説明

放射性物質除去システム及び放射性物質除去方法

【課題】飲料用の一般用水中から効果的に放射性物質を除去すること。
【解決手段】放射性物質除去システムは飲料用の一般用水を貯留する一般用水貯留槽21と、一般用水貯留槽21からの一般用水に対して一次活性炭濾過処理を行なう一次活性炭濾過処理槽22とを備えている。一次活性炭濾過処理槽22を経た処理水は、その後イオン吸着除去装置23へ送られて処理水中のイオンが吸着除去される。イオン吸着除去装置23を経た処理水は、二次活性炭濾過処理槽25へ送られ、処理水に対して二次活性炭濾過処理槽25において二次活性炭濾過処理が施される。このような処理を経て、放射性物質が除去された飲料水が生成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は飲料用の一般用水中からヨウ素131等の放射性物質を効果的に除去することができる放射性物質除去システム及び放射性物質除去方法に関する。
【背景技術】
【0002】
飲料用の一般用水中から、ヨウ素131等の放射性物質を効果的に除去して人体への安全性を確保するとともに、顧客ニーズとしての良好な香味を実現することは、一般用水に対する処理を行なう上で重要な課題となっている。
【0003】
しかしながら、従来よりこのような一般用水に対する処理を行なう上での課題を解決する技術は開発されていないのが実情である。
【0004】
例えば特開5−220467号公報(特許文献1)には、放射性廃液からヨウ素および炭酸イオンをイオン交換樹脂を用いてヨウ素ガスおよび炭酸ガスの形で揮発除去する構成が示されている。
【0005】
また特開2005−305265号公報(特許文献2)には、塩素及びヨウ素を含有する都市ゴミや産業廃棄物を熱処理した際に発生するガスを洗浄した際に得られるヨウ素を含む洗浄廃液からイオン交換によりヨウ素を除去する方法が示されている。
【0006】
さらにまた特開2006−231325号公報(特許文献3)には、ホウ素およびヨウ素を含む排水中からまずホウ素を除去し、その後に排水中からヨウ素を除去する技術が示されており、その際ヨウ素を効果的に除去するため排水中に活性炭を添加している。
【0007】
また特開2007−181747号公報(特許文献4)には、ヨウ素を含む自然鉱水を濾過、バイオ処理、セオライト処理してミネラル水を製造する技術が示されている。
【0008】
しかしながら特許文献1に示された技術は、放射性廃液に対する処理技術であって、飲料用の一般用水に対する処理技術ではない。
【0009】
また特許文献2に示された技術は、都市ゴミや産業廃棄物を熱処理した際に発生するガスを洗浄して得られたヨウ素を含む洗浄廃液に対する処理技術であって、飲料用の一般用水に対する処理技術ではない。
【0010】
さらにまた、特許文献3に示された技術も、排水に対する処理技術であって、飲料用の一般用水に対する処理技術ではない。
【0011】
また特許文献4に示された技術は、ヨウ素を含む自然鉱水に対する処理技術であって、人体やペット等の活性化に効果的なミネラル水を製造するものであるが、特許文献4には飲料用の一般用水についてその香味を高める点については何も述べられていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0012】
【特許文献1】特開平5−220467号公報
【特許文献2】特開2005−305265号公報
【特許文献3】特開2006−231325号公報
【特許文献4】特開2007−181747号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、飲料用の一般用水中からも効果的に放射性物質を除去することができ、かつ一般用水の香味を高めることができる放射性物質除去システムおよび放射性物質除去方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本件発明者らは鋭意研究を重ね、活性炭と陰、陽イオン交換樹脂を組合わせることにより、上述した課題、すなわち(i)飲料用の一般用水中から放射性物質を効果的に除去して人体への安全性を確保すること、および(ii)一般用水の香味を高めること、を実現することができる事実を見出した。
【0015】
すなわち、飲料用の一般用水に対して、一次活性炭濾過処理を行なうとともに、次にイオン吸着除去処理を行ない、その後に二次活性炭濾過処理を行なうことにより、(i)飲料用の一般用水中から放射性物質を効果的に除去して人体への安全性を確保すること、および(ii)一般用水の香味を高めること、を実現することができる事実を見出した。
【0016】
本発明は、飲料用の一般用水から放射性物質を除去する放射性物質除去システムにおいて、飲料用の一般用水を貯留する一般用水貯留槽と、一般用水貯留槽からの一般用水に対して一次活性炭濾過処理を行なう一次活性炭濾過処理槽と、一次活性炭濾過処理槽からの処理水中のイオンを吸着除去するイオン吸着除去装置と、イオン吸着除去装置により処理された処理水に対して二次活性炭濾過処理を行なう二次活性炭濾過処理槽と、を備えたことを特徴とする放射性物質除去システムである。
【0017】
本発明は、二次活性炭濾過処理槽の下流側に、二次活性炭濾過処理槽により処理された処理水に対してフィルター濾過処理を行なうフィルター濾過処理槽を設けたことを特徴とする放射性物質除去システムである。
【0018】
本発明は、フィルター濾過処理槽の下流側に、フィルター濾過処理槽により処理された処理水に対してUV殺菌処理を行なうUV殺菌処理槽を設けたことを特徴とする放射性物質除去システムである。
【0019】
本発明は、飲料用の一般用水から放射性物質を除去する放射性物質除去方法において、飲料用の一般用水に対して一次活性炭濾過処理を行なう一次活性炭濾過処理工程と、一次活性炭濾過処理槽からの処理水中のイオンを吸着除去するイオン吸着除去工程と、イオン吸着除去工程により処理された処理水に対して二次活性炭濾過処理を行なう二次活性炭濾過処理工程と、を備えたことを特徴とする放射性物質除去方法である。
【0020】
本発明は、二次活性炭濾過処理工程により処理された処理水に対してフィルター濾過処理を行なうフィルター濾過処理工程を更に備えたことを特徴とする放射性物質除去方法である。
【0021】
本発明は、フィルター濾過処理工程により処理された処理水に対してUV殺菌処理を行なうUV殺菌処理工程を更に備えたことを特徴とする放射性物質除去方法である。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、飲料用の一般用水中に含まれる放射性物質を効果的に除去することができ、かつ飲料用の一般用水について、その香味を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明による放射性物質除去システムを示す概略図。
【図2】イオン吸着除去装置を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0025】
図1および図2は、本発明による放射性物質除去システム及び放射性物質除去方法を示す図である。
【0026】
ここで図1は放射性物質除去システムが組込まれた水処理システム全体を示す図であり、図2はイオン吸着除去装置を示す図である。
【0027】
はじめに図1により水処理システム全体について述べる。
【0028】
まず図1に示すように工業用水が準備され、この工業用水に対して次亜塩素酸ソーダが0.5〜1.0mg/L添加される。
【0029】
その後、工業用水に対して凝集剤投入装置11から凝集剤、例えばPAC(Poly Aluminum Chloride)が10mg/L添加される。
【0030】
ここでPACとはポリ塩化アルミニウムのことであって、凝集剤として、優れた凝集性をもっている。PACの組成としては、二つのアルミニウムに6箇所で水酸基と塩素がくっついた単位が重合しているものであり、アルミニウムによる懸濁質の電荷の中和作用に加え、またPACそのものが高分子であることから速やかな高分子化を実現することができる。
【0031】
その後、浮上/沈殿分離槽12において、工業用水に対して浮上処理が施されて、凝集したフロック分が浮上して除去されるか、あるいは工業用水に対して沈殿処理が施されて凝集したフロック分が沈殿して除去される。
【0032】
その後工業用水は重力濾過槽13に送られ、この重力濾過槽13において、工業用水に対して重力濾過が施される。この場合、重力濾過槽は、アンスラサイトおよび砂を含んでいる。
【0033】
次に工業用水に対して、活性炭(ヤシ)を含む活性炭濾過槽15において活性炭濾過処理が施される。
【0034】
その後工業用水に対して、次亜塩素酸ソーダ0.8〜1.3mg/Lが再び添加され、次亜塩素酸ソーダが添加された工業用水はその後カートリッジフィルター濾過槽16へ送られてフィルター濾過される。
【0035】
このようにして工業用水から飲料用の一般用水が得られ、この一般用水は本発明による放射性物質除去システム20を構成する一般用水貯留槽21内に貯留される。
【0036】
次に放射性物質除去システム20について更に詳述する。
【0037】
放射性物質除去システム20は、上述した飲料用の一般用水を貯留する一般用水貯留槽21と、一般用水貯留槽21からの一般用水に対して一次活性炭濾過処理を行なう一次活性炭濾過処理槽22と、一次活性炭濾過処理槽22からの処理水中のイオンを吸着除去するイオン吸着除去装置23と、イオン吸着除去装置23によりイオンが吸着除去された処理水を貯える純水タンク24とを備えている。
【0038】
このうち一次活性炭濾過処理槽22は内部に活性炭(ヤシ)(WA10/30)を含んでいる。
【0039】
一般用水貯留槽21からの一般用水は、一次活性炭濾過処理槽22へ送られ、この一次活性炭濾過処理槽22内において、水中の有機物や残留塩素が吸着除去される。
【0040】
次にイオン吸着除去装置23について、以下述べる。イオン吸着除去装置23は、アニオン交換樹脂塔23aとカチオン交換樹脂塔23bとを有している。
【0041】
このうちアニオン交換樹脂塔23aに充填する強塩基性アニオン交換樹脂に特に制限はなく、例えば、トリメチルアンモニウム基を有する強塩基性I型、ジメチルヒドロキシエチルアンモニウム基を有する強塩基性II型のいずれをも用いることができ、また、ゲル型、マクロポーラス型のいずれをも用いることができる。これらの中で、架橋度が4%程度のゲル型の強塩基性アニオン交換樹脂を好適に用いることができる。このような強塩基性アニオン交換樹脂としては、例えば、栗田工業(株)のEX−AG、三菱化学(株)のSAF12A、バイエル社のOC1241などを挙げることができる。強塩基性アニオン交換樹脂は、十分に再生された状態で使用することが好ましい。強塩基性アニオン交換樹脂の再生が不十分であると、膜透過水のpHが高い場合には、再生されずに強塩基性アニオン交換樹脂に残った不純物が溶出して、水質を悪化させるおそれがある。したがって、強塩基性アニオン交換樹脂の再生レベルを十分高くとるとともに、通水方向と薬注方向が対向する向流再生方式をとることが好ましい。このような構成からなるアニオン交換樹脂塔23aを通って、例えば水中のシリカやホウ素が強塩基性アニオン交換樹脂に吸着される。シリカやホウ素を吸着した強塩基性アニオン交換樹脂を再生する場合には、向流再生方式が特に有効であるが、さらに再生剤の温度を35℃以上とすることにより、効率のよい再生を行うことができ、再生剤の使用量を節減することができる。35℃以上で再生を行う際には、アニオン交換樹脂塔23aにあらかじめ35℃以上の純水を通水して加熱しておくことができる。強塩基性アニオン交換樹脂の再生剤に特に制限はないが、例えば、濃度が2重量%以上であり、温度が50℃程度の水酸化ナトリウム水溶液を好適に用いることができる。
【0042】
またカチオン交換樹脂塔23bに充填するカチオン交換樹脂に特に制限はなく、例えば、スルホン酸基を有する強酸性カチオン交換樹脂、カルボン酸基を有する弱酸性カチオン交換樹脂のいずれをも用いることができ、また、ゲル型、マクロポーラス型のいずれをも用いることができる。これらの中で、強酸性カチオン交換樹脂を好適に用いることができる。このような強酸性カチオン交換樹脂としては、例えば、栗田工業(株)のEX−CG、三菱化学(株)のSKF110、バイエル社のOC1213などを挙げることができる。カチオン交換樹脂の再生剤に特に制限はなく、塩酸、硫酸などを挙げることができ、例えば、濃度が2重量%以上であり、温度が40℃程度の塩酸を好適に用いることができる。強塩基性アニオン交換樹脂塔の流出水をカチオン交換樹脂塔に通水することにより、水中のカチオン成分を吸着除去して、比抵抗の高い純水を得ることができる。
【0043】
このような構成からなるイオン吸着除去装置23によりイオンが吸着除去された処理水に対して次亜塩素酸ソーダ0.1〜0.4mg/Lが添加され、次亜塩素酸ソーダが添加された処理水は純水タンク24に貯えられる。純水タンク24に貯えられた処理水は、その後二次活性炭濾過処理槽25に送られる。この二次活性炭濾過処理槽25は活性炭(ヤシ)(WA10/30)を含んでいる。
【0044】
次に二次活性炭濾過処理槽25内の処理水はカートリッジフィルター濾過処理槽26に送られて、このカートリッジフィルター濾過処理槽26内でフィルター濾過処理が施される。
【0045】
このカートリッジフィルター濾過処理槽26は、ポアサイズ3μのポリプロピレン製フィルターを有する。
【0046】
次にカートリッジフィルター濾過処理槽26からの処理水はUV殺菌処理槽27へ送られ、このUV殺菌処理槽27においてUV殺菌処理が施される。次にUV殺菌処理槽27からの処理水は飲料水生成工場28へ送られる。
【0047】
次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について述べる。
【0048】
まず、上述のようにして工業用水から飲料用の一般用水が生成され、この一般用水は一般用水貯留槽21内に貯えられる。
【0049】
次に一般用水貯留槽21内の処理水が一次活性炭濾過処理槽22へ送られ、この一次活性炭濾過処理槽22内において処理水に対して一次活性炭濾過処理が施され、処理水中の有機物や残留塩素が吸着除去される。
【0050】
次に一次活性炭濾過処理槽22内の処理水がイオン吸着除去装置23へ送られ、このイオン吸着除去装置23内で処理水中のイオンが吸着除去される。具体的にはアニオン交換樹脂塔23aにおいて例えば処理水中のシリカやホウ素が除去され、カチオン交換樹脂塔23bにおいて処理水中のカチオン成分が除去される。
【0051】
イオン吸着除去装置23内でシリカやホウ素、あるいはカチオン成分が吸着除去された処理水に対して、次亜塩素酸ソーダが添加され、次亜塩素酸ソーダが添加された処理水は純水タンク24内に貯えられる。
【0052】
次に純水タンク24内の処理水は、二次活性炭濾過処理槽25へ送られ、この二次活性炭濾過処理槽25中で処理水に対する二次活性炭濾過処理が施される。
【0053】
二次活性炭濾過処理が施された処理水は、その後カートリッジフィルター濾過処理槽26に送られてフィルター濾過処理が施される。その後フィルター濾過処理が施された処理水は、UV処理槽27へ送られ、このUV処理槽27においてUV処理を受けた後、飲料水生成工場28へ送られる。
【0054】
このようにして、一般用水貯留槽21内に貯留されていた飲料用の一般用水中に放射性物質(例えばヨウ素131(I)、あるいはセシウム137(Cs))が微量に含まれていても、これらヨウ素131およびセシウム137を効果的に除去して飲料水を生成した後、飲料水生成工場28へ供給することができる。
【実施例】
【0055】
次に本発明の具体的な実施例について説明する。
【0056】
まず上述した構成をもつ放射性物質除去システム20を用いて、飲料用の一般用水中から放射性物質を除去した。
【0057】
具体的には一般用水貯留槽21内に貯留されている一般用水に対する測定を行なった。
【0058】
その結果、56Bq/kgのヨウ素131、および27Bq/kgのセシウム137が検出された。
【0059】
次に本発明による放射性物質除去システム20により処理され、飲料水生成工場28内へ供給された飲料水に対する測定を行なったところ、ヨウ素131は検出限界である14Bq/kg未満まで低下し、かつセシウム137は検出限界である24Bq/kg未満まで低下していることが判かった。
【0060】
すなわち本発明による放射性物質除去システム20を用い、飲料用の一般用水に対して一次活性炭濾過処理、イオン吸着除去処理および二次活性炭濾過処理を施すことにより、ヨウ素131を56Bq/kgから検出限界である14Bq/kg未満まで低下させ、セシウム137を27Bq/kgから検出限界である24Bq/kg未満まで低下させることができた。
【0061】
さらに飲料水は、カートリッジフィルター濾過処理およびUV殺菌処理を経た後で飲料水生成工場28へ送られることになり、飲料水としての優れた香味をもつことができた。
【符号の説明】
【0062】
20 放射性物質除去システム
21 一般用水貯水槽
22 一次活性炭濾過処理槽
23 イオン吸着除去装置
24 純水タンク
25 二次活性炭濾過処理槽
26 カートリッジフィルター濾過処理槽
27 UV殺菌処理槽
28 飲料水生成槽

【特許請求の範囲】
【請求項1】
飲料用の一般用水から放射性物質を除去する放射性物質除去システムにおいて、
飲料用の一般用水を貯留する一般用水貯留槽と、
一般用水貯留槽からの一般用水に対して一次活性炭濾過処理を行なう一次活性炭濾過処理槽と、
一次活性炭濾過処理槽からの処理水中のイオンを吸着除去するイオン吸着除去装置と、
イオン吸着除去装置により処理された処理水に対して二次活性炭濾過処理を行なう二次活性炭濾過処理槽と、
を備えたことを特徴とする放射性物質除去システム。
【請求項2】
二次活性炭濾過処理槽の下流側に、二次活性炭濾過処理槽により処理された処理水に対してフィルター濾過処理を行なうフィルター濾過処理槽を設けたことを特徴とする請求項1記載の放射性物質除去システム。
【請求項3】
フィルター濾過処理槽の下流側に、フィルター濾過処理槽により処理された処理水に対してUV殺菌処理を行なうUV殺菌処理槽を設けたことを特徴とする請求項2記載の放射性物質除去システム。
【請求項4】
飲料用の一般用水から放射性物質を除去する放射性物質除去方法において、
飲料用の一般用水に対して一次活性炭濾過処理を行なう一次活性炭濾過処理工程と、
一次活性炭濾過処理槽からの処理水中のイオンを吸着除去するイオン吸着除去工程と、
イオン吸着除去工程により処理された処理水に対して二次活性炭濾過処理を行なう二次活性炭濾過処理工程と、
を備えたことを特徴とする放射性物質除去方法。
【請求項5】
二次活性炭濾過処理工程により処理された処理水に対してフィルター濾過処理を行なうフィルター濾過処理工程を更に備えたことを特徴とする請求項4記載の放射性物質除去方法。
【請求項6】
フィルター濾過処理工程により処理された処理水に対してUV殺菌処理を行なうUV殺菌処理工程を更に備えたことを特徴とする請求項5記載の放射性物質除去方法。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2013−24848(P2013−24848A)
【公開日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−163372(P2011−163372)
【出願日】平成23年7月26日(2011.7.26)
【出願人】(391058381)キリンビバレッジ株式会社 (94)
【Fターム(参考)】