新規なエタンジアミン系ヘプシジン拮抗薬
本発明は、式(I)の新規なヘプシジン拮抗薬、それを含む医薬組成物、ならびに特には、鉄代謝障害、例えば特には鉄欠乏性疾患および貧血、特には慢性炎症性疾患に関連する貧血(ACD;慢性疾患の貧血およびAI:炎症の貧血)を治療するための医薬としてのそれらの使用に関するものである。
【化1】
【化1】
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記一般式(I)の化合物または該化合物の製薬上許容される塩。
【化1】
[式中、
R1およびR2は同一であるか異なっており、それぞれ
−水素、
−置換されていても良いアシル、
−置換されていても良いアルキル、
−置換されていても良いアリール、および
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択されるか;
R1およびR2がそれらが結合している窒素原子とともに、飽和もしくは不飽和の置換されていても良い5から8員環を形成しており、その環はさらなるヘテロ原子を含んでいても良く;
R3は、
−置換されていても良いアリール、および
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択され;
R4およびR5は、同一であるか異なっており、それぞれ
−水素、
−置換されていても良いアルキル−、アリール−またはヘテロシクリルスルホニル、
−置換されていても良いアシル、
−置換されていても良いアルキル、
−置換されていても良いアルケニル、
−置換されていても良いアルキニル、
−置換されていても良いアリールおよび
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択されるか;
R4およびR5がそれらが結合している窒素原子とともに、飽和もしくは不飽和の置換されていても良い5から8員環を形成しており、その環はさらなるヘテロ原子を含んでいても良い。]
【請求項2】
R1およびR2が同一であるか異なっており、それぞれ
−水素、
−置換されていても良いアルキル、
−置換されていても良いアリールおよび
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択されるか;
R1およびR2がそれらが結合している窒素原子とともに、飽和もしくは不飽和の置換されていても良い5から6員環を形成しており、その環はさらなるヘテロ原子を含んでいても良く;
R3が、
−置換されていても良いアリール、および
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択され;
R4およびR5が、同一であるか異なっており、それぞれ
−水素、
−置換されていても良いアルキル、
−置換されていても良いアリールおよび
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択されるか;
R4およびR5がそれらが結合している窒素原子とともに、飽和もしくは不飽和の置換されていても良い5から6員環を形成しており、その環はさらなるヘテロ原子を含んでいても良い、請求項1に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩。
【請求項3】
下記一般式(Ia)で表される請求項1もしくは2に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩。
【化2】
[式中、
Xは、O、NまたはCHから選択され;
R6は、
−水素、
−置換されていても良いアルキル、
−置換されていても良いアルケニル、
−置換されていても良いアルキニル、
−置換されていても良いアシル、
−置換されていても良いアルコキシカルボニル、
−置換されていても良いアミノ、
−置換されていても良いアミノカルボニル、
−置換されていても良いアルキル−、アリール−またはヘテロシクリルスルホニル、
−置換されていても良いアリールおよび
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択され;
R7は、
−水素、
−ヒドロキシル、
−ハロゲン、
−シアノ、
−ニトロ、
−カルボキシル、
−スルホン酸基(−SO3H)、
−置換されていても良いアミノ、
−置換されていても良いアミノカルボニル、
−置換されていても良いアミノスルホニル、
−置換されていても良いアシル、
−置換されていても良いアシルオキシ、
−置換されていても良いアルコキシ、
−置換されていても良いアルコキシカルボニル、
−置換されていても良いアルキル、
−置換されていても良いアルケニル、
−置換されていても良いアルキニル、
−置換されていても良いアリールおよび
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択される。]
【請求項4】
下記式のものである、請求項1もしくは2に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩。
【化3】
[式中、
XはNまたはCHから選択され;
R6は、
−水素、
−置換されていても良いアルキル、
−置換されていても良いアルケニル、
−置換されていても良いアルキニル、
−置換されていても良いアシル、
−置換されていても良いアルコキシカルボニル、
−置換されていても良いアリール、
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択され;
R7は、
−水素、
−ヒドロキシル、
−ハロゲン、
−シアノ、
−ニトロ、
−カルボキシル、
−スルホン酸基(−SO3H)、
−置換されていても良いアミノ、
−置換されていても良いアミノカルボニル、
−置換されていても良いアミノスルホニル、
−置換されていても良いアシル、
−置換されていても良いアシルオキシ、
−置換されていても良いアルコキシ、
−置換されていても良いアルコキシカルボニル、
−置換されていても良いアルキル、
−置換されていても良いアルケニル、
−置換されていても良いアルキニル、
−置換されていても良いアリールおよび
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択される。]
【請求項5】
XがNまたはCHから選択され;
R6が、
−水素、
−置換されていても良いアルキル、
−置換されていても良いアシル、
−置換されていても良いアルコキシカルボニル、
−置換されていても良いアミノ、
−置換されていても良いアミノカルボニル、
−置換されていても良いアルキル−、アリール−またはヘテロシクリルスルホニル、
−置換されていても良いアリール、および
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択され;
R7が、
−水素、
−ハロゲン、
−置換されていても良いアミノ、
−置換されていても良いアシル、
−置換されていても良いアルコキシ、
−置換されていても良いアルキル、
−置換されていても良いアリール、および
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択され;
R3が、
−置換されていても良いアリールおよび
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択され;
R4およびR5が、同一であるか異なっており、それぞれ
−水素、
−置換されていても良いアルキル、
−置換されていても良いアリールおよび
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択されるか;
R4およびR5が、それらが結合している窒素原子とともに、飽和もしくは不飽和の置換されていても良い5から7員環を形成しており、それはさらなるヘテロ原子を含んでいても良い、請求項3もしくは4に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩。
【請求項6】
XがNまたはCHから選択され;
R6が、
−水素、
−置換されていても良いアルキル、
−置換されていても良いアシル、
−置換されていても良いアリール、および
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択され;
R7が、
−水素、
−ハロゲン、
−置換されていても良いアミノ、
−置換されていても良いアシル、
−置換されていても良いアルコキシ、
−置換されていても良いアルキル、
−置換されていても良いアリールおよび
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択され;
R3が、
−置換されていても良いアリールおよび
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択され;
R4およびR5が、同一であるか異なっており、それぞれ
−水素、
−置換されていても良いアルキル、
−置換されていても良いアリールおよび
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択されるか;
R4およびR5がそれらが結合している窒素原子とともに、飽和もしくは不飽和の置換されていても良い5から6員環を形成しており、その環はさらなるヘテロ原子を含んでいても良い、請求項3から5のうちのいずれか1項に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩。
【請求項7】
Xが、Nを表し;
R6が、
−置換されていても良いアシル、
−置換されていても良いアルキル−、アリール−またはヘテロシクリルスルホニル、
−置換されていても良いアリール、および
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択され;
R7が水素であり;
R3が、
−置換されていても良いアリール、および
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択され;
R4およびR5は同一であるか異なっており、それぞれ
−水素または
−置換されていても良いアルキル
からなる群から選択されるか、
R4およびR5が、それらが結合している窒素原子とともに、飽和もしくは不飽和の置換されていても良い6員環を形成しており、その環はさらなるヘテロ原子を含んでいても良い、請求項3から6のうちのいずれか1項に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩。
【請求項8】
Xが、Nを表し;
R6が、
−置換されていても良いアシル、
−置換されていても良いアリール、および
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択され;
R7が水素であり;
R3が、
−置換されていても良いアリール、および
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択され;
R4およびR5が同一であるか異なっており、それぞれ
−水素または
−置換されていても良いアルキル
からなる群から選択される、請求項3から7のうちのいずれか1項に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩。
【請求項9】
Xが、CHを表し;
R6が、
−水素、
−置換されていても良いアルキル、
−置換されていても良いアルコキシカルボニル、
−置換されていても良いアミノ、
−置換されていても良いアミノカルボニル、
−置換されていても良いアリール、および
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択され;
R7が水素であり;
R3が、
−置換されていても良いアリールおよび
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択され;
R4およびR5が、同一であるか異なっており、それぞれ
−水素、
−置換されていても良いアルキル
からなる群から選択されるか;
R4およびR5が、それらが結合している窒素原子とともに、飽和もしくは不飽和の置換されていても良い6員または7員環を形成しており、その環はさらなるヘテロ原子を含んでいても良い、請求項3から6のうちのいずれか1項に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩。
【請求項10】
Xが、CHを表し;
R6が、
−置換されていても良いアリールおよび
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択され;
R7が水素であり;
R3が、
−置換されていても良いアリール、および
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択され;
R4およびR5が、同一であるか異なっており、それぞれ
−水素、
−置換されていても良いアルキル
からなる群から選択されるか;
R4およびR5が、それらが結合している窒素原子とともに、飽和もしくは不飽和の置換されていても良い6員環を形成しており、その環はさらなるヘテロ原子を含んでいても良い、請求項3から6のうちのいずれか1項または請求項9に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩。
【請求項11】
R1およびR2がそれらが結合している窒素原子とともに、置換されていても良い飽和もしくは不飽和の6員環を形成しており、その環が1から3個のさらなるヘテロ原子を含んでいても良い、請求項1から10のうちの1以上に記載の化合物。
【請求項12】
R3が置換されていても良いアリールまたは置換されていても良いヘテロシクリルである、請求項1から11のうちの1以上に記載の化合物。
【請求項13】
R4およびR5が同一であって水素を示すか、基R4またはR5のうちの一方が水素であり、基R4またはR5のうちの他方の基が置換されていても良いアルキルであるか、R4およびR5がそれらが結合している窒素原子とともに、置換されていても良い飽和もしくは不飽和の6員もしくは7員環を形成しており、その環が1から3個のさらなるヘテロ原子を含んでいても良い、請求項1から12のうちの1以上に記載の化合物。
【請求項14】
基R4またはR5のうちの一方が水素であり、基R4またはR5のうちの他方の基が置換されていても良いアルキルであるか、R4およびR5がそれらが結合している窒素原子とともに、置換されていても良い飽和もしくは不飽和の6員環を形成しており、その環が1から3個のさらなるヘテロ原子を含んでいても良い、請求項1から13のうちの1以上に記載の化合物。
【請求項15】
下記のものから選択される、請求項1から14のうちの1以上に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩。
【化4】
【請求項16】
下記式(II)の化合物:
【化5】
(式中、R1、R2およびR3は上記で定義の通りである)を、下記式の化合物:
【化6】
と反応させて、式(I)の化合物を得る、請求項1から15のうちのいずれか1項に記載の一般式(I)の化合物の製造方法。
【請求項17】
医薬として使用される、請求項1から15のうちの1以上に記載の化合物。
【請求項18】
鉄代謝障害の治療に用いられる、特には鉄欠乏性疾患および/または貧血、特に癌に伴う貧血、化学療法によって誘発される貧血、炎症によって誘発される貧血(AI)、鬱血性心臓機能不全(CHF;鬱血性心不全)に伴う貧血、慢性腎不全段階3から5(CKD3−5;慢性腎臓病段階3から5)に伴う貧血、慢性炎症によって誘発される貧血(ACD)、リウマチ性関節炎(RA;関節リウマチ)に伴う貧血、全身性エリテマトーデス(SLE)に伴う貧血および炎症性腸疾患(IBD;炎症性腸疾患)に伴う貧血に用いられる、請求項1から15のうちの1以上に記載の化合物。
【請求項19】
請求項1から15のうちの1以上に記載の化合物のうちの1以上および1以上の医薬担体および/または補助物質および/または溶媒を含む組成物。
【請求項20】
請求項1から15のうちの1以上に記載の化合物のうちの1以上および少なくとも一つの更なる医薬活性化合物、特には鉄代謝障害および関連症状の治療用の化合物、好ましくは鉄含有化合物を含む組み合わせ製剤。
【請求項21】
ヘプシジン介在疾患および関連症状の治療用、特には鉄代謝障害、特には鉄欠乏性疾患および/または貧血、特にはACDおよびAIそして関連症状の治療のための医薬製造における、請求項1から15のうちの1以上に記載の化合物、請求項19に記載の組成物および実施形態20に記載の組み合わせ製剤の使用。
【請求項22】
経口投与もしくは非経口投与用の医薬製造における、請求項1から15のうちの1以上に記載の化合物、請求項19に記載の組成物および請求項20に記載の組み合わせ製剤の使用。
【請求項1】
下記一般式(I)の化合物または該化合物の製薬上許容される塩。
【化1】
[式中、
R1およびR2は同一であるか異なっており、それぞれ
−水素、
−置換されていても良いアシル、
−置換されていても良いアルキル、
−置換されていても良いアリール、および
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択されるか;
R1およびR2がそれらが結合している窒素原子とともに、飽和もしくは不飽和の置換されていても良い5から8員環を形成しており、その環はさらなるヘテロ原子を含んでいても良く;
R3は、
−置換されていても良いアリール、および
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択され;
R4およびR5は、同一であるか異なっており、それぞれ
−水素、
−置換されていても良いアルキル−、アリール−またはヘテロシクリルスルホニル、
−置換されていても良いアシル、
−置換されていても良いアルキル、
−置換されていても良いアルケニル、
−置換されていても良いアルキニル、
−置換されていても良いアリールおよび
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択されるか;
R4およびR5がそれらが結合している窒素原子とともに、飽和もしくは不飽和の置換されていても良い5から8員環を形成しており、その環はさらなるヘテロ原子を含んでいても良い。]
【請求項2】
R1およびR2が同一であるか異なっており、それぞれ
−水素、
−置換されていても良いアルキル、
−置換されていても良いアリールおよび
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択されるか;
R1およびR2がそれらが結合している窒素原子とともに、飽和もしくは不飽和の置換されていても良い5から6員環を形成しており、その環はさらなるヘテロ原子を含んでいても良く;
R3が、
−置換されていても良いアリール、および
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択され;
R4およびR5が、同一であるか異なっており、それぞれ
−水素、
−置換されていても良いアルキル、
−置換されていても良いアリールおよび
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択されるか;
R4およびR5がそれらが結合している窒素原子とともに、飽和もしくは不飽和の置換されていても良い5から6員環を形成しており、その環はさらなるヘテロ原子を含んでいても良い、請求項1に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩。
【請求項3】
下記一般式(Ia)で表される請求項1もしくは2に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩。
【化2】
[式中、
Xは、O、NまたはCHから選択され;
R6は、
−水素、
−置換されていても良いアルキル、
−置換されていても良いアルケニル、
−置換されていても良いアルキニル、
−置換されていても良いアシル、
−置換されていても良いアルコキシカルボニル、
−置換されていても良いアミノ、
−置換されていても良いアミノカルボニル、
−置換されていても良いアルキル−、アリール−またはヘテロシクリルスルホニル、
−置換されていても良いアリールおよび
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択され;
R7は、
−水素、
−ヒドロキシル、
−ハロゲン、
−シアノ、
−ニトロ、
−カルボキシル、
−スルホン酸基(−SO3H)、
−置換されていても良いアミノ、
−置換されていても良いアミノカルボニル、
−置換されていても良いアミノスルホニル、
−置換されていても良いアシル、
−置換されていても良いアシルオキシ、
−置換されていても良いアルコキシ、
−置換されていても良いアルコキシカルボニル、
−置換されていても良いアルキル、
−置換されていても良いアルケニル、
−置換されていても良いアルキニル、
−置換されていても良いアリールおよび
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択される。]
【請求項4】
下記式のものである、請求項1もしくは2に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩。
【化3】
[式中、
XはNまたはCHから選択され;
R6は、
−水素、
−置換されていても良いアルキル、
−置換されていても良いアルケニル、
−置換されていても良いアルキニル、
−置換されていても良いアシル、
−置換されていても良いアルコキシカルボニル、
−置換されていても良いアリール、
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択され;
R7は、
−水素、
−ヒドロキシル、
−ハロゲン、
−シアノ、
−ニトロ、
−カルボキシル、
−スルホン酸基(−SO3H)、
−置換されていても良いアミノ、
−置換されていても良いアミノカルボニル、
−置換されていても良いアミノスルホニル、
−置換されていても良いアシル、
−置換されていても良いアシルオキシ、
−置換されていても良いアルコキシ、
−置換されていても良いアルコキシカルボニル、
−置換されていても良いアルキル、
−置換されていても良いアルケニル、
−置換されていても良いアルキニル、
−置換されていても良いアリールおよび
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択される。]
【請求項5】
XがNまたはCHから選択され;
R6が、
−水素、
−置換されていても良いアルキル、
−置換されていても良いアシル、
−置換されていても良いアルコキシカルボニル、
−置換されていても良いアミノ、
−置換されていても良いアミノカルボニル、
−置換されていても良いアルキル−、アリール−またはヘテロシクリルスルホニル、
−置換されていても良いアリール、および
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択され;
R7が、
−水素、
−ハロゲン、
−置換されていても良いアミノ、
−置換されていても良いアシル、
−置換されていても良いアルコキシ、
−置換されていても良いアルキル、
−置換されていても良いアリール、および
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択され;
R3が、
−置換されていても良いアリールおよび
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択され;
R4およびR5が、同一であるか異なっており、それぞれ
−水素、
−置換されていても良いアルキル、
−置換されていても良いアリールおよび
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択されるか;
R4およびR5が、それらが結合している窒素原子とともに、飽和もしくは不飽和の置換されていても良い5から7員環を形成しており、それはさらなるヘテロ原子を含んでいても良い、請求項3もしくは4に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩。
【請求項6】
XがNまたはCHから選択され;
R6が、
−水素、
−置換されていても良いアルキル、
−置換されていても良いアシル、
−置換されていても良いアリール、および
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択され;
R7が、
−水素、
−ハロゲン、
−置換されていても良いアミノ、
−置換されていても良いアシル、
−置換されていても良いアルコキシ、
−置換されていても良いアルキル、
−置換されていても良いアリールおよび
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択され;
R3が、
−置換されていても良いアリールおよび
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択され;
R4およびR5が、同一であるか異なっており、それぞれ
−水素、
−置換されていても良いアルキル、
−置換されていても良いアリールおよび
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択されるか;
R4およびR5がそれらが結合している窒素原子とともに、飽和もしくは不飽和の置換されていても良い5から6員環を形成しており、その環はさらなるヘテロ原子を含んでいても良い、請求項3から5のうちのいずれか1項に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩。
【請求項7】
Xが、Nを表し;
R6が、
−置換されていても良いアシル、
−置換されていても良いアルキル−、アリール−またはヘテロシクリルスルホニル、
−置換されていても良いアリール、および
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択され;
R7が水素であり;
R3が、
−置換されていても良いアリール、および
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択され;
R4およびR5は同一であるか異なっており、それぞれ
−水素または
−置換されていても良いアルキル
からなる群から選択されるか、
R4およびR5が、それらが結合している窒素原子とともに、飽和もしくは不飽和の置換されていても良い6員環を形成しており、その環はさらなるヘテロ原子を含んでいても良い、請求項3から6のうちのいずれか1項に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩。
【請求項8】
Xが、Nを表し;
R6が、
−置換されていても良いアシル、
−置換されていても良いアリール、および
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択され;
R7が水素であり;
R3が、
−置換されていても良いアリール、および
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択され;
R4およびR5が同一であるか異なっており、それぞれ
−水素または
−置換されていても良いアルキル
からなる群から選択される、請求項3から7のうちのいずれか1項に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩。
【請求項9】
Xが、CHを表し;
R6が、
−水素、
−置換されていても良いアルキル、
−置換されていても良いアルコキシカルボニル、
−置換されていても良いアミノ、
−置換されていても良いアミノカルボニル、
−置換されていても良いアリール、および
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択され;
R7が水素であり;
R3が、
−置換されていても良いアリールおよび
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択され;
R4およびR5が、同一であるか異なっており、それぞれ
−水素、
−置換されていても良いアルキル
からなる群から選択されるか;
R4およびR5が、それらが結合している窒素原子とともに、飽和もしくは不飽和の置換されていても良い6員または7員環を形成しており、その環はさらなるヘテロ原子を含んでいても良い、請求項3から6のうちのいずれか1項に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩。
【請求項10】
Xが、CHを表し;
R6が、
−置換されていても良いアリールおよび
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択され;
R7が水素であり;
R3が、
−置換されていても良いアリール、および
−置換されていても良いヘテロシクリル
からなる群から選択され;
R4およびR5が、同一であるか異なっており、それぞれ
−水素、
−置換されていても良いアルキル
からなる群から選択されるか;
R4およびR5が、それらが結合している窒素原子とともに、飽和もしくは不飽和の置換されていても良い6員環を形成しており、その環はさらなるヘテロ原子を含んでいても良い、請求項3から6のうちのいずれか1項または請求項9に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩。
【請求項11】
R1およびR2がそれらが結合している窒素原子とともに、置換されていても良い飽和もしくは不飽和の6員環を形成しており、その環が1から3個のさらなるヘテロ原子を含んでいても良い、請求項1から10のうちの1以上に記載の化合物。
【請求項12】
R3が置換されていても良いアリールまたは置換されていても良いヘテロシクリルである、請求項1から11のうちの1以上に記載の化合物。
【請求項13】
R4およびR5が同一であって水素を示すか、基R4またはR5のうちの一方が水素であり、基R4またはR5のうちの他方の基が置換されていても良いアルキルであるか、R4およびR5がそれらが結合している窒素原子とともに、置換されていても良い飽和もしくは不飽和の6員もしくは7員環を形成しており、その環が1から3個のさらなるヘテロ原子を含んでいても良い、請求項1から12のうちの1以上に記載の化合物。
【請求項14】
基R4またはR5のうちの一方が水素であり、基R4またはR5のうちの他方の基が置換されていても良いアルキルであるか、R4およびR5がそれらが結合している窒素原子とともに、置換されていても良い飽和もしくは不飽和の6員環を形成しており、その環が1から3個のさらなるヘテロ原子を含んでいても良い、請求項1から13のうちの1以上に記載の化合物。
【請求項15】
下記のものから選択される、請求項1から14のうちの1以上に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩。
【化4】
【請求項16】
下記式(II)の化合物:
【化5】
(式中、R1、R2およびR3は上記で定義の通りである)を、下記式の化合物:
【化6】
と反応させて、式(I)の化合物を得る、請求項1から15のうちのいずれか1項に記載の一般式(I)の化合物の製造方法。
【請求項17】
医薬として使用される、請求項1から15のうちの1以上に記載の化合物。
【請求項18】
鉄代謝障害の治療に用いられる、特には鉄欠乏性疾患および/または貧血、特に癌に伴う貧血、化学療法によって誘発される貧血、炎症によって誘発される貧血(AI)、鬱血性心臓機能不全(CHF;鬱血性心不全)に伴う貧血、慢性腎不全段階3から5(CKD3−5;慢性腎臓病段階3から5)に伴う貧血、慢性炎症によって誘発される貧血(ACD)、リウマチ性関節炎(RA;関節リウマチ)に伴う貧血、全身性エリテマトーデス(SLE)に伴う貧血および炎症性腸疾患(IBD;炎症性腸疾患)に伴う貧血に用いられる、請求項1から15のうちの1以上に記載の化合物。
【請求項19】
請求項1から15のうちの1以上に記載の化合物のうちの1以上および1以上の医薬担体および/または補助物質および/または溶媒を含む組成物。
【請求項20】
請求項1から15のうちの1以上に記載の化合物のうちの1以上および少なくとも一つの更なる医薬活性化合物、特には鉄代謝障害および関連症状の治療用の化合物、好ましくは鉄含有化合物を含む組み合わせ製剤。
【請求項21】
ヘプシジン介在疾患および関連症状の治療用、特には鉄代謝障害、特には鉄欠乏性疾患および/または貧血、特にはACDおよびAIそして関連症状の治療のための医薬製造における、請求項1から15のうちの1以上に記載の化合物、請求項19に記載の組成物および実施形態20に記載の組み合わせ製剤の使用。
【請求項22】
経口投与もしくは非経口投与用の医薬製造における、請求項1から15のうちの1以上に記載の化合物、請求項19に記載の組成物および請求項20に記載の組み合わせ製剤の使用。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
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【図11】
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【図66】
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【図70】
【図71】
【図72】
【図73】
【公表番号】特表2013−503835(P2013−503835A)
【公表日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−527342(P2012−527342)
【出願日】平成22年9月6日(2010.9.6)
【国際出願番号】PCT/EP2010/063001
【国際公開番号】WO2011/026959
【国際公開日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【出願人】(509203050)ヴィフォール (インターナショナル) アクチェンゲゼルシャフト (8)
【氏名又は名称原語表記】Vifor (International) AG
【Fターム(参考)】
【公表日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年9月6日(2010.9.6)
【国際出願番号】PCT/EP2010/063001
【国際公開番号】WO2011/026959
【国際公開日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【出願人】(509203050)ヴィフォール (インターナショナル) アクチェンゲゼルシャフト (8)
【氏名又は名称原語表記】Vifor (International) AG
【Fターム(参考)】
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