説明

新規のラパコン化合物およびその使用方法

本発明は、新規な三環式スピロ−オキサチインナフトキノン誘導体、誘導体を作製するための合成方法、ならびに細胞死を誘導するため、および/または癌もしくは前癌性細胞の増殖を抑制するための該誘導体の使用を提供する。本発明のナフトキノン誘導体は、β−ラパコン(3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−ナフト(1,2−b)ピラン−5,6−ジオン)として知られる化合物の類縁種である。一つの実施形態において、本発明は、細胞増殖性疾患を処置する方法を提供する。この方法は、治療有効量の、式Iの化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、またはそのプロドラッグもしくは代謝産物を、薬学的に許容され得る担体と組み合わせて、上記処置を必要とする被験体に投与することを含む。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化603】

(式中、
X=N−J
【化604】

、OまたはS;
p=0、1または2;
q=pまたはp+1であり、ただし、pが0である場合、qはpと等しくなく;
、R、RおよびRは、各々独立して、H、OH、F、Cl、Br、I、CH、CF、C〜C直鎖アルキル、置換C〜C直鎖アルキル、C〜C分枝鎖アルキル、C〜Cシクロアルキル、アリル、C〜C直鎖アルケニル、置換C〜C直鎖アルケニル、C〜C分枝鎖アルケニル、C〜Cシクロアルケニル、C〜Cアルキニル、NO、CN、NH、アルキルアミン、置換アルキルアミン、ジアルキルアミン、アリールアミン、C(O)NHR14、NHC(O)R15、カルバモイル、アミンスルホキシド、スルホンアミド、スルファモイル、スルホン酸、フェニル、C〜Cアリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、OCH、OCF、C〜Cアルコキシ、アルコキシカルボニル、カルボン酸(carboxyacid)、カルボニルアルコキシ、SH、チオアルキル、チオアリール、アルキルチオアリール、またはC〜Cヒドロキシアルキルであり;
は、−(CR−(CR−Y、−S(O)−Z、アミジン、置換アミジン、ヘテロシクリル、置換ヘテロシクリル、3,4−ジオキソ−3,4−ジヒドロナフタレニル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、または
【化605】

であり;
m=0、1、2、3、4、または5;
n=0、1、2、3、4、または5;
o=1または2;
t=1または2;
およびRは、各々独立して、H、OH、CH、CF、C〜C直鎖アルキル、C〜C分枝鎖アルキル、C〜Cシクロアルキル、アリル、C〜C直鎖アルケニル、C〜C分枝鎖アルケニル、C〜Cシクロアルケニル、C〜Cアルキニル、フェニル、C〜Cアリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、カルボキシレート、またはカルボニルアルコキシであり;R=Rのとき、Rは、OH、NH、SHまたはNOであることはできず;
およびRは、各々独立して、H、F、Cl、Br、I、OH、CH、C〜C直鎖アルキル、CF、C〜C分枝鎖アルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルコキシ、アリル、C〜C直鎖アルケニル、C〜C分枝鎖アルケニル、C〜Cシクロアルケニル、C〜Cアルキニル、NO、CN、アミン、アルキルアミン、ジアルキルアミン、アリールアミン、カルバモイル、アミンスルホキシド、スルホンアミド、スルホン酸、フェニル、C〜Cアリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、OCH、OCF、アルコキシカルボニル、カルボン酸、カルボニルアルコキシ、SH、チオアルキル、チオアリール、またはアルキルチオアリールであり;R=Rのとき、Rは、OH、NH、SH、またはNOではなく;
Yは、H、F、Cl、Br、I、CR10=CHR11、CF、CH、C〜C直鎖アルキル、置換C〜C直鎖アルキル、C〜C分枝鎖アルキル、CHOR16、フェニル、置換フェニル、C〜Cアリール、置換C〜Cアリール、C〜Cシクロアルキル、置換C〜Cシクロアルキル、CH−複素環、C〜Cシクロアルケニル、アリールオキシ、置換アリールオキシ、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロシクリル、置換ヘテロシクリル、ベンジル、アルキルアミン、置換アルキルアミン、ベンジルアミン、OH、CH、CF、OCR12=CHR13、C〜Cアルキニル、アミン、ジアルキルアミン、アリールアミン、アミド、カルバモイル、アミンスルホキシド、スルファミド、スルファモイル、スルホン酸、ヘテロアリールオキシ、OCH、OCF、C〜Cアルコキシ、アルケノキシ、フェノキシ、ベンジルオキシ、アルコキシカルボニル、カルボン酸、カルボキシアルコキシ、カルボニルアルキル、チオ、アルキルチオ、チオアルキル、アリールチオ、チオアリール、アルキルチオアリール、または
【化606】

であり、ただし、n=0およびm=0のとき、Yは、H、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルキル、アリール、または
【化607】

(これらは各々、置換されたものであってもよい)であり、m=n=oのとき、Yは、ではなく、
Wは、C〜C直鎖アルキル、置換C〜C直鎖アルキル、OCH、C〜Cアルコキシ、アルキルチオアルキル、置換アルキルチオアルキル、C〜Cシクロアルキル、置換C〜Cシクロアルキル、C〜Cアリール、置換アリール、フェニル、置換フェニル、CR10=CHR11、アルキルチオ、ベンジル、置換ベンジル、ヘテロシクリル、置換ヘテロシクリル、フェノキシ、アリールオキシ、置換アリールオキシ、OCR12=CHR13、ベンジルオキシ、ヘテロアリールオキシ、置換ヘテロアリールオキシ、アミン、置換アミン、アリールアミン、置換アリールアミン、フェニルアミン、置換フェニルアミン、CH、CF、C〜C分枝鎖アルキル、C〜Cシクロアルケニル、C〜Cアルキニル、アルキルアミン、ジアルキルアミン、ヘテロアリール、CH−ヘテロシクリル、CH−置換ヘテロシクリル、OCF、アルケノキシ、CHOR16、チオアルキル、アリールチオ、チオアリール、アルキルチオアリールもしくはアルキルカルボキシ、フェニルスルホニルアミド、または置換アリールスルホニルアミド、クロロフェニルアセチルであり;
Zは、CH、CF、C〜C直鎖アルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、フェニル、置換フェニル、C〜Cアリール、置換C〜Cアリール、C〜C分枝鎖アルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルケニル、C〜Cアルキニル、アミン、アルキルアミン、ジアルキルアミン、アリールアミン、ベンジル、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリル、CH−複素環、OCH、OCF、C〜Cアルコキシ、アルケノキシ、フェノキシ、アリールオキシまたはベンジルオキシであり;
は、H、CH、C〜C直鎖アルキル、またはC〜C分枝鎖アルキルであり;
10、R11、R12およびRJ3は、各々独立して、H、フェニル、C〜Cアリール、CH、CF、C〜C直鎖アルキル、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルであり;
14およびR15は、各々独立して、H、C〜C直鎖アルキル、C〜C分枝鎖アルキル、C〜Cシクロアルキル、アリル、C〜C直鎖アルケニル、分枝鎖アルケニル、C〜Cシクロアルケニル、フェニル、C〜Cアリール、ベンジル、CHC(OCH、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルであり;ならびに、
16は、C〜C分枝鎖アルキル、C〜Cアリール、置換C〜Cアリール、ヘテロアリール、フェニル、置換フェニル、CH−アリール、ベンジル、H、CH、CF、C〜C直鎖アルキル、C〜Cシクロアルキル、ヘテロシクリル、またはCH−ヘテロアリールであり;
およびJは、各々独立して、H、F、Cl、Br、I、CR17=CHR18、CF、CH、C〜C直鎖アルキル、置換C〜C直鎖アルキル、C〜C分枝鎖アルキル、CHOR21、フェニル、C〜Cアリール、置換C〜Cアリール、C〜Cシクロアルキル、置換C〜Cシクロアルキル、CH−複素環、C〜Cシクロアルケニル、アリールオキシ、置換アリールオキシ、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロシクリル、置換ヘテロシクリル、ベンジル、アルキルアミン、置換アルキルアミン、ベンジルアミン、OH、CH、CF、OCR19=CHR20、C〜Cアルキニル、アミン、ジアルキルアミン、アリールアミン、アミド、カルバモイル、アミンスルホキシド、スルファミド、スルファモイル、スルホン酸、ヘテロアリールオキシ、OCH、OCF、C〜Cアルコキシ、アルケノキシ、フェノキシ、ベンジルオキシ、アルコキシカルボニル、カルボン酸、カルボキシアルコキシ、カルボニルアルキル、チオ、アルキルチオ、チオアルキル、アリールチオ、チオアリール、アルキルチオアリール、または
【化608】

であり;J=Jのとき、Jは、OH、NH、SH、またはNOではなく;JおよびJは、O、N、Sなどの0、1または2個のヘテロ原子を含有する4、5;6、7、8員のスピロ環を形成し得;
17、R18、R19およびR20は、各々独立して、H、フェニル、C〜Cアリール、CH、CF、C〜C直鎖アルキル、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルであり;
21は、H、C〜C直鎖アルキル、C〜C分枝鎖アルキル、C〜Cシクロアルキル、アリル、C〜C直鎖アルケニル、分枝鎖アルケニル、C〜Cシクロアルケニル、フェニル、C〜Cアリール、ベンジル、CHC(OCH、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルである)
の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩および/または個々のジアステレオマー。
【請求項2】
p=1およびq=1である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
p=1およびq=2である、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
p=2およびq=2である、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
p=2およびq=3である、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
p=0およびq=1である、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
、R、RおよびRは、各々独立して、H、OH、F、Cl、Br、I、CH、CF、OCH、C〜Cアルコキシ、C〜C直鎖アルキル、置換C〜C直鎖アルキル、フェニル、C〜Cアリール、NO、CN、C(O)NHR14またはNHC(O)R15である、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
、R、RおよびRは、各々独立して、H、OH、F、Cl、Br、I、CH、CF、OCH、C〜Cアルコキシである、請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
、R、RおよびRは、各々独立して、HまたはOCHである、請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
、RおよびRが各々Hであり、RがOCHである、請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
X=OまたはSである、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
X=
【化609】

である、請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
X=N−Jである、請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
が−(CR−(CR−Yである、請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
n=0およびm=0である、請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
n=1およびm=0である、請求項14に記載の化合物。
【請求項17】
n=1およびm=1である、請求項14に記載の化合物。
【請求項18】
n=1およびm=2である、請求項14に記載の化合物。
【請求項19】
n=5およびm=5である、請求項14に記載の化合物。
【請求項20】
およびRは、各々独立して、HまたはCHである、請求項14に記載の化合物。
【請求項21】
およびRは、各々独立して、H、F、Cl、Br、I、OH、CH、C〜C直鎖アルキル、CF、C〜C分枝鎖アルキル、C〜Cシクロアルキル、またはC〜Cアルコキシである、請求項14に記載の化合物。
【請求項22】
およびRは、各々独立して、HまたはOHである、請求項21に記載の化合物。
【請求項23】
YがCHOR16、フェニル、置換C〜Cアリールまたはベンジルである、請求項14に記載の化合物。
【請求項24】
およびRが各々Hである、請求項16に記載の化合物。
【請求項25】
Yが置換または非置換C〜Cアリールである、請求項24に記載の化合物。
【請求項26】
置換C〜Cアリールが、各々独立してCN、ClまたはFである1〜5個の置換基で置換されている、請求項25に記載の化合物。
【請求項27】
およびRが各々Hであり、RおよびRは、各々独立して、HまたはOHである、請求項17に記載の化合物。
【請求項28】
YがCHOR16である、請求項27に記載の化合物。
【請求項29】
16が置換または非置換C〜Cアリールである、請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
置換C〜Cアリールが、各々独立してC〜C分枝鎖アルキル、ClまたはFである1〜5個の置換基で置換されている、請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
が−S(O)−Zである、請求項13に記載の化合物。
【請求項32】
o=1である、請求項31に記載の化合物。
【請求項33】
o=2である、請求項31に記載の化合物。
【請求項34】
Zが、CH、CF、C〜C直鎖アルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、フェニル、置換フェニル、C〜Cアリール、または置換C〜Cアリールである、請求項31に記載の化合物。
【請求項35】

【化610】

である、請求項13に記載の化合物。
【請求項36】
t=1である、請求項35に記載の化合物。
【請求項37】
t=2である、請求項35に記載の化合物。
【請求項38】
Wが、置換アリール、フェニル、フェノキシ、アリールオキシおよび置換アリールオキシである、請求項36に記載の化合物。
【請求項39】
アリールおよびアリールオキシが、各々独立してCF3またはFである1〜5個の置換基で置換されている、請求項38に記載の化合物。
【請求項40】
t=2であり、WがC〜Cアルコキシである、請求項35に記載の化合物。
【請求項41】
がHである、請求項13に記載の化合物。
【請求項42】
10およびR11がともにHである、請求項13に記載の化合物。
【請求項43】
12およびR13がともにHである、請求項13に記載の化合物。
【請求項44】
12がHであり、R13がフェニルである、請求項13に記載の化合物。
【請求項45】
16が、C〜C分枝鎖アルキル、C〜Cアリール、置換C〜Cアリール、ヘテロアリール、フェニル、置換フェニル、CH−アリール、またはベンジルである、請求項13に記載の化合物。
【請求項46】
下記の化合物:
1’−(3−クロロベンゾイル)スピロ[ナフト[1,2−b][1,4]オキサチイン−2,4’−ピペリジン]−5,6−ジオン;
1’−(3,4−ジクロロベンゾイル)スピロ[ナフト[1,2−b][1,4]オキサチイン−2,4’−ピペリジン]−5,6−ジオン;
4−[(5,6−ジオキソ−5,6−ジヒドロ−1’Η−スピロ[ナフト[1,2−b][1,4]オキサチイン−2,4’−ピペリジン]−1’−イル)メチル]ベンゾニトリル;
1’−(2−フェニルエチル)スピロ[ナフト[1,2−b][1,4]オキサチイン−2,4’−ピペリジン]−5,6−ジオン;
1’−(4−フルオロベンジル)スピロ[ナフト[1,2−b][1,4]オキサチイン−2,4’−ピペリジン]−5,6−ジオン;
1’−[3−(4−tert−ブチルフェノキシ)−2−ヒドロキシプロピル]スピロ[ナフト[1,2−b][1,4]オキサチイン−2,4’−ピペリジン]−5,6−ジオン;
1’−(2−ヒドロキシ−3−フェニルプロピル)スピロ[ナフト[1,2−b][1,4]オキサチイン−2,4’−ピペリジン]−5,6−ジオン;
5,6−ジオキソ−5,6−ジヒドロ−1’H−スピロ[ナフト[1,2−b][1,4]オキサチイン−2,4’−ピペリジン]−1’−カルボン酸3−(トリフルオロメチル)フェニル;
5,6−ジオキソ−5,6−ジヒドロ−1’H−スピロ[ナフト[1,2−b][1,4]オキサチイン−2,4’−ピペリジン]−1’−カルボン酸4−フルオロフェニル;
1’−(2−クロロ−6−フルオロベンジル)スピロ[ナフト[1,2−b][1,4]オキサチイン−2,4’−ピペリジン]−5,6−ジオン;
1’−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)スピロ[ナフト[1,2−b][1,4]オキサチイン−2,4’−ピペリジン]−5,6−ジオン;
1’−(3−フェノキシプロピル)スピロ[ナフト[1,2−b][1,4]オキサチイン−2,4’−ピペリジン]−5,6−ジオン;
1’−[2−(4−クロロフェノキシ)エチル]スピロ[ナフト[1,2−b][1,4]オキサチイン−2,4’−ピペリジン]−5,6−ジオン;
1’−[(2S)−3−(4−フルオロフェノキシ)−2−ヒドロキシプロピル]スピロ[ナフト[1,2−b][1,4]オキサチイン−2,4’−ピペリジン]−5,6−ジオン;
1’−[(2S)−3−(4−tert−ブチルフェノキシ)−2−ヒドロキシプロピル]スピロ[ナフト[1,2−b][1,4]オキサチイン−2,4’−ピペリジン]−5,6−ジオン;
1’−[(2R)−3−(4−tert−ブチルフェノキシ)−2−ヒドロキシプロピル]スピロ[ナフト[1,2−b][1,4]オキサチイン−2,4’−ピペリジン]−5,6−ジオン;
1’−[(2R)−3−(4−フルオロフェノキシ)−2−ヒドロキシプロピル]スピロ[ナフト[1,2−b][1,4]オキサチイン−2,4’−ピペリジン]−5,6−ジオン;
1’−[(2S)−3−(4−クロロフェノキシ)−2−ヒドロキシプロピル]スピロ[ナフト[1,2−b][1,4]オキサチイン−2,4’−ピペリジン]−5,6−ジオン;
1’−[(2R)−3−(4−クロロフェノキシ)−2−ヒドロキシプロピル]スピロ[ナフト[1,2−b][1,4]オキサチイン−2,4’−ピペリジン]−5,6−ジオン;
1’−[(2R)−2−ヒドロキシ−3−フェニルプロピル]スピロ[ナフト[1,2−b][1,4]オキサチイン−2,4’−ピペリジン]−5,6−ジオン;
1’−[(2S)−2−ヒドロキシ−3−フェニルプロピル]スピロ[ナフト[1,2−b][1,4]オキサチイン−2,4’−ピペリジン]−5,6−ジオン;
1’−[(2S)−2−ヒドロキシ−3−(2−メチルフェノキシ)プロピル]スピロ[ナフト[1,2−b][1,4]オキサチイン−2,4’−ピペリジン]−5,6−ジオン;
1’−イソプロピルスピロ[ナフト[1,2−b][1,4]オキサチイン−2,4’−ピペリジン]−5,6−ジオン;
1’−[(2S)−3−(4−エチルフェノキシ)−2−ヒドロキシプロピル]スピロ[ナフト[1,2−b][1,4]オキサチイン−2,4’−ピペリジン]−5,6−ジオン;
1’−[(2R)−3−(4−エチルフェノキシ)−2−ヒドロキシプロピル]スピロ[ナフト[1,2−b][1,4]オキサチイン−2,4’−ピペリジン]−5,6−ジオン;および
1’−[(2R)−2−ヒドロキシ−3−(2−メチルフェノキシ)プロピル]スピロ[ナフト[1,2−b][1,4]オキサチイン−2,4’−ピペリジン]−5,6−ジオン、
またはその薬学的に許容され得る塩および/または個々のジアステレオマーから選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項47】
請求項1に記載の化合物を薬学的に許容され得る担体または賦形剤と組み合わせて含む医薬組成物。
【請求項48】
さらに第2の化学療法剤を含む、請求項47に記載の医薬組成物。
【請求項49】
前記第2の化学療法剤が、タモキシフェン、ラロキシフェン、アナストロゾール、エキセメスタン、レトロゾール、シスプラチン、カルボプラチン、パクリタキセル、シクロホスファミド、ロバスタチン、ミノシン、ゲムシタビン、araC、5−フルオロウラシル、メトトレキサート、ドセタキセル、ゴセレリン、ビンクリスチン、ビンブラスチン、ノコダゾール、テニポシド、エトポシド、エポチロン、ナベルビン、カンプトテシン、ダウノニビシン、ダクチノマイシン、ミトザントロン、アムサクリン、ドキソルビシン、エピルビシン、イダルビシン・イマタニブ、ゲフィチニブ、エルロチニブ、ソラフェニブ、リンゴ酸スニチニブ、トラスツズマブ、リツキシマブ、セツキシマブ、およびベバシツマブからなる群より選択される、請求項48に記載の医薬組成物。
【請求項50】
細胞増殖性疾患を処置する方法であって、治療有効量の、請求項1に記載の式Iの化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、またはそのプロドラッグもしくは代謝産物を、薬学的に許容され得る担体と組み合わせて、前記処置を必要とする被験体に投与することを含み、前記細胞増殖性疾患が治療される、方法。
【請求項51】
前記細胞増殖性疾患が前癌性状態である、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
前記細胞増殖性疾患が癌である、請求項50に記載の方法。
【請求項53】
前記癌が、腺癌、扁平上皮癌、肉腫、リンパ腫、多発性骨髄腫、または白血病である、請求項50に記載の方法。
【請求項54】
前記癌が、肺癌、結腸癌、乳癌、膵臓癌、前立腺癌、急性白血病、慢性白血病、多発性黒色腫、卵巣癌、悪性神経膠腫、平滑筋肉腫、ヘパトーム、または頭頸部癌である、請求項50に記載の方法。
【請求項55】
前記式Iの化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、またはそのプロドラッグもしくは代謝産物を、第2の化学療法剤と組み合わせて投与する、請求項50に記載の方法。
【請求項56】
前記第2の化学療法剤が、タモキシフェン、ラロキシフェン、アナストロゾール、エキセメスタン、レトロゾール、シスプラチン、カルボプラチン、パクリタキセル、シクロホスファミド、ロバスタチン、ミノシン、ゲムシタビン、araC、5−フルオロウラシル、メトトレキサート、ドセタキセル、ゴセレリン、ビンクリスチン、ビンブラスチン、ノコダゾール、テニポシド、エトポシド、エポチロン、ナベルビン、カンプトテシン、ダウノニビシン、ダクチノマイシン、ミトザントロン、アムサクリン、ドキソルビシン、エピルビシン、イダルビシン・イマタニブ、ゲフィチニブ、エルロチニブ、ソラフェニブ、リンゴ酸スニチニブ、トラスツズマブ、リツキシマブ、セツキシマブ、およびベバシツマブからなる群より選択される、請求項55に記載の方法。
【請求項57】
前記癌の処置が、腫瘍の大きさの低減、腫瘍増殖の遅延、患者の生存期間の改善、または患者の生活の質の改善を含む、請求項50に記載の方法。
【請求項58】
前記癌が原発性癌または転移性癌である、請求項50に記載の方法。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図1D】
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【公表番号】特表2009−538298(P2009−538298A)
【公表日】平成21年11月5日(2009.11.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−511995(P2009−511995)
【出願日】平成18年8月21日(2006.8.21)
【国際出願番号】PCT/US2006/032660
【国際公開番号】WO2007/139569
【国際公開日】平成19年12月6日(2007.12.6)
【出願人】(501054229)アークル インコーポレイテッド (17)
【Fターム(参考)】