教育スケジュール生成装置、方法及びプログラム
【課題】複数の教育項目が存在する場合であっても適切に教育スケジュールを生成する。
【解決手段】本実施形態に係る教育項目スケジュールの自動生成システムによる教育支援方法は、図2のユーザ端末(10)が教育項目スケジュール生成システム(30)を使用し、受講したい教育項目の選択・キーワードによる検索を行い、教育項目スケジュールを自動生成する。作成された教育項目スケジュールはインストラクタ端末(20)の画面に表示され、教育の実施を依頼することができる。これらにより、ユーザは、受講したい内容の教育項目スケジュールを自ら作成し、インストラクタへ依頼をすることができる。その結果、ユーザ・インストラクタ間でのやりとりの効率を良くすることが可能になり、上記課題を解決する。
【解決手段】本実施形態に係る教育項目スケジュールの自動生成システムによる教育支援方法は、図2のユーザ端末(10)が教育項目スケジュール生成システム(30)を使用し、受講したい教育項目の選択・キーワードによる検索を行い、教育項目スケジュールを自動生成する。作成された教育項目スケジュールはインストラクタ端末(20)の画面に表示され、教育の実施を依頼することができる。これらにより、ユーザは、受講したい内容の教育項目スケジュールを自ら作成し、インストラクタへ依頼をすることができる。その結果、ユーザ・インストラクタ間でのやりとりの効率を良くすることが可能になり、上記課題を解決する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、教育スケジュール生成装置、方法及びプログラムに関し、特に、複数の教育項目が存在する場合に適切にスケジュールを生成する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
本発明に関連する技術が記載されている文献として、特許文献1−3を挙げる。特許文献1と2は、受講者が受講内容を検索し、その内容をインストラクタ(講師)へ伝えるという点においては本発明と関連性がある。
【0003】
しかしながら、特許文献1は、講師自身も講師志望者として登録を行い、受講者と講師の要望が一致した場合、受講者の受講予約登録ができ、1日臨時講師というべきサービスが成り立つシステムについて開示するものである。また、特許文献2は、社員教育の講習会開催案内、受講申請、関係部署の査閲・承認の手続きを効率化することを課題とするものである。
【0004】
特許文献3は、受講者の希望教育を依頼し受講が可能となり、インストラクタ(講師)側の教育の管理の効率化を課題の少なくとも1つとしている点においては本発明と関連性がある。しかしながら、特許文献3は、あらかじめ設定されている教育に申し込みを行い、日時等の開催関連項目について受講者の希望を登録し、講師に開催の申し込みを行うといったものである。
【0005】
したがって、特許文献1−3は、本発明と関連性は認められるものの、本発明の課題及び構成をすべて開示するものではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2002−183500号公報
【特許文献2】特開2003−167998号公報
【特許文献3】特開2007−115207号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記関連技術等においては、教育の実施項目のスケジュールの作成において、ユーザから希望を出し、教育実施を行う時は、インストラクタは、ユーザにヒアリングを行いユーザの希望する内容に沿って、教育のスケジュールを作成しており、ユーザの希望内容の把握とスケジュール作成、そしてユーザからインストラクタへの依頼を同時に行う方法が無かった。
【0008】
上記関連技術等の課題を次の2点にまとめる。
【0009】
第1は、教育を受講する場合、提供されているコースの中から対象に近いコースを選択し、受講していたため、内容の重複・不要な教育内容の受講が発生しているという点である。
【0010】
第2は、インストラクタは、ユーザの希望教育内容で教育実施を依頼される際、ヒアリングによりスケジュールを構成していたため、教育実施準備に時間を要し、効率が悪くなっているという点である。
【0011】
そこで本発明は、上記実情に鑑みて、複数の教育項目が存在する場合であっても適切に教育スケジュールを生成することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を達成するため、以下の構成の教育スケジュール生成装置、方法及びプログラムを提供する。
【0013】
教育スケジュール生成装置は、教育を受けるユーザの操作するユーザ端末と、ネットワークを介して接続された教育スケジュール生成装置であって、複数の教育項目について項目毎に情報を蓄積する教育項目データベースと、前記教育項目データベースに基づいて前記ユーザ端末に教育項目毎の情報及び前記教育項目を選択するための選択手段を表示させる表示手段と、前記ユーザ端末により前記選択手段を用いた教育項目の選択を入力された場合に、自動的に教育スケジュールを生成するスケジュール生成手段と、を有することを特徴とする。
【0014】
教育スケジュール生成方法は、教育を受けるユーザの操作するユーザ端末と、ネットワークを介して接続され、複数の教育項目について項目毎に情報を蓄積する教育項目データベースを有する教育スケジュール生成装置を用いる教育スケジュール生成方法であって、前記教育項目データベースに基づいて前記ユーザ端末に教育項目毎の情報及び前記教育項目を選択するための選択手段を表示させる表示ステップと、前記ユーザ端末により前記選択手段を用いた教育項目の選択を入力された場合に、自動的に教育スケジュールを生成するスケジュール生成ステップと、を含むことを特徴とする。
【0015】
教育スケジュール生成プログラムは、教育を受けるユーザの操作するユーザ端末と、ネットワークを介して接続され、複数の教育項目について項目毎に情報を蓄積する教育項目データベースを有するサーバの教育スケジュール生成プログラムであって、前記サーバに、前記教育項目データベースに基づいて前記ユーザ端末に教育項目毎の情報及び前記教育項目を選択するための選択手段を表示させる表示処理と、前記ユーザ端末により前記選択手段を用いた教育項目の選択を入力された場合に、自動的に教育スケジュールを生成するスケジュール生成処理と、を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、複数の教育項目が存在する場合であっても適切に教育スケジュールを生成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の実施形態の全体構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態の要部構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態におけるユーザ端末又はインストラクタ端末に表示されるログイン画面の一例を示す図である。
【図4】本発明の実施形態におけるユーザのログイン後の教育項目スケジュール生成システムのユーザ画面の一例を示す図である。
【図5】本発明の実施形態におけるユーザの教育項目スケジュール作成時のグループ選択画面の一例を示す図である。
【図6】本発明の実施形態におけるユーザの教育項目スケジュール作成時の項目検索の画面の一例を示す図である。
【図7】本発明の実施形態におけるユーザの教育項目スケジュール作成時のキーワード入力による検索画面の一例を示す図である。
【図8】本発明の実施形態におけるユーザの教育項目スケジュール作成時のキーワード入力による検索結果及び選択画面の一例を示す図である。
【図9】本発明の実施形態におけるユーザの教育項目スケジュール作成時の選択結果画面の一例を示す図である。
【図10】本発明の実施形態におけるユーザの教育項目スケジュール作成時の選択結果の確認画面の一例を示す図である。
【図11】本発明の実施形態におけるユーザの教育項目スケジュール作成時に関する必要情報入力画面の一例を示す図である。
【図12】本発明の実施形態におけるユーザの作成した教育項目スケジュールの確認画面及び依頼画面の一例を示す図である。
【図13】本発明の実施形態におけるインストラクタのログイン後の教育項目スケジュール生成システムのインストラクタ画面の一例を示す図である。
【図14】本発明の実施形態におけるインストラクタ画面に表示される、ユーザからの教育依頼内容画面の一例を示す図である。
【図15】本発明の実施形態のユーザによる教育項目スケジュール作成の手順とデータベースの関連を流れにしたフローチャートである。
【図16】本発明の実施形態におけるユーザ情報データベースの詳細を示す図である。
【図17】本発明の実施形態におけるグループデータベースの詳細を示す図である。
【図18】本発明の実施形態における項目データベースの詳細を示す図である。
【図19】本発明の実施形態における詳細データベースの詳細を示す図である。
【図20】本発明の実施形態における開催データベースの詳細を示す図である。
【図21】本発明の実施形態におけるスケジュールデータベースの詳細を示す図である。
【図22】本発明の実施形態のインストラクタによる教育項目スケジュール作成の手順とデータベースの関連を流れにしたフローチャートである。
【図23】本発明の実施形態のインストラクタによる依頼教育一覧の確認の流れを表したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
【0019】
以下で説明する本実施形態は、社内教育を行う会社において、教育の受講・実施を効率的に支援することを可能にすることを課題の一つとする。
【0020】
本実施形態において、教育企画は、複数の教育項目から構成されており、“コース”としてまとめられると、同時にスケジュールが作成されている。構成されたスケジュール内容を、更にユーザのニーズにあった内容に近づけるため、図1に示す教育項目スケジュール生成システム(30)は、教育の各種データを基に、ユーザが、自分達に合った内容にスケジュールをカスタマイズし、教育項目スケジュールを作成することができる。そして作成された教育項目スケジュールはそのまま教育実施依頼をすることができ、依頼内容をインストラクタ端末の画面上に表示させる。
【0021】
具体的には、本実施形態に係る教育項目スケジュールの自動生成システムによる教育支援方法は、図2のユーザ端末(10)が教育項目スケジュール生成システム(30)を使用し、受講したい教育項目の選択・キーワードによる検索を行い、教育項目スケジュールを自動生成する。作成された教育項目スケジュールはインストラクタ端末(20)の画面に表示され、教育の実施を依頼することができる。これらにより、ユーザは、受講したい内容の教育項目スケジュールを自ら作成し、インストラクタへ依頼をすることができる。その結果、ユーザ・インストラクタ間でのやりとりの効率を良くすることが可能になり、上記課題を解決する。
【0022】
次に、本発明を実施するための形態の構成について図面を参照して詳細に説明する。
【0023】
本実施形態は、図1のように効率的な教育の受講・実施を支援する教育項目スケジュール生成システム(30)、ユーザ端末(10)、インストラクタ端末(20)、及びそれらを仲介する組織内ネットワーク(40)によって構成されている。
【0024】
教育項目スケジュール生成システム(30)は、図2に示すカスタマイズ教育スケジュール生成モジュール(37)と教育管理モジュール(38)を含む。
【0025】
図2:カスタマイズ教育スケジュール生成モジュール(37)は、ユーザ情報DB(31)、詳細DB(32)、項目DB(33)、グループDB(35)、といった教育内容に関する情報を使用し、ユーザ端末(10)及びインストラクタ端末(20)より登録された情報を基に自動検索し、該当する教育項目を検出する。そして、その検出された項目と再度登録された情報に基づき、時間及び、優先順位を自動計算し、教育項目スケジュールを作成する。
【0026】
図2:教育管理モジュール(38)は、ユーザ情報DB(31)、詳細DB(32)、項目DB(33)、グループDB(35)といった教育内容に関する情報や、スケジュールDB(34)、開催DB(36)に格納されている作成された教育項目スケジュールの管理を行う。また、カスタマイズ教育スケジュール生成モジュール(37)と連携し、ユーザ情報DB(31)、グループDB(35)、項目DB(33)、詳細DB(32)、といった教育内容に関する情報を使用し、インストラクタ端末(20)より登録された情報を基に自動検索し、該当する教育項目を検出する。そして、その検出された項目と再度登録された情報に基づき、時間計算・優先順位を自動計算し、教育項目スケジュールを作成する。
【0027】
図2:ユーザ端末(10)は、ユーザが教育項目スケジュール生成システム(30)の操作に使用する端末であり、企業内の複数部門に設置することが可能である。ユーザ端末(10)が、教育項目スケジュール生成システム(30)にアクセスすると、カスタマイズ教育スケジュール生成モジュール(37)がログイン画面を提供し、教育項目スケジュール生成システム(30)のユーザ用画面が表示される。
【0028】
図2・図16:インストラクタ端末(20)は、教育項目スケジュールを作成したり、詳細DB(32)教育項目DB(33)、グループDB(35)の管理を行う時に使用したり、ユーザからの教育実施依頼の内容を確認するために使用される情報処理装置である。インストラクタ端末(20)が教育項目スケジュール生成システム(30)にアクセスした時、教育管理モジュール(38)はインストタクタ端末(20)へログイン画面(図3)を提供する。インストラクタは自分のユーザID及びパスワードを入力し、ログインする。教育管理モジュールは、カスタマイズ教育スケジュール生成モジュール(37)と連携し、ユーザ情報DB(31)にて、インストラクタフラグ(B6)が“1”であることを確認し、教育項目スケジュール生成システム(30)のインストラクタ用画面が表示される。
【0029】
図2・図16:ユーザ情報DB(31)は、ユーザID(B1)を主キーに氏名(B2)、パスワード(B3)、メールアドレス(B4)、TEL(B5)、インストラクタフラグ(B6)といったユーザに関する情報が格納されている。ユーザID(B1)及びパスワード(B3)は、ログインの時、セキュリティ確保のため使用される。また、氏名(B2)・メールアドレス(B4)はインストラクタへ教育実施を依頼する時に、ユーザの連絡先として表示するために使用される。インストラクタフラグ(B6)は、ユーザがインストラクタか否かを示すものであり、インストラクタ(20)の場合は“1”、インストラクタでない場合は“0”が格納される。
【0030】
図2・図17:グループDB(35)は、グループID(C1)を主キーとし、グループ名(C2)が格納される。グループ名(C2)は、教育項目スケジュール作成の時、最初の教育の大きなかたまりであるグループを選択する時に使用される。
【0031】
図2・図18:項目DB(33)は、項目ID(F1)を主キーに、グループID(D2)、項目名(D3)の教育に関する情報が格納される。グループID(D2)、項目名(D3)は、最初に大枠の教育項目を決定する時に選択項目として使用される。
【0032】
図2・図19:詳細DB(32)は、詳細ID(E1)を主キーに、項目ID(E2)、詳細名(E3)、コメント(E4)、難易度(E5)、所要時間(E6)といった教育に関する情報が格納される。教育の内容選択の時、詳細ID(E1)、項目ID(E2)、コメント(E4)が使用され、教育項目のスケジュール作成の時に、詳細ID(E1)、項目ID(E2)、コメント(E4)、難易度(E5)、所要時間(E6)は、使用される。また、難易度(E5)は、スケジュールを組み立てる時、各詳細内容に関しての優先順位を決定する時に使用される。
【0033】
図2・図20:開催DB(36)は、開催ID(F1)を主キーとし、スケジュールID(F2)、詳細ID(F3)、開催日時(F4)の作成された教育項目スケジュールに関する情報が格納される。作成された教育項目の新規登録の時、削除の時、更新の時に、使用される。
【0034】
図2・図21:スケジュールDB(34)は、スケジュールID(G1)を主キーとし、ユーザID(G2)、スケジュール名(G3)、開催場所(G4)、参加人数(G5)、備考(G6)、完了フラグ(G7)といった作成された教育項目スケジュールの情報が格納される。スケジュールID(G1)、ユーザID(G2)、スケジュール名(G3)、開催場所(G4)、参加人数(G5)、備考(G6)は、ユーザ(10)で作成された情報をインストラクタ(20)用画面で、スケジュールの表示を行う時に使用する。また、スケジュールの作成をスケジュール履歴として残し、同じスケジュール内容で再度依頼をする時に使用する。また、完了フラグ(G7)は、スケジュールの作成が完了した時にフラグがたてられ作業が終了される。
【0035】
次に、図1から図23までの図を参照して本発明の動作について詳細に説明する。
【0036】
まず、ユーザ端末(10)から教育項目スケジュールを新規作成・変更・削除をする場合、図15のフローチャートの流れにより実施される。
【0037】
まず、ユーザ端末(10)から組織内ネットワーク(40)を介し、教育項目スケジュール生成システム(30)にアクセスすると、カスタマイズ教育スケジュール生成モジュール(37)がユーザ端末(10)にログイン用画面を提供する(A1)。この時のユーザ端末の操作画面は、図3であり、ユーザは、ユーザID及びパスワードを入力し、「OK」ボタンを押す。この時、カスタマイズ教育スケジュール生成モジュール(37)は、ユーザ情報DB(31)よりユーザID(B1)及びパスワード(B3)を参照し、ユーザを特定する。この時、教育項目スケジュール生成システム(30)は、ユーザ端末(10)にログイン後のユーザ画面の提供を行う。その時のユーザの操作画面は、図4である。
【0038】
次に、ユーザが新規に教育項目スケジュールを作成する場合、ユーザ端末(10)から組織内ネットワーク(40)を介しカスタマイズ教育スケジュール生成モジュール(37)にアクセスし、新規作成を選択する(A2)。新規作成が選択された場合、カスタマイズ教育スケジュール生成モジュール(37)は、グループDB(35)にアクセスし、グループ選句択画面を表示させ、対象となるグループを選択する(A3)。この時の操作画面は、図5である。次に選択されたグループ名に関する項目の検索画面を表示させる。この時の操作画面は、図6である。
【0039】
ユーザが、項目・詳細・コメントのボタンのいずれかを押すとその内容に関して、別ウィンドウで検索画面が開き表示される。この時の操作画面は、図7であり、ユーザが検索画面でキーワードを入力し、キーワードに基づいた内容を表示させる。この時、カスタマイズ教育スケジュール生成モジュール(37)は、項目で検索する場合は、項目DB(33)内の詳細名(D3)内を検索する。詳細で検索する場合は、詳細DB(32)内の項目名(E3)内を検索する。コメントで検索する場合は、詳細DB(32)内のコメント(E4)内を検索し、検出された内容の項目・詳細・コメント・時間の一覧を表示させる。この時の操作画面は、図8である。
【0040】
ユーザは、教育項目スケジュールに取り入れたい内容の詳細名をクリックし、選択内容一覧へ取り込み、選択内容一覧の中で削除したい内容は、削除ボタンを押し削除することが可能である(A4)。この時の操作画面は、図9である。次に、ユーザは、選択内容確認画面にて、内容確認を行い、この内容で良い場合は、「OK」ボタンを押す。また、この内容をキャンセルする場合は「キャンセル」ボタンを押す。この時、操作画面は、図10である。
【0041】
「OK」ボタンを押し、教育項目スケジュール作成を続ける場合(A6でnoへ進む)、詳細情報入力作業へ移る(A7)。ユーザは、スケジュール名、希望開始日時、開催場所、参加人数、備考欄を入力し、「OK」ボタンを押す。この時の操作画面は図11であり、この時、入力されたスケジュール名(G3)、開催場所(G4)、参加人数(G5)、備考欄(G6)がスケジュールDB(34)へ格納される。
【0042】
この時、スケジュールID(G1)及びユーザID(G2)がスケジュールDB(34)に書き込まれる。また、(A5)にて選択された内容と入力された希望開始日時及び、1日あたりの修了時刻を“17:00”とした終了時刻、項目(E2)の種類及び、難易度(E5)を考慮し、カスタマイズ教育スケジュール生成モジュールは、(A5)にて選択された各詳細(F4)の開催日時を算出される。開催DB(36)にスケジュールID(F2)及び、詳細ID(F3)及び、開催日時(F4)が格納される。この時、開催DB(36)に開催ID(F1)が書き込まれる。「キャンセル」ボタンを押し、教育項目スケジュール作成をキャンセルする場合(A6でyesへ進む)、作業が終了される(A14)。
【0043】
次に、(A7)にて作成された教育項目スケジュールの内容確認を行うため、確認画面を表示させる(A8)。この時の操作画面は、図12である。次に、確認画面(図12)にて、ユーザはこの内容で良ければ、「OK」ボタンを押し、キャンセルする場合には、「キャンセル」ボタンを押す。「OK」ボタンを押した場合(A9にてnoへ進む)、スケジュールの作成完了となる。この時、カスタマイズ教育スケジュール生成モジュール(37)は、スケジュールDB(34)にアクセスし、完了フラグ“1”がたてられ、作業終了となる(A14)。
【0044】
また、「キャンセル」ボタンが押された場合(A9にてyesへ進む)、カスタマイズ教育スケジュール生成モジュール(37)は、開催DB(36)及び、スケジュールDB(34)にアクセスし、スケジュールID(G1・F1)に基づき、格納されている対象となる開催情報及び、スケジュール情報が削除され、作業が終了となる(A14)。
【0045】
次に、インストラクタ端末(20)から教育項目スケジュールを新規作成・変更・削除をする場合、図22のフローチャートの流れにより実施される。
【0046】
まず、インストラクタ端末(20)から組織内ネットワーク(40)を介し、教育項目スケジュール生成システム(30)にアクセスすると、教育管理モジュール(38)はカスタマイズ教育スケジュール生成モジュールと連携し、インストラクタ端末(20)にログイン用画面を提供する(H1)。この時のインストラクタ端末の操作画面は、図3であり、インストラクタは、自分のユーザID及びパスワードを入力し、「OK」ボタンを押す。
【0047】
この時、教育管理モジュール(38)は、ユーザ情報DB(31)よりユーザID(B1)及びパスワード(B3)を参照し、インストラクタフラグ“1”を確認し、インストラクタであることを確認し、教育項目スケジュール生成システム(30)は、インストラクタ端末(20)にログイン後のインストラクタ画面の提供を行う。この時、インストラクタ端末(20)の操作画面は、図4である。
【0048】
次に、インストラクタが新規に教育項目スケジュールを作成する場合、インストラクタ端末(20)から組織内ネットワーク(40)を介し教育管理モジュール(38)にアクセスし、新規作成を選択する(H2)。
【0049】
新規作成が選択された場合、教育管理モジュール(38)は、カスタマイズ教育スケジュール生成モジュールと連携し、グループDB(35)にアクセスし、グループ選句択画面を表示させ、対象となるグループを選択する(H3)。この時の操作画面は、図5である。次に選択されたグループ名に関する項目の検索画面を表示させる。この時の操作画面は、図6である。
【0050】
インストラクタが、項目・詳細・コメントのボタンのいずれかを押すとその内容に関して、別ウィンドウで検索画面が開き表示される。この時の操作画面は、図7であり、インストラクタが検索画面でキーワードを入力し、キーワードに基づいた内容を表示させる。この時、教育管理モジュール(38)は、項目で検索する場合は、項目DB(33)内の詳細名(D3)内を検索する。詳細で検索する場合は、詳細DB(32)内の項目名(E3)内を検索する。コメントで検索する場合は、詳細DB(32)内のコメント(E4)内を検索し、検出された内容の項目・詳細・コメント・時間の一覧を表示させる。この時の操作画面は、図8である。
【0051】
インストラクタは、教育項目スケジュールに取り入れたい内容の詳細名をクリックし、選択内容一覧へ取り込み、選択内容一覧の中で削除したい内容は、削除ボタンを押し削除することが可能である(H4)。この時の操作画面は、図9である。
【0052】
次に、インストラクタは、選択内容確認画面にて、内容確認を行い、この内容で良い場合は、「OK」ボタンを押す。また、この内容をキャンセルする場合は「キャンセル」ボタンを押す。この時、操作画面は、図10である。「OK」ボタンを押し、教育項目スケジュール作成を続ける場合(H6でnoへ進む)、詳細情報入力作業へ移る(H7)。
【0053】
インストラクタは、スケジュール名、希望開始日時、開催場所、参加人数、備考欄を入力し、「OK」ボタンを押す。この時の操作画面は図11であり、この時、入力されたスケジュール名(G3)、開催場所(G4)、参加人数(G5)、備考欄(G6)がスケジュールDB(34)へ格納される。この時、スケジュールID(G1)及びインストラクタID(G2)がスケジュールDB(34)に書き込まれる。
【0054】
また、(H5)にて選択された内容と入力された希望開始日時及び、1日あたりの修了時刻を“17:00”とした終了時刻、及び項目(E2)の種類及び、難易度(E5)を考慮し、教育管理モジュールは、(H5)にて選択された各詳細(F4)の開催日時を算出される。開催DB(36)にスケジュールID(F2)及び、詳細ID(F3)及び、開催日時(F4)が格納される。この時、開催DB(36)に開催ID(F1)が書き込まれる。「キャンセル」ボタンを押し、教育項目スケジュール作成をキャンセルする場合(H6でyesへ進む)、作業が終了される(H14)。
【0055】
次に、(H7)にて作成された教育項目スケジュールの内容確認を行うため、確認画面を表示させる(H8)。この時の操作画面は、図12である。次に、確認画面(図12)にて、インストラクタはこの内容で良ければ、「OK」ボタンを押し、キャンセルする場合には、「キャンセル」ボタンを押す。「OK」ボタンを押した場合(H9にてnoへ進む)、スケジュールの作成完了となる。この時、教育管理モジュール(38)は、スケジュールDB(34)にアクセスし、完了フラグ“1”がたてられ、作業終了となる(H14)。
【0056】
また、「キャンセル」ボタンが押された場合(H9にてyesへ進む)、教育管理モジュール(38)は、開催DB(36)及び、スケジュールDB(34)にアクセスし、スケジュールID(G1・F1)に基づき、格納されている対象となる開催情報及び、スケジュール情報が削除され、作業が終了となる(H14)。
【0057】
最後に、インストラクタ端末からユーザからの依頼内容を確認する場合、図23のフローチャートの流れにより実施される。
【0058】
まず、インストラクタ端末(20)から組織内ネットワーク(40)を介し、教育管理モジュール(38)にアクセスし、教育管理モジュール(38)がカスタマイズ教育スケジュール生成モジュールと連携し、インストラクタ端末(20)にログイン用画面を提供する(J1)。この時のインストラクタの操作画面は、図3である。この時、インストラクタは、自分のユーザID及びパスワードを入力し、「OK」ボタンを押す。
【0059】
この時、教育管理モジュール(38)は、カスタマイズ教育スケジュール生成モジュールと連携し、ユーザ情報DB(31)のインストラクタフラグ(B6)が“1”であることを確認し、インストラクタを特定し、教育管理モジュール(38)は、ログイン後インストラクタ端末(20)へインストラクタ用画面の提供を行う。その時のインストラクタの操作画面は、図13である。
【0060】
インストラクタは、表示された教育依頼一覧のスケジュール名をクリックし、確認を行う。この時、教育管理モジュール(38)は、ユーザ情報DB(31)、詳細DB(32)、項目DB(33)、グループDB(34)、グループDB(35)、開催DB(36)にアクセスし、依頼教育の内容を表示させる。この時の操作画面は、図14である。
【0061】
以上に説明した内容をまとめる。上記実施形態の想定するユースケースにおいては、例えば、企業内での教育部門において、既存の教育が存在する場合、1つの教育の内容は、幾つかの項目から成り立っているような教育が多数存在する。その教育の中で、受講者が、その教育内容が細分化されている項目から選択し、教育の内容スケジュールを組み立てることにより、教育内容の重複を防ぎ、また、受講者の希望に沿った教育を展開するといったものである。
【0062】
また、企業内での社員教育の中で、既存の教育が細分化され項目別になったものから、受講者自身が教育の内容スケジュールを組み立て、その内容を、端末上でインストラクタ(講師)へ連絡ができるといった、希望する教育の内容スケジュールを希望者自身で作成するといったものである。
【0063】
また、開催日時だけでなく、1つの教育の内容自体を項目別に細分化し、受講者自身がその項目の中で自分の受講したい項目を選択し、内容の組み合わせをすることができ、1つの教育の内容のスケジュールを受講者自身が組み立てることができるものである。
【0064】
上述した実施形態は、次の3点の効果を備える。
(1)ユーザが自分で教育内容の詳細を選択することにより、必要としている教育内容をピンポイントで受講することができるところにある。理由は、提供されているコースを選択する場合、内容が重複している場合、必要がない教育内容を含んでいる場合があったため、ピンポイントでの教育受講が可能となるためである。
【0065】
(2)ユーザの希望教育内容で、どの程度の時間が必要となるか、簡単に算出することができるところにある。理由は、ユーザが受講する教育時間を把握することにより自分の他の業務スケジュールを組みやすくなる。また、自分で教育の詳細に優先順位をつけ、優先順位が低い内容に関しては、教育の対象内容から省くことが可能となり、ユーザの希望に沿った教育が時間的に可能となるためである。
【0066】
(3)インストラクタは、教育実施までの準備を効率的に準備できるところにある。理由は、ユーザが希望の内容でユーザから教育を依頼される際、ユーザからのヒアリングによりスケジュールを構成していたため時間がかかっていたためである。
【0067】
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
【0068】
本発明は、幾つかの拠点にわかれて業務を実施している企業の社員教育を行う際に適している。また、教育の形態としては、インストラクタが出向き、教育を実施する時に適している。
【符号の説明】
【0069】
10 ユーザ端末
20 インストラクタ端末
30 教育項目スケジュール生成システム
31 ユーザ情報データベース
32 詳細データベース
33 項目データベース
34 スケジュールデータベース
35 グループデータベース
36 開催データベース
37 カスタマイズ教育スケジュール生成モジュール
38 教育管理モジュール
40 組織内ネットワーク
【技術分野】
【0001】
本発明は、教育スケジュール生成装置、方法及びプログラムに関し、特に、複数の教育項目が存在する場合に適切にスケジュールを生成する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
本発明に関連する技術が記載されている文献として、特許文献1−3を挙げる。特許文献1と2は、受講者が受講内容を検索し、その内容をインストラクタ(講師)へ伝えるという点においては本発明と関連性がある。
【0003】
しかしながら、特許文献1は、講師自身も講師志望者として登録を行い、受講者と講師の要望が一致した場合、受講者の受講予約登録ができ、1日臨時講師というべきサービスが成り立つシステムについて開示するものである。また、特許文献2は、社員教育の講習会開催案内、受講申請、関係部署の査閲・承認の手続きを効率化することを課題とするものである。
【0004】
特許文献3は、受講者の希望教育を依頼し受講が可能となり、インストラクタ(講師)側の教育の管理の効率化を課題の少なくとも1つとしている点においては本発明と関連性がある。しかしながら、特許文献3は、あらかじめ設定されている教育に申し込みを行い、日時等の開催関連項目について受講者の希望を登録し、講師に開催の申し込みを行うといったものである。
【0005】
したがって、特許文献1−3は、本発明と関連性は認められるものの、本発明の課題及び構成をすべて開示するものではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2002−183500号公報
【特許文献2】特開2003−167998号公報
【特許文献3】特開2007−115207号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記関連技術等においては、教育の実施項目のスケジュールの作成において、ユーザから希望を出し、教育実施を行う時は、インストラクタは、ユーザにヒアリングを行いユーザの希望する内容に沿って、教育のスケジュールを作成しており、ユーザの希望内容の把握とスケジュール作成、そしてユーザからインストラクタへの依頼を同時に行う方法が無かった。
【0008】
上記関連技術等の課題を次の2点にまとめる。
【0009】
第1は、教育を受講する場合、提供されているコースの中から対象に近いコースを選択し、受講していたため、内容の重複・不要な教育内容の受講が発生しているという点である。
【0010】
第2は、インストラクタは、ユーザの希望教育内容で教育実施を依頼される際、ヒアリングによりスケジュールを構成していたため、教育実施準備に時間を要し、効率が悪くなっているという点である。
【0011】
そこで本発明は、上記実情に鑑みて、複数の教育項目が存在する場合であっても適切に教育スケジュールを生成することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を達成するため、以下の構成の教育スケジュール生成装置、方法及びプログラムを提供する。
【0013】
教育スケジュール生成装置は、教育を受けるユーザの操作するユーザ端末と、ネットワークを介して接続された教育スケジュール生成装置であって、複数の教育項目について項目毎に情報を蓄積する教育項目データベースと、前記教育項目データベースに基づいて前記ユーザ端末に教育項目毎の情報及び前記教育項目を選択するための選択手段を表示させる表示手段と、前記ユーザ端末により前記選択手段を用いた教育項目の選択を入力された場合に、自動的に教育スケジュールを生成するスケジュール生成手段と、を有することを特徴とする。
【0014】
教育スケジュール生成方法は、教育を受けるユーザの操作するユーザ端末と、ネットワークを介して接続され、複数の教育項目について項目毎に情報を蓄積する教育項目データベースを有する教育スケジュール生成装置を用いる教育スケジュール生成方法であって、前記教育項目データベースに基づいて前記ユーザ端末に教育項目毎の情報及び前記教育項目を選択するための選択手段を表示させる表示ステップと、前記ユーザ端末により前記選択手段を用いた教育項目の選択を入力された場合に、自動的に教育スケジュールを生成するスケジュール生成ステップと、を含むことを特徴とする。
【0015】
教育スケジュール生成プログラムは、教育を受けるユーザの操作するユーザ端末と、ネットワークを介して接続され、複数の教育項目について項目毎に情報を蓄積する教育項目データベースを有するサーバの教育スケジュール生成プログラムであって、前記サーバに、前記教育項目データベースに基づいて前記ユーザ端末に教育項目毎の情報及び前記教育項目を選択するための選択手段を表示させる表示処理と、前記ユーザ端末により前記選択手段を用いた教育項目の選択を入力された場合に、自動的に教育スケジュールを生成するスケジュール生成処理と、を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、複数の教育項目が存在する場合であっても適切に教育スケジュールを生成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の実施形態の全体構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態の要部構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態におけるユーザ端末又はインストラクタ端末に表示されるログイン画面の一例を示す図である。
【図4】本発明の実施形態におけるユーザのログイン後の教育項目スケジュール生成システムのユーザ画面の一例を示す図である。
【図5】本発明の実施形態におけるユーザの教育項目スケジュール作成時のグループ選択画面の一例を示す図である。
【図6】本発明の実施形態におけるユーザの教育項目スケジュール作成時の項目検索の画面の一例を示す図である。
【図7】本発明の実施形態におけるユーザの教育項目スケジュール作成時のキーワード入力による検索画面の一例を示す図である。
【図8】本発明の実施形態におけるユーザの教育項目スケジュール作成時のキーワード入力による検索結果及び選択画面の一例を示す図である。
【図9】本発明の実施形態におけるユーザの教育項目スケジュール作成時の選択結果画面の一例を示す図である。
【図10】本発明の実施形態におけるユーザの教育項目スケジュール作成時の選択結果の確認画面の一例を示す図である。
【図11】本発明の実施形態におけるユーザの教育項目スケジュール作成時に関する必要情報入力画面の一例を示す図である。
【図12】本発明の実施形態におけるユーザの作成した教育項目スケジュールの確認画面及び依頼画面の一例を示す図である。
【図13】本発明の実施形態におけるインストラクタのログイン後の教育項目スケジュール生成システムのインストラクタ画面の一例を示す図である。
【図14】本発明の実施形態におけるインストラクタ画面に表示される、ユーザからの教育依頼内容画面の一例を示す図である。
【図15】本発明の実施形態のユーザによる教育項目スケジュール作成の手順とデータベースの関連を流れにしたフローチャートである。
【図16】本発明の実施形態におけるユーザ情報データベースの詳細を示す図である。
【図17】本発明の実施形態におけるグループデータベースの詳細を示す図である。
【図18】本発明の実施形態における項目データベースの詳細を示す図である。
【図19】本発明の実施形態における詳細データベースの詳細を示す図である。
【図20】本発明の実施形態における開催データベースの詳細を示す図である。
【図21】本発明の実施形態におけるスケジュールデータベースの詳細を示す図である。
【図22】本発明の実施形態のインストラクタによる教育項目スケジュール作成の手順とデータベースの関連を流れにしたフローチャートである。
【図23】本発明の実施形態のインストラクタによる依頼教育一覧の確認の流れを表したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
【0019】
以下で説明する本実施形態は、社内教育を行う会社において、教育の受講・実施を効率的に支援することを可能にすることを課題の一つとする。
【0020】
本実施形態において、教育企画は、複数の教育項目から構成されており、“コース”としてまとめられると、同時にスケジュールが作成されている。構成されたスケジュール内容を、更にユーザのニーズにあった内容に近づけるため、図1に示す教育項目スケジュール生成システム(30)は、教育の各種データを基に、ユーザが、自分達に合った内容にスケジュールをカスタマイズし、教育項目スケジュールを作成することができる。そして作成された教育項目スケジュールはそのまま教育実施依頼をすることができ、依頼内容をインストラクタ端末の画面上に表示させる。
【0021】
具体的には、本実施形態に係る教育項目スケジュールの自動生成システムによる教育支援方法は、図2のユーザ端末(10)が教育項目スケジュール生成システム(30)を使用し、受講したい教育項目の選択・キーワードによる検索を行い、教育項目スケジュールを自動生成する。作成された教育項目スケジュールはインストラクタ端末(20)の画面に表示され、教育の実施を依頼することができる。これらにより、ユーザは、受講したい内容の教育項目スケジュールを自ら作成し、インストラクタへ依頼をすることができる。その結果、ユーザ・インストラクタ間でのやりとりの効率を良くすることが可能になり、上記課題を解決する。
【0022】
次に、本発明を実施するための形態の構成について図面を参照して詳細に説明する。
【0023】
本実施形態は、図1のように効率的な教育の受講・実施を支援する教育項目スケジュール生成システム(30)、ユーザ端末(10)、インストラクタ端末(20)、及びそれらを仲介する組織内ネットワーク(40)によって構成されている。
【0024】
教育項目スケジュール生成システム(30)は、図2に示すカスタマイズ教育スケジュール生成モジュール(37)と教育管理モジュール(38)を含む。
【0025】
図2:カスタマイズ教育スケジュール生成モジュール(37)は、ユーザ情報DB(31)、詳細DB(32)、項目DB(33)、グループDB(35)、といった教育内容に関する情報を使用し、ユーザ端末(10)及びインストラクタ端末(20)より登録された情報を基に自動検索し、該当する教育項目を検出する。そして、その検出された項目と再度登録された情報に基づき、時間及び、優先順位を自動計算し、教育項目スケジュールを作成する。
【0026】
図2:教育管理モジュール(38)は、ユーザ情報DB(31)、詳細DB(32)、項目DB(33)、グループDB(35)といった教育内容に関する情報や、スケジュールDB(34)、開催DB(36)に格納されている作成された教育項目スケジュールの管理を行う。また、カスタマイズ教育スケジュール生成モジュール(37)と連携し、ユーザ情報DB(31)、グループDB(35)、項目DB(33)、詳細DB(32)、といった教育内容に関する情報を使用し、インストラクタ端末(20)より登録された情報を基に自動検索し、該当する教育項目を検出する。そして、その検出された項目と再度登録された情報に基づき、時間計算・優先順位を自動計算し、教育項目スケジュールを作成する。
【0027】
図2:ユーザ端末(10)は、ユーザが教育項目スケジュール生成システム(30)の操作に使用する端末であり、企業内の複数部門に設置することが可能である。ユーザ端末(10)が、教育項目スケジュール生成システム(30)にアクセスすると、カスタマイズ教育スケジュール生成モジュール(37)がログイン画面を提供し、教育項目スケジュール生成システム(30)のユーザ用画面が表示される。
【0028】
図2・図16:インストラクタ端末(20)は、教育項目スケジュールを作成したり、詳細DB(32)教育項目DB(33)、グループDB(35)の管理を行う時に使用したり、ユーザからの教育実施依頼の内容を確認するために使用される情報処理装置である。インストラクタ端末(20)が教育項目スケジュール生成システム(30)にアクセスした時、教育管理モジュール(38)はインストタクタ端末(20)へログイン画面(図3)を提供する。インストラクタは自分のユーザID及びパスワードを入力し、ログインする。教育管理モジュールは、カスタマイズ教育スケジュール生成モジュール(37)と連携し、ユーザ情報DB(31)にて、インストラクタフラグ(B6)が“1”であることを確認し、教育項目スケジュール生成システム(30)のインストラクタ用画面が表示される。
【0029】
図2・図16:ユーザ情報DB(31)は、ユーザID(B1)を主キーに氏名(B2)、パスワード(B3)、メールアドレス(B4)、TEL(B5)、インストラクタフラグ(B6)といったユーザに関する情報が格納されている。ユーザID(B1)及びパスワード(B3)は、ログインの時、セキュリティ確保のため使用される。また、氏名(B2)・メールアドレス(B4)はインストラクタへ教育実施を依頼する時に、ユーザの連絡先として表示するために使用される。インストラクタフラグ(B6)は、ユーザがインストラクタか否かを示すものであり、インストラクタ(20)の場合は“1”、インストラクタでない場合は“0”が格納される。
【0030】
図2・図17:グループDB(35)は、グループID(C1)を主キーとし、グループ名(C2)が格納される。グループ名(C2)は、教育項目スケジュール作成の時、最初の教育の大きなかたまりであるグループを選択する時に使用される。
【0031】
図2・図18:項目DB(33)は、項目ID(F1)を主キーに、グループID(D2)、項目名(D3)の教育に関する情報が格納される。グループID(D2)、項目名(D3)は、最初に大枠の教育項目を決定する時に選択項目として使用される。
【0032】
図2・図19:詳細DB(32)は、詳細ID(E1)を主キーに、項目ID(E2)、詳細名(E3)、コメント(E4)、難易度(E5)、所要時間(E6)といった教育に関する情報が格納される。教育の内容選択の時、詳細ID(E1)、項目ID(E2)、コメント(E4)が使用され、教育項目のスケジュール作成の時に、詳細ID(E1)、項目ID(E2)、コメント(E4)、難易度(E5)、所要時間(E6)は、使用される。また、難易度(E5)は、スケジュールを組み立てる時、各詳細内容に関しての優先順位を決定する時に使用される。
【0033】
図2・図20:開催DB(36)は、開催ID(F1)を主キーとし、スケジュールID(F2)、詳細ID(F3)、開催日時(F4)の作成された教育項目スケジュールに関する情報が格納される。作成された教育項目の新規登録の時、削除の時、更新の時に、使用される。
【0034】
図2・図21:スケジュールDB(34)は、スケジュールID(G1)を主キーとし、ユーザID(G2)、スケジュール名(G3)、開催場所(G4)、参加人数(G5)、備考(G6)、完了フラグ(G7)といった作成された教育項目スケジュールの情報が格納される。スケジュールID(G1)、ユーザID(G2)、スケジュール名(G3)、開催場所(G4)、参加人数(G5)、備考(G6)は、ユーザ(10)で作成された情報をインストラクタ(20)用画面で、スケジュールの表示を行う時に使用する。また、スケジュールの作成をスケジュール履歴として残し、同じスケジュール内容で再度依頼をする時に使用する。また、完了フラグ(G7)は、スケジュールの作成が完了した時にフラグがたてられ作業が終了される。
【0035】
次に、図1から図23までの図を参照して本発明の動作について詳細に説明する。
【0036】
まず、ユーザ端末(10)から教育項目スケジュールを新規作成・変更・削除をする場合、図15のフローチャートの流れにより実施される。
【0037】
まず、ユーザ端末(10)から組織内ネットワーク(40)を介し、教育項目スケジュール生成システム(30)にアクセスすると、カスタマイズ教育スケジュール生成モジュール(37)がユーザ端末(10)にログイン用画面を提供する(A1)。この時のユーザ端末の操作画面は、図3であり、ユーザは、ユーザID及びパスワードを入力し、「OK」ボタンを押す。この時、カスタマイズ教育スケジュール生成モジュール(37)は、ユーザ情報DB(31)よりユーザID(B1)及びパスワード(B3)を参照し、ユーザを特定する。この時、教育項目スケジュール生成システム(30)は、ユーザ端末(10)にログイン後のユーザ画面の提供を行う。その時のユーザの操作画面は、図4である。
【0038】
次に、ユーザが新規に教育項目スケジュールを作成する場合、ユーザ端末(10)から組織内ネットワーク(40)を介しカスタマイズ教育スケジュール生成モジュール(37)にアクセスし、新規作成を選択する(A2)。新規作成が選択された場合、カスタマイズ教育スケジュール生成モジュール(37)は、グループDB(35)にアクセスし、グループ選句択画面を表示させ、対象となるグループを選択する(A3)。この時の操作画面は、図5である。次に選択されたグループ名に関する項目の検索画面を表示させる。この時の操作画面は、図6である。
【0039】
ユーザが、項目・詳細・コメントのボタンのいずれかを押すとその内容に関して、別ウィンドウで検索画面が開き表示される。この時の操作画面は、図7であり、ユーザが検索画面でキーワードを入力し、キーワードに基づいた内容を表示させる。この時、カスタマイズ教育スケジュール生成モジュール(37)は、項目で検索する場合は、項目DB(33)内の詳細名(D3)内を検索する。詳細で検索する場合は、詳細DB(32)内の項目名(E3)内を検索する。コメントで検索する場合は、詳細DB(32)内のコメント(E4)内を検索し、検出された内容の項目・詳細・コメント・時間の一覧を表示させる。この時の操作画面は、図8である。
【0040】
ユーザは、教育項目スケジュールに取り入れたい内容の詳細名をクリックし、選択内容一覧へ取り込み、選択内容一覧の中で削除したい内容は、削除ボタンを押し削除することが可能である(A4)。この時の操作画面は、図9である。次に、ユーザは、選択内容確認画面にて、内容確認を行い、この内容で良い場合は、「OK」ボタンを押す。また、この内容をキャンセルする場合は「キャンセル」ボタンを押す。この時、操作画面は、図10である。
【0041】
「OK」ボタンを押し、教育項目スケジュール作成を続ける場合(A6でnoへ進む)、詳細情報入力作業へ移る(A7)。ユーザは、スケジュール名、希望開始日時、開催場所、参加人数、備考欄を入力し、「OK」ボタンを押す。この時の操作画面は図11であり、この時、入力されたスケジュール名(G3)、開催場所(G4)、参加人数(G5)、備考欄(G6)がスケジュールDB(34)へ格納される。
【0042】
この時、スケジュールID(G1)及びユーザID(G2)がスケジュールDB(34)に書き込まれる。また、(A5)にて選択された内容と入力された希望開始日時及び、1日あたりの修了時刻を“17:00”とした終了時刻、項目(E2)の種類及び、難易度(E5)を考慮し、カスタマイズ教育スケジュール生成モジュールは、(A5)にて選択された各詳細(F4)の開催日時を算出される。開催DB(36)にスケジュールID(F2)及び、詳細ID(F3)及び、開催日時(F4)が格納される。この時、開催DB(36)に開催ID(F1)が書き込まれる。「キャンセル」ボタンを押し、教育項目スケジュール作成をキャンセルする場合(A6でyesへ進む)、作業が終了される(A14)。
【0043】
次に、(A7)にて作成された教育項目スケジュールの内容確認を行うため、確認画面を表示させる(A8)。この時の操作画面は、図12である。次に、確認画面(図12)にて、ユーザはこの内容で良ければ、「OK」ボタンを押し、キャンセルする場合には、「キャンセル」ボタンを押す。「OK」ボタンを押した場合(A9にてnoへ進む)、スケジュールの作成完了となる。この時、カスタマイズ教育スケジュール生成モジュール(37)は、スケジュールDB(34)にアクセスし、完了フラグ“1”がたてられ、作業終了となる(A14)。
【0044】
また、「キャンセル」ボタンが押された場合(A9にてyesへ進む)、カスタマイズ教育スケジュール生成モジュール(37)は、開催DB(36)及び、スケジュールDB(34)にアクセスし、スケジュールID(G1・F1)に基づき、格納されている対象となる開催情報及び、スケジュール情報が削除され、作業が終了となる(A14)。
【0045】
次に、インストラクタ端末(20)から教育項目スケジュールを新規作成・変更・削除をする場合、図22のフローチャートの流れにより実施される。
【0046】
まず、インストラクタ端末(20)から組織内ネットワーク(40)を介し、教育項目スケジュール生成システム(30)にアクセスすると、教育管理モジュール(38)はカスタマイズ教育スケジュール生成モジュールと連携し、インストラクタ端末(20)にログイン用画面を提供する(H1)。この時のインストラクタ端末の操作画面は、図3であり、インストラクタは、自分のユーザID及びパスワードを入力し、「OK」ボタンを押す。
【0047】
この時、教育管理モジュール(38)は、ユーザ情報DB(31)よりユーザID(B1)及びパスワード(B3)を参照し、インストラクタフラグ“1”を確認し、インストラクタであることを確認し、教育項目スケジュール生成システム(30)は、インストラクタ端末(20)にログイン後のインストラクタ画面の提供を行う。この時、インストラクタ端末(20)の操作画面は、図4である。
【0048】
次に、インストラクタが新規に教育項目スケジュールを作成する場合、インストラクタ端末(20)から組織内ネットワーク(40)を介し教育管理モジュール(38)にアクセスし、新規作成を選択する(H2)。
【0049】
新規作成が選択された場合、教育管理モジュール(38)は、カスタマイズ教育スケジュール生成モジュールと連携し、グループDB(35)にアクセスし、グループ選句択画面を表示させ、対象となるグループを選択する(H3)。この時の操作画面は、図5である。次に選択されたグループ名に関する項目の検索画面を表示させる。この時の操作画面は、図6である。
【0050】
インストラクタが、項目・詳細・コメントのボタンのいずれかを押すとその内容に関して、別ウィンドウで検索画面が開き表示される。この時の操作画面は、図7であり、インストラクタが検索画面でキーワードを入力し、キーワードに基づいた内容を表示させる。この時、教育管理モジュール(38)は、項目で検索する場合は、項目DB(33)内の詳細名(D3)内を検索する。詳細で検索する場合は、詳細DB(32)内の項目名(E3)内を検索する。コメントで検索する場合は、詳細DB(32)内のコメント(E4)内を検索し、検出された内容の項目・詳細・コメント・時間の一覧を表示させる。この時の操作画面は、図8である。
【0051】
インストラクタは、教育項目スケジュールに取り入れたい内容の詳細名をクリックし、選択内容一覧へ取り込み、選択内容一覧の中で削除したい内容は、削除ボタンを押し削除することが可能である(H4)。この時の操作画面は、図9である。
【0052】
次に、インストラクタは、選択内容確認画面にて、内容確認を行い、この内容で良い場合は、「OK」ボタンを押す。また、この内容をキャンセルする場合は「キャンセル」ボタンを押す。この時、操作画面は、図10である。「OK」ボタンを押し、教育項目スケジュール作成を続ける場合(H6でnoへ進む)、詳細情報入力作業へ移る(H7)。
【0053】
インストラクタは、スケジュール名、希望開始日時、開催場所、参加人数、備考欄を入力し、「OK」ボタンを押す。この時の操作画面は図11であり、この時、入力されたスケジュール名(G3)、開催場所(G4)、参加人数(G5)、備考欄(G6)がスケジュールDB(34)へ格納される。この時、スケジュールID(G1)及びインストラクタID(G2)がスケジュールDB(34)に書き込まれる。
【0054】
また、(H5)にて選択された内容と入力された希望開始日時及び、1日あたりの修了時刻を“17:00”とした終了時刻、及び項目(E2)の種類及び、難易度(E5)を考慮し、教育管理モジュールは、(H5)にて選択された各詳細(F4)の開催日時を算出される。開催DB(36)にスケジュールID(F2)及び、詳細ID(F3)及び、開催日時(F4)が格納される。この時、開催DB(36)に開催ID(F1)が書き込まれる。「キャンセル」ボタンを押し、教育項目スケジュール作成をキャンセルする場合(H6でyesへ進む)、作業が終了される(H14)。
【0055】
次に、(H7)にて作成された教育項目スケジュールの内容確認を行うため、確認画面を表示させる(H8)。この時の操作画面は、図12である。次に、確認画面(図12)にて、インストラクタはこの内容で良ければ、「OK」ボタンを押し、キャンセルする場合には、「キャンセル」ボタンを押す。「OK」ボタンを押した場合(H9にてnoへ進む)、スケジュールの作成完了となる。この時、教育管理モジュール(38)は、スケジュールDB(34)にアクセスし、完了フラグ“1”がたてられ、作業終了となる(H14)。
【0056】
また、「キャンセル」ボタンが押された場合(H9にてyesへ進む)、教育管理モジュール(38)は、開催DB(36)及び、スケジュールDB(34)にアクセスし、スケジュールID(G1・F1)に基づき、格納されている対象となる開催情報及び、スケジュール情報が削除され、作業が終了となる(H14)。
【0057】
最後に、インストラクタ端末からユーザからの依頼内容を確認する場合、図23のフローチャートの流れにより実施される。
【0058】
まず、インストラクタ端末(20)から組織内ネットワーク(40)を介し、教育管理モジュール(38)にアクセスし、教育管理モジュール(38)がカスタマイズ教育スケジュール生成モジュールと連携し、インストラクタ端末(20)にログイン用画面を提供する(J1)。この時のインストラクタの操作画面は、図3である。この時、インストラクタは、自分のユーザID及びパスワードを入力し、「OK」ボタンを押す。
【0059】
この時、教育管理モジュール(38)は、カスタマイズ教育スケジュール生成モジュールと連携し、ユーザ情報DB(31)のインストラクタフラグ(B6)が“1”であることを確認し、インストラクタを特定し、教育管理モジュール(38)は、ログイン後インストラクタ端末(20)へインストラクタ用画面の提供を行う。その時のインストラクタの操作画面は、図13である。
【0060】
インストラクタは、表示された教育依頼一覧のスケジュール名をクリックし、確認を行う。この時、教育管理モジュール(38)は、ユーザ情報DB(31)、詳細DB(32)、項目DB(33)、グループDB(34)、グループDB(35)、開催DB(36)にアクセスし、依頼教育の内容を表示させる。この時の操作画面は、図14である。
【0061】
以上に説明した内容をまとめる。上記実施形態の想定するユースケースにおいては、例えば、企業内での教育部門において、既存の教育が存在する場合、1つの教育の内容は、幾つかの項目から成り立っているような教育が多数存在する。その教育の中で、受講者が、その教育内容が細分化されている項目から選択し、教育の内容スケジュールを組み立てることにより、教育内容の重複を防ぎ、また、受講者の希望に沿った教育を展開するといったものである。
【0062】
また、企業内での社員教育の中で、既存の教育が細分化され項目別になったものから、受講者自身が教育の内容スケジュールを組み立て、その内容を、端末上でインストラクタ(講師)へ連絡ができるといった、希望する教育の内容スケジュールを希望者自身で作成するといったものである。
【0063】
また、開催日時だけでなく、1つの教育の内容自体を項目別に細分化し、受講者自身がその項目の中で自分の受講したい項目を選択し、内容の組み合わせをすることができ、1つの教育の内容のスケジュールを受講者自身が組み立てることができるものである。
【0064】
上述した実施形態は、次の3点の効果を備える。
(1)ユーザが自分で教育内容の詳細を選択することにより、必要としている教育内容をピンポイントで受講することができるところにある。理由は、提供されているコースを選択する場合、内容が重複している場合、必要がない教育内容を含んでいる場合があったため、ピンポイントでの教育受講が可能となるためである。
【0065】
(2)ユーザの希望教育内容で、どの程度の時間が必要となるか、簡単に算出することができるところにある。理由は、ユーザが受講する教育時間を把握することにより自分の他の業務スケジュールを組みやすくなる。また、自分で教育の詳細に優先順位をつけ、優先順位が低い内容に関しては、教育の対象内容から省くことが可能となり、ユーザの希望に沿った教育が時間的に可能となるためである。
【0066】
(3)インストラクタは、教育実施までの準備を効率的に準備できるところにある。理由は、ユーザが希望の内容でユーザから教育を依頼される際、ユーザからのヒアリングによりスケジュールを構成していたため時間がかかっていたためである。
【0067】
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
【0068】
本発明は、幾つかの拠点にわかれて業務を実施している企業の社員教育を行う際に適している。また、教育の形態としては、インストラクタが出向き、教育を実施する時に適している。
【符号の説明】
【0069】
10 ユーザ端末
20 インストラクタ端末
30 教育項目スケジュール生成システム
31 ユーザ情報データベース
32 詳細データベース
33 項目データベース
34 スケジュールデータベース
35 グループデータベース
36 開催データベース
37 カスタマイズ教育スケジュール生成モジュール
38 教育管理モジュール
40 組織内ネットワーク
【特許請求の範囲】
【請求項1】
教育を受けるユーザの操作するユーザ端末と、ネットワークを介して接続された教育スケジュール生成装置であって、
複数の教育項目について項目毎に情報を蓄積する教育項目データベースと、
前記教育項目データベースに基づいて前記ユーザ端末に教育項目毎の情報及び前記教育項目を選択するための選択手段を表示させる表示手段と、
前記ユーザ端末により前記選択手段を用いた教育項目の選択を入力された場合に、自動的に教育スケジュールを生成するスケジュール生成手段と、
を有することを特徴とする、教育スケジュール生成装置。
【請求項2】
教育を施すインストラクタの操作するインストラクタ端末と、ネットワークを介して接続されており、
前記スケジュール生成手段によって生成された前記教育スケジュールを依頼教育として前記インストラクタ端末に表示させる教育管理手段をさらに有することを特徴とする、請求項1記載の教育スケジュール生成装置。
【請求項3】
前記教育管理手段は、前記インストラクタ端末による入力に基づき、前記教育項目の追加・削除・変更の少なくとも1つを、前記教育項目データベースに対して行うことを特徴とする、請求項2記載の教育スケジュール生成装置。
【請求項4】
前記表示手段が表示する前記教育項目毎の情報は、当該教育項目の詳細内容及び難易度を含むことを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項記載の教育スケジュール生成装置。
【請求項5】
前記表示手段は、前記教育項目の実施を開始する時刻についてユーザの希望する開始時刻を入力させる希望開始時刻入力手段を、前記教育項目毎の情報及び前記選択手段に関連付けて、前記ユーザ端末に表示させることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項記載の教育スケジュール生成装置。
【請求項6】
教育を受けるユーザの操作するユーザ端末と、ネットワークを介して接続され、複数の教育項目について項目毎に情報を蓄積する教育項目データベースを有する教育スケジュール生成装置を用いる教育スケジュール生成方法であって、
前記教育項目データベースに基づいて前記ユーザ端末に教育項目毎の情報及び前記教育項目を選択するための選択手段を表示させる表示ステップと、
前記ユーザ端末により前記選択手段を用いた教育項目の選択を入力された場合に、自動的に教育スケジュールを生成するスケジュール生成ステップと、
を含むことを特徴とする、教育スケジュール生成方法。
【請求項7】
教育を施すインストラクタの操作するインストラクタ端末と、ネットワークを介して接続された前記教育スケジュール生成装置を用いる請求項6記載の教育スケジュール生成方法であって、
前記スケジュール生成手段によって生成された前記教育スケジュールを依頼教育として前記インストラクタ端末に表示させる教育管理ステップをさらに含むことを特徴とする、教育スケジュール生成方法。
【請求項8】
教育を受けるユーザの操作するユーザ端末と、ネットワークを介して接続され、複数の教育項目について項目毎に情報を蓄積する教育項目データベースを有するサーバの教育スケジュール生成プログラムであって、
前記サーバに、
前記教育項目データベースに基づいて前記ユーザ端末に教育項目毎の情報及び前記教育項目を選択するための選択手段を表示させる表示処理と、
前記ユーザ端末により前記選択手段を用いた教育項目の選択を入力された場合に、自動的に教育スケジュールを生成するスケジュール生成処理と、
を実行させることを特徴とする、教育スケジュール生成プログラム。
【請求項1】
教育を受けるユーザの操作するユーザ端末と、ネットワークを介して接続された教育スケジュール生成装置であって、
複数の教育項目について項目毎に情報を蓄積する教育項目データベースと、
前記教育項目データベースに基づいて前記ユーザ端末に教育項目毎の情報及び前記教育項目を選択するための選択手段を表示させる表示手段と、
前記ユーザ端末により前記選択手段を用いた教育項目の選択を入力された場合に、自動的に教育スケジュールを生成するスケジュール生成手段と、
を有することを特徴とする、教育スケジュール生成装置。
【請求項2】
教育を施すインストラクタの操作するインストラクタ端末と、ネットワークを介して接続されており、
前記スケジュール生成手段によって生成された前記教育スケジュールを依頼教育として前記インストラクタ端末に表示させる教育管理手段をさらに有することを特徴とする、請求項1記載の教育スケジュール生成装置。
【請求項3】
前記教育管理手段は、前記インストラクタ端末による入力に基づき、前記教育項目の追加・削除・変更の少なくとも1つを、前記教育項目データベースに対して行うことを特徴とする、請求項2記載の教育スケジュール生成装置。
【請求項4】
前記表示手段が表示する前記教育項目毎の情報は、当該教育項目の詳細内容及び難易度を含むことを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項記載の教育スケジュール生成装置。
【請求項5】
前記表示手段は、前記教育項目の実施を開始する時刻についてユーザの希望する開始時刻を入力させる希望開始時刻入力手段を、前記教育項目毎の情報及び前記選択手段に関連付けて、前記ユーザ端末に表示させることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項記載の教育スケジュール生成装置。
【請求項6】
教育を受けるユーザの操作するユーザ端末と、ネットワークを介して接続され、複数の教育項目について項目毎に情報を蓄積する教育項目データベースを有する教育スケジュール生成装置を用いる教育スケジュール生成方法であって、
前記教育項目データベースに基づいて前記ユーザ端末に教育項目毎の情報及び前記教育項目を選択するための選択手段を表示させる表示ステップと、
前記ユーザ端末により前記選択手段を用いた教育項目の選択を入力された場合に、自動的に教育スケジュールを生成するスケジュール生成ステップと、
を含むことを特徴とする、教育スケジュール生成方法。
【請求項7】
教育を施すインストラクタの操作するインストラクタ端末と、ネットワークを介して接続された前記教育スケジュール生成装置を用いる請求項6記載の教育スケジュール生成方法であって、
前記スケジュール生成手段によって生成された前記教育スケジュールを依頼教育として前記インストラクタ端末に表示させる教育管理ステップをさらに含むことを特徴とする、教育スケジュール生成方法。
【請求項8】
教育を受けるユーザの操作するユーザ端末と、ネットワークを介して接続され、複数の教育項目について項目毎に情報を蓄積する教育項目データベースを有するサーバの教育スケジュール生成プログラムであって、
前記サーバに、
前記教育項目データベースに基づいて前記ユーザ端末に教育項目毎の情報及び前記教育項目を選択するための選択手段を表示させる表示処理と、
前記ユーザ端末により前記選択手段を用いた教育項目の選択を入力された場合に、自動的に教育スケジュールを生成するスケジュール生成処理と、
を実行させることを特徴とする、教育スケジュール生成プログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
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【図22】
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【公開番号】特開2010−160556(P2010−160556A)
【公開日】平成22年7月22日(2010.7.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−826(P2009−826)
【出願日】平成21年1月6日(2009.1.6)
【出願人】(000232140)NECフィールディング株式会社 (373)
【公開日】平成22年7月22日(2010.7.22)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年1月6日(2009.1.6)
【出願人】(000232140)NECフィールディング株式会社 (373)
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