説明

放電灯点灯装置

【課題】複数のソケットのうち、プラグが未装着の状態にあるソケットに対して誤って手等が触れることによる感電事故を防ぐ。
【解決手段】放電灯点灯装置8は、照明ユニット2に装着されたプラグと着脱可能な複数のソケットと、外部電源と、ノイズフィルタ回路12と、整流回路13と、力率改善回路14と、インバータ回路10と、プラグと各ソケットとの装着状態を検出する装着状態検出回路15とを有し、前記装着状態検出回路15は装着検出用スイッチSW1〜SW4のすべてを直列接続して前記照明ユニット2の装着状態を検出し、各ソケットの全てがプラグに装着されたことを装着状態検出回路15が検出した場合に、照明ユニット2への電圧供給を開始させ、各ソケットの少なくとも1つがプラグに装着されていないことを装着状態検出回路15が検出した場合に、照明ユニット2への電圧供給を開始させない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、放電灯を点灯させる放電灯点灯装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
特に、放電灯への供給電圧が高電圧であるものは、作業者が点灯スイッチを入れた状態で放電灯の交換を行い、誤ってソケット端子に手が触れ感電事故を誘発する虞等がある。従って、照明装置には、放電灯の取付け・取外し時の安全対策を講じる必要がある。前記の安全対策として、従来の放電灯点灯回路には、コネクタソケットに装着検出用の一対端子を設け、放電灯のコネクタプラグには、装着時にコネクタソケットの一対端子を短絡させる端子を設け、放電灯のコネクタプラグとコネクタソケットとが装着されていない状態では、放電灯への給電が遮断させるようにする方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平9−247993号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した放電灯点灯回路は、あくまで、1つの放電灯点灯回路に対して1つの放電灯が接続され、且つその放電灯のプラグが単一のソケットに装着される場合を想定したものであって、複数のプラグがソケットに装着される場合を想定したものではない。従って、1つの放電灯点灯回路に直管蛍光灯のように両端に2つのプラグとソケットを持つ場合、或いは、1つの放電灯点灯回路を共用して複数の放電灯を駆動する場合、複数のソケットのうち、1つでもプラグが装着されたことを検出した場合には、プラグが他のソケットと未装着の状態にあっても、各ソケットへの電力供給が行われてしまう。このため、プラグが未装着の状態にあるソケットに対して誤って手等が触れることによる感電事故が生じる恐れがある。
【0005】
本発明の目的は、複数のソケットのうち、プラグが未装着の状態にあるソケットに対して誤って手等が触れることによる感電事故を防ぐことのできる放電灯点灯装置を提供することである。
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
【0006】
本発明に係る放電灯点灯装置は、照明ユニット又は放電ランプと、放電灯点灯回路と、照明ユニット又は放電ランプと放電灯点灯回路間にそれぞれ設けられ、照明ユニット又は放電ランプの装着により照明ユニット又は放電ランプと放電灯点灯回路を電気的に接続する複数のコネクタ構造と、照明ユニット又は放電ランプの装着状態を検出する装着状態検出回路とを有し、複数のコネクタ構造は照明ユニット又は放電ランプの装着により開閉される装着検出用スイッチを備え、装着状態検出回路は前記複数のコネクタ構造の装着検出用スイッチのすべてを直列接続して前記照明ユニット又は放電ランプの装着状態を検出する。
【0007】
この放電灯点灯装置では、照明ユニット又は放電ランプと放電灯点灯回路を電気的に接続する各コネクタ構造の装着検出用スイッチうち、1つでも開いている場合に、照明ユニット又は放電ランプの装着部への電圧供給が開始されないので、前記装着部に対して手等が触れることによる感電事故を防ぐことができる。
【0008】
また、この放電灯点灯装置では、装着状態検出回路が、各コネクタ構造の各スイッチを直列に接続した回路として構成されるので、各スイッチのオン/オフ動作に応じた検出電圧や検出電流の相違に基づいて、照明ユニット又は放電ランプの装着状態を簡単な構成で確実に検出することができる。
【0009】
本発明においてコネクタ構造は、照明ユニット又は放電ランプに設けられたプラグと、プラグと着脱可能であるソケットとから構成される。
【0010】
この放電灯点灯装置では、コネクタ構造が、プラグとソケットから構成されることで、プラグをソケットに装着すると同時に装着状態を検出することができる。
【0011】
本発明において照明ユニットは、少なくとも1本の外部電極放電ランプを備えてなり、複数のコネクタ構造は照明ユニット両端のコネクタ構造を含んでいる。上記において照明ユニットは、放電灯点灯回路に並列に接続される複数の照明ユニットを備えている。
【0012】
この放電灯点灯装置では、外部電極放電ランプの両端電極には逆位相の高周波高電圧が供給されて点灯するものであるが、外部電極放電ランプの両端に対応する各照明ユニットの両端にコネクタ構造を有し、照明ユニット両端の各コネクタ構造の装着検出用スイッチのうち、1つでも開いている場合に、照明ユニットの各装着部への電圧供給が開始されないので、簡単な構成で各装着部に対して手等が触れることによる感電事故を防ぐことができる。
【0013】
また、本発明において、それぞれ単一のコネクタ構造を有する放電ランプが複数、放電灯点灯回路に並列に接続されていてもよい。これらの例としては、電球形の放電ランプ又はコンパクト形蛍光ランプがあげられる。
【0014】
この放電灯点灯装置では、複数の放電ランプに対して1つの放電灯点灯回路が共用されるが、すべての放電ランプが装着されるまで放電ランプの装着部への電圧供給が開始されないので、前記装着部に対して手等が触れることによる感電事故を防ぐことができる。
【0015】
本発明において、プラグおよびソケットにより構成されるオン/オフするスイッチ機構、プラグに設けられた磁界発生手段による磁界の発生に応じてオン/オフするスイッチ機構、あるいはプラグからの押圧によってオン/オフするスイッチ機構などを用いることができる。これらのスイッチ機構を有する簡易な機構でコネクタプラグとコネクタソケットの装着状態を検出することができる。
【0016】
本発明において、放電灯点灯回路が搭載された電源基板等が配置される本体ベース部材と、ソケットと前記電源基板の出力とを接続する高圧出力線と、電源基板の入力とソケットの装着検出用端子とを接続する装着検出用信号線とを備え、高圧出力線と装着検出用信号線は、所定の間隔をおいて本体ベース部材に固定することが望ましい。
【0017】
この放電灯点灯装置では、装着検出用信号線と高圧出力線を所定の間隔をおいて固定する簡単な構成で、プラグ取り外し時のノイズにより、プラグがソケットに装着された状態
を誤検出してしまうことを防止することができる。
【0018】
また、本発明において、第3の発明に係る放電灯点灯装置又は第4の発明に係る放電灯点灯装置において、放電灯点灯回路が搭載された電源基板等が配置されると共に、金属からなる本体ベース部材と、ソケットと電源基板の出力とを接続する高圧出力線と、電源基板の入力とソケットの装着検出用端子とを接続する装着検出用信号線とを備え、高圧出力線は、本体ベース部材からの距離が一定に保たれた状態で、本体ベース部材に固定することが望ましい。
【0019】
この放電灯点灯装置は、高圧出力線を本体ベース部材からの距離が一定に保たれた状態で固定する簡単な構成で、放電灯の輝度にバラツキが生じることを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の第1実施形態による放電灯点灯装置を適用した照明装置の斜視図である。
【図2】図1に示す照明ユニットの斜視図である。
【図3】図1に示した照明装置の部分斜視図である。
【図4】放電灯点灯回路の回路構成を示したブロック図である。
【図5】図1に示したコネクタプラグの上面視図である。
【図6】図1に示したコネクタプラグの側断面視図である。
【図7】コネクタプラグのプラグ凸部にラッチを取り付けた状態を示した斜視図である。
【図8】コネクタソケットの斜視図である。
【図9】コネクタソケットの上面視図である。
【図10】コネクタソケットの側断面視図である。
【図11】照明装置の内部配線の一例を示した概略図である。
【図12】本発明の第2及び3実施形態による放電灯点灯装置の回路構成を示したブロック図である。
【図13】本発明の第2及び3実施形態による放電灯点灯装置の回路構成を示したブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
(第1実施形態)
以下、図面に基づいて、本発明の第1実施形態に係る放電灯点灯装置について説明する。
【0022】
[照明装置の全体構成]
図1に示すように、照明装置100は、長手方向に沿って長尺なベース部材1と、2つの照明ユニット2と、各照明ユニット2の両端に夫々1つ、計4つのコネクタ構造3とを有している。コネクタ構造3は、コネクタプラグ(プラグ)4と、ベース部材1に取付けられたコネクタソケット(ソケット)5(図示省略)とを有している。図1に示されるように、コネクタプラグ4は、ベース部材1の長手方向に関してベース部材1の平坦部分7の両端部に配置されている。
【0023】
<照明ユニット>
図2に示されるように、照明ユニット2は、ベース部材1の長手方向に沿って延在する長尺な円筒状のランプカバー17や、このランプカバー17の内部に挿入された一対の放電灯18や、図示しない反射板等を有している。ランプカバー17は、ポリカーボネート樹脂やアクリル樹脂やガラスなどの材料を用いて構成されている。また、ランプカバー17の両端部の開口は、コネクタプラグ4によって覆われている。各放電灯18は、ここでは外部電極放電ランプ(EEFL)を用いており、両端部の外周面上に形成された一対の電極20を形成したランプカバー17の長手方向に沿って延在する放電管19からなる。
【0024】
すなわち、放電管19は、円筒状のガラス管で構成されており、その両端が封止されることで内部が密閉空間となっている。この密閉空間には、例えば、水銀(Hg)、アルゴン(Ar)及びネオン(Ne)からなる不活性ガスが充填されると共に、その内壁には蛍光体層が塗布されている。また、密閉空間内のガス圧は、例えば30〜40Torrに設定されている。一対の電極20は、導電ペーストを固化させたものが使用されている。
【0025】
<コネクタ構造>
図3に示されるように、コネクタ構造3は、コネクタプラグ4と、このコネクタプラグ4が着脱自在に装着されるコネクタソケット5とを有している。なお、図3では、説明の都合上、ベース部材1の各平坦部分7の図示を省略している。
【0026】
<ベース部材>
図1に示されるベース部材1は、ステンレス、アルミニウム、銅及び鉄等の、光を反射可能な金属で構成されている。また、ベース部材1の内部には、放電灯点灯装置8(図4参照)が搭載されている。
【0027】
[放電灯点灯装置の回路構成]
以下では、図4を参照しつつ、先ず簡単に放電灯点灯装置8の回路構成について説明する。図4に示されるように、放電灯点灯装置8は、AC100Vの商用電源が入力されるコンバータ回路9と、コンバータ回路9からの電圧が供給されるインバータ回路10と、コンバータ回路9を制御する制御回路11とからなる放電灯点灯回路を有している。コンバータ回路9は、ノイズフィルタ回路12と、整流回路13と、力率改善回路14とを有している。
【0028】
図4に示されるように、インバータ回路10は、各照明ユニット2の一対の放電管19と並列に接続され、インバータ回路10により変換した高周波高電圧を照明ユニット2の放電管19の各電極20に供給する。この際、放電管19の両端に形成された電極20に対してインバータ回路10からは逆位相の関係にある高周波高電圧が出力される。
【0029】
ここで、図4に示される4つのスイッチSW1〜SW4は、図1から図3で説明し、各照明ユニット2の両端部に夫々1つ、計4つのコネクタプラグ4及びこれらが装着される4つのコネクタソケット5に対応して設けられた、各照明ユニット2の装着検出用スイッチである。詳しくは後述するが、各スイッチSW1〜SW4において、導電体24はコネクタプラグ4に、また一対の装着検出用端子40はコネクタソケット5に設けられる。4つのスイッチSW1〜SW4は直列に接続され、装着状態検出回路15の入力端に接続されている。
【0030】
[放電灯点灯装置の回路構成の詳細]
制御回路11は、装着状態検出回路15と起動/停止制御部(制御部)16とを有している。装着状態検出回路15は、4つのスイッチSW1〜SW4によりコネクタプラグ4とコネクタソケット5との装着状態を検出し、その検出結果を起動/停止制御部16に出力する。より具体的には、装着状態検出回路15は、直列に接続された4つのスイッチSW1〜SW4の各スイッチをコネクタソケット5の一対の装着検出用端子40がコネクタプラグ4の導電体24により短絡したか否かから、コネクタプラグ4が全てのコネクタソケット5に装着されたか否かを検出する。この短絡の有無は、一対の装着検出用端子40間に印加される電圧や電流の相違によって検出される。また、制御回路11の駆動電圧は、コンバータ回路9に含まれる整流回路13から供給されている。従って、各コネクタソケット5に対して高周波高電圧の供給が停止されている待機中において、少なくとも整流回路13及び制御回路11まで電圧が供給されていればよい。
【0031】
起動/停止制御部16は、4つのスイッチSW1〜SW4の全てがオンしたこと、つまり、各コネクタプラグ4が4つのコネクタソケット5の全てに装着されたことを装着状態検出回路15が検出した場合に、力率改善回路14を駆動させ、インバータ回路10への電圧供給を開始させる。
【0032】
一方、起動/停止制御部16は、各コネクタプラグ4が4つのコネクタソケット5の少なくとも1つに装着されていないことを装着状態検出回路15が検出した場合には、力率改善回路14を駆動させないので、インバータ回路10も駆動されず、インバータ回路10で変換された高周波高電圧がコネクタソケット5に供給されることはない。例えば、スイッチSW1〜SW3がオンし且つスイッチSW4がオフであること、つまり、3つのコネクタプラグ4が3つのコネクタソケット5に装着され、残り1つのコネクタプラグ4が残り1つのコネクタソケット5に装着されていないことを装着状態検出回路15が検出した場合に、力率改善回路14よりインバータ回路10への電圧供給を開始させない。
【0033】
[照明装置の動作]
以下では、照明装置100の動作について説明する。各コネクタプラグ4が4つのコネクタソケット5の全てに装着されたことが検出された場合、力率改善回路14を駆動させ、インバータ回路10への電圧供給が開始される。この開始により、コネクタソケット5に対して照明ユニット2の駆動に適した高周波高電圧が供給されると共に、ソケット端子41に供給された高周波高電圧は、コネクタソケット5に装着されたコネクタプラグ4のプラグ端子31や給電端子23を経由して放電灯18の電極20へと供給される。これにより、放電灯18の放電管19内で放電が発生して、両端電極20の間の放電管19全域が点灯し、全体として照明ユニット2が点灯する。
【0034】
一方、各コネクタプラグ4が4つのコネクタソケット5の少なくとも1つに装着されていないことが検出された場合には、力率改善回路14よりインバータ回路10への電圧供給が開始されず、照明ユニット2は消灯している。
【0035】
また、交換時等の照明ユニット2の脱着(取り外し)する場合、例えば以下の対応が可能である。各照明ユニット2が装着された状態、つまり各コネクタプラグ4が4つのコネクタソケット5の全てに装着されている状態で、照明ユニット2を脱着する際、コネクタプラグ4の少なくとも1つが4つのコネクタソケット5から脱着した又は装着されていないことを装着状態検出回路15が検出した場合には、起動/停止制御部16は、力率改善回路14の駆動を停止させ、力率改善回路14よりインバータ回路10への電圧供給を停止させることで、照明ユニット2を消灯させることが可能である。
【0036】
[第1実施形態の放電灯点灯装置の特徴]
第1の実施形態において、このような制御回路11がない場合、各照明ユニット2の両端に対応する各コネクタソケット5には、逆位相の高周波高電圧が供給され、作業者がコネクタソケット5に誤って手が触れることで感電事故を起こす虞があり、非常に危険である。
【0037】
また、第1実施形態の放電灯点灯装置8では、各照明ユニット2の装着時、4つのコネクタソケット5の全てにコネクタプラグ4が装着されないと各コネクタソケット5のソケット端子41に対する電圧供給が開始されないので、コネクタプラグ4が未装着の状態にあるコネクタソケット5に対して誤って手等が触れることによる感電事故を防ぐことができる。また、各照明ユニット2の取り外し時(脱着時)、1つでもコネクタプラグ4がコネクタソケット5から取り外された場合に、各コネクタソケット5のソケット端子41に対する電圧供給が停止されるので、コネクタプラグ4が取り外された状態にあるコネクタソケット5に対して誤って手等が触れることによる感電事故を防ぐことができる。
【0038】
また、第1実施形態の放電灯点灯装置8では、装着状態検出回路15が、各コネクタソケット5に対応した各スイッチSW1〜SW4を直列に接続した回路として構成されるので、各スイッチSW1〜SW4のオン/オフ動作に応じた検出電圧や検出電流の相違に基づいて、コネクタプラグ4とコネクタソケット5との装着状態を簡単な構成で確実に検出することができる。
【0039】
さらに、第1実施形態の放電灯点灯装置8では、各コネクタソケット5のソケット端子41に対して電圧供給が停止されている待機状態において、整流回路13以降の駆動が停止されている。消費電力が大きいコンバータ回路9内の力率改善回路14及びインバータ回路10の駆動を停止させておくことで、放電灯点灯装置8全体の待機電力を低減することができる。
【0040】
加えて、第1実施形態の放電灯点灯装置8では、制御回路11の駆動電圧が、コンバータ回路9に含まれる整流回路13から供給される例について述べたが、本発明はかかる実施形態に限定されず、制御回路11の駆動電圧が、コンバータ回路9に含まれる力率改善回路14から供給されてもよい。
【0041】
例えば、各コネクタソケット5に対して高周波高電圧の供給が停止されている待機中の消費電力を低減する必要がない場合、インバータ回路10の駆動を停止させておく構成が考えられる。また、本実施形態では、前記待機中において、電圧供給は力率改善回路14まで供給し、力率改善回路14及びインバータ回路10の駆動は停止させておく構成であったが、これに限定されるものではない。
【0042】
[照明装置の内部配線]
以下では、図1を参照して上述した照明装置100におけるベース部材1の内部について図11を参照しつつ、説明する。図11に示されるように、照明装置100の内部配線である。ステンレス、アルミニウム、銅等で構成されている本体ベース部材1には、AC100Vの商用電源からの電源線(図示省略)が接続される端子台101や、放電灯点灯装置8が搭載された電源基板102や、本体ベース部材1の長手方向に沿って配列された複数の配線固定具103が配置されている。この配線固定具103には、例えば接着タイプやビス止めタイプの固定具を用いることができる。
【0043】
ここで、図中の配線L1、L2は、端子台101と電源基板102の入力とを接続するAC入力線を示し、配線L3は、端子台101と電源基板102の入力とを接続するアース線を示している。また、コネクタソケット5a、5cは、2つの照明ユニット2のうち、一方の照明ユニット2の両端部に嵌め込まれた2つのコネクタプラグ4が装着される各コネクタソケットを示し、コネクタソケット5b、5dは、他方の照明ユニット2の両端部に嵌め込まれた2つのコネクタプラグ4が装着される各コネクタソケットを示している。これらのコネクタソケット5a、5b、5c、5dは、前記照明装置100を組み立てた際、図1を参照して上述したベース部材1に形成された孔から突出して配置される。
【0044】
また、図中の配線L4は、コネクタソケット5a、5bと電源基板102の出力とを接続する高圧出力線を示し、配線L5は、コネクタソケット5c、5dと電源基板102の出力とを接続する高圧出力線を示している。また、図中の配線L6は、電源基板102の入力とコネクタソケット5aの装着検出用端子40(図示省略)とを接続する装着検出用信号線を示し、配線L7は、コネクタソケット5aの装着検出用端子40(図示省略)とコネクタソケット5bの装着検出用端子40(図示省略)とを接続する装着検出用信号線を示している。
【0045】
また、配線L8は、コネクタソケット5bの装着検出用端子40(図示省略)とコネクタソケット5cの装着検出用端子40(図示省略)とを接続する装着検出用信号線を示し、配線L9は、コネクタソケット5cの装着検出用端子40(図示省略)とコネクタソケット5dの装着検出用端子40(図示省略)とを接続する装着検出用信号線を示し、配線L10は、コネクタソケット5dの装着検出用端子40(図示省略)と電源基板102の入力とを接続する装着検出用信号線を示している。
【0046】
図11に示されるように、高圧出力線L4、L5と、装着検出用信号線L8、L10とは、所定の間隔をおいて複数の配線固定具103を用いて本体ベース部材1に固定されている。ここで、この間隔は、なるべく大きく確保することが好ましい。なぜなら、装着検出用信号線L8、L10が、コネクタソケット5からコネクタプラグ4を取り外したときに高圧出力線L4、L5の接続元であるインバータ回路10内の昇圧コイル二次出力からのノイズが装着検出用信号線にのることで、装着状態検出回路15が、コネクタソケット5からコネクタプラグ4が取り外されているにもかかわらず、コネクタプラグ4がコネクタソケット5に装着された状態を誤検出してしまうことを防止するためである。また、装着検出用信号線L6、L7、L9についても、同様の理由で、高圧出力線L4、L5からなるべく離れた位置に固定されることが好ましい。
【0047】
また、高圧出力線L4、L5は、本体ベース部材1からの距離が一定に保たれた状態で、本体ベース部材1に固定されることが好ましい。なぜなら、本体ベース部材1を樹脂等で構成した場合には、高圧出力線と本体ベース部材1との間に浮遊容量が発生することはないが、本体ベース部材1を銅等の金属で構成した場合には、高圧出力線と本体ベース部材1との間に浮遊容量が発生する。そして、高圧出力線L4、L5の本体ベース部材1からの距離にバラツキがあれば、このバラツキに起因した浮遊容量のバラツキによって、放電灯18の輝度にバラツキが生じる。このため、高圧出力線L4、L5の本体ベース部材1からの距離を一定に保つことができれば、これに応じて浮遊容量のバラツキも抑制され、放電灯18の輝度にバラツキが生じることを抑制することができるからである。
【0048】
コネクタプラグ4及びコネクタソケット5の構成例について以下詳しく説明する。
【0049】
(コネクタプラグ)
図3、図5及び図6に示されるように、コネクタプラグ4は、円形の筒体21と、筒体21の一端部の開口を覆う蓋体22と、筒体21の内部に収容され且つ放電灯18の電極20に対して電気的に接続される給電端子23等を有している。蓋体22は、接着剤等によって筒体21に嵌め込まれた状態で接着されている。図6に示されるように、給電端子23は、ベース部材1の長手方向に突出する2対の突片23aを有し、2対の突片23aは放電管19に形成された電極20を長手方向から把持している。
【0050】
(プラグ凸部)
筒体21の外周部には、筒体21の径方向外側へ向かう凸状のプラグ凸部29が設けられている。このプラグ凸部29は、コネクタプラグ4のコネクタソケット5への装着時に、コネクタソケット5の後述するソケット凹部39に挿入される部位であって、略長方形状に窪んだ形状を有する凹部30と、この凹部30に収容され且つ給電端子23と一体成形された、あるいは給電端子23と電気的に接続されるプラグ端子31を有している。このプラグ端子31は、所定の板厚を有し、ソケット凹部39の後述する電極部材41a、41bによって両側面が挟持される。
【0051】
(導電体)
導電体24は、コネクタプラグ4のコネクタソケット5への装着時に、コネクタソケット5の一対の装着検出用端子40を短絡させるものであって、例えば図5に示されるように、板状金属導体をプラグ凸部29の外周面29aの一部に巻き付けて形成される。図7では、図を分かりやすくするために、導電体24を斜線で示している。また、図5または図7に明記されるように、導電体24には、その上端部に一対の係止爪33が形成され、一対の係止爪33は、導電体24が外周面29aに巻き付けられた状態で、略コの字状に折り曲げられ、プラグ凸部29の凹部30において対向する一対の内壁30a、30bの各上端部に係止されている。
【0052】
(コネクタソケット)
コネクタソケット5は、コネクタプラグ4が嵌め込まれる部材であって、後述する一対の装着検出用端子40及びソケット端子41を除いて、絶縁性の樹脂を用いて形成されている。図8及び図9に示されるように、コネクタソケット5は、略長方形状に窪んだソケット凹部39と、ソケット凹部39において対向する一対の内壁面39a、39bに設けられた一対の装着検出用端子40と、一対の装着検出用端子40に挟まれるようにして配置されたソケット端子41と、仕切り部材42とを有している。なお、図8や図9に示す一対の部材S1は、一対の装着検出用端子40を放電灯点灯装置8(図4参照)と電気的に接続する導電性の棒状部材である。また、図8や図9に示す部材S2は、ソケット端子41を放電灯点灯装置8(図4参照)と電気的に接続する導電性の棒状部材である。なお、各棒状部材S1、S2は、導電性を有していれば任意の材料を使用できる。
【0053】
(ソケット凹部)
ソケット凹部39は、コネクタプラグ4のコネクタソケット5への装着時に、コネクタプラグ3のプラグ凸部29が挿入される部位である。図8〜図10に示されるように、ソケット凹部39の外周面には、ソケット端子41と反対側に突出する一対の係止爪39dが形成されている。図10に示す一対の係止爪39dは、プラグ凸部29がソケット凹部39に挿入された時に、図6に示すラッチ25の一対の係止爪38に係止されるものである。そして、この係止により、ソケット凹部39に挿入されたプラグ凸部29が、ソケット凹部39への挿入方向と逆方向に抜けることが規制される。
【0054】
一対の装着検出用端子40は、ソケット凹部39に挿入されたプラグ凸部29の外周面29aに巻き付けられた導電体24と接触することにより短絡する端子である。すなわち、この一対の装着検出用端子40及び導電体24により図4において説明した各スイッチSW1〜SW4が構成され、直列接続したスイッチSW1〜SW4のスイッチ状態は、上述した装着状態検出回路15によって検出され、コネクタプラグ4がコネクタソケット5に装着されたことが検出される。従って、装着状態検出回路15は、前記コネクタプラグ4および前記コネクタソケット5により構成されるオン/オフするスイッチ機構を有する簡単な機構で、コネクタプラグ4とコネクタソケット5との装着状態を検出することができる。
【0055】
図9及び図10に示されるように、ソケット端子41は、プラグ凸部29の板状のプラグ端子31の両側面を挟持するように所定の間隔をおいて配置された2つの電極部材41a、41bを有している。これにより、プラグ端子31は、プラグ凸部29のソケット凹部39への挿入時に、電極部材41a、41bによって両側面を押圧された状態でプラグ凸部29の挿入方向に沿って摺動可能となっている。
【0056】
図9や図10に示されるように、仕切り部材42は、各装着検出用端子40とソケット端子41とを仕切るものであって、各ソケット凹部39の底面39cに対して鉛直方向に延在し且つソケット端子41を取り囲む長方形状の枠体として形成されている。
【0057】
上述した第1実施形態では、照明ユニット2の放電灯18として外部電極放電ランプ(EEFL)を内蔵し、照明ユニット2のコネクタプラグ4及びコネクタソケット5において装着検出用のスイッチを構成する場合について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されず、照明ユニット2の中に搭載する放電灯18は1本であっても、複数本であっても本発明に適用することができる。また、照明装置100は、2つの照明ユニット2を有する構成について上述したが、照明ユニット2は1つであっても、複数であっても適用することができる。
【0058】
また、長尺な円筒状のランプカバー17の中に放電灯18を有する構成の照明ユニットについて述べたが、放電灯として他の種類のもの、および装着検出用スイッチとして他の構成であってもよい。
【0059】
(第2実施形態)
以下、図面に基づいて、本発明の第2実施形態に係る放電灯点灯装置について説明する。この第2実施形態では、第1実施形態で説明した要素と同様の要素について同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
【0060】
第2実施形態は、図12や図13に示すように、それぞれ単一のコネクタ構造を有する前記電球形放電ランプ302やコンパクト形蛍光ランプ402が複数、前記放電灯点灯回路に並列に接続されている点で第1実施形態と異なる。
【0061】
図12に示す形態では、2つの電球形放電ランプ302と、2つのコネクタ構造とを有している。前記コネクタ構造は、口金304と、ソケット305とを有しており、口金304がソケット305に着脱自在に装着される。同図に示されるように、電球形放電ランプ302をソケット305に装着した際、放電灯点灯装置308のインバータ回路10からは逆位相の関係にある高周波高電圧が、各ソケット305の各給電用端子50a、50bを介して各口金304へ供給されるように構成されている。各スイッチSW31、SW32は、2つの電球形放電ランプ302にそれぞれ設けられたソケット305に対応して設けられ、直列に接続されて、装着状態検出回路315の入力端に接続されている。
【0062】
また、図13に示す形態では、2つのコンパクト形蛍光ランプ402と、2つのコネクタ構造(図示省略)とを有している。コネクタ構造(図示省略)は、コネクタプラグ(プラグ)404と、コネクタソケット(ソケット)405とを有しており、前記コネクタプラグ404が前記コネクタソケット405に着脱自在に装着される。
【0063】
また、図13は長尺なコンパクト形蛍光ランプ402を点灯させる場合であり、各スイッチSW41、SW42は、長尺なコンパクト形蛍光ランプ402の下端部にそれぞれ設けられた2つのコネクタプラグ404が装着される2つのコネクタソケット405に対応して設けられ、直列に接続されて、装着状態検出回路415の入力端に接続されている。
【0064】
また、コンパクト形蛍光ランプ402の下端部にそれぞれ設けられたコネクタプラグ404をコネクタソケット405に装着した際、放電灯点灯装置408のインバータ回路10からは逆位相の関係にある高周波高電圧が、各コネクタソケット405の各給電用端子60a、60bを介して各コネクタプラグ404へ供給されるように構成されている。
【0065】
図12に示した形態の放電灯点灯装置308において、装着状態検出回路315は、各スイッチSW31、SW32のオン/オフ駆動に応じて、口金304とソケット305との装着状態を検出し、その検出結果を起動/停止制御部16に出力する。つまり、起動/停止制御部16は、1つの口金304が1つのソケット305に装着され、残り1つの口金304が残り1つのソケット305に装着されていないことを装着状態検出回路315が検出した場合に、力率改善回路14よりインバータ回路10への電圧供給を開始させず、各口金が2つのソケット305の全てに装着されたことが検出された場合、力率改善回路14を駆動させ、インバータ回路10への電圧供給が開始される。この開始により、各電球形放電ランプ302に対応するコネクタソケットへの電圧が供給される。図13に示した形態の放電灯点灯装置408においても、図12と同様に動作を行う。
【0066】
[第2実施形態の放電灯点灯装置の特徴]
以上、第2実施形態の放電灯点灯装置では、図12や図13に示したように、1つの放電灯点灯回路を共用して複数の放電灯を駆動する形態で、それぞれ単一のコネクタ構造を有する電球形放電ランプ302やコンパクト形蛍光ランプ402が複数、放電灯点灯回路に並列に接続される。図12の放電灯点灯装置308では、各コネクタ構造の装着時、2つのコネクタソケット305の全てに口金304が装着されないと各コネクタソケット305の各給電用端子50a、50bに対する電圧供給が開始されないので、口金304が未装着の状態にあるコネクタソケット305に対して誤って手等が触れることによる感電事故を防ぐことができる。図13の放電灯点灯装置408では、各コネクタ構造の装着時、2つのコネクタソケット405の全てにコネクタプラグ404が装着されないと各コネクタソケット405の各給電用端子60a、60bに対する電圧供給が開始されないので、コネクタプラグ404が未装着の状態にあるコネクタソケット405に対して誤って手等が触れることによる感電事故を防ぐことができる。
【0067】
また、第2実施形態の図12の放電灯点灯装置308では、装着状態検出回路315が、各コネクタソケット305に対応した各スイッチSW31、SW32を直列に接続した回路として構成されるので、各スイッチSW31、SW32のオン/オフ動作に応じた検出電圧や検出電流の相違に基づいて、口金304とコネクタソケット305との装着状態を簡単な構成で確実に検出することができる。図13の放電灯点灯装置408では、装着状態検出回路415が、各コネクタソケット405に対応した各スイッチSW41、SW42のオン/オフ動作に応じた検出電圧や検出電流の相違に基づいて、コネクタプラグ404とコネクタソケット405との装着状態を簡単な構成で確実に検出することができる。
【0068】
(第3実施形態)
また、図4、図12及び図13に図示のスイッチSW1〜SW4、SW31,SW32及びスイッチSW41、42としていろいろな構成のものが使用可能である。
例えば、図13において、スイッチとしてSW41、SW42は、2本の強磁性体からなる細板のリード片をスイッチ接点として、微小な隙間をあけて対向しながら、ガラス管の中に封入された磁気反応型スイッチである。各リードスイッチSW41、SW42は、接点部がガラス封止されており、優れた耐塵粉性、防爆性、耐食性を有し、金属疲労などによる劣化も極めて少なく、超寿命の素子である。
【0069】
そして、各コネクタプラグ404に別途図示しない磁石を設け、コネクタプラグ404をコネクタソケット405に装着した際、コネクタプラグ404に設けた磁石が、各コネクタソケット405に設けた各リードスイッチSW41、SW42の周囲に磁界が発生する距離まで近づき、コネクタプラグ404に設けられた磁石(磁界発生手段)によりその周囲に磁界が発生し、磁気吸引力により2つのリード片424、440が接触し、オンする。また、磁界が除かれると、2本のリード片は弾性により離れ、オフする。このように、前記コネクタプラグ404に設けられた磁界発生手段による磁界の発生に応じてオン/オフするスイッチ機構を有する簡易な機構で、コネクタプラグ404とコネクタソケット405との装着状態を検出することができる。
【0070】
あるいは、図13において、スイッチSW41、SW42は、コネクタプラグ404からの押圧によって変形する板ばね(弾性部材)からなる第1導電体424と、固定された第2導電体440とで構成されるスイッチについても使用可能である。
【0071】
また、図12において、スイッチSW31、SW32は、口金304からの押圧によって変形する板ばね(弾性部材)からなる第1導電体340と、固定された第2導電体340とで構成されるスイッチについても使用可能である。
【0072】
ソケット305に設けられた各スイッチSW31、SW32は、口金304の装着時に、第1導電体340が変形し第2導電体340と接触する。このように、図13で示した装着状態検出回路415は、コネクタプラグ404からの押圧によってオン/オフする簡易な機構で、図12で示した装着状態検出回路315は、口金304から押圧によってオン/オフするスイッチ機構を有する簡易な機構で、口金とソケット又はコネクタプラグとコネクタソケットとの装着状態を検出することができる。
【0073】
[第3実施形態の放電灯点灯装置の特徴]
以上、第3実施形態の放電灯点灯装置では、装着検出用スイッチの構成として、磁界発生手段による磁界の発生に応じてオン/オフするスイッチ機構を有する簡易な機構でコネクタプラグとコネクタソケットとの装着状態を検出することができる。また、口金又はコネクタプラグからの押圧によってオン/オフするスイッチ機構を有する簡易な機構で、口金とソケット又はコネクタプラグとコネクタソケットとの装着状態を検出することができる。
【0074】
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
【符号の説明】
【0075】
4、404 コネクタプラグ(プラグ)
5、305、405 コネクタソケット(ソケット)
8、308、408 放電灯点灯装置
10 インバータ回路
13 整流回路
14 力率改善回路
15、315、415 装着状態検出回路
16 起動/停止制御部(制御部)
SW1〜SW4、SW31、SW32、SW41、SW42 スイッチ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
照明ユニット又は放電ランプと、
放電灯点灯回路と、
前記照明ユニット又は放電ランプと前記放電灯点灯回路間にそれぞれ設けられ、前記照明ユニット又は放電ランプの装着により前記照明ユニット又は放電ランプと前記放電灯点灯回路を電気的に接続する複数のコネクタ構造と、
前記照明ユニット又は放電ランプの装着状態を検出する装着状態検出回路とを有し、
前記複数のコネクタ構造は照明ユニット又は放電ランプの装着により開閉される装着検出用スイッチを備え、前記装着状態検出回路は前記複数のコネクタ構造の装着検出用スイッチのすべてを直列接続して前記照明ユニット又は放電ランプの装着状態を検出することを特徴とする放電灯点灯装置。
【請求項2】
前記コネクタ構造は、前記照明ユニット又は放電ランプに設けられたプラグと、前記プラグと着脱可能であるソケットとからなる請求項1に記載の放電灯点灯装置。
【請求項3】
前記照明ユニットは少なくとも1本の外部電極放電ランプを備えてなり、
前記複数のコネクタ構造は前記照明ユニット両端のコネクタ構造を含む請求項1又は請求項2に記載の放電灯点灯装置。
【請求項4】
前記放電灯点灯回路と並列に接続される複数の前記照明ユニットを備えたことを特徴とする請求項3に記載の放電灯照明装置。
【請求項5】
それぞれ単一のコネクタ構造を有する前記放電ランプが複数、前記放電灯点灯回路に並列に接続されてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の放電灯照明装置。
【請求項6】
前記それぞれ単一のコネクタ構造を有する前記放電ランプは、電球形の放電ランプ又はコンパクト形蛍光ランプであることを特徴とする請求項5に記載の放電灯照明装置。
【請求項7】
前記装着状態検出回路は、前記プラグおよびソケットにより構成されるオン/オフするスイッチ機構を有することを特徴とする請求項2に記載の放電灯点灯装置。
【請求項8】
前記装着状態検出回路は、前記プラグに設けられた磁界発生手段による磁界の発生に応じてオン/オフするスイッチ機構を有することを特徴とする請求項2に記載の放電灯点灯装置。
【請求項9】
前記装着状態検出回路は、前記プラグからの押圧によってオン/オフするスイッチ機構を有することを特徴とする請求項2に記載の放電灯点灯装置。
【請求項10】
前記放電灯点灯回路が搭載された電源基板等が配置される本体ベース部材と、
前記ソケットと前記電源基板の出力とを接続する高圧出力線と、
前記電源基板の入力と前記ソケットの装着検出用端子とを接続する装着検出用信号線とを備え、
前記高圧出力線と前記装着検出用信号線は、所定の間隔をおいて本体ベース部材に固定されることを特徴とする請求項3又は4に記載の放電灯照明装置。
【請求項11】
前記放電灯点灯回路が搭載された電源基板等が配置されると共に、金属からなる本体ベース部材と、
前記ソケットと前記電源基板の出力とを接続する高圧出力線と、
前記電源基板の入力と前記ソケットの装着検出用端子とを接続する装着検出用信号線とを備え、
前記高圧出力線は、本体ベース部材からの距離が一定に保たれた状態で、本体ベース部材に固定されることを特徴とする請求項3又は4に記載の放電灯照明装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2012−38471(P2012−38471A)
【公開日】平成24年2月23日(2012.2.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−175651(P2010−175651)
【出願日】平成22年8月4日(2010.8.4)
【出願人】(593122789)ユーテック株式会社 (118)
【Fターム(参考)】