説明

放射線遮蔽装置

本明細書には、放射線遮蔽装置が提供される。特に、本明細書の装置は、たとえばバイアルまたはカートリッジ内に収容された一つまたは複数の放射性近接照射療法シードによって放出される放射線を遮蔽するように適合され得る。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
技術分野
本発明は、放射線源の遮蔽装置に関し、特に、放射性近接照射療法シードの遮蔽装置に関する。
【背景技術】
【0002】
背景
近接照射療法とは、放射線源を患者体内に配置して腫瘍に照射を加える形態のガン治療法である。近接照射療法では、通常、医師がいくつかの放射性シードを腫瘍の中または周囲に埋め込み、それにより、体外ビーム放射線療法で可能であるよりも高い放射線量を腫瘍に供給する。放射性シードの入念な配置が限局的かつ正確な腫瘍への照射を可能にする。
【0003】
放射性シードは典型的に、ごく少量の放射性物質を含有する非常に小さく(概して約0.8mm×4.5mm)ほぼ円柱形の物体である。永久的な埋め込みに一般に使用される二つの放射性同位元素は、比較的成長が遅い腫瘍を治療するためによく使用されるヨウ素125および腫瘍の成長が速い場合に好まれるパラジウム103である。他の放射性物質をインプラントに使用することもできる。
【0004】
近接照射療法で使用するための放射性シードは典型的には、送達システム(たとえば、Mickアプリケータのような近接照射療法アプリケータ)とともに使用することができる小さな容器、たとえばシードカードリッジに入れて運ばれ、そこから使用される。または、放射性シードは、小さなガラスまたはプラスチックのバイアルにばらで詰めて、後でシードカートリッジまたは近接照射療法ニードルに組み立てることもできる。いずれにしても、放射性シードは、患者への送達に備えて、シードカートリッジおよび/または近接照射療法アプリケータに装填することができる。
【発明の開示】
【0005】
概要
放射性近接照射療法シードを収容する保持装置(たとえばバイアルおよびカートリッジ)は、放射線を吸収し、かつ周囲の区域を放射線から遮蔽することができる吸収性元素、化合物および混合物でできたまたはそれらを含有する遮蔽装置に入れて運搬、携帯および貯蔵することができる。このような遮蔽装置は、いくつかのシード保持装置を収容するのに十分な大きさであることができ、多くの場合、鉛、ステンレス鋼、アルミニウムまたは他の放射線遮蔽材料でできている。しかし、このような遮蔽装置は、重くて大きく取り扱いにくく、放射線遮蔽が不十分であって、その結果、ユーザ(たとえば臨床医)をシードからの放射線にいくらか被ばくさせてしまう。
【0006】
本発明は、軽量であり、便利であり、製造しやすく、廉価である、効率的な放射線遮蔽装置を提供する。このような装置は、近接照射療法シードのような放射線源の輸送、貯蔵および加工に使用することができる。これらの装置の使用は、放射性シードの取り扱いを容易にすることができ、放射線被ばくの低減および安全性の改善をもたらすことができる。加えて、本明細書に提供する装置は比較的軽量であるため、輸送に要する費用を減らすことができ、より簡単かつ速やかに使用することができる。たとえば、滅菌(オートクレーブ処理)時間は、滅菌される物体の質量によって影響されるための、そのような時間を減らすことができる。さらには、装置は再利用またはリサイクルすることができる。
【0007】
一つの局面で、本発明は、近接照射療法シード保持装置およびシード保持装置と係合するような構造の放射線遮蔽装置であって、(a)シード保持装置が、シード保持装置のコンパートメント内に収容された放射性シードを有し、(b)放射線遮蔽装置が、内面および外面を有する部材を含み、(c)遮蔽装置がシード保持装置と係合したとき部材がコンパートメントの少なくとも一部にかけて延び、(d)部材が、内面と該外面との間に延びる開口を、遮蔽装置がシード保持装置と係合したとき部材の外部から開口を介してコンパートメントに達する直接的な見通し線がないように画定するシード保持装置および遮蔽装置に関する。遮蔽装置は、長さが25mm〜90mmであることができる。遮蔽装置は、幅が6mm〜16mmであることができる。遮蔽装置は、内径が4mm〜6mm(たとえば約5mm)であることができる。遮蔽装置は、外径が25mm〜35mm(たとえば約30mm)であることができる。シード保持装置は雄ねじ山を画定することができ、部材の内面は雌ねじ山を画定することができ、雌ねじ山は、雄ねじ山と係合するような構造であることができる。遮蔽装置は、遮蔽装置がシード保持装置と完全に係合したとき部材の外部から開口を介してコンパートメントに達する直接的な見通し線がないように適合され得る。遮蔽装置は、遮蔽装置がシード保持装置と部分的に係合したとき部材の外部から開口を介してコンパートメントに達する直接的な見通し線がないように適合され得る。
【0008】
遮蔽装置は内側部材および外側部材を有することができる。内側部材と外側部材とは、スナップ嵌合、差し込み嵌合またはねじ嵌合によって互いに係合するように適合され得る。内側部材および外側部材の一方が突起を画定し、内側部材および外側部材の他方が、突起を受けるように適合した凹部を画定し、外側部材は、突起が凹部に挿入されたとき内側部材を摺動自在に受けるような構造であることができる。内側部材は片持ちばねを有することができる。片持ちばねは突起を画定することができ、外側部材は、突起と係合するように適合した溝を画定することができる。内側部材および外側部材それぞれは外部および内部を有することができ、内側部材は第一の開口を画定し、外側部材は第二の開口を画定し、内側部材と外側部材とが互いに係合したとき外側部材の外部から開口を介して内側部材の内部に達する直接的な見通し線はない。内側部材は、コンパートメント中の窓を遮蔽するような構造の延長部を画定することができる。
【0009】
遮蔽装置は上部材および下部材を有することができる。上部材および下部材それぞれはねじ山を画定することができ、ねじ山は、互いに係合するように適合している。上部材と下部材とは、スナップ嵌合、差し込み嵌合またはねじ嵌合によって互いに係合するように適合され得る。遮蔽装置は第一の外側部材、第一の内側部材および第二の部材を有することができる。
【0010】
遮蔽装置は、シード保持装置全体を遮蔽するような構造であることができる。遮蔽装置は、金属、熱可塑性もしくは熱硬化性材料または充填材入り熱可塑性もしくは熱硬化性材料(たとえばアンチモン、タングステン、硫酸バリウム、ビスマス化合物、二酸化チタン、鉛または鋼で充填された熱可塑性または熱硬化性材料)を含有することができる。
【0011】
もう一つの局面で、本発明は、近接照射療法シード保持装置と係合するような構造の放射線遮蔽装置であって、(a)遮蔽装置が、内面および外面を有する部材を含み、(b)シード保持装置が雄ねじ山を画定し、(c)部材の内面が、雄ねじ山と係合するような構造の雌ねじ山を画定し、(d)シード保持装置が、近接照射療法シードを保持するような構造のコンパートメントを有し、(e)雌ねじ山が雄ねじ山と係合したとき部材がコンパートメントの少なくとも一部にかけて延び、(f)部材が、内面と外面との間に延びる開口を、遮蔽装置がシード保持装置と係合したとき部材の外部から開口を介してコンパートメントに達する直接的な見通し線がないように画定する遮蔽装置に関する。遮蔽装置は、長さが25mm〜90mmであることができる。遮蔽装置は、幅が6mm〜16mmであることができる。遮蔽装置は、内径が4mm〜6mm(たとえば約5mm)であることができる。遮蔽装置は、外径が25mm〜35mm(たとえば約30mm)であることができる。遮蔽装置は、遮蔽装置がシード保持装置と完全に係合したとき部材の外部から開口を介してコンパートメントに達する直接的な見通し線がないような構造であることができる。遮蔽装置は、遮蔽装置がシード保持装置と部分的に係合したとき部材の外部から開口を介してコンパートメントに達する直接的な見通し線がないような構造であることができる。
【0012】
遮蔽装置は内側部材および外側部材を有することができる。内側部材と外側部材とは、スナップ嵌合、差し込み嵌合またはねじ嵌合によって互いに係合するように適合され得る。内側部材および外側部材の一方が突起を画定し、内側部材および外側部材の他方が、突起を受けるように適合した凹部を画定し、外側部材は、突起が凹部に挿入されたとき内側部材を摺動自在に受けるような構造であることができる。内側部材は片持ちばねを有することができる。片持ちばねは突起を画定することができ、外側部材は、突起と係合するように適合した溝を画定することができる。内側部材および外側部材それぞれは外部および内部を有することができ、内側部材は第一の開口を画定し、外側部材は第二の開口を画定し、内側部材と外側部材とが互いに係合したとき外側部材の外部から開口を介して内側部材の内部に達する直接的な見通し線はない。内側部材は、コンパートメント中の窓を遮蔽するような構造の延長部を画定することができる。
【0013】
遮蔽装置は上部材および下部材を有することができる。上部材および下部材それぞれはねじ山を画定することができ、ねじ山は、互いに係合するように適合している。上部材と下部材とは、スナップ嵌合、差し込み嵌合またはねじ嵌合によって互いに係合するように適合され得る。遮蔽装置は第一の外側部材、第一の内側部材および第二の部材を有することができる。
【0014】
遮蔽装置は、シード保持装置全体を遮蔽するような構造であることができる。遮蔽装置は、金属、熱可塑性もしくは熱硬化性材料または充填材入り熱可塑性もしくは熱硬化性材料(たとえばアンチモン、タングステン、硫酸バリウム、ビスマス化合物、二酸化チタン、鉛または鋼で充填された熱可塑性または熱硬化性材料)を含有することができる。
【0015】
もう一つの局面で、本発明は、複数の近接照射療法シードを受けるような構造の放射線遮蔽装置に関する。装置は下外側部材、下内側部材および上部材を有することができ、部材それぞれは内面および外面を有し、下内側部材は、下外側部材と係合するための形体を有し、下外側部材は、上部材と係合するための形体を画定し、部材の少なくとも一つが、内面と外面との間に、開口を、下内側部材が下外側部材と係合し、下外側部材が上部材と係合したとき装置の外部から開口を介して装置の内部に達する直接的な見通し線がないように画定する。下内側部材はフィンを画定することができ、下外側部材は溝を画定することができ、フィンは溝中に摺動自在に係合することができる。下外側部材および上部材それぞれはねじ山を画定することができ、ねじ山は、互いに係合するような構造である。装置は、熱可塑性もしくは熱硬化性材料または充填材入り熱可塑性もしくは熱硬化性材料(たとえばアンチモン、タングステン、硫酸バリウム、ビスマス化合物、二酸化チタン、鉛または鋼で充填された熱可塑性または熱硬化性材料)を含有することができる。装置は、長さが25mm〜90mmであることができる。装置は、幅が6mm〜16mmであることができる。
【0016】
さらに別の局面で、本発明は、近接照射療法シード保持装置を保持するような構造の放射線遮蔽装置に関する。遮蔽装置は、(a)第一の内面、第一の外面および第一の嵌め合い端部を有し、第一の嵌め合い端部が突起を画定するものである第一の部材、および(b)第二の内面、第二の外面および第二の嵌め合い端部を有し、第二の嵌め合い端部が、突起を受けるように適合した凹部を画定するものである第二の部材を有することができる。第一の部材は、第一の内面と第一の外面との間に延びる第一の開口を、遮蔽装置がシード保持装置の少なくとも一部を収容するとき第一の部材の外部からシード保持装置の一部に達する直接的な見通し線がないように画定することができる。第二の部材は、第二の内面と第二の外面との間に延びる第二の開口を、遮蔽装置がシード保持装置の少なくとも一部を収容するとき第二の部材の外部からシード保持装置の一部に達する直接的な見通し線がないように画定することができる。第一の外面および第二の外面それぞれは、コネクタを受けるように適合した凹部を画定することができる。第一の内面および第二の内面それぞれはリッジを画定することができる。遮蔽装置は、長さが25mm〜90mmであることができる。遮蔽装置は、幅が6mm〜16mmであることができる。遮蔽装置は、内径が4mm〜6mm(たとえば約5mm)であることができる。遮蔽装置は、外径が20mm〜40mm(たとえば約30mm)であることができる。遮蔽装置は、金属、熱可塑性もしくは熱硬化性材料または充填材入り熱可塑性もしくは熱硬化性材料(たとえばアンチモン、タングステン、硫酸バリウム、ビスマス化合物、二酸化チタン、鉛または鋼で充填された熱可塑性または熱硬化性材料)を含有することができる。
【0017】
特に定めのない限り、本明細書で使用するすべての技術用語および科学用語は、本発明が該当する技術分野の当業者によって一般に理解される同じ意味を有する。本明細書に記載されたものと類似している、または等価である方法および材料を使用して本発明の実施することができるが、適当な方法および材料を以下に記す。本明細書で挙げるすべての刊行物、特許出願、特許および他の参考文献は、全体として参照により本明細書に組み入れられる。矛盾が生じた場合、本明細書が、その定義を含め、優先する。加えて、材料、方法および例は単に例示的であり、限定的であることを意図しない。
【0018】
本発明の一つまたは複数の態様の詳細を図面および以下の説明で述べる。本発明の他の特徴、目的および利点は、明細書および図面ならびに請求の範囲から自明に理解されるであろう。
【0019】
詳細な説明
本発明は、軽量であり、便利であり、製造しやすく、廉価である、効率的な遮蔽装置を提供する。これらの装置は、近接照射療法シードのような放射線源の輸送、貯蔵および加工(たとえば滅菌)に使用することができる。これらの装置の使用は、放射性シードの取り扱いを容易にすることができ、放射線被ばくの低減、滅菌時間の短縮、輸送費の削減および安全性の改善をもたらすことができる。加えて、本明細書に提供する装置は、容易に再利用またはリサイクルすることができる。
【0020】
材料の放射線吸収特性はその原子量および密度の関数である。加えて、放射線減衰は材料の厚さの関数である。本明細書に提供する放射線遮蔽装置は、たとえば、充填材(たとえばアンチモン、二酸化チタン、鉛、タングステン、硫酸バリウムまたはビスマス化合物、たとえばその次炭酸塩、三酸化物もしくは酸塩化物)を含有する熱可塑性または熱硬化性材料をはじめとする任意の放射線吸収性材料から製造することができる。または、装置は、吸収性材料、たとえば金属元素(たとえば鉛またはアルミニウム)、化合物、合金(たとえば鋼、ステンレス鋼または黄銅)、ブレンド等から製造することもできる。さらには、本明細書に提供する装置は、効率の改善のために選択される材料から製造することができる。たとえば、材料は、遮蔽材料中の原子粒子(たとえば電子)のエネルギーレベルが、装置によって遮蔽される放射線源から発されるエネルギーレベルに匹敵しうるよう、放射線源のエネルギーに適合するように選択することができる。
【0021】
装置は、造形品を製造する任意の方法を使用して製造することができる。適当な方法として、非限定的に、延伸、スタンピング、成形、射出成形(たとえば熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂または金属射出成形)、圧縮もしくはトランスファー成形、機械加工、フライス加工もしくは旋盤加工またはそのような方法の組み合わせがある。放射線遮蔽装置は、1個の部品を有することもできるし、多数の部品(たとえば2個、3個、4個、5個またはそれ以上の部品)を含むこともできる。たとえば、放射線遮蔽装置は、上部品および下部品、内側部品および外側部品またはそのような部品の組み合わせを含むことができる。
【0022】
放射線遮蔽装置は、任意の手段を使用してシード保持装置(たとえばカートリッジまたはバイアル)に取り付ける(たとえば可逆的に取り付ける)ことができる。態様によっては、遮蔽装置は、カートリッジにすでに含まれている手段を使用してシードカートリッジと係合することができる。たとえば、シードカートリッジはねじ山を含むことができる。たとえば、図1に示す、その外面にねじ山を画定するMentor-20カートリッジアセンブリを参照すること。本明細書に提供する放射線遮蔽装置は、Mentor-20カートリッジのようなシードカートリッジの雄ねじ山と可逆的に係合するように適合した雌ねじ山を画定する表面を含むことができる。または、遮蔽装置は、他の適当な手段(たとえば機械的、接着的、凝集的または磁気的手段)を使用してシードカートリッジまたはバイアルと係合することができる。放射線遮蔽装置はまた、カートリッジの受動的形体(たとえばカラー、溝、溝孔、アンダカット、面または係合に有用もしくは適合可能である他の形体)と係合することによってシードカートリッジに可逆的に取り付くような構造であることもできる。したがって、放射線遮蔽装置のコンポーネントは、非制限的に、ねじ嵌合、スナップ嵌合または差し込み嵌合をはじめとする手段によって互いおよび/または放射線源と係合することができる。
【0023】
一部のシードカートリッジは、シードの場所に対する特定の区域で放射線遮蔽を有する。そのような態様では、本明細書に記載するような取り付けまたは固定手段を使用して、放射線遮蔽装置(たとえばキャップまたはカバー)を非遮蔽区域に適用することができる。いくつかまたはすべての方向における遮蔽が望まれるカートリッジまたは容器の場合、1個の部品または1個より多い部品(たとえば2個またはそれ以上の部品)からなるカプセルまたはエンクロージャを使用することができる。そのような装置は、たとえば、容器および栓または放射源を包囲するような構造の部分を備えた多部品ハウジングを含むことができる。装置は、シード容器を完全または部分的のいずれかに包囲するためにキャップ、カバーまたはアセンブリを固着する(たとえば可逆的に固着する)ための形体を有することができる。装置が1個の部品を含むのかまた1個より多い部品を含むのかにかかわらず、装置は、(a)放射線源(たとえば、装填されたシードマガジンまたは放射性シードを収容するバイアル)と係合し、ユーザのために放射線遮蔽を提供し、(b)シードのアッセイ、最終用途などを考慮して、通常の使用を妨げることなく放射線源から取り外すことができ、(c)たとえば放射線源のさらなる輸送または滅菌のために必要に応じて再び配備することができるように適合され得る。
【0024】
本明細書に提供する放射線遮蔽装置は任意のサイズおよび形を有することができる。たとえば、遮蔽装置は、複数の放射性近接照射療法シードを収容することができるバイアルまたはカートリッジの全部または一部を包囲または遮蔽するような構造であることができる。放射線遮蔽装置は、内面および外面を有する一つまたは複数の部材を含むことができ、内面は、放射線源(たとえばバイアルもしくはシードカートリッジまたは一つ以上の放射性近接照射療法シードを保持するような構造のシードカートリッジのコンパートメント)を収容または放射線源と当接するような構造であることができる。内面は任意の形(たとえば弧、平面、円、楕円、多角形、たとえば三角形、正方形、長方形、五角形、六角形もしくは八角形または特定の形を有する放射線源を受けるのに適合した形)を画定することができる。外面もまた、任意の形(たとえば円、楕円、三角形、正方形、五角形、六角形または八角形)を画定することができる。一つの態様では、遮蔽装置は、少なくとも一方の端部が開口した中空の円柱を含むことができる。そのような装置は、装置を端部から見た場合に円を画定する内面および外面を有することができる。もう一つの態様では、遮蔽装置は、中空であることができ、(a)放射線源のすべてまたは一部を受けるような構造の内面、(b)八角形を画定する外面、および(c)放射線源を受けるような構造の一つの開口端を有することができる。
【0025】
本明細書に提供する放射線遮蔽装置は任意の寸法を有することができる。たとえば、装置は、長さが約5mm〜150mm(たとえば約10mm〜約100mm、約25mm〜約90mmまたは約40mm〜約80mm)であることができる。装置は、幅が約2mm〜約20mm(たとえば約4mm〜約18mm、約6mm〜約16mmまたは約8mm〜約14mm)であることができる。
【0026】
装置は、内径が約3mm〜約7mm(たとえば約4mm〜約6mmまたは約4.5mm〜約5.5mm)であることができる。一つの態様では、装置は、内径が約5mmであることができる。遮蔽装置は、外径が約20mm〜約40mm(たとえば約25mm〜約35mmまたは約27mm〜約33mm)であることができる。一つの態様では、装置は、外径が約30mmであることができる。
【0027】
さらには、本明細書に記載する装置は任意の厚さを有することができる。たとえば、装置は、たとえばその内面と外面との間の厚さが約0.1mm〜約10mm(たとえば約0.25mm〜約5mm、約0.5mm〜約7.5mmまたは約0.8mm〜約2.5mm)であることができる。態様によっては、装置に有用な厚さは、装置が構成される材料の半価層に基づいて決定することができる。半価層とは、放射線のビームの強さをその初期値の半分に減らす物質の厚さである。半価層は放射線のエネルギーおよび遮蔽材または吸収材の組成の関数である。構成材料の遮蔽の有効性を仮定すると、放射線源の減衰に求められるもっとも薄い区分の厚さは、以下の数式にしたがって計算することができる:
R = (0.5)^(X)
式中、R = 残留透過放射線であり、ならびに
X = D/HVL
式中、D = 遮蔽装置のもっとも薄い区分の厚さ、および
HVL = 構成材料および放射線源の半価層の厚さである。
【0028】
本明細書に提供する放射線遮蔽装置は、滅菌を容易にするような構造であることができる。たとえば、装置は、部材の外面から部材の内面まで延びる一つまたは複数(たとえば1個、2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個またはそれ以上)の形体、たとえば通気孔、溝孔、溝、通路または窓を画定することができる。このような形体は、装置の内部または装置内に収容された放射線源(たとえばシード保持装置のシード収容コンパートメント、たとえばシードカートリッジのマガジン)への直接的な見通し線を許すことなく、たとえばオートクレーブ処理中の蒸気の通過を許すような構造であることができる。たとえば、開口(たとえば通気孔、溝孔または窓)である形体は、シードカートリッジが放射線遮蔽装置と部分的または完全に係合したとき装置の外部からマガジン内のシードへまたはシードマガジンそのものへの直接的な見通し線がないような構造であることができる。態様によっては、放射線遮蔽装置のコンポーネントは、コンポーネントの外面と内面との間のまっすぐな経路に沿って延びてコンポーネントの外部から内部への見通し線を提供する一つまたは複数の形体を有することができる。そのような方法で構成された開口は、内側コンポーネントが外側コンポーネントの中に配置されたとき開口どうしが整合せず、装置の外部から内部への直接的な見通し線がないように構成された内側および外側コンポーネントを有する装置で特に有用であることができる。または、そのような形体は、外面と内面との間でカーブしたまたは斜めの経路に沿って延びて、装置の外部から内部への直接的な見通し線がないようにすることもできる。他の態様では、溝のような形体は全体的に遮蔽装置の内部にあることもできる。そのような形体は、たとえば遮蔽装置のコンポーネント間の通気を容易にすることができる。
【0029】
本明細書に記載するような形体の位置決めは、装置内に収容されるシードカートリッジまたはバイアルに対して固定(たとえば可逆的に固定)されることができる。態様によっては、遮蔽装置は、それぞれが一つまたは複数の形体、たとえば本明細書で上記したような形体を画定する二つまたはそれ以上の部品で構成することができる。二つまたはそれ以上の部品は、放出されるいかなる放射線も実質的または完全に妨げられるよう、互いおよび放射線源に対して固定(たとえば可逆的に固定)されるように適合され得る。
【0030】
図1〜15に示し、以下の段落で説明する例で本発明をさらに説明する。これらの態様は、請求の範囲に記す発明の範囲を限定するものではない。
【0031】
図1および2を参照すると、放射線遮蔽装置10は、シードカートリッジ20と係合する構造であることができる。シードカートリッジ20は、ステム22、ハウジング25および典型的には複数(たとえば1〜20個)の近接照射療法シードを保持するような構造であるマガジン27を含むことができる。したがって、シードカートリッジ20が一つまたは複数のシードを収容する場合、マガジン27から放射線を放出させることができる。態様によっては、図2に示すように、放射線遮蔽装置(たとえば装置10)は、カートリッジ20のうち、マガジン27を含む部分のために遮蔽を提供するような構造であることができる。
【0032】
遮蔽装置10は外側部材30および内側部材32を含むことができる。外側部材30は、中空であることができ、開口端34および内面35を有することができ、外側部材30は、内側部材32を受けるように適合している。内側部材32は、中空であることができ、開口端36および内面37を有することができ、内側部材32は、シードカートリッジ20を受けるように適合している。態様によっては、内側部材32は、特にマガジン27を受けるように適合され得る。加えて、外側部材30および内側部材32は、開口端34および36とそれぞれ反対側にある末端38および39を有することができる。
【0033】
外側部材30および内側部材32は、たとえば滅菌を容易にするための一つまたは複数の開口を画定することができる。図1および2に示すように、外側部材30は通気孔43および44を画定することができ、内側部材32は通気孔46および47を画定することができる。加えて、外側部材30および内側部材32は嵌合形体、たとえば溝55および56(見えない)ならびにフィン58および59を画定することができる。フィン58および59は、それぞれ溝55および56と摺動自在に係合するような構造であることができる。このような態様では、内側部材32を外側部材30の開口端34に挿入して、内側部材32が外側部材30内の固定位置に可逆的に保持されるようにすることができる。したがって、装置10は、内側部材32と外側部材30とが互いに係合したとき、開口端34および36を除いては、外側部材30の外部から内側部材32の内部への直接的な見通し線がないようにそれらが整合するような構造であることができる。加えて、末端38および39は、開いていることもできるし、閉じていることもできる。典型的に、外側部材30の外部から装置10内の放射線源(たとえば一つまたは複数のシードを収容するマガジン)への直接的な見通し線を防ぐため、末端38および39の少なくとも一方は閉じている。または、末端38および39はいずれも、内側部材32が外側部材30内に配置されたとき末端38および39中の開口どうしが整合せず、装置10の内部への直接的な見通し線がないよう、部分的に開いていることもできる。
【0034】
加えて、外側部材30の開口端34は、ハウジング25の雄ねじ山63と係合するように適合され得る雌ねじ山60を画定することができる。したがって、内側部材32を外側部材30に挿入し、遮蔽アセンブリをシードカートリッジ20に螺着してマガジン27を包囲し、そのための放射線遮蔽を提供することができる。図2は、シードカートリッジ20と放射線遮蔽装置10とのアセンブリを示す。図1および2に示すように、ステム22およびハウジング25は装置10によって遮蔽することができない。ここでもまた、外側部材30と内側部材32とが接続されるやり方および通気孔43、44、46および47の配設のせいで、装置10の外部から装置10内の放射線源(たとえば一つまたは複数のシードを収容するマガジン)への直接的な見通し線は存在することができない。
【0035】
代替態様が図3に示されている。放射線遮蔽装置100は、バイアル105中の放射線源のための遮蔽を提供するように適合され得る。放射線遮蔽装置100は、バイアル105を完全に包囲し、遮蔽するような構造であることができる。図3に示すように、装置100は、下外側部材110、下内側部材112および上部材115を含むことができる。下外側部材110は、中空であることができ、開口端117を有することができ、下外側部材110は、下内側部材112を受けるように適合している。下内側部材112は、中空であることができ、開口端118を有することができ、下内側部材112は、バイアル105の少なくとも一部を受けるように適合している。同様に、上部材115は、中空であることができ、開口端119を有することができ、上部材115は、バイアル105の少なくとも一部を受けるように適合している。加えて、下外側部材110、下内側部材112および上部材115は、開口端117、118および119とそれぞれ反対側にある末端120、121および122を有することができる。末端120、121および122は、開いていることもできるし、閉じていることもできる。典型的に、下外側部材110の外部から装置100内の放射線源(たとえば一つまたは複数のシードを収容するマガジン)への直接的な見通し線を防ぐため、末端120および121の少なくとも一方は閉じている。または、末端120および121はいずれも、下内側部材112が下外側部材110内に配置されたとき末端120および121中の開口どうしが整合せず、装置100の内部への直接的な見通し線がないよう、部分的に開いていることもできる。
【0036】
下外側部材110および下内側部材112はまた、一つまたは複数の開口を画定することができる。たとえば、下外側部材110は通気孔130および131を画定することができ、下内側部材112は通気孔133および134を画定することができる。加えて、下外側部材110および下内側部材112は一つまたは複数の嵌合形体を画定することができる。たとえば、下外側部材110は溝136および137(図3では見えない)を画定することができ、下内側部材112はフィン139および140を画定することができる。使用の際には、下内側部材112を下外側部材110に挿入して、フィン139および140がそれぞれ溝136および137と摺動自在に係合するようにすることができる。通気孔130、131、133および134は、上内側部材が下外側部材110と係合したとき下外側部材110の外部から下内側部材112の内部への直接的な見通し線がないように位置決めすることができる。
【0037】
下外側部材110および/または下内側部材112は、任意の手段を使用して上部材115と係合するような構造であることができる。たとえば、上外側部材115は、上部材115によって画定される雌ねじ山(見えない)と係合するように適合され得る雄ねじ山150を画定することができる。または、装置100の上アセンブリは、他の任意の手段(たとえばスナップ嵌合、ばね嵌合または差し込み継手)を使用して上部材115と係合することもできる。したがって、バイアル105は、可逆的かつ完全に装置100内に収容することができ、バイアル105内の放射線源が効果的に遮蔽されるようになっている。
【0038】
図4〜7は放射線遮蔽装置のもう一つの態様を示す。図4〜7を参照すると、装置200は、互いおよび/またはシードカートリッジ20と係合するように適合され得る上部材202および下部材204を含むことができる。この態様では、下部材204は、マガジン27を包囲し、遮蔽するような構造であることができるが、上部材202は、ステム22およびハウジング25を包囲し、遮蔽するような構造であることができる。
【0039】
下部材204は、中空であることができ、開口端206を有することができ、下部材204は、マガジン27を受けるように適合している。加えて、下部材204は、開口端206と反対側にある末端208を有することができる。末端208は、開いていることもできるし、閉じていることもできる。開口端206の内面は、ハウジング25の雄ねじ山63と係合するように適合され得るねじ山210を画定することができる。加えて、開口端206の外面はねじ山212を画定することができる。
【0040】
上部材202もまた、中空であることができ、開口端215を有することができ、上部材202は、ステム22およびマガジン25を受けるように適合している。上部材202はまた、開口端215と反対側にある末端218を有することができる。末端218は、開いていることもできるし、閉じていることもできる。加えて、開口端215の内面は、下部材204によって画定される雄ねじ山212と係合するように適合され得るねじ山217を画定することができる。したがって、下部材204は、たとえば図7に示すようにシードカートリッジ20に螺着することができ、上部材202は、下部材/シードカートリッジアセンブリに螺着することができる。または、本明細書に記載するような、装置200のコンポーネントの互いおよびシードカートリッジ20との係合のための任意の他の方法を使用することもできる。
【0041】
図4〜7に示すように、上部材202および下部材204は、たとえば滅菌を容易にするための一つまたは複数の開口を画定することができる。たとえば、上部材202は通気孔220および225を画定することができ、下部材204は通気孔230、232、234、236、238および240を画定することができる。このような開口は、装置200の外部からその中に収容された放射線源(たとえば一つまたは複数のシードを収容するマガジン)への直接的な見通し線がないように位置決めすることができる。たとえば、通気孔230、232、234、236、238および240は、シードカートリッジが装置200内に収容されているとき、放射線が逃げるとき直接通過することができるマガジン27中の任意の開口(たとえばシード窓28)への直接的な見通し線を提供しないように位置決めすることができる。さらには、上部材202および下部材204中の開口は、外面と内面との間の距離に関してもっとも厚い区域に位置決めすることができる。図5に示すように、たとえば、通気孔230、232、234、236、238および240は、下部材204のもっとも厚い地点に位置決めすることができる。同様に、図6に示すように、通気孔220および225は、上部材202のもっとも厚い地点の近くに位置決めすることができる。もっとも厚い地点への位置決めは、マガジン27のための遮蔽を提供するように適合した下部材204によって画定される開口の場合、より重要になるかもしれない。
【0042】
通気孔220、225、230、232、234、236、238および240は、上部材202および下部材204の外面と内面との間に延びることができる。装置200はまた、上部材202と下部材204との間の通気を提供するように適合した一つまたは複数の切り込みを画定することができる。図5に示すように、たとえば、下部材204は、ねじ山210中に切り込み242、244、246、248および250を画定することができる。下部材204が、シードカートリッジ20に対し、図示するように六角形を画定することができる雄ねじ山63で螺着されると、切り込み242、244、246、248および250の少なくとも一つが下部材204と上部材202との間に通気を提供することができる。
【0043】
装置200はシードカートリッジ全体の遮蔽を提供することができるが、図8〜12に示す放射線遮蔽装置は、放射線源、たとえばシードカートリッジ20の一部に遮蔽を提供するように適合され得る。たとえば、装置300は、ステム22またはハウジング25には遮蔽を提供しない一方、カートリッジ20のマガジン27に遮蔽を提供するような構造であることができる。装置300は、それぞれ図9および10でさらに詳細に示す内側部材305および外側部材310を含むことができる。内側部材305および外側部材310は、中空であることができ、少なくとも一つの開口端を有することができる。たとえば、外側部材310は、開口端313を有することができ、内側部材305を受けるように適合され得る。同様に、内側部材305は、開口端315を有することができ、マガジン27を受けるように適合され得る。態様によっては、外側部材310および内側部材305の両端が開口していることもできる。
【0044】
内側部材305および外側部材310は、互いおよびシードカートリッジ20の少なくとも一部(たとえばハウジング25上のマガジン27および/またはねじ山63)と係合するように適合され得る。たとえば、外側部材310の内面は、ハウジング25の雄ねじ山63と係合するように適合され得る雌ねじ山318を画定することができる。さらには、内側部材305の内部は、マガジン27の外面と嵌合し、マガジン27内に収容されたシードによって放出される放射線に対する最大限の遮蔽を提供するような形を有することができる。たとえばマガジン27が長方形であるとき、内側部材305の内部は、マガジン27の寸法よりもわずかに大きい寸法(たとえば長さおよび幅が0.1mm〜0.25mm大きい)の長方形のウェルを画定することができる。
【0045】
さらには、内側部材305は、マガジン27の、シード窓28を画定する面に対して最大限の遮蔽が提供されるような構造であることができる。たとえば、内側部材305は、装置300が組み立てられ、シードカートリッジ20と係合したときハウジング25および遮蔽窓28中に延びることができる延長部320(図8および9に示す)を有することができる。
【0046】
図9および10をさらに参照すると、内側部材305および外側部材310は、互いに可逆的に係合するように適合され得る。たとえば、内側部材305は、突起328および329をそれぞれ画定することができる片持ちばね323および326を含むことができる。突起328および329は内側部材305から半径方向に離れることができる。外側部材310の内面は溝330を画定することができ、内側部材305が外側部材310に挿入されると、突起328および329が溝330と係合し、内側部材305を外側部材310中に保持することができるようになっている。図10に示すように、溝330は外側部材310の内面の全周囲に延びることができる。この態様では、内側部材305は、突起328および329が溝330に係合したとき、外側部材310に対して回転することができる。もう一つの態様では、遮蔽装置の外側部材は、内側部材の対応する片持ちばね延長部ごとに溝または切り込みを画定することができる。そのような溝それぞれは、内側部材が外側部材内で部分的に回転することを許すのに十分な長さであることもできるし、本質的に回転を許さずに片持ちばね突起と係合するのに十分なだけの長さであることもできる。装置300を使用する際には、内側部材305を、突起328および329が溝330と係合するように外側部材310に挿入し、シードカートリッジ20のマガジン27を開口端315に挿入し、図12に示すように遮蔽アセンブリをハウジング25に螺着することができる。態様によっては、内側部材305は、片持ちばね323および326がマガジン27によって溝330内に保持されるように適合され得る。いずれにしても、装置300は、装置300がシードカートリッジ20から取り外されない限り、内側部材305が外側部材310から切り離されないような構造であることができる。
【0047】
図9および10をさらに参照すると、内側部材305は、たとえば滅菌を容易にするための通気孔332および334を画定することができる。同様に、外側部材310は通気孔336および338を画定することができる。孔332、334、336および338は、内側部材305が外側部材310に挿入されたとき装置300の外部から内部への直接的な見通し線がないように位置決めすることができる。たとえば、通気孔332および334は内側部材305の開口端315の近くに位置決めすることができ、通気孔336および338は外側部材310の末端350の近くに位置決めすることができる。このような構造では、外側部材310と内側部材305とが係合し、互いに対して回転するときでさえ、装置300の外部から通気孔336および338を通過して内部に達する直接的な見通し線はない。
【0048】
図13〜16は、本明細書に提供する遮蔽装置のもう一つの態様を示す。装置400は、互いに係合し、シードカートリッジ20を完全に遮蔽する構造であることができる第一の部材405および第二の部材410を有することができる。第一および第二の部材405および410は外面412および414、内面417および419ならびに嵌め合い端部420および422を有することができる。
【0049】
外面412および414は、第一および第二の部材405および410を合わせて保持するための手段を受けるように適合したくぼみを画定することができる。たとえば、外面412および414は凹部425、426、427および428を画定することができる。凹部425〜428は、嵌め合い端部420および422が互いに対して配置されると、凹部425および426が、クリップ430のようなコネクタを受けるように適合している途切れのない通路を形成し、凹部427および428が、クリップ433のようなコネクタを受けるように適合している途切れのない通路を形成するような構造であることができる。クリップ430および433は、凹部425〜428によって形成される通路の中で装置400の周囲に配置されると、外面412および414に対して力を加えて第一および第二の部材405および410を合わせて保持するよう、可撓性材料(たとえばプラスチックまたは金属)から製造することができる。
【0050】
内面417および419は一つまたは複数の突起を画定することができる。たとえば、内面419はリッジ440および442を画定することができる。装置400がシードカートリッジ20を収容している場合、リッジ440、441(図14Bに示す)、442および443(図13に示す)は、シードカートリッジ20を内面417および419から離して保持することができる。このような構造は、たとえばオートクレーブ処理中のシードカートリッジ20への蒸気アクセスを容易にすることができる。態様によっては、リッジ440および442は、シードカートリッジ20が装置400内に収容されているときシードカートリッジ20の一部と嵌合してシードカートリッジ20が自由に動くことを阻止するように適合され得る。たとえば、リッジ440および442は、ハウジング25の端部をちょうど越えたところに位置決めすることができ、シードカートリッジ20が装置400内で縦方向に動くことを防ぐことができる。
【0051】
第二の部材410の嵌め合い端部422は突起450を画定することができる。第一の部材405の嵌め合い端部420は、第一の部材405と第二の部材410とがたとえば図14Aに示すようにぴったり嵌り合うよう、突起450を受けるような構造の溝455(図15に示す)を画定することができる。シードカートリッジ20が装置400内に収容されているとき、溝455への突起450の係合は、放射線が嵌め合い端部420と422との間から逃げるのを防ぐことができる。または、第一の部材405の嵌め合い端部420は、第二の部材410の外面414の一部にかけて延びる構造のリップを画定して、それにより、放射線が嵌め合い端部420と422との間から逃げるのを防ぐことができる。
【0052】
第一の部材405は、外面412と内面417との間に延びる一つまたは複数の開口を画定することができる。たとえば、第一の部材405は通気孔460、462および464を画定することができる。同様に、第二の部材410は通気孔466、468および470を画定することができる。第一および第二の部材405および410における開口は、装置400の外部から通気孔を通過して装置400の内部に達する直接的な見通し線がないような構造であることができる。たとえば、通気孔460、462、464、466、468および470は、カーブしていることもできるし、斜めであることもできる。または、通気孔460、462、464、466、468および470は、装置400のリッジ440および442に配置されたシードカートリッジに達する直接的な見通し線がないよう、図14Bおよび14Cに示すように位置決めすることもできる。
【0053】
代替態様が図15および16に示されている。たとえば、図15Aおよび15Bに示す断面図では、通気孔460、462および464は、外面412から第一の部材405の内面まで横方向に延びることができ、第一の側方部材412から内面417まで垂直方向に延びることができる。図16は、図15に示す第一の部材405の俯瞰図であり、内面419に対して垂直に延びる通気孔466、468および470を示すものである。
【0054】
他の態様
本発明をその詳細な説明に関して説明したが、前記説明は、例を示すことを意図したものであり、請求の範囲によって定義される発明の範囲を限定することを意図したものではないことが理解されよう。他の局面、利点および改変が請求の範囲に入る。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】シードカートリッジおよび2部品放射線遮蔽装置の図である。
【図2】シードカートリッジと係合した、図1の放射線遮蔽装置の図である。
【図3】バイアルおよび3部品放射線遮蔽装置の図である。
【図4】シードカートリッジならびに上部品および下部品を有する放射線遮蔽装置の図である。
【図5】図4の放射線遮蔽装置の下部品の詳細な俯瞰斜視図である。
【図6】図4の放射線遮蔽装置の上部品の詳細図である。
【図7】シードカートリッジと係合した下部品を示す、図4の放射線遮蔽装置の図である。
【図8】シードカートリッジならびに内側部品および外側部品を有する放射線遮蔽装置の図である。
【図9】図8の放射線遮蔽装置の内側部品の詳細図である。
【図10】図8の放射線遮蔽装置の外側部品の詳細図である。
【図11】シードカートリッジおよび図8の組み立てられた放射線遮蔽装置の図である。
【図12】シードカートリッジと係合した場合に見られる状態の図8の放射線遮蔽装置の図である。
【図13】シードカートリッジならびに第一の部品および第二の部品を有する放射線遮蔽装置の図である。
【図14】図14Aは、互いに係合した第一および第二の部品を示す図13の装置の側面図である。図14Bは、図14Aの軸Aから見た第一の部品の縦断面図である。図14Cは、図14Bの軸Cから見た第一の部品の横断面図である。
【図15】図15Aは、図13に示す第一の部品の第二の態様の縦断面を示す図である。図15Bは、図15Aに示す態様の横断面図である。
【図16】図15に示す第一の部品の第二の態様の俯瞰図を示す図である。
【0056】
各図において同様な参照記号が同種の要素を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)シード保持装置が、該シード保持装置のコンパートメント内に収容された放射性シードを含み;
(b)放射線遮蔽装置が、内面および外面を有する部材を含み;
(c)該遮蔽装置が該シード保持装置と係合したとき、該部材が該コンパートメントの少なくとも一部にかけて延び;かつ
(d)該部材が、該内面と該外面との間に延びる開口を、該遮蔽装置が該シード保持装置と係合したとき、該部材の外部から該開口を介して該コンパートメントに達する直接的な見通し線がないように画定する、近接照射療法シード保持装置および該シード保持装置と係合するような構造の放射線遮蔽装置。
【請求項2】
遮蔽装置が長さ25mm〜90mmである、請求項1記載のシード保持装置および該遮蔽装置。
【請求項3】
遮蔽装置が幅6mm〜16mmである、請求項1記載のシード保持装置および該遮蔽装置。
【請求項4】
遮蔽装置が内径4mm〜6mmである、請求項1記載のシード保持装置および遮蔽装置。
【請求項5】
内径が約5mmである、請求項4記載のシード保持装置および遮蔽装置。
【請求項6】
遮蔽装置が外径25mm〜35mmである、請求項1記載のシード保持装置および遮蔽装置。
【請求項7】
外径が約30mmである、請求項6記載のシード保持装置および遮蔽装置。
【請求項8】
シード保持装置が雄ねじ山を画定し、部材の内面が雌ねじ山を画定し、該雌ねじ山が該雄ねじ山と係合するような構造である、請求項1記載のシード保持装置および遮蔽装置。
【請求項9】
遮蔽装置がシード保持装置と完全に係合したとき、部材の外部から開口を介してコンパートメントに達する直接的な見通し線がない、請求項1記載のシード保持装置および遮蔽装置。
【請求項10】
遮蔽装置がシード保持装置と部分的に係合したとき、部材の外部から開口を介してコンパートメントに達する直接的な見通し線がない、請求項1記載のシード保持装置および遮蔽装置。
【請求項11】
遮蔽装置が内側部材および外側部材を含む、請求項1記載のシード保持装置および遮蔽装置。
【請求項12】
内側部材と外側部材とが、スナップ嵌合、差し込み嵌合またはねじ嵌合によって互いに係合するように適合されている、請求項11記載のシード保持装置および遮蔽装置。
【請求項13】
内側部材および外側部材の一方が突起を画定し、該内側部材および外側部材の他方が、該突起を受けるように適合された凹部を画定し、かつ該外側部材が、該突起が該凹部に挿入されたとき該内側部材を摺動自在に受けるような構造である、請求項11記載のシード保持装置および遮蔽装置。
【請求項14】
内側部材が片持ちばねを含む、請求項11記載のシード保持装置および遮蔽装置。
【請求項15】
片持ちばねが突起を画定し、外側部材が、該突起と係合するように適合された溝を画定する、請求項14記載のシード保持装置および遮蔽装置。
【請求項16】
内側部材および外側部材それぞれが外部および内部を含み、該内側部材が第一の開口を画定し、該外側部材が第二の開口を画定し、かつ該内側部材と該外側部材とが互いに係合したとき該外側部材の外部から該開口を介して該内側部材の内部に達する直接的な見通し線がない、請求項11記載のシード保持装置および遮蔽装置。
【請求項17】
内側部材が、コンパートメント中の窓を遮蔽するような構造の延長部を画定する、請求項11記載のシード保持装置および遮蔽装置。
【請求項18】
遮蔽装置が上部材および下部材を含む、請求項1記載のシード保持装置および遮蔽装置。
【請求項19】
上部材および下部材それぞれがねじ山を画定し、該ねじ山が互いに係合するように適合されている、請求項18記載のシード保持装置および遮蔽装置。
【請求項20】
上部材と下部材とが、スナップ嵌合、差し込み嵌合またはねじ嵌合によって互いに係合するように適合されている、請求項18記載のシード保持装置および遮蔽装置。
【請求項21】
遮蔽装置が第一の外側部材、第一の内側部材および第二の部材を含む、請求項1記載のシード保持装置および遮蔽装置。
【請求項22】
遮蔽装置が、シード保持装置全体を遮蔽するような構造である、請求項1記載のシード保持装置および遮蔽装置。
【請求項23】
遮蔽装置が金属を含む、請求項1記載のシード保持装置および遮蔽装置。
【請求項24】
遮蔽装置が熱可塑性または熱硬化性材料を含む、請求項1記載のシード保持装置および遮蔽装置。
【請求項25】
遮蔽装置が充填材入り熱可塑性または熱硬化性材料を含む、請求項1記載のシード保持装置および遮蔽装置。
【請求項26】
熱可塑性または熱硬化性材料がアンチモン、タングステン、硫酸バリウム、ビスマス化合物、二酸化チタン、鉛または鋼で充填されている、請求項25記載のシード保持装置および遮蔽装置。
【請求項27】
(a)遮蔽装置が、内面および外面を有する部材を含み;
(b)シード保持装置が雄ねじ山を画定し;
(c)該部材の該内面が、該雄ねじ山と係合するような構造の雌ねじ山を画定し;
(d)該シード保持装置が、近接照射療法シードを保持するような構造のコンパートメントを含み;
(e)該雌ねじ山が該雄ねじ山と係合したとき該部材が該コンパートメントの少なくとも一部にかけて延び;かつ
(f)該部材が、該内面と該外面との間に延びる開口を、該遮蔽装置が該シード保持装置と係合したとき、該部材の外部から該開口を介して該コンパートメントに達する直接的な見通し線がないように画定する、近接照射療法シード保持装置と係合するような構造の放射線遮蔽装置。
【請求項28】
長さが25mm〜90mmである、請求項27記載の遮蔽装置。
【請求項29】
幅が6mm〜16mmである、請求項27記載の遮蔽装置。
【請求項30】
内径が4mm〜6mmである、請求項27記載の遮蔽装置。
【請求項31】
内径が約5mmである、請求項30記載の遮蔽装置。
【請求項32】
外径が25mm〜35mmである、請求項27記載の遮蔽装置。
【請求項33】
外径が約30mmである、請求項32記載の遮蔽装置。
【請求項34】
遮蔽装置がシード保持装置と完全に係合したとき、部材の外部から開口を介してコンパートメントに達する直接的な見通し線がない、請求項27記載の遮蔽装置。
【請求項35】
遮蔽装置がシード保持装置と部分的に係合したとき、部材の外部から開口を介してコンパートメントに達する直接的な見通し線がない、請求項27記載の遮蔽装置。
【請求項36】
内側部材および外側部材を含む、請求項27記載の遮蔽装置。
【請求項37】
内側部材と外側部材とが、スナップ嵌合、差し込み嵌合またはねじ嵌合によって互いに係合するように適合されている、請求項36記載の遮蔽装置。
【請求項38】
内側部材および外側部材の一方が突起を画定し、該内側部材および外側部材の他方が、該突起を受けるように適合された凹部を画定し、かつ該外側部材が、該突起が該凹部に挿入されたとき該内側部材を摺動自在に受けるような構造である、請求項36記載の遮蔽装置。
【請求項39】
内側部材が片持ちばねを含む、請求項36記載の遮蔽装置。
【請求項40】
片持ちばねが突起を画定し、外側部材が、該突起と係合するように適合された溝を画定する、請求項39記載の遮蔽装置。
【請求項41】
内側部材および外側部材それぞれが外部および内部を含み、該内側部材が第一の開口を画定し、該外側部材が第二の開口を画定し、かつ該内側部材と該外側部材とが互いに係合したとき該外側部材の外部から該開口を介して該内側部材の内部に達する直接的な見通し線がない、請求項36記載の遮蔽装置。
【請求項42】
内側部材が、コンパートメント中の窓を遮蔽するような構造の延長部を画定する、請求項36記載の遮蔽装置。
【請求項43】
上部材および下部材を含む、請求項27記載の遮蔽装置。
【請求項44】
上部材および下部材それぞれがねじ山を画定し、該ねじ山が互いに係合するように適合されている、請求項43記載の遮蔽装置。
【請求項45】
上部材と下部材とが、スナップ嵌合、差し込み嵌合またはねじ嵌合によって互いに係合するように適合されている、請求項43記載の遮蔽装置。
【請求項46】
第一の外側部材、第一の内側部材および第二の部材を含む、請求項27記載の遮蔽装置。
【請求項47】
シード保持装置全体を遮蔽するような構造である、請求項27記載の遮蔽装置。
【請求項48】
金属を含む、請求項27記載の遮蔽装置。
【請求項49】
熱可塑性または熱硬化性材料を含む、請求項27記載の遮蔽装置。
【請求項50】
充填材入り熱可塑性または熱硬化性材料を含む、請求項27記載の遮蔽装置。
【請求項51】
熱可塑性または熱硬化性材料がアンチモン、タングステン、硫酸バリウム、ビスマス化合物、二酸化チタン、鉛または鋼で充填されている、請求項50記載の遮蔽装置。
【請求項52】
下外側部材、下内側部材;および上部材を含み、該部材それぞれが内面および外面を含み、該下内側部材が、該下外側部材と係合するための形体を含み、該下外側部材が、該上部材と係合するための形体を画定し、かつ該部材の少なくとも一つが、該内面と該外面との間に、開口を、該下内側部材が該下外側部材と係合し、該下外側部材が該上部材と係合したとき装置の外部から該開口を介して該装置の内部に達する直接的な見通し線がないように画定する、複数の近接照射療法シードを受けるような構造の放射線遮蔽装置。
【請求項53】
下内側部材がフィンを画定し、下外側部材が溝を画定し、該フィンが該溝中に摺動自在に係合される、請求項52記載の装置。
【請求項54】
下外側部材および上部材それぞれがねじ山を画定し、該ねじ山が互いに係合するような構造である、請求項52記載の装置。
【請求項55】
熱可塑性または熱硬化性材料を含む、請求項52記載の装置。
【請求項56】
充填材入り熱可塑性または熱硬化性材料を含む、請求項52記載の装置。
【請求項57】
熱可塑性または熱硬化性材料がアンチモン、タングステン、硫酸バリウム、ビスマス化合物、二酸化チタン、鉛または鋼で充填されている、請求項56記載の装置。
【請求項58】
長さが25mm〜90mmである、請求項52記載の装置。
【請求項59】
幅が6mm〜16mmである、請求項52記載の装置。
【請求項60】
(a)第一の内面、第一の外面、および第一の嵌め合い端部を有し、該第一の嵌め合い端部が突起を画定するものである第一の部材と、
(b)第二の内面、第二の外面および第二の嵌め合い端部を有し、該第二の嵌め合い端部が、該突起を受けるように適合された凹部を画定するものである第二の部材とを含む、
該第一の部材が、該第一の内面と該第一の外面との間に延びる第一の開口を、遮蔽装置がシード保持装置の少なくとも一部を収容するとき該第一の部材の外部から該シード保持装置の該一部に達する直接的な見通し線がないように画定する、近接照射療法シード保持装置を保有するような構造の放射線遮蔽装置。
【請求項61】
第二の部材が、第二の内面と第二の外面との間に延びる第二の開口を、遮蔽装置がシード保持装置の少なくとも一部を収容するとき該第二の部材の外部から該シード保持装置の該一部に達する直接的な見通し線がないように画定する、請求項60記載の遮蔽装置。
【請求項62】
第一の外面および第二の外面それぞれが、コネクタを受けるように適合された凹部を画定する、請求項60記載の遮蔽装置。
【請求項63】
第一の内面および第二の内面それぞれがリッジを画定する、請求項60記載の遮蔽装置。
【請求項64】
長さが25mm〜90mmである、請求項60記載の遮蔽装置。
【請求項65】
幅が6mm〜16mmである、請求項60記載の遮蔽装置。
【請求項66】
内径が4mm〜6mmである、請求項60記載の遮蔽装置。
【請求項67】
内径が約5mmである、請求項66記載の遮蔽装置。
【請求項68】
外径が20mm〜40mmである、請求項60記載の遮蔽装置。
【請求項69】
外径が約30mmである、請求項68記載の遮蔽装置。
【請求項70】
金属を含む、請求項60記載の遮蔽装置。
【請求項71】
熱可塑性または熱硬化性材料を含む、請求項60記載の遮蔽装置。
【請求項72】
充填材入り熱可塑性または熱硬化性材料を含む、請求項60記載の遮蔽装置。
【請求項73】
熱可塑性または熱硬化性材料がアンチモン、タングステン、硫酸バリウム、ビスマス化合物、二酸化チタン、鉛または鋼で充填されている、請求項72記載の遮蔽装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公表番号】特表2008−510144(P2008−510144A)
【公表日】平成20年4月3日(2008.4.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−525763(P2007−525763)
【出願日】平成17年8月11日(2005.8.11)
【国際出願番号】PCT/US2005/028418
【国際公開番号】WO2006/137831
【国際公開日】平成18年12月28日(2006.12.28)
【出願人】(507122995)ミルズ バイオファーマシューティカルズ リミテッド ライアビリティ カンパニー (3)
【Fターム(参考)】