説明

新規な濃縮逆相ラテックス、その製造方法および産業におけるその使用

【課題】少なくとも50重量%のポリマーおよび5重量%未満の水を含む濃縮逆相ラテックスを開発すること。
【解決手段】a)50〜80重量%の少なくとも1種の直鎖、分枝鎖または架橋された有機ポリマー(P)、b)5〜10重量%の油中水(W/O)型の乳化系(S1)、c)5〜45重量%の少なくとも1種のオイルおよびd)0〜5重量%の水を含む逆相ラテックス組成物、また、その製造方法および使用。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本特許出願は、増粘用油中水型逆相ラテックス、その製造方法、および工業製品における、皮膚および毛髪のためのケア製品におけるまたは化粧料製剤、皮膚薬学的製剤、もしくは薬学的製剤の製造のための増粘剤および/または乳化剤としてのその利用に関する。
【背景技術】
【0002】
部分的にまたは完全に塩とされた2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸(2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、ATBSまたはAMPSとしても知られる)のポリマーの逆相ラテックスおよび化粧料および/または薬学品におけるその使用は、多数の特許出願の主題を構成してきた。しかしながら、多量の水および油の存在は、体積、経費および時には増加した危険および/または毒性効果の点で少なからぬ欠点を示す。
【0003】
したがって、例えば多かれ少なかれ多量の水と油を除去するために反応媒体を重合の終わりに真空蒸留工程に供することにより、最終的なラテックス中のポリマーの濃度を増加させるために解決策が開発されてきた。しかしながら、この蒸留は、逆相ラテックスを不安定化させることがあるので実施に問題があり、その不安定化は安定化剤を事前に添加することにより対処しなければならない。特許文献1および特許文献2および特許文献3は、安定化性ポリマーのそのような使用を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】欧州特許出願EP0161038
【特許文献2】EP0126528
【特許文献3】英国特許出願GB1482515
【発明の概要】
【0005】
しかしながら、それらは環境上の問題を引き起こすアルコールまたはグリコールを含む。さらに、反応媒体はときに蒸留工程の間に硬化して固体となり、この現象は実際にはこれまで説明されてきたことが無く、逆相ラテックスのそのバッチの損失と、労力を要し、高価な反応器の洗浄という結果をもたらす。最後に、蒸留が正しく行われるときでさえ、得られる逆相ラテックスは反転させることがしばしば困難であり、それらは高い粘度を有し、ときには内部にマイクロゲルが現れる。したがって、それらの欠点は、ラテックスが化粧料組成物および/または繊維印刷組成物の製造に用いられることを妨げる。
【0006】
以上の理由から、本出願人は、以上の欠点の存在しない、少なくとも50重量%のポリマーおよび5重量%未満の水を含む濃縮逆相ラテックスを開発するために努力した。
【0007】
第1の側面によれば、本発明の主題は、
a)50重量%〜80重量%の少なくとも1種の直鎖、分枝鎖または架橋された有機ポリマー(P)、
b)5重量%〜10重量%の油中水(W/O)型の乳化系(S1 )、
c)5重量%〜45重量%の少なくとも1種のオイル、および
d)0重量%〜5重量%の水
を含む逆相ラテックスの形態にある組成物である。
【0008】
本発明の主題である組成物中に存在するポリマー(P)は、ホモポリマー、または複数の異なるタイプのモノマーから形成されるポリマーであり得る。それは、主として、コポリマー、ターポリマーまたはテトラポリマーである。
【0009】
上で規定した組成物は、単一のポリマー(P)かまたは異なるポリマー(P)のブレンドのいずれかを含む。
【0010】
本発明の第1の具体的な側面によれば、ポリマー(P)は、
− 部分的にまたは完全に塩とされた強酸官能基を有するモノマーか、または部分的にまたは完全に塩とされた弱酸官能基を有するモノマーか、またはカチオン性モノマーかのいずれか1つから選択されたモノマーのホモポリマーであるか、または
− モノマーのそれぞれが互いに独立に、部分的にまたは完全に塩とされた強酸官能基を有するモノマーか、または部分的にまたは完全に塩とされた弱酸官能基を有するモノマーか、または中性モノマーか、またはカチオン性モノマーかのいずれか1つから選択されるコポリマーであるか、または
− モノマーのそれぞれが互いに独立に部分的にまたは完全に塩とされた強酸官能基を有するモノマーか、または部分的にまたは完全に塩とされた弱酸官能基を有するモノマーか、または中性モノマーか、またはカチオン性モノマーかのいずれか1つから選択されるターポリマーであるか、または
− モノマーのそれぞれが互いに独立に部分的にまたは完全に塩とされた強酸官能基を有するモノマーか、または部分的にまたは完全に塩とされた弱酸官能基を有するモノマーか、または中性モノマーか、またはカチオン性モノマーかのいずれか1つから選択されるテトラポリマーであるか
のいずれかである。
【0011】
上に規定した組成物において、油中水(W/O)型の乳化系(S1 )は、単一の界面活性剤または界面活性剤の混合物のいずれかで構成され、但し、この混合物は、油中水型エマルジョンを生成させるために十分に低いHLB値を有するものである。油中水型の乳化剤の例には、名称モンテーン(Montane)(登録商標)80の下でセピック(Seppic)により販売されているもののようなソルビタンオレエート、名称モンテーン(登録商標)70の下でセピックにより販売されているもののようなソルビタンイソステアレートまたは名称モンテーン(登録商標)83の下でセピックにより販売されているもののようなソルビタンセスキオレエートのようなソルビタンエステルが含まれる。油中水型の追加の乳化剤は、例えば、名称モンタノックス(Montanox)(登録商標)81の下でセピックにより販売されるもののようなペンタエトキシル化ソルビタンモノオレエート、または名称モンタノックス(登録商標)71の下でセピックにより販売されるもののようなペンタエトキシル化ソルビタンイソステアレートのようないくつかのポリエトキシル化ソルビタンエステルである。油中水型のさらなる乳化剤は、名称サイマルゾル(Simulsol)(登録商標)OC72の下でセピックにより販売されているようなジエトキシル化オレオセチルアルコール、名称ブレンマー(Blemmer)(登録商標)ALE200の下で販売されるもののようなテトラエトキシル化ラウリルアクリレート、またはユニケマ(Unichema)により販売されるハイパーマー(Hypermer)(登録商標)2296のようなポリ(イソブテニルコハク酸)またはその無水物とポリエチレングリコールとの間の縮合から製造される1000ないし3000の分子量を有するポリエステルまたは最後に、ユニケマにより販売されるハイパーマー(登録商標)B246またはセピックにより販売されるサイマライン(Simaline)(登録商標)IE200のような2500ないし3500の分子量を有するブロックコポリマーである。
【0012】
(P)について、「分枝ポリマー」と言う用語は、ポリマーが水に溶けているとき低い勾配できわめて高い粘度をもたらす高度に交絡した状態を得るような側鎖を有する非直鎖のポリマーを表す。
【0013】
(P)について、「架橋ポリマー」と言う用語は、水に不溶性であるが、水中で膨潤性であり、したがって化学的なゲルの獲得をもたらす3次元網状構造の形態で存在する非直鎖のポリマーを表す。
【0014】
本発明による組成物は、直鎖の単位、架橋した単位および/または分枝した単位を含み得る。
【0015】
ポリマー(P)が架橋されるとき、より具体的には、用いられているモノマーについて表現して、0.005%〜1%、好ましくは0.01%〜0.2%、特に0.01%〜0.1%のモル比のジエチレンまたはポリエチレン化合物で架橋される。好ましくは、架橋剤および/または分枝化剤は、エチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、ジアリルオキシ酢酸ナトリウム、エチレングリコールジアクリレート、ジアリル尿素、トリアリルアミン、トリメチロールプロパントリアクリレートまたはメチレンビス(アクリルアミド)から選択される。
【0016】
強酸官能基を含むモノマーの強酸官能基は、特に、スルホン酸官能基またはホスホン酸官能基である。該モノマーは、例えば、部分的にまたは完全に塩とされたスチレンスルホン酸、または好ましくは、部分的にまたは完全に塩とされた2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸(2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸としても知られる)である。
【0017】
弱酸官能基を含むモノマーの弱酸官能基は、特に、部分的に塩とされたカルボン酸官能基である。該モノマーは、例えば、部分的にまたは完全に塩とされたアクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸または3−メチル−3−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]ブタン酸であり得る。
【0018】
中性モノマーは、特に、アクリルアミド、メタクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、ジメチルアクリルアミド、N−イソプロピルアクリルアミド、N−[2−ヒドロキシ−1,1−ビス(ヒドロキシメチル)エチル]プロペンアミド[またはトリス(ヒドロキシメチル)アクリルアミドメタンまたはN−[トリス(ヒドロキシメチル)メチル]アクリルアミド、これはまたTHAMとしても知られる]、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2,3−ジヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2,3−ジヒドロキシプロピルメタクリレート、これらのエステルのそれぞれの400ないし1000の分子量を有するエトキシル化誘導体、またはビニルピロリドンから選択される。
【0019】
カチオン性モノマーは、特に、第4級アンモニウム誘導体から選択される。該モノマーは、例えば、2,N,N,N−テトラメチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]プロパンアンモニウム、2,N,N−トリメチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]プロパンアンモニウム、N,N,N−トリメチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)オキシ]エタンアンモニウム、N,N,N−トリメチル−3−[(1−オキソ−2−プロペニル)オキシ]プロパンアンモニウム、N,N,N−トリメチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]プロパンアンモニウムまたはジアリルジメチルアンモニウム塩であり得る。「塩」と言う用語は、より具体的に、前記アンモニウム塩の塩化物、臭化物またはヨウ化物を意味するものと理解される。
【0020】
強酸官能基を含むモノマーまたは弱酸官能基を含むモノマーについては、「塩とされた」と言う用語は、ナトリウムもしくはカリウム塩のようなアルカリ金属塩またはアンモニウム塩もしくはモノエタノールアミン(HO−CH2 −CH2 −NH4 + )塩のような窒素系塩基の塩を意味する。
【0021】
本発明の第2の具体的な側面によれば、ポリマー(P)は、 − ナトリウム塩またはアンモニウム塩の形態に部分的に塩とされたアクリル酸と、アクリルアミドとの架橋されたコポリマー、
− ナトリウム塩の形態に部分的に塩とされた2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸と、アクリルアミドとの架橋されたコポリマー、
− ナトリウム塩の形態に部分的に塩とされた2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸と、アクリル酸の架橋されたコポリマー、
− ナトリウム塩の形態に部分的に塩とされた2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸と、2−ヒドロキシエチルアクリレートとの架橋されたコポリマー、
− アクリルアミドと、N,N,N−トリメチル−3−(1−オキソ−2−プロペニル)プロパンアンモニウムとの架橋されたコポリマー、
− ナトリウム塩の形態に部分的に塩とされた2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸の架橋されたホモポリマー、
− アンモニウム塩またはモノエタノールアミン塩の形態に部分的に塩とされたアクリル酸の架橋されたホモポリマー、
− アクリルアミド、N,N,N−トリメチル−3−(1−オキソ−2−プロペニル)プロパンアンモニウムおよび[トリス(ヒドロキシメチル)アミノメチル]アクリルアミドのターポリマー、
− アクリルアミド、ナトリウム塩の形態に部分的に塩とされた2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸およびアクリル酸の架橋されたターポリマー、
− ナトリウム塩の形態に部分的に塩とされた2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸、アクリルアミドおよびビニルピロリドンのターポリマー
から選択される。
【0022】
本発明の第3の具体的な形態によれば、上記組成物は、少なくとも60重量%の、および70重量%以下のポリマー(P)を含む。
【0023】
本発明の第4の具体的な形態によれば、上記組成物は、さらに、水中油(O/W)型の乳化系(S2 )を組成物の5%まで含む。
【0024】
「水中油型の乳化剤」と言う用語は、例えば、名称モンタノックス(登録商標)80の下でセピックにより販売される20molのエチレンオキサイドによりポリエトキシル化されたソルビタンオレエート、名称モンタノックス(登録商標)20の下でセピックにより販売される20molのエチレンオキサイドによりポリエトキシル化されたソルビタンラウレートのようなエトキシル化ソルビタンエステル、名称サイマルゾル(登録商標)OL50の下で販売される40molのエチレンオキサイドによりポリエトキシル化されたひまし油、名称サイマルゾル(登録商標)OC710の下でセピックにより販売されるデカエトキシル化オレオデシルアルコール、名称サイマルゾル(登録商標)P7の下で販売されるヘプタエトキシル化ラウリルアルコール、名称シンペロニック(Synperonic)(登録商標)NP−10の下で販売されるデカエトキシル化ノニルフェノールまたは名称G−1086およびG−1096の下でアトラスにより販売されるポリエトキシル化ソルビタンヘキサオレエートのような水中油型エマルジョンを提供するのに十分に高いHLB値を有する乳化剤を表す。
【0025】
本発明の主題である組成物において、油相は、例えばエクソン・ケミカルにより販売されるマルコール(Marcol)(登録商標)52のような、パラフィン、イソパラフィンまたはシクロパラフィンのような飽和炭化水素を含み、周囲温度で0.7〜0.9の密度およびほぼ250℃を超える沸点を示す市販の鉱油か、または植物起源のスクアランのような植物油か、または水素化されたポリイソブテンまたは水素化されたポリデセンのような合成油か、またはそれらの油の複数の混合物で構成される。マルコール(登録商標)52は、フランス薬局方の液体パラフィンの定義に対応する市販の油である。それは、FDA21CFR172.878およびCFR178.3620(a)規則による白色鉱油であり、米国薬局方US XXIII(1995)および欧州薬局方(1993)に含まれている。本発明による組成物はまた、錯化剤、連鎖移動剤または連鎖制限剤のようなさまざまの添加剤も含み得る。
【0026】
本発明の別の側面によれば、本発明の主題は、上記組成物の製造方法であって、
a)モノマーおよび任意の親水性添加剤を含む水相(A)を、界面活性剤系(S1 )、最終組成物に存在することが意図されるオイルと揮発性油で構成される混合物および任意の疎水性添加剤を含む有機相(O)の中に乳化させ、
b)フリーラジカルの開始剤を、a)で形成されたエマルジョンに導入することにより重合反応を開始させ、次いで、反応を生じさせ、
c)工程b)に由来する反応媒体を、前記揮発性油が完全に除去されるまで蒸留により濃縮する
ことを特徴とする製造方法である。
【0027】
上記の方法の実施に適切な揮発性油は、例えば、名称アイソパー(Isopar)(登録商標)G、アイソパー(登録商標)L、アイソパー(登録商標)Hまたはアイソパー(登録商標)Jの下で販売されているような8個〜11個の炭素原子を含む軽質イソパラフィンである。
【0028】
上記方法の好ましい実施によれば、重合反応は、10℃以下の温度でクメンヒドロペルオキシド/メタ重亜硫酸ナトリウムの組み合わせのような酸化/還元対により開始され、次いで、40℃以上の温度、特に50℃以上の温度まで準断熱的に、または温度変化を制御することにより、行われる。
【0029】
段階c)が完了するとき、所望であれば、水中油型の1以上の乳化剤を50℃未満の温度で導入する。
【0030】
本発明の別の主題は、化粧料組成物、皮膚薬学的組成物または薬学的局所組成物を調製する上での上記組成物の使用である。
【0031】
ヒトまたは動物の皮膚または粘膜に適用されることが意図される本発明による局所用組成物は、少なくとも1つの水相および少なくとも1つの油相を含む局所用エマルジョンからなり得る。この局所用エマルジョンは、水中油型のものであり得る。特に、この局所用エマルジョンは、乳液または流体ゲルのような流体エマルジョンからなり得る。局所用エマルジョンの油相は、1以上のオイルの混合物からなり得る。
【0032】
本発明による局所用組成物は、化粧目的の使用を意図し得るし、または皮膚および粘膜の疾患の治療を意図する医薬を製造するために用いられ得る。後者の場合には、そのとき局所用組成物は、例えば、抗炎症剤、筋肉弛緩剤、抗菌剤または抗細菌剤からなり得る活性成分を含む。
【0033】
局所用組成物が皮膚または粘膜に付与されることが意図される化粧料組成物として用いられるとき、それは、例えば、保湿剤、日焼け剤、日焼け止め、しわ取り剤、痩身目的の薬剤、フリーラジカル消失剤、にきび防止剤または抗菌剤のような活性成分を含んでいても、いなくてもよい。
【0034】
本発明による局所用組成物は、通常、0.1%〜10重量%の上記増粘剤を含む。局所用組成物のpHは、好ましくは5以上である。
【0035】
局所用組成物は、さらに、例えば、香料、保存料、着色料、エモリエント剤または界面活性剤のような、このタイプの組成物の中に通常存在する化合物を含む。
【0036】
さらに別の側面によれば、本発明は、少なくとも1つの水相を含む局所用組成物を増粘し、乳化するための上述の本発明による新規な増粘剤の使用に関する。
【0037】
本発明による組成物は、本出願人会社により名称セピゲル(Sepigel)(登録商標)305、セピゲル(登録商標)501、サイマルゲル(Simulgel)(登録商標)EG、サイマルゲル(登録商標)NSまたはサイマルゲル(登録商標)600の下で販売されるものに対する有益な代替物である。該組成物はまた、乳液、ローション、クリーム、塩、入浴液、バーム、シャンプーまたはコンディショナーのような組成物の製造に用いられる他の成分ときわめて相容性が高いからである。本組成物は、また、セピゲルまたはサイマルゲル製品とともに用いられ得る。
【0038】
本組成物は、国際公開WO92/06778、WO95/04592、WO95/13863、WO96/37285、WO98/22207またはWO98/47610においてまたはFR2734496に開示され、特許請求されている濃縮物と、またWO93/08204に開示されている界面活性剤と特に相容性がある。
【0039】
本組成物は、モンタノフ(Montanov)(登録商標)68、モンタノフ(登録商標)82、モンタノフ(登録商標)202またはセピパール(Sepiperl)(登録商標)Nと相容性である。それはまた、EP0629396に開示され、特許請求されているタイプのエマルジョンにおいて、そして、例えば、WO93/05762またはWO93/21316に開示されているものから選択される有機ポリシロキサン化合物と化粧品学的にまたは生理学的に許容可能である水性分散液においても用いられ得る。
【0040】
本組成物はまた、WO93/07856に開示されているもののような酸性pHで化粧品学的または生理学的に許容可能な水性ゲルを形成するためにも用いられ得る。それはまた、例えばEP0684024に開示されているもののようなスタイリングジェルを形成するためのノニオン性セルロースまたはEP0603019に開示されているもののような毛髪または皮膚の処理のための組成物を形成するための脂肪酸と糖とのエステルまたはWO92/21316に開示され特許請求されているようなシャンプーまたはコンディショナーまたはDE19523596に開示されているもののような毛髪処理製品を形成するためのカーボポール(Carbopol)(登録商標)のようなアニオン性ホモポリマーまたは他の増粘用ポリマーと組み合わせて用いられ得る。
【0041】
本発明による組成物はまた、例えば、ジヒドロキシアセトン(DHA)のような日焼け剤、またはにきび止めのような活性成分とも相容性がある。したがってそれらは、EP0715845、EP0604249、EP0576188、またはWO93/07902において特許請求されているもののような日焼け用組成物に導入され得る。
【0042】
本組成物はまた、WO92/21318、WO94/27561またはWO98/09611において開示され、特許請求されているもののような特に感受性の高い皮膚のための鎮静用組成物において用いられることが可能であるアミノ酸のN−アシル化誘導体とも相容性である。
【0043】
上記組成物が毛髪の処理を意図するものであるとき、それは、より具体的には、本発明の主題であるカチオン性ポリマーの逆相ラテックスを含む。
【0044】
上記組成物が、皮膚および/または粘膜の処理を意図するものであるとき、それは、より具体的には、本発明の主題であるアニオン性ポリマーの逆相ラテックスを含む。
【0045】
本発明の主題である逆相ラテックスは、繊維製品プリント用ペーストのための増粘剤として用いられ得る。
【0046】
以下の例の目的は、本発明を例示することである。
【0047】
例1:AM/APTAC/THAMターポリマー(モノマーのモル比:73/20/7)の逆相ラテックス(カチオン性増粘剤−組成物1)
a)以下のものを、攪拌しながら、第1のビーカーに連続的に導入する。
− 388.8gの市販の50重量%アクリルアミド(AM)溶液、
− 206.5gの市販の75%N,N,N−トリメチル−3−[(1−オキソ−2−プロペニル)プロパンアンモニウム]クロリド(APTAC)溶液、
− 46gの[トリス(ヒドロキシメチル)アミノメチル]アクリルアミド(THAM)、
− 0.56gの市販の40%ジエチレントリアミンペンタ酢酸ナトリウム溶液、および
− 813.8gの総重量をもたらすための脱イオン水、
−pHを5に調節する。
【0048】
b)有機相を、
− 137.5gのマルコール(登録商標)52、
− 186.3gのアイソパー(登録商標)G、
− 25gのモンテーン(登録商標)70(ソルビタンイソステアレート)、
− 6.2gのハイパーマー(登録商標)2296、
− 6.0gのサイマライン(登録商標)IE200、
− 6.2gのテトラエトキシル化ラウリルアクリレート、
− 125gのアゾビス(イソブチロニトリル)(AIBN)
を混合することにより第2のビーカー中で調製する。
【0049】
c)続いて、2つの相を攪拌して混合し、微細なエマルジョンを作り出すために強い機械的攪拌に供する。ついで、このエマルジョンを反応器の中に入れ、窒素を、溶解している酸素を除去するために反応器の中に散布する。
【0050】
d)ほぼ8℃に冷却した後、酸化/還元対:クメンヒドロペルオキシド/メタ重亜硫酸ナトリウムを用いて重合反応を開始させる。
【0051】
e)重合反応が完了したら、アイソパー(登録商標)Gおよび実質的にすべての水を真空蒸留により除去する。
【0052】
f)5%のモンタノックス(登録商標)20の導入後、ほぼ63%のポリマーを含むカチオン性増粘用逆相ラテックスが得られる。得られた生成物には粒子とマイクロゲルが存在しない。それは、あまり粘性は無く、強い増粘性を有し、容易に相反転する。その水の含有量は、カール−フィッシャー滴定測定により測定して、3重量%である。
【表1】

【0053】
例2:MBAと架橋したAM/ATBSコポリマー(モル比:70/30)の逆相ラテックス(アニオン性増粘剤−組成物2)
a)以下のものを、攪拌しながら、第1の反応器に連続的に導入する。
− 245kgの市販の50重量%のアクリルアミド(AM)溶液、
− 308.1kgの55%の2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(ATBS)のナトリウム塩を含む市販溶液、
− 0.066kgのメチレンビス(アクリルアミド)(MBA)、
− 0.37kgの市販の40%ジエチレントリアミン五酢酸ナトリウム溶液、
−pHを、粉末2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸を用いて5.0に調節する、
−脱イオン水を加えて、総重量を564.3kgにする。
【0054】
b)有機相を、
− 107.6kgのポリイソブテン、
− 74.5kgのアイソパー(登録商標)G、
− 14.1kgのモンテーン(登録商標)70、
− 2.5kgのハイパーマー(登録商標)2296、
− 4.1kgのサイマライン(登録商標)IE200
を混合することにより第2の反応器中で調製する。
【0055】
c)次いで、水相を、攪拌しながら、有機相に導入し、次いで、こうして得られたプレエマルジョンを、窒素を散布しながら、微細なエマルジョンを作るためにシルバーソン(Silverson)タイプのタービンミキサーを用いて強力な機械的攪拌に供する。
【0056】
d)ほぼ8℃に冷却した後、酸化/還元対:過硫酸アンモニウム/メタ重亜硫酸ナトリウムを用いて重合反応を開始させる。
【0057】
e)重合反応が完了したら、アイソパー(登録商標)Gおよび実質的にすべての水を真空蒸留により除去する。
【0058】
f)5%のモンタノックス(登録商標)20の導入後、ほぼ63%のポリマーを含むアニオン性増粘用逆相ラテックスが得られる。得られる製品は、あまり粘性は無く、強い増粘性をもたらし、容易に相反転する。水の含有量は、カール−フィッシャー滴定測定により測定して、3重量%である。
【表2】

【0059】
例3:AM/AAコポリマー(モル比:25/75)の逆相ラテックス(アニオン性増粘剤−組成物3)
a)−以下のものを、攪拌しながら、第1のビーカーに連続的に導入する。
− 106.5gの市販の50(重量)%アクリルアミド(AM)溶液、
− 162.0gの氷アクリル酸(AA)、
− 98.1gの29.3重量%のアンモニア水溶液、
− 277gのメチレンビス(アクリルアミド)(MBA)、
− 0.45gの市販の40%ジエチレントリアミン五酢酸ナトリウム溶液、
− 脱イオン水、全体で680gまで。
【0060】
b)−有機相を、
− 121gのマルコール(登録商標)52、
− 99gのアイソパー(登録商標)G、
− 17gのモンテーン(登録商標)70、
− 3kgのハイパーマー(登録商標)2296、
− 5gのサイマライン(登録商標)IE200、
− 0.1gのAIBN
を混合することにより第2のビーカー中で調製する。
【0061】
c)次いで、水相を、攪拌しながら、有機相に導入し、ついで、こうして得られたプレエマルジョンを、窒素を散布しながら、微細なエマルジョンを作るためにシルバーソンタイプのタービンミキサーを用いて強い機械的攪拌に供する。
【0062】
d)ほぼ8℃に冷却した後、重合反応を、酸化/還元対:クメンハイドロペルオキシド/メタ重亜硫酸ナトリウムを用いて開始させる。
【0063】
e)重合反応が完了したら、アイソパー(登録商標)Gおよび実質的にすべての水を真空蒸留により除去する。
【0064】
f)5%のモンタノックス(登録商標)20の導入後、ほぼ63%のポリマーを含むアニオン性増粘性逆相ラテックスが得られる。得られた製品は、あまり粘度は無く、強い増粘性を有し、容易に相反転する。水分含有量は、カール−フィッシャー滴定測定により測定して、2.5重量%である。
【0065】
粘度測定(ブルックフィールドRVT粘度計)
A − 得られた濃縮逆相ラテックス2重量%を含む水溶液、および逆相ラテックス2重量%と塩化ナトリウム0.1重量%を含む水溶液の粘度を測定する。
【表3】

【0066】
B − 濃縮されていない逆相ラテックスを、同じ量の成分を用いて、この例に記載されている方法の段階a)〜d)を実施することにより調製する。
【0067】
工程d)の終わりに、5%のモンタノックス(登録商標)20を加え、28%のポリマーを含む逆相ラテックス(組成物III)を得る。
【0068】
以下の溶液の粘度を測定する。
【0069】
水中2%の組成物T:溶液S1
2%の組成物T+0.1重量%のNaCl:S2
水中1%の組成物3:溶液S3
水中1%の組成物3+0.1重量%のNaCl:溶液S4
【0070】
以下の結果が得られる。
【表4】

【0071】
塩を含む溶液(S2 )および(S4 )の結果の比較は、濃縮された逆相ラテックスは、等しい濃度のポリマーについて通常技術の逆相ラテックスよりも塩に対して良好に挙動することを明らかにする。
【0072】
例4:AM/ATBS/AAターポリマー(モル比:65/30/)の逆相ラテックス(アニオン性増粘剤−組成物4)
a)以下のものを、攪拌しながら、第1の反応器に連続的に導入する。
【0073】
− 227.5kgの市販の50(重量)%のアクリルアミド(AM)溶液
− 55%の2−アクリルアミド−2−メチル−プロパンスルホン酸(ATBS)のナトリウム塩を含む308.1kgの市販溶液
− 8.8kgのアクリル酸(AA)
− 0.066kgのメチレンビス(アクリルアミド)(MBA)
− 0.37kgの市販の40%ジエチレントリアミン五酢酸ナトリウム溶液
− pHを水酸化ナトリウムを用いて6.2に調節する
− 脱イオン水で全重量を564.3kgとする。
【0074】
b)有機相を、
− 107.6kgのポリイソブテン
− 74.5kgのアイソパー(登録商標)G
− 14.1kgのモンテーン(登録商標)70
− 2.5kgのハイパーマー(登録商標)2296
− 4.1kgのサイマライン(登録商標)IE200
を混合することにより第2の反応器中で調製する。
【0075】
c)次いで、水相を攪拌して有機相に導入し、次いで、こうして得られたプレエマルジョンを、窒素を散布しながら、微細なエマルジョンを作るためにシルバーソンタイプのタービンミキサーを用いて強い機械的攪拌に供する。
【0076】
d)ほぼ8℃に冷却した後、重合反応を、酸化/還元対:過硫酸アンモニウム/メタ重亜硫酸ナトリウムを用いて開始させる。
【0077】
e)重合反応が完了したら、アイソパー(登録商標)Gおよび実質的にすべての水分を真空蒸留により除去する。
【0078】
f)5%のモンタノックス(登録商標)20の導入後、ほぼ63%のポリマーを含むアニオン性増粘性逆相ラテックスが得られる。得られた生成物は、あまり粘性は無く、強い増粘性を有し、容易に相反転する。水分含有量は、カール−フィッシャー滴定測定により測定して、3重量%である。
【表5】

【0079】
例5:AM/ATBS/VPターポリマー(モル比:65/25/10)の逆相ラテックス(アニオン性増粘剤−組成物5)
a)以下のものを、攪拌しながら、第1のビーカーに連続的に導入する。
【0080】
− 245.6gの市販の50(重量)%のアクリルアミド(AM)溶液
− 279gの55%の2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(AMPS)のナトリウム塩を含む市販の溶液
− 29.6gのビニルピロリドン(VP)
− 0.082gのメチレンビス(アクリルアミド)(MBA)
− 0.45gの市販の40%ジエチレントリアミン五酢酸ナトリウム溶液
− pHを、粉末とされた2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸を用いて5.0に調節する
−脱イオン水で総重量を644.7gにする。
【0081】
b)有機相を、
− 110gのポリイソブテン
− 133gのアイソパー(登録商標)G
− 13.5gのモンテーン(登録商標)70
− 6.5gのモンタノックス(登録商標)71
− 3.0gのハイパーマー(登録商標)2296
− 5.0gのサイマライン(登録商標)IE200
を混合することにより第2のビーカー中で調製する。
【0082】
c)次いで水相を、攪拌しながら、有機相に導入し、次いで、こうして得られたプレエマルジョンを、窒素を散布しながら、微細なエマルジョンを作るためにシルバーソンタイプのタービンミキサーを用いて強い機械的攪拌に供する。
【0083】
d)ほぼ8℃に冷却した後、重合反応を、酸化/還元対:過硫酸アンモニウム/メタ重亜硫酸ナトリウムを用いて開始させる。
【0084】
e)重合反応が完了したら、アイソパー(登録商標)Gおよび実質的にすべての水分を真空蒸留により除去する。
【0085】
f)5%のモンタノックス(登録商標)20の導入後、ポリマーのほぼ63%を含むアニオン性増粘性逆相ラテックスが得られる。得られた製品は、あまり粘性は無く、強い増粘性を有し、容易に相反転する。水分含有量は、カール−フィッシャー滴定測定により測定して、4重量%である。
【表6】

【0086】
例6:AM/APTACコポリマー(モル比:85/15)の逆相ラテックス(カチオン性増粘剤−組成物)
a)以下のものを、攪拌しながら、第1のビーカーに連続的に導入する。
【0087】
− 452.6gの市販の50(重量)%アクリルアミド(AM)溶液
− 154.9gの市販の75%N,N,N−トリメチル−3−(1−オキソ−2−プロペニル)プロパンアンモニウムクロリド(APTAC)溶液
− 0.029gのメチレンビス(アクリルアミド)
− 0.56gの市販の40%のジエチレントリアミン五酢酸ナトリウム溶液
−pHは5.0に調節する
−総量は、残部の水の添加により814gに調節する。
【0088】
b)有機相を、
− 137.5gのマルコール(登録商標)52
− 186.5gのアイソパー(登録商標)G
− 25.1gのモンテーン(登録商標)70(ソルビタンイソステアレート)
− 6.3gのハイパーマー(登録商標)2296
− 6.3gの4mol(ブレンマー(登録商標)ALE200)を含むエトキシル化ラウリルアクリレート
− 0.123gのアゾビス(イソブチロニトリル)
を混合することにより第2のビーカー中で調製する。
【0089】
c)ついで、水相を、攪拌しながら、有機相に導入し、次いで、このように得られたプレエマルジョンを、微細なエマルジョンを作るためにシルバーソンタイプのタービンミキサーを用いての強力な機械的攪拌に供する。組み合わせられた混合物もまた窒素散布の下に配置される。
【0090】
d)−次いで、酸化系、クメンヒドロペルオキシドと過硫酸アンモニウムおよび還元系、メタ重亜硫酸ナトリウムを用いて重合が開始される。
【0091】
e)重合反応が完了したら、アイソパー(登録商標)Gおよび実質的にすべての水分を真空蒸留により除去される。
【0092】
f)−ラテックスを自己反転性にさせるために5%のモンタノックス(登録商標)20を加える。
【0093】
得られる製品は、あまり粘性ではなく、容易に相反転し、強い増粘性を有する。水分含有量は、カール−フィッシャー滴定測定により測定して、3重量%である。
【表7】

【0094】
化粧品組成物の例
例7:ケアクリーム
シクロメチコーン: 10%
例2の化合物: 0.8%
モンタノフ(登録商標)68: 4.5%
保存料: 0.65%
リシン: 0.025%
EDTA(二ナトリウム塩) 0.05%
キサンタンガム: 0.2%
グリセロール: 3%
水: 100%とする量。
【0095】
例8:ケアクリーム
シクロメチコーン: 10%
例4の化合物: 0.8%
モンタノフ(登録商標)68: 4.5%
ペルフルオロポリメチル
イソプロピルエーテル 0.5%
保存料: 0.65%
リシン: 0.025%
EDTA(二ナトリウム塩): 0.05%
ペムレン(登録商標)TR: 0.2%
グリセロール: 3%
水: 100%とする分量。
【0096】
例9:アフターシェーブバーム
組成
A 例3の組成物: 1.5%
水: 100%とする量
B マイクロパール(登録商標)M100:5.0%
セピサイド(登録商標)CI: 0.50%
香料: 0.20%
95°エタノール: 10.0%
手順
BをAに加える。
【0097】
例10:身体のためのサテンエマルジョン
組成
A サイマルゾル(登録商標)165: 5.0%
ラノール(登録商標)1688: 8.50%
シアバター: 2%
液体パラフィン: 6.5%
ラノール(登録商標)14M: 3%
ラノール(登録商標)S: 0.6%
B 水: 66.2%
C マイクロパール(登録商標)M100 5%
D 例5の化合物: 3%
E セピサイド(登録商標)CI: 0.3%
セピサイド(登録商標)HB: 0.5%
モンテイン(Montein2)(登録商標)CA: 1%
香料: 0.20%
ビタミンEアセテート: 0.20%
ピロリジノンカルボン酸ナトリウム: 1%
(保湿剤)
手順
CをBに加え、Bを70℃でAの中で乳化させ、ついでDを60℃で加え、次いでEを30℃で加える。
【0098】
例11:身体用乳液
組成
A サイマルゾル(登録商標)165: 5.0%
ラノール(登録商標)1688: 12.0%
ラノール(登録商標)14M: 2.0%
セチルアルコール: 0.3%
シャーセモール(登録商標)OP: 3%
B 水: 100%とする量
C 例4の化合物: 0.35%
D セピサイド(登録商標)CI: 0.2%
セピサイド(登録商標)HB: 0.5%
香料: 0.20%
手順
Bをほぼ75℃でAの中で乳化させ、Cをほぼ60℃で加え、次いで、Dをほぼ30℃で加える。
【0099】
例12:O/Wクリーム
組成
A サイマルゾル(登録商標)165: 5.0%
ラノール(登録商標)1688: 20.0%
ラノール(登録商標)P: 1.0%
B 水: 100%とする量
C 例2の化合物: 2.50%
D セピサイド(登録商標)CI: 0.20%
セピサイド(登録商標)HB: 0.30%
手順
Bをほぼ75℃でAに導入し、Cはほぼ60℃で加え、次いで、Dをほぼ45℃で加える。
【0100】
例13:グリース粘性の無い日焼け止めゲル
組成
A 例5の化合物: 3.00%
水: 30%
B セピサイド(登録商標)CI: 0.20%
セピサイド(登録商標)HB: 0.30%
香料: 0.10%
C 着色料: 十分量
水: 30%
D マイクロパール(登録商標)M100:3.00%
水: 100%とする量
E シリコーンオイル: 2.0%
パーソル(登録商標) 5.00%
手順
BをAに導入し、Cを加え、ついでDを加え、次いでEを加える。
【0101】
例14:日焼け止め乳液
組成
A セピパール(登録商標)N: 3.0%
ごま油: 5.0%
パーソル(登録商標)MCX: 5.0%
λ−カラギーナン: 0.10%
B 水: 100%とする量
C 例3の化合物: 0.80%
D 香料: 十分量
保存料: 十分量
手順
Bを75℃でA中に乳化させ、次いで、Cをほぼ60℃で加え、次いでDをほぼ30℃で加え、必要ならばpHを調節する。
【0102】
例15:マッサージゲル
組成
A 例2の化合物: 3.5%
水: 20.0%
B 着色料: 2滴/100g
水: 十分量
C アルコール: 10%
メントール: 0.10%
D シリコーンオイル: 5.0%
手順
BをAに加え、次いでCをその混合物に加え、次いで、Dをその混合物に加える。
【0103】
例16:マッサージケアゲル
組成
A 例3の化合物: 3.00%
水: 30%
B セピサイド(登録商標)CI: 0.20%
セピサイド(登録商標)HB: 0.30%
香料: 0.05%
C 着色料: 十分量
水: 100%とする量
D マイクロパール(登録商標)SQL: 5.0%
ラノール(登録商標)1688: 2%
手順
Aを調製し、Bを加え、次いでCを加え、次いで、Dを加える。
【0104】
例17:明白ゲル
組成
A 例4の化合物: 4%
水: 30%
B エラスチンHPM: 5.0%
C マイクロパール(登録商標)M100:3%
水: 5%
D セピサイド(登録商標)CI: 0.2%
セピサイド(登録商標)HB: 0.3%
香料: 0.06%
50%ピロリジノン
カルボン酸ナトリウム: 1%
水: 100%とする量
手順
Aを調製し、Bを加え、次いでCを加え、次いでDを加える。
【0105】
例18:身体用乳液
組成
A セピパール(登録商標)N: 3.0%
グリセリルトリヘプトネート: 10.0%
B 水: 100%とする量
C 例5由来の化合物: 1.0%
D 香料: 十分量
保存料: 十分量
手順
Aをほぼ75℃で溶融させる。Bを75℃でA中に乳化させ、次いで、Cをほぼ60℃で加え、次いで、Dを加える。
【0106】
例19:スイートアーモンドオイルを含む化粧料除去用エマルジョン
組成
モンタノフ(登録商標)68: 5%
スイートアーモンドオイル: 5%
水: 100%とする量
例4の化合物: 0.3%
グリセロール: 5%
保存料: 0.2%
香料: 0.3%。
【0107】
例20:脂ぎった皮膚のための保湿用クリーム
組成
モンタノフ(登録商標)68: 5%
セチルステアリルオクタノエート: 8%
オクチルパルミテート: 2%
水: 100%とする量
例3の化合物: 0.6%
マイクロパール(登録商標)M100: 3.0%
ムコ多糖: 5%
セピサイド(登録商標)HB: 0.8%
香料: 0.3%。
【0108】
例21:非アルコール含有型鎮静用アフターシェーブバーム
組成
ラウリルアミノ酸の混合物: 0.1%〜5%
アスパラギン酸マグネシウムカリウム: 0.002%〜0.5%
ラノール(登録商標)99: 2%
スイートアーモンドオイル: 0.5%
水: 100%とする量
例2の化合物: 3%
セピサイド(登録商標)HB: 0.3%
セピサイド(登録商標)CI: 0.2%
香料: 0.4%。
【0109】
例22:感受性の強い皮膚のためのAHAを有するクリーム
組成
ラウリルアミノ酸の混合物: 0.1%〜5%
アスパラギン酸マグネシウムカリウム: 0.002%〜0.5%
ラノール(登録商標)99: 2%
モンタノフ(登録商標)68: 5.0%
水: 100%とする量
例2の化合物: 1.50%
グルコン酸: 1.50%
トリエタノールアミン: 0.9%
セピサイド(登録商標)HB: 0.3%
セピサイド(登録商標)CI: 0.2%
香料: 0.4%。
【0110】
例23:日焼け鎮静治療用組成物
組成
ラウリルアミノ酸の混合物: 0.1%〜5%
アスパラギン酸マグネシウムカリウム: 0.002%〜0.5%
ラノール(登録商標)99: 10.0%
水: 100%とする量
例4の化合物: 2.50%
セピサイド(登録商標)HB: 0.3%
セピサイド(登録商標)CI: 0.2%
香料: 0.4%
着色料: 0.03%。
【0111】
例24:化粧品除去用乳液
組成
セピパール(登録商標)N: 3%
プリモール(登録商標)352: 8.0%
スイートアーモンドオイル: 2%
水: 100%とする量
例3の化合物: 0.8%
保存料: 0.2%。
【0112】
例25:身体用乳液
組成
セピパール(登録商標)N: 3.5%
ラノール(登録商標)37T: 8.0%
ソラガム(登録商標)L: 0.05%
水: 100%とする量
ベンゾフェノン: 2.0%
ジメチコーン350cPs: 0.05%
例5の化合物: 0.8%
保存料: 0.2%
香料: 0.4%。
【0113】
例26:アルカリ性pHの流動性エマルジョン
マルコール(登録商標)82: 5.0%
NaOH: 10.0%
水: 100%とする量
例2の化合物: 1.5%。
【0114】
例27:液体状ファンデーション
組成
サイマルゾル(登録商標)165: 5.0%
ラノール(登録商標)84D: 8.0%
ラノール(登録商標)99: 5.0%
水: 100%とする量
無機顔料およびフィラー: 10.0%
例3の化合物: 1.2%
保存料: 0.2%
香料: 0.4%。
【0115】
例28:日焼け止め乳液
組成
セピパール(登録商標)N: 3.5%
ラノール(登録商標)37T: 10.0%
パーソル(登録商標)NOX: 5.0%
ユーソレックス(登録商標)4360: 2.0%
水: 100%とする量
例4の化合物: 1.8%
保存料: 0.2%
香料: 0.4%。
【0116】
例29:隈取用ゲル
組成
例3の化合物: 2.0%
香料: 0.06%
ピロリジノンカルボン酸ナトリウム: 0.2%
ダウ・コーニング(登録商標)245流体 2.0%
水 100%とする量。
【0117】
例30:残留性(Leave-on)ケア組成物
組成
例4の化合物: 1.5%
香料: 十分量
保存料: 十分量
ダウ・コーニング(登録商標)X2 8360: 5.0%
ダウ・コーニング(登録商標)Q2 1401: 15.0%
水: 100%とする量。
【0118】
例31:痩身ゲル
例5の化合物: 5%
エタノール: 30%
メントール: 0.1%
カフェイン: 2.5%
ラスカス・エキス 2%
アイビー・エキス 2%
セピサイド(登録商標)HB: 1%
水: 100%とする量。
【0119】
例32:非アルコール含有鎮静化アフターシェーブバーム
組成
A リパサイド(登録商標)PVB: 1.0%
ラノール(登録商標)99: 2.0%
スイートアーモンドオイル: 0.5%
B 例3の化合物: 3.5%
C 水: 100%とする量
D 香料: 0.4%
セピサイド(登録商標)HB: 0.4%
セピサイド(登録商標)CI: 0.2%。
【0120】
例33:アフターシェーブ爽快感増進ゲル
組成
A リパサイド(登録商標)PVB: 0.5%
ラノール(登録商標)99: 5.0%
例2の化合物: 2.5%
B 水: 100%とする量
C マイクロパール(登録商標)LM: 0.5%
香料: 0.2%
セピサイド(登録商標)HB: 0.3%
セピサイド(登録商標)CI: 0.2%。
【0121】
例34:脂ぎった皮膚のためのケア組成物
組成
A マイクロパール(登録商標)M310:1.0%
例4の化合物: 5.0%
オクチルイソノナノエート: 4.0%
B 水: 100%とする量
C セピコントロール(登録商標)A5: 4.0%
香料: 0.1%
セピサイド(登録商標)HB: 0.3%
セピサイド(登録商標)CI: 0.2%
D カピゲル(登録商標)98: 0.5%
水: 10%。
【0122】
例35:AHAを含むクリーム
組成
A モンタノフ(登録商標)68: 5.0%
リパサイド(登録商標)PVB: 1.05%
ラノール(登録商標)99: 10.0%
B 水: 100%とする量
グルコン酸: 1.5%
TEA(トリエタノールアミン): 0.9%
C 例5の化合物: 1.5%
D 香料: 0.4%
セピサイド(登録商標)HB: 0.2%
セピサイド(登録商標)CI: 0.4%。
【0123】
例36:顔面と身体のための非グリース性日焼け用組成物
組成
A ラノール(登録商標)2681: 3.0%
例4の化合物: 2.5%
B 水: 100%とする量
ジヒドロキシアセトン: 3.0%
C 香料: 0.2%
セピサイド(登録商標)HB: 0.8%
水酸化ナトリウム: pH=5まで十分量。
【0124】
例37:タヒチアン香油を含む日焼け止め乳液
組成
A タヒチアン香油: 10%
リパサイド(登録商標)PVB: 0.5%
例2の化合物: 2.2%
B 水: 100%とする量
C 香料: 0.1%
セピサイド(登録商標)HB: 0.3%
セピサイド(登録商標)CI: 0.1%
オクチルメトキシシンナメート: 4.0%。
【0125】
例38:顔面のための日焼け止めケア組成物
組成
A シクロメチコーンおよびジメチコノール:4.0%
例3の化合物: 3.5%
B 水: 100%とする量
C 香料: 0.1%
セピサイド(登録商標)HB: 0.3%
セピサイド(登録商標)CI: 0.21%
オクチルメトキシシンナメート: 5.0%
酸化チタンで被覆された雲母: 2.0%
乳酸: pH=6.5まで十分量。
【0126】
例39:無日照(sunless)日焼け用エマルジョン
組成
A ラノール(登録商標)99: 15%
モンタノフ(登録商標)68: 5.0%
オクチルパラメトキシシンナメート: 3.0%
B 水: 100%とする量
ジヒドロキシアセトン: 5.0%
リン酸ナトリウム: 0.2%
C 例4の化合物: 0.5%
D 香料: 0.3%
セピサイド(登録商標)HB: 0.8%
水酸化ナトリウム: pH=5まで十分量。
【0127】
例40:光沢(sheen)ゲル
例5の化合物: 1.5%
揮発性シリコーン: 25%
モノプロピレングリコール: 25%
軟水: 10%
グリセロール: 100%とする量。
【0128】
例41:痩身ゲル
例4の化合物: 1.5%
イソノニルイソノナノエート: 2%
カフェイン: 5%
エタノール: 40%
マイクロパール(登録商標)LM: 2%
軟水: 100%とする量
保存料、香料: 適量。
【0129】
例42:化粧品除去用乳液
サイマルゾル(登録商標)165: 4%
モンタノフ(登録商標)202: 1%
カプリレート/カプレートのトリグリセリド:15%
ペコシル(登録商標)DCT: 1%
軟水: 十分量
カピゲル(登録商標)98: 0.5%
例5の化合物: 1%
プロテオール(登録商標)OAT: 2%
水酸化ナトリウム: pH=7にする量。
【0130】
例43:ストレスがかかり、もろくなった毛髪のための再構築用すすぎクリームマスク
組成
ケトロール(登録商標)T: 0.5%
ペコシル(登録商標)SPP50: 0.75%
N−ココイルアミノ酸: 0.70%
ブチレングリコール: 3.0%
例1の化合物: 3.0%
モンタノフ(登録商標)82: 3.0%
ジョジョバオイル: 1.0%
ラノール(登録商標)P: 6.0%
アモニル(登録商標)DM: 1.0%
ラノール(登録商標)99: 5.0%
セピサイド(登録商標)HB: 0.3%
セピサイド(登録商標)CI: 0.2%
香料: 0.2%
水: 100%とする量。
【0131】
例44:日焼け止めクリーム
サイマルゾル(登録商標)165: 3%
モンタノフ(登録商標)202: 2%
12−C15安息香酸塩: 8%
ペコシル(登録商標)PS100: 2%
ジメチコーン: 2%
シクロメチコーン: 5%
オクチルパラメトキシシンナメート: 6%
ベンゾフェノン−3: 4%
酸化チタン: 8%
キサンタンガム: 0.2%
ブチレングリコール: 5%
軟水: 100%とする量
例2の化合物: 1.5%
保存料、香料: 十分量。
【0132】
例45:混合肌(combination skin)のための治療用ゲル
例3の化合物: 4%
植物スクアレン: 5%
ジメチコーン: 1.5%
セピコントロール(登録商標)A5: 4%
キサンタンガム: 0.3%
水: 100%とする量
保存料、香料。
【0133】
例46:ヘアローション
組成
ブチレングリコール: 3.0%
例6の化合物: 3%
サイマルゾル(登録商標)1293: 3.0%
乳酸: pH=6まで十分量
セピサイド(登録商標)HB: 0.2%
セピサイド(登録商標)CI: 0.3%
香料: 0.3%
水: 100%とする量。
【0134】
例47:毛髪保護用かつ毛髪緩和用シャンプー
組成
アモニル(登録商標)675SB: 5.0%
28%ラウリルエーテル硫酸ナトリウム: 35.0%
例6の組成物: 3.0%
セピサイド(登録商標)HB: 0.5%
セピサイド(登録商標)CI: 0.3%
水酸化ナトリウム: pH=7.2まで十分量
香料: 0.3%
着色料(FDCブルー1/イエロー5): 十分量
水: 100%とする量。
【0135】
例48:残留性保護用組成物;ストレスに対抗するためのヘアケア組成物
組成
ケトロール(登録商標)T: 0.5%
ココイルアミノ酸の混合物: 3.0%
ブチレングリコール: 5.0%
DC1501: 5.0%
例1の組成物: 4.0%
セピサイド(登録商標)HB: 0.5%
セピサイド(登録商標)CI: 0.3%
香料: 0.3%
水: 100%とする量。
【0136】
例49:ビタミンクリーム
サイマルゾル(登録商標)165: 5%
モンタノフ(登録商標)202: 1%
カプリリック/カプリック トリグリセリド:20%
ビタミンAパルミテート: 0.2%
ビタミンEアセテート: 1%
マイクロパール(登録商標)M305: 1.5%
例1の化合物: 2%
水: 100%とする量
保存料、香料: 十分量。
【0137】
例において用いられた市販製品の定義は以下のとおりである。
【0138】
サイマルゾル(登録商標)1293は、セピックにより販売される40のエトキシル化番号を有する水素化されたエトキシル化されたひまし油である。
【0139】
カピゲル(登録商標)98は、セピックにより販売されるアクリレートコポリマーに基づく液体増粘剤である。
【0140】
ケトロール(登録商標)99は、ケルコにより販売されているキサンタンガムである。
【0141】
ラノール(登録商標)99は、セピックにより販売されているイソノニルイソノナノエートである。
【0142】
DC1501は、ダウケミカルにより販売されるシクロペンタシロキサンとジメチコノールの混合物である。
【0143】
モンタノフ(登録商標)82は、セテアリールアルコールとココイルグルコシドに基づく乳化剤である。
【0144】
モンタノフ(登録商標)68(セテアリールグルコシド)はセピックにより販売されているWO92/06778において開示されているような自己乳化型組成物である。
【0145】
マイクロパール(登録商標)M100は、マツモにより販売されるきわめて柔軟な感触とつや消し作用を有する超微細粉末である。
【0146】
セピサイド(登録商標)CI、イミダゾリジン尿素は、セピックにより販売される保存料である。
【0147】
ペムレン(登録商標)TRは、グッドリッチにより販売されているアクリルポリマーである。
【0148】
サイマルゾル(登録商標)165は、セピックにより販売される自己乳化性グルセリルステアレートである。
【0149】
ラノール(登録商標)1688は、セピックにより販売されているグリース性効果の無いエモリエント剤エステルである。
【0150】
ラノール(登録商標)14Mおよびラノール(登録商標)Sは、セピックにより販売されるコンシステンシー因子である。
【0151】
フェノキシエタノール、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベンおよびブチルパラベンの混合物であるセピサイド(登録商標)HBは、セピックにより販売されている保存料である。
【0152】
モンテイン(登録商標)CAは、セピックにより販売される保湿剤である。
【0153】
シャースモール(登録商標)OPは、グリース性効果のないエモリエント剤エステルである。
【0154】
ラノール(登録商標)Pは、セピックにより販売されている安定化効果を有する添加剤である。
【0155】
パーソル(登録商標)MCXは、ジボーダンにより販売されるオクチルパラメトキシシンナメートである。
【0156】
セピパール(登録商標)Nは、WO95/13863において開示されているもののようなアルキルポリグルコシドの混合物に基づくセピックにより販売されている真珠光沢発生剤である。
【0157】
マイクロパール(登録商標)SQLは、マッサージ作業の下で放出されるスクアレンを含む微小粒子の混合物である。マツモにより販売されている。
【0158】
ラノール(登録商標)99は、セピックにより販売されているイソノニルイソノナノエートである。
【0159】
ラノール(登録商標)37Tは、セピックにより販売されるグリセリルトリヘプタノエートである。
【0160】
ソラガム(登録商標)Lは、セピックにより販売されるカラギーナンである。
【0161】
マーコル(登録商標)82は、エクソンにより販売される液体パラフィンである。
【0162】
ラノール(登録商標)84Dは、セピックにより販売されているマレイン酸ジオクチルである。
【0163】
パーソル(登録商標)NOXは、ジボーダンにより販売される日焼け止めである。
【0164】
ユーソレックス(登録商標)4360は、メルクにより販売される日焼け止めである。
【0165】
ダウ・コーニング(登録商標)245流体は、ダウ・コーニングにより販売されているシクロメチコーンである。
【0166】
リパサイド(登録商標)PVBは、セピックにより販売されているアシル化された小麦たんぱく質の加水分解物である。
【0167】
マイクロパール(登録商標)LMは、セピックにより販売されているスクアレン、ポリ(メチルメタクリレート)およびメントールの混合物である。
【0168】
セピコントロール(登録商標)A5は、1998年6月23日に出願された国際特許出願PCT/FR98/01313に開示されているもののようなセピックにより販売されているカプリロイルグリシン、サルコシン、シナモン・ジラニクムのエキスの混合物である。
【0169】
ラノール(登録商標)2681はセピックにより販売されているココナッツカプリレート/カプレート混合物である。
【0170】
モンタノフ(登録商標)202は、セピックにより販売されるWO98/47610に開示されているようなAPG/脂肪アルコールである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
a)50重量%〜80重量%の少なくとも1種の直鎖、分枝鎖または架橋された有機ポリマー(P)、
b)5重量%〜10重量%の油中水(W/O)型の乳化系(S1 )、
c)5重量%〜45重量%の少なくとも1種のオイル、および
d)0%〜5重量%の水
を含む逆相ラテックスの形態の組成物。
【請求項2】
前記ポリマー(P)が、
− 部分的にまたは完全に塩とされた強酸官能基を有するモノマーか、または部分的にまたは完全に塩とされた弱酸官能基を有するモノマーか、またはカチオン性モノマーかのいずれか1つから選択されたモノマーのホモポリマーであるか、または
− モノマーのそれぞれが互いに独立に、部分的にまたは完全に塩とされた強酸官能基を有するモノマーか、または部分的にまたは完全に塩とされた弱酸官能基を有するモノマーか、または中性モノマーか、またはカチオン性モノマーかのいずれか1つから選択されるコポリマーであるか、または
− モノマーのそれぞれが互いに独立に部分的にまたは完全に塩とされた強酸官能基を有するモノマーか、または部分的にまたは完全に塩とされた弱酸官能基を有するモノマーか、または中性モノマーか、またはカチオン性モノマーかのいずれか1つから選択されるターポリマーであるか、または
− モノマーのそれぞれが互いに独立に部分的にまたは完全に塩とされた強酸官能基を有するモノマーか、または部分的にまたは完全に塩とされた弱酸官能基を有するモノマーか、または中性モノマーか、またはカチオン性モノマーかのいずれか1つから選択されるテトラポリマーであるか
のいずれかである請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記ポリマー(P)が、用いられるモノマーについて表現して、0.005%〜1%、好ましくは0.01%〜0.2%、より好ましくは0.01%〜0.1%のモル割合のジエチレンまたはポリエチレン化合物で架橋されている請求項1または2に記載の組成物。
【請求項4】
架橋剤および/または分枝化剤が、エチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、ジアリルオキシ酢酸ナトリウム、エチレングリコールジアクリレート、ジアリル尿素、トリアリルアミン、トリメチロールプロパントリアクリレートまたはメチレンビス(アクリルアミド)から選択される請求項3に記載の組成物。
【請求項5】
前記ポリマー(P)が含む強酸官能基を有するモノマーが、部分的にまたは完全に塩とされた2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸である請求項1ないし4のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項6】
前記ポリマー(P)が含む弱酸官能基を有するモノマーが、部分的にまたは完全に塩とされたアクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸または3−メチル−3−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]ブタン酸から選択される請求項1ないし5のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項7】
前記ポリマー(P)が含む弱酸官能基を有するモノマーが、アクリルアミド、メタクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、ジメチルアクリルアミド、N−イソプロピルアクリルアミド、N−[2−ヒドロキシ−1,1−ビス(ヒドロキシメチル)エチル]プロペンアミド、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2,3−ジヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2,3−ジヒドロキシプロピルメタクリレート、それらのエステルのそれぞれの400ないし1000の分子量を有するエトキシル化誘導体、またはビニルピロリドンから選択される請求項1ないし6のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項8】
前記ポリマー(P)が含むカチオン性モノマーが、2,N,N,N−テトラメチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]プロパンアンモニウム、2,N,N−トリメチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]プロパンアンモニウム、N,N,N−トリメチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)オキシ]エタンアンモニウム、N,N,N−トリメチル−3−[(1−オキソ−2−プロペニル)オキシ]プロパンアンモニウム、N,N,N−トリメチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]プロパンアンモニウムまたはジアリルジメチルアンモニウム塩から選択される請求項1ないし7のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項9】
前記ポリマー(P)が
− ナトリウム塩またはアンモニウム塩の形態に部分的に塩とされたアクリル酸と、アクリルアミドとの架橋されたコポリマー、
− ナトリウム塩の形態に部分的に塩とされた2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸と、アクリルアミドとの架橋されたコポリマー、
− ナトリウム塩の形態に部分的に塩とされた2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸と、アクリル酸の架橋されたコポリマー、
− ナトリウム塩の形態に部分的に塩とされた2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸と、2−ヒドロキシエチルアクリレートとの架橋されたコポリマー、
− アクリルアミドと、N,N,N−トリメチル−3−(1−オキソ−2−プロペニル)プロパンアンモニウムとの架橋されたコポリマー、
− ナトリウム塩の形態に部分的に塩とされた2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸の架橋されたホモポリマー、
− アンモニウム塩またはモノエタノールアミン塩の形態に部分的に塩とされたアクリル酸の架橋されたホモポリマー、
− アクリルアミド、N,N,N−トリメチル−3−(1−オキソ−2−プロペニル)プロパンアンモニウムおよび[トリス(ヒドロキシメチル)アミノメチル]アクリルアミドのターポリマー、
− アクリルアミド、ナトリウム塩の形態に部分的に塩とされた2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸およびアクリル酸の架橋されたターポリマー、
− ナトリウム塩の形態に部分的に塩とされた2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸、アクリルアミドおよびビニルピロリドンのターポリマー
から選択される請求項1ないし8のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項10】
前記ポリマー(P)を60重量%〜70重量%含む請求項1ないし9のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項11】
水中油(O/W)型の乳化系(S2 )を、組成物の重量の5%まで含む請求項1ないし10のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項12】
a)モノマーおよび任意の親水性添加剤を含む水相(A)を、界面活性剤系(S1 )、最終組成物に存在することが意図されるオイルと揮発性油で構成される混合物および任意の疎水性添加剤を含む有機相(O)の中に乳化させ、
b)フリーラジカルの開始剤を、a)で形成されたエマルジョンに導入することにより重合反応を開始させ、次いで、反応を生じさせ、
c)工程b)に由来する反応媒体を、前記揮発性油が完全に除去されるまで蒸留により濃縮する
ことを特徴とする上記組成物の製造方法。
【請求項13】
工程c)の終わりに、水中油型の1以上の乳化剤を、50℃未満の温度で導入する請求項12に記載の方法。
【請求項14】
化粧料組成物、皮膚薬学的組成物または薬学的局所組成物のための増粘剤および/または乳化剤としての請求項1ないし11のいずれか1項に記載の組成物の使用。
【請求項15】
繊維製品プリント用ペーストのための増粘剤としての請求項1ないし11のいずれか1項に記載の組成物の使用。

【公開番号】特開2012−52119(P2012−52119A)
【公開日】平成24年3月15日(2012.3.15)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−203127(P2011−203127)
【出願日】平成23年9月16日(2011.9.16)
【分割の表示】特願2006−536136(P2006−536136)の分割
【原出願日】平成16年10月7日(2004.10.7)
【出願人】(398057293)ソシエテ・デクスプロワタシオン・デ・プロデュイ・プール・レ・アンデュストリー・シミック・セピック (27)
【氏名又は名称原語表記】SOCIETE D’EXPLOITATION DE PRODUITS POUR LES INDUSTRIES CHIMIQUES SEPPIC
【Fターム(参考)】