説明

断熱輸送コンテナ

長期間冷却または冷凍状態を維持するために、温度に敏感な製品と冷却剤とを所定の関係で保持する輸送コンテナ、特に、断熱輸送コンテナ。このタイプのコンテナは、摂氏2°から8°、または、冷凍状態が維持されることが必要な生物学的製剤等の製品を輸送するために、堅いポリウレタンフォームや他の物質で成型されることができる。特別な構造が、示され、記述される。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【0001】
この出願は、2003年の7月7日に出願された米国特許60/485,484の優先権主張出願であり、米国特許60/485,484は、言及することによりこの出願に完全に組み込まれている。
【技術分野】
【0002】
本発明は、輸送コンテナに関し、特に、温度に敏感な製品と冷却剤とを、長期間、冷却状態または冷凍状態に維持するべく予め定められた関係に保持するための断熱輸送コンテナに関する。例えば、このタイプのコンテナは、摂氏2℃から8℃の間の温度または冷凍状態が維持されることが必要な生物学的製剤のような製品を輸送するために、堅いポリウレタンフォームや他の材料を用いて成型されている。
【背景技術】
【0003】
所望の形状に形づくられるかもしれず、または、パネル等を有するかもしれない、内側に断熱材料を有する従来のボール紙製のカートンを含む、様々なタイプの輸送コンテナが、発展してきた。一般的には、詰め込み氷、ジェルパック、または、ドライアイスのような冷却剤は、輸送中、製品を冷却するために、空洞内における製品のそばに配置される。
【0004】
ある種の医薬品または化学薬品のような、特に敏感な製品の輸送に関しては、優れた温度特性のおかげで、堅いポリウレタンコンテナがしばしば使用される。従来の断熱輸送コンテナは、特に、製品が国際的に輸送される場合のような温度に敏感な製品の長期間にわたる輸送に対して、多数の問題を有している。これらのコンテナ、特に、モジュールライナーは、しばしば、断熱材料内に多数の継ぎ目を有し、それを介して、空気が進入して、カートン内の空洞を熱することになる。加えて、空洞は、しばしば、対流を制御できず対流を促進し、特に、断熱物質が漏出継ぎ目を有する時には、対流を制御できず対流を促進する効果が大きくなる空隙を、製品および冷却材のまわりに有する。不運にも、温度変化度および温度区域が生成されたならば、これらの状態は、冷却剤の溶解を加速し、その結果、コンテナが冷却状態を維持できる時間が短くなる。加えて、耐熱性が実質的に本体よりも低くて、それで、コンテナの性能を低下されるかもしれないポリエステルフォームのような、異なる材料からなるカバーが形成されるかもしれない。
【0005】
更に、製品および冷却剤は、典型的には、カートンの空洞内に一緒に置かれるが、それは意に沿わない効果を有するかもしれない。ある種の製品を輸送するとき、その製品は、冷凍されず冷却されることが、所望されるかもしれない。ドライアイスのブロックのような冷却剤を、製品に接触させて空洞内に置くことは、うかつに、製品を凍らせたり、製品を損傷させたりするかもしれない。製品から離して保持したときでさえ、冷却剤は、輸送の最中に空洞内を移動するかもしれず、特に、それが溶けて小さくなるにつれて、うかつに、製品に接触するかもしれない。加えて、溶けた冷却剤は、そのコンテナから漏れるかもしれず、空洞内に散乱して輸送中の製品を汚染するかもしれない。
【0006】
上述の問題の幾つかに対して幾つかの適切な解決法が、過去に米国特許5,924,302に開示されているように、明らかになっている。しかしながら、いまだに、長期間にわたって大量の製品を輸送するためのコンテナに対する必要性が存在している。
【発明の概要】
【0007】
この発明のコンセプトは、冷却および冷凍のうちの少なくとも一方の状態の温度に敏感な製品を、長期にわたって輸送するための新しくて改良されたコンテナを導くことにある。
【0008】
例えば、この発明に従う、LD3輸送コンテナを含む堅いポリウレタンフォームからなる複数の実施形態のコンテナが、ここで示されるともに記述され、そして、それらは、異なる目的で、特に空輸等の大小の荷積みのために使用される。重要なことには、この発明に従うコンテナは、基本的には、底面と、好ましくは製品を保持するトレイと、4つの側面と、蓋と、好ましくは冷却剤トレイとからなる。更には、底面、側面および蓋は、熱対流を低減するように、噛み合う(一緒に固定されない、すなわち、一緒にグリップしない典型的な45度コーナーとは異なり、側面および基部は、好ましくは、摺動固定される、すなわち、突出し、溝が掘られる)べくデザインされる。また、好ましくは、堅いポリウレタンフォームは、コンテナの底面を形成するために成型され、特に、空輸環境において、白アリの問題を誘発する可能性がある木を使用する事との違いを際だたせるように、’’パレット’’溝を有することができる。冷却剤トレイは、好ましくは、ドライアイスやジュルパックのような適切な冷却剤を収容する摺動トレイであり、それは、好ましくは、堅いポリウレタンフォームで作られ、製品と直接接触しない状態に冷却剤を保持するために作られる。加えて、内部壁およびコンテナの底面は、製品区画内に制御された気流を生成するべくデザインされた対流を提供するように形づくられることができ、上記気流は、製品区画内の温度変化度を低減することが可能であり、それで、上記気流は、生物学的製剤および他の製品を輸送するとき、より良好でむらのない温度制御を提供する。
【0009】
それで、この発明のコンセプトによれば、このコンテナ、特に、大きなコンテナは、外部環境と内部環境との間の熱対流を低減するためのグリップした壁を有することができる。摺動冷却剤トレイは、多種多様の形式と形状のうちの少なくとも一方を取ることができ、冷却剤と製品の間の温度を調整するのに使用される。側面、底面および上部の夫々の内部壁は、好ましくは、製品区間内の温度変化度を制御および低減するために、そして、それによって、生物学的製剤および他の製品を輸送する際よりいっそう良好な制御を行うための対流を製品区画内に供給するべくデザインされ、制御された気流を供給するべくデザインされる。例えば、壁、底面、および、上部のうちの少なくとも一つは、溝および突出物のうちの少なくとも一方のような形態を有することができ、それらの形態は、荷物の回りに、対流および冷却剤の気流を提供するために形成される。また、側壁は、二つの側面に’’対流壁’’を供給する一方、他の二つの側面上に冷却剤を供給するために、V形状やU形状を有することができ、または、それらの幾つかの変形のような形状を有することができる。更に、冷却剤トレイは、冷却剤の冷却効果を製品の中央で制御するために、トレイに形成された中央支えを有することができる。それで、この発明に従うコンテナは、荷物における温度変化度を最小にして、荷物の角、中央、および、全ての領域で同じ温度を維持しようとして、側面および溝等をデザイン等することによって予めデザインされた気流によって、熱対流の制御を行うことができる。側面と基部とのグリップした連結は、外側からコンテナの内側への熱伝導および熱対流を制御するのに役立つ。基部は、コンテナの実際の底面から製品の積荷を保持するようにデザインされることが可能であり、内部空気が積荷の四方に循環するのを可能にする空気通路を備えることが可能である。大きなコンテナの基部は、好ましくは、生物学的製剤のような製品のパレット積荷を輸送するようにデザインされている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
次に、図を参照して検討を行う。図1は、この発明に従う断熱コンテナ10の一実施形態である。それは、好ましくは、貯蔵および組立が容易で対流を減少するためのかみ合いデザインを有し、側面12、正面の背面13、底面14、および、蓋または上部を有する水性の堅いポリウレタンフォームからなる。
【0011】
図2の分解組み立て図を参照すると、例えば、0℃から10℃までの温度帯は、コンテナ内の製品の積荷18のために不可欠な冷却剤17を保持するための上部アイストレイ16の使用によって、維持されることができる。トレイ16は、好ましくは、製品18の上部を摺動できるようになっている。高くなっている側面20aを有する内部製品トレイ20は、製品の積荷18の底面を、底面すなわち基部14から断熱すると共に、コンテナ内の温度変化度を低減するために、備えられることができる。コンテナの底面14は、分離木製パレットの必要性をなくすために、その底面に成型されたフォークリフト溝を有することができる。航空運送やどこに行く場合にも、白アリ問題の理由から、木製パレットや他の木製の構成部品をなくすことが望まれる。図1に示されているコンテナは、如何なる所望の大きさに形作られることもでき、有料荷重に有利なように、LD3輸送コンテナ規格に適合する大きさに形作られることができる。
【0012】
次に、このコンテナ10の個々のかみ合い構造について検討する。図2および3a−3dは、夫々、側面、背面、前面、上部および底面のかみ合い構造を示す図である。側面12は、その上端上に舌部12aを有し、内側の外端に垂直方向に延在する溝12bを有し、かつ、図2および3a−3bに最も好ましく示されるように、底面に溝12cを有する。他方、背面および前面は、図2に最も好ましく示されているように、上舌部および底舌部13a、および、サイド舌部13bを有する。後面および前面部分13は、側面12の各延在溝12b内を摺動する後面および前面部分13の舌部13bによって側面部分12と適合する。これは、背面および前面13が、単純な方法で側面12の溝12b内を摺動することを可能にし、その結果、密接で堅固な、前面、背面および側面構造を提供する。図3aには、かみ合った状態のこれらの三つの構成部品が、示されている(前面は加えられていない)。底面14は、前面および後面部分13の下部舌部13aを収容するための延在溝14aを有し、さらに側面12の底部溝12cと一緒になる延在舌部14bを有する。蓋すなわち上部15は、側面12の舌部12a、および、背面および前面部分13の舌部13aを収容するための延在溝15a(図3d参照)を有する。この舌部および溝構造は、コンテナ10の外側環境と内側環状との間の熱対流を低減するための’’グリップしている状態の壁’’を提供するために特に重要である。それらは、この課題を達成すべく、基部および蓋への4つの側面の良好なかみ合いを提供する。
【0013】
冷却剤17が製品の積荷18に直接接触しないことが、非常に重要である。摺動冷却剤トレイ16は、この断熱または緩衝機能を備え、側面における溝12d、および、背面および前面部分13における溝13dは、熱対流によって製品の積荷の周辺の側方の溝内に予めデザインされた下方への気流を提供し、その結果、製品の積荷の温度変化度が最小になる。冷却剤トレイ16の同様な溝16bは、これに関連して協同する。所望であれば、同様な溝が、基部14または製品トレイ20に備えられることができる。
【0014】
重要なことには、好ましくは、図2および4に最も明確に示されているように、摺動トレイ16の中央に支え16aが、備えられると共に、垂直方向に延在する。摺動トレイ16の中央の支え16aは、熱対流の観点からは、冷却剤17が支え16aの位置に配置されたならば起こるであろう製品の積荷18の中心への下への冷却剤対流を低減するために特に重要である。支え16a無しでは、荷物18の中心は、非常に冷たくなる。フォームでできたこの支え16aは、均一な製品温度を維持するのを助けるために、通常は非常に冷たい積荷の中心部分の温度を緩和する。好ましくは、アイスパック17を適所に保持するのを助けるために、スペーサ16cが、アイストレイ16内に備えられる。更に、これらのスペーサ16cは、アイスパック17内における自由な気流を可能にする複数の貫通穴を有しているかもしれない。この配置および構造は、アイスパックの熱効率を増大させる。
【0015】
図5a乃至5eは、図5aに示されているように製品タンク40が取り付けられている基部42を有する代わりのコンテナの組立部品を示している。4つの内壁46は、基部42に挿入され、その後、側方の雌型外壁48aは、基部に挿入され(図5b)、一対の雄型外壁48b(図5c)によって守られる。外壁、基部および上部は、始めの方の図に示されているように、舌部および溝構造であることが可能である。内壁46と外壁48との間の空間44は、ドライアイスパレット(図示せず)で満たされる。上で議論されたのと同様な舌部および溝構造が、使用される。4インチ厚さのような厚さのダイ型切断のフォームパッド50が、製品空洞内における外側壁48(図5d)内に挿入され、その結果、高い製品が傾いたり、落下したりする傾向を低減し、ぴったり適合した蓋52(図5e)の使用によって守られる。このようにして製造されたコンテナは、好ましくは、段ボール箱に挿入されて完全に閉じられる。
【0016】
図6a乃至6cを参照すると、堅いポリウレタンフォームの他のコンテナの実施形態が同様に示されており、それは、製品区画内の温度変化度を低減するために、そして、それで、生物学的製剤を輸送するときにより良好な制御を提供するために、製品の区画内に気流を生成するようにデザインされている。この実施形態は、図6に示すように、基部すなわち底面83に加えて、左右側面80と前後側面82とを有している。このコンテナのデザインで特に重要なのは、内側左右側壁86であり、この実施形態では、それは、U形状も可能であるが、V形状に溝が掘られているか、または、他のふさわしい湾曲した形状に溝が掘られている。この目的は、これら内側側壁86と、内側壁86と直立した障壁88との間に供給されて気流を生成する空洞内に配置された製品の積荷(図示せず)との間に空隙を提供することである。障壁88の外側に沿った前後壁82の内側は、典型的にはジェルアイスのような冷却剤のための冷却剤空洞90を形成している。障壁88は、示されたように間隔をおいて配置されることができ、各々は堅い壁であることが可能である。基部83は、高くなった領域84aを有し、この領域84aの間に溝84bが形成され、基部にいくつかの空隙が供給される。所望であれば(図示しないが)、V形状内壁86、底面の溝84b、および、蓋における同様な溝の連結は、製品区画内の対流によって、冷たい気流を可能にする。他の実施形態と同様に、図6に示されるコンテナは、好ましくは、堅いポリウレタンフォームで形成される。
【0017】
図6aの実施形態は、相対的に大きい製品区画92を有するのに対し、図6bの実施形態は、より小さな製品区画92aを有する一方、他のV壁や溝構造は同様である。それは、図6aに示すものと同様に溝84bを形成する高くなった領域84aを有し、図6cの実施形態は、摺動製品トレイ96を有すること以外は、図6aの実施形態と同様である。図6の実施形態は、所望であれば、舌部および溝の、壁、基部および上部を使用することができる。
【0018】
図7は、上部上にキャップを有し、かつ、製品コンテナとして使用するための他の実施形態を示す図である。全般的なコンテナ100は、他の実施形態と同様であり、下部パッド102および蓋106を有する。フォームアイストレイ104は、製品コンテナのキャップに適合するように形作られ、しっかりした断熱障壁を提供する。側面領域104aおよび104bは、直立した中央部分104cの各サイド上に冷却剤のためのトレイ(図示せず)を形成している。また、トレイ104は、改良された気流のためのノッチ104dを有する。中心部分104cは、図4の16aのような伝導ブロックであり、中央領域での温度を制御する。壁、基部、上部は、舌部および溝構造であることが可能である。
【0019】
このように、内部の製品を長期にわたって冷却または冷凍状態を維持する改良された輸送コンテナが開示された。特に重要な特徴は、(冷却剤17のための)摺動アイストレイ16であり、摺動アイストレイ16は、製品18がコンテナ内に配置されたとき、コンテナ内で摺動することが可能である。他の特に重要な特徴は、外部環境と内側空気との間の熱対流を制御するための、互いにかみ合う、壁、蓋および基部である。更に重要な特徴は、熱対流を流動させて、コンテナ内でエネルギーをより平等に分配するのに役立つ、コンテナ内の様々な場所において予めデザインされた形状、空洞および溝である。それらは、コンテナ内部の温度変化度を低減すると同時に、冷却剤からのエネルギーの解放を最大にする。更には、予め成型された伝導ブロックの配備によって、コンテナ内の特別の場所、特に、中央が、冷却剤に直接接触することから防御することによって、コンテナ内の温度ポケットを低減できる。この障壁は、冷却源からのエネルギーが製品の積荷に到達する前に冷却源からエネルギーを消耗する熱伝導特性に役立つ。予め形づくられた障壁の形状およびサイズは、所望のエネルギー量のみが、輸送期間の間を通じて安定かつ変わらないことを可能にするべく、デザインされることができる。
【0020】
この発明の他の用途や応用と同様に、様々な変形、修正、変更は、図とクレームが添付されたこの明細書を考慮した後では、この技術に精通している人には、明確になったであろう。この発明の精神および範疇をたがえない全てのそのような変形、修正、変更、および、他の用途や応用は、ここでカバーされると共に、クレームによってのみ制限されることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】この発明に従う大きな断熱コンテナの図である。
【図2】図1のコンテナの分解図である。
【図3A】部分的に組み立てられた図1のコンテナの分解図である。
【図3B】コンテナの構成部品の詳細な図である。
【図3C】コンテナの構成部品の詳細な図である。
【図3D】コンテナの構成部品の詳細な図である。
【図4】開いた状態のコンテナの先端と、伝導ブロックとジェルパックとを有する冷却トレイを示す図である。
【図5A】コンテナに極低温仕様の器を組み立てた、図1と同様のコンテナの組立部品を示す図である。
【図5B】コンテナに極低温仕様の器を組み立てた、図1と同様のコンテナの組立部分を示す図である。
【図5C】コンテナに極低温仕様の器を組み立てた、図1と同様のコンテナの組立部分を示す図である。
【図5D】コンテナに極低温仕様の器を組み立てた、図1と同様のコンテナの組立部分を示す図である。
【図5E】コンテナに極低温仕様の器を組み立てた、図1と同様のコンテナの組立部分を示す図である。
【図6A】コンテナの中央に配置される製品の積荷の四方の冷たい空気の循環を促進するための、対をなすV形状の側面、および、溝を有する代わりのコンテナを示す図である。
【図6B】コンテナの中央に配置される製品の積荷の四方の冷たい空気の循環を促進するための、対をなすV形状の側面、および、溝を有する代わりのコンテナを示す図である。
【図6C】コンテナの中央に配置される製品の積荷の四方の冷たい空気の循環を促進するための、対をなすV形状の側面、および、溝を有する代わりのコンテナを示す図である。
【図7】他の実施形態の斜視図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
温度に敏感な製品と冷却剤とを予め定められた関係に保持して、長期間、冷却または冷凍状態を維持するための輸送コンテナであって、
基部、4つの壁および上部を有するコンテナを備え、上記基部は、温度に敏感な製品を支持することが可能であり、
また、上記コンテナ内の上記製品上に配置されることが可能であると共に、冷却パッケージを受けるための取り外し可能な冷却トレイを備えることを特徴とする輸送コンテナ。
【請求項2】
請求項1に記載の輸送コンテナにおいて、
上記4つの壁は、一緒にかみ合い、更に、上記基部および上部と一緒にかみ合うことを特徴とする輸送コンテナ。
【請求項3】
請求項2に記載の輸送コンテナにおいて、
上記壁、基部および上部は、舌部と溝の配置によってかみ合うことを特徴とする輸送コンテナ。
【請求項4】
請求項1に記載の輸送コンテナにおいて、
一つ以上の内部表面は、上記製品の積荷内の温度変化度を最小にするために、内部における上記製品のまわりに予めデザインされた気流を熱対流によって提供するための溝と突出部のうちの少なくとも一つを有していることを特徴とする輸送コンテナ。
【請求項5】
請求項1に記載の輸送コンテナにおいて、
上記冷却トレイは、中央の予め成型された伝導ブロックを有していることを特徴とする輸送コンテナ。
【請求項6】
請求項1に記載の輸送コンテナにおいて、
上記壁、基部および上部は、堅いポリウレタンフォームで成型されていることを特徴とする輸送コンテナ。
【請求項7】
請求項1に記載の輸送コンテナにおいて、
4つの内部壁を備え、その4つの内部壁は、上記コンテナ内に間隔を置いて配置されると共に、上記製品を取り囲み、かつ、上記コンテナの壁とそれらの内部壁の間に空隙を提供することを特徴とする輸送コンテナ。
【請求項8】
温度に敏感な製品と冷却剤とを予め定められた関係に保持して、長期間、冷却または冷凍状態を維持するための輸送コンテナであって、
基部、4つの壁および上部を有するコンテナを備え、上記基部は、温度に敏感な製品を支持することが可能であり、
上記4つの壁は、互いにかみ合い、さらに、上記基部および上部とかみ合うことを特徴とする輸送コンテナ。
【請求項9】
請求項8に記載の輸送コンテナにおいて、
上記壁、基部および上部は、舌部と溝の配置によってかみ合うことを特徴とする輸送コンテナ。
【請求項10】
請求項8に記載の輸送コンテナにおいて、
上記コンテナ内の上記製品上に配置されることが可能であると共に、冷却パッケージを受けるための取り外し可能な冷却トレイを備えることを特徴とする輸送コンテナ。
【請求項11】
請求項8に記載の輸送コンテナにおいて、
一つ以上の内部表面は、上記製品の積荷内の温度変化度を最小にするために、内部における上記製品のまわりに予めデザインされた気流を熱対流によって提供するための溝と突出部のうちの少なくとも一つを有していることを特徴とする輸送コンテナ。
【請求項12】
請求項10に記載の輸送コンテナにおいて、
上記冷却トレイは、中央の予め成型された伝導ブロックを有していることを特徴とする輸送コンテナ。
【請求項13】
請求項8に記載の輸送コンテナにおいて、上記壁、基部および上部は、堅いポリウレタンフォームから成型されていることを特徴とする輸送コンテナ。
【請求項14】
請求項8に記載の輸送コンテナにおいて、
4つの内部壁を備え、その4つの内部壁は、上記コンテナ内に間隔を置いて配置されると共に、上記製品を取り囲み、かつ、上記コンテナの壁とそれらの内部壁の間に空隙を提供することを特徴とする輸送コンテナ。
【請求項15】
温度に敏感な製品と冷却剤とを予め定められた関係に保持して、長期間、冷却または冷凍状態を維持するための輸送コンテナであって、
基部、4つの壁および上部を有するコンテナを備え、上記基部は、温度に敏感な製品を支持することが可能であり、
一つ以上の内部表面は、上記製品の積荷内の温度変化度を最小にするために、内部における上記製品のまわりに予めデザインされた気流を熱対流によって提供するための溝と突出部のうちの少なくとも一つを有していることを特徴とする輸送コンテナ。
【請求項16】
請求項15に記載の輸送コンテナにおいて、
上記4つの壁は、互いにかみ合い、さらに、上記基部および上部とかみ合うことを特徴とする輸送コンテナ。
【請求項17】
請求項16に記載の輸送コンテナにおいて、
上記壁、基部および上部は、舌部と溝の配置によってかみ合うことを特徴とする輸送コンテナ。
【請求項18】
請求項15に記載の輸送コンテナにおいて、
上記コンテナ内の上記製品上に配置されることが可能であると共に、冷却パッケージを受けるための取り外し可能な冷却トレイを備えることを特徴とする輸送コンテナ。
【請求項19】
請求項18に記載の輸送コンテナにおいて、
上記冷却トレイは、中央の予め成型された伝導ブロックを有していることを特徴とする輸送コンテナ。
【請求項20】
請求項15に記載の輸送コンテナにおいて、
上記壁、基部および上部は、堅いポリウレタンフォームで成型されていることを特徴とする輸送コンテナ。
【請求項21】
請求項15に記載の輸送コンテナにおいて、
4つの内部壁を備え、その4つの内部壁は、上記コンテナ内に間隔を置いて配置されると共に、上記製品を取り囲み、かつ、上記コンテナの壁とそれらの内部壁の間に空隙を提供することを特徴とする輸送コンテナ。
【請求項22】
温度に敏感な製品と冷却剤とを予め定められた関係に保持して、長期間、冷却または冷凍状態を維持するための輸送コンテナであって、
基部、4つの壁および上部を有するコンテナを備え、上記基部は、温度に敏感な製品を支持することが可能であり、
上記コンテナの中央領域の温度を制御するための中央の予め成型された伝導ブロックを備えることを特徴とする輸送コンテナ。
【請求項23】
請求項22に記載の輸送コンテナにおいて、
上記4つの壁は、舌部と溝の配置によって、互いにかみ合うと共に、上記基部および上部とかみ合うことを特徴とする輸送コンテナ。
【請求項24】
請求項22に記載の輸送コンテナにおいて、
上記コンテナ内の上記製品上に配置されることが可能であると共に、冷却パッケージを受けるための取り外し可能な冷却トレイを備えることを特徴とする輸送コンテナ。
【請求項25】
請求項22に記載の輸送コンテナにおいて、
一つ以上の内部表面は、上記製品の積荷内の温度変化度を最小にするために、内部における上記製品のまわりに予めデザインされた気流を熱対流によって提供するための溝と突出部のうちの少なくとも一つを有していることを特徴とする輸送コンテナ。
【請求項26】
請求項22に記載の輸送コンテナにおいて、
上記壁、基部および上部は、堅いポリウレタンフォームで成型されていることを特徴とする輸送コンテナ。
【請求項27】
請求項22に記載の輸送コンテナにおいて、
4つの内部壁を備え、その4つの内部壁は、上記コンテナ内に間隔を置いて配置されると共に、上記製品を取り囲み、かつ、上記コンテナの壁とそれらの内部壁の間に空隙を提供することを特徴とする輸送コンテナ。
【請求項28】
請求項1に記載の輸送コンテナにおいて、
二つの対向する壁は、上記コンテナ内かつ上記製品のまわりの熱対流を促進するために、内側V形状を有することを特徴とする輸送コンテナ。
【請求項29】
請求項8に記載の輸送コンテナにおいて、
二つの対向する壁は、上記コンテナ内かつ上記製品のまわりの熱対流を促進するために、内側V形状、内側U形状またはそれらと類似の内側形状を有することを特徴とする輸送コンテナ。
【請求項30】
請求項15に記載の輸送コンテナにおいて、
二つの対向する壁は、上記コンテナ内かつ上記製品のまわりの熱対流を促進するために、内側V形状、内側U形状またはそれらと類似の内側形状を有することを特徴とする輸送コンテナ。
【請求項31】
請求項22に記載の輸送コンテナにおいて、
二つの対向する壁は、上記コンテナ内かつ上記製品のまわりの熱対流を促進するために、内側V形状、内側U形状またはそれらと類似の内側形状を有することを特徴とする輸送コンテナ。

【図1】
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【図2】
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【図4】
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【図7】
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【公表番号】特表2007−523803(P2007−523803A)
【公表日】平成19年8月23日(2007.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−518954(P2006−518954)
【出願日】平成16年7月7日(2004.7.7)
【国際出願番号】PCT/US2004/022199
【国際公開番号】WO2005/007519
【国際公開日】平成17年1月27日(2005.1.27)
【出願人】(505473547)
【氏名又は名称原語表記】Rodney M. DERIFIELD
【Fターム(参考)】