説明

新型インフルエンザ感染予防及び治療薬の製造方法。

【課題】季節性インフルエンザや鳥インフルエンザが流行する頃になると、ワクチンの不足やタミフルが効果があるとか効かない等の報道に、特に幼児や老人が免疫力が低下し恐れ戦いて一日も早く鎮静することを願っていた。
【解決手段】 緑茶に含まれるカテキンが体内で分解されるのを防ぎ、緑茶に含まれる渋み成分でエピガロカテキンガレート(EGCG)が体内で持続性を方法が有れば、ウイルスの感染や増殖を抑えられることから皮膚吸収に優れているナフトキノンを含む植物性抽出液と合成することによって成る新型インフルエンザ感染予防及び治療薬の製造方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はウイルスの働きを抑える働きのあるカテキンの一種エビガロカテキンガレート(以後EGCGという)と皮膚浸透効果を持つナフトキノンを含有する植物抽出液を合成して成る新型インフルエンザ感染予防及び治療薬の製造方法。
【背景技術】
【0002】
上記ナフトキノンを含有する植物抽出液とは、マクロビオテックの始祖でも有った、秦の始皇帝が生来の虚弱体質から脱却し、長命を保ちたい願望から、家臣の徐福を遣わし、極東の地に有ると云われる不老不死の妙薬を探して持ち帰れと厳命され、徐福は和歌山県の白浜に上陸し、やっとの思いで探し当てたのが鳳仙花で、徐福が帰途に着く頃、首を長くして待ち望んでいた始皇帝は亡くなったと云われている。
「参考文献「水」著者丹羽靭負医学博士」
【0003】
従来インフルエンザの特効薬は飲み薬のタミフルと吸入薬のリレンザに代表されるがこれはいずれも治療薬であり、輸入に頼っている。予防には専らワクチンの接種に頼り、大流行が予測されると該ワクチンの製造が間に合うとか間に合わない等とマスコミを騒がしていた。
【0004】
ワクチンを製造することの出来る主要先進国は何とか製造が起動に乗れば、希望者から順序良く接種を受けることが叶い一安心することになるが、発展途上国等でワクチンの製造設備を持たない国や、先進国でも、持病を予め持って体力の衰えからくる免疫力の微弱な病人は感染と同時に重篤な症状になり命を落とすに至ることが報告されている。
【0005】
日頃健康を維持する生活が基本であるが、通常の生活習慣を身に付けて、成る可く多勢の人が集まる所に行かねばならないことが起こっても、免疫力を持ち続ける健康食品が有れば、願ってもないものと云える常備薬が望まれていた。
【0006】
ナフトキノンを含有する植物抽出液は既に発明者が1998年10月30日にPCT出願で「癌抑制物質を含んだ薬味酒」を提出済みで、神戸薬科大学の平井みどり助教授からヒト膀胱癌細胞5637培養液に添加し、細胞増殖抑制効果を臨床薬学研究室で検討した結果が報告されている。
【0007】
上記報告の詳細は省かせて戴きますが、通常の植物エキスの10分の1程度で細胞死が観察され、50%増殖抑制濃度は1〜2μg/mlと考えられ、細胞死の機序については今後検討する予定となっております。
【特許文献1】 癌抑制物質を含んだ薬味酒。 PCT/JP98104930 熱加工茶 日本国特許第1412820号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
広義のカテキンは茶の渋み成分である。これらは酸化によって重合しタンニンとなる。カテキン(EGCG)の酸化を防ぎ、インフルエンザウイルスの表面タンパクに作用し、「ウイルスー細胞」間の膜融合を阻害し、細胞死を誘発する。然しカテキンは体内で分解され効果がなくなってしまうことが公知されている。皮膚浸透と共に体内に持続性を持つナフトキノンを含有する植物性抽出物が癌細胞の細胞死と共に有効であることが理解される。
【0009】
本願発明者はマイタケ(GrifoIa frondosa)の有効成分とナフトキノン含有植物抽出液を浸漬した方法と同様に生茶葉を予め摘み取った後、該薬味酒に浸漬した後、冷凍乾燥を行い、乾燥後の成分を純水で戻し、所定の方法により、シャーレー内でインフルエンザウイルスに接触したところ、ウイルスの細胞死が確認された。
【0010】
創薬システムを確立するに当って、先ず細胞形態を顕微鏡で観察し、風邪ウイルス細胞増殖抑制効果が顕著に現われるところが、緑茶浸出液(キノン類含有)を凍結乾燥したものをウイルス細胞培養液に添加し、本エキスでは、緑茶葉抽出カテキンの10分の1程度で細胞死が観察された。
【0011】
50%増殖抑制濃度は1〜2μg/mlと考えられる。細胞テストは最初に行なわれる大事なテストながら、第一関門をクリアしたに過ぎないので動物のスクリーニングテスト等を繰り返し行なって、カナダ、フランス、スペインなどの各国が危惧する緑茶カテキンが原因と疑われる肝臓障害などの事例から販売禁止措置がとられないよう克服して行かねばならない。
【0012】
さいわい本発明のカテキンに添加されたナフトキノンを含む植物抽出液は、解毒作用がある物質ケンフェロールを含むことが星薬科大学名誉教授・井沢一男薬学博士の分析により証明され、カルボキシル基がはずれてイソプレニル基に変わる所が有意義であると云われている。従って上記肝臓障害に至ることはない。
【課題を解決するための手段】
【0013】
特許平01−286970薬味酒とその薬味酒を含む食品のように予め薬味酒を作った後緑茶葉を浸漬させてカテキン(EGCG)とナフトキノンを含む植物抽出液を混合してインフルエンザ感染防止用薬味酒の製造方法と更に30度以上のホワイトリカーに鳳仙花(Inpatiens baIsamina)全草と緑茶葉を同時に漬け込むことによって、鳳仙花(Inpatiens baIsamina)の有効成分と緑茶葉のカテキンが抽出され、インフルエンザ感染予防及び治療薬の製造期日を短縮することが出来た。
【発明の効果】
【0014】
以上のことから、製造工程を短縮して、全く薬効の変わらない製品を作ることが出来、更に乾燥した鳳仙花(Inpatiens baIsamina)全草と緑茶葉を液化炭酸ガスの中に加えて抽出液を採取した後、該炭酸ガスを気化した後濾過して鳳仙花(Inpatiens baIsamina)と緑茶葉の有効成分を取り出した後、30度以上のホワイトリカーに入れて、殺菌し、保存する。
【0015】
感染性病原を防除するには、病原菌の増殖を遮断する殺菌効果と共に、既に何らかの病に冒されていたり、妊娠して、免疫力の低下が考えられる人には、予防の為に免疫力を向上させる必要がある。乳癌摘出手術後、再発防止の為、女性ホルモン抑制剤が投与される。女性は女性ホルモンを抑制されると、免疫力が落ちる為、花粉症や感冒に罹患したのと類似した現象を呈する。
【0016】
女性ホルモン抑制剤の服用を止めると、その現象も直ちに治まる。本願発明者は女性ホルモン抑制剤に替る前記PCT/JP98104930癌抑制物質を含んだ薬味酒を30mmg毎日服用させた所、手術後10年が経過し、今年7月に癌研有明病院より卒業免除を受領することになった。因みに初期乳癌を発見したのは本願発明者である。摘出手術を行なったのは霞富士雄医師である。
【0017】
本願発明者が乳腺癌を見つけた後、発明者自身が多発性骨髄腫と診断され、同じ癌研大塚病院で化学療法科部長堀越昇医学博士を紹介された同医師は血清総蛋白の泳動図を示し、病名を確認した。腰痛が発症したら治療に入りますと云われ、本願発明者も乳腺外科手術後の女性と同じ癌抑制物質を含んだ薬味酒を30mmgを毎日服用して10年を経過し、同病院の血液腫専門畠清彦医学博士より骨癌で生涯死ぬことはないでしょう私が保証しますとまで云われた。
【0018】
四国土佐清水病院の丹羽靭負医学博士は前記鳳仙花(Inpatiens baIsamina)抽出薬味酒を30mg毎日30日間服用させたところ、入院患者100人の癌患者の痛みが総て消えたと報告された。前名古屋第二日赤病院副病院長故板津武晴医学博士は余命3ヶ月を宣告

続けたことで肺癌を克服し4年間生き続け、私も医師だから判るが今度会うときはこん睡状態になり、話をすることは無理でしょうと説明されたが、亡くなる前日まで夫人と語り会ったそうである。
【0019】
故板津武晴医学博士は同じ頃、別の副院長が肺癌を患い、専門医より余命3ヶ月を宣告され名古屋第二日赤病院の治療に入り予告通り、3ヵ月後に逝去されたそうである。故板津武晴夫人は夫の為、自然治癒理論に関心を持ち、一日でも長く生きて欲しいという夫婦愛から4年を経過する命を、痛みを伴うことなく永らえたが、当の故板津医学博士は病院内で化け物扱いされたりして心痛し、癌細胞をピンポイント治療するレーザー光発生器を進んで病院に導入し、不慣れな医師を教育する為、自身の身体を練習台に差し出し、胃や腸をケロイド状にしたり、胆汁の管等にレーザー光の穴を明け、殉職したそうである。通常は一回のレーザー治療で痛みが走り、続けてレーザー光は当てられないのにバイオキノ

板津武晴医学博士は日赤病院葬が取り行なわれた。
【0020】
未だ服用症例としては前記した程度であるが、医薬品にする為にはスクリーニング及び動物実験或は人体実験に至るまで多くの関門があることは承知しているが、ボラギノールのメーカー天籐製薬(株)の探索研究室長から共同で創薬開発に参加するよう求められたが、数億円の研究費を折半でお願いしますと云われたが当社に開発費が不足してお断りした。
【0021】
上記のようにモルヒネ以上の痛み緩減効果と共に免疫性を向上させる効果があり、体内への持続性も血液や尿に浸出するだけでは無く細胞膜を透過することが前記丹羽靭負医学博士からも証明され、発明者は潜在性VBI欠乏症のため市販のグロンサン(中外製薬(株)製)を服用した時に必ず排尿の際尿に含まれる黄色とグロンサン独特の臭気が気になり、バイ

の無色透明の尿になることを発見した。いつでも再現することは可能である。
【0022】
緑茶葉に含まれるタンニンは架橋結合をつくり、沈殿してタンパク質を不活化させる特性があることなどからその母体であるカテキンにも当然インフルエンザウイルスに対しても不活性化の機序となる可能性があったと思われる。発明者の考察では、神戸薬科大学臨床薬学研究室で、ヒト膀胱癌細胞5637倍溶液に添加し、細胞増殖抑制効果を検討したところ、通常の植物エキスでは50〜100μg/ml程度で顕著に現われるところが本エキスではその10分の1程度で細胞死が観察されたと報告され、機会を見て更なるテストを行なう心算でいて今回の研究に繋げることが出来た。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
まず、本発明で用いる鳳仙花アルコール抽出液について説明する。鳳仙花は、ツリフネソウ属、ツリフネソウ科に属する(近縁種、亜種も含む)一年草であり、全草(種を使っても良い)を使用する。夏から秋に全草を採取し、そのまま用いたり、日干しにした後、果実は成熟前に採取して日干しにし、乾燥してから種子のみを集めておく。成分はナフトキノン類で、花にはアントシアニン、チアニジン、茎葉にはケンフェロール、クエルセチン等を含み、種子にはパリナリシン脂肪酸、脂肪油、エルゴステロールを含むことが知られている。鳳仙花を開花期に採取し、これを2〜5日間陰干ししても良い。裁断された全草と花弁は、アルコール度30度以上のアルコールに浸漬する。アルコール度30度以上のアルコール飲料が琥珀色に変化した後、緑茶葉は上質の芽茶葉等を選ぶ必要はなく、枯

アルコール度30度液に浸漬したものを任意の割合で調合して使用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】ナフトキノン含有植物抽出液の掻痒メカニズムの解明。1から12までの構造であるが、左側がn−ブタノールエキスから得られたものである。布ラボノールのアグリコン、ケンフェロール(1)とその配糖体。それからケルセチン(5)とその配糖体そして右側が1,4−ナフトキノン誘導体である。酸性エチルから得られた化合物である。新しい化合物、4と9は、HMBCその他の分析手段を用いて構造決定した。この中の、1,3,7,8,がメインの化合物である。いちばん最初にたくさん取れてきたので実験している。それで先ほどのデキストランによるかゆみをどれが抑えているかということをみた。化合物1は溶液に溶けなかったので不使用。その他すべての化合物を10μg/kgの濃度で、デキストランを投与する1時間前に静注(静脈注射)して、抑制率をみた。ほとんどの化合物がこのように有意にかゆみを抑えている。これは抗ヒスタミン薬であり、塩酸ディフェンヒドラミン−これはアレルギーなどではいちばん先に使われるかゆみ止めである。−や脱顆粒を抑えるDSCG−クロモグリク酸ナトリウム−という医薬品の1,000倍の濃度のものとほとんど同じに良く効いている。したがって、たんなる抗ヒスタミン作用や脱顆粒を抑制しているだけで、鳳仙花(Inpatiens baIsamina)はかゆみをおさえているのではないということを示唆した。(参考文献)武庫川大学石黒京子医学博士

【特許請求の範囲】
【請求項1】
30度以上の無色透明のアルコール飲料中に、開花最盛期に切り取られ、鳳仙花(Inpatiens baIsamina)の全草と花弁とを10〜50重量%浸漬させ、この浸漬後、前期無色透明のアルコール飲料が琥珀色に変化した後に、新たに鳳仙花(Inpatiens baIsamina)の花弁を加え、この状態で前記鳳仙花(Inpatiens baIsamina)の全草と花弁とを少なくとも半月以上浸漬し、その後更に緑茶の葉を24時間浸漬して得られるカテキン類の抽出液を有効成分として含有してなることを特徴とする新型インフルエンザ感染予防及び治療薬の製造方法。
【請求項2】
開花最盛期に切り取られた鳳仙花(Inpatiens baIsamina)の全草と花弁及び緑茶の茶葉を摘み取り、夫々の植物を液化炭酸ガス中で冷凍乾燥させた後、該粉末を任意の量を混合し、内服薬とすることによってなる、インフルエンザ治療及び免疫向上予防薬としての特徴を持つ新型インフルエンザ感染予防及び治療薬の製造方法。
【請求項3】
カテキン中のエピガロカテキンガレート(EGCG)が細胞内においてRNAウイルスの表面タンパクに作用し、ウイルスー細胞間の膜融合を阻害することが公知されており、鳳仙花(Inpatiens baIsamina)に含まれるナフトキノンを加えて更に強力なウイルスのアポトーシス作用と、予防効果の上昇を特徴とする新型インフルエンザ感染予防及び治療薬の製造方法。

【図1】
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【公開番号】特開2011−68629(P2011−68629A)
【公開日】平成23年4月7日(2011.4.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−239803(P2009−239803)
【出願日】平成21年9月25日(2009.9.25)
【出願人】(000159906)
【Fターム(参考)】