説明

新規1,2,3,4−テトラヒドロピリミド{1,2−a}ピリミジン−6−オン誘導体、これらの調製およびこれらの医薬的使用

本発明は、薬として使用される式(I)の新規材料


[式中、Rは、Lが単結合、アルキル、COもしくはCO−alkまたはL’−X(この場合、L’はアルキルであり、XはOもしくはSである。)であるような、場合により置換されているL−アリールまたは−L−ヘテロアリールであり;Rは、Hまたはアルキルであり;Rは、Halによって場合により置換されているアルキルであり;およびRは、Hou Halである。]に関し、該材料は、これらの任意の異性体形態および塩でのものである。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の生成物であって:
【化1】

(式中、
R1は、Lが、単結合、または1から6個の炭素原子を含有するおよびヒドロキシル基で場合により置換されている、線状もしくは分岐アルキル基、またはCOもしくは−CO−Alk−基、またはL’−X基(この場合、L’は、1から6個の炭素原子を含有する線状もしくは分岐アルキル基を表し、およびXは、酸素もしくは硫黄原子を表す。)のいずれかを表すような、−L−アリールまたは−L−ヘテロアリール基を表し;
前記アリールおよびヘテロアリール基は、1つ以上の基で場合により置換されており、該1つ以上の基は、同一であることもありまたは異なることもあり、ハロゲン原子ならびにヒドロキシル、CN、ニトロ、−COOH、−COOalk、−NRxRy、−CONRxRy、−NRxCORy、NRxCORz、−CORy、アルコキシ、フェノキシ、アルキルチオ、アルキル、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキル基から選択され;
後者のアルコキシ、フェノキシ、アルキルチオ、アルキルおよびヘテロシクロアルキル基は、これら自体、1つ以上の基で場合により置換されており、該1つ以上の基は、同一であることもありまたは異なることもあり、ハロゲン原子およびNRvRwから選択され;
前記ヘテロシクロアルキルおよびヘテロアリール基は、オキソ基を追加で含有する可能性があり;
R2は、水素原子またはアルキル基を表し;
R3は、1個以上のハロゲン原子で場合により置換されているアルキル基を表し;
R4は、水素原子またはハロゲン原子を表し;
NRxRyは、Rxが水素原子またはアルキル基を表しならびにRyが水素原子またはシクロアルキル基またはアルキル基(この基は、ヒドロキシル、アルコキシ、NRvRwおよびヘテロシクロアルキル基から選択される、同一であることもありもしくは異なることもある、1つ以上の基で場合により置換されている。)を表すようなものであり;またはRxおよびRyが、これらが結合している窒素原子と一緒に、環状基を形成するようなものであり、該環状基は、3から10の環員を含有し、ならびにO、S、NHおよびN−アルキルから選択される1個以上の他のヘテロ原子を場合により含有し、この環状基は、場合により置換されており;
NRvRwは、Rvが水素原子またはアルキル基を表しならびにRwが水素原子またはシクロアルキル基またはアルキル基(この基は、ヒドロキシル、アルコキシおよびヘテロシクロアルキル基から選択される、同一であることもあり、もしくは異なることもある、1つ以上の基で場合により置換されている。)を表すようなものであり;またはRvおよびRwが、これらが結合している窒素原子と一緒に、環状基を形成するようなものであり、該環状基は、3から10の環員を含有し、ならびにO、S、NHおよびN−アルキルから選択される1個以上の他のヘテロ原子を場合により含有し、この環状基は、場合により置換されており;
RxおよびRyまたはRvおよびRwそれぞれが、これらが結合している窒素原子と共に形成することができる前記環状基は、ハロゲン原子ならびにアルキル、ヒドロキシル、オキソ、アルコキシ、NH、NHalkおよびN(alk)基から選択される、同一であることもありまたは異なることもある、1つ以上の基で場合により置換されており;
Rzは、水素以外のRyの値を表し;
−NRxCORy、−CORyおよびNRxCO基中のRx、RyおよびRzは、Rx、RyおよびRzについて上に示した意味から選択され;
すべての上記アルキル(alk)、アルコキシおよびアルキルチオ基は、線状でありまたは分岐しており、および1から6個の炭素原子を含有する。)
ならびにまた該式(I)の生成物は、すべての可能なラセミ、エナンチオマーおよびジアステレオマー異性体形態であり、ならびにまた式(I)の該生成物の、無機および有機酸とのまたは無機および有機塩基との付加塩である、式(I)の生成物。
【請求項2】
請求項1に記載の式(I)の生成物であって、式中、
R1が、Lが単結合、または1から6個の炭素原子を含有するおよびヒドロキシル基で場合により置換されている、線状もしくは分岐アルキル基、またはCOもしくは−CO−Alk−基、またはL’−X基(この場合、L’は、1から6個の炭素原子を含有する線状もしくは分岐アルキル基を表し、およびXは、酸素もしくは硫黄原子を表す。)のいずれかを表すような、−L−フェニルまたは−L−ヘテロアリール基を表し;
前記フェニルおよびヘテロアリール基が、1つ以上の基で場合により置換されており、該1つ以上の基が、同一であることもありまたは異なることもあり、ハロゲン原子ならびに−NRxRy、アルコキシおよびアルキル基から選択され;
後者のアルコキシおよびアルキル基が、これら自体、ハロゲン原子から選択される1つ以上の基で場合により置換されており;
R2が、アルキル基を表し;
R3が、1個以上のハロゲン原子で場合により置換されているアルキル基を表し;
R4が、水素原子またはフッ素原子を表し;
NRxRyが、Rxが水素原子もしくはアルキル基基を表し、およびRyが水素原子もしくはアルキル基を表すようなものであり;またはRxおよびRyが、これらが結合している窒素原子と一緒に、モルホリノ基を形成するようなものであり;
すべての上記アルキル(alk)またはアルコキシ基が、線状でありまたは分岐しており、および1から6個の炭素原子を含有する、
すべての可能なラセミ体、エナンチオマーおよびジアステレオマー異性体形態であり、ならびにまた該式(I)の生成物の、無機および有機酸とのまたは無機および有機塩基との付加塩である、式(I)の生成物。
【請求項3】
以下の式に対応する、請求項1および2のいずれか一項に記載の式(I)の生成物:
−(8S)−9−[2−(4−メトキシフェニル)エチル]−2−(モルホリン−4−イル)−8−(トリフルオロメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−9−[2−(4−メトキシフェニル)エチル]−2−(モルホリン−4−イル)−8−(トリフルオロメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−(8S)−2−(モルホリン−4−イル)−9−(2−フェニルエチル)−8−(トリフルオロメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−(8S)−9−ベンジル−2−(モルホリン−4−イル)−8−(トリフルオロメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−(8S)−9−[(2S)−2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル]−2−(モルホリン−4−イル)−8−(トリフルオロメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−(8S)−9−[(2R)−2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル]−2−(モルホリン−4−イル)−8−(トリフルオロメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−(8S)−9−[(2S)−2−ヒドロキシ−2−(4−メトキシフェニル)エチル]−2−(モルホリン−4−イル)−8−(トリフルオロメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−(8S)−2−(モルホリン−4−イル)−9−[(1R)−1−フェニルエチル]−8−(トリフルオロメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−(8S)−9−[1−(4−メトキシフェニル)エチル]−2−(モルホリン−4−イル)−8−(トリフルオロメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−(8S)−9−[(1S)−1−(4−ブロモフェニル)エチル]−2−(モルホリン−4−イル)−8−(トリフルオロメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−(8S)−9−[(1R)−1−(4−ブロモフェニル)エチル]−2−(モルホリン−4−イル)−8−(トリフルオロメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−(8S)−2−(モルホリン−4−イル)−9−フェニル−8−(トリフルオロメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−(8S)−9−(4−フルオロフェニル)−2−(モルホリン−4−イル)−8−(トリフルオロメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−(8S)−9−(3−フルオロフェニル)−2−(モルホリン−4−イル)−8−(トリフルオロメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−(8S)−9−(2−フルオロフェニル)−2−(モルホリン−4−イル)−8−(トリフルオロメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−(8S)−9−[(1R)−1−(3−フルオロフェニル)エチル]−2−(モルホリン−4−イル)−8−(トリフルオロメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−(8S)−9−(4−フルオロフェニル)−2−(モルホリン−4−イル)−8−(トリフルオロメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−(8S)−2−(モルホリン−4−イル)−9−(フェニルカルボニル)−8−(トリフルオロメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−(8S)−2−(モルホリン−4−イル)−9−(ピリジン−3−イル)−8−(トリフルオロメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−(8S)−2−(モルホリン−4−イル)−9−(ピリジン−4−イル)−8−(トリフルオロメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−(8S)−9−(4−メチルフェニル)−2−(モルホリン−4−イル)−8−(トリフルオロメチル)−6,7,8,9−テトラ−ヒドロ−4H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−(8S)−9−(2−クロロベンジル)−2−(モルホリン−4−イル)−8−(トリフルオロメチル)−6,7,8,9−テトラ−ヒドロ−4H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−(8S)−9−(3−フルオロベンジル)−2−(モルホリン−4−イル)−8−(トリフルオロメチル)−6,7,8,9−テトラ−ヒドロ−4H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−(8S)−9−[2−(2−メトキシフェニル)エチル]−2−(モルホリン−4−イル)−8−(トリフルオロメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−(8S)−9−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]−2−(モルホリン−4−イル)−8−(トリフルオロメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−(8S)−9−(3−メトキシベンジル)−2−(モルホリン−4−イル)−8−(トリフルオロメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−(8S)−9−(4−メトキシフェニル)−2−(モルホリン−4−イル)−8−(トリフルオロメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−(8S)−9−[(2−フルオロフェニル)カルボニル]−2−(モルホリン−4−イル)−8−(トリフルオロメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−(8S)−9−(3,5−ジフルオロベンジル)−2−(モルホリン−4−イル)−8−(トリフルオロメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−(8S)−9−(2,4−トリフルオロベンジル)−2−(モルホリン−4−イル)−8−(トリフルオロメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−(8S)−2−(モルホリン−4−イル)−9−(2,3,4−トリフルオロベンジル)−8−(トリフルオロメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−(8S)−9−[(5−クロロ−1−ベンゾチオフェン−3−イル)メチル]−2−(モルホリン−4−イル)−8−(トリフルオロメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−(8S)−9−[(1Rまたは1S)−1−(4−フルオロフェニル)エチル]−2−(モルホリン−4−イル)−8−(トリフルオロメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−(8S)−9−[(1Rまたは1S)−1−(4−フルオロフェニル)エチル]−2−(モルホリン−4−イル)−8−(トリフルオロ−メチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−(8S)−9−(3−メチルフェニル)−2−(モルホリン−4−イル)−8−(トリフルオロメチル)−6,7,8,9−テトラ−ヒドロ−4H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−(8S)−9−(4−クロロフェニル)−2−(モルホリン−4−イル)−8−(トリフルオロメチル)−6,7,8,9−テトラ−ヒドロ−4H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−(8S)−2−(モルホリン−4−イル)−8−(トリフルオロメチル)−9−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−(8S)−9−[(1Rまたは1S)−1−(2−フルオロフェニル)エチル]−2−(モルホリン−4−イル)−8−(トリフルオロ−メチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−(8S)−9−[(1Rまたは1S)−1−(2−フルオロフェニル)エチル]−2−(モルホリン−4−イル)−8−(トリフルオロ−メチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−(8S)−9−[2−(3−フルオロフェニル)エチル]−2−(モルホリン−4−イル)−8−(トリフルオロメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−(8S)−9−ベンジル−3−フルオロ−2−(モルホリン−4−イル)−8−(トリフルオロメチル)−6,7,8,9−テトラ−ヒドロ−4H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−(8S)−9−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−(モルホリン−4−イル)−8−(トリフルオロメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−(8S)−9−[(2,6−ジフルオロフェニル)カルボニル]−2−(モルホリン−4−イル)−8−(トリフルオロメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−(8S)−9−[(2,4−ジフルオロフェニル)カルボニル]−2−(モルホリン−4−イル)−8−(トリフルオロメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−(8S)−2−(モルホリン−4−イル)−9−(フェニルアセチル)−8−(トリフルオロメチル)−6,7,8,9−テトラ−ヒドロ−4H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−(8S)−9−[2−(3−クロロフェニル)エチル]−2−(モルホリン−4−イル)−8−(トリフルオロメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−9−((R)−2−ベンゾ[b]チオフェン−2−イル−2−ヒドロキシエチル)−2−モルホリン−4−イル−8−(S)−トリフルオロメチル−6,7,8,9−テトラヒドロピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−9−[(S)−2−ヒドロキシ−2−(3−ヒドロキシフェニル)エチル]−2−モルホリン−4−イル−8−(S)−トリフルオロメチル−6,7,8,9−テトラヒドロピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−2−ジメチルアミノ−N−{3−[(S)−1−ヒドロキシ−2−((S)−8−モルホリン−4−イル−6−オキソ−2−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H,6H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン−1−イル)エチル]フェニル}アセトアミド
−9−[(S)−2−ヒドロキシ−2−(2−メトキシフェニル)エチル]−2−モルホリン−4−イル−8−(S)−トリフルオロメチル−6,7,8,9−テトラヒドロピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−9−[(S)−2−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−2−モルホリン−4−イル−8−(S)−トリフルオロメチル−6,7,8,9−テトラヒドロピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−9−[(S)−2−(4−クロロ−2−メトキシフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−2−モルホリン−4−イル−8−(S)−トリフルオロメチル−6,7,8,9−テトラヒドロピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−9−[(S)−2−(2−クロロ−4−メトキシフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−2−モルホリン−4−イル−8−(S)−トリフルオロメチル−6,7,8,9−テトラヒドロピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−9−(−2−ヒドロキシ−3−フェニルプロピル)−2−モルホリン−4−イル−8−(S)−トリフルオロメチル−6,7,8,9−テトラヒドロピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
−9−[2−(4−ヒドロキシフェニル)エチル]−2−モルホリン−4−イル−8−(S)−トリフルオロメチル−6,7,8,9−テトラヒドロピリミド[1,2−a]ピリミジン−4−オン;
ならびにまた該式(I)の生成物の、無機および有機酸とのまたは無機および有機塩基との付加塩である、式(I)の生成物。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか一項に記載の式(I)の生成物の調製方法であって、下に規定されるようなスキーム1:
【化2】

このスキームにおいて、置換基R1、R2、R3およびR4は、請求項1および2のいずれか一項に示した意味を有し、およびこの場合のRは、アルキルを表し、ならびにXは、塩素、臭素もしくはヨウ素原子またはスルホニルオキシ基、例えばトリフルオロメチルスルホニルオキシを表す方法。
【請求項5】
請求項1から3のいずれか一項に記載の式(I)の生成物の調製方法であって、下に規定されるようなスキーム2:
【化3】

このスキームにおいて、置換基R1、R2、R3およびR4は、請求項1および2のいずれか一項に示した意味を有し、ならびにXは、塩素、臭素もしくはヨウ素原子またはスルホニルオキシ基、例えばトリフルオロメチルスルホニルオキシを表す方法。
【請求項6】
医薬としての、請求項1から3のいずれか一項に記載の式(I)の生成物、ならびにまた該式(I)の生成物の、無機および有機酸とのまたは無機および有機塩基との医薬的に許容される付加塩。
【請求項7】
医薬としての、請求項3に記載の式(I)の生成物、ならびにまた該式(I)の生成物の、無機および有機酸とのまたは無機および有機塩基との医薬的に許容される付加塩。
【請求項8】
請求項1から3のいずれか一項に記載の式(I)の生成物のうちの少なくとも1つ、またはこの生成物の医薬的に許容される塩またはこの生成物のプロドラッグと医薬的に許容される担体とを含有する医薬組成物。
【請求項9】
癌の処置において使用するための医薬の調製のための、請求項1から3のいずれか一項に記載の式(I)の生成物の使用。
【請求項10】
固形または液体腫瘍の処置のための、請求項9に記載の使用。
【請求項11】
細胞傷害剤に対して耐性の癌の処置のための、請求項9および10に記載の使用。
【請求項12】
原発性腫瘍のおよび/または転移の処置において、特に、胃癌、肝臓癌、腎臓癌、卵巣癌、結腸癌、前立腺癌、子宮内膜癌および肺癌(NSCLCおよびSCLC)、膠芽腫、甲状腺癌、膀胱癌および乳癌において、黒色腫において、リンパ性または骨髄性造血器腫瘍において、肉腫において、脳腫瘍、喉頭およびリンパ系癌、骨癌および膵臓癌において、ならびに過誤腫における、請求項9から11の一項以上に記載の使用。
【請求項13】
癌化学療法において使用するための医薬の調製のための、請求項1から3に記載の式(I)の生成物の使用。
【請求項14】
癌化学療法において単独でまたは併用で使用するための医薬の調製のための、請求項1から3に記載の式(I)の生成物の使用。
【請求項15】
AKT(PKB)リン酸化の阻害剤としての、請求項1から3のいずれか一項に記載の式(I)の生成物。
【請求項16】
新規な産業用生成物としての、上の請求項4および5に記載され、ならびに下で想起される式C、D、EおよびJの合成中間体:
【化4】

(式中、R1、R2、R3およびR4は、請求項1および2のいずれか一項に示した規定を有する。)。
【請求項17】
癌の処置において使用するための、請求項1から3のいずれか一項に記載の式(I)の生成物。
【請求項18】
固形または液体腫瘍の処置において使用するための、請求項1から3のいずれか一項に記載の式(I)の生成物。
【請求項19】
細胞傷害剤に耐性の癌の処置において使用するための、請求項1から3のいずれか一項に記載の式(I)の生成物。
【請求項20】
原発性腫瘍のおよび/または転移の処置において使用するための、特に、胃癌、肝臓癌、腎臓癌、卵巣癌、結腸癌、前立腺癌、子宮内膜癌および肺癌(NSCLCおよびSCLC)、膠芽腫、甲状腺癌、膀胱癌および乳癌において、黒色腫において、リンパ性または骨髄性造血器腫瘍において、肉腫において、脳腫瘍、喉頭およびリンパ系癌、骨癌および膵臓癌において、ならびに過誤腫における、請求項1から3のいずれか一項に記載の式(I)の生成物。
【請求項21】
癌化学療法において使用するための、請求項1から3のいずれか一項に記載の式(I)の生成物。
【請求項22】
癌化学療法において単独使用または併用するための、請求項1から3に記載の式(I)の生成物。
【請求項23】
リソソーム病、例えば糖原病II型またはポンぺ病の予防または処置のための、請求項1から3のいずれか一項に記載の式(I)の生成物。
【請求項24】
リソソーム病、例えば糖原病II型またはポンぺ病の予防または処置において使用するための医薬の調製のための、請求項1から3のいずれか一項に記載の式(I)の生成物の使用。
【請求項25】
前記式(I)の生成物が単独または併用でのものである、請求項23または24に記載の使用。
【請求項26】
寄生虫病、例えばマラリア、睡眠病、シャーガス病またはリーシュマニア症の処置のための、請求項1から3のいずれか一項に記載の式(I)の生成物。
【請求項27】
寄生虫病、例えばマラリア、睡眠病、シャーガス病またはリーシュマニア症の処置のための医薬の調製のための、請求項1から3のいずれか一項に記載の式(I)の生成物の使用。

【公表番号】特表2012−531463(P2012−531463A)
【公表日】平成24年12月10日(2012.12.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−518119(P2012−518119)
【出願日】平成22年7月1日(2010.7.1)
【国際出願番号】PCT/FR2010/051374
【国際公開番号】WO2011/001113
【国際公開日】平成23年1月6日(2011.1.6)
【出願人】(504456798)サノフイ (433)
【Fターム(参考)】