説明

新規の遺伝子破壊、それに関連する組成物および方法

本発明は、遺伝子機能の特徴付けに関する、トランスジェニック動物ならびに組成物および方法に関する。詳細には、本発明は、PRO286、PRO706、PRO1800、PRO4354、PRO6029、PRO9739、PRO20044、PRO28631またはPRO34128遺伝子が破壊されたトランスジェニックマウスを提供する。そのようなインビボにおける研究および特徴づけは、遺伝子の破壊に関連する疾患または機能障害(例えば、神経障害;心臓血管、内皮もしくは血管形成の障害;眼の異常;免疫障害;腫瘍学的障害;骨代謝の異常もしくは障害;脂質代謝障害;または発達異常)の予防、寛解または矯正に有用な治療薬および/または処置の価値ある同定および発見を提供し得る。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
PRO286、PRO706、PRO1800、PRO4354、PRO6029、PRO9739、PRO20044、PRO28631もしくはPRO34128ポリペプチドをコードする遺伝子の破壊に関連する表現型を同定する方法であって、該方法は:
(a)そのゲノムに、PRO286、PRO706、PRO1800、PRO4354、PRO6029、PRO9739、PRO20044、PRO28631もしくはPRO34128ポリペプチドをコードする遺伝子の破壊が含まれている非ヒトトランスジェニック動物を提供する工程;
(b)該非ヒトトランスジェニック動物の生理学的特徴を測定する工程;および
(c)該測定された生理学的特徴を性別一致野生型動物の生理学的特徴と比較する工程を含み、ここで、該野生型動物の生理学的特徴と異なる該非ヒトトランスジェニック動物の生理学的特徴を、該非ヒトトランスジェニック動物における遺伝子の破壊から生じる表現型と同定する工程を含む、方法。
【請求項2】
前記非ヒトトランスジェニック動物が、PRO286、PRO706、PRO1800、PRO4354、PRO6029、PRO9739、PRO20044、PRO28631もしくはPRO34128ポリペプチドをコードする遺伝子の破壊についてヘテロ接合性である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
性別一致野生型同腹仔と比較した場合の前記非ヒトトランスジェニック動物によって示される表現型が、以下:神経障害;心臓血管、内皮もしくは血管形成の障害;眼の異常;免疫障害;腫瘍学的障害;骨代謝の異常もしくは障害;脂質代謝障害;または発達異常のうちの少なくとも1つである、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記神経障害が、オープンフィールド活動性試験中の不安様応答の増大である、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記神経障害が、オープンフィールド活動性試験中の不安様応答の低減である、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記神経障害が、ホームケージ活動性試験中の異常な概日リズムである、請求項3に記載の方法。
【請求項7】
前記神経障害が、反転スクリーン試験中の運動協調性の増大である、請求項3に記載の方法。
【請求項8】
前記神経障害が、反転スクリーン試験中の運動協調性の減損である、請求項3に記載の方法。
【請求項9】
前記神経障害が、抑鬱症、全般性不安障害、注意欠陥障害、睡眠障害、多動性障害、強迫性障害、精神分裂病、認知障害、痛覚過敏または感覚障害である、請求項3に記載の方法。
【請求項10】
前記眼の異常が、網膜の異常である、請求項3に記載の方法。
【請求項11】
前記眼の異常が、視覚問題または失明と一致する、請求項3に記載の方法。
【請求項12】
前記網膜の異常が、色素性網膜炎と一致する、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記網膜の異常が、網膜変性症または網膜の形成異常を特徴とする、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
前記網膜の異常が、網膜の形成異常、未熟児網膜症を含む様々な網膜症、水晶体後線維増殖症、血管新生緑内障、加齢性黄斑変性、糖尿病性黄斑浮腫、角膜血管新生、角膜移植片血管新生、角膜移植片拒絶、網膜/脈絡膜血管新生、隅角血管新生(ルベオーシス)、眼球の血管新生性疾患、血管再狭窄、動静脈奇形(AVM)、髄膜腫、血管腫、血管線維腫、甲状腺肥大(グレーブス病を含む)、角膜および他の組織の移植、網膜動脈閉塞もしくは閉鎖;網膜血管系の二次的萎縮を引き起こす網膜変性症、色素性網膜炎、黄斑ジストロフィー、シュタルガルト病、先天性停在性夜盲症、コロイデレミア、脳回転状萎縮、レーバー先天性黒内障、網膜分離障害、ヴァーグナー症候群、アッシャー症候群、ツェルヴェーガー症候群、サルディーノ−マインザー症候群、シニアローケン症候群、バルデー−ビードル症候群、アルポート症候群、アルストレーム症候群、コケーン症候群、先天性脊椎・骨端異形成症、フリン−エアード症候群、フリートライヒ運動失調、ハルグレン症候群、マーシャル症候群、アルベルス−シェーンベルク病、レフサム病、キーンズ・セイアー症候群、ワールデンブルグ症候群、アラジール症候群、筋緊張性ジストロフィー、オリーブ橋小脳萎縮症、ピエール・マリー症候群、スティックラー症候群、カロチン血症、シスチン蓄積症、ウォルフラム症候群、バッセン−コルンツヴァイク症候群、無βリポタンパク質血症、色素失調症、バッテン病、ムコ多糖体沈着症、ホモシスチン尿症またはマンノシドーシスと一致する、請求項10に記載の方法。
【請求項15】
前記眼の異常が、白内障である、請求項3に記載の方法。
【請求項16】
前記白内障が、全身性疾患(例えば、ヒトダウン症候群、ハラーマン・ストライフ症候群、ロウ症候群、ガラクトース血症、マルファン症候群、トリソミー13−15、アルポート症候群、筋緊張性ジストロフィー、ファブリー病、上皮小体機能低下症またはコンラーディ症候群)と一致する、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記発達異常が、胚性致死または生存能低下を含む、請求項3に記載の方法。
【請求項18】
前記心臓血管、内皮または血管形成の障害が、動脈疾患(例えば、真性糖尿病;乳頭浮腫;視神経萎縮;アテローム性動脈硬化症;アンギナ;急性心筋梗塞などの心筋梗塞、心臓肥大および鬱血性心不全などの心不全;高血圧症;炎症性血管炎;レイノー病およびレイノー現象;動脈瘤ならびに動脈再狭窄);静脈およびリンパの障害(例えば、血栓静脈炎、リンパ管炎およびリンパ浮腫);末梢血管疾患;癌(例えば、血管腫瘍、例えば、血管腫(毛細管および海綿状)、グロムス腫瘍、毛細管拡張症、細菌性血管腫症、血管内皮腫、血管肉腫、血管外皮腫、カポジ肉腫、リンパ管腫およびリンパ管肉腫);腫瘍血管新生;外傷(例えば、創傷、熱傷および他の組織の傷害)、移植片固定、瘢痕;虚血再灌流傷害;関節リウマチ;脳血管疾患;急性腎不全などの腎疾患または骨粗鬆症である、請求項3に記載の方法。
【請求項19】
前記免疫障害が、全身性エリテマトーデス;関節リウマチ;若年性慢性関節炎;脊椎関節症;全身硬化症(強皮症);特発性炎症性筋障害(皮膚筋炎、多発性筋炎);シェーグレン症候群;全身性血管炎;サルコイドーシス;自己免疫性溶血性貧血(免疫性汎血球減少症、発作性夜間血色素尿症);自己免疫性血小板減少症(特発性血小板減少性紫斑病、免疫媒介性血小板減少症);甲状腺炎(グレーブス病、橋本甲状腺炎、若年性リンパ球性甲状腺炎、萎縮性甲状腺炎);真性糖尿病;免疫媒介性腎疾患(糸球体腎炎、尿細管間質性腎炎);中枢および末梢神経系の脱髄疾患(例えば、多発性硬化症、特発性脱髄性多発ニューロパシーまたはギラン・バレー症候群および慢性炎症性脱髄性多発ニューロパシー);肝胆疾患(例えば、感染性肝炎(A型、B型、C型、D型、E型肝炎および他の非肝向性のウイルスによる肝炎)、自己免疫性慢性活動性肝炎、原発性胆汁性肝硬変、肉芽腫性肝炎および硬化性胆管炎);炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎:クローン病);グルテン過敏性腸症およびホイップル病;水疱性皮膚疾患、多形性紅斑および接触性皮膚炎を含む自己免疫性または免疫媒介性の皮膚疾患、乾癬;アレルギー性疾患(例えば、喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、食物過敏症および蕁麻疹);肺の免疫学的疾患(例えば、好酸球性肺炎、特発性肺線維症および過敏性肺炎);または移植片拒絶および移植片対宿主病を含む移植関連疾患である、請求項3に記載の方法。
【請求項20】
前記骨代謝の異常または障害が、関節炎、骨粗鬆症または大理石骨病である、請求項3に記載の方法。
【請求項21】
前記非ヒトトランスジェニック動物が、性別一致野生型同腹仔と比較して、以下の生理学的特徴:感覚運動ゲーティング/注意の向上を示すプレパルス抑制応答の増加;うつ様応答の増大を伴う尾懸垂試験中の静止の増加;ストレス誘導性高体温の増加;ヘミ接合性マウスにおける平均心拍数の減少;平均収縮期血圧の低下;平均絶食時血清中グルコースレベルの低下;耐糖能の増大;平均血清中アルカリホスファターゼレベルの上昇;赤血球分布幅の増大(赤血球大小不同症);卵白アルブミンチャレンジに対する平均血清IgG2a応答の低下;皮膚線維芽細胞増殖速度の増大;雌(−/−)マウスにおける全体脂肪および全脂肪質量の平均割合の増加;(−/−)マウスにおける全体脂肪および全脂肪質量の平均割合の減少;全身の骨塩密度(BMD)の増加;骨塩量(BMC)の増加;BMC/LBMの増加;ヘミ接合性マウスにおける大腿骨中軸の平均皮質厚の増加;平均体重の減少;平均体長の低減;全組織量(TTM)の減少;除脂肪体重(LBM)の減少;骨塩量(BMC)の減少;大腿骨中軸の平均断面積の減少;大腿骨中軸の平均皮質厚の減少;椎骨骨梁の平均体積および平均厚の減少;大理石骨病;骨粗鬆症;成長遅延;小さなマウスおよび成長不良;生存能力の低下;雄性不妊症のうちの少なくとも1つを示す、請求項1に記載の方法。
【請求項22】
そのゲノムにPRO286、PRO706、PRO1800、PRO4354、PRO6029、PRO9739、PRO20044、PRO28631もしくはPRO34128ポリペプチドが含まれている、非ヒトトランスジェニック動物に由来する単離された細胞。
【請求項23】
マウス細胞である、請求項22に記載の単離細胞。
【請求項24】
前記マウス細胞が、胚性幹細胞である、請求項23に記載の単離細胞。
【請求項25】
性別一致野生型同腹仔と比較して、前記非ヒトトランスジェニック動物が以下の表現型:神経障害;心臓血管、内皮もしくは血管形成の障害;眼の異常;免疫障害;腫瘍学的障害;骨代謝の異常もしくは障害;脂質代謝障害;または発達異常のうちの少なくとも1つを示す、請求項22に記載の単離細胞。
【請求項26】
遺伝子PRO286、PRO706、PRO1800、PRO4354、PRO6029、PRO9739、PRO20044、PRO28631もしくはPRO34128ポリペプチドの破壊に関連する表現型を調節する薬剤を同定する方法であって、該方法は:
(a)そのゲノムに、PRO286、PRO706、PRO1800、PRO4354、PRO6029、PRO9739、PRO20044、PRO28631もしくはPRO34128ポリペプチドをコードする遺伝子の破壊が含まれている非ヒトトランスジェニック動物を提供する工程;
(b)(a)の非ヒトトランスジェニック動物の生理学的特徴を測定する工程;
(c)(b)の測定された生理学的特徴を性別一致野生型動物の生理学的特徴と比較する工程であって、ここで、該野生型動物の生理学的特徴と異なる該非ヒトトランスジェニック動物の生理学的特徴を、該非ヒトトランスジェニック動物における遺伝子の破壊から生じる表現型と同定する工程;
(d)(a)の非ヒトトランスジェニック動物に試験薬剤を投与する工程;および
(e)試験薬剤が、該非ヒトトランスジェニック動物における遺伝子破壊と関連する同定された表現型を調節するか否かを判定する工程を含む、方法。
【請求項27】
前記遺伝子破壊と関連する表現型が、神経障害;心臓血管、内皮もしくは血管形成の障害;眼の異常;免疫障害;腫瘍学的障害;骨代謝の異常または障害;脂質代謝障害;または発達異常を含む、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記神経障害が、オープンフィールド活動性試験中の不安様応答の増大である、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記神経障害が、オープンフィールド活動性試験中の不安様応答の低減である、請求項27に記載の方法。
【請求項30】
前記神経障害が、ホームケージ活動性試験中の異常な概日リズムである、請求項27に記載の方法。
【請求項31】
前記神経障害が、反転スクリーン試験中の運動協調性の増大である、請求項27に記載の方法。
【請求項32】
前記神経障害が、反転スクリーン試験中の運動協調性の減損である、請求項27に記載の方法。
【請求項33】
前記神経障害が、抑鬱症、全般性不安障害、注意欠陥障害、睡眠障害、多動性障害、強迫性障害、精神分裂病、認知障害、痛覚過敏または感覚障害である、請求項27に記載の方法。
【請求項34】
前記眼の異常が、網膜の異常である、請求項27に記載の方法。
【請求項35】
前記眼の異常が、視覚問題または失明と一致する、請求項27に記載の方法。
【請求項36】
前記網膜の異常が、色素性網膜炎と一致する、請求項34に記載の方法。
【請求項37】
前記網膜の異常が、網膜変性症または網膜の形成異常を特徴とする、請求項34に記載の方法。
【請求項38】
前記網膜の異常が、網膜の形成異常、未熟児網膜症を含む様々な網膜症、水晶体後線維増殖症、血管新生緑内障、加齢性黄斑変性、糖尿病性黄斑浮腫、角膜血管新生、角膜移植片血管新生、角膜移植片拒絶、網膜/脈絡膜血管新生、隅角血管新生(ルベオーシス)、眼球の血管新生性疾患、血管再狭窄、動静脈奇形(AVM)、髄膜腫、血管腫、血管線維腫、甲状腺肥大(グレーブス病を含む)、角膜および他の組織の移植、網膜動脈閉塞もしくは閉鎖;網膜血管系の二次的萎縮を引き起こす網膜変性症、色素性網膜炎、黄斑ジストロフィー、シュタルガルト病、先天性停在性夜盲症、コロイデレミア、脳回転状萎縮、レーバー先天性黒内障、網膜分離障害、ヴァーグナー症候群、アッシャー症候群、ツェルヴェーガー症候群、サルディーノ−マインザー症候群、シニアローケン症候群、バルデー−ビードル症候群、アルポート症候群、アルストレーム症候群、コケーン症候群、先天性脊椎・骨端異形成症、フリン−エアード症候群、フリートライヒ運動失調、ハルグレン症候群、マーシャル症候群、アルベルス−シェーンベルク病、レフサム病、キーンズ・セイアー症候群、ワールデンブルグ症候群、アラジール症候群、筋緊張性ジストロフィー、オリーブ橋小脳萎縮症、ピエール・マリー症候群、スティックラー症候群、カロチン血症、シスチン蓄積症、ウォルフラム症候群、バッセン−コルンツヴァイク症候群、無βリポタンパク質血症、色素失調症、バッテン病、ムコ多糖体沈着症、ホモシスチン尿症またはマンノシドーシスと一致する、請求項34に記載の方法。
【請求項39】
前記眼の異常が、白内障である、請求項27に記載の方法。
【請求項40】
前記白内障が、全身性疾患(例えば、ヒトダウン症候群、ハラーマン・ストライフ症候群、ロウ症候群、ガラクトース血症、マルファン症候群、トリソミー13〜15、アルポート症候群、筋緊張性ジストロフィー、ファブリー病、上皮小体機能低下症またはコンラーディ症候群)と一致する、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
前記発達異常が、胚性致死または生存能低下を含む、請求項27に記載の方法。
【請求項42】
前記心臓血管、内皮または血管形成の障害が、動脈疾患(例えば、真性糖尿病;乳頭浮腫;視神経萎縮;アテローム性動脈硬化症;アンギナ;急性心筋梗塞などの心筋梗塞、心臓肥大および鬱血性心不全などの心不全;高血圧症;炎症性血管炎;レイノー病およびレイノー現象;動脈瘤ならびに動脈再狭窄);静脈およびリンパの障害(例えば、血栓静脈炎、リンパ管炎およびリンパ浮腫);末梢血管疾患;癌(例えば、血管腫瘍、例えば、血管腫(毛細管および海綿状)、グロムス腫瘍、毛細管拡張症、細菌性血管腫症、血管内皮腫、血管肉腫、血管外皮腫、カポジ肉腫、リンパ管腫およびリンパ管肉腫);腫瘍血管新生;外傷(例えば、創傷、熱傷および他の組織の傷害)、移植片固定、瘢痕;虚血再灌流傷害;関節リウマチ;脳血管疾患;急性腎不全などの腎疾患または骨粗鬆症である、請求項27に記載の方法。
【請求項43】
前記免疫障害が、全身性エリテマトーデス;関節リウマチ;若年性慢性関節炎;脊椎関節症;全身硬化症(強皮症);特発性炎症性筋障害(皮膚筋炎、多発性筋炎);シェーグレン症候群;全身性血管炎;サルコイドーシス;自己免疫性溶血性貧血(免疫性汎血球減少症、発作性夜間血色素尿症);自己免疫性血小板減少症(特発性血小板減少性紫斑病、免疫媒介性血小板減少症);甲状腺炎(グレーブス病、橋本甲状腺炎、若年性リンパ球性甲状腺炎、萎縮性甲状腺炎);真性糖尿病;免疫媒介性腎疾患(糸球体腎炎、尿細管間質性腎炎);中枢および末梢神経系の脱髄疾患(例えば、多発性硬化症、特発性脱髄性多発ニューロパシーまたはギラン・バレー症候群および慢性炎症性脱髄性多発ニューロパシー);肝胆疾患(例えば、感染性肝炎(A型、B型、C型、D型、E型肝炎および他の非肝向性のウイルスによる肝炎)、自己免疫性慢性活動性肝炎、原発性胆汁性肝硬変、肉芽腫性肝炎および硬化性胆管炎);炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎:クローン病);グルテン過敏性腸症およびホイップル病;水疱性皮膚疾患、多形性紅斑および接触性皮膚炎を含む自己免疫性または免疫媒介性の皮膚疾患、乾癬;アレルギー性疾患(例えば、喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、食物過敏症および蕁麻疹);肺の免疫学的疾患(例えば、好酸球性肺炎、特発性肺線維症および過敏性肺炎);または移植片拒絶および移植片対宿主病を含む移植関連疾患である、請求項27に記載の方法。
【請求項44】
前記骨代謝の異常または障害が、関節炎、骨粗鬆症または大理石骨病である、請求項27に記載の方法。
【請求項45】
前記非ヒトトランスジェニック動物が、性別一致野生型同腹仔と比較して、以下の生理学的特徴:感覚運動ゲーティング/注意の向上を示すプレパルス抑制応答の増加;うつ様応答の増大を伴う尾懸垂試験中の静止の増加;ストレス誘導性高体温の増加;ヘミ接合性マウスにおける平均心拍数の減少;平均収縮期血圧の低下;平均絶食時血清中グルコースレベルの低下;耐糖能の増大;平均血清中アルカリホスファターゼレベルの上昇;赤血球分布幅の増大(赤血球大小不同症);卵白アルブミンチャレンジに対する平均血清IgG2a応答の低下;皮膚線維芽細胞増殖速度の増大;雌(−/−)マウスにおける全体脂肪および全脂肪質量の平均割合の増加;(−/−)マウスにおける全体脂肪および全脂肪質量の平均割合の減少;全身の骨塩密度(BMD)の増加;骨塩量(BMC)の増加;BMC/LBMの増加;ヘミ接合性マウスにおける大腿骨中軸の平均皮質厚の増加;平均体重の減少;平均体長の低減;全組織量(TTM)の減少;除脂肪体重(LBM)の減少;骨塩量(BMC)の減少;大腿骨中軸の平均断面積の減少;大腿骨中軸の平均皮質厚の減少;椎骨骨梁の平均体積および平均厚の減少;大理石骨病;骨粗鬆症;成長遅延;小さなマウスおよび成長不良;生存能力の低下;雄性不妊症のうちの少なくとも1つを示す、請求項26に記載の方法。
【請求項46】
請求項26に記載の方法によって同定される薬剤。
【請求項47】
PRO286、PRO706、PRO1800、PRO4354、PRO6029、PRO9739、PRO20044、PRO28631もしくはPRO34128ポリペプチドのアゴニストまたはアンタゴニストである、請求項46に記載の薬剤。
【請求項48】
前記アゴニストが、抗PRO286、抗PRO706、抗PRO1800、抗PRO4354、抗PRO6029、抗PRO9739、抗PRO20044、抗PRO28631もしくは抗PRO34128抗体である、請求項47に記載の薬剤。
【請求項49】
前記アンタゴニストが、抗PRO286、抗PRO706、抗PRO1800、抗PRO4354、抗PRO6029、抗PRO9739、抗PRO20044、抗PRO28631もしくは抗PRO34128抗体である、請求項47に記載の薬剤。
【請求項50】
PRO286、PRO706、PRO1800、PRO4354、PRO6029、PRO9739、PRO20044、PRO28631もしくはPRO34128ポリペプチドをコードする遺伝子の、PRO286、PRO706、PRO1800、PRO4354、PRO6029、PRO9739、PRO20044、PRO28631もしくはPRO34128破壊に関連する生理学的特徴を調節する薬剤を同定する方法であって、該方法は:
(a)そのゲノムに、PRO286、PRO706、PRO1800、PRO4354、PRO6029、PRO9739、PRO20044、PRO28631もしくはPRO34128ポリペプチドをコードする遺伝子の破壊が含まれている非ヒトトランスジェニック動物を提供する工程;
(b)(a)の非ヒトトランスジェニック動物によって示される生理学的特徴を測定する工程;
(c)(b)の測定された生理学的特徴を性別一致野生型動物の生理学的特徴と比較する工程であって、ここで、該野生型動物によって示される生理学的特徴と異なる、該非ヒトトランスジェニック動物によって示される生理学的特徴を、遺伝子の破壊に関連する生理学的特徴と同定する工程;
(d)(a)の非ヒトトランスジェニック動物に試験薬剤を投与する工程;および
(e)前記遺伝子破壊と関連する生理学的特徴が調節されているか否かを判定する工程を含む、方法。
【請求項51】
前記非ヒトトランスジェニック動物が、性別一致野生型同腹仔と比較して、以下の生理学的特徴:感覚運動ゲーティング/注意の向上を示すプレパルス抑制応答の増加;うつ様応答の増大を伴う尾懸垂試験中の静止の増加;ストレス誘導性高体温の増加;ヘミ接合性マウスにおける平均心拍数の減少;平均収縮期血圧の低下;平均絶食時血清中グルコースレベルの低下;耐糖能の増大;平均血清中アルカリホスファターゼレベルの上昇;赤血球分布幅の増大(赤血球大小不同症);卵白アルブミンチャレンジに対する平均血清IgG2a応答の低下;皮膚線維芽細胞増殖速度の増大;雌(−/−)マウスにおける全体脂肪および全脂肪質量の平均割合の増加;(−/−)マウスにおける全体脂肪および全脂肪質量の平均割合の減少;全身の骨塩密度(BMD)の増加;骨塩量(BMC)の増加;BMC/LBMの増加;ヘミ接合性マウスにおける大腿骨中軸の平均皮質厚の増加;平均体重の減少;平均体長の低減;全組織量(TTM)の減少;除脂肪体重(LBM)の減少;骨塩量(BMC)の減少;大腿骨中軸の平均断面積の減少;大腿骨中軸の平均皮質厚の減少;椎骨骨梁の平均体積および平均厚の減少;大理石骨病;骨粗鬆症;成長遅延;小さなマウスおよび成長不良;生存能力の低下;雄性不妊症のうちの少なくとも1つを示す、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
請求項50に記載の方法によって同定される薬剤。
【請求項53】
PRO286、PRO706、PRO1800、PRO4354、PRO6029、PRO9739、PRO20044、PRO28631もしくはPRO34128ポリペプチドのアゴニストまたはアンタゴニストである、請求項52に記載の薬剤。
【請求項54】
前記アゴニストが、抗PRO286、抗PRO706、抗PRO1800、抗PRO4354、抗PRO6029、抗PRO9739、抗PRO20044、抗PRO28631もしくは抗PRO34128抗体である、請求項53に記載の薬剤。
【請求項55】
前記アンタゴニストが、抗PRO286、抗PRO706、抗PRO1800、抗PRO4354、抗PRO6029、抗PRO9739、抗PRO20044、抗PRO28631もしくは抗PRO34128抗体である、請求項53に記載の薬剤。
【請求項56】
PRO286、PRO706、PRO1800、PRO4354、PRO6029、PRO9739、PRO20044、PRO28631もしくはPRO34128ポリペプチドをコードする遺伝子の破壊に関連する行動を調節する薬剤を同定する方法であって、該方法は:
(a)そのゲノムに、PRO286、PRO706、PRO1800、PRO4354、PRO6029、PRO9739、PRO20044、PRO28631もしくはPRO34128ポリペプチドをコードする遺伝子の破壊が含まれている非ヒトトランスジェニック動物を提供する工程;
(b)(a)の非ヒトトランスジェニック動物によって示される行動を観察する工程;
(c)(b)の観察された行動を性別一致野生型動物の行動と比較する工程であって、ここで、該野生型動物によって示される観察された行動と異なる、該非ヒトトランスジェニック動物によって示される観察された行動を、遺伝子の破壊に関連する行動と同定する工程;
(d)(a)の非ヒトトランスジェニック動物に試験薬剤を投与する工程;および
(e)薬剤が、該遺伝子破壊と関連する行動を調節するか否かを判定する工程を含む、方法。
【請求項57】
前記行動が、オープンフィールド活動性試験中の不安様応答の増大である、請求項56に記載の方法。
【請求項58】
前記行動が、オープンフィールド活動性試験中の不安様応答の低減である、請求項56に記載の方法。
【請求項59】
前記行動が、ホームケージ活動性試験中の異常な概日リズムである、請求項56に記載の方法。
【請求項60】
前記行動が、反転スクリーン試験中の運動協調性の増大である、請求項56に記載の方法。
【請求項61】
前記行動が、反転スクリーン試験中の運動協調性の減損である、請求項56に記載の方法。
【請求項62】
前記行動が、抑鬱症、全般性不安障害、注意欠陥障害、睡眠障害、多動性障害、強迫性障害、精神分裂病、認知障害、痛覚過敏または感覚障害である、請求項56に記載の方法。
【請求項63】
請求項56に記載の方法によって同定される薬剤。
【請求項64】
PRO286、PRO706、PRO1800、PRO4354、PRO6029、PRO9739、PRO20044、PRO28631もしくはPRO34128ポリペプチドのアゴニストまたはアンタゴニストである、請求項63に記載の薬剤。
【請求項65】
前記アゴニストが、抗PRO286、抗PRO706、抗PRO1800、抗PRO4354、抗PRO6029、抗PRO9739、抗PRO20044、抗PRO28631もしくは抗PRO34128抗体である、請求項64に記載の薬剤。
【請求項66】
前記アンタゴニストが、抗PRO286、抗PRO706、抗PRO1800、抗PRO4354、抗PRO6029、抗PRO9739、抗PRO20044、抗PRO28631もしくは抗PRO34128抗体である、請求項64に記載の薬剤。
【請求項67】
PRO286、PRO706、PRO1800、PRO4354、PRO6029、PRO9739、PRO20044、PRO28631もしくはPRO34128ポリペプチドをコードする遺伝子の破壊に関連する、神経障害;心臓血管、内皮もしくは血管形成の障害;眼の異常;免疫障害;腫瘍学的障害;骨代謝の異常もしくは障害;脂質代謝障害;または発達異常を寛解または調節する薬剤を同定する方法であって、該方法は:
(a)そのゲノムに、PRO286、PRO706、PRO1800、PRO4354、PRO6029、PRO9739、PRO20044、PRO28631もしくはPRO34128ポリペプチドをコードする遺伝子の破壊が含まれている非ヒトトランスジェニック動物を提供する工程;
(b)該非ヒトトランスジェニック動物に試験薬剤を投与する工程;および
(c)該試験薬剤が、非ヒトトランスジェニック動物において、神経障害;心臓血管、内皮もしくは血管形成の障害;眼の異常;免疫障害;腫瘍学的障害;骨代謝の異常もしくは障害;脂質代謝障害;または発達異常を寛解または調節するか否かを判定する工程を含む、方法。
【請求項68】
前記神経障害が、オープンフィールド活動性試験中の不安様応答の増大である、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
前記神経障害が、オープンフィールド活動性試験中の不安様応答の低減である、請求項67に記載の方法。
【請求項70】
前記神経障害が、ホームケージ活動性試験中の異常な概日リズムである、請求項67に記載の方法。
【請求項71】
前記神経障害が、反転スクリーン試験中の運動協調性の増大である、請求項67に記載の方法。
【請求項72】
前記神経障害が、反転スクリーン試験中の運動協調性の減損である、請求項67に記載の方法。
【請求項73】
前記神経障害が、抑鬱症、全般性不安障害、注意欠陥障害、睡眠障害、多動性障害、強迫性障害、精神分裂病、認知障害、痛覚過敏または感覚障害である、請求項67に記載の方法。
【請求項74】
前記眼の異常が、網膜の異常である、請求項67に記載の方法。
【請求項75】
前記眼の異常が、視覚問題または失明と一致する、請求項67に記載の方法。
【請求項76】
前記網膜の異常が、色素性網膜炎と一致する、請求項74に記載の方法。
【請求項77】
前記網膜の異常が、網膜変性症または網膜の形成異常を特徴とする、請求項74に記載の方法。
【請求項78】
前記網膜の異常が、網膜の形成異常、未熟児網膜症を含む様々な網膜症、水晶体後線維増殖症、血管新生緑内障、加齢性黄斑変性、糖尿病性黄斑浮腫、角膜血管新生、角膜移植片血管新生、角膜移植片拒絶、網膜/脈絡膜血管新生、隅角血管新生(ルベオーシス)、眼球の血管新生性疾患、血管再狭窄、動静脈奇形(AVM)、髄膜腫、血管腫、血管線維腫、甲状腺肥大(グレーブス病を含む)、角膜および他の組織の移植、網膜動脈閉塞もしくは閉鎖;網膜血管系の二次的萎縮を引き起こす網膜変性症、色素性網膜炎、黄斑ジストロフィー、シュタルガルト病、先天性停在性夜盲症、コロイデレミア、脳回転状萎縮、レーバー先天性黒内障、網膜分離障害、ヴァーグナー症候群、アッシャー症候群、ツェルヴェーガー症候群、サルディーノ−マインザー症候群、シニアローケン症候群、バルデー−ビードル症候群、アルポート症候群、アルストレーム症候群、コケーン症候群、先天性脊椎・骨端異形成症、フリン−エアード症候群、フリートライヒ運動失調、ハルグレン症候群、マーシャル症候群、アルベルス−シェーンベルク病、レフサム病、キーンズ・セイアー症候群、ワールデンブルグ症候群、アラジール症候群、筋緊張性ジストロフィー、オリーブ橋小脳萎縮症、ピエール・マリー症候群、スティックラー症候群、カロチン血症、シスチン蓄積症、ウォルフラム症候群、バッセン−コルンツヴァイク症候群、無βリポタンパク質血症、色素失調症、バッテン病、ムコ多糖体沈着症、ホモシスチン尿症またはマンノシドーシスと一致する、請求項74に記載の方法。
【請求項79】
前記眼の異常が、白内障である、請求項67に記載の方法。
【請求項80】
前記白内障が、全身性疾患(例えば、ヒトダウン症候群、ハラーマン・ストライフ症候群、ロウ症候群、ガラクトース血症、マルファン症候群、トリソミー13〜15、アルポート症候群、筋緊張性ジストロフィー、ファブリー病、上皮小体機能低下症またはコンラーディ症候群)である、請求項79に記載の方法。
【請求項81】
前記発達異常が、胚性致死または生存能低下を含む、請求項67に記載の方法。
【請求項82】
前記心臓血管、内皮または血管形成の障害が、動脈疾患(例えば、真性糖尿病;乳頭浮腫;視神経萎縮;アテローム性動脈硬化症;アンギナ;急性心筋梗塞などの心筋梗塞、心臓肥大および鬱血性心不全などの心不全;高血圧症;炎症性血管炎;レイノー病およびレイノー現象;動脈瘤ならびに動脈再狭窄);静脈およびリンパの障害(例えば、血栓静脈炎、リンパ管炎およびリンパ浮腫);末梢血管疾患;癌(例えば、血管腫瘍、例えば、血管腫(毛細管および海綿状)、グロムス腫瘍、毛細管拡張症、細菌性血管腫症、血管内皮腫、血管肉腫、血管外皮腫、カポジ肉腫、リンパ管腫およびリンパ管肉腫);腫瘍血管新生;外傷(例えば、創傷、熱傷および他の組織の傷害)、移植片固定、瘢痕;虚血再灌流傷害;関節リウマチ;脳血管疾患;急性腎不全などの腎疾患または骨粗鬆症である、請求項67に記載の方法。
【請求項83】
前記免疫障害が、全身性エリテマトーデス;関節リウマチ;若年性慢性関節炎;脊椎関節症;全身硬化症(強皮症);特発性炎症性筋障害(皮膚筋炎、多発性筋炎);シェーグレン症候群;全身性血管炎;サルコイドーシス;自己免疫性溶血性貧血(免疫性汎血球減少症、発作性夜間血色素尿症);自己免疫性血小板減少症(特発性血小板減少性紫斑病、免疫媒介性血小板減少症);甲状腺炎(グレーブス病、橋本甲状腺炎、若年性リンパ球性甲状腺炎、萎縮性甲状腺炎);真性糖尿病;免疫媒介性腎疾患(糸球体腎炎、尿細管間質性腎炎);中枢および末梢神経系の脱髄疾患(例えば、多発性硬化症、特発性脱髄性多発ニューロパシーまたはギラン・バレー症候群および慢性炎症性脱髄性多発ニューロパシー);肝胆疾患(例えば、感染性肝炎(A型、B型、C型、D型、E型肝炎および他の非肝向性のウイルスによる肝炎)、自己免疫性慢性活動性肝炎、原発性胆汁性肝硬変、肉芽腫性肝炎および硬化性胆管炎);炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎:クローン病);グルテン過敏性腸症およびホイップル病;水疱性皮膚疾患、多形性紅斑および接触性皮膚炎を含む自己免疫性または免疫媒介性の皮膚疾患、乾癬;アレルギー性疾患(例えば、喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、食物過敏症および蕁麻疹);肺の免疫学的疾患(例えば、好酸球性肺炎、特発性肺線維症および過敏性肺炎);または移植片拒絶および移植片対宿主病を含む移植関連疾患である、請求項67に記載の方法。
【請求項84】
前記骨代謝の異常または障害が、関節炎、骨粗鬆症または大理石骨病である、請求項67に記載の方法。
【請求項85】
前記非ヒトトランスジェニック動物が、性別一致野生型同腹仔と比較して、以下の生理学的特徴:感覚運動ゲーティング/注意の向上を示すプレパルス抑制応答の増加;うつ様応答の増大を伴う尾懸垂試験中の静止の増加;ストレス誘導性高体温の増加;ヘミ接合性マウスにおける平均心拍数の減少;平均収縮期血圧の低下;平均絶食時血清中グルコースレベルの低下;耐糖能の増大;平均血清中アルカリホスファターゼレベルの上昇;赤血球分布幅の増大(赤血球大小不同症);卵白アルブミンチャレンジに対する平均血清IgG2a応答の低下;皮膚線維芽細胞増殖速度の増大;雌(−/−)マウスにおける全体脂肪および全脂肪質量の平均割合の増加;(−/−)マウスにおける全体脂肪および全脂肪質量の平均割合の減少;全身の骨塩密度(BMD)の増加;骨塩量(BMC)の増加;BMC/LBMの増加;ヘミ接合性マウスにおける大腿骨中軸の平均皮質厚の増加;平均体重の減少;平均体長の低減;全組織量(TTM)の減少;除脂肪体重(LBM)の減少;骨塩量(BMC)の減少;大腿骨中軸の平均断面積の減少;大腿骨中軸の平均皮質厚の減少;椎骨骨梁の平均体積および平均厚の減少;大理石骨病;骨粗鬆症;成長遅延;小さなマウスおよび成長不良;生存能力の低下;雄性不妊症のうちの少なくとも1つを示す、請求項67に記載の方法。
【請求項86】
請求項67に記載の方法によって同定される薬剤。
【請求項87】
PRO286、PRO706、PRO1800、PRO4354、PRO6029、PRO9739、PRO20044、PRO28631もしくはPRO34128ポリペプチドのアゴニストまたはアンタゴニストである、請求項86に記載の薬剤。
【請求項88】
前記アゴニストが、抗PRO286、抗PRO706、抗PRO1800、抗PRO4354、抗PRO6029、抗PRO9739、抗PRO20044、抗PRO28631もしくは抗PRO34128抗体である、請求項87に記載の薬剤。
【請求項89】
前記アンタゴニストが、抗PRO286、抗PRO706、抗PRO1800、抗PRO4354、抗PRO6029、抗PRO9739、抗PRO20044、抗PRO28631もしくは抗PRO34128抗体である、請求項87に記載の薬剤。
【請求項90】
請求項67に記載の方法によって同定される治療薬。
【請求項91】
PRO286、PRO706、PRO1800、PRO4354、PRO6029、PRO9739、PRO20044、PRO28631もしくはPRO34128ポリペプチドの発現を調節する薬剤を同定する方法であって、該方法は:
(a)PRO286、PRO706、PRO1800、PRO4354、PRO6029、PRO9739、PRO20044、PRO28631もしくはPRO34128ポリペプチドを発現している宿主細胞を試験薬剤と接触させる工程;および
(b)該試験薬剤が、宿主細胞によるPRO286、PRO706、PRO1800、PRO4354、PRO6029、PRO9739、PRO20044、PRO28631もしくはPRO34128ポリペプチドの発現を調節するか否かを判定する工程を含む、方法。
【請求項92】
請求項91に記載の方法によって同定される薬剤。
【請求項93】
PRO286、PRO706、PRO1800、PRO4354、PRO6029、PRO9739、PRO20044、PRO28631もしくはPRO34128ポリペプチドのアゴニストまたはアンタゴニストである、請求項92に記載の薬剤。
【請求項94】
前記アゴニストが、抗PRO286、抗PRO706、抗PRO1800、抗PRO4354、抗PRO6029、抗PRO9739、抗PRO20044、抗PRO28631もしくは抗PRO34128抗体である、請求項93に記載の薬剤。
【請求項95】
前記アンタゴニストが、抗PRO286、抗PRO706、抗PRO1800、抗PRO4354、抗PRO6029、抗PRO9739、抗PRO20044、抗PRO28631もしくは抗PRO34128抗体である、請求項93に記載の薬剤。
【請求項96】
PRO286、PRO706、PRO1800、PRO4354、PRO6029、PRO9739、PRO20044、PRO28631もしくはPRO34128ポリペプチドをコードする遺伝子の破壊に関連する状態に影響を与えることができる治療薬を評価する方法であって、該方法は:
(a)そのゲノムに、PRO286、PRO706、PRO1800、PRO4354、PRO6029、PRO9739、PRO20044、PRO28631もしくはPRO34128ポリペプチドをコードする遺伝子の破壊が含まれている非ヒトトランスジェニック動物を提供する工程;
(b)(a)の非ヒトトランスジェニック動物の生理学的特徴を測定する工程;
(c)(b)の測定された生理学的特徴を性別一致野生型動物の生理学的特徴と比較する工程であって、ここで、該野生型動物の生理学的特徴と異なる非ヒトトランスジェニック動物の生理学的特徴を、該非ヒトトランスジェニック動物における遺伝子の破壊から生じる状態と同定する工程;
(d)(a)の非ヒトトランスジェニック動物に試験薬剤を投与する工程;および
(e)該非ヒトトランスジェニック動物における遺伝子破壊に関連する同定された状態に対する試験薬剤の作用を評価する工程を含む、方法。
【請求項97】
前記状態が、神経障害;心臓血管、内皮もしくは血管形成の障害;眼の異常;免疫障害;腫瘍学的障害;骨代謝の異常または障害;脂質代謝障害;または発達異常である、請求項96に記載の方法。
【請求項98】
請求項96に記載の方法によって同定される治療薬。
【請求項99】
PRO286、PRO706、PRO1800、PRO4354、PRO6029、PRO9739、PRO20044、PRO28631もしくはPRO34128ポリペプチドのアゴニストまたはアンタゴニストである、請求項98に記載の治療薬。
【請求項100】
前記アゴニストが、抗PRO286、抗PRO706、抗PRO1800、抗PRO4354、抗PRO6029、抗PRO9739、抗PRO20044、抗PRO28631もしくは抗PRO34128抗体である、請求項99に記載の治療薬。
【請求項101】
前記アンタゴニストが、抗PRO286、抗PRO706、抗PRO1800、抗PRO4354、抗PRO6029、抗PRO9739、抗PRO20044、抗PRO28631もしくは抗PRO34128抗体である、請求項99に記載の治療薬。
【請求項102】
請求項98に記載の治療剤を含む医薬組成物。
【請求項103】
PRO286、PRO706、PRO1800、PRO4354、PRO6029、PRO9739、PRO20044、PRO28631もしくはPRO34128ポリペプチドをコードする遺伝子の破壊に関連する、神経障害;心臓血管、内皮もしくは血管形成の障害;免疫障害;腫瘍学的障害;骨代謝の異常もしくは障害;または胚性致死を処置または予防または寛解する方法であって、該方法は、該障害にすでに罹患しているか、もしくは該障害に罹患しやすいか、または該障害が予防される、そのような処置が必要な被験体に対して、治療有効量の請求項94に記載の治療薬、またはそのアゴニストもしくはアンタゴニストを投与する工程を含み、それによって、該障害が効率よく処置、予防、または寛解される、方法。
【請求項104】
前記神経障害が、オープンフィールド活動性試験中の不安様応答の増大である、請求項103に記載の方法。
【請求項105】
前記神経障害が、オープンフィールド活動性試験中の不安様応答の低減である、請求項103に記載の方法。
【請求項106】
前記神経障害が、ホームケージ活動性試験中の異常な概日リズムである、請求項103に記載の方法。
【請求項107】
前記神経障害が、反転スクリーン試験中の運動協調性の増大である、請求項103に記載の方法。
【請求項108】
前記神経障害が、反転スクリーン試験中の運動協調性の減損である、請求項103に記載の方法。
【請求項109】
前記神経障害が、抑鬱症、全般性不安障害、注意欠陥障害、睡眠障害、多動性障害、強迫性障害、精神分裂病、認知障害、痛覚過敏または感覚障害である、請求項103に記載の方法。
【請求項110】
前記眼の異常が、網膜の異常である、請求項103に記載の方法。
【請求項111】
前記眼の異常が、視覚問題または失明と一致する、請求項103に記載の方法。
【請求項112】
前記網膜の異常が、色素性網膜炎と一致する、請求項110に記載の方法。
【請求項113】
前記網膜の異常が、網膜変性症または網膜の形成異常を特徴とする、請求項110に記載の方法。
【請求項114】
前記網膜の異常が、網膜の形成異常、未熟児網膜症を含む様々な網膜症、水晶体後線維増殖症、血管新生緑内障、加齢性黄斑変性、糖尿病性黄斑浮腫、角膜血管新生、角膜移植片血管新生、角膜移植片拒絶、網膜/脈絡膜血管新生、隅角血管新生(ルベオーシス)、眼球の血管新生性疾患、血管再狭窄、動静脈奇形(AVM)、髄膜腫、血管腫、血管線維腫、甲状腺肥大(グレーブス病を含む)、角膜および他の組織の移植、網膜動脈閉塞もしくは閉鎖;網膜血管系の二次的萎縮を引き起こす網膜変性症、色素性網膜炎、黄斑ジストロフィー、シュタルガルト病、先天性停在性夜盲症、コロイデレミア、脳回転状萎縮、レーバー先天性黒内障、網膜分離障害、ヴァーグナー症候群、アッシャー症候群、ツェルヴェーガー症候群、サルディーノ−マインザー症候群、シニアローケン症候群、バルデー−ビードル症候群、アルポート症候群、アルストレーム症候群、コケーン症候群、先天性脊椎・骨端異形成症、フリン−エアード症候群、フリートライヒ運動失調、ハルグレン症候群、マーシャル症候群、アルベルス−シェーンベルク病、レフサム病、キーンズ・セイアー症候群、ワールデンブルグ症候群、アラジール症候群、筋緊張性ジストロフィー、オリーブ橋小脳萎縮症、ピエール・マリー症候群、スティックラー症候群、カロチン血症、シスチン蓄積症、ウォルフラム症候群、バッセン−コルンツヴァイク症候群、無βリポタンパク質血症、色素失調症、バッテン病、ムコ多糖体沈着症、ホモシスチン尿症またはマンノシドーシスと一致する、請求項110に記載の方法。
【請求項115】
前記眼の異常が、白内障である、請求項103に記載の方法。
【請求項116】
前記白内障が、全身性疾患(例えば、ヒトダウン症候群、ハラーマン・ストライフ症候群、ロウ症候群、ガラクトース血症、マルファン症候群、トリソミー13〜15、アルポート症候群、筋緊張性ジストロフィー、ファブリー病、上皮小体機能低下症またはコンラーディ症候群)である、請求項115に記載の方法。
【請求項117】
前記発達異常が、胚性致死または生存能低下を含む、請求項103に記載の方法。
【請求項118】
前記心臓血管、内皮または血管形成の障害が、動脈疾患(例えば、真性糖尿病;乳頭浮腫;視神経萎縮;アテローム性動脈硬化症;アンギナ;急性心筋梗塞などの心筋梗塞、心臓肥大および鬱血性心不全などの心不全;高血圧症;炎症性血管炎;レイノー病およびレイノー現象;動脈瘤ならびに動脈再狭窄);静脈およびリンパの障害(例えば、血栓静脈炎、リンパ管炎およびリンパ浮腫);末梢血管疾患;癌(例えば、血管腫瘍、例えば、血管腫(毛細管および海綿状)、グロムス腫瘍、毛細管拡張症、細菌性血管腫症、血管内皮腫、血管肉腫、血管外皮腫、カポジ肉腫、リンパ管腫およびリンパ管肉腫);腫瘍血管新生;外傷(例えば、創傷、熱傷および他の組織の傷害)、移植片固定、瘢痕;虚血再灌流傷害;関節リウマチ;脳血管疾患;急性腎不全などの腎疾患または骨粗鬆症である、請求項103に記載の方法。
【請求項119】
前記免疫障害が、全身性エリテマトーデス;関節リウマチ;若年性慢性関節炎;脊椎関節症;全身硬化症(強皮症);特発性炎症性筋障害(皮膚筋炎、多発性筋炎);シェーグレン症候群;全身性血管炎;サルコイドーシス;自己免疫性溶血性貧血(免疫性汎血球減少症、発作性夜間血色素尿症);自己免疫性血小板減少症(特発性血小板減少性紫斑病、免疫媒介性血小板減少症);甲状腺炎(グレーブス病、橋本甲状腺炎、若年性リンパ球性甲状腺炎、萎縮性甲状腺炎);真性糖尿病;免疫媒介性腎疾患(糸球体腎炎、尿細管間質性腎炎);中枢および末梢神経系の脱髄疾患(例えば、多発性硬化症、特発性脱髄性多発ニューロパシーまたはギラン・バレー症候群および慢性炎症性脱髄性多発ニューロパシー);肝胆疾患(例えば、感染性肝炎(A型、B型、C型、D型、E型肝炎および他の非肝向性のウイルスによる肝炎)、自己免疫性慢性活動性肝炎、原発性胆汁性肝硬変、肉芽腫性肝炎および硬化性胆管炎);炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎:クローン病);グルテン過敏性腸症およびホイップル病;水疱性皮膚疾患、多形性紅斑および接触性皮膚炎を含む自己免疫性または免疫媒介性の皮膚疾患、乾癬;アレルギー性疾患(例えば、喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、食物過敏症および蕁麻疹);肺の免疫学的疾患(例えば、好酸球性肺炎、特発性肺線維症および過敏性肺炎);または移植片拒絶および移植片対宿主病を含む移植関連疾患である、請求項103に記載の方法。
【請求項120】
前記骨代謝の異常または障害が、関節炎、骨粗鬆症または大理石骨病である、請求項103に記載の方法。
【請求項121】
PRO286、PRO706、PRO1800、PRO4354、PRO6029、PRO9739、PRO20044、PRO28631もしくはPRO34128ポリペプチドをコードする遺伝子の破壊に関連する、神経障害;心臓血管、内皮もしくは血管形成の障害;眼の異常;免疫障害;腫瘍学的障害;骨代謝の異常もしくは障害;脂質代謝障害;または発達異常を寛解または調節する薬剤を同定する方法であって、該方法は:
(a)非ヒトトランスジェニック動物細胞培養物を提供する工程であって、該培養物の個々の細胞には、PRO286、PRO706、PRO1800、PRO4354、PRO6029、PRO9739、PRO20044、PRO28631もしくはPRO34128ポリペプチドをコードする遺伝子の破壊が含まれている、工程;
(b)該細胞培養に試験薬剤を投与する工程;および
(c)該試験薬剤が、該細胞培養物において、神経障害;心臓血管、内皮もしくは血管形成の障害;眼の異常;免疫障害;腫瘍学的障害;骨代謝の異常もしくは障害;脂質代謝障害;または発達異常を寛解または調節するか否かを判定する工程が含まれる、方法。
【請求項122】
前記神経障害が、オープンフィールド活動性試験中の不安様応答の増大である、請求項121に記載の方法。
【請求項123】
前記神経障害が、オープンフィールド活動性試験中の不安様応答の低減である、請求項121に記載の方法。
【請求項124】
前記神経障害が、ホームケージ活動性試験中の異常な概日リズムである、請求項121に記載の方法。
【請求項125】
前記神経障害が、反転スクリーン試験中の運動協調性の増大である、請求項121に記載の方法。
【請求項126】
前記神経障害が、反転スクリーン試験中の運動協調性の減損である、請求項121に記載の方法。
【請求項127】
前記神経障害が、抑鬱症、全般性不安障害、注意欠陥障害、睡眠障害、多動性障害、強迫性障害、精神分裂病、認知障害、痛覚過敏または感覚障害である、請求項121に記載の方法。
【請求項128】
前記眼の異常が、網膜の異常である、請求項121に記載の方法。
【請求項129】
前記眼の異常が、視覚問題または失明と一致する、請求項121に記載の方法。
【請求項130】
前記網膜の異常が、色素性網膜炎と一致する、請求項128に記載の方法。
【請求項131】
前記網膜の異常が、網膜変性症または網膜の形成異常を特徴とする、請求項128に記載の方法。
【請求項132】
前記網膜の異常が、網膜の形成異常、未熟児網膜症を含む様々な網膜症、水晶体後線維増殖症、血管新生緑内障、加齢性黄斑変性、糖尿病性黄斑浮腫、角膜血管新生、角膜移植片血管新生、角膜移植片拒絶、網膜/脈絡膜血管新生、隅角血管新生(ルベオーシス)、眼球の血管新生性疾患、血管再狭窄、動静脈奇形(AVM)、髄膜腫、血管腫、血管線維腫、甲状腺肥大(グレーブス病を含む)、角膜および他の組織の移植、網膜動脈閉塞もしくは閉鎖;網膜血管系の二次的萎縮を引き起こす網膜変性症、色素性網膜炎、黄斑ジストロフィー、シュタルガルト病、先天性停在性夜盲症、コロイデレミア、脳回転状萎縮、レーバー先天性黒内障、網膜分離障害、ヴァーグナー症候群、アッシャー症候群、ツェルヴェーガー症候群、サルディーノ−マインザー症候群、シニアローケン症候群、バルデー−ビードル症候群、アルポート症候群、アルストレーム症候群、コケーン症候群、先天性脊椎・骨端異形成症、フリン−エアード症候群、フリートライヒ運動失調、ハルグレン症候群、マーシャル症候群、アルベルス−シェーンベルク病、レフサム病、キーンズ・セイアー症候群、ワールデンブルグ症候群、アラジール症候群、筋緊張性ジストロフィー、オリーブ橋小脳萎縮症、ピエール・マリー症候群、スティックラー症候群、カロチン血症、シスチン蓄積症、ウォルフラム症候群、バッセン−コルンツヴァイク症候群、無βリポタンパク質血症、色素失調症、バッテン病、ムコ多糖体沈着症、ホモシスチン尿症またはマンノシドーシスと一致する、請求項128に記載の方法。
【請求項133】
前記眼の異常が、白内障である、請求項121に記載の方法。
【請求項134】
前記白内障が、全身性疾患(例えば、ヒトダウン症候群、ハラーマン・ストライフ症候群、ロウ症候群、ガラクトース血症、マルファン症候群、トリソミー13〜15、アルポート症候群、筋緊張性ジストロフィー、ファブリー病、上皮小体機能低下症またはコンラーディ症候群)である、請求項133に記載の方法。
【請求項135】
前記発達異常が、胚性致死または生存能低下を含む、請求項121に記載の方法。
【請求項136】
前記心臓血管、内皮または血管形成の障害が、動脈疾患(例えば、真性糖尿病;乳頭浮腫;視神経萎縮;アテローム性動脈硬化症;アンギナ;急性心筋梗塞などの心筋梗塞、心臓肥大および鬱血性心不全などの心不全;高血圧症;炎症性血管炎;レイノー病およびレイノー現象;動脈瘤ならびに動脈再狭窄);静脈およびリンパの障害(例えば、血栓静脈炎、リンパ管炎およびリンパ浮腫);末梢血管疾患;癌(例えば、血管腫瘍、例えば、血管腫(毛細管および海綿状)、グロムス腫瘍、毛細管拡張症、細菌性血管腫症、血管内皮腫、血管肉腫、血管外皮腫、カポジ肉腫、リンパ管腫およびリンパ管肉腫);腫瘍血管新生;外傷(例えば、創傷、熱傷および他の組織の傷害)、移植片固定、瘢痕;虚血再灌流傷害;関節リウマチ;脳血管疾患;急性腎不全などの腎疾患または骨粗鬆症である、請求項121に記載の方法。
【請求項137】
前記免疫障害が、全身性エリテマトーデス;関節リウマチ;若年性慢性関節炎;脊椎関節症;全身硬化症(強皮症);特発性炎症性筋障害(皮膚筋炎、多発性筋炎);シェーグレン症候群;全身性血管炎;サルコイドーシス;自己免疫性溶血性貧血(免疫性汎血球減少症、発作性夜間血色素尿症);自己免疫性血小板減少症(特発性血小板減少性紫斑病、免疫媒介性血小板減少症);甲状腺炎(グレーブス病、橋本甲状腺炎、若年性リンパ球性甲状腺炎、萎縮性甲状腺炎);真性糖尿病;免疫媒介性腎疾患(糸球体腎炎、尿細管間質性腎炎);中枢および末梢神経系の脱髄疾患(例えば、多発性硬化症、特発性脱髄性多発ニューロパシーまたはギラン・バレー症候群および慢性炎症性脱髄性多発ニューロパシー);肝胆疾患(例えば、感染性肝炎(A型、B型、C型、D型、E型肝炎および他の非肝向性のウイルスによる肝炎)、自己免疫性慢性活動性肝炎、原発性胆汁性肝硬変、肉芽腫性肝炎および硬化性胆管炎);炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎:クローン病);グルテン過敏性腸症およびホイップル病;水疱性皮膚疾患、多形性紅斑および接触性皮膚炎を含む自己免疫性または免疫媒介性の皮膚疾患、乾癬;アレルギー性疾患(例えば、喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、食物過敏症および蕁麻疹);肺の免疫学的疾患(例えば、好酸球性肺炎、特発性肺線維症および過敏性肺炎);または移植片拒絶および移植片対宿主病を含む移植関連疾患である、請求項121に記載の方法。
【請求項138】
前記骨代謝の異常または障害が、関節炎、骨粗鬆症または大理石骨病である、請求項121に記載の方法。
【請求項139】
請求項121に記載の方法によって同定される薬剤。
【請求項140】
PRO286、PRO706、PRO1800、PRO4354、PRO6029、PRO9739、PRO20044、PRO28631もしくはPRO34128ポリペプチドのアゴニストまたはアンタゴニストである、請求項139に記載の薬剤。
【請求項141】
前記アゴニストが、抗PRO286、抗PRO706、抗PRO1800、抗PRO4354、抗PRO6029、抗PRO9739、抗PRO20044、抗PRO28631もしくは抗PRO34128抗体である、請求項140に記載の薬剤。
【請求項142】
前記アンタゴニストが、抗PRO286、抗PRO706、抗PRO1800、抗PRO4354、抗PRO6029、抗PRO9739、抗PRO20044、抗PRO28631もしくは抗PRO34128抗体である、請求項140に記載の薬剤。
【請求項143】
請求項121に記載の方法によって同定される治療薬。
【請求項144】
PRO286、PRO706、PRO1800、PRO4354、PRO6029、PRO9739、PRO20044、PRO28631もしくはPRO34128ポリペプチドをコードする遺伝子の破壊に関連する表現型を調節する方法であって、該方法は、該表現型をすでに有し得るか、または該表現型を有する傾向にあり得るか、もしくは該表現型を予防すべき状態であり得る被験体に、有効量の請求項46に記載の薬剤またはそのアゴニストもしくはアンタゴニストを投与する工程を含み、それにより、該表現型を効果的に調節する、方法。
【請求項145】
PRO286、PRO706、PRO1800、PRO4354、PRO6029、PRO9739、PRO20044、PRO28631もしくはPRO34128ポリペプチドをコードする遺伝子の破壊に関連する生理学的特徴を調節する方法であって、該方法は、該生理学的特徴をすでに示し得るか、または該生理学的特徴を示す傾向にあり得るか、もしくは該生理学的特徴を予防すべき状態であり得る被験体に、有効量の請求項52に記載の薬剤またはそのアゴニストもしくはアンタゴニストを投与する工程を含み、それにより、該生理学的特徴を効果的に調節する、方法。
【請求項146】
PRO286、PRO706、PRO1800、PRO4354、PRO6029、PRO9739、PRO20044、PRO28631もしくはPRO34128ポリペプチドをコードする遺伝子の破壊に関連する行動を調節する方法であって、該方法は、該行動をすでに示し得るか、または該行動を示す傾向にあり得るか、もしくは該示される行動を予防すべき状態であり得る被験体に、有効量の請求項63に記載の薬剤またはそのアゴニストもしくはアンタゴニストを投与する工程を含み、それにより、該行動を効果的に調節する、方法。
【請求項147】
PRO286、PRO706、PRO1800、PRO4354、PRO6029、PRO9739、PRO20044、PRO28631もしくはPRO34128ポリペプチドの発現を調節する方法であって、該方法は、該PRO286、PRO706、PRO1800、PRO4354、PRO6029、PRO9739、PRO20044、PRO28631もしくはPRO34128ポリペプチドを発現している宿主細胞に、有効量の請求項92に記載の薬剤またはそのアゴニストもしくはアンタゴニストを投与する工程を含み、それによって、該ポリペプチドの発現を効果的に調節する、方法。
【請求項148】
PRO286、PRO706、PRO1800、PRO4354、PRO6029、PRO9739、PRO20044、PRO28631もしくはPRO34128ポリペプチドをコードする遺伝子の破壊に関連する状態を調節する方法であって、該方法は、該状態を有し得るか、または該状態を有する傾向にあり得るか、もしくは該状態を予防すべき状態であり得る被験体に、治療有効量の請求項98に記載の治療薬またはそのアゴニストもしくはアンタゴニストを投与する工程を含み、それにより、該状態を効果的に調節する、方法。
【請求項149】
PRO286、PRO706、PRO1800、PRO4354、PRO6029、PRO9739、PRO20044、PRO28631もしくはPRO34128ポリペプチドをコードする遺伝子の破壊に関連する、神経障害;心臓血管、内皮もしくは血管形成の障害;免疫障害;腫瘍学的障害;骨代謝の異常もしくは障害;または胚性致死を処置または予防または寛解する方法であって、該方法は、非ヒトトランスジェニック動物細胞培養物(該培養物の個々の細胞には、PRO286、PRO706、PRO1800、PRO4354、PRO6029、PRO9739、PRO20044、PRO28631もしくはPRO34128ポリペプチドをコードする遺伝子の破壊が含まれている)に対して、治療有効量の請求項139に記載の薬剤、またはそのアゴニストもしくはアンタゴニストを投与する工程を含み、それによって、該障害が効率よく処置または予防または寛解される、方法。

【図2】
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【図3−1】
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【図3−2】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9−1】
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【図9−2】
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【図10】
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【図11−1】
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【図11−2】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公表番号】特表2009−536022(P2009−536022A)
【公表日】平成21年10月8日(2009.10.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−506747(P2009−506747)
【出願日】平成19年4月18日(2007.4.18)
【国際出願番号】PCT/US2007/066886
【国際公開番号】WO2008/036437
【国際公開日】平成20年3月27日(2008.3.27)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.サランラップ
【出願人】(596168317)ジェネンテック・インコーポレーテッド (372)
【氏名又は名称原語表記】GENENTECH,INC.
【出願人】(506374476)レキシコン ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド (15)
【Fターム(参考)】