説明

放射線照射された生分解性微粒子

一局面において、本発明は、生分解性微粒子を含む滅菌微粒子組成物を提供し、上記生分解性微粒子は、少なくとも1種の生分解性ポリマーを含む。他の局面において、本発明は、このような組成物を作製および使用する方法、ならびに製造物品およびこれを含むキットを提供する。上記滅菌微粒子組成物は、γ線照射されている。また、本発明に従う滅菌微粒子組成物は、例えば、滅菌流体の導入および除去を可能にするように構成されている密封容器内で提供され得る。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
密封容器および該密封容器内に含まれる滅菌乾燥微粒子組成物を含む製造物品であって、該微粒子組成物は、生分解性ポリマーを含むブランク生分解性微粒子を含み、ここで該密封容器は、滅菌流体の導入および除去を可能にするように構成されている、製造物品。
【請求項2】
前記密封容器は、隔壁を含む、請求項1に記載の製造物品。
【請求項3】
前記製造物品は、γ線照射されている、請求項1〜2のいずれかに記載の製造物品。
【請求項4】
前記生分解性微粒子は、ポリ(ラクチド−コ−グリコリド)を含む、請求項1〜3のいずれかに記載の製造物品。
【請求項5】
前記微粒子組成物が25mg/mlの濃度を有するような量の水を添加した際に、前記微粒子が0.5〜5μmの間のD(v,0.5)値を有する懸濁物が、形成される、請求項1〜4のいずれかに記載の製造物品。
【請求項6】
前記微粒子組成物は、凍結乾燥した微粒子組成物である、請求項1〜5のいずれかに記載の製造物品。
【請求項7】
前記微粒子組成物は、凍結保護因子をさらに含む、請求項6に記載の製造物品。
【請求項8】
前記容器は、4〜50mgの間の前記微粒子および5〜150mgの1種以上の薬学的賦形剤を含む単一用量容器である、請求項1〜7のいずれかに記載の製造物品。
【請求項9】
前記微粒子組成物は、荷電した微粒子を含む、請求項1〜8のいずれかに記載の製造物品。
【請求項10】
前記荷電した微粒子は、前記生分解性ポリマーに加えて、荷電した種を含む、請求項9に記載の製造物品。
【請求項11】
前記荷電した種は、アニオン性界面活性剤およびカチオン性界面活性剤から選択される、請求項10に記載の製造物品。
【請求項12】
前記微粒子組成物が25mg/mLの濃度となる量の水を添加した際に、懸濁物が形成され、ここで前記微粒子が生理学的pHにおいて+20mVより高いかもしくは−20mV未満であるゼータ電位を有する、請求項1〜11のいずれかに記載の製造物品。
【請求項13】
前記微粒子組成物は、免疫学的アジュバントをさらに含む、請求項1〜12のいずれかに記載の製造物品。
【請求項14】
前記免疫学的アジュバントは、モノホスホリルリピドAアナログ、低分子免疫増強剤、ムラミルトリペプチドホスファチジルエタノールアミンおよびトコフェロールから選択される、請求項13に記載の製造物品。
【請求項15】
(a)前記微粒子処方物がγ線照射されたという表明、(b)貯蔵情報、(c)投与情報、および(d)該微粒子形成物をどのように投与するかに関する指示書からなる群の1つ以上の要素を示すラベルをさらに含む、請求項1〜14のいずれかに記載の製造物品。
【請求項16】
前記ラベルは、前記微粒子組成物が、水および1種以上の抗原を含む流体組成物と合わせられ得ることを示す、請求項15に記載の製造物品。
【請求項17】
パッケージング材料をさらに含み、前記密封容器およびラベルは、該パッケージング材料内に含まれる、請求項15または16のいずれかに記載の製造物品。
【請求項18】
前記免疫学的アジュバントは、Toll様レセプター(TLR)の活性化因子である、請求項13〜17のいずれかに記載の製造物品。
【請求項19】
前記免疫学的アジュバントは、Toll様レセプター2(TLR 2)、Toll様レセプター7(TLR 7)、Toll様レセプター8(TLR8)、もしくはこれらの組み合わせから選択されるToll様レセプター(TLR)の活性化因子である、請求項13〜17のいずれかに記載の製造物品。
【請求項20】
請求項1〜19のいずれかに記載の製造物品ならびに滅菌流体の導入および除去を可能にするように構成されているさらなる密封容器を含むキットであって、該さらなる密封容器は、抗原を含む滅菌抗原性組成物を含む、キット。
【請求項21】
前記抗原性組成物は、凍結乾燥した組成物である、請求項20に記載のキット。
【請求項22】
前記抗原性組成物は、ペプチド含有抗原およびポリヌクレオチド含有抗原から選択される抗原を含む、請求項20〜21のいずれかに記載のキット。
【請求項23】
滅菌水性液体、シリンジ、もしくはその両方をさらに含む、請求項20〜22のいずれかに記載のキット。
【請求項24】
(a)ブランク生分解性微粒子を含む滅菌乾燥微粒子組成物と、(b)抗原を含む水性液体とを合わせる工程;および
該合わせたものを、混合して30分以内に脊椎動物被験体に投与する工程、
を包含する、プロセス。
【請求項25】
前記滅菌乾燥微粒子組成物は、γ線照射されている、請求項24に記載のプロセス。

【図1】
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【公表番号】特表2013−518058(P2013−518058A)
【公表日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−550192(P2012−550192)
【出願日】平成23年1月24日(2011.1.24)
【国際出願番号】PCT/US2011/022257
【国際公開番号】WO2012/082165
【国際公開日】平成24年6月21日(2012.6.21)
【出願人】(504389991)ノバルティス アーゲー (806)
【Fターム(参考)】