文書管理装置、文書管理装置の制御方法、プログラム。
【課題】文書管理システムにおいて、現在ユーザが選択したいフォルダの内部に保存されている文書の一覧と、ユーザが選択したフォルダの次に移動可能な同階層のフォルダの一覧とを、ボタンにて同時表示させ、同位層のフォルダの移動をナビゲーションする仕組みを提供すること。
【解決手段】フォルダナビボタンによりフォルダIDを管理サーバに送信すると、フォルダIDが一致するフォルダに格納された文書の一覧を表示し、フォルダIDと親フォルダIDが一致するフォルダの一覧を表示させる。
【解決手段】フォルダナビボタンによりフォルダIDを管理サーバに送信すると、フォルダIDが一致するフォルダに格納された文書の一覧を表示し、フォルダIDと親フォルダIDが一致するフォルダの一覧を表示させる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
文書管理装置、文書管理装置の制御方法、プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
文書管理システムのフォルダ構造は、階層が複雑化しがちであるため、現在アクセスしているフォルダの階層把握や一度に離れているフォルダ階層までアクセスする場合には、登録されている全てのフォルダやファイルをツリー構造で読み込み、表示することで対応してきた。しかし、登録されている全フォルダ・ファイルのツリー構造表示には時間が掛るため、現在表示しているフォルダの親階層等の局所的な部分を構造表示する技術が存在する。
【0003】
先行文献1において、階層構造にて管理されたフォルダやファイルの中から所望のフォルダを見つけるまでの手間を軽減するべく、アイコンを特定すると、1階層下のフォルダに関するプレビューアイコンを表示するフォルダ管理システムが報告されている。
先行技術2において、表示階層を含む上下1階層ずつの計3階層分を制御することで、上・下・横階層のフォルダ参照・移動を可能にしたものが存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010−182004号公報
【特許文献2】特開平11−338604号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1は、フォルダ内に文書を管理する文書管理システムでの文書閲覧操作において、フォルダの階層が同一のフォルダの内容を連続して閲覧したい場合に、対応できていない。
【0006】
特許文献2は、上下1階層分のフォルダ参照・移動だけあり、現在、表示しているフォルダ階層からトップ階層までをリスト表示することや、現在アクセスしているフォルダ階層を容易に把握することができない。
【0007】
本願発明は、文書管理システムにおいて、現在ユーザが選択したいフォルダの内部に保存されている文書の一覧と、ユーザが選択したフォルダの次に移動可能な同階層のフォルダの一覧とを、ボタンにて同時表示させ、同位層のフォルダの移動をナビゲーションする仕組みを提供することを目的する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願発明は、クライアント端末と通信可能に接続された文書管理装置であって、フォルダ情報と、親フォルダ情報として当該フォルダ情報の一つ上位のフォルダ情報及び当該フォルダ情報に対応するフォルダの内部に格納された文書情報を対応づけて記憶するフォルダ情報記憶手段と、前記クライアント端末から、第1のフォルダ情報を含む一覧表示要求を受け付ける一覧表示要求受付手段と、前記一覧表示要求を受け付けた場合に、前記フォルダ情報記憶手段から、前記一覧表示要求受付手段が受け付けた第1のフォルダ情報と対応づけられた親フォルダ情報が一致するフォルダ情報を検索し、前記検索したフォルダ情報の一覧をリストにした表示情報を生成する第1の同位フォルダ一覧生成手段と、前記一覧表示要求を受け付けた場合に、前記フォルダ情報記憶手段から、前記一覧表示要求受付手段が受け付けた第1のフォルダ情報に対応するフォルダの内部に格納された文書情報を検索し、前記検索した文書情報の一覧をリストにした表示情報を生成する第1の格納文書一覧生成手段と、前記第1の同位フォルダ一覧生成手段が生成した表示情報及び前記第1の格納文書一覧生成手段が生成した表示情報を含む画面情報を前記クライアント端末が表示すべく、前記クライアント端末に表示指示する第1の表示指示手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】
また、前記フォルダ情報記憶手段が管理するフォルダの階層が同位であるフォルダ情報に、連続する番号を付与する連続番号付与手段と、をさらに備えることを特徴とする。
【0010】
また、前記第1の表示指示手段が表示指示した後に、前記クライアント端末から、前記第1のフォルダ情報とフォルダの階層が同位であるフォルダに移動すべく第2のフォルダ情報を含む同位フォルダ移動要求を受け付ける同位フォルダ移動要求受付手段と、前記同位フォルダ移動要求を受け付けた場合に、前記フォルダ情報記憶手段から、前記同位フォルダ移動要求受付手段が受け付けた第2のフォルダ情報と対応づけられた親フォルダ情報が一致するフォルダ情報を検索し、前記検索したフォルダ情報の中から、前記同位フォルダ移動要求を受け付けた場合に含まれる第2のフォルダ情報の番号と連続する番号であるフォルダ情報を特定する特定手段と、前記フォルダ情報記憶手段から、前記特定手段が特定したフォルダ情報に対応するフォルダの内部に格納された文書情報を検索し、前記検索した文書情報の一覧をリストにした表示情報を生成する第2の格納文書一覧生成手段と、前記同位フォルダ移動要求を受け付けた場合に、同位フォルダ一覧生成手段が生成したフォルダ情報の一覧をリストにした表示情報の中で、前記第2のフォルダ情報に一致するフォルダ情報を閲覧済のフォルダ情報として識別可能に更新した表示情報を生成する第2の同位フォルダ一覧生成手段と、前記第2の格納文書一覧生成手段が生成した表示情報及び前記第2の同位フォルダ一覧生成手段が生成した表示情報を含む画面情報を前記クライアント端末が表示すべく、前記クライアント端末に表示指示する第2の表示指示手段と、をさらに備えることを特徴とする。
【0011】
また、同位フォルダ移動要求受付手段は、前記フォルダ情報記憶手段に第2のフォルダ情報に対応づけられた親フォルダ情報がある場合に、前記同位フォルダ移動要求を受け付け可能であることを特徴とする。
【0012】
また、前記一覧表示要求を受け付けた場合に、前記フォルダ情報記憶手段から、前記一覧表示要求受付手段が受け付けた第1のフォルダ情報と対応づけられた親フォルダ情報を検索し、前記検索した親フォルダ情報及び前記受け付けた第1のフォルダ情報を含む表示情報を生成する親フォルダ情報生成手段をさらに備え、前記第1の表示指示手段は、前記親フォルダ情報生成手段が生成した表示情報をさらに含む画面情報を前記クライアント端末が表示すべく、前記クライアント端末に表示指示することを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本願発明により、文書管理システムにおいて、現在ユーザが選択したいフォルダの内部に保存されている文書の一覧と、ユーザが選択したフォルダの次に移動可能な同階層のフォルダの一覧とを、ボタンにて同時表示させ、同位層のフォルダの移動をナビゲーションする仕組みを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明のシステム構成図を示す図である。
【図2】本発明の文書管理装置及びクライアント端末のハードウエア構成図を示す図である。
【図3】本発明の文書管理システムが実行する処理を示すフローチャート図である。
【図4】本発明の文書管理システムが実行する処理を示すフローチャート図である。
【図5】本発明の文書管理システムが実行する処理を示すフローチャート図である。
【図6】本発明の文書管理システムが実行する処理を示すフローチャート図である。
【図7】本発明の文書管理システムが実行する処理を示すフローチャート図である。
【図8】本発明の文書管理システムが実行する処理を示すフローチャート図である。
【図9】本発明の文書管理システムが実行する処理を示すフローチャート図である。
【図10】本発明の文書管理システムが利用するデータテーブルを示す図である。
【図11】本発明の文書管理システムが表示指示する操作画面を示す図である。
【図12】本発明の文書管理システムが管理するフォルダ階層を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1を説明する。
【0016】
図1は、本発明の文書管理システムに好適な文書管理装置100とクライアント端末200が通信可能に接続され構成された文書管理システムのシステム構成図である。
図2を説明する。
図2は文書管理装置(サーバ装置)100及びクライアント端末200、クライアント端末201のハードウエア構成を示す図である。
【0017】
図2において、401はCPUで、システムバス404に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM402あるいは外部メモリ411には、CPU401の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。
【0018】
403はRAMで、CPU401の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU401は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM402あるいは外部メモリ411からRAM403にロードして、該ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
【0019】
405は入力コントローラで、キーボード(KB)409や不図示のマウス等のポインティングデバイス等からの入力を制御する。406はビデオコントローラで、表示部410への表示を制御する。なお、表示部410はCRTだけでなく、液晶ディスプレイ等の他の表示器であってもよい。これらは必要に応じて管理者が使用するものである。また表示部は指やペン等にてユーザが表示画面内の対象位置を指定するタッチパネル機能を含むものであってもよい。
【0020】
407はメモリコントローラで、ブートプログラム,各種のアプリケーション,フォントデータ,ユーザファイル,編集ファイル,各種データ等を記憶するハードディスク(HD)や、フレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ411へのアクセスを制御する。
【0021】
408は通信I/Fコントローラで、ネットワーク(通信回線)300を介して外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いた通信等が可能である。
【0022】
なお、CPU401は、例えばRAM403内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、CRT上での表示を可能としている。また、CPU401は、CRT上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
【0023】
本発明を実現するための後述する各種プログラムは、文書管理装置100の外部メモリ411に記録されており、必要に応じてRAM403にロードされることによりCPU401によって実行されるものである。さらに、上記プログラムの実行時に用いられるデータファイル及びデータテーブル等も、外部メモリ411または文書管理装置100の記憶手段に格納されており、これらについての詳細な説明も後述する。
図3を説明する。
図3は本願発明の文書管理システムが実行する表示処理のメインフローを示すフローチャート図である。
S301では、クライアント端末200からログイン操作によってログインを行う。
【0024】
S302では、サーバ装置(文書管理装置)100はクライアント端末からのS301を受け、図示しない初期設定ファイルから“デフォルト表示フォルダID”と“横フィールド表示形式”を受信する。
S303では、サーバ装置側で表示ステータス更新処理が走る。図9で詳細を説明する。
S304では、サーバ装置側でアクセスカウント更新処理が走る。図8で詳細を説明する。
S305では、サーバ装置側で画面表示処理が走る。図4及び図5で詳細を説明する。
S306では、S305でサーバ装置が返してきたレスポンスをクライアント端末が受信し、表示装置に表示をさせる。
【0025】
S307では、クライアント端末が、S306で表示された図11のS102から、表示させるフォルダを入力装置によって選択し、選択したフォルダの“フォルダID”をサーバ装置にリクエストとして送る。
S308では、クライアント端末から、S307で送られた“フォルダID”をサーバ装置が受信する。
【0026】
さらにここでは、文書管理装置100がS505で第1の表示指示手段が表示指示した後に、S313にてクライアント端末200が同位フォルダ移動要求(図11のS106)を文書管理装置100に送信した場合には、文書管理装置100は、クライアント端末200から、S315で受け付けたフォルダID(第1のフォルダ情報)とフォルダの階層が同位であるフォルダに移動し、移動したフォルダの内部に格納された文書情報を表示すべくフォルダID(第2のフォルダ情報)を含む同位フォルダ移動要求を受け付ける(同位フォルダ移動要求受付手段)。
【0027】
S309では、サーバ装置側で表示ステータス更新処理が走る。図9で詳細を説明する。但し、S302で読み込まれる“デフォルト表示フォルダID”は使用せず、S308でサーバ装置が受信した“フォルダID”を使用する。
【0028】
S310では、サーバ装置側でアクセスカウント更新処理が走る。図8で詳細を説明する。但し、S302で読み込まれる“デフォルト表示フォルダID”は使用せず、S308でサーバ装置が受信した“フォルダID”を使用する。
【0029】
S311では、サーバ装置側で画面表示処理が走る。図4及び図5で詳細を説明する。但し、S302で読み込まれる“デフォルト表示フォルダID”は使用せず、S308でサーバ装置が受信した“フォルダID”を使用する。
【0030】
S312では、S311でサーバ装置が返してきたレスポンスをクライアント端末が受信し、表示装置に表示をさせる。但し、S302で読み込まれる“デフォルト表示フォルダID”は使用せず、S308でサーバ装置が受信した“フォルダID”を使用する。
【0031】
S313では、クライアント端末が、S312で表示された図11のS103から、図11のS104又はS105又はS106を選択するかを判断する。S313の判断が“YES”の場合、クライアント端末はS308へ“フォルダID”をサーバ装置に送信する。以降、S308〜S313の繰り返し。
【0032】
さらにここでは、文書管理装置100がS505で第1の表示指示手段が表示指示した後に、クライアント端末200は、フォルダID(第1のフォルダ情報)とフォルダの階層が同位であるフォルダに移動する為に、現在フォルダの内部に格納された文書の一覧リスト(図11のS102)を表示しているフォルダのフォルダID(第2のフォルダ情報)を含んだ同位フォルダ移動要求(図11のS106)を文書管理装置100に送信する。
S314では、S313の判断が“NO”の場合、クライアント端末が、S312で表示された図11のS103から、S107を選択する。
つまり、クライアント端末200は、フォルダID(第1のフォルダ情報)を含んだ一覧表示要求(図11のS107)を文書管理装置100に送信する。
【0033】
S315では、クライアント端末からのS314を受け、サーバ装置(文書管理装置)100が横階層フィールド表示処理を走らせる。図6で詳細を説明する。つまり文書管理装置100は、クライアント端末200から、現在フォルダの内部に格納された文書の一覧リスト(図11のS102)を表示しているフォルダのフォルダID(第1のフォルダ情報)を含む一覧表示要求を受け付ける(一覧表示要求受付手段)。
S316では、サーバ装置が縦階層フィールド表示処理を走らせる。図7で詳細を説明する。
S317では、クライアント端末が、S315とS316でサーバ装置が返してきたレスポンスを受信し、表示する。
図4を説明する。
図4は本願発明の文書管理システムが実行する画面表示処理(S305、S311)の詳細を示すフローチャート図である。
S401では、サーバ装置がクライアント端末に“フォルダナビボタン”(図11のS107)を表示するようレスポンスを返す。
S402では、サーバ装置がデータ構造格納ファイルのフォルダ情報管理テーブル(図10)からフォルダ情報を受信する。
【0034】
S403では、サーバ装置が、S402で受信したデータから、図3のS302で受信した“デフォルト表示フォルダID”の“親フォルダID”が“0”以外かを判断する。
【0035】
さらにここでは、S308で同位フォルダ移動要求を受け付けた場合には、フォルダ情報管理テーブル(図10)にS308で受け付けたフォルダID(第2のフォルダ情報)と対応づけられた親フォルダIDがあるかいなかを判断し、親フォルダIDがあると判断した場合にのみ、S308で受け付けた同位フォルダ移動要求の処理を継続する。親フォルダIDがないと判断した場合には、S308で受け付けた同位フォルダ移動要求の処理は継続しない。
【0036】
S404では、S403の判断が“YES”の場合、サーバ装置がクライアント端末に”1つ上の階層へ移動アイコン”(図11のS105)を表示するようレスポンスを返す。
【0037】
S405では、S403の判断が“YES”の場合、サーバ装置が、S402で受信したデータ内から、図3のS302で受信した“デフォルト表示フォルダID”の“親フォルダID”と同じ“親フォルダID”を持つフォルダが存在するかを判断する。
【0038】
S406では、S403とS405の判断が全て“YES”の場合、サーバ装置が、S402で受信したデータ内から、図3のS302で受信した“デフォルト表示フォルダID”の“フォルダID”よりも値が小さい“フォルダID”が存在するかを判断する。
【0039】
S407では、S403とS405とS406の判断が全て“YES”の場合、サーバ装置がクライアント端末に“1つ左隣(現在表示しているフォルダIDのフォルダよりも1つ値が小さいフォルダIDのフォルダ)の同位階層への移動指示が可能なアイコン”(図11のS104)を表示するようレスポンスを返す。図11のS104はS313でクライアント端末がサーバ装置に送信する同位フォルダ移動要求のボタンである。
図5を説明する。
図4は本願発明の文書管理システムが実行する画面表示処理(S305、S311)の詳細を示すフローチャート図である。
【0040】
S408では、S403とS405の判断が全て“YES”の場合、サーバ装置が、S402で受信したデータ内から、図3のS302で受信した“デフォルト表示フォルダID”の“フォルダID”よりも値が大きい“フォルダID”があるかを判断する。
【0041】
S409では、S403とS405とS408の判断が全て“YES”の場合、サーバ装置がクライアント端末に“1つ右隣(現在表示しているフォルダIDのフォルダよりも1つ値が大きいフォルダIDのフォルダ)の同位階層への移動指示が可能なアイコン”(図11のS106)を表示するようレスポンスを返す。図11のS106はS313でクライアント端末がサーバ装置に送信する同位フォルダ移動要求のボタンである。
【0042】
S410では、サーバ装置が、S402で受信したデータ内から図3のS302で受信した“デフォルト表示フォルダID”の“フォルダID”と同じ値の“親フォルダID”が存在するかを判断する。
S411では、S410の判断が“YES”の場合、サーバ装置がフォルダ情報管理テーブル(図10)からフォルダ情報を受信する。
【0043】
さらにここでは、S308で同位フォルダ移動要求を受け付けた場合には、フォルダ情報管理テーブル(図10)から、S308で受け付けたフォルダID(第2のフォルダ情報)と対応づけられた親フォルダIDが一致するフォルダIDを検索し、検索したフォルダIDの中から、S308で受け付けたフォルダID(第2のフォルダ情報)の番号と連続する番号であるフォルダIDを特定する(特定手段)。次にフォルダ情報管理テーブル(図10)から、特定したフォルダIDに対応する文書情報を検索し、検索した文書情報の一覧をリストにした表示情報(図11のS102)を生成する(第2の格納文書一覧生成手段)。
【0044】
S412では、サーバ装置がクライアント端末にS410の条件を満たすフォルダの“フォルダ名”と“更新日時”を“詳細フィールド”(図11のS102)に表示するようレスポンスを返す。
【0045】
S413では、サーバ装置がS402とS411で受信したデータ内の“表示ステータス”値が“表示済み(閲覧済)”となっているフォルダ名を、クライアント端末に青フォントで表示するようレスポンスを返す。
【0046】
さらにここでは、S308で同位フォルダ移動要求を受け付けた場合には、S505で第1の同位フォルダ一覧生成手段が生成したフォルダ情報の一覧をリストにした表示情報の中で、S308で受け付けたフォルダID(第2のフォルダ情報)に一致するフォルダIDを閲覧済のフォルダとして識別可能に更新した表示情報(図11のS109)を生成する(第2の同位フォルダ一覧生成手段)。
【0047】
さらにS411で生成した表示情報(図11のS102)及びS413で生成した表示情報(図11のS109)を含む画面情報(図11のS108)を、クライアント端末200の表示部が表示するべく送信し、クライアント端末200に画面情報の表示を指示する(第2の表示指示手段)。
図6を説明する。
図6は本願発明の文書管理システムが実行する横階層フィールド表示処理(S315)の詳細を示すフローチャート図である。
【0048】
S501では、図3のS302で読み込んだ“横フィールド表示形式”の値が“更新日時”又は“アクセス頻度”又は“フォルダ名”の内、どの値が設定されているかをサーバ装置が判断する。
S502では、S501の判断が“更新日時”又は“アクセス頻度”の場合、サーバ装置は、フォルダ情報管理テーブルから階層情報を受信する。
【0049】
S503では、サーバ装置(文書管理装置)100が、フォルダ情報管理テーブル(図10)から階層情報を受信する。つまり文書管理装置100は、フォルダ情報記憶手段が記憶するフォルダ情報管理テーブル(図10)からS315で受け付けたフォルダID(第1のフォルダ情報)に対応する文書情報(フォルダIDと対応するフォルダの内部に格納された文書)を検索し、検索した文書情報の一覧をリストにした表示情報(図11のS102)を生成する(第1の格納文書一覧生成手段)。
【0050】
S504では、サーバ装置が図3のS312で選択されたフォルダの“親フォルダID”と同じフォルダを、S503で受信した“親フォルダID”から選択し、S501で判断された値順にソートする。つまり文書管理装置100は、フォルダ情報記憶手段が記憶するフォルダ情報管理テーブル(図10)からS315で受け付けたフォルダID(第1のフォルダ情報)と対応づけられた親フォルダ情報が一致するフォルダ情報を検索する。
【0051】
S505では、サーバ装置が、S504のソート結果を横階層フィールド(図11のS109)へ表示するようクライアント端末にレスポンスを返す。つまり文書管理装置100は、S504で検索したフォルダ情報の一覧をリストにした表示情報(図11のS109)を生成する(第1の同位フォルダ一覧生成手段)。
【0052】
さらにS503で生成した表示情報(図11のS102)及びS505で生成した表示情報(図11のS109)を含む画面情報(図11のS108)を、クライアント端末200の表示部が表示するべく送信し、クライアント端末200に画面情報の表示を指示する(第1の表示指示手段)。
【0053】
S506では、サーバ装置が、S503で受信した“表示ステータス”の値から“表示中(閲覧中)”のフォルダは名前を“赤”フォント、“表示済み(閲覧済)”のフォルダは名前を“青”フォントで表示するようクライアント端末にレスポンスを返す。
図7を説明する。
図7は本願発明の文書管理システムが実行する縦階層フィールド表示処理(S316)の詳細を示すフローチャート図である。
S601では、サーバ装置が、フォルダ情報管理テーブル(図10)からデータ情報を受信する。
【0054】
S602では、S601で受信した“親フォルダID”を用いて、図3のS312で選択されたフォルダからTop階層(図11のS101)までのフォルダを縦階層フィールド(図11のS110)へ表示するようクライアント端末にレスポンスを返す。
【0055】
さらにここでは、S315で一覧表示要求を受け付けた場合には、フォルダ情報管理テーブル(図10)から、S315で受け付けたフォルダID(第1のフォルダ情報)と対応づけられた親フォルダIDを検索し、検索した親フォルダID及びS315で受け付けたフォルダID(第1のフォルダ情報)を含む表示情報を生成する(親フォルダ情報生成手段)。
【0056】
さらにS602で親フォルダ情報生成手段が生成した表示情報(図11のS110)をさらにS505送信する画面情報(図11のS108)に含み、クライアント端末200の表示部が表示するべく送信し、クライアント端末200に画面情報の表示を指示する(第1の表示指示手段)
【0057】
S603では、サーバ装置が、S601で受信した“表示ステータス”の値から“表示中(閲覧中)”のフォルダは名前を“赤”フォント、“表示済み(閲覧済)”のフォルダは名前を“青”フォントで表示するようクライアント端末にレスポンスを返す。
図8を説明する。
【0058】
S701では、サーバ装置が、データ構造格納ファイルのフォルダ情報管理テーブル(図10)からから、図3のS302で受信した“デフォルト表示フォルダID”の“アクセスカウント”を受信する。
S702では、サーバ装置が、S701で受信した“アクセスカウント”の値に”1”を加え、値を変更する。
S703では、サーバ装置が、S702で変更を行った値をフォルダ情報管理テーブル(図10)に書き込む。
図9を説明する。
S801では、サーバ装置がデータ構造格納ファイルのフォルダ情報管理テーブル(図10)から、“表示ステータス“の値を受信する。
S802では、S801で受信した“表示ステータス”の値に“表示中(閲覧中)”のフォルダが存在するか判断する。
S803では、S802の判断が“YES”の場合、サーバ装置が表示ステータスを“表示中(閲覧中)“から“表示済み(閲覧済)“に変更する。
S804では、サーバ装置が、図3のS302で受信した“デフォルト表示フォルダID”の表示ステータスを“表示中(閲覧中)“に変更する。
S805では、サーバ装置が、変更した表示ステータスをフォルダ情報管理テーブル(図10)に書き込む。
図10を説明する。
図10は本願発明の文書管理装置100の外部メモリ411が記憶する(フォルダ情報記憶手段)フォルダ情報管理テーブルである。
フォルダID(フォルダ情報)とは、文書管理装置100が管理するフォルダを識別可能なように付与されたフォルダ固有の識別情報である。
【0059】
親フォルダID(フォルダ情報)とは、フォルダ情報管理テーブルが管理するフォルダIDに該当するフォルダの階層の、一つ上位の階層のフォルダのフォルダIDである。
【0060】
文書ID(文書情報)とは、フォルダ情報管理テーブルが管理するフォルダIDに該当するフォルダの内部に格納された文書を特定可能なように識別情報が付与された文書固有の情報である。
【0061】
さらに図12のように、フォルダの階層が同位の場合には、フォルダID(フォルダ情報)として付与された識別情報が連続する番号になるように、連続番号が付与されている(連続番号付与手段)。
図11を説明する。
本願発明の文書管理装置100がクライアント端末200に表示指示する操作画面を示す図である。
S101は、S306でクライアント端末200が表示する文書管理装置100の操作画面である。
【0062】
S102は、Top階層に含まれているフォルダやファイルを詳細フィールドに表示(※1)。文書管理装置100が生成する、フォルダ内に保存されたフォルダと文書を一覧にした表示情報であり、S306でクライアント端末200が表示する文書管理装置の操作画面に含まれる。
S103は、S312でクライアント端末200が表示する文書管理装置100の操作画面である。
【0063】
S104は、左隣のフォルダ(フォルダIDが表示フォルダよりも大きいフォルダ)へ移動。同位フォルダに移動すべく、クライアント端末200から文書管理装置100に同位フォルダ移動指示するボタンである。
【0064】
S105は、1つ上の階層(表示フォルダの親フォルダ)へ移動。上位フォルダに移動すべく、クライアント端末200から文書管理装置100に上位フォルダ移動指示するボタンである。
【0065】
S106は、右隣のフォルダ(フォルダIDが表示フォルダよりも小さいフォルダ)へ移動。同位フォルダに移動すべく、クライアント端末200から文書管理装置100に同位フォルダ移動指示するボタンである。
【0066】
S107は、「フォルダナビボタン」を押下することで、S109、S110を表示。クライアント端末200から文書管理装置100に横階層フィールド表示及び縦階層フィールド表示を表示要求すべくフィールド表示要求するボタンである。
S108は、S317及びS312でクライアント端末200が表示する文書管理装置100の操作画面である。
【0067】
S109は、表示フォルダと同じ親フォルダIDを持つフォルダを表示(※1、※2、※3)。文書管理装置100が生成する、横階層フィールドの表示情報であり、S317でS312クライアント端末200が表示する文書管理装置の操作画面に含まれる。
【0068】
S110は、表示フォルダからTop階層までのフォルダ階層を表示(※1、※2)。文書管理装置100が生成する、縦階層フィールドの表示情報であり、S317でS312クライアント端末200が表示する文書管理装置の操作画面に含まれる。
※1表示済み(閲覧済み)のフォルダ名は青フォント
※2表示中(閲覧中)のフォルダ名は赤フォント
※3表示順は、初期設定に依り変更可能(名前、更新日時、アクセス頻度)
図12を説明する。
本願発明の文書管理装置100が管理するフォルダのフォルダ階層の関係を示す図である。
フォルダID「3」にとって、同位(同じ階層)のフォルダはフォルダID「2」及びフォルダID「4」である。
フォルダID「3」にとって、上位(一つ上の階層)のフォルダはフォルダID「1」である。
フォルダID「3」にとって、下位(一つ下の階層)のフォルダはフォルダID「5」及びフォルダID「6」である。
フォルダID「3」にとって、親(一つ上の階層)のフォルダはフォルダID「1」である。
フォルダID「3」は、フォルダID「5」及びフォルダID「6」の親(一つ上の階層)のフォルダである。
【0069】
また、本発明におけるプログラムは、図3〜図9に示すフローチャートの処理方法をコンピュータが読み取り実行可能なプログラムであり、本発明の記憶媒体は図3〜図9の処理方法をコンピュータが読み取り実行可能なプログラムとして、文書管理装置100の外部メモリ411に記憶されている。
【0070】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0071】
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0072】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリコンディスク等を用いることができる。
【0073】
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0074】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0075】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0076】
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ,データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
【符号の説明】
【0077】
100 文書管理装置
200 クライアント端末
401 CPU
402 ROM
403 RAM(記憶部)
411 外部メモリ(記憶部)
【技術分野】
【0001】
文書管理装置、文書管理装置の制御方法、プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
文書管理システムのフォルダ構造は、階層が複雑化しがちであるため、現在アクセスしているフォルダの階層把握や一度に離れているフォルダ階層までアクセスする場合には、登録されている全てのフォルダやファイルをツリー構造で読み込み、表示することで対応してきた。しかし、登録されている全フォルダ・ファイルのツリー構造表示には時間が掛るため、現在表示しているフォルダの親階層等の局所的な部分を構造表示する技術が存在する。
【0003】
先行文献1において、階層構造にて管理されたフォルダやファイルの中から所望のフォルダを見つけるまでの手間を軽減するべく、アイコンを特定すると、1階層下のフォルダに関するプレビューアイコンを表示するフォルダ管理システムが報告されている。
先行技術2において、表示階層を含む上下1階層ずつの計3階層分を制御することで、上・下・横階層のフォルダ参照・移動を可能にしたものが存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010−182004号公報
【特許文献2】特開平11−338604号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1は、フォルダ内に文書を管理する文書管理システムでの文書閲覧操作において、フォルダの階層が同一のフォルダの内容を連続して閲覧したい場合に、対応できていない。
【0006】
特許文献2は、上下1階層分のフォルダ参照・移動だけあり、現在、表示しているフォルダ階層からトップ階層までをリスト表示することや、現在アクセスしているフォルダ階層を容易に把握することができない。
【0007】
本願発明は、文書管理システムにおいて、現在ユーザが選択したいフォルダの内部に保存されている文書の一覧と、ユーザが選択したフォルダの次に移動可能な同階層のフォルダの一覧とを、ボタンにて同時表示させ、同位層のフォルダの移動をナビゲーションする仕組みを提供することを目的する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願発明は、クライアント端末と通信可能に接続された文書管理装置であって、フォルダ情報と、親フォルダ情報として当該フォルダ情報の一つ上位のフォルダ情報及び当該フォルダ情報に対応するフォルダの内部に格納された文書情報を対応づけて記憶するフォルダ情報記憶手段と、前記クライアント端末から、第1のフォルダ情報を含む一覧表示要求を受け付ける一覧表示要求受付手段と、前記一覧表示要求を受け付けた場合に、前記フォルダ情報記憶手段から、前記一覧表示要求受付手段が受け付けた第1のフォルダ情報と対応づけられた親フォルダ情報が一致するフォルダ情報を検索し、前記検索したフォルダ情報の一覧をリストにした表示情報を生成する第1の同位フォルダ一覧生成手段と、前記一覧表示要求を受け付けた場合に、前記フォルダ情報記憶手段から、前記一覧表示要求受付手段が受け付けた第1のフォルダ情報に対応するフォルダの内部に格納された文書情報を検索し、前記検索した文書情報の一覧をリストにした表示情報を生成する第1の格納文書一覧生成手段と、前記第1の同位フォルダ一覧生成手段が生成した表示情報及び前記第1の格納文書一覧生成手段が生成した表示情報を含む画面情報を前記クライアント端末が表示すべく、前記クライアント端末に表示指示する第1の表示指示手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】
また、前記フォルダ情報記憶手段が管理するフォルダの階層が同位であるフォルダ情報に、連続する番号を付与する連続番号付与手段と、をさらに備えることを特徴とする。
【0010】
また、前記第1の表示指示手段が表示指示した後に、前記クライアント端末から、前記第1のフォルダ情報とフォルダの階層が同位であるフォルダに移動すべく第2のフォルダ情報を含む同位フォルダ移動要求を受け付ける同位フォルダ移動要求受付手段と、前記同位フォルダ移動要求を受け付けた場合に、前記フォルダ情報記憶手段から、前記同位フォルダ移動要求受付手段が受け付けた第2のフォルダ情報と対応づけられた親フォルダ情報が一致するフォルダ情報を検索し、前記検索したフォルダ情報の中から、前記同位フォルダ移動要求を受け付けた場合に含まれる第2のフォルダ情報の番号と連続する番号であるフォルダ情報を特定する特定手段と、前記フォルダ情報記憶手段から、前記特定手段が特定したフォルダ情報に対応するフォルダの内部に格納された文書情報を検索し、前記検索した文書情報の一覧をリストにした表示情報を生成する第2の格納文書一覧生成手段と、前記同位フォルダ移動要求を受け付けた場合に、同位フォルダ一覧生成手段が生成したフォルダ情報の一覧をリストにした表示情報の中で、前記第2のフォルダ情報に一致するフォルダ情報を閲覧済のフォルダ情報として識別可能に更新した表示情報を生成する第2の同位フォルダ一覧生成手段と、前記第2の格納文書一覧生成手段が生成した表示情報及び前記第2の同位フォルダ一覧生成手段が生成した表示情報を含む画面情報を前記クライアント端末が表示すべく、前記クライアント端末に表示指示する第2の表示指示手段と、をさらに備えることを特徴とする。
【0011】
また、同位フォルダ移動要求受付手段は、前記フォルダ情報記憶手段に第2のフォルダ情報に対応づけられた親フォルダ情報がある場合に、前記同位フォルダ移動要求を受け付け可能であることを特徴とする。
【0012】
また、前記一覧表示要求を受け付けた場合に、前記フォルダ情報記憶手段から、前記一覧表示要求受付手段が受け付けた第1のフォルダ情報と対応づけられた親フォルダ情報を検索し、前記検索した親フォルダ情報及び前記受け付けた第1のフォルダ情報を含む表示情報を生成する親フォルダ情報生成手段をさらに備え、前記第1の表示指示手段は、前記親フォルダ情報生成手段が生成した表示情報をさらに含む画面情報を前記クライアント端末が表示すべく、前記クライアント端末に表示指示することを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本願発明により、文書管理システムにおいて、現在ユーザが選択したいフォルダの内部に保存されている文書の一覧と、ユーザが選択したフォルダの次に移動可能な同階層のフォルダの一覧とを、ボタンにて同時表示させ、同位層のフォルダの移動をナビゲーションする仕組みを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明のシステム構成図を示す図である。
【図2】本発明の文書管理装置及びクライアント端末のハードウエア構成図を示す図である。
【図3】本発明の文書管理システムが実行する処理を示すフローチャート図である。
【図4】本発明の文書管理システムが実行する処理を示すフローチャート図である。
【図5】本発明の文書管理システムが実行する処理を示すフローチャート図である。
【図6】本発明の文書管理システムが実行する処理を示すフローチャート図である。
【図7】本発明の文書管理システムが実行する処理を示すフローチャート図である。
【図8】本発明の文書管理システムが実行する処理を示すフローチャート図である。
【図9】本発明の文書管理システムが実行する処理を示すフローチャート図である。
【図10】本発明の文書管理システムが利用するデータテーブルを示す図である。
【図11】本発明の文書管理システムが表示指示する操作画面を示す図である。
【図12】本発明の文書管理システムが管理するフォルダ階層を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1を説明する。
【0016】
図1は、本発明の文書管理システムに好適な文書管理装置100とクライアント端末200が通信可能に接続され構成された文書管理システムのシステム構成図である。
図2を説明する。
図2は文書管理装置(サーバ装置)100及びクライアント端末200、クライアント端末201のハードウエア構成を示す図である。
【0017】
図2において、401はCPUで、システムバス404に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM402あるいは外部メモリ411には、CPU401の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。
【0018】
403はRAMで、CPU401の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU401は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM402あるいは外部メモリ411からRAM403にロードして、該ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
【0019】
405は入力コントローラで、キーボード(KB)409や不図示のマウス等のポインティングデバイス等からの入力を制御する。406はビデオコントローラで、表示部410への表示を制御する。なお、表示部410はCRTだけでなく、液晶ディスプレイ等の他の表示器であってもよい。これらは必要に応じて管理者が使用するものである。また表示部は指やペン等にてユーザが表示画面内の対象位置を指定するタッチパネル機能を含むものであってもよい。
【0020】
407はメモリコントローラで、ブートプログラム,各種のアプリケーション,フォントデータ,ユーザファイル,編集ファイル,各種データ等を記憶するハードディスク(HD)や、フレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ411へのアクセスを制御する。
【0021】
408は通信I/Fコントローラで、ネットワーク(通信回線)300を介して外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いた通信等が可能である。
【0022】
なお、CPU401は、例えばRAM403内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、CRT上での表示を可能としている。また、CPU401は、CRT上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
【0023】
本発明を実現するための後述する各種プログラムは、文書管理装置100の外部メモリ411に記録されており、必要に応じてRAM403にロードされることによりCPU401によって実行されるものである。さらに、上記プログラムの実行時に用いられるデータファイル及びデータテーブル等も、外部メモリ411または文書管理装置100の記憶手段に格納されており、これらについての詳細な説明も後述する。
図3を説明する。
図3は本願発明の文書管理システムが実行する表示処理のメインフローを示すフローチャート図である。
S301では、クライアント端末200からログイン操作によってログインを行う。
【0024】
S302では、サーバ装置(文書管理装置)100はクライアント端末からのS301を受け、図示しない初期設定ファイルから“デフォルト表示フォルダID”と“横フィールド表示形式”を受信する。
S303では、サーバ装置側で表示ステータス更新処理が走る。図9で詳細を説明する。
S304では、サーバ装置側でアクセスカウント更新処理が走る。図8で詳細を説明する。
S305では、サーバ装置側で画面表示処理が走る。図4及び図5で詳細を説明する。
S306では、S305でサーバ装置が返してきたレスポンスをクライアント端末が受信し、表示装置に表示をさせる。
【0025】
S307では、クライアント端末が、S306で表示された図11のS102から、表示させるフォルダを入力装置によって選択し、選択したフォルダの“フォルダID”をサーバ装置にリクエストとして送る。
S308では、クライアント端末から、S307で送られた“フォルダID”をサーバ装置が受信する。
【0026】
さらにここでは、文書管理装置100がS505で第1の表示指示手段が表示指示した後に、S313にてクライアント端末200が同位フォルダ移動要求(図11のS106)を文書管理装置100に送信した場合には、文書管理装置100は、クライアント端末200から、S315で受け付けたフォルダID(第1のフォルダ情報)とフォルダの階層が同位であるフォルダに移動し、移動したフォルダの内部に格納された文書情報を表示すべくフォルダID(第2のフォルダ情報)を含む同位フォルダ移動要求を受け付ける(同位フォルダ移動要求受付手段)。
【0027】
S309では、サーバ装置側で表示ステータス更新処理が走る。図9で詳細を説明する。但し、S302で読み込まれる“デフォルト表示フォルダID”は使用せず、S308でサーバ装置が受信した“フォルダID”を使用する。
【0028】
S310では、サーバ装置側でアクセスカウント更新処理が走る。図8で詳細を説明する。但し、S302で読み込まれる“デフォルト表示フォルダID”は使用せず、S308でサーバ装置が受信した“フォルダID”を使用する。
【0029】
S311では、サーバ装置側で画面表示処理が走る。図4及び図5で詳細を説明する。但し、S302で読み込まれる“デフォルト表示フォルダID”は使用せず、S308でサーバ装置が受信した“フォルダID”を使用する。
【0030】
S312では、S311でサーバ装置が返してきたレスポンスをクライアント端末が受信し、表示装置に表示をさせる。但し、S302で読み込まれる“デフォルト表示フォルダID”は使用せず、S308でサーバ装置が受信した“フォルダID”を使用する。
【0031】
S313では、クライアント端末が、S312で表示された図11のS103から、図11のS104又はS105又はS106を選択するかを判断する。S313の判断が“YES”の場合、クライアント端末はS308へ“フォルダID”をサーバ装置に送信する。以降、S308〜S313の繰り返し。
【0032】
さらにここでは、文書管理装置100がS505で第1の表示指示手段が表示指示した後に、クライアント端末200は、フォルダID(第1のフォルダ情報)とフォルダの階層が同位であるフォルダに移動する為に、現在フォルダの内部に格納された文書の一覧リスト(図11のS102)を表示しているフォルダのフォルダID(第2のフォルダ情報)を含んだ同位フォルダ移動要求(図11のS106)を文書管理装置100に送信する。
S314では、S313の判断が“NO”の場合、クライアント端末が、S312で表示された図11のS103から、S107を選択する。
つまり、クライアント端末200は、フォルダID(第1のフォルダ情報)を含んだ一覧表示要求(図11のS107)を文書管理装置100に送信する。
【0033】
S315では、クライアント端末からのS314を受け、サーバ装置(文書管理装置)100が横階層フィールド表示処理を走らせる。図6で詳細を説明する。つまり文書管理装置100は、クライアント端末200から、現在フォルダの内部に格納された文書の一覧リスト(図11のS102)を表示しているフォルダのフォルダID(第1のフォルダ情報)を含む一覧表示要求を受け付ける(一覧表示要求受付手段)。
S316では、サーバ装置が縦階層フィールド表示処理を走らせる。図7で詳細を説明する。
S317では、クライアント端末が、S315とS316でサーバ装置が返してきたレスポンスを受信し、表示する。
図4を説明する。
図4は本願発明の文書管理システムが実行する画面表示処理(S305、S311)の詳細を示すフローチャート図である。
S401では、サーバ装置がクライアント端末に“フォルダナビボタン”(図11のS107)を表示するようレスポンスを返す。
S402では、サーバ装置がデータ構造格納ファイルのフォルダ情報管理テーブル(図10)からフォルダ情報を受信する。
【0034】
S403では、サーバ装置が、S402で受信したデータから、図3のS302で受信した“デフォルト表示フォルダID”の“親フォルダID”が“0”以外かを判断する。
【0035】
さらにここでは、S308で同位フォルダ移動要求を受け付けた場合には、フォルダ情報管理テーブル(図10)にS308で受け付けたフォルダID(第2のフォルダ情報)と対応づけられた親フォルダIDがあるかいなかを判断し、親フォルダIDがあると判断した場合にのみ、S308で受け付けた同位フォルダ移動要求の処理を継続する。親フォルダIDがないと判断した場合には、S308で受け付けた同位フォルダ移動要求の処理は継続しない。
【0036】
S404では、S403の判断が“YES”の場合、サーバ装置がクライアント端末に”1つ上の階層へ移動アイコン”(図11のS105)を表示するようレスポンスを返す。
【0037】
S405では、S403の判断が“YES”の場合、サーバ装置が、S402で受信したデータ内から、図3のS302で受信した“デフォルト表示フォルダID”の“親フォルダID”と同じ“親フォルダID”を持つフォルダが存在するかを判断する。
【0038】
S406では、S403とS405の判断が全て“YES”の場合、サーバ装置が、S402で受信したデータ内から、図3のS302で受信した“デフォルト表示フォルダID”の“フォルダID”よりも値が小さい“フォルダID”が存在するかを判断する。
【0039】
S407では、S403とS405とS406の判断が全て“YES”の場合、サーバ装置がクライアント端末に“1つ左隣(現在表示しているフォルダIDのフォルダよりも1つ値が小さいフォルダIDのフォルダ)の同位階層への移動指示が可能なアイコン”(図11のS104)を表示するようレスポンスを返す。図11のS104はS313でクライアント端末がサーバ装置に送信する同位フォルダ移動要求のボタンである。
図5を説明する。
図4は本願発明の文書管理システムが実行する画面表示処理(S305、S311)の詳細を示すフローチャート図である。
【0040】
S408では、S403とS405の判断が全て“YES”の場合、サーバ装置が、S402で受信したデータ内から、図3のS302で受信した“デフォルト表示フォルダID”の“フォルダID”よりも値が大きい“フォルダID”があるかを判断する。
【0041】
S409では、S403とS405とS408の判断が全て“YES”の場合、サーバ装置がクライアント端末に“1つ右隣(現在表示しているフォルダIDのフォルダよりも1つ値が大きいフォルダIDのフォルダ)の同位階層への移動指示が可能なアイコン”(図11のS106)を表示するようレスポンスを返す。図11のS106はS313でクライアント端末がサーバ装置に送信する同位フォルダ移動要求のボタンである。
【0042】
S410では、サーバ装置が、S402で受信したデータ内から図3のS302で受信した“デフォルト表示フォルダID”の“フォルダID”と同じ値の“親フォルダID”が存在するかを判断する。
S411では、S410の判断が“YES”の場合、サーバ装置がフォルダ情報管理テーブル(図10)からフォルダ情報を受信する。
【0043】
さらにここでは、S308で同位フォルダ移動要求を受け付けた場合には、フォルダ情報管理テーブル(図10)から、S308で受け付けたフォルダID(第2のフォルダ情報)と対応づけられた親フォルダIDが一致するフォルダIDを検索し、検索したフォルダIDの中から、S308で受け付けたフォルダID(第2のフォルダ情報)の番号と連続する番号であるフォルダIDを特定する(特定手段)。次にフォルダ情報管理テーブル(図10)から、特定したフォルダIDに対応する文書情報を検索し、検索した文書情報の一覧をリストにした表示情報(図11のS102)を生成する(第2の格納文書一覧生成手段)。
【0044】
S412では、サーバ装置がクライアント端末にS410の条件を満たすフォルダの“フォルダ名”と“更新日時”を“詳細フィールド”(図11のS102)に表示するようレスポンスを返す。
【0045】
S413では、サーバ装置がS402とS411で受信したデータ内の“表示ステータス”値が“表示済み(閲覧済)”となっているフォルダ名を、クライアント端末に青フォントで表示するようレスポンスを返す。
【0046】
さらにここでは、S308で同位フォルダ移動要求を受け付けた場合には、S505で第1の同位フォルダ一覧生成手段が生成したフォルダ情報の一覧をリストにした表示情報の中で、S308で受け付けたフォルダID(第2のフォルダ情報)に一致するフォルダIDを閲覧済のフォルダとして識別可能に更新した表示情報(図11のS109)を生成する(第2の同位フォルダ一覧生成手段)。
【0047】
さらにS411で生成した表示情報(図11のS102)及びS413で生成した表示情報(図11のS109)を含む画面情報(図11のS108)を、クライアント端末200の表示部が表示するべく送信し、クライアント端末200に画面情報の表示を指示する(第2の表示指示手段)。
図6を説明する。
図6は本願発明の文書管理システムが実行する横階層フィールド表示処理(S315)の詳細を示すフローチャート図である。
【0048】
S501では、図3のS302で読み込んだ“横フィールド表示形式”の値が“更新日時”又は“アクセス頻度”又は“フォルダ名”の内、どの値が設定されているかをサーバ装置が判断する。
S502では、S501の判断が“更新日時”又は“アクセス頻度”の場合、サーバ装置は、フォルダ情報管理テーブルから階層情報を受信する。
【0049】
S503では、サーバ装置(文書管理装置)100が、フォルダ情報管理テーブル(図10)から階層情報を受信する。つまり文書管理装置100は、フォルダ情報記憶手段が記憶するフォルダ情報管理テーブル(図10)からS315で受け付けたフォルダID(第1のフォルダ情報)に対応する文書情報(フォルダIDと対応するフォルダの内部に格納された文書)を検索し、検索した文書情報の一覧をリストにした表示情報(図11のS102)を生成する(第1の格納文書一覧生成手段)。
【0050】
S504では、サーバ装置が図3のS312で選択されたフォルダの“親フォルダID”と同じフォルダを、S503で受信した“親フォルダID”から選択し、S501で判断された値順にソートする。つまり文書管理装置100は、フォルダ情報記憶手段が記憶するフォルダ情報管理テーブル(図10)からS315で受け付けたフォルダID(第1のフォルダ情報)と対応づけられた親フォルダ情報が一致するフォルダ情報を検索する。
【0051】
S505では、サーバ装置が、S504のソート結果を横階層フィールド(図11のS109)へ表示するようクライアント端末にレスポンスを返す。つまり文書管理装置100は、S504で検索したフォルダ情報の一覧をリストにした表示情報(図11のS109)を生成する(第1の同位フォルダ一覧生成手段)。
【0052】
さらにS503で生成した表示情報(図11のS102)及びS505で生成した表示情報(図11のS109)を含む画面情報(図11のS108)を、クライアント端末200の表示部が表示するべく送信し、クライアント端末200に画面情報の表示を指示する(第1の表示指示手段)。
【0053】
S506では、サーバ装置が、S503で受信した“表示ステータス”の値から“表示中(閲覧中)”のフォルダは名前を“赤”フォント、“表示済み(閲覧済)”のフォルダは名前を“青”フォントで表示するようクライアント端末にレスポンスを返す。
図7を説明する。
図7は本願発明の文書管理システムが実行する縦階層フィールド表示処理(S316)の詳細を示すフローチャート図である。
S601では、サーバ装置が、フォルダ情報管理テーブル(図10)からデータ情報を受信する。
【0054】
S602では、S601で受信した“親フォルダID”を用いて、図3のS312で選択されたフォルダからTop階層(図11のS101)までのフォルダを縦階層フィールド(図11のS110)へ表示するようクライアント端末にレスポンスを返す。
【0055】
さらにここでは、S315で一覧表示要求を受け付けた場合には、フォルダ情報管理テーブル(図10)から、S315で受け付けたフォルダID(第1のフォルダ情報)と対応づけられた親フォルダIDを検索し、検索した親フォルダID及びS315で受け付けたフォルダID(第1のフォルダ情報)を含む表示情報を生成する(親フォルダ情報生成手段)。
【0056】
さらにS602で親フォルダ情報生成手段が生成した表示情報(図11のS110)をさらにS505送信する画面情報(図11のS108)に含み、クライアント端末200の表示部が表示するべく送信し、クライアント端末200に画面情報の表示を指示する(第1の表示指示手段)
【0057】
S603では、サーバ装置が、S601で受信した“表示ステータス”の値から“表示中(閲覧中)”のフォルダは名前を“赤”フォント、“表示済み(閲覧済)”のフォルダは名前を“青”フォントで表示するようクライアント端末にレスポンスを返す。
図8を説明する。
【0058】
S701では、サーバ装置が、データ構造格納ファイルのフォルダ情報管理テーブル(図10)からから、図3のS302で受信した“デフォルト表示フォルダID”の“アクセスカウント”を受信する。
S702では、サーバ装置が、S701で受信した“アクセスカウント”の値に”1”を加え、値を変更する。
S703では、サーバ装置が、S702で変更を行った値をフォルダ情報管理テーブル(図10)に書き込む。
図9を説明する。
S801では、サーバ装置がデータ構造格納ファイルのフォルダ情報管理テーブル(図10)から、“表示ステータス“の値を受信する。
S802では、S801で受信した“表示ステータス”の値に“表示中(閲覧中)”のフォルダが存在するか判断する。
S803では、S802の判断が“YES”の場合、サーバ装置が表示ステータスを“表示中(閲覧中)“から“表示済み(閲覧済)“に変更する。
S804では、サーバ装置が、図3のS302で受信した“デフォルト表示フォルダID”の表示ステータスを“表示中(閲覧中)“に変更する。
S805では、サーバ装置が、変更した表示ステータスをフォルダ情報管理テーブル(図10)に書き込む。
図10を説明する。
図10は本願発明の文書管理装置100の外部メモリ411が記憶する(フォルダ情報記憶手段)フォルダ情報管理テーブルである。
フォルダID(フォルダ情報)とは、文書管理装置100が管理するフォルダを識別可能なように付与されたフォルダ固有の識別情報である。
【0059】
親フォルダID(フォルダ情報)とは、フォルダ情報管理テーブルが管理するフォルダIDに該当するフォルダの階層の、一つ上位の階層のフォルダのフォルダIDである。
【0060】
文書ID(文書情報)とは、フォルダ情報管理テーブルが管理するフォルダIDに該当するフォルダの内部に格納された文書を特定可能なように識別情報が付与された文書固有の情報である。
【0061】
さらに図12のように、フォルダの階層が同位の場合には、フォルダID(フォルダ情報)として付与された識別情報が連続する番号になるように、連続番号が付与されている(連続番号付与手段)。
図11を説明する。
本願発明の文書管理装置100がクライアント端末200に表示指示する操作画面を示す図である。
S101は、S306でクライアント端末200が表示する文書管理装置100の操作画面である。
【0062】
S102は、Top階層に含まれているフォルダやファイルを詳細フィールドに表示(※1)。文書管理装置100が生成する、フォルダ内に保存されたフォルダと文書を一覧にした表示情報であり、S306でクライアント端末200が表示する文書管理装置の操作画面に含まれる。
S103は、S312でクライアント端末200が表示する文書管理装置100の操作画面である。
【0063】
S104は、左隣のフォルダ(フォルダIDが表示フォルダよりも大きいフォルダ)へ移動。同位フォルダに移動すべく、クライアント端末200から文書管理装置100に同位フォルダ移動指示するボタンである。
【0064】
S105は、1つ上の階層(表示フォルダの親フォルダ)へ移動。上位フォルダに移動すべく、クライアント端末200から文書管理装置100に上位フォルダ移動指示するボタンである。
【0065】
S106は、右隣のフォルダ(フォルダIDが表示フォルダよりも小さいフォルダ)へ移動。同位フォルダに移動すべく、クライアント端末200から文書管理装置100に同位フォルダ移動指示するボタンである。
【0066】
S107は、「フォルダナビボタン」を押下することで、S109、S110を表示。クライアント端末200から文書管理装置100に横階層フィールド表示及び縦階層フィールド表示を表示要求すべくフィールド表示要求するボタンである。
S108は、S317及びS312でクライアント端末200が表示する文書管理装置100の操作画面である。
【0067】
S109は、表示フォルダと同じ親フォルダIDを持つフォルダを表示(※1、※2、※3)。文書管理装置100が生成する、横階層フィールドの表示情報であり、S317でS312クライアント端末200が表示する文書管理装置の操作画面に含まれる。
【0068】
S110は、表示フォルダからTop階層までのフォルダ階層を表示(※1、※2)。文書管理装置100が生成する、縦階層フィールドの表示情報であり、S317でS312クライアント端末200が表示する文書管理装置の操作画面に含まれる。
※1表示済み(閲覧済み)のフォルダ名は青フォント
※2表示中(閲覧中)のフォルダ名は赤フォント
※3表示順は、初期設定に依り変更可能(名前、更新日時、アクセス頻度)
図12を説明する。
本願発明の文書管理装置100が管理するフォルダのフォルダ階層の関係を示す図である。
フォルダID「3」にとって、同位(同じ階層)のフォルダはフォルダID「2」及びフォルダID「4」である。
フォルダID「3」にとって、上位(一つ上の階層)のフォルダはフォルダID「1」である。
フォルダID「3」にとって、下位(一つ下の階層)のフォルダはフォルダID「5」及びフォルダID「6」である。
フォルダID「3」にとって、親(一つ上の階層)のフォルダはフォルダID「1」である。
フォルダID「3」は、フォルダID「5」及びフォルダID「6」の親(一つ上の階層)のフォルダである。
【0069】
また、本発明におけるプログラムは、図3〜図9に示すフローチャートの処理方法をコンピュータが読み取り実行可能なプログラムであり、本発明の記憶媒体は図3〜図9の処理方法をコンピュータが読み取り実行可能なプログラムとして、文書管理装置100の外部メモリ411に記憶されている。
【0070】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0071】
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0072】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリコンディスク等を用いることができる。
【0073】
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0074】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0075】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0076】
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ,データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
【符号の説明】
【0077】
100 文書管理装置
200 クライアント端末
401 CPU
402 ROM
403 RAM(記憶部)
411 外部メモリ(記憶部)
【特許請求の範囲】
【請求項1】
クライアント端末と通信可能に接続された文書管理装置であって、
フォルダ情報と、親フォルダ情報として当該フォルダ情報の一つ上位のフォルダ情報及び当該フォルダ情報に対応するフォルダの内部に格納された文書情報を対応づけて記憶するフォルダ情報記憶手段と、
前記クライアント端末から、第1のフォルダ情報を含む一覧表示要求を受け付ける一覧表示要求受付手段と、
前記一覧表示要求を受け付けた場合に、前記フォルダ情報記憶手段から、前記一覧表示要求受付手段が受け付けた第1のフォルダ情報と対応づけられた親フォルダ情報が一致するフォルダ情報を検索し、前記検索したフォルダ情報の一覧をリストにした表示情報を生成する第1の同位フォルダ一覧生成手段と、
前記一覧表示要求を受け付けた場合に、前記フォルダ情報記憶手段から、前記一覧表示要求受付手段が受け付けた第1のフォルダ情報に対応するフォルダの内部に格納された文書情報を検索し、前記検索した文書情報の一覧をリストにした表示情報を生成する第1の格納文書一覧生成手段と、
前記第1の同位フォルダ一覧生成手段が生成した表示情報及び前記第1の格納文書一覧生成手段が生成した表示情報を含む画面情報を前記クライアント端末が表示すべく、前記クライアント端末に表示指示する第1の表示指示手段と、
を備えることを特徴とする文書管理装置。
【請求項2】
前記フォルダ情報記憶手段が管理するフォルダの階層が同位であるフォルダ情報に、連続する番号を付与する連続番号付与手段と、
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の文書管理装置。
【請求項3】
前記第1の表示指示手段が表示指示した後に、前記クライアント端末から、前記第1のフォルダ情報とフォルダの階層が同位であるフォルダに移動すべく第2のフォルダ情報を含む同位フォルダ移動要求を受け付ける同位フォルダ移動要求受付手段と、
前記同位フォルダ移動要求を受け付けた場合に、前記フォルダ情報記憶手段から、前記同位フォルダ移動要求受付手段が受け付けた第2のフォルダ情報と対応づけられた親フォルダ情報が一致するフォルダ情報を検索し、前記検索したフォルダ情報の中から、前記同位フォルダ移動要求を受け付けた場合に含まれる第2のフォルダ情報の番号と連続する番号であるフォルダ情報を特定する特定手段と、
前記フォルダ情報記憶手段から、前記特定手段が特定したフォルダ情報に対応するフォルダの内部に格納された文書情報を検索し、前記検索した文書情報の一覧をリストにした表示情報を生成する第2の格納文書一覧生成手段と、
前記同位フォルダ移動要求を受け付けた場合に、同位フォルダ一覧生成手段が生成したフォルダ情報の一覧をリストにした表示情報の中で、前記第2のフォルダ情報に一致するフォルダ情報を閲覧済のフォルダ情報として識別可能に更新した表示情報を生成する第2の同位フォルダ一覧生成手段と、
前記第2の格納文書一覧生成手段が生成した表示情報及び前記第2の同位フォルダ一覧生成手段が生成した表示情報を含む画面情報を前記クライアント端末が表示すべく、前記クライアント端末に表示指示する第2の表示指示手段と、
をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の文書管理装置。
【請求項4】
同位フォルダ移動要求受付手段は、前記フォルダ情報記憶手段に第2のフォルダ情報に対応づけられた親フォルダ情報がある場合に、前記同位フォルダ移動要求を受け付け可能であることを特徴とする請求項3に記載の文書管理装置。
【請求項5】
前記一覧表示要求を受け付けた場合に、前記フォルダ情報記憶手段から、前記一覧表示要求受付手段が受け付けた第1のフォルダ情報と対応づけられた親フォルダ情報を検索し、前記検索した親フォルダ情報及び前記受け付けた第1のフォルダ情報を含む表示情報を生成する親フォルダ情報生成手段をさらに備え、
前記第1の表示指示手段は、前記親フォルダ情報生成手段が生成した表示情報をさらに含む画面情報を前記クライアント端末が表示すべく、前記クライアント端末に表示指示することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の文書管理装置。
【請求項6】
クライアント端末と通信可能に接続された、フォルダ情報と、親フォルダ情報として当該フォルダ情報の一つ上位のフォルダ情報及び当該フォルダ情報に対応するフォルダの内部に格納された文書情報を対応づけて記憶するフォルダ情報記憶手段を備える文書管理装置の制御方法であって、
前記文書管理装置の一覧表示要求受付手段が、前記クライアント端末から、第1のフォルダ情報を含む一覧表示要求を受け付ける一覧表示要求受付工程と、
前記文書管理装置の第1の同位フォルダ一覧生成手段が、前記一覧表示要求を受け付けた場合に、前記フォルダ情報記憶手段から、前記一覧表示要求受付工程が受け付けた第1のフォルダ情報と対応づけられた親フォルダ情報が一致するフォルダ情報を検索し、前記検索したフォルダ情報の一覧をリストにした表示情報を生成する第1の同位フォルダ一覧生成工程と、
前記文書管理装置の第1の格納文書一覧生成手段が、前記一覧表示要求を受け付けた場合に、前記フォルダ情報記憶手段から、前記一覧表示要求受付手段が受け付けた第1のフォルダ情報に対応するフォルダの内部に格納された文書情報を検索し、前記検索した文書情報の一覧をリストにした表示情報を生成する第1の格納文書一覧生成工程と、
前記文書管理装置の第1の表示指示手段が、前記第1の同位フォルダ一覧生成工程が生成した表示情報及び前記第1の格納文書一覧生成工程が生成した表示情報を含む画面情報を前記クライアント端末が表示すべく、前記クライアント端末に表示指示する第1の表示指示工程と、
を含むことを特徴とする制御方法。
【請求項7】
クライアント端末と通信可能に接続された文書管理装置で読み取り実行可能なプログラムであって、
前記文書管理装置を、
フォルダ情報と、親フォルダ情報として当該フォルダ情報の一つ上位のフォルダ情報及び当該フォルダ情報に対応するフォルダの内部に格納された文書情報を対応づけて記憶するフォルダ情報記憶手段と、
前記クライアント端末から、第1のフォルダ情報を含む一覧表示要求を受け付ける一覧表示要求受付手段と、
前記一覧表示要求を受け付けた場合に、前記フォルダ情報記憶手段から、前記一覧表示要求受付手段が受け付けた第1のフォルダ情報と対応づけられた親フォルダ情報が一致するフォルダ情報を検索し、前記検索したフォルダ情報の一覧をリストにした表示情報を生成する第1の同位フォルダ一覧生成手段と、
前記一覧表示要求を受け付けた場合に、前記フォルダ情報記憶手段から、前記一覧表示要求受付手段が受け付けた第1のフォルダ情報に対応するフォルダの内部に格納された文書情報を検索し、前記検索した文書情報の一覧をリストにした表示情報を生成する第1の格納文書一覧生成手段と、
前記第1の同位フォルダ一覧生成手段が生成した表示情報及び前記第1の格納文書一覧生成手段が生成した表示情報を含む画面情報を前記クライアント端末が表示すべく、前記クライアント端末に表示指示する第1の表示指示手段と、
として機能させることを特徴とするプログラム。
【請求項1】
クライアント端末と通信可能に接続された文書管理装置であって、
フォルダ情報と、親フォルダ情報として当該フォルダ情報の一つ上位のフォルダ情報及び当該フォルダ情報に対応するフォルダの内部に格納された文書情報を対応づけて記憶するフォルダ情報記憶手段と、
前記クライアント端末から、第1のフォルダ情報を含む一覧表示要求を受け付ける一覧表示要求受付手段と、
前記一覧表示要求を受け付けた場合に、前記フォルダ情報記憶手段から、前記一覧表示要求受付手段が受け付けた第1のフォルダ情報と対応づけられた親フォルダ情報が一致するフォルダ情報を検索し、前記検索したフォルダ情報の一覧をリストにした表示情報を生成する第1の同位フォルダ一覧生成手段と、
前記一覧表示要求を受け付けた場合に、前記フォルダ情報記憶手段から、前記一覧表示要求受付手段が受け付けた第1のフォルダ情報に対応するフォルダの内部に格納された文書情報を検索し、前記検索した文書情報の一覧をリストにした表示情報を生成する第1の格納文書一覧生成手段と、
前記第1の同位フォルダ一覧生成手段が生成した表示情報及び前記第1の格納文書一覧生成手段が生成した表示情報を含む画面情報を前記クライアント端末が表示すべく、前記クライアント端末に表示指示する第1の表示指示手段と、
を備えることを特徴とする文書管理装置。
【請求項2】
前記フォルダ情報記憶手段が管理するフォルダの階層が同位であるフォルダ情報に、連続する番号を付与する連続番号付与手段と、
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の文書管理装置。
【請求項3】
前記第1の表示指示手段が表示指示した後に、前記クライアント端末から、前記第1のフォルダ情報とフォルダの階層が同位であるフォルダに移動すべく第2のフォルダ情報を含む同位フォルダ移動要求を受け付ける同位フォルダ移動要求受付手段と、
前記同位フォルダ移動要求を受け付けた場合に、前記フォルダ情報記憶手段から、前記同位フォルダ移動要求受付手段が受け付けた第2のフォルダ情報と対応づけられた親フォルダ情報が一致するフォルダ情報を検索し、前記検索したフォルダ情報の中から、前記同位フォルダ移動要求を受け付けた場合に含まれる第2のフォルダ情報の番号と連続する番号であるフォルダ情報を特定する特定手段と、
前記フォルダ情報記憶手段から、前記特定手段が特定したフォルダ情報に対応するフォルダの内部に格納された文書情報を検索し、前記検索した文書情報の一覧をリストにした表示情報を生成する第2の格納文書一覧生成手段と、
前記同位フォルダ移動要求を受け付けた場合に、同位フォルダ一覧生成手段が生成したフォルダ情報の一覧をリストにした表示情報の中で、前記第2のフォルダ情報に一致するフォルダ情報を閲覧済のフォルダ情報として識別可能に更新した表示情報を生成する第2の同位フォルダ一覧生成手段と、
前記第2の格納文書一覧生成手段が生成した表示情報及び前記第2の同位フォルダ一覧生成手段が生成した表示情報を含む画面情報を前記クライアント端末が表示すべく、前記クライアント端末に表示指示する第2の表示指示手段と、
をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の文書管理装置。
【請求項4】
同位フォルダ移動要求受付手段は、前記フォルダ情報記憶手段に第2のフォルダ情報に対応づけられた親フォルダ情報がある場合に、前記同位フォルダ移動要求を受け付け可能であることを特徴とする請求項3に記載の文書管理装置。
【請求項5】
前記一覧表示要求を受け付けた場合に、前記フォルダ情報記憶手段から、前記一覧表示要求受付手段が受け付けた第1のフォルダ情報と対応づけられた親フォルダ情報を検索し、前記検索した親フォルダ情報及び前記受け付けた第1のフォルダ情報を含む表示情報を生成する親フォルダ情報生成手段をさらに備え、
前記第1の表示指示手段は、前記親フォルダ情報生成手段が生成した表示情報をさらに含む画面情報を前記クライアント端末が表示すべく、前記クライアント端末に表示指示することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の文書管理装置。
【請求項6】
クライアント端末と通信可能に接続された、フォルダ情報と、親フォルダ情報として当該フォルダ情報の一つ上位のフォルダ情報及び当該フォルダ情報に対応するフォルダの内部に格納された文書情報を対応づけて記憶するフォルダ情報記憶手段を備える文書管理装置の制御方法であって、
前記文書管理装置の一覧表示要求受付手段が、前記クライアント端末から、第1のフォルダ情報を含む一覧表示要求を受け付ける一覧表示要求受付工程と、
前記文書管理装置の第1の同位フォルダ一覧生成手段が、前記一覧表示要求を受け付けた場合に、前記フォルダ情報記憶手段から、前記一覧表示要求受付工程が受け付けた第1のフォルダ情報と対応づけられた親フォルダ情報が一致するフォルダ情報を検索し、前記検索したフォルダ情報の一覧をリストにした表示情報を生成する第1の同位フォルダ一覧生成工程と、
前記文書管理装置の第1の格納文書一覧生成手段が、前記一覧表示要求を受け付けた場合に、前記フォルダ情報記憶手段から、前記一覧表示要求受付手段が受け付けた第1のフォルダ情報に対応するフォルダの内部に格納された文書情報を検索し、前記検索した文書情報の一覧をリストにした表示情報を生成する第1の格納文書一覧生成工程と、
前記文書管理装置の第1の表示指示手段が、前記第1の同位フォルダ一覧生成工程が生成した表示情報及び前記第1の格納文書一覧生成工程が生成した表示情報を含む画面情報を前記クライアント端末が表示すべく、前記クライアント端末に表示指示する第1の表示指示工程と、
を含むことを特徴とする制御方法。
【請求項7】
クライアント端末と通信可能に接続された文書管理装置で読み取り実行可能なプログラムであって、
前記文書管理装置を、
フォルダ情報と、親フォルダ情報として当該フォルダ情報の一つ上位のフォルダ情報及び当該フォルダ情報に対応するフォルダの内部に格納された文書情報を対応づけて記憶するフォルダ情報記憶手段と、
前記クライアント端末から、第1のフォルダ情報を含む一覧表示要求を受け付ける一覧表示要求受付手段と、
前記一覧表示要求を受け付けた場合に、前記フォルダ情報記憶手段から、前記一覧表示要求受付手段が受け付けた第1のフォルダ情報と対応づけられた親フォルダ情報が一致するフォルダ情報を検索し、前記検索したフォルダ情報の一覧をリストにした表示情報を生成する第1の同位フォルダ一覧生成手段と、
前記一覧表示要求を受け付けた場合に、前記フォルダ情報記憶手段から、前記一覧表示要求受付手段が受け付けた第1のフォルダ情報に対応するフォルダの内部に格納された文書情報を検索し、前記検索した文書情報の一覧をリストにした表示情報を生成する第1の格納文書一覧生成手段と、
前記第1の同位フォルダ一覧生成手段が生成した表示情報及び前記第1の格納文書一覧生成手段が生成した表示情報を含む画面情報を前記クライアント端末が表示すべく、前記クライアント端末に表示指示する第1の表示指示手段と、
として機能させることを特徴とするプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2012−137872(P2012−137872A)
【公開日】平成24年7月19日(2012.7.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−288719(P2010−288719)
【出願日】平成22年12月24日(2010.12.24)
【出願人】(390002761)キヤノンマーケティングジャパン株式会社 (656)
【出願人】(312000206)キヤノンMJアイティグループホールディングス株式会社 (259)
【出願人】(301015956)キヤノンソフトウェア株式会社 (364)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年7月19日(2012.7.19)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年12月24日(2010.12.24)
【出願人】(390002761)キヤノンマーケティングジャパン株式会社 (656)
【出願人】(312000206)キヤノンMJアイティグループホールディングス株式会社 (259)
【出願人】(301015956)キヤノンソフトウェア株式会社 (364)
【Fターム(参考)】
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