説明

新規のピラゾロピリミジン

一定の式Iで示され、その式中、R1、R2、R3及びR4が明細書中に示される意味を有する化合物は、アポトーシスの誘導に反応を示す(過剰)増殖性の疾病及び/又は疾患の治療において有用であると予想される新規の化合物である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I
【化1】

[式中、
R1は、Ar1、又はHar1、Har2もしくはHar3、又はCyc1、又はHh1、Ah1もしくはHa1であり、その際、
Ar1は、R11により置換されていてよく、かつフェニル、ナフチル、フルオレニル又はAa1であり、その際、
Aa1は、2個のアリール基から構成されるビスアリール基であって、これらのアリール基が、フェニル及びナフチルからなる群から無関係に選択され、かつ単結合を介して共に結合されているビスアリール基であり、
R11は、C1〜C4−アルコキシ、C1〜C4−アルコキシ−C2〜C4−アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシル、フェノキシ、フェニル−C1〜C4−アルコキシ、ヒドロキシ−C2〜C4−アルコキシ、カルボキシ−C1〜C4−アルコキシ又はC1〜C4−アルキルカルボニルアミノであり、
Har1は、R12により置換されていてよく、かつ窒素、酸素及び硫黄からなる群からそれぞれ選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、不飽和の単環式の5員もしくは6員のヘテロアリール基であり、その際、
R12は、C1〜C4−アルキルであり、
Har2は、R13により置換されていてよく、かつ窒素、酸素及び硫黄からなる群からそれぞれ選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、不飽和の縮合二環式の9員もしくは10員のヘテロアリール基であり、その際、
R13は、C1〜C4−アルキルであり、
Har3は、R14により置換されていてよく、かつ窒素、酸素及び硫黄からなる群からそれぞれ選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、不飽和の縮合三環式の13員もしくは14員のヘテロアリール基であり、その際、
R14は、C1〜C4−アルキルであり、
Cyc1は、式A
【化2】

で示される基であり、
Gは、酸素及び硫黄からなる群から無関係に選択される1又は2個のヘテロ原子を有する、5員もしくは6員の飽和もしくは部分不飽和の複素環式の環であり、その際、前記Cyc1環系は、親分子基に、任意の置換可能なベンゾ環炭素原子を介して結合されており、
Hh1は、R15により置換されていてよく、かつ2個のヘテロアリール基から構成されるビスヘテロアリール基であって、これらのヘテロアリール基が、窒素、酸素及び硫黄からなる群からそれぞれ選択される1又は2個のヘテロ原子を有する、単環式の5員もしくは6員のヘテロアリール基からなる群から無関係に選択され、かつ単結合を介して共に結合されているビスヘテロアリール基であり、その際、
R15は、C1〜C4−アルキルであり、
Ah1は、R16により置換されていてよく、かつアリール基とヘテロアリール基とから構成されるアリールヘテロアリール基であって、前記アリール基が、フェニル及びナフチルからなる群から選択され、かつ前記ヘテロアリール基が、窒素、酸素及び硫黄からなる群からそれぞれ選択される1又は2個のヘテロ原子を有する、単環式の5員もしくは6員のヘテロアリール基からなる群から選択され、その際、前記アリール基とヘテロアリール基とが単結合を介して共に結合されているアリールヘテロアリール基であり、その際、
R16は、C1〜C4−アルキルであり、
Ha1は、R17により置換されていてよく、かつヘテロアリール基とアリール基とから構成されるヘテロアリールアリール基であって、前記ヘテロアリール基が、窒素、酸素及び硫黄からなる群からそれぞれ選択される1又は2個のヘテロ原子を有する、単環式の5員もしくは6員のヘテロアリール基からなる群から選択され、かつ前記アリール基が、フェニル及びナフチルからなる群から選択され、その際、前記ヘテロアリール基とアリール基とが単結合を介して共に結合されているヘテロアリールアリール基であり、その際、
R17は、C1〜C4−アルキルであり、
その際、基Har1、Har2、Har3、Hh1及びAh1のそれぞれは、環炭素原子を介して、ピラゾロピリミジン骨格に結合されており;
R2は、水素、ハロゲン又はC1〜C4−アルキルであり;
R3は、−T−R30、−U−Ar2、−V−Har4又はCyc2であり、その際、
Tは、C1〜C4−アルキレンであり、
R30は、−N(R301)R302、シアノ、アミジノ、カルバモイル、グアニジノ、ウレイド、C1〜C4−アルキルスルホニル又はHet2であり、その際、
R301は、水素、C1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルコキシカルボニル、ヒドロキシ−C2〜C4−アルキル又はC1〜C4−アルコキシ−C2〜C4−アルキルであり、
R302は、水素又はC1〜C4−アルキルであるか、又は
R301及びR302は、一緒になって、これらが結合される窒素原子を含んで、基Het1を形成し、その際、
Het1は、R301及びR302が結合される窒素原子と、場合により、酸素、窒素、N(R303)及び硫黄からなる群から選択される更なる1個のヘテロ原子とを有する、単環式の3員ないし7員の飽和の複素環式の環であり、その際、
R303は、水素、C1〜C4−アルキル又はC1〜C4−アルコキシカルボニルであり、
Het2は、1個の窒素原子と、場合により、酸素、窒素、N(R304)及び硫黄からなる群から選択される更なる1個のヘテロ原子とを有する、単環式の3員ないし7員の飽和の複素環式の環であり、その際、前記のHet2基は、親分子基に、環炭素原子を介して結合されており、その際、
R304は、C1〜C4−アルキルであり、
Uは、結合、C1〜C4−アルキレン又は、アミノ−C1〜C4−アルキルで置換されたC1〜C4−アルキレンであり、
Ar2は、フェニル又は、R31及び/又はR32で置換されたフェニルであり、その際、
R31は、C1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチル又は−W−R311であり、その際、
Wは、結合又はC1〜C4−アルキレンであり、
R311は、請求項1に定義されるR30の意味の1つを有し、
R32は、ハロゲンであり、
Vは、結合であり、
Har4は、R33により置換されていてよく、かつ窒素、酸素及び硫黄からなる群からそれぞれ選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、単環式もしくは縮合二環式の5員ないし10員の不飽和のヘテロアリール基であり、その際、前記のHar4基は、部分Vに、環炭素原子を介して結合されており、その際、
R33は、−Z−R331であり、その際、
Zは、C1〜C4−アルキレンであり、
R331は、請求項1に定義されるN(R301)R302の意味の1つを有し、
Cyc2は、式A
【化3】

で示される基であり、その際、
Gは、1個の窒素原子と、場合により、酸素、窒素及び硫黄からなる群から選択される更なる1個のヘテロ原子とを有する、5員もしくは6員の飽和の複素環式の環であり、その際、前記Cyc2環系は、親分子基に、任意の置換可能なベンゾ環炭素原子を介して結合されており;
R4は、水素又はハロゲンである]で示される化合物並びにこれらの化合物の塩。
【請求項2】
式Iで示され、その式中、
R1は、Ar1、又はHar1、Har2もしくはHar3、又はCyc1、又はHh1、Ah1もしくはHa1であり、その際、
Ar1は、R11により置換されていてよく、かつフェニル、ナフチル、フルオレニル又はAa1であり、その際、
Aa1は、2個のアリール基から構成されるビスアリール基であって、これらのアリール基が、フェニル及びナフチルからなる群から無関係に選択され、かつ単結合を介して共に結合されているビスアリール基であり、
R11は、C1〜C4−アルコキシ、C1〜C4−アルコキシ−C2〜C4−アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシル、フェノキシ、フェニル−C1〜C4−アルコキシ、ヒドロキシ−C2〜C4−アルコキシ、カルボキシ−C1〜C4−アルコキシ又はC1〜C4−アルキルカルボニルアミノであり、
Har1は、R12により置換されていてよく、かつ窒素、酸素及び硫黄からなる群からそれぞれ選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、不飽和の単環式の5員もしくは6員のヘテロアリール基であり、その際、
R12は、C1〜C4−アルキルであり、
Har2は、R13により置換されていてよく、かつ窒素、酸素及び硫黄からなる群からそれぞれ選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、不飽和の縮合二環式の9員もしくは10員のヘテロアリール基であり、その際、
R13は、C1〜C4−アルキルであり、
Har3は、R14により置換されていてよく、かつ窒素、酸素及び硫黄からなる群からそれぞれ選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、不飽和の縮合三環式の13員もしくは14員のヘテロアリール基であり、その際、
R14は、C1〜C4−アルキルであり、
Cyc1は、式A
【化4】

で示される基であり、
Gは、酸素及び硫黄からなる群から無関係に選択される1又は2個のヘテロ原子を有する、5員もしくは6員の飽和もしくは部分不飽和の複素環式の環であり、その際、前記Cyc1環系は、親分子基に、任意の置換可能なベンゾ環炭素原子を介して結合されており、
Hh1は、R15により置換されていてよく、かつ2個のヘテロアリール基から構成されるビスヘテロアリール基であって、これらのヘテロアリール基が、窒素、酸素及び硫黄からなる群からそれぞれ選択される1又は2個のヘテロ原子を有する、単環式の5員もしくは6員のヘテロアリール基からなる群から無関係に選択され、かつ単結合を介して共に結合されているビスヘテロアリール基であり、その際、
R15は、C1〜C4−アルキルであり、
Ah1は、R16により置換されていてよく、かつアリール基とヘテロアリール基とから構成されるアリールヘテロアリール基であって、前記アリール基が、フェニル及びナフチルからなる群から選択され、かつ前記ヘテロアリール基が、窒素、酸素及び硫黄からなる群からそれぞれ選択される1又は2個のヘテロ原子を有する、単環式の5員もしくは6員のヘテロアリール基からなる群から選択され、その際、前記アリール基とヘテロアリール基とが単結合を介して共に結合されているアリールヘテロアリール基であり、その際、
R16は、C1〜C4−アルキルであり、
Ha1は、R17により置換されていてよく、かつヘテロアリール基とアリール基とから構成されるヘテロアリールアリール基であって、前記ヘテロアリール基が、窒素、酸素及び硫黄からなる群からそれぞれ選択される1又は2個のヘテロ原子を有する、単環式の5員もしくは6員のヘテロアリール基からなる群から選択され、かつ前記アリール基が、フェニル及びナフチルからなる群から選択され、その際、前記ヘテロアリール基とアリール基とが単結合を介して共に結合されているヘテロアリールアリール基であり、その際、
R17は、C1〜C4−アルキルであり、
その際、基Har1、Har2、Har3、Hh1及びAh1のそれぞれは、環炭素原子を介して、ピラゾロピリミジン骨格に結合されており;
R2は、水素、ハロゲン又はC1〜C4−アルキルであり;
R3は、−T−R30、−U−Ar2、−V−Har4又はCyc2であり、その際、
Tは、C1〜C4−アルキレンであり、
R30は、−N(R301)R302、シアノ、アミジノ、カルバモイル、グアニジノ、ウレイド又はHet2であり、その際、
R301は、水素、C1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルコキシカルボニル、ヒドロキシ−C2〜C4−アルキル又はC1〜C4−アルコキシ−C2〜C4−アルキルであり、
R302は、水素又はC1〜C4−アルキルであるか、又は
R301及びR302は、一緒になって、これらが結合される窒素原子を含んで、基Het1を形成し、その際、
Het1は、R301及びR302が結合される窒素原子と、場合により、酸素、窒素、N(R303)及び硫黄からなる群から選択される更なる1個のヘテロ原子とを有する、単環式の3員ないし7員の飽和の複素環式の環であり、その際、
R303は、水素、C1〜C4−アルキル又はC1〜C4−アルコキシカルボニルであり、
Het2は、1個の窒素原子と、場合により、酸素、窒素、N(R304)及び硫黄からなる群から選択される更なる1個のヘテロ原子とを有する、単環式の3員ないし7員の飽和の複素環式の環であり、その際、前記のHet2基は、親分子基に、環炭素原子を介して結合されており、その際、
R304は、C1〜C4−アルキルであり、
Uは、結合、C1〜C4−アルキレン又は、アミノ−C1〜C4−アルキルで置換されたC1〜C4−アルキレンであり、
Ar2は、フェニル又は、R31及び/又はR32で置換されたフェニルであり、その際、
R31は、C1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチル又は−W−R311であり、その際、
Wは、結合又はC1〜C4−アルキレンであり、
R311は、請求項2に定義されるR30の意味の1つを有し、
R32は、ハロゲンであり、
Vは、結合であり、
Har4は、R33により置換されていてよく、かつ窒素、酸素及び硫黄からなる群からそれぞれ選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、単環式もしくは縮合二環式の5員ないし10員の不飽和のヘテロアリール基であり、その際、前記のHar4基は、部分Vに、環炭素原子を介して結合されており、その際、
R33は、−Z−R331であり、その際、
Zは、C1〜C4−アルキレンであり、
R331は、請求項2に定義されるN(R301)R302の意味の1つを有し、
Cyc2は、式A
【化5】

で示される基であり、その際、
Gは、1個の窒素原子と、場合により、酸素、窒素及び硫黄からなる群から選択される更なる1個のヘテロ原子とを有する、5員もしくは6員の飽和の複素環式の環であり、その際、前記Cyc2環系は、親分子基に、任意の置換可能なベンゾ環炭素原子を介して結合されており;
R4は、水素である、請求項1記載の化合物並びにこれらの化合物の塩。
【請求項3】
式Ib又は式Ic
【化6】

[式中、
R1は、Ar1、又はHar3、又はAh1もしくはHa1であり、その際、
Ar1は、R11により置換されていてよく、かつフェニル、ナフチル又はAa1であり、その際、
Aa1は、ビフェニルであり、
R11は、C1〜C4−アルコキシ、C1〜C4−アルコキシ−C2〜C4−アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシル、ニトロ、フェノキシ、フェニル−C1〜C4−アルコキシ、ヒドロキシ−C2〜C4−アルコキシ、カルボキシ−C1〜C4−アルコキシ又はC1〜C4−アルキルカルボニルアミノであり、
Har3は、ジベンゾフラニルであり、
Ah1は、フェニル−ピリジル基であり、
Ha1は、R17によりピラゾリル部で置換されていてよく、かつピラゾリル−フェニル基であり、その際、
R17は、C1〜C4−アルキルであり;
R2は、水素であり;
R3は、T−R30、−U−Ar2、−V−Har4又はCyc2であり、その際、
Tは、C1〜C4−アルキレンであり、
R30は、−N(R301)R302であり、その際、
R301は、水素、C1〜C4−アルキル又はヒドロキシ−C2〜C4−アルキルであり、
R302は、水素又はC1〜C4−アルキルであり、
Uは、結合であり、
Ar2は、R31で置換されたフェニル又は、R31及びR32で置換されたフェニルであり、その際、
R31は、アミジノ、グアニジノ、Het2又は−W−R311であり、その際、
Het2は、ピペリジニル又はピロリジニルであり、その際、前記Het2基は、親分子基に、環炭素原子を介して結合されており、
Wは、結合又はC1〜C4−アルキレンであり、
R311は、請求項3に定義されるR30の意味の1つを有し、かつ
R32は、ハロゲンであるか、もしくは
Uは、アミノ−C1〜C4−アルキルで置換されたC1〜C4−アルキレンであり、
Ar2は、R31及びR32で置換されたフェニルであり、その際、
R31は、ハロゲンであり、かつ
R32は、ハロゲンであり、
Vは、結合であり、
Har4は、R33で置換されたピリジル、R33で置換されたチオフェニル又はR33で置換されたフラニルであり、その際、
R33は、−Z−R331であり、その際、
Zは、C1〜C4−アルキレンであり、
R331は、請求項3に定義されるR30の意味の1つを有し、
Cyc2は、
【化7】

であり、その際、置換基−N(H)C(O)R3が、フェニル環がピラゾロピリミジニル−アミノ部に結合される結合位置に対してメタ位又はパラ位で結合されており;
R4は、水素又は臭素である]のいずれかからなる、請求項1記載の化合物並びにこれらの化合物の塩。
【請求項4】
請求項3に記載される式Ib又は式Icのいずれかからなり、それらの式中、
R1は、Ar1、又はHar3、又はAh1もしくはHa1であり、その際、
Ar1は、ナフタレン−2−イル又は6−(R11)−ナフタレン−2−イルであり、その際、
R11は、C1〜C2−アルコキシ、2−メトキシエトキシ、ヒドロキシル、ベンジルオキシ又は2−ヒドロキシエトキシであるか、もしくは
Ar1は、ビフェン−3−イル、ビフェン−4−イル、2′−(R11)−ビフェン−3−イル、3′−(R11)−ビフェン−3−イル、4′−(R11)−ビフェン−3−イル、2′−(R11)−ビフェン−4−イル、3′−(R11)−ビフェン−4−イル又は4′−(R11)−ビフェン−4−イルであり、その際、
R11は、C1〜C2−アルコキシ、ニトロ、C1〜C2−アルキルカルボニルアミノ又はハロゲンであるか、もしくは
Ar1は、3−(R11)−フェニル又は4−(R11)−フェニルであり、その際、
R11は、ハロゲンであり、
Har3は、ジベンゾフラン−4−イルであり、
Ah1は、フェニル−ピリジルであり、
Ha1は、3−(ピラゾール−1−イル)−フェニル、3−(1N−H−ピラゾリル)−フェニル、3−[1N−(C1〜C2−アルキル)−ピラゾリル]−フェニル、4−(ピラゾール−1−イル)−フェニル、4−(1N−H−ピラゾリル)−フェニル又は4−[1N−(C1〜C2−アルキル)−ピラゾリル]−フェニルであり;
R2は、水素であり;
R3は、−T−R30、−U−Ar2、−V−Har4又はCyc2であり、その際、
Tは、C1〜C4−アルキレンであり、
R30は、アミノであり、
Uは、結合であり、かつ
Ar2は、2−(R31)−フェニル、3−(R31)−フェニル又は4−(R31)−フェニルであり、その際、
R31は、アミノであるか、もしくは
Uは、結合であり、かつ
Ar2は、3−(R31)−フェニル又は4−(R31)−フェニルであり、その際、
R31は、グアニジノ、アミジノ又は1N−H−ピペリジニルであるか、もしくは
Uは、結合であり、かつ
Ar2は、3−(R31)−フェニル、4−(R31)−フェニル、R32で置換された3−(R31)−フェニル又はR32で置換された4−(R31)−フェニルであり、その際、
R31は、−W−R311であり、その際、
Wは、C1〜C4−アルキレンであり、
R311は、−N(R301)R302であり、その際、
R301は、水素、C1〜C2−アルキル又は2−ヒドロキシエチルであり、
R302は、水素であり、かつ
R32は、フッ素であるか、もしくは
Uは、アミノ−C1〜C4−アルキルで置換されたC1〜C4−アルキレンであり、かつ
Ar2は、R31及びR32で置換されたフェニルであり、その際、
R31は、塩素であり、かつ
R32は、塩素であり、
Vは、結合であり、
Har4は、R33で置換されたピリジル又はR33で置換されたフラニルであり、その際、
R33は、−Z−R331であり、その際、
Zは、C1〜C4−アルキレンであり、
R331は、アミノであり、
Cyc2は、以下の基:
【化8】

のいずれか1つであり;
R4は、水素又は臭素である、請求項1記載の化合物並びにこれらの化合物の塩。
【請求項5】
請求項3に記載の式Ib又は式Icのいずれかからなり、それらの式中、
R1は、Ar1、又はHar3、又はAh1もしくはHa1であり、その際、
Ar1は、ナフタレン−2−イル又は6−(R11)−ナフタレン−2−イルであり、その際、
R11は、C1〜C2−アルコキシ、2−メトキシエトキシ、ヒドロキシル、ベンジルオキシ又は2−ヒドロキシエトキシであるか、もしくは
Ar1は、ビフェン−3−イル、ビフェン−4−イル、2′−(R11)−ビフェン−4−イル、3′−(R11)−ビフェン−4−イル、4′−(R11)−ビフェン−4−イル、3′−(R11)−ビフェン−3−イル又は4′−(R11)−ビフェン−3−イルであり、その際、
R11は、C1〜C2−アルコキシ、ニトロ、フッ素又はC1〜C2−アルキルカルボニルアミノであるか、もしくは
Ar1は、3−(R11)−フェニル又は4−(R11)−フェニルであり、その際、
R11は、臭素又はヨウ素であり、
Har3は、ジベンゾフラン−4−イルであり、
Ah1は、6−フェニル−ピリジン−3−イルであり、
Ha1は、4−[1N−(C1〜C2−アルキル)−ピラゾール−4−イル]−フェニルであり;
R2は、水素であり;
R3は、−T−R30、−U−Ar2、−V−Har4又はCyc2であり、その際、
Tは、直鎖状のC1〜C4−アルキレンであり、
R30は、アミノであり、
Uは、結合であり、かつ
Ar2は、4−(R31)−フェニル又は3−(R31)−フェニルであり、その際、
R31は、グアニジノであるか、もしくは
Uは、結合であり、かつ
Ar2は、4−(R31)−フェニル、3−(R31)−フェニル又は2−フルオロ−4−(R31)−フェニルであり、その際、
R31は、−W−R311であり、その際、
Wは、メチレン又はエチレンであり、
R311は、−N(R301)R302であり、その際、
R301は、水素、メチル又は2−ヒドロキシエチルであり、
R302は、水素であるか、もしくは
Uは、アミノ−C1〜C2−アルキルで置換されたメチレンであり、かつ
Ar2は、3,4−ジクロロ−フェニルであり、
Vは、結合であり、
Har4は、R33で置換されたピリジル又はR33で置換されたフラニルであり、その際、
R33は、−Z−R331であり、その際、
Zは、メチレンであり、
R331は、アミノであり、
Cyc2は、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル又は1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イルであり;
R4は、水素又は臭素である、請求項1記載の化合物並びにこれらの化合物の塩。
【請求項6】
請求項3に記載の式Ib又は式Icのいずれかからなり、それらの式中、
R1は、Ar1、又はHar3、又はAh1もしくはHa1であり、その際、
Ar1は、6−(R11)−ナフタレン−2−イルであり、その際、
R11は、C1〜C2−アルコキシ、2−メトキシエトキシ、ヒドロキシル、ベンジルオキシ又は2−ヒドロキシエトキシであるか、もしくは
Ar1は、ビフェン−3−イル、ビフェン−4−イル、2′−(R11)−ビフェン−4−イル、3′−(R11)−ビフェン−4−イル、4′−(R11)−ビフェン−4−イル、3′−(R11)−ビフェン−3−イル又は4′−(R11)−ビフェン−3−イルであり、その際、
R11は、メトキシ、フッ素、アセチルアミノ又はニトロであり、
Har3は、ジベンゾフラン−4−イルであり、
Ah1は、6−フェニル−ピリジン−3−イルであり、
Ha1は、4−(1N−メチル−ピラゾール−4−イル)−フェニルであり;
R2は、水素であり;
R3は、−U−Ar2、−V−Har4又はCyc2であり、その際、
Uは、結合であり、かつ
Ar2は、4−(R31)−フェニル又は3−(R31)−フェニルであり、その際、
R31は、グアニジノであるか、もしくは
Uは、結合であり、かつ
Ar2は、4−(R31)−フェニル、3−(R31)−フェニル又は2−フルオロ−4−(R31)−フェニルであり、その際、
R31は、−W−R311であり、その際、
Wは、メチレン又はエチレンであり、
R311は、−N(R301)R302であり、その際、
R301は、水素又はメチルであり、
R302は、水素であり、
Vは、結合であり、
Har4は、6−(アミノメチル)−ピリジン−3−イル、2−(アミノメチル)−ピリジン−4−イル、6−(アミノメチル)−ピリジン−2−イル、5−(アミノメチル)−ピリジン−3−イル又は5−(アミノメチル)−ピリジン−2−イル又は5−(アミノメチル)−フラン−2−イルであり、
Cyc2は、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル又は1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イルであり;
R4は、水素である、請求項1記載の化合物並びにこれらの化合物の塩。
【請求項7】
請求項3に記載の式Ib又は式Icのいずれかからなり、それらの式中、
R1は、Ar1、又はHar3、又はAh1もしくはHa1であり、その際、
Ar1は、6−(R11)−ナフタレン−2−イルであり、その際、
R11は、C1〜C2−アルコキシ、2−メトキシエトキシ、ヒドロキシル、ベンジルオキシ又は2−ヒドロキシエトキシであるか、もしくは
Ar1は、ビフェン−3−イル、ビフェン−4−イル、2′−(R11)−ビフェン−4−イル、3′−(R11)−ビフェン−4−イル、4′−(R11)−ビフェン−4−イル、3′−(R11)−ビフェン−3−イル又は4′−(R11)−ビフェン−3−イルであり、その際、
R11は、メトキシ、フッ素、アセチルアミノ又はニトロであり、
Har3は、ジベンゾフラン−4−イルであり、
Ah1は、6−フェニル−ピリジン−3−イルであり、
Ha1は、4−(1N−メチル−ピラゾール−4−イル)−フェニルであり;
R2は、水素であり;
R3は、−U−Ar2、−V−Har4又はCyc2であり、その際、
Uは、結合であり、かつ
Ar2は、4−(R31)−フェニル又は3−(R31)−フェニルであり、その際、
R31は、グアニジノであるか、もしくは
Uは、結合であり、かつ
Ar2は、4−(R31)−フェニル、3−(R31)−フェニル又は2−フルオロ−4−(R31)−フェニルであり、その際、
R31は、−W−R311であり、その際、
Wは、メチレン又はエチレンであり、
R311は、−N(R301)R302であり、その際、
R301は、水素又はメチルであり、
R302は、水素であり、
Vは、結合であり、
Har4は、6−(アミノメチル)−ピリジン−3−イル、2−(アミノメチル)−ピリジン−4−イル、6−(アミノメチル)−ピリジン−2−イル、5−(アミノメチル)−ピリジン−3−イル又は5−(アミノメチル)−ピリジン−2−イル又は5−(アミノメチル)−フラン−2−イルであり、
Cyc2は、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル又は1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イルであり;
R4は、臭素である、請求項1記載の化合物並びにこれらの化合物の塩。
【請求項8】
請求項3に記載の式Ib又は式Icのいずれかからなり、それらの式中、
R1は、Ar1、又はHar3、又はHa1であり、その際、
Ar1は、6−(R11)−ナフタレン−2−イルであり、その際、
R11は、C1〜C2−アルコキシ、2−メトキシエトキシ、ヒドロキシル、ベンジルオキシ又は2−ヒドロキシエトキシであるか、もしくは
Ar1は、ビフェン−4−イル、3′−アセチルアミノ−ビフェン−4−イル、2′−(R11)−ビフェン−4−イル、3′−(R11)−ビフェン−4−イル又は4′−(R11)−ビフェン−4−イルであり、その際、
R11は、メトキシ又はフッ素であり、
Har3は、ジベンゾフラン−4−イルであり、
Ha1は、4−(1N−メチル−ピラゾール−4−イル)−フェニルであり;
R2は、水素であり;
R3は、−U−Ar2、−V−Har4又はCyc2であり、その際、
Uは、結合であり、かつ
Ar2は、4−(R31)−フェニルであり、その際、
R31は、グアニジノであるか、もしくは
Uは、結合であり、かつ
Ar2は、4−(R31)−フェニル、3−(R31)−フェニル又は2−フルオロ−4−(R31)−フェニルであり、その際、
R31は、−W−R311であり、その際、
Wは、メチレン又はエチレンであり、
R311は、−N(R301)R302であり、その際、
R301は、水素又はメチルであり、
R302は、水素であり、
Vは、結合であり、
Har4は、6−(アミノメチル)−ピリジン−3−イル、2−(アミノメチル)−ピリジン−4−イル、6−(アミノメチル)−ピリジン−2−イル、5−(アミノメチル)−ピリジン−3−イル又は5−(アミノメチル)−ピリジン−2−イル又は5−(アミノメチル)−フラン−2−イルであり、
Cyc2は、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル又は1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イルであり;
R4は、水素である、請求項2記載の化合物並びにこれらの化合物の塩。
【請求項9】
請求項3に記載の式Ib又は式Icのいずれかからなり、それらの式中、
R1は、Ar1、Har3、Ah1及びHa1から選択されるいずれか1つであり、その際、
Ar1は、ナフタレン−2−イル又は6−(R11)−ナフタレン−2−イルであり、その際、
R11は、メトキシ、エトキシ、2−メトキシエトキシ、ヒドロキシル、ベンジルオキシ又は2−ヒドロキシエトキシであるか、もしくは
Ar1は、ビフェン−4−イル、ビフェン−3−イル、2′−(R11)−ビフェン−4−イル、3′−(R11)−ビフェン−4−イル、4′−(R11)−ビフェン−4−イル、3′−(R11)−ビフェン−3−イル又は4′−(R11)−ビフェン−3−イルであり、その際、
R11は、メトキシ、フッ素、ニトロ又はアセチルアミノであり、
Har3は、ジベンゾフラン−4−イルであり、
Ah1は、フェニル−ピリジニル、例えば6−フェニル−ピリジン−3−イルであり、
Ha1は、(1N−メチル−ピラゾリル)−フェニル、例えば4−[1N−メチル−ピラゾール−4−イル]−フェニルであり;
R2は、水素であり;かつ
R3は、−T−R30、−U−Ar2、−V−Har4及びCyc2から選択されるいずれか1つであり、その際、
Tは、直鎖状のC1〜C4−アルキレンであり、
R30は、アミノであり、
Uは、結合であり、かつ
Ar2は、4−(R31)−フェニル又は3−(R31)−フェニルであり、その際、
R31は、グアニジノであるか、もしくは
Uは、結合であり、かつ
Ar2は、4−(R31)−フェニル、3−(R31)−フェニル又は2−フルオロ−4−(R31)−フェニルであり、その際、
R31は、−W−R311であり、その際、
Wは、メチレン又はエチレンであり、
R311は、−N(R301)R302であり、その際、
R301は、水素、メチル又は2−ヒドロキシエチルであり、
R302は、水素であり、
Vは、結合であり、
Har4は、R33で置換されたピリジル又はR33で置換されたフラニルであり、その際、
R33は、−Z−R331であり、その際、
Zは、メチレンであり、
R331は、アミノであり、
Cyc2は、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル又は1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イルである、請求項1から8までのいずれか1項記載の化合物並びにこれらの化合物の塩。
【請求項10】
請求項3に記載の式Ib又は式Icのいずれかからなり、かつ以下の1つ以上を有する、
R1は、ビフェン−4−イル、ビフェン−3−イル、4′−メトキシ−ビフェン−4−イル、3′−メトキシ−ビフェン−4−イル、2′−メトキシ−ビフェン−4−イル、4′−フルオロ−ビフェン−4−イル、3′−フルオロ−ビフェン−4−イル、2′−フルオロ−ビフェン−4−イル、3′−アセチルアミノ−ビフェン−4−イル、3′−ニトロ−ビフェン−4−イル、4′−メトキシ−ビフェン−3−イル、3′−メトキシ−ビフェン−3−イル、3′−アセチルアミノ−ビフェン−3−イル、6−メトキシ−ナフタレン−2−イル、6−エトキシ−ナフタレン−2−イル、6−(2−メトキシエトキシ)−ナフタレン−2−イル、6−ヒドロキシ−ナフタレン−2−イル、6−ベンジルオキシ−ナフタレン−2−イル、6−(2−ヒドロキシエトキシ)−ナフタレン−2−イル、4−[1N−メチル−ピラゾール−4−イル]−フェニル、6−フェニル−ピリジン−3−イル及びベンゾフラン−4−イルからなる群から選択されるいずれか1つである;
R2は、水素である;及び
R3は、4−(アミノメチル)−フェニル、3−(アミノメチル)−フェニル、4−(2−アミノエチル)−フェニル、3−アミノプロピル、2−フルオロ−4−(アミノメチル)−フェニル、4−(N−メチル−アミノメチル)−フェニル、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル、4−グアニジノ−フェニル、4−[N−(2−ヒドロキシエチル)−アミノメチル]−フェニル、6−(アミノメチル)−ピリジン−3−イル、2−(アミノメチル)−ピリジン−4−イル、6−(アミノメチル)−ピリジン−2−イル、5−(アミノメチル)−ピリジン−3−イル、5−(アミノメチル)−ピリジン−2−イル及び5−(アミノメチル)−フラン−2−イルからなる群から選択されるいずれか1つである
、請求項1から9までのいずれか1項記載の化合物並びにこれらの化合物の塩。
【請求項11】
疾病の治療に使用するための、請求項1記載の化合物。
【請求項12】
請求項1記載の1種以上の化合物と一緒に、製剤学的に認容性の担体又は希釈剤を含有する医薬組成物。
【請求項13】
請求項1記載の化合物を、良性又は悪性の新生物、例えば癌の治療、予防又は改善において使用するための医薬組成物の製造のために用いる使用。
【請求項14】
患者において、良性又は悪性の挙動の(過剰)増殖性の疾患及び/又はアポトーシスの誘導に反応を示す疾患、例えば良性又は悪性の新生物、例えば癌を治療するための方法において、前記患者に、請求項1記載の化合物の治療学的に効果的な量を投与することを含む方法。
【請求項15】
哺乳動物においてAktの1種以上のイソ型を阻害するための方法において、前記哺乳動物に、請求項1記載の化合物の製剤学的に効果的な量を投与することを含む方法。
【請求項16】
請求項1から10までのいずれか1項記載の少なくとも1種の化合物である第一の有効成分と、化学療法剤的抗癌剤及び標的特異的抗癌剤からなる群から選択される少なくとも1種の抗癌剤である第二の有効成分とを有する組合せ物であって、療法、例えば良性新生物又は悪性新生物の療法、例えば癌の療法において、別々に、連続的に、同時に、併用して又は時間的にずらして使用するための組合せ物。
【請求項17】
患者において、アポトーシスの誘導に反応を示す(過剰)増殖性の疾病及び/又は疾患、例えば良性又は悪性の新生物、例えば癌を治療、予防又は改善するための方法において、それを必要とする前記患者に、請求項1から10までのいずれか1項記載の化合物である第一の有効化合物の量と、少なくとも1種の第二の有効化合物の量とを、別々に、同時に、併用して、連続的又は時間的にずらして投与することを含み、その際、前記第二の有効化合物が、化学療法的抗癌剤及び標的特異的抗癌剤からなる群から選択される抗癌剤であり、第一の有効化合物の量と第二の有効化合物の量が、治療効果をもたらす方法。
【請求項18】
請求項16又は17記載の組合せ物又は方法であって、前記化学療法的抗癌剤が、(i)アルキル化剤/カルバミル化剤、例えばシクロホスファミド、イフォスファミド、チオテパ、メルファラン及びクロロエチルニトロソウレア;(ii)白金誘導体、例えばシスプラチン、オキサリプラチン及びカルボプラチン;(iii)有糸分裂インヒビター/チューブリンインヒビター、例えばビンカアルカロイド類、例えばビンクリスチン、ビンブラスチン又はビノレルビン、タキサン類、例えばパクリタキセル、ドセタキセル及び類似体並びにその製剤及びコンジュゲート、及びエポチロン類、例えばエポチロンB、アザエポチロン又はZK−EPO;(iv)トポイソメラーゼインヒビター、例えばアントラサイクリン類、例えばドキソルビシン、エピポドフィロトキシン類、例えばエトポシド及びカンプトテシン及びカンプトテシン類似体、例えばイリノテカン又はテポテカン;(v)ピリミジンアンタゴニスト、例えば5−フルオロウラシル、カペシタビン、アラビノシルシトシン/シタラビン及びゲムシタビン;(vi)プリンアンタゴニスト、例えば6−メルカプトプリン、6−チオグアニン及びフルダラビン;及び最後に(vii)葉酸アンタゴニスト、例えばメトトレキセート及びペメトレキセドから選択される組合せ物又は方法。
【請求項19】
請求項16、17又は18に記載の組合せ物又は方法であって、前記の標的特異的抗癌剤が、(i)キナーゼインヒビター、例えばイマチニブ、ZD−1839/ゲフィチニブ、BAY43−9006/ソラフェニブ、SU11248/スニチニブ及びOSI−774/エルロチニブ;(ii)プロテアソームインヒビター、例えばPS−341/ボルテゾニブ;(iii)ヒストンデアセチラーゼインヒビター、例えばSAHA、PXD101、MS275、MGCD0103、CI−994、デプシペプチド/FK228、NVP−LBH589、LAQ−824、バルプロン酸(VPA)及び酪酸塩;(iv)ヒートショックタンパク質90インヒビター、例えば17−アリルアミノゲルダナマイシン(17−AAG);(v)血管標的剤(VAT)、例えばコンブレタスタチンA4リン酸又はAVE8062/AC7700及び抗脈管形成剤、例えばVEGF抗体、例えばベバシズマブ及びKDRチロシンキナーゼインヒビター、例えばPTK787/ZK222584(バタラニブ);(vi)モノクローナル抗体、例えばトラスツズマブ、リツキシマブ、アレムツツマブ、トシツマブ、C225/セツキシマブ及びベバシツマブ並びに突然変異体及びモノクローナル抗体のコンジュゲート、例えばゲムツツマブ オゾガマイシン又はイブリツモマブ チウキセタン及び抗体フラグメント;(vii)オリゴヌクレオチド系治療薬、例えばG−3139/オブリメルセン;(viii)Toll様レセプター/TLR9アゴニスト、例えばプロムン(登録商標);(ix)プロテアーゼインヒビター(x)ホルモン療法剤、例えば抗エストロゲン類、例えばタモキシフェン又はラロキシフェン、抗アンドロゲン類、例えばフルタミド又はカソデックス、LHRH類似体、例えばロイプロリド、ゴセレリン又はトリプトレリン及びアロマターゼインヒビター;ブレオマイシン、レチノイド類、例えばオールトランスレチノイン酸(ATRA);DNAメチルトランスフェラーゼインヒビター、例えば2−デオキシシチジン誘導体デシタビン;アラノシン;サイトカイン、例えばインターロイキン−2;インターフェロン、例えばインターフェロンα2及びインターフェロン−γ;及びデス受容体アゴニスト、例えばTRAIL、DR4/5アゴニスト抗体、FasLアゴニスト及びTNF−Rアゴニストから選択される組合せ物又は方法。
【請求項20】
請求項13、14、16及び17のいずれか1項に記載の使用、方法又は組合せ物であって、前記の癌が、胸部、膀胱、骨、脳、中枢神経系及び末梢神経系、結腸、内分泌腺、食道、子宮内膜、生殖細胞、頭部及び頚部、腎臓、肝臓、肺、喉頭及び下咽頭の癌、中皮腫、肉腫、卵巣、膵臓、前立腺、直腸、腎臓、小腸、軟部組織、精巣、胃、皮膚、尿管、膣及び肛門の癌;遺伝性癌、網膜芽腫及びウィルムス腫瘍;白血病、リンパ腫、非ホジキン病、慢性及び急性の骨髄性白血病、急性のリンパ芽球性白血病、ホジキン病、多発性骨髄腫及びT細胞リンパ腫;骨髄異形成症候群、形質細胞新生物、経産婦腫瘍性症状、未知の原発部位の癌並びにAIDS関連悪性疾患からなる群から選択される使用、方法又は組合せ物。

【公表番号】特表2008−512359(P2008−512359A)
【公表日】平成20年4月24日(2008.4.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−528889(P2007−528889)
【出願日】平成17年9月5日(2005.9.5)
【国際出願番号】PCT/EP2005/054366
【国際公開番号】WO2006/027346
【国際公開日】平成18年3月16日(2006.3.16)
【出願人】(507229021)ニコメッド ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング (90)
【氏名又は名称原語表記】Nycomed GmbH
【住所又は居所原語表記】Byk−Gulden−Str. 2, D−78467 Konstanz, Germany
【Fターム(参考)】