説明

散水装置

【課題】
1台のポンプによって、高層ビルの上階等への高圧散水と、低層家屋等への低圧散水を同時に行うことができる上に、1つの吐出口を高圧散水用と低圧散水用とに共用して、装置の小型化、構造の簡略化、使い勝手の向上を図る。
【解決手段】
ポンプ15により揚水して高水圧に変換し、高圧散水経路22a〜22cに流通させる。高圧の水は分流され、減圧弁25により減圧されて低圧散水経路27aに流される。三方切換弁28a等は高圧散水経路22a〜22cを流れる高圧水と、低圧散水経路27a〜27cを流れる低圧水とを選択的に吐出口31a〜31cとに流通させる。従って、例えば吐出口31aに高圧散水ノズル32aを接続し、吐出口31b,31cに低圧散水ノズル32b,32cを接続した場合、高圧散水と低圧散水とを同時に行うことができる。高圧散水が停止になった場合、バイアス電磁弁24が動作して高水圧の水が分流して放水され、モータ14、ポンプ15の加熱を防止することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばビルディングや家屋の解体等を行う工事現場、更に塵芥処理場等に散水して、土埃やアスベスト等の有害な粉塵の発生防止、悪臭の発生を防止する際に用いて好適な散水装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ビルディングの解体現場はもとより、一般家屋の解体現場においても、解体工事に伴ってコンクリートの破砕片や長年に亘って蓄積された塵埃、更にアスベスト等の有害な物質が広範囲に亘って撒き散らされる。これらの塵埃は、作業員にとって有害であるばかりでなく、周囲の住民にとつても有害である。
そこで、工事現場において多量の水を散水して、粉塵や塵埃の発生を防止するようにしていた。なお、前記散水は、塵芥処理場等においても同様に行われている。
【0003】
解体工事の対象物は千差万別であって、前記のように一般家屋もあれば、5〜6F程度の低層建造物の場合もある。また、10〜20F程度の高層建造物を解体することもある。
低層建造物を解体する場合、従来は低圧散水装置を用いて散水していた。低圧散水装置は、水圧が0〜≒8kg/cm2程度で、比較的水量の多いポンプを組み込んだ構成になっている。解体現場において、大量の水を散水して塵埃の発生を防止する。
【0004】
一方、高層建造物を解体する場合、従来は高圧散水装置を用いて散水していた。高圧散水装置は、水圧が0〜≒30kg/cm2程度のポンプを組み込んだ構成であるが、ポンプの水量は少ない。しかし、水圧は高いので、ホース径、散水ノズル径等は何れも高圧用として小径に構成され、大流量の水を流通させるのは不可能であるため、例えば高層の散水位置では霧状になって散水される。
但し、圧送ポンプとして考えた場合は、30kg/cm2の圧力メリットを利用して、10F〜20F程度のビル上の解体現場に給水することができ、便利なものである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記のように、従来は低圧散水装置と高圧散水装置とを準備し、解体工事を行う現場に合わせて使い分けていた。しかし、2種の散水装置を準備することは、保管、メンテナンス等の面で好ましくない。
このような問題点を解消する方法として、両者を1つのハウジング内に組み込み、1台の散水装置にすることが考えられる。しかし、2台の高圧ポンプと低圧ポンプを組み込んだ構成では、それぞれに配管系統や電気設備が必要になり、装置全体が大型化する上に重量も増加する。従って工事現場への搬送が大掛かりになり、メンテナンスが面倒になるばかりか使い勝手も悪くなってしまう。
また、散水装置は吐出口にホースを介して散水ノズルを接続するのであるが、吐出口が高圧用と低圧用とに区別されていて互換性が無く、現場の状況に合わせて例えば高圧散水のための散水ノズルを増設したくてもできないことがあった。
【0006】
更に、従来の散水装置には以下のような問題点があった。
即ち、散水作業員が休憩等により散水を一時停止することがある。この場合、散水作業員は手元の散水ノズルを閉じて散水を停止するのであるが、散水装置の近傍に居るオペレータに一時停止をする旨の連絡をしないことがあった。従って、散水装置は一時停止に操作されず、散水が無いにも関わらずポンプが駆動を継続し、加熱損傷することがあった。
【0007】
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、1台のポンプを内装した散水装置によって、低層構造物及び高層建造物の如何に関わらず散水できるように構成した散水装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の目的は、下記構成により達成される。
構造物解体現場等の工事現場、或いは塵芥処理場等に散水して、塵埃発生を防止するための散水装置において、
揚水した水を高水圧に昇圧して高圧散水経路に加圧流通させるポンプと、
前記高水圧の水を低水圧に減圧して低圧散水経路に流通させる減圧弁と、
高圧散水ノズル及び低圧散水ノズルを選択的に接続する吐出口と、
前記吐出口に向けて前記高圧散水経路を流通する水と前記低水圧散水経路を流通する水とを選択的に流通させる三方切換弁と、
前記高圧散水ノズル又は低圧散水ノズルによる散水状態を検出するセンサーと、
前記吐出口に選択的に接続される前記高圧散水ノズル又は低圧散水ノズルに対応して高圧散水または低圧散水に切換える切換レバーと、
前記センサーから供給される検出信号及び前記切換レバーの切換状態により前記ポンプの駆動制御、前記減圧弁及び前記三方切換弁の制御を行う制御部と、
を備えたことを特徴とする散水装置。
【0009】
前記散水装置は、1台のポンプによって水圧を高め、高圧散水経路に流通させるとともに、高水圧の水を分流して減圧弁により低水圧に減圧して低圧散水経路に流通させる。一方、各吐出口に対応して高圧散水用と低圧散水用とに切換える切換レバーが設けられ、高水圧の水と低水圧の水を各吐出口に選択的に流通させる三方切換弁が設けられている。従って、高圧散水を行う場合は、吐出口に高圧散水ノズルを接続し、切換レバーを高圧側に切換えることにより、三方切換弁が動作して高圧散水経路の水を吐出口に流通させるようになり、高圧散水が行われる。
これに対し、低圧散水を行う場合は、吐出口に低圧散水ノズルを接続し、切換レバーを低圧側に切換えることにより、三方切換弁が動作して低圧散水経路の水を吐出口に流通させるようになり、低圧散水が行われる。
【0010】
前記減圧弁の上流側に配設され、前記制御部により前記高圧散水経路の水を放水させるバイパス用電磁弁を設けたことを特徴とする散水装置。
【0011】
この構成によれば、例えば高圧散水が何らかの事情で散水停止になるとセンサーによって検出され、制御部の動作によってバイパス用電磁弁が自動的に駆動される。故に、高圧散水経路の水は放流され、不所望な水圧の上昇、モータやポンプの焼損を防止できる。
【0012】
前記ポンプを駆動するモータの電源、制御用電源を得る発電機を内装したことを特徴とする散水装置。
【0013】
この構成によれば、商用電源を使用できないような現場であっても、発電機により発電した電力で高圧散水及び低圧散水を行うことができる。
【発明の効果】
【0014】
以上に説明したように、本発明によれば、1台のポンプによって高圧散水可能なまで水圧を高めるので、高層ビル等の工事現場に散水することができる。また、減圧弁によって、高水圧を低水圧に減圧して散水できるので、低圧散水用のポンプが不要になり、ポンプの設置数削減、ポンプに付随する配管の削減、装置全体の小型化、簡略化等の効果が得られる。
また、三方切換弁の作用により、高圧の水と低圧の水が吐出口に選択的に流通し、しかも吐出口が切換レバーにより高圧散水用と低圧散水用とに切換られる。従って、吐出口の共用化が可能になり、散水装置の使い勝手が向上する。
更に、バイパス用電磁弁により高水圧の水を放水できるので、例えば高圧散水が停止になった場合であっても、ポンプの加熱を防止することができ、散水装置の信頼性向上を図ることができる。
散水の有無、水の流量等を検出して自動的に放水等の制御を行うので、作業員の手作業を削減でき、作業性が良好になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の実施形態である散水装置の構成を示す系統図、図2は吐出口の構成例を示す側面図、図3は制御部の構成例を示す回路図、図4は散水状態を示す説明図である。
【0016】
図1及び図4に示すように、本実施形態における散水装置1は、1つのハウジング2内に1台のポンプを備え、高圧散水及び低圧散水に共用される吐出口により、低層家屋3は元より10〜30F程度の高層ビル4の上階にも散水できるように構成したものである。
先ず、図1を参照して散水装置1の内部構成を説明する。
制御盤11は、ハウジング2の外側に設置され、図示を省略したオペレータによって、各種設定が行われるように構成されている。制御部12は、制御盤11から入力される制御信号Va、更に散水状態に対応した検出信号Vb、吐出口の切換に対応した切換信号Vc等に基づき装置全体の制御を行うように構成されている。発電機13は、制御部12によって駆動制御されるものであり、発電された電力に基づきモータ14、ひいてはポンプ15が駆動される。
【0017】
ポンプ15はモータ14によって駆動され、揚水や高水圧への変換、大流量の放水を行うものであり、モータ14の回転制御によりポンプ15による水圧調整や放水量の調整を行い得る構成になっている。ポンプ15には、貯水槽16から揚水する揚水パイプ21、高圧且つ大流量の放水を行う放水パイプ22が接続されている。なお、ポンプ15と放水パイプ22との間には逆止弁23が設けられ、一旦放水した水の逆流を防止するように構成されている。
【0018】
放水パイプ22は、各吐出口31a〜31cの設置数に対応した高圧散水経路22a〜22cと、水圧調整のための放水経路22d とに分岐している。なお、各吐出口31a〜31cは必要に応じて設置されるものであり、図2に示すようにn個に増設することができる。
放水経路22dにはバイパス用電磁弁24と、減圧弁25とが接続されている。バイパス用電磁弁24は、例えば高圧散水を行わないとき、高圧の水を貯水槽16に放水して放水パイプ22内、即ち高圧散水経路22a〜22c内の水圧を低下させるためのものである。図1の状態では放水経路22dは遮断されるが、矢印A方向に駆動したとき放水可能になる。
減圧弁25は、低圧散水のための水圧に減圧するためのものであり、減圧された水は、逆止弁26を介して低圧散水経路27a〜27cに給水される。
【0019】
三方切換弁28a〜28cは、高圧の水を吐出口31a〜31c側に流通させるか、又は減圧された低圧の水を流通させるかを切り換えるためのものであり、この切換えについては後に吐出口31a〜31cの切換操作に関連して説明する。
センサー29a〜29cは、散水の有無、散水時にはその流量を検出し、検出信号Vbは個々に制御部12に供給される。各吐出口31a〜31cにはホースを介して高圧散水用又は低圧散水用の散水ノズル32a〜32cが必要に応じて接続され、各散水ノズル32a〜32cには制御弁33a〜33cが設けられている。
ところで、ハウジング2の一側面には、図2に示すような形態で吐出口31a〜31nが設けられている。図1においては、図示の便宜のため3個の吐出口31a〜31cを示したが、実際には必要に応じてn個にすることができる。
【0020】
各吐出口31a〜31nは高圧散水及び低圧散水に共用されるものであって、各吐出口31a〜31nに対応して切換レバー34a〜34nが設けられている。そして、例えば吐出口31aにより高圧散水を行い、他の吐出口31b〜31nによって低圧散水を行う場合は、切換レバー34aのみを高圧側に切換え、他の切換えレバー34b〜34cを低圧側に切換える。各切換レバー34a〜34nには、検出スイッチが設けられているので、前記切換操作により、図示を省略したスイッチから制御部12に切換信号Vcが伝達される。
【0021】
次に、図3を参照して制御部12の構成例を説明する。
制御部12は、論理回路あるいはシーケンス回路等により構成された制御回路12aを備えている。制御回路12aは、制御盤11から供給される制御信号Va等に対応して装置1全体の制御と、制御盤11による動作状態の表示等を総合的に行うものである。
【0022】
A/D変換器41a〜41cは、センサー29a〜29cから供給される検出信号Vbをディジタル信号に変換するものである。スイッチ42a〜42cは、前記切換レバー34a〜34cに関連して設けられたものであり、図2の切換え状態に対応させるとスイッチ42aが高圧散水時の切換え状態を示し、他は低圧散水時の切換え状態を示す。この切換により、制御回路12aには、ハイレベル又はローレベルの検出信号が供給される。
D/A変換器43、駆動回路44は、モータ14を回転制御するためのものであり、前記バイパス用電磁弁24、減圧弁25、三方切換弁28a〜28cが制御回路12aにより切換制御されるようになっている。
【0023】
散水装置1により散水を行う場合、下記のような種々の散水方法がある。
図4に示すように、低層家屋3と高層ビル4の上階の双方に同時に散水する場合、高圧散水ノズル32aに接続したホースを前記のように吐出口31aに接続し、切換レバー34aを高圧側に切り換える。また、低圧散水ノズル32b、32cに接続したホースを前記のように吐出口31b、31cに接続し、切換レバー34b、34cを低圧側に切り換える。この結果、スイッチ43a〜43cが図3に示すように切換えられ、スイッチ43aにより例えばハイレベルの検出信号Vcが制御回路12aに供給され、スイッチ43b、43cにより例えばローレベルの検出信号Vcが制御回路12aに供給される。そして、制御回路12aにより、三方切換弁28aが高圧散水経路22aと吐出口31aとを連通させるように切り換えられる。また、三方切換弁28a、28cは、低圧散水経路27b、27cと吐出口31b、31cとを連通させるように切り換えられる。
【0024】
この状態で、モータ14を駆動すると、ポンプ15が高水圧で大流量の水をパイプ22に放水するようになり、図4に示すように高圧散水と低圧散水とを同時に行うことができる。この散水状態は、制御部12から制御盤11に伝達されるので、オペレータはパイロットランプや計器類により動作状態を確認することができる。
【0025】
前記散水動作中において、何らかの事情により例えば高圧散水を行っている作業員が制御弁33aを操作して高圧散水が停止になったとする。この場合、センサー29aによって流量の変化及び停止が検出され、A/D変換器41aの出力によって高圧散水が停止になったことが検出される。但し、A/D変換器42b、42cの出力は低下しないので、モータ14の駆動は継続する。このまま放置すると、モータ14が過熱するが、本実施形態では高圧散水停止に対応して制御回路12aの動作によりバイパス用電磁弁24が矢印A方向に切り換えられる。この結果、高圧水がバイパス用電磁弁24を介して貯水槽16に放流され、水圧の上昇とモータ14の加熱が回避される。また、水圧が所定値以上の場合は、減圧弁25が更に減圧を行うように駆動される。従って、低圧散水は、高圧散水の如何に関わり無く継続することができる。
【0026】
以上に、高圧散水と低圧散水とを同時に行い得ること、高圧散水が停止になった場合であっても何ら支障が発生せず、しかも低圧散水を継続できること等を説明した。しかし、本実施形態によれば、前記散水以外に例えば全散水ノズル32a〜32cを高圧散水にしてもよい。この場合、切換レバー34a〜34cを高圧側に切換操作することにより、三方切換弁28a〜28cが高圧散水経路22a〜22cと各吐出口31a〜31cとを連通させるように動作する。この動作中に、いずれかの散水が停止に制御されると、前記同様にバイパス電磁弁24が動作し貯水槽16への放流が行われる。
【0027】
また、前記散水以外に例えば全散水ノズル32a〜32cを低圧散水にしてもよい。この場合、切換レバー34a〜34cを低圧側に切換操作することにより、三方切換弁28a〜28cが低圧散水経路27a〜27cと各吐出口31a〜31cとを連通させるように動作する。この場合、減圧された水による散水が行われる。また、いずれかの散水が停止になった場合、前記同様に放流するか、或いは減圧弁25による更なる減圧を行う。
更に、前記何れの散水状態の場合であっても、モータ14の回転制御によりポンプ15の水圧制御、流量制御を行うことができる。
そして、散水を停止したとき、或いは1本の散水ノズルにより低圧散水を行う場合は、大半の水が放水状態になるが、ポンプ能力が低下して全体に電力消費が低下し、経済的な運用を行うことができる。
【0028】
以上に本発明の一実施形態を説明したが、図1に点線で示したように、低圧散水経路27a〜27cについても、バイパス電磁弁24と同様の作用を行う調整弁を設けてもよい。
また、制御部12の構成については自在に変更できるものであり、高圧散水が一定時間以上になった場合に放流を行うようにしてもよい。更に、オペレータによる手動操作部分を設定してもよい。
電源は、発電機による電源のみでなく、商用電源を利用できるように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の第1実施形態を示す散水装置の系統図である。
【図2】吐出口の構成例を示す側面図である。
【図3】制御部の構成例を示す回路図である。
【図4】散水状態を示す説明図である。
【符号の説明】
【0030】
1 散水装置
2 ハウジング
3 低層家屋
4 高層ビル
11 制御盤
12 制御部
13 発電機
14 モータ
15 ポンプ
16 貯水槽
21 揚水パイプ
22 放水パイプ
22a〜22c 高圧散水経路
22d 放水経路
23 逆止弁
24 バイパス用電磁弁
25 減圧弁
26 逆止弁
27a〜27c 低圧散水経路
31a〜31c 吐出口
32a〜32c 散水ノズル
33a〜33c 制御弁
34a〜34c 切換レバー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
構造物解体現場等の工事現場、或いは塵芥処理場等に散水して、塵埃発生を防止するための散水装置において、
揚水した水を高水圧に昇圧して高圧散水経路に加圧流通させるポンプと、
前記高水圧の水を低水圧に減圧して低圧散水経路に流通させる減圧弁と、
高圧散水ノズル及び低圧散水ノズルを選択的に接続する吐出口と、
前記吐出口に向けて前記高圧散水経路を流通する水と前記低水圧散水経路を流通する水とを選択的に流通させる三方切換弁と、
前記高圧散水ノズル又は低圧散水ノズルによる散水状態を検出するセンサーと、
前記吐出口に選択的に接続される前記高圧散水ノズル又は低圧散水ノズルに対応して高圧散水または低圧散水に切換える切換レバーと、
前記センサーから供給される検出信号及び前記切換レバーの切換状態により前記ポンプの駆動制御、前記減圧弁及び前記三方切換弁の制御を行う制御部と、
を備えたことを特徴とする散水装置。
【請求項2】
前記減圧弁の上流側に配設され、前記制御部により前記高圧散水経路の水を放水させるバイパス用電磁弁を設けたことを特徴とする請求項1記載の散水装置。
【請求項3】
前記ポンプを駆動するモータの電源、制御用電源を得る発電機を内装したことを特徴とする請求項1記載の散水装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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