説明

新規なピロロ(2,3−b)ピリジン誘導体、製造およびキナーゼ阻害薬の形態でのそれの医薬的使用

本発明は、式(I)


の新規な製造物[式中、Rは水素であるかR2もしくはR3から選択され;R1は、CO−NR7R8、−NR7R8、カルボキシ、ヒドロキシル、アルコキシもしくはハロゲンによって置換されていても良いアルケニルもしくはアルキルであり;同一もしくは異なるR2およびR3は、アルキルもしくは−O−アルキルであり、または−CO−NR7R8、−NR7R8、アルコキシ、アルコキシ−NR7R8、カルボキシもしくはフェニルによって置換されていても良く;同一もしくは異なるR4、R5およびR6は、水素、ハロゲン、シアノ、アミノ、アルコキシもしくはアルキルであり;R4は、−CH=O、−CH=N−OHおよび−CH2NHOHでもあり;R7およびR8は特には、水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールであるか、またはR7およびR8が窒素原子とともに置換されていても良い複素環を形成している。]に関するものであり、前記製造物は薬剤として使用されるあらゆる種類の異性体および塩の形態で具体化される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記式(I)の製造物。
【化1】

[式中、
Rは、水素を表すか、R2およびR3の要素から選択され、
R1は、−CO−NR7R8、−NR7R8、遊離もしくはエステル化されたカルボキシル、ヒドロキシル、アルコキシもしくはハロゲン原子で置換されていても良いアルケニルもしくはアルキルを表し、
R2およびR3は、同一でも異なっていても良く、−CO−NR7R8、−NR7R8、アルコキシ、アルコキシ−NR7R8、遊離もしくはエステル化されたカルボキシルまたはそれ自体が置換されていても良いフェニルで置換されていても良いアルキルもしくは−O−アルキルを表し、
R4、R5およびR6は、同一でも異なっていても良く、水素原子、ハロゲン原子およびシアノ、アミノ、および置換されていても良いアルコキシもしくはアルキル基から選択され、R4は、下記のもの:カルボキシアルデヒド−CH=O、ホルムアルドキシム−CH=N−OHおよびメチルヒドロキシルアミン−CHNHOHから選択されても良く、
R7およびR8は、同一でも異なっていても良く、水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールから選択され、これらは単環式もしくは二環式であることができ、これらの基はいずれも置換されていても良いか、あるいはR7およびR8は、これらが結合している窒素原子とともに、O、S、NおよびNR14から選択される1以上のヘテロ原子を有する不飽和または部分飽和もしくは完全飽和の3〜10員の複素環基を形成しており、この基は置換されていても良く、
上記のアルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリール基(これらは単環式もしくは二環式であり得る。)のいずれも、ならびにまたR7およびR8によってこれらが結合している窒素原子とともに形成された複素環基は、ハロゲン原子およびシアノ、ヒドロキシル、アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、ニトロ、オキソ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、−C(=O)−R9、−C(=O)−OR10、−N(R11)−C(=O)−R9、−N(R11)−C(=O)−OR10、−NR12R13、−C(=O)−NR12R13、−N(R11)−C(=O)−NR12R13、−S(O)n−R9、−N(R11)−S(O)n−R9、−S(O)n−NR12R13および−N(R11)−S(O)n−NR12R13基から選択される同一でも異なっていても良い1個以上の基で置換されていても良く、
nは、0〜2の整数を表し、
後者のアルキル、アルコキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリールアルキルおよびヘテロアリールアルキル基自体は、ハロゲン原子およびヒドロキシル、アルキル、アルコキシ、−NR12R13、遊離もしくはエステル化されたカルボキシル、CF、ニトロ、シアノ、フェニルおよびフェニルアルキル基から選択される同一でも異なっていても良い1個以上の基で置換されていても良く、前記フェニル基はそれ自体、ハロゲン原子およびヒドロキシル、アルキル、アルコキシ、遊離もしくはエステル化されたカルボキシル、CF、ニトロ、シアノおよびピリジル基から選択される同一でも異なっていても良い1個以上の基で置換されていても良く、
R9は、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヘテロ−シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルアルキル、ヘテロ−シクロアルキルアルキル、アリールアルキルおよびヘテロアリールアルキルを表し、これらの基はいずれも置換されていても良く、
R10は、R9の要素および水素を表し、
R11は、水素もしくは置換されていても良いアルキルを表し、
R12およびR13は、同一でも異なっていても良く、水素、アシル、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、SO−ヘテロアリール、−SO−アルキル、−SO−フェニル、−CO−NH−フェニルおよびフェニル基を表し、これらの基はいずれも置換されていても良く、
あるいはR12およびR13は、これらが結合している窒素原子とともに、O、S、NおよびNR14から選択される1以上のヘテロ原子を有する不飽和もしくは部分飽和もしくは完全飽和の3〜10員の複素環基を形成しており、この基は置換されていても良く、
R14は、R9の要素および水素、アシルならびに遊離およびエステル化されたカルボキシルを表し、
上記の基R9、R10、R11、R12、R13およびR14は、ならびにR12およびR13によってこれらが結合している窒素原子とともに形成されていても良い環状基は、ハロゲン原子およびアルキル、アルキル−NH、アルキル−NHCOアルキル、NH、NHCOアルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、ヒドロキシアルコキシ、遊離もしくはエステル化されたカルボキシル、CF、SCF、OCF、OCHF、SOCF、ニトロ、シアノ、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールおよびフェニル基から選択される同一でも異なっていても良い1個以上の基で置換されていても良く、後者の環状基自体は、ハロゲン原子およびアルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、遊離もしくはエステル化されたカルボキシル、CF、SCF、OCF、OCHF,SOCF、NH、NHCOアルキル、ニトロおよびシアノ基から選択される同一でも異なっていても良い1個以上の基で置換されていても良く、
上記のアリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキル基はいずれも、さらに、アルキレンジオキシ基で置換されていても良く、
上記のアルキル、アルケニル、アルコキシもしくは−O−アルキルおよびアルキルチオ基はいずれも、直鎖もしくは分岐であり、6個以下の炭素原子を有し、
上記のシクロアルキル基はいずれも、7個以下の炭素原子を有し、
上記のアリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキル基はいずれも、10個以下の炭素原子を有し、
前記式(I)の製造物は、ラセミ体、エナンチオマーもしくはジアステレオマー異性体型、および前記式(I)の製造物の無機酸および有機酸とのまたは無機塩基および有機塩基との付加塩であっても良い。]
【請求項2】
Rが、水素を表すか、R2およびR3の要素から選択され、
R1が、−CO−NR7R8、−NR7R8、遊離もしくはエステル化されたカルボキシル、ヒドロキシル、アルコキシまたはハロゲン原子で置換されていても良いアルケニルもしくはアルキルを表し、
R2およびR3が、同一でも異なっていても良く、−CO−NR7R8、−NR7R8、アルコキシ、アルコキシ−NR7R8、遊離もしくはエステル化されたカルボキシルまたは自体が置換されていても良いフェニルで置換されていても良いアルキルもしくは−O−アルキルを表し、
R4、R5およびR6が、同一でも異なっていても良く、水素原子、ハロゲン原子およびシアノ、アミノならびに置換されていても良いアルコキシもしくはアルキル基から選択され;R4が下記のもの:カルボキシアルデヒド−CH=O、ホルムアルドキシム−CH=N−OHおよびメチルヒドロキシルアミン−CHNHOHから選択されても良く;
R7およびR8が、同一でも異なっていても良く、水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリール(単環式もしくは二環式であることができる。)から選択され、これらの基はいずれも置換されていても良いか、あるいはR7およびR8が、これらが結合している窒素原子とともに、O、S、NおよびNR14から選択される1以上のヘテロ原子を有する不飽和または部分飽和もしくは完全飽和の3〜10員の複素環基を形成しており、この基は置換されていても良く、
上記のアルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリール基(これらは、、単環式もしくは二環式であることができる。)のいずれも、ならびにまたR7およびR8によってこれらが結合している窒素原子とともに形成された複素環基が、ハロゲン原子およびシアノ、ヒドロキシル、アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、ニトロ、オキソ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、−C(=O)−R9、−C(=O)−OR10、−N(R11)−C(=O)−R9、−N(R11)−C(=O)−OR10、−NR12R13、−C(=O)−NR12R13、−N(R11)−C(=O)−NR12R13、−S(O)n−R9、−N(R11)−S(O)n−R9、−S(O)nNR12R13および−N(R11)−S(O)n−NR12R13基から選択される同一でも異なっていても良い1個以上の基で置換されていても良く、
nが、0〜2の整数を表し、
後者のアルキル、アルコキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリールアルキルおよびヘテロアリールアルキル基自体が、ハロゲン原子およびヒドロキシル、アルキル、アルコキシ、−NR12R13、遊離もしくはエステル化されたカルボキシル、CF、ニトロ、シアノ、フェニルおよびフェニルアルキル基から選択される同一でも異なっていても良い1個以上の基で置換されていても良く、この場合に前記フェニル基はそれ自体が、ハロゲン原子およびヒドロキシル、アルキル、アルコキシ、遊離もしくはエステル化されたカルボキシル、CF、ニトロ、シアノおよびピリジル基から選択される同一でも異なっていても良い1個以上の基で置換されていても良く、
R9が、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリールアルキルおよびヘテロアリールアルキルを表し、これらの基はいずれも置換されていても良く、
R10が、R9の要素および水素を表し、
R11が、水素もしくは置換されていても良いアルキルを表し、
R12およびR13が、同一でも異なっていても良く、水素、アシル、アルキル、シクロアルキル、ピペリジル、ピペラジニル、ピロリジニル、アゼチジニル、ピラゾリル、ピリジル、イミダゾリル、ピリミジル、チアゾリル、チアゾリジニル、−SO−チエニル、−SO−ピリジル、−SO−アルキル、−SO−フェニル、−CO−NH−フェニルおよびフェニル基を表し、これらの基はいずれも置換されていても良く、
あるいはR12およびR13が、これらが結合している窒素原子とともに、O、S、NおよびNR14から選択される1以上のヘテロ原子を有する不飽和もしくは部分飽和もしくは完全飽和の3〜10員の複素環基を形成しており、この基は置換されていても良く、
R14が、R9の要素および水素、アシルならびに遊離およびエステル化されたカルボキシルを表し、
上記の基R9、R10、R11、R12、R13およびR14が、ならびにR12およびR13によってこれらが結合している窒素原子とともに形成されていても良い環状基が、ハロゲン原子およびアルキル、−CH−NH、−CH−NHCOアルキル、NH、NHCOアルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、ヒドロキシアルコキシ、遊離もしくはエステル化されたカルボキシル、CF、SCF、OCF、OCHF、SOCF、ニトロ、シアノ、ピペリジル、モルホリニル、ピペラジニル、チエニル、ピリジル、イミダゾリル、チアゾリル、チアゾリジニルおよびフェニル基から選択される同一でも異なっていても良い1個以上の基で置換されていても良くく、後者の環状基自体は、ハロゲン原子およびアルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、遊離もしくはエステル化されたカルボキシル、CF、SCF、OCF、OCHF、SOCF、NH、NHCOアルキル、ニトロおよびシアノ基から選択される同一でも異なっていても良い1個以上の基で置換されていても良く、
上記のアリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキル基がいずれも、さらに、アルキレンジオキシ基で置換されていても良く、
上記のアルキル、アルケニル、アルコキシもしくは−O−アルキルおよびアルキルチオ基がいずれも、直鎖もしくは分岐であり、6個以下の炭素原子を有しており、
上記のシクロアルキル基がいずれも、7個以下の炭素原子を有しており、
上記のアリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキル基がいずれも、10個以下の炭素原子を有しており、
前記式(I)の製造物が、ラセミ体、エナンチオマーもしくはジアステレオマー異性体型、ならびに前記式(I)の製造物の無機酸および有機酸とのもしくは無機塩基および有機塩基との付加塩であっても良い請求項1に記載の式(I)の製造物。
【請求項3】
請求項1または2に記載の下記式(I)の製造物。
【化2】

[式中、
Rは、水素を表すか、R2およびR3の場合の要素から選択され、
R1は、−CO−NR7R8、−NR7R8、遊離もしくはエステル化されたカルボキシル、ヒドロキシル、アルコキシもしくはハロゲン原子で置換されていても良いアルケニルもしくはアルキルを表し、
R2およびR3は、同一でも異なっていても良く、−CO−NR7R8、−NR7R8、アルコキシ、アルコキシ−NR7R8、遊離もしくはエステル化されたカルボキシルまたは自体が置換されていても良いフェニルで置換されていても良いアルキルもしくは−O−アルキルを表し、
R4、R5およびR6は、同一でも異なっていても良く、水素原子、ハロゲン原子および置換されていても良いシアノ、アミノ、アルコキシもしくはアルキルの基から選択され、
R7およびR8は、同一でも異なっていても良く、水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリール(これらは、単環式もしくは二環式であることができる。)から選択され、これらの基はいずれも置換されていても良く、あるいはR7およびR8は、これらが結合している窒素原子とともに、3〜10環員からなり、O、S、NおよびNR14から選択される1以上のヘテロ原子を有する不飽和または部分飽和もしくは完全飽和の複素環基を形成しており、この基は置換されていても良く、上記のアルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリール(単環式もしくは二環式であることができる)のいずれも、ならびにまたR7およびR8によってこれらが結合している窒素原子とともに形成された複素環基は、ハロゲン原子およびシアノ、ヒドロキシル、アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、ニトロ、オキソ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、−C(=O)−R9、−C(=O)−OR10、−N(R11)−C(=O)−R9、−N(R11)−C(=O)−OR10、−NR12R13、−C(=O)−NR12R13、−N(R11)−C(=O)NR12R13、−S(O)n−R9、−N(R11)−S(O)n−R9、−S(O)n−NR12R13および−N(R11)−S(O)n−NR12R13の基から選択される同一でも異なっていても良い1個以上の基で置換されていても良く、
nは、0〜2の整数を表し、
後者のアルキル、アルコキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリールアルキルおよびヘテロアリールアルキル基自体は、ハロゲン原子およびヒドロキシル、アルキル、アルコキシ、−NR12R13、遊離もしくはエステル化されたカルボキシル、CF、ニトロ、シアノ、ピロリジニルならびにフェニルおよびフェニルアルキルの基から選択される同一でも異なっていても良い1個以上の基で置換されていても良く、前記フェニル基はそれ自体、ハロゲン原子およびヒドロキシル、アルキル、アルコキシ、遊離もしくはエステル化されたカルボキシル、CF、ニトロ、シアノおよびピリジルの基から選択される同一でも異なっていても良い1個以上の基で置換されていても良く、
R9は、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリールアルキルおよびヘテロアリールアルキルを表し、これらの基はいずれも置換されていても良く、
R10は、R9の要素および水素を表し、
R11は、水素もしくは置換されていても良いアルキルを表し、
R12およびR13は、同一でも異なっていても良く、水素、アシル、アルキル、シクロアルキルおよびフェニルを表し、これらの基は置換されていても良く、あるいはR12およびR13は、これらが結合している窒素原子とともに、3〜10環員からなり、O、S、NおよびNR14から選択される1以上のヘテロ原子を有する不飽和または部分飽和もしくは完全飽和の複素環基を形成しており、この基は置換されていても良く、
R14は、R9における要素および水素、アシルおよび遊離およびエステル化されたカルボキシルを表し、
上記の基R9、R10、R11、R12、R13およびR14は、ハロゲン原子およびアルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、ヒドロキシアルコキシ、遊離もしくはエステル化されたカルボキシル、CF、ニトロ、シアノおよびフェニル(この基はそれ自体、ハロゲン原子およびアルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、遊離もしくはエステル化されたカルボキシル、CF、ニトロおよびシアノの基から選択される同一でも異なっていても良い1個以上の基で置換されていても良い。)の基から選択される同一でも異なっていても良い1個以上の基で置換されていても良く、 上記のアリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキル基はいずれも、さらに、アルキレンジオキシ基で置換されていても良く、
上記のアルキル、アルケニル、アルコキシもしくは−O−アルキルおよびアルキルチオ基はいずれも、直鎖もしくは分岐であり、6個以下の炭素原子を有し、
上記のシクロアルキル基はいずれも、7個以下の炭素原子を有し、
上記のアリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキル基はいずれも、10個以下の炭素原子を有し、
前記式(I)の製造物は、ラセミ体、エナンチオマーもしくはジアステレオマー異性体型、ならびに前記式(I)の製造物の無機酸および有機酸とのもしくは無機塩基および有機塩基との付加塩であっても良い。]
【請求項4】
R2およびR3が、同一でも異なっていても良く、4個以下の炭素原子を有し、−CO−NR7R8、−NR7R8、アルコキシ、アルコキシ−NR7R8または遊離もしくはエステル化されたカルボキシルで置換されていても良い−O−アルキルを表し、
前記式(I)の製造物の他の置換基が、前記他の請求項のいずれか1項において定義の要素を有し、前記式(I)の製造物が、ラセミ体、エナンチオマーもしくはジアステレオマー異性体型、ならびに前記式(I)の製造物の無機酸および有機酸とのもしくは無機塩基および有機塩基との付加塩であっても良い、前記他の請求項のいずれか1項に記載の式(I)の製造物。
【請求項5】
R2およびR3が同一でも異なっていても良く、4個以下の炭素原子を有し、−CO−NR7R8、−NR7R8、アルコキシ、アルコキシ−NR7R8で置換されていても良い−O−アルキルを表し、
前記式(I)の製造物の他の置換基が、前記他の請求項のいずれか1項において定義の要素を有し、前記式(I)の製造物が、ラセミ体、エナンチオマーもしくはジアステレオマー異性体型、ならびに前記式(I)の製造物の無機酸および有機酸とのもしくは無機塩基および有機塩基との付加塩であっても良い、前記他の請求項のいずれか1項に記載の式(I)の製造物。
【請求項6】
R2およびR3が、同一でも異なっていても良く、4個以下の炭素原子を有し、−CO−NR7R8もしくは−NR7R8で置換されていても良い−O−アルキルを表し、
前記式(I)の製造物の他の置換基が、前記他の請求項のいずれか1項において定義の要素を有し、前記式(I)の製造物が、ラセミ体、エナンチオマーもしくはジアステレオマー異性体型、ならびに前記式(I)の製造物の無機酸および有機酸とのもしくは無機塩基および有機塩基との付加塩であっても良い、前記他の請求項のいずれか1項に記載の式(I)の製造物。
【請求項7】
R1が、−CO−NR7R8、−NR7R8、遊離もしくはエステル化されたカルボキシル、ヒドロキシル、アルコキシまたはハロゲン原子で置換されていても良いアルキルを表し、
前記式(I)の製造物の他の置換基が、前記他の請求項のいずれか1項において定義の要素を有し、前記式(I)の製造物が、ラセミ体、エナンチオマーもしくはジアステレオマー異性体型、ならびに前記式(I)の製造物の無機酸および有機酸とのもしくは無機塩基および有機塩基との付加塩であっても良い、前記他の請求項のいずれか1項に記載の式(I)の製造物。
【請求項8】
R1が、4個以下の炭素原子を有し、−CO−NR7R8、−NR7R8、遊離もしくはエステル化されたカルボキシルまたはヒドロキシルで置換されていても良いアルキルを表し、
前記式(I)の製造物の他の置換基が、前記他の請求項のいずれか1項において定義の要素を有し、前記式(I)の製造物が、ラセミ体、エナンチオマーもしくはジアステレオマー異性体型、ならびに前記式(I)の製造物の無機酸および有機酸とのもしくは無機塩基および有機塩基との付加塩であっても良い、前記他の請求項のいずれか1項に記載の式(I)の製造物。
【請求項9】
R1が、4個以下の炭素原子を有し、−CO−NR7R8、−NR7R8もしくはヒドロキシルで置換されていても良いアルキルを表し、
前記式(I)の製造物の他の置換基が、前記他の請求項のいずれか1項において定義の要素を有し、前記式(I)の製造物が、ラセミ体、エナンチオマーもしくはジアステレオマー異性体型、ならびに前記式(I)の製造物の無機酸および有機酸とのもしくは無機塩基および有機塩基との付加塩であっても良い、前記他の請求項のいずれか1項に記載の式(I)の製造物。
【請求項10】
R1が、4個以下の炭素原子を有し、−CO−NR7R8もしくは−NR7R8で置換されていても良いアルキルを表し、前記式(I)の製造物の他の置換基が、前記他の請求項のいずれか1項において定義の要素を有し、
前記式(I)の製造物が、ラセミ体、エナンチオマーもしくはジアステレオマー異性体型、ならびに前記式(I)の製造物の無機酸および有機酸とのもしくは無機塩基および有機塩基との付加塩であっても良い、前記他の請求項のいずれか1項に記載の式(I)の製造物。
【請求項11】
R1が、4個以下の炭素原子を有し、NR7R8で置換されていても良いアルキルを表し、
前記式(I)の製造物の他の置換基が、前記他の請求項のいずれか1項において定義の要素を有し、前記式(I)の製造物が、ラセミ体、エナンチオマーもしくはジアステレオマー異性体型、ならびに前記式(I)の製造物の無機酸および有機酸とのもしくは無機塩基および有機塩基との付加塩であっても良い、前記他の請求項のいずれか1項に記載の式(I)の製造物。
【請求項12】
R4、R5およびR6が、一つが水素を表し、その他のものが同一でも異なっていても良く、水素原子、ハロゲン原子および置換されていても良いシアノ、アミノもしくはアルキルの基から選択されるものであり、
前記式(I)の製造物の他の置換基が、前記他の請求項のいずれか1項において定義の要素を有し、前記式(I)の製造物が、ラセミ体、エナンチオマーもしくはジアステレオマー異性体型、ならびに前記式(I)の製造物の無機酸および有機酸とのもしくは無機塩基および有機塩基との付加塩であっても良い、前記他の請求項のいずれか1項に記載の式(I)の製造物。
【請求項13】
R4、R5およびR6が、R5およびR6が同一でも異なっていても良く、水素原子およびハロゲン原子から選択され、R4が、R5およびR6と同一でも異なっていても良く、ハロゲン原子およびアミノ、カルボキシアルデヒド−CH=O、ホルムアルドキシム−CH=N−OH、メチルヒドロキシルアミン−CHNHOHおよびアルキル基(これらは、ハロゲン原子およびシアノ、ヒドロキシル、アルコキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、フェニル、ヘテロアリールおよび−NR12R13基から選択される同一でも異なっていても良い1個以上の基で置換されていても良い。)から選択されるものであり、
R、R1、R2、R3、R12およびR13が前記他の請求項のいずれか1項に定義の要素を有し、
前記式(I)の製造物が、ラセミ体、エナンチオマーもしくはジアステレオマー異性体型、ならびに前記式(I)の製造物の無機酸および有機酸とのもしくは無機塩基および有機塩基との付加塩であっても良い、前記他の請求項のいずれか1項に記載の式(I)の製造物。
【請求項14】
R4、R5およびR6が、水素を表すか、これらのうちの2個が水素を表し、第3のものがハロゲン原子もしくはシアノ基を表すものであり、
前記式(I)の製造物の他の置換基が、前記他の請求項のいずれか1項において定義の要素を有し、前記式(I)の製造物が、ラセミ体、エナンチオマーもしくはジアステレオマー異性体型、ならびに前記式(I)の製造物の無機酸および有機酸とのもしくは無機塩基および有機塩基との付加塩であっても良い、前記他の請求項のいずれか1項に記載の式(I)の製造物。
【請求項15】
R4、R5およびR6が、水素を表し、
前記式(I)の製造物の他の置換基が、前記他の請求項のいずれか1項において定義の要素を有し、前記式(I)の製造物が、ラセミ体、エナンチオマーもしくはジアステレオマー異性体型、ならびに前記式(I)の製造物の無機酸および有機酸とのもしくは無機塩基および有機塩基との付加塩であっても良い、前記他の請求項のいずれか1項に記載の式(I)の製造物。
【請求項16】
R4、R5およびR6が、これらのうちの2個が水素を表し、第3のものがハロゲン原子もしくはシアノ基を表し、
前記式(I)の製造物の他の置換基が、前記他の請求項のいずれか1項において定義の要素を有し、前記式(I)の製造物が、ラセミ体、エナンチオマーもしくはジアステレオマー異性体型、ならびに前記式(I)の製造物の無機酸および有機酸とのもしくは無機塩基および有機塩基との付加塩であっても良い、前記他の請求項のいずれか1項に記載の式(I)の製造物。
【請求項17】
R4、R5およびR6が、これらのうちの2個が水素を表し、第3のものがハロゲン原子を表し、
前記式(I)の製造物の他の置換基が、前記他の請求項のいずれか1項において定義の要素を有し、前記式(I)の製造物が、ラセミ体、エナンチオマーもしくはジアステレオマー異性体型、ならびに前記式(I)の製造物の無機酸および有機酸とのもしくは無機塩基および有機塩基との付加塩であっても良い、前記他の請求項のいずれか1項に記載の式(I)の製造物。
【請求項18】
R4、R5およびR6が、これらのうちの2個が水素を表し、第3のものが塩素もしくはフッ素原子を表し、
前記式(I)の製造物の他の置換基が、前記他の請求項のいずれか1項において定義の要素を有し、前記式(I)の製造物が、ラセミ体、エナンチオマーもしくはジアステレオマー異性体型、ならびに前記式(I)の製造物の無機酸および有機酸とのもしくは無機塩基および有機塩基との付加塩であっても良い、前記他の請求項のいずれか1項に記載の式(I)の製造物。
【請求項19】
R4、R5およびR6が、これらのうちの2個が水素を表し、第3のものがシアノ基を表し、
前記式(I)の製造物の他の置換基が、前記他の請求項のいずれか1項において定義の要素を有し、前記式(I)の製造物が、ラセミ体、エナンチオマーもしくはジアステレオマー異性体型、ならびに前記式(I)の製造物の無機酸および有機酸とのもしくは無機塩基および有機塩基との付加塩であっても良い、前記他の請求項のいずれか1項に記載の式(I)の製造物。
【請求項20】
R6が水素を表し、
前記式(I)の製造物の他の置換基が、前記他の請求項のいずれか1項において定義の要素を有し、前記式(I)の製造物が、ラセミ体、エナンチオマーもしくはジアステレオマー異性体型、ならびに前記式(I)の製造物の無機酸および有機酸とのもしくは無機塩基および有機塩基との付加塩であっても良い、前記他の請求項のいずれか1項に記載の式(I)の製造物。
【請求項21】
R5およびR6が水素を表し、R4がハロゲン原子もしくはシアノ基を表し、
前記式(I)の製造物の他の置換基が、前記他の請求項のいずれか1項において定義の要素を有し、前記式(I)の製造物が、ラセミ体、エナンチオマーもしくはジアステレオマー異性体型、ならびに前記式(I)の製造物の無機酸および有機酸とのもしくは無機塩基および有機塩基との付加塩であっても良い、前記他の請求項のいずれか1項に記載の式(I)の製造物。
【請求項22】
R4およびR6が水素を表し、R5がフッ素原子を表し、
前記式(I)の製造物の他の置換基が、前記他の請求項のいずれか1項において定義の要素を有し、前記式(I)の製造物が、ラセミ体、エナンチオマーもしくはジアステレオマー異性体型、ならびに前記式(I)の製造物の無機酸および有機酸とのもしくは無機塩基および有機塩基との付加塩であっても良い、前記他の請求項のいずれか1項に記載の式(I)の製造物。
【請求項23】
前記式(I)の製造物の置換基R、R1、R2、R3、R4、R5およびR6が前記他の請求項のいずれか1項で定義の要素を有し、前記基−NR12R13が、R12およびR13が同一でも異なっていても良く、水素原子ならびにアシル、アルキル、シクロアルキル、ピペリジル、ピペラジニル、ピロリジニル、アゼチジニル、ピラゾリル、ピリジル、イミダゾリル、ピリミジル、チアゾリル、チアゾリジニル、−SO−チエニル、−SO−ピリジル、−SO−アルキル、−SO−フェニル、−CO−NH−フェニルおよびフェニル基を表すものであり、これらの基がいずれも、ハロゲン原子および下記の基:アルキル;CH−NH;CH−NHCOアルキル;NH;NHCOアルキル;ヒドロキシル;アルコキシ;ヒドロキシアルコキシ;遊離もしくはエステル化されたカルボキシル;CF;SCF;OCF;OCHF;SOCF;ニトロ;シアノ;チエニル;ピペリジル;それ自体1個もしくは2個のアルキル基で置換されていても良いモルホリノ;およびフェニル(これ自体は、ハロゲン原子およびアルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、遊離もしくはエステル化されたカルボキシル、CF、SCF、OCH、OCHF、SOCF、NH、NHCOアルキル、ニトロおよびシアノ基から選択される同一でも異なっていても良い1個以上の基で置換されていても良い。)から選択される同一でも異なっていても良い1個以上の基で置換されていても良く、
あるいはR12およびR13が、これらが結合している窒素原子とともに、O、S、NおよびNR11から選択される1個以上のヘテロ原子を有する不飽和もしくは部分飽和もしくは完全飽和の3〜10員の複素環基を形成しており、この基は、ハロゲン原子ならびに下記の基:アルキル;−CH−NH;CH−NHCOアルキル;NH;NHCOアルキル;ヒドロキシル;アルコキシ;ヒドロキシアルコキシ;遊離もしくはエステル化されたカルボキシル;CF;SCF;OCF;OCHF;SOCF;ニトロ;シアノ;およびピペリジル;モルホリニル;ピペラジニル;チエニル;ピリジル、イミダゾリル、チアゾリル、チアゾリジニルおよびフェニル基(これら自体は、ハロゲン原子およびアルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、遊離もしくはエステル化されたカルボキシル、CF、SCF、NH、NHCOアルキル、ニトロおよびシアノ基から選択される同一でも異なっていても良い1個以上の基で置換されていても良い。)から選択される同一でも異なっていても良い1個以上の基で置換されていても良く、
前記式(I)の製造物が、ラセミ体、エナンチオマーもしくはジアステレオマー異性体型、ならびに前記式(I)の製造物の無機酸および有機酸とのもしくは無機塩基および有機塩基との付加塩であっても良い、前記他の請求項のいずれか1項に記載の式(I)の製造物。
【請求項24】
R、R1、R2、R3、R4、R5およびR6が前記他の請求項のいずれか1項で与えた意味を有し、R7およびR8が同一でも異なっていても良く、水素、アルキル、シクロアルキル、フェニル、ヘテロシクロアルキルおよびヘテロアリール(単環式もしくは二環式であることができる。)から選択され、これらの基はいずれも置換されていても良く、あるいはR7およびR8が、これらが結合している窒素原子とともに、3〜10環員からなり、O、S、NおよびNR14から選択される1以上のヘテロ原子を有する不飽和または部分飽和もしくは完全飽和の複素環基を形成しており、この基は置換されていても良く、
上記の全ての基:アルキル、シクロアルキル、フェニル、ヘテロシクロアルキルおよびヘテロアリール(単環式もしくは二環式であることができる。)が、ならびにR7およびR8によってこれらが結合している窒素原子とともに形成される複素環基が、ハロゲン原子ならびにヒドロキシル、オキソ、ニトロ、アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、シクロアルキル、フェニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、−C(=O)−R9、−C(=O)−OR10、−N(R11)−C(=O)−R9、−N(R11)−C(=O)−OR10、−NR12R13、−C(=O)−NR12R13および−N(R11)−C(=O)−NR12R13の基から選択される同一でも異なっていても良い1個以上の基で置換されていても良く、
後者のアルキル、アルコキシ、シクロアルキル、フェニル、ヘテロシクロアルキルおよびヘテロアリール基自体は、ハロゲン原子ならびにヒドロキシル、アルキル、アルコキシ、−NR12R13、遊離もしくはエステル化されたカルボキシル、ピロリジニルならびにフェニルおよびフェニルアルキルの基から選択される同一でも異なっていても良い1個以上の基で置換されていても良く、前記フェニル基はそれ自体、ハロゲン原子ならびにヒドロキシル、アルキル、アルコキシ、遊離もしくはエステル化されたカルボキシル、CF、ニトロ、シアノおよびピリジルの基から選択される同一でも異なっていても良い1個以上の基で置換されていても良く、
R9が、アルキル、シクロアルキル、フェニル、ヘテロシクロアルキルおよびヘテロアリールを表し、これらの基はいずれも置換されていても良く、
R10が、R9における要素および水素を表し、
R11が、水素または置換されていても良いアルキルを表し、
R12およびR13が、同一でも異なっていても良く、水素、アシル、アルキル、シクロアルキルおよびフェニルを表し、これらの基が置換されていても良く、
あるいはR12およびR13が、これらが結合している窒素原子とともに、3〜10環員からなり、O、S、NおよびNR11から選択される1個以上のヘテロ原子を有する不飽和または部分飽和もしくは完全飽和の複素環基を形成しており、この基は置換されていても良く、
R14が、水素、アシル、遊離およびエステル化されたカルボキシル、アルキル、シクロアルキルおよびフェニル(置換されていても良い。)を表し、
上記の基R9、R10、R11、R12、R13およびR14が、ハロゲン原子ならびにアルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、ヒドロキシアルコキシ、遊離もしくはエステル化されたカルボキシル、CF、ニトロ、シアノおよびフェニル(これ自体は、ハロゲン原子ならびにアルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、遊離もしくはエステル化されたカルボキシル、CF、ニトロおよびシアノの基から選択される同一でも異なっていても良い1個以上の基で置換されていても良い。)の基から選択される同一でも異なっていても良い1個以上の基で置換されていても良く、 上記の全てのフェニルおよびヘテロアリール基がさらに、ジオキソール基で置換されていても良く、上記の全てのアルキル、アルケニル、アルコキシもしくは−O−アルキルおよびアルキルチオ基が、直鎖もしくは分岐であり、4個以下の炭素原子を有し、
上記全てのシクロアルキル基が7個以下の炭素原子を有し、
上記全てのヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキル基が10個以下の炭素原子を有し、
前記式(I)の製造物が、ラセミ体、エナンチオマーもしくはジアステレオマー異性体型、ならびに前記式(I)の製造物の無機酸および有機酸とのもしくは無機塩基および有機塩基との付加塩であっても良い、前記他の請求項のいずれか1項に記載の式(I)の製造物。
【請求項25】
R、R1、R2、R3、R4、R5およびR6が前記他の請求項のいずれか1項で示した意味を有し、
R7およびR8が、同一でも異なっていても良く、水素、シクロアルキル、置換されていても良いアルキル、置換されていても良いフェニル、ヘテロシクロアルキルおよび置換されていても良い単環式もしくは二環式ヘテロアリールから選択され、
あるいはR7およびR8が、これらが結合している窒素原子とともに、1以上のヘテロ原子を有する置換されていても良い複素環基を形成しており、
上記の全てのアルキル、フェニルおよび複素環基が、ならびにR7およびR8がこれらが結合している窒素原子とともに形成していても良い複素環基が、ハロゲン原子ならびにヒドロキシル;オキソ;ニトロ;シクロアルキル;アルコキシ;OCF;ヒドロキシアルコキシ;アルキルチオ;アシル;遊離もしくはエステル化されたカルボキシル;置換されていても良いフェニル;置換されていても良いアミノ;ハロゲン原子およびヒドロキシル、アルコキシ、ピロリジニル、フェニルおよびアミノ(これら自体は置換されていても良い。)の基から選択される1個以上の基で置換されていても良いアルキル;ならびにピロリジニル、ピペリジル、ピリジルおよびピペラジニル(これら自体は、ヒドロキシル、アルキル、アルコキシ、遊離もしくはエステル化されたカルボキシル、フェニルおよびフェニルアルキル(これら自体は置換されていても良い。)の基から選択される1個以上の基で置換されていても良い。)の基から選択される1個以上の基で置換されていても良く、
前記アミノ基が、アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アシル、フェニルおよびフェニルアルキル(これら自体は置換されていても良く、前記フェニルおよびフェニルアルキル基はハロゲン原子およびヒドロキシル、アルキル、アルコキシ、CF、遊離もしくはエステル化されたカルボキシル、ピリジルおよびジオキソールの基から選択される1個以上の基で置換されていても良い。)から選択される同一でも異なっていても良い1個もしくは2個の基で置換されていても良く、
前記の全てのアルキルおよびアルコキシ基が、直鎖もしくは分岐であり、4個以下の炭素原子を有しており、
前記式(I)の製造物が、ラセミ体、エナンチオマーもしくはジアステレオマー異性体型、ならびに前記式(I)の製造物の無機酸および有機酸とのもしくは無機塩基および有機塩基との付加塩であっても良い、前記他の請求項のいずれか1項に記載の式(I)の製造物。
【請求項26】
R、R1、R2、R3、R4、R5およびR6が前記他の請求項のいずれか1項で示した意味を有し、
R7およびR8が、同一でも異なっていても良く、水素およびアルキル、シクロアルキル、フェニルならびにピロリジニル、ピペリジル、ピリミジニル、チエニル、チアゾリル、ピラン、フリル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロフラン−2−イル、イミダゾリニル、ピペラジニル、インドリル、ピロール、ベンゾピラン、キノリル、ピリジル、プリニルおよびモルホリニルなどの複素環基から選択され、これらの基は置換されていても良く、
あるいはR7およびR8が、これらが結合している窒素原子とともに、ピロリジニル、イミダゾリル、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジル、チアゾリル、ジアゼピン、スピロ[4.5]デカン、ピロリル、ジヒドロピロリル、テトラヒドロピロリル、テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピロリル、ピペリジル、インドリニル、ピリンドリニル、テトラヒドロキノリル、チアゾリジニル、ナフチリジル、アゼチジンもしくはキナゾリニル基から選択される複素環基を形成しており、これらの基はいずれも置換されていても良く、
上記のアルキル、フェニルおよび複素環基はいずれも、ハロゲン原子で、ならびにヒドロキシル;オキソ;ニトロ;シクロアルキル;アルコキシ;OCF;ヒドロキシアルコキシ;アルキルチオ;アシル;遊離もしくはエステル化されたカルボキシル;置換されていても良いフェニル;置換されていても良いアミノ;ハロゲン原子およびヒドロキシル、アルコキシル、ピロリジニル、フェニルおよびアミノ(これら自体は置換されていても良い。)の基から選択される1個以上の基で置換されていても良いアルキル;ならびにピロリジニル、ピペリジル、ピリジルおよびピペラジニル(これら自体は、ヒドロキシル、アルキル、アルコキシ、遊離もしくはエステル化されたカルボキシル、フェニルおよびフェニルアルキル(これら自体は、置換されていても良い。)の基から選択される1個以上の基で置換されていても良い。)の基から選択される1個以上の基で置換されていても良く、
前記アミノ基は、アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アシル、フェニルおよびフェニルアルキル(これら自体は、置換されていても良く、前記フェニルおよびフェニルアルキル基は、ハロゲン原子ならびにヒドロキシル、アルキル、アルコキシ、CF、遊離もしくはエステル化されたカルボキシル、ピリジルおよびジオキソールの基から選択される1個以上の基で置換されていても良い。)から選択される同一でも異なっていても良い1個もしくは2個の基で置換されていても良く、
前記アルキルおよびアルコキシ基がいずれも、直鎖もしくは分岐であり、4個以下の炭素原子を有しており、
前記式(I)の製造物が、ラセミ体、エナンチオマーもしくはジアステレオマー異性体型、ならびに前記式(I)の製造物の無機酸および有機酸とのもしくは無機塩基および有機塩基との付加塩であっても良い、前記他の請求項のいずれか1項に記載の式(I)の製造物。
【請求項27】
R、R1、R2、R3、R4、R5およびR6が前記他の請求項のいずれか1項で示した意味を有しており、
R7およびR8が、同一でも異なっていても良く、水素、シクロアルキル基およびアルキル、フェニルならびに(ピロリジニル、ピペリジル、フリル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロフル−2−イル、イミダゾリニル、ピペラジニル、インドリル、ピロリル、ベンゾピラニル、ベンゾピラン−8−カルボキシリック、ピリジル、プリニルおよびモルホリニルなどの)複素環基から選択され、これらの基はいずれも置換されていても良く、
あるいはR7およびR8が、これらが結合している窒素原子とともに、ピロリジニル、イミダゾリル、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジル、チアゾリル、ジアゼピン、スピロ[4.5]デカン、ピロリル、ジヒドロピロリル、テトラヒドロピロリルおよびテトラヒドロピロロ[3,4−c]ピロリル基から選択される複素環基を形成しており、これらの基はいずれも置換されていても良く、
上記の全てのアルキル、フェニルが、ならびにR7およびR8が表し得る、またはR7およびR8がそれらが結合している窒素原子とともに形成し得る複素環基が、オキソ;シクロアルキル;CO−アルキル;−CO−フリル;ヒドロキシル;アルコキシ;ヒドロキシアルコキシ;アルキルチオ;遊離もしくはエステル化されたカルボキシル;置換されていても良いフェニル;ヒドロキシル、アルコキシル、ピロリジニル、置換されていても良いフェニルならびに(アルキルおよび置換されていても良いフェニルから選択される1個もしくは2個の基で置換されていても良い)アミノから選択される基で置換されていても良いアルキル;アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、CO−アルキルおよびフェニル(これ自体は置換されていても良い。)から選択される同一でも異なっていても良い1個もしくは2個の基で置換されていても良いアミノ;ピロリジニル、ピペリジル、ピリジルおよびピペラジニル(これらは、遊離もしくはエステル化されたカルボキシル、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシル、フェニルアルキルおよび置換されていても良いフェニルから選択される1個以上の基で置換されていても良い。)の基から選択される1個以上の基で置換されていても良く、
前記全てのフェニル基が、ハロゲン原子ならびにヒドロキシル、アルキル、アルコキシ、CF、遊離もしくはエステル化されたカルボキシル、ピリジルおよびジオキソールの基から選択される同一でも異なっていても良い1個以上の基で置換されていても良く、
前記式(I)の製造物が、ラセミ体、エナンチオマーもしくはジアステレオマー異性体型、ならびに前記式(I)の製造物の無機酸および有機酸とのもしくは無機塩基および有機塩基との付加塩であっても良い、前記他の請求項のいずれか1項に記載の式(I)の製造物。
【請求項28】
R、R1、R2、R3、R4、R5およびR6が前記他の請求項のいずれか1項で示した意味を有し、
R7およびR8が同一でも異なっていても良く、下記の基:
−水素;
−ベンゾピラン;
−自体がヒドロキシルで置換されていても良いピリジル;
−自体がフェニルで置換されていても良いアルキルで置換されていても良いピペリジル;
−プリニル;
−ヒドロキシル;アルコキシ;アルキルチオ;ピリジル;イミダゾリニル、インドリル;ピロリル;フリル;テトラヒドロフリル;アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキルおよびフェニル(これ自体は、アルキルで置換されていても良い。)から選択される同一でも異なっていても良い1個もしくは2個の基で置換されていても良いアミノ;自体がアルキル基で置換されていても良いピロリジニル;自体がアルキルもしくはフェニルアルキルで置換されていても良いピペリジル;自体がアルキルで置換されていても良いピペラジニル;ジオキソールまたは遊離もしくはエステル化されたカルボキシルで置換されていても良いフェニルから選択される1個以上の基で置換されていても良いアルキル;
−アルコキシ、ピペリジルおよびピペラジニル(これ自体は、アルキル基で置換されていても良い。)から選択される1個以上の基で置換されていても良いフェニル;
から選択され
あるいはR7およびR8が、これらが結合している窒素原子とともに、下記の基:
−イミダゾリル;
−ジヒドロピロリル;
−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4.5]デカン;
−チアゾリル;
−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2−オン;
−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−1,3−ジオン;
−ピリジル;自体がアルキル基およびアシル基で置換されていても良いアミノから選択される基で置換されていても良いピロリジニル;
−および自体がヒドロキシル、アルコキシ、ピロリジニルおよびアミノ(これ自体は、フェニル基で置換されていても良い。)から選択される基で置換されていても良いアルキル;
−1以上のアルキル基で置換されていても良いモルホリニル;
−オキソ;シクロアルキル;アシル;カルボキシル;ピリジル;4個以下の炭素原子を有するアルキル(これ自体は、ヒドロキシル、アルコキシ、4個以下の炭素原子を有するヒドロキシアルコキシおよびフェニル(これ自体は、ジオキソール基で置換されていても良い。)の基で置換されていても良い。);自体がハロゲン原子ならびにヒドロキシル、アルコキシおよびCF基から選択される1個以上の基で置換されていても良いフェニルの基から選択される同一でも異なっていても良い1個以上の基で置換されていても良いピペラジニル;
−ヒドロキシル、アルキル、ヒドロキシアルキルおよびピペリジルから選択される1以上の置換基で置換されていても良いピペリジル;
−アルキル基(それ自体、ピロリジニルで置換されていても良い。)で置換されていても良いジアゼピンもしくはペルヒドロ−1,4−ジアゼピン
から選択される複素環基を形成しており、
前記式(I)の製造物が、ラセミ体、エナンチオマーもしくはジアステレオマー異性体型、ならびに前記式(I)の製造物の無機酸および有機酸とのもしくは無機塩基および有機塩基との付加塩であっても良い、前記他の請求項のいずれか1項に記載の式(I)の製造物。
【請求項29】
R、R1、R2、R3、R4、R5およびR6が前記他の請求項のいずれか1項で示した意味を有し、
R7およびR8が、同一でも異なっていても良く、水素、アルキル(これ自体は、ピロリジニルもしくはピペリジル基で置換されていても良い。)およびフェニル(これ自体は、自体がアルキル基で置換されていても良いピペラジニル基から選択される1個以上の基で置換されていても良い。)の基から選択され、またはR7およびR8が、これらが結合している窒素原子とともに、モルホリニル;チアゾリル;アルキル基で置換されていても良いジアゼピンもしくはペルヒドロ−1,4−ジアゼピン;1−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2−オン;オキソおよびアルキル(これ自体は、ヒドロキシル、アルコキシもしくはヒドロキシアルコキシ基で置換されていても良い。)の基から選択される同一でも異なっていても良い1個以上の基で置換されていても良いピペラジニル;ヒドロキシル、アルキル、ヒドロキシアルキルもしくはピペリジルで置換されていても良いピペリジルから選択される基を形成しており、
前記アルキルおよびアルコキシ基が4個以下の炭素原子を有し、
前記式(I)の製造物が、ラセミ体、エナンチオマーもしくはジアステレオマー異性体型、ならびに前記式(I)の製造物の無機酸および有機酸とのもしくは無機塩基および有機塩基との付加塩であっても良い、前記他の請求項のいずれか1項に記載の式(I)の製造物。
【請求項30】
RおよびR6が水素原子を表し、
R1が、2個以下の炭素原子を有し、−CO−NR7R8もしくは−NR7R8で置換されていても良いアルキルを表し、
R2およびR3が、同一でも異なっていても良く、3個以下の炭素原子を有し、−CO−NR7R8もしくは−NR7R8で置換されていても良い−O−アルキルを表し、
R4およびR5が、一方が水素を表し、他方がハロゲン原子もしくはシアノ基を表すものであり、
R7およびR8が請求項22または23で示した意味を有し、
前記式(I)の製造物が、ラセミ体、エナンチオマーもしくはジアステレオマー異性体型、ならびに前記式(I)の製造物の無機酸および有機酸とのもしくは無機塩基および有機塩基との付加塩であっても良い、請求項29に記載の式(I)の製造物。
【請求項31】
R、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8が前記他の請求項のいずれか1項で示した意味を有し、
R7およびR8の両方が水素を表すことがないとされ、
前記式(I)の製造物が、ラセミ体、エナンチオマーもしくはジアステレオマー異性体型、ならびに前記式(I)の製造物の無機酸および有機酸とのもしくは無機塩基および有機塩基との付加塩であっても良い、前記他の請求項のいずれか1項に記載の式(I)の製造物。
【請求項32】
R、R1、R2、R3、R4、R5およびR6が前記他の請求項のいずれか1項で示した意味を有し、R7およびR8が、R7およびR8のうちのいずれか一方が水素もしくはアルキルを表し、他方が前記他の請求項のいずれか1項で定義のR7およびR8における要素から選択されるものであり、またはR7およびR8が、これらが結合している窒素原子とともに、前記他の請求項のいずれか1項で定義の複素環基を形成しており、
前記式(I)の製造物が、ラセミ体、エナンチオマーもしくはジアステレオマー異性体型、ならびに前記式(I)の製造物の無機酸および有機酸とのもしくは無機塩基および有機塩基との付加塩であっても良い、前記他の請求項のいずれか1項に記載の式(I)の製造物。
【請求項33】
名称が下記:
2−{5,6−ジメトキシ−1−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル]−1H−インドール−3−イル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン、
2−(4−{2−[5,6−ジメトキシ−3−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジ−2−イル)−インドール−1−イル]エチル}ピペラジン−1−イル)エタノール、
2−(1−{2−[5,6−ジメトキシ−3−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジ−2−イル)−インドール−1−イル]エチル}ピペリジ−4−イル)エタノール、
1′−{2−[5,6−ジメトキシ−3−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジ−2−イル)−インドール−1−イル]エチル}−[1,4′]ビピペリジル、
1−{2−[5,6−ジメトキシ−3−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジ−2−イル)インドール−1−イル]エチル}ピペリジ−3−オール、
2−{5,6−ジメトキシ−1−[2−(4−メチルペルヒドロ−1,4−ジアゼピン−1−イル)エチル]−1H−インドール−3−イル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン、
2−[5,6−ジメトキシ−3−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジ−2−イル)インドール−1−イル]−1−(4−ヒドロキシピペリジ−1−イル)エタノン、
2−[5,6−ジメトキシ−3−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジ−2−イル)インドール−1−イル]−1−チアゾリジン−3−イルエタノン、
4−{[5,6−ジメトキシ−3−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジ−2−イル)インドール−1−イル]アセチル}−1−メチルピペラジン−2−オン、
4−クロロ−2−(5,6−ジメトキシ−1−メチル−1H−インドール−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン、
2−(5,6−ジメトキシ−1−メチル−1H−インドール−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−カルボニトリル、
4−クロロ−2−[5,6−ジメトキシ−1−(2−モルホリン−4−イルエチル)−1H−インドール−3−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン、
2−(1−{2−[3−(4−クロロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジ−2−イル)−5,6−ジメトキシインドール−1−イル]エチル}ピペリジ−4−イル)エタノール、
4−クロロ−2−{5,6−ジメトキシ−1−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−エチル]−1H−インドール−3−イル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン、
2−{5,6−ジメトキシ−1−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル]−1H−インドール−3−イル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−カルボニトリル、
2−(5,6−ジメトキシ−1−メチル−1H−インドール−3−イル)−5−フルオロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン、
2−[5,6−ジメトキシ−1−(2−モルホリン−4−イルエチル)−1H−インドール−3−イル]−5−フルオロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン、
2−{5,6−ジメトキシ−1−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル]−1H−インドール−3−イル]−5−フルオロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン、
2−[5−メトキシ−1−メチル−3−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジ−2−イル)−1H−インドール−6−イルオキシ]−1−モルホリン−4−イルエタノン、
2−[5−メトキシ−1−メチル−3−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジ−2−イル)−1H−インドール−6−イルオキシ]−1−(4−メチル[1,4]ジアゼパン−1−イル)エタノン、
2−[5−メトキシ−1−メチル−3−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジ−2−イル)−1H−インドール−6−イルオキシ]−N−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アセト−アミド、
2−[5−メトキシ−1−メチル−3−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジ−2−イル)−1H−インドール−6−イルオキシ]−1−(4−メチルピペラジン−1−イル)エタノン、
1−{4−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチル]ピペラジン−1−イル}−2−[5−メトキシ−1−メチル−3−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジ−2−イル)−1H−インドール−6−イルオキシ]エタノン、
(3aS,6aS)−5−{2−[5−メトキシ−1−メチル−3−(1H−ピロロ[2,3−b]−ピリジ−2−イル)−1H−インドール−6−イルオキシ]アセチル}ヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−1−オン・トリフルオロ酢酸塩、
2−{5−メトキシ−1−メチル−6−[3−(4−メチルペルヒドロ−1,4−ジアゼピン−1−イル)プロポキシ]−1H−インドール−3−イル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン、
4−クロロ−2−{1−メチル−5−メトキシ−6−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]−1H−インドール−3−イル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン、
4−クロロ−2−{1−メチル−5−メトキシ−6−[2−(4−ピペリジルピペリジ−1−イル)エトキシ]−1H−インドール−3−イル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン、
4−クロロ−2−{5−メトキシ−1−メチル−6−[2−(2−ピロリジンエチル−アミノ)エトキシ]−1H−インドール−3−イル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン、
4−クロロ−2−{1−メチル−5−メトキシ−6−[2−(2−ピペリジンエチル−アミノ)エトキシ]−1H−インドール−3−イル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン
のものである前記他の請求項のいずれか1項に記載の式(I)の製造物であって、
前記式(I)の製造物は、ラセミ体、エナンチオマーもしくはジアステレオマー異性体型、ならびに前記式(I)の製造物の無機酸および有機酸とのもしくは無機塩基および有機塩基との付加塩であっても良い製造物。
【請求項34】
名称が下記:
2−{5,6−ジメトキシ−1−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル]−1H−インドール−3−イル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン、
2−(4−{2−[5,6−ジメトキシ−3−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)インドール−1−イル]エチル}ピペラジン−1−イル)エタノール、
2−(1−{2−[5,6−ジメトキシ−3−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)インドール−1−イル]エチル}ピペリジン−4−イル)エタノール、
1′−{2−[5,6−ジメトキシ−3−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)インドール−1−イル]エチル}−[1,4′]ビピペリジニル、
1−{2−[5,6−ジメトキシ−3−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−インドール−1−イル]エチル}ピペリジン−3−オール、
2−{5,6−ジメトキシ−1−[2−(4−メチルペルヒドロ−1,4−ジアゼピン−1−イル)エチル]−1H−インドール−3−イル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン、
2−[5,6−ジメトキシ−3−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)インドール−1−イル]−1−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)エタノン、
2−[5,6−ジメトキシ−3−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)インドール−1−イル]−1−チアゾリジン−3−イルエタノン、
4−{[5,6−ジメトキシ−3−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)インドール−1−イル]アセチル}−1−メチルピペラジン−2−オン、
4−クロロ−2−(5,6−ジメトキシ−1−メチル−1H−インドール−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン、
2−(5,6−ジメトキシ−1−メチル−1H−インドール−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−カルボニトリル、
4−クロロ−2−[5,6−ジメトキシ−1−(2−モルホリン−4−イルエチル)−1H−インドール−3−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン、
2−(1−{2−[3−(4−クロロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−5,6−ジメトキシインドール−1−イル]エチル}ピペリジン−4−イル)エタノール、
4−クロロ−2−{5,6−ジメトキシ−1−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル]−1H−インドール−3−イル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン、
2−{5,6−ジメトキシ−1−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル]−1H−インドール−3−イル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−カルボニトリル、
2−(5,6−ジメトキシ−1−メチル−1H−インドール−3−イル)−5−フルオロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン、
2−[5,6−ジメトキシ−1−[2−モルホリン−4−イルエチル)−1H−インドール−3−イル]−5−フルオロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン、
2−{5,6−ジメトキシ−1−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル]−1H−インドール−3−イル}−5−フルオロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン、
2−[5−メトキシ−1−メチル−3−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1H−インドール−6−イルオキシ]−1−モルホリン−4−イルエタノン、
2−[5−メトキシ−1−メチル−3−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1H−インドール−6−イルオキシ]−1−(4−メチル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)エタノン、
2−[5−メトキシ−1−メチル−3−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1H−インドール−6−イルオキシ]−N−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アセトアミド、
2−[5−メトキシ−1−メチル−3−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1H−インドール−6−イルオキシ]−1−(4−メチルピペラジン−1−イル)エタノン、
1−{4−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチル]ピペラジン−1−イル}−2−[5−メトキシ−1−メチル−3−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1H−インドール−6−イルオキシ]エタノン、
(3aS,6aS)−5−{2−[5−メトキシ−1−メチル−3−(1H−ピロロ−[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1H−インドール−6−イルオキシ]アセチル}ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−1−オン・トリフルオロ酢酸塩
2−{5−メトキシ−1−メチル−6−[3−(4−メチルペルヒドロ−1,4−ジアゼピン−1−イル)プロポキシ]−1H−インドール−3−イル}−1H−ピロロ−[2,3−b]ピリジン、
4−クロロ−2−{1−メチル−5−メトキシ−6−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ−1H−インドール−3−イル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン、
4−クロロ−2−{1−メチル−5−メトキシ−6−[2−(4−ピペリジル−ピペリジン−1−イル)エトキシ−1H−インドール−3−イル}−1H−ピロロ[2,3−b]−ピリジン、
4−クロロ−2−{5−メトキシ−1−メチル−6−[2−(2−ピロリジンエチル−アミノ)エトキシ]−1H−インドール−3−イル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン、
4−クロロ−2−{1−メチル−5−メトキシ−6−[2−(2−ピペリジンエチルアミノ)エトキシ−1H−インドール−3−イル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン
のものである前記他の請求項のいずれか1項に記載の式(I)の製造物であって、
前記式(I)の製造物は、ラセミ体、エナンチオマーもしくはジアステレオマー異性体型、ならびに前記式(I)の製造物の無機酸および有機酸とのもしくは無機塩基および有機塩基との付加塩であっても良い製造物。
【請求項35】
式(I)の製造物が、ラセミ体、エナンチオマーもしくはジアステレオマー異性体型、および前記式(I)の製造物の無機酸および有機酸とのまたは無機塩基および有機塩基との製薬上許容される付加塩であっても良い、医薬品としての請求項1〜32のいずれか1項に記載の式(I)の製造物および該製造物のプロドラッグ。
【請求項36】
式(I)の製造物が、ラセミ体、エナンチオマーもしくはジアステレオマー異性体型、および前記式(I)の製造物の無機酸および有機酸とのまたは無機塩基および有機塩基との製薬上許容される付加塩であっても良い、医薬品としての請求項33および34に記載の式(I)の製造物および該製造物のプロドラッグ。
【請求項37】
少なくとも1種類の請求項35および36に記載の医薬品を活性成分として含む医薬組成物。
【請求項38】
少なくとも1種類の請求項36に記載の医薬品を活性成分として含む医薬組成物。
【請求項39】
前記活性成分に加えて、癌に対する化学療法用の他の医薬品を含む前記他の請求項のいずれか1項に記載の医薬組成物。
【請求項40】
特に癌の化学療法用の医薬品として使用される前記他の請求項のいずれか1項に記載の医薬組成物。
【請求項41】
タンパク質キナーゼ類の、特にタンパク質キナーゼの活性を阻害するための医薬品を製造する上での、前記他の請求項のいずれか1項に記載の式(I)の製造物または前記式(I)の製造物の製薬上許容される塩の使用。
【請求項42】
前記タンパク質キナーゼがチロシンタンパク質キナーゼである先行する請求項のいずれか1項に記載の式(I)の製造物または前記式(I)の製造物の製薬上許容される塩の使用。
【請求項43】
前記タンパク質キナーゼが、IGF1、Raf、EGF、PDGF、VEGF、Tie2、KDR、Flt1−3、FAK、Src、Abl、cKit、cdk1−9、Aurora1−2、cdc7、Akt、Pdk、S6K、Jnk、IR、FLK−1、FGFR1、FGFR2、FGFR3、FGFR4、FGFR5、PLKおよびPyk2の群から選択される前記他の請求項のいずれか1項に記載の式(I)の製造物または前記式(I)の製造物の製薬上許容される塩の使用。
【請求項44】
前記タンパク質キナーゼが、より詳細にはIGF1、cdc7、Aurora1−2、Src、Jnk、FAK、KDR、IRおよびTie2の群から選択される前記他の請求項のいずれか1項に記載の式(I)の製造物または前記式(I)の製造物の製薬上許容される塩の使用。
【請求項45】
前記タンパク質キナーゼがIGF1Rである前記他の請求項のいずれか1項に記載の式(I)の製造物または前記式(I)の製造物の製薬上許容される塩の使用。
【請求項46】
前記タンパク質キナーゼが細胞培養物中のものである前記他の請求項のいずれか1項に記載の式(I)の製造物または前記式(I)の製造物の製薬上許容される塩の使用。
【請求項47】
前記タンパク質キナーゼが哺乳動物におけるものである前記他の請求項のいずれか1項に記載の式(I)の製造物または前記式(I)の製造物の製薬上許容される塩の使用。
【請求項48】
タンパク質キナーゼの活性の障害を特徴とする疾患の予防もしくは治療のための医薬品を製造する上での、前記他の請求項のいずれか1項に記載の式(I)の製造物または前記式(I)の製造物の製薬上許容される塩の使用。
【請求項49】
前記予防もしくは治療対象の疾患が哺乳動物におけるものである請求項48に記載の式(I)の製造物の使用。
【請求項50】
血管増殖障害、線維性障害、メサンギウム細胞増殖障害、代謝障害、アレルギー、喘息、血栓症、神経系疾患、網膜症、乾癬、関節リウマチ、糖尿病、筋肉変性、腫瘍性疾患および癌の群に属する疾患の予防もしくは治療のための医薬品を製造する上での、前記他の請求項のいずれか1項に記載の式(I)の製造物または前記式(I)の製造物の製薬上許容される塩の使用。
【請求項51】
腫瘍性疾患の治療のための医薬品を製造する上での、前記他の請求項のいずれか1項に記載の式(I)の製造物または前記式(I)の製造物の製薬上許容される塩の使用。
【請求項52】
癌の治療のための医薬品を製造する上での、前記他の請求項のいずれか1項に記載の式(I)の製造物または前記式(I)の製造物の製薬上許容される塩の使用。
【請求項53】
前記治療対象疾患が固形腫瘍癌である請求項52に記載の式(I)の製造物の使用。
【請求項54】
前記治療対象疾患が細胞毒性薬に対して耐性である癌である請求項53に記載の式(I)の製造物の使用。
【請求項55】
乳癌、胃癌、大腸癌、肺癌、卵巣癌、子宮癌、脳腫瘍、腎臓癌、喉頭癌、リンパ系の癌、甲状腺癌、泌尿生殖器癌、膀胱および前立腺を含む管の癌、骨肉腫、膵臓癌およびメラノーマを含む癌を治療するための医薬品を製造する上での、前記他の請求項のいずれか1項に記載の式(I)の製造物または前記式(I)の製造物の製薬上許容される塩の使用。
【請求項56】
前記治療対象疾患が乳癌、大腸癌または肺癌である請求項55に記載の式(I)の製造物の使用。
【請求項57】
癌の化学療法用の医薬品を製造する上での、前記他の請求項のいずれか1項に記載の式(I)の製造物または前記式(I)の製造物の製薬上許容される塩の使用。
【請求項58】
単独または併用で用いられる癌化学療法用の医薬品を製造する上での、前記他の請求項のいずれか1項に記載の式(I)の製造物または前記式(I)の製造物の製薬上許容される塩の使用。
【請求項59】
単独または化学療法もしくは放射線療法との併用、あるいは他の治療薬との併用で用いるための医薬品を製造する上での、前記他の請求項のいずれか1項に記載の式(I)の製造物または前記式(I)の製造物の製薬上許容される塩の使用。
【請求項60】
前記治療薬が一般に用いられる抗腫瘍薬であることができる請求項59に記載の式(I)の製造物の使用。
【請求項61】
式(I)の製造物が、ラセミ体、エナンチオマーもしくはジアステレオマー異性体型、および前記式(I)の製造物の無機酸および有機酸とのまたは無機塩基および有機塩基との製薬上許容される付加塩であっても良い、タンパク質キナーゼ阻害薬としての前記他の請求項のいずれか1項に記載の式(I)の製造物および該製造物のプロドラッグ。
【請求項62】
IGF1R阻害薬としての前記他の請求項のいずれか1項に記載の式(I)の製造物。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2007−530645(P2007−530645A)
【公表日】平成19年11月1日(2007.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−505596(P2007−505596)
【出願日】平成17年3月30日(2005.3.30)
【国際出願番号】PCT/FR2005/000773
【国際公開番号】WO2005/095399
【国際公開日】平成17年10月13日(2005.10.13)
【出願人】(500152119)アバンテイス・フアルマ・エス・アー (65)
【Fターム(参考)】