説明

放送と連携した情報処理方法

双方向放送において、放送に関連した情報を情報端末の簡便な操作だけで受信できるようにするとともに、マーケティング情報として視聴世帯主以外のユーザ情報も取得できるようにするため、受信装置毎に供給される視聴ID以外にたとえば携帯電話端末等の家族が所有する家族毎のユーザIDを設定可能にし、データベースにはユーザID毎に個人の属性情報を登録できるようにしておき、この属性情報を登録した情報端末に対して受信機器との通信(たとえば赤外線通信やブルートゥース通信)が可能なアプリケーションプログラムをダウンロードさせる。そして、当該アプリケーションプログラムを用いて簡便な入力操作(ワンプッシュ操作)のみで受信装置に対して情報を入力できるようにする。そして、このように入力された情報は視聴IDとユーザIDとを関連付けてサーバに送信できるようにしておく。これにより、サーバではデータベースを検索することによりどのような属性を有するユーザがどのような入力を行ったかが把握できるようになるため、個々の情報端末に放送と関連する情報を個別に配信できるとともに、極めて有効なマーケティング情報を取得できるようになる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
本発明は、BS・CS等のデジタル放送と連動した双方向の情報処理に適用して有効な技術である。
【背景技術】
テレビジョン放送の分野では、BSやCS等の衛星放送、地上波デジタル放送、ケーブルテレビ、インターネットのブロードバンド配信など普及によって多様な番組が視聴者に提供されるようになってきている。
これらの新しい放送方式の特徴として、情報通信の双方向性が挙げられる。すなわち、視聴者が放送局から一方的に送信されてくる番組を視聴するだけではなく、リモコンやキーボード、マウス等を使って放送局に対して情報を送信することが可能となっている。
この種の先行技術(特許文献1)の一例として、特開平9−224236号公報がある。この先行技術では、ユーザは電話回線を介して個人情報をユーザ情報サーバで一括管理できるようにしたものである。
前記のような先行技術では、一般に、表示装置(CRT)や液晶ディスプレイを制御するセットトップボックスに加入者識別カードを挿入できるようにしており、この加入者識別カードに記録されたIDに基づいて視聴許可の認証を行うものが一般的であった。
そのため、前記個人情報もIDと関連付けられてサーバに蓄積されていた。このような場合、個人情報としては世帯主の個人情報のみが登録されていることが多かった。
ところが、テレビが普及しているとはいえ、リビングルームに設置された1台のテレビを家族で共有して視聴する場合も多く、これらのテレビはリモコンにより操作されることが通常であった。
リモコン操作により双方向番組での視聴者参加や、放送に関連した情報の取得を行おうとする場合、セットトップボックスやテレビ受像機は、リモコンからの入力を認識する際にそれが誰によって操作されたかまでは認識できなかった。すなわち、リビングルームに設置されたテレビ受像機のリモコン等を操作するのは必ずしも世帯主とは限られない(図1参照)。
そのため、番組に対応した懸賞応募情報等をリモコン操作で応募した視聴者がその世帯の子供であっても、応募者として予め登録されている世帯主による応募として扱われてしまうことがあり、正確なマーケットリサーチが困難になる問題があった。
また、別の問題として、情報の双方向性が実現されているとはいえ、視聴者から発信される情報は電話回線等を用いることが多かった。そのため、視聴者を対象にしたリモコンでの「早押し」クイズや、懸賞応募等の場合、電話回線やインターネット回線に一時的に大きなトラフィックが発生することになり、ネットワーク障害や放送局側の受信システムの障害を誘発するおそれがあった。
このような点から、より個別に個々の視聴者に対応した情報配信が可能で、かつこれらの情報配信がより簡便な入力操作で実現でき、かつ広告主にとってはより確実なマーケティング情報の入手が可能な技術が要求されていた。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、双方向放送システムにおいて、視聴者がより簡易に情報を収集でき、広告主にとっては個人情報を的確に収集・管理できるようにし、さらに視聴者から発信される情報によるトラフィック増大を防止して、円滑な双方向情報通信を実現することを技術的課題とする。
【発明の開示】
本発明は放送と連携した情報処理方法にかかるものである。
本発明は、受信機器毎に設定された視聴IDを認証して視聴端末からの入力情報を受け付けるシステムにおいて、情報端末を介して入力された視聴IDと関連付けられたユーザIDをサーバに登録しておきこのユーザIDには個人属性情報を登録する。そして、放送の視聴時に情報端末から受け付けた入力情報を前記サーバに送信するときに、前記受信機器は前記視聴IDとともにユーザIDを関連付けて前記サーバに送信し、これを受信したサーバは、前記ユーザIDに基づいて入力情報と個人属性情報とを関連付けてマーケティング情報として前記サーバから出力するようにしたものである。また、視聴IDの代わりにコンテンツとコンテンツIDとを受信機で受信しておき、情報端末から簡易操作によってユーザIDを取得することによりコンテンツIDとユーザIDとを関連付けてコンテンツに応じた関連情報をユーザの情報端末に配信するようにしたものである。
ここで情報端末とはネットワーク接続可能な携帯電話端末、PDA又はパーソナルコンピュータ、デジタル放送受信機器そのものを含む情報処理装置を用いることができる。
また、入力情報に応じた放送関連情報とは、ユーザが視聴している放送に関連する情報を意味し、たとえば放映されているコマーシャルメッセージに関連するさらに詳細な商品情報やサービス情報等である。また、当該放送に関連した出演者(タレント)の出演情報、コンサート情報、CD発売情報等であってもよい。
また、これらの配信すべき放送関連情報が存在する場合には、視聴端末の表示画面に放送関連情報が存在することを意味するシンボルアイコン等の識別子を表示してもよい。
また、家族の個々の個人情報をマーケティング情報として収集するためには、サーバの個人情報データベースにユーザID毎に個人の属性情報を登録できるようにしておき、ユーザが要求したコンテンツ関連情報をサーバのマーケティング情報データベースに登録しておくようにしておけばよい。
この点について、情報端末として最近家族の個人毎に所有する傾向にあるネットワーク接続が可能な携帯電話端末を用いることにより、放送に関連した情報を個人毎に個別に配信できるようになり、かつ家庭単位ではなく、個人毎に個別のマーケティング情報も取得が可能となる。
たとえば、サーバに個人情報データベースとして性別、年齢等の個人のプロファイルを登録しておけば、情報端末を所有する個人に最適な商品情報をコンテンツ関連情報としてサーバから返信させることができる。たとえば、衣料品に関する広告情報であれば、衣料品のテレビコマーシャルが放映されていおり、それを視聴しているユーザが同じ簡易操作を行ったとしても、男性と女性の性別によって異なった商品の広告情報を返信させることができる。また、これにより家庭単位ではなく、個人毎に個別のマーケティング情報も取得できるようになる。
このように、本発明によれば、双方向放送システムにおいて、視聴者は個別に所有する簡易な情報端末を用いて放送と連動した情報(放送関連情報)の収集を簡便な操作(ワンプッシュ操作)で取得でき、一方、広告主は視聴者の情報を的確に収集・管理でき、さらに携帯電話端末等による情報送信により視聴者から発信される情報によるトラフィック増大が分散されるため、円滑な双方向情報通信が実現される。
【図面の簡単な説明】
図1は、双方向データ放送の従来技術の概念を示す説明図
図2は、本発明の概念を示す説明図(1)
図3は、本発明の概念を示す説明図(2)
図4は、実施形態における視聴ID、ユーザIDおよび属性情報の登録方法を示すフロー図
図5は、実施形態における携帯端末の操作と入力情報の送信手順を示すフロー図
図6は、本実施形態の概念を示す説明図(3)
図7は、本発明の別の実施形態の概念を示す説明図(1)
図8は、本発明の別の実施形態の概念を示す説明図(2)
図9は、実施形態のシステム構成を示すブロック図
図10は、実施形態のデータベース構成を示す図
図11は、実施形態の別の実施例の構成を示す図(1)
図12は、実施形態の別の実施例の構成を示す図(2)
図13は、実施形態の別の実施例の構成を示す図(3)
図14は、実施形態の別の実施例の構成を示す図(4)
図15は、実施形態の別の実施例の構成を示す図(5)
図16は、実施形態の別の実施例の構成を示す図(6)
図17は、実施形態の別の実施例の構成を示す図(7)
図18は、実施形態の別の実施例の構成を示す図(8)
図19は、実施形態の別の実施例の構成を示す図(9)
図20は、実施形態の別の実施例の構成を示す図(10)
【発明を実施するための最良の形態】
【実施例1】
本実施例は、放送方式としてBSデジタルテレビジョンシステムを利用した場合である。
本実施例のシステム構成は図9に示すように、放送局(BSS)より配信された放送番組情報を視聴者の受信装置(STB)が受信し、この受信装置(STB)に接続されている表示装置(CRT)に表示し視聴を可能とするものである。
なお、受信装置(STB)には赤外線インターフェースが用意されており、携帯端末(MP)との通信が可能となっている。携帯端末(MP)からボタン操作で入力された情報は、受信装置(STB)を介して放送局(BSS)に送信されるようになっている。
一方、携帯端末(MP)は、通常の無線携帯電話回線を介して基地局(MBS)からネットワーク(NW)に接続可能となっている。
図9において、制御サーバ(AS)は携帯端末(MP)が受信装置(STB)と通信するためのアプリケーションプログラムを格納しており、携帯端末(MP)からの指示により制御サーバ(AS)からダウンロード可能となっている。
また、データベースサーバ(DBS)はユーザ情報を格納するデータベースであり、図10に示すような視聴ID毎のデータベースが登録されるようになっている。
本実施形態の一つの特徴は、同図に図示したように、単一の視聴IDに対して複数人のユーザIDが登録可能となっている点にある。つまり、視聴IDは受信装置(STB)に挿入されるカード毎に付与されているが、通常の場合当該視聴IDは一世帯に対して単一の視聴IDのみが付与され、世帯主が名義人となることが多い。そこで、本実施形態では単一の視聴IDに対して世帯を構成する家族毎のユーザIDが管理できるデータベース構成とした。
図2,図3および図6は、携帯端末(MP)を用いた個人情報の登録方法および携帯端末(MP)を用いた受信装置(STB)への入力方法を示している。
また、図4は携帯端末(MP)による本実施形態を実現するための初期操作の処理フロー、図5は制御サーバ(AS)からダウンロードした通信アプリケーションプログラムを用いて受信装置(STB)にアクセスする手順を説明している。
視聴者は、まず携帯端末(MP)から制御サーバ(AS)の所定のアドレス(URL:Uniform Resource Locator)を指定すると、制御サーバ(AS)に登録されたWEB画面がネットワーク(NW)および基地局(MBS)からネットワーク(NW)に接続可能を介して携帯端末(MP)にダウンロードされて携帯端末(MP)に表示される。
このWEB画面では、まず視聴IDの入力が促される。ここでユーザが数桁の視聴IDを携帯端末(MP)のボタン操作で入力すると、当該視聴IDが制御サーバ(AS)に送信される。制御サーバ(AS)では、ネットワーク(NW)を介してデータベースサーバ(DBS)にアクセスし、既に登録が完了している視聴IDか否かを判定する。ここで、入力された視聴IDが新規なものであれば、データベースサーバ(DBS)中に当該視聴IDに対するエリアを確保し、当該エリアに数ユーザの登録可能領域を確保する。
次に、視聴IDの下に確保されたユーザIDの領域に、メールアドレスの入力を受け付け、続いて当該ユーザの属性の入力を受け付ける。ユーザの属性としては、図10に示すように、前記メールアドレスの他、ニックネーム、氏名、性別、電話番号、年齢、興味、趣味、職業、履歴、蓄積ポイント等がある。
前記ユーザ属性の入力が完了すると、制御サーバ(AS)は所定のアプリケーションプログラムを携帯端末(MP)にダウンロードさせる。このアプリケーションプログラムは、携帯端末(MP)が受信装置(STB)と通信するためのプログラムであり、JAVA(登録商標)等の言語で記述され、前記で登録された視聴IDとユーザIDとが格納されている。
次に、図5を用いて前記アプリケーションプログラムがダウンロードされた携帯端末(MP)と受信装置(STB)との通信処理によって実現される処理を説明する。
放送局(BSS)よりBMLによるデータ放送が行われると、当該番組情報が受信装置(STB)を通じて表示装置(CRT)に表示され、視聴者が視聴可能な状態となる。ここで、たとえばコマーシャル情報が表示され、このコマーシャル情報に対するアンケートが表示されると(データ放送モード)、リモコンからの操作を受け付ける状態となる。
視聴者が携帯端末(MP)を操作して前記受信装置(STB)に対してデータ放送の利用を指示すると、前記リモコンの代わりに受信装置(STB)に対して携帯端末(MP)によるデータ入力が可能となる。
受信装置(STB)を通じて表示装置(CRT)に視聴者のアクションの指示が表示されると、視聴者は携帯端末(MP)からボタンを押して受信装置(STB)に対して指示を行うことができる。このような視聴者からの入力を促す番組情報としては、コマーシャルに対する興味度のアンケート、懸賞応募等が考えられる。
また、表示装置(CRT)にはコマーシャルが放映されている間、図2および図3に示すようにシンボルアイコン(ワンプッシュアイコン)が同時に表示されており、当該コマーシャルに関連する情報、たとえば懸賞参加情報や商品に関する詳細情報が存在していることを視聴者に示唆してもよい。
本実施形態では、携帯端末(MP)からの特定のキーボタンの簡便入力(いわゆるワンプッシュ入力)が行われると、携帯端末(MP)内のアプリケーションプログラムは、この入力情報を視聴ID・ユーザIDとともに受信装置(STB)に送信する。
ここで、簡便入力(ワンプッシュ入力)は、たとえば前記アプリケーションプログラムでは、「1」等の単独のキーボタンに送信機能が割り当てられており、このキーボタンを1回押すだけの手順でユーザIDと視聴IDが受信装置(STB)に送信されることが望ましい。
受信装置(STB)は、当該受信装置(STB)に登録されている前記携帯端末(MP)から受信した視聴IDが自身が保有している視聴IDと一致しているか否かを判定し、一致している場合には前記入力情報と視聴ID・ユーザIDをネットワーク(NW)を介してデータベースサーバ(DBS)に送信する。
なお、前記視聴IDの代わりに放送コンテンツ毎にコンテンツIDが設定されており、前記携帯端末(MP)からユーザIDを受信装置(STB)に受信したときに、これにコンテンツIDを結合してデータベースサーバ(DBS)に送信してもよい。
データベースサーバ(DBS)では、前記視聴ID(又はコンテンツID)とユーザIDに基づいてデータベースを検索し、ユーザの属性情報を読み出す。このようにして読み出されたユーザの属性情報を前記ユーザが入力した入力情報とともに、図示しないマーケティングデータベースに蓄積する。
一方、前記のようにコマーシャルに関連する情報が存在している場合には、コンテンツIDに基づいてそれに関連する情報、たとえば懸賞参加情報や商品に関する詳細情報を前記データベースサーバ(DBS)から前記携帯端末(MP)に送信する。このとき、前記情報そのものをテキストデータ又はHTMLデータとして送信してもよいし、前記情報を蓄積したサーバのURLデータを前記携帯端末(MP)に送信してもよい。
このように、本実施形態では、視聴者の簡便な操作(ワンプッシュ操作)のみで放送に関連する情報を携帯端末(MP)で受信することができる。
また、BSデジタル放送の双方向通信においても、携帯端末(MP)から送信されたユーザIDを受信装置(STB)においてコンテンツIDと結合してサーバに送信することで、当該視聴者により入力された入力情報とコンテンツとが関連付けることができるようになり、より正確なマーケティング情報の取得が可能となる。
ところで、携帯端末(MP)から入力された視聴者からの入力情報は、電話回線やネットワーク(NW)を介してデータベースサーバ(DBS)や制御サーバ(AS)にアクセスするようになっているが、15秒や30秒のコマーシャルに対する応答を視聴者が入力する場合には、コマーシャルの最後の部分に視聴者からの入力情報の送信トラフィックが集中することになる。
そこで、受信装置(STB)は、図7で説明しているように、時間的に差異を設けて入力情報を送信するようにしてもよい。具体的な方法としては放送局(BSS)から受信したBMLに予め、動的に変化するURLを記述しており、時間単位で動的にURLを変化させて携帯端末(MP)からの入力情報をネットワーク(NW)に送信するようにしてもよい。このように動的にURLを変化させることにより、ネットワーク(NW)上の負荷を分散させることができる。
また、図8に示すように、受信装置(STB)のメモリに入力情報(送信データ)を一時的にキャッシュし、一定の時間又は一定の件数に達した段階でネットワーク(NW)に送信するようにしてもよい。
なお、本実施形態において、図4で説明したユーザ属性の入力は携帯端末(MP)を用いた場合で説明したが、この入力手段については、携帯端末(MP)の他にネットワーク(NW)に接続されたパーソナルコンピュータ、PDA等のネットワーク端末を用いてもよい。
また、図5で説明した入力情報の入力操作は携帯端末(MP)を用いた場合で説明したが、この入力そのものは受信装置(STB)の操作を行うためのリモコンを用いてもよい。この場合、リモコンを操作する視聴者を識別するためにデータベースサーバ(DBS)に登録されたユーザIDを表示装置(CRT)上で選択可能なように表示し、リモコン操作を行うユーザを選択できるようにしてもよい。
【実施例2】
図11〜図20は本実施形態の別の実施例を示している。
図11において、放送局(BSS)からはコンテンツIDが格納された放送コンテンツが受信機に受信されている。このコンテンツIDに関連情報のある場合には、受信装置(STB)の表示画面にシンボルアイコンが表示されるようになっている。
情報端末(MP)は携帯電話端末であり、赤外線通信機能を有しており、前記受信装置(STB)と通信可能になっている。この赤外線通信機能は、情報端末(MP)にダウンロードされたプログラムにより管理されている。このプログラムでは情報端末(MP)の特定の数字ボタン(たとえば「1」)を操作(ワンプッシュ操作)すると、情報端末(MP)に予め登録されたユーザIDが赤外線通信によって受信装置(STB)に送信されるようになっている。
受信装置(STB)が前記情報端末(MP)からユーザIDを受信すると、そのときに出力されている放送コンテンツに対応したコンテンツIDを前記ユーザIDと結合してサーバ(DBS)に送信する。
サーバ(DBS)では、前記IDのペアデータを受信すると、ユーザIDに基づいて個人情報データベースを検索する。この個人情報データベースには、ユーザIDとユーザ情報とが関係付けられて登録されている。ここでユーザ情報とは、たとえばユーザのメールアドレス、ユーザの性別、年齢等のプロファイルを含めてもよい。
また、サーバ(DBS)は、受信したコンテンツIDに基づいてコンテンツ情報データベースを検索する。このコンテンツ情報データベースには、コンテンツIDとコンテンツ関連情報とが関係付けられて登録されている。ここでコンテンツ関連情報とは、たとえば前記放送コンテンツに関連した商品やサービスの広告情報や番組情報、又はこれらのアドレス(URL)を含めてもよい。
このようにして、サーバ(DBS)は前記ユーザ情報とコンテンツ関連情報とを関係付けてマーケティング情報データベースに登録する。これにより、マーケティング情報データベースには、ユーザのプロファイルとともに当該ユーザが要求した商品やサービスの広告情報が順次蓄積されていき、マーケティングに極めて有効なデータベースが構築される。
図12は、受信装置(STB)がコンテンツIDとユーザIDとを結合してサーバ(DBS)に送信するまでは前記図11と同じである。
同図において、個人情報データベースには、ユーザIDとメールアドレスとが関係付けられて登録されている。また、コンテンツ情報データベースには、コンテンツIDとコンテンツ関連情報としてのアドレス(URL)が関係付けられて登録されている。このコンテンツ関連情報としてのアドレス(URL)とは、前記コンテンツに関連する商品やサービスの詳細情報のデータが登録されたアドレス(URL)を意味している。
サーバ(DBS)は、ユーザIDに基づいて個人情報データベースから読み出したメールアドレスに対して、コンテンツIDに基づいてコンテンツ情報データベースから読み出したコンテンツ関連情報(URL)を電子メールとして送信する。
これにより、情報端末(MP)で着信した電子メールには前記コンテンツ関連情報(URL)が格納されており、このコンテンツ関連情報(URL)にネットワーク通信機能を介してアクセスすることにより、ユーザは受信装置(STB)で放送されている放送コンテンツに関連した商品情報等をネットワーク上から容易に取得することができる。
なお、コンテンツ関連情報は、この広告情報の他に、将来提供予定の放送コンテンツのための録画予約をするために放送チャンネル情報と放送開始・終了時刻を含んだ命令情報であってもよい。この命令情報は、電子メールとして情報端末(STB)に受信される。そして、当該命令情報は情報端末(MP)から受信装置(STB)又はビデオレコーダ等の録画装置(図示せず)に赤外線通信等により送信され、受信装置(STB)の録画予約機能を設定するようになっている。
図13は、前記図12の変形例である。
前記図12では、受信装置(STB)がコンテンツIDとユーザIDを結合してサーバ(DBS)に送信した例であったが、図13では、情報端末自身が受信装置(STB)からコンテンツIDを取得してユーザIDと結合してサーバ(DBS)に送信している。
具体的には、情報端末(MP)に登録されたプログラムにより情報端末(MP)で特定のボタン操作(ワンプッシュ操作)がなされると、赤外線通信機能を介して受信装置(STB)に対してコンテンツIDの取得を要求する。
前記取得要求に対して受信装置(STB)からコンテンツIDが情報端末(MP)に送信されると、情報端末(MP)ではこれを受信して自身が記憶しているユーザIDと結合する。そして、このIDのペアデータをネットワーク通信機能を介してサーバ(DBS)に送信する。
なお、前記IDのペアデータを受信したサーバ(DBS)が行う処理については図12と同様であるので説明を省略する。
図14は、前記図13の変形例である。
この例では、情報端末(MP)は、受信装置(STB)からコンテンツIDを取得すると当該コンテンツIDとユーザIDとを結合したIDのペアデータを一旦受信装置(STB)に送信する。
前記IDのペアデータを受信した受信装置(STB)は、これらをサーバ(DBS)に送信する。この後のサーバ(DBS)の処理は図12と同様であるので説明は省略する。
図15は、設置型のディスプレイ広告や電車の中刷り広告の近傍に受信装置(STB)が設けられている例を示している。同図では設置型のディスプレイに繰り返し広告映像が放映されている。そして、受信装置(STB)は、情報端末(MP)からの簡易ボタン操作で送信されたユーザIDを受信すると、放映されている広告映像に対応するコンテンツIDを前記ユーザIDに結合してサーバ(DBS)に送信するようになっている。なお、この後のサーバ(DBS)の処理は図12と同様であるので説明は省略する。
このように図15に示した例では、街頭や電車の中のディスプレイ広告や中刷り広告に連動してコンテンツ関連情報としての商品情報等を携帯電話端末等を用いてその場で取得することが可能となる。
図16は、情報端末(MP)がテレビ受信機能を備えている場合の具体例である。
同図において、情報端末(MP)はデジタル地上波放送の受信機能を備えており、放送局(BSS)より放送コンテンツとコンテンツIDとを受信するようになっている。当該放送コンテンツの受信中に特定の操作ボタンが押されると(ワンプッシュ操作)、コンテンツIDを取得するためのプログラムが起動し、当該コンテンツに対応したコンテンツIDが情報端末(MP)内のメモリに取り込まれる。そして、情報端末(MP)内に格納されたユーザIDと前記コンテンツIDが結合されたIDのペアデータが生成され、サーバ(DBS)に送信する。
前記ユーザIDとコンテンツIDのペアデータを受信したサーバ(DBS)の処理は図12と同様であるので説明は省略する。
図17は、図12とほぼ同様のシステム構成を有しているが、受信機が移動車両に搭載されている場合を示している。受信装置(STB)が情報端末(MP)からユーザIDを受信し、これにコンテンツIDを結合してIDのペアデータを生成すると、外部通信モジュールを介してこのIDのペアデータをサーバ(DBS)に送信する。この外部通信モジュールとは、たとえばモバイルIPv6に準拠したモバイルルータや無線LANシステムである。
なお、サーバ(DBS)の処理については図12と同様であるので説明は省略する。
図18は、図12とほぼ同様のシステム構成を有しているが、受信装置(STB)と映像機器とが分離されている。たとえば映像装置は通常のテレビジョン装置又はモニタ装置であり、受信機は地上波デジタル放送の受信チューナである。図18における受信装置(STB)の機能は図12に示した受信装置(STB)と同じである。
図19は、図12の変形例である。受信装置(STB)で受信されるユーザIDは、情報端末(MP)ではなくリモコンから送信されるようになっている。
リモコンの学習機能を利用して、情報端末(MP)から赤外線通信機能を介して前記リモコンにユーザIDを送信し、学習させるようにしている。これによりリモコンに特別に割り当てられたボタンを操作することでユーザIDがリモコンから受信装置(STB)に送信されるようになっている。
ここで、リモコンにはたとえば赤ボタンと青ボタンを設けておき、それぞれに家族のユーザIDを割り当てておくことができる。たとえば、簡易操作(ワンプッシュ操作)により青ボタンが選択された場合には父親のユーザIDが受信装置(STB)に送信される。また、赤ボタンが選択された場合には母親のユーザIDが受信装置(STB)に送信されるようになっている。
なお、受信装置(STB)が受信したユーザIDと自身が保有するコンテンツIDとを結合させてサーバ(DSB)に送信する機能は図12と同様であるので説明は省略する。
図20は、図12の変形例であり、受信装置(STB)に予めユーザIDが登録されている例を示している。受信装置(STB)には予め情報端末(MP)又は外部接続されたキーボード等からユーザIDが登録されるようになっている。そして、情報端末(MP)から特定のボタン操作が行われると、このボタン操作によりコンテンツ関連情報取得要求信号が発生し、受信装置(STB)に送信される。前記コンテンツ関連情報取得要求信号を受信した受信装置(STB)は、前述のように自身が保有している当該ユーザのユーザIDとコンテンツIDとを結合させてサーバ(DBS)に送信する。
なお、受信装置(STB)が受信したユーザIDと自身が保有するコンテンツIDとを結合させてサーバ(DBS)に送信する機能は図12と同様であるので説明は省略する。
なお、本発明の放送と連動した情報処理方法は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
たとえば、実施形態では、受信装置(STB)において受信したデータ放送に基づいて表示装置(CRT)に放送コンテンツが放映された状態(いわゆるリアルタイムの放送)において関連情報の配信を要求する場合で説明したが、このデータ放送は受信装置(STB)や外部記憶装置(ハードディスク録画装置)等に一旦蓄積しておき、視聴者のリモコンや携帯端末(MP)の操作で任意の時間に再生された表示装置(CRT)の画面にアイコン等でアクションの指示を表示し、それに対して形態端末(MP)で関連情報の配信要求を行うようにしてもよい。
【産業上の利用可能性】
本発明の放送と連動した情報処理方法はテレビ放送、BS、CS又は地上波デジタル放送等と連動した情報取得、情報配信事業に利用できる。
【図1】

【図2】

【図3】

【図4】

【図5】

【図6】

【図7】

【図8】

【図9】

【図10】

【図11】

【図12】

【図13】

【図14】

【図15】

【図16】

【図17】

【図18】

【図19】

【図20】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
受信機器毎に設定された視聴IDを認証して視聴端末からの入力情報を受け付けるシステムにおいて、
情報端末を介して入力された視聴IDと関連付けられたユーザIDをサーバに登録し、
前記ユーザID毎に個人属性情報を前記サーバに登録し、
前記放送の視聴時に情報端末から受け付けた入力情報を前記サーバに送信するときに、前記受信機器は前記視聴IDとともにユーザIDを関連付けて前記サーバに送信し、
前記ユーザIDに基づいて入力情報と個人属性情報とを関連付けてマーケティング情報として前記サーバから出力する放送と連携した情報処理方法。
【請求項2】
受信機器毎に設定された視聴IDを認証して視聴端末からの入力情報を受け付けるシステムであって、
情報端末を介して入力された視聴IDと関連付けられたユーザIDをサーバに登録し、
前記ユーザID毎に個人属性情報を前記サーバに登録し、
前記放送の視聴時に情報端末から受け付けた入力情報を前記サーバに送信するときに、前記受信機器は前記視聴IDとともにユーザIDを関連付けて前記サーバに送信し、
前記ユーザIDに基づく個人属性情報を利用し、情報端末から受け付けた入力情報に応じた関連情報をユーザに対して配信するシステム。
【請求項3】
受信機器毎に設定された視聴IDを認証して視聴端末からの入力情報を受け付けるシステムであって、
携帯端末を介して入力された視聴IDと関連付けられたユーザIDをサーバに登録し、
前記ユーザID毎に個人属性情報を前記サーバに登録し、
前記受信機器へのアクセスを可能にするプログラムを携帯端末にプリインストール又はダウンロードさせ、
前記プログラムは、前記放送の視聴時に前記携帯端末から受け付けた入力情報を前記受信機器に送信し、
前記受信機器は、当該入力情報を前記サーバに送信するときに、前記視聴IDとともにユーザIDを関連付けて前記サーバに送信し、
前記サーバは、前記ユーザIDに基づいて入力情報と個人属性情報とを関連付けてマーケティング情報として前記サーバから出力するようにした、放送と連携した情報処理方法。
【請求項4】
受信機器毎に設定された視聴IDを認証して視聴端末からの入力情報を受け付けるシステムであって、
携帯端末を介して入力された視聴IDと関連付けられたユーザIDをサーバに登録し、
前記ユーザID毎に個人属性情報を前記サーバに登録し、
前記受信機器へのアクセスを可能にするプログラムを携帯端末にプリインストール又はダウンロードさせ、
前記プログラムは、前記放送の視聴時に前記携帯端末から受け付けた入力情報を前記受信機器に送信し、
前記受信機器は、当該入力情報を前記サーバに送信するときに、前記視聴IDとともにユーザIDを関連付けて前記サーバに送信し、
前記サーバは、前記ユーザIDに基づく個人属性情報を利用し、情報端末から受け付けた入力情報に応じた関連情報をユーザに対して配信するシステム。
【請求項5】
受信機器毎に設定された視聴IDを認証して視聴端末からの入力情報を受け付けるシステムにおいて、受信機器そのものや携帯端末を含む情報端末を介して入力された視聴IDと関連付けられたユーザIDをサーバに登録し、前記ユーザID毎に個人属性情報を前記サーバに登録した後、前記情報端末にプリインストール又はダウンロードされるプログラムであって、
前記プログラムは、受信機器からの入力許可に対し、情報端末のボタン操作による情報入力を促し、
前記で入力された入力情報を視聴IDとユーザID又はユーザIDとともに前記受信機器に送信して、前記受信機器が視聴IDとユーザIDと入力情報とを前記サーバに送信することにより前記ユーザIDに基づいて入力情報と個人属性情報とを関連付けたマーケティング情報として出力できるようにした情報端末用プログラム。
【請求項6】
前記受信機器は、前記情報端末又は携帯端末から受信した入力情報を、動的に変化するアドレスが設定されたサーバに送信する請求項1〜4のいずれかに記載の放送と連携した情報処理方法。
【請求項7】
前記受信機器は、前記情報端末又は携帯端末から受信した入力情報を、一定時間保持した後に所定のサーバに送信する請求項1又は3に記載の放送と連携した情報処理方法。
【請求項8】
前記情報端末又は携帯端末から受信した複数の入力情報を、一定件数に達した後に所定のサーバに送信する請求項1〜4のいずれかに記載の放送と連携した情報処理方法。
【請求項9】
受信機がコンテンツとコンテンツIDとを受信して、少なくともコンテンツを出力し、
前記コンテンツの出力に対応して情報端末から簡易操作により送信されたユーザIDを受信機が受信すると、前記コンテンツIDと当該ユーザIDとを結合してサーバに送信し、
前記サーバは、前記コンテンツIDに基づいてコンテンツ情報データベースからコンテンツ関連情報を読み出して、当該コンテンツ関連情報を前記情報端末に配信する放送と連携した情報処理方法。
【請求項10】
前記受信機は表示装置を備えたテレビ放送端末であり、前記表示装置に出力されたコンテンツに対してコンテンツ関連情報が用意されている場合には前記表示装置にシンボルアイコンが表示され前記情報端末からのユーザIDの送信を促すことを特徴とする請求項9記載の放送と連携した情報処理方法。
【請求項11】
前記サーバにはユーザIDに関連付けられた個人のメールアドレスが登録された個人情報データベースが設けられており、当該メールアドレスに前記コンテンツ関連情報を返信する請求項9〜10のいずれかに記載の放送と連携した情報処理方法。
【請求項12】
前記個人情報データベースには、前記コンテンツ関連情報に対応した1又は2以上のアドレスをリスト表示するネットワークアドレスが登録されており、前記メールアドレスに前記ネットワークアドレスを返信する請求項11記載の放送と連携した情報処理方法。
【請求項13】
前記コンテンツが,将来提供予定の放送コンテンツを予告するものである場合に、前記コンテンツ関連情報は、前記受信機に対して,前記将来提供予定のコンテンツを記録するための命令情報であることを特徴とする請求項9〜12のいずれかに記載の放送と連携した情報処理方法。
【請求項14】
前記コンテンツ関連情報は、前記コンテンツに対応した情報提供のためのアドレスリストであることを特徴とする請求項9〜12のいずれかに記載の放送と連携した情報処理方法。
【請求項15】
前記個人情報データベースには、個人のプロファイルが登録されており、前記サーバはこの個人のプロファイル情報と前記コンテンツ関連情報とをマーケティング情報データベースに登録することを特徴とする請求項9〜14のいずれかに記載の放送と連携した情報処理方法。
【請求項16】
前記コンテンツ関連情報には2以上のURLが登録されており、前記個人情報データベースに登録された個人のプロファイルに基づいて前記2以上のURLから選択されたURLがコンテンツ関連情報として前記情報端末に配信されることを特徴とする請求項14記載の放送と連携した情報処理方法。
【請求項17】
受信機がコンテンツとコンテンツIDとを受信して出力し、
情報端末が前記受信機にコンテンツIDの取得を要求し、
情報端末が前記受信機よりコンテンツIDを取得すると、当該コンテンツIDと自身に格納されていたユーザIDとを結合してサーバに送信し、
前記サーバは、前記コンテンツIDに基づいてコンテンツ情報データベースからコンテンツ関連情報を読み出して、当該コンテンツ関連情報を前記情報端末に配信する放送と連携した情報処理方法。
【請求項18】
前記情報端末が前記受信機よりコンテンツIDを取得すると、当該コンテンツIDと自身に格納されていたユーザIDとを結合して前記受信機に送信し、
前記受信機がそれをサーバに送信することを特徴とする請求項17記載の放送と連携した情報処理方法。
【請求項19】
前記受信機は視聴覚認識可能な広告媒体に関連付けられたコンテンツIDを格納した記憶部を有しており、
前記情報端末からユーザIDを受信すると、前記コンテンツIDを結合してサーバに送信することを特徴とする請求項9記載の情報処理方法。
【請求項20】
前記受信装置は視聴覚認識可能な広告媒体に関連付けられたコンテンツIDを格納した記憶部を有しており、
前記情報端末からのコンテンツID要求信号に基づいて前記コンテンツIDを前記情報端末に送信し、
前記コンテンツIDを受信した前記情報端末は当該コンテンツIDとユーザIDとを結合してサーバに送信する請求項9記載の放送と連携した情報処理方法。
【請求項21】
情報端末から受信機に対してユーザIDが送信されると、受信機はその時点で出力されているコンテンツのコンテンツIDと前記ユーザIDとを結合してサーバに送信し、
前記サーバは、前記ユーザIDに基づいてユーザのメールアドレスが登録された個人情報データベースを検索して当該ユーザのメールアドレスを索出し、
前記サーバは、前記コンテンツIDに基づいてコンテンツ関連情報が登録されたコンテンツ情報データベースを検索して当該コンテンツIDに対応したコンテンツ情報を索出し、
前記メールアドレスで特定された情報端末に対して前記コンテンツ情報を送信するようにした放送と連携した情報処理方法。
【請求項22】
コンテンツ受信機機能を備えた情報端末がコンテンツとコンテンツIDとを受信し、
前記コンテンツの出力に対応してユーザの指示が簡易入力されると、前記コンテンツIDと当該ユーザIDとを結合してサーバに送信し、
前記サーバは、前記コンテンツIDに基づいてコンテンツ情報データベースからコンテンツ関連情報を読み出して、当該コンテンツ関連情報を前記情報端末に配信する放送と連携した情報処理方法。
【請求項23】
前記受信機は車両に搭載されており、前記情報端末から受信したユーザIDは、受信機でコンテンツIDと結合された後に、車両に搭載された外部通信モジュールを介してサーバに送信されることを特徴とする請求項9〜14のいずれかに記載の放送と連携した情報処理方法。
【請求項24】
前記受信機は、受信装置と映像出力装置とからなり、前記情報端末から受信したユーザIDは前記受信装置で前記コンテンツIDと結合されサーバに送信されることを特徴とする請求項9〜14のいずれかに記載の放送と連携した情報処理方法。
【請求項25】
受信機がコンテンツとコンテンツIDとを受信して出力し、
前記コンテンツの出力に対応して予め情報端末から送信されて記憶されていたユーザIDをリモコンを介して受信機が受信すると、前記コンテンツIDと当該ユーザIDとを結合してサーバに送信し、
前記サーバは、前記コンテンツIDに基づいてコンテンツ情報データベースからコンテンツ関連情報を読み出して、
前記サーバは、前記ユーザIDに基づいて個人情報データベースからメールアドレスを読み出して、
前記サーバは、前記コンテンツ関連情報を前記メールアドレスの付与された情報端末に配信する放送と連携した情報処理方法。
【請求項26】
受信機がコンテンツとコンテンツIDとを受信して出力し、
前記情報端末又はリモコンから簡易操作による情報取得要求を受信すると、
前記コンテンツの出力に対応して予め受信機に登録されたユーザIDを前記コンテンツIDとを結合してサーバに送信し、
前記サーバは、前記コンテンツIDに基づいてコンテンツ情報データベースからコンテンツ関連情報を読み出して、
前記サーバは、前記ユーザIDに基づいて個人情報データベースからメールアドレスを読み出して、
前記サーバは、前記コンテンツ関連情報を前記メールアドレスの付与された情報端末に配信する放送と連携した情報処理方法。
【請求項27】
前記受信機にはユーザIDが複数登録されており、前記情報端末又はリモコンの操作ボタンによって選択的に前記ユーザIDがコンテンツIDと結合されたサーバに送信される請求項23記載の放送と連携した情報処理方法。
【請求項28】
受信機でのコンテンツの出力に対応して、簡易操作によりユーザIDを送信し、送信されたユーザIDを前記受信機でコンテンツIDと結合してサーバに送信し、前記サーバから前記コンテンツIDに基づいたコンテンツ情報データベースからコンテンツ関連情報の返信を受ける情報端末。
【請求項29】
前記で返信されるコンテンツ関連情報は,将来に提供予定の放送コンテンツを記録するための命令情報であり,当該命令情報を受け取った後に,放送を記憶する装置に当該命令情報を転送する手段を具備した請求項28記載の情報端末。
【請求項30】
前記で返信されるコンテンツ関連情報は2以上のURLであり、該URLは選択可能に情報端末の表示手段に表示される請求項29記載の情報端末。
【請求項31】
受信機でのコンテンツ出力に対応して、簡易操作により前記受信機よりコンテンツIDの取得を要求し、該コンテンツIDを取得すると、当該コンテンツIDと自身に格納されていたユーザIDとをサーバに送信し、前記サーバから前記コンテンツIDに基づいたコンテンツ情報データベースからコンテンツ関連情報の返信を受ける情報端末。
【請求項32】
前記受信機よりコンテンツIDを取得すると、当該コンテンツIDと自身に格納されていたユーザIDとを結合して前記受信に送信し、前記受信機がそれをサーバに送信することにより、前記サーバから前記コンテンツIDに基づいたコンテンツ情報データベースからコンテンツ関連情報の返信を受ける請求項31記載の情報端末。
【請求項33】
視聴覚認識可能な広告媒体に関連付けられたコンテンツIDを格納した記憶部を有している受信機に対して、前記情報端末は簡易操作によるユーザIDを送信し、前記受信機を介して前記ユーザIDと前記コンテンツIDとを結合してサーバに送信させ、前記サーバから前記コンテンツIDに基づいたコンテンツ情報データベースからコンテンツ関連情報の返信を受ける情報端末。
【請求項34】
情報端末から簡易操作により送信されたユーザIDを受信した受信機がコンテンツIDと結合したデータを受信する手段と、
前記コンテンツIDに関連付けられたコンテンツ関連情報を格納したコンテンツ情報データベースと、
前記コンテンツ関連情報を前記情報端末に返信する手段とを備えたサーバ。
【請求項35】
前記サーバにはさらに個人のメールアドレスが登録された個人情報データベースが設けられており、前記コンテンツ関連情報は前記個人情報データベースから読み出されたメールアドレスを有する情報端末に返信される請求項34記載のサーバ。
【請求項36】
前記個人情報データベースには、前記コンテンツ関連情報に対応した1又は2以上のアドレスをリスト表示するネットワークアドレスが登録されており、前記メールアドレスに前記ネットワークアドレスを返信する請求項34又は35記載のサーバ。
【請求項37】
前記コンテンツ情報データベースに登録されたコンテンツ関連情報は、前記コンテンツに対応した情報提供のためのアドレスリストである請求項34又は35記載のサーバ。
【請求項38】
前記個人情報データベースには、個人のプロファイルが登録されており、前記サーバはこの個人のプロファイル情報と前記コンテンツ関連情報とをマーケティング情報データベースに登録することを特徴とする請求項34又は35記載のサーバ。
【請求項39】
前記コンテンツ関連情報には2以上のURLが登録されており、前記個人情報データベースに登録された個人のプロファイルに基づいて前記2以上のURLから選択されたURLがコンテンツ関連情報として前記情報端末に配信される請求項34又は35記載のサーバ。

【国際公開番号】WO2004/088986
【国際公開日】平成16年10月14日(2004.10.14)
【発行日】平成18年7月6日(2006.7.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−504228(P2005−504228)
【国際出願番号】PCT/JP2004/004452
【国際出願日】平成16年3月29日(2004.3.29)
【出願人】(500183881)株式会社サイバード (5)
【出願人】(503119225)株式会社イマジカディーシーニジュウイチ (1)
【Fターム(参考)】