説明

新規のヌクレオチドおよびアミノ酸配列、ならびにそれらを心臓疾患の診断に用いるアッセイおよび方法

感度および精度がよい心疾患用の新規マーカー。これらのマーカーは、他のタイプの組織とは対照的に、心組織で分別的および/または特異的に発現し、任意および好適に筋組織が含まれる。患者試料中で、単独または組み合わせられたこれらのマーカーの測定は、診断医が病態および/または障害(急性および/または慢性の障害を含む)を含む心疾患の疑診と関連させることができる情報を提供する。本発明のマーカーは、単独または組み合わせて、心疾患状態と非心疾患状態とを高度に分別検出する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
配列番号22〜25、353、又は386、或いはこれらと少なくとも約95%相同であるポリヌクレオチドからなる群より選択された転写産物を具えることを特徴とする単離ポリヌクレオチド。
【請求項2】
配列番号130〜149、又はこれらと少なくとも約95%相同であるポリペプチドからなる群より選択されたセグメントを具えることを特徴とする単離ポリヌクレオチド。
【請求項3】
配列番号301〜304、325、354〜356又は387、或いはこれらと少なくとも約95%相同であるポリペプチドからなる群より選択されたタンパク質変異体を具えることを特徴とする単離ポリペプチド。
【請求項4】
配列番号301をコード化する単離キメラ・ポリペプチドが、TRIC_HUMANのアミノ酸1〜124に対して少なくとも約90%相同であり、配列番号301のアミノ酸1〜124と一致する第1のアミノ酸配列と、配列番号301のアミノ酸125〜137に対応するポリペプチド配列に対して、少なくとも70%、選択的に少なくとも80%、好ましくは少なくとも85%、より好ましくは少なくとも90%、及び最も好ましくは少なくとも95%相同である第2のアミノ酸配列とを具え、前記第1のアミノ酸配列と前記第2のアミノ酸配列とが隣接しており、且つ配列順にあることを特徴とする単離キメラ・ポリペプチド。
【請求項5】
配列番号301のテールをコード化する単離ポリペプチドが、配列番号301内の配列VGRMGSSGTFGVGに対して、少なくとも70%、選択的に少なくとも約80%、好ましくは少なくとも約85%、より好ましくは少なくとも約90%、及び最も好ましくは少なくとも約95%相同であるポリペプチドを具えることを特徴とする単離ポリペプチド。
【請求項6】
配列番号302をコード化する単離キメラ・ポリペプチドが、TRIC_HUMANのアミノ酸1〜8に対して、少なくとも90%相同であり、配列番号302のアミノ酸1〜8に対応する第1のアミノ酸配列と、TRIC_HUMANのアミノ酸36〜209に対応するポリペプチド配列に対して、少なくとも70%、選択的に少なくとも80%、好ましくは少なくとも85%、より好ましくは少なくとも90%、及び最も好ましくは少なくとも95%相同であり、配列番号302のアミノ酸9〜182に対応する第2のアミノ酸配列とを具え、前記第1のアミノ酸配列と前記第2のアミノ酸配列とが隣接しており、且つ配列順にあることを特徴とする単離キメラ・ポリペプチド。
【請求項7】
配列番号302の端部をコード化する単離キメラ・ポリペプチドが、長さ「n」のポリペプチドを具え、前記「n」が少なくとも10アミノ酸長、選択的に少なくとも約20アミノ酸長、好ましくは少なくとも約30アミノ酸長、より好ましくは少なくとも40アミノ酸長、最も好ましくは少なくとも約50アミノ酸長であり、少なくとも2つのアミノ酸がAKを具え、アミノ酸番号8−xから8のいずれかから開始されて;アミノ酸番号9+((n−2)−x)のいずれかで終了し;前記xが0からn−2まで変化する構造を有することを特徴とする単離キメラ・ポリペプチド。
【請求項8】
配列番号303をコード化する単離キメラ・ポリペプチドが、TRIC_HUMANのアミノ酸1〜36に対して、少なくとも90%相同であり、配列番号303のアミノ酸1〜36に対応する第1のアミノ酸配列と、配列番号303のアミノ酸37〜86に対応するポリペプチドに対して、少なくとも70%、選択的に少なくとも80%、好ましくは少なくとも85%、より好ましくは少なくとも90%、及び最も好ましくは少なくとも95%相同である第2のアミノ酸配列とを具え、前記第1のアミノ酸配列と前記第2のアミノ酸配列とが隣接しており、且つ配列順にあることを特徴とする単離キメラ・ポリペプチド。
【請求項9】
配列番号303のテールをコード化する単離ポリペプチドが、配列番号303内のVGRGFLGAEYRRRRDPRPWEWGEEPGLRRGRGLRGGASGAEFCRGSCSDWに対して、少なくとも70%、選択的に少なくとも約80%、好ましくは少なくとも約85%、より好ましくは少なくとも約90%、及び最も好ましくは95%相同であることを特徴とする単離ポリペプチド。
【請求項10】
配列番号304をコード化する単離キメラ・ポリペプチドが、TRIC_HUMANのアミノ酸1〜8に対して、少なくとも90%相同であり、且つ配列番号304のアミノ酸1〜8に対応する第1のアミノ酸配列と、配列番号304のアミノ酸9〜13に対応するポリペプチド配列に対して、少なくとも70%、選択的に少なくとも80%、好ましくは少なくとも85%、より好ましくは少なくとも90%、及び最も好ましくは少なくとも95%相同である第2のアミノ酸配列とを具え、前記第1のアミノ酸配列と前記第2のアミノ酸配列とが隣接しており、且つ配列順にあることを特徴とする単離キメラ・ポリペプチド。
【請求項11】
配列番号304のテールをコード化する単離ポリペプチドが、配列番号304の配列VRAAGに対して、少なくとも70%、選択的に少なくとも約80%、好ましくは少なくとも約85%、より好ましくは少なくとも約90%、及び最も好ましくは少なくとも約95%相同であることを特徴とする単離ペプチド。
【請求項12】
配列番号379、382、又は385からなる群より選択された単位複製配列を具えることを特徴とする単離オリゴヌクレオチド。
【請求項13】
請求項12記載の単位複製配列を増幅することができる一対の単離オリゴヌクレオチドを具えることを特徴とするプライマー対。
【請求項14】
配列番号377及び378、380及び381、又は383及び384からなる群より選択された一対の単離オリゴヌクレオチドを具えることを特徴とする請求項13記載のプライマー対。
【請求項15】
請求項3〜11のいずれかのアミノ酸配列のエピトープに対して特異的に結合することができることを特徴とする抗体。
【請求項16】
前記アミノ酸配列が、
配列番号301のテールが、配列番号301の配列VGRMGSSGTFGVGに対して少なくとも70%相同であるポリペプチドを具えるテールと;
配列番号303のテールが、配列番号303の配列VGRGFLGAEYRRRRDPRPWEWGEEPGLRRGRGLRGGASGAEFCRGSCSDWに対して少なくとも70%相同であるテールと;
配列番号304のテールが、配列番号304の配列VRAAGに対して少なくとも70%相同であるポリペプチドを具えるテールと;又は
配列番号302の端部が、長さ「n」のポリペプチドを具え、該「n」が少なくとも約10アミノ酸長であり、少なくとも2つのアミノ酸がAKを具え、アミノ酸番号8−xから8のいずれかから開始されてアミノ酸番号9+((n−2)−x)のいずれかで終了し、前記xが0からn−2まで変化する構造を有する端部と;
のうちの1つを具えることを特徴とする請求項15記載の抗体。
【請求項17】
前記抗体が、前記エピトープを持つスプライス・バリアントと、対応する既知タンパク質TRIC_HUMANとの間で分化することができることを特徴とする請求項15記載の抗体。
【請求項18】
請求項1〜11のいずれかに記載のスプライス・バリアントの過剰発現を検出するキットを具えることを特徴とする心疾患検出用キット。
【請求項19】
前記キットがNAT系技術を具えることを特徴とする請求項18記載のキット。
【請求項20】
前記キットが、前記核酸配列を選択的に増幅させることができる少なくとも1つのプライマー対を更に具えることを特徴とする請求項19記載のキット。
【請求項21】
前記キットが、前記核酸配列に対して選択的にハイブリダイズすることができる少なくとも1つのオリゴヌクレオチドを更に具えることを特徴とする請求項18記載のキット。
【請求項22】
キットに請求項15記載の抗体を具えることを特徴とする心疾患検出用キット。
【請求項23】
前記キットが、ELISA又はウエスタン・ブロットを実施するための少なくとも1つの試薬を更に具えることを特徴とする請求項22記載のキット。
【請求項24】
心疾患検出の方法が、請求項1〜11のいずれかに記載のスプライス・バリアントの過剰発現を検出することを具えることを特徴とする方法。
【請求項25】
前記過剰発現の検出が、NAT系技術によって実施されることを特徴とする請求項24記載の方法。
【請求項26】
前記過剰発現の検出が、イムノアッセイによって実施されることを特徴とする請求項24記載の方法。
【請求項27】
前記イムノアッセイが抗体を具えることを特徴とする請求項26記載の方法。
【請求項28】
心疾患を検出することが可能なバイオマーカーが、請求項1〜12のいずれかに記載の核酸配列又はそれらのフラグメント或いは前記アミノ酸配列又はそれらのフラグメントを具えることを特徴とするバイオマーカー。
【請求項29】
心疾患をスクリーニングする方法が、請求項1〜12のいずれかに記載のバイオマーカー又は抗体を用いて心疾患細胞を検出することを具えることを特徴とする方法。
【請求項30】
心疾患を診断する方法が、請求項1〜12のいずれかに記載のバイオマーカー又は抗体を用いて心疾患細胞を検出することを具えることを特徴とする心疾患診断の方法。
【請求項31】
疾患増悪、処置効果、心疾患の再発、又はそれらの任意の組み合わせをモニタリングする方法が、請求項1〜12のいずれかに記載のバイオマーカー又は抗体又は方法若しくはアッセイを用いて、心疾患細胞を検出することを具えることを特徴とする方法。
【請求項32】
心疾患治療を選択する方法が、請求項1〜12のいずれかに記載の上記バイオマーカー又は抗体又は方法若しくはアッセイのいずれかによって心疾患細胞を検出し、前記検出によって治療法を選択することを具えることを特徴とする方法。
【請求項33】
心疾患及び/又は心臓病及び/又は心臓病態が、心筋梗塞、狭心症(安定及び不安定)、心筋症、心筋炎、うっ血性心不全、再梗塞の検出、心筋梗塞後の血栓溶解療法成功の検出、手術後の心筋梗塞、又は心筋梗塞の梗塞面積の評価:の少なくとも1つを具えることを特徴とする請求項28記載の方法。
【請求項34】
心疾患及び/又は心臓病及び/又は心臓病態が、心筋梗塞、狭心症(安定及び不安定)、心筋症、心筋炎、うっ血性心不全、再梗塞の検出、心筋梗塞後の血栓溶解療法成功の検出、手術後の心筋梗塞、又は心筋梗塞の梗塞面積の評価:の少なくとも1つを具えることを特徴とする請求項29記載の方法。
【請求項35】
心疾患及び/又は心臓病及び/又は心臓病態が、心筋梗塞、狭心症(安定及び不安定)、心筋症、心筋炎、うっ血性心不全、再梗塞の検出、心筋梗塞後の血栓溶解療法成功の検出、手術後の心筋梗塞、又は心筋梗塞の梗塞面積の評価:の少なくとも1つを具えることを特徴とする請求項30記載の方法。
【請求項36】
心疾患及び/又は心臓病及び/又は心臓病態が、心筋梗塞、狭心症(安定及び不安定)、心筋症、心筋炎、うっ血性心不全、再梗塞の検出、心筋梗塞後の血栓溶解療法成功の検出、手術後の心筋梗塞、又は心筋梗塞の梗塞面積の評価:の少なくとも1つを具えることを特徴とする請求項31記載の方法。
【請求項37】
心疾患及び/又は心臓病及び/又は心臓病態が、心筋梗塞、狭心症(安定及び不安定)、心筋症、心筋炎、うっ血性心不全、再梗塞の検出、心筋梗塞後の血栓溶解療法成功の検出、手術後の心筋梗塞、又は心筋梗塞の梗塞面積の評価:の少なくとも1つを具えることを特徴とする請求項32記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5A】
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【図5B】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17A】
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【図17B】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21A】
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【図21B】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39A】
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【図39B】
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【公表番号】特表2007−526763(P2007−526763A)
【公表日】平成19年9月20日(2007.9.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−550368(P2006−550368)
【出願日】平成17年1月27日(2005.1.27)
【国際出願番号】PCT/IB2005/001306
【国際公開番号】WO2005/069724
【国際公開日】平成17年8月4日(2005.8.4)
【出願人】(506257984)コンピュゲン エルティーディー. (2)
【Fターム(参考)】