説明

新規化合物

本発明は、LRRK2キナーゼ活性を阻害する新規化合物、それらの調製方法、それらを含有する組成物、ならびにLRRK2キナーゼ活性により特徴付けられる疾患、特にパーキンソン病およびアルツハイマー病の治療におけるそれらの使用に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
薬剤として使用するための式(I)の化合物またはその薬学上許容可能な塩:
【化1】

[式中、
Aは、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、ピリダジン−3−イル、ピリダジン−4−イル、ピリミジン−5−イル、1,3−オキサゾール−2−イル、1H−ピラゾール−4−イルもしくはイソオキサゾール−4−イルまたはが結合点を表す式(a)の基:
【化2】

を表し、ここで、Aがピリジン−3−イルを表す場合、ピリジニル環は、2位にてフルオロ、メトキシもしくはCHOHにより、4位にてメチルもしくはCHOHにより、あるいは5位にてフルオロにより置換されていてもよく、
Aが1H−ピラゾール−4−イルを表す場合、ピラゾリル環は、1位にてメチルにより置換されていてもよく、かつ、
Aがイソオキサゾール−4−イルを表す場合、イソオキサゾリル環は、3位にてメチルあるいは5位にてメチルにより置換されていてもよく、
は、ハロ、ハロC1−3アルキル、ヒドロキシ、CN、−O(CHO(CHNH、−CNOH、(O)(CH10、−(CO)R10、R13、−(SO)R13、(C1−3アルキレン)(CO)14、(CH=CH)(CO)R14、(C1−3アルキレン)NHCOR14、−O−窒素含有モノ複素環(ただし、酸素に直接結合した原子が窒素でない場合)、または窒素含有ヘテロアリール環を表し、ここで、前記窒素含有モノ複素環は、1つ、2つ、もしくは3つのメチル基で置換されていてもよく、かつ、ここで、前記窒素含有ヘテロアリール環は、NH、(C1−3アルキレン)R13、(C1−3アルキレン)(CO)14、C1−3アルキルおよびハロから選択される1つ、2つもしくは3つの基で置換されていてもよく、
nおよびpは、独立して0または1を表し、
pは1、2または3を表し、
、R、R、RおよびRは、独立して水素、ハロ、CN、C1−3アルキルまたはC1−3アルコキシを表し、
およびRは、独立して水素またはC1−2アルキルを表し、
は、水素、ハロ、C1−2アルキル、C1−2アルコキシ、−CHCOHまたは−CONHCHを表し、
10は、水素、C1−3アルキル、−NR1112、または環が1つ、2つもしくは3つのメチル基で置換されていてもよい窒素含有モノ複素環を表し、
11およびR12は、水素およびC1−3アルキルから独立して選択され、ここで、前記C1−3アルキル基は、1つ、2つもしくは3つのハロ、ヒドロキシ、シアノまたはC1−2アルコキシ基で置換されていてもよく、
13は、−NR1112、または環が1つ、2つもしくは3つのメチル基で置換されていてもよい窒素含有モノ複素環を表し、かつ、ここで、前記窒素含有モノ複素環は窒素原子を介して結合され、かつ、
14は、ヒドロキシまたはC1−3アルコキシを表す
(ただし、前記式(I)の化合物は、
2−[(フェニルメチル)オキシ]−N−3−ピリジニル−5−(1−ピロリジニルスルホニル)ベンズアミド、または
2−{[(3,4−ジフルオロフェニル)メチル]オキシ}−5−(1−ヒドロキシエチル)−N−4−ピリダジニルベンズアミドではない)]。
【請求項2】
パーキンソン病の治療または予防に使用するための、請求項1に記載の式(I)の化合物またはその薬学上許容可能な塩。
【請求項3】
パーキンソン病の治療または予防のための薬剤の製造における、請求項1に記載の式(I)の化合物またはその薬学上許容可能な塩の使用。
【請求項4】
請求項1に記載の式(I)の化合物またはその薬学上許容可能な塩の有効量を、それを必要とする宿主に投与することを含んでなる、パーキンソン病の治療方法。
【請求項5】
請求項1に記載の式(I)の化合物またはその薬学上許容可能な塩と、薬学上許容可能な担体とを含んでなる、パーキンソン病の治療または予防に使用するための医薬組成物。
【請求項6】
下記式(I)の化合物またはその塩
【化3】

[式中、
Aは、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、ピリダジン−3−イル、ピリダジン−4−イル、ピリミジン−5−イル、1,3−オキサゾール−2−イル、1H−ピラゾール−4−イルもしくはイソオキサゾール−4−イルまたはが結合点を表す式(a)の基:
【化4】

を表し、ここで、Aがピリジン−3−イルを表す場合、ピリジニル環は、2位にてフルオロ、メトキシもしくはCHOHにより、4位にてメチルもしくはCHOHにより、あるいは5位にてフルオロにより置換されていてもよく、Aが1H−ピラゾール−4−イルを表す場合、ピラゾリル環は、1位にてメチルにより置換されていてもよく、かつ、Aがイソオキサゾール−4−イルを表す場合、イソオキサゾリル環は、3位にてメチルあるいは5位にてメチルにより置換されていてもよく、
は、ハロ、ハロC1−3アルキル、ヒドロキシ、CN、−O(CHO(CHNH、−CNOH、(O)(CH10、−(CO)R10、R13、−(SO)R13、(C1−3アルキレン)(CO)14、(CH=CH)(CO)R14、(C1−3アルキレン)NHCOR14、−O−窒素含有モノ複素環(ただし、酸素に直接結合した原子が窒素でない場合)、または窒素含有ヘテロアリール環を表し、ここで、前記窒素含有モノ複素環は、1つ、2つもしくは3つのメチル基で置換されていてもよく、かつ、ここで、前記窒素含有ヘテロアリール環は、NH、(C1−3アルキレン)R13、(C1−3アルキレン)(CO)14、C1−3アルキルおよびハロから選択される1つ、2つもしくは3つの基で置換されていてもよく、
nおよびpは、独立して0または1を表し、
pは1、2または3を表し、
、R、R、RおよびRは、独立して水素、ハロ、CN、C1−3アルキルまたはC1−3アルコキシを表し、
およびRは、独立して水素またはC1−2アルキルを表し、
は、水素、ハロ、C1−2アルキル、C1−2アルコキシ、−CHCOHまたは−CONHCHを表し、
10は、水素、C1−3アルキル、−NR1112、または環が1つ、2つもしくは3つのメチル基で置換されていてもよい窒素含有モノ複素環を表し、
11およびR12は、水素およびC1−3アルキルから独立して選択され、ここで、前記C1−3アルキル基は、1つ、2つもしくは3つのハロ、ヒドロキシ、シアノまたはC1−2アルコキシ基で置換されていてもよく、
13は、−NR1112、または環が1つ、2つもしくは3つのメチル基で置換されていてもよい窒素含有モノ複素環を表し、かつ、ここで、前記窒素含有モノ複素環は窒素原子を介して結合され、かつ、
14は、ヒドロキシまたはC1−3アルコキシを表す
(ただし、前記式(I)の化合物は、
2−[(フェニルメチル)オキシ]−N−3−ピリジニル−5−(1−ピロリジニルスルホニル)ベンズアミド、
2−{[(3,4−ジフルオロフェニル)メチル]オキシ}−5−(1−ヒドロキシエチル)−N−4−ピリダジニルベンズアミド、
5−ブロモ−2−(2−クロロベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−イル)ベンズアミド、
5−クロロ−2−[(フェニルメチル)オキシ]−N−3−ピリジニルベンズアミド、
5−ブロモ−N−{3−[(メチルアミノ)カルボニル]フェニル}−2−[(フェニルメチル)オキシ]ベンズアミド、または
5−クロロ−2−[(2−シアノフェニル)メトキシ]−N−フェニルベンズアミドではない)]。
【請求項7】
が、−(O)(CH10または−(CO)R10を表す(ここで、R10は、水素、C1−3アルキル、−NR1112、または環が1つ、2つもしくは3つのメチル基で置換されてもよい窒素含有モノ複素環を表し、nは0または1を表し、かつ、pは1、2または3を表す)、請求項6に記載の式(I)の化合物またはその塩。
【請求項8】
、R、R、RおよびRのうち1つまたは2つがフルオロを表し、かつ、残りの基が水素を表す、請求項6または7に記載の式(I)の化合物またはその塩。
【請求項9】
、R、RおよびRが各々水素を表し、かつ、Rがフルオロを表す、請求項6〜8のいずれか一項に記載の式(I)の化合物またはその塩。
【請求項10】
およびRが各々水素を表す、請求項6〜9のいずれか一項に記載の式(I)の化合物またはその塩。
【請求項11】
Aが、ピリジン−3−イル(ここで、ピリジニル環は、2位にてフルオロにより置換されていてもよい)、ピリダジン−4−イル、1H−ピラゾール−4−イル(ここで、ピラゾリル環は、1位にてメチルにより置換されてもよい)、またはイソオキサゾール−4−イル(ここで、イソオキサゾリル環は、3位にてメチルあるいは5位にてメチルにより置換されていてもよい)を表す、請求項6〜10のいずれか一項に記載の式(I)の化合物またはその塩。
【請求項12】
Aが、ピリジン−3−イル、ピリダジン−4−イル、1H−ピラゾール−4−イルまたはイソオキサゾール−4−イルを表し、ここで、Aがピリジン−3−イルを表す場合、ピリジニル環は、2位にてフルオロにより置換されていてもよく、Aが1H−ピラゾール−4−イルを表す場合、ピラゾリル環は、1位にてメチルにより置換されていてもよく、かつ、Aがイソオキサゾール−4−イルを表す場合、イソオキサゾリル環は、3位にてメチルにより、あるいは5位にてメチルにより置換されていてもよく、
が、−(O)(CH10、−(CO)R10、R13、−(SO)R13または窒素含有ヘテロアリール環を表し、ここで、前記窒素含有ヘテロアリール環は、NH、(C1−3アルキレン)R13、(C1−3アルキレン)(CO)14、C1−3アルキルおよびハロから選択される1つ、2つもしくは3つの基で置換されていてもよく、
、R、R、RおよびRが、独立して水素またはフルオロを表し、
およびRが水素を表し、
10が、水素、C1−3アルキル、−NR1112、または環が1つ、2つもしくは3つのメチル基で置換されていてもよい窒素含有モノ複素環を表し、
11およびR12が、独立して水素またはC1−3アルキルを表し、
13が、−NR1112、または環が1つ、2つもしくは3つのメチル基で置換されていてもよい窒素含有モノ複素環を表し、かつ、ここで、前記窒素含有モノ複素環は、窒素原子を介して結合され、
14がヒドロキシまたはC1−3アルコキシを表し、かつ、
nおよびpが独立して0または1を表し、かつ、pが1、2または3を表す
(ただし、前記式(I)の化合物は、2−[(フェニルメチル)オキシ]−N−3−ピリジニル−5−(1−ピロリジニルスルホニル)ベンズアミドではない)、請求項6に記載の式(I)の化合物またはその塩。
【請求項13】
実施例1〜137の化合物またはその塩である、請求項6に記載の式(I)の化合物またはその塩。
【請求項14】
請求項6〜13のいずれか一項に記載の式(I)の化合物またはその薬学上許容可能な塩と、薬学上許容可能な担体または賦形剤とを含んでなる、医薬組成物。

【公表番号】特表2013−505969(P2013−505969A)
【公表日】平成25年2月21日(2013.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−531212(P2012−531212)
【出願日】平成22年9月27日(2010.9.27)
【国際出願番号】PCT/CN2010/001501
【国際公開番号】WO2011/038572
【国際公開日】平成23年4月7日(2011.4.7)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.パイレックス
【出願人】(397009934)グラクソ グループ リミテッド (832)
【氏名又は名称原語表記】GLAXO GROUP LIMITED
【住所又は居所原語表記】Glaxo Wellcome House,Berkeley Avenue Greenford,Middlesex UB6 0NN,Great Britain
【Fターム(参考)】