新規なグリホセートN−アセチルトランスフェラーゼ(GAT)遺伝子
【課題】除草剤耐性を付与する新規なポリヌクレオチドおよびポリペプチドを提供すること。
【解決手段】グリホセートのアセチル化を触媒できる蛋白質および他の構造的に関連する蛋白質を含めた新規な蛋白質がここに提供される。また、これらの蛋白質をコードすることができる新規なポリヌクレオチド、これらの新規な蛋白質および/またはポリヌクレオチドの1つ以上を含む組成物、これらの新規な化合物を含む組換え細胞およびトランスジェニック植物、新規な化合物に関連する多様化方法、および該化合物を用いる方法も提供される。本明細書中で提供される新規な方法および化合物のいくつかを用いて、植物のような生物をグリホセートに対して抵抗性とすることができる。
【解決手段】グリホセートのアセチル化を触媒できる蛋白質および他の構造的に関連する蛋白質を含めた新規な蛋白質がここに提供される。また、これらの蛋白質をコードすることができる新規なポリヌクレオチド、これらの新規な蛋白質および/またはポリヌクレオチドの1つ以上を含む組成物、これらの新規な化合物を含む組換え細胞およびトランスジェニック植物、新規な化合物に関連する多様化方法、および該化合物を用いる方法も提供される。本明細書中で提供される新規な方法および化合物のいくつかを用いて、植物のような生物をグリホセートに対して抵抗性とすることができる。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
トランスジェニック植物細胞であって、以下:
(a)グリホセート−N−アセチルトランスフェラーゼ活性を有する第一のポリペプチドをコードする第一の異種ヌクレオチド配列;および
(b)アセト乳酸シンターゼの高抵抗性対立遺伝子(HRA)をコードする第二のヌクレオチド配列
を含み、該植物細胞は、該第一のポリペプチドを含まない同じ種、系統または品種の植物細胞と比較して、グリホセートに対する耐性を示す、トランスジェニック植物細胞。
【請求項2】
前記植物細胞を含む植物が、前記第一のポリペプチドを含まない前記同じ種、系統または品種の植物の成長を阻害するために有効なレベルで適用されるグリホセートでの処理の後に、収率の低下を示さない、請求項1に記載のトランスジェニック植物細胞。
【請求項3】
前記トランスジェニック植物が、アブラナ(Brassica)、アマ(Linum)、トウモロコシ(Zea)、ダイズ(Glycine)、およびワタ(Gossypium)からなる群より選択される属の農作物植物に由来する、請求項1または2に記載のトランスジェニック植物細胞。
【請求項4】
前記トランスジェニック植物細胞が、エレウシン(Eleusine)、ドクムギ(Lollium)、ホウライチク(Bambusa)、アブラナ(Brassica)、ダクチリス(Dactylis)、モロコシ(Sorghum)、ペニセタム(Pennisetum)、トウモロコシ(Zea)、イネ(Oryza)、コムギ(Triticum)、ライムギ(Secale)、カラスムギ(Avena)、オオムギ(Hordeum)、サトウキビ(Saccharum)、コイクス(Coix)、ダイズ(Glycine)およびワタ(Gossypium)からなる群より選択される属の農作物植物に由来する、請求項1または2に記載のトランスジェニック植物細胞。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか1項に記載の植物細胞を含む、トランスジェニック植物またはトランスジェニック植物外植片。
【請求項6】
請求項5に記載のトランスジェニック植物によって生成される、トランスジェニック種子。
【請求項7】
農作物を含む圃場で雑草を制御するための方法であって、該方法は、以下:
(a)以下:
(i)グリホセート−N−アセチルトランスフェラーゼ活性を有する第一のポリペプチドをコードする第一の異種ヌクレオチド配列;および
(ii)アセト乳酸シンターゼ(ALS)の高抵抗性対立遺伝子をコードする第二のヌクレオチド配列
を含む農作物の種子または植物を、該圃場に植える工程;ならびに
(b)該圃場における農作物および雑草に、該農作物に重大な影響を及ぼすことなく該雑草を制御するに十分な量の除草剤を適用する工程、
を包含する、方法。
【請求項8】
前記工程(b)が工程(a)の前に行われる、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記除草剤がグリホセートを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記除草剤がスルホニル尿素除草剤を含む、請求項7に記載の方法。
【請求項11】
前記スルホニル尿素除草剤がクロリムロン、クロルスルフロン、リムスルフロン、チフェンスルフロンまたはトリベヌロンのうち少なくとも1つを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記除草剤がグリホセートおよびスルホニル尿素除草剤を含む、請求項7に記載の方法。
【請求項13】
前記スルホニル尿素除草剤が、以下:
(i)クロリムロン;
(ii)クロルスルフロン;
(iii)リムスルフロン;
(iv)チフェンスルフロン;および
(v)トリベヌロン;
からなる群より選択される、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記スルホニル尿素除草剤がトリベヌロンであり、前記工程(b)がさらに、前記圃場にチフェンスルフロンを適用する工程を包含する、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記農作物の植物または種子が、アブラナ(Brassica)、アマ(Linum)、トウモロコシ(Zea)、ダイズ(Glycine)、およびワタ(Gossypium)からなる群より選択される属に由来する、請求項7〜14のいずれか1項に記載の方法。
【請求項16】
前記農作物の植物または種子が、エレウシン(Eleusine)、ドクムギ(Lollium)、ホウライチク(Bambusa)、アブラナ(Brassica)、ダクチリス(Dactylis)、モロコシ(Sorghum)、ペニセタム(Pennisetum)、トウモロコシ(Zea)、イネ(Oryza)、コムギ(Triticum)、ライムギ(Secale)、カラスムギ(Avena)、オオムギ(Hordeum)、サトウキビ(Saccharum)、コイクス(Coix)、ダイズ(Glycine)およびワタ(Gossypium)からなる群より選択される属に由来する、請求項7〜14のいずれか1項に記載の方法。
【請求項1】
トランスジェニック植物細胞であって、以下:
(a)グリホセート−N−アセチルトランスフェラーゼ活性を有する第一のポリペプチドをコードする第一の異種ヌクレオチド配列;および
(b)アセト乳酸シンターゼの高抵抗性対立遺伝子(HRA)をコードする第二のヌクレオチド配列
を含み、該植物細胞は、該第一のポリペプチドを含まない同じ種、系統または品種の植物細胞と比較して、グリホセートに対する耐性を示す、トランスジェニック植物細胞。
【請求項2】
前記植物細胞を含む植物が、前記第一のポリペプチドを含まない前記同じ種、系統または品種の植物の成長を阻害するために有効なレベルで適用されるグリホセートでの処理の後に、収率の低下を示さない、請求項1に記載のトランスジェニック植物細胞。
【請求項3】
前記トランスジェニック植物が、アブラナ(Brassica)、アマ(Linum)、トウモロコシ(Zea)、ダイズ(Glycine)、およびワタ(Gossypium)からなる群より選択される属の農作物植物に由来する、請求項1または2に記載のトランスジェニック植物細胞。
【請求項4】
前記トランスジェニック植物細胞が、エレウシン(Eleusine)、ドクムギ(Lollium)、ホウライチク(Bambusa)、アブラナ(Brassica)、ダクチリス(Dactylis)、モロコシ(Sorghum)、ペニセタム(Pennisetum)、トウモロコシ(Zea)、イネ(Oryza)、コムギ(Triticum)、ライムギ(Secale)、カラスムギ(Avena)、オオムギ(Hordeum)、サトウキビ(Saccharum)、コイクス(Coix)、ダイズ(Glycine)およびワタ(Gossypium)からなる群より選択される属の農作物植物に由来する、請求項1または2に記載のトランスジェニック植物細胞。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか1項に記載の植物細胞を含む、トランスジェニック植物またはトランスジェニック植物外植片。
【請求項6】
請求項5に記載のトランスジェニック植物によって生成される、トランスジェニック種子。
【請求項7】
農作物を含む圃場で雑草を制御するための方法であって、該方法は、以下:
(a)以下:
(i)グリホセート−N−アセチルトランスフェラーゼ活性を有する第一のポリペプチドをコードする第一の異種ヌクレオチド配列;および
(ii)アセト乳酸シンターゼ(ALS)の高抵抗性対立遺伝子をコードする第二のヌクレオチド配列
を含む農作物の種子または植物を、該圃場に植える工程;ならびに
(b)該圃場における農作物および雑草に、該農作物に重大な影響を及ぼすことなく該雑草を制御するに十分な量の除草剤を適用する工程、
を包含する、方法。
【請求項8】
前記工程(b)が工程(a)の前に行われる、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記除草剤がグリホセートを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記除草剤がスルホニル尿素除草剤を含む、請求項7に記載の方法。
【請求項11】
前記スルホニル尿素除草剤がクロリムロン、クロルスルフロン、リムスルフロン、チフェンスルフロンまたはトリベヌロンのうち少なくとも1つを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記除草剤がグリホセートおよびスルホニル尿素除草剤を含む、請求項7に記載の方法。
【請求項13】
前記スルホニル尿素除草剤が、以下:
(i)クロリムロン;
(ii)クロルスルフロン;
(iii)リムスルフロン;
(iv)チフェンスルフロン;および
(v)トリベヌロン;
からなる群より選択される、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記スルホニル尿素除草剤がトリベヌロンであり、前記工程(b)がさらに、前記圃場にチフェンスルフロンを適用する工程を包含する、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記農作物の植物または種子が、アブラナ(Brassica)、アマ(Linum)、トウモロコシ(Zea)、ダイズ(Glycine)、およびワタ(Gossypium)からなる群より選択される属に由来する、請求項7〜14のいずれか1項に記載の方法。
【請求項16】
前記農作物の植物または種子が、エレウシン(Eleusine)、ドクムギ(Lollium)、ホウライチク(Bambusa)、アブラナ(Brassica)、ダクチリス(Dactylis)、モロコシ(Sorghum)、ペニセタム(Pennisetum)、トウモロコシ(Zea)、イネ(Oryza)、コムギ(Triticum)、ライムギ(Secale)、カラスムギ(Avena)、オオムギ(Hordeum)、サトウキビ(Saccharum)、コイクス(Coix)、ダイズ(Glycine)およびワタ(Gossypium)からなる群より選択される属に由来する、請求項7〜14のいずれか1項に記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15A】
【図15B】
【図16A】
【図16B】
【図16C】
【図17】
【図18】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15A】
【図15B】
【図16A】
【図16B】
【図16C】
【図17】
【図18】
【公開番号】特開2010−220617(P2010−220617A)
【公開日】平成22年10月7日(2010.10.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−106022(P2010−106022)
【出願日】平成22年4月30日(2010.4.30)
【分割の表示】特願2006−532493(P2006−532493)の分割
【原出願日】平成16年4月29日(2004.4.29)
【出願人】(500207899)パイオニア ハイ−ブレッド インターナショナル, インコーポレイテッド (7)
【出願人】(502390197)ヴァーディア,インコーポレイテッド (4)
【出願人】(505400118)イー.アイ. デュ ポン デ ヌムール アンド カンパニー (8)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年10月7日(2010.10.7)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年4月30日(2010.4.30)
【分割の表示】特願2006−532493(P2006−532493)の分割
【原出願日】平成16年4月29日(2004.4.29)
【出願人】(500207899)パイオニア ハイ−ブレッド インターナショナル, インコーポレイテッド (7)
【出願人】(502390197)ヴァーディア,インコーポレイテッド (4)
【出願人】(505400118)イー.アイ. デュ ポン デ ヌムール アンド カンパニー (8)
【Fターム(参考)】
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