新規抗炎症剤
インターロイキン−6(IL−6)および/または血管細胞接着分子−1(VCAM−1)の発現の制御に有用な新規化合物、ならびに心血管疾患および炎症性疾患ならびに関連疾患状態、例えば、アテローム性動脈硬化症、喘息、関節炎、癌、多発性硬化症、乾癬、および炎症性腸疾患、ならびに自己免疫疾患などの治療および/または予防におけるそれらの使用を開示する。また、該新規化合物を含む組成物、およびそれらの製造方法を開示する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
対象のIL−6および/またはVCAM−1を減少させる方法であって、少なくとも1つの式I:
【化1】
(I)
[式中:
QおよびVは、CHおよび窒素から独立して選択され;
Uは、C=O、C=S、SO2、S=O、SR1、CR1R2、CR1OR2、およびCR1SR2から選択され;
R1およびR2は、水素およびC1−C6アルキルから独立して選択され;
Rcは、水素、C1−C6アルキル、およびC3−C6シクロアルキルから選択され;
Ra1、Ra2、およびRa3は、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、ハロゲン、アミノ、アミド、ヒドロキシル、ヘテロ環、およびC3−C6シクロアルキルから独立して選択され、ここでRa1およびRa2ならびに/またはRa2およびRa3は、結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよく;
Rb2およびRb6は、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C3−C6シクロアルキル、ヒドロキシル、およびアミノから独立して選択され;
Rb3およびRb5は、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、C3−C6シクロアルキル、ヒドロキシル、およびアミノから独立して選択され、ここで、
Rb2およびRb3ならびに/またはRb5およびRb6は、結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよく;
【化2】
は3〜8員環系を表し、ここで:
Wは、炭素および窒素から選択され;
Zは、CR6R7、NR8、酸素、硫黄、−S(O)−、および−SO2−から選択され;
該環系は、シクロアルキル、ヘテロ環、およびフェニルから選択される別の環に任意に縮合しており、ここで該環系は、構造
【化3】
を有する環から任意に選択され;
R3、R4、およびR5は、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C3−C6シクロアルキル、アリール、アリールオキシ、ヒドロキシル、アミノ、アミド、オキソ、−CN、およびスルホンアミドから独立して選択され;
R6およびR7は、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C3−C6シクロアルキル、アリール、ハロゲン、ヒドロキシル、−CN、アミノ、およびアミドから独立して選択され;かつ、
R8は、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、アシル、およびC3−C6シクロアルキルから選択され;かつ、
R9、R10、R11、およびR12は、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C3−C6シクロアルキル、アリール、ヘテロ環、ヒドロキシル、スルホニル、およびアシルから独立して選択されるが、
ただし、
Q=CHである場合、Ra1、Ra2、およびRa3の少なくとも1つは水素ではなく;
Z=NAcである場合、Ra1、Ra2、またはRa3の1つのみが水素であり、かつ、Ra1は−OCH2CH2OMeではなく;かつ、
Ra1およびRa3が共にOMeである場合、R8は−C(O)CH2OHではない]
の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩、もしくは水和物の治療的有効量を投与する工程を含む方法。
【請求項2】
【化4】
が
【化5】
であり;
R3およびR4が、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C3−C6シクロアルキル、アリールオキシ、アリール、ヒドロキシル、アミノ、アミド、オキソ、−CN、およびスルホンアミドから独立して選択され;かつ、
R8が、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、アシル、およびC1−C6アルキニルから選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
【化6】
が
【化7】
であり;
R3およびR4が、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C3−C6シクロアルキル、アリールオキシ、アリール、ヒドロキシル、アミノ、アミド、オキソ、−CN、およびスルホンアミドから独立して選択され;かつ、
R9およびR10が、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C3−C6シクロアルキル、アリール、ヘテロ環、スルホニル、カルバメート、カルボキサミド、およびアシルから独立して選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
【化8】
が
【化9】
であり;
R3およびR4が、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C3−C6シクロアルキル、アリールオキシ、アリール、ヒドロキシル、アミノ、アミド、オキソ、−CN、およびスルホンアミドから独立して選択され;かつ、
R8が、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、アシル、およびC3−C6シクロアルキルから選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
UがC=Oであり
Rcが水素であり;
Ra2が水素であり;
Ra1およびRa3が、C1−C6アルコキシ、水素、およびハロゲンから独立して選択され;
Rb2、Rb3、Rb5、およびRb6がそれぞれ水素であり;
【化10】
が
【化11】
から選択され;
R3およびR4が、水素およびC1−C6アルキルから独立して選択され;
R8が、C1−C6アルキルおよび水素から選択され;かつ、
R9、R10、R11、およびR12が、C1−C6アルキル、水素、アシル、およびスルホニルから独立して選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
UがC=Oであり
Rcが水素であり;
Ra2が水素であり;
Ra1およびRa3が、メトキシ、水素、およびハロゲンから独立して選択され;
Rb2、Rb3、Rb5、およびRb6がそれぞれ水素であり;
【化12】
が
【化13】
から選択され;
R3およびR4が、水素およびメチルから独立して選択され;
R8が、水素、ヒドロキシエチル、ブチル、アセチル、イソプロピル、4−ヘキサノイル、4−イソブチリル、ベンゾイル、4−フルオロベンゾイル、4−ピコリノイル、4−ニコチノイル、4−イソニコチノイル、チオフェン−2−カルボニル、5−クロロ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボニル、3,3,3−トリフルオロプロパノイル、2,5−ジクロロチオフェン−3−カルボニル、シクロプロパンカルボニル、4−フルオロベンジル、ベンジル、2,2,2−トリフルオロエチル、tertブトキシカルボニル、およびホルミルから選択され;
R9およびR10が、水素、メチル、シクロプロピルメチル、およびアセチルから独立して選択され;かつ、
R11およびR12が、水素、アセチル、メタンスルホニル、ジメチルアミノカルボニル、ベンゾイル、ベンジル、エチル、およびイソプロピルから独立して選択される、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
対象のIL−6および/またはVCAM−1を減少させる方法であって、
5,7−ジメトキシ−2−(4−モルホリノフェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−((3R,5S)−4−アセチル−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシピリド[2,3−d]ピリミジン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシピリド[2,3−d]ピリミジン−4(3H)−オン;
2−(4−((3R,5S)−4−アセチル−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)フェニル)−5−メトキシ−7−(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−アセチルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(ピペラジン−1−イル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
N−(1−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェニル)ピペリジン−4−イル)アセトアミド;
N−(1−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェニル)ピペリジン−4−イル)メタンスルホンアミド;
3−(1−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェニル)ピペリジン−4−イル)−1,1−ジメチルウレア;
2−(4−(4−ヘキサノイルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−イソブチリルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−ベンゾイルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−(4−フルオロベンゾイル)ピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
N−(1−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェニル)ピペリジン−4−イル)ベンズアミド;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(4−ピコリノイルピペラジン−1−イル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(4−ニコチノイルピペラジン−1−イル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−イソニコチノイルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(4−(チオフェン−2−カルボニル)ピペラジン−1−イル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−(5−クロロ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボニル)ピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(4−(3,3,3−トリフルオロプロパノイル)ピペラジン−1−イル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−(2,5−ジクロロチオフェン−3−カルボニル)ピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−(シクロプロパンカルボニル)ピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−(4−フルオロベンジル)ピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン−1−イル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−ブチルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−アセチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(1,4−ジアゼパン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(4−メチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
N−(1−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェニル)ピペリジン−4−イル)−N−エチルアセトアミド;
2−(4−((3R,5S)−4−アセチル−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−((3R,5S)−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−アセチル−3−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
N−(1−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)アセトアミド;
2−(4−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)フェニル)−8−メトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
N−(1−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェニル)ピペリジン−4−イル)−N−イソプロピルアセトアミド;
5−クロロ−2−(4−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−((3R,5S)−4−イソプロピル−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(ピペリジン−4−イル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
tert−ブチル 4−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート;
N−(1−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)−N−メチルアセトアミド;
2−(4−(4−(イソプロピルアミノ)ピペリジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(1−アセチルピペリジン−4−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(3−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
N−ベンジル−N−(1−(5−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル)アセトアミド;
2−(6−(4−(ベンジルアミノ)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
4−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェニル)ピペラジン−1−カルバルデヒド;
2−(4−(2−(1−アセチルアゼチジン−3−イル)エトキシ)−3,5−ジメチルフェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(3−(シクロプロピルメチルアミノ)ピロリジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;および
5,7−ジメトキシ−2−(4−(4−オキソピペリジン−1−イル)フェニル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−4(3H)−オン
から選択される少なくとも1つの化合物、またはその医薬的に許容される塩もしくは水和物の治療的有効量を投与する工程を含む方法。
【請求項8】
対象のIL−6および/またはVCAM−1を減少させる方法であって、少なくとも1つの式II:
【化14】
(II)
[式中:
QおよびVは、CHおよび窒素から独立して選択され;
Uは、C=O、C=S、SO2、S=O、SR1、CR1R2、CR1OR2、およびCR1SR2から選択され;
R1およびR2は、水素およびC1−C6アルキルから独立して選択され;
Rcは、水素、C1−C6アルキル、およびC3−C6シクロアルキルから選択され;
Ra1、Ra2、およびRa3は、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C3−C6シクロアルキル、ハロゲン、アミノ、アミド、ヒドロキシル、シクロアルキル、およびヘテロ環から独立して選択され、ここで、Ra1およびRa2ならびに/またはRa2およびRa3は、結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよく;
Rb2およびRb6は、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C3−C6シクロアルキル、ヒドロキシル、およびアミノから独立して選択され;
Rb3およびRb5は、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、C3−C6シクロアルキル、ヒドロキシル、およびアミノから独立して選択され、ここで、
Rb2およびRb3ならびに/またはRb5およびRb6は、結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよく;
Rn1は、水素、C1−C6アルキル、およびC3−C6シクロアルキルから選択され;かつ、
Rn2は、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ヘテロ環、アリール、アルケニル、スルホニルおよびアシルから選択され、ここで、Rn1および/またはRn2は、Rb3および/またはRb5と結合して5または6員ヘテロ環を形成してもよいが、
ただし、
Ra1、Ra2、およびRa3の少なくとも1つは水素ではなく;かつ、
Rn1およびRn2の両方がメチルまたはエチルとなることはないものとする]
の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩、もしくは水和物の治療的有効量を投与する工程を含む方法。
【請求項9】
QがCHであり、かつ、Vが窒素であり;
UがC=Oであり;
Rcが水素であり;
Ra2が水素であり;
Ra1およびRa3がそれぞれC1−C6アルキルであり;
Rb2、Rb3、およびRb6がそれぞれ水素であり;
Rn1が水素であり;
Rn2が、スルホニル、ヘテロ環、およびアリールから選択され;かつ、
Rb5が、水素から選択され、またはRn2と結合してヘテロ環を形成してもよい、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
QがCHであり、かつ、Vが;
UがC=Oであり;
Rcが水素であり;
Ra2が水素であり;
Ra1およびRa3がそれぞれメトキシであり;
Rb2、Rb3、およびRb6がそれぞれ水素であり;
Rn1が水素であり;
Rn2が、メタンスルホニル、ピリジン−4−イル、4−メチルフェニル、およびピリジン−3−イルから選択され;かつ、
Rb5が、水素から選択され、またはRn2と結合して(2−ヒドロキシメチル)−1H−ピロール−5−イル、(2−ヒドロキシエチル)−1H−ピロール−5−イル、2−(ピロリジン−1−イル−イルメチル)−1H−ピロール−5−イル、3−(ヒドロキシメチル)−1H−ピラゾール−5−イル、2−(ピロリジン−1−イル−イルエチル)−1H−ピロール−5−イル、および2−((ジメチルアミノ)メチル)−1H−ピロール−5−イルから選択されるヘテロ環を形成してもよい、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
対象のIL−6および/またはVCAM−1を減少させる方法であって、
2−(4−(ジメチルアミノ)ナフタレン−1−イル)−6,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(ビス(2−ヒドロキシエチル)アミノ)フェニル)−5,7−ジメトキシピリド[2,3−d]ピリミジン−4(3H)−オン;
2−(2−(ヒドロキシメチル)−1H−インドール−5−イル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−5−イル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(2−(ピロリジン−1−イルメチル)−1H−インドール−5−イル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3−(ヒドロキシメチル)−1H−インダゾール−5−イル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(2−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)−1H−インドール−5−イル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2−((ジメチルアミノ)メチル)−1H−インドール−5−イル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
N−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェニル)メタンスルホンアミド;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(ピリジン−4−イルアミノ)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(p−トリルアミノ)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;および
5,7−ジメトキシ−2−(4−(ピリジン−3−イルアミノ)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン
から選択される少なくとも1つの化合物、またはその医薬的に許容される塩もしくは水和物の治療的有効量を投与する工程を含む方法。
【請求項12】
対象のIL−6および/またはVCAM−1を減少させる方法であって、少なくとも1つの式III:
【化15】
(III)
[式中:
Qは、CR12および窒素から選択され;
Vは、CHおよび窒素から選択され;
Uは、C=O、C=S、SO2、S=O、SR1、CR1R2、CR1OR2、およびCR1SR2から選択され;
Xは、酸素、硫黄、SR1、窒素、NR6R7、およびCR6R7から選択され;
Zは、非置換C1−C6アルキル、ならびにC1−C3アルキル、C1−C3アルコキシ、シクロプロピル、ヒドロキシル、アミノ、およびハロゲンから選択される1つ以上の基で置換されたC1−C6アルキルから選択され;
nは、0、1、2、3、4、および5から選択され;
Gは、ヘテロ環、シクロアルキル、およびアリールから選択され;
R1およびR2は、水素、およびC1−C6アルキルから独立して選択され;
R6、R7、およびR12は、水素、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ヘテロ環、C1−C6アルコキシ、およびハロゲンから独立して選択され;
Rcは、水素、C1−C6アルキル、およびC3−C6シクロアルキルから選択され;
Ra1、Ra2、およびRa3は、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C3−C6シクロアルキル、ハロゲン、アミノ、アミド、ヒドロキシル、およびヘテロ環から独立して選択され、ここで、Ra1およびRa2ならびに/またはRa2およびRa3は、結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよく;
Rb2およびRb6は、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、C1−C6アルケニル、ヒドロキシル、およびアミノから独立して選択され;かつ、
Rb3およびRb5は、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、C1−C6アルコキシ、ヒドロキシル、およびアミノから独立して選択され、ここで、
Rb2およびRb3ならびに/またはRb5およびRb6は、結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよいが、
ただし、
Ra1およびRa3がOMeであり、かつ、Q=CHである場合、
【化16】
は
【化17】
ではなく;
Ra1、Ra2、およびRa3の少なくとも1つは水素ではなく;かつ、
Ra2またはRa3がクロロである場合、Ra1は水素ではないものとする]
の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩、もしくは水和物の治療的有効量を投与する工程を含む方法。
【請求項13】
UがC=Oであり;
Qが、CR12および窒素から選択され;
Vが窒素から選択され;
Zが非置換C1−C6アルキルから選択され;
R12が、C1−C6アルコキシおよびハロゲンから選択され;
Rcが、水素およびC1−C6アルキルから選択され;
Ra2が、水素およびC1−C6アルコキシから選択され;
Ra1およびRa3が、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、ハロゲン、およびヘテロ環から独立して選択され;
Rb2およびRb6が共に水素であり;
Rb3およびRb5が、水素およびC1−C6アルキルから独立して選択され;
Xが、酸素およびCH2から選択され;
nが、0、1、2、3、および4から選択され;かつ、
Gが、ヘテロ環、シクロアルキル、およびアリールから選択される、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
UがC=Oであり;
Qが、CR12および窒素から選択され;
Vが窒素から選択され;
R12が、メトキシおよび塩素から選択され;
Rcが、水素および(ピロリジン−1−イル)プロピルから選択され;
Ra2が、水素およびメトキシから選択され;
Ra1およびRa3が、水素、メチル、塩素、フッ素、メトキシ、イソプロポキシ、およびピロリジン−1−イルから独立して選択され;
Rb2およびRb6が共に水素であり;
Rb3およびRb5が、水素およびメチルから独立して選択され;かつ、
【化18】
が、(N,N−ジメチルピペリジン−1−カルボキサミド)−4−オキシ、1−アセチルピペリジン−4−イルオキシ、2−(イソインドリン−2−イル)エトキシ、2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ、3−(ピロリジン−1−イル)プロポキシ、4−(ピロリジン−1−イル)ブトキシ、(4−アセチルピペラジン−1−イル)エトキシ、(1H−イミダゾール−1−イル)エトキシ、(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ、(ピペリジン−1−イル)エトキシ、(1−イソプロピルイミダゾリジン−2,4−ジオン)−3−エトキシ、(5−フェニルイミダゾリジン−2,4−ジオン)−3−エトキシ、(イミダゾリジン−2,4−ジオン)−3−メチル、(2−アゼパン−1−イル)エトキシ、(2−アゼチジン−1−イル)エトキシ、N−(アゼチジン−3−イル)アセトアミド−1−エトキシ、(イソインドリン−1,3−ジオン)−2−エトキシ、(5−オキソピロリジン−2−イル)メトキシ、(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)メチル、N−イソプロピル−N−(ピペリジン−4−メチル)アセトアミド−1−メチル、(4−(イソプロピルアミノ)ピペリジン−1−イル)メチル、(ピロリジン−2,5−ジオン)エトキシ、および(1H−テトラゾール−5−イル)メチル
から選択される、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
対象のIL−6および/またはVCAM−1を減少させる方法であって、
3−(3,5−ジメチル−4−(2−モルホリノエトキシ)フェニル)−6,8−ジメトキシイソキノリン−1(2H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−モルホリノエトキシ)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
3−(3,5−ジメチル−4−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−6,8−ジメトキシイソキノリン−1(2H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−モルホリノエトキシ)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
7−(3,5−ジメチル−4−(2−モルホリノエトキシ)フェニル)−2,4−ジメトキシ−1,6−ナフチリジン−5(6H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(モルホリノメチル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−((4−エチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
4−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェノキシ)−N,N−ジメチルピペリジン−1−カルボキサミド;
2−(4−(1−アセチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(2−(イソインドリン−2−イル)エトキシ)−3,5−ジメチルフェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−5−メトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジクロロ−2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(3−(ピロリジン−1−イル)プロポキシ)フェニル)−5,7−ジメトキシ−3−(3−(ピロリジン−1−イル)プロピル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(2−(4−アセチルピペラジン−1−イル)エトキシ)−3,5−ジメチルフェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(2−(1H−イミダゾール−1−イル)エトキシ)−3,5−ジメチルフェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−7−メトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピペリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(3−メチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
3−(2−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)−2,6−ジメチルフェノキシ)エチル)−1−イソプロピルイミダゾリジン−2,4−ジオン;
2−(3,5−ジメチル−4−(3−(ピロリジン−1−イル)プロポキシ)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(3−(ピロリジン−1−イル)プロピル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(4−(ピロリジン−1−イル)ブトキシ)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−8−メトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
3−(2−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)−2,6−ジメチルフェノキシ)エチル)−5−フェニルイミダゾリジン−2,4−ジオン;
3−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)ベンジル)イミダゾリジン−2,4−ジオン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−6−メトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−5,7−ジメトキシピリド[2,3−d]ピリミジン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−7−フルオロ−5−(ピロリジン−1−イル)キナゾリン−4(3H)−オン;
5−クロロ−2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(2−(アゼパン−1−イル)エトキシ)−3,5−ジメチルフェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−5,7−ジフルオロキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(2−(アゼチジン−1−イル)エトキシ)−3,5−ジメチルフェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
N−(1−(2−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)−2,6−ジメチルフェノキシ)エチル)アゼチジン−3−イル)アセトアミド;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−5,7−ジイソプロポキシキナゾリン−4(3H)−オン;
8−クロロ−2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−5,7−ジメチルキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2−(4−(6,8−ジメトキシ−1−オキソ−1,2−ジヒドロイソキノリン−3−イル)−2,6−ジメチルフェノキシ)エチル)イソインドリン−1,3−ジオン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−5,7−ジイソプロポキシピリド[2,3−d]ピリミジン−4(3H)−オン;
2−(2−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)−2,6−ジメチルフェノキシ)エチル)イソインドリン−1,3−ジオン;
(S)−2−(3,5−ジメチル−4−((5−オキソピロリジン−2−イル)メトキシ)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−((4−イソプロピルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
N−(1−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−イル)−N−イソプロピルアセトアミド;
2−(4−((4−(イソプロピルアミノ)ピペリジン−1−イル)メチル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;および
2−(4−((1H−テトラゾール−5−イル)メチル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン
から選択される少なくとも1つの化合物、またはその医薬的に許容される塩もしくは水和物の治療的有効量を投与する工程を含む方法。
【請求項16】
対象のIL−6および/またはVCAM−1を減少させる方法であって、少なくとも1つの式IV:
【化19】
(IV)
[式中:
Q1は、窒素およびC−Ra1から選択され;
Q2は、窒素およびC−Ra2から選択され;
Q3は、窒素およびC−Ra3から選択され;
Vは、CHおよび窒素から選択され;
Uは、C=O、C=S、SO2、S=O、SR1、CR1R2、CR1OR2、およびCR1SR2から選択され;
R1およびR2は、水素およびC1−C6アルキルから独立して選択され;
Ra1、Ra2、およびRa3は、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C3−C6シクロアルキル、アミノ、アミド、およびヘテロ環から独立して選択され、ここで、Ra1およびRa2ならびに/またはRa2およびRa3は、結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよく;
Rb2およびRb6は、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、C1−C6アルケニル、ヒドロキシル、およびアミノから独立して選択され;かつ、
Rb3およびRb5は、水素、メチル、エチル、C3−C6シクロアルキル、C1−C3アルコキシ、およびアミノから独立して選択され、ここで、
Rb2およびRb3ならびに/またはRb5およびRb6は、結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよいが、
ただし、
Ra3がアルコキシである場合、Ra1は水素ではなく;
Ra2が
【化20】
である場合、Rb3は水素ではなく;かつ、
Rb2、Rb5、およびRb6が水素である場合、Rb3は−CH2OHではないものとする]
の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩、もしくは水和物の治療的有効量を投与する工程を含む方法。
【請求項17】
UがC=Oであり
Vが窒素であり;
Rb2およびRb6が共に水素であり;
Rb3およびRb5が、C1−C6アルキルおよび水素から独立して選択され;
Q2が、C1−C6アルキルおよび水素から選択され;かつ、
Q1およびQ3が、水素およびC1−C6アルコキシから独立して選択される、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
UがC=Oであり;
Vが窒素であり;
Rb2およびRb6が共に水素であり;
Rb3およびRb5が、メチルおよび水素から独立して選択され;
Q2が、水素、(4−メチルピペラジン−1−イル)メチル、モルホリノエチル、モルホリノメチル、および(ピロリジン−1−イル)エチルから選択され;かつ、
Q1およびQ3が、水素、ベンジルオキシエトキシ、メトキシ、メトキシエトキシ、(ピロリジン−1−イル)エトキシ、フェノキシエトキシ、およびイソプロポキシエトキシから独立して選択される、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
対象のIL−6および/またはVCAM−1を減少させる方法であって、
1−(2−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)−2,6−ジメチルフェノキシ)エチル)ピロリジン−2,5−ジオン;
7−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−5−メトキシ−2−(ピリジン−4−イル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−5−メトキシ−7−(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−5,7−ビス(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−7−メトキシ−5−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−6−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−5−メトキシ−7−(2−フェノキシエトキシ)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−7−メトキシ−5−(2−フェノキシエトキシ)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−7−メトキシ−5−(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−5−メトキシ−7−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−7−(2−イソプロポキシエトキシ)−5−メトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−5,7−ビス(2−イソプロポキシエトキシ)キナゾリン−4(3H)−オン;
7−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−5−メトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−6−(2−モルホリノエチル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2−メチルピリジン−4−イル)−6−(モルホリノメチル)キナゾリン−4(3H)−オン;
5−メトキシ−7−(2−メトキシエトキシ)−2−(2−メチルピリジン−4−イル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−6−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−5−(2−イソプロポキシエトキシ)−7−メトキシキナゾリン−4(3H)−オン;および
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−7−(2−メトキシエトキシ)−5−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)キナゾリン−4(3H)−オンから選択される少なくとも1つの化合物、またはその医薬的に許容される塩もしくは水和物の治療的有効量を投与する工程を含む方法。
【請求項20】
対象のIL−6および/またはVCAM−1を減少させる方法であって、少なくとも1つの式V:
【化21】
(V)
[式中:
Qは、CR6および窒素から選択され;
Uは、C=O、C=S、SO2、S=O、SR1、CR1R2、CR1OR2、およびCR1SR2から選択され;
Yは、酸素、窒素、硫黄、NR6、およびCR6R7から選択され;
AはC1−C4アルキルであり、ここで該アルキル鎖は、Y、D、Rb3および/またはRb5と結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよく;
Dは非存在であってよく、または存在していてもよく、存在する場合は−OR1、および−NR1R2から選択され;
R1およびR2は、水素、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、スルホンアミド、カルボキサミド、アシル、およびニトリルから独立して選択され、ここで、R1およびR2は、結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよく;
R6およびR7は、水素、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、C1−C6アルコキシ、ヒドロキシル、およびハロゲンから独立して選択され;
Ra1、Ra2、およびRa3は、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C3−C6シクロアルキル、ハロゲン、アミノ、アミド、ヒドロキシル、およびヘテロ環から独立して選択され、ここで、Ra1およびRa2ならびに/またはRa2およびRa3は、結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよく;
Rb2およびRb6は、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、およびC3−C6シクロアルキルから独立して選択され;かつ、
Rb3は、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、C1−C6アルコキシ、ヒドロキシル、およびアミノから選択され、ここで、
Rb2およびRb3ならびに/またはRb5およびRb6は、結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよいが、
ただし、
Ra1、Ra2、およびRa3の少なくとも1つは水素ではなく;かつ、
Ra1およびRa3が共に水素であり、かつ、Y=窒素である場合、Ra2は水素、−OAc、および−OMeではないものとする]
の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩、もしくは水和物の治療的有効量を投与する工程を含む方法。
【請求項21】
UがC=Oであり;
Ra2が、水素およびアミノから選択され;
Ra1およびRa3が、水素およびC1−C6アルコキシから独立して選択され;
QがCHであり;
Rb3が、水素、C1−C6アルキル、およびC1−C6アルコキシから選択され;
Rb2およびRb6が共に水素であり;
Yが酸素から選択され;
AがC1−C4アルキルであり;
Dが非存在であってよく、または存在していてもよく、存在する場合は、ヒドロキシ、ヘテロ環、およびNR1R2から選択され;かつ、
R1およびR2が、水素およびC1−C6アルキルから独立して選択される、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
UがC=Oであり;
Ra2が、水素およびアミノから選択され;
Ra1およびRa3が、水素およびC1−C6アルコキシから独立して選択され;
QがCHであり;
Rb3が、水素、メチル、およびメトキシから選択され;
Rb2およびRb6が共に水素であり;
Yが酸素から選択され;
Aが、メチルおよびエチルから選択され;
Dが非存在であってよく、または存在していてもよく、存在する場合はヒドロキシ、ピロリジン−1−イル、およびNR1R2から選択され;かつ、
R1およびR2が、水素およびアセチルから独立して選択される、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
対象のIL−6および/またはVCAM−1を減少させる方法であって、
2−(3,5−ジメトキシフェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メチルフェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(3−メトキシ−5−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
N−(2−(3−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)−5−メトキシフェノキシ)エチル)アセトアミド;
2−(3,5−ジメトキシフェニル)−6−(ピリジン−4−イルアミノ)キナゾリン−4(3H)−オン;および
5,7−ジメトキシ−2−(3−メトキシフェニル)キナゾリン−4(3H)−オン
から選択される少なくとも1つの化合物、またはその医薬的に許容される塩もしくは水和物の治療的有効量を投与する工程を含む方法。
【請求項24】
化合物の治療的有効量が、少なくとも1つの医薬的に許容される担体と共に医薬的に許容される組成物にて投与される、請求項1〜23のいずれか1項に記載の方法。
【請求項25】
IL−6および/またはVCAM−1増殖から選択される炎症のマーカーの発現の変化によって特徴付けられる、心血管疾患および炎症性疾患ならびに関連疾患状態を治療および/または予防することをさらに含む、請求項1〜24のいずれか1項に記載の方法。
【請求項26】
疾患がIL−6および/またはVCAM−1増殖によって媒介される心血管疾患および炎症性疾患から選択される、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
対象がヒトである、請求項1〜26のいずれか1項に記載の方法。
【請求項28】
式I:
【化22】
(I)
[式中:
QおよびVは、CHおよび窒素から独立して選択され;
Uは、C=OおよびSO2から選択され;
Wは、炭素および窒素から選択され;
Rcは、水素、C1−C6アルキル、およびC3−C6シクロアルキルから選択され;
Ra1、Ra2、およびRa3は、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、ハロゲン、アミノ、アミド、ヒドロキシル、ヘテロ環、およびC3−C6シクロアルキルから独立して選択され、ここでRa1およびRa2ならびに/またはRa2およびRa3は、結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよく;
Rb2およびRb6は、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C3−C6シクロアルキル、ヒドロキシル、およびアミノから独立して選択され;
Rb3およびRb5は、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、C3−C6シクロアルキル、ヒドロキシル、およびアミノから独立して選択され、ここで、
Rb2およびRb3ならびに/またはRb5およびRb6は、結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよく;
【化23】
は3〜8員環系を表し、ここで:
Wは、炭素および窒素から選択され;
Zは、CR6R7、NR8、酸素、硫黄、−S(O)−、および−SO2−から選択され;
該環系は、シクロアルキル、ヘテロ環、およびフェニルから選択される別の環に任意に縮合しており、ここで該環系は、構造
【化24】
を有する環から任意に選択され;
R3、R4、およびR5は、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C3−C6シクロアルキル、アリール、アリールオキシ、ヒドロキシル、アミノ、アミド、オキソ、−CN、およびスルホンアミドから独立して選択され;
R6およびR7は、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C3−C6シクロアルキル、アリール、ハロゲン、ヒドロキシル、アシル、および−CNから独立して選択され;
R8は、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C3−C6シクロアルキル、およびアシルから選択され;かつ、
R9、R10、R11、およびR12は、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C3−C6シクロアルキル、アリール、ヒドロキシル、スルホニル、およびアシルから独立して選択されるが、
ただし、
Q=CHである場合、Ra1、Ra2、およびRa3の少なくとも1つは水素ではなく;
Z=NAcである場合、Ra1、Ra2、およびRa3の1つのみが水素であり、かつ、Ra1は−OCH2CH2OMeではなく;
Ra1およびRa3が共にOMeである場合、R8は−C(O)CH2OHではなく;
さらに、式Iの化合物は、5,7−ジメトキシ−2−(4−モルホリノフェニル)キナゾリン−4(3H)−オン、5,7−ジメトキシ−2−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン、および2−(4−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イル)フェニル)−3−メチルキナゾリン−4(3H)−オンではないものとする]
の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩、もしくは水和物。
【請求項29】
【化25】
が
【化26】
であり;
R3およびR4が、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C3−C6シクロアルキル、アリールオキシ、アリール、ヒドロキシル、アミノ、アミド、オキソ、−CN、およびスルホンアミドから独立して選択され;かつ、
R8が、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、アシル、およびC3−C6シクロアルキルから選択される、請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
【化27】
が
【化28】
であり;
R3およびR4が、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C3−C6シクロアルキル、アリールオキシ、アリール、ヒドロキシル、アミノ、アミド、オキソ、−CN、およびスルホンアミドから独立して選択され;かつ、
R9およびR10が、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C3−C6シクロアルキル、アリール、ヘテロ環、スルホニル、カルバメート、カルボキサミド、およびアシルから独立して選択される、請求項28に記載の化合物。
【請求項31】
【化29】
が
【化30】
であり;
R3およびR4が、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C3−C6シクロアルキル、アリールオキシ、アリール、ヒドロキシル、アミノ、アミド、オキソ、−CN、およびスルホンアミドから独立して選択され;かつ、
R9およびR10が、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C3−C6シクロアルキル、アリール、ヘテロ環、スルホニル、カルバメート、カルボキサミド、およびアシルから独立して選択される、請求項28に記載の化合物。
【請求項32】
【化31】
が
【化32】
であり;
R3およびR4が、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C3−C6シクロアルキル、アリールオキシ、アリール、ヒドロキシル、アミノ、アミド、オキソ、−CN、およびスルホンアミドから独立して選択され;かつ、
R8が、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、アシル、およびC3−C6シクロアルキルから選択される、請求項28に記載の化合物。
【請求項33】
UがC=Oであり
Rcが水素であり;
Ra2が水素であり;
Ra1およびRa3が、C1−C6アルコキシ、水素、およびハロゲンから独立して選択され;
Rb2、Rb3、Rb5、およびRb6がそれぞれ水素であり;
【化33】
が
【化34】
から選択され;
R3およびR4が、水素およびC1−C6アルキルから独立して選択され;
R8が、C1−C6アルキル、および水素から選択され;かつ、
R9、R10、R11、およびR12が、C1−C6アルキル、水素、アシル、およびスルホニルから独立して選択される、請求項28に記載の化合物。
【請求項34】
UがC=Oであり
Rcが水素であり;
Ra2が水素であり;
Ra1およびRa3が、メトキシ、水素、およびハロゲンから独立して選択され;
Rb2、Rb3、Rb5、およびRb6がそれぞれ水素であり;
【化35】
が
【化36】
から選択され;
R3およびR4が、水素およびメチルから独立して選択され;
R8が、水素、ヒドロキシエチル、ブチル、アセチル、イソプロピル、4−ヘキサノイル、4−イソブチリル、ベンゾイル、4−フルオロベンゾイル、4−ピコリノイル、4−ニコチノイル、4−イソニコチノイル、チオフェン−2−カルボニル、5−クロロ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボニル、3,3,3−トリフルオロプロパノイル、2,5−ジクロロチオフェン−3−カルボニル、シクロプロパンカルボニル、4−フルオロベンジル、ベンジル、2,2,2−トリフルオロエチル、tertブトキシカルボニル、およびホルミルから選択され;かつ、
R9およびR10が、水素、メチル、シクロプロピルメチル、およびアセチルから独立して選択され;かつ、
R11およびR12が、水素、アセチル、メタンスルホニル、ジメチルアミノカルボニル、ベンゾイル、ベンジル、エチル、およびイソプロピルから独立して選択される、請求項33に記載の化合物。
【請求項35】
2−(4−((3R,5S)−4−アセチル−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシピリド[2,3−d]ピリミジン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシピリド[2,3−d]ピリミジン−4(3H)−オン;
2−(4−((3R,5S)−4−アセチル−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)フェニル)−5−メトキシ−7−(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−アセチルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(ピペラジン−1−イル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
N−(1−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェニル)ピペリジン−4−イル)アセトアミド;
N−(1−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェニル)ピペリジン−4−イル)メタンスルホンアミド;
3−(1−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェニル)ピペリジン−4−イル)−1,1−ジメチルウレア;
2−(4−(4−ヘキサノイルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−イソブチリルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−ベンゾイルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−(4−フルオロベンゾイル)ピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
N−(1−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェニル)ピペリジン−4−イル)ベンズアミド;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(4−ピコリノイルピペラジン−1−イル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(4−ニコチノイルピペラジン−1−イル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−イソニコチノイルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(4−(チオフェン−2−カルボニル)ピペラジン−1−イル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−(5−クロロ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボニル)ピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(4−(3,3,3−トリフルオロプロパノイル)ピペラジン−1−イル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−(2,5−ジクロロチオフェン−3−カルボニル)ピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−(シクロプロパンカルボニル)ピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−(4−フルオロベンジル)ピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン−1−イル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−ブチルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−アセチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(1,4−ジアゼパン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(4−メチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
N−(1−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェニル)ピペリジン−4−イル)−N−エチルアセトアミド;
2−(4−((3R,5S)−4−アセチル−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−((3R,5S)−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−アセチル−3−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
N−(1−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)アセトアミド;
2−(4−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)フェニル)−8−メトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
N−(1−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェニル)ピペリジン−4−イル)−N−イソプロピルアセトアミド;
5−クロロ−2−(4−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−((3R,5S)−4−イソプロピル−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(ピペリジン−4−イル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
tert−ブチル 4−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート;
N−(1−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)−N−メチルアセトアミド;
2−(4−(4−(イソプロピルアミノ)ピペリジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(1−アセチルピペリジン−4−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(3−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
N−ベンジル−N−(1−(5−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル)アセトアミド;
2−(6−(4−(ベンジルアミノ)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
4−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェニル)ピペラジン−1−カルバルデヒド;
2−(4−(2−(1−アセチルアゼチジン−3−イル)エトキシ)−3,5−ジメチルフェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(3−(シクロプロピルメチルアミノ)ピロリジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;および
5,7−ジメトキシ−2−(4−(4−オキソピペリジン−1−イル)フェニル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−4(3H)−オン、
から選択される化合物、ならびにその医薬的に許容される塩および水和物。
【請求項36】
式II:
【化37】
(II)
[式中:
QおよびVは、CHおよび窒素から独立して選択され;
Uは、C=OおよびS=Oから選択され;
R1およびR2は、水素、およびC1−C6アルキルから独立して選択され;
Rcは、水素、C1−C6アルキル、およびC3−C6シクロアルキルから選択され;
Ra1、Ra2、およびRa3は、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C3−C6シクロアルキル、ハロゲン、アミノ、アミド、ヒドロキシル、およびヘテロ環から独立して選択され、ここで、Ra1およびRa2ならびに/またはRa2およびRa3は、結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよく;
Rb2およびRb6は、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C3−C6シクロアルキル、ヒドロキシル、およびアミノから独立して選択され;
Rb3およびRb5は、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、C3−C6シクロアルキル、ヒドロキシル、およびアミノから独立して選択され、ここで、
Rb2およびRb3ならびに/またはRb5および/もしくはRb6は、結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよく;
Rn1は、水素、C1−C6アルキル、およびC3−C6シクロアルキルから選択され;かつ、
Rn2は、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ヘテロ環、アリール、アルケニル、アミノ、およびスルホニルから選択され、ここで、Rn1および/またはRn2は、Rb3および/またはRb5と結合して5または6員ヘテロ環を形成してもよいが、
ただし、
Ra1、Ra2、およびRa3の少なくとも1つは水素ではなく;かつ、
Rn1およびRn2の両方が水素、メチル、エチル、または−CH2CH2OHとなることはないものとする]
の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩、もしくは水和物。
【請求項37】
QがCHであり;
VがNであり;
UがC=Oであり;
Rcが水素であり;
Ra2が水素であり;
Ra1およびRa3がそれぞれC1−C6アルキルであり;
Rb2、Rb3、およびRb6がそれぞれ水素であり;
Rn1が水素であり;
Rn2が、スルホニル、ヘテロ環、およびアリールから選択され;かつ、
Rb5が、水素から選択され、またはRn2と結合してヘテロ環を形成してもよい、請求項36に記載の化合物。
【請求項38】
QがCHであり;
VがNであり;
UがC=Oであり;
Rcが水素であり;
Ra2が水素であり;
Ra1およびRa3がそれぞれメトキシであり;
Rb2、Rb3、およびRb6がそれぞれ水素であり;
Rn1が水素であり;
Rn2が、メタンスルホニル、ピリジン−4−イル、4−メチルフェニル、およびピリジン−3−イルから選択され;かつ、
Rb5が、水素から選択され、またはRn2と結合して(2−ヒドロキシメチル)−1H−ピロール−5−イル、(2−ヒドロキシエチル)−1H−ピロール−5−イル、2−(ピロリジン−1−イル−イルメチル)−1H−ピロール−5−イル、3−(ヒドロキシメチル)−1H−ピラゾール−5−イル、2−(ピロリジン−1−イル−イルエチル)−1H−ピロール−5−イル、および2−((ジメチルアミノ)メチル)−1H−ピロール−5−イルから選択されるヘテロ環を形成してもよい、請求項37に記載の化合物。
【請求項39】
2−(2−(ヒドロキシメチル)−1H−インドール−5−イル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−5−イル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(2−(ピロリジン−1−イルメチル)−1H−インドール−5−イル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3−(ヒドロキシメチル)−1H−インダゾール−5−イル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(2−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)−1H−インドール−5−イル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2−((ジメチルアミノ)メチル)−1H−インドール−5−イル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
N−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェニル)メタンスルホンアミド;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(ピリジン−4−イルアミノ)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(p−トリルアミノ)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;および
5,7−ジメトキシ−2−(4−(ピリジン−3−イルアミノ)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オンから選択される化合物、ならびにその医薬的に許容される塩および水和物。
【請求項40】
式III:
【化38】
(III)
[式中:
Qは、CR12および窒素から選択され;
Vは、CHおよび窒素から選択され;
Uは、C=O、S=O、およびSO2から選択され;
Xは、酸素、窒素、硫黄、NR6R7、およびCR6R7から選択され;
Zは、非置換C1−C6アルキル、ならびにC1−C3アルキル、C1−C3アルコキシ、シクロプロピル、ヒドロキシル、アミノ、およびハロゲンから選択される1つ以上の基で置換されたC1−C6アルキルから選択され;
nは、0、1、2、3、4、および5から選択され;
Gは、ヘテロ環、シクロアルキル、およびアリールから選択され;
R6、R7、およびR12は、水素、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、C1−C6アルコキシ、およびハロゲンから独立して選択され;
Rcは、水素、C1−C6アルキル、およびC3−C6シクロアルキルから選択され;
Ra1、Ra2、およびRa3は、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C3−C6シクロアルキル、ハロゲン、アミノ、アミド、ヒドロキシル、およびヘテロ環から独立して選択され、ここで、Ra1およびRa2ならびに/またはRa2およびRa3は、結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよく;
Rb2およびRb6は、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、C1−C6アルケニル、ヒドロキシル、およびアミノから独立して選択され;かつ、
Rb3およびRb5は、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、C1−C6アルコキシ、ヒドロキシル、およびアミノから独立して選択され、ここで、
Rb2およびRb3ならびに/またはRb5およびRb6は、結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよいが、
ただし、
X=酸素であり、かつ、nが3である場合、Rcは水素であり;
Ra1、Ra2、およびRa3の少なくとも1つは水素ではなく;
Ra2またはRa3がクロロである場合、Ra1は水素ではなく
Ra1およびRa3がOMeであり、かつ、Q=CHである場合、
【化39】
は
【化40】
ではなく;
Ra1およびRa3がOMeであり、かつ、Ra2が水素である場合、
【化41】
は
【化42】
ではなく;さらに、式IIIの化合物は、
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン、
2−(2−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)−2,6−ジメチルフェノキシ)エチル)イソインドリン−1,3−ジオン、3−(3,5−ジメチル−4−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−6,8−ジメトキシイソキノリン−1(2H)−オン、2−(4−((4−エチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン、
5,7−ジメトキシ−2−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン、および
5,7−ジメトキシ−2−(4−(モルホリノメチル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オンではないものとする]
の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩、もしくは水和物。
【請求項41】
Qが、CR12および窒素から選択され;
Vが窒素から選択され;
R12が、C1−C6アルコキシ、およびハロゲンから選択され;
Rcが、水素およびC1−C6アルキルから選択され;
Ra2が、水素およびC1−C6アルコキシから選択され;
Ra1およびRa3が、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、ハロゲン、およびヘテロ環から独立して選択され;
Rb2およびRb6が共に水素であり;
Rb3およびRb5が、水素およびC1−C6アルキルから独立して選択され;
Xが、酸素およびCH2から選択され;
nが、0、1、2、3、および4から選択され;かつ、
Gが、ヘテロ環、シクロアルキル、およびアリールから選択される、請求項40に記載の化合物。
【請求項42】
Qが、CR12および窒素から選択され;
Vが窒素から選択され;
R12が、メトキシおよび塩素から選択され;
Rcが、水素および(ピロリジン−1−イル)プロピルから選択され;
Ra2が、水素およびメトキシから選択され;
Ra1およびRa3が、水素、メチル、塩素、フッ素、メトキシ、イソプロポキシ、およびピロリジン−1−イルから独立して選択され;
Rb2およびRb6が共に水素であり;
Rb3およびRb5が、水素およびメチルから独立して選択され;かつ、
【化43】
が、(N,N−ジメチルピペリジン−1−カルボキサミド)−4−オキシ、1−アセチルピペリジン−4−イルオキシ、2−(イソインドリン−2−イル)エトキシ、2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ、3−(ピロリジン−1−イル)プロポキシ、4−(ピロリジン−1−イル)ブトキシ、(4−アセチルピペラジン−1−イル)エトキシ、(1H−イミダゾール−1−イル)エトキシ、(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ、(ピペリジン−1−イル)エトキシ、(1−イソプロピルイミダゾリジン−2,4−ジオン)−3−エトキシ、(5−フェニルイミダゾリジン−2,4−ジオン)−3−エトキシ、(イミダゾリジン−2,4−ジオン)−3−メチル、(2−アゼパン−1−イル)エトキシ、(2−アゼチジン−1−イル)エトキシ、N−(アゼチジン−3−イル)アセトアミド−1−エトキシ、(イソインドリン−1,3−ジオン)−2−エトキシ、(5−オキソピロリジン−2−イル)メトキシ、(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)メチル、N−イソプロピル−N−(ピペリジン−4−メチル)アセトアミド−1−メチル、(4−(イソプロピルアミノ)ピペリジン−1−イル)メチル、(ピロリジン−2,5−ジオン)エトキシ、および(1H−テトラゾール−5−イル)メチルから選択される、請求項41に記載の化合物。
【請求項43】
4−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェノキシ)−N,N−ジメチルピペリジン−1−カルボキサミド;
2−(4−(1−アセチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(2−(イソインドリン−2−イル)エトキシ)−3,5−ジメチルフェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−5−メトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジクロロ−2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(3−(ピロリジン−1−イル)プロポキシ)フェニル)−5,7−ジメトキシ−3−(3−(ピロリジン−1−イル)プロピル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(2−(4−アセチルピペラジン−1−イル)エトキシ)−3,5−ジメチルフェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(2−(1H−イミダゾール−1−イル)エトキシ)−3,5−ジメチルフェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−7−メトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピペリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(3−メチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
3−(2−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)−2,6−ジメチルフェノキシ)エチル)−1−イソプロピルイミダゾリジン−2,4−ジオン;
2−(3,5−ジメチル−4−(3−(ピロリジン−1−イル)プロポキシ)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(3−(ピロリジン−1−イル)プロピル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(4−(ピロリジン−1−イル)ブトキシ)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−8−メトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
3−(2−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)−2,6−ジメチルフェノキシ)エチル)−5−フェニルイミダゾリジン−2,4−ジオン;
3−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)ベンジル)イミダゾリジン−2,4−ジオン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−6−メトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−5,7−ジメトキシピリド[2,3−d]ピリミジン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−7−フルオロ−5−(ピロリジン−1−イル)キナゾリン−4(3H)−オン;
5−クロロ−2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(2−(アゼパン−1−イル)エトキシ)−3,5−ジメチルフェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−5,7−ジフルオロキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(2−(アゼチジン−1−イル)エトキシ)−3,5−ジメチルフェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
N−(1−(2−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)−2,6−ジメチルフェノキシ)エチル)アゼチジン−3−イル)アセトアミド;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−5,7−ジイソプロポキシキナゾリン−4(3H)−オン;
8−クロロ−2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−5,7−ジメチルキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2−(4−(6,8−ジメトキシ−1−オキソ−1,2−ジヒドロイソキノリン−3−イル)−2,6−ジメチルフェノキシ)エチル)イソインドリン−1,3−ジオン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−5,7−ジイソプロポキシピリド[2,3−d]ピリミジン−4(3H)−オン;
(S)−2−(3,5−ジメチル−4−((5−オキソピロリジン−2−イル)メトキシ)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−((4−イソプロピルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
N−(1−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−イル)−N−イソプロピルアセトアミド;
2−(4−((4−(イソプロピルアミノ)ピペリジン−1−イル)メチル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−((1H−テトラゾール−5−イル)メチル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;および
1−(2−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)−2,6−ジメチルフェノキシ)エチル)ピロリジン−2,5−ジオン、
から選択される化合物、ならびにその医薬的に許容される塩および水和物。
【請求項44】
式IV:
【化44】
(IV)
[式中:
Q1は、窒素およびC−Ra1から選択され;
Q2は、窒素およびC−Ra2から選択され;
Q3は、窒素およびC−Ra3から選択され;
Vは、CHおよび窒素から選択され;
Uは、C=OおよびS=Oから選択され;
Ra1、Ra2、およびRa3は、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C3−C6シクロアルキル、アミノ、アミド、およびヘテロ環から独立して選択され、ここで、Ra1およびRa2ならびに/またはRa2およびRa3は、結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよく;
Rb2およびRb6は、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、C1−C6アルケニル、ヒドロキシル、およびアミノから独立して選択され;かつ、
Rb3およびRb5は、水素、メチル、エチル、C3−C6シクロアルキル、C1−C3アルコキシ、およびアミノから独立して選択され、ここで、
Rb2およびRb3ならびに/またはRb5およびRb6は、結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよいが、
ただし、
Ra1、Ra2、およびRa3の少なくとも1つは水素であり;
Ra3がアルコキシである場合、Ra1は水素ではなく;
Ra2が
【化45】
である場合、Rb3は水素ではなく;
Rb2、Rb5、およびRb6が水素である場合、Rb3は−CH2OHではなく;かつ、
Rb3およびRb5の1つは水素ではないものとする]
の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩、もしくは水和物。
【請求項45】
UがC=Oであり;
Vが窒素であり;
Rb2およびRb6が共に水素であり;
Rb3およびRb5が、C1−C6アルキルおよび水素から独立して選択され;
Q2が、C1−C6アルキルおよび水素から選択され;かつ、
Q1およびQ3が、水素およびC1−C6アルコキシから独立して選択される、請求項44に記載の化合物。
【請求項46】
UがC=Oであり;
Vが窒素であり;
Rb2およびRb6が共に水素であり;
Rb3およびRb5が、メチルおよび水素から独立して選択され;
Q2が、水素、(4−メチルピペラジン−1−イル)メチル、モルホリノエチル、モルホリノメチル、および(ピロリジン−1−イル)エチルから選択され;かつ、
Q1およびQ3が、水素、ベンジルオキシエトキシ、メトキシ、メトキシエトキシ、(ピロリジン−1−イル)エトキシ、フェノキシエトキシ、およびイソプロポキシエトキシから独立して選択される、請求項45に記載の化合物。
【請求項47】
7−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−5−メトキシ−2−(ピリジン−4−イル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−5−メトキシ−7−(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−5,7−ビス(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−7−メトキシ−5−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−6−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−5−メトキシ−7−(2−フェノキシエトキシ)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−7−メトキシ−5−(2−フェノキシエトキシ)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−7−メトキシ−5−(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−5−メトキシ−7−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−7−(2−イソプロポキシエトキシ)−5−メトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−5,7−ビス(2−イソプロポキシエトキシ)キナゾリン−4(3H)−オン;
7−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−5−メトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−6−(2−モルホリノエチル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2−メチルピリジン−4−イル)−6−(モルホリノメチル)キナゾリン−4(3H)−オン;
5−メトキシ−7−(2−メトキシエトキシ)−2−(2−メチルピリジン−4−イル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−6−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−5−(2−イソプロポキシエトキシ)−7−メトキシキナゾリン−4(3H)−オン;および
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−7−(2−メトキシエトキシ)−5−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)キナゾリン−4(3H)−オン
から選択される化合物、ならびにその医薬的に許容される塩および水和物。
【請求項48】
式V:
【化46】
(V)
[式中:
Qは、CR6および窒素から選択され;
Uは、C=OおよびSO2から選択され;
Yは、酸素、窒素、硫黄、NR6、およびCR6R7から選択され;
AはC1−C4アルキルであり、ここで該アルキル鎖は、Y、D、Rb3および/またはRb5と結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよく;
Dは非存在であってよく、または存在していてもよく、存在する場合は−OR1、および−NR1R2から選択され;
R1およびR2は、水素、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、スルホンアミド、カルボキサミド、アシル、およびニトリルから独立して選択され、ここで、R1およびR2は、結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよく;
R6およびR7は、水素、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、C1−C6アルコキシ、ヒドロキシル、およびハロゲンから独立して選択され;
Ra1、Ra2、およびRa3は、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C3−C6シクロアルキル、ハロゲン、アミノ、アミド、ヒドロキシル、およびヘテロ環から独立して選択され、ここで、Ra1およびRa2ならびに/またはRa2およびRa3は、結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよく;
Rb2およびRb6は、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、およびC3−C6シクロアルキルから独立して選択され;かつ、
Rb3は、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、C1−C6アルコキシ、ヒドロキシル、およびアミノから選択され、ここで、
Rb2およびRb3ならびに/またはRb5およびRb6は、結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよいが、
ただし、
Ra1、Ra2、およびRa3の少なくとも1つは水素ではなく;
Ra1およびRa3が共に水素であり、かつ、Y=窒素である場合、Ra2は水素、−OAc、および−OMeではなく;さらに、式Vの化合物は
2−(3,5−ジメトキシフェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン、および
2−(3,5−ジメチルフェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オンではないものとする]
の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩、もしくは水和物。
【請求項49】
UがC=Oであり;
Ra2が、水素およびアミノから選択され;
Ra1およびRa3が、水素およびC1−C6アルコキシから独立して選択され;
QがCHであり;
Rb3が、水素、C1−C6アルキル、およびC1−C6アルコキシから選択され;
Rb2およびRb6が共に水素であり;
Yが酸素から選択され;
AがC1−C4アルキルであり;
Dが非存在であってよく、または存在していてもよく、存在する場合は、ヒドロキシ、ヘテロ環、およびNR1R2から選択され;かつ、
R1およびR2が、水素およびC1−C6アルキルから独立して選択される、請求項48に記載の化合物。
【請求項50】
UがC=Oであり;
Ra2が、水素およびアミノから選択され;
Ra1およびRa3が、水素およびC1−C6アルコキシから独立して選択され;
QがCHであり;
Rb3が、水素、メチル、およびメトキシから選択され;
Rb2およびRb6が共に水素であり;
Yが酸素から選択され;
Aが、メチルおよびエチルから選択され;
Dが非存在であってよく、または存在していてもよく、存在する場合はヒドロキシ、ピロリジン−1−イル、およびNR1R2から選択され;かつ、
R1およびR2が、水素およびアセチルから独立して選択される、請求項49に記載の化合物。
【請求項51】
2−(3−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メチルフェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(3−メトキシ−5−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
N−(2−(3−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)−5−メトキシフェノキシ)エチル)アセトアミド;
2−(3,5−ジメトキシフェニル)−6−(ピリジン−4−イルアミノ)キナゾリン−4(3H)−オン;および
5,7−ジメトキシ−2−(3−メトキシフェニル)キナゾリン−4(3H)−オン
から選択される化合物、ならびにその医薬的に許容される塩および水和物。
【請求項52】
請求項28〜51のいずれか1項に記載の化合物および医薬的に許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項53】
対象のIL−6および/またはVCAM−1を減少させる方法であって、請求項28〜51に記載の少なくとも1つの化合物の治療的有効量または請求項52に記載の組成物を投与する工程を含む方法。
【請求項54】
IL−6および/またはVCAM−1増殖から選択される炎症のマーカーの発現の変化によって特徴付けられる、心血管疾患および炎症性疾患ならびに関連疾患状態を治療および/または予防することをさらに含む、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
疾患がIL−6および/またはVCAM−1によって媒介される心血管疾患および炎症性疾患から選択される、請求項45に記載の方法。
【請求項56】
対象がヒトである、請求項53〜55のいずれか1項に記載の方法。
【請求項57】
IL−6および/またはVCAM−1によって媒介される心血管疾患および炎症性疾患の治療または予防のための薬剤の製造における、請求項28〜51のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項1】
対象のIL−6および/またはVCAM−1を減少させる方法であって、少なくとも1つの式I:
【化1】
(I)
[式中:
QおよびVは、CHおよび窒素から独立して選択され;
Uは、C=O、C=S、SO2、S=O、SR1、CR1R2、CR1OR2、およびCR1SR2から選択され;
R1およびR2は、水素およびC1−C6アルキルから独立して選択され;
Rcは、水素、C1−C6アルキル、およびC3−C6シクロアルキルから選択され;
Ra1、Ra2、およびRa3は、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、ハロゲン、アミノ、アミド、ヒドロキシル、ヘテロ環、およびC3−C6シクロアルキルから独立して選択され、ここでRa1およびRa2ならびに/またはRa2およびRa3は、結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよく;
Rb2およびRb6は、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C3−C6シクロアルキル、ヒドロキシル、およびアミノから独立して選択され;
Rb3およびRb5は、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、C3−C6シクロアルキル、ヒドロキシル、およびアミノから独立して選択され、ここで、
Rb2およびRb3ならびに/またはRb5およびRb6は、結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよく;
【化2】
は3〜8員環系を表し、ここで:
Wは、炭素および窒素から選択され;
Zは、CR6R7、NR8、酸素、硫黄、−S(O)−、および−SO2−から選択され;
該環系は、シクロアルキル、ヘテロ環、およびフェニルから選択される別の環に任意に縮合しており、ここで該環系は、構造
【化3】
を有する環から任意に選択され;
R3、R4、およびR5は、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C3−C6シクロアルキル、アリール、アリールオキシ、ヒドロキシル、アミノ、アミド、オキソ、−CN、およびスルホンアミドから独立して選択され;
R6およびR7は、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C3−C6シクロアルキル、アリール、ハロゲン、ヒドロキシル、−CN、アミノ、およびアミドから独立して選択され;かつ、
R8は、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、アシル、およびC3−C6シクロアルキルから選択され;かつ、
R9、R10、R11、およびR12は、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C3−C6シクロアルキル、アリール、ヘテロ環、ヒドロキシル、スルホニル、およびアシルから独立して選択されるが、
ただし、
Q=CHである場合、Ra1、Ra2、およびRa3の少なくとも1つは水素ではなく;
Z=NAcである場合、Ra1、Ra2、またはRa3の1つのみが水素であり、かつ、Ra1は−OCH2CH2OMeではなく;かつ、
Ra1およびRa3が共にOMeである場合、R8は−C(O)CH2OHではない]
の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩、もしくは水和物の治療的有効量を投与する工程を含む方法。
【請求項2】
【化4】
が
【化5】
であり;
R3およびR4が、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C3−C6シクロアルキル、アリールオキシ、アリール、ヒドロキシル、アミノ、アミド、オキソ、−CN、およびスルホンアミドから独立して選択され;かつ、
R8が、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、アシル、およびC1−C6アルキニルから選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
【化6】
が
【化7】
であり;
R3およびR4が、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C3−C6シクロアルキル、アリールオキシ、アリール、ヒドロキシル、アミノ、アミド、オキソ、−CN、およびスルホンアミドから独立して選択され;かつ、
R9およびR10が、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C3−C6シクロアルキル、アリール、ヘテロ環、スルホニル、カルバメート、カルボキサミド、およびアシルから独立して選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
【化8】
が
【化9】
であり;
R3およびR4が、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C3−C6シクロアルキル、アリールオキシ、アリール、ヒドロキシル、アミノ、アミド、オキソ、−CN、およびスルホンアミドから独立して選択され;かつ、
R8が、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、アシル、およびC3−C6シクロアルキルから選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
UがC=Oであり
Rcが水素であり;
Ra2が水素であり;
Ra1およびRa3が、C1−C6アルコキシ、水素、およびハロゲンから独立して選択され;
Rb2、Rb3、Rb5、およびRb6がそれぞれ水素であり;
【化10】
が
【化11】
から選択され;
R3およびR4が、水素およびC1−C6アルキルから独立して選択され;
R8が、C1−C6アルキルおよび水素から選択され;かつ、
R9、R10、R11、およびR12が、C1−C6アルキル、水素、アシル、およびスルホニルから独立して選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
UがC=Oであり
Rcが水素であり;
Ra2が水素であり;
Ra1およびRa3が、メトキシ、水素、およびハロゲンから独立して選択され;
Rb2、Rb3、Rb5、およびRb6がそれぞれ水素であり;
【化12】
が
【化13】
から選択され;
R3およびR4が、水素およびメチルから独立して選択され;
R8が、水素、ヒドロキシエチル、ブチル、アセチル、イソプロピル、4−ヘキサノイル、4−イソブチリル、ベンゾイル、4−フルオロベンゾイル、4−ピコリノイル、4−ニコチノイル、4−イソニコチノイル、チオフェン−2−カルボニル、5−クロロ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボニル、3,3,3−トリフルオロプロパノイル、2,5−ジクロロチオフェン−3−カルボニル、シクロプロパンカルボニル、4−フルオロベンジル、ベンジル、2,2,2−トリフルオロエチル、tertブトキシカルボニル、およびホルミルから選択され;
R9およびR10が、水素、メチル、シクロプロピルメチル、およびアセチルから独立して選択され;かつ、
R11およびR12が、水素、アセチル、メタンスルホニル、ジメチルアミノカルボニル、ベンゾイル、ベンジル、エチル、およびイソプロピルから独立して選択される、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
対象のIL−6および/またはVCAM−1を減少させる方法であって、
5,7−ジメトキシ−2−(4−モルホリノフェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−((3R,5S)−4−アセチル−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシピリド[2,3−d]ピリミジン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシピリド[2,3−d]ピリミジン−4(3H)−オン;
2−(4−((3R,5S)−4−アセチル−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)フェニル)−5−メトキシ−7−(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−アセチルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(ピペラジン−1−イル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
N−(1−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェニル)ピペリジン−4−イル)アセトアミド;
N−(1−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェニル)ピペリジン−4−イル)メタンスルホンアミド;
3−(1−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェニル)ピペリジン−4−イル)−1,1−ジメチルウレア;
2−(4−(4−ヘキサノイルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−イソブチリルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−ベンゾイルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−(4−フルオロベンゾイル)ピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
N−(1−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェニル)ピペリジン−4−イル)ベンズアミド;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(4−ピコリノイルピペラジン−1−イル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(4−ニコチノイルピペラジン−1−イル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−イソニコチノイルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(4−(チオフェン−2−カルボニル)ピペラジン−1−イル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−(5−クロロ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボニル)ピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(4−(3,3,3−トリフルオロプロパノイル)ピペラジン−1−イル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−(2,5−ジクロロチオフェン−3−カルボニル)ピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−(シクロプロパンカルボニル)ピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−(4−フルオロベンジル)ピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン−1−イル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−ブチルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−アセチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(1,4−ジアゼパン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(4−メチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
N−(1−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェニル)ピペリジン−4−イル)−N−エチルアセトアミド;
2−(4−((3R,5S)−4−アセチル−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−((3R,5S)−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−アセチル−3−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
N−(1−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)アセトアミド;
2−(4−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)フェニル)−8−メトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
N−(1−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェニル)ピペリジン−4−イル)−N−イソプロピルアセトアミド;
5−クロロ−2−(4−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−((3R,5S)−4−イソプロピル−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(ピペリジン−4−イル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
tert−ブチル 4−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート;
N−(1−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)−N−メチルアセトアミド;
2−(4−(4−(イソプロピルアミノ)ピペリジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(1−アセチルピペリジン−4−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(3−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
N−ベンジル−N−(1−(5−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル)アセトアミド;
2−(6−(4−(ベンジルアミノ)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
4−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェニル)ピペラジン−1−カルバルデヒド;
2−(4−(2−(1−アセチルアゼチジン−3−イル)エトキシ)−3,5−ジメチルフェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(3−(シクロプロピルメチルアミノ)ピロリジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;および
5,7−ジメトキシ−2−(4−(4−オキソピペリジン−1−イル)フェニル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−4(3H)−オン
から選択される少なくとも1つの化合物、またはその医薬的に許容される塩もしくは水和物の治療的有効量を投与する工程を含む方法。
【請求項8】
対象のIL−6および/またはVCAM−1を減少させる方法であって、少なくとも1つの式II:
【化14】
(II)
[式中:
QおよびVは、CHおよび窒素から独立して選択され;
Uは、C=O、C=S、SO2、S=O、SR1、CR1R2、CR1OR2、およびCR1SR2から選択され;
R1およびR2は、水素およびC1−C6アルキルから独立して選択され;
Rcは、水素、C1−C6アルキル、およびC3−C6シクロアルキルから選択され;
Ra1、Ra2、およびRa3は、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C3−C6シクロアルキル、ハロゲン、アミノ、アミド、ヒドロキシル、シクロアルキル、およびヘテロ環から独立して選択され、ここで、Ra1およびRa2ならびに/またはRa2およびRa3は、結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよく;
Rb2およびRb6は、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C3−C6シクロアルキル、ヒドロキシル、およびアミノから独立して選択され;
Rb3およびRb5は、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、C3−C6シクロアルキル、ヒドロキシル、およびアミノから独立して選択され、ここで、
Rb2およびRb3ならびに/またはRb5およびRb6は、結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよく;
Rn1は、水素、C1−C6アルキル、およびC3−C6シクロアルキルから選択され;かつ、
Rn2は、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ヘテロ環、アリール、アルケニル、スルホニルおよびアシルから選択され、ここで、Rn1および/またはRn2は、Rb3および/またはRb5と結合して5または6員ヘテロ環を形成してもよいが、
ただし、
Ra1、Ra2、およびRa3の少なくとも1つは水素ではなく;かつ、
Rn1およびRn2の両方がメチルまたはエチルとなることはないものとする]
の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩、もしくは水和物の治療的有効量を投与する工程を含む方法。
【請求項9】
QがCHであり、かつ、Vが窒素であり;
UがC=Oであり;
Rcが水素であり;
Ra2が水素であり;
Ra1およびRa3がそれぞれC1−C6アルキルであり;
Rb2、Rb3、およびRb6がそれぞれ水素であり;
Rn1が水素であり;
Rn2が、スルホニル、ヘテロ環、およびアリールから選択され;かつ、
Rb5が、水素から選択され、またはRn2と結合してヘテロ環を形成してもよい、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
QがCHであり、かつ、Vが;
UがC=Oであり;
Rcが水素であり;
Ra2が水素であり;
Ra1およびRa3がそれぞれメトキシであり;
Rb2、Rb3、およびRb6がそれぞれ水素であり;
Rn1が水素であり;
Rn2が、メタンスルホニル、ピリジン−4−イル、4−メチルフェニル、およびピリジン−3−イルから選択され;かつ、
Rb5が、水素から選択され、またはRn2と結合して(2−ヒドロキシメチル)−1H−ピロール−5−イル、(2−ヒドロキシエチル)−1H−ピロール−5−イル、2−(ピロリジン−1−イル−イルメチル)−1H−ピロール−5−イル、3−(ヒドロキシメチル)−1H−ピラゾール−5−イル、2−(ピロリジン−1−イル−イルエチル)−1H−ピロール−5−イル、および2−((ジメチルアミノ)メチル)−1H−ピロール−5−イルから選択されるヘテロ環を形成してもよい、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
対象のIL−6および/またはVCAM−1を減少させる方法であって、
2−(4−(ジメチルアミノ)ナフタレン−1−イル)−6,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(ビス(2−ヒドロキシエチル)アミノ)フェニル)−5,7−ジメトキシピリド[2,3−d]ピリミジン−4(3H)−オン;
2−(2−(ヒドロキシメチル)−1H−インドール−5−イル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−5−イル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(2−(ピロリジン−1−イルメチル)−1H−インドール−5−イル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3−(ヒドロキシメチル)−1H−インダゾール−5−イル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(2−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)−1H−インドール−5−イル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2−((ジメチルアミノ)メチル)−1H−インドール−5−イル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
N−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェニル)メタンスルホンアミド;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(ピリジン−4−イルアミノ)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(p−トリルアミノ)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;および
5,7−ジメトキシ−2−(4−(ピリジン−3−イルアミノ)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン
から選択される少なくとも1つの化合物、またはその医薬的に許容される塩もしくは水和物の治療的有効量を投与する工程を含む方法。
【請求項12】
対象のIL−6および/またはVCAM−1を減少させる方法であって、少なくとも1つの式III:
【化15】
(III)
[式中:
Qは、CR12および窒素から選択され;
Vは、CHおよび窒素から選択され;
Uは、C=O、C=S、SO2、S=O、SR1、CR1R2、CR1OR2、およびCR1SR2から選択され;
Xは、酸素、硫黄、SR1、窒素、NR6R7、およびCR6R7から選択され;
Zは、非置換C1−C6アルキル、ならびにC1−C3アルキル、C1−C3アルコキシ、シクロプロピル、ヒドロキシル、アミノ、およびハロゲンから選択される1つ以上の基で置換されたC1−C6アルキルから選択され;
nは、0、1、2、3、4、および5から選択され;
Gは、ヘテロ環、シクロアルキル、およびアリールから選択され;
R1およびR2は、水素、およびC1−C6アルキルから独立して選択され;
R6、R7、およびR12は、水素、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ヘテロ環、C1−C6アルコキシ、およびハロゲンから独立して選択され;
Rcは、水素、C1−C6アルキル、およびC3−C6シクロアルキルから選択され;
Ra1、Ra2、およびRa3は、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C3−C6シクロアルキル、ハロゲン、アミノ、アミド、ヒドロキシル、およびヘテロ環から独立して選択され、ここで、Ra1およびRa2ならびに/またはRa2およびRa3は、結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよく;
Rb2およびRb6は、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、C1−C6アルケニル、ヒドロキシル、およびアミノから独立して選択され;かつ、
Rb3およびRb5は、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、C1−C6アルコキシ、ヒドロキシル、およびアミノから独立して選択され、ここで、
Rb2およびRb3ならびに/またはRb5およびRb6は、結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよいが、
ただし、
Ra1およびRa3がOMeであり、かつ、Q=CHである場合、
【化16】
は
【化17】
ではなく;
Ra1、Ra2、およびRa3の少なくとも1つは水素ではなく;かつ、
Ra2またはRa3がクロロである場合、Ra1は水素ではないものとする]
の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩、もしくは水和物の治療的有効量を投与する工程を含む方法。
【請求項13】
UがC=Oであり;
Qが、CR12および窒素から選択され;
Vが窒素から選択され;
Zが非置換C1−C6アルキルから選択され;
R12が、C1−C6アルコキシおよびハロゲンから選択され;
Rcが、水素およびC1−C6アルキルから選択され;
Ra2が、水素およびC1−C6アルコキシから選択され;
Ra1およびRa3が、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、ハロゲン、およびヘテロ環から独立して選択され;
Rb2およびRb6が共に水素であり;
Rb3およびRb5が、水素およびC1−C6アルキルから独立して選択され;
Xが、酸素およびCH2から選択され;
nが、0、1、2、3、および4から選択され;かつ、
Gが、ヘテロ環、シクロアルキル、およびアリールから選択される、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
UがC=Oであり;
Qが、CR12および窒素から選択され;
Vが窒素から選択され;
R12が、メトキシおよび塩素から選択され;
Rcが、水素および(ピロリジン−1−イル)プロピルから選択され;
Ra2が、水素およびメトキシから選択され;
Ra1およびRa3が、水素、メチル、塩素、フッ素、メトキシ、イソプロポキシ、およびピロリジン−1−イルから独立して選択され;
Rb2およびRb6が共に水素であり;
Rb3およびRb5が、水素およびメチルから独立して選択され;かつ、
【化18】
が、(N,N−ジメチルピペリジン−1−カルボキサミド)−4−オキシ、1−アセチルピペリジン−4−イルオキシ、2−(イソインドリン−2−イル)エトキシ、2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ、3−(ピロリジン−1−イル)プロポキシ、4−(ピロリジン−1−イル)ブトキシ、(4−アセチルピペラジン−1−イル)エトキシ、(1H−イミダゾール−1−イル)エトキシ、(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ、(ピペリジン−1−イル)エトキシ、(1−イソプロピルイミダゾリジン−2,4−ジオン)−3−エトキシ、(5−フェニルイミダゾリジン−2,4−ジオン)−3−エトキシ、(イミダゾリジン−2,4−ジオン)−3−メチル、(2−アゼパン−1−イル)エトキシ、(2−アゼチジン−1−イル)エトキシ、N−(アゼチジン−3−イル)アセトアミド−1−エトキシ、(イソインドリン−1,3−ジオン)−2−エトキシ、(5−オキソピロリジン−2−イル)メトキシ、(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)メチル、N−イソプロピル−N−(ピペリジン−4−メチル)アセトアミド−1−メチル、(4−(イソプロピルアミノ)ピペリジン−1−イル)メチル、(ピロリジン−2,5−ジオン)エトキシ、および(1H−テトラゾール−5−イル)メチル
から選択される、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
対象のIL−6および/またはVCAM−1を減少させる方法であって、
3−(3,5−ジメチル−4−(2−モルホリノエトキシ)フェニル)−6,8−ジメトキシイソキノリン−1(2H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−モルホリノエトキシ)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
3−(3,5−ジメチル−4−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−6,8−ジメトキシイソキノリン−1(2H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−モルホリノエトキシ)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
7−(3,5−ジメチル−4−(2−モルホリノエトキシ)フェニル)−2,4−ジメトキシ−1,6−ナフチリジン−5(6H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(モルホリノメチル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−((4−エチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
4−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェノキシ)−N,N−ジメチルピペリジン−1−カルボキサミド;
2−(4−(1−アセチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(2−(イソインドリン−2−イル)エトキシ)−3,5−ジメチルフェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−5−メトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジクロロ−2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(3−(ピロリジン−1−イル)プロポキシ)フェニル)−5,7−ジメトキシ−3−(3−(ピロリジン−1−イル)プロピル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(2−(4−アセチルピペラジン−1−イル)エトキシ)−3,5−ジメチルフェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(2−(1H−イミダゾール−1−イル)エトキシ)−3,5−ジメチルフェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−7−メトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピペリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(3−メチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
3−(2−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)−2,6−ジメチルフェノキシ)エチル)−1−イソプロピルイミダゾリジン−2,4−ジオン;
2−(3,5−ジメチル−4−(3−(ピロリジン−1−イル)プロポキシ)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(3−(ピロリジン−1−イル)プロピル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(4−(ピロリジン−1−イル)ブトキシ)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−8−メトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
3−(2−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)−2,6−ジメチルフェノキシ)エチル)−5−フェニルイミダゾリジン−2,4−ジオン;
3−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)ベンジル)イミダゾリジン−2,4−ジオン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−6−メトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−5,7−ジメトキシピリド[2,3−d]ピリミジン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−7−フルオロ−5−(ピロリジン−1−イル)キナゾリン−4(3H)−オン;
5−クロロ−2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(2−(アゼパン−1−イル)エトキシ)−3,5−ジメチルフェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−5,7−ジフルオロキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(2−(アゼチジン−1−イル)エトキシ)−3,5−ジメチルフェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
N−(1−(2−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)−2,6−ジメチルフェノキシ)エチル)アゼチジン−3−イル)アセトアミド;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−5,7−ジイソプロポキシキナゾリン−4(3H)−オン;
8−クロロ−2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−5,7−ジメチルキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2−(4−(6,8−ジメトキシ−1−オキソ−1,2−ジヒドロイソキノリン−3−イル)−2,6−ジメチルフェノキシ)エチル)イソインドリン−1,3−ジオン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−5,7−ジイソプロポキシピリド[2,3−d]ピリミジン−4(3H)−オン;
2−(2−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)−2,6−ジメチルフェノキシ)エチル)イソインドリン−1,3−ジオン;
(S)−2−(3,5−ジメチル−4−((5−オキソピロリジン−2−イル)メトキシ)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−((4−イソプロピルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
N−(1−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−イル)−N−イソプロピルアセトアミド;
2−(4−((4−(イソプロピルアミノ)ピペリジン−1−イル)メチル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;および
2−(4−((1H−テトラゾール−5−イル)メチル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン
から選択される少なくとも1つの化合物、またはその医薬的に許容される塩もしくは水和物の治療的有効量を投与する工程を含む方法。
【請求項16】
対象のIL−6および/またはVCAM−1を減少させる方法であって、少なくとも1つの式IV:
【化19】
(IV)
[式中:
Q1は、窒素およびC−Ra1から選択され;
Q2は、窒素およびC−Ra2から選択され;
Q3は、窒素およびC−Ra3から選択され;
Vは、CHおよび窒素から選択され;
Uは、C=O、C=S、SO2、S=O、SR1、CR1R2、CR1OR2、およびCR1SR2から選択され;
R1およびR2は、水素およびC1−C6アルキルから独立して選択され;
Ra1、Ra2、およびRa3は、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C3−C6シクロアルキル、アミノ、アミド、およびヘテロ環から独立して選択され、ここで、Ra1およびRa2ならびに/またはRa2およびRa3は、結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよく;
Rb2およびRb6は、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、C1−C6アルケニル、ヒドロキシル、およびアミノから独立して選択され;かつ、
Rb3およびRb5は、水素、メチル、エチル、C3−C6シクロアルキル、C1−C3アルコキシ、およびアミノから独立して選択され、ここで、
Rb2およびRb3ならびに/またはRb5およびRb6は、結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよいが、
ただし、
Ra3がアルコキシである場合、Ra1は水素ではなく;
Ra2が
【化20】
である場合、Rb3は水素ではなく;かつ、
Rb2、Rb5、およびRb6が水素である場合、Rb3は−CH2OHではないものとする]
の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩、もしくは水和物の治療的有効量を投与する工程を含む方法。
【請求項17】
UがC=Oであり
Vが窒素であり;
Rb2およびRb6が共に水素であり;
Rb3およびRb5が、C1−C6アルキルおよび水素から独立して選択され;
Q2が、C1−C6アルキルおよび水素から選択され;かつ、
Q1およびQ3が、水素およびC1−C6アルコキシから独立して選択される、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
UがC=Oであり;
Vが窒素であり;
Rb2およびRb6が共に水素であり;
Rb3およびRb5が、メチルおよび水素から独立して選択され;
Q2が、水素、(4−メチルピペラジン−1−イル)メチル、モルホリノエチル、モルホリノメチル、および(ピロリジン−1−イル)エチルから選択され;かつ、
Q1およびQ3が、水素、ベンジルオキシエトキシ、メトキシ、メトキシエトキシ、(ピロリジン−1−イル)エトキシ、フェノキシエトキシ、およびイソプロポキシエトキシから独立して選択される、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
対象のIL−6および/またはVCAM−1を減少させる方法であって、
1−(2−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)−2,6−ジメチルフェノキシ)エチル)ピロリジン−2,5−ジオン;
7−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−5−メトキシ−2−(ピリジン−4−イル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−5−メトキシ−7−(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−5,7−ビス(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−7−メトキシ−5−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−6−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−5−メトキシ−7−(2−フェノキシエトキシ)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−7−メトキシ−5−(2−フェノキシエトキシ)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−7−メトキシ−5−(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−5−メトキシ−7−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−7−(2−イソプロポキシエトキシ)−5−メトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−5,7−ビス(2−イソプロポキシエトキシ)キナゾリン−4(3H)−オン;
7−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−5−メトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−6−(2−モルホリノエチル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2−メチルピリジン−4−イル)−6−(モルホリノメチル)キナゾリン−4(3H)−オン;
5−メトキシ−7−(2−メトキシエトキシ)−2−(2−メチルピリジン−4−イル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−6−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−5−(2−イソプロポキシエトキシ)−7−メトキシキナゾリン−4(3H)−オン;および
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−7−(2−メトキシエトキシ)−5−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)キナゾリン−4(3H)−オンから選択される少なくとも1つの化合物、またはその医薬的に許容される塩もしくは水和物の治療的有効量を投与する工程を含む方法。
【請求項20】
対象のIL−6および/またはVCAM−1を減少させる方法であって、少なくとも1つの式V:
【化21】
(V)
[式中:
Qは、CR6および窒素から選択され;
Uは、C=O、C=S、SO2、S=O、SR1、CR1R2、CR1OR2、およびCR1SR2から選択され;
Yは、酸素、窒素、硫黄、NR6、およびCR6R7から選択され;
AはC1−C4アルキルであり、ここで該アルキル鎖は、Y、D、Rb3および/またはRb5と結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよく;
Dは非存在であってよく、または存在していてもよく、存在する場合は−OR1、および−NR1R2から選択され;
R1およびR2は、水素、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、スルホンアミド、カルボキサミド、アシル、およびニトリルから独立して選択され、ここで、R1およびR2は、結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよく;
R6およびR7は、水素、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、C1−C6アルコキシ、ヒドロキシル、およびハロゲンから独立して選択され;
Ra1、Ra2、およびRa3は、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C3−C6シクロアルキル、ハロゲン、アミノ、アミド、ヒドロキシル、およびヘテロ環から独立して選択され、ここで、Ra1およびRa2ならびに/またはRa2およびRa3は、結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよく;
Rb2およびRb6は、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、およびC3−C6シクロアルキルから独立して選択され;かつ、
Rb3は、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、C1−C6アルコキシ、ヒドロキシル、およびアミノから選択され、ここで、
Rb2およびRb3ならびに/またはRb5およびRb6は、結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよいが、
ただし、
Ra1、Ra2、およびRa3の少なくとも1つは水素ではなく;かつ、
Ra1およびRa3が共に水素であり、かつ、Y=窒素である場合、Ra2は水素、−OAc、および−OMeではないものとする]
の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩、もしくは水和物の治療的有効量を投与する工程を含む方法。
【請求項21】
UがC=Oであり;
Ra2が、水素およびアミノから選択され;
Ra1およびRa3が、水素およびC1−C6アルコキシから独立して選択され;
QがCHであり;
Rb3が、水素、C1−C6アルキル、およびC1−C6アルコキシから選択され;
Rb2およびRb6が共に水素であり;
Yが酸素から選択され;
AがC1−C4アルキルであり;
Dが非存在であってよく、または存在していてもよく、存在する場合は、ヒドロキシ、ヘテロ環、およびNR1R2から選択され;かつ、
R1およびR2が、水素およびC1−C6アルキルから独立して選択される、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
UがC=Oであり;
Ra2が、水素およびアミノから選択され;
Ra1およびRa3が、水素およびC1−C6アルコキシから独立して選択され;
QがCHであり;
Rb3が、水素、メチル、およびメトキシから選択され;
Rb2およびRb6が共に水素であり;
Yが酸素から選択され;
Aが、メチルおよびエチルから選択され;
Dが非存在であってよく、または存在していてもよく、存在する場合はヒドロキシ、ピロリジン−1−イル、およびNR1R2から選択され;かつ、
R1およびR2が、水素およびアセチルから独立して選択される、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
対象のIL−6および/またはVCAM−1を減少させる方法であって、
2−(3,5−ジメトキシフェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メチルフェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(3−メトキシ−5−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
N−(2−(3−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)−5−メトキシフェノキシ)エチル)アセトアミド;
2−(3,5−ジメトキシフェニル)−6−(ピリジン−4−イルアミノ)キナゾリン−4(3H)−オン;および
5,7−ジメトキシ−2−(3−メトキシフェニル)キナゾリン−4(3H)−オン
から選択される少なくとも1つの化合物、またはその医薬的に許容される塩もしくは水和物の治療的有効量を投与する工程を含む方法。
【請求項24】
化合物の治療的有効量が、少なくとも1つの医薬的に許容される担体と共に医薬的に許容される組成物にて投与される、請求項1〜23のいずれか1項に記載の方法。
【請求項25】
IL−6および/またはVCAM−1増殖から選択される炎症のマーカーの発現の変化によって特徴付けられる、心血管疾患および炎症性疾患ならびに関連疾患状態を治療および/または予防することをさらに含む、請求項1〜24のいずれか1項に記載の方法。
【請求項26】
疾患がIL−6および/またはVCAM−1増殖によって媒介される心血管疾患および炎症性疾患から選択される、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
対象がヒトである、請求項1〜26のいずれか1項に記載の方法。
【請求項28】
式I:
【化22】
(I)
[式中:
QおよびVは、CHおよび窒素から独立して選択され;
Uは、C=OおよびSO2から選択され;
Wは、炭素および窒素から選択され;
Rcは、水素、C1−C6アルキル、およびC3−C6シクロアルキルから選択され;
Ra1、Ra2、およびRa3は、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、ハロゲン、アミノ、アミド、ヒドロキシル、ヘテロ環、およびC3−C6シクロアルキルから独立して選択され、ここでRa1およびRa2ならびに/またはRa2およびRa3は、結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよく;
Rb2およびRb6は、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C3−C6シクロアルキル、ヒドロキシル、およびアミノから独立して選択され;
Rb3およびRb5は、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、C3−C6シクロアルキル、ヒドロキシル、およびアミノから独立して選択され、ここで、
Rb2およびRb3ならびに/またはRb5およびRb6は、結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよく;
【化23】
は3〜8員環系を表し、ここで:
Wは、炭素および窒素から選択され;
Zは、CR6R7、NR8、酸素、硫黄、−S(O)−、および−SO2−から選択され;
該環系は、シクロアルキル、ヘテロ環、およびフェニルから選択される別の環に任意に縮合しており、ここで該環系は、構造
【化24】
を有する環から任意に選択され;
R3、R4、およびR5は、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C3−C6シクロアルキル、アリール、アリールオキシ、ヒドロキシル、アミノ、アミド、オキソ、−CN、およびスルホンアミドから独立して選択され;
R6およびR7は、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C3−C6シクロアルキル、アリール、ハロゲン、ヒドロキシル、アシル、および−CNから独立して選択され;
R8は、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C3−C6シクロアルキル、およびアシルから選択され;かつ、
R9、R10、R11、およびR12は、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C3−C6シクロアルキル、アリール、ヒドロキシル、スルホニル、およびアシルから独立して選択されるが、
ただし、
Q=CHである場合、Ra1、Ra2、およびRa3の少なくとも1つは水素ではなく;
Z=NAcである場合、Ra1、Ra2、およびRa3の1つのみが水素であり、かつ、Ra1は−OCH2CH2OMeではなく;
Ra1およびRa3が共にOMeである場合、R8は−C(O)CH2OHではなく;
さらに、式Iの化合物は、5,7−ジメトキシ−2−(4−モルホリノフェニル)キナゾリン−4(3H)−オン、5,7−ジメトキシ−2−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン、および2−(4−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イル)フェニル)−3−メチルキナゾリン−4(3H)−オンではないものとする]
の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩、もしくは水和物。
【請求項29】
【化25】
が
【化26】
であり;
R3およびR4が、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C3−C6シクロアルキル、アリールオキシ、アリール、ヒドロキシル、アミノ、アミド、オキソ、−CN、およびスルホンアミドから独立して選択され;かつ、
R8が、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、アシル、およびC3−C6シクロアルキルから選択される、請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
【化27】
が
【化28】
であり;
R3およびR4が、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C3−C6シクロアルキル、アリールオキシ、アリール、ヒドロキシル、アミノ、アミド、オキソ、−CN、およびスルホンアミドから独立して選択され;かつ、
R9およびR10が、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C3−C6シクロアルキル、アリール、ヘテロ環、スルホニル、カルバメート、カルボキサミド、およびアシルから独立して選択される、請求項28に記載の化合物。
【請求項31】
【化29】
が
【化30】
であり;
R3およびR4が、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C3−C6シクロアルキル、アリールオキシ、アリール、ヒドロキシル、アミノ、アミド、オキソ、−CN、およびスルホンアミドから独立して選択され;かつ、
R9およびR10が、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C3−C6シクロアルキル、アリール、ヘテロ環、スルホニル、カルバメート、カルボキサミド、およびアシルから独立して選択される、請求項28に記載の化合物。
【請求項32】
【化31】
が
【化32】
であり;
R3およびR4が、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C3−C6シクロアルキル、アリールオキシ、アリール、ヒドロキシル、アミノ、アミド、オキソ、−CN、およびスルホンアミドから独立して選択され;かつ、
R8が、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、アシル、およびC3−C6シクロアルキルから選択される、請求項28に記載の化合物。
【請求項33】
UがC=Oであり
Rcが水素であり;
Ra2が水素であり;
Ra1およびRa3が、C1−C6アルコキシ、水素、およびハロゲンから独立して選択され;
Rb2、Rb3、Rb5、およびRb6がそれぞれ水素であり;
【化33】
が
【化34】
から選択され;
R3およびR4が、水素およびC1−C6アルキルから独立して選択され;
R8が、C1−C6アルキル、および水素から選択され;かつ、
R9、R10、R11、およびR12が、C1−C6アルキル、水素、アシル、およびスルホニルから独立して選択される、請求項28に記載の化合物。
【請求項34】
UがC=Oであり
Rcが水素であり;
Ra2が水素であり;
Ra1およびRa3が、メトキシ、水素、およびハロゲンから独立して選択され;
Rb2、Rb3、Rb5、およびRb6がそれぞれ水素であり;
【化35】
が
【化36】
から選択され;
R3およびR4が、水素およびメチルから独立して選択され;
R8が、水素、ヒドロキシエチル、ブチル、アセチル、イソプロピル、4−ヘキサノイル、4−イソブチリル、ベンゾイル、4−フルオロベンゾイル、4−ピコリノイル、4−ニコチノイル、4−イソニコチノイル、チオフェン−2−カルボニル、5−クロロ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボニル、3,3,3−トリフルオロプロパノイル、2,5−ジクロロチオフェン−3−カルボニル、シクロプロパンカルボニル、4−フルオロベンジル、ベンジル、2,2,2−トリフルオロエチル、tertブトキシカルボニル、およびホルミルから選択され;かつ、
R9およびR10が、水素、メチル、シクロプロピルメチル、およびアセチルから独立して選択され;かつ、
R11およびR12が、水素、アセチル、メタンスルホニル、ジメチルアミノカルボニル、ベンゾイル、ベンジル、エチル、およびイソプロピルから独立して選択される、請求項33に記載の化合物。
【請求項35】
2−(4−((3R,5S)−4−アセチル−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシピリド[2,3−d]ピリミジン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシピリド[2,3−d]ピリミジン−4(3H)−オン;
2−(4−((3R,5S)−4−アセチル−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)フェニル)−5−メトキシ−7−(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−アセチルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(ピペラジン−1−イル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
N−(1−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェニル)ピペリジン−4−イル)アセトアミド;
N−(1−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェニル)ピペリジン−4−イル)メタンスルホンアミド;
3−(1−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェニル)ピペリジン−4−イル)−1,1−ジメチルウレア;
2−(4−(4−ヘキサノイルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−イソブチリルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−ベンゾイルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−(4−フルオロベンゾイル)ピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
N−(1−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェニル)ピペリジン−4−イル)ベンズアミド;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(4−ピコリノイルピペラジン−1−イル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(4−ニコチノイルピペラジン−1−イル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−イソニコチノイルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(4−(チオフェン−2−カルボニル)ピペラジン−1−イル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−(5−クロロ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボニル)ピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(4−(3,3,3−トリフルオロプロパノイル)ピペラジン−1−イル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−(2,5−ジクロロチオフェン−3−カルボニル)ピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−(シクロプロパンカルボニル)ピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−(4−フルオロベンジル)ピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン−1−イル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−ブチルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−アセチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(1,4−ジアゼパン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(4−メチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
N−(1−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェニル)ピペリジン−4−イル)−N−エチルアセトアミド;
2−(4−((3R,5S)−4−アセチル−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−((3R,5S)−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−アセチル−3−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
N−(1−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)アセトアミド;
2−(4−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)フェニル)−8−メトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
N−(1−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェニル)ピペリジン−4−イル)−N−イソプロピルアセトアミド;
5−クロロ−2−(4−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−((3R,5S)−4−イソプロピル−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(ピペリジン−4−イル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
tert−ブチル 4−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート;
N−(1−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)−N−メチルアセトアミド;
2−(4−(4−(イソプロピルアミノ)ピペリジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(1−アセチルピペリジン−4−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(3−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
N−ベンジル−N−(1−(5−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル)アセトアミド;
2−(6−(4−(ベンジルアミノ)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
4−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェニル)ピペラジン−1−カルバルデヒド;
2−(4−(2−(1−アセチルアゼチジン−3−イル)エトキシ)−3,5−ジメチルフェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(3−(シクロプロピルメチルアミノ)ピロリジン−1−イル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;および
5,7−ジメトキシ−2−(4−(4−オキソピペリジン−1−イル)フェニル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−4(3H)−オン、
から選択される化合物、ならびにその医薬的に許容される塩および水和物。
【請求項36】
式II:
【化37】
(II)
[式中:
QおよびVは、CHおよび窒素から独立して選択され;
Uは、C=OおよびS=Oから選択され;
R1およびR2は、水素、およびC1−C6アルキルから独立して選択され;
Rcは、水素、C1−C6アルキル、およびC3−C6シクロアルキルから選択され;
Ra1、Ra2、およびRa3は、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C3−C6シクロアルキル、ハロゲン、アミノ、アミド、ヒドロキシル、およびヘテロ環から独立して選択され、ここで、Ra1およびRa2ならびに/またはRa2およびRa3は、結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよく;
Rb2およびRb6は、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C3−C6シクロアルキル、ヒドロキシル、およびアミノから独立して選択され;
Rb3およびRb5は、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、C3−C6シクロアルキル、ヒドロキシル、およびアミノから独立して選択され、ここで、
Rb2およびRb3ならびに/またはRb5および/もしくはRb6は、結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよく;
Rn1は、水素、C1−C6アルキル、およびC3−C6シクロアルキルから選択され;かつ、
Rn2は、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ヘテロ環、アリール、アルケニル、アミノ、およびスルホニルから選択され、ここで、Rn1および/またはRn2は、Rb3および/またはRb5と結合して5または6員ヘテロ環を形成してもよいが、
ただし、
Ra1、Ra2、およびRa3の少なくとも1つは水素ではなく;かつ、
Rn1およびRn2の両方が水素、メチル、エチル、または−CH2CH2OHとなることはないものとする]
の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩、もしくは水和物。
【請求項37】
QがCHであり;
VがNであり;
UがC=Oであり;
Rcが水素であり;
Ra2が水素であり;
Ra1およびRa3がそれぞれC1−C6アルキルであり;
Rb2、Rb3、およびRb6がそれぞれ水素であり;
Rn1が水素であり;
Rn2が、スルホニル、ヘテロ環、およびアリールから選択され;かつ、
Rb5が、水素から選択され、またはRn2と結合してヘテロ環を形成してもよい、請求項36に記載の化合物。
【請求項38】
QがCHであり;
VがNであり;
UがC=Oであり;
Rcが水素であり;
Ra2が水素であり;
Ra1およびRa3がそれぞれメトキシであり;
Rb2、Rb3、およびRb6がそれぞれ水素であり;
Rn1が水素であり;
Rn2が、メタンスルホニル、ピリジン−4−イル、4−メチルフェニル、およびピリジン−3−イルから選択され;かつ、
Rb5が、水素から選択され、またはRn2と結合して(2−ヒドロキシメチル)−1H−ピロール−5−イル、(2−ヒドロキシエチル)−1H−ピロール−5−イル、2−(ピロリジン−1−イル−イルメチル)−1H−ピロール−5−イル、3−(ヒドロキシメチル)−1H−ピラゾール−5−イル、2−(ピロリジン−1−イル−イルエチル)−1H−ピロール−5−イル、および2−((ジメチルアミノ)メチル)−1H−ピロール−5−イルから選択されるヘテロ環を形成してもよい、請求項37に記載の化合物。
【請求項39】
2−(2−(ヒドロキシメチル)−1H−インドール−5−イル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−5−イル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(2−(ピロリジン−1−イルメチル)−1H−インドール−5−イル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3−(ヒドロキシメチル)−1H−インダゾール−5−イル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(2−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)−1H−インドール−5−イル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2−((ジメチルアミノ)メチル)−1H−インドール−5−イル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
N−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェニル)メタンスルホンアミド;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(ピリジン−4−イルアミノ)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(p−トリルアミノ)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;および
5,7−ジメトキシ−2−(4−(ピリジン−3−イルアミノ)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オンから選択される化合物、ならびにその医薬的に許容される塩および水和物。
【請求項40】
式III:
【化38】
(III)
[式中:
Qは、CR12および窒素から選択され;
Vは、CHおよび窒素から選択され;
Uは、C=O、S=O、およびSO2から選択され;
Xは、酸素、窒素、硫黄、NR6R7、およびCR6R7から選択され;
Zは、非置換C1−C6アルキル、ならびにC1−C3アルキル、C1−C3アルコキシ、シクロプロピル、ヒドロキシル、アミノ、およびハロゲンから選択される1つ以上の基で置換されたC1−C6アルキルから選択され;
nは、0、1、2、3、4、および5から選択され;
Gは、ヘテロ環、シクロアルキル、およびアリールから選択され;
R6、R7、およびR12は、水素、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、C1−C6アルコキシ、およびハロゲンから独立して選択され;
Rcは、水素、C1−C6アルキル、およびC3−C6シクロアルキルから選択され;
Ra1、Ra2、およびRa3は、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C3−C6シクロアルキル、ハロゲン、アミノ、アミド、ヒドロキシル、およびヘテロ環から独立して選択され、ここで、Ra1およびRa2ならびに/またはRa2およびRa3は、結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよく;
Rb2およびRb6は、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、C1−C6アルケニル、ヒドロキシル、およびアミノから独立して選択され;かつ、
Rb3およびRb5は、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、C1−C6アルコキシ、ヒドロキシル、およびアミノから独立して選択され、ここで、
Rb2およびRb3ならびに/またはRb5およびRb6は、結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよいが、
ただし、
X=酸素であり、かつ、nが3である場合、Rcは水素であり;
Ra1、Ra2、およびRa3の少なくとも1つは水素ではなく;
Ra2またはRa3がクロロである場合、Ra1は水素ではなく
Ra1およびRa3がOMeであり、かつ、Q=CHである場合、
【化39】
は
【化40】
ではなく;
Ra1およびRa3がOMeであり、かつ、Ra2が水素である場合、
【化41】
は
【化42】
ではなく;さらに、式IIIの化合物は、
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン、
2−(2−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)−2,6−ジメチルフェノキシ)エチル)イソインドリン−1,3−ジオン、3−(3,5−ジメチル−4−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−6,8−ジメトキシイソキノリン−1(2H)−オン、2−(4−((4−エチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン、
5,7−ジメトキシ−2−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン、および
5,7−ジメトキシ−2−(4−(モルホリノメチル)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オンではないものとする]
の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩、もしくは水和物。
【請求項41】
Qが、CR12および窒素から選択され;
Vが窒素から選択され;
R12が、C1−C6アルコキシ、およびハロゲンから選択され;
Rcが、水素およびC1−C6アルキルから選択され;
Ra2が、水素およびC1−C6アルコキシから選択され;
Ra1およびRa3が、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、ハロゲン、およびヘテロ環から独立して選択され;
Rb2およびRb6が共に水素であり;
Rb3およびRb5が、水素およびC1−C6アルキルから独立して選択され;
Xが、酸素およびCH2から選択され;
nが、0、1、2、3、および4から選択され;かつ、
Gが、ヘテロ環、シクロアルキル、およびアリールから選択される、請求項40に記載の化合物。
【請求項42】
Qが、CR12および窒素から選択され;
Vが窒素から選択され;
R12が、メトキシおよび塩素から選択され;
Rcが、水素および(ピロリジン−1−イル)プロピルから選択され;
Ra2が、水素およびメトキシから選択され;
Ra1およびRa3が、水素、メチル、塩素、フッ素、メトキシ、イソプロポキシ、およびピロリジン−1−イルから独立して選択され;
Rb2およびRb6が共に水素であり;
Rb3およびRb5が、水素およびメチルから独立して選択され;かつ、
【化43】
が、(N,N−ジメチルピペリジン−1−カルボキサミド)−4−オキシ、1−アセチルピペリジン−4−イルオキシ、2−(イソインドリン−2−イル)エトキシ、2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ、3−(ピロリジン−1−イル)プロポキシ、4−(ピロリジン−1−イル)ブトキシ、(4−アセチルピペラジン−1−イル)エトキシ、(1H−イミダゾール−1−イル)エトキシ、(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ、(ピペリジン−1−イル)エトキシ、(1−イソプロピルイミダゾリジン−2,4−ジオン)−3−エトキシ、(5−フェニルイミダゾリジン−2,4−ジオン)−3−エトキシ、(イミダゾリジン−2,4−ジオン)−3−メチル、(2−アゼパン−1−イル)エトキシ、(2−アゼチジン−1−イル)エトキシ、N−(アゼチジン−3−イル)アセトアミド−1−エトキシ、(イソインドリン−1,3−ジオン)−2−エトキシ、(5−オキソピロリジン−2−イル)メトキシ、(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)メチル、N−イソプロピル−N−(ピペリジン−4−メチル)アセトアミド−1−メチル、(4−(イソプロピルアミノ)ピペリジン−1−イル)メチル、(ピロリジン−2,5−ジオン)エトキシ、および(1H−テトラゾール−5−イル)メチルから選択される、請求項41に記載の化合物。
【請求項43】
4−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)フェノキシ)−N,N−ジメチルピペリジン−1−カルボキサミド;
2−(4−(1−アセチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(2−(イソインドリン−2−イル)エトキシ)−3,5−ジメチルフェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−5−メトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジクロロ−2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(3−(ピロリジン−1−イル)プロポキシ)フェニル)−5,7−ジメトキシ−3−(3−(ピロリジン−1−イル)プロピル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(2−(4−アセチルピペラジン−1−イル)エトキシ)−3,5−ジメチルフェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(2−(1H−イミダゾール−1−イル)エトキシ)−3,5−ジメチルフェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−7−メトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピペリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(3−メチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
3−(2−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)−2,6−ジメチルフェノキシ)エチル)−1−イソプロピルイミダゾリジン−2,4−ジオン;
2−(3,5−ジメチル−4−(3−(ピロリジン−1−イル)プロポキシ)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(3−(ピロリジン−1−イル)プロピル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(4−(ピロリジン−1−イル)ブトキシ)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−8−メトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
3−(2−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)−2,6−ジメチルフェノキシ)エチル)−5−フェニルイミダゾリジン−2,4−ジオン;
3−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)ベンジル)イミダゾリジン−2,4−ジオン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−6−メトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−5,7−ジメトキシピリド[2,3−d]ピリミジン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−7−フルオロ−5−(ピロリジン−1−イル)キナゾリン−4(3H)−オン;
5−クロロ−2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(2−(アゼパン−1−イル)エトキシ)−3,5−ジメチルフェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−5,7−ジフルオロキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−(2−(アゼチジン−1−イル)エトキシ)−3,5−ジメチルフェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
N−(1−(2−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)−2,6−ジメチルフェノキシ)エチル)アゼチジン−3−イル)アセトアミド;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−5,7−ジイソプロポキシキナゾリン−4(3H)−オン;
8−クロロ−2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−5,7−ジメチルキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2−(4−(6,8−ジメトキシ−1−オキソ−1,2−ジヒドロイソキノリン−3−イル)−2,6−ジメチルフェノキシ)エチル)イソインドリン−1,3−ジオン;
2−(3,5−ジメチル−4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−5,7−ジイソプロポキシピリド[2,3−d]ピリミジン−4(3H)−オン;
(S)−2−(3,5−ジメチル−4−((5−オキソピロリジン−2−イル)メトキシ)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−((4−イソプロピルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
N−(1−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−イル)−N−イソプロピルアセトアミド;
2−(4−((4−(イソプロピルアミノ)ピペリジン−1−イル)メチル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(4−((1H−テトラゾール−5−イル)メチル)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;および
1−(2−(4−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)−2,6−ジメチルフェノキシ)エチル)ピロリジン−2,5−ジオン、
から選択される化合物、ならびにその医薬的に許容される塩および水和物。
【請求項44】
式IV:
【化44】
(IV)
[式中:
Q1は、窒素およびC−Ra1から選択され;
Q2は、窒素およびC−Ra2から選択され;
Q3は、窒素およびC−Ra3から選択され;
Vは、CHおよび窒素から選択され;
Uは、C=OおよびS=Oから選択され;
Ra1、Ra2、およびRa3は、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C3−C6シクロアルキル、アミノ、アミド、およびヘテロ環から独立して選択され、ここで、Ra1およびRa2ならびに/またはRa2およびRa3は、結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよく;
Rb2およびRb6は、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、C1−C6アルケニル、ヒドロキシル、およびアミノから独立して選択され;かつ、
Rb3およびRb5は、水素、メチル、エチル、C3−C6シクロアルキル、C1−C3アルコキシ、およびアミノから独立して選択され、ここで、
Rb2およびRb3ならびに/またはRb5およびRb6は、結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよいが、
ただし、
Ra1、Ra2、およびRa3の少なくとも1つは水素であり;
Ra3がアルコキシである場合、Ra1は水素ではなく;
Ra2が
【化45】
である場合、Rb3は水素ではなく;
Rb2、Rb5、およびRb6が水素である場合、Rb3は−CH2OHではなく;かつ、
Rb3およびRb5の1つは水素ではないものとする]
の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩、もしくは水和物。
【請求項45】
UがC=Oであり;
Vが窒素であり;
Rb2およびRb6が共に水素であり;
Rb3およびRb5が、C1−C6アルキルおよび水素から独立して選択され;
Q2が、C1−C6アルキルおよび水素から選択され;かつ、
Q1およびQ3が、水素およびC1−C6アルコキシから独立して選択される、請求項44に記載の化合物。
【請求項46】
UがC=Oであり;
Vが窒素であり;
Rb2およびRb6が共に水素であり;
Rb3およびRb5が、メチルおよび水素から独立して選択され;
Q2が、水素、(4−メチルピペラジン−1−イル)メチル、モルホリノエチル、モルホリノメチル、および(ピロリジン−1−イル)エチルから選択され;かつ、
Q1およびQ3が、水素、ベンジルオキシエトキシ、メトキシ、メトキシエトキシ、(ピロリジン−1−イル)エトキシ、フェノキシエトキシ、およびイソプロポキシエトキシから独立して選択される、請求項45に記載の化合物。
【請求項47】
7−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−5−メトキシ−2−(ピリジン−4−イル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−5−メトキシ−7−(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−5,7−ビス(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−7−メトキシ−5−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−6−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−5−メトキシ−7−(2−フェノキシエトキシ)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−7−メトキシ−5−(2−フェノキシエトキシ)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−7−メトキシ−5−(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−5−メトキシ−7−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−7−(2−イソプロポキシエトキシ)−5−メトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−5,7−ビス(2−イソプロポキシエトキシ)キナゾリン−4(3H)−オン;
7−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−5−メトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−6−(2−モルホリノエチル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2−メチルピリジン−4−イル)−6−(モルホリノメチル)キナゾリン−4(3H)−オン;
5−メトキシ−7−(2−メトキシエトキシ)−2−(2−メチルピリジン−4−イル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−6−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−5−(2−イソプロポキシエトキシ)−7−メトキシキナゾリン−4(3H)−オン;および
2−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−7−(2−メトキシエトキシ)−5−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)キナゾリン−4(3H)−オン
から選択される化合物、ならびにその医薬的に許容される塩および水和物。
【請求項48】
式V:
【化46】
(V)
[式中:
Qは、CR6および窒素から選択され;
Uは、C=OおよびSO2から選択され;
Yは、酸素、窒素、硫黄、NR6、およびCR6R7から選択され;
AはC1−C4アルキルであり、ここで該アルキル鎖は、Y、D、Rb3および/またはRb5と結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよく;
Dは非存在であってよく、または存在していてもよく、存在する場合は−OR1、および−NR1R2から選択され;
R1およびR2は、水素、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、スルホンアミド、カルボキサミド、アシル、およびニトリルから独立して選択され、ここで、R1およびR2は、結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよく;
R6およびR7は、水素、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、C1−C6アルコキシ、ヒドロキシル、およびハロゲンから独立して選択され;
Ra1、Ra2、およびRa3は、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C3−C6シクロアルキル、ハロゲン、アミノ、アミド、ヒドロキシル、およびヘテロ環から独立して選択され、ここで、Ra1およびRa2ならびに/またはRa2およびRa3は、結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよく;
Rb2およびRb6は、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、およびC3−C6シクロアルキルから独立して選択され;かつ、
Rb3は、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、C1−C6アルコキシ、ヒドロキシル、およびアミノから選択され、ここで、
Rb2およびRb3ならびに/またはRb5およびRb6は、結合してシクロアルキルまたはヘテロ環を形成してもよいが、
ただし、
Ra1、Ra2、およびRa3の少なくとも1つは水素ではなく;
Ra1およびRa3が共に水素であり、かつ、Y=窒素である場合、Ra2は水素、−OAc、および−OMeではなく;さらに、式Vの化合物は
2−(3,5−ジメトキシフェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン、および
2−(3,5−ジメチルフェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オンではないものとする]
の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩、もしくは水和物。
【請求項49】
UがC=Oであり;
Ra2が、水素およびアミノから選択され;
Ra1およびRa3が、水素およびC1−C6アルコキシから独立して選択され;
QがCHであり;
Rb3が、水素、C1−C6アルキル、およびC1−C6アルコキシから選択され;
Rb2およびRb6が共に水素であり;
Yが酸素から選択され;
AがC1−C4アルキルであり;
Dが非存在であってよく、または存在していてもよく、存在する場合は、ヒドロキシ、ヘテロ環、およびNR1R2から選択され;かつ、
R1およびR2が、水素およびC1−C6アルキルから独立して選択される、請求項48に記載の化合物。
【請求項50】
UがC=Oであり;
Ra2が、水素およびアミノから選択され;
Ra1およびRa3が、水素およびC1−C6アルコキシから独立して選択され;
QがCHであり;
Rb3が、水素、メチル、およびメトキシから選択され;
Rb2およびRb6が共に水素であり;
Yが酸素から選択され;
Aが、メチルおよびエチルから選択され;
Dが非存在であってよく、または存在していてもよく、存在する場合はヒドロキシ、ピロリジン−1−イル、およびNR1R2から選択され;かつ、
R1およびR2が、水素およびアセチルから独立して選択される、請求項49に記載の化合物。
【請求項51】
2−(3−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
2−(3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メチルフェニル)−5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン;
5,7−ジメトキシ−2−(3−メトキシ−5−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)キナゾリン−4(3H)−オン;
N−(2−(3−(5,7−ジメトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)−5−メトキシフェノキシ)エチル)アセトアミド;
2−(3,5−ジメトキシフェニル)−6−(ピリジン−4−イルアミノ)キナゾリン−4(3H)−オン;および
5,7−ジメトキシ−2−(3−メトキシフェニル)キナゾリン−4(3H)−オン
から選択される化合物、ならびにその医薬的に許容される塩および水和物。
【請求項52】
請求項28〜51のいずれか1項に記載の化合物および医薬的に許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項53】
対象のIL−6および/またはVCAM−1を減少させる方法であって、請求項28〜51に記載の少なくとも1つの化合物の治療的有効量または請求項52に記載の組成物を投与する工程を含む方法。
【請求項54】
IL−6および/またはVCAM−1増殖から選択される炎症のマーカーの発現の変化によって特徴付けられる、心血管疾患および炎症性疾患ならびに関連疾患状態を治療および/または予防することをさらに含む、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
疾患がIL−6および/またはVCAM−1によって媒介される心血管疾患および炎症性疾患から選択される、請求項45に記載の方法。
【請求項56】
対象がヒトである、請求項53〜55のいずれか1項に記載の方法。
【請求項57】
IL−6および/またはVCAM−1によって媒介される心血管疾患および炎症性疾患の治療または予防のための薬剤の製造における、請求項28〜51のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【公表番号】特表2012−520867(P2012−520867A)
【公表日】平成24年9月10日(2012.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−500333(P2012−500333)
【出願日】平成22年3月16日(2010.3.16)
【国際出願番号】PCT/IB2010/000826
【国際公開番号】WO2010/106436
【国際公開日】平成22年9月23日(2010.9.23)
【出願人】(506115525)レスバーロジックス コーポレイション (8)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成24年9月10日(2012.9.10)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年3月16日(2010.3.16)
【国際出願番号】PCT/IB2010/000826
【国際公開番号】WO2010/106436
【国際公開日】平成22年9月23日(2010.9.23)
【出願人】(506115525)レスバーロジックス コーポレイション (8)
【Fターム(参考)】
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