説明

文書管理システム、情報処理装置、画像処理装置、方法、プログラムおよび記録媒体

【課題】登録文書が誤ってアーカイブされるのを防止すると共に、アーカイブされた登録文書を復元することできる文書管理システム、情報処理装置、画像処理装置、方法、プログラムおよび記録媒体を提供すること。
【解決手段】本発明の文書管理サーバは、ネットワークを介して接続されたクライアントPCから受信した電子文書を登録し、アーカイブ条件情報に合致する電子文書をアーカイブサーバにアーカイブする。文書管理サーバは、電子文書をアーカイブする前に、アーカイブされる電子文書をユーザに通知し、電子文書のアーカイブが許可された場合に、前記電子文書をアーカイブする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、文書管理システムに関し、より詳細には、文書管理サーバに登録された登録文書をアーカイブする文書管理システム、情報処理装置、画像処理装置、方法、プログラムおよび記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電子文書を登録して一元的に管理し、登録された電子文書の閲覧や取得が可能な文書管理サーバが利用されている。このような文書管理サーバは、その運用に伴って登録される電子文書のデータ量が増加するため、文書管理サーバの記憶装置の記憶容量に応じて、既に登録された電子文書を他の記憶装置にバックアップする必要がある。
【0003】
この点につき、特許文献1は、文書保管装置に保管された一部の文書コンテンツデータを他の文書保存装置に移動させる文書管理システムを開示する。この文書管理システムは、移動すべき文書コンテンツデータのアーカイブ条件を指定し、当該条件に合致する文書コンテンツデータを所定のタイミングで移動させてアーカイブする。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1が開示する文書管理システムは、電子文書の有効期限や利用頻度等の一律に設定されたアーカイブ条件によって電子文書をアーカイブするため、アーカイブすべきでない電子文書が誤って文書管理サーバに移動されるという問題があった。また、当該文書管理システムでは、既にアーカイブされた電子文書を復元できないという問題もあった。
【0005】
本発明は、上記従来技術の問題に鑑みてなされたものであり、電子文書が誤ってアーカイブされるのを防止すると共に、アーカイブされた電子文書を復元することできる文書管理システム、情報処理装置、画像処理装置、方法、プログラムおよび記録媒体を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の文書管理サーバは、ネットワークを介して接続されたクライアントPCから受信した電子文書を登録し、アーカイブ条件情報に合致する電子文書をアーカイブサーバにアーカイブする。文書管理サーバは、電子文書をアーカイブする前に、アーカイブされる電子文書をユーザに通知し、電子文書のアーカイブが許可された場合に、前記電子文書をアーカイブする。これにより、登録文書が誤ってアーカイブされるのを防止することができる。
【0007】
また、本発明の文書管理サーバは、アーカイブサーバにアーカイブされた電子文書を取得して復元することができる。
【0008】
さらに、本発明の文書管理サーバは、アーカイブされた電子文書を復元し、登録された電子文書の保存先情報を使用して、復元処理が実施された電子文書およびこれの文書書誌情報をクライアントPCのGUIに表示させる。これにより、復元した電子文書を、クライアントPCのGUI上で当初の保存先情報が示すディレクトリに正しく表示させることができる。
【0009】
さらに、本発明は、登録された電子文書が誤ってアーカイブされるのを防止すると共に、アーカイブされた電子文書を復元することができる文書管理システム、情報処理装置、画像処理装置、方法、プログラムおよび記録媒体を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本実施形態の文書管理システムを示す概略図。
【図2】本実施形態の文書管理システムに含まれるクライアントPC、文書管理サーバおよびアーカイブサーバの機能構成を示す図。
【図3】本実施形態の文書管理サーバが実行する電子文書のアーカイブ処理のフローチャートを示す図。
【図4】他の実施形態に係る電子文書のアーカイブ処理のフローチャートを示す図。
【図5】他の実施形態に係る電子文書のアーカイブ処理のフローチャートを示す図。
【図6】本実施形態の文書管理サーバが実行する電子文書の閲覧処理のフローチャートを示す図。
【図7】本実施形態の文書管理サーバが備える文書情報データベースに登録されるデータテーブルの実施形態を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明について実施形態をもって説明するが、本発明は、後述する実施形態に限定されるものではない。図1は、本実施形態の文書管理システム100を示す概略図である。文書管理システム100は、ネットワーク110と、ネットワーク110に接続されるクライアントPC120a,120bと、画像処理装置130と、文書管理サーバ140と、アーカイブサーバ150とを含んで構成されている。ネットワーク110は、例えば、イーサネット(登録商標)およびTCP/IPプロトコルを使用したネットワークとして構成されている。また、ネットワーク110は、ローカルエリアネットワーク(LAN)として実装することができ、図示しないルータなどを介して接続されるワイドエリアネットワーク(WAN)、またはインターネットなどの公共ネットワークを適宜含ませて実装することができる。
【0012】
クライアントPC120a,120bは、文書管理サーバ140に対して電子文書を登録させる情報処理装置である。クライアントPC120a,120bは、クライアントPC120a,120b上で作成した電子文書や画像処理装置が作成した電子文書を文書管理サーバ140にアップロードして登録させることができる。また、クライアントPC120a,120bは、文書管理サーバ140に登録されている電子文書である登録文書やアーカイブサーバ150にアーカイブされた電子文書であるアーカイブ文書を閲覧することができる。
【0013】
本実施形態では、クライアントPC120a,120bは、ノート型やデスクトップ型等のパーソナルコンピュータ等の情報処理装置を採用することができ、ユーザはクライアントPC120a,120bが有するWebブラウザを使用して、電子文書の登録および登録文書やアーカイブ文書の閲覧やダウンロード等を行うことができる。
【0014】
また、クライアントPC120a,120bは、文書管理サーバ140およびアーカイブサーバ150の管理を行うことができる。本実施形態では、文書管理システム100の管理者は、クライアントPC120a,120bが有するRuby on Railsを使用して文書管理サーバ140やアーカイブサーバ150の各種データベースに対して種々の情報を登録、削除、変更することができる。
【0015】
クライアントPC120a,120bは、PENTIUM(登録商標)プロセッサまたは互換プロセッサを搭載し、WINDOWS(登録商標)シリーズ、MAC(登録商標)OS、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)などのOSの管理下で、アセンブラ、C、C++、Java(登録商標)、Java(登録商標)Script、PERL、RUBY、PYTHONなどのプログラム言語で記述された本実施形態のプログラムを実行する。
【0016】
また、クライアントPC120a,120bは、プログラムを実行するための実行空間を提供するRAM、プログラムやデータなどを持続的に保持するためのハードディスク装置(HDD)などを含んでおり、本実施形態の各機能手段をプログラムの実行により、当該クライアントPC上に実現する。
【0017】
さらに、クライアントPC120a,120bは、ネットワーク110と接続可能なインタフェースを備えている。クライアントPC120a,120bは、当該インタフェースを介して文書管理サーバ140に電子文書を送信して登録させ、または登録文書の表示やダウンロードを行う。また、クライアントPC120a,120bは、当該インタフェースを介して画像処理装置130から電子文書を受信することができる。さらに、クライアントPCクライアントPC120a,120bは、当該インタフェースを介して文書管理サーバ140およびアーカイブサーバ150のデータベースの登録情報を更新する。
【0018】
画像処理装置130は、CCD(Charge Coupled Device)センサなどを含んで構成されるスキャナ装置を含むMFP(Multi Function Peripheral)などの画像処理装置である。画像処理装置130は、当該スキャナ装置を使用して電子文書を作成し、ネットワーク110を介してクライアントPC120a,120bに提供することができる。
【0019】
文書管理サーバ140は、クライアントPC120a,120bから受信した電子文書を登録し、登録文書、アーカイブ文書およびこれらの文書書誌情報を当該クライアントPCに提供する情報処理装置である。また、文書管理サーバ140は、文書管理サーバ140に格納された登録文書をアーカイブサーバ150にアーカイブすることができる。さらに、文書管理サーバ140は、アーカイブサーバ150にアーカイブされたアーカイブ文書を文書管理サーバ140に復元することができる。
【0020】
文書管理サーバ140は、クライアントPC120a,120bのWebブラウザが発行した種々のリクエストに応じて、電子文書の登録処理を実行し、または、登録文書、アーカイブ文書およびこれらの文書書誌情報をレスポンスとして提供する。
【0021】
アーカイブサーバ150は、文書管理サーバ140の登録文書をアーカイブする情報処理装置である。アーカイブサーバ150は、文書管理サーバ140から登録文書を受信すると、アーカイブサーバ150が制御可能な記憶装置に当該登録文書をアーカイブ文書として保存する。また、アーカイブサーバ150は、文書管理サーバ140の要求に応じて、既にアーカイブされたアーカイブ文書を文書管理サーバ140に提供して復元させる。
【0022】
図2は、本実施形態の文書管理システム100に含まれるクライアントPC120a、文書管理サーバ140およびアーカイブサーバ150の機能構成を示す図である。以下、図2を参照して、クライアントPC120a、文書管理サーバ140およびアーカイブサーバ150が実装する処理機能について説明する。なお、クライアントPC120bについては、クライアントPC120aと同様の機能を実装するので、以下、より詳細な説明は省略する。
【0023】
クライアントPC120aは、通信部220と、制御部222と、登録部224と、閲覧部226とを含む。
【0024】
通信部220は、クライアントPC120aと、文書管理サーバ140およびアーカイブサーバ150との間のデータ通信を行う機能手段である。通信部220は、ネットワーク110を介して各種リクエストと共に種々のデータ(例えば、登録すべき電子文書、当該電子文書の書誌情報、保存先情報、アーカイブ条件情報等)を送信する。そして、通信部220は、当該リクエストのレスポンスとして、種々のデータ(登録文書やアーカイブ文書、これらの閲覧情報等)を文書管理サーバ140から受信する。
【0025】
制御部222は、クライアントPC120aにおける電子文書の処理の全体制御を行う機能手段である。制御部222は、クライアントPC120aのユーザからの指示や文書管理サーバ140のレスポンスに応じて、後述する登録部224および閲覧部226を呼び出して、各機能手段に各処理を実行させる。
【0026】
登録部224は、文書管理サーバ140に電子文書を登録させる機能手段である。登録部224は、電子文書の登録要求と共に、クライアントPC120aが作成または更新した電子文書や、画像処理装置130が生成した電子文書と、文書管理サーバ140内の当該電子文書の保存先を示す保存先情報とを文書管理サーバ140に送信し、当該保存先情報が示す文書管理サーバ130のディレクトリに電子文書を保存させる。
【0027】
また、登録部224は、アーカイブ条件情報の登録や変更、削除等を行うことができる。登録部224は、アーカイブ条件情報の登録や変更、削除等の要求と共に、アーカイブ条件情報を文書管理サーバ140に送信し、アーカイブ条件情報を変更させる。本実施形態では、HTMLやXML、XHTML等のマークアップ言語により記述された構造化文書を使用して、アーカイブ条件情報の登録、変更または削除を行うことができる。
【0028】
閲覧部226は、文書管理サーバ140が提供するGUIの構成情報を解析して、クライアントPC120aの表示装置にGUIを表示させ、当該GUIに対するユーザの指示により、電子文書の登録や、登録文書およびアーカイブ文書を表示およびダウンロードする機能手段である。本実施形態では、閲覧部226としてWebブラウザを採用することができ、閲覧部226は、文書管理サーバ140が提供するWebページをGUIとしてクライアントPC120aの表示装置に表示させ、電子文書の登録等を実行させる。また、閲覧部226は、ユーザが指定した表示画像の拡大・縮小率にしたがって、表示画像を拡大または縮小表示することができる。
【0029】
他の実施形態では、画像処理装置130は、上述したクライアントPC120aと同様の機能手段を備え、原稿をスキャニングして電子文書を作成し、当該電子文書を文書管理サーバ140に登録させることができる。また、画像処理装置130は、文書管理サーバ140に登録された登録文書やアーカイブ文書を画像処理装置130の操作パネルに表示させ、これらの文書の印刷を実行することができる。
【0030】
文書管理サーバ140は、通信部230と、制御部232と、登録部234と、文書書誌情報データベース236とを含んで構成される。
【0031】
通信部230は、文書管理サーバ140とクライアントPC120a,120bとの間のデータ通信を行う機能手段である。通信部230は、ネットワーク110を介してクライアントPCからリクエストを受信すると、当該リクエストと共に受信した種々のデータ、例えば、電子文書、当該電子文書の書誌情報、保存先情報などを制御部232に渡す。また、通信部230は、制御部232の指示により、レスポンスとして種々のデータ、例えば、登録文書やアーカイブ文書、これらの閲覧情報等をクライアントPCに送信する。
【0032】
制御部232は、文書管理サーバ140の電子文書の処理について全体制御を行う機能手段である。制御部232は、クライアントPCから受信した種々のリクエスト(例えば、電子文書の登録要求、登録文書およびアーカイブ文書の閲覧情報の要求、これらの文書のダウンロード要求等)に応じて、後述する登録部234、アーカイブ処理部238、アーカイブ条件設定部242、検索部244、閲覧情報提供部246および復元処理部248を呼び出して、各機能手段に各処理を実行させる。
【0033】
登録部234は、クライアントPC120aから受信した電子文書を、文書管理サーバ140が制御可能な文書管理サーバ140内またはこれに接続された記憶装置(図示せず)に保存する機能手段である。登録部234は、電子文書を登録する際に、当該電子文書の書誌情報である文書書誌情報を文書書誌情報データベース236に登録する。なお、文書書誌情報データベース236のデータ構造および文書書誌情報については、図7を参照して、より詳細に後述する。
【0034】
また、文書管理サーバ140は、アーカイブ処理部238と、記憶装置240と、アーカイブ条件設定部242と、検索部244と、閲覧情報提供部246と、復元処理部248とを含んで構成される。
【0035】
アーカイブ処理部238は、文書管理サーバ140に登録された登録文書をアーカイブサーバ150にアーカイブする機能手段である。アーカイブ処理部238は、記憶装置240に保存されたアーカイブ条件情報に合致する登録文書を取得し、当該登録文書を登録文書のアーカイブ要求と共にアーカイブサーバ150に送信する。アーカイブ処理部238は、登録文書を送信し終えると、文書管理サーバ140に保存された登録文書を削除すると共に、文書書誌情報データベース236を更新する。本実施形態では、登録文書のみをアーカイブサーバ150にアーカイブするが、他の実施形態では、登録文書と共に当該登録文書の文書書誌情報をアーカイブサーバ150にアーカイブしてもよい。
【0036】
アーカイブ条件情報には、(1)アーカイブ処理の実行日時や実行頻度を指定する情報と、(2)アーカイブすべき登録文書を指定する情報と、(3)アーカイブすべき登録文書のデータサイズが含まれる。
【0037】
(1)アーカイブ処理の実行日時や実行頻度は、アーカイブ処理部238が実行するアーカイブ処理の日時や頻度を示す。本実施形態では、アーカイブ処理の実行日時および実行頻度のうち実行日時のみを指定することができ、または実行日時および実行頻度を指定することもできる。実行日時のみを指定する場合には、所定の日時を複数指定することができる。実行日時および実行頻度を指定する場合には、所定の実行日時と、所定の実行頻度、例えば、月に1回実行、週に1回実行、毎日実行等の頻度を指定することができる。
【0038】
(2)アーカイブすべき登録文書を指定する情報には、(i)アーカイブすべき登録文書の利用頻度、(ii)有効期限、(iii)最終利用日を指定する情報が含まれる。本実施形態では、これらの条件を複数指定することができ、または、これらの条件うちのいずれか1つを指定することもできる。
【0039】
(i)利用頻度とは、アーカイブ実行日から一定期間内の登録文書の利用頻度であり、各登録文書の一定期間内におけるアクセス回数を使用して算出できる。(ii)有効期限とは、登録文書を文書管理サーバ140に保存しておく期限である。具体的には、アーカイブ実行日またはその前日から登録文書の作成日または更新日までの期間であり、アーカイブ実行日やその前日からの任意の日数や月数を指定することができる。(iii)最終利用日は、登録文書が最後にアクセスされた日を示す。具体的には、アーカイブ実行日やその前日からの任意の日数や月数を指定することにより最終利用日を指定し、当該最終利用日よりも登録文書の最後のアクセス日が前であれば、当該登録文書は、アーカイブ処理の対象となる。
【0040】
(3)アーカイブすべき登録文書のデータサイズは、優先的にアーカイブすべき登録文書のデータサイズを示す。本実施形態では、アーカイブすべき登録文書のデータサイズを指定する場合、指定されたデータサイズを超える登録文書に対して、上述したアーカイブすべき登録文書を指定する情報を別途指定することができる。すなわち、データサイズの大きい登録文書については、アーカイブすべき登録文書のアーカイブ条件として、指定されたデータサイズよりもデータサイズの小さい登録文書に適用されるアーカイブ条件よりも高い利用頻度、短い有効期限、最近の最終利用日を指定することができる。これにより、データサイズの大きい登録文書を優先的にアーカイブ処理対象とすることができる。
【0041】
また、アーカイブ処理部238は、アーカイブ処理が実行される登録文書またはアーカイブ処理が実行された登録文書の文書書誌情報を文書管理システム100の管理者に通知する。本実施形態では、アーカイブ処理部238は、アーカイブ処理を実行した後に、アーカイブされた登録文書の文書書誌情報をHTMLやXML、XHTML等のマークアップ言語で記述した電子メールを、予め設定された管理者の電子メールアドレスに送信する。
【0042】
アーカイブ処理部238が生成する電子メールには、アーカイブすべき登録文書の文書書誌情報の他、当該アーカイブ文書を表示するWebページへのハイパーリンク等のリンク情報を含ませることができる。また、アーカイブ処理部238は、当該Webページを作成する。このWebページは、アーカイブサーバ150に保存されたアーカイブ文書を表示するように構成される。
【0043】
他の実施形態では、アーカイブ処理部238は、アーカイブ処理を実行する前に、アーカイブされる登録文書の文書書誌情報を記述した電子メールを管理者の電子メールアドレスに送信してもよい。当該電子メールには、アーカイブ処理の実行の可否を選択可能なイメージ画像等で構成されるユーザインタフェースが含まれている。また、当該電子メールによる通知には、固有の識別情報(以下、通知識別情報として参照する。)が割り当てられる。
【0044】
電子メールを受信した管理者が、ポインティングデバイスを使用してアーカイブ処理の実行の可否を指定するユーザインタフェースを選択すると、アーカイブ処理の実行可否の通知と共に、通知識別情報がアーカイブ処理部238に送信される。そして、アーカイブ処理部238は、アーカイブ処理の実行可否の通知を受信すると、当該通知識別情報を使用して、いずれのアーカイブ処理の実行が許可または拒否されたのか判断する。本実施形態では、アーカイブ処理毎に識別情報(以下、アーカイブ処理識別情報として参照する。)を割り当てられ、通知識別情報と、アーカイブ処理識別情報と、当該アーカイブ処理の対象となる登録文書の固有の識別情報(以下、登録文書識別情報として参照する。)とが関連付けて、文書管理サーバ140の記憶装置に保存される。そして、アーカイブ処理部238は、実行が許可されたアーカイブ処理に関連付けられた登録文書をアーカイブサーバ150にアーカイブする。
【0045】
アーカイブ条件設定部242は、上述したアーカイブ条件情報の登録や変更を行う機能手段である。アーカイブ条件設定部242は、クライアントPCから受信したアーカイブ条件情報の登録要求や変更要求に応じて、記憶装置240にアーカイブ条件情報を登録し、または記憶装置240に保存されたアーカイブ条件情報を変更する。本実施形態では、HTMLやXML、XHTML等のマークアップ言語により記述された構造化文書を使用することができ、アーカイブ条件設定部242は、クライアントPCから受信した構造化文書を解析してアーカイブ条件情報の登録または変更を行うことができる。
【0046】
検索部244は、クライアントPCからの検索要求に応じて、登録文書またはアーカイブ文書の検索処理を実行する機能手段である。本実施形態では、クライアントPCは、登録文書またはアーカイブ文書の文書書誌情報である検索条件情報を検索要求と共に文書管理サーバ140に送信する。検索部244は、クライアントPCから受信した検索条件情報に該当する登録文書またはアーカイブ文書を文書書誌情報データベース236から検索し、当該登録文書またはアーカイブ文書の文書書誌情報を検索結果としてクライアントPCに提供する。
【0047】
閲覧情報提供部246は、クライアントPCからの閲覧要求に応じて、登録文書、アーカイブ文書、登録文書およびアーカイブ文書の文書書誌情報、並びにこれらを表示するGUIの構成情報を提供する機能手段である。閲覧情報提供部246は、登録文書の保存先情報が示すディレクトリを階層構造で表示でき、且つ当該ディレクトリに登録された登録文書の文書書誌情報を表示可能なGUIを構成する構造化文書をクライアントPCに提供する。
【0048】
閲覧情報提供部246は、クライアントPCからの種々の閲覧要求に応じて、登録文書若しくはアーカイブ文書、またはこれらの文書書誌情報を提供する。本実施形態では、クライアントPCが送信する閲覧要求には、任意の登録文書の閲覧要求と、任意の登録文書保存先情報が示すディレクトリに保存された登録文書の文書書誌情報を表示する要求とが含まれる。
【0049】
閲覧情報提供部246は、登録文書の閲覧要求および登録文書の登録文書識別情報を受信した場合、登録文書識別情報が示す登録文書またはアーカイブ文書を取得してクライアントPCに提供する。一方、保存先情報に関連する文書書誌情報を表示する要求を受信した場合、閲覧情報提供部246は、後述する文書書誌情報データベース236を参照し、当該保存先情報が示すディレクトリに保存された登録文書の文書書誌情報を取得し、クライアントPCに提供する。
【0050】
復元処理部248は、アーカイブ処理された電子文書を文書管理サーバ140に復元する機能手段である。復元処理部248は、閲覧情報提供部246が取得したアーカイブ文書を、登録文書が保存される記憶装置に保存する。本実施形態では、復元処理部248は、クライアントPCから閲覧要求された電子文書がアーカイブ文書であった場合に、当該アーカイブ文書をアーカイブサーバ150から復元する。他の実施形態では、復元処理部248は、クライアントPCからのアーカイブ文書の復元要求に応じて、当該アーカイブ文書をアーカイブサーバ150から復元することができる。
【0051】
アーカイブサーバ150は、通信部250と、制御部252と、登録部254と、提供部256とを含む。
【0052】
通信部250は、アーカイブサーバ150と文書管理サーバ140との間のデータ通信を行う機能手段である。通信部250は、ネットワーク110を介して文書管理サーバ140から種々のリクエストを受信すると、当該リクエストと共に受信した登録文書や当該登録文書の書誌情報などを制御部252に渡す。また、通信部250は、制御部252の指示により、レスポンスとしてアーカイブ文書や当該アーカイブ文書の書誌情報などを文書管理サーバ140に送信する。
【0053】
制御部252は、アーカイブサーバ150の電子文書の処理について全体制御を行う機能手段である。制御部252は、文書管理サーバ140から受信した種々のリクエスト(例えば、登録文書の登録要求やアーカイブ文書の取得要求等)に応じて、後述する登録部254および提供部256を呼び出して、各機能手段に各処理を実行させる。
【0054】
登録部254は、文書管理サーバ140から受信した登録文書をアーカイブ文書として、アーカイブサーバ150が制御可能なアーカイブサーバ150内の記憶装置(図示せず)またはアーカイブサーバ150に接続された記憶装置(図示せず)に保存する機能手段である。登録部254は、文書管理サーバ140から登録文書のアーカイブ要求を受信すると、当該要求と共に受信した登録文書をアーカイブ文書として保存する。本実施形態では、登録文書のみをアーカイブサーバ150にアーカイブするが、他の実施形態では、文書管理サーバ140からアーカイブすべき登録文書の文書書誌情報を当該登録文書と共に受信し、アーカイブサーバ150内のアーカイブ文書データベース(図示せず)に保存してもよい。
【0055】
提供部256は、アーカイブサーバ150に保存されたアーカイブ文書を文書管理サーバ140に提供する機能手段である。提供部256は、文書管理サーバ140からアーカイブ文書の取得要求を受信すると、アーカイブ文書の取得要求と共に受信した登録文書識別情報が示すアーカイブ文書を取得し、文書管理サーバ140に送信する。提供部256は、アーカイブ文書を送信し終えると、当該アーカイブ文書を、アーカイブ文書が保存された記憶装置から削除する。本実施形態では、アーカイブ文書のみを文書管理サーバ140に提供するが、他の実施形態では、アーカイブ文書の文書書誌情報を文書管理サーバ140に送信してもよい。
【0056】
図3は、本実施形態の文書管理サーバが実行する登録文書のアーカイブ処理のフローチャートを示す図である。以下、図3を参照して、登録文書のアーカイブ処理について説明する。
【0057】
図3の処理は、ステップS300で文書管理サーバ140の制御部232が、アーカイブ条件情報で指定されたアーカイブ処理の実行日時または実行頻度に従ってアーカイブ処理部238を呼び出すことにより開始する。ステップS301では、アーカイブ処理部238がアーカイブ条件情報を取得する。ステップS302では、アーカイブ処理部238は、文書書誌情報データベース236を参照し、ステップS301で取得したアーカイブ条件情報に該当する登録文書を特定する。
【0058】
ステップS303では、アーカイブ処理部238は、ステップS302で特定したアーカイブ処理対象の登録文書をアーカイブサーバ150に送信する。ステップS304では、アーカイブ処理部238は、アーカイブ処理対象の登録文書を文書管理サーバ140の上記記憶装置から削除する。ステップS305では、アーカイブ処理部238は、文書書誌情報データベース236を更新する。ステップS306では、アーカイブ処理部238は、アーカイブ処理の実行結果を特定のユーザに通知し、ステップS307で処理が終了する。
【0059】
図4および5は、他の実施形態に係る電子文書のアーカイブ処理のフローチャートを示す図である。以下、図4および5を参照して、他の実施形態のアーカイブ処理について説明する。
【0060】
図4の処理は、ステップS400で文書管理サーバ140の制御部232が、アーカイブ条件情報で指定されたアーカイブ処理の実行日時または実行頻度に従ってアーカイブ処理部238を呼び出すことにより開始する。ステップS401では、アーカイブ処理部238がアーカイブ条件情報を取得する。ステップS402では、アーカイブ処理部238は、文書書誌情報データベース236を参照し、ステップS401で取得したアーカイブ条件情報に該当する登録文書を特定する。ステップS403では、アーカイブ処理部238は、アーカイブ処理の対象となる登録文書を特定のユーザに通知し、ステップS404で処理が終了する。
【0061】
図5の処理は、文書管理サーバ140が、図4のステップS403の通知に対応するアーカイブ処理の実行可否の通知を受信した場合に、制御部232がアーカイブ処理部238を呼び出すことにより開始する。ステップS501では、アーカイブ処理部238は、当該通知がアーカイブ処理の実行を許可する通知であるか否か判断する。
【0062】
ステップS501の判定でアーカイブ処理の実行を許可する通知であると判断した場合には(yes)、処理をステップS502に分岐させる。ステップS502では、アーカイブ処理部238は、上記通知と共に受信した通知識別情報を使用してアーカイブすべき登録文書を特定し、当該登録文書をアーカイブサーバ150に送信する。ステップS503では、アーカイブ処理部238は、アーカイブ処理対象の登録文書を文書管理サーバ140の上記記憶装置から削除する。ステップS504では、アーカイブ処理部238は、文書書誌情報データベース236を更新し、ステップS505で処理が終了する。
【0063】
一方、ステップS501の判定でアーカイブ処理の実行を拒否する通知であると判断した場合には(no)、処理をステップS505に分岐して終了させる。
【0064】
図6は、本実施形態の文書管理サーバが実行する電子文書の閲覧処理のフローチャートを示す図である。以下、図6を参照して、電子文書の閲覧処理について説明する。
【0065】
図6の処理は、ステップS600から開始し、ステップS601で文書管理サーバ140の制御部232が、クライアントPCから電子文書の閲覧要求を受信したか否か判断し、閲覧要求を受信していない場合には(no)、ステップS601の処理を反復させる。一方、ステップS601の判定で閲覧要求を受信したと判断した場合には(yes)、処理をステップS602に分岐させる。
【0066】
ステップS602では、制御部232が閲覧情報提供部246を呼び出し、閲覧情報提供部246は、文書書誌情報データベース236を参照し、閲覧要求と共に受信した登録文書識別情報を使用して、閲覧要求の対象がアーカイブ文書であるか否か判断する。閲覧要求の対象がアーカイブ文書でないと判断した場合には(no)、処理をステップS606に分岐させる。ステップS606では、閲覧情報提供部246は、閲覧要求の対象である登録文書を文書管理サーバ140の上記記憶装置から取得して、閲覧要求を送信したクライアントPCに送信し、ステップS607で処理が終了する。
【0067】
一方、ステップS602の判定で、閲覧要求の対象がアーカイブ文書であると判断した場合には(yes)、ステップS603で閲覧情報提供部246は、アーカイブサーバ150対して閲覧要求の対象であるアーカイブ文書を要求し、当該アーカイブ文書を取得する。ステップS604では、閲覧情報提供部246は、アーカイブサーバ150から取得したアーカイブ文書を、閲覧要求を送信したクライアントPCに送信する。
【0068】
ステップS605では、制御部232は復元処理部248を呼び出し、復元処理部248は、ステップS603でアーカイブサーバ150から取得したアーカイブ文書を文書管理サーバ140の上記記憶装置に保存し、文書書誌情報データベース236を更新し、ステップS607で処理が終了する。
【0069】
本実施形態では、アーカイブ文書が閲覧された後に復元処理部248が呼び出され、アーカイブ文書の復元処理が実行されるが、他の実施形態では、任意のタイミングで復元処理部248を呼び出して、アーカイブ文書を復元するようにしてもよい。
【0070】
本実施形態では、アーカイブ処理が実行された後も、文書書誌情報データベース236にアーカイブ文書の保存先情報が保持されるため、アーカイブ文書が復元された場合でも、復元されたアーカイブ文書は、クライアントPCのGUI上で当初の保存先情報が示すディレクトリに正しく表示させることができる。
【0071】
図7は、本実施形態の文書管理サーバが備える文書情報データベースに登録されるデータテーブルの実施形態を示す図である。以下、図7を参照して、文書情報データベース236に登録される文書書誌情報テーブル700について説明する。
【0072】
文書書誌情報テーブル700は、文書管理システム100に登録された登録文書またはアーカイブ文書の属性情報である文書書誌情報が登録されるデータテーブルである。文書書誌情報テーブル700の各データは、電子文書が文書管理システム100に登録されるとき、登録文書が提供されるとき、アーカイブ処理が実行されるとき、または復元処理が実行されるときに登録される。
【0073】
文書書誌情報テーブル700は、作成者712、登録日時714、作成日時716、更新日時718、文書種類720、データサイズ722および保存先情報724が、登録文書識別情報710に関連付けて登録される。これらの情報は、電子文書が文書管理システム100に登録されるときに生成される。
【0074】
登録文書識別情報710には、文書管理サーバ140に登録された登録文書の登録文書識別情報が登録される。本実施形態では、文書管理サーバ140の登録部234が、電子文書の登録時に登録文書識別情報を生成して文書書誌情報テーブル700に登録する。図7に示す実施形態では、登録文書の保存先を示すパスと、電子文書の登録日時とを結合して登録文書識別情報としているが、他の実施形態では、登録文書を固有に識別できる限り、任意の文字列や数字、これらの結合を登録文書識別情報として使用することができる。
【0075】
作成者712、登録日時714、作成日時716、更新日時718、文書種類720、データサイズ722および保存先情報724には、登録文書識別情報710に登録された登録文書識別情報が示す登録文書の作成者、登録日時、作成日時、更新日時、文書種類、データサイズおよび保存先情報がそれぞれ登録される。本実施形態では、作成者、作成日時、更新日時、文書種類、データサイズおよび保存先情報は、登録すべき電子文書と共にクライアントPCから送信される。また、登録日時は、登録部234が生成した電子文書を登録する日時が使用される。
【0076】
また、文書書誌情報テーブル700は、アクセス回数726およびアクセス日時728が、登録文書識別情報710に関連付けて登録される。これらの情報は、登録文書、アーカイブ文書およびこれらの文書書誌情報が提供されたときに登録される。本実施形態では、アクセス回数は、閲覧情報提供部246が登録文書、アーカイブ文書およびこれらの文書書誌情報を提供した回数である。また、アクセス日時728は、閲覧情報提供部246が登録文書、アーカイブ文書およびこれらの文書書誌情報を提供した日時である。閲覧情報提供部246は、これらの情報を提供すると、アクセス回数をインクリメントし、アクセス日時を変更する。
【0077】
さらに、文書書誌情報テーブル700は、アーカイブ状態730が、登録文書識別情報710に関連付けて登録される。アーカイブ状態730の設定情報は、アーカイブ処理または復元処理が実行されたときに登録または更新される。
【0078】
アーカイブ状態730は、登録文書にアーカイブ処理が実行されたか否かを示す。図7に示す実施形態では、「TRUE」はアーカイブ処理が実行されたことを意味し、「FALSE」はアーカイブ処理が実行されていないことを示す。アーカイブ処理が実行された登録文書に対して「TRUE」が設定され、アーカイブ処理が実行されていない登録文書または復元処理が実行された登録文書に対して「FALSE」が設定される。文書管理サーバ140の検索部244は、検索対象である登録文書のアーカイブ状態の設定値を参照することにより、検索対象が文書管理サーバ140の記憶装置に格納されている登録文書であるか、またはアーカイブサーバ150の記憶装置に格納されているアーカイブ文書であるのか判断することができる。
【0079】
他の実施形態では、登録文書のアーカイブ処理が実行された日時を示すアーカイブ日時を登録することもできる。この場合、アーカイブ処理が実行された登録文書に対してのみアーカイブ日時が登録される。アーカイブ日時は、アーカイブ処理が実行されたときに設定され、一方、復元処理が実行されたときに削除される。これにより、管理者は、アーカイブ処理が実行されてから経過した期間に応じて、アーカイブ文書を削除することができる。
【0080】
上述した実施形態では、文書書誌情報として図7に示す登録文書の属性情報が登録されるが、他の実施形態では、その他の属性情報を採用してもよい。また、本実施形態で使用する文書書誌情報の表記方法は、上述したものに限られず、各文書書誌情報を特定できる限り、如何なる表記方法や設定値を採用することができる。
【0081】
これまで本実施形態につき説明してきたが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0082】
100…文書管理システム、110…ネットワーク、120a,120b…クライアントPC、130…画像処理装置、140…文書管理サーバ、150…アーカイブサーバ
【先行技術文献】
【特許文献】
【0083】
【特許文献1】特開2001−27960号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子文書を処理する情報処理装置であって、前記情報処理装置は、
ネットワークを介して接続されたクライアントPCから受信した電子文書を登録する登録手段と、
前記登録された電子文書の書誌情報が登録される文書書誌情報データベースと、
前記文書書誌情報データベースを参照し、アーカイブすべき電子文書を指定するアーカイブ条件情報に合致する前記登録された電子文書を検索して、アーカイブサーバにアーカイブするアーカイブ処理手段と
を含む、情報処理装置。
【請求項2】
前記アーカイブ処理手段は、前記登録された電子文書をアーカイブする前に、アーカイブされる電子文書をユーザに通知し、電子文書のアーカイブが許可された場合に前記電子文書をアーカイブする、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記情報処理装置は、
前記アーカイブサーバにアーカイブされた電子文書を取得して復元する復元処理手段をさらに含む、請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記情報処理装置は、前記文書書誌情報データベースを参照して、前記電子文書およびこれの文書書誌情報をクライアントPCのGUIに表示させる閲覧情報提供手段をさらに含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記文書書誌情報データベースに登録される電子文書の文書書誌情報には、前記電子文書の保存先情報が含まれており、
前記閲覧情報提供手段は、前記保存先情報を使用して、前記復元処理手段が復元した電子文書の保存先を前記GUIに示す、請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記クライアントPCは、前記GUIに表示された電子文書および/または文書書誌情報を拡大または縮小表示する、請求項4または5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
電子文書を処理する情報処理装置と、ネットワークを介して接続されたクライアントPCとを含む文書管理システムであって、
ネットワークを介して接続されたクライアントPCから受信した電子文書を登録する登録手段と、
前記登録された電子文書の書誌情報が登録される文書書誌情報データベースと、
前記文書書誌情報データベースを参照し、アーカイブすべき電子文書を指定するアーカイブ条件情報に合致する前記登録された電子文書を検索して、アーカイブサーバにアーカイブするアーカイブ処理手段と
を含む、文書管理システム。
【請求項8】
前記アーカイブ処理手段は、前記登録された電子文書をアーカイブする前に、アーカイブされる電子文書をユーザに通知し、電子文書のアーカイブが許可された場合に前記電子文書をアーカイブする、請求項7に記載の文書管理システム。
【請求項9】
電子文書を処理する画像処理装置であって、前記画像処理装置は、
原稿をスキャニングして電子文書を生成するスキャン手段と、
前記電子文書を、ネットワークを介して接続された電子文書を登録する情報処理装置に送信して登録する手段と、
前記情報処理装置に登録された電子文書を表示する表示手段と
を含む、画像処理装置。
【請求項10】
電子文書を処理する情報処理装置が実行する方法であって、前記方法は、前記情報処理装置が、
ネットワークを介して接続されたクライアントPCから受信した電子文書を登録するステップと、
前記登録された電子文書の書誌情報が登録される文書書誌情報データベースを参照し、アーカイブすべき電子文書を指定するアーカイブ条件情報に合致する前記登録された電子文書を検索して、アーカイブサーバにアーカイブするステップと
を含む、方法。
【請求項11】
前記アーカイブするステップは、前記登録された電子文書をアーカイブする前に、アーカイブされる電子文書をユーザに通知し、電子文書のアーカイブが許可された場合に前記電子文書をアーカイブするステップを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記方法は、前記情報処理装置が、
前記アーカイブサーバにアーカイブされた電子文書を取得して復元するステップをさらに含む、請求項10または11に記載の方法。
【請求項13】
請求項10〜12のいずれか1項に記載の各ステップを情報処理装置が実行するためのコンピュータ実行可能なプログラム。
【請求項14】
請求項13に記載されたプログラムを記録したコンピュータ可読な記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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