説明

新聞紙面の制作システム、および新聞紙面における素材仮配置方法

【課題】仮配置した素材を把握するとともに、配置計画に変更があった場合でも、仮配置計画図を修正することによってその変更内容を反映可能とすることによって新聞紙面の制作効率の向上を図ること。
【解決手段】本発明の新聞紙面の制作システムによれば、新聞紙面に掲載する少なくとも記事、画像、写真からなる複数の素材の素材情報を新聞紙面を構成する紙面上に配置することによって新聞紙面を制作するシステムにおいて、紙面に割り付けられた素材を、この紙面に対応する紙面データ上に仮配置するための仮配置枠領域を紙面データに設定する仮配置枠領域設定部51と、仮配置枠領域設定部51によって設定された仮配置枠領域と、この仮配置枠領域に仮配置される素材を識別する識別情報とを関連付けて管理する素材管理部52とを備えている。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主に新聞社や印刷会社において使用される新聞紙面の制作システム、および紙面への素材の割り付け計画時に、素材を仮配置するための新聞紙面における素材仮配置方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
新聞は、記事、画像、あるいは写真といった素材を紙面上に配置することによって制作される。このような新聞紙面の制作は、従来から、図22に示すようなシステム構成の新聞紙面制作システムを用いてなされている。
【0003】
この新聞紙面制作システムは、記事入力/校正端末1と、記事サーバ2と、画像入力/加工端末3と、画像サーバ4と、組版端末5と、組版編集サーバ6と、紙面データ格納部7と、出力サーバ8と、プリンタ/プロッタ9とによって構成されている。
【0004】
記事入力/校正端末1は、記事の入力および校正を行うための端末であり、記者によって記事情報が入力されると、入力された記事情報は、この記事入力/校正端末1によって記事サーバ2に出力される。また、この記事入力/校正端末1によって、記事サーバ2に蓄積されている記事情報が取得される。この取得された記事情報は、記事入力/校正端末1を介してなされるオペレータ操作によって校正がなされ、更に校正された記事情報は、記事入力/校正端末1から記事サーバ2に再び出力される。
【0005】
記事サーバ2では、このようにして記事入力/校正端末1から入力された記事情報の他に、図示しない通信回線を経由して通信社などから送信された記事情報も入力される。この記事情報もまた記事サーバ2に蓄積される。更に、記事入力/校正端末1からの校正要求に基づいて、蓄積している記事情報の中から要求のあった記事情報は、記事サーバ2から記事入力/校正端末1へと出力される。更に、記事サーバ2に蓄積されている記事情報は、オペレータ指示に基づいて組版編集サーバ6に出力される。
【0006】
スキャナやディスプレイ等が備えられている画像入力/加工端末3では、画像データの入力および画像データの加工が行われる。入力された画像データは、画像入力/加工端末3から画像サーバ4へと出力される。また、オペレータから入力された画像データの加工操作入力に基づいて画像データの加工が行われ、加工された画像データは、この画像入力/加工端末3から画像サーバ4へと出力される。
【0007】
画像入力/加工端末3から出力された画像データは、画像サーバ4に蓄積される。また、画像サーバ4に蓄積されている画像データは、画像入力/加工端末3から要求があると、画像入力/加工端末3に出力される。また、オペレータから指示があった場合には、組版編集サーバ6に出力される。
【0008】
組版端末5は、オペレータが、記事、画像、および見出しのレイアウト編集を行うための操作入力を行う端末であり、各オペレータに対して1台ずつ備えられている。各オペレータは、自己が操作担当する組版端末5を操作することによってレイアウト編集作業を行っている。図22では、代表的に1台の組版端末5のみを示しているが、勿論1台に限るものではない。組版端末5に操作入力されて作成された操作情報は、組版編集サーバ6に出力される。
【0009】
組版編集サーバ6では、組版端末5から出力された操作情報に基づいて、紙面データ71の編集作業が行われる。そして、このように組版編集サーバ6で編集作業がなされた紙面データ71は、紙面データ格納部7に格納される。また、一旦格納された紙面データ71が再び組版編集サーバ6へと読み出され、再び編集作業が行われた後に紙面データ格納部7に格納されることも可能である。
【0010】
出力サーバ8では、組版端末5からの大刷/版下出力指示にしたがって、組版編集サーバ6から出力された紙面データ71がドットデータに展開される。このように展開されたドットデータに基づいて、プリンタ/プロッタ9から大刷や版下が出力される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の新聞紙面制作システムには、以下のような問題がある。
【0012】
すなわち、新聞紙面の制作は、即時性が要求されるために、掲載予定の素材が一部しか揃っていない状態であっても、記事入力/校正端末1に記事が、画像入力/加工端末3に画像および写真が、ある程度搬入された時点でオペレータによって取捨選択され、仮配置がなされることによって、どの素材を紙面のどの位置に配置するかが確認されると共に、紙面全体のバランスや、見栄えが確認されている。このような仮配置を行う初めの作業として、例えば特開平11−154239号公報で開示されているような仮配置計画図が作成されている。
【0013】
この仮配置計画図もまた、素材が全て揃っている訳ではない状態で作成されるので、この通りに素材の配置がなされることは希である。たとえばニュース性の高い記事のように、時々刻々とその経過が変化しているような事件を扱った素材については、締め切り直前にならないと新聞紙面制作システムに搬入されないので、当初の仮配置計画から、実際の配置を大幅に変更する場合もある。
【0014】
しかしながら、仮配置計画図は、専用の用紙に手書きで作成されており、一度作成された後には、修正されず、その後は利用されることはない。つまり、仮配置計画図は、オペレータが組版端末5を用いて行う仮配置作業の初期状態の紙面配置イメージを得るために利用されているにすぎない。上述したように、紙面の配置は、仮配置計画として計画された初期状態から変更になる場合がほとんどであるが、一旦組版端末5による紙面の配置作業が開始されると、その後変更があっても、オペレータが組版端末5を操作することによって、紙面上に素材情報が配置されている。
【0015】
このような配置作業は、素材の配置が、仮配置計画図によって計画されたものから軽微にしか変更がなされていない場合であればさほど困難ではないものの、大幅に変更された場合には、変更に伴って配置作業も煩雑となるために、オペレータの負荷が大きくなり、新聞紙面の制作効率が低下するという問題がある。
【0016】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、仮配置計画図を作成および修正する機能と、仮配置計画に基づいて配置する素材を管理する機能と、仮配置計画図に素材情報を配置することによって紙面データ上に素材情報を配置する機能とを付加し、もって、仮配置された素材を把握することを可能とするとともに、配置計画に変更があった場合であっても、仮配置計画図を修正することによってその変更を反映することができ、もって、新聞紙面の制作効率の向上を図ることが可能な新聞紙面の制作システム、および新聞紙面における素材仮配置方法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明では、以下のような手段を講じる。
【0018】
すなわち、請求項1の発明は、新聞紙面に掲載する少なくとも記事、画像、写真からなる複数の素材の素材情報を新聞紙面を構成する紙面データ上に配置することによって新聞紙面を制作するシステムにおいて、紙面に割り付けられた素材を、この紙面に対応する紙面データ上に仮配置するための仮配置枠領域を、紙面データに設定する仮配置枠領域設定手段と、仮配置枠領域設定手段によって設定された仮配置枠領域と、この仮配置枠領域に仮配置される素材の識別情報とを関連付けて管理する管理手段とを備えている。
【0019】
従って、請求項1の発明の新聞紙面の制作システムでは、以上のような手段を講じることにより、仮配置計画図を紙面データ上で作成することにより、配置計画に変更があった場合でも、この変更に伴う素材情報の紙面データ上への配置作業を容易に実施することができる。
【0020】
請求項2の発明は、請求項1の発明の新聞紙面の制作システムにおいて、管理手段によって仮配置枠領域と関連付けられた識別情報に対応する素材の素材情報を、この仮配置枠領域に割り付ける素材割付手段と、素材割付手段によって仮配置枠領域に割り付けられた素材の素材情報を、この仮配置枠領域に配置する素材配置手段とを付加してなる。
【0021】
従って、請求項2の発明の新聞紙面の制作システムでは、以上のような手段を講じることにより、仮配置枠領域に配置する素材が搬入された場合には、仮配置枠領域と素材との対応付けを取ることによって、仮配置枠領域における素材の搬入状況を容易に把握することができる。また、仮配置枠領域に、割り付けられた素材の素材情報を配置することによって、素材情報を紙面データ上に配置することができるので、新聞紙面の制作効率の向上を図ることができる。
【0022】
請求項3の発明は、請求項2の発明の新聞紙面の制作システムにおいて、素材割付手段によって仮配置枠領域に割り付けられた素材の素材情報の量と、この仮配置枠領域の配置可能素材情報量との差分量を算出する差分量算出手段と、差分量算出手段によって算出された差分量を表示する差分量表示手段とを付加してなる。
【0023】
従って、請求項3の発明の新聞紙面の制作システムでは、以上のような手段を講じることにより、仮配置枠領域に配置することが可能な素材情報量と、この仮配置枠領域に割り付けられた素材の素材情報の量との差分量を把握することができる。
【0024】
請求項4の発明は、請求項3の発明の新聞紙面の制作システムにおいて、差分量算出手段によって算出された差分量に基づいて、仮配置枠領域に仮配置された素材情報がこの仮配置枠領域からはみ出すことなく配置されるように、仮配置枠領域のサイズを調節するサイズ調節手段を付加してなる。
【0025】
従って、請求項4の発明の新聞紙面の制作システムでは、以上のような手段を講じることにより、割り付けられた素材の素材情報の量に応じて、仮配置枠領域のサイズを調節することができるので、新聞紙面の制作効率の向上を図ることができる。
【0026】
請求項5の発明の新聞紙面における素材仮配置方法は、コンピュータシステムを用いて、新聞の紙面に掲載する素材を各紙面に割り付け、割り付けられた素材の素材情報を、新聞紙面を構成する紙面データ上に配置することによって新聞紙面を制作するシステムに適用され、紙面に割り付けられた素材を、この紙面に対応する紙面データ上に仮配置するための仮配置枠領域を、紙面データ上に設定する設定段階と、紙面データ上に設定された仮配置枠領域に仮配置される素材の識別情報を、対応する仮配置枠領域に関連付けて管理する管理段階と、識別情報と関連付けられた仮配置枠領域に、この識別情報に対応する素材を割り付ける割付段階と、割り付けられた素材の素材情報を、対応する仮配置枠領域に配置する仮配置段階とからなる。
【0027】
従って、請求項5の発明の新聞紙面における素材仮配置方法では、以上のような手段を講じることにより、仮配置計画図を紙面データ上で作成することにより、配置計画に変更があった場合でも、この変更に伴う素材情報の紙面データ上への配置作業を容易に実施することができる。
【0028】
また、仮配置枠領域に配置する素材が搬入された場合には、仮配置枠領域と素材との対応付けを取ることによって、仮配置枠領域における素材の搬入状況を容易に把握することができる。更に、仮配置枠領域に、割り付けられた素材の素材情報を配置することによって、素材情報を紙面データ上に配置することができるので、新聞紙面の制作効率の向上を図ることができる。
【0029】
請求項6の発明は、請求項5の発明の新聞紙面における素材仮配置方法において、割付段階において割り付けられた素材の素材情報の量と、この素材が割り付けられた仮配置枠領域の配置可能素材情報量との差分量を算出する差分量算出段階と、差分量算出段階において算出された差分量に基づいて、仮配置枠領域に仮配置された素材情報が、この仮配置枠領域からはみ出すことなく配置されるように、仮配置枠領域のサイズを調節するサイズ調節段階とを備え、仮配置段階では、サイズ調節段階においてサイズが調節された仮配置枠領域に、対応する素材情報を配置する。
【0030】
従って、請求項6の発明の新聞紙面における素材仮配置方法では、以上のような手段を講じることにより、仮配置枠領域に配置することが可能な素材情報量と、この仮配置枠領域に割り付けられた素材の素材情報の量との差分量を把握することができる。また、割り付けられた素材の素材情報の量に応じて、仮配置枠領域のサイズを調節することができるので、新聞紙面の制作効率の向上を図ることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0032】
なお、以下の本発明の実施の形態の説明に用いる図中の符号は、図22と同一部分については同一符号を付す。
【0033】
本発明の実施の形態を図1から図21を用いて説明する。
【0034】
図1は、本発明の実施の形態に係る新聞紙面における素材仮配置方法を適用した新聞紙面制作システムの構成例を示す機能ブロック図である。
【0035】
すなわち、本発明の実施の形態に係る新聞紙面の編集状況表示方法を適用した新聞紙面制作システムは、図22に示す従来技術の新聞紙面制作システムと同様、記事入力/校正端末1と、記事サーバ2と、画像入力/加工端末3と、画像サーバ4と、組版端末5と、組版編集サーバ6と、紙面データ格納部7と、出力サーバ8と、プリンタ/プロッタ9とを備えているが、更に、組版端末5に、仮配置枠領域設定部51と、素材管理部52と、差分量算出部54と、差分量表示部55と、サイズ調節部56と、素材配置部57とを備え、組版編集サーバ6に素材割付部61を備えている。
【0036】
したがって、ここでは、図22と同一部分については同一符号を付してその説明を省略し、異なる部分についてのみ述べる。
【0037】
仮配置枠領域設定部51は、図2のフローチャートに示すように動作し、素材を各紙面に割り付け、紙面へ割り付けられた各素材を、紙面データ上に仮配置するための仮配置枠領域に関するデータである枠取り領域指示情報58を作成する。すなわち、枠取り領域指示情報58は、図3のデータ構成例に示すように、紙面毎の枠取り領域件数58CN、この領域件数58CNに対応する数nの枠取り領域対角線座標58WDn、仮見出し58KM、合い印58ASとからなる。
【0038】
素材管理部52は、このような枠取り領域の何れかに配置する素材構成情報59を作成し、枠取り領域指示情報58と関連付けて管理する部位である。この素材構成情報59は、図4にそのデータ構成例を示すように、素材の掲載年月日59KN、素材の搬入先の面名59MN、素材の搬入先の版名59HN、素材ID番号59ID、素材種別59SB、仮見出し59KM、合い印59AS、素材の実体データ59JTからなる。素材管理部52は、具体的には、素材構成情報59の仮見出し59KMおよび合い印59ASと、枠取り領域指示情報58の仮見出し58KMおよび合い印58ASとが一致する素材構成情報59と枠取り領域指示情報58とを関連付けて管理する。
【0039】
素材割付部61は、図5のフローチャートに示すように動作し、素材管理部52によって管理された枠取り領域指示情報58および素材構成情報59を、紙面データ71に枠取り情報71WJとして取り込んで書き込む。
【0040】
紙面データ71は、図6から図11に示すようなデータ構成例をしており、図6に示すような管理情報71KJと、図7に示すような枠取り情報71WJと、図8から図10に示すような素材情報71SJと、図11に示すような素材実体71JTとからなる。
【0041】
管理情報71KJは、掲載年月日71KN、面名71MN、版名71HN、体裁情報71TS、紙面X方向寸法71PX、紙面Y方向寸法71PYとからなる。なお、体裁情報71TSとは、組方向、段数、字詰、文字サイズ、段間、行間などの定義情報である。
【0042】
枠取り情報71WJは、各素材情報71SJ毎に対応する枠取り情報素材登録数71EN1、枠取り領域指示情報58の枠取り領域件数58CNに対応する枠取り領域件数71CN、枠取り領域#p対角線座標58WDpに対応する枠取り領域対角線座標71WDp、素材ID番号59IDに対応する割当素材ID番号71ID、仮見出し58KMまたは仮見出し59KMに対応する仮見出し71KM、合い印58ASまたは合い印59ASに対応する合い印71ASからなる。
【0043】
素材情報71SJ(#n)は、例えば図8から図10に示すように、素材(#n)毎に定義したデータであって、図8は「見出し記事a」、図9は「本文記事b」、図10は「写真c」にそれぞれ相当する。このような素材情報71SJは、素材ID番号71IDSと、素材種別71SBSと、配置情報71FLSと、素材寸法71SZSと、配置位置情報71LMSと、縦横寸法71TZSと、仮見出し71KMSと、合い印71ASSと、テキストの格納アドレス情報ADSと、レイアウト済テキストの格納アドレス情報BDSとからなる。
【0044】
これら素材情報71SJを構成している各データのうちの素材ID番号71IDSと、素材種別71SBSと、仮見出し71KMSと、合い印71ASSとは、掲載年月日、面名、版名が一致する素材構成情報59の対応するデータ(素材ID番号59IDと、素材種別59SBと、仮見出し59KMと、合い印59AS)をコピーして書き込む。
【0045】
素材実体71JTは、実際に紙面に掲載されるデータであって、記事であればテキストデータ、写真であれば画像データに相当する。これらは、素材構成情報59に書き込まれた各データを、紙面データ71に登録された各素材情報71SJに対応させて格納している。すなわち、#1素材情報である「見出し記事a」のデータはテキスト71TX(#1),71LX(#1)として、#2素材情報である「見出し記事b」のデータはテキスト71TX(#2),71LX(#2)として、「画像c」のデータは表示画データ71HI(#3)および実画像データ71RI(#3)として格納している。
【0046】
差分量算出部54は、図12および図13のフローチャートに示すように動作し、素材割付部61によって紙面データ71に割り付けられた素材情報71SJの素材寸法71SZSから得られる面積と、対応する枠取り領域面積との差分量を算出し、差分量表示部55は、差分量算出部54によって算出された差分量を例えば行数に変換して、図14および図15に例示するように表示する。
【0047】
図14において、紙面10内に矩形に囲まれた各枠取り領域12には、図中◎印で示す仮見出し71KMSと、図中△印で示す合い印71ASSと、図中□印で示す素材ID番号71IDSと、同一素材が複数の枠取り領域12にまたがって配置されている場合には、全体における順番を示す分数表示とを表示している。なお、図中□印で示す素材ID番号71IDSが表示されていない素材は、この素材の素材情報71SJは未搬入であり、紙面データ71に未だ登録されていないことを示している。
【0048】
更にその下に差分量を、図中に示すように四角枠で囲って表示している。例えば、「+10行」の場合、この枠取り領域12に、割り付けられた素材情報を全て配置するためには10行分不足していることを示している。逆に、「−3行」の場合、この枠取り領域12に、割り付けられた素材情報を全て配置した場合には、3行余ることを示している。
【0049】
図15は、図14中に示すような四角枠による表示に替えて、差分量を視覚的に表示した例であり、図15(a)に示すように「−5行」と表示している場合は、この枠取り領域12に、割り付けられた素材情報を全て配置した場合には、5行余ることを示している。一方、図15(b)に示すように「+3行」と表示している場合は、この枠取り領域12に、割り付けられた素材情報を全て配置した場合には、3行不足していることを示している。
【0050】
サイズ調節部56は、図16および図17のフローチャートに示すように、差分量算出部54によって算出された差分量に基づいて、枠取り領域内に素材情報71SJが配置されるように、枠取り領域のサイズを調節する。そして、調節した結果に基づいて、対応する枠取り情報71WJの枠取り領域対角線座標71WDpの値を変更する。
【0051】
素材配置部57は、図18から図20のフローチャートに示すように、素材割付部61によって割り付けられた素材の素材情報71SJを、対応する枠取り領域に配置する。枠取り領域のサイズがサイズ調節部56によって調節された場合には、調節された枠取り領域に、対応する素材の素材情報71SJを配置する。
【0052】
次に、以上のように構成した本発明の実施の形態に係る新聞紙面における素材仮配置方法を適用した新聞紙面制作システムの動作について説明する。
【0053】
本発明の実施の形態に係る新聞紙面における素材仮配置方法を適用した新聞紙面制作システムによって素材を仮配置する場合には、まず、オペレータによって、図3にその一例を示すような枠取り領域指示情報58の枠取り領域対角線座標58WDpが決定される。そして、決定された枠取り領域対角線座標58WDpが、紙面データ71の枠取り情報71WJの枠取り領域対角線座標71WDpと重なるか否かがチェックされる(S1)。重なる場合(S2:Yes)には、組版端末5の図示しない表示画面から警告メッセージが表示され(S3)、枠取り領域対角線座標58WDpの再設定が促される。
【0054】
一方、重ならない場合(S2:No)には、紙面データ71に、新規に素材情報71SJが追加され、更に、オペレータによって、枠取り領域指示情報58の枠取り領域件数58CN、仮見出し58KM、合い印58ASが設定される(S4)。
【0055】
そして、設定された枠取り領域件数58CN、枠取り領域対角線座標58WD、仮見出し58KM、合い印58ASが、図示しない表示画面からレイアウト表示される(S5)。これによって、作成された枠取り領域指示情報58の内容がオペレータによって確認される。
【0056】
次に、素材管理部52によって、図4にそのデータ構成例を示すような素材構成情報59がオペレータ操作によって作成され、枠取り領域指示情報58と素材構成情報59とが、素材管理部52によって関連付けられる。
【0057】
素材管理部52によって互いに関連付けられた枠取り領域指示情報58および素材構成情報59は、素材割付部61によって、枠取り情報71WJに書き込まれる。この動作を図5R>5に示すフローチャートを用いて説明する。
【0058】
この場合、まず、素材割付部61によって、素材構成情報59に書き込まれている掲載年月日59KN、面名59MN、版名59HNに対応する紙面データ71が、紙面データ格納部7から取得される(S11)。次に、取得された紙面データ71の枠取り情報71WJの中から、素材構成情報59の仮見出し59KMおよび合い印59ASに一致する素材が検索される(S12)。
【0059】
そして、仮見出し59KMおよび合い印59ASと一致する素材が存在する場合(S13:Yes)には、枠取り情報71WJの対応する割当ID番号71IDに、該当する素材構成情報59の素材ID番号59IDのデータが書き込まれ(S14)、ステップS15に進む。
【0060】
一方、素材構成情報59の仮見出し59KMおよび合い印59ASと一致する素材が存在しない場合(S13:No)には、紙面データ71に新規の素材情報71SJが追加され、追加された素材情報71SJに素材ID番号71IDS、素材種別71SBS、仮見出し71KMS、合い印71ASSが、素材構成情報59の素材ID番号59ID、素材種別59SB、仮見出し59KM、合い印59ASからコピーされることによって書き込まれ(S15)、ステップS16に進む。
【0061】
ステップS16では、紙面データ71の素材実体71JTにテキストデータあるいは画像データといった実体データが書き込まれる。また、これら実体データが書き込まれた格納アドレス情報が、対応する素材情報71SJの格納アドレス情報71AD、71BDに書き込まれる(S16)。このようにして、枠取り領域指示情報58および素材構成情報59の内容が、紙面データ71に書き込まれる。
【0062】
更に、このようにして紙面データ71に書き込まれた素材の素材寸法71SZSに基づく面積と、対応する枠取り領域の面積との差分量が、図12および図13のフローチャートに示すように、差分量算出部54によって算出される。
【0063】
まず、紙面データ71の枠取り情報71WJのうち、第1の素材が対象とされる(S21)。次に、対象とされている素材の割当素材ID番号71IDが存在するか否かが確認される(S22)。そして、存在する場合(S22:Yes)には、該当する素材の割当素材ID番号71IDに対応する素材情報71SJが検索され(S23)、ステップS24に進む。一方、存在しない場合(S22:No)には、後述するステップS28に進む。
【0064】
ステップS24では、ステップS23で検索された素材情報71SJの素材寸法71SZSに基づいて、下記(1)式によって素材自身の換算行数が計算される(S24)。更に、枠取り情報71WJの対応する枠取り領域対角線座標71WDpに基づいて、縦方向および横方向の寸法が算出され、この算出結果を、下記(2)式に代入することによって枠取り領域の換算行数が計算される(S25)。
【0065】
Ks=St×(Sy+Gy)/((My+Gy)×Dt)・・・(1)
Kw=Wt×(Wy+Gy)/((My+Gy)×Dt)・・・(2)
ここで、
Ks:素材自身の換算係数
Kw:枠取り領域の換算係数
St:素材の縦方向寸法
Wt:枠取り領域の縦方向寸法
Sy:素材の横方向寸法
Wy:枠取り領域の横方向寸法
Gy:1行分の行間の横方向寸法
My:1行分の文字の横方向寸法
Dt:1段分の縦方向寸法
である。
【0066】
そして、ステップS25で計算された枠取り領域の換算行数から、ステップS24で計算された素材自身の換算行数が減じられることによって、差分行数が求められ(S26)、図14または図15に示すように、差分行数が分かるようにレイアウト画面上に表示される(S27)。
【0067】
そして、枠取り情報71WJの全ての素材に対して処理がなされたかが確認され(S28)、枠取り情報71WJの全ての素材に対して処理がなされた場合(S28:Yes)には処理を終了し、そうでない場合(S28:No)には、枠取り情報71WJの次の素材が対象とされ(S29)、ステップS22に移行する。
【0068】
このようにして、枠取り情報71WJの全ての素材に対して、枠取り領域の換算行数と、素材自身の換算行数との差分行数が求められ、更に、図14または図15に示すように、差分行数が分かるようにレイアウト画面上に表示される。
【0069】
このようにして求められた差分行数に基づいて、サイズ調節部56では、枠取り領域内に素材情報が配置されるように、枠取り領域のサイズが調節される。この調節方法について、図16および図17のフローチャートを用いて説明する。
【0070】
枠取り領域内に素材情報が配置されるようにサイズを調節する場合には、まず、オペレータが、サイズ調節部56に対して、サイズを調節する位置を指定する。位置が指定されると、サイズ調節部56によって、この位置に対応する紙面データ71の枠取り情報71WJの素材が検索される(S31)。
【0071】
そして、対応する素材が存在しない場合(S32:No)には、組版端末5の図示しない表示画面から警告メッセージが表示され(S33)、処理が終了する。一方、対応する素材が存在する場合(S32:Yes)には、該当する素材の割当素材ID番号71IDに対応した素材情報71SJが検索される(S34)。
【0072】
そして、検索された素材情報71SJの該当する素材の素材寸法71SZSに基づいて、この素材の面積Sが算出される(S35)。更に、枠取り情報71WJ内の1個分の枠取り領域対角線座標71WDpに基づいて算出される面積が合計されることによって、枠取り領域の全体面積Tが算出される(S36)。
【0073】
更に、ステップS36で算出された全体面積Tから、ステップS35で算出された面積Sを減じることによって、面積差Zが算出される(S37)。そして、ステップS37で算出された面積差Zがない(Z=0)場合(S38:Yes))には、処理を終了する一方、面積差Zがある(Z≠0)場合(S38:No)には、対応する素材の枠取り領域件数71CNによって面積差Zが除される(S39)。
【0074】
そして、除された結果であるdfが、df>0 である場合(S40:Yes)には、対応する素材の枠取り領域対角線座標71WDpが変更され、1個分の枠取り領域の面積がdfだけ小さくなるような処理、すなわち、横方向寸法のみを短くするような処理が、この素材の全ての枠取り領域対角線座標71WDpに対してなされる(S41)。
【0075】
更に、ステップS41で処理がなされた枠取り領域に隣接する全ての枠取り領域に対して、ステップS41の処理によって発生した空白を吸収するように、横方向寸法が長くなるように枠取り領域対角線座標71WDpの値が調節される(S42)。
【0076】
一方、ステップS39で得られたdfが、df≦0 である場合(S40:No)には、対応する素材の枠取り領域対角線座標71WDpが変更され、1個分の枠取り領域の面積がdfだけ大きくなるような処理、すなわち、横方向寸法のみを長くするような処理が、この素材の全ての枠取り領域対角線座標71WDpに対してなされる(S43)。
【0077】
更に、ステップS43で処理がなされた枠取り領域に隣接する全ての枠取り領域に対して、ステップS41の処理によって発生した重なりを回避するように、横方向寸法が短くなるように枠取り領域対角線座標71WDpの値が調節される(S44)。
【0078】
このようにして、サイズ調節部56では、枠取り領域内に素材情報が配置されるように、枠取り領域のサイズが調節される。
【0079】
素材割付部61によって割り付けられた素材の素材情報は、素材配置部57によって、図1818から図20のフローチャートに示すように、対応する枠取り領域に配置される。なお、枠取り領域のサイズがサイズ調節部56によって調節された場合には、調節された枠取り領域に素材情報が配置される。
【0080】
まず、紙面データ71の枠取り情報71WJのうち、第1の素材が対象とされる(S51)。次に、対象とされている素材の割当素材ID番号71IDが存在するか否かが確認される(S52)。そして、存在する場合(S52:Yes)には、該当する素材の割当素材ID番号71IDに対応する素材情報71SJが検索され(S53)、ステップS54に進む。一方、存在しない場合(S52:No)には、後述するステップS55に進む。
【0081】
ステップS54では、ステップS53で検索された素材情報71SJの素材種別71SBSが確認される。そして、素材種別71SBSが「記事」である場合(S54:Yes)には、ステップS55に進む。一方、素材種別71SBSが「記事」ではない場合(S54:No)には、ステップS60に進む。
【0082】
ステップS55では、「記事」のテキストが読み出され、枠取り領域内に配置されることによってレイアウト済みテキスト71LXが作成される。更に、この作成されたレイアウト済みテキスト71LXが紙面データ71の素材実体71JTに登録され、素材情報71SJのレイアウト済テキストの格納アドレス情報71BDSが設定される(S55)。
【0083】
更にまた、該当する素材の素材情報71SJの配置情報71FLS、配置位置情報71LMS、縦横寸法71TZSが設定され(S56)、この設定に基づくレイアウト画面が表示される(S57)。図21は、このように表示されたレイアウト画面の一例を示すものであって、紙面10内に矩形に囲まれた各枠取り領域12には、図中◎印で示す仮見出し71KMSと、図中△印で示す合い印71ASSと、図中□印で示す素材ID番号71IDSと、同一素材が複数の枠取り領域12にまたがって配置されている場合には、全体における順番を示す分数表示とを表示している。なお、図中□印で示す素材ID番号71IDSが表示されていない素材は、この素材の素材情報71SJは未搬入であり、紙面データ71に未だ登録されていないことを示している。
【0084】
そして、枠取り情報71WJの全ての素材に対して処理がなされたかが確認され(S58)、枠取り情報71WJの全ての素材に対して処理がなされた場合(S58:Yes)には、処理を終了し、そうでない場合(S58:No)には、枠取り情報71WJの次の素材が対象とされ(S59)、ステップS52に移行する。
【0085】
ステップS60では、紙面データ71の該当素材の素材情報71SJの配置情報71FLS、配置位置情報71LMS、縦横寸法71TZSが設定される(S60)。そして、ステップS60で設定された紙面データ71に基づいて、図21に示すようなレイアウト画面が表示され(S61)、その後ステップS58に進む。このようにして、各素材が枠取り領域12に配置された状態が表示される。
【0086】
上述したように、本発明の実施の形態に係る新聞紙面における素材仮配置方法を適用した新聞紙面制作システムにおいては、上記のような作用により、従来手書きで作成していた仮配置計画図に相当するものを画面上に作成することにより、その作成作業の効率化を図ることができるのみならず、データを修正することにより、仮配置計画の変更があった場合でも、容易に修正し、実際に素材情報の配置作業までも行うことができるので、素材配置作業の効率化をも図ることができる。
【0087】
また、枠取り領域に、対応する素材が搬入された場合には、枠取り領域と素材との対応付けを取ることによって、素材の割付状況を容易に把握することができる。更に、枠取り領域に配置可能な素材情報量と、この枠取り領域に割り付けられた素材の素材情報の量との相違を把握することができるのみならず、その相違量に応じて、枠取り領域のサイズを調節することができるので、新聞紙面の制作効率の向上することが可能となる。
【0088】
以上、本発明の好適な実施の形態について、添付図面を参照しながら説明したが、本発明はかかる構成に限定されない。特許請求の範囲の発明された技術的思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0089】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、仮配置計画図を作成および修正する機能と、仮配置計画に基づいて配置する素材を管理する機能と、仮配置計画図に素材情報を配置することによって紙面データ上に素材情報を配置する機能とを備えている。
【0090】
これらの機能によって、仮配置された素材を把握することを可能とするとともに、配置計画に変更があった場合であっても、仮配置計画図を修正することによってその変更を反映することができ、もって、新聞紙面の制作効率の向上を図ることが可能な新聞紙面の制作システム、および新聞紙面における素材仮配置方法を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る新聞紙面における素材仮配置方法を適用した新聞紙面制作システムの構成例を示す機能ブロック図
【図2】仮配置枠領域設定部の動作を示すフローチャート
【図3】枠取り領域指示情報の一例を示すデータ構成図
【図4】素材情報の一例を示すデータ構成図
【図5】素材割付部の動作を示すフローチャート
【図6】紙面データの管理情報の一例を示すデータ構成図
【図7】紙面データの枠取り情報の一例を示すデータ構成図
【図8】紙面データの素材情報の一例を示すデータ構成図(見出し記事a)
【図9】紙面データの素材情報の一例を示すデータ構成図(本文記事b)
【図10】紙面データの素材情報の一例を示すデータ構成図(写真c)
【図11】紙面データの素材実体の一例を示すデータ構成図
【図12】差分量算出部の動作を示すフローチャート(その1)
【図13】差分量算出部の動作を示すフローチャート(その2)
【図14】差分量表示部によって表示される差分量の表示例を示す模式図
【図15】差分量表示部によって表示される差分量の別の表示例を示す模式図
【図16】サイズ調節部の動作を示すフローチャート(その1)
【図17】サイズ調節部の動作を示すフローチャート(その2)
【図18】素材配置部の動作を示すフローチャート(その1)
【図19】素材配置部の動作を示すフローチャート(その2)
【図20】素材配置部の動作を示すフローチャート(その3)
【図21】素材配置部によって配置されたレイアウト画面の一例を示す模式図
【図22】従来技術による新聞紙面制作システムを示す機能構成図
【符号の説明】
1…記事入力/校正端末
2…記事サーバ
3…画像入力/加工端末
4…画像サーバ
5…組版端末
6…組版編集サーバ
7…紙面データ格納部
8…出力サーバ
9…プリンタ/プロッタ
10…紙面
12…枠取り領域
51…仮配置枠領域設定部
52…素材管理部
53…素材配置部
54…差分量算出部
55…差分量表示部
56…サイズ調節部
57…素材配置部
58…枠取り領域指示情報
59…素材構成情報
61…素材割付部
71…紙面データ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
新聞紙面に掲載する素材の素材情報を前記新聞紙面を構成する紙面データ上に配置することによって新聞紙面を制作するシステムにおいて、前記紙面に割り付けられた素材を、この紙面に対応する紙面データ上に仮配置するための仮配置枠領域を、前記紙面データに設定する仮配置枠領域設定手段と、
前記仮配置枠領域設定手段によって設定された仮配置枠領域と、この仮配置枠領域に仮配置される素材の識別情報とを関連付けて管理する管理手段と
を備えた新聞紙面の制作システム。
【請求項2】
請求項1に記載の新聞紙面の制作システムにおいて、
前記管理手段によって前記仮配置枠領域と関連付けられた識別情報に対応する素材の素材情報を、この仮配置枠領域に割り付ける素材割付手段と、
前記素材割付手段によって仮配置枠領域に割り付けられた素材の素材情報を、この仮配置枠領域に配置する素材配置手段と
を付加した新聞紙面の制作システム。
【請求項3】
請求項2に記載の新聞紙面の制作システムにおいて、
前記素材割付手段によって前記仮配置枠領域に割り付けられた素材の素材情報の量と、この仮配置枠領域の配置可能素材情報量との差分量を算出する差分量算出手段と、
前記差分量算出手段によって算出された差分量を表示する差分量表示手段と
を付加した新聞紙面の制作システム。
【請求項4】
請求項3に記載の新聞紙面の制作システムにおいて、
前記差分量算出手段によって算出された差分量に基づいて、前記仮配置枠領域に仮配置された素材情報がこの仮配置枠領域からはみ出すことなく配置されるように、前記仮配置枠領域のサイズを調節するサイズ調節手段
を付加した新聞紙面の制作システム。
【請求項5】
コンピュータシステムを用いて、新聞の紙面に掲載する素材を各紙面に割り付け、前記割り付けられた素材の素材情報を、前記新聞紙面を構成する紙面データ上に配置することによって新聞紙面を制作するシステムに適用され、
前記紙面に割り付けられた素材を、この紙面に対応する紙面データ上に仮配置するための仮配置枠領域を、前記紙面データ上に設定する設定段階と、
前記紙面データ上に設定された仮配置枠領域に仮配置される素材の識別情報を、対応する仮配置枠領域に関連付けて管理する管理段階と、
前記識別情報と関連付けられた仮配置枠領域に、この識別情報に対応する素材を割り付ける割付段階と、
前記割り付けられた素材の素材情報を、対応する仮配置枠領域に配置する仮配置段階と
からなる新聞紙面における素材仮配置方法。
【請求項6】
請求項5に記載の新聞紙面における素材仮配置方法において、
前記割付段階において割り付けられた素材の素材情報の量と、この素材が割り付けられた仮配置枠領域の配置可能素材情報量との差分量を算出する差分量算出段階と、
前記差分量算出段階において算出された差分量に基づいて、前記仮配置枠領域に仮配置された素材情報が、この仮配置枠領域からはみ出すことなく配置されるように、前記仮配置枠領域のサイズを調節するサイズ調節段階とを備え、
前記仮配置段階では、前記サイズ調節段階においてサイズが調節された仮配置枠領域に、対応する素材情報を配置するようにした新聞紙面における素材仮配置方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【公開番号】特開2004−5122(P2004−5122A)
【公開日】平成16年1月8日(2004.1.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2002−159064(P2002−159064)
【出願日】平成14年5月31日(2002.5.31)
【出願人】(301063496)東芝ソリューション株式会社 (1,478)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】