説明

新規なクロメンおよびチオクロメンカルボキサミド誘導体、その製造方法ならびにその治療適用

本発明は、新規なクロメンまたはチオクロメンカルボキサミド誘導体、その製造、その医薬組成物および中枢神経系障害のための薬剤としてのドーパミンD3リガンドとしてのその使用に関する。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【0001】
本発明は、クロメンおよびチオクロメンカルボキサミド誘導体、その製造方法、それを含有する医薬組成物および種々の神経症状および精神症状の治療のための、そのドーパミンD3受容体(DRD3)アゴニスト、部分アゴニストまたはアンタゴニストとしての治療適用に関する。
【0002】
統合失調症は、一般人口のおよそ1%を侵している、起源が不明の一群の病態を示すのに用いられる用語である。この病態は、陽性症状(幻覚、せん妄、支離滅裂な思考)および陰性症状(社会的ひきこもりおよび感情鈍磨)として分類される種々の症状を特徴とし、青年期または若年成人期に発症し、長年にわたってエピソードを強めつつ、慢性型として持続し得る。
【0003】
統合失調症に罹患している患者は、神経抑制薬と呼ばれる薬剤(抗精神病薬としても知られる)で治療することができる。抗精神病薬の治療効果は一般に、脳における神経伝達物質ドーパミンの受容体の遮断によって起こると理解されている。D1、D2、D3、D4およびD5と呼ばれる5つの既知のサブタイプドーパミン受容体が存在し(Sokoloff et al., Novel dopamine receptor subtypes as targets for antipsychotic drugs. Annals New-York Academy of Sciences 1995, 757, 278)、慣例の抗精神病薬はD2およびD3受容体アンタゴニストである。しかしながら、抗精神病薬はしばしば、脳の線条体領域におけるD2受容体の遮断による錐体外路系副作用(EPS)および遅発性ジスキネジアと呼ばれる異常な動作の原因となる。受容体D3(DRD3)の遮断は抗精神病薬の治療効果を担うことが示唆されている(Schwartz, J. C. Eur. Neuropsychopharmacol. 2003, 13 (suppl. 4): S 166)。従って、DRD3機能を選択的に調節する薬理剤は、神経副作用のない有効な抗精神病薬であると考えられる(国際特許WO91/15513)。
【0004】
DRD3の選択的調節は、DRD3と選択的に結合し、かつ、アゴニスト、アンタゴニストまたは部分アゴニストのいずれかとして働く分子によって得られる。マウス統合失調症モデルを用いることで、動物においてDRD3機能の調節によって生じる抗精神病性の活性が予測される(Leriche, L. Neuropharmacology 2003, 45, 174)。さらに、DRD3の選択的遮断は、前前頭皮質においてドーパミンおよび別の神経伝達物質であるアセチルコリンの細胞外レベルを高めるが、DRD2とDRD3の同時遮断はそうではないことが示されている(Lacroix, L. P. Neuropsychophamacol. 2003, 28, 839)。この脳領域におけるドーパミンおよびアセチルコリンは認知機能に不可欠である。従って、選択的DRD3アンタゴニストは、統合失調症ならびにアルツハイマー病などの神経変性病において変化を受けている認知を改善することができると考えられる。
【0005】
鬱病は、強い悲しみ、悲観的思考および卑下の感情を特徴とし、しばしば活力、意欲および性欲の喪失を伴う一般的な気分障害である。通常満足な生活事象から喜びを感じることができなこと(無快感としても知られる)も、鬱病の一般的徴候と考えられる。喜びおよび動機づけにおける重要な役割は、ドーパミンニューロンの脳の側坐核領域への突出によるものとされている(Koob G. F. Sem. Neurosci. 1992, 4, 139; Salamone J. D. Behav. Brain Res. 1994, 61, 117)。従って、このようなニューロンは鬱病の神経生物学、特に無快感、およびある種の抗鬱薬の治療効果に関連づけられている(Kapur S. and Mann J. Biol. Psychiatry 1992, 32, 1-17; Willner P. Int. Clin. Psychopharmacol . 1997, 12, S7-S14)。さらに最近では、種々の抗鬱薬治療が側坐核におけるDRD3の発現を選択的に高めることが示され(Lammers CH. Mol. Psychiatry 2000, 5, 378)、DRD3機能の増強が新たな様式の抗鬱薬治療となり得ることが示唆されている。
【0006】
DRD3 D3受容体機能の増強は、DRD3アゴニストまたは部分アゴニストAによって達成され、鬱病の有効な治療となる可能性がある。
【0007】
薬物または他の嗜癖性物質に対する依存症または嗜癖は、患者によって知覚される陰性結果の代わりに、危険な薬物探索行動や脅迫的薬物摂取行動が持続する慢性、再発性の病態である(Deroche-Gamonet V. Science 2004, 305, 1014; Vanderschuren L.J. Science 2004, 305, 1017)。常習者が嗜癖性物質を絶った際に見られる禁断減少は、ヒト(Childress A. R. Am. J. Psychiatry 1999, 156, 11; Robinson T. E. Brain Research Reviews 1993, 18, 247)および動物(Goldberg S. R. NIDA Res. Monogr. 1981, 37, 241; Arroyo M. Psychopharmacology 1999, 140, 331)の双方において薬物の作用に繰り返し伴うということによって動機づけの力を獲得する環境刺激によって誘発または悪化される可能性がある。動物では、高選択性DRD3アゴニストまたは部分アンタゴニストがコカイン(Pilla M. Nature, 1999, 400, 371; Le Foll, B. Eur. J. Neurosci. 2002, 15, 2016; Vorel S. R. J. Neurosci. 2002, 22, 9595)、オピエート(Frances H. Neuroreport 2004, 15, 2245)またはニコチン(Le Foll B. Mol. Psychiatry 2003, 8, 225)に伴う刺激に対する応答を特異的に軽減するが、これらの薬物の主要な作用には影響を及ぼさない。コカイン常習者では、脳のDRD3密度が異常に高い(Staley J. K. J. Neurosci. 1996, 16, 6106)。従って、D3受容体アンタゴニストまたは部分アゴニストは断薬の補助および再発リスクの軽減に有効な薬剤と考えられる。
【0008】
パーキンソン病は、静止時振戦、四肢の筋強剛および無動(動作の開始が困難)を特徴とする病態である。この疾病はドーパミンニューロンの変性によって起こる。パーキンソン病の治療はL−DOPA(3,4−ジヒドロキシ−L−フェニルアラニン)またはドーパミンの直接アゴニストの投与によるドーパミンの置換に基づく。しかしながら、多くの場合、L−DOPAの長期使用には、ジスキネジアと呼ばれる異常な動きの出現が伴う。非ヒト霊長類パーキンソン病モデルでは、高選択性部分アゴニストによるDRD3の調節はジスキネジアを減弱することが示されている(Bezard E. Nat. Med. 2003, 6, 762)。従って、本明細書で開示される化合物は、パーキンソン病の補助的治療と考えられる。さらに、DRD3アゴニストはラットにおいて神経発生を増強することが示されていることから、それらはこの疾病の発症を遅延させる薬剤としての使用も可能である。
【0009】
DRD3遺伝子の突然変異は、他の神経障害が存在しない全身または身体の一部の企図振戦を特徴とする一般的な遺伝性神経疾患である本態性振戦に関連し、ともに分離する(Lucotte G. Clin. Genet. 2006, 69, 437-440)。この突然変異はDRD3機能を高める。従って、DRD3アンタゴニストまたは部分アゴニストを用いることによるDRD3機能のノーマライゼーションは、本態性振戦の有効な治療となり得る。
【0010】
上記の「ドーパミンD3受容体」、「D3受容体」または「DRD3」とは、主として辺縁系で発現されるドーパミン受容体サブタイプを表す(Sokoloff P, Nature, 1990, 347, 146-151)。DRD3は国際特許WO91/15513に記載されている。
【0011】
上記の「D3受容体部分アゴニスト」とは、DRD3と複合体を形成し、かつ、アゴニスト−アンタゴニストの組合せとして働く化合物を表し、すなわち、その強度が天然伝達物質であるドーパミンのものよりも小さい生理学的応答を誘発する。in vitroにおいて、DRD3発現細胞では、DRD3部分アゴニストは、その最大強度がドーパミンまたは例えばキンピロール[(4aR−トランス)−4,4a,5,6,7,8,8a,9−オクタヒドロ−5−プロピル−1H(または2H)−ピラゾロ(3,4−g)キノリン]などの完全アゴニストにより生じるものよりも小さい能動的応答をもたらした。DRD3部分アゴニストはまた、ドーパミンまたはその完全アゴニストによってもたらされる応答を部分的に妨げることができる。in vivoにおいて、DRD3部分アゴニストは、6−ヒドロキシドーパミンによって引き起こされた病巣を有するラットまたは1−メチル−4−フェニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン(MPTP)を注射したサルの場合と同様に、特にドーパミンレベルが低下した場合にドーパミン応答を生じる。さらに、DRD3部分アゴニストは、in vivoにおいて、特にDRD3が持続的なドーパミン刺激を受ける場合にアンタゴニストとして働き得る。
【0012】
「DRD3アンタゴニスト」は、DRD3と複合体を形成し、かつ、DRD3発現細胞においてドーパミンまたはそのアゴニストにより誘発される応答を妨げることができる分子を表す。
本明細書において「塩」とは、本発明の化合物の無機酸および塩基付加塩を表す。好ましくは、これらの塩は薬学上許容され、すなわち、それらはそれらが投与される患者に無毒である。酸付加塩の例としては、臭化水素酸塩、塩酸塩、硫酸塩、重硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩、酢酸塩、シュウ酸塩、吉草酸塩、オレイン酸塩、パルミチン酸塩、ステアリン酸塩、ラウリン酸塩、ホウ酸塩、安息香酸塩、乳酸塩、リン酸塩、トシル酸塩、クエン酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、ナフタレン酸塩および類似のものが挙げられる(例えば、S. M. Berge et al., “Pharmaceutical salts,” J. Pharm. Sci., 66: p.1-19 (1977))。塩基付加塩としては、金属およびアミノの薬学上許容される塩が挙げられる。好適な金属塩としては、ナトリウム、カリウム、カルシウム、バリウム、亜鉛、マグネシウムおよびアルミニウムが挙げられる。好適なアミノ塩基付加塩としては、好適な塩を形成するのに十分な塩基性のアミンから製造され、好ましくは、医薬用として低毒性であることから医化学で頻用されるアミンを含む。このようなアミンとしては、アンモニア、エチレンジアミン、N−メチル−グルカミン、オルニチン、コリン、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン、クロロプロカイン、ジエタノールアミン、プロカイン、N、N’−ベンジルフェネチルアミン、ジエチルアミン、ピペラジン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、エチルアミン、例えばリシンおよびアルギニンなどのアミノ酸からなる塩基、またはジシクロヘキシルアミン、ならびに類似の塩基が挙げられる。
【0013】
「薬学上許容される」とは、動物またはヒトに投与した際に有害作用、アレルギーまたは他の望ましくない反応を生じない分子存在および組成物を指す。
【0014】
本明細書において「薬学上許容される賦形剤」には、任意の希釈剤、アジュバントまたは賦形剤、例えば、保存剤、増量剤、崩壊剤、湿潤剤、乳化剤、分散剤、抗菌剤、抗真菌剤または腸管および消化管吸収および再吸収を遅延させる薬剤が含まれる。このような媒体または担体の使用は当業者によく知られている。その薬剤がクロメンまたはチオクロメンカルボキサミド誘導体と化学的に不適合である場合以外は、医薬組成物中での本発明の化合物との併用が考えられる。
【0015】
本発明の場合、本明細書における「治療」とは、この用語が適用される症状、または該症状の1以上の徴候の発現または進行の予防または抑制を意味する。
【0016】
「治療上有効な量」とは、本発明の所望の治療作用を達成するのに有効なクロメンまたはチオクロメンカルボキサミド誘導体の量を意味する。
【0017】
本発明において、「患者」とは、病気に罹患している、または罹患するおそれのあるヒトまたは非ヒト哺乳類を指す。優先的には、患者はヒトである。
【0018】
本発明は、新規なクロメンおよびチオクロメンカルボキサミド誘導体、その製造方法、ならびに神経性または精神性の疾患、症状または障害の治療を目的とする薬剤、DRD3受容体リガンドとしてのその使用に関する。該新規な化合物は、一般式1
【化1】

式1
[式中、
Xは、ヘテロ原子、OまたはSを表し;
R1は、水素原子、またはハロゲン、Cl、F、BrもしくはC1−4アルコキシ、OH、C1−4アルキルまたはCF基などの同素環上の1以上の同一または異なる置換基を表し;
R2は、水素原子またはC1−4アルキル基を表し;
R3は、水素原子、またはハロゲン、Cl、F、BrもしくはC1−4アルキル、C1−4アルコキシまたはチオアルコキシ、O(CHO(nは1または2)、NO、NH、NHCOCH、NHSOCH、OH、CF、CN、COOEtもしくはCHOH基、場合により置換されていてもよいフェニルもしくはベンジル置換基、などの1以上の同一または異なる置換基を表すか、あるいはR3は、アリール、ヘテロアリールまたはC、CもしくはCシクロアルキルまたは複素環などの、それを担持している芳香環と縮合した環を形成している]
に従う。
【0019】
本発明はまた、化合物の薬学上許容される水溶性塩、その存在し得る鏡像異性体およびそれを含有する医薬組成物、ならびに中枢神経障害を治療するための薬剤としてのその使用に関する。
【0020】
式1のクロメンおよびチオクロメンカルボキサミド化合物は新規なものである。特許WO9929687およびWO2000 075136などの文献には、胃障害に作用するベンゾピランまたはクロメンが記載されている。2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボン酸構造の化合物はJ.Med. Chem. 2003, 46, 3883に報告されている。特許WO2004 004729およびWO2003 028728はD3リガンドとしてのブチルフェニルピペラジンヘテロアリールカルボキサミドを記載し、WO2006 008133はニコチン受容体モジュレーターを記載しているが、これらの文献は本発明のクロメンまたはチオクロメンについては何ら記載されていない。
【0021】
環構造内に酸素または硫黄ヘテロ原子を導入すること、従ってクロメンまたはチオクロメンを形成するということは、D3ドーパミンアンタゴニストまたは部分アゴニストの製造におけるこれらの化合物の有意性を示す。
【0022】
好ましい化合物は以下の通りである。
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(4−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−フルオロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(4−フルオロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−フェニルピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−クロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(4−クロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジクロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−クロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−トリフルオロメチルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−トリフルオロメチルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(4−トリフルオロメチルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(4−ニトロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ニトロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−アミノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−アセトアミドフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−メチルスルホンアミドフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−ニトロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジメチルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3,4−ジメチルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,4−ジメチルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−メチルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−ヒドロキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(4−ヒドロキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3,4−ジメトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3,5−ジメトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(4−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−エトキシカルボニルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(4−エトキシカルボニルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシメチルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−フルオロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジクロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(4−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(4−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−エトキシカルボニルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシメチルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3,4−ジメトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2,2−ジメチル−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2,2−ジメチル−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2,2−ジメチル−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2,2−ジメチル−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシメチルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−フルオロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−クロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジクロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−クロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−トリフルオロメチルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(4−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3,4−ジメトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−ヒドロキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(4−ヒドロキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(4−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−メトキシカルボニルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシメチルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−フルオロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−クロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−トリフルオロメチルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3,4−ジメトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−エトキシカルボニルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシメチルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2,2−ジメチル−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2,2−ジメチル−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシメチルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2,2−ジメチル−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2,2−ジメチル−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−フルオロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2,2−ジメチル−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジクロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2,2−ジメチル−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−クロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2,2−ジメチル−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2,2−ジメチル−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
5−ブロモ−8−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
5−ブロモ−8−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジクロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−クロロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−クロロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジクロロ−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−クロロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−フルオロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−クロロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−クロロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−クロロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(4−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−クロロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−クロロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−クロロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3,4−メチレンジオキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
7−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
7−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−シアノ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
7−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジクロロ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
7−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
7−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
7−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−メチルオキシ−カルボニル−)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,4−ジクロロ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−アミノ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ニトロ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−アセチルアミノ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ベンゾ−1,4−ジオキサニル−)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3,4−ベンゾ−1,4−ジオキサニル−)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3H−ベンズイミダゾール−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾキサゾール−7−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−メチルアミノ−カルボニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−メシルアミノ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−クロロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,4−ジクロロ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−クロロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ニトロ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−クロロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−アミノ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−クロロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−アセチルアミノ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−クロロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシメチル−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−クロロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−メシルアミノ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−フルオロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジクロロ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−フルオロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−フルオロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−シアノ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−フルオロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−アセチルアミノ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−フルオロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−フルオロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ニトロ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−フルオロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−メシルアミノ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−フルオロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−アミノ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−フルオロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−メチルカルバモイル−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−フルオロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ベンゾ−1,4−ジオキサニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−フルオロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−フルオロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3H−ベンズイミダゾール−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−フルオロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾキサゾール−7−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−フルオロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−メチルオキシ−カルボニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−フルオロ−5−(4−{4−[2H−クロメン−3−カルボニル)−アミノ]−ブチル}−ピペラジン−1−イル)−ベンゾフラン−2−カルボン酸メチルエステル
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3,4,5−トリメトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(1H−インドール−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
5−(4−{4−[2H−クロメン−3−カルボニル)−アミノ]−ブチル}−ピペラジン−1−イル)−ベンゾフラン−2−カルボン酸メチルエステル
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−メシルアミノ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(1−アセチル−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−ベンゾキサゾール−7−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3H−ベンズイミダゾール−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−カルバモイル−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−メチルカルバモイル−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジメチル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−メチル−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(4−クロロ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,4−ジメトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ホルミル−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−メシルアミノ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ニトロ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
5−(4−{4−[2H−チオクロメン−3−カルボニル)−アミノ]−ブチル}−ピペラジン−1−イル)−ベンゾフラン−2−カルボン酸メチルエステル
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3H−ベンズイミダゾール−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−ベンゾキサゾール−7−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−メチルカルバモイル−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−カルバモイル−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−アセチルアミノ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−クロロ−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−クロロ−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−シアノ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−クロロ−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−クロロ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−クロロ−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−クロロ−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−クロロ−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−フルオロ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−クロロ−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,4−ジメトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−メシルアミノ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−フルオロ−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−メシルアミノ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−クロロ−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−メシルアミノ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【0023】
本発明はまた、該化合物の製造方法に関する。
【0024】
一般式1の化合物は、式2のクロメンまたはチオクロメン酸から、置換4−(4−フェニルピペラジン−1−イル)−ブチルアミンとの通常のペプチドカップリングによって製造される。文献(Tet. 2005, 61, 10827)に記載されているペプチドカップリング法の大きな多様性は、当業者に最も有効な方法を適用し、最も純粋な化合物(SOCl、塩化オキサリル/DMF、DCC、混合無水物、CDI、BOPおよびその誘導体、TBTUなど)を得る選択を残している。
【化2】

式2
【0025】
式2のクロメンカルボン酸(X=O、R2=H)は、t−BuOKの存在下、Wise, J.Med. Chem. 1988, 31, 688またはBioorg. Med.Chem. Lett. 1996, 6, 1077またはShiraishi, J.Med. Chem. 2000, 43, 2049の方法に従い、Bayliss-Hillman反応により、DABCOまたはDBUの存在下でR1置換サリチル酸アルデヒドとアクリロニトリルを反応させることにより得られる(ダイヤグラム1)。塩基加水分解により、対応する酸2(X=O、R2=H)を得る。
【化3】

ダイヤグラム1
【0026】
式2の対応するチオクロメン酸(X=S、R2=H)は、2−メルカプト安息香酸から、2−メルカプトベンジルアルコール3中のLAHで還元した後、Synthesis 1989, 763に従い、チオサリチル酸アルデヒド中のトルエン中にてMnOで二量体4の形態で酸化することにより、三段階(ダイヤグラム2)で得られる。クロメン酸の場合と同様の方法(Synthesis, 2001, 2389)に従い、この中間体アルデヒド4をアクリロニトリルと縮合させると、チオクロメン酸2(X=S、R2=H)が得られる。
【0027】
同様に、式2の2位で置換されたクロメンまたはチオクロメンカルボン酸(X=OまたはS、R2=Me)は、アクリロニトリルの代わりに3,3−ジメチル−アクリロニトリルを用いて得られる。
【化4】

ダイヤグラム2
【0028】
式5の置換4−(4−フェニルピペラジン−1−イル)−ブチルアミンは、例えば、J. Med. Chem. 2001, 44m, 3175(フタリミドブチルピペラジン誘導体6のヒドラジン分解による方法)またはBioorg. Med. Chem. Lett. 2004, 14, 195(ニトリル7のLAHによる還元による方法)またはJ. Med. Chem. 2003, 46, 3883(ニトリル7のラネーニッケルを用いた還元による方法)または最後にJ. Med. Chem. 2002, 45, 5727(ニトリル7のB/硫化ジメチルを用いた還元による方法)などの文献に記載されている種々の一般法に従って得られる(ダイヤグラム3)。これらの種々の方法は、ピペラジンと結合しているフェニル環に担持されている置換基に応じて選択される。
【化5】

ダイヤグラム3
製造:
【0029】
様々に置換された4−フェニル−ピペラジンまたは4−(4−フェニルピペラジン−1−イル)−ブチルアミンが文献に記載されている種々の方法に従って製造される。4−アセチル、メシルまたはアミノ−フェニルピペラジン誘導体は数段階で製造される。Lopez-Rodriguez (J. Med. Chem. 2001, 44, 186-197)によって記載されているようなニトロ−フェニルピペラジンのパラジウムの存在下での触媒的水素化によりアニリン中間体を得、これをOrus (Pharmazie, 2002, 57, 515-518)によって記載されているような塩基性媒体中、塩化アセチルまたは塩化メシルによってアシル化またはメシル化する。ベンズイミダゾロン、ベンズイミダゾリル−ピペラジン、ベンゾキサゾロンピペラジン、誘導体(ベンゾ−1,4−ジオキサニルなど)またはジヒドロ−インドリル−ピペラジンなどの複素環式フェニル−ピペラジンの生成は、特許WO9736893またはEPO189612に記載されている方法に従って進める。同様に、Devlin (Synth. Commun. 1995, 25, 711-718)は、本発明者らが選択する1,2−ジアミノベンゼンからベンズイミダゾールを製造する方法を記載している。
【0030】
式2のクロメンまたはチオクロメン酸と式5の第一級アミンのカップリングは、標準的なペプチドカップリング条件下、好ましくはJ. Org. Chem. 1996, 61, 2322、Bioorg. Med. Chem. 2005, 13, 519、Org. Lett. 2005, 7 (16) 3481およびJ. Org. Chem. 2006, 71, 3364に記載されている方法によって行う。
【0031】
R3がヒドロキシメチルまたはフェノール基を表す式1の化合物もまた、ダイヤグラム4
【化6】

ダイヤグラム4
に従って合成することができる。
【0032】
式2のクロメンまたはチオクロメンカルボン酸をまず、式8の中間体中、アミノブタノールでアミド化した後、J. Chem. Soc. Perkin Trans I, 2000, 219に従い、式9の化合物中、PPh/Iでヨード化する。J. Med. Chem. 2003, 46, 3822に記載されているものと同様の方法に従い、置換フェニルピペラジンとの慣例の縮合(KCO/CHCN)により、式1の化合物を得る。
【0033】
本発明のDRD3の活性のモジュレーターであるDRD3リガンドとしての式1の誘導体の活性を、ヒト組換えDRD3を発現する細胞で評価した。本発明者らは、式1の化合物が阻害定数(K)0.1〜10nM/lー1の強力なリガンドとして挙動することを実証した。これらの同じ化合物が、ドーパミンD2受容体に対しては、100〜500倍弱い見掛けの親和性を示す。これらの同じ化合物が、α−アドレナリン受容体に対しては、D3受容体に対するものより20〜500倍弱い親和性を有する。式1の化合物はアンタゴニスト(固有活性<0.10)、部分アゴニスト(0.2<固有活性<0.6)または完全アゴニスト(固有活性>0.8)のいずれかである。式1のある特定の化合物に対する生物学的結果を、本明細書の末尾の表2に示す。
【0034】
どのDRD3が大脳辺縁領域で働くのか、どれが感情および認知プロセスに関与するのかドーパミンシグナルの選択的調節を考慮することにより、本発明の化合物は種々の治療適用に好適となり、錐体外路系、前下垂体または栄養系(例えば、最後野領域)のドーパミンシグナルと干渉しない。結果として、本発明の化合物は、錐体外路系、前下垂体または栄養系で発現されるD2受容体の遮断から生じる既存の化合物の副作用がない。従って、本発明の誘導体は、精神病状態など、DRD3に関連する神経性または精神性の疾患、症状または障害を治療するための医薬組成物および薬剤の製造に使用することができる。
【0035】
さらに、抗鬱薬の1つの作用は、動機づけに関連する脳領域においてDRD3の発現を高めることであるので、これらの化合物は抗鬱薬のこの作用を模倣することができる。従って、本発明の誘導体は、鬱病を治療するための医薬組成物および薬剤の製造に使用することができる。
【0036】
薬物依存症におけるDRD3の役割を考慮すれば、本発明に記載の誘導体に基づく医薬組成物または薬剤を断薬に関連する状態に、および/またはコカイン、ヘロイン、アルコール、タバコおよび他の嗜癖性物質に依存している、または常習している患者の解毒を助けるために有用に投与することができる。
【0037】
一般にDRD3部分アゴニストの場合と同様に、本発明の誘導体はL−DOPAによるパーキンソン病治療の補助治療としても使用することができる。
【0038】
DRD3アンタゴニストおよび部分アゴニストの場合と同様に、本発明の誘導体は本態性振戦の治療のためにも使用することができる。
【0039】
よって、式1の化合物またはその酸塩もしくは塩基塩は、神経症状または精神症状、特に、DRD3アンタゴニスト、アゴニストまたは部分アゴニストによって治療可能な症状を治療するために使用することができる。
【0040】
結果として、本発明はまた、本発明の少なくとも1つの化合物を慣例の薬学上許容される賦形剤とともに含む医薬組成物に関する。本発明はまた、治療を必要とする患者に式1の化合物を治療上有効な量で投与することからなる、神経性または精神性の症状、疾患または障害を治療する方法に関する。本発明はまた、薬剤としての使用のための式1の化合物、および神経性または精神性の疾患または障害の治療を目的とした薬剤の製造のための式1の化合物の使用に関する。
【0041】
本発明の症状、疾患または神経障害もしくは精神障害の例としては、精神病(特に、統合失調症)、鬱病、本態性振戦、種々の薬物またはタバコもしくはアルコールなどの嗜癖性物質に対する依存症または嗜癖、加齢により起こる認知障害またはアルツハイマー病、パーキンソン病、ジスキネジア、遅発性ジスキネジア、またはパーキンソン病もしくは統合失調症の治療に用いられる薬剤の使用に関連する他の動作障害といった神経変性疾患が挙げられる。
【0042】
本発明の式1の誘導体は、経口、全身、非経口、鼻腔または直腸経路によって投与することができる。特に、この誘導体は、好適な処方物で経口形路によって投与することができる。患者への経口投与に好適な処方物としては、それぞれ所定量の式1の化合物を含有するカプセル剤、パケット剤または錠剤が含まれ、このような処方物にはまた、散剤または顆粒剤、水性もしくは非水性液体中の溶液もしくは懸濁液、または水中油液体エマルションもしくは油中水液体エマルションが含まれる。
【0043】
本発明の組成物中の式1の化合物の量は、その投与方法に特異的な組成物を用い、所望の治療応答を達成するのに有効な量の有効物質を有するように調節することができる。よって、選択される量は所望の治療作用、投与経路、治療期間および他の因子によって異なる。
【0044】
単回用量または分割用量で投与される本発明の有用な化合物の総一日用量は、例えば、0.001〜100mg/キログラム体重/日の範囲、好ましくは、0.01〜10mg/kg/日の範囲であり得る。
【0045】
ある患者の特定の用量は、体重、健康状態、性別、食生活、投与期間および経路、吸収、腸管吸収および排泄速度、他の薬剤との併用および治療される特定の症状の重篤度を含む様々な因子によって異なる。
【0046】
本発明の化合物の製造を以下の非限定例で示す。
【実施例】
【0047】
実施例1: 2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化7】

【0048】
工程1: 2−H−クロメン−3−カルボニトリルの製造
【化8】

J. Med.Chem. 1988, 31, 688に記載されている方法に従い、2−H−クロメンを次のようにして得る:50.8gのアクリロニトリル(0.958mol)に希釈した15gのサリチル酸アルデヒド(0.123mol)を80℃に加熱した後、この混合物に6.9gのDABCO(0.061mol)を加える。8時間加熱した後、この反応混合物を室温に戻す。100mlの1N NaOHを加えた後、50mlのジクロロメタンで3回連続的に抽出を行う。水で洗浄した後、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して油状物を得、ジクロロメタン溶出剤を用い、シリカでのクロマトグラフィーに付すと、10.5gの2H−クロメン−3−カルボニトリルが白色粉末の形態として収率55%で得られる。1H NMR (DMSO): 4.88 (s, 2H, 0-CH2-), 6.90 (d, 1H, H 芳香環) , 7.03 (t, 1H, ハロ) , 7.31 (m, 2H, H 芳香環), 7.58 (s, 1H, H4).
【0049】
工程2: ニトリル加水分解
【化9】

前記工程で得られた5gの2H−クロメン−3−カルボニトリルを、10%NaOH 50ml中の溶液として、100℃で加熱する。還流2時間後、この反応混合物を室温に戻し、次いで多量の水(100ml)を加える。濃HClを用い、0〜5℃前後で注意深く酸性化を行う(pH1まで)。水相中のこの酸性沈殿物を濾取し、水で洗浄した後、真空乾燥させる。5.4gの2H−クロメン−3−カルボン酸がクリーム色の粉末形態として収率96%で得られる。1H NMR (DMSO): 4.90 (s, 2H, 0-CH2-), 6.85 (d, 1H, H 芳香環) , 6.95 (t, 1H, H 芳香環) , 7.25 (m, 2H, H 芳香環), 7.44 (s, 1H, H4), 12.55 (s, 1H, CO2H) .
【0050】
工程3: 2−{4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−イソインドール−1,3−ジオンの製造
【化10】

200mlのアセトニトリル中、10gの1−(2−メトキシフェニル)−ピペラジン(0.052mol)、14.7gのN−(4−ブロモブチル)−フタリミド(0.052mol)を順次溶解させる。7.2gのKCO(0.052mol)およびKI結晶を加える。この混合物を12時間アセトニトリルに対して還流させる。室温に戻し、反応媒体を蒸発させた後、生成物を250mlの水に取る。3回のジクロロメタン抽出の後、MgSOで乾燥させ、濃縮して黄色油状物を単離し、これを150mlのイソプロピルエーテルに取り、この油状物をトリチュレートした後に沈殿が得られ、これを濾過により単離する。イソプロピルエーテルで2回洗浄した後、17.7gの2−{4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−イソインドール−1,3−ジオンが白色粉末の形態として収率87%で単離される。この中間体をそのまま工程4で用いる。1H NMR (CD3OD) : 1.52 (m, 2H, CH2), 1.75 (m, 2H, CH2), 2.47(t, 2H, CH2-Npip) , 2.64 (m, 4H, ピペラジン) , 3.03 (m, 4H, ピペラジン) , 3.71 (t, 2H, CH2-フタリミド) , 3.76 (s, 3H,-OCH3), 6.94 (m, 4H, ハロ, アリールピペラジン) , 7.82 (m, 4H, アリールフタ. ) .
【0051】
工程4: 4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチルアミンの製造
前記工程3で製造された17.7gの2−{4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−イソインドール−1,3−ジオン(0.045mol)を200mlの無水エタノールに溶解させる。8.8mlの水和ヒドラジン溶液(0.180mol)を加え、この混合物を6時間エタノール還流させる。白色沈殿が生じる。室温に戻した後、沈殿を濾過し、エタノールですすぎ、有機濾液を蒸発させる。得られた残渣を150mlのジクロロメタンに取った後、等量の水で2回洗浄する。有機相を乾燥させ、濃縮した後、4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチルアミンが黄色油状物の形態として収率65%で得られる。このアミンをそのままアミド形成工程5で用いる。1H NMR (CD3OD): 1.52 (m, 4H, -CH2-CH2), 2.42(m, 2H, CH2-NH2), 2.64 (m, 6H, 4H ピペラジン + CH2-ピペラジン), 3.05 (m, 4H, ピペラジン), 3.71 (t, 2H, CH2-フタリミド), 3.83 (s, 3H, -OCH3), 6.94 (m, 4H, H 芳香環, アリールピペラジン).
【0052】
工程5: 2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミドの製造
【化11】

前記工程2で得られた0.33gの2H−クロメン−3−カルボン酸(1.9mmol)および0.5gの4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチルアミン(1.9mmol)を10mlのジクロロメタンに順次溶解させる。0.5mlのトリエチルアミン(3.8mmol)および0.61gのTBTU(1.9mmol)を加える。この混合物を振盪下に置く。有機容量を25mlに調整した後、相を25mlの水で2回洗浄する。乾燥させ、濃縮した後、有機残渣を、好適なジクロロメタン−酢酸エチル勾配を用い、シリカでのクロマトグラフィーに付す。精製後、2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミドが粘稠な褐色油状物の形態として収率70%で得られる。1H NMR (CDCl3 塩基): 1.65-1.68 (m, 4H, -CH2- CH2-), 2.46 (t, 2H, -CH2-N), 2.66 (m, 4H, H-ピペラジン) , 3.09 (m, 4H, H-ピペラジン), 3.37-3.41 (m, 2H, -CH2-N-CO-), 5.00 (s, 2H, 0-CH2), 6.50 (s, 1H, -NH), 6.83-7.26 (m, 9H, H 芳香環 + H4).
【0053】
塩の製造: 0.554gの塩基(1.31mmol)を10mlの酢酸エチルに溶解させる。0.83mlのイソプロパノール−HCl3.3N溶液(2.7mmol)を加える。濃縮後、この塩をエチルエーテルに取り、その後、この塩を濾過し、乾燥させる。2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド二塩酸塩がクリーム色の粉末形態として収率74%で単離される。分析(塩):C2531−2 HCl質量=421.54。MS(APCI、600℃):MH=422.2(100%)。MP=224℃。
【0054】
実施例2: 2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジクロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化12】

この化合物は、対応する試薬を用いること以外は、実施例1の手順に従って製造する。使用する酸は、実施例1の工程2で得られた2H−クロメン−3−カルボン酸であり、使用するアミンは、実施例1の工程3および4で4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチルアミンを得るものと同様の手順に従い、1−(2,3−ジクロロフェニル)−ピペラジンから製造する。このようにして、2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジクロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミドが黄色固体の形態として収率57%で得られる。1H NMR (CDCl3): 1.63-1.68 (m, 4H, -CH2-CH2-), 2.48 (t, 2H, -CH2-N), 2.65 (m, 4H, H-ピペラジン) , 3.06 (m, 4H, H-ピペラジン) , 3.37- 3.42 (m, 2H, -CH2-N-CO-), 5.00 (s, 2H, 0-CH2), 6.46 (s, 1H, -NH), 6.84-7.21 (m, 7H, H 芳香環) .
【0055】
塩の製造: 0.434gの塩基(0.87mmol)を10mlの酢酸エチルに溶解させる。0.3mlのイソプロパノール−HCl 3.3N溶液(1mmol)を加える。濃縮後、この塩をエチルエーテルに取り、濾過した後、この塩を乾燥させる。2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジクロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド塩酸塩がクリーム色の粉末形態として収率83%で単離される。分析(塩): C24H27O2N3Cl2-HCl 質量=496.87. MS (ESI+, 250℃):MH+=460.1 (100%). MP=201℃
【0056】
実施例3: 2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−フルオロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化13】

この誘導体は、対応する試薬を用いること以外は、実施例1の手順に従って得られる。1H NMR (CDCl3 塩基): 1.63-1.68 (m, 4H, -CH2-CH2-), 2.48 (t, 2H, -CH2-N), 2.67(m, 4H, H-ピペラジン), 3.12 (m, 4H, H-ピペラジン), 3.37-3.42 (m, 2H, -CH2-N-CO-), 5.00 (s, 2H, 0-CH2), 6.45 (s, 1H, -NH), 6.83-7.07 (m, 9H, H 芳香環 + H4) . 分析 (塩) : C24H28O2FN3-HCl 質量=445.97. MS (ESI+, 250℃) : MH+=410.3 (100%) . MP=231℃.
【0057】
実施例4: 2H−クロメン−3−カルボン酸[4−(4−フェニルピペラジン−1−イル)−ブチル]−アミド
【化14】

この誘導体は、対応する試薬を用いること以外は、実施例1の手順に従って得られる。1H NMR (CDCI3 塩基): 1.62-1.66 (m, 4H, -CH2-CH2-), 2.45 (t, 2H, -CH2-N), 2.60-2.63 (m, 4H, H-ピペラジン) , 3.19-3.21 (m, 4H, H-ピペラジン), 3.40 (t, 2H, -CH2-N-CO-), 5.00 (s, 2H, 0-CH2), 6.36 (s, 1H, -NH), 6.71-7.27 (m, 1OH, H 芳香環 + H4). 分析 (塩): C24H29O2N3 - HCl 重量=427.98. MS (ESI+, 400℃): MH+=392.3 (100%). MP=239℃.
【0058】
実施例5: 2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(4−クロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化15】

この誘導体は、対応する試薬を用いること以外は、実施例1の手順に従って得られる。1H NMR (CDCI3 塩基): 1.63-1.67 (m, 4H, -CH2-CH2-), 2.44 (t, 2H, -CH2-N), 2.59-2.61 (m, 4H, H-ピペラジン), 3.14-3.17 (m, 4H, H-ピペラジン), 3.40 (t, 2H, -CH2-N-CO-), 4.99 (s, 2H, 0-CH2), 6.24 (s, 1H, -NH), 6.71-7.22 (m, 9H, H 芳香環 + H4). 分析 (塩): C24H28O2ClN3 - HCl 質量=462.42. MS (ESI+, 400℃): MH+=426.2 (100%). MP=236℃.
【0059】
実施例6: 2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−クロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化16】

この誘導体は、対応する試薬を用いること以外は、実施例1の手順に従って得られる。1H NMR (CDCl3 塩基): 1.66 (m, 4H, -CH2-CH2-), 2.44 (t, 2H, -CH2-N), 2.56-2.60(m, 4H, H-ピペラジン), 3.18-3.21 (m, 4H, H-ピペラジン), 3.40(t, 2H, -CH2-N-CO-), 5.00 (s, 2H, 0-CH2), 6.20 (s, IH, -NH),6.73 - 7.20 (m, 9H, H 芳香環 + H4 ) . 分析 (塩) : C24H28O2ClN3 -HCl 質量=462.42. MS (ESI+, 400℃): MH+=426.2 (100%). MP=216℃.
【0060】
実施例7: 2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−クロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化17】

この誘導体は、対応する試薬を用いること以外は、実施例1の手順に従って得られる。1H NMR (CDCI3 塩基): 1.65-1.67 (m, 4H, -CH2-CH2-), 2.47 (t, 2H, -CH2-N), 2.65(m, 4H, H-ピペラジン) , 3.07 (m, 4H, H-ピペラジン) , 3.37-3.41(m, 2H, -CH2-N-CO-), 5.01 (s, 2H, 0-CH2), 6.49 (s, 1H, -NH),6.84-7.35 (m, 9H, H 芳香環 + H4) . 分析 (塩) : C24H28O2ClN3 - HCl 質量=462.42. MS (ESI+, 400℃) : MH+=426.2 (100%) .MP=201℃.
【0061】
実施例8: 2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(4−フルオロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化18】

この誘導体は、対応する試薬を用いること以外は、実施例1の手順に従って得られる。1H NMR (CDCI3 塩基): 1.62-1.66 (m, 4H, -CH2-CH2-), 2.45 (t, 2H, -CH2-N), 2.60-2.62 (m, 4H, H-ピペラジン), 3.10-3.13 (m, 4H, H-ピペラジン), 3.37-3.40 (m, 2H, -CH2-N-CO-), 5.00 (s, 2H, 0- CH2), 6.37 (s, 1H, -NH), 6.82-7.22 (m, 9H, H 芳香環 + H4). 分析 (塩): C24H28O2FN3 - HCl 質量=445.97. MS (ESI+, 400℃): MH+=410.2 (100%). MP=243℃.
【0062】
実施例9: 2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−メチルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化19】

この誘導体は、対応する試薬を用いること以外は、実施例1の手順に従って得られる。1H NMR (CDCI3 塩基): 1.63-1.67 (m, 4H, -CH2-CH2-), 2.29 (s, 3H, CH3), 2.46(t, 2H, -CH2-N), 2.61 (m, 4H, H-ピペラジン) , 2.92-2.94 (m, 4H, H-ピペラジン), 3.39 (t, 2H, -CH2-N-CO-), 5.01 (s, 2H, 0-CH2),6.49 (s, 1H, -NH), 6.84-7.26 (m, 9H, H 芳香環 + H4).分析 (塩) : C26H33O2N3-HCl. 質量 = 442. MS (ESI+ , 400℃) :MH+=406.3 (100%) MP=187℃.
【0063】
実施例10: 2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,4−ジメチルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化20】

この誘導体は、対応する試薬を用いること以外は、実施例1の手順に従って得られる。1H NMR (CDCl3 塩基): 1.64-1.68 (m, 4H, -CH2-CH2-), 2.26 (s, 6H, CH3), 2.44(t, 2H, -CH2-N), 2.48 (m, 4H, H-ピペラジン), 2.89 (m, 4H, H-ピペラジン), 3.40 (t, 2H, -CH2-N-CO-), 5.01 (s, 2H, 0-CH2), 6.48 (s, 1H, -NH) , 6.84-7.20 (m, 8H, H 芳香環 + H4) . 分析 (塩) : C26H33O2N3 - HCl 質量 = 456.03. MS (ESI+ ,400℃) : MH+=420.3 (100%) MP=207℃.
【0064】
実施例11: 2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジメチルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化21】

この誘導体は、対応する試薬を用いること以外は、実施例1の手順に従って得られる。1H NMR (CDCI3 塩基): 1.63-1.67 (m, 4H, -CH2-CH2-), 2.21 (s, 3H, CH3), 2.26 (s, 3H, CH3), 2.44 (t, 2H, -CH2-N), 2.48 (m, 4H, H-ピペラジン) , 2.89 (m, 4H, H-ピペラジン), 3.39 (t, 2H, -CH2-N-CO-), 5.01 (s, 2H, 0-CH2), 6.48 (s, 1H, -NH), 6.84-7.20 (m, 8H, H 芳香環 + H4). 分析 (塩): C26H33O2N3-HCl, 質量=456.03. MS (ESI+, 400℃): MH+=420.3 (100%). MP=202℃.
【0065】
実施例12: 2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化22】

この誘導体は、対応する試薬を用いること以外は、実施例1の手順に従って得られる。1H NMR (CDCl3 塩基): 1.65-1.66 (m, 4H, -CH2-CH2-), 2.50 (t, 2H, -CH2-N), 2.68-2.70 (m, 4H, H-ピペラジン), 3.22-3.25 (m, 4H, H-ピペラジン), 3.39 (m, 2H, -CH2-N-CO-), 5.00 (s, 2H, 0-CH2), 6.41 (s, 1H, -NH), 6.83-7.56 (m, 9H, H 芳香環 + H4). 分析 (塩): C25H28O2N4-HCl, 質量=452.99. MS (ESI+, 400℃): MH+=417.3 (100%), MP=194℃.
【0066】
実施例13: 2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(4−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化23】

この誘導体は、対応する試薬を用いること以外は、実施例1の手順に従って得られる。1H NMR (CDCl3 塩基): 1.64-1.67 (m, 4H, -CH2-CH2-), 2.44 (t, 2H, -CH2-N), 2.57-2.59 (m, 4H, H-ピペラジン), 3.31-3.33 (m, 4H, H- ピペラジン) , 3.4 (m, 2H, -CH2-N-CO-), 4.99 (s, 2H, 0-CH2), 6.15 (s, 1H, -NH) , 6.82-7.52 (m, 9H, H 芳香環 + H4) . 分析 (塩) : C25H28O2N4-HCl, 質量 = 452.99. MS (ESI+, 400℃) : MH+=417.3 (100%) . MP=212℃.
【0067】
実施例14: 2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化24】

この化合物は、対応する試薬を用いること以外は、実施例1の手順に従って製造する。使用する酸は、実施例1の工程2で得られた2H−クロメン−3−カルボン酸であり、使用するアミンは、実施例1の工程3および4で4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチルアミンを得るものと同様の手順に従い、1−(3シアノフェニル)−ピペラジンから製造する。2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミドがベージュの固体の形態として収率72%で得られる。1H NMR (CDCl3 塩基): 1.64-1.68 (m, 2H, -CH2-), 2.03 (m, 2H, -CH2-) , 2.47 (t, 2H, -CH2-N), 2.61-2.64 (m, 4H, H-ピペラジン) , 3.21-3.38 (m, 4H, H-ピペラジン), 3.38-3.42 (m, 2H, -CH2-N-CO-), 4.99 (s, 2H, 0-CH2- ), 6.32 (s, 1H, -NH), 6.84-7.32 (m, 9H, H 芳香環 + H4).
【0068】
塩の製造:0.580gのこの塩基(1.4mmol)を10mlの酢酸エチルに溶解させる。0.44mlのイソプロパノール−HCl 3.3N溶液(1mmol)を加える。濃縮後、この塩をエチルエーテルに取り、その後、この塩を濾過し、乾燥させる。H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド塩酸塩がクリーム色の粉末形態として収率83%で単離される。分析 (塩): C25H28O2N4-HCl 質量=452.99. MS (ESI+, 250℃): MH+=417.2 (100%). MP=229℃.
【0069】
実施例15: 2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(4−トリフルオロメチルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化25】

この誘導体は、対応する試薬を用いること以外は、実施例1の手順に従って得られる。分析 (塩): C25H28O2N4-HCl 質量=452.99. MS (ESI+, 250℃): MH+=417.2 (100%). MP=229℃.
【0070】
実施例16: 2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−トリフルオロメチルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化26】

この誘導体は、対応する試薬を用いること以外は、実施例1の手順に従って得られる。
1H NMR (CDCl3 塩基): 1.66 (m, 4H, -CH2-CH2-), 2.44 (t, 2H, -CH2-N), 2.56-2.60(m, 4H, H-ピペラジン), 3.18-3.21 (m, 4H, H-ピペラジン), 3.41 (t, 2H, -CH2-N-CO-) , 5.00 (s, 2H, 0-CH2) , 6.29 (s, 1H, -NH) , 6.83-7.33 (m, 9H, H 芳香環 + H4) . 分析 (塩) : C25H28O2F3N3- HCl, 質量 = 495.98. MS (ESI+ , 400℃) : MH+=460.3 (100%) . MP=234℃.
【0071】
実施例17: 2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−トリフルオロメチルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化27】

この誘導体は、対応する試薬を用いること以外は、実施例1の手順に従って得られる。1H NMR (CDCl3 塩基): 1.65-1.67 (m, 4H, -CH2-CH2-), 2.50 (t, 2H, -CH2-N), 2.66(m, 4H, H-ピペラジン), 2.97 (m, 4H, H-ピペラジン), 3.40 (t,2H, -CH2-N-CO-), 5.02 (s, 2H, 0-CH2), 6.61 (s, 1H, -NH), 6.83-7.62 (m, 9H, H 芳香環 + H4) . 分析 (塩) : C25H28O2N3F3-HCl 質量=495.98. MS (ESI+, 400℃) : MH+=460.3 (100%) . MP=161℃.
【0072】
実施例18: 2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(4−ニトロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化28】

この誘導体は、対応する試薬を用いること以外は、実施例1の手順に従って得られる。1H NMR (CDCl3 塩基): 1.64-1.65 (m, 4H, -CH2-CH2-), 2.43-2.45 (t, 2H, -CH2-N),2.58-2.66 (m, 4H, H-ピペラジン) , 3.38-3.43 (m, 4H, H-ピペラジン), 3.55 (m, 2H, CH2-N-CO-), 5.00 (s, 2H, 0-CH2), 6.17(s, 1H, -NH), 6.71-8.12 (m, 9H, H 芳香環 + H4). 分析 (塩): C24H28O4N4 - HCl. 質量 = 472.98. MS (ESI+, 400℃) : MH+=437.2(100%) . MP=243℃
同様の方法で、対応する試薬を用い、以下の化合物が得られる。
【0073】
実施例19: 2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ニトロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化29】

分析: C24H28N4O4, MW=436.52
【0074】
実施例20: 2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ニトロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化30】

分析: C24H28N4O4, MW=436.52
【0075】
実施例21: 3−(4−{4−[(2H−クロメン−3−カルボニル)−アミノ]−ブチル}−ピペラジン−1−イル)−安息香酸エチルエステル塩酸塩
【化31】

1H NMR (CDCl3 塩基): 1.39 (t, 3H, -0-CH2-CH3), 1.65-1.66(m, 4H, -CH2-CH2-), 2.46 (t, 2H, -CH2-N), 2.62-2.64 (m, 4H, H-ピペラジン) , 3.24-3.27 (m, 4H, H-ピペラジン) , 3.38-3.41 (t,2H, -CH2-N-CO-), 4.36 (q, 2H, -0-CH2-CH3), 5.00 (s, 2H, 0-CH2), 6.33 (s, 1H, -NH), 6.78-7.58 (m, 9H, H 芳香環 + H4).分析 (塩) : C27H33O4N3-HCl, 質量 = 500.04, MS (ESI+ , 400℃) :MH+=464.3 (100%) . MP=229℃.
【0076】
実施例22: 4−(4−{4−[(2H−クロメン−3−カルボニル)−アミノ]−ブチル}−ピペラジン−1−イル)−安息香酸エチルエステル塩酸塩
【化32】

1H NMR (CDCl3 塩基): 1.37 (t, 3H, -0-CH2-CH3), 1.67 (m, 4H, -CH2-CH2-), 2.44 (t, 2H, -CH2-N), 2.58-2.60 (m, 4H, H-ピペラジン) , 3.31-3.34 (m, 4H, H-ピペラジン) , 3.37-3.42 (t,2H, -CH2-N-CO-) , 4.34 (q, 2H, -0-CH2-CH3) , 5.00 (s, 2H, 0-CH2) ,6.27 (s, 1H, -NH) , 6.64-7.92 (m, 9H, ハロ + H4) .分析 (塩) : C27H33O4N3-HCl, 質量 = 500.04. MS (ESI+, 400℃) : MH+=464.3 (100%) . MP=237℃.
【0077】
実施例23: 2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3,5−ジメトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド塩酸塩
【化33】

1H NMR (CDCl3 塩基) : 1.66 (m, 4H, -CH2-CH2-) , 2.46-2.48(t, 2H, -CH2-N), 2.62-2.65 (m, 4H, H-ピペラジン) , 3.19-3.22(m, 4H, H-ピペラジン), 3.39 (t, 2H, -CH2-N-CO-), 3.77 (s, 6H,-OCH3), 5.00 (s, 2H, 0-CH2), 6.37 (s, 1H, -NH), 6.88-7.26 (m, 9H, H 芳香環 + H4) . 分析 (塩) : C25H28O2N3F3-HCl,質量=495.98. MS (ESI+, 400℃) : MH+=452.3 (100%) . MP=213℃.
同様の方法で、対応する試薬を用い、以下の化合物が得られる。
【0078】
実施例24: 2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド塩酸塩
【化34】

分析: C25H31N3O3, MW=421.54
【0079】
実施例25: 2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(4−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド塩酸塩
【化35】

分析: C25H31N3O3, MW=421.54
【0080】
実施例26: 2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3,4−ジメトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド塩酸塩
【化36】

分析: C26H33N3O4, MW=451.57
【0081】
実施例27: 2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド塩酸塩
【化37】

分析: C25H29N3O4, MW=435.53
【0082】
実施例28: 6−クロロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジクロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化38】

【0083】
工程1: 6−クロロ−2H−クロメン−3−カルボニトリルの製造
【化39】

実施例1の工程1と同様の手順に従い、6−クロロ−2H−クロメン−3−カルボニトリルを製造する。17gのアクリロニトリル(0.32mol)に希釈した10gの5−クロロサリチル酸アルデヒド(0.064mol)を80℃で加熱した後、この混合物に1.6gのDABCO(0.015mol)を加える。8時間加熱した後、この反応混合物を室温に戻す。100mlの1N NaOHを加え、ジクロロメタンで3回抽出し、有機相をMgSOで乾燥させ、濾過し、真空濃縮する。得られた固体をシリカでのクロマトグラフィー(溶出剤:ジクロロメタン)に付すと、6.1gの6−クロロ−2H−クロメン−3−カルボニトリルが黄色粉末の形態として収率50%で得られる。1H NMR (DMSO): 4.92 (s, 2H, 0-CH2-), 6.94 (d, 1H, H 芳香環) , 7.31-7.39 (m, 2H, H 芳香環) , 7.55 (s, 1H, H4).
【0084】
工程2: ニトリル加水分解
【化40】

実施例1の工程2に記載されているものと同様の方法により、前記工程で得られた6−クロロ−2H−クロメン−3−カルボニトリルを加水分解すると、6−クロロ−2H−クロメン−3−カルボン酸が黄色粉末の形態として収率94%で得られ、これをそのまま次の工程で用いる。1H NMR (DMSO): 4.93 (s, 2H, 0-CH2-), 6.87 (d, 1H, H 芳香環) , 7.28 (dd, 1H, H 芳香環) , 7.43 (s, 1H, H4), 7.45 (d, 1H, ハロ), 13.01 (m, 1H, COOH).
【0085】
工程3: 6−クロロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジクロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミドの製造
【化41】

この化合物は、対応する試薬を用いること以外は、実施例1の手順に従って製造する。使用する酸は、前記工程2で得られた6−クロロ−2H−クロメン−3−カルボン酸であり、使用するアミンは、実施例1の工程3および4で4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチルアミンを得るものと同様の手順に従い、1−(2,3−ジクロロフェニル)−ピペラジンから製造する。6−クロロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジクロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミドが黄色固体の形態として収率54%で得られる。1H NMR (CDCl3 塩基): 1.65- 1.69 (m, 4H, -CH2-CH2-), 2.47 (t, 2H, -CH2-N), 2.65 (m, 4H, H-ピペラジン) , 3.06 (m, 4H, H-ピペラジン) , 3.33-3.42 (m, 2H, -CH2-N-CO-), 5.00 (s, 2H, 0-CH2-), 6.52 (s, 1H, -NH), 6.77-7.17 (m, 7H, H 芳香環 + H4) .
【0086】
塩の製造: 0.464gの塩基(0.94mmol)を10mlの酢酸エチルに溶解させる。0.33mlのイソプロパノール−HCl 3.3N溶液(1mmol)を加える。濃縮後、この塩をエチルエーテルに取り、その後、この塩を濾過し、乾燥させる。6−クロロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジクロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド塩酸塩がクリーム色の粉末形態として収率83%で単離される。分析 (塩): C24H26O2N3Cl3-HCl 質量=531.31. MS (ESl+,250℃): MH+=496.1 (100%). MP=214℃.
【0087】
実施例29: 6−クロロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}アミド
【化42】

この誘導体は、対応する試薬を用いること以外は、実施例1の手順に従って得られる。1H NMR (CDCI3 塩基): 1.63-1.66 (m, 4H, -CH2-CH2-), 2.46 (t, 2H, -CH2-N), 2.66(m, 4H, H-ピペラジン) , 3.09 (m, 4H, H-ピペラジン) , 3.38 (m,2H, CH2-N-CO-), 3.75 (s,3H, OCH3), 4.90 (s, 2H, 0-CH2), 6.62 (s, 1H, -NH) , 6.77-7.15 (m, 8H, H 芳香環 + H4) . 分析 (塩) :C25H30O3N3Cl-HCl. 質量 = 492.45. MS (ESI+ , 400℃) : MH+=456.2(100%) . MP=155℃.
【0088】
実施例30: 6−クロロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−フルオロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化43】

この誘導体は、対応する試薬を用いること以外は、実施例1の手順に従って得られる。1H NMR (CDCl3 塩基): 1.61-1.66 (m, 4H, -CH2-CH2-), 2.45 (t, 2H, -CH2-N),2.63-2.65 (m, 4H, H-ピペラジン), 3.09-3.12 (m, 4H, H-ピペラジン) , 3.37-3.41 (m, 2H, -CH2-N-CO-), 5.00 (s, 2H, O-CH2), 6.49 (s, 1H, -NH), 6.77-7.15 (m, 8H, H 芳香環 + H4). 分析 (塩) : C24H27O2N3ClF-HCl. 質量 = 480.41. MS (ESI+,250 ℃) : MH+=444.2 (100%) . MP=214℃.
【0089】
実施例31: 6−クロロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化44】

この誘導体は、対応する試薬を用いること以外は、実施例1の手順に従って得られる。1H NMR (CDCI3 塩基): 1.63-1.67 (m, 4H, -CH2-CH2-), 2.43 (t, 2H, -CH2-N), 2.59-2.61 (m, 4H, H-ピペラジン) , 3.20-3.23 (m, 4H, H-ピペラジン), 3.37-3.42 (m, 2H, -CH2-N-CO-), 4.99 (s, 2H, 0- CH2), 6.56 (s, 1H, -NH), 6.76-7.40 (m, 8H, H 芳香環 + H4). 分析 (塩): C25H27O2N4Cl-HCl. 質量=487.43. MS (APCI+, 500℃): MH+=451.2 (100%). MP=120℃ 分解.
【0090】
実施例32: 2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジクロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化45】

【0091】
工程1: 2,2’−ジチオジベンズアルデヒド
【化46】

使用する手順は、Synthesis 1989, 763に記載されているものである。窒素下、1リットルの丸底フラスコに、5gの2−メルカプトベンジルアルコール(0.035mol、1当量)および350mlの乾燥トルエンを導入する。次いで、46gのMnO(0.53mol、15当量)を加え、この混合物を5時間40℃で保持する。室温に戻した後、トルエン混合物をシリカ上で濾過した後、50/50 n−ヘプタン/ジクロロメタン混合物で溶出させる。3.5gの2、2’−ジチオジベンズアルデヒドが白色固体の形態で回収される(収率=70%)。1H NMR (CDCl3): 7.37-7.41 (m, 2H), 7.47-7.51 (m, 2H), 7.77-7.79 (m, 2H), 7.86-7.88 (m, 2H), 10.23 (s, 2H, CHO) .
【0092】
工程2: 2H−チオクロメン−3−カルボニトリル
【化47】

使用する手順は、Synthesis 2001, 2389に記載されているものである。250mlの丸底フラスコに、前記工程1で得られた3.5gの2、2’−ジチオジベンズアルデヒド(0.013mol、1当量)を導入し、13mlのアクリロニトリル(0.197mol、15当量)および3mlのDBU(0.02mol、1.5当量)を滴下する。混合物は均質で橙色となる。室温で一晩の後、この混合物をそのままクロマトグラフィーに付し、40/60 n−ヘプタン/ジクロロメタンで溶出させる。4.24gの2H−チオクロメン−3−カルボニトリルが黄色固体の形態で回収され(収率=90%)これを次の工程で用いる。1H NMR (DMSO-d6) : 3.76 (d, 2H, JHH=0.8 Hz, SCH2), 7.20-7.38 (m, 4H, H 芳香環) , 7.54 (s, 1H, CH=).
【0093】
工程3: 2H−チオクロメン−3−カルボン酸の製造
【化48】

250mlの丸底フラスコに、前記工程2で得られた1.23gの2H−チオクロメン−3−カルボニトリル(0.007mol)および22mlの10%NaOHを導入する。この混合物を100〜110℃で3時間加熱する。室温に戻した後、ジクロロメタンで抽出しり。次いで、水相を酸性化し、再びジクロロメタンで抽出する。有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させる。1gの2H−チオクロメン−3−カルボン酸が黄色固体の形態で回収され(収率=73%)、これをそのまま次の工程で用いる。1H NMR (CDCl3): 3.75 (s, 2H, SCH2), 7.12-7.33(m, 4H, H 芳香環), 7.67 (s, 1H, CH=).
【0094】
工程4: 2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジクロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミドの製造
【化49】

この化合物は、前記工程3で得られた2H−チオクロメン−3−カルボン酸を用いること以外は、実施例1で得られた2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミドに関する手順に従って製造する。0.7gの2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジクロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミドが回収される(収率=73%)。1H NMR (DMSO): 1.45-1.55 (m, 4H, CH2), 2.35-2.38(m, 2H, CH2N), 2.51-2.54 (m, 4H, CH2 ピペラジン) , 2.97-3.02 (m,4H, CH2 ピペラジン), 3.18-3.23 (m, 2H CH2NHCO), 3.67 (s, 2H, CH2S), 7.10-7.30 (m, 8H, H 芳香環およびCH=), 8.26 (t, 1H, NHCO).
【0095】
塩の製造: 0.68gの塩基(1.47mmol、1当量)を5mlのジクロロメタンに溶解させる。イソプロパノール中3.3NのHCl溶液0.94ml(2.1当量)を導入する。蒸発させ、エチルエーテルに取る。生じた塩を濾過し、乾燥させる。収率:90%、MP=215℃。1H NMR (DMSO): 1.50-1.58 (m, 2H, CH2), 1.76-1.81 (m, 2H, CH2), 3.15-3.27 (m, 8H, CH2), 3.42- 3.45 (m, 2H, CH2), 3.56-3.59 (m, 2H, CH2), 3.69 (s, 2H, CH2S), 7.17-7.39 (m, 8H, H 芳香環およびCH=), 8.40 (t, 1H, NHCO). MS (ESI, 400℃): MH+=476.1 (100%); M+2H+=478.1 (62%).
【0096】
実施例33: 2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−フルオロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化50】

この化合物は、対応する試薬を用いること以外は、実施例1の2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミドに関する手順に従って製造する。0.62gの2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−フルオロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミドが回収される(収率=73%)。1H NMR (DMSO): 1.48-1.51 (m, 4H, CH2), 2.33-2.36 (m, 2H, CH2N), vers 2.50 cache par Ie pic du DMSO (4H, CH2 ピペラジン), 2.99-3.01 (m, 4H, CH2 ピペラジン) , 3.18- 3.23 (m, 2H, CH2NHCO), 3.67 (s, 2H, CH2S), 6.95-7.30 (m, 9H, H 芳香環およびCH=), 8.25 (t, 1H, NHCO).
【0097】
塩の製造: 0.62gの塩基(1.4mmol、1当量)を5mlのジクロロメタンに溶解させる。イソプロパノール中3.3NのHCl溶液0.9ml(2.2当量)を導入する。蒸発させ、エチルエーテルに取る。生じた塩を濾過し、乾燥させる。収率:90%。MP=212℃。1H NMR (DMSO): 1.51-1.58 (m, 2H, CH2), 1.76-1.83 (m, 2H, CH2), 3.13-3.26 (m, 8H, CH2; , 3 .47-3. .59 (m, 4H, CH2), 3.70 (s, 2H, CH2S), 7.04-7.34 (m, 9H, H 芳香環およびCH=), 8.44 (t, 1H, NHCO), 11.06 (s, 1H, HCl) . MS (ESI, 400℃) : MH+=426 (100%) .
【0098】
実施例34: 2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化51】

この誘導体は、対応する試薬を用いること以外は、実施例1の手順に従って得られる。1H NMR (CDCI3 塩基): 1.67-1.75 (m, 4H, -CH2-CH2-), 2.45 (t, 2H, -CH2-N), 2.65(m, 4H, H-ピペラジン) , 3.06 (m, 4H, H-ピペラジン) , 3.40 (m, 2H, -CH2-N-CO-) , 3.70 (s, 2H, S-CH2) , 3.85 (s, 3H, 0-CH3) , 6.68 (s, 1H, -NH) , 6.79-7.28 (m, 9H, H 芳香環 + H4) . 分析 (塩) :C25H3IO2N3S-HCl 質量 = 474.07. MS (APCI+ , 600℃) : MH+=438.2 (100%) . MP=208℃.
【0099】
実施例35: 2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化52】

この化合物は、対応する試薬を用いること以外は、実施例1の2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミドに関する手順に従って製造する。0.61gの2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミドが回収される(収率=70%)。1H NMR (DMSO): 1.48-1.55 (m, 4H, CH2), 2.32-2.35 (m, 2H, CH2N), 2.47-2.50 (m, 4H, CH2 ピペラジン) , 3.16-3.22 (m, 6H, 2CH2およびCH2NHCO), 3.67 (s, 2H, CH2S), 7.13- 7.39 (m, 9H, H 芳香環) , 8.26 (t, 1H, NHCO).
【0100】
塩の製造: 0.61gの塩基(1.4mmol、1当量)を5mlのジクロロメタンに溶解させる。イソプロパノール中3.3NのHCl溶液0.9ml(2.1当量)を導入する。蒸発させ、エチルエーテルに取る。生じた塩を濾過し、乾燥させる。収率:70%。MP=209℃。1H NMR (DMSO): 1.50-1.60 (m, 2H, CH2), 1.73-1.77 (m, 2H, CH2), 3.10-3.19 (m, 6H, CH2), 3.21-3.26 (m,2H, CH2), 3.54-3.58 (m, 2H, CH2), 3.69 (s, 2H, CH2S), 3.95-3.98(m, 2H, CH2), 7.17-7.45 (m, 9H, H 芳香環およびCH=), 8.36 (t, 1H,NHCO), 10.22 (s, 1H, HCl). MS (ESI, 400℃): MH+=433.2 (100%).
同様の方法で、対応する試薬を用い、以下の化合物が得られる。
【0101】
実施例36: 2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(4−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化53】

分析: C25H28N4OS. MW=432.59
【0102】
実施例37: 2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化54】

分析: C25H28N4OS. MW=432.59
【0103】
実施例38: 2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化55】

分析: C25H31N3O2S. MW=437.61
【0104】
実施例39: 2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(4−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化56】

分析: C25H3IN3O2S. MW=437.61
【0105】
実施例40: 2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3,4−ジメトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化57】

分析: C26H33N3O3S, MW=467.64.
【0106】
実施例41: 2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化58】

【0107】
工程1: 2H−チオクロメン−3−カルボン酸(4−ヒドロキシブチル)−アミドの製造
【化59】

窒素下、250mlの丸底フラスコに、2gの2H−チオクロメン−3−カルボン酸(0.010モル、1当量)、150mlの乾燥ジクロロメタンおよび15滴の乾燥ジメチルホルムアミドを導入する。この混合物を0℃に冷却し、1.07mlの塩化オキサリル(12mmol、1.2当量)を滴下する。次に、この混合物を室温で2時間放置し、蒸発させた後、再び15mlの乾燥ジクロロメタン中の溶液とし、30mlの乾燥ジクロロメタン中、1.02mlの4−アミノ−1−ブタノール(11mmol、1.1当量)および4.2mlのトリエチルアミン(30mmol、3当量)の溶液に加える。室温で一晩振盪した後、この混合物を濃縮し、シリカで精製し、90/10 ジクロロメタン/アセトン混合物で溶出させる。2.1gの2H−チオクロメン−3−カルボン酸(4−ヒドロキシ−ブチル)−アミドが黄色固体の形態で回収され(収率:80%)、これを次の工程で用いる。1H NMR (DMSO-d6) : 1.41-1.55 (m, 4H, CH2), 3.16-3.19 (m, 2H, CH2N), 3.39-3.44 (m, 2H, CH2O), 3.67 (s, 2H, CH2S), 4.41 (t, 1H, OH), 7.16-7.30 (m, 5H, H 芳香環およびCH=), 8.24 (t, 1H, NHCO).
【0108】
工程2: 2H−チオクロメン−3−カルボン酸(4−ヨード−ブチル)−アミドの製造
【化60】

窒素下、100mlの丸底フラスコに、1.65gのトリフェニルホスフィン(6.3mmol、1当量)、0.43gのイミダゾール(6.3mmol、1当量)および25mlの乾燥ジクロロメタンを導入する。1.76gのヨウ素(6.9mmol、1.1当量)を加える。沈殿が生じ、この混合物は橙色となる。5分後、25mlジクロロメタン中、前記工程1で得られた1.66gの2H−チオクロメン−3−カルボン酸(4−ヒドロキシ−ブチル)−アミド(6.3mmol、1当量)の溶液を加える。室温で4時間後、この反応混合物を蒸発させ、シリカでのクロマトグラフィーにより精製し、70/30 n−ヘプタン/酢酸エチルで溶出させる。1.7gの2H−チオクロメン−3−カルボン酸(4−ヨード−ブチル)−アミドが橙色の固体の形態で得られる(収率:72%)。1H NMR (DMSO-d6) : 1.50-1.61 (m, 2H, CH2), 1.74-1.84 (m, 2H, CH2), 3.18-3.23 (m, 2H, CH2), 3.26-3.33 (m, 2H, CH2), 3.67 (s, 2H, CH2S), 7.15-7.30 (m, 5H, H芳香環およびCH=) , 8.29 (t, 1H, NHCO) .
【0109】
工程3: 2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミドの製造
【化61】

250mlの丸底フラスコに、0.35gの3−ヒドロキシフェニルピペラジン(2mmol、1.1当量)、0.33gのKCO(24mmol、1.3当量)および20mlのアセトニトリルを導入する。10mlのアセトニトリル中、前記工程2で得られた0.7gの2H−チオクロメン−3−カルボン酸(4−ヨード−ブチル)−アミド(1.9mmol、1当量)の溶液を加える。この混合物を6時間還流させる。室温に戻した後、この混合物を蒸発させ、ジクロロメタンに取り、水で洗浄する。次に、有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させ、シリカでのクロマトグラフィーにより精製し、95/5 ジクロロメタン/メタノールで溶出させる。0.4gの2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミドが白色固体の形態で回収される(収率:50%)。1H NMR (DMSO): 1.50 (m, 4H, CH2), 2.30-2.34 (m, 2H, CH2N), 2.46-2.50 (m, 4H, CH2 ピペラジン), 3.04-3.06 (m, 4H, CH2 ピペラジン), 3.18-3.23 (m, 2H, CH2NHCO), 3.67 (s, 2H, CH2S), 6.19 (d, 1H, H 芳香環) , 6.28 (s, 1H, H 芳香環) , 6.35 (d, 1H, H 芳香環) , 6.96 (t, 1H, H 芳香環), 7.15-7.30 (m, 5H, H 芳香環,およびCH=), 8.25 (t, 1H, NHCO), 9.08 (s, 1H, OH).
【0110】
塩の製造: 0.4gの塩基(0.94mmol、1当量)を5mlのメタノールに溶解させる。0.4mlのイソプロパノール中5NのHCl溶液(2当量)を導入する。蒸発させ、エチルエーテルに取る。生じた塩を濾過し、乾燥させる。収率:57%。MP=182〜184℃。1H NMR (DMSO): 1.51-1.58 (m, 2H, CH2), 1.72-1.80 (m, 2H, CH2), 2.99-3.17 (m, 6H, CH2), 3.21-3.26 (m, 2H, CH2), 3.52-3.54 (m, 2H, CH2), 3.69 (s, 2H, CH2S), 3.71-3.74 (m, 2H, CH2), 6.30 (dd, 1H, H 芳香環), 6.36 (s, 1H, H 芳香環), 6.42 (d, 1H, H 芳香環), 7.03 (t, 1H, H 芳香環), 7.16-7.32 (m, 5H, H 芳香環およびCH=), 8.39 (t, 1H, NHCO), 9.27 (s large, 1H, OH), 10.47 (s, 1H, HCl). MS (APCI+, 150℃): MH+=424.2 (100%).
同様の方法で、対応する試薬から以下の化合物が得られる。
【0111】
実施例42: 2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−ヒドロキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化62】

分析: C24H29N3O2S, MW=423.58.
【0112】
実施例43: 2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(4−ヒドロキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化63】

分析: C24H29N3O2S, MW=423.58.
【0113】
実施例44: 2,2−ジメチル−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化64】

【0114】
工程1: 2,2−ジメチル−2H−チオクロメン−3−カルボニトリルの製造
【化65】

使用する手順は、Synthesis 2001, 2389に記載されているものである。500mlの丸底フラスコに、実施例28の工程1で得られた7gの2,2’−ジチオジベンズアルデヒド(25mmol、1当量)を導入し、40mlのジメチルアクリロニトリル(0.38モル、15当量)を加え、6mlのDBU(38mmol、1.5当量)を滴下する。100℃で5時間加熱し、室温に戻した後、この混合物をそのままクロマトグラフィーに付し、50/50 n−ヘプタン/ジクロロメタンで溶出させる。5gの2,2−ジメチル−2H−チオクロメン−3−カルボニトリルが回収される(収率:50%)。1H NMR (DMSO): 1.50 (s, 6H, 2 CH3), 7.23-7.27 (m, 1H, H 芳香環) , 7.33-7.36 (m, 2H, H 芳香環) , 7.47 (d, 1H, H 芳香環), 7.57 (s, 1H, CH=).
【0115】
工程2: 2,2−ジメチル−2H−チオクロメン−3−カルボン酸の製造
【化66】

100mlの丸底フラスコ中、前記工程1で得られた0.5gの2,2−ジメチル−2H−チオクロメン−3−カルボニトリル(2.5mmol、1当量)を導入し、混合物の可溶化を完全にするため、KOHおよびメタノールで飽和させた水溶液10mlを加える。100℃で8時間加熱する。室温に戻した後、氷を加え、濃HClで酸性化する。酢酸エチルで抽出する。有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させ、シリカで精製し、95/5 ジクロロメタン/メタノールで溶出させる。0.2gの2,2−ジメチル−2H−チオクロメン−3−カルボン酸が回収される(収率:59%)。1H NMR (DMSO): 1.56 (s, 6H, 2 CH3), 7.16-7.20 (m, 1H, H 芳香環), 7.25-7.28 (m, 2H, H 芳香環), 7.33 (s, 1H, CH=), 7.43 (d, 1H, H 芳香環), 12.75 (s, 1H, COOH).
【0116】
工程3: 2,2−ジメチル−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミドの製造
この化合物は、前記工程2で製造された酸および対応する試薬を用いること以外は実施例1の工程4と同様の方法に従って製造された4−[4−(3−シアノ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチルアミンを用いること以外は、実施例1の2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミドに関する手順に従って製造する。0.7gの2,2−ジメチル−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミドが回収される(収率:58%)。1H NMR (DMSO): 1.50 (s large, 1OH, 2 CH2および2CH3), 2.32-2.35 (m, 2H, CH2), 2.69 (s large, 4H, CH2), 3.15-3.21 (m, 6H, CH2), 6.71(s, 1H, H 芳香環) , 7.13-7.39 (m, 8H, H 芳香環およびCH=), 8.35 (t, 1H, NHCO).
【0117】
塩の製造: 0.7gの塩基(1.52mmol、1当量)を5mlの酢酸エチルに溶解させる。イソプロパノール中5NのHCl溶液0.7ml(2.2当量)を導入する。蒸発させ、エチルエーテルおよび酢酸エチルに取る。生じた塩を濾過し、乾燥させる。収率:62%。MP=155℃。1H NMR (DMSO): 1.51 (s large, 8H, CH2および2 CH3), 1.75-1.79 (m, 2H, CH2), 3.05-3.28 (m, 8H, CH2), 3.54 (d, 2H, CH2), 3.96 (d, 2H, CH2), 6.79 (s, 1H, H 芳香環), 7.15-7.26 (m, 4H, H 芳香環), 7.34-7.46 (m, 4H, H 芳香環), 8.39 (t, 1H, NHCO), 10.96 (s, 1H, HCl). MS (ESI, 250℃) : MH+=461.2 (100%) .
【0118】
実施例45: 2,2−ジメチル−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化67】

【0119】
工程1: 2,2−ジメチル−2H−チオクロメン−3−カルボン酸(4−ヒドロキシブチル)−アミドの製造
【化68】

この化合物は、実施例41の工程1の2H−チオクロメン−3−カルボン酸(4−ヒドロキシブチル)−アミドに関する手順に従って製造する。0.4gの2,2−ジメチル−2H−チオクロメン−3−カルボン酸(4−ヒドロキシ−ブチル)−アミドが回収される(収率:23%)。1H NMR (DMSO): 1.43- 1.48 (m, 4H, CH2), 1.49 (s, 6H, CH3), 3.10-3.15 (m, 2H, CH2), 3.39-3.43 (m, 2H, CH2), 4.40 (t, 1H, OH), 6.69 (s, 1H, CH=), 7.15-7.26 (m, 3H, H 芳香環), 7.35 (d, 1H, H 芳香環), 8.30 (t, 1H NHCO).
【0120】
工程2: 2,2−ジメチル−2H−チオクロメン−3−カルボン酸(4−ヨードブチル)−アミドの製造
【化69】

この化合物は、実施例41の工程2の2H−チオクロメン−3−カルボン酸(4−ヨードブチル)−アミドに関する手順に従って製造する。0.44gの2,2−ジメチル−2H−チオクロメン−3−カルボン酸(4−ヨードブチル)−アミドが回収される(収率:80%)。1H NMR (DMSO): 1.50 (s, 6H, CH3), 1.52-1.59 (m, 2H, CH2), 1.77-1.84 (m, 2H, CH2), 3.13-3.18 (m, 2H, CH2), 3.30-3.33 (m, 2H, CH2), 6.71 (s, 1H, CH=), 7.15-7.26 (m, 3H, H 芳香環) , 7.35 (d, 1H, H 芳香環), 8.36 (t, 1H, NHCO).
【0121】
工程3: 2,2−ジメチル−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド塩酸塩の製造
【化70】

この化合物は、前記工程2のヨウ素誘導体およびN−3−ヒドロキシフェニルピペラジンを用いること以外は、実施例41の工程3の2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミドに関する手順に従って製造する。0.4gの2,2−ジメチル−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミドが回収される(収率:77%)。1H NMR(DMSO): 1.50 (s large, 1OH, CH2およびCH3), 2.32-2.34 (m, 2H, CH2N), 2.44-2.51 (m, 4H, CH2 ピペラジン), 3.04-3.06 (m, 4H, CH2 ピペラジン), 3.14-3.17 (m, 2H, CH2NHCO), 6.19 (dd, 1H, H 芳香環), 6.28 (s, 1H, H 芳香環), 6.35 (dd, 1H, H 芳香環), 6.71 (s, 1H, CH=), 6.96 (t, 1H, H 芳香環), 7.16-7.26 (m, 3H, H 芳香環), 7.35 (dd, 1H, H 芳香環), 8.34 (t, 1H, NHCO), 9.09 (s, 1H, OH).
【0122】
塩の製造: 0.4gの塩基(0.88mmol、1当量)を5mlのメタノールに溶解させる。イソプロパノール中5NのHCl溶液0.35ml(2当量)を導入する。蒸発させ、アセトンに取る。生じた塩を濾過し、乾燥させる。収率:67%。MP=90℃を超えると粘稠、ほぼ145℃で真に融解。MS(ESI、400℃):MH=452.2(100%)。
実施例46: 2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシメチルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミドの製造
【化71】

【0123】
工程1: 2H−クロメン−3−カルボン酸(4−ヒドロキシ−ブチル)−アミド
【化72】

この化合物は、実施例1の工程2で製造された2H−クロメン−3−カルボン酸を用いること以外は、実施例41の工程1の2H−チオクロメン−3−カルボン酸(4−ヒドロキシ−ブチル)−アミドに関する手順に従って製造する。1.5gの2H−クロメン−3−カルボン酸(4−ヒドロキシ−ブチル)−アミドが回収される(収率:56%)。1H NMR (DMSO-d6) : 1.40-1.54 (m, 4H, CH2), 3.14-3.19 (m, 2H, CH2N), 3.38-3.43 (m, 2H, CH2OH), 4.40 (t, 1H, OH), 4.89 (d, 2H, JHH=1.2 Hz, CH2O), 6.83 (d, 1H, H 芳香環) , 6.93-6.97 (m, 1H, H 芳香環) , 7.19-7.24 (m, 3H, 2H 芳香環およびCH=), 8.20 (t, 1H, NHCO).
【0124】
工程2: 2H−クロメン−3−カルボン酸(4−ヨード−ブチル)−アミド
【化73】

この化合物は、実施例41の工程2の2H−チオクロメン−3−カルボン酸(4−ヨード−ブチル)−アミドに関する手順に従って製造する。0.7gの2H−クロメン−3−カルボン酸(4−ヨード−ブチル)−アミドが橙色の固体の形態で得られる(収率:50%)。1H NMR (DMSO-d6) : 1.52-1.59 (m, 2H, CH2),1.75-1.82 (m, 2H, CH2), 3.16-3.21 (m, 2H, CH2), 3.29-3.32 (m,2H, CH2), 4.89 (s, 2H, CH2O), 6.84 (d, 1H, H 芳香環) , 6.95 (t,1H, H 芳香環), 7.20-7.24 (m, 3H, 2H 芳香環およびCH=), 8.24 (t, 1H, NHCO) .
【0125】
工程3: (3−ピペラジン−1−イル−フェニル)−メタノールの製造
【化74】

このピペラジンは、それ自体、Bioorg. Med. Chem. Lett. 2003, 13, 3793と同様に、NaBH中での対応するアルデヒドの反応により製造された4−(3−ヒドロキシメチル−フェニル)−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルから製造される。250mlの丸底フラスコに、1gの4−(3−ヒドロキシメチル−フェニル)−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(4mmol、1当量)を導入し、25mlのエタノールおよび25mlの30%HClを加える。室温にて振盪下で8時間放置する。次に、エタノールを濃縮し、混合物をさらに塩基性化する。ジクロロメタンで抽出する。有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させ、ジクロロメタン/酢酸エチル勾配を用いてシリカで精製する。0.6gの(3−ピペラジン−1−イル−フェニル)−メタノールが回収される(収率:79%)。1H NMR (DMSO): 2.80-2.83 (m, 4H, CH2 ピペラジン), 3.00-3.02 (m, 4H, CH2 ピペラジン), 4.42 (d, 2H, CH2OH), 5.06 (t, 1H, OH), 6.71 (d, 1H, H 芳香環), 6.76 (dd, 1H, H 芳香環), 6.86 (s, 1H, H 芳香環), 7.13 (t, 1H, H 芳香環).
【0126】
工程4: 2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシメチルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化75】

この化合物は、前記工程2(ヨウ素誘導体)および前記工程3で製造された試薬を用いること以外は、実施例41の工程3の2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミドに関する手順に従って製造する。0.2gの2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシメチルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミドが回収される(収率:24%)。1H NMR (DMSO): 1.48- 1.51 (m, 4H, CH2), 2.32-2.34 (m, 2H, CH2N), vers 2.50 cache par Ie pic du DMSO (4H, CH2 ピペラジン) , 3.09-3.12 (m, 4H, CH2 ピペラジン), 3.17-3.20 (m, 2H, CH2NHCO), 4.42 (d, 2H, CH2OH), 4.89 (d, 2H, JHH=1.2 Hz, CH2O), 5.06 (t, 1H, OH), 6.72 (d, 1H, H 芳香環) , 6.78 (dd, 1H, H 芳香環) , 6.84 (d, 1H, H 芳香環) , 6.87 (s, 1H, H 芳香環), 6.94 (td, 1H, H 芳香環), 7.14 (t, 1H, H 芳香環), 7.19-7.23 (m, 3H, H 芳香環およびCH=), 8.21 (t, 1H, NHCO).
【0127】
塩の製造: 0.2gの塩基(0.5mmol、1当量)を5mlのジクロロメタンに溶解させる。イソプロパノール中5NのHCl溶液0.2ml(2.2当量)を導入する。蒸発させ、エチルエーテルに取る。生じた塩を濾過し、乾燥させる。収率:55%。1H NMR (DMSO): 1.51-1.57 (m, 2H, CH2), 1.68-1.74 (m, 2H, CH2), 2.98-3.25 (m, 8H, CH2), 3.50-3.52 (m, 2H, CH2), 3.79-3.82 (m, 2H, CH2), 4.45 (s, 2H, CH2OH) , 4.91 (d, 2H, JHH=1.2 Hz, CH2O), 6.82-6.88 (m, 3H, H 芳香環), 6.95-6.97 (m, 2H, H 芳香環), 7.19-7.26 (m, 4H, H 芳香環およびCH=), 8.31 (t, 1H, NHCO), 9.85 (s, 1H, HCl). MS (APCI+, 400℃): MH+=422.2 (100%) .
実施例41の工程2で得られた2H−チオクロメン−3−カルボン酸(4−ヨード−ブチル)−アミドを用いること以外は同様に、以下の実施例の化合物が得られる。
【0128】
実施例47: 2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシメチルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミドの製造
【化76】

分析: C25H3IN3O2S , MW=437.61
【0129】
実施例48: 2,2−ジメチル−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化77】

この化合物は、実施例44の工程2で製造された酸および対応する試薬を用いること以外は実施例1の工程4と同様の方法に従って製造された4−[4−(3−シアノ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチルアミンを用いること以外は、実施例1の2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミドに関する手順に従って製造する。2,2−ジメチル−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミドが得られる。分析: C27H32N4OS, MW: 460.65.
【0130】
実施例49: 5−ブロモ−8−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−フルオロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド塩酸塩
【化78】

【0131】
工程1: 5−ブロモ−8−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボニトリルの製造
【化79】

実施例1の工程1と同様の手順に従い、5−ブロモ−8−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボニトリルが6−ブロモ−3−メトキシサリチルアルデヒドから得られる。収率=40%。1H NMR (DMSO): 3.78 (s, 3H, -OCH3), 4.87 (s, 2H, 0-CH2-), 7.05 (d, 1H, H 芳香環) , 7.25 (d, 1H, H 芳香環) , 7.54 (s, 1H, H4). CnH9BrO4. MW: 285.10.
【0132】
工程2: 5−ブロモ−8−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸の製造
【化80】

5−ブロモ−8−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸は、実施例1の工程2と同様の手順に従って製造する。収率=96%。1H NMR (DMSO): 3.77 (s, 3H, -OCH3), 4.89(s, 2H, 0-CH2-), 6.99 (d, 1H, H 芳香環), 7.19 (d, 1H, H 芳香環),7.42 (s, 1H, H4), 13.5 (s, ech. -COOH). F: 121℃ (分解)
【0133】
工程3: 5−ブロモ−8−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−フルオロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミドの製造
【化81】

この化合物は、対応する試薬を用いること以外は、実施例1の手順に従って製造する。使用する酸は、前記工程2で得られた5−ブロモ−8−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸であり、使用するアミンは、実施例1の工程3および4の4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチルアミンを得るものと同様の手順に従い、1−(2−フルオロフェニル)−ピペラジンから製造する。5−ブロモ−8−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−フルオロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミドが得られる。1H NMR (CDCl3 塩基) : 1.65-1.71 (m, 4H, -CH2-CH2-), 2.45-2.48 (t, 2H, -CH2-N), 2.63- 2.65 (m, 4H, H-ピペラジン) , 3.08-3.10 (m, 4H, H-ピペラジン) , 3.38-3.51 (m, 2H, -CH2-N-CO-), 3.86 (s, 3H -OCH3), 5.02 (s, 2H, 0-CH2), 6.54 (s, 1H, -NH) , 6.69-7.26 (m, 7H, H 芳香環 + H4). 分析 (塩) : C25H29O3N3BrF-2HCl . 質量 = 605.79. MS (ESI+ , 400℃) : MH+=520 (100%) . MP=157℃.
【0134】
実施例50: 5−ブロモ−8−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化82】

この誘導体は、前記実施例49の手順に従い、対応する試薬を用いること以外は実施例1と同様にして得られる。1H NMR (CDCl3 塩基): 1.64-1.71(m, 4H, -CH2-CH2-), 2.47 (t, 2H, -CH2-N), 2.61-2.66 (m, 4H, H-ピペラジン) , 3.07 (m, 4H, H-ピペラジン) , 3.38-3.43 (m, 2H,-CH2-N-CO-) , 3.85-3.86 (2s, 6H, -OCH3 & -OCH3) , 5.02 (s, 2H, 0-CH2) , 6.73 (s, 1H, -NH) , 6.80-7.26 (m, 7H, H 芳香環 + H4) .分析 (塩) : C26H32O4N3Br-HCl 質量 = 566.93. MS (APCI+ ,600℃) : MH+=532.2 (100%) . MP=176℃.
【0135】
実施例51: 5−ブロモ−8−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジクロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化83】

この化合物は、前記実施例49と同様の方法で、対応する試薬を用いること以外は実施例1と同様にして製造する。1H NMR (CDCl3 塩基): 1.63-1.73(m, 4H, -CH2-CH2-), 2.48 (t, 2H, -CH2-N), 2.61-2.65 (m, 4H, H-ピペラジン) , 3.04 (m, 4H, H-ピペラジン) , 3.38-3.43 (m, 2H, -CH2-N-CO-) , 3.86 (s, 3H -OCH3) , 5.02 (s, 2H, 0-CH2) , 6.67 (s, 1H, -NH) , 6.82-7.15 (m, 6H, H 芳香環 + H4) . 分析 (塩) : C25H28O3N3BrCl2-HCl. 質量 = 605.79. MS (ESI+, 400℃) : MH+=570 (100%) . MP=205℃.
【0136】
実施例52: 5−ブロモ−8−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化84】

この化合物は、前記実施例49と同様の方法で、対応する試薬を用いること以外は実施例1と同様にして製造する。1H NMR (DMSO 塩基): 1.64-1.66 (m, 4H, -CH2-CH2-), 2.33-2.34 (t, 2H, -CH2-N), 2.50-2.51 (m, 4H, H-ピペラジン), 3.20-3.21 (m, 4H, H-ピペラジン), 3.32 (m, 2H, -CH2-N-CO-), 3.77 (s, 3H -OCH3), 4.87 (s, 2H, 0-CH2), 6.31 (s, 1H, -NH), 6.94-7.35 (m, 7H, H 芳香環 + H4), 8.43 (s, IH, -NH). 分析 (塩): C26H29O3N4Br-HCl 質量=561.91. MS (ESI+, 400℃): MH+=525.1 (100%). MP=155℃.
【0137】
実施例53: 2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化85】

この化合物は、対応する試薬、すなわち、実施例46の工程2で製造されたヨウ素誘導体およびN−(3−ヒドロキシフェニル)ピペラジンを用いること以外は、実施例46の工程4の2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミドに関する手順に従って製造する。0.25gの2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミドが回収される(収率=25%)。1H NMR (DMSO): 1.48-1.50 (m, 4H, CH2), 2.30-2.33 (m, 2H, CH2N), 2.45-2.48 (m 4H, CH2 ピペラジン) , 3.04-3.06 (m, 4H, CH2 ピペラジン), 3.16-3.19 (m, 2H, CH2NHCO), 4.89 (d, 2H, JHH=0.8 Hz, CH2O), 6.19 (d, 1H, H 芳香環) , 6.28 (s, 1H, H 芳香環), 6.35 (d, 1H, H 芳香環), 6.83 (d, 1H H 芳香環), 6.93- 6.98 (m, 2H, H 芳香環), 7.20-7.23 (m, 3H, H 芳香環およびCH=), 8.21 (t, 1H, NHCO), 9.08 (s, 1H, OH)
【0138】
塩の製造: 0.25gの塩基(0.61mol、1当量)を5mlの酢酸エチルに溶解させる。イソプロパノール中5NのHCl溶液0.3ml(2.2当量)を導入する。蒸発させ、ペンタンに取る。生じた塩を濾過し、乾燥させる。収率:68%。1H NMR (DMSO): 1.49-1.56 (m, 2H, CH2), 1.70- 1.76 (m, 2H, CH2), 3.00-3.16 (m, 6H, CH2), 3.19-3.24 (m, 2H, CH2), 3.51-3.54 (m, 2H, CH2), 3.71-3.74 (m, 2H, CH2), 4.91 (d, 2H, JHH=O.8 Hz, CH2O), 6.30 (dd, 1H, H 芳香環), 6.36 (s large, 1H, H 芳香環), 6.43 (dd, 1H, H 芳香環), 6.84 (d, 1H, H 芳香環), 6.95 (td, 1H, H 芳香環), 7.03 (t, 1H, H 芳香環), 7.21-7.25 (m, 2H, H 芳香環), 7.27 (s, 1H, CH=), 8.33 (t, 1H, NHCO), 9.30 (s large, 1H, OH), 10.25 (s, 1H, HCl). MS (ESI, 250℃): MH+=408.2 (100%) .
対応する試薬を用いること以外は同様に、以下の化合物を製造する。
【0139】
実施例54: 6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化86】

この誘導体は、J.Med. Chem. 1988, 31, 688に従って得られた6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸を用い、実施例1の手順に従って得られる。1H NMR (CDCl3 塩基): 1.64-1.66 (m, 4H, -CH2-CH2-), 2.46 (t, 2H, -CH2-N), 2.66(m, 4H, H-ピペラジン) , 3.09 (m, 4H, H-ピペラジン) , 3.37-3.40(t, 2H, -CH2-N-CO-), 3.72 (s, 3H, OCH3), 3.86 (s, 3H, -OCH3), 4.94 (s, 2H, 0-CH2), 6.54 (s, 1H, -NH), 6.62-7.01 (m, 7H, H 芳香環 + H4) . 分析 (塩) : C26H33O4N3-HCl. 質量 = 488.03. MS (ESI+, 400℃) : MH+=452.3 (100%) . MP=165℃.
【0140】
実施例55: 6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジクロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化87】

この誘導体は、対応する試薬を用いること以外は、実施例1の手順に従って得られる。1H NMR (CDCl3 塩基): 1.67-1.73 (m, 4H, -CH2-CH2-), 2.48 (t, 2H, -CH2-N), 2.65(m, 4H, H-ピペラジン) , 3.04 (m, 4H, H-ピペラジン) , 3.38-3.43(m, 2H, -CH2-N-CO-), 3.86 (s, 3H, OCH3), 5.03 (s, 2H, 0-CH2),6.67 (s, 1H, -NH), 6.82-7.14 (m, 5H, H 芳香環 + H4). 分析 (塩) : C25H28O3Cl2N3Br-HCl. 質量 = 605.79. MS (ESI+ ,400℃) : MH+=570.0 (100%) . MP=205℃.
【0141】
実施例56: 6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−フルオロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化88】

この誘導体は、対応する試薬を用いること以外は、実施例1の手順に従って得られる。 1H NMR (CDCl3 塩基): 1.64-1.66 (m, 4H, -CH2-CH2-), 2.46 (t, 2H, -CH2-N), 2.66 (m, 4H, H-ピペラジン), 3.09 (m, 4H, H-ピペラジン), 3.37-3.40 (t, 2H, -CH2-N-CO-), 3.72 (s, 3H, OCH3), 3.86 (s, 3H, -OCH3), 4.94 (s, 2H, 0-CH2), 6.54 (s, 1H, -NH), 6.62-7.01 (m, 7H, H 芳香環 + H4). 分析 (塩): C26H33O4N3-HCl. 質量=488.03. MS (ESI+, 400℃): MH+=452.3 (100%). MP=154℃.
【0142】
実施例57: 6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化89】

この誘導体は、対応する試薬を用いること以外は、実施例1の手順に従って得られる。1H NMR (CDCI3 塩基) : 1.64-1.66 (m, 4H, -CH2-CH2-), 2.44 (t, 2H, -CH2-N), 2.60(m, 4H, H-ピペラジン) , 3.21 (m, 4H, H-ピペラジン) , 3.37-3.42(m, 2H, -CH2-N-CO-), 3.75 (s, 3H, OCH3), 4.93 (s, 2H, 0-CH2),6.31 (s, 1H, -NH), 6.75-7.40 (m, 7H, H 芳香環 H4) . 分析 (塩) C26H30O3N4-HCl 質量=483.01. MS (ESI+,400℃): MH =447.3 (100%). MP=159℃
対応する試薬を用いること以外は同様の方法で、以下の化合物が得られる。
【0143】
実施例58: 2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−ヒドロキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化90】

1H NMR (CDCl3 塩基) : 1.59-1.65 (m, 4H, -CH2-CH2-), 2.45(t, 2H, -CH2-N), 2.62 (m, 4H, H-ピペラジン), 2.89 (m, 4H, H- ピペラジン), 3.40 (m, 2H, -CH2-N-CO-), 5.01 (s, 2H, 0-CH2), 6.31 (s, 1H, -NH), 6.81-7.26 (m, 9H, H 芳香環 + H4) .分析 (塩) : C24H29O3N3-HCl. 質量 = 443.98. MS (ESI+ , 250℃) :MH+=408.1 (100%) . MP=189℃.
【0144】
実施例59: 2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(4−ヒドロキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化91】

1H NMR (CDCl3 塩基) : 1.65-1.67 (m, 4H, -CH2-CH2-) , 2.51 (t, 2H, -CH2-N) , 2.71 (m, 4H, H-ピペラジン) , 3.11 (m, 4H, H-ピペラジン) , 3.41 (m, 2H, -CH2-N-CO-) , 5.00 (s, 2H, 0-CH2) , 6.51 (s, 1H, -NH) , 6.74-7.21 (m, 9H, H 芳香環 + H4) . 分析 (塩) : C24H29O3N3-HCl. 質量 = 443.98. MS (ESI+ , 250℃) : MH+=408.3 (100%) . MP=236℃.
【0145】
実施例60: 2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(4−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化92】

分析: C26H30N4O3. MW=446.55
【0146】
実施例61: 2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化93】

分析: C26H30N4O3. MW=446.55
【0147】
実施例62: 2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化94】

分析: C26H33N3O4. MW=451.57
【0148】
実施例63: 2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3,4−ジメトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化95】

分析: C27H35N3O5. MW=481.60
【0149】
実施例64: 2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
【化96】

分析: C26H3IN3O5. MW=465.55
【0150】
本発明の化合物の他の例を下表1に挙げる。
【0151】
【表1】












【0152】
本発明の特定の化合物の、ドーパミンD2およびD3受容体ならびにα−アドレナリン受容体に対する結合阻害定数(pKiで表す)下表2に示す。
【0153】
【表2】

(1)Cussac et al.がNaunyn-Schmiedeberg’s Arch. Pharmacol. 2000, 361, 569に記載しているように、CHO細胞においてスピペロン[H]結合の阻害により測定。
(2)Hornung et al.がNaunyn-Schmiedeberg’s Arch Pharmacol 1979, 308, 223に記載しているようにラット脳組織においてプラゾシン[H]結合の阻害により測定。
(3)試験せず

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式1
【化1】

式1
[式中、
Xが、ヘテロ原子、OまたはSを表し;
R1が、水素原子、またはハロゲン、Cl、F、BrもしくはC1−4アルコキシ、OH、C1−4アルキルまたはCF基などの同素環上の1以上の同一または異なる置換基を表し;
R2が、水素原子またはC1−4アルキル基を表し;
R3が、水素原子、またはハロゲン、Cl、F、BrもしくはC1−4アルキル、C1−4アルコキシまたはチオアルコキシ、O(CHO(nは1または2)、NO、NH、NHCOCH、NHSOCH、OH、CF、CN、COOEtもしくはCHOH基、場合により置換されていてもよいフェニルもしくはベンジル置換基、などの1以上の同一または異なる置換基を表すか、あるいはR3が、アリール、ヘテロアリールまたはC、CもしくはCシクロアルキルまたは複素環などの、それを担持している芳香環と縮合した環を形成している]
の化合物。
【請求項2】
前記化合物が、
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(4−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−フルオロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(4−フルオロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−フェニルピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−クロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(4−クロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジクロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−クロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−トリフルオロメチルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−トリフルオロメチルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(4−トリフルオロメチルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(4−ニトロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ニトロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−アミノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−アセトアミドフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−メチルスルホンアミドフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−ニトロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジメチルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3,4−ジメチルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,4−ジメチルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−メチルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−ヒドロキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(4−ヒドロキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3,4−ジメトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3,5−ジメトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(4−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−エトキシカルボニルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(4−エトキシカルボニルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシメチルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−フルオロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジクロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(4−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(4−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−エトキシカルボニルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシメチルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3,4−ジメトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2,2−ジメチル−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2,2−ジメチル−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2,2−ジメチル−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2,2−ジメチル−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシメチルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−フルオロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−クロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジクロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−クロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−トリフルオロメチルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
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2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3,4−ジメトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−ヒドロキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(4−ヒドロキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(4−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−メトキシカルボニルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシメチルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−フルオロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−クロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−トリフルオロメチルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3,4−ジメトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−エトキシカルボニルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシメチルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2,2−ジメチル−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2,2−ジメチル−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシメチルフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2,2−ジメチル−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2,2−ジメチル−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−フルオロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2,2−ジメチル−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジクロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2,2−ジメチル−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−クロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2,2−ジメチル−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2,2−ジメチル−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
5−ブロモ−8−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
5−ブロモ−8−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジクロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−クロロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−クロロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジクロロ−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−クロロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−フルオロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−クロロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−クロロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−クロロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(4−シアノフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−クロロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−クロロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−クロロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3,4−メチレンジオキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
7−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
7−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−シアノ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
7−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジクロロ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
7−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
7−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
7−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−メチルオキシ−カルボニル−)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,4−ジクロロ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−アミノ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ニトロ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−アセチルアミノ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ベンゾ−1,4−ジオキサニル−)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3,4−ベンゾ−1,4−ジオキサニル−)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3H−ベンズイミダゾール−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾキサゾール−7−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−メチルアミノ−カルボニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−メシルアミノ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−クロロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,4−ジクロロ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−クロロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ニトロ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−クロロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−アミノ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−クロロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−アセチルアミノ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−クロロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシメチル−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−クロロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−メシルアミノ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−フルオロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジクロロ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−フルオロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−フルオロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−シアノ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−フルオロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−アセチルアミノ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−フルオロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−フルオロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ニトロ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−フルオロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−メシルアミノ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−フルオロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−アミノ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−フルオロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−メチルカルバモイル−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−フルオロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ベンゾ−1,4−ジオキサニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−フルオロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−フルオロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3H−ベンズイミダゾール−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−フルオロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾキサゾール−7−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−フルオロ−2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−メチルオキシ−カルボニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−フルオロ−5−(4−{4−[2H−クロメン−3−カルボニル)−アミノ]−ブチル}−ピペラジン−1−イル)−ベンゾフラン−2−カルボン酸メチルエステル
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3,4,5−トリメトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(1H−インドール−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
5−(4−{4−[2H−クロメン−3−カルボニル)−アミノ]−ブチル}−ピペラジン−1−イル)−ベンゾフラン−2−カルボン酸メチルエステル
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−メシルアミノ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(1−アセチル−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−ベンゾキサゾール−7−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3H−ベンズイミダゾール−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−カルバモイル−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−メチルカルバモイル−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−クロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジメチル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−メチル−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(4−クロロ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,4−ジメトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ホルミル−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−メシルアミノ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ニトロ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
5−(4−{4−[2H−チオクロメン−3−カルボニル)−アミノ]−ブチル}−ピペラジン−1−イル)−ベンゾフラン−2−カルボン酸メチルエステル
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3H−ベンズイミダゾール−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−ベンゾキサゾール−7−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−メチルカルバモイル−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−カルバモイル−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−アセチルアミノ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−クロロ−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−クロロ−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−シアノ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−クロロ−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−クロロ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−クロロ−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−ヒドロキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−クロロ−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−クロロ−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2−フルオロ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−クロロ−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(2,4−ジメトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−メトキシ−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−メシルアミノ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−フルオロ−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−メシルアミノ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
6−クロロ−2H−チオクロメン−3−カルボン酸{4−[4−(3−メシルアミノ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミド
を含む群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
式2
【化2】

式2
の場合により置換されていてもよいクロメンもしくはチオクロメン酸または対応する酸塩化物を製造し、次いで、TBTUおよびトリエチルアミンの存在下で塩化メチレン中、式5
【化3】

(式中、種々の基R1、R2、R3およびXは請求項1に定義されている通り)
の第一級アミンとカップリングさせるか、あるいは式2
【化4】

式2
の場合により置換されていてもよいクロメンもしくはチオクロメン酸または対応する酸塩化物を製造し、次いで、活性化の後、式10
【化5】

(式中、種々の基R1、R2、R3およびXは請求項1に定義されている通り)
の置換フェニルピペラジンを用いたアルキル化反応を行う、請求項1および2に記載の一般式1の化合物の製造方法。
【請求項4】
請求項1および2に記載の少なくとも1つの化合物を薬学上許容される賦形剤とともに含む、医薬組成物。
【請求項5】
薬剤としての使用のための請求項1および2に記載の化合物。
【請求項6】
神経性または精神性の疾患または障害の治療を目的とした薬剤の製造のための請求項1および2に記載の化合物の使用。
【請求項7】
疾患がパーキンソン病である、請求項5に記載の使用。
【請求項8】
障害がパーキンソン病の治療に関連している、請求項6に記載の使用。
【請求項9】
疾患が精神病である、請求項6に記載の使用。
【請求項10】
精神病が統合失調症である、請求項9に記載の使用。
【請求項11】
薬物または他の嗜癖性物質に対する依存症または嗜癖の治療を目的とした薬剤の製造のための、請求項1および2に記載の化合物の使用。
【請求項12】
依存症または嗜癖がニコチンまたはアルコールに対するものである、請求項11に記載の使用。
【請求項13】
障害が認知障害である、請求項6に記載の使用。
【請求項14】
認知障害がアルツハイマー病に関連しているか、または加齢に関連している、請求項13に記載の使用。
【請求項15】
障害が鬱病である、請求項6に記載の使用。
【請求項16】
障害が本態性振戦である、請求項6に記載の使用。

【公表番号】特表2009−544657(P2009−544657A)
【公表日】平成21年12月17日(2009.12.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−521238(P2009−521238)
【出願日】平成19年7月20日(2007.7.20)
【国際出願番号】PCT/EP2007/057511
【国際公開番号】WO2008/009741
【国際公開日】平成20年1月24日(2008.1.24)
【出願人】(500033483)ピエール、ファーブル、メディカマン (73)
【Fターム(参考)】