説明

文書処理装置、文書処理方法および文書処理プログラム

【課題】外字・異体字に、文字コードではなくグローバルでユニークな識別子を付与すること。
【解決手段】入力部301は、外字または異体字の字形データを、ユーザ情報とともに入力する。判定部302は、字形データがすでに登録されているか否かを判定する。作成部303は、判定部302によって字形データが登録されていないと判定された場合、入力部301によって入力されたユーザ情報に基づいて識別子を作成する。登録部304は、作成部303によって作成された識別子に対応付けて、入力部301によって入力された字形データを登録する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、外字・異体字を使用する文書処理装置、文書処理方法および文書処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
文書処理装置において、様々な非標準文字が使用される機会が増えてきている。特に外字・異体字が使用されることは少なくなく、登録し使用できるようにしておくことが望まれている。このような外字・異体字を使用するにあたっては文字を適切に判別することが必要であるが、従来、外字・異体字の判別には外字コード領域の文字コードを割り当てて使用していた。
【0003】
ここで、オペレーティングシステム環境で、ユーザが独自に生成した外字をネットワーク全体で使えるようにし、そこで、ユーザが作成した外字フォントをプリンタで認識できるファイルに変換し、それをプリンタにコピーすることによりネットワーク上の他のマシンでもこの外字を使用できるようにするものがある(たとえば、特許文献1参照。)。
【0004】
また、任意の外字の登録を受け付けて外字情報を提供し、そこで外字の字形データと文字コードを管理することにより、ネットワーク上のマシンで外字を利用できるようにするものがある(たとえば、特許文献2参照。)。
【0005】
【特許文献1】特開平11−20244号公報
【特許文献2】特開2004−355574号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、外字・異体字の判別には外字コード領域の文字コードを割り当てて使用する場合、特定の範囲でしか使用できないという問題があった。たとえば、あるところで外字を作成し、それを利用した文書を作成する場合、同じ外字フォントがインストールされない限り正しく表示することができなかった。
【0007】
またたとえば、他の環境で同じ文字コード領域に他の外字が割り当てられている場合、どちらか一方の外字しか使用できなかった。さらに、外字フォントをインストールすることにより、インストールした外字しか使用できなくなる場合があった。また、外字コードは有限であり、大量の外字・異体字を扱う場合、文字コードが足りなくなる場合も考えられる。
【0008】
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、外字・異体字に、文字コードではなくグローバルでユニークな識別子を付与し、また登録された識別子の字形データを検索することができる文書処理装置、文書処理方法および文書処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかる文書処理装置は、外字または異体字の字形データを、ユーザ情報とともに入力する入力手段と、前記字形データがすでに登録されているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって前記字形データが登録されていないと判定された場合、前記入力手段によって入力されたユーザ情報に基づいて識別子を作成する作成手段と、前記作成手段によって作成された識別子に対応付けて、前記入力手段によって入力された字形データを登録する登録手段と、を備えることを特徴とする。
【0010】
この請求項1の発明によれば、外字または異体字について、ユーザ情報から識別子を作成して識別子に対応付けて登録することができる。それにより、文字コードではないグローバルな識別子を外字または異体字に割り当てることができる。識別子がグローバルに割り当てられるので、文字コードの重複や不足を防ぎ、文字化けを防ぐことができる。
【0011】
また、請求項2の発明にかかる文書処理装置は、請求項1に記載の発明において、前記入力手段は、前記ユーザ情報が入力された場合に、ユーザ認証を実行し、前記入力手段によってユーザ認証が実行された場合に、前記判定手段は、前記字形データがすでに登録されているか否かを判定することを特徴とする。
【0012】
この請求項2の発明によれば、ユーザ認証がされたユーザについて識別子を割り当てることができる。ユーザ認証によりユーザを特定することにより、適切に識別子を作成することができる。
【0013】
また、請求項3の発明にかかる文書処理装置は、請求項1または2に記載の発明において、前記作成手段は、前記ユーザ情報と未使用のID情報を組み合わせることにより、前記識別子を作成することを特徴とする。
【0014】
この請求項3の発明によれば、ユーザ情報と未使用のID情報を用いて識別子を作成することができる。未使用のID情報を用いることで異体字・外字のそれぞれを特定する情報を作成することができるとともに、他のユーザと識別子が衝突してしまうことを防ぎ、外字・異体字に一意の識別子を割り当てることができる。
【0015】
また、請求項4の発明にかかる文書処理装置は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の発明において、前記入力手段は、指定識別子を入力し、前記判定手段は、前記入力手段によって入力された指定識別子がすでに登録されている識別子であるか否かを判定し、前記判定手段によってすでに登録されている識別子ではないと判定された場合、前記作成手段は、前記指定識別子を前記識別子とすることを特徴とする。
【0016】
この請求項4の発明によれば、ユーザから識別子を指定して外字・異体字を登録することができるので、より自由度の高い識別子の割り当てが可能になる。そして、識別子が割り当てられているか否かを判定して割り当てるので、高い自由度を確保しつつも、衝突は回避することができる。
【0017】
また、請求項5の発明にかかる文書処理装置は、請求項4に記載の発明において、前記判定手段は、前記指定識別子がすでに登録されている識別子であると判定した場合、登録済みであることを通知することを特徴とする。
【0018】
この請求項5の発明によれば、指定した識別子がすでに登録されている場合に、ユーザは登録済みであることを知ることができる。そして、通知結果にしたがって、別の識別子を指定することができ、また、システム側で割り当てた識別子を使うこともできる。
【0019】
また、請求項6の発明にかかる文書処理装置は、請求項1〜5のいずれか一つに記載の発明において、識別子を含むテキストデータに基づいて、前記登録手段によって前記識別子に対応付けて登録された字形データを検索する検索手段を備えることを特徴とする。
【0020】
この請求項6の発明によれば、識別子を含む文書を利用するプログラムに対して、登録識別子に対応する字形データを検索する機能を提供することができる。
【0021】
また、請求項7の発明にかかる文書処理方法は、外字または異体字の字形データを、ユーザ情報とともに入力する入力工程と、前記字形データがすでに登録されているか否かを判定する判定工程と、前記判定工程によって前記字形データが登録されていないと判定された場合、前記入力工程によって入力されたユーザ情報に基づいて識別子を作成する作成工程と、前記作成工程によって作成された識別子に対応付けて、前記入力工程によって入力された字形データを登録する登録工程と、を含むことを特徴とする。
【0022】
この請求項7の発明によれば、外字または異体字について、ユーザ情報から識別子を作成して識別子に対応付けて登録することができる。それにより、文字コードではないグローバルな識別子を外字または異体字に割り当てることができる。識別子がグローバルに割り当てられるので、文字コードの重複や不足を防ぎ、文字化けを防ぐことができる。
【0023】
また、請求項8の発明にかかる文書処理プログラムによれば、請求項7に記載の文書処理方法をコンピュータに実行させることができる。
【発明の効果】
【0024】
本発明にかかる文書処理装置、文書処理方法および文書処理プログラムによれば、ユーザ情報から識別子を作成して識別子に対応付けて登録することができる。それにより、文字コードではないグローバルな識別子を外字または異体字に割り当てることができる。また、識別子を含む文書を利用するプログラムに対して、登録識別子に対応する字形データを検索する機能を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
以下に添付図面を参照して、この発明による文書処理装置、文書処理方法および文書処理プログラムの実施の形態を詳細に説明する。
【0026】
(実施の形態)
図1は、この発明の実施の形態による外字・異体字−登録検索システムのハードウエア構成の一例を示すブロック図である。図中、CPU101は装置全体を制御する。ROM102は基本入出力プログラムを記憶する。RAM103はCPU101のワークエリアとして使用される。
【0027】
また、HDD(ハードディスクドライブ)104はCPU101の制御にしたがってHD(ハードディスク)105に対するデータのリード/ライトを制御する。HD105はHDD104の制御にしたがって書き込まれたデータを記憶する。
【0028】
また、FDD(フレキシブルディスクドライブ)106はCPU101の制御にしたがってFD(フレキシブルディスク)107に対するデータのリード/ライトを制御する。FD107は、着脱自在であり、FDD106の制御にしたがって書き込まれたデータを記憶する。
【0029】
また、CD−RWドライブ108はCPU101の制御にしたがってCD−RW(または、CD−R、CD−ROM)109に対するデータのリード/ライトを制御する。CD−RW109は着脱自在であり、CD−RWドライブ108の制御にしたがって書き込まれたデータを記憶する。
【0030】
また、ディスプレイ110はカーソル、メニュー、ウィンドウ、あるいは文字や画像などの各種データを表示する。キーボード111は文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備える。マウス112は各種指示の選択や実行、処理対象の選択、マウスポインタの移動などを行う。
【0031】
また、ネットワークI/F113は、通信ケーブル114を介してLANやWANなどのネットワークに接続され、当該ネットワークとCPU101とのインターフェースとして機能する。バス120は上記各部を接続する。
【0032】
図2は、外字・異体字−登録検索システムの処理の流れを説明するブロック図である。登録ユーザ200は、外字・異体字の作成者である。ここで、登録ユーザ200は、作成した外字・異体字の字体データを、外字・異体字−登録検索システム210を介して登録する。具体的には、外字作成アプリケーションを介した登録処理が挙げられる。この字形データに対応させる識別子を取得するために、登録ユーザ200は、外字・異体字−登録検索システム210に識別子割り当て要求を送信する。ここで、識別子割り当て要求は、ユーザ情報、識別子、字形データの3つのデータを含む。
【0033】
次に、外字・異体字−登録検索システム210は、識別子割り当て要求に含まれるユーザ情報をもとにユーザデータベース220に問い合わせ認証を行う。そして、ユーザ認証がされた場合、外字・異体字−登録検索システム210は、識別子を割り当てようとする外字・異体字の字形データがすでに登録されていないか、外字・異体字データベース230に問い合わせる。ここで、すでに登録済みの場合、登録ユーザ200に、登録済みであるという情報を返す。
【0034】
一方、登録済みでない場合、外字・異体字−登録検索システム210は、登録ユーザ200に対する識別子パターンを、ユーザデータベース220から取得する。登録ユーザ200から識別子が特に指定されていない場合、取得した識別子パターンと未登録IDから識別子を生成し、登録ユーザ200に返す。
【0035】
登録ユーザ200から識別子が指定されている場合、外字・異体字データベース230に、指定された識別子を問い合わせる。ここで、まだ登録されていない識別子の場合は、指定された識別子で登録して、登録ユーザ200に返す。一方、すでに登録済みの識別子の場合は、指定された識別子で登録して登録ユーザ200に返す。以上のように、外字・異体字に割り当てる識別子を、登録ユーザ200がそれぞれ決めた識別子パターンと任意のIDで作成することができる。
【0036】
検索ユーザ240は、以上のように登録された外字・異体字の字体を検索して利用するユーザである。具体的には、エディタやワープロなどにより文書を作成するユーザが挙げられる。検索ユーザ240は、文書を作成し、作成中に異体字・外字を利用することがある。このとき、検索ユーザ240は、外字・異体字−登録検索システム210を介して外字・異体字の検索を実行し、利用して文書を作成することができる。
【0037】
図3は、外字・異体字−登録検索システムの構成を機能的に示すブロック図である。外字・異体字−登録検索システム210により、この発明にかかる文書処理装置を説明する。外字・異体字−登録検索システム210は、入力部301、判定部302、作成部303、登録部304、検索部305によって構成される。以上の構成は、図1に示したCPU101が、ROM102からプログラムを読み出しRAM103をワークエリアとして使用することにより実現される。
【0038】
入力部301は、ユーザからの識別子割り当て要求を入力する。この識別子割り当て要求は、外字または異体字の字形データとユーザ情報を含む。具体的には、ユーザ情報、識別子、字形データの3つのデータを含む。ユーザ情報は、ユーザ認証に用いるデータやユーザを特定するデータを含む。たとえば、ユーザ固有prefixを含むことができる。識別子は、識別子を指定して登録する場合は必要だが、任意の識別子で登録する場合は省略することができる。このように、登録ユーザ200の側から指定識別子として識別子を入力することができる。また、入力部301は、ユーザ情報が入力された場合に、ユーザ認証を実行することもできる。
【0039】
判定部302は、字形データがすでに登録されているか否かを判定する。具体的には、外字・異体字データベース230に、入力部301に入力された字体データが登録されているか否かを問い合わせる。また、判定部302は、入力部301によってユーザ認証が実行された場合に、字形データがすでに登録されているか否かを判定する。
【0040】
また、判定部302は、入力部301によって入力された指定識別子がすでに登録されている識別子であるか否かを判定し、判定結果を作成部303に出力する。このとき、判定部302は、指定識別子がすでに登録されている識別子であると判定した場合、登録済みであることを登録ユーザ200に通知する。
【0041】
作成部303は、判定部302によって字形データが登録されていないと判定された場合、入力部301によって入力されたユーザ情報に基づいて識別子を作成する。また、作成部303は、ユーザ情報と未使用のID情報を組み合わせることにより、識別子を作成することもできる。また、作成部303は、判定部302によってすでに登録されている識別子ではないと判定された場合、指定識別子を識別子とする。
【0042】
登録部304は、作成部303によって作成された識別子に対応付けて、入力部301によって入力された字形データを登録する。
【0043】
検索部305は、検索ユーザ240によって入力されたテキストデータに用いられる字形データを検索する。すなわち、識別子を含むテキストデータに基づいて、外字・異体字データベース230から字形データを検索する。検索結果は検索ユーザ240に返され、検索ユーザ240は、この字形データを用いてテキストデータを処理する。
【0044】
図4は、外字・異体字の登録処理を説明するフローチャートである。まず、登録ユーザ200から、認証データ、字形データを入力する(ステップS401)。これらのデータは、識別子割り当て要求として入力される。次に、ユーザ固有prefixを取得する(ステップS402)。ユーザ固有prefixは、入力された認証データから取得される。
【0045】
次に、未使用の個別文字IDを生成する(ステップS403)。個別文字IDは、ユーザデータベース220によって管理されており、この中から未使用のものを生成する。次に、個別文字IDとprefixで識別子とする(ステップS404)。そして、識別子に対応付けて、外字・異体字を登録する(ステップS405)。
【0046】
図5は、外字・異体字の利用時の処理を説明するフローチャートである。この検索処理は、登録を伴わない参照処理なのでユーザ認証を必要としない。ステップS501〜S503は、識別子の埋め込み処理である。まず、文字入力パレットから文字を選択する(ステップS501)。ユーザ操作によって文字入力パレットが画面上に表示されるので、パレット中の文字をマウスでクリックするなどの形で選択する。
【0047】
次に、選択した文字の識別子をテキストデータに埋め込む(ステップS502)。たとえば、テキストデータがJISX4166準拠のXML文書の場合、spanタグのglyph:name属性値を用いて識別子を埋め込むことができる。具体的には、<span_glyph:name=“識別子”>親文字</span>、と記述することができる。そして、このように識別子を埋め込んだテキストデータを交換する(ステップS503)。
【0048】
ステップS504〜S507は、識別子の受け取り側の処理である。まず、受けとり側は、交換されたテキストデータから識別子を抽出する(ステップS504)。次に、テキストデータの処理に必要なデータ型を特定する(ステップS505)。そして、識別子とデータ型を指定して外字・異体字−登録検索システム210から字形データを取得する(ステップS506)。そして、この取得した字形データで処理を実行する(ステップS507)。
【0049】
以上説明したように、文書処理装置、文書処理方法および文書処理プログラムによれば、外字・異体字に、文字コードではなくグローバルでユニークな識別子を付与することができる。それにより、外字・異体字を含む文書を作成した以外の環境でも、文字化けすることなく表示・編集・検索・印刷・コピー&ペーストをすることができる。
【0050】
また、外字のハンドリングにおいて、外字に対して識別子を発行することにより、文字(外字)コード衝突の回避が実現できる。また、外字を利用する数や組み合わせの制限を解消することもできる。また、外字管理サーバ(サービス)等に利用することもできる。
【0051】
なお、本実施の形態で説明した文書処理方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0052】
以上のように、本発明にかかる文書処理装置、文書処理方法および文書処理プログラムは、外字・異体字を使用する文書処理装置において有用である。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】この発明の実施の形態による外字・異体字−登録検索システムのハードウエア構成の一例を示すブロック図である。
【図2】外字・異体字−登録検索システムの処理の流れを説明するブロック図である。
【図3】外字・異体字−登録検索システムの構成を機能的に示すブロック図である。
【図4】外字・異体字の登録処理を説明するフローチャートである。
【図5】外字・異体字の利用時の処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
【0054】
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 HDD
105 HD
106 FDD
107 FD
108 CD−RWドライブ
109 CD−RW
110 ディスプレイ
111 キーボード
112 マウス
113 ネットワークI/F
114 通信ケーブル
120 バス
200 登録ユーザ
210 外字・異体字−登録検索システム
220 ユーザデータベース
230 外字・異体字データベース
240 検索ユーザ
301 入力部
302 判定部
303 作成部
304 登録部
305 検索部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
外字または異体字の字形データを、ユーザ情報とともに入力する入力手段と、
前記字形データがすでに登録されているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段によって前記字形データが登録されていないと判定された場合、前記入力手段によって入力されたユーザ情報に基づいて識別子を作成する作成手段と、
前記作成手段によって作成された識別子に対応付けて、前記入力手段によって入力された字形データを登録する登録手段と、
を備えることを特徴とする文書処理装置。
【請求項2】
前記入力手段は、前記ユーザ情報が入力された場合に、ユーザ認証を実行し、
前記入力手段によってユーザ認証が実行された場合に、前記判定手段は、前記字形データがすでに登録されているか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の文書処理装置。
【請求項3】
前記作成手段は、前記ユーザ情報と未使用のID情報を組み合わせることにより、前記識別子を作成することを特徴とする請求項1または2に記載の文書処理装置。
【請求項4】
前記入力手段は、指定識別子を入力し、
前記判定手段は、前記入力手段によって入力された指定識別子がすでに登録されている識別子であるか否かを判定し、
前記判定手段によってすでに登録されている識別子ではないと判定された場合、前記作成手段は、前記指定識別子を前記識別子とすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の文書処理装置。
【請求項5】
前記判定手段は、前記指定識別子がすでに登録されている識別子であると判定した場合、登録済みであることを通知することを特徴とする請求項4に記載の文書処理装置。
【請求項6】
識別子を含むテキストデータに基づいて、前記登録手段によって前記識別子に対応付けて登録された字形データを検索する検索手段を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の文書処理装置。
【請求項7】
外字または異体字の字形データを、ユーザ情報とともに入力する入力工程と、
前記字形データがすでに登録されているか否かを判定する判定工程と、
前記判定工程によって前記字形データが登録されていないと判定された場合、前記入力工程によって入力されたユーザ情報に基づいて識別子を作成する作成工程と、
前記作成工程によって作成された識別子に対応付けて、前記入力工程によって入力された字形データを登録する登録工程と、
を含むことを特徴とする文書処理方法。
【請求項8】
請求項7に記載の文書処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とする文書処理プログラム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−148826(P2007−148826A)
【公開日】平成19年6月14日(2007.6.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−342826(P2005−342826)
【出願日】平成17年11月28日(2005.11.28)
【出願人】(390024350)株式会社ジャストシステム (123)
【Fターム(参考)】