説明

新規のヒスタミンH3−受容体リガンドおよびそれらの治療的応用

本特許出願は、式(I)の新規の化合物、それらの調製方法、およびそれらの治療的使用に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】

[式中、R1およびR2は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、一環式または二環式飽和窒素含有環を形成し、好ましくは、前記環は、式:
【化2】

の環であり、
m=4または5であり、Rbはそれぞれ、独立に、同一または異なっており、Rbは、水素またはC1〜C4アルキルを表し、2個のRbは、一緒になって、例えば
【化3】

等の二環を形成するように結合を形成し、
Rは、
a)ヘテロアリール、飽和または部分飽和のヘテロシクロアルキルまたはシクロアルキルから選択される環であって、それぞれがハロゲン原子、C1〜C4アルキル、O-C1〜C4アルキル、OH、NR3R4の1種または複数種で場合によって置換されており、かつ/またはヘテロシクロアルキルまたはヘテロアリールがN原子を環内に含む場合は、N原子は、N-オキシド(N+-O-)の形態であってもよい環、または
ハロゲン原子、C1〜C4アルキル、O-C1〜C4アルキル、OH、NR3R4、-C2〜C4アルケニルまたは-C2〜C4アルキニルの1種または複数種で場合によって置換されたフェニルまたはナフチル等の一環式または二環式アリールから選択される環であって、
アルキル、アルケニルまたはアルキニルが、複素環、NR3R4等の官能塩基性基で場合によって置換されている環、
b)CN、アリール、シクロアルキル、または-(C=O)m-NR3R4、-O-(アルキル)n-複素環の一種又は複数種でそれぞれ置換されたC1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニルまたはC2〜C4アルキニル
(ただし、m=0または1、n=0または1であり、
アリールは、ハロゲン、C1〜C4アルキル、O-C1〜C4アルキル、-OH、-(O)n-X-NR3R4の1種または複数種で場合によって置換されており、
n=0または1であり、Xは、アルキレン、アルケニレン、アルキニレンを表し、
シクロアルキルは、ハロゲン、C1〜C4アルキル、O-C1〜C4アルキル、-OH、またはp=0または1である-(アルキル)pNR3R4の1種または複数種で場合によって置換された4から7員の飽和シクロアルキル基であり、
複素環は、C1〜C4アルキルで場合によって置換された5から10員のN含有飽和環である);
c)CONR7R8(式中、R7、R8は、独立に、直鎖または分枝のC1〜C4アルキルを表す);
d)-C(OH)R5R6(式中、R5およびR6は、独立に、直鎖または分枝のC1〜C4アルキルまたはC2〜C4アルケニルもしくはアルキニル、アリール基を表し、あるいはそれらが結合している炭素原子と一緒になって、飽和または部分不飽和の一環式または二環式炭素環を形成する);
e)フェニルが、ハロゲン、C1〜C4アルキル、O-C1〜C4アルキル、-OH、NR3R4の1種または複数種で場合によって置換されているフェノキシ基;
f)フェニルが、ハロゲン、C1〜C4アルキル、O-C1〜C4アルキル、-OH、NR3R4の1種または複数種で場合によって置換されているベンジルオキシ基;
g)イソプロペニル;
h)ハロゲン、C1〜C4アルキル、O-C1〜C4アルキル、-OH、NR3R4の1種または複数種で置換されたベンゾイル基
の範囲内で選択される群から選択され、
R3、R4は、独立に、水素、直鎖または分枝のC1〜C4アルキルまたはアリール基を表し、あるいはそれらが結合している窒素原子と一緒になって、1種または複数種のさらなるヘテロ原子を場合によって含み、かつ/またはハロゲン原子、C1〜C4アルキル、O-C1〜C4アルキル、OHの1種または複数種で場合によって置換された飽和または部分不飽和の一環式または二環式複素環またはヘテロアリールを形成する]
の化合物、またはその医薬として許容し得る塩、水和物もしくは水和塩、またはこれらの化合物の多形結晶構造体、またはその光学異性体、ラセミ体、ジアステレオ異性体もしくは鏡像異性体。
【請求項2】
a)において、Rがフェニルまたはナフチルである場合は、Rbの少なくとも1つがC1〜C4アルキルである請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
R1およびR2が、それらが結合している窒素原子と一緒になって、式:
【化4】

の一環式飽和窒素含有環を形成し;
m=4または5であり、Rbはそれぞれ、独立に、同一または異なっており、水素またはC1〜C4アルキルを表し;
Rが、
a)一環式ヘテロアリール、飽和または部分飽和のヘテロシクロアルキルまたはシクロアルキルから選択される環であって、それぞれがハロゲン原子、C1〜C4アルキル、O-C1〜C4アルキル、OH、NR3R4の1種または複数種で場合によって置換されており、かつ/またはヘテロシクロアルキルまたはヘテロアリールがN原子を環内に含む場合は、N原子は、N-オキシド(N+-O-)の形態であってもよい環、または
ハロゲン原子、C1〜C4アルキル、O-C1〜C4アルキル、OH、NR3R4、-C2〜C4アルケニルまたは-C2〜C4アルキニルの1種または複数種で置換されたフェニルまたはナフチル等の一環式または二環式アリールから選択される環であって、
アルキル、アルケニルまたはアルキニルが、複素環、NR3R4等の官能塩基性基で場合によって置換されている環、
b)CN、アリール、シクロアルキル、または-(C=O)m-NR3R4、-O-(アルキル)n-複素環の一種又は複数種でそれぞれ置換されたC1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニルまたはC2〜C4アルキニル
(ただし、m=0または1、n=0または1であり、
アリールは、ハロゲン、C1〜C4アルキル、O-C1〜C4アルキル、-OH、-(O)n-X-NR3R4の1種または複数種で場合によって置換されており、
n=0または1である場合は、Xは、アルキレン、アルケニレン、アルキニレンを表し、
シクロアルキルは、ハロゲン、C1〜C4アルキル、O-C1〜C4アルキル、-OH、またはp=0または1である-(アルキル)pNR3R4の1種または複数種で場合によって置換された4から7員の飽和シクロアルキル基であり、
複素環は、C1〜C4アルキルで場合によって置換されたピペリジンである);
c)CONR7R8(式中、R7、R8は、独立に、直鎖または分枝のC1〜C4アルキルを表す);
d)-C(OH)R5R6(式中、R5およびR6は、独立に、直鎖または分枝のC1〜C4アルキルまたはC2〜C4アルケニルもしくはアルキニル、アリール基を表し、あるいはそれらが結合している炭素原子と一緒になって、飽和または部分不飽和の一環式または二環式炭素環を形成する);
e)フェニルが、ハロゲン、C1〜C4アルキル、O-C1〜C4アルキル、-OH、NR3R4の1種または複数種で場合によって置換されているフェノキシ基;
f)フェニルが、ハロゲン、C1〜C4アルキル、O-C1〜C4アルキル、-OH、NR3R4の1種または複数種で場合によって置換されているベンジルオキシ基;
g)イソプロペニル
から選択され、
R3、R4が、独立に、水素、直鎖または分枝のC1〜C4アルキルまたはアリール基を表し、あるいはそれらが結合している窒素原子と一緒になって、ハロゲン原子、C1〜C4アルキル、O-C1〜C4アルキル、OHの1種または複数種で場合によって置換された飽和または部分不飽和の一環式または二環式複素環またはヘテロアリールを形成している、請求項1または2に記載の化合物、またはその医薬として許容し得る塩、水和物もしくは水和塩、またはこれらの化合物の多形結晶構造体、またはその光学異性体、ラセミ体、ジアステレオ異性体もしくは鏡像異性体。
【請求項4】
R1およびR2が、それらが結合している窒素原子と一緒になって、式:
【化5】

の一環式飽和窒素含有環を形成し;
m=4または5であり、Rbはそれぞれ、独立に、同一または異なっており、水素またはC1〜C4アルキルを表し;
Rは、
a)一環式ヘテロアリール、飽和または部分飽和のヘテロシクロアルキルまたはシクロアルキルから選択される環であって、それぞれがハロゲン原子、C1〜C4アルキル、O-C1〜C4アルキル、OH、NR3R4の1種または複数種で場合によって置換されており、かつ/またはヘテロシクロアルキルまたはヘテロアリールがN原子を環内に含む場合は、N原子は、N-オキシド(N+-O-)の形態であってもよい環、または
C1〜C4アルキル、O-C1〜C4アルキル、NR3R4、-C2〜C4アルケニルの1種または複数種で置換されたフェニル等の一環式アリールから選択され、
アルキル、アルケニルまたはアルキニルが、複素環、またはNR3R4等の官能塩基性基で場合によって置換されている環、
b)それぞれが、CN、アリール、シクロアルキルまたは-NR3R4の1種または複数種で置換されたC1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニルまたはC2〜C4アルキニル、
(ただし、シクロアルキルは、NR3R4の1種または複数種で場合によって置換された4から7員の飽和シクロアルキル基である)、
c)CONR7R8(式中、R7、R8は、独立に、直鎖または分枝のC1〜C4アルキルを表す);
d)-C(OH)R5R6(式中、R5およびR6は、独立に、直鎖または分枝のC1〜C4アルキルまたはC2〜C4アルケニルを表し、あるいはそれらが結合している炭素原子と一緒になって、飽和または部分不飽和の一環式炭素環を形成する);
e)フェニルが、ハロゲン、C1〜C4アルキル、O-C1〜C4アルキル、-OH、NR3R4の1種または複数種で場合によって置換されているベンジルオキシ基;
f)イソプロペニル
の範囲内で選択された群から選択され、
R3、R4が、独立に、水素、直鎖または分枝のC1〜C4アルキルまたはアリール基を表し、あるいはそれらが結合している窒素原子と一緒になって、ハロゲン原子、C1〜C4アルキル、O-C1〜C4アルキル、OHの1種または複数種で場合によって置換された飽和または部分不飽和の一環式または二環式複素環またはヘテロアリールを形成している、請求項1から3のいずれか一項に記載の化合物、またはその医薬として許容し得る塩、水和物もしくは水和塩、またはこれらの化合物の多形結晶構造体、またはその光学異性体、ラセミ体、ジアステレオ異性体もしくは鏡像異性体。
【請求項5】
Rが、a)の1つである請求項1から4のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項6】
Rが、
場合によってN-オキシド(N+-O-)の形態のN原子を含み、ハロゲン原子またはC1〜C4アルキルの1種また複数種で場合によって置換されたヘテロアリール環;または
C1〜C4アルキル、O-C1〜C4アルキル、NR3R4、-C2〜C4アルケニルの1種または複数種で置換されたフェニル等のアリールから選択される環から選択され、
アルキル、アルケニルまたはアルキニルが、複素環またはNR3R4で場合によって置換されている請求項1から5のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項7】
- trans-1-{3-[4-(N,N-ジメチルカルバモイル)フェノキシ]プロピル}-3,5-ジメチルピペリジン、
- trans-1-{3-[4-(N,N-テトラメチレンカルバモイル)フェノキシ]プロピル}-3,5-ジメチルピペリジン、
- 1-[3-(4-ベンゾイルフェニル)プロポキシ]ピペリジン、
- 1-[3-(4-シアノメチルフェニル)プロポキシ]ピペリジン、
- trans-1-{3-[4-(1-ヒドロキシ-1-メチルエチル)フェノキシ]プロピル}-3,5-ジメチルピペリジン、
- (RS)-1-{3-[4-(1-ヒドロキシ-1-メチルエチル)フェノキシ]プロピル}-3-メチルピペリジン、
- 1-{3-[4-(1-ヒドロキシ-1-プロピルブチル)フェノキシ]プロピル}ピペリジン、
- 1-{3-[4-(1-ヒドロキシシクロペンチル)フェノキシ]プロピル}ピペリジン
- 1-{3-[4-(1-ヒドロキシ-1-アリルブト-3-エニル)フェノキシ]プロピル}ピペリジン、
- trans-1-{3-(4-イソプロペニルフェノキシ)プロピル]-3,5-ジメチルピペリジン、
- trans-1-{3-(4-スチリルフェノキシ)プロピル]ピペリジン
- (3S,5S)-1-{3-[4-(trans-4-ジメチルアミノシクロヘクス-1-イル)フェノキシ]プロピル}-3,5-ジメチルピペリジン
- 1-{3-[4-(ベンジルオキシ)フェノキシ]プロピル}ピペリジン
- trans-3,5-ジメチル-1-[3-(4-フェノキシフェノキシ)プロピル]ピペリジン、
- 6-[4-(3-ピペリジノプロポキシ)フェニル]-2,3,4,5-テトラヒドロピリジン、
- trans-6-{4-[3-(3,5-ジメチルピペリジノ)プロポキシ]フェニル}-2,3,4,5-テトラヒドロピリジン、
- trans-1-{3-[4-(4,5-ジヒドロ-3H-ピロール-2-イル)フェノキシ]プロピル}-3,5-ジメチルピペリジン、
- 1-{3-[4-(cis-4-ジメチルアミノシクロヘクス-1-イル)フェノキシ]プロピル}ピペリジン、
- 1-{3-[4-(trans-4-ジメチルアミノシクロヘクス-1-イル)フェノキシ]プロピル}ピペリジン、
- 1-{3-[4-(cis-4-テトラメチレンアミノシクロヘクス-1-イル)フェノキシ]プロピル}ピペリジン、
- 1-{3-[4-(trans-4-テトラメチレンアミノシクロヘクス-1-イル)フェノキシ]-プロピル}ピペリジン、
- trans-1-{3-[4-(cis-4-ジメチルアミノシクロヘクス-1-イル)フェノキシ]プロピル}-3,5-ジメチルピペリジン、
- trans-1-{3-[4-(trans-4-ジメチルアミノシクロヘクス-1-イル)フェノキシ]プロピル}-3,5-ジメチルピペリジン、
- 1-{3-[(ビフェニル-4-イル)オキシ]プロピル}ピロリジン、
- trans-1-{3-[(ビフェニル-4-イル)オキシ]プロピル}-3,5-ジメチルピペリジン、
- (3S,5S)-1-{3-[(ビフェニル-4-イル)オキシ]プロピル}-3,5-ジメチルピペリジン、
- 1-{3-[(4'-メチルビフェニル-4-イル)オキシ]プロピル}ピペリジン、
- 1-{3-[(4'-メトキシビフェニル-4-イル)オキシ]プロピル}ピペリジン、
- (RS)-1-{3-[(ビフェニル-4-イル)オキシ]プロピル}-3-メチルピペリジン、
- trans-3,5-ジメチル-1-{3-[(4'-メチルビフェニル-4-イル)オキシ]プロピル}ピペリジン、
- 1-{3-[(2'-メチルビフェニル-4-イル)オキシ]プロピル}ピペリジン、
- 1-{3-[4-(3-チエニル)フェノキシ]プロピル}ピペリジン、
- 1-{[3-{4-(4-ピリジル)フェノキシ]プロピル}ピペリジン、
- trans-3,5-ジメチル-1-{3-[4-(4-ピリジル)フェノキシ] プロピル}ピペリジン、
- 1-{3-[4-(3-ピリジル)フェノキシ]プロピル}ピペリジン、
- trans-3,5-ジメチル-1-{3-[4-(ピロール-1-イル)フェノキシ]プロピル}ピペリジン、
- trans-3,5-ジメチル-1-{3-[4-(ピラゾール-3-イル)フェノキシ]プロピル}ピペリジン、
- ジ-1,1'-{(ビフェニル-4,4'-ジイル)ビス[オキシ(プロパン-1,3-ジイル)]}ピペリジン、
- 4-(3-{[4'-(3-ピペリジノプロポキシ)ビフェニル-4-イル]オキシ}プロピル)モルホリン、
- 1-(3-{[4'-(3-ピペリジノプロポキシ)ビフェニル-4-イル]オキシ}プロピル)ピロリジン、
- ジ-1,1'-{(ビフェニル-4,4'-ジイル)ビス[オキシ(プロパン-1,3-ジイル)]}ピロリジン
- ジ-1,1'-{メチレンビス[(フェニル-1,4-ジイル)オキシ(プロパン-1,3-ジイル)]}ピペリジン、
- (3S,5S)-1-{3-[4-(trans-4-ジメチルアミノシクロヘクス-1-イル)フェノキシ]プロピル)-3,5-ジメチルピペリジン
- (3S)-1-{3-[4-(trans-4-ジメチルアミノシクロヘクス-1-イル)フェノキシ]プロピル}-3-メチルピペリジン、
- (3S)-3-メチル-1-{3-[4-(4-ピリジル)フェノキシ]プロピル}ピペリジン、
- 1-(3-{[4'-(ピペリジノメチル)ビフェニル-4-イル]オキシ}プロピル)ピペリジン
- (3S,5S)-1-(3-[4-(trans-4-モルホリノシクロヘクス-1-イル)フェノキシ]プロピル}-3,5-ジメチルピペリジン
- (3S)-1-{3-[4-(trans-4-モルホリノシクロヘクス-1-イル)フェノキシ]プロピル}-3-メチルピペリジン
- 1-{3-[4-(trans-4-モルホリノシクロヘクス-1-イル)フェノキシ]プロピル}ピペリジン
- 1-{3-[4-(cis-4-モルホリノシクロヘクス-1-イル)フェノキシ]プロピル}ピペリジン二塩酸塩
- 1-{3-[4-(trans-4-モルホリノシクロヘクス-1-イル)フェノキシ]プロピル}ピペリジン二塩酸塩
- (3S)-3-メチル-1-{3-[4-(cis-4-モルホリノシクロヘクス-1-イル)フェノキシ]プロピル}ピペリジン二塩酸塩
- (3S)-3-メチル-1-{3-[4-(trans-4-モルホリノシクロヘクス-1-イル)フェノキシ]プロピル}ピペリジン二塩酸塩
- 1-(3-{[4'-(ピペリジノメチル)ビフェニル-4-イル]オキシ}プロピル)ピペリジン
- 1-{3-[4-(4-ピペリジノブト-1-イン-1-イル)フェノキシ]プロピル}ピペリジン
- (E)-1-(3-{[4'-(3-ピペリジノプロプ-1-エン-1-イル)ビフェニル-4-イル]オキシ}プロピル)ピペリジン
- (Z)-1-(3-{[4'-(3-ピペリジノプロプ-1-エン-1-イル)ビフェニル-4-イル]オキシ}プロピル)ピペリジン
- 1-メチル-4-[4'-(3-ピペリジノプロポキシ)ビフェニル]ピペラジン
- 1-{3-[4-(cis-4-ジメチルアミノシクロヘクス-1-イル)メチルフェノキシ]プロピル}ピペリジン、
- 1-{3-[4-(trans-4-ジメチルアミノシクロヘクス-1-イル)メチルフェノキシ]プロピル}ピペリジン、
- 4-(3-{[4'-(3-ピペリジノプロピル)ビフェニル-4-イル]オキシ)プロピル)ピペリジン、
- (3S,5S)-1-{3-[4-(trans-4-アミノシクロヘクス-1-イル)フェノキシ]プロピル}-3,5-ジメチルピペリジン、
- (3S)-4-{4-[3-(3-メチルピペリジン-1-イル)プロポキシ]フェニル}ピリジン1-オキシド、
- (3S)-4-{4-[3-(3-メチルピペリジン-1-イル)プロポキシ]フェニル}ピリジン1-オキシド、
- 4-[4-(3-ピペリジノプロポキシ)フェニル]ピリジン1-オキシド、
- 2-メチル-4-(4-{3-[(3S)-3-メチルピペリジン-1-イル]プロポキシ}フェニル)ピリジン1-オキシド、
- 2-ヒドロキシ-4-(4-{3-[(3S)-3-メチルピペリジン-1-イル]プロポキシ}フェニル)ピリジン、
- 1-メチル-4-(4-(3-[(3S)-3-メチルピペリジン-1-イル]プロポキシ}フェニル)ピリジニウム
- 2-(3-ピペリジノプロポキシ)-4-(4-{3-[(3S)-3-メチルピペリジン-1-イル]プロポキシ}フェニル)ピリジン
- 2-メチル-4-(4-{3-[(3S)-3-メチルピペリジン-1-イル]プロポキシ}フェニル)ピリジン
- 1-{3-[4-(4-ヒドロキシシクロヘキシル)フェノキシ]プロピル}ピペリジン
- (3S)-1-{3-[trans-4-(4-ヒドロキシシクロヘキシル)フェノキシ]プロピル}-3-メチルピペリジン
- (3S)-1-{3-[4-(4-ヒドロキシシクロヘキシル)フェノキシ]プロピル}-3-メチルピペリジン
- 1-{3-[trans-4-(4-ヒドロキシシクロヘキシル)フェノキシ]プロピル}ピロリジン
- (3S)-1-{3-[4-(4-ヒドロキシ-4-メチルシクロヘキシル)フェノキシ]プロピル}-3-メチルピペリジン
- 1-{3-[trans-4-(4-ヒドロキシシクロヘキシル)フェノキシ]プロピル}ピペリジン
- 1-{3-[trans-4-(4-ヒドロキシシクロヘキシル)フェノキシ]プロピル}-2-メチルピロリジン
- 1-メチル-4-[4-(3-ピペリジノプロポキシ)ベンジルオキシ]ピペリジン、
- 1-メチル-4-[4-(3-ピペリジノプロポキシ)ベンジルオキシメチル]ピペリジン、
- 1-メチル-4-{2-[4-(3-ピペリジノプロポキシ)ベンジルオキシ]エチル}ピペリジン、
- 1-エチル-3-[4-(3-ピペリジノプロポキシ)ベンジルオキシ]ピペリジン、
から選択される請求項1から6のいずれか一項に記載の化合物、またはその医薬として許容し得る塩、水和物もしくは水和塩、またはこれらの化合物の多形結晶構造体、またはその光学異性体、ラセミ体、ジアステレオ異性体もしくは鏡像異性体。
【請求項8】
- trans-1-{3-[4-(N,N-ジメチルカルバモイル)フェノキシ]プロピル}-3,5-ジメチルピペリジン、
- trans-1-{3-[4-(1-ヒドロキシ-1-メチルエチル)フェノキシ]プロピル}-3,5-ジメチルピペリジン、
-1-{3-[4-(1-ヒドロキシ-1-プロピルブチル)フェノキシ]プロピル}ピペリジン、
- (3S,5S)-1-{3-[4-(trans-4-ジメチルアミノシクロヘクス-1-イル)フェノキシ]プロピル}-3,5-ジメチルピペリジン、
- 6-[4-(3-ピペリジノプロポキシ)フェニル]-2,3,4,5-テトラヒドロピリジン、
- trans-6-{4-[3-(3,5-ジメチルピペリジノ)プロポキシ]フェニル}-2,3,4,5-テトラヒドロピリジン、
- trans-1-{3-[4-(4,5-ジヒドロ-3H-ピロール-2-イル)フェノキシ]プロピル}-3,5-ジメチルピペリジン、
-1-{3-[4-(cis-4-ジメチルアミノシクロヘクス-1-イル)フェノキシ]プロピル}ピペリジン、
- 1-{3-[4-(trans-4-ジメチルアミノシクロヘクス-1-イル)フェノキシ]プロピル}-ピペリジン、
- 1-{3-[4-(cis-4-テトラメチレンアミノシクロヘクス-1-イル)フェノキシ]プロピル}ピペリジン、
- 1 -{3-[4-(trans-4-テトラメチレンアミノシクロヘクス-1-イル)フェノキシ]プロピル}-ピペリジン、
- trans-1-{3-[4-(cis-4-ジメチルアミノシクロヘクス-1-イル)フェノキシ]プロピル}-3,5-ジメチルピペリジン、
- trans-1-{3-[4-(trans-4-ジメチルアミノシクロヘクス-1-イル)フェノキシ]プロピル}-3,5-ジメチルピペリジン、
- 1-{3-[(2'-メチルビフェニル-4-イル)オキシ]プロピル}ピペリジン、
- 1-{[3-{4-(4-ピリジル)フェノキシ]プロピル}ピペリジン、
- trans-3,5-ジメチル-1-{3-[4-(4-ピリジル)フェノキシ]プロピル}ピペリジン、
- 1-{3-[4-(3-ピリジル)フェノキシ]プロピル}ピペリジン、
- trans-3,5-ジメチル-1-{3-[4-(ピラゾール-3-イル)フェノキシ]プロピル}ピペリジン、
- ジ-1,1'-{(ビフェニル-4,4'-ジイル)ビス[オキシ(プロパン-1,3-ジイル)]}ピペリジン、
- 4-(3-{[4'-(3-ピペリジノプロポキシ)ビフェニル-4-イル]オキシ}プロピル)モルホリン、
- 1-(3-{[4'-(3-ピペリジノプロポキシ)ビフェニル-4-イル]オキシ}プロピル)ピロリジン
- ジ-1,1'-{(ビフェニル-4,4'-ジイル)ビス[オキシ(プロパン-1,3-ジイル)]}ピロリジン
- (3S)-3-メチル-1-{3-[4-(4-ピリジル)フェノキシ]プロピル}ピペリジン、
- 1-{3-[4-(cis-4-モルホリノシクロヘクス-1-イル)フェノキシ]プロピル}ピペリジン、
- 1-{3-[4-(trans-4-モルホリノシクロヘクス-1-イル)フェノキシ]プロピル}ピペリジン、
- (3S)-3-メチル-1-{3-[4-(cis-4-モルホリノシクロヘクス-1-イル)フェノキシ]プロピル}ピペリジン、
- (3S)-3-メチル-1-{3-[4-(trans-4-モルホリノシクロヘクス-1-イル)フェノキシ]プロピル}ピペリジン、
- 1-(3-{[4'-(ピペリジノメチル)ビフェニル-4-イル]オキシ}プロピル)ピペリジン
- 1-{3-[4-(4-ピペリジノブト-1-イン-1-イル)フェノキシ]プロピル}ピペリジン
- (3S)-4-{4-[3-(3-メチルピペリジン-1-イル)プロポキシ]フェニル}ピリジン1-オキシド、
- (3S)-4-{4-[3-(3-メチルピペリジン-1-イル)プロポキシ]フェニル}ピリジン1-オキシド、
- (3S)-4-{4-[3-(3-メチルピペリジン-1-イル)プロポキシ]フェニル}ピリジン1-オキシド、
- (3S)-1-{3-[trans-4-(4-ヒドロキシシクロヘキシル)フェノキシ]プロピル}-3-メチルピペリジン、
- (3S)-1-{3-[4-(4-ヒドロキシシクロヘキシル)フェノキシ]プロピル}-3-メチルピペリジン、
から選択される請求項1から7のいずれか一項に記載の化合物、またはその医薬として許容し得る塩、水和物もしくは水和塩、またはこれらの化合物の多形結晶構造体、またはその光学異性体、ラセミ体、ジアステレオ異性体もしくは鏡像異性体。
【請求項9】
- trans-1-{3-[4-(1-ヒドロキシ-1-メチルエチル)フェノキシ]プロピル}-3,5-ジメチルピペリジン、
- 1-{3-[4-(1-ヒドロキシ-1-プロピルブチル)フェノキシ]プロピル}ピペリジン、
- 6-[4-(3-ピペリジノプロポキシ)フェニル]-2,3,4,5-テトラヒドロピリジン、
- trans-6-{4-[3-(3,5-ジメチルピペリジノ)プロポキシ]フェニル}-2,3,4,5-テトラヒドロピリジン、
- 1-{3-[4-(cis-4-ジメチルアミノシクロヘクス-1-イル)フェノキシ]プロピル}ピペリジン、
- 1-{3-[4-(trans-4-ジメチルアミノシクロヘクス-1-イル)フェノキシ]プロピル}-ピペリジン、
- 1-{3-[4-(cis-4-テトラメチレンアミノシクロヘクス-1-イル)フェノキシ]プロピル}ピペリジン、
- 1-{3-[4-(trans-4-テトラメチレンアミノシクロヘクス-1-イル)フェノキシ]プロピル}-ピペリジン、
- trans-1-{3-[4-(cis-4-ジメチルアミノシクロヘクス-1-イル)フェノキシ]プロピル}-3,5-ジメチルピペリジン、
- trans-1-{3-[4-(trans-4-ジメチルアミノシクロヘクス-1-イル)フェノキシ]プロピル}-3,5-ジメチルピペリジン、
- 1-{[3-{4-(4-ピリジル)フェノキシ]プロピル}ピペリジン、
- trans-3,5-ジメチル-1-{3-[4-(4-ピリジル)フェノキシ]プロピル}ピペリジン、
- 1-{3-[4-(3-ピリジル)フェノキシ]プロピル}ピペリジン、
- trans-3,5-ジメチル-1-{3-[4-(ピラゾール-3-イル)フェノキシ]プロピル}ピペリジン、
- ジ-1,1'-{(ビフェニル-4,4'-ジイル)ビス[オキシ(プロパン-1,3-ジイル)]}ピペリジン、
- 4-(3-{[4'-(3-ピペリジノプロポキシ)ビフェニル-4-イル]オキシ}プロピル)モルホリン、
- 1-(3-{[4'-(3-ピペリジノプロポキシ)ビフェニル-4-イル]オキシ}プロピル)ピロリジン
- ジ-1,1'-{(ビフェニル-4,4'-ジイル)ビス[オキシ(プロパン-1,3-ジイル)]}ピロリジン
- (3S)-3-メチル-1-{3-[4-(4-ピリジル)フェノキシ]プロピル}ピペリジン、
- 1-{3-[4-(cis-4-モルホリノシクロヘクス-1-イル)フェノキシ]プロピル}ピペリジン、
- 1-{3-[4-(trans-4-モルホリノシクロヘクス-1-イル)フェノキシ]プロピル}ピペリジン、
- (3S)-3-メチル-1-{3-[4-(cis-4-モルホリノシクロヘクス-1-イル)フェノキシ]プロピル}ピペリジン、
- (3S)-3-メチル-1-{3-[4-(trans-4-モルホリノシクロヘクス-1-イル)フェノキシ]プロピル}ピペリジン、
-1-(3-{[4'-(ピペリジノメチル)ビフェニル-4-イル]オキシ}プロピル) ピペリジン
- 1-{3-[4-(4-ピペリジノブト-1-イン-1-イル)フェノキシ]プロピル}ピペリジン
- (3S)-4-{4-[3-(3-メチルピペリジン-1-イル)プロポキシ]フェニル}ピリジン1-オキシド、
- (3S)-4-{4-[3-(3-メチルピペリジン-1-イル)プロポキシ]フェニル}ピリジン1-オキシド、
- (3S)-4-{4-[3-(3-メチルピペリジン-1-イル)プロポキシ]フェニル}ピリジン1-オキシド、
- (3S)-1-{3-[trans-4-(4-ヒドロキシシクロヘキシル)フェノキシ]プロピル}-3-メチルピペリジン、
- (3S)-1-{3-[4-(4-ヒドロキシシクロヘキシル)フェノキシ]プロピル}-3-メチルピペリジン、
から選択される請求項1から8のいずれか一項に記載の化合物、またはその医薬として許容し得る塩、水和物もしくは水和塩、またはこれらの化合物の多形結晶構造体、またはその光学異性体、ラセミ体、ジアステレオ異性体もしくは鏡像異性体。
【請求項10】
- (3S)-3-メチル-1-{3-[4-(4-ピリジル)フェノキシ]プロピル}ピペリジン二シュウ酸塩
- (3S)-4-{4-[3-(3-メチルピペリジン-1-イル)プロポキシ]フェニル}ピリジン1-オキシドシュウ酸塩
- (3S)-4-{4-[3-(3-メチルピペリジン-1-イル)プロポキシ]フェニル}ピリジン1-オキシド塩酸塩
- (3S)-4-{4-[3-(3-メチルピペリジン-1-イル)プロポキシ]フェニル}ピリジン1-オキシド二塩酸塩
から選択される請求項1から9のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項11】
式(II):
【化6】

(式中、R1およびR2は、一般式(I)に定められている通りであり、R'は、Rの前駆体基を表す)
の対応する化合物を反応させる工程を含む請求項1から10のいずれか一項に記載の化合物の調製方法。
【請求項12】
式(III):
【化7】

(式中、R1およびR2は、一般式(I)に定められている通りである)
の対応する化合物を反応させる工程を含む請求項1から10のいずれか一項に記載の化合物の調製方法。
【請求項13】
式(IV)および(V):
【化8】

(式中、R1およびR2は、一般式(I)に定められている通りであり、YおよびXは、救核基および脱離基またはその前駆体をそれぞれ表し、R''は、式(I)に定められているR、または式(II)に定められているR'を表す)
の対応する化合物を反応させる工程を含む請求項1から10のいずれか一項に記載の化合物の調製方法。
【請求項14】
式(V)および(VI):
【化9】

(式中、R1およびR2は、一般式(I)に定められている通りであり、Halは、ハロゲン原子を表し、R''は、一般式(I)に定められているR、または一般式(II)に定められているR'を表す)
の対応する化合物を結合させる工程を含む請求項1から13のいずれか一項に記載の化合物の調製方法。
【請求項15】
請求項1から10のいずれか一項に記載の式(I)の化合物を医薬として許容し得る賦形剤または担体とともに含む医薬組成物。
【請求項16】
それを必要とする患者に投与するためのH3受容体のリガンドとして作用するための医薬品を調製するための請求項1から10のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項17】
CNSの疾患または状態を治療および/または予防するための医薬品を調製するための請求項1から10のいずれか一項に定められている式(I)の化合物の使用。
【請求項18】
アルツハイマー病、注意、覚醒および記憶障害を治療および/または予防するための請求項17に記載の使用。
【請求項19】
精神病における認知障害を治療および/または予防するための請求項17に記載の使用。
【請求項20】
高齢者における障害、鬱状態または無力状態を治療および/または予防するための請求項17から19のいずれか一項に記載の使用。
【請求項21】
パーキンソン病、閉塞性睡眠時無呼吸、レビー小体型痴呆、血管性痴呆を治療および/または予防するための医薬品を調製するための請求項1から10のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項22】
てんかんを治療および/または予防するための医薬品を調製するための請求項1から10のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項23】
眩暈、運動障害、肥満を治療および/または予防するための請求項17に記載の使用。
【請求項24】
糖尿病および代謝症候群を治療および/または予防するための医薬品を調製するための請求項1から10のいずれか一項に定められている式(I)の化合物の使用。
【請求項25】
睡眠障害、ストレス、向精神障害、痙攣、鬱病、ナルコレプシー、視床下部下垂体分泌、脳循環および/または免疫系の障害を治療および/または予防するための医薬品を調製するための請求項1から10のいずれか一項に定められている式(I)の化合物の使用。
【請求項26】
健康なヒトにおける夜間勤務、または時間交替に対する適応を促進するための医薬品を調製するための請求項1から10のいずれか一項に定められている式(I)の化合物の使用。
【請求項27】
式(X):
【化10】

の化合物を調製するための方法であって、
式(XI):
【化11】

の化合物を還元する工程を含む方法。
【請求項28】
前記工程は、触媒条件下で化合物(XI)を水素化することを含む請求項27に記載の方法。

【公表番号】特表2008−539218(P2008−539218A)
【公表日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−508317(P2008−508317)
【出願日】平成18年4月25日(2006.4.25)
【国際出願番号】PCT/IB2006/000991
【国際公開番号】WO2006/117609
【国際公開日】平成18年11月9日(2006.11.9)
【出願人】(507324887)
【Fターム(参考)】