新規アザビシクロヘキサン類
本発明は、式(I)の新規化合物、それらの薬学的に許容可能な誘導体、互変異性型、R及びS異性体を含む立体異性体、多形、プロドラッグ、代謝産物、塩又はそれらの溶媒和物に関する。発明はまた、式Iの新規化合物、それらの薬学的に許容可能な誘導体、互変異性型、立体異性体、多形、プロドラッグ、代謝産物、塩又はそれらの溶媒和物の合成プロセスに関する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I、
【化1】
(式中、
Eは、
【化2】
を表わし;
環Aは、アリールもしくはヘテロアリールのいずれかを表わし;
環Bは、環Aの任意の利用可能な位置において窒素原子を通して環Aに付着されているヘテロシクリルを表わし、環Bはさらに、1つ以上のアリール、ヘテロアリール、シクロアルキルもしくはヘテロシクリル環と縮合していてもよく、ただし、環Bは、イソオキサゾリル、−CH2−N−ピロリル、1,1−ジオキシド−2−イソチアゾリジニル、チエニル、チアゾリル、ピリジルもしくは2−ピロリジノニルであってはならず;
R1、R2及びR4は、独立して、−H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C1−12アルコキシアルキル、C2−12アルコキシアルケニル、C2−12アルコキシアルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1−12アルキル−シクロアルキル、C1−12アルキル−ヘテロシクリル、C1−12アルキル−アリール、C1−12アルキル−ヘテロアリール;C2−12アルケニル−シクロアルキル、C2−12アルケニル−ヘテロシクリル、C2−12アルケニル−アリール、C2−12アルケニル−ヘテロアリール;C2−12アルキニル−シクロアルキル、C2−12アルキニル−ヘテロシクリル、C2−12アルキニル−アリール、C2−12アルキニル−ヘテロアリール、−CN、−NH2、−CHO、−CORa、−CSRa、−COORa、−NRaRb、−CONRaNRbRc、−(C=NRa)−NRbRc、−CHS、−COOH、−COCORa、−CONH2、−CONHNH2、−CSNHNH2、−CONRaRb、−CSNH2、−CSNRaRb、−C(=NORb)Ra−NH2、−NHNH2、−NRaNRbRc、−N(Ra)(CO)Rb、−N(Ra)(CO)ORb、−N(Ra)(CO)NRaRb、−N(Ra)(CS)Rb、−N(Ra)(CS)ORb、−N(Ra)(CS)NRaRb、−NRa(C=NRa)NRaRb、−SO3H、−SORa、−SO2Ra、−SO2NRaRb、−P(O)RaRb、−P(O)ORaORb、−P(O)RaORb、−P(O)NRaORb、−P(O)NRaRb、−OHもしくは−ORaから選択され;その各々は、ハロゲン、−CN、−CHO、−CORa、−CHS、−CSRa、−COOH、−COORa、−COCN、−CONH2、−CONHNH2、−CSNHNH2、−CONRaRb、−CSNH2、−CSNRaRb、−C(=NORb)Ra、オキソ、−NH2、−NHNH2、−NRaRb、−NRaNRbRc、−N3、−NO2、−N(Ra)(CO)Rb、−N(Ra)(CO)ORb、−N(Ra)(CO)NRaRb、−N(Ra)(CS)Rb、−N(Ra)(CS)ORb、−N(Ra)(CS)NRaRb、−NRa(C=NRa)NRaRb、−OH、−ORa、−OCORa、−OCOORa、−OCONRaRb、−SH、−SRa、−SO3H、−SORa、−SO2Ra、−SO2NRaRb、−P(O)RaRb、−P(O)ORaORb、−P(O)RaORb、−P(O)NRaORb、−P(O)NRaRb、−C1−12アルキル、−C2−12アルケニル、−C2−12アルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリールから選択されるが、これらに限定されない1つ以上の置換基によって、任意の利用可能な位置において随意に置換されていてもよく;
R3は、−(CH2)pZを表わし;
Zは、−H、ハロゲン、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C1−12ハロアルキル、C2−12ハロアルケニル、C2−12ハロアルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、−NH2、−CHO、−CORa、−CSRa、−COORa、−CONRaRb、−CSNRaRb、−NRaRb、−CONRaNRbRc、−(C=NRa)−NRbRc、−OHもしくは−ORaから選択され;その各々は、−CN、−CHO、−CORa、−CHS、−CSRa、−COOH、−COORa、−COCN、−CONH2、−CONHNH2、−CSNHNH2、−CONRaRb、−CSNH2、−CSNRaRb、−C(=NORb)Ra、オキソ、−NH2、−NHNH2、−NRaRb、−NRaNRbRc、−N3、−NO2、−N(Ra)(CO)Rb、−N(Ra)(CO)ORb、−N(Ra)(CO)NRaRb、−N(Ra)(CS)Rb、−N(Ra)(CS)ORb、−N(Ra)(CS)NRaRb、−NRa(C=NRa)NRaRb、−OH、−ORa、−OCORa、−OCOORa、−OCONRaRb、−SH、−SRa、−SO3H、−SORa、−SO2Ra、−SO2NRaRb、ハロゲン、−P(O)RaRb、−P(O)ORaORb、−P(O)RaORb、−P(O)NRaORbもしくは−P(O)NRaRbから選択されるが、これらに限定されない1つ以上の置換基によって、任意の利用可能な位置において随意に置換されていてもよく;
R5及びR6は独立して、−H、ハロゲン、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C1−12ハロアルキル、C2−12ハロアルケニル、C2−12ハロアルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1−12アルキル−シクロアルキル、C1−12アルキル−ヘテロシクリル、C1−12アルキル−アリール、C1−12アルキル−ヘテロアリール;C2−12アルケニル−シクロアルキル、C2−12アルケニル−ヘテロシクリル、C2−12アルケニル−アリール、C2−12アルケニル−ヘテロアリール;C2−12アルキニル−シクロアルキル、C2−12アルキニル−ヘテロシクリル、C2−12アルキニル−アリール、C2−12アルキニル−ヘテロアリール、オキソ、−NH2、−CHO、−CORa、−CSRa、−COORa、−CONRaRb、−CSNRaRb、−NRaRb、−CONRaN(Rb)2、−(C=NRa)−NRbRc、−(CH2)n−N3、−(CH2)n−NCS、−C(=Y)Ra、−C(=Y)ORa、−C(=Y)NRaRb、−(CH2)nYRa、−(CH2)nOP(=O)RaRb、−(CH2)nNHP(=O)RaRb、−(CH2)nOC(=Y)Ra、−(CH2)nOC(=Y)ORa、−(CH2)nC(=Y)Ra、−(CH2)nC(=Y)NRaRb、−(CH2)nOC(=Y)NRaRb、−(CH2)nC(=Y)ORa、−(CH2)nNRaRb、−(CH2)nNRaC(=Y)Rb、−(CH2)nNRaC(=Y)ORb、−(CH2)nNRaC(=Y)NRaRb、−(CH2)nNRaSO2Rb、−OHもしくは−ORaから選択され;その各々は、ハロゲン、−CN、−CHO、−CORa、−CHS、−CSRa、−COOH、−COORa、−COCN、−CONH2、−CONHNH2、−CSNHNH2、−CONRaRb、−CSNH2、−CSNRaRb、−C(=NORb)Ra、オキソ、−NH2、−NHNH2、−NRaRb、−NRaNRbRc、−N3、−NO2、−N(Ra)(CO)Rb、−N(Ra)(CO)ORb、−N(Ra)(CO)NRaRb、−N(Ra)(CS)Rb、−N(Ra)(CS)ORb、−N(Ra)(CS)NRaRb、−NRa(C=NRa)NRaRb、−OH、−ORa、−OCORa、−OCOORa、−OCONRaRb、−SH、−SRa、−SO3H、−SORa、−SO2Ra、−SO2NRaRb、−P(O)RaRb、−P(O)ORaORb、−P(O)RaORb、−P(O)NRaORb、−P(O)NRaRb、−C1−12アルキル、−C2−12アルケニル、−C2−12アルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリールから選択されるが、これらに限定されない1つ以上の置換基によって、任意の利用可能な位置において随意に置換されていてもよく;
又は
R5及びR6は、一緒になって5〜10員の複素環を形成し、それは任意の利用可能な位置において、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C1−12ハロアルキル、C3−20シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、オキソ、−NH2、−NO2、−N3、−CN、−CHO、−CORc、−CHS、−CSRc、−COOH、−COORc、−OH、−ORc、−SHもしくは−SRcで随意に置換されていてもよく;
ただし、R1、R2及びR3が−Hを表わし、環Aがフェニルを表わし、mが1であり、R5が−FでありかつR6が−CH2−NH−CO−CH3である場合、R4は
【化3】
{N−メチル−N−(5−ニトロ−フラン−2−イル)アミノ}であってはならず;
Qは独立して、−CH2−、O、S、SO、SO2、−N(Ra)−、−(CO)−、−(CS)−、−CRa(N(Rb)2)−、−C(=NRa)−、−CRa(ORb)−、−CRaRb−、−P(O)Ra−、−P(O)(ORa)−、−CRa(SRb)−、−CRa(SO3Rb)−、−CRa(SORb)−、−CRa(SO2Rb)−もしくは−CRa(SO2NRbRc)−から選択され;
Ra及びRbは、同一もしくは異なり、かつ独立して、−H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C1−12ハロアルキル、C2−12ハロアルケニル、C2−12ハロアルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1−12アルキル−シクロアルキル、C1−12アルキル−ヘテロシクリル、C1−12アルキル−アリール、C1−12アルキル−ヘテロアリール;C2−12アルケニル−シクロアルキル、C2−12アルケニル−ヘテロシクリル、C2−12アルケニル−アリール、C2−12アルケニル−ヘテロアリール;C2−12アルキニル−シクロアルキル、C2−12アルキニル−ヘテロシクリル、C2−12アルキニル−アリールもしくはC2−12アルキニル−ヘテロアリールから選択されてもよく;その各々は、−CN、−CHO、−CORc、−CHS、−CSRc、−COOH、−COORc、−COCN、−CONH2、−CONHNH2、−CSNHNH2、−CONRcRd、−CSNH2、−CSNRcRd、−C(=NORc)Rd、オキソ、−NH2、−NHNH2、−NRcRd、−NRcN(Rd)2、−N3、−NO2、−N(Rc)(CO)Rd、N(Rc)(CO)ORd、−N(Rc)(CO)N(Rd)2、−N(Rc)(CS)Rd、−N(Rc)(CS)ORd、−N(Rc)(CS)N(Rd)2、−NRa(C=NRa)NRaRb、−OH、−ORc、−OCORc、−OCOORc、−OCONRcRd、−SH、−SRc、−SO3H、−SORc、−SO2Rc、−SO2NRcRd、ハロゲン、−P(O)RcRd、−P(O)ORcORd、−P(O)RcORd、−P(O)NRcORd、−P(O)NRcRd、−C1−12アルキル、−C2−12アルケニル、−C2−12アルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリールから選択されるが、これらに限定されない1つ以上の置換基によって、任意の利用可能な位置において随意に置換されていてもよく;
又は
Ra及びRbは一緒になって、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリールもしくはヘテロアリール環を形成し、それは任意の利用可能な位置において、随意にQで置換されていてもよく;
Rc及びRdは、同一もしくは異なり、かつ独立して、−H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C3−20シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、−CN、−CHO、−COOH、−COCN、−CONH2、−CONHNH2、−CSNHNH2、−CSNH2、オキソ、−NH2、−NHNH2、−N3、−NO2、−OH、−SH、−SO3Hもしくはハロゲンから選択され得;
YはOもしくはSであり;
mは0、1、2、3もしくは4であり;
nは0、1、2、3もしくは4であり;
rは0、1、2、3もしくは4であり;
pは0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10であり;
sは0、1、2、3もしくは4である)
の化合物、もしくはその薬学的に許容可能な誘導体、互変異性型、R及びS異性体を含む立体異性体、多形、プロドラッグ、代謝産物、塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項2】
式Ia、
【化4】
(式中、
環Aは、アリールもしくはヘテロアリールのいずれかを表わし;
R1は、C5−12アルキル、C5−12アルケニル、C5−12アルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1−12アルキル−シクロアルキル、C1−12アルキル−ヘテロシクリル、C1−12アルキル−アリール、C1−12アルキル−ヘテロアリール、C2−12アルケニル−シクロアルキル、C2−12アルケニル−ヘテロシクリル、C2−12アルケニル−アリール、C2−12アルケニル−ヘテロアリール;C2−12アルキニル−シクロアルキル、C2−12アルキニル−ヘテロシクリル、C2−12アルキニル−アリール、C2−12アルキニル−ヘテロアリール、−CN、−NH2、−CHO、−CORa、−CSRa、−COORa、−NRaRb、−CONRaNRbRc、−(C=NRa)−NRbRc、−OH、ORa、−CHS、−COOH、−COCORa、−CONH2、−CONHNH2、−CSNHNH2、−CONRaRb、−CSNH2、−CSNRaRb、−C(=NORb)Ra−NH2、−NHNH2、−NRaNRbRc、−N(Ra)(CO)Rb、−N(Ra)(CO)ORb、−N(Ra)(CO)NRaRb、−N(Ra)(CS)Rb、−N(Ra)(CS)ORb、−N(Ra)(CS)NRaRb、−NRa(C=NRa)NRaRb、−SO3H、−SORa、−SO2Ra、−SO2NRaRb、−P(O)RaRb、−P(O)ORaORb、−P(O)RaORb、−P(O)NRaORbもしくは−P(O)NRaRbから選択され;その各々は、ハロゲン、−CN、−CHO、−CORa、−CHS、−CSRa、−COOH、−COORa、−COCN、−CONH2、−CONHNH2、−CSNHNH2、−CONRaRb、−CSNH2、−CSNRaRb、−C(=NORb)Ra、オキソ、−NH2、−NHNH2、−NRaRb、−NRaNRbRc、−N3、−NO2、、−N(Ra)(CO)Rb、−N(Ra)(CO)ORb、N(Ra)(CO)NRaRb、−N(Ra)(CS)Rb、−N(Ra)(CS)ORb、−N(Ra)(CS)NRaRb、−NRa(C=NRa)NRaRb、−OH、−ORa、−OCORa、−OCOORa、−OCONRaRb、−SH、−SRa、−SO3H、−SORa、−SO2Ra、−SO2NRaRb、−P(O)RaRb、−P(O)ORaORb、−P(O)RaORb、−P(O)NRaORb、−P(O)NRaRb、−C1−12アルキル、−C2−12アルケニル、−C2−12アルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリールもしくはヘテロアリールから選択されるが、これらに限定されない1つ以上の置換基によって、任意の利用可能な位置において随意に置換されていてもよく;
R2及びR4は独立して、−H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C1−12アルコキシアルキル、C2−12アルコキシアルケニル、C2−12アルコキシアルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1−12アルキル−シクロアルキル、C1−12アルキル−ヘテロシクリル、C1−12アルキル−アリール、C1−12アルキル−ヘテロアリール;C2−12アルケニル−シクロアルキル、C2−12アルケニル−ヘテロシクリル、C2−12アルケニル−アリール、C2−12アルケニル−ヘテロアリール;C2−12アルキニル−シクロアルキル、C2−12アルキニル−ヘテロシクリル、C2−12アルキニル−アリール、C2−12アルキニル−ヘテロアリール、−NH2、−CHO、−CORa、−CSRa、−COORa、−CONRaRb、−CSNRaRb、−NRaRb、−CONRaNRbRc、−(C=NRa)−NRbRc、−OHもしくはORaから選択され;その各々は、ハロゲン、−CN、−CHO、−CORa、−CHS、−CSRa、−COOH、−COORa、−COCN、−CONH2、−CONHNH2、−CSNHNH2、−CONRaRb、−CSNH2、−CSNRaRb、−C(=NORb)Ra、オキソ、−NH2、−NHNH2、−NRaRb、−NRaNRbRc、−N3、−NO2、−N(Ra)(CO)Rb、−N(Ra)(CO)ORb、N(Ra)(CO)NRaRb、−N(Ra)(CS)Rb、−N(Ra)(CS)ORb、−N(Ra)(CS)NRaRb、−NRa(C=NRa)NRaRb、−OH、−ORa、−OCORa、−OCOORa、−OCONRaRb、−SH、−SRa、−SO3H、−SORa、−SO2Ra、−SO2NRaRb、−P(O)RaRb、−P(O)ORaORb、−P(O)RaORb、−P(O)NRaORb、−P(O)NRaRb、−C1−12アルキル、−C2−12アルケニル、−C2−12アルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリールもしくはヘテロアリールから選択されるが、これらに限定されない1つ以上の置換基によって、任意の利用可能な位置において随意に置換されていてもよく;
R3は、−Hもしくは−(CH2)pZから選択され;
Zは、−H、ハロゲン、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C1−12ハロアルキル、C2−12ハロアルケニル、C2−12ハロアルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、−NH2、−CHO、−CORa、−CSRa、−COORa、−CONRaRb、−CSNRaRb、−NRaRb、−CONRaNRbRc、−(C=NRa)−NRbRc、−OHもしくは−ORaから選択され;その各々は、ハロゲン、−CN、−CHO、−CORa、−CHS、−CSRa、−COOH、−COORa、−COCN、−CONH2、−CONHNH2、−CSNHNH2、−CONRaRb、−CSNH2、−CSNRaRb、−C(=NORb)Ra、オキソ、−NH2、−NHNH2、−NRaRb、−NRaNRbRc、−N3、−NO2、−N(Ra)(CO)Rb、−N(Ra)(CO)ORb、−N(Ra)(CO)NRaRb、−N(Ra)(CS)Rb、−N(Ra)(CS)ORb、−N(Ra)(CS)NRaRb、−NRa(C=NRa)NRaRb、−OH、−ORa、−OCORa、−OCOORa、−OCONRaRb、−SH、−SRa、−SO3H、−SORa、−SO2Ra、−SO2NRaRb、−P(O)RaRb、−P(O)ORaORb、−P(O)RaORb、−P(O)NRaORbもしくは−P(O)NRaRbから選択されるが、これらに限定されない1つ以上の置換基によって、任意の利用可能な位置において随意に置換されていてもよく;
R5は、−H、ハロゲンもしくは−ORaから選択され;
R6は、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C1−12アルコキシアルキル、C2−12アルコキシアルケニル、C2−12アルコキシアルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、−(CH2)n−シクロアルキル、−(CH2)n−ヘテロシクリル、−(CH2)n−アリール、−(CH2)n−ヘテロアリール、−(CH2)n−N3、−(CH2)n−NCS、−C(=Y)Ra、−C(=Y)ORa、−C(=Y)NRaRb、−(CH2)nYRa、−(CH2)nOP(=O)RaRb、−(CH2)nNHP(=O)RaRb、−(CH2)nOC(=Y)Ra、−(CH2)nOC(=Y)ORa、−(CH2)nC(=Y)Ra、−(CH2)nC(=Y)NRaRb、−(CH2)nOC(=Y)NRaRb、−(CH2)nC(=Y)ORa、−(CH2)nNRaRb、−(CH2)nNRaC(=Y)Rb、−(CH2)nNRaC(=Y)ORb、−(CH2)nNRaC(=Y)NRaRbもしくは−(CH2)nNRaSO2Rbを表わし;その各々は、ハロゲン、−CN、−CHO、−CORa、−CHS、−CSRa、−COOH、−COORa、−COCN、−CONH2、−CONHNH2、−CSNHNH2、−CONRaRb、−CSNH2、−CSNRaRb、−C(=NORb)Ra、オキソ、−NH2、−NHNH2、−NRaRb、−NRaNRbRc、−N3、−NO2、−N(Ra)(CO)Rb、−N(Ra)(CO)ORb、−N(Ra)(CO)NRaRb、−N(Ra)(CS)Rb、−N(Ra)(CS)ORb、−N(Ra)(CS)NRaRb、−NRa(C=NRa)NRaRb、−OH、−ORa、−OCORa、−OCOORa、−OCONRaRb、−SH、−SRa、−SO3H、−SORa、−SO2Ra、−SO2NRaRb、−P(O)RaRb、−P(O)ORaORb、−P(O)RaORb、−P(O)NRaORb、−P(O)NRaRb、−C1−12アルキル、−C2−12アルケニル、−C2−12アルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリールから選択されるが、これらに限定されない1つ以上の置換基によって、任意の利用可能な位置において随意に置換されていてもよく;
ただし、R1、R2及びR3が−Hを表わし、環Aがフェニルを表わし、mが1であり、R5が−FでありかつR6が−CH2−NH−CO−CH3である場合、R4は
【化5】
{N−メチル−N−(5−ニトロ−フラン−2−イル)アミノ}であってはならず;
Ra及びRbは、同一もしくは異なり、かつ独立して、−H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C1−12ハロアルキル、C2−12ハロアルケニル、C2−12ハロアルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1−12アルキル−シクロアルキル、C1−12アルキル−ヘテロシクリル、C1−12アルキル−アリール、C1−12アルキル−ヘテロアリール;C2−12アルケニル−シクロアルキル、C2−12アルケニル−ヘテロシクリル、C2−12アルケニル−アリール、C2−12アルケニル−ヘテロアリール;C2−12アルキニル−シクロアルキル、C2−12アルキニル−ヘテロシクリル、C2−12アルキニル−アリールもしくはC2−12アルキニル−ヘテロアリールから選択され;その各々は、ハロゲン、−CN、−CHO、−CORc、−CHS、−CSRc、−COOH、−COORc、−COCN、−CONH2、−CONHNH2、−CSNHNH2、−CONRcRd、−CSNH2、−CSNRcRd、−C(=NORc)Rd、オキソ、−NH2、−NHNH2、−NRcRd、−NRcN(Rd)2、−N3、−NO2、−N(Rc)(CO)Rd、−N(Rc)(CO)ORd、−N(Rc)(CO)N(Rd)2、−N(Rc)(CS)Rd、−N(Rc)(CS)ORd、−N(Rc)(CS)N(Rd)2、−NRa(C=NRa)NRaRb、−OH、−ORc、−OCORc、−OCOORc、−OCONRcRd、−SH、−SRc、−SO3H、−SORc、−SO2Rc、−SO2NRcRd、−P(O)RcRd、−P(O)ORcORd、−P(O)RcORd、−P(O)NRcORd、−P(O)NRcRd、−C1−12アルキル、−C2−12アルケニル、−C2−12アルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリールもしくはヘテロアリールから選択されるが、これらに限定されない1つ以上の置換基によって、任意の利用可能な位置において随意に置換されていてもよく;
又は
Ra及びRbは一緒になって、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリールもしくはヘテロアリール環を形成し、それは任意の利用可能な位置において、随意にQで置換されていてもよく;
Rc及びRdは、同一もしくは異なり、独立して、−H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C3−20シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、−CN、−CHO、−COOH、−COCN、−CONH2、−CONHNH2、−CSNHNH2、−CSNH2、オキソ、−NH2、−NHNH2、−N3、−NO2、−OH、−SH、−SO3Hもしくはハロゲンから選択され;
Qは独立して、−CH2−、O、S、SO、SO2、−N(Ra)−、−(CO)−、−(CS)−、−CRa(N(Rb)2)−、−C(=NRa)−、−CRa(ORb)−、−CRaRb−、−P(O)Ra−、−P(O)(ORa)−、−CRa(SRb)−、−CRa(SO3Rb)−、−CRa(SORb)−、−CRa(SO2Rb)−もしくは−CRa(SO2NRbRc)−から選択され;
YはOもしくはSであり;
mは0、1、2、3もしくは4であり;
pは0、1、2、3、4、5、6、7、8、9もしくは10であり;
nは1、2、3、4、5もしくは6である)
を有する請求項1に記載の化合物、もしくはその薬学的に許容可能な誘導体、互変異性型、R及びS異性体を含む立体異性体、多形、プロドラッグ、代謝産物、塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項3】
式Ib、
【化6】
(式中、
環Aは、アリールもしくはヘテロアリールのいずれかを表わし;
環Bは、環Aの任意の利用可能な位置において窒素原子を通して環Aに付着されているヘテロシクリルであり、環Bはさらに、1つ以上のアリール、ヘテロアリール、シクロアルキルもしくはヘテロシクリル環と縮合していてもよく、ただし、環Bは、イソオキサゾリル、−CH2−N−ピロリル、1,1−ジオキシド−2−イソチアゾリジニル、チエニル、チアゾリル、ピリジルもしくは2−ピロリジノニルであってはならず;
R1、R2及びR4は、独立して、−H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C1−12アルコキシアルキル、C2−12アルコキシアルケニル、C2−12アルコキシアルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1−12アルキル−シクロアルキル、C1−12アルキル−ヘテロシクリル、C1−12アルキル−アリール、C1−12アルキル−ヘテロアリール;C2−12アルケニル−シクロアルキル、C2−12アルケニル−ヘテロシクリル、C2−12アルケニル−アリール、C2−12アルケニル−ヘテロアリール;C2−12アルキニル−シクロアルキル、C2−12アルキニル−ヘテロシクリル、C2−12アルキニル−アリール、C2−12アルキニル−ヘテロアリール、−CN、−NH2、−CHO、−CORa、−CSRa、−COORa、−NRaRb、−CONRaNRbRc、−(C=NRa)−NRbRc、−CHS、−COOH、−COCORa、−CONH2、−CONHNH2、−CSNHNH2、−CONRaRb、−CSNH2、−CSNRaRb、−C(=NORb)Ra−NH2、−NHNH2、−NRaNRbRc、−N(Ra)(CO)Rb、−N(Ra)(CO)ORb、−N(Ra)(CO)NRaRb、−N(Ra)(CS)Rb、−N(Ra)(CS)ORb、−N(Ra)(CS)NRaRb、−NRa(C=NRa)NRaRb、−SO3H、−SORa、−SO2Ra、−SO2NRaRb、−P(O)RaRb、−P(O)ORaORb、−P(O)RaORb、−P(O)NRaORb、−P(O)NRaRb、−OHもしくは−ORaから選択され;その各々は、ハロゲン、−CN、−CHO、−CORa、−CHS、−CSRa、−COOH、−COORa、−COCN、−CONH2、−CONHNH2、−CSNHNH2、−CONRaRb、−CSNH2、−CSNRaRb、−C(=NORb)Ra、オキソ、−NH2、−NHNH2、−NRaRb、−NRaNRbRc、−N3、−NO2、−N(Ra)(CO)Rb、−N(Ra)(CO)ORb、−N(Ra)(CO)NRaRb、−N(Ra)(CS)Rb、−N(Ra)(CS)ORb、−N(Ra)(CS)NRaRb、−NRa(C=NRa)NRaRb、−OH、−ORa、−OCORa、−OCOORa、−OCONRaRb、−SH、−SRa、−SO3H、−SORa、−SO2Ra、−SO2NRaRb、−P(O)RaRb、−P(O)ORaORb、−P(O)RaORb、−P(O)NRaORb、−P(O)NRaRb、−C1−12アルキル、−C2−12アルケニル、−C2−12アルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリールから選択されるが、これらに限定されない1つ以上の置換基によって、任意の利用可能な位置において随意に置換されていてもよく;
R3は、−(CH2)pZを表わし;
Zは、−H、ハロゲン、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C1−12ハロアルキル、C2−12ハロアルケニル、C2−12ハロアルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、−NH2、−CHO、−CORa、−CSRa、−COORa、−CONRaRb、−CSNRaRb、−NRaRb、−CONRaNRbRc、−(C=NRa)−NRbRc、−OHもしくは−ORaから選択され;その各々は、ハロゲン、−CN、−CHO、−CORa、−CHS、−CSRa、−COOH、−COORa、−COCN、−CONH2、−CONHNH2、−CSNHNH2、−CONRaRb、−CSNH2、−CSNRaRb、−C(=NORb)Ra、オキソ、−NH2、−NHNH2、−NRaRb、−NRaNRbRc、−N3、−NO2、−N(Ra)(CO)Rb、−N(Ra)(CO)ORb、−N(Ra)(CO)NRaRb、−N(Ra)(CS)Rb、−N(Ra)(CS)ORb、−N(Ra)(CS)NRaRb、−NRa(C=NRa)NRaRb、−OH、−ORa、−OCORa、−OCOORa、−OCONRaRb、−SH、−SRa、−SO3H、−SORa、−SO2Ra、−SO2NRaRb、−P(O)RaRb、−P(O)ORaORb、−P(O)RaORb、−P(O)NRaORb、−P(O)NRaRbから選択されるが、これらに限定されない1つ以上の置換基によって、任意の利用可能な位置において随意に置換されていてもよく;
R5は独立して、−H、ハロゲン、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C1−12ハロアルキル、C2−12ハロアルケニル、C2−12ハロアルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1−12アルキル−シクロアルキル、C1−12アルキル−ヘテロシクリル、C1−12アルキル−アリール、C1−12アルキル−ヘテロアリール;C2−12アルケニル−シクロアルキル、C2−12アルケニル−ヘテロシクリル、C2−12アルケニル−アリール、C2−12アルケニル−ヘテロアリール;C2−12アルキニル−シクロアルキル、C2−12アルキニル−ヘテロシクリル、C2−12アルキニル−アリール、C2−12アルキニル−ヘテロアリール、オキソ、−NH2、−CHO、−CORa、−CSRa、−COORa、−CONRaRb、−CSNRaRb、−NRaRb、−CONRaN(Rb)2、−(C=NRa)−NRbRc、−(CH2)n−N3、−(CH2)n−NCS、−C(=Y)Ra、−C(=Y)ORa、−C(=Y)NRaRb、−(CH2)nYRa、−(CH2)nOP(=O)RaRb、−(CH2)nNHP(=O)RaRb、−(CH2)nOC(=Y)Ra、−(CH2)nOC(=Y)ORa、−(CH2)nC(=Y)Ra、−(CH2)nC(=Y)NRaRb、−(CH2)nOC(=Y)NRaRb、−(CH2)nC(=Y)ORa、−(CH2)nNRaRb、−(CH2)nNRaC(=Y)Rb、−(CH2)nNRaC(=Y)ORb、−(CH2)nNRaC(=Y)NRaRb、−(CH2)nNRaSO2Rb、−OHもしくは−ORaから選択され;その各々は、ハロゲン、−CN、−CHO、−CORa、−CHS、−CSRa、−COOH、−COORa、−COCN、−CONH2、−CONHNH2、−CSNHNH2、−CONRaRb、−CSNH2、−CSNRaRb、−C(=NORb)Ra、オキソ、−NH2、−NHNH2、−NRaRb、−NRaNRbRc、−N3、−NO2、−N(Ra)(CO)Rb、−N(Ra)(CO)ORb、−N(Ra)(CO)NRaRb、−N(Ra)(CS)Rb、−N(Ra)(CS)ORb、−N(Ra)(CS)NRaRb、−NRa(C=NRa)NRaRb、−OH、−ORa、−OCORa、−OCOORa、−OCONRaRb、−SH、−SRa、−SO3H、−SORa、−SO2Ra、−SO2NRaRb、−P(O)RaRb、−P(O)ORaORb、−P(O)RaORb、−P(O)NRaORb、−P(O)NRaRb、−C1−12アルキル、−C2−12アルケニル、−C2−12アルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリールから選択されるが、これらに限定されない1つ以上の置換基によって、任意の利用可能な位置において随意に置換されていてもよく;
R6は独立して、−H、ハロゲン、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C1−12ハロアルキル、C2−12ハロアルケニル、C2−12ハロアルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1−12アルキル−シクロアルキル、C1−12アルキル−ヘテロシクリル、C1−12アルキル−アリール、C1−12アルキル−ヘテロアリール;C2−12アルケニル−シクロアルキル、C2−12アルケニル−ヘテロシクリル、C2−12アルケニル−アリール、C2−12アルケニル−ヘテロアリール;C2−12アルキニル−シクロアルキル、C2−12アルキニル−ヘテロシクリル、C2−12アルキニル−アリール、C2−12アルキニル−ヘテロアリール、オキソ、−NH2、−CHO、−CORa、−CSRa、−COORa、−CONRaRb、−CSNRaRb、−NRaRb、−CONRaN(Rb)2、−(C=NRa)−NRbRc、−(CH2)n−N3、−(CH2)n−NCS、−C(=Y)Ra、−C(=Y)ORa、−C(=Y)NRaRb、−(CH2)nYRa、−(CH2)nOP(=O)RaRb、−(CH2)nNHP(=O)RaRb、−(CH2)nOC(=Y)Ra、−(CH2)nOC(=Y)ORa、−(CH2)nC(=Y)Ra、−(CH2)nC(=Y)NRaRb、−(CH2)nOC(=Y)NRaRb、−(CH2)nC(=Y)ORa、−(CH2)nNRaRb、−(CH2)nNRaC(=Y)Rb、−(CH2)nNRaC(=Y)ORb、−(CH2)nNRaC(=Y)NRaRb、−(CH2)nNRaSO2Rb、−OHもしくは−ORaから選択され;その各々は、ハロゲン、−CN、−CHO、−CORa、−CHS、−CSRa、−COOH、−COORa、−COCN、−CONH2、−CONHNH2、−CSNHNH2、−CONRaRb、−CSNH2、−CSNRaRb、−C(=NORb)Ra、オキソ、−NH2、−NHNH2、−NRaRb、−NRaNRbRc、−N3、−NO2、−N(Ra)(CO)Rb、−N(Ra)(CO)ORb、−N(Ra)(CO)NRaRb、−N(Ra)(CS)Rb、−N(Ra)(CS)ORb、−N(Ra)(CS)NRaRb、−NRa(C=NRa)NRaRb、−OH、−ORa、−OCORa、−OCOORa、−OCONRaRb、−SH、−SRa、−SO3H、−SORa、−SO2Ra、−SO2NRaRb、−P(O)RaRb、−P(O)ORaORb、−P(O)RaORb、−P(O)NRaORb、−P(O)NRaRb、−C1−12アルキル、−C2−12アルケニル、−C2−12アルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリールから選択されるが、これらに限定されない1つ以上の置換基によって、任意の利用可能な位置において随意に置換されていてもよく;
ただし、環Bがオキサゾリジニルでありかつrが1である場合、R6はC1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C1−12アルコキシアルキル、C2−12アルコキシアルケニル、C2−12アルコキシアルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、−(CH2)n−シクロアルキル、−(CH2)n−ヘテロシクリル、−(CH2)n−アリール、−(CH2)n−ヘテロアリール、−(CH2)n−N3、−(CH2)n−NCS、−C(=Y)Ra、−C(=Y)ORa、−C(=Y)NRaRb、−(CH2)nYRa、−(CH2)nOP(=O)RaRb、−(CH2)nNHP(=O)RaRb、−(CH2)nOC(=Y)Ra、−(CH2)nOC(=Y)ORa、−(CH2)nC(=Y)Ra、−(CH2)nC(=Y)NRaRb、−(CH2)nOC(=Y)NRaRb、−(CH2)nC(=Y)ORa、−(CH2)nNRaRb、−(CH2)nNRaC(=Y)Rb、−(CH2)nNRaC(=Y)ORb、−(CH2)nNRaC(=Y)NRaRbもしくは−(CH2)nNRaSO2Rbであってはならず;
又は、
R5及びR6は、一緒になって5〜10員の複素環を形成し、それは任意の利用可能な位置において、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C1−12ハロアルキル、C3−20シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、オキソ、−NH2、−NO2、−N3、−CN、−CHO、−CORc、−CHS、−CSRc、−COOH、−COORc、−OH、−ORc、−SHもしくは−SRcで随意に置換されていてもよく;
Qは独立して、−CH2−、O、S、SO、SO2、−N(Ra)−、−(CO)−、−(CS)−、−CRa(N(Rb)2)−、−C(=NRa)−、−CRa(ORb)−、−CRaRb−、−P(O)Ra−、−P(O)(ORa)−、−CRa(SRb)−、−CRa(SO3Rb)−、−CRa(SORb)−、−CRa(SO2Rb)−もしくは−CRa(SO2NRbRc)−から選択され;
Ra及びRbは、同一もしくは異なり、かつ独立して、−H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C1−12ハロアルキル、C2−12ハロアルケニル、C2−12ハロアルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1−12アルキル−シクロアルキル、C1−12アルキル−ヘテロシクリル、C1−12アルキル−アリール、C1−12アルキル−ヘテロアリール;C2−12アルケニル−シクロアルキル、C2−12アルケニル−ヘテロシクリル、C2−12アルケニル−アリール、C2−12アルケニル−ヘテロアリール;C2−12アルキニル−シクロアルキル、C2−12アルキニル−ヘテロシクリル、C2−12アルキニル−アリールもしくはC2−12アルキニル−ヘテロアリールから選択されてもよく;その各々は、ハロゲン、−CN、−CHO、−CORc、−CHS、−CSRc、−COOH、−COORc、−COCN、−CONH2、−CONHNH2、−CSNHNH2、−CONRcRd、−CSNH2、−CSNRcRd、−C(=NORc)Rd、オキソ、−NH2、−NHNH2、−NRcRd、−NRcN(Rd)2、−N3、−NO2、−N(Rc)(CO)Rd、N(Rc)(CO)ORd、−N(Rc)(CO)N(Rd)2、−N(Rc)(CS)Rd、−N(Rc)(CS)ORd、−N(Rc)(CS)N(Rd)2、−NRa(C=NRa)NRaRb、−OH、−ORc、−OCORc、−OCOORc、−OCONRcRd、−SH、−SRc、−SO3H、−SORc、−SO2Rc、−SO2NRcRd、−P(O)RcRd、−P(O)ORcORd、−P(O)RcORd、−P(O)NRcORd、−P(O)NRcRd、−C1−12アルキル、−C2−12アルケニル、−C2−12アルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリールから選択されるが、これらに限定されない1つ以上の置換基によって、任意の利用可能な位置において随意に置換されていてもよく;
又は
Ra及びRbは一緒になって、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリールもしくはヘテロアリール環を形成し、それは任意の利用可能な位置において、随意にQで置換されていてもよく;
Rc及びRdは、同一もしくは異なり、独立して、−H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C3−20シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、−CN、−CHO、−COOH、−COCN、−CONH2、−CONHNH2、−CSNHNH2、−CSNH2、オキソ、−NH2、−NHNH2、−N3、−NO2、−OH、−SH、−SO3Hもしくはハロゲンから選択され得;
YはOもしくはSであり;
mは0、1、2、3もしくは4であり;
nは0、1、2、3もしくは4であり;
rは0、1、2、3もしくは4であり;
pは0、1、2、3、4、5、6、7、8、9もしくは10であり;
sは0、1、2、3もしくは4である)
を有する請求項1に記載の化合物、もしくはその薬学的に許容可能な誘導体、互変異性型、R及びS異性体を含む立体異性体、多形、プロドラッグ、代謝産物、塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項4】
環Aが、フェニル、フルオロフェニル、ジフルオロフェニル又はピリミジルから選択される、請求項2に記載の式Iaを有する化合物。
【請求項5】
R1が、アリール、ヘテロアリール、C1−12アルキル−ヘテロシクリル、C1−12アルキル−アリール、C1−12アルキル−ヘテロアリール、−CN、−CORa、−COORa、−CONRaRb、−COCORa、−SO2Ra及び−SO2NRaRbからなる群から選択され;その各々が、非置換であるか又はハロゲン、−CN、−CHO、−CORa、−CHS、−CSRa、−COOH、−COORa、−COCN、−CONH2、−CONHNH2、−CSNHNH2、−CONRaRb、−CSNH2、−CSNRaRb、−C(=NORb)Ra、オキソ、−NH2、−NHNH2、−NRaRb、−NRaNRbRc、−N3、−NO2、−N(Ra)(CO)Rb、−N(Ra)(CO)ORb、N(Ra)(CO)NRaRb、−N(Ra)(CS)Rb、−N(Ra)(CS)ORb、−N(Ra)(CS)NRaRb、−NRa(C=NRa)NRaRb、−OH、−ORa、−OCORa、−OCOORa、−OCONRaRb、−SH、−SRa、−SO3H、−SORa、−SO2Ra、−SO2NRaRb、−P(O)RaRb、−P(O)ORaORb、−P(O)RaORb、−P(O)NRaORb、−P(O)NRaRb、−C1−12アルキル、−C2−12アルケニル、−C2−12アルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリールもしくはヘテロアリールからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基で、任意の利用可能な位置において置換されている、請求項2に記載の式Iaを有する化合物。
【請求項6】
R1が、−COCH3、−CN、−COCF3、−CON(CH3)2、−COOCH3、−COOiPr、−COOtBu、−COOCH2−CH=CH2、−COCH2OH、−COCH2OCOOCH2CH3、−COCH2CH2Ph、−COCH2NHCOCH3、−CH2Ph、−SO2CH3、−SO2CF3、−SO2Ph、
【化7】
からなる群から選択される、請求項2に記載の式Iaを有する化合物。
【請求項7】
R2が、水素又はアルキルから選択される、請求項2に記載の式Iaを有する化合物。
【請求項8】
R3が、−H、−(CH2)p−OH、−(CH2)p−ORa、−(CH2)p−NRaRb、−C1−12アルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール及びC1−12アルキル−ヘテロシクリルからなる群から選択され、式中、pが0、1、2又は3である、請求項2に記載の式Iaを有する化合物。
【請求項9】
R4が、−H、−C1−12アルキル、−C1−12アルコキシアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール及びC1−12アルキル−ヘテロシクリルからなる群から選択される、請求項2に記載の式Iaを有する化合物。
【請求項10】
R5が、水素又はハロゲンから選択され、式中、mが0、1又は2である、請求項2に記載の式Iaを有する化合物。
【請求項11】
R5が、水素又はフルオロから選択され、式中、mが1又は2である、請求項2に記載の式Iaを有する化合物。
【請求項12】
R6が、−C1−12アルキル、−(CH2)n−ヘテロアリール、−(CH2)n−ヘテロシクリル、−(CH2)nYRa、−(CH2)nNRaC(=Y)Rb及び−(CH2)nNRaC(=Y)ORbからなる群から選択される、請求項2に記載の式Iaを有する化合物。
【請求項13】
R6が、−CH2F、−CHF2、−(CH2)nNHCOCH3、−(CH2)nNHCOOCH3、−(CH2)nNHCOOC2H5又は−(CH2)n−トリアゾリルからなる群から選択される、請求項2に記載の式Iaを有する化合物。
【請求項14】
環Aが、フェニル、ピリジル、ベンゾチオフェン及びナフチルからなる群から選択される、請求項3に記載の式Ibを有する化合物。
【請求項15】
環Bが、
【化8】
からなる群から選択される、請求項3に記載の式Ibを有する化合物。
【請求項16】
R1が、−H、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C1−4アルコキシアルキル、C3−7シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C3−7アルキル−シクロアルキル、C1−12アルキル−ヘテロシクリル、C1−12アルキル−アリール、C1−12アルキル−ヘテロアリール、ORa、−COORa、−CONRaRb−CORa及び−SO2Raからなる群から選択され;その各々が、非置換であるか又はハロゲン、−CN、−CHO、−CORa、−CHS、−CSRa、−COOH、−COORa、−COCN、−CONH2、−CONHNH2、−CSNHNH2、−CONRaRb、−CSNH2、−CSNRaRb、−C(=NORb)Ra、オキソ、−NH2、−NHNH2、−NRaRb、−NRaNRbRc、−N3、−NO2、−N(Ra)(CO)Rb、−N(Ra)(CO)ORb、N(Ra)(CO)NRaRb、−N(Ra)(CS)Rb、−N(Ra)(CS)ORb、−N(Ra)(CS)NRaRb、−NRa(C=NRa)NRaRb、−OH、−ORa、−OCORa、−OCOORa、−OCONRaRb、−SH、−SRa、−SO3H、−SORa、−SO2Ra、−SO2NRaRb、−P(O)RaRb、−P(O)ORaORb、−P(O)RaORb、−P(O)NRaORb、−P(O)NRaRb、−C1−12アルキル、−C2−12アルケニル、−C2−12アルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール又はヘテロアリールからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基で、任意の利用可能な位置において置換されている、請求項3に記載の式Ibを有する化合物。
【請求項17】
R1が、−H、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C1−4アルコキシアルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7アルキル−シクロアルキル、−ORa、−COORa、−CONRaRb−CORa及び−SO2Raからなる群から選択される、請求項3に記載の式Ibを有する化合物。
【請求項18】
R2が、水素、アルキル又はC1−4アルコキシアルキルから選択される、請求項3に記載の式Ibを有する化合物。
【請求項19】
R3が、水素、−(CH2)p−CHO、−(CH2)p−OH、−(CH2)p−ORa、−(CH2)p−COORa、−(CH2)p−CONRaRb、−(CH2)p−CSNRaRb、−(CH2)p−NRaRb、−(CH2)p−CONRaNRbRc、−(CH2)p−(C=NRa)−NRbRc及び−(CH2)p−NH2からなる群から選択され、式中、pは、0、1、2又は3である、請求項3に記載の式Ibを有する化合物。
【請求項20】
R4が、水素、−CHO、−OH、ORa、COORa、−CONRaRb、−CSNRaRb、−NRaRb、−CONRaNRbRc、−(C=NRa)−NRbRc及び−NH2からなる群から選択される、請求項3に記載の式Ibを有する化合物。
【請求項21】
R5が、−H、C1−4アルキル、C1−2ハロアルキル、−NH2、−NRaRb、−OH、−ORa又はハロゲンから選択される、請求項3に記載の式Ibを有する化合物。
【請求項22】
R6が、−H、C1−4アルキル、−OH、オキソ、ハロゲン、−ORa、−NH2及び−NRaRbからなる群から選択される、請求項3に記載の式Ibを有する化合物。
【請求項23】
Qが、−CH2−、O、S、−C(=NRa)−、−N(Ra)−、−(CO)−及び−CRa(ORb)−からなる群から選択される、請求項3に記載の式Ibを有する化合物。
【請求項24】
【化9】
【化10】
【化11】
からなる群から選択される化合物及びその薬学的に許容可能な塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項25】
【化12】
【化13】
【化14】
【化15】
【化16】
【化17】
【化18】
からなる群から選択される化合物及びその薬学的に許容可能な塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項26】
【化19】
からなる群から選択される化合物及びその薬学的に許容可能な塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項27】
1つ以上の薬学的に許容可能な担体と随意に組合わされた、請求項1、24〜26に記載の化合物、もしくはその薬学的に許容可能な誘導体、互変異性型、立体異性体、多形、プロドラッグ、代謝産物、塩又はそれらの溶媒和物を含む、医薬組成物。
【請求項28】
治療有効量の請求項2、24に記載の化合物もしくはその薬学的に許容可能な誘導体、互変異性型、立体異性体、多形、プロドラッグ、代謝産物、塩又はそれらの溶媒和物を投与することを含む、予防、改善及び/又は処置を必要とする対象における微生物感染の予防、改善及び/又は処置方法。
【請求項29】
治療有効量の請求項3、25、26に記載の化合物もしくは薬学的に許容可能な誘導体、互変異性型、立体異性体、多形、プロドラッグ、代謝産物、塩又はそれらの溶媒和物を投与することを含む、予防、改善及び/又は処置を必要とする対象における、中枢神経系及び/もしくは末梢神経系の1つ以上の状態/疾患/障害の予防、改善及び/又は処置方法。
【請求項30】
予防、改善及び/又は処置を必要とする対象における微生物感染の予防、改善及び/又は処置のための薬の製造のための、請求項2、24に記載の化合物もしくはその薬学的に許容可能な誘導体、互変異性型、立体異性体、多形、プロドラッグ、代謝産物、塩、エステル又はそれらの溶媒和物の使用。
【請求項31】
予防、改善及び/又は処置を必要とする対象における中枢神経系及び/もしくは末梢神経系の1つ以上の状態/疾患/障害の予防、改善及び/又は処置のための薬の製造のための、請求項3、25、26に記載の化合物もしくはその薬学的に許容可能な誘導体、互変異性型、立体異性体、多形、プロドラッグ、代謝産物、塩、エステル又はそれらの溶媒和物の使用。
【請求項32】
他の治療剤と組合わされた、請求項1、2、3、24〜26に記載の化合物もしくはその 薬学的に許容可能な誘導体、互変異性型、立体異性体、多形、プロドラッグ、代謝産物、塩又はそれらの溶媒和物の使用。
【請求項33】
薬が、経口、非経口又は局所投与される、請求項30、31に記載の使用。
【請求項34】
本明細書中に記載及び例証される、式Iの化合物、方法及び組成物。
【請求項1】
式I、
【化1】
(式中、
Eは、
【化2】
を表わし;
環Aは、アリールもしくはヘテロアリールのいずれかを表わし;
環Bは、環Aの任意の利用可能な位置において窒素原子を通して環Aに付着されているヘテロシクリルを表わし、環Bはさらに、1つ以上のアリール、ヘテロアリール、シクロアルキルもしくはヘテロシクリル環と縮合していてもよく、ただし、環Bは、イソオキサゾリル、−CH2−N−ピロリル、1,1−ジオキシド−2−イソチアゾリジニル、チエニル、チアゾリル、ピリジルもしくは2−ピロリジノニルであってはならず;
R1、R2及びR4は、独立して、−H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C1−12アルコキシアルキル、C2−12アルコキシアルケニル、C2−12アルコキシアルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1−12アルキル−シクロアルキル、C1−12アルキル−ヘテロシクリル、C1−12アルキル−アリール、C1−12アルキル−ヘテロアリール;C2−12アルケニル−シクロアルキル、C2−12アルケニル−ヘテロシクリル、C2−12アルケニル−アリール、C2−12アルケニル−ヘテロアリール;C2−12アルキニル−シクロアルキル、C2−12アルキニル−ヘテロシクリル、C2−12アルキニル−アリール、C2−12アルキニル−ヘテロアリール、−CN、−NH2、−CHO、−CORa、−CSRa、−COORa、−NRaRb、−CONRaNRbRc、−(C=NRa)−NRbRc、−CHS、−COOH、−COCORa、−CONH2、−CONHNH2、−CSNHNH2、−CONRaRb、−CSNH2、−CSNRaRb、−C(=NORb)Ra−NH2、−NHNH2、−NRaNRbRc、−N(Ra)(CO)Rb、−N(Ra)(CO)ORb、−N(Ra)(CO)NRaRb、−N(Ra)(CS)Rb、−N(Ra)(CS)ORb、−N(Ra)(CS)NRaRb、−NRa(C=NRa)NRaRb、−SO3H、−SORa、−SO2Ra、−SO2NRaRb、−P(O)RaRb、−P(O)ORaORb、−P(O)RaORb、−P(O)NRaORb、−P(O)NRaRb、−OHもしくは−ORaから選択され;その各々は、ハロゲン、−CN、−CHO、−CORa、−CHS、−CSRa、−COOH、−COORa、−COCN、−CONH2、−CONHNH2、−CSNHNH2、−CONRaRb、−CSNH2、−CSNRaRb、−C(=NORb)Ra、オキソ、−NH2、−NHNH2、−NRaRb、−NRaNRbRc、−N3、−NO2、−N(Ra)(CO)Rb、−N(Ra)(CO)ORb、−N(Ra)(CO)NRaRb、−N(Ra)(CS)Rb、−N(Ra)(CS)ORb、−N(Ra)(CS)NRaRb、−NRa(C=NRa)NRaRb、−OH、−ORa、−OCORa、−OCOORa、−OCONRaRb、−SH、−SRa、−SO3H、−SORa、−SO2Ra、−SO2NRaRb、−P(O)RaRb、−P(O)ORaORb、−P(O)RaORb、−P(O)NRaORb、−P(O)NRaRb、−C1−12アルキル、−C2−12アルケニル、−C2−12アルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリールから選択されるが、これらに限定されない1つ以上の置換基によって、任意の利用可能な位置において随意に置換されていてもよく;
R3は、−(CH2)pZを表わし;
Zは、−H、ハロゲン、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C1−12ハロアルキル、C2−12ハロアルケニル、C2−12ハロアルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、−NH2、−CHO、−CORa、−CSRa、−COORa、−CONRaRb、−CSNRaRb、−NRaRb、−CONRaNRbRc、−(C=NRa)−NRbRc、−OHもしくは−ORaから選択され;その各々は、−CN、−CHO、−CORa、−CHS、−CSRa、−COOH、−COORa、−COCN、−CONH2、−CONHNH2、−CSNHNH2、−CONRaRb、−CSNH2、−CSNRaRb、−C(=NORb)Ra、オキソ、−NH2、−NHNH2、−NRaRb、−NRaNRbRc、−N3、−NO2、−N(Ra)(CO)Rb、−N(Ra)(CO)ORb、−N(Ra)(CO)NRaRb、−N(Ra)(CS)Rb、−N(Ra)(CS)ORb、−N(Ra)(CS)NRaRb、−NRa(C=NRa)NRaRb、−OH、−ORa、−OCORa、−OCOORa、−OCONRaRb、−SH、−SRa、−SO3H、−SORa、−SO2Ra、−SO2NRaRb、ハロゲン、−P(O)RaRb、−P(O)ORaORb、−P(O)RaORb、−P(O)NRaORbもしくは−P(O)NRaRbから選択されるが、これらに限定されない1つ以上の置換基によって、任意の利用可能な位置において随意に置換されていてもよく;
R5及びR6は独立して、−H、ハロゲン、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C1−12ハロアルキル、C2−12ハロアルケニル、C2−12ハロアルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1−12アルキル−シクロアルキル、C1−12アルキル−ヘテロシクリル、C1−12アルキル−アリール、C1−12アルキル−ヘテロアリール;C2−12アルケニル−シクロアルキル、C2−12アルケニル−ヘテロシクリル、C2−12アルケニル−アリール、C2−12アルケニル−ヘテロアリール;C2−12アルキニル−シクロアルキル、C2−12アルキニル−ヘテロシクリル、C2−12アルキニル−アリール、C2−12アルキニル−ヘテロアリール、オキソ、−NH2、−CHO、−CORa、−CSRa、−COORa、−CONRaRb、−CSNRaRb、−NRaRb、−CONRaN(Rb)2、−(C=NRa)−NRbRc、−(CH2)n−N3、−(CH2)n−NCS、−C(=Y)Ra、−C(=Y)ORa、−C(=Y)NRaRb、−(CH2)nYRa、−(CH2)nOP(=O)RaRb、−(CH2)nNHP(=O)RaRb、−(CH2)nOC(=Y)Ra、−(CH2)nOC(=Y)ORa、−(CH2)nC(=Y)Ra、−(CH2)nC(=Y)NRaRb、−(CH2)nOC(=Y)NRaRb、−(CH2)nC(=Y)ORa、−(CH2)nNRaRb、−(CH2)nNRaC(=Y)Rb、−(CH2)nNRaC(=Y)ORb、−(CH2)nNRaC(=Y)NRaRb、−(CH2)nNRaSO2Rb、−OHもしくは−ORaから選択され;その各々は、ハロゲン、−CN、−CHO、−CORa、−CHS、−CSRa、−COOH、−COORa、−COCN、−CONH2、−CONHNH2、−CSNHNH2、−CONRaRb、−CSNH2、−CSNRaRb、−C(=NORb)Ra、オキソ、−NH2、−NHNH2、−NRaRb、−NRaNRbRc、−N3、−NO2、−N(Ra)(CO)Rb、−N(Ra)(CO)ORb、−N(Ra)(CO)NRaRb、−N(Ra)(CS)Rb、−N(Ra)(CS)ORb、−N(Ra)(CS)NRaRb、−NRa(C=NRa)NRaRb、−OH、−ORa、−OCORa、−OCOORa、−OCONRaRb、−SH、−SRa、−SO3H、−SORa、−SO2Ra、−SO2NRaRb、−P(O)RaRb、−P(O)ORaORb、−P(O)RaORb、−P(O)NRaORb、−P(O)NRaRb、−C1−12アルキル、−C2−12アルケニル、−C2−12アルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリールから選択されるが、これらに限定されない1つ以上の置換基によって、任意の利用可能な位置において随意に置換されていてもよく;
又は
R5及びR6は、一緒になって5〜10員の複素環を形成し、それは任意の利用可能な位置において、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C1−12ハロアルキル、C3−20シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、オキソ、−NH2、−NO2、−N3、−CN、−CHO、−CORc、−CHS、−CSRc、−COOH、−COORc、−OH、−ORc、−SHもしくは−SRcで随意に置換されていてもよく;
ただし、R1、R2及びR3が−Hを表わし、環Aがフェニルを表わし、mが1であり、R5が−FでありかつR6が−CH2−NH−CO−CH3である場合、R4は
【化3】
{N−メチル−N−(5−ニトロ−フラン−2−イル)アミノ}であってはならず;
Qは独立して、−CH2−、O、S、SO、SO2、−N(Ra)−、−(CO)−、−(CS)−、−CRa(N(Rb)2)−、−C(=NRa)−、−CRa(ORb)−、−CRaRb−、−P(O)Ra−、−P(O)(ORa)−、−CRa(SRb)−、−CRa(SO3Rb)−、−CRa(SORb)−、−CRa(SO2Rb)−もしくは−CRa(SO2NRbRc)−から選択され;
Ra及びRbは、同一もしくは異なり、かつ独立して、−H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C1−12ハロアルキル、C2−12ハロアルケニル、C2−12ハロアルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1−12アルキル−シクロアルキル、C1−12アルキル−ヘテロシクリル、C1−12アルキル−アリール、C1−12アルキル−ヘテロアリール;C2−12アルケニル−シクロアルキル、C2−12アルケニル−ヘテロシクリル、C2−12アルケニル−アリール、C2−12アルケニル−ヘテロアリール;C2−12アルキニル−シクロアルキル、C2−12アルキニル−ヘテロシクリル、C2−12アルキニル−アリールもしくはC2−12アルキニル−ヘテロアリールから選択されてもよく;その各々は、−CN、−CHO、−CORc、−CHS、−CSRc、−COOH、−COORc、−COCN、−CONH2、−CONHNH2、−CSNHNH2、−CONRcRd、−CSNH2、−CSNRcRd、−C(=NORc)Rd、オキソ、−NH2、−NHNH2、−NRcRd、−NRcN(Rd)2、−N3、−NO2、−N(Rc)(CO)Rd、N(Rc)(CO)ORd、−N(Rc)(CO)N(Rd)2、−N(Rc)(CS)Rd、−N(Rc)(CS)ORd、−N(Rc)(CS)N(Rd)2、−NRa(C=NRa)NRaRb、−OH、−ORc、−OCORc、−OCOORc、−OCONRcRd、−SH、−SRc、−SO3H、−SORc、−SO2Rc、−SO2NRcRd、ハロゲン、−P(O)RcRd、−P(O)ORcORd、−P(O)RcORd、−P(O)NRcORd、−P(O)NRcRd、−C1−12アルキル、−C2−12アルケニル、−C2−12アルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリールから選択されるが、これらに限定されない1つ以上の置換基によって、任意の利用可能な位置において随意に置換されていてもよく;
又は
Ra及びRbは一緒になって、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリールもしくはヘテロアリール環を形成し、それは任意の利用可能な位置において、随意にQで置換されていてもよく;
Rc及びRdは、同一もしくは異なり、かつ独立して、−H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C3−20シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、−CN、−CHO、−COOH、−COCN、−CONH2、−CONHNH2、−CSNHNH2、−CSNH2、オキソ、−NH2、−NHNH2、−N3、−NO2、−OH、−SH、−SO3Hもしくはハロゲンから選択され得;
YはOもしくはSであり;
mは0、1、2、3もしくは4であり;
nは0、1、2、3もしくは4であり;
rは0、1、2、3もしくは4であり;
pは0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10であり;
sは0、1、2、3もしくは4である)
の化合物、もしくはその薬学的に許容可能な誘導体、互変異性型、R及びS異性体を含む立体異性体、多形、プロドラッグ、代謝産物、塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項2】
式Ia、
【化4】
(式中、
環Aは、アリールもしくはヘテロアリールのいずれかを表わし;
R1は、C5−12アルキル、C5−12アルケニル、C5−12アルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1−12アルキル−シクロアルキル、C1−12アルキル−ヘテロシクリル、C1−12アルキル−アリール、C1−12アルキル−ヘテロアリール、C2−12アルケニル−シクロアルキル、C2−12アルケニル−ヘテロシクリル、C2−12アルケニル−アリール、C2−12アルケニル−ヘテロアリール;C2−12アルキニル−シクロアルキル、C2−12アルキニル−ヘテロシクリル、C2−12アルキニル−アリール、C2−12アルキニル−ヘテロアリール、−CN、−NH2、−CHO、−CORa、−CSRa、−COORa、−NRaRb、−CONRaNRbRc、−(C=NRa)−NRbRc、−OH、ORa、−CHS、−COOH、−COCORa、−CONH2、−CONHNH2、−CSNHNH2、−CONRaRb、−CSNH2、−CSNRaRb、−C(=NORb)Ra−NH2、−NHNH2、−NRaNRbRc、−N(Ra)(CO)Rb、−N(Ra)(CO)ORb、−N(Ra)(CO)NRaRb、−N(Ra)(CS)Rb、−N(Ra)(CS)ORb、−N(Ra)(CS)NRaRb、−NRa(C=NRa)NRaRb、−SO3H、−SORa、−SO2Ra、−SO2NRaRb、−P(O)RaRb、−P(O)ORaORb、−P(O)RaORb、−P(O)NRaORbもしくは−P(O)NRaRbから選択され;その各々は、ハロゲン、−CN、−CHO、−CORa、−CHS、−CSRa、−COOH、−COORa、−COCN、−CONH2、−CONHNH2、−CSNHNH2、−CONRaRb、−CSNH2、−CSNRaRb、−C(=NORb)Ra、オキソ、−NH2、−NHNH2、−NRaRb、−NRaNRbRc、−N3、−NO2、、−N(Ra)(CO)Rb、−N(Ra)(CO)ORb、N(Ra)(CO)NRaRb、−N(Ra)(CS)Rb、−N(Ra)(CS)ORb、−N(Ra)(CS)NRaRb、−NRa(C=NRa)NRaRb、−OH、−ORa、−OCORa、−OCOORa、−OCONRaRb、−SH、−SRa、−SO3H、−SORa、−SO2Ra、−SO2NRaRb、−P(O)RaRb、−P(O)ORaORb、−P(O)RaORb、−P(O)NRaORb、−P(O)NRaRb、−C1−12アルキル、−C2−12アルケニル、−C2−12アルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリールもしくはヘテロアリールから選択されるが、これらに限定されない1つ以上の置換基によって、任意の利用可能な位置において随意に置換されていてもよく;
R2及びR4は独立して、−H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C1−12アルコキシアルキル、C2−12アルコキシアルケニル、C2−12アルコキシアルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1−12アルキル−シクロアルキル、C1−12アルキル−ヘテロシクリル、C1−12アルキル−アリール、C1−12アルキル−ヘテロアリール;C2−12アルケニル−シクロアルキル、C2−12アルケニル−ヘテロシクリル、C2−12アルケニル−アリール、C2−12アルケニル−ヘテロアリール;C2−12アルキニル−シクロアルキル、C2−12アルキニル−ヘテロシクリル、C2−12アルキニル−アリール、C2−12アルキニル−ヘテロアリール、−NH2、−CHO、−CORa、−CSRa、−COORa、−CONRaRb、−CSNRaRb、−NRaRb、−CONRaNRbRc、−(C=NRa)−NRbRc、−OHもしくはORaから選択され;その各々は、ハロゲン、−CN、−CHO、−CORa、−CHS、−CSRa、−COOH、−COORa、−COCN、−CONH2、−CONHNH2、−CSNHNH2、−CONRaRb、−CSNH2、−CSNRaRb、−C(=NORb)Ra、オキソ、−NH2、−NHNH2、−NRaRb、−NRaNRbRc、−N3、−NO2、−N(Ra)(CO)Rb、−N(Ra)(CO)ORb、N(Ra)(CO)NRaRb、−N(Ra)(CS)Rb、−N(Ra)(CS)ORb、−N(Ra)(CS)NRaRb、−NRa(C=NRa)NRaRb、−OH、−ORa、−OCORa、−OCOORa、−OCONRaRb、−SH、−SRa、−SO3H、−SORa、−SO2Ra、−SO2NRaRb、−P(O)RaRb、−P(O)ORaORb、−P(O)RaORb、−P(O)NRaORb、−P(O)NRaRb、−C1−12アルキル、−C2−12アルケニル、−C2−12アルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリールもしくはヘテロアリールから選択されるが、これらに限定されない1つ以上の置換基によって、任意の利用可能な位置において随意に置換されていてもよく;
R3は、−Hもしくは−(CH2)pZから選択され;
Zは、−H、ハロゲン、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C1−12ハロアルキル、C2−12ハロアルケニル、C2−12ハロアルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、−NH2、−CHO、−CORa、−CSRa、−COORa、−CONRaRb、−CSNRaRb、−NRaRb、−CONRaNRbRc、−(C=NRa)−NRbRc、−OHもしくは−ORaから選択され;その各々は、ハロゲン、−CN、−CHO、−CORa、−CHS、−CSRa、−COOH、−COORa、−COCN、−CONH2、−CONHNH2、−CSNHNH2、−CONRaRb、−CSNH2、−CSNRaRb、−C(=NORb)Ra、オキソ、−NH2、−NHNH2、−NRaRb、−NRaNRbRc、−N3、−NO2、−N(Ra)(CO)Rb、−N(Ra)(CO)ORb、−N(Ra)(CO)NRaRb、−N(Ra)(CS)Rb、−N(Ra)(CS)ORb、−N(Ra)(CS)NRaRb、−NRa(C=NRa)NRaRb、−OH、−ORa、−OCORa、−OCOORa、−OCONRaRb、−SH、−SRa、−SO3H、−SORa、−SO2Ra、−SO2NRaRb、−P(O)RaRb、−P(O)ORaORb、−P(O)RaORb、−P(O)NRaORbもしくは−P(O)NRaRbから選択されるが、これらに限定されない1つ以上の置換基によって、任意の利用可能な位置において随意に置換されていてもよく;
R5は、−H、ハロゲンもしくは−ORaから選択され;
R6は、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C1−12アルコキシアルキル、C2−12アルコキシアルケニル、C2−12アルコキシアルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、−(CH2)n−シクロアルキル、−(CH2)n−ヘテロシクリル、−(CH2)n−アリール、−(CH2)n−ヘテロアリール、−(CH2)n−N3、−(CH2)n−NCS、−C(=Y)Ra、−C(=Y)ORa、−C(=Y)NRaRb、−(CH2)nYRa、−(CH2)nOP(=O)RaRb、−(CH2)nNHP(=O)RaRb、−(CH2)nOC(=Y)Ra、−(CH2)nOC(=Y)ORa、−(CH2)nC(=Y)Ra、−(CH2)nC(=Y)NRaRb、−(CH2)nOC(=Y)NRaRb、−(CH2)nC(=Y)ORa、−(CH2)nNRaRb、−(CH2)nNRaC(=Y)Rb、−(CH2)nNRaC(=Y)ORb、−(CH2)nNRaC(=Y)NRaRbもしくは−(CH2)nNRaSO2Rbを表わし;その各々は、ハロゲン、−CN、−CHO、−CORa、−CHS、−CSRa、−COOH、−COORa、−COCN、−CONH2、−CONHNH2、−CSNHNH2、−CONRaRb、−CSNH2、−CSNRaRb、−C(=NORb)Ra、オキソ、−NH2、−NHNH2、−NRaRb、−NRaNRbRc、−N3、−NO2、−N(Ra)(CO)Rb、−N(Ra)(CO)ORb、−N(Ra)(CO)NRaRb、−N(Ra)(CS)Rb、−N(Ra)(CS)ORb、−N(Ra)(CS)NRaRb、−NRa(C=NRa)NRaRb、−OH、−ORa、−OCORa、−OCOORa、−OCONRaRb、−SH、−SRa、−SO3H、−SORa、−SO2Ra、−SO2NRaRb、−P(O)RaRb、−P(O)ORaORb、−P(O)RaORb、−P(O)NRaORb、−P(O)NRaRb、−C1−12アルキル、−C2−12アルケニル、−C2−12アルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリールから選択されるが、これらに限定されない1つ以上の置換基によって、任意の利用可能な位置において随意に置換されていてもよく;
ただし、R1、R2及びR3が−Hを表わし、環Aがフェニルを表わし、mが1であり、R5が−FでありかつR6が−CH2−NH−CO−CH3である場合、R4は
【化5】
{N−メチル−N−(5−ニトロ−フラン−2−イル)アミノ}であってはならず;
Ra及びRbは、同一もしくは異なり、かつ独立して、−H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C1−12ハロアルキル、C2−12ハロアルケニル、C2−12ハロアルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1−12アルキル−シクロアルキル、C1−12アルキル−ヘテロシクリル、C1−12アルキル−アリール、C1−12アルキル−ヘテロアリール;C2−12アルケニル−シクロアルキル、C2−12アルケニル−ヘテロシクリル、C2−12アルケニル−アリール、C2−12アルケニル−ヘテロアリール;C2−12アルキニル−シクロアルキル、C2−12アルキニル−ヘテロシクリル、C2−12アルキニル−アリールもしくはC2−12アルキニル−ヘテロアリールから選択され;その各々は、ハロゲン、−CN、−CHO、−CORc、−CHS、−CSRc、−COOH、−COORc、−COCN、−CONH2、−CONHNH2、−CSNHNH2、−CONRcRd、−CSNH2、−CSNRcRd、−C(=NORc)Rd、オキソ、−NH2、−NHNH2、−NRcRd、−NRcN(Rd)2、−N3、−NO2、−N(Rc)(CO)Rd、−N(Rc)(CO)ORd、−N(Rc)(CO)N(Rd)2、−N(Rc)(CS)Rd、−N(Rc)(CS)ORd、−N(Rc)(CS)N(Rd)2、−NRa(C=NRa)NRaRb、−OH、−ORc、−OCORc、−OCOORc、−OCONRcRd、−SH、−SRc、−SO3H、−SORc、−SO2Rc、−SO2NRcRd、−P(O)RcRd、−P(O)ORcORd、−P(O)RcORd、−P(O)NRcORd、−P(O)NRcRd、−C1−12アルキル、−C2−12アルケニル、−C2−12アルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリールもしくはヘテロアリールから選択されるが、これらに限定されない1つ以上の置換基によって、任意の利用可能な位置において随意に置換されていてもよく;
又は
Ra及びRbは一緒になって、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリールもしくはヘテロアリール環を形成し、それは任意の利用可能な位置において、随意にQで置換されていてもよく;
Rc及びRdは、同一もしくは異なり、独立して、−H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C3−20シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、−CN、−CHO、−COOH、−COCN、−CONH2、−CONHNH2、−CSNHNH2、−CSNH2、オキソ、−NH2、−NHNH2、−N3、−NO2、−OH、−SH、−SO3Hもしくはハロゲンから選択され;
Qは独立して、−CH2−、O、S、SO、SO2、−N(Ra)−、−(CO)−、−(CS)−、−CRa(N(Rb)2)−、−C(=NRa)−、−CRa(ORb)−、−CRaRb−、−P(O)Ra−、−P(O)(ORa)−、−CRa(SRb)−、−CRa(SO3Rb)−、−CRa(SORb)−、−CRa(SO2Rb)−もしくは−CRa(SO2NRbRc)−から選択され;
YはOもしくはSであり;
mは0、1、2、3もしくは4であり;
pは0、1、2、3、4、5、6、7、8、9もしくは10であり;
nは1、2、3、4、5もしくは6である)
を有する請求項1に記載の化合物、もしくはその薬学的に許容可能な誘導体、互変異性型、R及びS異性体を含む立体異性体、多形、プロドラッグ、代謝産物、塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項3】
式Ib、
【化6】
(式中、
環Aは、アリールもしくはヘテロアリールのいずれかを表わし;
環Bは、環Aの任意の利用可能な位置において窒素原子を通して環Aに付着されているヘテロシクリルであり、環Bはさらに、1つ以上のアリール、ヘテロアリール、シクロアルキルもしくはヘテロシクリル環と縮合していてもよく、ただし、環Bは、イソオキサゾリル、−CH2−N−ピロリル、1,1−ジオキシド−2−イソチアゾリジニル、チエニル、チアゾリル、ピリジルもしくは2−ピロリジノニルであってはならず;
R1、R2及びR4は、独立して、−H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C1−12アルコキシアルキル、C2−12アルコキシアルケニル、C2−12アルコキシアルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1−12アルキル−シクロアルキル、C1−12アルキル−ヘテロシクリル、C1−12アルキル−アリール、C1−12アルキル−ヘテロアリール;C2−12アルケニル−シクロアルキル、C2−12アルケニル−ヘテロシクリル、C2−12アルケニル−アリール、C2−12アルケニル−ヘテロアリール;C2−12アルキニル−シクロアルキル、C2−12アルキニル−ヘテロシクリル、C2−12アルキニル−アリール、C2−12アルキニル−ヘテロアリール、−CN、−NH2、−CHO、−CORa、−CSRa、−COORa、−NRaRb、−CONRaNRbRc、−(C=NRa)−NRbRc、−CHS、−COOH、−COCORa、−CONH2、−CONHNH2、−CSNHNH2、−CONRaRb、−CSNH2、−CSNRaRb、−C(=NORb)Ra−NH2、−NHNH2、−NRaNRbRc、−N(Ra)(CO)Rb、−N(Ra)(CO)ORb、−N(Ra)(CO)NRaRb、−N(Ra)(CS)Rb、−N(Ra)(CS)ORb、−N(Ra)(CS)NRaRb、−NRa(C=NRa)NRaRb、−SO3H、−SORa、−SO2Ra、−SO2NRaRb、−P(O)RaRb、−P(O)ORaORb、−P(O)RaORb、−P(O)NRaORb、−P(O)NRaRb、−OHもしくは−ORaから選択され;その各々は、ハロゲン、−CN、−CHO、−CORa、−CHS、−CSRa、−COOH、−COORa、−COCN、−CONH2、−CONHNH2、−CSNHNH2、−CONRaRb、−CSNH2、−CSNRaRb、−C(=NORb)Ra、オキソ、−NH2、−NHNH2、−NRaRb、−NRaNRbRc、−N3、−NO2、−N(Ra)(CO)Rb、−N(Ra)(CO)ORb、−N(Ra)(CO)NRaRb、−N(Ra)(CS)Rb、−N(Ra)(CS)ORb、−N(Ra)(CS)NRaRb、−NRa(C=NRa)NRaRb、−OH、−ORa、−OCORa、−OCOORa、−OCONRaRb、−SH、−SRa、−SO3H、−SORa、−SO2Ra、−SO2NRaRb、−P(O)RaRb、−P(O)ORaORb、−P(O)RaORb、−P(O)NRaORb、−P(O)NRaRb、−C1−12アルキル、−C2−12アルケニル、−C2−12アルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリールから選択されるが、これらに限定されない1つ以上の置換基によって、任意の利用可能な位置において随意に置換されていてもよく;
R3は、−(CH2)pZを表わし;
Zは、−H、ハロゲン、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C1−12ハロアルキル、C2−12ハロアルケニル、C2−12ハロアルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、−NH2、−CHO、−CORa、−CSRa、−COORa、−CONRaRb、−CSNRaRb、−NRaRb、−CONRaNRbRc、−(C=NRa)−NRbRc、−OHもしくは−ORaから選択され;その各々は、ハロゲン、−CN、−CHO、−CORa、−CHS、−CSRa、−COOH、−COORa、−COCN、−CONH2、−CONHNH2、−CSNHNH2、−CONRaRb、−CSNH2、−CSNRaRb、−C(=NORb)Ra、オキソ、−NH2、−NHNH2、−NRaRb、−NRaNRbRc、−N3、−NO2、−N(Ra)(CO)Rb、−N(Ra)(CO)ORb、−N(Ra)(CO)NRaRb、−N(Ra)(CS)Rb、−N(Ra)(CS)ORb、−N(Ra)(CS)NRaRb、−NRa(C=NRa)NRaRb、−OH、−ORa、−OCORa、−OCOORa、−OCONRaRb、−SH、−SRa、−SO3H、−SORa、−SO2Ra、−SO2NRaRb、−P(O)RaRb、−P(O)ORaORb、−P(O)RaORb、−P(O)NRaORb、−P(O)NRaRbから選択されるが、これらに限定されない1つ以上の置換基によって、任意の利用可能な位置において随意に置換されていてもよく;
R5は独立して、−H、ハロゲン、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C1−12ハロアルキル、C2−12ハロアルケニル、C2−12ハロアルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1−12アルキル−シクロアルキル、C1−12アルキル−ヘテロシクリル、C1−12アルキル−アリール、C1−12アルキル−ヘテロアリール;C2−12アルケニル−シクロアルキル、C2−12アルケニル−ヘテロシクリル、C2−12アルケニル−アリール、C2−12アルケニル−ヘテロアリール;C2−12アルキニル−シクロアルキル、C2−12アルキニル−ヘテロシクリル、C2−12アルキニル−アリール、C2−12アルキニル−ヘテロアリール、オキソ、−NH2、−CHO、−CORa、−CSRa、−COORa、−CONRaRb、−CSNRaRb、−NRaRb、−CONRaN(Rb)2、−(C=NRa)−NRbRc、−(CH2)n−N3、−(CH2)n−NCS、−C(=Y)Ra、−C(=Y)ORa、−C(=Y)NRaRb、−(CH2)nYRa、−(CH2)nOP(=O)RaRb、−(CH2)nNHP(=O)RaRb、−(CH2)nOC(=Y)Ra、−(CH2)nOC(=Y)ORa、−(CH2)nC(=Y)Ra、−(CH2)nC(=Y)NRaRb、−(CH2)nOC(=Y)NRaRb、−(CH2)nC(=Y)ORa、−(CH2)nNRaRb、−(CH2)nNRaC(=Y)Rb、−(CH2)nNRaC(=Y)ORb、−(CH2)nNRaC(=Y)NRaRb、−(CH2)nNRaSO2Rb、−OHもしくは−ORaから選択され;その各々は、ハロゲン、−CN、−CHO、−CORa、−CHS、−CSRa、−COOH、−COORa、−COCN、−CONH2、−CONHNH2、−CSNHNH2、−CONRaRb、−CSNH2、−CSNRaRb、−C(=NORb)Ra、オキソ、−NH2、−NHNH2、−NRaRb、−NRaNRbRc、−N3、−NO2、−N(Ra)(CO)Rb、−N(Ra)(CO)ORb、−N(Ra)(CO)NRaRb、−N(Ra)(CS)Rb、−N(Ra)(CS)ORb、−N(Ra)(CS)NRaRb、−NRa(C=NRa)NRaRb、−OH、−ORa、−OCORa、−OCOORa、−OCONRaRb、−SH、−SRa、−SO3H、−SORa、−SO2Ra、−SO2NRaRb、−P(O)RaRb、−P(O)ORaORb、−P(O)RaORb、−P(O)NRaORb、−P(O)NRaRb、−C1−12アルキル、−C2−12アルケニル、−C2−12アルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリールから選択されるが、これらに限定されない1つ以上の置換基によって、任意の利用可能な位置において随意に置換されていてもよく;
R6は独立して、−H、ハロゲン、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C1−12ハロアルキル、C2−12ハロアルケニル、C2−12ハロアルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1−12アルキル−シクロアルキル、C1−12アルキル−ヘテロシクリル、C1−12アルキル−アリール、C1−12アルキル−ヘテロアリール;C2−12アルケニル−シクロアルキル、C2−12アルケニル−ヘテロシクリル、C2−12アルケニル−アリール、C2−12アルケニル−ヘテロアリール;C2−12アルキニル−シクロアルキル、C2−12アルキニル−ヘテロシクリル、C2−12アルキニル−アリール、C2−12アルキニル−ヘテロアリール、オキソ、−NH2、−CHO、−CORa、−CSRa、−COORa、−CONRaRb、−CSNRaRb、−NRaRb、−CONRaN(Rb)2、−(C=NRa)−NRbRc、−(CH2)n−N3、−(CH2)n−NCS、−C(=Y)Ra、−C(=Y)ORa、−C(=Y)NRaRb、−(CH2)nYRa、−(CH2)nOP(=O)RaRb、−(CH2)nNHP(=O)RaRb、−(CH2)nOC(=Y)Ra、−(CH2)nOC(=Y)ORa、−(CH2)nC(=Y)Ra、−(CH2)nC(=Y)NRaRb、−(CH2)nOC(=Y)NRaRb、−(CH2)nC(=Y)ORa、−(CH2)nNRaRb、−(CH2)nNRaC(=Y)Rb、−(CH2)nNRaC(=Y)ORb、−(CH2)nNRaC(=Y)NRaRb、−(CH2)nNRaSO2Rb、−OHもしくは−ORaから選択され;その各々は、ハロゲン、−CN、−CHO、−CORa、−CHS、−CSRa、−COOH、−COORa、−COCN、−CONH2、−CONHNH2、−CSNHNH2、−CONRaRb、−CSNH2、−CSNRaRb、−C(=NORb)Ra、オキソ、−NH2、−NHNH2、−NRaRb、−NRaNRbRc、−N3、−NO2、−N(Ra)(CO)Rb、−N(Ra)(CO)ORb、−N(Ra)(CO)NRaRb、−N(Ra)(CS)Rb、−N(Ra)(CS)ORb、−N(Ra)(CS)NRaRb、−NRa(C=NRa)NRaRb、−OH、−ORa、−OCORa、−OCOORa、−OCONRaRb、−SH、−SRa、−SO3H、−SORa、−SO2Ra、−SO2NRaRb、−P(O)RaRb、−P(O)ORaORb、−P(O)RaORb、−P(O)NRaORb、−P(O)NRaRb、−C1−12アルキル、−C2−12アルケニル、−C2−12アルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリールから選択されるが、これらに限定されない1つ以上の置換基によって、任意の利用可能な位置において随意に置換されていてもよく;
ただし、環Bがオキサゾリジニルでありかつrが1である場合、R6はC1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C1−12アルコキシアルキル、C2−12アルコキシアルケニル、C2−12アルコキシアルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、−(CH2)n−シクロアルキル、−(CH2)n−ヘテロシクリル、−(CH2)n−アリール、−(CH2)n−ヘテロアリール、−(CH2)n−N3、−(CH2)n−NCS、−C(=Y)Ra、−C(=Y)ORa、−C(=Y)NRaRb、−(CH2)nYRa、−(CH2)nOP(=O)RaRb、−(CH2)nNHP(=O)RaRb、−(CH2)nOC(=Y)Ra、−(CH2)nOC(=Y)ORa、−(CH2)nC(=Y)Ra、−(CH2)nC(=Y)NRaRb、−(CH2)nOC(=Y)NRaRb、−(CH2)nC(=Y)ORa、−(CH2)nNRaRb、−(CH2)nNRaC(=Y)Rb、−(CH2)nNRaC(=Y)ORb、−(CH2)nNRaC(=Y)NRaRbもしくは−(CH2)nNRaSO2Rbであってはならず;
又は、
R5及びR6は、一緒になって5〜10員の複素環を形成し、それは任意の利用可能な位置において、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C1−12ハロアルキル、C3−20シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、オキソ、−NH2、−NO2、−N3、−CN、−CHO、−CORc、−CHS、−CSRc、−COOH、−COORc、−OH、−ORc、−SHもしくは−SRcで随意に置換されていてもよく;
Qは独立して、−CH2−、O、S、SO、SO2、−N(Ra)−、−(CO)−、−(CS)−、−CRa(N(Rb)2)−、−C(=NRa)−、−CRa(ORb)−、−CRaRb−、−P(O)Ra−、−P(O)(ORa)−、−CRa(SRb)−、−CRa(SO3Rb)−、−CRa(SORb)−、−CRa(SO2Rb)−もしくは−CRa(SO2NRbRc)−から選択され;
Ra及びRbは、同一もしくは異なり、かつ独立して、−H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C1−12ハロアルキル、C2−12ハロアルケニル、C2−12ハロアルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1−12アルキル−シクロアルキル、C1−12アルキル−ヘテロシクリル、C1−12アルキル−アリール、C1−12アルキル−ヘテロアリール;C2−12アルケニル−シクロアルキル、C2−12アルケニル−ヘテロシクリル、C2−12アルケニル−アリール、C2−12アルケニル−ヘテロアリール;C2−12アルキニル−シクロアルキル、C2−12アルキニル−ヘテロシクリル、C2−12アルキニル−アリールもしくはC2−12アルキニル−ヘテロアリールから選択されてもよく;その各々は、ハロゲン、−CN、−CHO、−CORc、−CHS、−CSRc、−COOH、−COORc、−COCN、−CONH2、−CONHNH2、−CSNHNH2、−CONRcRd、−CSNH2、−CSNRcRd、−C(=NORc)Rd、オキソ、−NH2、−NHNH2、−NRcRd、−NRcN(Rd)2、−N3、−NO2、−N(Rc)(CO)Rd、N(Rc)(CO)ORd、−N(Rc)(CO)N(Rd)2、−N(Rc)(CS)Rd、−N(Rc)(CS)ORd、−N(Rc)(CS)N(Rd)2、−NRa(C=NRa)NRaRb、−OH、−ORc、−OCORc、−OCOORc、−OCONRcRd、−SH、−SRc、−SO3H、−SORc、−SO2Rc、−SO2NRcRd、−P(O)RcRd、−P(O)ORcORd、−P(O)RcORd、−P(O)NRcORd、−P(O)NRcRd、−C1−12アルキル、−C2−12アルケニル、−C2−12アルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリールから選択されるが、これらに限定されない1つ以上の置換基によって、任意の利用可能な位置において随意に置換されていてもよく;
又は
Ra及びRbは一緒になって、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリールもしくはヘテロアリール環を形成し、それは任意の利用可能な位置において、随意にQで置換されていてもよく;
Rc及びRdは、同一もしくは異なり、独立して、−H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C3−20シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、−CN、−CHO、−COOH、−COCN、−CONH2、−CONHNH2、−CSNHNH2、−CSNH2、オキソ、−NH2、−NHNH2、−N3、−NO2、−OH、−SH、−SO3Hもしくはハロゲンから選択され得;
YはOもしくはSであり;
mは0、1、2、3もしくは4であり;
nは0、1、2、3もしくは4であり;
rは0、1、2、3もしくは4であり;
pは0、1、2、3、4、5、6、7、8、9もしくは10であり;
sは0、1、2、3もしくは4である)
を有する請求項1に記載の化合物、もしくはその薬学的に許容可能な誘導体、互変異性型、R及びS異性体を含む立体異性体、多形、プロドラッグ、代謝産物、塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項4】
環Aが、フェニル、フルオロフェニル、ジフルオロフェニル又はピリミジルから選択される、請求項2に記載の式Iaを有する化合物。
【請求項5】
R1が、アリール、ヘテロアリール、C1−12アルキル−ヘテロシクリル、C1−12アルキル−アリール、C1−12アルキル−ヘテロアリール、−CN、−CORa、−COORa、−CONRaRb、−COCORa、−SO2Ra及び−SO2NRaRbからなる群から選択され;その各々が、非置換であるか又はハロゲン、−CN、−CHO、−CORa、−CHS、−CSRa、−COOH、−COORa、−COCN、−CONH2、−CONHNH2、−CSNHNH2、−CONRaRb、−CSNH2、−CSNRaRb、−C(=NORb)Ra、オキソ、−NH2、−NHNH2、−NRaRb、−NRaNRbRc、−N3、−NO2、−N(Ra)(CO)Rb、−N(Ra)(CO)ORb、N(Ra)(CO)NRaRb、−N(Ra)(CS)Rb、−N(Ra)(CS)ORb、−N(Ra)(CS)NRaRb、−NRa(C=NRa)NRaRb、−OH、−ORa、−OCORa、−OCOORa、−OCONRaRb、−SH、−SRa、−SO3H、−SORa、−SO2Ra、−SO2NRaRb、−P(O)RaRb、−P(O)ORaORb、−P(O)RaORb、−P(O)NRaORb、−P(O)NRaRb、−C1−12アルキル、−C2−12アルケニル、−C2−12アルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリールもしくはヘテロアリールからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基で、任意の利用可能な位置において置換されている、請求項2に記載の式Iaを有する化合物。
【請求項6】
R1が、−COCH3、−CN、−COCF3、−CON(CH3)2、−COOCH3、−COOiPr、−COOtBu、−COOCH2−CH=CH2、−COCH2OH、−COCH2OCOOCH2CH3、−COCH2CH2Ph、−COCH2NHCOCH3、−CH2Ph、−SO2CH3、−SO2CF3、−SO2Ph、
【化7】
からなる群から選択される、請求項2に記載の式Iaを有する化合物。
【請求項7】
R2が、水素又はアルキルから選択される、請求項2に記載の式Iaを有する化合物。
【請求項8】
R3が、−H、−(CH2)p−OH、−(CH2)p−ORa、−(CH2)p−NRaRb、−C1−12アルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール及びC1−12アルキル−ヘテロシクリルからなる群から選択され、式中、pが0、1、2又は3である、請求項2に記載の式Iaを有する化合物。
【請求項9】
R4が、−H、−C1−12アルキル、−C1−12アルコキシアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール及びC1−12アルキル−ヘテロシクリルからなる群から選択される、請求項2に記載の式Iaを有する化合物。
【請求項10】
R5が、水素又はハロゲンから選択され、式中、mが0、1又は2である、請求項2に記載の式Iaを有する化合物。
【請求項11】
R5が、水素又はフルオロから選択され、式中、mが1又は2である、請求項2に記載の式Iaを有する化合物。
【請求項12】
R6が、−C1−12アルキル、−(CH2)n−ヘテロアリール、−(CH2)n−ヘテロシクリル、−(CH2)nYRa、−(CH2)nNRaC(=Y)Rb及び−(CH2)nNRaC(=Y)ORbからなる群から選択される、請求項2に記載の式Iaを有する化合物。
【請求項13】
R6が、−CH2F、−CHF2、−(CH2)nNHCOCH3、−(CH2)nNHCOOCH3、−(CH2)nNHCOOC2H5又は−(CH2)n−トリアゾリルからなる群から選択される、請求項2に記載の式Iaを有する化合物。
【請求項14】
環Aが、フェニル、ピリジル、ベンゾチオフェン及びナフチルからなる群から選択される、請求項3に記載の式Ibを有する化合物。
【請求項15】
環Bが、
【化8】
からなる群から選択される、請求項3に記載の式Ibを有する化合物。
【請求項16】
R1が、−H、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C1−4アルコキシアルキル、C3−7シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C3−7アルキル−シクロアルキル、C1−12アルキル−ヘテロシクリル、C1−12アルキル−アリール、C1−12アルキル−ヘテロアリール、ORa、−COORa、−CONRaRb−CORa及び−SO2Raからなる群から選択され;その各々が、非置換であるか又はハロゲン、−CN、−CHO、−CORa、−CHS、−CSRa、−COOH、−COORa、−COCN、−CONH2、−CONHNH2、−CSNHNH2、−CONRaRb、−CSNH2、−CSNRaRb、−C(=NORb)Ra、オキソ、−NH2、−NHNH2、−NRaRb、−NRaNRbRc、−N3、−NO2、−N(Ra)(CO)Rb、−N(Ra)(CO)ORb、N(Ra)(CO)NRaRb、−N(Ra)(CS)Rb、−N(Ra)(CS)ORb、−N(Ra)(CS)NRaRb、−NRa(C=NRa)NRaRb、−OH、−ORa、−OCORa、−OCOORa、−OCONRaRb、−SH、−SRa、−SO3H、−SORa、−SO2Ra、−SO2NRaRb、−P(O)RaRb、−P(O)ORaORb、−P(O)RaORb、−P(O)NRaORb、−P(O)NRaRb、−C1−12アルキル、−C2−12アルケニル、−C2−12アルキニル、C3−20シクロアルキル、C3−20シクロアルケニル、C6−20シクロアルキニル、ヘテロシクリル、アリール又はヘテロアリールからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基で、任意の利用可能な位置において置換されている、請求項3に記載の式Ibを有する化合物。
【請求項17】
R1が、−H、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C1−4アルコキシアルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7アルキル−シクロアルキル、−ORa、−COORa、−CONRaRb−CORa及び−SO2Raからなる群から選択される、請求項3に記載の式Ibを有する化合物。
【請求項18】
R2が、水素、アルキル又はC1−4アルコキシアルキルから選択される、請求項3に記載の式Ibを有する化合物。
【請求項19】
R3が、水素、−(CH2)p−CHO、−(CH2)p−OH、−(CH2)p−ORa、−(CH2)p−COORa、−(CH2)p−CONRaRb、−(CH2)p−CSNRaRb、−(CH2)p−NRaRb、−(CH2)p−CONRaNRbRc、−(CH2)p−(C=NRa)−NRbRc及び−(CH2)p−NH2からなる群から選択され、式中、pは、0、1、2又は3である、請求項3に記載の式Ibを有する化合物。
【請求項20】
R4が、水素、−CHO、−OH、ORa、COORa、−CONRaRb、−CSNRaRb、−NRaRb、−CONRaNRbRc、−(C=NRa)−NRbRc及び−NH2からなる群から選択される、請求項3に記載の式Ibを有する化合物。
【請求項21】
R5が、−H、C1−4アルキル、C1−2ハロアルキル、−NH2、−NRaRb、−OH、−ORa又はハロゲンから選択される、請求項3に記載の式Ibを有する化合物。
【請求項22】
R6が、−H、C1−4アルキル、−OH、オキソ、ハロゲン、−ORa、−NH2及び−NRaRbからなる群から選択される、請求項3に記載の式Ibを有する化合物。
【請求項23】
Qが、−CH2−、O、S、−C(=NRa)−、−N(Ra)−、−(CO)−及び−CRa(ORb)−からなる群から選択される、請求項3に記載の式Ibを有する化合物。
【請求項24】
【化9】
【化10】
【化11】
からなる群から選択される化合物及びその薬学的に許容可能な塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項25】
【化12】
【化13】
【化14】
【化15】
【化16】
【化17】
【化18】
からなる群から選択される化合物及びその薬学的に許容可能な塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項26】
【化19】
からなる群から選択される化合物及びその薬学的に許容可能な塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項27】
1つ以上の薬学的に許容可能な担体と随意に組合わされた、請求項1、24〜26に記載の化合物、もしくはその薬学的に許容可能な誘導体、互変異性型、立体異性体、多形、プロドラッグ、代謝産物、塩又はそれらの溶媒和物を含む、医薬組成物。
【請求項28】
治療有効量の請求項2、24に記載の化合物もしくはその薬学的に許容可能な誘導体、互変異性型、立体異性体、多形、プロドラッグ、代謝産物、塩又はそれらの溶媒和物を投与することを含む、予防、改善及び/又は処置を必要とする対象における微生物感染の予防、改善及び/又は処置方法。
【請求項29】
治療有効量の請求項3、25、26に記載の化合物もしくは薬学的に許容可能な誘導体、互変異性型、立体異性体、多形、プロドラッグ、代謝産物、塩又はそれらの溶媒和物を投与することを含む、予防、改善及び/又は処置を必要とする対象における、中枢神経系及び/もしくは末梢神経系の1つ以上の状態/疾患/障害の予防、改善及び/又は処置方法。
【請求項30】
予防、改善及び/又は処置を必要とする対象における微生物感染の予防、改善及び/又は処置のための薬の製造のための、請求項2、24に記載の化合物もしくはその薬学的に許容可能な誘導体、互変異性型、立体異性体、多形、プロドラッグ、代謝産物、塩、エステル又はそれらの溶媒和物の使用。
【請求項31】
予防、改善及び/又は処置を必要とする対象における中枢神経系及び/もしくは末梢神経系の1つ以上の状態/疾患/障害の予防、改善及び/又は処置のための薬の製造のための、請求項3、25、26に記載の化合物もしくはその薬学的に許容可能な誘導体、互変異性型、立体異性体、多形、プロドラッグ、代謝産物、塩、エステル又はそれらの溶媒和物の使用。
【請求項32】
他の治療剤と組合わされた、請求項1、2、3、24〜26に記載の化合物もしくはその 薬学的に許容可能な誘導体、互変異性型、立体異性体、多形、プロドラッグ、代謝産物、塩又はそれらの溶媒和物の使用。
【請求項33】
薬が、経口、非経口又は局所投与される、請求項30、31に記載の使用。
【請求項34】
本明細書中に記載及び例証される、式Iの化合物、方法及び組成物。
【公表番号】特表2012−531403(P2012−531403A)
【公表日】平成24年12月10日(2012.12.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−516978(P2012−516978)
【出願日】平成22年6月22日(2010.6.22)
【国際出願番号】PCT/IN2010/000428
【国際公開番号】WO2010/150281
【国際公開日】平成22年12月29日(2010.12.29)
【出願人】(500445631)パナセア バイオテック リミテッド (29)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成24年12月10日(2012.12.10)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年6月22日(2010.6.22)
【国際出願番号】PCT/IN2010/000428
【国際公開番号】WO2010/150281
【国際公開日】平成22年12月29日(2010.12.29)
【出願人】(500445631)パナセア バイオテック リミテッド (29)
【Fターム(参考)】
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