るか、または、その縦の直線状となっている部分の中段付近の高さのところの前にせり出したところの最前部となっているものが在る。(図10、図12参照)
【0022】
前記袋状の形をしたマスク2が上述のように人物の顔に装着された状態を、その装着者の顔を省いた状態で、その袋状の形をしたマスクのま後ろから見た場合、その袋状の形をしたマスク2の大部分となった状態で存在する前記布状の部材本体3の後ろ端の状態となっている上下左右の四辺の部分7、8、9の角から二本の伸縮性のあるひも状の部材5がその四辺の左右の縦の辺9の上端と下端をつなぐ形で、その袋状の形をしたマスクの左右二対の耳かけ部分となって存在しているが、前記袋状の形をしたマスク2は、その布状の部材本体3と耳かけの部分となった前記ひも状の部材5とで構成されている。(図31参照)
【0023】
そして、その布状の部材本体3の四辺の部分7、8、9とその付近は、その袋状の形をしたマスク2が人物の顔に装着された時にその布状の部材本体3の内側となる方向に折り込まれて、さらにその上から糸等によってぬい付けられている状態となっている関係で後に説明されるマジックテープが存在する部分を除いた他の布状の部材本体3の部分よりも厚くなっている。(図6、図35、図36参照)
【0024】
前記袋状の形をしたマスク2の前記布状の部材本体3の四辺の部分7、8、9は人物がその袋状の形をしたマスク2を装着した時には、その四辺の部分7、8、9の内の上辺7は装着者の目の下の鼻の上部の皮膚とその鼻の上部の皮膚の左右の皮膚、下辺8は、装着者の顎の下を向いた面とその顎の下を向いた面の左右に在る横頬下部の皮膚、そして、左右の縦の辺9は、装着者の横頬の皮膚と密着、またはほぼ密着する形で前記布状の部材本体3の内側に存在する前記放射性物質対策インナーマスク1のインナーマスク本体11に風船状の物体12を取り付けたもの10をその布状の部材本体3がすっぽりと覆う形で存在している。(図10、図11、図12、図41参照)
【0025】
前記布状の部材本体3の、前記袋状の形をしたマスク2が人物の顔に装着された時に内側となる面即ち布状の部材本体の内側の面には、極めて細い糸状の部材で縦方向にぬい付けられた数体、または十数体のマジックテープが存在しており、それらマジックテープは、前記袋状の形をしたマスク2が、前記放射性物質対策インナーマスク1の殆どの部分を縁側にして、人物の顔に装着された時には、前記放射性物質対策インナーマスクが有する前記インナーマスク本体の壁状の部分13のの表面に貼られているマジックテープと密着している状態となっている。(図12、図13、図15、図31参照)
【0026】
人物の顔に装着された時に前記袋状の形をしたマスク2の布状の部材本体3の内側に前記風船状の物体12が取り付けられたインナーマスク本体11が存在する形となる放射性物質対策インナーマスク1は前記のインナーマスク本体11、前記風船状の物体12、そして、左右一対の耳かけの部分14となっているひも状の部材29によって構成されている。(図8、図16、図19、図25、図29、図30参照)
【0027】
前記放射性物質対策インナーマスク1が正面を向いた人物の顔に装着された時に、その放射性物質対策インナーマスク1が有する非通気性のインナーマスク本体11の前記壁状の部分13の左右上部の後ろ側には、その壁状の部分と比べて柔らかい状態の縦長長方形の頬当ての部分15が在るが、前記壁状の部分13とその頬当ての部分15との境目でもあるその頬当ての部分の前端縦辺16から下に続く前記壁状の部分の後ろ端の縦の辺、即ちインナーマスクの本体の壁状の部分の後ろ端の縦の辺17、又は前記頬当ての部分の後ろ端の縦の辺18が前記頬当ての部分15が上になっている状態、即ち放射性物質対策インナーマスク又は、放射性物質対策インナーマスクが有するインナーマスク本体11が、正面を向いた人物の顔に放射性物質対策インナーマスクが装着されているのと同じ姿勢で垂直になっている状態を放射性物質対策インナーマスクが垂直になった状態、インナーマスク本体11が垂直になった状
【0028】
前記放射性物質対策インナーマスク1の前記インナーマスク本体11を垂直にして横から見た場合、その縦長の略長方形に見えるインナーマスク本体の前先端部は、全体が垂直の縦の線状となって見えるものと、その垂直の線のほぼ中央にあたる高さのところが前へ突き出たカーブの前先端部となり、その前へ突き出たカーブの前先端部がインナーマスク本体11の前先端部となる形状のものが在る。(図8、図32参照)
【0029】
やはり前記インナーマスク本体11を垂直にしてま横からみた場合、そのインナーマスク本体11の壁状の部分13の上面19と下の面20は、ともに左右の部分は同じ高さであり、前記壁状の部分の上面19と下の面20は水平となっている。(図32、図38参照)
【0030】
そして、やはり、そのインナーマスク本体11の壁状の部分13の上部の後ろ側には、その壁状の部分13と比べれば柔らかな硬度を有する上の横辺21をその壁状の部分の上面から続く延長線上とする縦長長方形の前記頬当ての部分15が在る。(図8、図14、図29、図30参照)
【0031】
そして、その垂直にしたインナーマスク本体11の頬当ての部分15の下の横辺22は、水平であり、その水平になった下の横辺22の前の延長線上の下、即ちインナーマスク本体下部表面には複数の凸部23、24が存在しておりそれら凸部は略U字型の外周を有するインナーマスク本体11の下部表面から出ている複数の凸部の内のそのインナーマスク本体のUの字の曲がっているところから出ている凸部、即ち、つけ根の部分にそのインナーマスク本体のUの字の曲がっている部分が入り込んでいる部分45を有する凸部を除けば、同じインナーマスク本体から出ている全ての凸部は同じ形状であり同じ大きさであり、そのような凸部を有するインナーマスク本体11を垂直にして、その垂直にしたインナーマスク本体11を正面、または横から見た場合、それら凸部の上辺となって見える部分42、及び下辺となって見える部分43は水平の状態となって外側に突き出た状態となっており、そして、それら凸部23、24は、数段階の高さに分かれて存在しており、そのそれぞれの高さのところに在る凸部の同じところ、例えば、外側先端であり、上先端であるところどうしを横線でつないだ場合は、それらをつなぐことによって生じるインナーマスク本体の周囲を周る線は水平となっている。(図29、図30、図32、図38、図39、図42参照)
【0032】
前記インナーマスク本体11の表面から外側に突き出た凸部23、24は略円柱状と略板状の二種類あり、前記インナーマスクの本体11は前記略円柱状の凸部のみを有するものと前記略板状の凸部のみを有するものがあり、そして、それぞれの凸部23、24特に略板状の凸部24はそのインナーマスク本体11の表面周囲を囲むように存在する一枚ではなく複数に別れて存在している理由は、そのインナーマスク本体11の壁状の部分13の左右の後ろ端を弱い力でも左右に広げやすくするためである。(図8、図25、図29、図32、図42参照)
【0033】
そして、前記インナーマスク本体11の壁状の部分表面の前の部分の上部には、そのインナーマスク本体11の前部中央の縦の線41を中央とする状態のマジックテープが貼られている。(図25、図29参照)
【0034】
そのインナーマスク本体11の壁状の部分13の左右側面の表面からは、左右側面ともに同じ位置、即ちそれぞれが左右対称となる位置に、そのインナーマスク本体11を垂直にしてま横から見た場合、上の部分が下の部分よりも前になる位置関係で上下となって存在するひも状の部材を取り付ける部分25が片面に二体、左右側面に計四体存在しており、それら、そのインナーマスク本体側面表面から外側に突き出た状態で存在する略長方形のひも状の部材を取り付ける部分25は、四体ともに前記インナーマスク本体側面表面に近いところは他の左右の表面の部分と比べて内側に凹んだ凹となっている部分37となっている(図5、図18、図37参照)
【0035】
前記インナーマスク本体11の壁状の部分13の表面から外側に向って出ている略円柱状、または略板状の複数の凸部23、24は、伸縮性を有する非通気性の袋状の物体、即ち、風船状の物体12をそのインナーマスク本体11の下部に取り付けた時に、そのインナーマスク本体に取り付けられているその風船状の物体12が、そのインナーマスク本体の下部の位置から下面の方向にずれること、または、インナーマスク本体11から前記風船状の物体12が脱落することを防止するためのものである。(図8、図25、図29、図30、図32、図33参照)
【0036】
その風船状の物体12は、他の部分と比べて厚くなっている輪状の部分28を有しており、その輪状の部分28の横断切断面は略円状の外周で、その外周の中は他の部分と同じ素材のビニール状の物質、又はゴム状の物質が詰まったもの、または、輪の外側、または、内側に向って巻いた渦巻き状となったものが在る。(図21、図22、図23、図24参照)
【0037】
前記インナーマスク本体11に前記風船状の物体12を装着する方法は極めて簡単であり、その方法は、例えば、その風船状の物体12を下側に輪状の部分が来ている状態にして、そして、その輪状の部分の輪の中に、その輪の下から両手の甲が左右外側に向いた状態の親指以外の全ての指を入れて、そして、その親指以外の全ての指先が上を向くようにその四本の指を内側に曲げ、そして、その四本の指を外側に開いて、その四本の指を外側に開いたまま左右外側に引けば前記輪状の部分28の輪が大きくなり、その大きくなった輪の部分28を、机等の平らな面に、下面、即ち略筒状の部分となった時に下面となるところ26が上になる状態で逆さに立てておいた前記インナーマスク本体11の上となった下面から覆いかぶせるようにしてその下面も含めたインナーマスク本体11の下部を覆う状態で装着する。(図27、図38参照)
【0038】
そして、その風船状の物体12が前記インナーマスク本体11に取り付けられている時の、その風船状の物体の輪状の部分28の高さを変える方法は、極めて簡単であり、そうするためには、インナーマスク本体に取り付けられている風船状の物体を取り外す作業を先に行う必要がある。
【0039】
放射性物質対策インナーマスクから前記風船状の物体12を取り外す方法は極めて簡単であり、それは、その風船状の物体の輪状の部分28の中の輪をインナーマスク本体の外周よりも二回りほど大きくすればほぼ解決するのであるが、その状態にするための第一段階をつくる方法として、放射性物質対策インナーマスク1のインナーマスク本体11の風船状の物体が覆っていない部分以外のところを片手で持ち、もう片方の手をその風船状の物体12の輪状の部分28の中に手を入れて、その手を引く等して輪状の部分28の中の輪を広げてみるのも一つの方法である。(図30参照)
【0040】
そして、〔0037〕の要領でインナーマスク本体に風船状の物体を装着する時に、風船状の物体の輪状の部分28を数段に別れて、インナーマスク本体11の現在は上の状態になっている下部表面に在る凸部の横列どうしの何処の間に置くか、または、人物が放射性物質対策インナーマスク1を装着した時には最上部の凸部23、24の横列となる現在は最下段となっている凸部23、24の横列の下側に置くかでインナーマスク本体11に取り付けられた時の風船状の物体12の輪状の部分28の高さが変わってくる。また、インナーマスク本体11に装着されている風船状の物体12をそのインナーマスク本体から取り外さなくても、そのインナーマスク本体11に装着されている風船状の物体12の輪状の部分28を伸ばせば、輪状の部分28の高さを変えることが出来る。(図27、図30図38参照)
【0041】
そして、垂直にしたインナーマスク本体11を上から見た場合は、そのインナーマスク本体11の壁状の部分13は、略コ字型と略U字型の大きく分けるとその二種類であるが、そして、その略U字型と略コ字型の壁状の部分13には、前先端部が垂直になっているものと、前先端部が前に出ているカーブの先端部となる状態のものが在り、それら全ての垂直となったインナーマスク本体11は、それら11の中央を縦に切断した場合は、左右対称となる形になっている。(図8、図15、図14、図32、図33参照)
【0042】
先にも述べているように前記インナーマスク本体11の前記頬当ての部分15は、前記壁状の部分13と比べれば硬度は非常に柔らかく、その頬当ての部分15は、垂直にしたインナーマスク本体を上から見た場合、左右対称に外側へ同じ角度、即ち、前に在る前記壁状の部分の後部の見えない後ろの延長線から約1度〜20度の角度で外側に開いており、例えば、地面から垂直に出ている平状の壁の表面に、前記インナーマスク本体11をそのインナーマスク本体11の前記左右の頬当ての部分15が軽く当たるようにし、そして、インナーマスク本体前側表面に指を当て、そして、その平状の壁の表面に向って力を加えると、前記左右の頬当ての部分15は前記平状の壁の表面と平行となり、その時の前記頬当ての部分15の前に位置する前記壁状の部分の後部は、前記平状の壁の表面と直角であり、そして、その平状の壁の表面に向って力を加えている指にさらに力を加えると、そのインナーマスク本体11は、その指で押す圧力と平状の壁の表面から来る圧力だけで空中に浮く状態となるが、そのインナーマスク本体の壁状の部分13は、上述のようにインナーマスク本体が空中に浮く状態になった直後でも形状を変えない硬度を有している。(図29、図32、図34参照)
【0043】
また、前先端部が前にふくらんでいるインナーマスク本体ではなく、垂直になった状態を横から見た場合、垂直の縦の線の状態となる前先端部を有するインナーマスク本体の下部に前記風船状の物体12を被せたものを垂直にしてそれをま下から見た場合、その風船状の物体12とそのインナーマスク本体が有する頬当ての部分15とひも状の部材を取り付ける部分25が見える状態となり、また、そのインナーマスク本体下部に装着された前記風船状の物体12の前記輪状の部分28がそのインナーマスク本体下部に数段階の高さに分かれてそれぞれ同じ部分をつないだ横線が水平の状態となって存在する凸部どうしをつないだ線と線の間に在る場合は上記で示しているインナーマスク本体に前記風船状の物体を装着したものをま下から見た場合に見える状態となる部分に加えて、その輪状の部分28から上の凸部の一部が見える状態になることもある。(図7参照)
【0044】
人物の顔に装着され、垂直の状態となった放射性物質対策インナーマスク1をま横から見た場合、その壁状の部分の上面19は、装着者の鼻腔入口よりも上、その下面20は、装着者の顎の下先端あたりかそれよりも下の位置にあり、云い方を変えれば上記の状態となる放射性物質対策インナーマスク1を人物はした方が良いと云うことである。(図33参照)
【0045】
上の〔0044〕の状態となった放射性物質対策インナーマスク1が有する風船状の物体12は、後ろ側、即ち装着者側を向いている部分の輪状の部分28がその装着者の口の下の顎の前を向いた面と密着し、そして、その輪状の部分の下の部分は、装着者の顎の前を向いた面、または、顎の前を向いた面と顎の下を向いた面と密着している。(図26、図33参照)
【0046】
前記放射性物質対策インナーマスク1が人物の顔に装着されている時は、その人物、即ち、装着者の口とその口の周りの皮膚を面とする部分と前記インナーマスク本体11と前記風船状の物体12とによってつくられる略筒状の部分を形成している状態となっているが、人物の顔に装着された放射性物質対策インナーマスク1を横から見た場合の内部の様子は、その装着者の鼻の前先端部とその鼻の前先端部の前に位置する壁状の部分の内面のところ31とは必ず隙間を有している。(図28、図33参照)
【0047】
そして、人物の顔に装着され、垂直になった放射性物質対策インナーマスク1を正面から見た場合、前記インナーマスク本体11の壁状の部分13の上面19は装着者の鼻腔入口よりも必ず上の位置にあり、そして、その壁状の部分が水平の場合は、その壁状の部分の上面と同じ高さのところを水平の状態で上先端とする前記頬当ての部分15は放射線物質対策インナーマスクが人物の顔に装着されていない時よりも開いて装着者の頬と密着しており、頬当ての部分15がその装着者の頬と密着している様子は、その頬当ての部分15の縦となっている内側の端、即ち、壁状の部分と頬当ての部分との境目の部分16も含む壁状の部分13は、装着者の口の左右の端よりも外側の皮膚と、そして、その頬当ての部分15の後ろ端の縦の辺18は、装着者の横頬から外にはみ出していない状態で装着者の頬と密着している。(図26、図28、図29、図33参照)
【0048】
そして、人物の顔に装着され、垂直になった放射性物質対策インナーマスク1を正面から見た場合の前記風船状の物体12に覆われた状態の、その放射性物質対策インナーマスクの下面30は、装着者の顎の下先端かその付近、または、顎の下先端よりも下の高さで水平となって存在している。(図15、図33、図40参照)
【0049】
上の〔0048〕の状態となった放射性物質対策インナーマスクが有する前記風船状の物体12の後ろ側、即ち装着者側となっている部分の様子は、その輪状の部分28は、水平、または水平に近い状態でその装着者の口から下の顎の前を向いた部分の皮膚と密着しており、そして、その輪状の部分の下の部分は顎の前を向いた面と、または顎の前を向いた面と顎の下を向いた面の両方の皮膚と密着している状態となっている。(図26、図33、図40参照)
【0050】
そして、人物の顔に装着されて垂直になった放射性物質対策インナーマスクを上から見た場合は、前記インナーマスク本体11の壁状の部分の内面31は、その装着者の鼻の表面の皮膚とは全く触れていないように見える。(図28、図33、図40参照)
【0051】
放射性物質対策インナーマスク1は、上述の状態となって人物の顔に装着されることで、その放射性物質対策インナーマスク1が有する前記インナーマスク本体11の前記壁状の部分13と装着者の口とその口のまわりの皮膚とで略筒状の部分32を形成することが出来、そして、その略筒状の部分32を形成するインナーマスク本体の壁状の部分13の略筒状の部分の下面となるところ26も含めたその壁状の部分の下部を覆っている非通気性の風船状の物体12の装着者側となっている部分全体を装着者の口の下の皮膚と密着している状態をつくることで、その略筒状の部分の下面33も含めたその略筒状の部分の下部からは外気が入ることは出来ず、装着者が吸気を行った時に空気取り入れ口となるところは、その略筒状の部分の上面34のみとなり、そして、上述の如く、その略筒状の部分の上面34は、装着者が正面を向いてその装着者が装着しているその放射線物質対策インナーマスク1が垂直の場合は、その装着者の鼻腔入口よりも上に在る状態となる。(図15、図25、図26、図33、図40参照)
【0052】
今迄述べているように人物の顔に装着された状態の垂直になった放射性物質対策インナーマスク1は、水平になった状態の空気取り入れ口の役目を果たすところは、前記略筒状の部分の上面34で、その略筒状の部分の上面34は、装着者の鼻腔入口よりも上に在ることで、例えば、装着者が鼻腔入口から吸気を行うと、その装着者の顎の下先端付近の高さのところの装着者の前に在る空気が一旦上がってその空気取り入れ口付近で下へ折れ曲がって装着者の鼻腔入口に入ると云うことは考えにくくよって放射性物質対策インナーマスク1は、装着した人物が吸気を行った時に空気取り入れ口の前に在る上下左右の空気がその空気取り入れ口から入ると云う構造をしている図1や図3の従来のマスクよりも空気中に存在する放射性物質を体内に取り込む量を少くすることが出来る構造をしている。(図1、図3、図33、図40参照)
【0053】
上の〔0052〕につけ加えて述べると、地表に放射性物質が存在している場合、当然のことながら空気中に漂う放射性物質の濃度は、その地表に存在している放射性物質が風等で舞い上がる関係で地面に近ければ近いほど濃くなるので、図1や図3の従来のマスクと放射性物質対策インナーマスクを比較した場合、当然放射性物質対策インナーマスク1を装着して吸気を行った方が人体に良いことは明らかである。
【0054】
そして、放射性物質対策インナーマスク1を人物の顔に装着する方法は極めて簡単であり、その方法はまず最初に、その放射性物質対策インナーマスクが有するインナーマスの本体11の頬当ての部分15の、インナーマスク本体が垂直ならば水平となる上辺、即ち、上の横辺21が正面を向いた状態のその装着者の顔の鼻腔入口の高さよりも上で目の下の高さにくるようにし、そして、左右の頬当ての部分15を両手で広げて広い角度にし、その広い角度になった頬当ての部分15を装着者の頬に密着させ、そして、その頬当ての部分の前端縦辺16、即ち壁状の部分と頬当ての部分の境目の縦の辺が口の両端が触れる見えない縦の線46よりも外側の皮膚、そして、その頬当ての部分の後ろ側の縦の辺18が装着者の横頬の外側にはみ出さない状態で皮膚と密着するようにし、そして、その頬当ての部分15が上で述べているような状態となった時に、その装着者の鼻の前先端部とその鼻の前先端部の前に在る壁状の部分13の内面のところ31の間に隙間が在ることを確認する。(図14、図15、図26、図28、図33、図40参照)
【0055】
また、インナーマスク本体11の前記壁状の部分13の左右の後ろ端の縦の辺17どうしを最短で結んだ直線の距離が装着者の口の横幅の長さよりも短くその壁状の部分13を有する放射性物質対策インナーマスク1の頬当ての部分15を装着者の顔に押し当てた場合、その装着者の口の両端が触れる見えない縦の線46に前記頬当ての部分の前端縦辺16が触れるかその見えない縦の線の内側に入る場合は、その放射性物質対策インナーマスク1のインナーマスク本体の壁状の部分13の左右の後ろ端の縦の辺17を左右に広げて上の〔0054〕の状態にすれば良い。(図26、図28、図14、図45参照)
【0056】
そして、放射性物質対策インナーマスク1を装着者の顔に押し当てた場合、前記頬当ての部分の後ろ端の縦の辺18が装着者の横頬の外に出て、その放射性物質対策インナーマスク1がその装着者の顔の後ろ側にずれる恐れがある場合は、上の〔0054〕の状態となる放射性物質対策インナーマスク1が〔0055〕の大きさの放射性物質対策インナーマスク1に取り替えれば良い。
【0057】
そして、〔0054〕の状態になった時に前記インナーマスクの本体の下部に装着されている前記風船状の物体12の装着者側に在るところの輪状の部分28は装着者の口の下の顎の下を向いた面と密着しており、そして、その装着者側に在る輪状の部分28の下となっている部分は装着者の顎の前を向いた面、または顎の前を向いた面と顎の下を向いた面の両方の面と密着している状態となっている。(図26、図33、図40参照)
【0058】
人物が放射性物質対策インナーマスク1を装着しようとした時に、その放射性物質対策インナーマスク1が有する前記頬当ての部分15が〔0054〕の状態となり、その頬当ての部分が〔0054〕の状態となった時にその放射性物質対策インナーマスク1が有する前記風船状の物体12が〔0057〕の状態とならない時、即ち、その風船状の物体12の装着者側となっている輪状の部分28が装着者の口に触れるような状態となる時は、〔0040〕で示しているようにその風船状の物体12の高さを変えれば良いのであるが、その風船状の物体の位置を変えても〔0057〕の状態にならない時は、〔0054〕となった時に〔0057〕の状態となる放射性物質対策インナーマスク1に替えてその人物が装着すれば良い。
【0059】
放射性物質対策インナーマスク1の後ろ側となるところを人物の顔に押し付け、〔0054〕と〔0057〕の状態になったら、前記インナーマスク本体11の側面から伸びている左右一対の耳かけの部分14の伸縮性のあるひも状の部材29を左右の耳にかければ放射性物質対策インナーマスクを人物の顔に装着する作業は完了であり、その人物に装着された放射性物質対策インナーマスク1の上から、前記袋状の形をしたマスク2をかぶせ、その袋状の形をしたマスク2が有する布状の部材本体3の内側に在る数体、または十数体のマジックテープとインナーマスク本体の表面に在るマジックテープを、その布状の部材本体の表面を内側に向って指で押す等して密着させ、そして、前記布状の部材3から伸びている左右一対の耳かけの部分4のひも状の部材5を人物の両耳にかければ、その状態で装着者が吸気を行えば前記袋状の形をしたマスク2が有する前記布状の部材本体3の繊維状の網の目から入った空気は、放射性物質対策インナーマスク1の空気取り入れ口34から入ると云う現象が起きる。(図10、図11、図12、図13、図15、図25、図26、図33、図40参照)
【0060】
また、放射性物質対策インナーマスクのインナーマスク本体が有するひも状の部材を取り付ける部分25から出ている前記ひも状の部材29を交換、即ち前記ひも状の部材を取り付ける部分25から出ている前記ひも状の部材29を取り外すこと、または、前記ひも状の部材を取り付ける部分25に新しいひも状の部材を取り付けることは出来るがそれらの方法は極めて簡単であり、今からそれらの方法について説明することにする。
【0061】
前記左右の耳かけの部分を形成する前記ひも状の部材29は伸縮性があり、それらひも状の部材29の両端の部分35は小さな輪状となっている。(図16、図19参照)
【0062】
放射性物質対策インナーマスク1の左右一対の耳かけの部分の一部となったそれらひも状の部材29の前記両端の部分35とその両端の部分付近の部分は、前記インナーマスク本体11の側面に、そのインナーマスク本体11が垂直になったのを横から見た場合、上の部分が下の部分よりも前になって位置する形で存在する左右二対の、インナーマスク本体側面表面に近い部分が他の部分と比べて幅の挟い略長方形となってそのインナーマスク本体側面表面から出ている前記ひも状の部材を取り付ける部分25を締め付ける形で取り付けられている。(図15、図18、図37参照)
【0063】
前記ひも状の部材29の両端の部分35とその付近は、前記ひも状の部材を取り付ける部分25のインナーマスク本体側面表面に近い他の部分よりも幅の挟いところ、即ち、左右両端から内側に凹んだ凹となった部分37を締め付ける形で取り付けられている。(図18、図37参照)
【0064】
前記ひも状の部材29を前記インナーマスク本体11が有する前記ひも状の部材を取り付ける部分25から取り外す方法は、そのひも状の部材を取り付ける部分の凹となった部分37の外側周りにその凹となった部分37を締め付ける状態で位置しているそのひも状の部材の端の輪状の部分35かその付近のところをラジオペンチ等でつまみ手前に引き寄せる。(図16、図17参照)
【0065】
〔0064〕のようにすると、前記ひも状の部材の端の輪状の部分を根元とする小さな輪状の部分を根元とする輪状の部分36の輪が大きくなり、即ちひも状の部材を取り付ける部分25は、今迄自身25を締め付けていた今迄よりも大きくなった状態の小さな輪状の部分を根元とする輪状の部分36の輪の中に充分な隙間を有して存在している状態となるので、そのひも状の部材29は、前記ひも状の部材を取り付ける部分25、即ち、インナーマスク本体から簡単に取り外すことが出来る。(図17参照)
【0066】
そして、そのひも状の部材29をインナーマスク本体11に取り付ける方法は、まず前記ひも状の部材11の両端の小さな輪状の部分35のひも状のところを指でつまんで輪をつくり、その指でつまんでつくった輪の先端、即ち、指でつまんでいるところと最も遠い距離に在ると思われる輪の部分を鋭角にし、その鋭角になった部分38の鋭角状の先端を前記ひも状の部材の端の輪状の部分35の輪の中に入れ、即ち挿入して、そして、その挿入した鋭角状の先端がさらに奥に入るようにして、前記小さな輪状の部分を根元とする輪状の部分36をつくり、その小さな輪状の部分を根元とする輪状の部分36の輪の中に前記ひも状の部材を取り付ける部分25がくるようにして、そしてその輪を段々と小さくしてゆき、そして、最後にそのひも状の部材を取り付ける部分の凹となった部分37をそのひも状の部材で締め付け、その作業を四回行い、インナーマスク本体11と前記ひも状の部材を図8や図15のような状態にすればインナーマスク本体にひも状の部材を取り付ける作業は完了である。(図16、図18、図19、図5、図43、図44参照)
【産業上の利用可能性】
【0067】
本発明は人物の顔に装着されている時は布状の部材3の内側に存在する形となる放射性物質対策インナーマスクであって上述のように人物の顔に装着してその人物が吸気を行えば、その人物、即ち装着者の顔が正面を向いた状態でその放射性物質対策インナーマスクが垂直の場合で無風の状態であれば、主にその装着者の鼻腔入口から上でその装着者の顔の前に在る空気が前記布状の部材の繊維状の網の目を通って装着者の鼻腔入口、又は口まで運ばれる。
【図面の簡単な説明】
【0068】
【図1】左右の耳かけの部分の中央に横長長方形の繊維状の部分を有する従来のマスクの斜視図である。
【図2】図1のマスクを人物の顔に装着された様子をその人物の左横から視た図である。
【図3】立体マスクの斜視図である。
【図4】図3のマスクを装着した人物の顔をその人物の左横から視た図である。
【図5】ひも状の部材を取り付ける部分が有する凹となった部分にひも状の部材を取り付けようとしている図である。
【図6】袋状の形をしたマスクの布状の部材本体の後ろ四辺の内のいづれか一辺の内側に折り込まれる部分を内側に折り込み、その内側に折り込まれる部分が糸と針により縫われる様子を現した図である。
【図7】垂直になった前側がふくらんでいない略U字型の外周を有するインナーマスク本体に風船状の物体が装着されたものをま下から視た図である。
【図8】数段在る凸部の横となって見える列の内の最上段と上から二段目の間に輪状の部分が在る状態で風船状の物体が装着されている垂直となった放射性物質対策インナーマスクを、その放射性物質対策インナーマスクの左横から視た図である。
【図9】正面を向いた人物の顔に垂直になった状態で装着された前側がふくらんでいない略U字型の外周を有する放射性物質対策インナーマスクをま下から見た図である。
【図10】正面を向いた人物の顔に装着された、内側に前側がふくらんでいる放射性物質対策インナーマスクを存在させている袋状の形をしたマスクをその人物の左横から視た図である。
【図11】正面を向いた人物の顔に装着された、放射性物質対策インナーマスクを内側に存在させている状態の袋状の形をしたマスクを正面から視た図である。
【図12】正面を向いた人物の顔に装着された、内側に前側がふくらんでいない状態の放射性物質対策インナーマスクを存在させている袋状の形をしたマスクをその人物の左横から視た図である。
【図13】人物の顔に装着された袋状の形をしたマスクとその袋状の形をしたマスクの内側に存在する放射性物質対策インナーマスクの、それぞれが有するマジックテープどうしが密着している布状の部材本体とインナーマスク本体の前部の縦切断面の図である。
【図14】放射性物質対策インナーマスクが有する左右の頬当ての部分を両手で外側に開いて人物が自分の顔にその放射性物質対策インナーマスクの頬当ての部分を当てようとするその人物が自分身身の顔に放射性物質対策インナーマスクを装着しようとする初期動作を上から視た図である。
【図15】人物の顔に装着された前側がふくらんでいない放射性物質対策インナーマスクをその人物の左横の方向から視た図である。
【図16】放射線物質インナーマスクのインナーマスク本体に装着されるひも状の部材の小さな輪状の部分を根元とする輪状の部分とその他の部分の図である。
【図17】放射性物質対策インナーマスクが有するインナーマスク本体が有するひも状の部材を取り付ける部分に取り付けられているひも状の部材を取り外そうとしている図である。
【図18】ひも状の部材を取り付ける部分の凹となった部分にひも状の部材を取り付けようとしている図である。
【図19】放射性物質対策インナーマスクの一部となるひも状の部材の図である。
【図20】袋状の形をしたマスクの一部となるひも状の部材の図である。
【図21】風船状の物体の、内側に巻いている状態の輪状の部分とその付近の横断切断面である。
【図22】輪状の部分が上になった状態の風船状の物体を外から視た図である。
【図23】風船状の物体の中が詰まった状態の輪状の部分とその付近の横断切断面である。
【図24】風船状の物体の、外側に巻いた状態の輪状の部分の横断切断面の図である。
【図25】放射性物質対策インナーマスクのみを装着した人物の正面を向いた顔をその人物の正面から視た図である。
【図26】正面を向いた人物の顔に装着された放射性物質対策インナーマスクの前後幅の中央を横断切断して、その横断切断したところを前から見る状態にしてその放射性物質対策インナーマスクの中の様子とその人物の口や鼻等の位置を示した図である。
【図27】〔図38〕になった状態の風船状の物体の引き伸ばされた輪状の部分の様子をその輪状の部分を水平、または水平に縦断切断することで現した図である。
【図28】人物の顔に装着された前側がふくらんでいない略コ字型の外周を有する垂直になった放射性物質対策インナーマスクのその装着者の鼻の前先端部よりもほんの少し上のところを水平に切断したところを上から視た図である。
【図29】略板状の凸部を有する前側がふくらんでいない略U字型の外周を有するインナーマスク本体の前斜め左上からそのインナーマスク本体を視た図である。
【図30】ひも状の部材が取り付けられている前側がふくらんでいないインナーマスク本体に風船状の物体を取り付けようとしているかそのインナーマスク本体から風船状の物体を取り外そうとしているか、または、そのインナーマスク本体に取り付けられている風船状の物体の輪状の部分の高さを変えようとしている図である。
【図31】内側に人類の顔に装着された放射性物質対策インナーマスクが存在する状態の人類の顔に装着された袋状の形をしたマスクを上記の状態、即ち形状を保ったまま、その人物の顔と放射性物質対策インナーマスクを省いた状態にして後ろ側から視た図である。
【図32】地面から垂直に伸びた平面状の壁に、前側がふくらんでいるインナーマスク本体にそのインナーマスク本体の前側から後ろに指で力を加える形でそのインナーマスク本体を平面状の壁に押し当てる形で空中に浮かしている形を横から見た図である。
【図33】人物の顔に装着された前側がふくらんでいない放射性物質対策インナーマスクの内部の様子をその人物の左横から見る角度で現した図である。
【図34】〔図32〕の状態を上から視た図である。
【図35】袋状の形をしたマスクの布状の部材本体のひも状の部材が縫い付けられている部分の縫い目の状態を現した図である。
【図36】袋状の形をしたマスクの布状の部材本体の後ろ四辺の部分の内側に折り込まれる部分が内側に折り込まれていない状態を現した図である。
【図37】インナーマスク本体側面に存在するひも状の部材を取り付ける部分を横から見た図である。
【図38】平らな面の上に置かれた逆さになった前側がふくらんでいない状態のひも状の部材が取り付けられたインナーマスク本体の現在は上になっている下面の上からそのインナーマスク本体下部に風船状の物体を被せようとしている図である。
【図39】垂直にした略板状の凸部を有する前側がふくらんでいないインナーマスク本体の最下段の凸部の上のところを水平にした切断面を上から視た図である。
【図40】袋状の形をしたマスクの内側に存在する形で人物の顔に装着されている前側がふくらんでいない放射性物質対策インナーマスクの内部の様子をその人物の左横から視る角度で現した図である。
【図41】人物の顔に装着された前側がふくらんでいな略U字型の外周を有する放射性物質対策インナーマスクの上から装着された袋状の形をしたマスクを垂直にして、その袋状の形をしたマスクをま下から視た図である。
【図42】前側がふくらんでいない垂直にされたインナーマスク本体の壁状の部分から出ている一つの略円柱状の凸部を斜め上から視た図である。
【図43】放射性物質対策インナーマスクに装着されるひも状の部材のひも状の部分に輪をつくりその輪の鋭角になった部分をそのひも状の部材の端の輪状の部分に入れようとしている図である。
【図44】〔図43〕で説明している鋭角の部分がひも状の部材の端の輪状の部分の輪の中に入り、小さな輪状の部分を根元とする輪状の部分が出来はじめた図である。
【図45】放射性物質対策インナーマスクの左右の頬当ての部分を両手でつまみ、その頬当ての部分と、その頬当ての部分の下に在る壁状の部分の後ろ端の縦の辺を左右外側に広げている様子を上から視た図である。
【符号の説明】
【0069】
1、放射性物質対策インナーマスク
2、袋状の形をしたマスク
3、袋状の形をしたマスクの布状の部材本体
4、袋状の形をしたマスクの耳かけの部分
5、袋状の形をしたマスクの耳かけの部分となるひも状の部材
6 袋状の形をしたマスクの耳かけの部分となるひも状の部材の端の部分
7、袋状の形をしたマスクの布状の部材本体の人物の顔に装着された時に上辺となる部分
8、袋状の形をしたマスクの布状の部材本体の人物の顔に装着された時に下辺となる部分
9、袋状の形をしたマスクの布状の部材本体の人物の顔に装着された時に左右の縦の辺となる部分
10 インナーマスク本体に風船状の物体を取り付けたもの
11、インナーマスク本体
12、風船状の物体
13、インナーマスク本体の壁状の部分
14、放射性物質対策のインナーマスクの耳かけの部分
15、頬当ての部分
16、頬当ての部分の前端縦辺
17、インナーマスク本体の壁状の部分の後ろ端の縦の辺
18、頬当ての部分の後ろ端の縦の辺
19、インナーマスク本体の壁状の部分の上面
20、インナーマスク本体の壁状の部分の下面
21、頬当ての部分の上の横辺
22、頬当ての部分の下の横辺
23、略円柱状の凸部
24、略板状の凸部
25、ひも状の部材を取り付ける部分
26、インナーマスク本体の、人物が放射性物質対策インナーマスクを装着した時の下面となるところ。略筒状の部分の下面となるところ
27、インナーマスク本体の、人物が放射性物質対策インナーマスクを装着した時の上面となるところ。略筒状の部分の上面となるところ
28、風船状の物体の輪状の部分
29、放射性物質対策インナーマスクのひも状の部材
30、放射性物質対策インナーマスクの下面
31、インナーマスク本体の壁状の部分の内面
32、略筒状の部分
33、略筒状の部分の下面
34、略筒状の部分の上面
35、放射性物質対策インナーマスクのひも状の部材の両端の輪状の部分
36、小さな輪状の部分を根元とする輪状の部分
37、ひも状の部材を取り付ける部分の凹となった部分
38、放射性物質対策インナーマスクのひも状の部材の鋭角になった部分
39、従来のマスクの繊維状の部分
40、従来のマスクのひも状の部材
41、インナーマスク本体の前部中央の縦の線
42、凸部の、インナーマスク本体が垂直になった場合に上辺となって見える部分
43 凸部の、インナーマスク本体が垂直になった場合に下辺となって見える部分
44、袋状の形をしたマスクの布状の部材本体の後ろ四辺の部分の内側に折り込まれる部分
45、凸部の根元に、略U字型の外周を有するインナーマスク本体のUの字の曲がっている部分が入り込んでいる部分
46、口の両端が触れる見えない縦の線
【特許請求の範囲】
【請求項1】
人物の顔に装着された時は袋状の形をしたマスク2が有するその人物、即ち装着者の鼻口部を覆う状態となっている布状の部材本体3の内側に、耳かけの部分の大部分を形成するひも状の部材29の大半の部分以外の全ての部分が存在している形となっている放射性物質対策インナーマスク1であって、その放射性物質対策インナーマスクの1が有するインナーマスク本体11を垂直、または垂直に近い状態にして上から見ると後面側に凹となる状態で略U字型、または、略コ字型をなして、そして上下方向に延びた、その放射性物質対策インナーマスク1が人物の顔に装着された場合は、前記インナーマスク本体11の壁状の部分13と装着者の口とその口の周りの皮膚とで略筒状の部分32が形成され、そして、その放射性物質対策インナーマスク1を装着した者が吸気を行った場合、空気取り入れ口となるところは前記略筒状の部分32の上面になることを特徴とする放射性物質対策インナーマスク。
【請求項2】
前記放射性物質対策インナーマスク1を垂直にした場合、その垂直にされた放射性物質対策インナーマスク1が有する前記インナーマスク本体11の前記壁状の部分の上面は水平になっていることを特徴とする請求項1記載の放射性物質対策インナーマスク。
【請求項3】
前記インナーマスク本体11が人物の顔に今直ぐ装着されても良い状態の前記放射性物質対策インナーマスク1の主要部となっている時には、そのインナーマスク本体の壁状の部分13の下面20とその下面の中の何もないところとその付近の壁状の部分、即ち、略筒状の部分32になった時にその略筒状の部分の下面となるところを含むそのインナーマスク本体11の下部には、非通気性の伸縮性のある袋状の物体12がそのインナーマスク本体下部に被さる状態で装着されていることを特徴とする請求項2記載の放射性物質対策インナーマスク。
【請求項4】
前記放射性物質対策インナーマスク1が有する前記インナーマスク本体11の下部表面には凸部が存在していることを特徴とする請求項3記載の放射性物質対策インナーマスク。
【請求項5】
前記インナーマスク本体11の下部表面に存在する前記凸部は複数存在していることを特徴とする請求項4記載の放射性物質対策インナーマスク。
【請求項6】
前記インナーマスク本体11を垂直にした場合、その垂直になったインナーマスク本体下部の表面の存在する前記複数の凸部23、24の全ての凸部は、それら凸部の上辺となって見える部分42、及び下辺となって見える部分43は、水平の状態となって外側に突き出た状態となっていることを特徴とする請求項5記載の放射性物質対策インナーマスク。
【請求項7】
略U字型の外周を有するインナーマスク本体の下部表面から出ている複数の凸部の内のそのインナーマスク本体のUの字の曲がっているところから出ている凸部、即ち、つけ根の部分にそのインナーマスク本体のUの字の曲がっている部分が入り込んでいる部分45を有する凸部を除けば、同じインナーマスク本体から出ている全ての凸部は同じ形状であり、同じ大きさであり、そのような凸部を有するインナーマスク本体11を垂直にして、垂直にしたインナーマスク本体11を正面、または横から見た場合、そのインナーマスク本体下部表面に存在する前記複数の凸部23、24は横に並んで存在しているわけであるが、それら凸部の同じところ、例えば外側先端であり上先端でもあるところどうしを線でつないだ場合、それらをつなぐことによって生じるインナーマスク本体の周囲を周る線は水平になることを特徴とする請求項6記載の放射性物質対策インナーマスク。
【請求項8】
〔請求項7〕で書かれている同じところを線でつないだとすれば水平の線の状態となる前記複数の凸部23、24は、前記インナーマスク本体の下部の表面に数段階の高さに別れて存在していることを特徴とする請求項7記載の放射性物質対策インナーマスク。
【請求項9】
前記非通気性の伸縮性のある袋状の物体12は、その先端に伸縮性が強い輪状の部分28を有しているが、垂直になったインナーマスク本体にその袋状の物体12が装着されている状態は、その袋状の物体12の輪状の部分28が上端となる状態で水平、または、ほぼ水平となっており、そのインナーマスク本体下部表面に装着されている袋状の物体の輪状の部分28の高さは変えることが出来ることを特徴とする請求項8記載の放射性物質対策インナーマスク。
【請求項10】
前記非通気性の伸縮性のある袋状の物体12はインナーマスク本体に取り付けること、及びインナーマスク本体から取り外すことが可能であることを特徴とする請求項9記載の放射性物質対策インナーマスク。
【請求項1】
人物の顔に装着された時は袋状の形をしたマスク2が有するその人物、即ち装着者の鼻口部を覆う状態となっている布状の部材本体3の内側に、耳かけの部分の大部分を形成するひも状の部材29の大半の部分以外の全ての部分が存在している形となっている放射性物質対策インナーマスク1であって、その放射性物質対策インナーマスクの1が有するインナーマスク本体11を垂直、または垂直に近い状態にして上から見ると後面側に凹となる状態で略U字型、または、略コ字型をなして、そして上下方向に延びた、その放射性物質対策インナーマスク1が人物の顔に装着された場合は、前記インナーマスク本体11の壁状の部分13と装着者の口とその口の周りの皮膚とで略筒状の部分32が形成され、そして、その放射性物質対策インナーマスク1を装着した者が吸気を行った場合、空気取り入れ口となるところは前記略筒状の部分32の上面になることを特徴とする放射性物質対策インナーマスク。
【請求項2】
前記放射性物質対策インナーマスク1を垂直にした場合、その垂直にされた放射性物質対策インナーマスク1が有する前記インナーマスク本体11の前記壁状の部分の上面は水平になっていることを特徴とする請求項1記載の放射性物質対策インナーマスク。
【請求項3】
前記インナーマスク本体11が人物の顔に今直ぐ装着されても良い状態の前記放射性物質対策インナーマスク1の主要部となっている時には、そのインナーマスク本体の壁状の部分13の下面20とその下面の中の何もないところとその付近の壁状の部分、即ち、略筒状の部分32になった時にその略筒状の部分の下面となるところを含むそのインナーマスク本体11の下部には、非通気性の伸縮性のある袋状の物体12がそのインナーマスク本体下部に被さる状態で装着されていることを特徴とする請求項2記載の放射性物質対策インナーマスク。
【請求項4】
前記放射性物質対策インナーマスク1が有する前記インナーマスク本体11の下部表面には凸部が存在していることを特徴とする請求項3記載の放射性物質対策インナーマスク。
【請求項5】
前記インナーマスク本体11の下部表面に存在する前記凸部は複数存在していることを特徴とする請求項4記載の放射性物質対策インナーマスク。
【請求項6】
前記インナーマスク本体11を垂直にした場合、その垂直になったインナーマスク本体下部の表面の存在する前記複数の凸部23、24の全ての凸部は、それら凸部の上辺となって見える部分42、及び下辺となって見える部分43は、水平の状態となって外側に突き出た状態となっていることを特徴とする請求項5記載の放射性物質対策インナーマスク。
【請求項7】
略U字型の外周を有するインナーマスク本体の下部表面から出ている複数の凸部の内のそのインナーマスク本体のUの字の曲がっているところから出ている凸部、即ち、つけ根の部分にそのインナーマスク本体のUの字の曲がっている部分が入り込んでいる部分45を有する凸部を除けば、同じインナーマスク本体から出ている全ての凸部は同じ形状であり、同じ大きさであり、そのような凸部を有するインナーマスク本体11を垂直にして、垂直にしたインナーマスク本体11を正面、または横から見た場合、そのインナーマスク本体下部表面に存在する前記複数の凸部23、24は横に並んで存在しているわけであるが、それら凸部の同じところ、例えば外側先端であり上先端でもあるところどうしを線でつないだ場合、それらをつなぐことによって生じるインナーマスク本体の周囲を周る線は水平になることを特徴とする請求項6記載の放射性物質対策インナーマスク。
【請求項8】
〔請求項7〕で書かれている同じところを線でつないだとすれば水平の線の状態となる前記複数の凸部23、24は、前記インナーマスク本体の下部の表面に数段階の高さに別れて存在していることを特徴とする請求項7記載の放射性物質対策インナーマスク。
【請求項9】
前記非通気性の伸縮性のある袋状の物体12は、その先端に伸縮性が強い輪状の部分28を有しているが、垂直になったインナーマスク本体にその袋状の物体12が装着されている状態は、その袋状の物体12の輪状の部分28が上端となる状態で水平、または、ほぼ水平となっており、そのインナーマスク本体下部表面に装着されている袋状の物体の輪状の部分28の高さは変えることが出来ることを特徴とする請求項8記載の放射性物質対策インナーマスク。
【請求項10】
前記非通気性の伸縮性のある袋状の物体12はインナーマスク本体に取り付けること、及びインナーマスク本体から取り外すことが可能であることを特徴とする請求項9記載の放射性物質対策インナーマスク。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【公開番号】特開2013−70991(P2013−70991A)
【公開日】平成25年4月22日(2013.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−244936(P2011−244936)
【出願日】平成23年9月28日(2011.9.28)
【特許番号】特許第5093863号(P5093863)
【特許公報発行日】平成24年12月12日(2012.12.12)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.マジックテープ
【出願人】(509022369)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年4月22日(2013.4.22)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年9月28日(2011.9.28)
【特許番号】特許第5093863号(P5093863)
【特許公報発行日】平成24年12月12日(2012.12.12)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.マジックテープ
【出願人】(509022369)
【Fターム(参考)】
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