説明

断熱と気密手段を備えた遮蔽体

【課題】冬季に暖房していても高齢者は血圧降下剤を服用していると部屋の掃き出し窓、障子戸、畳、床のすき間から冷気が流入、床、畳面より100cmの高さ範囲に冷気がたまり、窓際と室内に温度差が2℃以上生じ身体が冷えて寒くなり、又、車、新幹線、航空機、船の窓際に着席すると走行中に身体が冷えて寒くなり通路側の席へ移動する必要がある。
【解決手段】 冬季の部屋には掃き出し窓、障子戸のすき間から冷気が侵入しないように本発明の遮蔽体で冷気の流入場所を囲む。その遮蔽体は熱伝導率の少ない布を組み合わせて断熱手段を高め、布をプラスチックで挟み、遮蔽体に仕切り板を取付け、遮蔽体の周囲はゴムパッキンを固着し冷気が流入しないように気密手段と断熱手段を高め、窓幅に合せて長さが調整できようにした断熱手段と機密手段を備えた遮蔽体。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細説明】

【技術分野】
【0001】
冬季の部屋は窓ガラス、風呂場の窓ガラスからの放熱、冷気が窓、壁、床、畳、戸等のすき間から室内へ流入、高齢者は身体が冷えて寒くなるのを防ぐ遮蔽体に関する。
【0002】
高齢者は冬季に車、新幹線、航空機、船等の乗り物の窓際に着席、たとえ車体が耐寒構造で暖房していても走行中に窓側の席は身体が冷え寒く、寒さから身体を守る遮蔽体に関する。
【背景技術】
【0003】
高齢者は血圧降下剤と冠動脈の血液改善を兼ねて処方された血管拡張剤を服用していると寒さによる抹梢血管の収縮まで妨げられることがあり、とくに低体温症の原因になる。(例えば、非特許文献1参照)
【0004】
【非特許文献1】川島美勝編著、「高齢者の住宅熱環境」理工学社出版、1994年6月24日発行、P.40
【0005】
壁の近くに置かれた子供用の2段ベットは、上段17℃、下段15℃になり約2℃の温度差がみられた、就寝環境でこの2℃の温度差は、冬季は高齢者にとって2℃の温度差が有る場合は憂慮すべき温度差である。(例えば、非特許文献2参照)
【0006】
【非特許文献2】川島美勝編著、「高齢者の住宅熱環境」理工学社出版、1994年6月24日発行、P.199
【0007】
冬季における室温の上下温度分布は居間の床上100cmの温度のほうが1200cmの高さより温度が低くなり、とくに温度差が大きいのは、秋田、仙台の東北地方で、最高14℃になる。(例えば、非特許文献3参照)
【0008】
【非特許文献3】川島美勝編著、「高齢者の住宅熱環境」理工学社出版、1994年6月24日発行、P.222
【0009】
障子に透明樹脂板を取付けて障子紙と透明樹脂の間の桟の厚さ1.5cm相当の空気層ができて、気密性が保たれるため防災、遮音、断熱効果ができ、紙の張り替えの際は透明樹脂を取外し可能であることが公開されている。(例えば、特許第3518578号公報参照)
【0010】
起立状に室内に設置する内装材本体の一部に、面状発熱体を装着する空間部を上下方向に設け、該空間部に面状発熱体を装着していることを特徴とする屋内の起立状内装材が公開されている。(例えば、実開平7−35615号公報参照)
【0011】
窓硝子に直接、貼り付けるようにした断熱、防音用などのレース窓材およびそれを取り付けた窓に関するものが公開されている。(例えば、実用新案登録第3088729号公報参照)
【発明が解決しょうとする課題】
【0012】
冷気は暖気より密度が重いため下に沈み床、畳面から高さ100cmの範囲にたまり、室内へ流入し身体が冷え、冷気がたまる空間を設け、冷気が室内へ流入するのを遮断し、身体を冷え寒さから守る必要の問題点があった。
【0013】
冬季の浴室は窓ガラス、アルミサッシュの放熱、すき間風により窓際の温度と浴室の温度差ができ、たとえ風呂が沸いていても裸体が冷え血圧が上昇、高血圧性脳出血になる問題点があった。
【0014】
高齢者は冬季の車、新幹線、飛行機、船等の乗り物の窓側の着席、たとえ車体が耐寒性の構造で暖房しても走行中に窓側の席は身体が冷え寒さから身体を守るために通路側の席へ移動する必要の問題点があった。
【0015】
血圧降下剤を常用している高齢者は冬季の部屋の窓際と室内との温度差が2℃以上あると身体が冷え寒くなり、原因は窓ガラス、アルミサッシからの放熱、冷気はサッシ、床、畳、戸等のすき間を通り床、畳面から高さ100cmの範囲にたまり室内に温度差ができ、たとえ暖房していても寒くて暖房機の前から離れられない問題点があった。(畳の熱伝導率は表1を参照)
【0016】
アルミサッシ枠の熱伝導率は板ガラスの熱伝導率の269倍であり、熱伝導率が大きいため放熱が多く、枠の下に冷気がたまり室内へ流入し温度を下げる。(表1参照)(例えば、非特許文献4参照)
【0017】
【表1】

【0018】
【非特許文献4】柿沼整三、「建築断熱の考え方」オーム社出版、平成16年5月25日発行、P.8
【0019】
植物は冬季に窓際に置くと昼間は日が当たり暖かいが夜間は寒さで枯れるため室内へ移動する必要がある。
【0020】
屏風の紙、カーテンは湿気、水で濡れると乾燥時と比べ熱伝導率が25倍になり断熱性が低下し寒くなる。(表2参照)
【0021】
【表2】

【0022】
【非特許文献5】北山直方、「伝熱工学の学び方」オーム社出版、平成19年2月5日発行、P.21
【0023】
カーテン、ブラインドの下端は床、畳面の間にすき間があり冷気が室内へ流入し身体は冷え寒くなる。
【0024】
屏風の両端と窓、障子戸の間にすき間があり冷気が室内へ流入し身体が寒くなる。
【0025】
二重ガラス戸構造の改築は高価な工事費を必要とし資源の消費とCO2を発生する。
【0026】
屏風は表面が紙で布より熱伝導率が大きく断熱性が低く、又外部からの光を遮断し室内が暗くなり採光性がない。(表3参照)(表4参照)
【0027】
【表3】

【0028】
【非特許文献6】国立天文台編、「理科年表平成16年」丸善株式会社出版、平成15年11月30発行、P.402
【0029】
屋内の起立状内装材に面状発熱体を装着するのは発熱源を必要としエネルギーの消費とCO2を発生させる。
【0030】
屏風の表面は紙のため汚損、破損、水で濡れる、火災の対策が必要である。
【課題を解決するための手段】
【0031】
【0032】
本発明の遮蔽体は熱伝導率の少ない布と熱伝導率の大きい布を重ね合わせて断熱性を高め、布を保護するプラスチックで囲い、窓幅に合わせて調整できるスライド方式、ジャバラ方式とし、又仕切り板を設けてすき間風を止め、遮蔽体の周囲をゴムパッキンで固着し気密手段を高め、冷気が室内へ流入を遮断、断熱と気密手段を備えた遮蔽体を製作する。
【0033】
毛織物の布は繊維と繊維の間に空気を多く含み熱伝導率が小さく、断熱性が優れているために活用する。(表4参照)
【0034】
絹織物の布は熱伝導率が小さく、水蒸気の吸着機能「吸湿」、水分を迅速に吸い上げ布の表面に運ぶ機能の「吸水」、そして繊維が吸収した水分を外気に吐き出す機能「放湿」にすぐれ、湿気、水分は遮蔽体の布に付着しても水分を外部に「放湿」し湿気、水よる断熱性が劣化するのを防ぐために活用する。(表4参照)
【0035】
日本山岳会のエベレスト初登頂では下着にウール、羽毛服は自衛隊の落下傘用生地の絹布を利用、羊毛と絹布は高冷地の寒さ対策として優れていることが実証され羊織物、絹織物は熱伝導率が小さく断熱性が優れているため活用する。(表4参照)
【0036】
【表4】

【0037】
【非特許文献7】北山直方、「伝熱工学の学び方」オーム社出版、平成19年2月50発行、P.21
【0038】
遮蔽体の布の高さは座った腰の高さ、又は遮蔽体の高さまでにする。
【0039】
遮蔽体の上部はプラスチックで採光性があり、下部は断熱性の布である。
【0040】
遮蔽体の表面は紙より少し燃えにくく、汚損、破損しにくいプラスチックで布を保護、プラスチックは透明、半透明、不透明でもよい。(表5参照)
【0041】
【表5】

【0042】
【非特許文献8】西沢仁、「高分子の燃焼化技術」ジーエムシー出版、2002年11月27日発行、P・39
【発明の効果】
【0043】
外気温が0℃になり冷気の流入場所の床、畳面より100cmの高さの範囲にたまり、遮蔽体で冷気の流入場所を囲み、室内へ冷気の流入を遮断、遮蔽体の裏側の温度は4.8℃に下がるが、遮蔽体の内側と室内の温度は10℃で温度差がなくなり身体の冷えと植物の枯れを防ぎ、又、窓際から2700cm離れ、畳面から1200cmの高さの温度は10℃で室内の温度差がなくなる。(表6参照)
【0044】
【表6】

【0045】
冬季は暖房機として自然対流の熱伝達式の石油ストーブと電気こたつを利用、夜の外気温は1℃になり、寒さ対策として窓ガラスに空気層を形成した断熱性の樹脂フイルムを貼り、透明樹脂板を障子戸に取付け、遮蔽体を障子戸の前に設置、遮蔽体の裏側の温度は8.6℃に下がるが、内側の温度は18.7℃で窓から900cm離れ、高さ400cmの温度は20℃で温度差が1.3℃で、室内と遮蔽体の内側の温度差は2℃以下で身体は冷え寒さから守られる。(表7参照)
【0046】
【表7】


【0047】
冬季の寝室は暖房機がなく、雪の夜の外気温は0℃に下がり寒さ対策とし窓のガラスに空気層を形成した断熱性の樹脂フイルムを貼り、透明樹脂板を取付け障子戸の前に遮蔽体を設置、遮蔽体の裏側の温度は4℃に下がるが内側の温度は10.5℃で室内の温度は12℃で、温度差は1.5℃で遮蔽体が冷気の室内へ流入を遮断、遮蔽体の内側と室内の温度差は2℃以下で身体は冷え寒さから守れる。(表10参照)
【0048】
【表10】

【0049】
遮蔽体の布はプラスチックで保護され汚損、破損、水、火災から守れるがプラスチックと布に耐炎剤処理をすれば遮蔽体の耐炎性が向上する。
【産業上の利用可能性】
【0050】
冬季に植物を窓際に置いても室内と本発明の遮蔽体の内側の温度差がなくなり夜間に室内へ移動する必要がなくなる。
【0051】
高齢者は冬季に高速運転の自動車、新幹線、飛行機、船等の乗り物に乗車し窓側に座っても、本発明の遮蔽体は冷気の通路側への流入を遮断するため身体の冷え寒さがなくなり通路側の席へ移動する必要がなくなる。
【0052】
夏季は窓ガラス、サッシュ枠に直射日光が当たり、窓際の温度は上昇するが本発明の遮蔽体は断熱性に優れているため暖気の流入を防ぎ、遮蔽体の裏側より内側の温度は5℃下がり冷房費の節減とCO2の削減が出来る。
【0053】
冬季の室温は冷気の流入する場所に本発明の遮蔽体を設置することにより室内の温度差がなくなり暖房の温度を上げる必要もなくなり、エネルギーの節減とCO2の削減ができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0054】
以下、本発明の実施の形態を図1〜18に基づいて説明する。
【0055】
図1の遮蔽体20は移動遮蔽体1、固定遮蔽体3で構成され遮蔽体を伸ばした状態で、移動枠6、固定枠7にプラスチック2を取付け固定さん8で固着、案内板4が固定枠7に固着されている。
【0056】
Vガイド板5は移動枠6に固着してあり移動遮蔽体1が移動する時は固定枠7のV溝に倣って動く。
【0057】
図2の遮蔽体20は移動遮蔽体1をスライドさせて縮め固定遮蔽体3に重ねることができる。
【0058】
図3の遮蔽体20は断面でプラスチック2が織物A10、織物B11を挟み、プラスチック板2は移動枠6と固定枠7に固定さん8で固着する。
【0059】
すき間風の侵入を防ぐ仕切り板12は移動遮蔽体1と固定遮蔽体3の端に固着し、遮蔽体の両側のすき風を遮断、移動枠6と固定枠7の下端面にゴムパッキン15を固着する。
【0060】
ゴムパッキン15は移動枠6、固定枠7の重みで床、畳面に密着して気密性を保つ。
【0061】
移動遮蔽体1と固定遮蔽体3の中央の接するすき間はゴムパッキン15を固着しすき間をなくす。
【0062】
布に付着した湿気、水分は移動枠6、固定枠7に加工してある通気孔16を通して外部へ放湿され、布の乾燥を保つ。
【0063】
仕切り板12の下面、立て面にゴムパッキン15が固着してあり、すき間風を防ぎ、持ち運びが出来るように取手9を固着し、遮蔽体の転倒防止の遮蔽体足13を固着部品14で固着する。
【0064】
図4の平坦遮蔽体22は室内の窓枠面、風呂場の窓枠面、戸の枠面に固着する。
【0065】
図5のジャバラ方式の遮蔽体21は窓枠の幅にあわせて取付けできるように両端が伸縮できるジャバラ方式になっていて窓幅に合わせて調整し枠内に固着する。
【0066】
図6のジャバラ方式の遮蔽体21は断面で識物A10、織物B11をプラスチック2で挟み固着し、湿気が侵入しないように密封材17で密封、遮蔽体の端面、下面にゴムパッキン15を固着する。
【0067】
図7の胴体遮蔽体23は新幹線、航空機の胴体と席の間に固着し冷気の流入を遮断する。
【0068】
図8の胴体遮蔽体23は断面で織物A10、織物B11をプライチック2で挟んで両端を密封材で密封する。
【0069】
図9の自動車左ドア遮蔽体24はドア30に取付けるドア遮蔽体18と車体のサイド・フレームの内側に取付けるサイド・フレーム遮蔽体19である。
【0070】
図10の自動車右ドア遮蔽体25はドア30に取付けるドア遮蔽体18と車体のサイド・フレームの内側に取付けるサイド・フレーム遮蔽体19である。
【0071】
図11の自動車左、右ドア遮蔽体24、25は断面で織物A10、織物B11をプラスチック挟んで両端を密封材で密封する。
【0072】
図12の遮蔽体20は窓、戸26の前に設置する。
【0073】
図13の遮蔽体20は窓幅に縮めて窓、戸26に設置する。
【0074】
図14のジャバラ方式の遮蔽体21は窓の枠幅にジャバラで合わせて窓、戸に設置する。
【0075】
図15の平坦遮蔽体22は窓、戸の枠に固着する。
【0076】
図16の胴体遮蔽体23は航空機、新幹線等の胴体に固着、プライスックの形状は胴体の取付け面に合わせて成形し胴体と席の間に固着する。
【0077】
図17の自動車左ドア遮蔽体はドア30のインナ・パネル33にドア遮蔽体18を固着し車体のサイド・フレーム31の内側にサイド・フレーム遮蔽体19を固着する。
【0078】
図18の自動車右ドア遮蔽体はドア30のインナ・パネル33にドア遮蔽体18を固着しサイド・フレーム31にサイド・フレーム遮蔽体19を固着する。
【0079】
ドアを閉めたときドア遮蔽体18の下端はサイド・フレーム遮蔽体19の上端に接する。
【0080】
ドア遮蔽体18、サイド・フレ−ム遮蔽体19の周囲はゴムパッキンを固着、冷気の流入を遮断し気密性を高めている。
【0081】
遮蔽体はプラスチックを活用し、プラスチックフイルムを活用するときは微細な空気孔がある材料を活用する。
【0082】
遮蔽体の高さは着席した腰の高さまで、又はそれ以上の高さまで遮蔽する。
【図面の簡単な説明】
【0083】
【0084】
【図1】 遮蔽体20の実施形態を示す傾視図
【図2】 遮蔽体20を縮めた実施形態を示す傾斜図
【図3】 遮蔽体20のA−A断面図
【図4】 平坦遮蔽体22の実施形態を示す正面図
【図5】 ジャバラ方式の遮蔽体21の実施形態を示す傾視図
【図6】 ジャバラ方式の遮蔽体21のB−B断面図
【図7】 胴体遮蔽体23の実施形態を示す傾視図
【図8】 胴体遮蔽体23のC−C断面図
【図9】 自動車左ドア遮蔽体24の実施形態を示す傾視図
【図10】 自動車右ドア遮蔽体25の実施形態を示す傾視図
【図11】 自動車ドア遮蔽体24、25のD−D断面図
【図12】 遮蔽体20を窓、戸の前に設置した実施形態を示す傾視図
【図13】 遮蔽体20を縮め窓、戸の前に設置した実施形態を示す傾視図
【図14】 ジャバラ方式の遮蔽体21を窓、戸の窓枠に設置したジャバラ方式の実態形態を示す傾視図
【図15】 平坦遮蔽体22を窓、戸の窓枠に設置した実施形態を示す傾視図
【図16】 胴体遮蔽体23を航空機、新幹線の胴体に設置した実施形態を示す傾視図
【図17】 自動車左ドア遮蔽体24を自動車のドア30に固着した実施形態を示す傾視図
【図18】 自動車右ドア右遮蔽体25を乗り物のドア30に取付けた実施形態を示す傾視図
【符号の説明】
【0085】
1 移動遮蔽体
2 プラスチック
3 固定遮蔽体
4 案内板
5 Vガイド板
6 移動枠
7 固定枠
8 固定さん
9 取手
10 織物A
11 織物B
12 仕切り板
13 遮蔽体足
14 固着部品
15 ゴムパッキン
16 通気孔
17 密封材
18 ドア遮蔽体
19 サイド・フレーム遮蔽体
20 遮蔽体
21 ジャバラ方式の遮蔽体
22 平坦遮蔽体
23 胴体遮蔽体
24 自動車左ドア遮蔽体
25 自動車右ドア遮蔽体
26 窓、戸
27 窓枠
28 航空機、新幹線の胴体
29 自動車
30 ドア
31 サイド・フレーム
32 シート
33 インナ・パネル
34 床

【特許請求の範囲】
【請求項1】
断熱性に優れた織物(布)は繊維と繊維の間に空気を多く含み、布の組み合わせは熱伝導率の小さい布を内側、熱伝導率の大きい布を外側に配置、プラスチックで挟み冷気が室内へ流入を遮蔽体で遮断、遮蔽体の内側と室内の温度差をなくす断熱手段の遮蔽体。
【請求項2】
組み合わせる織物(布)は熱伝導率が小さく水蒸気の吸収機能「吸湿」、水分を迅速に吸い上げ、布の表面に運ぶ機能「吸水」、吸収した水分を外気に吐き出す機能「放湿」を備えており、布が湿気、水分を含むと断熱性が低下するのを防ぐ断熱手段を高めた請求1項の遮蔽体。
【請求項3】
組み合わせた布はプラチツク(熱伝導率0.21w/m・k)で挟み、プラスチックを取付けた遮蔽体の周囲から冷気が室内へ流入を遮断する仕切り板を取付け、気密性を高めるために遮蔽体の周囲にゴムパッキンを固着し気密手段を高めた請求項1、又は請求項2記載の遮蔽体。
【請求項4】
高齢者の冬季の住宅は窓ガラス、風呂の窓からの放熱、窓、壁、床、畳、戸等のすき間から冷気が室内へ流入、たとえ住宅が断熱構造で暖房していても、冷気が流入する場所の床、畳面から高さ100cmの範囲に冷気がたまり室内へ流入を遮蔽体で遮断、断熱手段を高めた請求項1、又は請求項2、又は請求項3記載の遮蔽体。
【請求項5】
高齢者は冬季の車、新幹線、航空機、船、乗り物等の窓側に着席、たとえ耐寒構造で暖房していても走行中に気温の低下、走行時の乱流、寒風等の影響で機体が冷え、冷気が通路側へ流入、冷気の流れを遮蔽体で遮断、断熱手段を高めた請求項1、又は請求項2、又は請求項3、又は請求項4記載の遮蔽体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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