説明

新規なコリンオキシダーゼ

本発明は、新規なコリンオキシダーゼ、該新規なコリンオキシダーゼを得る方法、該新規なコリンオキシダーゼを含有する身体ケア製品、毛髪ケア製品、シャンプー、口腔ケア、歯ケアおよび義歯ケア製品、化粧品、洗浄製品、浄化製品、濯ぎ製品、ハンドソープ、洗浄洗剤および食器洗浄洗剤、ならびに、該新規なコリンオキシダーゼの使用に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
アミノ酸配列が、配列1に記載したアミノ酸配列に、少なくとも62.5%対合しているコリンオキシダーゼ。
【請求項2】
アミノ酸配列が、配列1に記載したアミノ酸配列に、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、好ましくは少なくとも85%、特に少なくとも90%、特に好ましくは少なくとも95%、非常に特に好ましくは100%対合しているコリンオキシダーゼ。
【請求項3】
アミノ酸配列が、配列2に記載したアミノ酸配列に、少なくとも72.4%対合しているコリンオキシダーゼ。
【請求項4】
アミノ酸配列が、配列2に記載したアミノ酸配列に、少なくとも75%、少なくとも80%、好ましくは少なくとも85%、特に少なくとも90%、特に好ましくは少なくとも95%、非常に特に好ましくは100%対合しているコリンオキシダーゼ。
【請求項5】
アミノ酸配列が、配列3に記載したアミノ酸配列に、少なくとも68.9%対合しているコリンオキシダーゼ。
【請求項6】
アミノ酸配列が、配列3に記載したアミノ酸配列に、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、好ましくは少なくとも85%、特に少なくとも90%、特に好ましくは少なくとも95%、非常に特に好ましくは100%対合しているコリンオキシダーゼ。
【請求項7】
アミノ酸配列が、配列10〜15に記載したアミノ酸配列のいずれかに、100%対合しているコリンオキシダーゼ。
【請求項8】
アミノ酸配列が、配列1〜3または10〜15に記載したアミノ酸配列のいずれかと、少なくとも60%、少なくとも70%、好ましくは少なくとも80%、特に少なくとも90%、特に好ましくは少なくとも95%、非常に特に好ましくは100%同一である部分を含有するコリンオキシダーゼをコードしている核酸。
【請求項9】
コリンオキシダーゼをコードしている核酸であって、そのヌクレオチド配列が、配列4に記載したヌクレオチド配列に、少なくとも78%対合している核酸。
【請求項10】
コリンオキシダーゼをコードしている核酸であって、そのヌクレオチド配列が、配列4に記載したヌクレオチド配列に、少なくとも80%、好ましくは少なくとも85%、特に少なくとも90%、特に好ましくは少なくとも95%、非常に特に好ましくは100%対合している核酸。
【請求項11】
コリンオキシダーゼをコードしている核酸であって、そのヌクレオチド配列が、配列5に記載したヌクレオチド配列に、少なくとも83.3%対合している核酸。
【請求項12】
コリンオキシダーゼをコードしている核酸であって、そのヌクレオチド配列が、配列5に記載したヌクレオチド配列に、少なくとも85%、特に好ましくは少なくとも90%、非常に特に好ましくは100%対合している核酸。
【請求項13】
コリンオキシダーゼをコードしている核酸であって、そのヌクレオチド配列が、配列6に記載したヌクレオチド配列に、少なくとも81.5%対合している核酸。
【請求項14】
コリンオキシダーゼをコードしている核酸であって、そのヌクレオチド配列が、配列6に記載したヌクレオチド配列に、少なくとも85%、特に少なくとも90%、特に好ましくは少なくとも95%、非常に特に好ましくは100%対合している核酸。
【請求項15】
コリンオキシダーゼをコードしている核酸であって、そのヌクレオチド配列が、配列17〜22に記載したヌクレオチド配列のいずれかに、100%対合している核酸。
【請求項16】
請求項1〜4のいずれかに記載のコリンオキシダーゼからの1つまたは複数の保存性アミノ酸交換によって得られるコリンオキシダーゼ。
【請求項17】
請求項1〜16のいずれかに記載のコリンオキシダーゼの誘導体化、断片化、欠失突然変異または挿入突然変異によって得られるコリンオキシダーゼ。
【請求項18】
配列8、配列9または配列23に記載した配列のいずれかを有する、オリゴヌクレオチド、特にPCRプライマー。
【請求項19】
ヌクレオチド配列が、配列7に記載したヌクレオチド配列に、少なくとも85%、特に少なくとも90%、特に好ましくは少なくとも95%、非常に特に好ましくは100%対合している核酸、特にDNAプローブ。
【請求項20】
新規なコリンオキシダーゼを同定および/または単離するための、請求項18に記載のオリゴヌクレオチドまたは請求項19に記載の核酸の使用。
【請求項21】
別のタンパク質との融合または結合のため、特に新規な酵素の開発のための、請求項1〜7、16または17のいずれかに記載のコリンオキシダーゼの使用。
【請求項22】
別の核酸との融合のため、特に新規な酵素の開発のための、請求項8〜15、18または19のいずれかに記載の核酸の使用。
【請求項23】
請求項8〜15、18または19に記載した核酸ドメインのいずれかを含有するベクター。
【請求項24】
請求項23に記載のクローニングベクター。
【請求項25】
請求項24に記載の発現ベクター。
【請求項26】
好ましくは請求項25に記載の発現ベクターを用いて、請求項1〜7、16または17に記載したタンパク質または誘導体のいずれかを発現するか、または発現するように刺激しうる宿主細胞。
【請求項27】
細菌、特に、生成したタンパク質または誘導体を周囲培地中に分泌する細菌である請求項26に記載の宿主細胞。
【請求項28】
Escherichia属、特に、Escherichia coli種に属する請求項27に記載の宿主細胞。
【請求項29】
Bacillus属、好ましくは、Bacillus licheniformis種、Bacillus amyloliquefaciens種、Bacillus subtilis種またはBacillus alcalophilus種に属する請求項26に記載の宿主細胞。
【請求項30】
特に好ましくはArthrobacter属、この属中のoxidans種に属する請求項26に記載の宿主細胞。
【請求項31】
真核細胞、特に、生成したタンパク質を翻訳後修飾する細胞である請求項26に記載の宿主細胞。
【請求項32】
その場で過酸化水素を生成する物質としての、
(a)GMCオキシドレダクターゼのファミリーに属し、
(b)補助因子としてFADを結合し、そして
(c)タンパク質のN末端に、配列GxGxxG(配列中、xは任意の所望のアミノ酸である)を有するアミノ酸ドメインを含有する、
コリンオキシダーゼの使用。
【請求項33】
コリンオキシダーゼが、20〜25位に、配列GxGxxGを有するアミノ酸ドメインを含有するものである請求項32に記載の使用。
【請求項34】
配列GxGxxGがGGGSAGである請求項32に記載の使用。
【請求項35】
コリンオキシダーゼが、請求項1〜7、16または17のいずれかに記載のコリンオキシダーゼである、請求項32〜34のいずれかに記載の使用。
【請求項36】
漂白のため、染料移行抑制のため、および殺菌のための、請求項32〜34のいずれかに記載のコリンオキシダーゼ、特に、請求項1〜7、16または17のいずれかに記載のコリンオキシダーゼの使用。
【請求項37】
請求項32〜34のいずれかに記載のコリンオキシダーゼ、特に、請求項1〜7、16または17のいずれかに記載のコリンオキシダーゼを含有する、身体ケア製品、シャンプー、毛髪ケア製品、口腔ケア、歯ケアもしくは義歯ケア製品、化粧品、洗剤、浄化剤、濯ぎ剤、手洗浄洗剤、手食器洗浄洗剤、機械食器洗浄洗剤、殺菌剤、ならびに、フィルター媒体、織物、毛皮、紙、皮膚または皮革の漂白または殺菌処理のための製剤。
【請求項38】
製剤の使用条件下で過酸化水素を生成しうる漂白系、ならびに所望により、合成界面活性剤、有機および/または無機ビルダー、および漂白剤または洗剤の他の通常の構成成分、特に漂白活性化剤、好ましくはTEADを含有する洗剤または漂白剤であって、該漂白系が、請求項1〜7、16または17のいずれかに記載のコリンオキシダーゼおよび該コリンオキシダーゼのための基質からなる洗剤または漂白剤。
【請求項39】
基質が、コリン、ベタインアルデヒドまたはコリン誘導体である請求項38に記載の製剤。
【請求項40】
3〜20,000U/gのオキシダーゼ活性を有する請求項38または請求項39に記載の製剤。
【請求項41】
300〜1200g/L、特に500〜900g/Lの嵩密度を有する流動性粉末の形態にある請求項38〜40のいずれかに記載の製剤。
【請求項42】
ペースト状または液体洗剤の形態にある請求項38〜40のいずれかに記載の製剤。
【請求項43】
非水性液体洗剤または非水性ペーストの形態にある請求項38〜40または42のいずれかに記載の製剤。
【請求項44】
水を含有し、空気不透過性の容器中に装填され、該容器から使用直前または洗浄操作中に放出される、水性液体洗剤またはペーストの形態にある請求項38〜40、42または43のいずれかに記載の製剤。
【請求項45】
コリンオキシダーゼおよび/またはこの酵素のための基質が、室温でまたは水の不存在下で該酵素および/またはその基質に対して不透過性である物質中に封入され、該物質が、製剤の使用条件下で該酵素および/またはその基質に対して透過性になる請求項38〜44のいずれかに記載の製剤。
【請求項46】
漂白系に加えて、
・5〜70重量%、特に10〜50重量%の界面活性剤、
・10〜65重量%、特に12〜60重量%の水溶性、水分散性の無機ビルダー物質、
・1〜10重量%、特に2〜8重量%の水溶性の有機ビルダー物質、
・15重量%以下の固体の無機および/または有機酸または酸性塩、
・5重量%以下の重金属錯化剤、
・5重量%以下の灰色化抑制剤、
・5重量%以下の染料移行抑制剤、および
・5重量%以下の発泡抑制剤、
を含有する請求項38〜45のいずれかに記載の製剤。
【請求項47】
請求項32〜35のいずれかに記載のコリンオキシターゼ、特に、請求項1〜7、16または17のいずれかに記載のコリンオキシダーゼを含有する、シャンプーまたは毛髪ケア製品。
【請求項48】
請求項32〜35のいずれかに記載のコリンオキシダーゼ、特に、請求項1〜7、16または17のいずれかに記載のコリンオキシダーゼを含有する、ケラチン繊維、特に毛髪を染色するための酸化染料。
【請求項49】
請求項32〜35のいずれかに記載のコリンオキシダーゼ、特に、請求項1〜7、16または17のいずれかに記載のコリンオキシダーゼを含有する、義歯ケア剤、特に義歯浄化剤。
【請求項50】
請求項1〜7、16または17のいずれかに記載のコリンオキシダーゼ、コリンオキシダーゼ基質および化学発光試薬を含有する、化学発光アッセイにおいて光放射を生成させるためのシグナル試薬。
【請求項51】
コリンオキシダーゼ基質が、コリン、コリン誘導体およびベタインアルデヒドの中から選択される請求項50に記載のシグナル試薬。
【請求項52】
化学発光試薬がルミノールである請求項50または51に記載のシグナル試薬。
【請求項53】
ベタインの製造のための、コリンオキシダーゼ、特に、請求項32〜35のいずれかに記載のコリンオキシダーゼ、特に、請求項1〜7、16または17のいずれかに記載のコリンオキシダーゼの使用。
【請求項54】
食品および/または食品成分の製造のための、コリンオキシダーゼ、特に、請求項32〜35のいずれかに記載のコリンオキシダーゼ、特に、請求項1〜7、16または17のいずれかに記載のコリンオキシダーゼの使用。
【請求項55】
動物飼料および/または動物飼料成分の製造のための、コリンオキシダーゼ、特に、請求項32〜35のいずれかに記載のコリンオキシダーゼ、特に、請求項1〜7、16または17のいずれかに記載のコリンオキシダーゼの使用。

【公表番号】特表2006−512068(P2006−512068A)
【公表日】平成18年4月13日(2006.4.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−562735(P2004−562735)
【出願日】平成15年12月12日(2003.12.12)
【国際出願番号】PCT/EP2003/014130
【国際公開番号】WO2004/058955
【国際公開日】平成16年7月15日(2004.7.15)
【出願人】(391008825)ヘンケル・コマンディットゲゼルシャフト・アウフ・アクチエン (309)
【氏名又は名称原語表記】HENKEL KOMMANDITGESELLSCHAFT AUF AKTIEN
【住所又は居所原語表記】40191 Dusseldorf,Henkelstrasse 67,Germany
【Fターム(参考)】