説明

文字表示方式

【発明の詳細な説明】
〔目 次〕
概要 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 作用 実施例 I. 実施例と第1図との対応関係 II. 実施例の構成 III.実施例の動作 IV. 実施例のまとめ V. 発明の変形態様 発明の効果〔概 要〕
図形表示装置における文字表示方式に関し、 ソフトウェア資源を有効に活用することを目的とし、 画素データを格納する画素データ格納手段と、画素データ格納手段に格納された画素データに基づいて表示を行なう表示手段とを有する図形表示手段と、文字,記号を表すパターンデータを格納しているパターンデータ格納手段と、指定されたアドレスにパターンデータを格納する文字バッファと、入力された表示位置に対応する文字バッファのアドレスを指定して、入力された文字コードに基づいてパターンデータ格納手段から検索されたパターンデータを書き込む第1処理手段と、第1処理手段による書込処理の際に指定されたアドレスを順次に格納し、少なくとも1つのアドレスを格納したときに読出要求信号を出力するアドレス格納手段と、通常は図形を表す画素単位の画素データを作成して画素データ格納手段に格納する図形表示処理を行ない、読出要求信号に応じて、アドレス格納手段に格納されたアドレスに基づいて、文字バッファに格納されたパターンデータを画素データ格納手段の該当する格納場所に転送する処理を行なう第2処理手段とを備えて構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、図形表示装置における文字表示方式に関するものである。
コンピュータ支援設計(CAD)システムなどに利用されているワークステーションの表示装置としては、図形表示機能を重視した図形表示装置が用いられている。
図形表示装置は主として図形表示を行なうので、図形表示装置の中には、文字表示装置で用いられているような文字表示機構を備えていないものがある。
一方、このような図形表示装置においても、文字表示装置と同様に漢字表示を行ないたいという要望がある。
〔従来の技術〕
第5図に従来の文字表示装置を備えたワークステーションの構成を示す。また、第6図に従来の図形表示装置を備えたワークステーションの構成を示す。
従来の文字表示装置を備えたワークステーションにおいて、文字の表示を行なう際には、マイクロプロセッサ(MPU)511により、文字を表示する位置に対応する文字バッファ512の格納場所に、表示すべき文字を示す文字コードが格納される。表示制御部513は、この文字バッファ512から文字コードを読み出して、キャラクタジェネレータ(CG)514に供給する。この文字コードに応じて、CG514から該当する文字を表すパターンデータが出力され、ビデオ信号に変換されて陰極線管(CRT)515に表示される。
このように、文字表示装置を備えたワークステーションにおいては、文字バッファ512とCG541とからなる文字表示機構を備えていることが前提となっている。
また、文字表示装置は図形表示装置に比較して普及しており、文字表示装置を用いたワークステーションおよびパーソナルコンピュータに適用されるソフトウェアの蓄積は膨大な量となっている。
一方、従来の図形表示装置を備えたワークステーションにおいては、MPU621は、入力された座標データと描画指示に基づいて、図形を表す画素データを生成してグラフィスクメモリ622に格納し、表示制御部623は、このグラフィクスメモリ622に格納された画素データに基づいて表示を行なうように、CRT624を制御するようになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上述した従来の図形表示装置は、文字バッファおよびCGを備えていないので、文字表示装置を備えたワークステーションに適用されるソフトウェアをそのまま利用して文字を表示させることはできず、膨大なソフトウェア資源を活用することができないという問題点があった。
上述したような図形表示装置を用いて、文字表示をしようとすると、各文字を図形として表す必要がある。
また、単に文字バッファとCGとを付加しただけでは、図形表示装置を用いたワークステーションのMPU621によって文字バッファおよびCGを制御する必要があるので、文字表示に関するプログラムを大幅に変更しなければならない。
本発明は、このような点にかんがみて創作されたものであり、文字表示処理用のハードウェアを追加することにより、ソフトウェア資源を有効に活用するようにした文字表示方式を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は、本発明の文字表示方式の原理ブロック図である。
図において、図形表示手段110は、画素データを格納する画素データ格納手段111と、画素データ格納手段111に格納された画素データに基づいて表示を行なう表示手段112とを有する。
パターンデータ格納手段121は、文字および記号を表すパターンデータを格納している。
文字バッファ122は、指定されたアドレスにパターンデータを格納する。
第1処理手段124は、入力された文字コードに基づいてパターンデータ格納手段121を検索し、入力された表示位置に対応する文字バッファ122のアドレスを指定して、検索されたパターンデータの書込処理を行なう。
アドレス格納手段123は、第1処理手段124による書込処理の際に指定されたアドレスを順次に格納し、少なくとも1つのアドレスを格納したときに読出要求信号を出力する。
第2処理手段131は、通常は図形を表す画素単位の画素データを生成して画素データ格納手段111に格納する図形表示処理を行ない、読出要求信号に応じて、アドレス格納手段123に格納されたアドレスに基づいて、文字バッファ122に格納されたパターンデータを画素データ格納手段111の該当する格納場所に転送する処理を行なう。
〔作 用〕
入力された文字コードに基づいて、第1処理手段124により、パターンデータ格納手段121から該当するパターンデータが検索され、このパターンデータが、入力された表示位置に対応する文字バッファ122のアドレスに格納される。
このとき、この文字バッファ122のアドレスがアドレス格納手段123に格納され、少なくとも1つのアドレスが格納されたときに、このアドレス格納手段123により読出要求信号が出力される。例えば、アドレス格納手段123の容量の半分までアドレスが格納されたときに読出要求信号を出力するように出力すればよい。
この読出要求信号に応じて、第2処理手段131により、アドレス格納手段123に格納された文字バッファ122のアドレスに格納されたパターンデータが、画素データ格納手段111の該当する格納場所に転送される。
本発明にあっては、第1処理手段124,パターンデータ格納手段121,文字バッファ122,アドレス格納手段123が、文字表示のための処理を行なう文字表示機構として動作する。また、アドレス格納手段123からの読出要求信号に応じて、第2処理手段131により、文字バッファ122に格納されたパターンデータを画素データ格納手段111に転送することにより、文字および記号を表すパターンデータに基づいて、表示手段112による表示が行なわれる。これにより、第2処理手段131のソフトウェアを大幅に変更することなく、文字表示機構を備えていることを前提として作成されたソフトウェア資源を活用することができる。
〔実施例〕
以下、図面に基づいて本発明の実施例について詳細に説明する。
第2図は、本発明の一実施例における文字表示方式を適用したワークステーションの構成を示す。
I.実施例と第1図との対応関係 ここで、本発明の実施例と第1図の対応関係を示しておく。
図形表示手段110は、図形表示装置210に相当する。
画素データ格納手段111は、グラフィクスメモリ212に相当する。
表示手段112は、陰極線管(CRT)211に相当する。
パターンデータ格納手段121は、メモリ223のパターンデータ領域232に相当する。
文字バッファ格納手段122は、メモリ223の文字バッファ領域233に相当する。
アドレス格納手段123は、先入れ先立しメモリ(FIFO)222に相当する。
第1処理手段124は、マイクロプロセッサ(MPU)221に相当する。
第2処理手段131は、MPU201に相当する。
以上のような対応関係があるものとして、以下本発明の実施例について説明する。
II.実施例の構成 第2図において、201は32ビットのマイクロプロセッサ(MPU)、210は図形表示装置、211は陰極線管(CRT)、212はグラフィクスメモリ、213は表示制御部、214は信号変換部である。ワークステーションは、これらの各部を備えて構成されており、MPU201と図形表示装置210とは、バス202を介して相互に接続されている。
図形表示装置210のグラフィクスメモリ212の各格納場所には、CRT211の表示画面の各画素に対応して画素データが格納されるようになっている。
このグラフィクスメモリ212に格納された画素データは、信号変換部214によってビデオ信号に変換されてCRT211に供給されるようになっており、表示制御部213は、グラフィクスメモリ212に格納された画素データに基づいて、CRT211により画像が表示されるように、CRT211および信号変換部214を制御するようになっている。
また、221は16ビットのMPU、222は512ワードの容量を有する先入れ先だしメモリ(FIFO)、223は、1Mバイトの容量を有するメモリ、224はステータレジスタである。文字表示アダプタ220は、これらの各部を備えて構成されており、MPU221とメモリ223とは、アドレスバス224aおよびデータバス224bからなるバス224を介して接続されている。また、FIFO222は、MPU221のアドレスバス224aに接続されており、MPU221がメモリ223にデータを書き込む際に、メモリ223のアドレスがFIFO222に書き込まれるようになっている。
また、この文字表示アダプタ220は、ワークステーションの拡張スロット(図示せず)に差し込むように構成されており、この拡張スロットを介して、FIFO222,メモリ223,ステータスレジスタ224は、MPU201のバス202に接続されるようになっている。
メモリ223は、プログラム領域231と、パターンデータ領域232と、文字バッファ領域233とから形成されている。
このプログラム領域231には、ワークステーションを起動する際に、ディスク装置などの補助記憶装置(図示せず)からオペレーションシステム(OS)の中の文字表示処理に関するプログラムが格納されるようになっている。
MPU221はMPU201によって実行されているアプリケーションプログラムからの文字表示処理依頼に応じて、このプログラム領域231に格納されたプログラムに従って動作する。ここで、このプログラム領域231に格納される文字表示処理に関するプログラムは、従来の文字表示装置を用いた場合のプログラムと同一のプログラムである。
パターンデータ領域232には、文字および記号を示す文字コードに対応して、該当する文字および記号を表すパターンデータが予め格納されている。また、上述した補助記憶装置にこのようなパターンデータを予め格納しておき、ワークステーションを起動する際にパターンデータ領域232にこのパターンデータを格納するようにしてもよい。
文字バッファ領域233は、CRT211の表示画面上の各文字表示位置に対応する複数の小領域から形成されている。例えば、CRT211で80桁×24行の文字表示が可能である場合は、文字バッファ領域233は、80×24個の小領域から形成されている。
III.実施例の動作 MPU201によって実行されているアプリケーションプラグラムの中で文字の表示を行なう場合に、アプリケーションプログラムは、文字表示処理に関するプログラムに対して、表示する文字コードと表示位置とを指定して、文字表示処理依頼を行なう。
この文字表示処理依頼に応じて、文字表示アダプタ220のMPU221は、指定された文字コードに基づいてメモリ223のパターンデータ領域233を検索し、該当するパターンデータを文字バッファ領域233の指定された表示位置に対応する小領域に格納する。このとき、パターンデータが書き込まれた小領域の先頭アドレスが、FIFO222に書き込まれる。
このようにして、アプリケーションプログラムからの文字表示処理依頼に応じて、指定された文字コードに対応するパターンデータが文字バッファ領域233に、この文字バッファ領域233におけるパターンデータの格納場所の先頭アドレスがFIFO222に順次に格納され、文字表示処理が行なわれる。
FIFO222は、容量の半分(256ワード)まで上述したアドレスが書き込まれたときに、出力端子OHFからハーフ・フル信号SHFとして論理“0"を出力するように構成されており、このハーフ・フル信号SHFは、割り込み要求信号としてMPU201に供給されるとともに、ステータスレジスタ224の変更通知フラグをセットするようになっている。
MPU201は、上述した割り込み要求信号に応じて、以下に述べる割り込み信号を行なう。
第3図は、割り込み処理動作を表す流れ図である。
まず、MPU201は、文字表示アダプタ220のステータスレジスタ224を参照し、変更通知フラグがセットされているか否かによって、CRT211の表示画面の変更が必要であるか否かを判定する(ステップ301)。
ここで、表示画面の変更とは、新たな文字の表示,表示されている文字の変更あるいは消去をいう。
変更通知フラグがセットされている場合は、上述したステップ301における肯定判定となり、MPU201は、FIFO222から文字バッファ領域233のアドレスを読み出して(ステップ302)、該当する文字バッファ領域233の小領域からパターンデータを読み出す(ステップ303)。
次に、MPU201は、ステップS302において読み出した文字バッファ領域233のアドレスに基づいて、CRT211の表示画面上の該当する表示位置に対応するグラフィクスメモリ212の領域の先頭アドレスを算出し、この領域にステップS303で読み出したパターンデータを格納する(ステップ304)。
このようにして、グラフィクスメモリ212の該当する領域に、文字バッファ領域233から読み出したパターンデータが格納され、これにより、CRT211の表示画面が変更される。
MPU201は、FIFO222のハーフ・フル信号SHFが論理“1"となってステータスレジスタ224の変更通知フラグがリセットされ、上述したステップ301の否定判定となるまで、上述したステップ301〜ステップ304の処理を繰り返す。
また、MPU201への割り込み要求信号として、FIFO222のハーフ・フル信号SHFの代わりに、FIFO222が空の状態であるときに論理“1"となるエンプティ信号SEを用いるようにしてもよい。この場合は、ステータスレジスタ224は、このエンプティ信号SEが論理“0"のときに、上述した変更通知フラグをセットするようにすればよい。
ところで、MPU201によるFIFO222からのアドレスの読出速度よりもMPU221によるFIFO222への書込速度の方が速い場合は、アドレスがFIFO222の容量一杯に書き込まれた状態となる。このとき、FIFO222は出力端子OFからフル信号SFとして論理“0"を出力するように構成されており、このフル信号SFはホールド信号SHOLDとして、MPU221に供給されている。また、MPU221は、このホールド信号SHOLDが論理“0"の間は動作を一時停止するようになっている。
このように、FIFO222の容量一杯にアドレスが書き込まれた状態においては、MPU201によって先に書き込まれたアドレスが読み出されるまで、MPU221による文字表示処理動作が一時停止される。
一方、画面のリフレッシュを行なう場合や、入力されたデータの取消を行なう場合などは、MPU201はリセット信号SRを出力して、FIFO222の制御端子Rに供給する。FIFO222は、制御端子Rに供給されたこのリセット信号SRに応じてアドレスの書込位置をリセットし、上述したハーフ・フル信号SHFおよびフル信号SFとして論理“1"を出力するようになっている。また、このハーフ・フル信号SHFの変化に応じて、ステータスレジスタ224の変更通知フラグはリセットされる。
また、上述したようにFIFO222の容量一杯にアドレスが書き込まれた状態で、MPU221を一時停止させないようにしたい場合がある。
この場合は、MPU201は、FIFO222から供給された割り込み要求信号に応じて、第4図に示す割り込み処理を行なう。また、この場合は、FIFO222のフル信号SFが論理“0"のときにステータスレジスタ224の満杯通知フラグをセットし、論理“1"のときにリセットするようにする。
まず、MPU201は、ステータスレジスタ224を参照し、満杯通知フラグがセットされているか否かを判定し(ステップ401)、否定判定の場合にCRT211の表示画面の変更が必要であるか否かを判定する(ステップ402)。このステップ402における肯定判定の場合に、MPU201は、FIFO222からアドレスの読み出しを行ない(ステップ403)、このアドレスに基づいて文字バッファ領域233からパターンデータを読み出して(ステップ404)、グラフィクスメモリ212の該当する領域に格納する(ステップ405)。
上述したフル信号SFによってMPU221を一時停止する場合と同様にして、ステップ402における否定判定となるまで、ステップ401〜ステップ405を繰り返す。
一方、ステップ401における肯定判定の場合は、MPU201は上述したリセット信号SRを出力してFIFO222の書込位置をリセットして(ステップ406)、全画面のリフレッシュを行ない(ステップ407)、このステップ407の実行後は、ステップ401に戻る。
IV.実施例のまとめ 上述したように、図形表示装置210を備えたワークステーションに、MPU221,FIFO222,メモリ223,ステータスレジスタ224を備えた文字表示アダプタ220を付加し、このメモリ223のパターンデータ領域232にパターンデータを格納し、プログラム領域231に文字表示処理に関するプログラムを格納して起動する。
これにより、アプリケーションプログラムからの文字表示処理依頼に応じて、MPU221,FIFO222,メモリ223により、文字表示のための処理が行なわれ、メモリ223の文字バッファ領域233に指定された文字コードに対応するパターンデーが格納される。また、文字表示アダプタ220からの割り込み要求信号(FIFO222のハーフ・フル信号SHF)に応じて、上述した割り込み処理を行なうことにより、このパターンデータがグラフィクスメモリ212に転送され、図形表示装置210のCRT211により、パターンデータに基づいて文字の表示を行なうことが可能となる。
このように、アプリケーションプログラムを変更することなく、MPU201のプログラムとしては上述した割り込み処理のプログラムを追加するだで、文字表示を行なうことができる。
また、上述した文字表示アダプタ220は、市販のMPU,FIFO,メモリなどの素子を用いて構成することができる。
〔発明の効果〕
上述したように、本発明によれば、第1処理手段とパターンデータ格納手段と文字バッファとアドレス格納手段によって文字表示のための処理を行ない、第2処理手段によって文字バッファに格納されたパターンデータを画素データ格納手段に転送することにより、表示手段により文字表示を行なうことが可能となり、文字表示機構の存在を前提としたソフトウェア資源を活用することができるので、実用的には極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の文字表示方式の原理ブロック図、第2図R>図は本発明の一実施例による文字表示方式を適用したワークステーションの構成ブロック図、第3図,第4図は実施例の割り込み処理動作を表す流れ図、
第5図は従来の文字表示装置を備えたワークステーションの構成図、
第6図は従来の図形表示装置を備えたワークステーションの構成図である。
図において、
110は図形表示手段、
111は画素データ格納手段、
112は表示手段、
121はパターンデータ格納手段、
122は文字バッファ、
123はアドレス格納手段、
124は第1処理手段、
131は第2処理手段、
201,221,511,621はマイクロプロセッサ(MPU)、
202,224はバス、
210は図形表示装置、
211,515,624は陰極線管(CRT)、
212,622はグラフィクスメモリ、
212,513,623は表示制御部、
214は信号変換部、
220は文字表示アダプタ、
222は先入れ先出しメモリ(FIFO)、
223はメモリ、
231はプログラム領域、
232はパターンデータ領域、
233は文字バッファ領域、
512は文字バッファ、
514はキャラクタジェネレータ(CG)である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】画素データを格納する画素データ格納手段(111)と、前記画素データ格納手段(111)に格納された画素データに基づいて表示を行なう表示手段(112)とを有する図形表示手段(110)と、文字および記号を表すパターンデータを格納しているパターンデータ格納手段(121)と、指定されたアドレスに前記パターンデータを格納する文字バッファ(122)と、入力された文字コードに基づいて前記パターンデータ格納手段(121)を検索し、入力された表示位置に対応する前記文字バッファ(122)のアドレスを指定して、検索されたパターンデータの書込処理を行なう第1処理手段(124)と、前記第1処理手段(124)による書込処理の際に指定されたアドレスを順次に格納し、少なくとも1つのアドレスを格納したときに読出要求信号を出力するアドレス格納手段(123)と、通常は図形を表す画素単位の画素データを生成して前記画素データ格納手段(111)に格納する図形表示処理を行い、前記読出要求信号に応じて、前記アドレス格納手段(123)に格納されたアドレスに基づいて、前記文字バッファ(122)に格納されたパターンデータを前記画素データ格納手段(111)の該当する格納場所に転送する処理を行なう第2処理手段(131)と、を備えるように構成したことを特徴とする文字表示方式。

【第3図】
image rotate


【第5図】
image rotate


【第1図】
image rotate


【第2図】
image rotate


【第4図】
image rotate


【第6図】
image rotate


【特許番号】第2829051号
【登録日】平成10年(1998)9月18日
【発行日】平成10年(1998)11月25日
【国際特許分類】
【出願番号】特願平1−241453
【出願日】平成1年(1989)9月18日
【公開番号】特開平3−102395
【公開日】平成3年(1991)4月26日
【審査請求日】平成8年(1996)2月6日
【出願人】(999999999)富士通株式会社